JPH0880741A - 自動車のドア構造 - Google Patents
自動車のドア構造Info
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- JPH0880741A JPH0880741A JP6219726A JP21972694A JPH0880741A JP H0880741 A JPH0880741 A JP H0880741A JP 6219726 A JP6219726 A JP 6219726A JP 21972694 A JP21972694 A JP 21972694A JP H0880741 A JPH0880741 A JP H0880741A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数の低減が図れ且つグラスランの正確
な取付けが可能な自動車のドア構造を提供する。 【構成】 内側接合部14を形成するインナ側端部2a
又はアウタ側端部3aの少なくとも一方にビード部2
1、22を設けることにより、中空サッシュ部4の空気
抜き孔23を形成している。そして、この空気抜き孔2
3はグラスランを取付けた際に該グラスランにより完全
に塞がれるため、従来のグロメットの如き専用部品が不
要となり、その分、部品点数及び作業工数の低減を図る
ことができる。
な取付けが可能な自動車のドア構造を提供する。 【構成】 内側接合部14を形成するインナ側端部2a
又はアウタ側端部3aの少なくとも一方にビード部2
1、22を設けることにより、中空サッシュ部4の空気
抜き孔23を形成している。そして、この空気抜き孔2
3はグラスランを取付けた際に該グラスランにより完全
に塞がれるため、従来のグロメットの如き専用部品が不
要となり、その分、部品点数及び作業工数の低減を図る
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のドア構造に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のドア構造としては、例え
ば図7及び図8に示すようなものが知られている(類似
技術として、実開昭58−65117号公報参照)。
ば図7及び図8に示すようなものが知られている(類似
技術として、実開昭58−65117号公報参照)。
【0003】1は自動車のフロントドアで、このフロン
トドア1は全体がドアインナパネル2とドアアウタパネ
ル3を接合することにより形成された所謂「フルドア」
と称される構造のものである。そして、このフロントド
ア1の上部には、前記ドアインナパネル2とドアアウタ
パネル3により中空のサッシュ部4が形成されている。
このサッシュ部4は、主にセンタピラー対応部5とルー
フ対応部6とフロントピラー対応部7とから形成されて
おり、各対応部5、6、7の端部はそれぞれ第1コーナ
部8、第2コーナ部9、第3コーナ部10となってい
る。
トドア1は全体がドアインナパネル2とドアアウタパネ
ル3を接合することにより形成された所謂「フルドア」
と称される構造のものである。そして、このフロントド
ア1の上部には、前記ドアインナパネル2とドアアウタ
パネル3により中空のサッシュ部4が形成されている。
このサッシュ部4は、主にセンタピラー対応部5とルー
フ対応部6とフロントピラー対応部7とから形成されて
おり、各対応部5、6、7の端部はそれぞれ第1コーナ
部8、第2コーナ部9、第3コーナ部10となってい
る。
【0004】そして、サッシュ部4のルーフ対応部6お
ける第1コーナ部8近くには、空気抜き孔11が形成さ
れている。これはフロントドア1を電着塗装用の塗装液
中に浸漬した際に、この空気抜き孔11からサッシュ部
4内の空気を確実に抜くためである。空気抜き孔11か
らサッシュ部4の空気を抜くことにより、サッシュ部4
の内部にも塗装液が十分に入り込んで、該サッシュ部4
の内面の隅々に至るまで確実に塗装できるようになる。
この空気抜き孔11は、塗装後において取付けられるグ
ラスラン12の中空リップ12aにて覆われるものの、
これだけでは防水の面で不十分なため、グロメット13
で栓をすることにより、雨水などがサッシュ部4内へ一
切侵入しないようにしている。
ける第1コーナ部8近くには、空気抜き孔11が形成さ
れている。これはフロントドア1を電着塗装用の塗装液
中に浸漬した際に、この空気抜き孔11からサッシュ部
4内の空気を確実に抜くためである。空気抜き孔11か
らサッシュ部4の空気を抜くことにより、サッシュ部4
の内部にも塗装液が十分に入り込んで、該サッシュ部4
の内面の隅々に至るまで確実に塗装できるようになる。
この空気抜き孔11は、塗装後において取付けられるグ
ラスラン12の中空リップ12aにて覆われるものの、
これだけでは防水の面で不十分なため、グロメット13
で栓をすることにより、雨水などがサッシュ部4内へ一
切侵入しないようにしている。
【0005】また、サッシュ部4は、ドアインナパネル
2のインナ側端部2aとドアアウタパネル3のアウタ側
端部3aを接合した内側接合部14を有しており、該内
側接合部14に、ドアガラス15を弾性支持するための
前記グラスラン12が取付けられている。このグラスラ
ン12はサッシュ部4の前記コーナ部8、9、10に対
応する第1曲折部16、第2曲折部17、第3曲折部1
8を有しており、該曲折部16、18以外の部分は、断
面U形で直線状の芯材19がそれぞれインサートされた
押出成形品で構成され、コーナ部16、18は曲折角度
が大きいため型成形品としており、型成形部には芯材1
9のインサートが難しいため芯材19は省かれている。
この芯材19でサッシュ部4の内側接合部14を挟持す
ることにより、グラスラン12の取付状態が維持され
る。
2のインナ側端部2aとドアアウタパネル3のアウタ側
端部3aを接合した内側接合部14を有しており、該内
側接合部14に、ドアガラス15を弾性支持するための
前記グラスラン12が取付けられている。このグラスラ
ン12はサッシュ部4の前記コーナ部8、9、10に対
応する第1曲折部16、第2曲折部17、第3曲折部1
8を有しており、該曲折部16、18以外の部分は、断
面U形で直線状の芯材19がそれぞれインサートされた
押出成形品で構成され、コーナ部16、18は曲折角度
が大きいため型成形品としており、型成形部には芯材1
9のインサートが難しいため芯材19は省かれている。
この芯材19でサッシュ部4の内側接合部14を挟持す
ることにより、グラスラン12の取付状態が維持され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、サッシュ部4に形成した空
気抜き孔11を塞ぐために専用部品としてのグロメット
13が必要となるため、その分、部品点数の増加を招く
と共に、該グロメット13を空気抜き孔11に嵌め込む
作業分だけ作業工数も増加することとなる。
うな従来の技術にあっては、サッシュ部4に形成した空
気抜き孔11を塞ぐために専用部品としてのグロメット
13が必要となるため、その分、部品点数の増加を招く
と共に、該グロメット13を空気抜き孔11に嵌め込む
作業分だけ作業工数も増加することとなる。
【0007】更に、グラスラン12は各曲折部16、1
7、18を各々対応するコーナ部8、9、10に合致さ
せた状態で取付ける必要があるが、グラスラン12をそ
のような状態で取付ける作業が大変に困難である。すな
わち、本来ならば、まず第1曲折部16を対応する第1
コーナ部8に仮止めし、その後に、残りの第2曲折部1
7や第3曲折部18を対応する第2コーナ部9や第3コ
ーナ部10へ位置決めしつつ取付けたいところである
が、第1曲折部16には芯材19が存在していないた
め、この第1曲折部16を第1コーナ部8に対して確実
な仮止めを行うことが難しい。従って、前述のような好
ましい取付方が出来ないために、グラスラン12をサッ
シュ部4の内側接合部14に取付けた際に、各曲折部1
6、17、18の一部がコーナ部8、9、10に対して
位置ズレを起こす場合がある。前記曲折部16、17、
18の一つでも位置ズレが生じると、グラスラン12全
体をいったん取外して再度取付け直さなければならず、
作業能率の面で大変に不利である。
7、18を各々対応するコーナ部8、9、10に合致さ
せた状態で取付ける必要があるが、グラスラン12をそ
のような状態で取付ける作業が大変に困難である。すな
わち、本来ならば、まず第1曲折部16を対応する第1
コーナ部8に仮止めし、その後に、残りの第2曲折部1
7や第3曲折部18を対応する第2コーナ部9や第3コ
ーナ部10へ位置決めしつつ取付けたいところである
が、第1曲折部16には芯材19が存在していないた
め、この第1曲折部16を第1コーナ部8に対して確実
な仮止めを行うことが難しい。従って、前述のような好
ましい取付方が出来ないために、グラスラン12をサッ
シュ部4の内側接合部14に取付けた際に、各曲折部1
6、17、18の一部がコーナ部8、9、10に対して
位置ズレを起こす場合がある。前記曲折部16、17、
18の一つでも位置ズレが生じると、グラスラン12全
体をいったん取外して再度取付け直さなければならず、
作業能率の面で大変に不利である。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、部品点数の低減が図れ且つグラ
スランの正確な取付けが可能な自動車のドア構造を提供
するものである。
てなされたものであり、部品点数の低減が図れ且つグラ
スランの正確な取付けが可能な自動車のドア構造を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サッシュ部の内側接合部を形成するインナ側端部又はア
ウタ側端部の少なくとも一方にビード部を設けることに
より、中空サッシュ部の空気抜き孔を形成したものであ
る。
サッシュ部の内側接合部を形成するインナ側端部又はア
ウタ側端部の少なくとも一方にビード部を設けることに
より、中空サッシュ部の空気抜き孔を形成したものであ
る。
【0010】請求項2記載の発明は、ビード部がセンタ
ピラー側のコーナ部付近に設けられ、且つグラスランの
曲折部以外の部分には内側接合部を挟持する断面略U形
の芯材がインサート成形されており、グラスラン取付時
に、前記芯材の端部が前記ビード部を挟持するものであ
る。
ピラー側のコーナ部付近に設けられ、且つグラスランの
曲折部以外の部分には内側接合部を挟持する断面略U形
の芯材がインサート成形されており、グラスラン取付時
に、前記芯材の端部が前記ビード部を挟持するものであ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、ビード部がサッシ
ュ部のルーフ対応部に設けられており、該ビード部の上
端がセンタピラー側へ傾いている。
ュ部のルーフ対応部に設けられており、該ビード部の上
端がセンタピラー側へ傾いている。
【0012】請求項4記載の発明は、ビード部が断面略
台形状である。
台形状である。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、内側接合部を形
成するインナ側端部又はアウタ側端部の少なくとも一方
にビード部を設けることにより、中空サッシュ部の空気
抜き孔を形成している。そして、この空気抜き孔はグラ
スランを取付けた際に該グラスランにより完全に塞がれ
るため、従来のグロメットの如き専用部品が不要とな
り、その分、部品点数及び作業工数の低減を図ることが
できる。更に、ビード部がグラスランのチャンネル状保
持部内で大きな空間を占めるので、芯材の有無に関わら
ず従来より大きな保持力が得られる。
成するインナ側端部又はアウタ側端部の少なくとも一方
にビード部を設けることにより、中空サッシュ部の空気
抜き孔を形成している。そして、この空気抜き孔はグラ
スランを取付けた際に該グラスランにより完全に塞がれ
るため、従来のグロメットの如き専用部品が不要とな
り、その分、部品点数及び作業工数の低減を図ることが
できる。更に、ビード部がグラスランのチャンネル状保
持部内で大きな空間を占めるので、芯材の有無に関わら
ず従来より大きな保持力が得られる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、ビード部が
センタピラー側のコーナ部付近に設けられているため、
該コーナ部に対応する曲折部を位置決めした状態で、該
曲折部に隣接する芯材の端部をビード部に取付ければ、
該芯材にてビード部が強力に挟持され、前記コーナ部と
曲折部との位置決めが維持された状態で仮止めされる。
従って、この仮止め点を中心として、残りの曲折部をコ
ーナ部に対して取付けていけば、各曲折部のコーナ部へ
の取付けが正確且つ容易となり、グラスランの取付作業
性が向上する。
センタピラー側のコーナ部付近に設けられているため、
該コーナ部に対応する曲折部を位置決めした状態で、該
曲折部に隣接する芯材の端部をビード部に取付ければ、
該芯材にてビード部が強力に挟持され、前記コーナ部と
曲折部との位置決めが維持された状態で仮止めされる。
従って、この仮止め点を中心として、残りの曲折部をコ
ーナ部に対して取付けていけば、各曲折部のコーナ部へ
の取付けが正確且つ容易となり、グラスランの取付作業
性が向上する。
【0015】請求項3記載の発明によれば、ビード部が
サッシュ部のルーフ対応部に設けられており、該ビード
部の上端がセンタピラー側へ傾いているため、ドアを傾
斜させて塗装液中に浸漬させる場合に、空気抜き孔が垂
直に近い状態となり、サッシュ部内の空気が抜け易くな
る。従って、サッシュ部内の空気の排出効率が高まり、
塗装液がサッシュ部内へ十分に且つ早く入り込むことと
なる。また、ビード部の上端がセンタピラー側へ傾いて
いるということは、該ビード部の傾斜方向が、グラスラ
ンの曲折部の取付方向に相応することになるため、グラ
スランの芯材をビード部へ取付ける際に位置ズレが起き
にくく、芯材の正確な取付作業が行えるようにもなる。
サッシュ部のルーフ対応部に設けられており、該ビード
部の上端がセンタピラー側へ傾いているため、ドアを傾
斜させて塗装液中に浸漬させる場合に、空気抜き孔が垂
直に近い状態となり、サッシュ部内の空気が抜け易くな
る。従って、サッシュ部内の空気の排出効率が高まり、
塗装液がサッシュ部内へ十分に且つ早く入り込むことと
なる。また、ビード部の上端がセンタピラー側へ傾いて
いるということは、該ビード部の傾斜方向が、グラスラ
ンの曲折部の取付方向に相応することになるため、グラ
スランの芯材をビード部へ取付ける際に位置ズレが起き
にくく、芯材の正確な取付作業が行えるようにもなる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、ビード部が
断面略台形状であり、深い角度のプレス成形をする必要
がないため、ビード部のプレス成形性が良く、金型への
負荷の小さくて済む。
断面略台形状であり、深い角度のプレス成形をする必要
がないため、ビード部のプレス成形性が良く、金型への
負荷の小さくて済む。
【0017】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図1〜図
6に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
6に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0018】この実施例に係るフロントドア20のサッ
シュ部4におけるルーフ対応部6の内側接合部14には
ビード部21、22が設けられている。すなわち、該内
側接合部14の第1コーナ部8に接近した位置には、該
内側接合部14を形成するインナ側端部2a及びアウタ
側端部3aを各々外側へ向けて断面台形状に膨出形成し
たビード部21、22が設けられている。そして、この
ビード部21、22が互いに向かい合った状態で、中空
のサッシュ部4の内部に貫通する六角形の空気抜き孔2
3を形成している(図3参照)。また、このビード部2
1、22は互いに鉛直線Lに対して上端が所定角度θだ
け後側(センタピラー対応部5側)へ傾斜している(図
4参照)。この空気抜き孔23を形成する各ビード部2
1、22は、ドアインナパネル2やドアアウタパネル3
をプレス成形する際に同時形成されるものであるが、そ
れぞれ断面台形状のため深い角度で絞り成形する必要が
ないため、プレス成形性が良く、金型への負荷も小さく
て済む。
シュ部4におけるルーフ対応部6の内側接合部14には
ビード部21、22が設けられている。すなわち、該内
側接合部14の第1コーナ部8に接近した位置には、該
内側接合部14を形成するインナ側端部2a及びアウタ
側端部3aを各々外側へ向けて断面台形状に膨出形成し
たビード部21、22が設けられている。そして、この
ビード部21、22が互いに向かい合った状態で、中空
のサッシュ部4の内部に貫通する六角形の空気抜き孔2
3を形成している(図3参照)。また、このビード部2
1、22は互いに鉛直線Lに対して上端が所定角度θだ
け後側(センタピラー対応部5側)へ傾斜している(図
4参照)。この空気抜き孔23を形成する各ビード部2
1、22は、ドアインナパネル2やドアアウタパネル3
をプレス成形する際に同時形成されるものであるが、そ
れぞれ断面台形状のため深い角度で絞り成形する必要が
ないため、プレス成形性が良く、金型への負荷も小さく
て済む。
【0019】このように2つのビード部21、22によ
り空気抜き孔23を形成しているため、図5及び図6に
示すように、このフロントドア20を電着塗装用の塗装
液E中に浸漬した際に、該空気抜き孔23からサッシュ
部4内の空気Aが確実に抜かれ、塗装液Eがサッシュ部
4内へ十分に入り込むこととなる。しかも、この実施例
では、ビード部21、22の傾斜角度θと、フロントド
ア20の塗装液Eに進入する角度θ′を同じにしてある
ため、フロントドア20が塗装液Eの中へ正に進入しよ
うとする傾斜状態において、ビード部21、22(空気
抜き孔23)の向きが垂直になり、サッシュ部4内の空
気Aがストレートに抵抗なく排出されることとなる(図
6参照)。従って、空気Aの排出効率が良く、フロント
ドア20に形成されている図示せぬ作業開口からフロン
トドア20内に入り込んだ塗装液Eは、サッシュ部4内
へも十分に且つ早く入り込むこととなる。
り空気抜き孔23を形成しているため、図5及び図6に
示すように、このフロントドア20を電着塗装用の塗装
液E中に浸漬した際に、該空気抜き孔23からサッシュ
部4内の空気Aが確実に抜かれ、塗装液Eがサッシュ部
4内へ十分に入り込むこととなる。しかも、この実施例
では、ビード部21、22の傾斜角度θと、フロントド
ア20の塗装液Eに進入する角度θ′を同じにしてある
ため、フロントドア20が塗装液Eの中へ正に進入しよ
うとする傾斜状態において、ビード部21、22(空気
抜き孔23)の向きが垂直になり、サッシュ部4内の空
気Aがストレートに抵抗なく排出されることとなる(図
6参照)。従って、空気Aの排出効率が良く、フロント
ドア20に形成されている図示せぬ作業開口からフロン
トドア20内に入り込んだ塗装液Eは、サッシュ部4内
へも十分に且つ早く入り込むこととなる。
【0020】次に、グラスラン12の取付手順を説明す
る。図4に示す如く、まずグラスラン12の第1曲折部
16を、サッシュ部4の第1コーナ部8に位置決めした
状態で取付けると共に、第1曲折部16に隣接する上側
の芯材19の端部19aを前記ビード部21、22に取
付け、該ビード部21、22を前記芯材19の端部19
aにて挟持する。ビード部21、22は他の内側接合部
14よりも厚さが大きいため、このビード部21、22
を芯材19の端部19aにて挟持することにより、該芯
材19の端部19aがビード部21、22に対して強力
に取付けられた状態となる。従って、作業者が手をグラ
スラン12から離しても、前記第1コーナ部8に対する
第1曲折部16の位置決めが維持された「仮止め状態」
となる。芯材19の端部19aは本来ビード部21、2
2でない内側接合部14の厚さ程度でも挟持可能である
が、仮止め出来る程の強力な挟持力は得られない。つま
り、内側接合部14よりも厚いビード部21、22を挟
持することにより、より強い挟持力が得られるものであ
る。
る。図4に示す如く、まずグラスラン12の第1曲折部
16を、サッシュ部4の第1コーナ部8に位置決めした
状態で取付けると共に、第1曲折部16に隣接する上側
の芯材19の端部19aを前記ビード部21、22に取
付け、該ビード部21、22を前記芯材19の端部19
aにて挟持する。ビード部21、22は他の内側接合部
14よりも厚さが大きいため、このビード部21、22
を芯材19の端部19aにて挟持することにより、該芯
材19の端部19aがビード部21、22に対して強力
に取付けられた状態となる。従って、作業者が手をグラ
スラン12から離しても、前記第1コーナ部8に対する
第1曲折部16の位置決めが維持された「仮止め状態」
となる。芯材19の端部19aは本来ビード部21、2
2でない内側接合部14の厚さ程度でも挟持可能である
が、仮止め出来る程の強力な挟持力は得られない。つま
り、内側接合部14よりも厚いビード部21、22を挟
持することにより、より強い挟持力が得られるものであ
る。
【0021】従って、前記のように仮止めした後は、第
3曲折部18を第3コーナ部10に位置決めして、その
周辺の芯材19を内側接合部14に対して押し付け、次
に第2曲折部17を第2コーナ部9に位置決めして、そ
の周辺の芯材19を内側接合部14に対して押し付けれ
ば、各曲折部16、17、18の各コーナ部8、9、1
0に対する位置決めが完了する。このような、第2曲折
部17や第3曲折部18の位置決めも、第1曲折部16
が第1コーナ部8に対して仮止めされていることによ
り、作業が大変容易且つ正確に行える。そして、各曲折
部16、17、18の位置決めを行った後に、最後にグ
ラスラン12全体を内側接合部14に対して押し付け、
各芯材19の内側接合部14に対する取付けを確実なも
のにすれば、グラスラン12の取付けが完了する。
3曲折部18を第3コーナ部10に位置決めして、その
周辺の芯材19を内側接合部14に対して押し付け、次
に第2曲折部17を第2コーナ部9に位置決めして、そ
の周辺の芯材19を内側接合部14に対して押し付けれ
ば、各曲折部16、17、18の各コーナ部8、9、1
0に対する位置決めが完了する。このような、第2曲折
部17や第3曲折部18の位置決めも、第1曲折部16
が第1コーナ部8に対して仮止めされていることによ
り、作業が大変容易且つ正確に行える。そして、各曲折
部16、17、18の位置決めを行った後に、最後にグ
ラスラン12全体を内側接合部14に対して押し付け、
各芯材19の内側接合部14に対する取付けを確実なも
のにすれば、グラスラン12の取付けが完了する。
【0022】尚、ビード部21、22が傾斜しているこ
とは、前述のようなグラスラン12の取付けの際にも役
立っている。すなわち、芯材19の端部19aをビード
部21、22へ取り付ける最初の段階において、該芯材
19の端部19aを取付ける方向性の角度θ″と、ビー
ド部21、22の角度θとが合致するので、該芯材19
の端部19aをビード部21、22へ取付ける過程にお
いて、該芯材19の端部19aの方向性がずれることは
ない。例えば、このビード部21、22の角度θと、芯
材19の取付方向の角度θ″とが相違していると、該芯
材19の端部19aをビード部21、22へ押し込む際
に、芯材19が本来の角度θ″からずれて、ビード部2
1、22の角度θに沿った方向へと向かってしまうこと
になるが、この実施例では芯材19を取付ける方向性
と、ビード部21、22の方向性とが前記のように合致
しているため、芯材19を取付ける過程において位置ズ
レが起きることはない。そして、第1コーナ部8に第1
曲折部16を取付けた後、作業者が手を放しても、グラ
スラン12の落下方向D(図4参照)と、ビード部2
1、22との間にはθの傾きがあるため、抵抗が大きく
なり取付けが確実となる。
とは、前述のようなグラスラン12の取付けの際にも役
立っている。すなわち、芯材19の端部19aをビード
部21、22へ取り付ける最初の段階において、該芯材
19の端部19aを取付ける方向性の角度θ″と、ビー
ド部21、22の角度θとが合致するので、該芯材19
の端部19aをビード部21、22へ取付ける過程にお
いて、該芯材19の端部19aの方向性がずれることは
ない。例えば、このビード部21、22の角度θと、芯
材19の取付方向の角度θ″とが相違していると、該芯
材19の端部19aをビード部21、22へ押し込む際
に、芯材19が本来の角度θ″からずれて、ビード部2
1、22の角度θに沿った方向へと向かってしまうこと
になるが、この実施例では芯材19を取付ける方向性
と、ビード部21、22の方向性とが前記のように合致
しているため、芯材19を取付ける過程において位置ズ
レが起きることはない。そして、第1コーナ部8に第1
曲折部16を取付けた後、作業者が手を放しても、グラ
スラン12の落下方向D(図4参照)と、ビード部2
1、22との間にはθの傾きがあるため、抵抗が大きく
なり取付けが確実となる。
【0023】加えて、図2に示す如く、グラスラン12
を取付けた状態において、空気抜き孔23が該グラスラ
ン12にて確実に覆われた状態となり、雨水等がこの空
気抜き孔23からサッシュ部4に入り込むおそれがない
ため、従来のような専用部品(グロメット)により空気
抜き孔23をわざわざ塞ぐ必要がない。従って、そのよ
うな専用部品を廃止したことにより、部品点数及び作業
工数の低減が図れることとなる。
を取付けた状態において、空気抜き孔23が該グラスラ
ン12にて確実に覆われた状態となり、雨水等がこの空
気抜き孔23からサッシュ部4に入り込むおそれがない
ため、従来のような専用部品(グロメット)により空気
抜き孔23をわざわざ塞ぐ必要がない。従って、そのよ
うな専用部品を廃止したことにより、部品点数及び作業
工数の低減が図れることとなる。
【0024】尚、以上の実施例ではフロントドア20を
例にしたが、本発明はリヤドアにも適用できる。また、
内側接合部14を形成するインナ側端部2aとアウタ側
端部3aの両方にビード部21、22を形成する例を示
したが、空気抜き孔23が形成できれば、どちから一方
だけでも良い。
例にしたが、本発明はリヤドアにも適用できる。また、
内側接合部14を形成するインナ側端部2aとアウタ側
端部3aの両方にビード部21、22を形成する例を示
したが、空気抜き孔23が形成できれば、どちから一方
だけでも良い。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、内側接合
部を形成するインナ側端部又はアウタ側端部の少なくと
も一方にビード部を設けることにより、中空サッシュ部
の空気抜き孔を形成している。そして、この空気抜き孔
はグラスランを取付けた際に該グラスランにより完全に
塞がれるため、従来のグロメットの如き専用部品が不要
となり、その分、部品点数及び作業工数の低減を図ると
共に、ビード部によりグラスラン取付部の仮止め用保持
力を向上させることができる。
部を形成するインナ側端部又はアウタ側端部の少なくと
も一方にビード部を設けることにより、中空サッシュ部
の空気抜き孔を形成している。そして、この空気抜き孔
はグラスランを取付けた際に該グラスランにより完全に
塞がれるため、従来のグロメットの如き専用部品が不要
となり、その分、部品点数及び作業工数の低減を図ると
共に、ビード部によりグラスラン取付部の仮止め用保持
力を向上させることができる。
【0026】請求項2記載の発明によれば、ビード部が
センタピラー側のコーナ部付近に設けられているため、
該コーナ部に対応する曲折部を位置決めした状態で、該
曲折部に隣接する芯材の端部をビード部に取付ければ、
該芯材にてビード部が強力に挟持され、前記コーナ部と
曲折部との位置決めが維持された状態で仮止めされる。
従って、この仮止め点を中心として、残りの曲折部をコ
ーナ部に対して取付けていけば、各曲折部のコーナ部へ
の取付けが正確且つ容易となり、グラスランの取付作業
性が向上する。
センタピラー側のコーナ部付近に設けられているため、
該コーナ部に対応する曲折部を位置決めした状態で、該
曲折部に隣接する芯材の端部をビード部に取付ければ、
該芯材にてビード部が強力に挟持され、前記コーナ部と
曲折部との位置決めが維持された状態で仮止めされる。
従って、この仮止め点を中心として、残りの曲折部をコ
ーナ部に対して取付けていけば、各曲折部のコーナ部へ
の取付けが正確且つ容易となり、グラスランの取付作業
性が向上する。
【0027】請求項3記載の発明によれば、ビード部が
サッシュ部のルーフ対応部に設けられており、該ビード
部の上端がセンタピラー側へ傾いているため、ドアを傾
斜させて塗装液中に浸漬させる場合に、空気抜き孔が垂
直に近い状態となり、サッシュ部内の空気が抜け易くな
る。従って、サッシュ部内の空気の排出効率が高まり、
塗装液がサッシュ部内へ十分に且つ早く入り込むことと
なる。また、ビード部の上端がセンタピラー側へ傾いて
いるということは、該ビード部の傾斜方向が、グラスラ
ンの曲折部の取付方向に相応することになるため、グラ
スランの芯材をビード部へ取付ける際に位置ズレが起き
にくく、芯材の正確な取付作業が行えるようにもなる。
更に、グラスランの仮止め後、グラスランが下方に下方
へ抜けようとする時の抵抗となるので、仮止めが確実に
でき、取付作業性が向上する。
サッシュ部のルーフ対応部に設けられており、該ビード
部の上端がセンタピラー側へ傾いているため、ドアを傾
斜させて塗装液中に浸漬させる場合に、空気抜き孔が垂
直に近い状態となり、サッシュ部内の空気が抜け易くな
る。従って、サッシュ部内の空気の排出効率が高まり、
塗装液がサッシュ部内へ十分に且つ早く入り込むことと
なる。また、ビード部の上端がセンタピラー側へ傾いて
いるということは、該ビード部の傾斜方向が、グラスラ
ンの曲折部の取付方向に相応することになるため、グラ
スランの芯材をビード部へ取付ける際に位置ズレが起き
にくく、芯材の正確な取付作業が行えるようにもなる。
更に、グラスランの仮止め後、グラスランが下方に下方
へ抜けようとする時の抵抗となるので、仮止めが確実に
でき、取付作業性が向上する。
【0028】請求項4記載の発明によれば、ビード部が
断面略台形状であり、深い角度のプレス成形をする必要
がないため、ビード部のプレス成形性が良く、金型への
負荷の小さくて済む。
断面略台形状であり、深い角度のプレス成形をする必要
がないため、ビード部のプレス成形性が良く、金型への
負荷の小さくて済む。
【図1】この発明の一実施例に係る自動車のドア構造を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図3】ビード部により形成された空気抜き孔を示す拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図4】グラスランの曲折部をサッシュ部のコーナ部へ
取付ける状態を示す部分拡大側面図である。
取付ける状態を示す部分拡大側面図である。
【図5】フロントドアの塗装作業状態を示す図である。
【図6】フロントドアを塗装液中に浸漬して、空気抜き
孔から空気を排出する状態を示す拡大図である。
孔から空気を排出する状態を示す拡大図である。
【図7】従来の自動車のドア構造を示す側面図である。
【図8】図7中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
2 ドアインナパネル 2a インナ側端部 3 ドアアウタパネル 3a アウタ側端部 4 サッシュ部 8、9、10 コーナ部 12 グラスラン 14 内側接合部 16、17、18 曲折部 19 芯材 21、22 ビード部 23 空気抜き孔
Claims (4)
- 【請求項1】 ドアインナパネルとドアアウタパネルと
を接合して、上部に中空のサッシュ部を一体的に備えた
ドアを形成し、前記サッシュ部の内側接合部に沿って、
該内側接合部の各コーナ部に対応する曲折部を有するグ
ラスランを取付けた自動車のドア構造において、 前記内側接合部を形成するインナ側端部又はアウタ側端
部の少なくとも一方にビード部を設けることにより、前
記中空サッシュ部の空気抜き孔を形成したことを特徴と
する自動車のドア構造。 - 【請求項2】 ビード部がセンタピラー側のコーナ部付
近に設けられ、且つグラスランの曲折部以外の部分には
内側接合部を挟持する断面略U形の芯材がインサート成
形されており、グラスラン取付時に、前記芯材の端部が
前記ビード部を挟持する請求項1記載の自動車のドア構
造。 - 【請求項3】 ビード部がサッシュ部のルーフ対応部に
設けられており、該ビード部の上端がセンタピラー側へ
傾いている請求項1又は請求項2記載の自動車のドア構
造。 - 【請求項4】 ビード部が断面略台形状である請求項1
〜3のいずれか1項に記載の自動車のドア構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219726A JPH0880741A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 自動車のドア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219726A JPH0880741A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 自動車のドア構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880741A true JPH0880741A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16740014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6219726A Pending JPH0880741A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 自動車のドア構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0880741A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6409591B1 (en) * | 2001-06-05 | 2002-06-25 | Daimlerchrysler Corporation | Automotive vehicle exhauster vent |
| JP2002200920A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-16 | Mazda Motor Corp | 自動車の開閉体構造 |
| CN112721592A (zh) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 株式会社瑞延理化 | 一种车辆用后挡板的内侧板结构 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6219726A patent/JPH0880741A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002200920A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-16 | Mazda Motor Corp | 自動車の開閉体構造 |
| US6409591B1 (en) * | 2001-06-05 | 2002-06-25 | Daimlerchrysler Corporation | Automotive vehicle exhauster vent |
| CN112721592A (zh) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 株式会社瑞延理化 | 一种车辆用后挡板的内侧板结构 |
| CN112721592B (zh) * | 2019-10-28 | 2023-12-22 | 株式会社瑞延理化 | 一种车辆用后挡板的内侧板结构 |
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