JPH0881424A - ジフエニルアミン類の製造方法およびこの目的で使用できる触媒 - Google Patents

ジフエニルアミン類の製造方法およびこの目的で使用できる触媒

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JPH0881424A
JPH0881424A JP7255835A JP25583595A JPH0881424A JP H0881424 A JPH0881424 A JP H0881424A JP 7255835 A JP7255835 A JP 7255835A JP 25583595 A JP25583595 A JP 25583595A JP H0881424 A JPH0881424 A JP H0881424A
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mixture
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alkali metal
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JP7255835A
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Hans-Josef Buysch
ハンス−ヨゼフ・ブイシユ
Christine Mendoza-Frohn
クリステイネ・メンドーツア−フローン
Juergen Scharschmidt
ユルゲン・シヤルシユミツト
Ulrich Notheis
ウルリヒ・ノタイス
Rudolf J Klee
ルドルフ・ユルゲン・クレー
Gerhard Darsow
ゲルハルト・ダルソウ
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Bayer AG
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    • C07C209/28Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reductive alkylation of ammonia, amines or compounds having groups reducible to amino groups, with carbonyl compounds by reduction with other reducing agents
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ならし運転段階の時間が有意に短縮できるR
h触媒を提供する。 【解決手段】 ロジウムを含んでいるか或はロジウムと
パラジウム、白金、ルテニウムおよびイリジウムの群由
来のさらなる白金族金属を含んでおり、そして任意にク
ロムとマンガン、アルカリ金属および/または硫黄を含
んでいてもよいRh触媒(この触媒では、ハロゲンを含
んでいない出発材料を用いて、ロジウム、任意のさらな
る貴金属および任意のクロムとマンガンを堆積させる)
を用いて、任意に置換されていてもよいアニリンと任意
に置換されていてもよいシクロヘキサノンから任意に置
換されていてもよいジフェニルアミンを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ハロゲンを含んでいない塩類か
ら製造したRh触媒を用いて、任意に置換されていても
よいアニリンと任意に置換されていてもよいシクロヘキ
サノンとを反応させることによって任意に置換されてい
てもよいジフェニルアミンを製造することに関する。
【0002】任意に置換されていてもよいアニリンと任
意に置換されていてもよいシクロヘキサノンとを反応さ
せることによって任意に置換されていてもよいジフェニ
ルアミンを製造する時に用いられる支持されているRh
触媒は、例えばヨーロッパ特許第535 484号から
公知である。
【0003】この目的で、ヨーロッパ特許第535 4
84号には、ロジウムを含んでいるか或はロジウムとパ
ラジウム、白金、ルテニウムまたはイリジウムの群由来
の別の白金族金属との組み合わせを含んでいる担持型触
媒が記述されている。これらの貴金属は、その触媒の全
重量を基準にして0.05から5重量%の全体量で存在
している。このヨーロッパ特許第535 484号に記
述されている触媒は、追加的に、この支持材料を基準に
して1から12重量%の量でアルカリ金属を含んでお
り、そして任意に硫黄を1から12重量%含んでいても
よく、そして任意にまたクロムおよびマンガンを0.0
5から8重量%含んでいてもよい。
【0004】このヨーロッパ特許第535 484号に
記述されているRh触媒は、クロムおよびマンガンで処
理した触媒担体を熱処理した後公知方法でロジウムまた
はロジウムとさらなる貴金属を付着させることによって
製造されている。それらの塩類が入っている水溶液を用
いてロジウムまたはロジウムとさらなる貴金属を堆積さ
せると説明されており、如何なる区別も好適さも示され
ないまま塩化物、硝酸塩、酢酸塩などの如き塩類が挙げ
られている。しかしながら、このヨーロッパ特許第53
5 484号の実施例は塩化物を用いることのみを基礎
にしている。
【0005】このRh塩および任意の貴金属塩の堆積
は、水溶液中の塩基性アンモニウムまたはアルカリ金属
化合物を用いて沈澱を生じさせることによって実施され
ており、これらの塩基性化合物の使用は、Rhまたは貴
金属を用いる前か或は後のどちらかで行われている。そ
の任意に置換されていてもよいジフェニルアミン類の製
造で用いられる触媒を乾燥させ、還元による前処理を行
った後、それを使用するに先立って、さらなる製造段階
で任意に行われる硫黄化合物使用処理から独立させた洗
浄操作は最終的に実施されていない。そのRh塩または
貴金属塩(その実施例では塩化物)のアニオンは、従っ
て、その触媒の中に残存することになる。
【0006】例えば、ヨーロッパ特許第535 484
号の実施例に記述されている、塩化物から製造されたR
h触媒を用いて、アニリンとシクロヘキサノンから未置
換のジフェニルアミンを製造する場合、N−シクロヘキ
シルアニリン、カルバゾール、シクロヘキサノール、フ
ェノールおよびベンゼンを含む一連の副生成物が生じ
る。加うるに、ジフェニルアミン、即ちN−シクロヘキ
シリデンアニリンをもたらす反応中間体も生じる。
【0007】この生じる副生成物および中間体の量は、
我々自身の研究に従うと、その触媒の前処理条件(還元
の温度および時間)に大きく依存する。ヨーロッパ特許
第535 484号には120から400℃の還元温度
が推奨されている。ヨーロッパ特許第535 484号
の触媒を請求しているヨーロッパ特許第208 923
号における指定還元温度は更に120から450℃の範
囲であり、そしてその指定時間は30から80時間であ
る。
【0008】更に、この触媒のならし運転を行っている
間にその反応生成物流れの組成が大きく変化する。しか
しながら、所望生成物であるジフェニルアミンに対する
選択率はそのならし運転期間の間に高くなって来るがか
なりの量で副生成物(これらの大部分はこの方法でもは
や利用不可能である)が生じ、この量は、初期の選択率
に依存していると共に必要とされるならし運転段階の時
間に依存しており、ここでは特に、副生成物として生じ
るベンゼンがその選択率を悪化させる。ならし運転段階
が長くなると次第に生成物の組成も同様に変化すること
で、その生成物流れの処理に悪影響が生じる。更に、こ
の生成物の組成はこの触媒を水添で前処理する時間およ
び温度に大きく依存していることから、これらの条件に
正確に従わせることが非常に要求されている。
【0009】従って、この記述した困難さを示さない、
任意に置換されていてもよいアニリンと任意に置換され
ていてもよいシクロヘキサノンから任意に置換されてい
てもよいジフェニルアミンを製造する時に用いるに適し
たRh触媒を見付け出すことが出来たならば、これは望
ましいものであり、ここで望ましい面は、この触媒を還
元で前処理する時の処理様式に対してその生成物の組成
が低い感受性を示すこと、初期選択率が高いこと、およ
びこの触媒が一定した最大選択率を示す状態になるまで
のならし運転時間が短いことと同時に、ベンゼン値が最
小限であることである。
【0010】驚くべきことに、ロジウムを含んでいるか
或はロジウムとパラジウム、白金、ルテニウムおよびイ
リジウムの群由来のさらなる白金族金属を含んでおり、
そして任意にクロムとマンガン、アルカリ金属および/
または硫黄を含んでいてもよいRh触媒(この触媒で
は、ハロゲンを含んでいない出発材料を用いて、ロジウ
ム、任意のさらなる貴金属および任意のクロムとマンガ
ンを堆積させる)を用いて、任意に置換されていてもよ
いアニリンと任意に置換されていてもよいシクロヘキサ
ノンから任意に置換されていてもよいジフェニルアミン
を製造すると、このRh触媒のならし運転段階の時間が
有意に短縮されると共にこの触媒の前処理条件に対する
選択率の感受性が更に低くなることをここに見い出し
た。言い換えれば、本発明は、ヨーロッパ特許第535
484号の中に一様に有効であるとして記述されてい
る触媒活性を示す物質のアニオン類が少しも一様に有効
でないと言った事実に関係しており、従ってそのハロゲ
ン化物イオンを一貫して排除すると予測不可能な利点が
生じると言った事実に関係している。
【0011】本発明は、式
【0012】
【化4】
【0013】[式中、R1、R2、R3およびR4は、互い
に独立して、水素、C1−C4−アルキルまたはC1−C4
−アルコキシである]で表されるジフェニルアミン類の
製造方法を提供し、ここでは、RhまたはRhとPt、
Pd、RuおよびIrの群由来の1種以上の貴金属との
混合物を0.05から5重量%含んでいる担持型触媒を
用いて式
【0014】
【化5】
【0015】で表されるアニリン類と式
【0016】
【化6】
【0017】[式中、R1からR4は、上で定義したのと
同じである]で表されるシクロヘキサノン類とを200
−450℃および0.1−20バールで反応させること
によってこのジフェニルアミン類を製造し、ここで、混
合物の場合、Rhがこの混合物の重量の10から90%
を構成しており、そしてここで、この触媒は更に、C
r:Mn=5:1から1:5の重量比でCrとMnを
0.05から8重量%含んでいてもよく、アルカリ金属
を0.05から15重量%含んでいてもよくそして硫黄
を0.05から6重量%含んでいてもよく、ここで、全
ての数字はこの触媒の全重量を基準にして金属または元
素状硫黄として計算した数字であり、そしてここで、こ
の触媒の製造で用いる担体およびその使用する貴金属、
Cr、Mn、アルカリ金属およびSの化合物にハロゲン
が含まれていないことを特徴としている。
【0018】置換基R1−R4におけるC1−C4−アルキ
ルまたはC1−C4−アルコキシは、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシまたはイソブトキシなどである。特定の置換基は炭
素原子を好適には1−2個有しており、これらは特に好
適にはメチルまたはメトキシである。更に好適には、置
換基R1およびR3に特定範囲の意味を取らせながら、置
換基R2またはR4を水素にする。この方法は、特に好適
には、置換されていないジフェニルアミンの製造に向け
たものである。
【0019】例えばこのシクロヘキサノンがフェノール
の水添で製造したものである場合、これをフェノールと
の混合物として使用することもまた可能である。
【0020】出発化合物、即ちアニリン:シクロヘキサ
ノンまたはアニリン:シクロヘキサノン/フェノール混
合物を1:10から10:3、好適には1:2から2:
1のモル比で用いる。これらの出発化合物を個別にか或
は一緒に蒸発させ、そしてこの生じさせた蒸気混合物
を、任意に担体ガス流れを用いて、上述したロジウム含
有触媒の上に持って行く。この目的で用いるに適した担
体ガスは、例えば窒素、水素、アルゴン、低級炭化水
素、例えばメタン、エタンまたは天然ガスなど、そして
またそれらの混合物である。担体ガスとして好適には窒
素または水素か或はそれらの混合物を用いる。出発材料
1g当たり1から100リットル、好適には出発材料1
g当たり1から50リットルの量でこの担体ガスを用い
る。この触媒の上を通す1時間当たりの重量空間速度
を、触媒1リットルおよび1時間当たりの出発材料の量
が0.01から1kgになるように設定する。
【0021】特定の出発化合物であるアニリン、シクロ
ヘキサノン、および既に記述した、相当するフェノール
でシクロヘキサノンを部分的に置き換えたものとは別
に、さらなる材料、例えばN−シクロヘキシリデンアニ
リンまたはジシクロヘキシルアミンまたはN−シクロヘ
キシルアニリンなどを用いることも可能である。
【0022】本発明の方法を200から450℃、好適
には200−400℃の温度および0.1から20バー
ル、好適には1から6バールの圧力下の気相中で実施す
る。この反応を常に気相中で実施することができるよう
に、反応温度と反応圧力の組み合わせを本分野の技術者
に知られた様式で選択する。
【0023】本発明では更に、ハロゲンを含んでいない
特定のRh含有触媒を提供する。
【0024】本発明のRh触媒で用いるに適した触媒担
体は通常の支持体であり、特にα−およびγ−アルミニ
ウムオキサイド、アルミニウムスピネル、シリカゲル、
ケイソウ土、モントモリロナイト、軽石および/または
活性炭である。
【0025】本発明の触媒は、ロジウムを含んでいるか
或はロジウムとパラジウム、白金、ルテニウムまたはイ
リジウムの群由来の別の白金族金属との組み合わせを含
んでいる。これらの貴金属を、この触媒の全重量を基準
にして0.05から5重量%、好適には0.05から4
重量%、特に好適には0.1から3重量%の全体量で存
在させる。
【0026】本発明に従って用いるべき触媒に、好適に
は、ロジウムと指定した他の白金族金属の少なくとも1
種とから成る上記組み合わせを含有させ、ここでは、全
貴金属の全重量の10から90%の量でロジウムを存在
させる。特に好適には、ロジウムを、パラジウムまたは
白金とか或はパラジウムと白金の混合物と組み合わせ
る。非常に特に好適には、ロジウムをパラジウムおよび
白金単独と組み合わせる。このような組み合わせにおけ
るロジウムの割合は、全貴金属の全重量の10から90
%、好適には15から80%、特に好適には20から7
0%である。
【0027】公知方法、例えば触媒担体に相当する貴金
属塩溶液を含浸させることなどによって、ロジウムまた
はロジウムとさらなる貴金属を付着させる。本発明に従
う適切な塩は、ハロゲンを含んでいない貴金属塩、例え
ば硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、しゅう酸塩、H3[Rh
(SO43]などであり、好適には硝酸塩である。更に
好適には、H3[Rh(SO43]の形態でRhを用い
る。好適には、触媒の含浸を行った後、これらの貴金属
塩を200から500℃の空気および/または窒素流の
中で2から48時間分解させる。また、アルカリの水酸
化物が入っている溶液を用いて沈澱を生じさせることに
よる公知様式で、このRh塩と任意のさらなる貴金属塩
をその支持体上に沈澱させることができる。ここでは、
原則として、最初に水溶液中の塩基性アンモニウムまた
はアルカリ金属化合物を担体に含浸させ、乾燥させた
後、個々の貴金属塩溶液を一緒にか或は個別に用いる
か、或はそれとは逆に、最初に貴金属の含浸を一緒にか
或は個別に実施し、この材料を乾燥させた後、アルカリ
水酸化物溶液でこれを処理することができる。本発明の
触媒は、この触媒の全重量を基準にして0.01−6重
量%、好適には0.05−5重量%の量でアルカリ水酸
化物溶液を含んでいる。
【0028】このアルカリ処理で用いるに適切なアルカ
リ溶液は、例えば無機および/または有機アルカリ化合
物、例えばアルカリ金属の酸化物、水酸化物および/ま
たはアルコキサイド類など、並びにそれら自身もまたそ
れらの反応生成物の形態でも通常の調合物に関連して水
添触媒毒と見なされない酸(例えばZymalkows
ki:「Katalytische Hydrieru
ng」(1965)、36頁;Houben−Weyl
(1955)、4/2巻、257頁に従い)、従って特
にN、P、As、Sb、Se、Te、Cl、Brおよび
Iを含んでいない酸、の塩類、例えば炭酸塩、重炭酸
塩、酢酸塩および/または他の低級カルボン酸の塩類な
どが入っている水溶液である。挙げることができるアル
カリ化合物の例は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウム
メトキサイド、ナトリウムエトキサイド、酢酸ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、カリウムメトキサ
イドおよび/または水酸化ルビジウなどである。この使
用するアルカリ溶液内のアルカリ化合物濃度は一般に約
0.02から5N、好適には0.02から2N、特に
0.01から1Nである。
【0029】追加的に硫黄化合物を本発明の触媒に与え
ることができる。挙げることができる適切な硫黄化合物
の例は、アルカリ金属の硫酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩
およびチオシアン酸塩、好適にはK2SO4、Na2
4、Na2SO3、Na223、KSCNおよびNaS
CNである。これらの塩類は単独か或は互いの混合物と
して使用可能である。しかしながら、これらをアルカリ
化合物と一緒に水の中に溶解させることも可能であり、
従ってこれらを混和物としてその支持触媒に付着させる
ことも可能である。
【0030】この触媒の上に硫黄含有化合物を付着させ
る場合、その指定した塩類を水の中に溶解させた後この
溶液をその既に貴金属を含んでいる触媒に含浸させるか
或は噴霧する。
【0031】この特定の硫黄化合物をこの触媒の中に
0.05−6重量%、好適には0.05−5重量%(触
媒重量を基準)の含有量で存在させる。
【0032】本発明の触媒製造で、クロムおよびマンガ
ンを用いて公知様式で処理した担体を未処理の担体材料
の代わりに用いる場合、このRh触媒に追加的にクロム
とマンガンを一緒に、この触媒重量を基準にして0.0
5から8重量%、好適には0.2から5重量%の量で含
有させてもよい。本発明の担持型触媒では、元素である
クロム対マンガンの重量比を約5:1から1:5、好適
には10:9から1:2にする。
【0033】例えば、アルカリ水酸化物の溶液またはア
ンモニアを用いてクロム塩とマンガン塩の溶液から水酸
化マンガン−クロム混合物を一緒に沈澱させた後、可溶
成分を水で洗い流すことによって、このクロムとマンガ
ンをこの触媒支持体に付着させることができる。適切な
クロムおよびマンガンの塩類も同様にハロゲノを含んで
いない塩類であり、特にこの指定した元素の硫酸塩、酢
酸塩および/または硝酸塩である。また、アンモニアお
よび/または塩基性アルカリ化合物を用いて、マンガン
(II)塩と重クロム酸アンモニウムが入っている溶液
から生じさせた、クロム酸アンモニウムマンガンまたは
クロム酸アンモニウムアルカリ金属マンガンとして、こ
の触媒担体の上にクロムとマンガンを堆積させることも
可能である。比較的大きな濃度差が生じないようにして
塩基の添加をゆっくりと均一に実施すると特に強力に接
着する均一な堆積物が得られる。従って、好適な態様で
は、加水分解条件下で尿素を用いてこの沈澱を生じさせ
ることによって、上述した条件を特に良好に確保する。
【0034】このクロムとマンガンの化合物をその触媒
担体の上に付着させた後、このようにして処理した触媒
担体を比較的高い温度(約200から450℃、好適に
は250から350℃)に加熱するに先立って、硫酸塩
を除去するようにこれの洗浄を行う。このクロムとマン
ガンの化合物で処理した触媒担体の熱処理を約0.5か
ら3時間、好適には1から2時間行う。
【0035】この最後の製造段階を行った後直接、本発
明の触媒を脱水素反応で使用することも可能であるが、
より有利には、これを使用するに先立って200−45
0℃の水素を用いた処理を4−80時間受けさせる。好
適には、この水素を不活性ガスで希釈する。好適には、
この前処理還元を、その任意に置換されていてもよいジ
フェニルアミン類の製造も行う反応槽の中で実施する。
【0036】ジフェニルアミン類は、ゴム用助剤および
フェノチアジン染料のための前駆体であると共に、これ
らは柑橘類果物の防腐剤として直接使用可能である。
【0037】
【実施例】触媒製造の実施例 触媒製造の比較実施例 ヨーロッパ特許第208 933号(実施例1aおよび
5)に記述されているように、最初、丸底フラスコに、
比表面積が350m2/gの球形γ−Al23(直径:
2から5mm)を100g仕込んだ後、72mLの水の
中にMnSO4・H2Oが3.8g、(NH42Cr27
が2.8gおよび尿素が22g入っている溶液と一緒に
混合した。このフラスコを回転させながら85℃に1時
間維持し、吸収されなかった液体を濾別し、硫酸塩を除
去するようにその触媒担体を洗浄した後、水流ポンプ真
空下で乾燥を110℃で25時間行った。このようにし
て処理した触媒担体を、その後、330℃で30分間熱
処理した。次に、丸底フラスコの中で、このようにクロ
ムとマンガンで処理した触媒担体に、30mLの水の中
に三塩化ロジウムが2.03g入っている溶液を均一に
含浸させた。この湿っている触媒ペレットを水流ポンプ
真空下100℃で乾燥させた後再び、30mLの水の中
に水酸化ナトリウムが2.92gおよびK2SO4が2.
92g入っている溶液を含浸させた。次に、この触媒ペ
レットの乾燥を水流ポンプ真空下100℃で43時間行
った。
【0038】実施例1 上記比較実施例と同様にして触媒製造を実施した。しか
しながらここでは、三塩化ロジウムが入っている溶液で
はなく30mLの水の中にRh(NO33が2.8g入
っている溶液を、そのクロムとマンガンで処理した触媒
担体に含浸させた後、乾燥を水流ポンプ真空下100℃
で行いそして熱処理を空気中300℃で3時間行った。
アルカリおよび硫黄化合物を用いたさらなる処理および
最終的な乾燥に関しては、上記比較実施例と同様にこれ
らを実施した。
【0039】実施例2 この触媒製造は実施例1のそれに相当しているが、ここ
では、クロムとマンガンを含んでいない未処理担体を用
いてこれを実施した、即ち、比表面積が約300m2
gの球形γ−Al23(直径:2から5mm)の100
gに、30mLの水の中にRh(NO33が2.8g入
っている溶液を含浸させた後、乾燥を水流ポンプ真空下
100℃で行いそして熱処理を空気中300℃で3時間
行った。次に、このペレットに再び、30mLの水の中
にNaOHが2.92gおよびK2SO4が2.92g入
っている溶液を含浸させ、そして最終的な乾燥を水流ポ
ンプ真空下100℃で48時間行った。
【0040】実施例3 上記比較実施例と同様にして、クロムとマンガンで処理
した担体を用いて触媒製造を実施した。しかしながらこ
こで用いた含浸用溶液は、30mLの水の中にH3[R
h(SO43]が3.83g入っている溶液であり、そ
して触媒の乾燥を水流ポンプ真空下100℃以下で行っ
た。その後、これに再び、30mLの水の中に入ってい
る2.92gの水酸化ナトリウムを含浸させた。次に、
この触媒ペレットの乾燥を水流ポンプ真空下100℃で
48時間行った。
【0041】実施例4 上記比較実施例と同様な、クロムとマンガンで処理した
担体を用いて、触媒製造を実施した。30mLの水の中
にRh(NO33を1.4gそしてPt(NH34(O
H)2を0.76g溶解させた後、この溶液を用いて含
浸を実施した。乾燥を水流ポンプ真空下100℃で行っ
た後、熱処理を空気中300℃以下で4時間行った。上
記比較実施例と同様にして、さらなるアルカリ処理およ
び最終的な乾燥を実施した(表5参照)。
【0042】触媒使用の実施例 ジフェニルアミンの製造で触媒を用いるに先立って、H
2が10体積%でN2が90体積%の混合物内で還元を行
うことにより、それらの前処理を行った。この還元の温
度および時間を各場合とも実施例の中に示す。
【0043】活性に関する試験では、各場合とも、長さ
が約70cmで内径が17mmの電気加熱可能ガラス管
を垂直に配置して、この中で、6mLのロジウム含有支
持触媒を所望の反応温度(350℃)になるまで加熱し
た。出発材料であるモル比が2.5:1のアニリンとシ
クロヘキサノンの混合物を、散水式ポンプで上記反応管
の中にその上部から供給した(2.4g/時)。この触
媒に接触する前の液状である出発材料を気化させる補助
となるカラム充填物を、この管の上部に入れた。
【0044】実施例5(比較) 上記比較実施例で得られる触媒個々のサンプルに還元
を、H2が10体積%でN2が90体積%の混合物内でそ
れぞれ250、325、375および425℃で24時
間受けさせた。表1にこの活性試験の結果を示す。
【0045】実施例6 実施例1で得られる触媒個々のサンプルに還元を、H2
が10体積%でN2が90体積%の混合物内でそれぞれ
250、325、375および425℃で24時間受け
させた。結果に関しては表2を参照のこと。
【0046】実施例7 実施例2で得られる触媒個々のサンプルに還元を、H2
が10体積%でN2が90体積%の混合物内でそれぞれ
250、325、375および425℃で24時間受け
させた。結果に関しては表3を参照のこと。
【0047】実施例8 実施例3で得られる触媒個々のサンプルに還元を、H2
が10体積%でN2が90体積%の混合物内でそれぞれ
250、325、375および425℃で24時間受け
させた。結果に関しては表4を参照のこと。
【0048】実施例9 実施例4で得られる触媒個々のサンプルに還元を、10
%H2/90%N2内でそれぞれ250および425℃で
24時間受けさせた。
【0049】結果に関しては表5を参照のこと。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】
【表5】
【0055】実施例5において塩化ロジウムから得られ
た比較触媒(表1)は下記を示す: − その初期選択率および初期ベンゼン値が触媒の前処
理に大きく依存する、 − そのならし運転時間が触媒の前処理に大きく依存す
る、 − そのならし運転時間が長い。
【0056】それとは対照的に、実施例6から9におい
てハロゲンを含んでいない塩を用いて製造した触媒が還
元による前処理様式に対して示す − 初期選択率、 − 初期ベンゼン値、および − ならし運転時間、 に関する感受性は、実施例5よりもずっと低い。
【0057】加うるに、本触媒では、如何なる場合で
も、これらが示す良好な初期選択率および低ベンゼン値
を最適な選択率のならし運転状態に持って行くに必要と
されるならし運転時間が非常に短い。
【0058】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0059】1. 式
【0060】
【化7】
【0061】[式中、R1、R2、R3およびR4は、互い
に独立して、水素、C1−C4−アルキルまたはC1−C4
−アルコキシである]で表されるジフェニルアミン類の
製造方法であって、ここでは、RhまたはRhとPt、
Pd、RuおよびIrの群由来の1種以上の貴金属との
混合物を0.05から5重量%含んでいる担持型触媒を
用いて式
【0062】
【化8】
【0063】で表されるアニリン類と式
【0064】
【化9】
【0065】[式中、R1からR4は、上で定義したのと
同じである]で表されるシクロヘキサノン類とを200
−450℃および0.1−20バールで反応させること
によってこのジフェニルアミン類を製造し、ここで、混
合物の場合、Rhがこの混合物の重量の10から90%
を構成しており、そしてここで、この触媒は更に、C
r:Mn=5:1から1:5の重量比でCrとMnを
0.05から8重量%含んでいてもよく、アルカリ金属
を0.05から15重量%含んでいてもよくそして硫黄
を0.05から6重量%含んでいてもよく、ここで、全
ての数字はこの触媒の全重量を基準にして金属または元
素状硫黄として計算した数字であり、そしてここで、こ
の触媒の製造で用いる担体およびその使用する貴金属、
Cr、Mn、アルカリ金属およびSの化合物にハロゲン
が含まれていないことを特徴とする方法。
【0066】2. RhまたはRhとPt、Pd、Ru
およびIrの群由来の1種以上の貴金属との混合物を
0.1から5重量%含んでいる担持型触媒であって、混
合物の場合、Rhがこの混合物の重量の10から90%
を構成しており、そしてここで、この触媒は更に、C
r:Mn=5:1から1:5の重量比でCrとMnを
0.05から8重量%含んでいてもよく、アルカリ金属
を0.05から15重量%含んでいてもよくそして硫黄
を0.05から6重量%含んでいてもよく、ここで、全
ての数字はこの触媒の全重量を基準にして金属または元
素状硫黄として計算した数字であり、そしてここで、ハ
ロゲンが含まれていない担体を用いそしてその使用する
貴金属、Cr、Mn、アルカリ金属およびSの化合物に
ハロゲンが含まれていないことを特徴とする担持型触
媒。
【0067】3. 硝酸塩を用いて該ロジウムおよび任
意のさらなる貴金属の堆積を実施することを特徴とする
第2項記載の触媒。
【0068】4. 該硝酸塩を該触媒担体の上に堆積さ
せた後この硝酸塩を空気および/または窒素中200か
ら500℃で2から48時間分解させることを特徴とす
る第3項記載のロジウム触媒。
【0069】5. H3[Rh(SO43]を用いて該
ロジウムの堆積を実施することを特徴とする第2項記載
のロジウム触媒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 (72)発明者 ユルゲン・シヤルシユミツト ドイツ47802クレーフエルト・ホルツアプ フエルベーク1 (72)発明者 ウルリヒ・ノタイス ドイツ41539ドルマーゲン・ゲーテシユト ラーセ65 (72)発明者 ルドルフ・ユルゲン・クレー ドイツ41540ドルマーゲン・ラーンシユト ラーセ3 (72)発明者 ゲルハルト・ダルソウ ドイツ47804クレーフエルト・ツデンタネ ン39

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、R1、R2、R3およびR4は、互いに独立して、
    水素、C1−C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシ
    である]で表されるジフェニルアミン類の製造方法であ
    って、ここでは、RhまたはRhとPt、Pd、Ruお
    よびIrの群由来の1種以上の貴金属との混合物を0.
    05から5重量%含んでいる担持型触媒を用いて式 【化2】 で表されるアニリン類と式 【化3】 [式中、R1からR4は、上で定義したのと同じである]
    で表されるシクロヘキサノン類とを200−450℃お
    よび0.1−20バールで反応させることによってこの
    ジフェニルアミン類を製造し、ここで、混合物の場合、
    Rhがこの混合物の重量の10から90%を構成してお
    り、そしてここで、この触媒は更に、Cr:Mn=5:
    1から1:5の重量比でCrとMnを0.05から8重
    量%含んでいてもよく、アルカリ金属を0.05から1
    5重量%含んでいてもよくそして硫黄を0.05から6
    重量%含んでいてもよく、ここで、全ての数字はこの触
    媒の全重量を基準にして金属または元素状硫黄として計
    算した数字であり、そしてここで、この触媒の製造で用
    いる担体およびその使用する貴金属、Cr、Mn、アル
    カリ金属およびSの化合物にハロゲンが含まれていない
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 RhまたはRhとPt、Pd、Ruおよ
    びIrの群由来の1種以上の貴金属との混合物を0.1
    から5重量%含んでいる担持型触媒であって、混合物の
    場合、Rhがこの混合物の重量の10から90%を構成
    しており、そしてここで、この触媒は更に、Cr:Mn
    =5:1から1:5の重量比でCrとMnを0.05か
    ら8重量%含んでいてもよく、アルカリ金属を0.05
    から15重量%含んでいてもよくそして硫黄を0.05
    から6重量%含んでいてもよく、ここで、全ての数字は
    この触媒の全重量を基準にして金属または元素状硫黄と
    して計算した数字であり、そしてここで、ハロゲンが含
    まれていない担体を用いそしてその使用する貴金属、C
    r、Mn、アルカリ金属およびSの化合物にハロゲンが
    含まれていないことを特徴とする担持型触媒。
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