JPH088429B2 - 電波吸収方法 - Google Patents
電波吸収方法Info
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- JPH088429B2 JPH088429B2 JP3153984A JP15398491A JPH088429B2 JP H088429 B2 JPH088429 B2 JP H088429B2 JP 3153984 A JP3153984 A JP 3153984A JP 15398491 A JP15398491 A JP 15398491A JP H088429 B2 JPH088429 B2 JP H088429B2
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Landscapes
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- Building Environments (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素繊維を含有して形
成した炭素繊維含有組成物である電波吸収体を用いて、
効率良くTV電波や無線電波などを吸収する方法に関す
る。
成した炭素繊維含有組成物である電波吸収体を用いて、
効率良くTV電波や無線電波などを吸収する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高層ビル、送電線の鉄塔、橋梁、新幹
線、高速道路、ゴルフ練習場などの各種の建造物とか航
空機などが、良質なTV電波や無線電波などを遮蔽、反
射して広い地域でゴースト障害を発生させていることが
知られている。
線、高速道路、ゴルフ練習場などの各種の建造物とか航
空機などが、良質なTV電波や無線電波などを遮蔽、反
射して広い地域でゴースト障害を発生させていることが
知られている。
【0003】従来、このようなゴースト障害を防止する
ために、例えば、特開昭58−108603号公報や特
開昭58−108602号公報に開示されているよう
に、普通コンクリートやモルタルや軽量コンクリートと
いったコンクリートに炭素繊維(カーボンファイバ)を
含有して形成した電波吸収体を用いることが知られてい
る。
ために、例えば、特開昭58−108603号公報や特
開昭58−108602号公報に開示されているよう
に、普通コンクリートやモルタルや軽量コンクリートと
いったコンクリートに炭素繊維(カーボンファイバ)を
含有して形成した電波吸収体を用いることが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電波吸収体では、電波の吸収効率を向上させるには、炭
素繊維の含有率を多くするとか、電波吸収体を厚くする
といったことが必要であった。
電波吸収体では、電波の吸収効率を向上させるには、炭
素繊維の含有率を多くするとか、電波吸収体を厚くする
といったことが必要であった。
【0005】誘電体の複素誘電率εは次式で表される。 ε=ε’−jε” 上式において、実数部ε’は通常の誘電率を、虚数部
ε”は損失率をそれぞれ示している。
ε”は損失率をそれぞれ示している。
【0006】そして、この実数部ε’を横軸にとるとと
もに、虚数部ε”を縦軸にとり、試料の厚さdと、その
試料に入射する電波の波長λ0との関係値D(=d/λ
0)における無反射条件の特性曲線を求めたときに、図
3のグラフに示す結果を得られることが知られている。
図3中の数値はDの値である。
もに、虚数部ε”を縦軸にとり、試料の厚さdと、その
試料に入射する電波の波長λ0との関係値D(=d/λ
0)における無反射条件の特性曲線を求めたときに、図
3のグラフに示す結果を得られることが知られている。
図3中の数値はDの値である。
【0007】例えば、2chのテレビ電波(割当周波
数:96〜102MHz、映像搬送周波数97.25M
Hz、音声搬送周波数101.75MHz)を厚みが1
0cmの壁面で無反射で吸収する場合を考察すれば、長
波長となる映像搬送用の電波の波長λ0は、 λ0=(3×1010)÷(97.25×106) ≒308.48cm となり、関係値Dは、 D=10÷308.48 ≒0.032 となり、この関係値Dを満たすときの実数部ε’および
虚数部ε”それぞれの値は、 ε’≒61 ε”≒10 となる。
数:96〜102MHz、映像搬送周波数97.25M
Hz、音声搬送周波数101.75MHz)を厚みが1
0cmの壁面で無反射で吸収する場合を考察すれば、長
波長となる映像搬送用の電波の波長λ0は、 λ0=(3×1010)÷(97.25×106) ≒308.48cm となり、関係値Dは、 D=10÷308.48 ≒0.032 となり、この関係値Dを満たすときの実数部ε’および
虚数部ε”それぞれの値は、 ε’≒61 ε”≒10 となる。
【0008】また、試料の厚みを5cmにした場合で見
てみれば、 D≒0.016 となり、実数部ε’をより大きな値にする必要があるこ
とがわかる。
てみれば、 D≒0.016 となり、実数部ε’をより大きな値にする必要があるこ
とがわかる。
【0009】ところが、従来の炭素繊維を含有した電波
吸収体では、このように大きな値の実数部ε’を得るこ
とが難しく、そのため電波の十分な吸収能力がないとい
う欠点があった。
吸収体では、このように大きな値の実数部ε’を得るこ
とが難しく、そのため電波の十分な吸収能力がないとい
う欠点があった。
【0010】そこで、特開昭58−188193号公報
に開示されるように、フェライト、高分子樹脂及びファ
イバーから吸収体を構成するとともに、各吸収体それぞ
れにおいて、ファイバーを一定方向に配列し、そして、
各層のファイバー配向方向が相互に異なるように吸収体
を積層させ、電波の方向に対して、一方の吸収体が有効
に働かなくても、他方の吸収体が有効に働き、電波吸収
体の貼り付け方向のいかんにかかわらず、全体として、
均一な電波吸収特性が得られるようにした電波吸収体が
あったが、吸収体を積層させるがために、厚みが大きく
なってしまう欠点があった。
に開示されるように、フェライト、高分子樹脂及びファ
イバーから吸収体を構成するとともに、各吸収体それぞ
れにおいて、ファイバーを一定方向に配列し、そして、
各層のファイバー配向方向が相互に異なるように吸収体
を積層させ、電波の方向に対して、一方の吸収体が有効
に働かなくても、他方の吸収体が有効に働き、電波吸収
体の貼り付け方向のいかんにかかわらず、全体として、
均一な電波吸収特性が得られるようにした電波吸収体が
あったが、吸収体を積層させるがために、厚みが大きく
なってしまう欠点があった。
【0011】本発明の電波吸収方法は、このような事情
に鑑みてなされたものであって、その厚みが薄く、しか
も、炭素繊維の含有率が少ない炭素繊維含有組成物を用
いても電波を十分吸収できるようにすることを目的とす
る。
に鑑みてなされたものであって、その厚みが薄く、しか
も、炭素繊維の含有率が少ない炭素繊維含有組成物を用
いても電波を十分吸収できるようにすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電波吸収方法
は、上述のような目的を達成するために、吸収しようと
する電波を炭素繊維含有組成物の任意の方向に照射した
ときの前記炭素繊維含有組成物の複素誘電率の実数部を
ε’、虚数部をε”とし、それらの最大値および最小値
を、ε max ’,ε min ’、ε max ”,ε min ”
とし、炭素繊維の配向度Aをε max ’−ε min ’、
配向度Bをε max ”−ε min ”で定義する場合に、
炭素繊維の配向度Aが25以上、および/または、配向
度Bが5以上となるように炭素繊維を特定方向に配向し
て含有した炭素繊維含有組成物を用い、含有炭素繊維の
配向方向を吸収しようとする電波の電界方向と一致させ
るように前記炭素繊維含有組成物を配置し、前記炭素繊
維含有組成物により電波を吸収することを特徴としてい
る。
は、上述のような目的を達成するために、吸収しようと
する電波を炭素繊維含有組成物の任意の方向に照射した
ときの前記炭素繊維含有組成物の複素誘電率の実数部を
ε’、虚数部をε”とし、それらの最大値および最小値
を、ε max ’,ε min ’、ε max ”,ε min ”
とし、炭素繊維の配向度Aをε max ’−ε min ’、
配向度Bをε max ”−ε min ”で定義する場合に、
炭素繊維の配向度Aが25以上、および/または、配向
度Bが5以上となるように炭素繊維を特定方向に配向し
て含有した炭素繊維含有組成物を用い、含有炭素繊維の
配向方向を吸収しようとする電波の電界方向と一致させ
るように前記炭素繊維含有組成物を配置し、前記炭素繊
維含有組成物により電波を吸収することを特徴としてい
る。
【0013】含有炭素繊維の配向方向を吸収しようとす
る電波の電界方向と一致させるとは、炭素繊維の配向方
向を完全に電界方向に一致させて配置することは当然と
して、吸収しようとする電波を炭素繊維含有組成物の任
意の方向に照射したときの前記炭素繊維含有組成物の複
素誘電率の実数部をε’、虚数部をε”とし、それらの
最大値および最小値を、εmax’,εmin’、ε
max”,εmin”としたときに、 ε’≧εmin’+(εmax’−εmin’)×0.5 および/または、 ε”≧εmin”+(εmax”−εmin”)×0.5 になる範囲で配置することを含む。 配向度をA=εmax’−εmin’、B=εmax”
−εmin”で定義した。
る電波の電界方向と一致させるとは、炭素繊維の配向方
向を完全に電界方向に一致させて配置することは当然と
して、吸収しようとする電波を炭素繊維含有組成物の任
意の方向に照射したときの前記炭素繊維含有組成物の複
素誘電率の実数部をε’、虚数部をε”とし、それらの
最大値および最小値を、εmax’,εmin’、ε
max”,εmin”としたときに、 ε’≧εmin’+(εmax’−εmin’)×0.5 および/または、 ε”≧εmin”+(εmax”−εmin”)×0.5 になる範囲で配置することを含む。 配向度をA=εmax’−εmin’、B=εmax”
−εmin”で定義した。
【0014】詳述すれば、図4の配向度の説明に供する
側面図に示すように、炭素繊維含有組成物の試験体を任
意の平面で切断し、その切断面において、中心Oを通っ
て直交する2本の軸をX−X’、Y−Y’とするとき、
X−X’を基準線として中心Oを通るカット線P−P’
との交角をθとし、その交角θを0°〜180°の範囲
で変化させた場合に最大となる複素誘電率の実数部ε’
および虚数部ε”それぞれをεmax’,εmax”、
最小となる複素誘電率の実数部ε’および虚数部ε”そ
れぞれをεmin’,εmin”として、(εmax’
−εmin’)を配向度A、(εmax”−
εmin”)を配向度Bとする(ε’およびε”それぞ
れの測定は、カット線P−P’に平行に電界をかけて測
定する)。
側面図に示すように、炭素繊維含有組成物の試験体を任
意の平面で切断し、その切断面において、中心Oを通っ
て直交する2本の軸をX−X’、Y−Y’とするとき、
X−X’を基準線として中心Oを通るカット線P−P’
との交角をθとし、その交角θを0°〜180°の範囲
で変化させた場合に最大となる複素誘電率の実数部ε’
および虚数部ε”それぞれをεmax’,εmax”、
最小となる複素誘電率の実数部ε’および虚数部ε”そ
れぞれをεmin’,εmin”として、(εmax’
−εmin’)を配向度A、(εmax”−
εmin”)を配向度Bとする(ε’およびε”それぞ
れの測定は、カット線P−P’に平行に電界をかけて測
定する)。
【0015】炭素繊維が全くランダムに配向していると
きは、εmax’=εmin’、εmax”=
εmin”となるのでA=0、B=0となる。A、Bが
大きいほど配向している炭素繊維含有組成物である。A
<25、B<5では配向度が小さく、炭素繊維の含有率
を高くして炭素繊維を多く混入するか、吸収体の厚さを
大きくしなければならない。
きは、εmax’=εmin’、εmax”=
εmin”となるのでA=0、B=0となる。A、Bが
大きいほど配向している炭素繊維含有組成物である。A
<25、B<5では配向度が小さく、炭素繊維の含有率
を高くして炭素繊維を多く混入するか、吸収体の厚さを
大きくしなければならない。
【0016】炭素繊維としては、レーヨン系、ポリアク
リロニトリル(PAN)系、フェノール樹脂系、石炭ピ
ッチ系、石油ピッチ系など、各種の炭素繊維が使用で
き、そして、通常、繊維直径が2〜30μm程度、平均
繊維長さが0.1〜10mm程度、好ましくは、マトリ
ックスがモルタルまたはコンクリートのときは0.2〜
0.8mm、樹脂のときは0.2〜5mm程度のものを
使用するのが好ましい。
リロニトリル(PAN)系、フェノール樹脂系、石炭ピ
ッチ系、石油ピッチ系など、各種の炭素繊維が使用で
き、そして、通常、繊維直径が2〜30μm程度、平均
繊維長さが0.1〜10mm程度、好ましくは、マトリ
ックスがモルタルまたはコンクリートのときは0.2〜
0.8mm、樹脂のときは0.2〜5mm程度のものを
使用するのが好ましい。
【0017】ここに言う炭素繊維の長さは、炭素繊維含
有組成物を製造するときに入れる炭素繊維の長さでは無
く、炭素繊維含有組成物中に存在する状態での値であ
る。炭素繊維の長さは長い程好ましいが、炭素繊維含有
組成物を製造する場合、特にモルタルまたはコンクリー
ト製の炭素繊維含有組成物は、その製造時のミキシング
により炭素繊維が切断されるため、および、作業性の面
から長さが10mmを越えるものを得ることは難しい。
また、0.1mm未満では、炭素繊維の含有率を高くし
ても、複素誘電率εの実数部ε’および虚数部ε”とも
絶対値そのものが大きくならない(ε’≒10、ε”≒
1〜2程度にしかならない)。
有組成物を製造するときに入れる炭素繊維の長さでは無
く、炭素繊維含有組成物中に存在する状態での値であ
る。炭素繊維の長さは長い程好ましいが、炭素繊維含有
組成物を製造する場合、特にモルタルまたはコンクリー
ト製の炭素繊維含有組成物は、その製造時のミキシング
により炭素繊維が切断されるため、および、作業性の面
から長さが10mmを越えるものを得ることは難しい。
また、0.1mm未満では、炭素繊維の含有率を高くし
ても、複素誘電率εの実数部ε’および虚数部ε”とも
絶対値そのものが大きくならない(ε’≒10、ε”≒
1〜2程度にしかならない)。
【0018】電波吸収体を構成する母材としては、セメ
ントと細骨材と混和材と水とから成るモルタルとか、そ
のモルタルに粗骨材を混合したコンクリート等の水硬組
成物、石膏、エポキシ樹脂等の樹脂、セラミックス、ゴ
ムなどが適用できる。
ントと細骨材と混和材と水とから成るモルタルとか、そ
のモルタルに粗骨材を混合したコンクリート等の水硬組
成物、石膏、エポキシ樹脂等の樹脂、セラミックス、ゴ
ムなどが適用できる。
【0019】炭素繊維の含有率は、水硬組成物(例え
ば、モルタル)中の水硬成分(例えば、セメント)に対
して0.5〜10重量%であるのが好ましい。0.5重
量%未満では、電波に対するマッチング条件が難しく、
一方、10重量%を越えると、炭素繊維のマトリックス
中での均一分散が難しくなるからである。
ば、モルタル)中の水硬成分(例えば、セメント)に対
して0.5〜10重量%であるのが好ましい。0.5重
量%未満では、電波に対するマッチング条件が難しく、
一方、10重量%を越えると、炭素繊維のマトリックス
中での均一分散が難しくなるからである。
【0020】また、樹脂に含有する場合において、その
樹脂に対する炭素繊維の含有率は5〜25重量%である
のが好ましい。5重量%未満では、電波に対するマッチ
ング条件が難しく、一方、25重量%を越えると、炭素
繊維のマトリックス中での均一分散が難しくなるからで
ある。
樹脂に対する炭素繊維の含有率は5〜25重量%である
のが好ましい。5重量%未満では、電波に対するマッチ
ング条件が難しく、一方、25重量%を越えると、炭素
繊維のマトリックス中での均一分散が難しくなるからで
ある。
【0021】
【作用】本発明の電波吸収方法の構成によれば、吸収し
ようとする電波が水平偏波または垂直偏波のいずれにも
適用できる。例えば、水平偏波の電波であれば、それに
よって発生する電界の方向が水平方向であるため、揃え
た炭素繊維の向きが電波の進行方向に対して交差する水
平方向になるように、建物外壁を電波吸収体そのもので
構成するとか、電波吸収体を各種の建造物などに取り付
ける。こうすることによって、電波の電界方向に対し、
誘電率が大きくなり、図3のDの値の小さいところでマ
ッチングがとれ、結果として、従来にない薄い電波吸収
体で電波を吸収することができる。
ようとする電波が水平偏波または垂直偏波のいずれにも
適用できる。例えば、水平偏波の電波であれば、それに
よって発生する電界の方向が水平方向であるため、揃え
た炭素繊維の向きが電波の進行方向に対して交差する水
平方向になるように、建物外壁を電波吸収体そのもので
構成するとか、電波吸収体を各種の建造物などに取り付
ける。こうすることによって、電波の電界方向に対し、
誘電率が大きくなり、図3のDの値の小さいところでマ
ッチングがとれ、結果として、従来にない薄い電波吸収
体で電波を吸収することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0023】<第1実施例> 普通ポルトランドセメントと、細骨材としての硅砂6号
と、混和材としてのメチルセルロースと、水と、繊維径
が13μmで平均繊維長さが3mm、6mm、8mmの
炭素繊維(S−231、S−232、S−233:いず
れも株式会社ドナック製)とを表1に示す割合で配合
し、モルタルを母材とした電波吸収体の試験体を作成し
た。
と、混和材としてのメチルセルロースと、水と、繊維径
が13μmで平均繊維長さが3mm、6mm、8mmの
炭素繊維(S−231、S−232、S−233:いず
れも株式会社ドナック製)とを表1に示す割合で配合
し、モルタルを母材とした電波吸収体の試験体を作成し
た。
【表1】
【0024】作成手順としては、先ず、普通ポルトラン
ドセメントとメチルセルロースと炭素繊維とを、容量5
リットルのオムニミキサーによって60秒間予備混練
し、その後に水を加えて120秒間混練し、しかる後
に、硅砂6号を加えて60秒間混練し、炭素繊維入りの
モルタルを調整した。
ドセメントとメチルセルロースと炭素繊維とを、容量5
リットルのオムニミキサーによって60秒間予備混練
し、その後に水を加えて120秒間混練し、しかる後
に、硅砂6号を加えて60秒間混練し、炭素繊維入りの
モルタルを調整した。
【0025】こうして得られたモルタルを、40×40
×160の大きさの型枠内に、炭素繊維の長手方向が型
枠の長手方向を向くように手で揃えながら打設し、20
℃で80%の恒温恒湿雰囲気下で1日間養生してから脱
型し、しかる後に、その硬化体を、20℃の恒温水槽中
で養生し、恒温水槽から取り出した後に、更に、20℃
で60%の恒温恒湿雰囲気下で1日間養生した。
×160の大きさの型枠内に、炭素繊維の長手方向が型
枠の長手方向を向くように手で揃えながら打設し、20
℃で80%の恒温恒湿雰囲気下で1日間養生してから脱
型し、しかる後に、その硬化体を、20℃の恒温水槽中
で養生し、恒温水槽から取り出した後に、更に、20℃
で60%の恒温恒湿雰囲気下で1日間養生した。
【0026】こうして得た硬化体1を、図1の斜視図に
示すように、横断切断線X1,X2,X3,X4,X
5、および、縦断切断線Y1,Y2で切断し、その内の
型枠の中央部側に位置する大きさが約40×40×10
のものを取り出して、図2の(a)の斜視図に示すよう
に、炭素繊維の長手方向の向きが厚み方向を向くように
揃った縦タイプの測定用の試験体A1,A2と、図2の
(b)の斜視図に示すように、炭素繊維の長手方向の向
きが厚み方向に直交する方向を向くように揃った横タイ
プの測定用の試験体B1,B2とを得た。
示すように、横断切断線X1,X2,X3,X4,X
5、および、縦断切断線Y1,Y2で切断し、その内の
型枠の中央部側に位置する大きさが約40×40×10
のものを取り出して、図2の(a)の斜視図に示すよう
に、炭素繊維の長手方向の向きが厚み方向を向くように
揃った縦タイプの測定用の試験体A1,A2と、図2の
(b)の斜視図に示すように、炭素繊維の長手方向の向
きが厚み方向に直交する方向を向くように揃った横タイ
プの測定用の試験体B1,B2とを得た。
【0027】これらの各測定用の試験体A1,A2,B
1,B2それぞれに対して、厚みが10mmになるよう
にA60の紙ヤスリで粗ケズリした後、A200の紙ヤ
スリで対向面が平行になるように仕上げる。
1,B2それぞれに対して、厚みが10mmになるよう
にA60の紙ヤスリで粗ケズリした後、A200の紙ヤ
スリで対向面が平行になるように仕上げる。
【0028】静電容量Cpと導電値Gとの測定に先立
ち、測定の前日に、乾燥機によって100℃で7時間強
制乾燥し、その強制乾燥後にデシケーターにより真空冷
却し、室温まで完全に冷却した後、吸湿しない様にロッ
ト毎に乾燥剤(シリカゲル)を入れたチャック付のポリ
エチレン製袋内に収納した。
ち、測定の前日に、乾燥機によって100℃で7時間強
制乾燥し、その強制乾燥後にデシケーターにより真空冷
却し、室温まで完全に冷却した後、吸湿しない様にロッ
ト毎に乾燥剤(シリカゲル)を入れたチャック付のポリ
エチレン製袋内に収納した。
【0029】そして、各試験体A1,A2,B1,B2
それぞれを、図5の測定装置の概略構成図に示すよう
に、インピーダンスアナライザ(4191A:横河ヒュ
ーレットパッカード社製)2の電極用銅板3,3間に挟
み、厚み方向に電界をかけて静電容量Cpと導電値Gと
を測定し、その測定された静電容量Cpと導電値Gとに
基づいて、複素誘電率(比誘電率)の実数部の値ε’お
よび虚数部の値ε”それぞれを求めた。
それぞれを、図5の測定装置の概略構成図に示すよう
に、インピーダンスアナライザ(4191A:横河ヒュ
ーレットパッカード社製)2の電極用銅板3,3間に挟
み、厚み方向に電界をかけて静電容量Cpと導電値Gと
を測定し、その測定された静電容量Cpと導電値Gとに
基づいて、複素誘電率(比誘電率)の実数部の値ε’お
よび虚数部の値ε”それぞれを求めた。
【0030】すなわち、静電容量Cpと実数部の値ε’
との間には、次の関係式 Cp=ε0・ε’・S/d ε’=Cp・d/(ε0・S) が成り立つ。ここで、ε0は真空中での誘電率で8.8
54×10−12であり、そして、Sは試験体の面積、
dは試験体の厚みであり、静電容量Cpを求めることに
よって、実数部の値ε’を求めることができるのであ
る。
との間には、次の関係式 Cp=ε0・ε’・S/d ε’=Cp・d/(ε0・S) が成り立つ。ここで、ε0は真空中での誘電率で8.8
54×10−12であり、そして、Sは試験体の面積、
dは試験体の厚みであり、静電容量Cpを求めることに
よって、実数部の値ε’を求めることができるのであ
る。
【0031】また、導電値Gと虚数部の値ε”との間に
は、次の関係式 G=σ・S/d σ=G・d/S ε”=σ/(ε0・ω) =σ/(ε0・2πf) =G・d/(S・ε0・2πf) が成り立つ。ここで、σは導電率、ε0は真空中での誘
電率で8.854×10−12であり、そして、Sは試
験体の面積、dは試験体の厚みであり、また、fは吸収
しようとする既知の電波の周波数であり、導電値Gを求
めることによって、虚数部の値ε”を求めることができ
る。
は、次の関係式 G=σ・S/d σ=G・d/S ε”=σ/(ε0・ω) =σ/(ε0・2πf) =G・d/(S・ε0・2πf) が成り立つ。ここで、σは導電率、ε0は真空中での誘
電率で8.854×10−12であり、そして、Sは試
験体の面積、dは試験体の厚みであり、また、fは吸収
しようとする既知の電波の周波数であり、導電値Gを求
めることによって、虚数部の値ε”を求めることができ
る。
【0032】このようにして、平均繊維長さが3mmで
チョップ状の炭素繊維を、前述の表に示したように、モ
ルタルに対する含有率が1重量%、2重量%、3重量
%、4重量%、5重量%になるように含有したものと、
炭素繊維を含有するものと同様にして作成した炭素繊維
を含有しないものとによる縦タイプの試験体A1,A2
と横タイプの試験体B1,B2それぞれに付き、電波の
周波数を100MHzに固定して複素誘電率(比誘電
率)の実数部の値ε’および虚数部の値ε”それぞれを
求めたところ、表2および図6のグラフそれぞれに示す
結果を得た。ミキシング中に切断されるため、試料中で
の炭素繊維の平均繊維長さは約0.2〜0.8mmにな
っている。炭素繊維の含有率(重量%)が高い程、炭素
繊維が切断されて短くなる。すなわち、炭素繊維の含有
率が高い程粘度が大きくなって剪断を受けやすくなるた
めと考えられる。
チョップ状の炭素繊維を、前述の表に示したように、モ
ルタルに対する含有率が1重量%、2重量%、3重量
%、4重量%、5重量%になるように含有したものと、
炭素繊維を含有するものと同様にして作成した炭素繊維
を含有しないものとによる縦タイプの試験体A1,A2
と横タイプの試験体B1,B2それぞれに付き、電波の
周波数を100MHzに固定して複素誘電率(比誘電
率)の実数部の値ε’および虚数部の値ε”それぞれを
求めたところ、表2および図6のグラフそれぞれに示す
結果を得た。ミキシング中に切断されるため、試料中で
の炭素繊維の平均繊維長さは約0.2〜0.8mmにな
っている。炭素繊維の含有率(重量%)が高い程、炭素
繊維が切断されて短くなる。すなわち、炭素繊維の含有
率が高い程粘度が大きくなって剪断を受けやすくなるた
めと考えられる。
【表2】
【0033】また、平均繊維長さが6mmでチョップ状
の炭素繊維についても同様にして複素誘電率(比誘電
率)の実数部の値ε’および虚数部の値ε”それぞれを
求めたところ、表3および図7のグラフそれぞれに示す
結果を得た。試料中の炭素繊維の平均繊維長さは約0.
6〜1.0mmである。
の炭素繊維についても同様にして複素誘電率(比誘電
率)の実数部の値ε’および虚数部の値ε”それぞれを
求めたところ、表3および図7のグラフそれぞれに示す
結果を得た。試料中の炭素繊維の平均繊維長さは約0.
6〜1.0mmである。
【表3】
【0034】平均繊維長さが6mmでチョップ状の炭素
繊維を含有してモルタルを調整したときの残存繊維の平
均繊維長さ(mm)と炭素繊維の含有率(重量%)との
関係を測定したところ、図8のグラフに示す結果を得
た。
繊維を含有してモルタルを調整したときの残存繊維の平
均繊維長さ(mm)と炭素繊維の含有率(重量%)との
関係を測定したところ、図8のグラフに示す結果を得
た。
【0035】ここでの炭素繊維の含有率はセメントに対
する重量比で示しており、骨材等を含めた場合には、そ
の含有率が約半分になる。
する重量比で示しており、骨材等を含めた場合には、そ
の含有率が約半分になる。
【0036】上記結果において、炭素繊維の含有率が高
くなる程残存繊維の平均繊維長さが短くなっているの
は、炭素繊維の含有率が高くなる程粘度が大きくなって
剪断力がかかり、炭素繊維が切断されるためである。
くなる程残存繊維の平均繊維長さが短くなっているの
は、炭素繊維の含有率が高くなる程粘度が大きくなって
剪断力がかかり、炭素繊維が切断されるためである。
【0037】更に、平均繊維長さが3mmの炭素繊維
(試料中では約0.9mm)を、モルタルに対する含有
率2重量%にして含有し、それらを一軸スクリュータイ
プの真空押出成形機によって押出成形し、炭素繊維の長
手方向が厚み方向に向かって並ぶように揃った縦タイプ
の試験体と、炭素繊維の長手方向が厚み方向に直交する
方向に向かって並ぶように揃った横タイプの試験体とを
作成し、それぞれに付いて電波の周波数と複素誘電率
(比誘電率)の実数部の値ε’および虚数部の値ε”そ
れぞれとの関係を求めたところ、図9および図10それ
ぞれのグラフに示す結果を得た。
(試料中では約0.9mm)を、モルタルに対する含有
率2重量%にして含有し、それらを一軸スクリュータイ
プの真空押出成形機によって押出成形し、炭素繊維の長
手方向が厚み方向に向かって並ぶように揃った縦タイプ
の試験体と、炭素繊維の長手方向が厚み方向に直交する
方向に向かって並ぶように揃った横タイプの試験体とを
作成し、それぞれに付いて電波の周波数と複素誘電率
(比誘電率)の実数部の値ε’および虚数部の値ε”そ
れぞれとの関係を求めたところ、図9および図10それ
ぞれのグラフに示す結果を得た。
【0038】上述の結果から次のことが明らかである。 炭素繊維の長手方向が厚み方向に向かって並ぶよう
に揃った縦タイプの試験体A1,A2の方が、炭素繊維
の長手方向が厚み方向に直交する方向に向かって並ぶよ
うに揃った横タイプの試験体B1,B2に比べ、複素誘
電率(比誘電率)の実数部の値ε’を大きくできる。
に揃った縦タイプの試験体A1,A2の方が、炭素繊維
の長手方向が厚み方向に直交する方向に向かって並ぶよ
うに揃った横タイプの試験体B1,B2に比べ、複素誘
電率(比誘電率)の実数部の値ε’を大きくできる。
【0039】 図6および図7からわかるように、炭
素繊維の長さが3mmのものでは、含有率が4重量%で
複素誘電率(比誘電率)の実数部の値ε’が大きくなる
が、炭素繊維の長さが6mmのものでは、含有率が2重
量%でも複素誘電率(比誘電率)の実数部の値ε’が大
きくなり、長い炭素繊維を含有するときには、その含有
率が少なくても、電波を良好に吸収できる。
素繊維の長さが3mmのものでは、含有率が4重量%で
複素誘電率(比誘電率)の実数部の値ε’が大きくなる
が、炭素繊維の長さが6mmのものでは、含有率が2重
量%でも複素誘電率(比誘電率)の実数部の値ε’が大
きくなり、長い炭素繊維を含有するときには、その含有
率が少なくても、電波を良好に吸収できる。
【0040】 真空押出成形機を利用することによ
り、手で揃える場合よりも、自ずと炭素繊維の向きを特
定方向(押出方向)に良好に揃えることができ、作業性
を向上できる。
り、手で揃える場合よりも、自ずと炭素繊維の向きを特
定方向(押出方向)に良好に揃えることができ、作業性
を向上できる。
【0041】以上の構成により、例えば、水平偏波を対
象とする場合であれば、図11の斜視図に示すように、
電波Wの入射方向に位置する側の建物外壁Tを、前述の
ようにして得られるモルタル、あるいは、それに粗骨材
を加えたコンクリートによって、炭素繊維の向き(CF
で示す)が壁面方向に沿った水平方向に向くように揃う
状態で構築し、ゴースト障害を防止できる。
象とする場合であれば、図11の斜視図に示すように、
電波Wの入射方向に位置する側の建物外壁Tを、前述の
ようにして得られるモルタル、あるいは、それに粗骨材
を加えたコンクリートによって、炭素繊維の向き(CF
で示す)が壁面方向に沿った水平方向に向くように揃う
状態で構築し、ゴースト障害を防止できる。
【0042】詳述すれば、図12の作用説明図に示すよ
うに、電波Wの入射に伴って発生する電界Eにより炭素
繊維に電圧を誘起して電波Wを吸収する。このとき、電
波Wの入射方向が建物外壁Tに対して所定角度θ傾斜し
ていれば、その電界成分はEcosθとなるが、その分
の電波Wだけでも吸収することでゴースト障害防止効果
が有る。
うに、電波Wの入射に伴って発生する電界Eにより炭素
繊維に電圧を誘起して電波Wを吸収する。このとき、電
波Wの入射方向が建物外壁Tに対して所定角度θ傾斜し
ていれば、その電界成分はEcosθとなるが、その分
の電波Wだけでも吸収することでゴースト障害防止効果
が有る。
【0043】垂直偏波を対象とする場合であれば、炭素
繊維の向きが壁面方向に沿った鉛直方向に向くように揃
う状態で建物外壁Tを構築すれば良い。
繊維の向きが壁面方向に沿った鉛直方向に向くように揃
う状態で建物外壁Tを構築すれば良い。
【0044】<第2実施例> 繊維径が13μmで平均繊維長さが0.70mmの炭素
繊維(S−244:株式会社ドナック製)を乾燥し、そ
の乾燥した炭素繊維を、図13の概略構成図に示すよう
に、混合槽4内に溜められた主剤としての液状のエポキ
シ樹脂(エピコート827:油化シェル株式会社製)に
混合して撹拌する。
繊維(S−244:株式会社ドナック製)を乾燥し、そ
の乾燥した炭素繊維を、図13の概略構成図に示すよう
に、混合槽4内に溜められた主剤としての液状のエポキ
シ樹脂(エピコート827:油化シェル株式会社製)に
混合して撹拌する。
【0045】次いで、真空引きにより脱泡してから、炭
素繊維を混合したエポキシ樹脂液を冷却し、そこに、副
剤としての硬化剤(ハードナーH4510:ACR株式
会社製)を、主剤の50重量%分混合して撹拌し、直径
が40mmで高さが300mmの円筒状型枠5を用いて
真空ポンプ6により吸引し、吸引完了後に円筒状型枠5
の下部開口をゴム栓7で塞ぎ、しかる後に取り出して水
槽内に24時間入れ、常温まで冷却してから脱型する。
素繊維を混合したエポキシ樹脂液を冷却し、そこに、副
剤としての硬化剤(ハードナーH4510:ACR株式
会社製)を、主剤の50重量%分混合して撹拌し、直径
が40mmで高さが300mmの円筒状型枠5を用いて
真空ポンプ6により吸引し、吸引完了後に円筒状型枠5
の下部開口をゴム栓7で塞ぎ、しかる後に取り出して水
槽内に24時間入れ、常温まで冷却してから脱型する。
【0046】その後、乾燥機により、80℃で加熱乾燥
し、厚みが10mm、直径が40mmで、炭素繊維の長
手方向が特定方向を向いて揃うように切断し、炭素繊維
の長手方向が厚み方向を向くように揃った縦タイプの試
験体A3と、炭素繊維の長手方向が厚み方向に直交する
方向を向くように揃った横タイプの試験体B3とを得
た。ミキシングをしていないために、試料中の炭素繊維
の長さが混入前の値とほぼ同じであることを、試料を溶
剤で溶かして測定することにより確認した。
し、厚みが10mm、直径が40mmで、炭素繊維の長
手方向が特定方向を向いて揃うように切断し、炭素繊維
の長手方向が厚み方向を向くように揃った縦タイプの試
験体A3と、炭素繊維の長手方向が厚み方向に直交する
方向を向くように揃った横タイプの試験体B3とを得
た。ミキシングをしていないために、試料中の炭素繊維
の長さが混入前の値とほぼ同じであることを、試料を溶
剤で溶かして測定することにより確認した。
【0047】そして、主剤と副剤と炭素繊維の合計重量
に対する炭素繊維の含有率を5重量%、10重量%およ
び15重量%それぞれにして、両試験体A3,B3それ
ぞれを、前述第1実施例と同様に、インピーダンスアナ
ライザ(4191A:横河ヒューレットパッカード社
製)2を用い(図5参照)、電極用銅板3,3間に挟
み、静電容量Cpと導電値Gとを測定し、その測定され
た静電容量Cpと導電値Gとに基づいて、複素誘電率
(比誘電率)の実数部の値ε’を求めたところ、図14
のグラフに示す結果を得た。
に対する炭素繊維の含有率を5重量%、10重量%およ
び15重量%それぞれにして、両試験体A3,B3それ
ぞれを、前述第1実施例と同様に、インピーダンスアナ
ライザ(4191A:横河ヒューレットパッカード社
製)2を用い(図5参照)、電極用銅板3,3間に挟
み、静電容量Cpと導電値Gとを測定し、その測定され
た静電容量Cpと導電値Gとに基づいて、複素誘電率
(比誘電率)の実数部の値ε’を求めたところ、図14
のグラフに示す結果を得た。
【0048】この結果、縦タイプの試験体A3におい
て、横タイプの試験体B3に比べ、実数部の値ε’を極
めて大きな値にできるとともに、その値が炭素繊維の含
有率に比例して増大できることが明らかであった。
て、横タイプの試験体B3に比べ、実数部の値ε’を極
めて大きな値にできるとともに、その値が炭素繊維の含
有率に比例して増大できることが明らかであった。
【0049】<第3実施例> 繊維径が13μmで平均繊維長さが0.60mmの炭素
繊維を乾燥し、その乾燥した炭素繊維を、前述第2実施
例と同様にして、エポキシ樹脂(エピコート827:油
化シェル株式会社製)をマトリックスとする炭素繊維含
有組成物を得、炭素繊維の長手方向が特定方向を向いて
揃うように切断し、図15に示すように、炭素繊維の長
手方向が厚み方向を向くように揃ったタイプの試験体C
1と、炭素繊維の長手方向が厚み方向に対して30°傾
斜した方向を向くように揃ったタイプの試験体C2と、
炭素繊維の長手方向が厚み方向に対して60°傾斜した
方向を向くように揃ったタイプの試験体C3と、炭素繊
維の長手方向が厚み方向に直交する方向を向くように揃
ったタイプの試験体C4とを得た。ミキシングをしてい
ないために、試料中の炭素繊維の長さが混入前の値とほ
ぼ同じであることを、試料を溶剤で溶かして測定するこ
とにより確認した。
繊維を乾燥し、その乾燥した炭素繊維を、前述第2実施
例と同様にして、エポキシ樹脂(エピコート827:油
化シェル株式会社製)をマトリックスとする炭素繊維含
有組成物を得、炭素繊維の長手方向が特定方向を向いて
揃うように切断し、図15に示すように、炭素繊維の長
手方向が厚み方向を向くように揃ったタイプの試験体C
1と、炭素繊維の長手方向が厚み方向に対して30°傾
斜した方向を向くように揃ったタイプの試験体C2と、
炭素繊維の長手方向が厚み方向に対して60°傾斜した
方向を向くように揃ったタイプの試験体C3と、炭素繊
維の長手方向が厚み方向に直交する方向を向くように揃
ったタイプの試験体C4とを得た。ミキシングをしてい
ないために、試料中の炭素繊維の長さが混入前の値とほ
ぼ同じであることを、試料を溶剤で溶かして測定するこ
とにより確認した。
【0050】そして、主剤と副剤と炭素繊維の合計重量
に対する炭素繊維の含有率を10重量%にし、各試験体
C1,C2,C3,C4それぞれを用い、測定周波数9
2.75MHzとして、炭素繊維の長手方向に対する電
界方向(図15では、Eにベクトル表示記号を付して表
示している)の角度を、0°、±30°、±60°、±
90°となるようにして、前述第1実施例と同様に、イ
ンピーダンスアナライザ(4191A:横河ヒューレッ
トパッカード社製)2を用い(図5参照)、電極用銅板
3,3間に挟み、静電容量Cpと導電値Gとを測定し、
その測定された静電容量Cpと導電値Gとに基づいて、
複素誘電率の実数部の値ε’および虚数部の値ε”それ
ぞれを求めたところ、表4および図15のグラフに示す
結果を得た。
に対する炭素繊維の含有率を10重量%にし、各試験体
C1,C2,C3,C4それぞれを用い、測定周波数9
2.75MHzとして、炭素繊維の長手方向に対する電
界方向(図15では、Eにベクトル表示記号を付して表
示している)の角度を、0°、±30°、±60°、±
90°となるようにして、前述第1実施例と同様に、イ
ンピーダンスアナライザ(4191A:横河ヒューレッ
トパッカード社製)2を用い(図5参照)、電極用銅板
3,3間に挟み、静電容量Cpと導電値Gとを測定し、
その測定された静電容量Cpと導電値Gとに基づいて、
複素誘電率の実数部の値ε’および虚数部の値ε”それ
ぞれを求めたところ、表4および図15のグラフに示す
結果を得た。
【表4】
【0051】この結果から、炭素繊維の長手方向を吸収
しようとする電波の電界方向に向けて配置する程、複素
誘電率の実数部の値ε’および虚数部の値ε”のいずれ
をも高くできることが明らかであった。
しようとする電波の電界方向に向けて配置する程、複素
誘電率の実数部の値ε’および虚数部の値ε”のいずれ
をも高くできることが明らかであった。
【0052】上述のようにして得られる、樹脂を母材と
した電波吸収体は、例えば、送電線の鉄塔、橋梁、新幹
線、高速道路、ゴルフ練習場などの各種の建造物とか航
空機の外面に、吸収しようとする電波によって発生する
電界の方向と同じ方向に炭素繊維の向きが揃う状態で貼
り付けて使用すれば良い。
した電波吸収体は、例えば、送電線の鉄塔、橋梁、新幹
線、高速道路、ゴルフ練習場などの各種の建造物とか航
空機の外面に、吸収しようとする電波によって発生する
電界の方向と同じ方向に炭素繊維の向きが揃う状態で貼
り付けて使用すれば良い。
【0053】上述第1および第2実施例のいずれにおい
ても、複素誘電率(比誘電率)の測定において、周波数
を100MHzに固定していながら、高い複素誘電率
(比誘電率)の実数部の値ε’を得ることができる。
ても、複素誘電率(比誘電率)の測定において、周波数
を100MHzに固定していながら、高い複素誘電率
(比誘電率)の実数部の値ε’を得ることができる。
【0054】そして、電波吸収体は、通常、特定の周波
数の電波を吸収するように設計する。この場合、設計に
用いた吸収させたい周波数の電波だけでなく、その周波
数に近い周波数の電波をも吸収できる。複素誘電率(比
誘電率)の実数部の値ε’と虚数部の値ε”とのマッチ
ングが良い場合は、より広範囲の周波数の電波を吸収す
ることができる。
数の電波を吸収するように設計する。この場合、設計に
用いた吸収させたい周波数の電波だけでなく、その周波
数に近い周波数の電波をも吸収できる。複素誘電率(比
誘電率)の実数部の値ε’と虚数部の値ε”とのマッチ
ングが良い場合は、より広範囲の周波数の電波を吸収す
ることができる。
【0055】例えば、2cHの電波を吸収するように設
計した場合について考えて見れば、周波数と反射係数と
の間に、図16に示すような関係があり、2cHの周波
数に近い1cHおよび3cHの電波に対しても、反射係
数が−14dB程度になり、それらの電波をも良好に吸
収できることが明らかである。また、4cHから12c
Hの電波の周波数は、200MHzの近辺に集中してお
り、200MHzの電波を吸収するように設計すること
により、4cHから12cHの電波を良好に吸収できる
ことになる。
計した場合について考えて見れば、周波数と反射係数と
の間に、図16に示すような関係があり、2cHの周波
数に近い1cHおよび3cHの電波に対しても、反射係
数が−14dB程度になり、それらの電波をも良好に吸
収できることが明らかである。また、4cHから12c
Hの電波の周波数は、200MHzの近辺に集中してお
り、200MHzの電波を吸収するように設計すること
により、4cHから12cHの電波を良好に吸収できる
ことになる。
【0056】上述第1および第2実施例のいずれにおい
ても、吸収しようとする電波の周波数に応じ、それらに
必要な複素誘電率(比誘電率)の実数部の値ε’を、使
用した炭素繊維の平均繊維長さとの関係において、炭素
繊維の含有率を極力小さくして得るように設計する方が
好ましい。 <第4実施例> 普通ポルトランドセメント2000gと、細骨材として
の硅砂6号1000gと、混和材を15gと、水100
0gと、繊維径が18μmで繊維長さが0.5mmの炭
素繊維(ドナカーボS−344:株式会社ドナック製)
160gとを混合し、炭素繊維入りのモルタルを得、こ
のモルタルを、押出機を用いて成形板を作成し、前述第
1実施例と同様にして養生して硬化体を得た。そして、
上記硬化体を厚さ20cmになるように切断して供試体
を作成し、その供試体を炭素繊維の方向(配向)が、電
波(平面波)の電界ベクトルに平行で、かつ、磁界ベク
トルおよびポインチングベクトルのいずれにも垂直とな
るように配置したものを第4実施例とした。一方、供試
体を炭素繊維の方向(配向)が、電波(平面波)の磁界
ベクトルに平行で、かつ、電界ベクトルおよびポインチ
ングベクトルのいずれにも垂直となるように配置したも
のを第1比較例とし、そして、供試体を炭素繊維の方向
(配向)が、電波(平面波)のポインチングベクトルに
平行で、かつ、電界ベクトルおよび磁界ベクトルのいず
れにも垂直となるように配置したものを第2比較例と
し、第4実施例、第1および第2比較例それぞれの電波
吸収能の物理量として電波減衰量を測定した。なお、電
波減衰量=10・log(反射電波エネルギー/入射電
波エネルギー)として求めた。この測定の結果、第4実
施例の場合、図17の周波数と電波減衰量との関係を示
すグラフに示されるように、432MHzで−18dB
の電波の減衰があった。これに対して、第1比較例の場
合、図18の周波数と電波減衰量との関係を示すグラフ
に示されるように、650MHzの付近で最大−5dB
程度の電波の減衰しか無く、また、第2比較例の場合、
図19の周波数と電波減衰量との関係を示すグラフに示
されるように、45MHzから1GHzの範囲内での電
波の減衰がほとんど無く、テレビ帯域の周波数に対して
は、炭素繊維の長手方向を電波の電界方向に向けて配置
することにより、電波を良好に吸収できることが明らか
であった。
ても、吸収しようとする電波の周波数に応じ、それらに
必要な複素誘電率(比誘電率)の実数部の値ε’を、使
用した炭素繊維の平均繊維長さとの関係において、炭素
繊維の含有率を極力小さくして得るように設計する方が
好ましい。 <第4実施例> 普通ポルトランドセメント2000gと、細骨材として
の硅砂6号1000gと、混和材を15gと、水100
0gと、繊維径が18μmで繊維長さが0.5mmの炭
素繊維(ドナカーボS−344:株式会社ドナック製)
160gとを混合し、炭素繊維入りのモルタルを得、こ
のモルタルを、押出機を用いて成形板を作成し、前述第
1実施例と同様にして養生して硬化体を得た。そして、
上記硬化体を厚さ20cmになるように切断して供試体
を作成し、その供試体を炭素繊維の方向(配向)が、電
波(平面波)の電界ベクトルに平行で、かつ、磁界ベク
トルおよびポインチングベクトルのいずれにも垂直とな
るように配置したものを第4実施例とした。一方、供試
体を炭素繊維の方向(配向)が、電波(平面波)の磁界
ベクトルに平行で、かつ、電界ベクトルおよびポインチ
ングベクトルのいずれにも垂直となるように配置したも
のを第1比較例とし、そして、供試体を炭素繊維の方向
(配向)が、電波(平面波)のポインチングベクトルに
平行で、かつ、電界ベクトルおよび磁界ベクトルのいず
れにも垂直となるように配置したものを第2比較例と
し、第4実施例、第1および第2比較例それぞれの電波
吸収能の物理量として電波減衰量を測定した。なお、電
波減衰量=10・log(反射電波エネルギー/入射電
波エネルギー)として求めた。この測定の結果、第4実
施例の場合、図17の周波数と電波減衰量との関係を示
すグラフに示されるように、432MHzで−18dB
の電波の減衰があった。これに対して、第1比較例の場
合、図18の周波数と電波減衰量との関係を示すグラフ
に示されるように、650MHzの付近で最大−5dB
程度の電波の減衰しか無く、また、第2比較例の場合、
図19の周波数と電波減衰量との関係を示すグラフに示
されるように、45MHzから1GHzの範囲内での電
波の減衰がほとんど無く、テレビ帯域の周波数に対して
は、炭素繊維の長手方向を電波の電界方向に向けて配置
することにより、電波を良好に吸収できることが明らか
であった。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電波吸収方法によれば、吸収しようとする電波が水平
偏波または垂直偏波のいかんにかかわらず、電波吸収体
の取り付け姿勢を電波によって発生する電界の方向に対
応させ、揃えた炭素繊維の向きが電界の方向に一致する
ようにするから、炭素繊維の含有率が少なくても、ま
た、炭素繊維の量そのものが少なくても、電波を炭素繊
維に効率良く吸収して減衰することができる。しかも、
配向方向が異なるように吸収体を積層するといったこと
をせずに、炭素繊維をひとつの方向に配向した単層の吸
収体を用いるだけであるから、炭素繊維の含有率が低
く、厚みが薄くて軽量の電波吸収体を用いながら吸収効
率の高い状態で電波を吸収できた。このため、高層ビル
の外壁や、新幹線や高速道路の防音壁自体を電波吸収体
で構築するとか、あるいは、高層ビル、送電線、鉄塔、
橋梁、新幹線、高速道路、ゴルフ練習場などの各種の建
造物や航空機の外面に電波吸収体を貼るなどによって、
ゴースト障害を、取り扱い性良好に、かつ、安価にして
防止できるようになった。
の電波吸収方法によれば、吸収しようとする電波が水平
偏波または垂直偏波のいかんにかかわらず、電波吸収体
の取り付け姿勢を電波によって発生する電界の方向に対
応させ、揃えた炭素繊維の向きが電界の方向に一致する
ようにするから、炭素繊維の含有率が少なくても、ま
た、炭素繊維の量そのものが少なくても、電波を炭素繊
維に効率良く吸収して減衰することができる。しかも、
配向方向が異なるように吸収体を積層するといったこと
をせずに、炭素繊維をひとつの方向に配向した単層の吸
収体を用いるだけであるから、炭素繊維の含有率が低
く、厚みが薄くて軽量の電波吸収体を用いながら吸収効
率の高い状態で電波を吸収できた。このため、高層ビル
の外壁や、新幹線や高速道路の防音壁自体を電波吸収体
で構築するとか、あるいは、高層ビル、送電線、鉄塔、
橋梁、新幹線、高速道路、ゴルフ練習場などの各種の建
造物や航空機の外面に電波吸収体を貼るなどによって、
ゴースト障害を、取り扱い性良好に、かつ、安価にして
防止できるようになった。
【図1】本発明の電波吸収方法に用いる電波吸収体の試
験体を得るための硬化体の斜視図である。
験体を得るための硬化体の斜視図である。
【図2】試験体の斜視図を示し、図2の(a)は、縦タ
イプの試験体の斜視図、図2の(b)は、横タイプの試
験体の斜視図である。
イプの試験体の斜視図、図2の(b)は、横タイプの試
験体の斜視図である。
【図3】無反射条件の特性曲線を示すグラフである。
【図4】配向度の説明に供する側面図である。
【図5】測定装置の概略構成図である。
【図6】炭素繊維の含有率と比誘電率との関係を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図7】炭素繊維の含有率と比誘電率との関係を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図8】平均繊維長さが6mmでチョップ状の炭素繊維
を含有して調整したときの残存繊維の平均繊維長さと炭
素繊維の含有率との関係を示すグラフである。
を含有して調整したときの残存繊維の平均繊維長さと炭
素繊維の含有率との関係を示すグラフである。
【図9】周波数と比誘電率の実数部との関係を示すグラ
フである。
フである。
【図10】周波数と比誘電率の虚数部との関係を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図11】建物への使用状態を示す概略斜視図である。
【図12】電界発生状態の説明図である。
【図13】樹脂を母材とした電波吸収体の作成装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図14】炭素繊維の含有率と比誘電率との関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図15】炭素繊維の方向と電界方向の角度に対する比
誘電率との関係を示すグラフである。
誘電率との関係を示すグラフである。
【図16】周波数と反射係数との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図17】第4実施例の周波数と電波減衰量との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図18】第1比較例の周波数と電波減衰量との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図19】第2比較例の周波数と電波減衰量との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
CF…炭素繊維 W…電波
フロントページの続き (72)発明者 吉田 吉明 京都府京都市下京区中堂寺南町17 京都リ サーチパーク KRIインターナショナル 内 (56)参考文献 特開 昭58−188193(JP,A) 特開 昭58−184799(JP,A) 特開 昭58−108603(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 吸収しようとする電波を炭素繊維含有組
成物の任意の方向に照射したときの前記炭素繊維含有組
成物の複素誘電率の実数部をε’、虚数部をε”とし、
それらの最大値および最小値を、ε max ’,
ε min ’、ε max ”,ε min ”とし、炭素繊維の
配向度Aをε max ’−ε min ’、配向度Bをε
max ”−ε min ”で定義する場合に、炭素繊維の配
向度Aが25以上、および/または、配向度Bが5以上
となるように炭素繊維を特定方向に配向して含有した炭
素繊維含有組成物を用い、含有炭素繊維の配向方向を吸
収しようとする電波の電界方向と一致させるように前記
炭素繊維含有組成物を配置し、前記炭素繊維含有組成物
により電波を吸収することを特徴とする電波吸収方法。 - 【請求項2】 炭素繊維含有組成物のマトリックスがモ
ルタルまたはコンクリート製の外壁であって、炭素繊維
の含有率が0.5〜10重量%である請求項1に記載の
電波吸収方法。 - 【請求項3】 炭素繊維含有組成物のマトリックスが樹
脂であり、炭素繊維の含有率が5〜25重量%である請
求項1に記載の電波吸収方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3153984A JPH088429B2 (ja) | 1990-05-28 | 1991-05-28 | 電波吸収方法 |
| PCT/JP1991/001544 WO1992022193A1 (fr) | 1991-05-28 | 1991-11-12 | Methode d'absorption d'ondes electromagnetiques |
| EP91919176A EP0546182B1 (en) | 1991-05-28 | 1991-11-12 | Method for absorbing electromagnetic wave |
| US07/965,265 US5394149A (en) | 1991-05-28 | 1991-11-12 | Method of absorbing electromagnetic waves |
| DE69126784T DE69126784T2 (de) | 1991-05-28 | 1991-11-12 | Verfahren zum dämpfen electromagnetischer wellen |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-137487 | 1990-05-28 | ||
| JP13748790 | 1990-05-28 | ||
| JP3153984A JPH088429B2 (ja) | 1990-05-28 | 1991-05-28 | 電波吸収方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04297097A JPH04297097A (ja) | 1992-10-21 |
| JPH088429B2 true JPH088429B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=26470787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3153984A Expired - Lifetime JPH088429B2 (ja) | 1990-05-28 | 1991-05-28 | 電波吸収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088429B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007108478A1 (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Osaka Prefectural Government | 電磁波吸収装置及び吸収電磁波制御方法 |
| JP6546717B2 (ja) * | 2012-09-20 | 2019-07-17 | Jsr株式会社 | 電磁波吸収性組成物および電磁波吸収体 |
| JP2015029220A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | シヤチハタ株式会社 | 電波吸収材を用いた偏波の遠方界電波吸収方法、遠方界電波吸収構造体及び偏波の電波吸収性を調節する方法 |
| JP2015070113A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 京セラ株式会社 | 磁性シートおよびこれを用いた電子機器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58108603A (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-28 | 清水 康敬 | 電波吸収体及びその製造方法 |
| JPS58184799A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-10-28 | 日本電気株式会社 | 電波吸収体組成物 |
| JPS58188193A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-02 | 住友電気工業株式会社 | 電波吸収体 |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP3153984A patent/JPH088429B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04297097A (ja) | 1992-10-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |