JPH0884481A - 多段スナバエネルギ回生回路 - Google Patents

多段スナバエネルギ回生回路

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JPH0884481A
JPH0884481A JP6214754A JP21475494A JPH0884481A JP H0884481 A JPH0884481 A JP H0884481A JP 6214754 A JP6214754 A JP 6214754A JP 21475494 A JP21475494 A JP 21475494A JP H0884481 A JPH0884481 A JP H0884481A
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JP
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snubber
circuit
energy
capacitor
energy regeneration
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JP6214754A
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English (en)
Inventor
Yukinori Tsuruta
幸憲 弦田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、個別スナバエネルギとアノードリア
クトルのエネルギを主回路やゲート電源に回生すること
が可能な多段スナバエネルギ回生回路を提供することに
ある。 【構成】本発明は、スナバコンデンサとスナバダイオー
ドの直列回路からなるスナバ回路を並列接続した自己消
弧形素子を複数個直列接続して構成する変換装置におい
て、変圧器等の第1の回生変成器と前記自己消弧形素子
を用いた第1の補助スイッチからなる第1のスナバエネ
ルギ回生回路を備え、前記自己消弧形素子のターンオン
とともに前記第1のスナバエネルギ回生回路を作用さ
せ、前記複数個のスナバコンデンサのエネルギを放電し
て前記第1の回生変成器を介して主回路電源等の電源手
段へ回生しているので、複数個のGTOのスナバエネル
ギとアノードリアクトルのエネルギを、一括して主回路
やゲート電源へ回生することが可能となり、大幅にスナ
バ損失を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己消弧形素子を用い
た電力変換装置のスナバエネルギ回生回路に係わり、特
に自己消弧形素子を複数個直列接続して構成した電力変
換装置の多段スナバエネルギ回生回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ゲートターンオフサイリスタ(以下GT
Oという)等の自己消弧形素子を複数個直列接続して構
成する数十〜数百MVA級の超大容量インバータを単位
回路とし、これらインバータを変圧器を用いて多重化す
る回路方式が電力系統制御や磁気浮上鉄道等で適用され
るようになってきた。このような超大容量GTOインバ
ータでは、GTO素子を保護するために設けたアノード
リアクトルやスナバ回路の抵抗損失が大きな電力損失と
なって発熱する。このため、熱損失の低減の研究開発が
行われており、スナバおよびアノードリアクトルの熱損
失を電源側に回収する従来技術として、例えば図14に
示すようなモジュール一括スナバ方式が提案されてい
る。
【0003】図14のモジュール一括スナバ方式におい
て、スナバダイオード31D、34D、41D、44D
とスナバコンデンサ31C、34C、41C、44Cと
スナバ抵抗31R、34R、41R、44Rより構成し
た小容量の個別スナバ回路を、各々並列接続したGTO
31、34、41、44等を複数個直列接続し、それに
コンデンサ36C、ダイオード31Sおよびコンデンサ
46C、ダイオード44Sで構成する一括スナバ回路3
0、40を設けている。31L,41Lはアノードリア
クトルであり、上側アームのエネルギ回収回路は、ダイ
オード32Sを介し充電される回収用コンデンサ35C
とDC/DCコンバータ50と分割されたフィルタコン
デンサ21aで構成され、同様に下側アームのエネルギ
回収回路は、ダイオード45Sを介し充電される回収用
コンデンサ45CとDC/DCコンバータ70と分割さ
れたフィルタコンデンサ21bで構成される。
【0004】ところで、上記従来例では、GTOモジュ
ール30のオンオフに伴い、これまで熱損失となってい
たアノードリアクトル31Lと一括スナバコンデンサ3
6Cの持つエネルギを回収用コンデンサ35Cに移し、
この回収用コンデンサ35Cの蓄積エネルギをDC/D
Cコンバータ50を用いて分割された電源側のフィルタ
コンデンサ21aに回生している。同様に、GTOモジ
ュール40のオンオフに伴い、アノードリアクトル41
Lと一括スナバコンデンサ45Cの持つエネルギを回収
用コンデンサ45Cに移し、この回収用コンデンサ45
Cの蓄積エネルギをDC/DCコンバータ60を用いて
分割された電源側のフィルタコンデンサ21bに回生し
ている。このように、一括スナバ損失およびアノードリ
アクトル損失は、電源へ回生されるよう構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においても、下記のような問題がある。すなわち、
個別スナバのエネルギの回生策は講じられていないの
で、スナバ損失は依然熱損失として存在し複数個の多段
スナバエネルギの回生は何ら解決されていない。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は個別スナバエネルギとアノード
リアクトルのエネルギを主回路やゲート電源に回生する
ことが可能な多段スナバエネルギ回生回路を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の多段スナバエネルギ回生回路
は、スナバコンデンサとスナバダイオードの直列回路か
らなるスナバ回路を並列接続した自己消弧形素子を複数
個直列接続して構成する変換装置において、変圧器また
は変流器等の第1の回生変成器と前記自己消弧形素子を
用いた第1の補助スイッチからなる第1のスナバエネル
ギ回生回路を備え、前記複数個の自己消弧形素子のター
ンオンとともに前記第1のスナバエネルギ回生回路を作
用させ、複数個のダイオードと複数個のリアクトルを用
いて形成される複数の閉回路により、前記複数個のスナ
バコンデンサのエネルギを放電して前記第1の回生変成
器を介して主回路電源または制御電源または2次電池等
の電源手段へ回生することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2は、請求項1記載の多段
スナバエネルギ回生回路において、スナバエネルギ回生
時に形成される複数の閉回路内に複数のコンデンサまた
は2次電池等の電力貯蔵手段を備え、前記放電エネルギ
の1部を前記電力貯蔵手段に集め、前記電力貯蔵手段よ
り前記複数個の自己消弧形素子のゲート電力を得ること
を特徴とする。
【0009】本発明の請求項3は、請求項2記載の多段
スナバエネルギ回生回路において、第1の補助スイッチ
のスナバエネルギをスナバエネルギ回生時に形成される
閉回路を介して前記ゲート電力用電力貯蔵手段に回生す
ることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4は、請求項3記載の多段
スナバエネルギ回生回路において、前記複数個の電力貯
蔵手段にそれぞれ充電をバイパスするバイパス回路を設
けたDC/DCコンバータを接続してそれぞれゲート電
力を供給することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5は、請求項2記載の多段
スナバエネルギ回生回路において、スナバエネルギ回生
時に形成される閉回路内にアノードリアクトルを設け、
前記アノードリアクトルに並列に第2の補助スイッチと
第2のコンデンサの直列回路を接続し、前記複数個の自
己消弧形素子のターンオフ時に前記第2の補助スイッチ
をオンして、前記アノードリアクトルのエネルギを前記
第2のコンデンサに吸収し、スナバエネルギ回生回路作
用時に前記第2のコンデンサに蓄えられたアノードリア
クトルのエネルギの一部を前記第1の回生変成器を介し
て電源へ、他の一部ををそれぞれのゲート電源へ回生す
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、複数個のGTOのスナバエネ
ルギとアノードリアクトルのエネルギを、一括して主回
路やゲート電源へ回生することが可能となり、大幅にス
ナバ損失を低減することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって説明す
る。図1は本発明の第1実施例(請求項1〜3対応)の
回路構成図であり、複数個(図では4個)のGTOを直
列接続して構成した電力変換装置の1相分のGTOモジ
ュール40の回路図を示している。なお、GTO素子の
両端に設けられる分圧抵抗、電圧モニタ回路、過電圧保
護回路等の付属回路は省略している。
【0014】同図において、A1端子はGTOモジュー
ル40の陽極、K1端子はGTOモジュール40の陰
極、T1端子とT2端子は回生先の直流主回路に接続さ
れ、スナバエネルギを回生する。
【0015】GTOモジュール40は、GTO41〜4
4とフィードバックダイオード41F〜44Fとスナバ
回路とゲート回路41U〜44Uとスナバエネルギ回生
回路より構成されている。スナバ回路は、スナバコンデ
ンサ41C〜44Cとスナバダイオード41D〜44D
から構成されており、各GTO41〜44に順方向の急
峻な電圧(dV/dt)が印加されると、スナバコンデ
ンサ41C〜44Cとスナバダイオード41D〜44D
からなる直列回路で緩和される。
【0016】スナバエネルギ回生回路は、スナバエネル
ギをGTO41〜44のターンオン時にアノードリアク
トル41Lと回生変圧器90の1次巻線、補助スイッチ
60、ダイオード41J〜43J、バランサリアクトル
41M〜44M、ダイオード41K〜44Kを介して直
流主回路へ回生する回路より構成されている。またダイ
オード41K〜44Kはスナバコンデンサ41C〜44
C間での充電電圧差による循環電流防止用であり、回生
変圧器90の2次巻線はダイオード71〜74で整流し
た上で、その出力がT1端子とT2端子を経て直流主回
路に接続されている。
【0017】ところで、補助スイッチ60は自己消弧形
素子であれば何であっても構わないが、ここではGTO
を例にあげて説明する。補助スイッチ60にはスナバコ
ンデンサ60C、スナバダイオード60D、スナバ抵抗
60R、ゲート回路60Uを備えている。このように構
成された補助スイッチ60を3相ブリッジ結線して、使
用される電力変換装置に適用した場合の正側アームと負
側アームの一部の構成を図2に示す。例えば、GTOモ
ジュール1UはU相、GTOモジュール1XはX相に相
当する。P端子は直流主回路の正極、N端子は負極であ
り、AC端子より交流出力を導出する。
【0018】次に、本実施例の具体的動作を図1乃至図
3を用いて説明する。なお、図3ではタイムチャートと
その時作用している回路は実線で、不作用の回路は破線
で示している。
【0019】今、時刻t1において、図3(b)に示す
ように補助スイッチ60にオンゲート信号が与えられる
と、時刻t1よりわずかな時間だけ前にオンしていたG
TO41〜44を介して補助スイッチ60がオンし、動
作モード1(放電モード)に示す等価回路、すなわちス
ナバコンデンサ41C〜44Cの蓄積電荷が図示のよう
にGTO41〜44,アノードリアクトル41L、回生
変圧器90の1次巻線、補助スイッチ60、ダイオード
41J〜43J、バランサリアクトル41M〜44M、
ダイオード41K〜44Kの並列閉回路で放電する。こ
のモードでの各並列回路間の電位差による回り込み干渉
を防止するためにダイオード41K〜44Kが必要であ
る。
【0020】次に、時刻t2にスナバコンデンサ41C
〜44Cの残留電圧がスナバダイオード41D〜44D
のダイオードドロップよりわずかに低い値まで放電する
と、動作モード2(還流モード)となり、スナバダイオ
ード41D〜44Dがオンし、アノードリアクトル41
Lとバランサリアクトル41M〜44Mに移行したスナ
バコンデンサのエネルギは、図示の通り、スナバダイオ
ード41D〜44Dを介して還流する。この動作モード
1、動作モード2の期間に、スナバエネルギは回生変圧
器90を介して直流主回路に回収され、次第に減衰し、
時刻t3に電流が0となる。わずかな時間をおいて補助
スイッチ60をオフして、動作モード2は完了する。時
刻t4には同図(a)に示すようなGTOモジュール1
Uにターンオフゲート信号が与えられると、動作モード
3(ターンオフモード)になり、GTO41〜44がタ
ーンオフし、スナバコンデンサ41C〜44Cがわずか
な時間で充電され、時刻t5に動作モード3は完了す
る。
【0021】以後、同様に、1周期内に動作モード1〜
動作モード3を繰り返すことにより複数個のGTOに使
用したスナバコンデンサのエネルギが回生変圧器90を
介して直流主回路へ回生されていく。
【0022】図4は本発明の第2実施例(請求項2,3
対応)の回路構成図である。本実施例が図1の実施例と
相違する点は、図1のスナバエネルギ回生回路のバラン
サリアクトル41M〜44Mの代りに、ゲート電源用コ
ンデンサ41G〜44Gと、このコンデンサ41G〜4
4Gにそれぞれ並列に初充電抵抗81R〜84Rとダイ
オード81S〜84Sからなる初充電回路を設けると共
に、DC/DCのコンバータ41P〜44Pを介してG
TO41〜44のスナバエネルギの一部をゲート電源に
利用し、補助スイッチ60のスナバエネルギもゲート電
源へ回生するように構成した点であり、その他の点は同
一であるので、同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0023】次に、本実施例の具体的動作を図4と図5
を参照して説明する。図5において、タイムチャートと
その時作用している回路は実線で、不作用の回路は破線
で示しているが、既に説明した図3と同一部分はその説
明は省略する。なお、本実施例の動作モード1(放電モ
ード)〜動作モード3(ターンオフモード)は、図3と
同一であるので、重複を避けてその説明は省略する。
【0024】今、図5(a)に示すように、GTOモジ
ュール1Uにオンゲート信号が与えられる時刻t0より
僅かな時間をおいて、時刻t1に補助スイッチ60にオ
ン信号が与えられると、動作モード1(放電モード)と
なる。この時、補助スイッチ60のスナバコンデンサ6
0Cの蓄積電荷は、60C−60−44G−60L−6
0Cの閉ループで放電し、ゲート電源用コンデンサ44
Gに回収される。時刻t2において、スナバコンデンサ
41C〜44Cの残留電荷が各々スナバダイオード41
D〜44Dのダイオードドロップよりわずかに低い値ま
で放電すると、動作モード2(還流モード)となる。動
作モード2は、アノードリアクトル41Lに移行したス
ナバエネルギが回生変圧器90を介して直流主回路へ回
生され、さらに、ゲート電源用コンデンサ41G〜44
Gに回生され、次第に減衰し、回生変圧器90の励磁電
流も吸収し、リセットした上で、時刻t3に電流が零と
なることで終了する。この動作モード2では、補助スイ
ッチ60のスナバエネルギが移行したリアクトル60L
の電流もコンデンサ44Gに回生されるので、補助スイ
ッチ60のスナバ損失も低減可能である。時刻t4に図
5(a)に示すように、GTOモジュール1Uにオフゲ
ート信号が与えられることにより、動作モード3(ター
ンオフモード)となり、スナバコンデンサ41C〜44
Cがわずかな時間で時刻t5までに充電され終了する。
【0025】このように、本実施例も図1の第1実施例
と同様、1周期内に動作モード1〜動作モード3を繰り
返すことにより、回生回路の補助スイッチも含めて複数
個のGTOに使用したスナバエネルギが直流主回路とゲ
ート電源へ回生されていく。本実施例の回路もGTO素
子のスナバ損失が低減でき、また回生回路の補助スイッ
チのスナバエネルギも同様に回生できる。
【0026】図6は本発明の第3実施例(請求項4対
応)の回路構成図である。本実施例が図4の実施例と相
違する点は、余剰電力をバイパスさせるDC/DCコン
バータ41R〜44Rを使用し、補助スイッチ60のス
ナバエネルギも回生するように構成している点であり、
その他の点は同一であるので、同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
【0027】本実施例で使用されるDC/DCコンバー
タ41Rの詳細な回路の一例を図7に示す。同図に示す
ように、ゲート電源用コンデンサ41Gの電圧を抵抗4
1S,41Tで分圧し、帰還抵抗41Uを介して検出し
た帰還電圧値を抵抗41Vを介して基準電圧VREFと
コンパレータ41Wで比較し、帰還電圧値が基準電圧値
VREFを超える場合はバッファ回路41Xを介してス
イッチ41Xをオンしコンデンサ41Gの充電電流をバ
イパスさせる。このときダイオード41Kにコンデンサ
41Gの電圧が逆電圧としてかかり、導通が阻止されて
いる。
【0028】本実施例では、このように構成したDC/
DCコンバータ41Rを用いることによりゲート電源に
余剰電力を発生させず、必要なゲート電力以外のスナバ
エネルギはすべて回生変圧器90を介して主回路へ回生
され、回生効率を上げることが可能である。
【0029】なお、本実施例のその他の動作は図4の実
施例の動作を説明した図5のタイムチャートと同様であ
るので、その説明は省略するが、本実施例の回路も図4
の実施例と同様にGTO素子のスナバ損失が低減でき、
また回生回路の補助スイッチのスナバエネルギも同様に
回生できる。
【0030】以上説明した第1〜第3実施例では、GT
Oモジュール内のスナバコンデンサでアノードリアクト
ル41Lのエネルギを回収して回生する回路を中心にし
た構成例を示してきたが、本発明はアノードリアクトル
41Lのエネルギを回収する回収回路を別に設けて構成
することもできる。
【0031】図8は本発明の第4実施例(請求項5対
応)の回路構成図である。本実施例が図6の実施例と相
違する点は、GTO41〜44のターンオフ時にアノー
ドリアクトル41Lに蓄積したエネルギを補助スイッチ
61を介し一旦コンデンサ45Cに回収し、スナバエネ
ルギ回生回路作用時に補助スイッチ60をオンすること
によりコンデンサ45Cの放電経路を形成し、スナバコ
ンデンサ41C〜44Cのスナバエネルギとともに、ア
ノードリアクトルのエネルギも回生すると共に、補助ス
イッチ61のスナバコンデンサ61Cとスナバダイオー
ド61Dで構成するスナバ回路のエネルギも補助スイッ
チ61のオンとともにリアクトル61L,ダイオード6
1Eを介してコンデンサ45Cに回生できるようにした
点であり、その他の点は同一であるので、同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】次に、本実施例の具体的動作を図2および
図8の回路構成図と図9の動作タイムチャートおよび図
10の動作モードを説明する等価回路図を用いて説明す
る。
【0033】まず、図9において、同(a)はGTOモ
ジュール1Uのゲート・カソード間電圧信号、同(b)
は補助スイッチ60のゲート・カソード間電圧信号、同
(c)はGTOモジュール1Xのゲート・カソード間電
圧信号、同(d)は補助スイッチ61のゲート・カソー
ド電圧信号、同(e)はスナバコンデンサ41C〜44
Cの電圧、同(f)はコンデンサ45Cの電圧、同
(g)はリアクトル41Mの電流、同(h)はアノード
リアクトル41Lの電流、同(i)は動作モードを示し
ている。また図10は図9のモード(1)〜(4)のそ
れぞれに対する動作モードにおける等価回路を示してい
る。
【0034】今、時刻t0以前の周期動作により、スナ
バコンデンサ41C〜44C、アノードリアクトルエネ
ルギ回収コンデンサ45Cには、図9(e)、同(f)
のように初期電圧が存在するものとする。図9(a)に
示すように、時刻t0にGTOモジュール1Uにオンゲ
ート信号が与えられると、同(h)のようにアノードリ
アクトル41Lを介してGTOモジュール1Uには負荷
電流が流れる。僅かな時間をおいて時刻t1において、
同(b)のように補助スイッチ60にオンゲート信号が
与えられると、同(e)のようにスナバコンデンサ41
C〜44Cの電圧および同(f)のようにコンデンサ4
5Cの電圧が放電し、同(g)のようにリアクトル41
Mに放電電流が流れる動作モード1となる。
【0035】動作モード1は、図10(1)に示すよう
に、スナバコンデンサ41C〜44Cの電荷は、GTO
41〜44とコンデンサ45Cとリアクトル41Lと回
生用変圧器90の1次巻線と補助スイッチ60とダイオ
ード41J〜45Jとゲート電源用コンデンサ41G〜
44Gとダイオード41K〜44Kのそれぞれの並列閉
回路で放電し、直流主回路とゲート電源へ回生される。
同時に補助スイッチ60のスナバコンデンサ60Cの電
荷も、60C−60−44G−60L−60Cの閉回路
で放電し、ゲート電源へ回生される。時刻t2におい
て、スナバコンデンサ41C〜44Cの残留電圧が、各
々スナバダイオード41D〜44Dのダイオードドロッ
プよりわずかに低い値に放電すると、スナバダイオード
41D〜44Dがオンし、図10のスナバダイオードオ
ンモード(2)となり、スナバダイオード41D〜44
Dを介して還流する。このように、放電モード(1)と
スナバダイオードオンモード(2)の間に、コンデンサ
45Cの電圧も放電する。これは、アノードリアクトル
41Lとは破線で示すように補助スイッチ61で、回り
込みが遮断されるためである。さらに、コンデンサ45
Cの残留電圧が、ダイオード45Bのダイオードドロッ
プより僅かに低い値まで放電する時刻t3になるとダイ
オード45Bがオンし、ダイオード45Bを介してリア
クトル41Mに移行したスナバエネルギとアノードリア
クトルエネルギが還流し、図10の還流モード(3)と
なる。
【0036】このように動作モード1〜動作モード3の
間に、時刻t0以前の周期動作で初期値として存在する
スナバコンデンサ41C〜44Cの電荷とアノードリア
クトルのエネルギを蓄えたコンデンサ45Cの電荷が回
生変圧器90を介して、1部が直流主回路へ、残りが各
々のゲート電源用コンデンサ41G〜44Gに回生され
ていく。回生作用により、次第に減衰し、回生変圧器9
0の励磁電流も減衰し、リセットも同時に作用した上
で、時刻t4において、電流が零となることで、動作モ
ード3は終了する。その後、時刻t5に図9(a)のよ
うにGTOモジュール1Uにオフゲート信号が与えられ
ると、図10のモード(4)のようにGTO41〜44
がターンオフするターンオフモードとなる。スナバコン
デンサ41C〜44Cは、わずかな時間で充電され、同
時にアノードリアクトル41Lのエネルギは、図9
(d)のように補助スイッチ61にオンゲート信号が与
えられ補助スイッチ61がオンすることにより、コンデ
ンサ45Cに充電され、時刻t6にターンオフモード
(4)は完了する。この時同時に補助スイッチ61のス
ナバコンデンサ61Cの蓄積電荷も、61C−61−4
5C−61L−61E−61Cの閉回路で放電しコンデ
ンサ45Cに回収される。
【0037】以後、同様に、1周期内にモード(1)〜
(4)を繰り返すことにより、複数個のGTOに使用し
たスナバコンデンサのエネルギとアノードリアクトルの
エネルギの1部が回生変圧器を介して直流主回路へ、残
りが各々GTOのゲート電源へ振り分けられて回生され
ると同時に、回生変圧器の磁束がリセットされ、確実に
飽和を防止することができる。
【0038】図11は本発明の第5実施例(請求項1〜
3対応)の回路構成図である。本実施例が図1の実施例
と相違する点は、リアクトル60Mを新たに追加してい
る点のみであり、その他の点は同一であるので、同一部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】本実施例によると、GTO41〜44の個
々の回生電流のバランスをとるための小インダクタンス
リアクトル41M〜44Mと、回生電流全体の電流値の
抑制用の大きなインダクタンス値リアクトル60Mとを
別に設けて構成するものである。
【0040】図12は本発明の第6実施例(請求項1〜
3対応)の回路構成図である。本実施例が図1の実施例
と相違する点は、スナバコンデンサ41C〜44Cとス
ナバダイオード41D〜44Dの接続を逆にして構成
し、アノードリアクトル41LをGTOモジュール40
C全体の正電位側に配置した点であるが、図1の実施例
と同様に動作するので、その説明は省略する。
【0041】図13は本発明の第7実施例(請求項1〜
3対応)の回路構成図である。本実施例が図11の実施
例と相違する点は、スナバコンデンサ41C〜44Cと
スナバダイオード41D〜44Dの接続を逆にして構成
し、アノードリアクトル41LをGTOモジュール40
C全体の正電位側に配置した点であるが、図11の実施
例と同様に動作するので、その説明は省略する。
【0042】なお、図4の実施例、図6の実施例、図8
の実施例についても、上記図12及び図13の実施例と
同様にスナバダイオードとスナバコンデンサの接続を逆
にして、回生変圧器を正電位側に配置した構成として
も、その動作は上記各実施例と同様であるので、その説
明を省略する。
【0043】以上説明した各実施例においては、GTO
以外の自己消弧形素子にも適用できることは勿論、補助
スイッチ60、61はGTO以外のスイッチ素子を用い
てもよい。また、ゲート電源用コンデンサ41G〜44
Gはバッテリ等の2次電池でも構わないし、回生変圧器
90を介して回生する回生先電源は、主回路の直流電源
でなくても、回生電力を吸収できる電源であれば、別電
源であっても構わない。さらに、回生変圧器90は回生
変流器であっても構わない。また、初充電回路の抵抗4
1R〜44R、ダイオード41S〜44Sは本発明の本
質とは関係ないので、ゲート電源用コンデンサ41G〜
44Gが初充電できれば別の回路であっても構わない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果を奏する。 (1)GTOを複数個直列接続した電力変換装置のスナ
バエネルギとアノードリアクトルのエネルギを一括して
回生でき、発熱部分が減少し、冷却系が小型化できる。 (2)補助スイッチを用いて回生変圧器が切り離される
ので、回生変圧器の磁束がリセットでき確実に飽和が防
止できる。 (3)補助スイッチのスナバエネルギも回生することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路構成図。
【図2】図1を適用した電力変換装置の回路構成図。
【図3】図1の動作を説明するタイムチャート。
【図4】本発明の第2実施例の回路構成図。
【図5】図4の動作を説明するタイムチャート。
【図6】本発明の第3実施例の回路構成図。
【図7】図6のDC/DCコンバータの詳細構成を示す
回路図。
【図8】本発明の第4実施例の回路構成図。
【図9】図8の動作を説明するタイムチャート。
【図10】図9の動作モードを説明する等価回路図。
【図11】本発明の第5実施例の回路構成図。
【図12】本発明の第6実施例の回路構成図。
【図13】本発明の第7実施例の回路構成図。
【図14】従来のスナバエネルギ回生回路構成図。
【符号の説明】
31〜34,41〜44…GTO,31D〜34D,4
1D〜44D,60D,61D…スナバダイオード、4
1F〜44F…フィードバックダイオード、31C〜3
4C,41C〜44C,60C,61C…スナバコンデ
ンサ、60M…リアクトル、81R〜84R…抵抗、4
1J〜43J,71〜74,45B,81S〜84S…
ダイオード、35C,36C,41G〜44G,45
C,46C…コンデンサ、41P〜44P,41R〜4
4R,50,70…DC/DCコンバータ、90…回生
変圧器、41U〜44U…ゲート回路、60…補助スイ
ッチ、41M〜44M…バランサリアクトル、30,4
0,40C…GTOモジュール、31L,41L…アノ
ードリアクトル、60R,31R〜34R…スナバ抵
抗、21a,21b…フィルタコンデンサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スナバコンデンサとスナバダイオードの
    直列回路からなるスナバ回路を並列接続した自己消弧形
    素子を複数個直列接続して構成する変換装置において、
    変圧器または変流器等の第1の回生変成器と前記自己消
    弧形素子を用いた第1の補助スイッチからなる第1のス
    ナバエネルギ回生回路を備え、前記複数個の自己消弧形
    素子のターンオンとともに前記第1のスナバエネルギ回
    生回路を作用させ、複数個のダイオードと複数個のリア
    クトルを用いて形成される複数の閉回路により、前記複
    数個のスナバコンデンサのエネルギを放電して前記第1
    の回生変成器を介して主回路電源または制御電源または
    2次電池等の電源手段へ回生することを特徴とする多段
    スナバエネルギ回生回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多段スナバエネルギ回生
    回路において、スナバエネルギ回生時に形成される複数
    の閉回路内に複数のコンデンサまたは2次電池等の電力
    貯蔵手段を備え、前記放電エネルギの1部を前記電力貯
    蔵手段に集め、前記電力貯蔵手段より前記複数個の自己
    消弧形素子のゲート電力を得ることを特徴とする多段ス
    ナバエネルギ回生回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多段スナバエネルギ回生
    回路において、第1の補助スイッチのスナバエネルギを
    スナバエネルギ回生時に形成される閉回路を介して前記
    ゲート電力用電力貯蔵手段に回生することを特徴とする
    多段スナバエネルギ回生回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の多段スナバエネルギ回生
    回路において、前記複数個の電力貯蔵手段にそれぞれ充
    電をバイパスするバイパス回路を設けたDC/DCコン
    バータを接続してそれぞれゲート電力を供給することを
    特徴とする多段スナバエネルギ回生回路。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の多段スナバエネルギ回生
    回路において、スナバエネルギ回生時に形成される閉回
    路内にアノードリアクトルを設け、前記アノードリアク
    トルに並列に第2の補助スイッチと第2のコンデンサの
    直列回路を接続し、前記複数個の自己消弧形素子のター
    ンオフ時に前記第2の補助スイッチをオンして、前記ア
    ノードリアクトルのエネルギを前記第2のコンデンサに
    吸収し、スナバエネルギ回生回路作用時に前記第2のコ
    ンデンサに蓄えられたアノードリアクトルのエネルギの
    一部を前記第1の回生変成器を介して電源へ、他の一部
    ををそれぞれのゲート電源へ回生することを特徴とする
    多段スナバエネルギ回生回路。
JP6214754A 1994-09-08 1994-09-08 多段スナバエネルギ回生回路 Pending JPH0884481A (ja)

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