JPH088382Y2 - 温水配管用の鋳鉄管継手部 - Google Patents
温水配管用の鋳鉄管継手部Info
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- JPH088382Y2 JPH088382Y2 JP1992083062U JP8306292U JPH088382Y2 JP H088382 Y2 JPH088382 Y2 JP H088382Y2 JP 1992083062 U JP1992083062 U JP 1992083062U JP 8306292 U JP8306292 U JP 8306292U JP H088382 Y2 JPH088382 Y2 JP H088382Y2
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- Joints With Sleeves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は鋳鉄管継手のうち、特に
管内に温水が通過して管や継手部の温度が上昇する管路
の継手に係る。
管内に温水が通過して管や継手部の温度が上昇する管路
の継手に係る。
【0002】
【従来の技術】地下に埋設して水道用水などを送水する
管路を形成する管としては、ダクタイル鋳鉄製の遠心力
鋳造管が主体となって使用されているが、この管の特徴
の一つは拡径した受口とこの中へ嵌入する挿口を組み合
わせた簡便な継手構造である。この構造によって現地に
おける管の継合が比較的容易に進行し、管路形成の作業
能率が他の管種、たとえば鋼管における突き合わせ溶接
に比べて優れており、鋳鉄管が広く採用される理由の一
つとなっている。
管路を形成する管としては、ダクタイル鋳鉄製の遠心力
鋳造管が主体となって使用されているが、この管の特徴
の一つは拡径した受口とこの中へ嵌入する挿口を組み合
わせた簡便な継手構造である。この構造によって現地に
おける管の継合が比較的容易に進行し、管路形成の作業
能率が他の管種、たとえば鋼管における突き合わせ溶接
に比べて優れており、鋳鉄管が広く採用される理由の一
つとなっている。
【0003】鋳鉄管の継手の型式にはいくつかの種類が
規定され、それによって受口、挿口の形状もまた、多少
の変動が見られる。図2に示すのはK形と呼ばれている
型式の継手構造であり、特徴とするところは外向きに拡
径する傾斜内面11aを端部に具えた受口1aと、該受
口1a内へ嵌入する挿口2aと、前記傾斜内面11aと
挿口外周面21a間で形成する円錐筒状空間内へ嵌合す
るゴム輪3aと、該ゴム輪3aの露出する底面31aを
押圧する押輪4aと、該押輪4aと受口1aの受口フラ
ンジ12aとを締結するT頭ボルト5aよりなる点であ
る。なお、このゴム輪3aはその丸部32aが断面円形
状で受口の傾斜内面11aの一番奥部に設けられた段差
13aおよび水平内面14aへ圧着して、管内からの漏
水を防止するシール作用を果し、丸部に続いてほぼ台形
状に繋がる角部34aは、挿口の外周面21aに接する
面と受口の傾斜内面11aに接する傾斜外面33aより
なり、丸部32aが管路内の水圧が外向きに押し出そう
とする押圧力に対抗して支えるバックアップ作用を果し
ているのである。
規定され、それによって受口、挿口の形状もまた、多少
の変動が見られる。図2に示すのはK形と呼ばれている
型式の継手構造であり、特徴とするところは外向きに拡
径する傾斜内面11aを端部に具えた受口1aと、該受
口1a内へ嵌入する挿口2aと、前記傾斜内面11aと
挿口外周面21a間で形成する円錐筒状空間内へ嵌合す
るゴム輪3aと、該ゴム輪3aの露出する底面31aを
押圧する押輪4aと、該押輪4aと受口1aの受口フラ
ンジ12aとを締結するT頭ボルト5aよりなる点であ
る。なお、このゴム輪3aはその丸部32aが断面円形
状で受口の傾斜内面11aの一番奥部に設けられた段差
13aおよび水平内面14aへ圧着して、管内からの漏
水を防止するシール作用を果し、丸部に続いてほぼ台形
状に繋がる角部34aは、挿口の外周面21aに接する
面と受口の傾斜内面11aに接する傾斜外面33aより
なり、丸部32aが管路内の水圧が外向きに押し出そう
とする押圧力に対抗して支えるバックアップ作用を果し
ているのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ここに述べたK形の鋳
鉄管継手構造は、現在、各都市の水道用管路として正式
に採用され規格化されている。水道用または下水、農業
用水の管路として使用されている場合には、まったく問
題がなく信頼性も十分高い評価を受けている。ところが
近年、ダクタイル鋳鉄管の使用される分野が従来よりも
拡大し、従来の水道関係以外の装置や施設に適用される
ことも最早珍しくなくなり、この傾向はますます助長さ
れると予想されている。そのため、従来はあまり問題と
ならなかった種々の課題が新たに発生し始めたが、その
うち管路内へ常温以上の温水が通過する場合には継手部
分における熱膨張による悪影響が一つの課題として解決
を迫られるようになった。
鉄管継手構造は、現在、各都市の水道用管路として正式
に採用され規格化されている。水道用または下水、農業
用水の管路として使用されている場合には、まったく問
題がなく信頼性も十分高い評価を受けている。ところが
近年、ダクタイル鋳鉄管の使用される分野が従来よりも
拡大し、従来の水道関係以外の装置や施設に適用される
ことも最早珍しくなくなり、この傾向はますます助長さ
れると予想されている。そのため、従来はあまり問題と
ならなかった種々の課題が新たに発生し始めたが、その
うち管路内へ常温以上の温水が通過する場合には継手部
分における熱膨張による悪影響が一つの課題として解決
を迫られるようになった。
【0005】図3はこの課題を説明する縦断正面図であ
り、管路内を常温以上の流体が通過すると、当然良熱伝
導体である受口、挿口ともに昇温し流体とほぼ同温度に
までなる。両金属体に挟まれたゴム輪3aもこの熱伝達
を受けて温度が上昇して固定の熱膨張率に基いた膨張が
現われる。本来、ゴム輪の形状は図2のようにその角部
の底面31aは受口フランジ12aの外端面とほぼ同じ
レベルに揃えられ、受口、挿口間の円錐筒状空間を完全
に充填した状態でセットされているから、ゴム輪の熱膨
張分は底面から外へ向かって膨出せざるを得ない。底面
は押輪4aの押圧面41aが圧接しているから、この部
分については変形が不可能であり、結局、図3のように
底面の押圧面41aから外れた自由面だけが膨出して膨
出部101が生じる。
り、管路内を常温以上の流体が通過すると、当然良熱伝
導体である受口、挿口ともに昇温し流体とほぼ同温度に
までなる。両金属体に挟まれたゴム輪3aもこの熱伝達
を受けて温度が上昇して固定の熱膨張率に基いた膨張が
現われる。本来、ゴム輪の形状は図2のようにその角部
の底面31aは受口フランジ12aの外端面とほぼ同じ
レベルに揃えられ、受口、挿口間の円錐筒状空間を完全
に充填した状態でセットされているから、ゴム輪の熱膨
張分は底面から外へ向かって膨出せざるを得ない。底面
は押輪4aの押圧面41aが圧接しているから、この部
分については変形が不可能であり、結局、図3のように
底面の押圧面41aから外れた自由面だけが膨出して膨
出部101が生じる。
【0006】ゴム輪3aが常温の状態であれば、角部の
底面に押輪4aの押圧面41aが全面に接触しゴム本来
の弾性を保ってシール作用を果しているから何の懸念も
ない。しかし、ゴム材が昇温すると周知のとおり本来の
性質が変化し、特に図3のように膨出部が生じると、押
圧面41aとの境界線102へ応力が集中するからこの
部分から裂断が始まったり亀裂が走って角部のバックア
ップ機能が大幅に低下するという悪影響が出てくる。
底面に押輪4aの押圧面41aが全面に接触しゴム本来
の弾性を保ってシール作用を果しているから何の懸念も
ない。しかし、ゴム材が昇温すると周知のとおり本来の
性質が変化し、特に図3のように膨出部が生じると、押
圧面41aとの境界線102へ応力が集中するからこの
部分から裂断が始まったり亀裂が走って角部のバックア
ップ機能が大幅に低下するという悪影響が出てくる。
【0007】鋳鉄管を継合した管路の継手部に発生する
様々な種類のトラブルを解消するために提示された従来
技術は、枚挙に暇のないほど多数の蓄積があり、たとえ
ば特開昭54−106913号公報では、迷走電流によ
る電食の防止のために断面がリップ状で本来のゴム輪よ
りも硬質のゴム材で楔輪を押輪と接する端面(ゴム輪の
底面)に介装したものや、実公昭61−12466号公
報のように挿入側内管の抜け出し防止のために、弾性シ
ール材の底面にほぼ等しいステンレス板、鋼板製のリン
グを介装し、そのリングの周部に間隔を隔てて屈曲可能
な舌片を数箇所突設したものなどが見出されるが、何れ
も本考案が直面する熱的な要素に伴う課題を解決するも
のではない。本考案は以上に述べた課題を解決するため
に、温水などを送水する管路に使用してもその熱膨張に
よる悪影響を受けない鋳鉄管継手の提供を目的とする。
様々な種類のトラブルを解消するために提示された従来
技術は、枚挙に暇のないほど多数の蓄積があり、たとえ
ば特開昭54−106913号公報では、迷走電流によ
る電食の防止のために断面がリップ状で本来のゴム輪よ
りも硬質のゴム材で楔輪を押輪と接する端面(ゴム輪の
底面)に介装したものや、実公昭61−12466号公
報のように挿入側内管の抜け出し防止のために、弾性シ
ール材の底面にほぼ等しいステンレス板、鋼板製のリン
グを介装し、そのリングの周部に間隔を隔てて屈曲可能
な舌片を数箇所突設したものなどが見出されるが、何れ
も本考案が直面する熱的な要素に伴う課題を解決するも
のではない。本考案は以上に述べた課題を解決するため
に、温水などを送水する管路に使用してもその熱膨張に
よる悪影響を受けない鋳鉄管継手の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る温水配管用
の鋳鉄管継手部は、外向きに拡径する傾斜内面11を端
部に具えた受口1と、該受口1内へ嵌入する挿口2と、
前記傾斜内面11と挿口外周面21間で形成する円錐筒
状空間内へ嵌合するゴム輪3と、該ゴム輪3の露出する
底面31を押圧する押輪4と、該押輪4と受口1の受口
フランジ12とを締結するT頭ボルト5よりなる鋳鉄管
の継手部において、ゴム輪3の断面は円形状の丸部32
に続き前記傾斜内面11に適合する傾斜外面33を有す
るほぼ台形の角部34で繋がり、押輪4の締結によって
弾性変形して受口フランジ12の端面まで圧入されるゴ
ム輪3の底面31と、押輪4の押圧面41の間に、締結
後受口フランジ12の端面外に露呈する一つ割りの金属
製環状体であって前記底面31をほぼ被覆するスラスト
リング6を介装したことによって前記の課題を解決し
た。
の鋳鉄管継手部は、外向きに拡径する傾斜内面11を端
部に具えた受口1と、該受口1内へ嵌入する挿口2と、
前記傾斜内面11と挿口外周面21間で形成する円錐筒
状空間内へ嵌合するゴム輪3と、該ゴム輪3の露出する
底面31を押圧する押輪4と、該押輪4と受口1の受口
フランジ12とを締結するT頭ボルト5よりなる鋳鉄管
の継手部において、ゴム輪3の断面は円形状の丸部32
に続き前記傾斜内面11に適合する傾斜外面33を有す
るほぼ台形の角部34で繋がり、押輪4の締結によって
弾性変形して受口フランジ12の端面まで圧入されるゴ
ム輪3の底面31と、押輪4の押圧面41の間に、締結
後受口フランジ12の端面外に露呈する一つ割りの金属
製環状体であって前記底面31をほぼ被覆するスラスト
リング6を介装したことによって前記の課題を解決し
た。
【0009】
【作用】ゴム輪の角部の底面の外面のほとんどは強度の
高いスラストリングによって被覆されているから、組み
立てて管路として使用に供し、管内を熱水、蒸気などが
通過した状態を想定すれば、管の受口1とT頭ボルト5
を介して締結された押輪4は熱良導体であるから流体と
同温度にまで昇温し、この押輪の底面に密着する金属製
のスラストリング6もまた、熱良導体であるから熱伝導
によって同一温度を維持する。ゴム材が熱膨張したとき
に、その膨張分は底面が全面的に接するスラストリング
を均一に押圧して外向けの外力となるが、スラストリン
グ自身は金属製であるから機械的な強度も大きくかつ、
ゴム輪全体の膨出しようとする開口面全面と密着してい
るから、この全面で外向きに膨出しようとするゴムの膨
張力を受けたとき、変形に対する抵抗力が従来より格段
に高く、しかも密着面全体でこの変形量を受け止めるの
で、僅かな平行移動によって膨張の変形量を吸収し、当
然応力が集中するような特定の箇所も発生しない。すな
わちゴム輪の底面と押輪の押圧面との境界線上にいかな
る亀裂も裂断も発生することなく、長期に亘って完全に
継手機能を満足する状態が続く。さらにスラストリング
は一つ割りの環状体である上、図1でも明示するように
T頭ボルトの締め付けと共にゴム輪を押圧して受口、挿
口間の空間へ押し込み、締結完了時にはゴム輪の底面3
1が受口フランジ12の端面まで圧入され、スラストリ
ングは受口フランジ12の端面外に露呈する位置関係に
留まるから、継手部分に付与された屈曲性はゴムの弾性
を100%残したまま守られる。このことは万一、阪神
大震災のような管路を揺がす大変動が襲来しても、本来
の優れた耐 震性をそのまま受け継いで管の離脱を阻止す
る作用が働くのである。本考案は管内の流体による昇温
に伴う熱的なトラブルを阻止する機能を果たしつつも、
本来の耐震性を堅持することも作用上の大きな特徴であ
る。
高いスラストリングによって被覆されているから、組み
立てて管路として使用に供し、管内を熱水、蒸気などが
通過した状態を想定すれば、管の受口1とT頭ボルト5
を介して締結された押輪4は熱良導体であるから流体と
同温度にまで昇温し、この押輪の底面に密着する金属製
のスラストリング6もまた、熱良導体であるから熱伝導
によって同一温度を維持する。ゴム材が熱膨張したとき
に、その膨張分は底面が全面的に接するスラストリング
を均一に押圧して外向けの外力となるが、スラストリン
グ自身は金属製であるから機械的な強度も大きくかつ、
ゴム輪全体の膨出しようとする開口面全面と密着してい
るから、この全面で外向きに膨出しようとするゴムの膨
張力を受けたとき、変形に対する抵抗力が従来より格段
に高く、しかも密着面全体でこの変形量を受け止めるの
で、僅かな平行移動によって膨張の変形量を吸収し、当
然応力が集中するような特定の箇所も発生しない。すな
わちゴム輪の底面と押輪の押圧面との境界線上にいかな
る亀裂も裂断も発生することなく、長期に亘って完全に
継手機能を満足する状態が続く。さらにスラストリング
は一つ割りの環状体である上、図1でも明示するように
T頭ボルトの締め付けと共にゴム輪を押圧して受口、挿
口間の空間へ押し込み、締結完了時にはゴム輪の底面3
1が受口フランジ12の端面まで圧入され、スラストリ
ングは受口フランジ12の端面外に露呈する位置関係に
留まるから、継手部分に付与された屈曲性はゴムの弾性
を100%残したまま守られる。このことは万一、阪神
大震災のような管路を揺がす大変動が襲来しても、本来
の優れた耐 震性をそのまま受け継いで管の離脱を阻止す
る作用が働くのである。本考案は管内の流体による昇温
に伴う熱的なトラブルを阻止する機能を果たしつつも、
本来の耐震性を堅持することも作用上の大きな特徴であ
る。
【0010】
【実施例】図1は本考案の実施例を示す縦断正面図であ
る。図において、ダクタイル鋳鉄製の鋳鉄管の受口1は
接合部に面して受口フランジ12を周設し、挿口2を嵌
入する内部には傾斜内面11を形成しその深奥部に段差
13および水平内面14を具え、さらに緩傾斜内面16
と最深部に第二の段差15を設けて終る。挿口2は直管
部と同径の外周面21からなり、その先端は受口内へ挿
通して第二の段差15の近くにまで達する。受口の傾斜
内面11と挿口の外周面とで形成する円錐筒状の空間へ
ゴム輪3を介装する。ゴム輪3の底面を押輪4の押圧面
41が押し、この押輪4はT頭ボルト5によって受口フ
ランジ12と螺合してゴム輪3を内側へ押し込む構成を
採る。
る。図において、ダクタイル鋳鉄製の鋳鉄管の受口1は
接合部に面して受口フランジ12を周設し、挿口2を嵌
入する内部には傾斜内面11を形成しその深奥部に段差
13および水平内面14を具え、さらに緩傾斜内面16
と最深部に第二の段差15を設けて終る。挿口2は直管
部と同径の外周面21からなり、その先端は受口内へ挿
通して第二の段差15の近くにまで達する。受口の傾斜
内面11と挿口の外周面とで形成する円錐筒状の空間へ
ゴム輪3を介装する。ゴム輪3の底面を押輪4の押圧面
41が押し、この押輪4はT頭ボルト5によって受口フ
ランジ12と螺合してゴム輪3を内側へ押し込む構成を
採る。
【0011】ゴム輪3は弾性に富み水封機能に優れたゴ
ム材を材料として成形され、受口内の段差13および水
平内面14に嵌合する先端の断面円形の丸部32と、こ
れに続く断面ほぼ台形の角部34とで構成されている。
丸部がシール作用を、また、角部が丸部の受ける管路か
らの水圧に対抗するバックアップ作用をそれぞれ受持つ
点は従来と変らない。
ム材を材料として成形され、受口内の段差13および水
平内面14に嵌合する先端の断面円形の丸部32と、こ
れに続く断面ほぼ台形の角部34とで構成されている。
丸部がシール作用を、また、角部が丸部の受ける管路か
らの水圧に対抗するバックアップ作用をそれぞれ受持つ
点は従来と変らない。
【0012】角部34の底面31は押輪の締結によって
圧入された後、受口フランジ12の端面とほぼ同一のレ
ベルとなるように受口、挿口間の空隙へ充填されてい
る。この底面31をほぼ被覆する形で同形のスラストリ
ング6を押輪4の押圧面41との間に介装し、締結後も
受口フランジ端面外に露呈している位置に残ることが耐
震性の維持の上では正しい。スラストリング6は一つ割
りの環状であり挿口の外周面21より僅かに大きな内径
を具え、受口の傾斜内面11の端部開口部の内径より僅
かに小さい外径よりなる。材質は熱良導体である金属の
中から選ばれるが、管路の条件によって耐食性の高い銅
合金やニッケル合金、またはステンレス鋼 などが望まし
い。
圧入された後、受口フランジ12の端面とほぼ同一のレ
ベルとなるように受口、挿口間の空隙へ充填されてい
る。この底面31をほぼ被覆する形で同形のスラストリ
ング6を押輪4の押圧面41との間に介装し、締結後も
受口フランジ端面外に露呈している位置に残ることが耐
震性の維持の上では正しい。スラストリング6は一つ割
りの環状であり挿口の外周面21より僅かに大きな内径
を具え、受口の傾斜内面11の端部開口部の内径より僅
かに小さい外径よりなる。材質は熱良導体である金属の
中から選ばれるが、管路の条件によって耐食性の高い銅
合金やニッケル合金、またはステンレス鋼 などが望まし
い。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上に述べたとおり、管路内を
温水が常時通過して継手部の温度が上昇しても、従来の
ような熱膨張に基く悪影響が発生せず、冷水と同様にそ
の継合機能が長く持続するので信頼性が高い。さらに弾
性に優れたゴム材の自由な変形を100%活用して、振
動、震動、揺動に強力な耐性をそのまま維持する形態を
採っているから、仮に阪神大震災のような激烈な地殻の
揺動があっても継合関係を維持する機能を両立させる効
果が大きい。ここで対象となる継手の型式はK形と呼ば
れる押輪を使用するものであるが、従来のK形と全体と
しては同一形状であるから、継合作業に変るところはな
く能率的な施工が保証される。
温水が常時通過して継手部の温度が上昇しても、従来の
ような熱膨張に基く悪影響が発生せず、冷水と同様にそ
の継合機能が長く持続するので信頼性が高い。さらに弾
性に優れたゴム材の自由な変形を100%活用して、振
動、震動、揺動に強力な耐性をそのまま維持する形態を
採っているから、仮に阪神大震災のような激烈な地殻の
揺動があっても継合関係を維持する機能を両立させる効
果が大きい。ここで対象となる継手の型式はK形と呼ば
れる押輪を使用するものであるが、従来のK形と全体と
しては同一形状であるから、継合作業に変るところはな
く能率的な施工が保証される。
【図1】本考案実施例の縦断正面図である。
【図2】従来技術の縦断正面図である。
【図3】従来技術の課題を説明する縦断正面図である。
1 受口 2 挿口 3 ゴム輪 4 押輪 5 T頭ボルト 6 スラストリング 11 傾斜内面 12 受口フランジ 13 段差 14 水平内面 15 第二の段差 16 緩傾斜内面 21 外周面 31 底面 32 丸部 33 傾斜外面 34 角部 41 押圧面
Claims (1)
- 【請求項1】 外向きに拡径する傾斜内面11を端部に
具えた受口1と、該受口1内へ嵌入する挿口2と、前記
傾斜内面11と挿口外周面21間で形成する円錐筒状空
間内へ嵌合するゴム輪3と、該ゴム輪3の露出する底面
31を押圧する押輪4と、該押輪4と受口1の受口フラ
ンジ12とを締結するT頭ボルト5よりなる鋳鉄管の継
手部において、ゴム輪3の断面は円形状の丸部32に続
き前記傾斜内面11に適合する傾斜外面33を有するほ
ぼ台形の角部34で繋がり、押輪4の締結によって弾性
変形して受口フランジ12の端面まで圧入されるゴム輪
3の底面31と、押輪4の押圧面41の間に、締結後受
口フランジ12の端面外に露呈する一つ割りの金属製環
状体であって、前記底面31をほぼ被覆するスラストリ
ング6を介装したことを特徴とする温水配管用の鋳鉄管
継手部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992083062U JPH088382Y2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 温水配管用の鋳鉄管継手部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992083062U JPH088382Y2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 温水配管用の鋳鉄管継手部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640570U JPH0640570U (ja) | 1994-05-31 |
| JPH088382Y2 true JPH088382Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=13791706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992083062U Expired - Lifetime JPH088382Y2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | 温水配管用の鋳鉄管継手部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088382Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020159558A (ja) * | 2020-07-01 | 2020-10-01 | コスモ工機株式会社 | 離脱防止装置及びこの装置を備えた管継手 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100927164B1 (ko) * | 2007-10-24 | 2009-11-18 | 현대주철산업 주식회사 | 관 연결 소켓 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54106913A (en) * | 1978-02-09 | 1979-08-22 | Sadayoshi Yamazaki | Pipe coupling |
| JPS57122886U (ja) * | 1981-01-27 | 1982-07-30 | ||
| JPS6112466U (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-24 | 政美 本多 | タワシ保持具 |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP1992083062U patent/JPH088382Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020159558A (ja) * | 2020-07-01 | 2020-10-01 | コスモ工機株式会社 | 離脱防止装置及びこの装置を備えた管継手 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0640570U (ja) | 1994-05-31 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |