JPH1094249A - チョッパ回路 - Google Patents

チョッパ回路

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JPH1094249A
JPH1094249A JP24191696A JP24191696A JPH1094249A JP H1094249 A JPH1094249 A JP H1094249A JP 24191696 A JP24191696 A JP 24191696A JP 24191696 A JP24191696 A JP 24191696A JP H1094249 A JPH1094249 A JP H1094249A
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snubber
diode
capacitor
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JP24191696A
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Yukinori Tsuruta
田 幸 憲 弦
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己消弧形デバイスを複数個用いたチョッパ
回路におけるスナバエネルギーを主回路へ良好に回生す
ること。 【解決手段】 チョッパ部1G1〜1Gnに接続される
スナバ回路3C1〜3Cn,2D1〜2Dnのスナバエ
ネルギーとともに、付加的に設けられるスナバ回路2
9,31,33における補助スイッチ33のスナバエネ
ルギーをも合わせて、良好に回生できる回生回路を付加
したチョッパ回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スナバエネルギー
を回生する回路を備えたチョッパ回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】GTO(ゲート・ターン・オフ・サイリ
スタ)等の自己消弧形半導体デバイスを使用して構成さ
れるチョッパ回路などの直流直接変換装置として、図3
0に示す降圧チョッパ回路や、図31に示す昇圧チョッ
パ回路などが従来から知られている。
【0003】図30の降圧チョッパ回路では、直流電源
60、GTOからなるチョップ部1、主回路リアクトル
1Lおよび負荷90によって主回路を構成している。主
回路リアクトル1Lおよび負荷90に対しダイオード2
1が逆並列に接続されている。チョップ部1に対し、ス
ナバダイオード2およびそれに直列接続のスナバコンデ
ンサ3、並びにスナバダイオード2に並列接続のスナバ
抵抗4Rからなるスナバ回路が並列に接続されている。
【0004】図30の降圧チョッパ回路は、チョップ部
1をターンオンしている期間Tonに主回路リアクトル1
Lを介して負荷90に電流が流れ、この期間に主回路リ
アクトル1Lにエネルギーを蓄積する。チョップ部1を
ターンオフすることにより、主回路リアクトル1Lの蓄
積エネルギーがダイオード21を介して負荷に環流す
る。オン期間Tonの時間幅を制御して高い直流電圧を低
い直流電圧に変換する降圧チョッパとして機能させるこ
とができる。
【0005】図31の昇圧チョッパ回路では、直流電源
60、主回路リアクトル1L、ダイオード21および負
荷90によって主回路を構成するとともに、ダイオード
21および負荷90に対しGTOからなるチョップ部1
を並列に接続している。チョップ部1に対し図30のも
のと同様の、スナバダイオード2、スナバコンデンサ3
およびスナバ抵抗4Rからなるスナバ回路が並列に接続
されている。
【0006】図31の昇圧チョッパ回路は、チョップ部
1をターンオンして主回路リアクトル1Lにエネルギー
を蓄積し、次の所定期間、チョップ部1をターンオフし
て、直流電源60からの電圧に主回路リアクトル1Lの
蓄積エネルギーによる電圧を重畳しダイオード21を介
して負荷90へ供給することにより、低い直流電圧を高
い直流電圧に変換する。
【0007】以上は従来の直流直接変換装置の例である
が、一方、従来からインバータ50等の直交変換装置で
は、図32に示すように、直流回路に電源60、リアク
トル15およびインバータ50からなる主回路を構成す
るとともに、インバータ50に対し、ダイオード7、コ
ンデンサ6および抵抗4Rからなる、上記のスナバ回路
と同様構成のサージ吸収回路を並列に接続することが知
られている。インバータ50の交流回路は変圧器51を
介して交流回路に接続される。
【0008】これらの直流直接変換装置や直交変換装置
においては、近年の自己消弧形デバイスの大容量化とと
もに、より大容量化および高圧化された装置の製作が可
能になってきている。図33は、このような大容量化の
ために多相化した従来の昇圧チョッパ回路の一例を示す
ものである。
【0009】図33の装置は、図31の昇圧チョッパ回
路を多相(n相)化したものであって、直流入力端に主
回路コンデンサ9が接続され、直流出力端に負荷に並列
に主回路コンデンサ6が接続されている。ここでは、n
相、すなわち第1,2,…,nの単位チョッパ回路を備
えている。各単位チョッパ回路は、主回路部品として、
図示していない直流電源および負荷に対し直列に接続さ
れる主回路リアクトル1Lおよび主回路ダイオード7D
と、主回路ダイオード7Dおよび負荷に並列接続される
GTOからなるチョップ部1Gとを備えている。チョッ
プ部1Gには、スナバコンデンサ3C、スナバダイオー
ド2Dおよびスナバ抵抗4Rからなるスナバ回路が並列
に接続されている。第1〜nのいずれかの単位回路に固
有の部品は各素子符号の末尾に1〜nのいずれかを付加
して図示されている。例えば、第n番目のチョップ部は
符号“1G”に符号“n”を付加して符号“1Gn”で
示されている。このように構成されたn相チョッパ回路
における、例えば第1の単位回路のスナバ回路に含まれ
るスナバ抵抗4R1の損失Psは、チョップ部1G1の
ターンオン時とターンオフ時の損失の和で一般に下式で
示される。 Ps=(1/2)・C・E2 ・f+(1/2)・k・C・E2 ・f …(1) ここで、 C:スナバコンデンサ3C1の容量 E:直流電圧 f:スイッチング周波数 k:配線のインダクタンスに依存する比例定数 式(1)から、スナバ回路の損失Psは、直流電圧と周
波数とスナバコンデンサ容量によって決まることが分か
る。一般に装置の大容量化やPWM制御等の高性能化を
実現するためには、動作周波数を上げて大容量のGTO
等の自己消弧形デバイスを使用することになるが、それ
ではターンオフ時の遮断耐量を確保するために大容量の
スナバコンデンサが必要となるばかりでなく、動作周波
数の上昇および直流電圧の上昇は、式(1)からしてス
ナバ損失を大幅に増大させてしまう。
【0010】式(1)において5相(n=5)の場合を
試算してみると、例えば6000V/3000AのGT
Oでは、C=6μF、E=2.33kV、k=1.2、
f=180Hz、とすると、1相あたりで、 Ps=(1/2)・6×10-6・2.332 ×106 ・180・2.2 =6.45[kW] であり、5相分では、6.45×5=32.2[kW]
にも達する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の試算からも分か
るように、従来のチョッパ回路における問題点を抽出し
てみると下記のようになる。 (1)半導体デバイスの大容量化により、ターンオフ時
の遮断耐量を確保する上で、大容量のスナバコンデンサ
が必要となり、スナバ損失が増加する。 (2)装置の高周波化による動作周波数の上昇に伴い、
スナバ回路に大きな電力摂失が発生する。 (3)装置の高圧化や大容量化に伴い、複数個の半導体
デバイスを並列あるいは直列に接続する必要が生じ、ス
ナバ回路の損失も増大する。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、GTO等の自己消弧形デバイスを複
数個用いた多相チョッパ装置などの直流直接変換装置に
おいて、スナバエネルギーを主回路へ回生し、電力摂失
を大幅に低減することができるチョッパ回路を提供する
ことを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は以下の通り構成したものである。請求項1
の発明は、正直流入力端および負直流入力端間に接続さ
れた第1の主回路コンデンサと、正直流出力端と負直流
入力端に共通の負直流出力端との間に接続された第2の
主回路コンデンサと、入力側に配置された主回路リアク
トルおよびこれに直列に主回路電流に対し順方向極性で
出力側に配置された主回路ダイオードからなる直列主回
路が正直流入力端および正直流出力端間に複数組並列に
接続された直列主回路群と、直列主回路群のそれぞれの
主回路リアクトルおよび主回路ダイオードの接続点と負
直流入力端との間に接続された自己消弧形デバイスから
なるチョップ部群と、各チョップ部毎に、正側に配置さ
れた第1のスナバコンデンサおよびこれに直列に負側に
配置された第1のスナバダイオードからなり、チョップ
部に並列に接続された第1のスナバ回路群と、主回路電
圧に対し逆極性の第1のダイオードを介して直流入力端
間に接続されたリアクトルと、リアクトルおよび第1の
ダイオードの接続点に陽極が接続された第2のスナバダ
イオードおよびこれに直列に接続された第2のスナバコ
ンデンサ、並びにこれら第2のスナバダイオードおよび
第2のスナバコンデンサに並列に接続された補助スイッ
チからなる第2のスナバ回路と、第2のスナバ回路にお
ける第2のスナバダイオードおよび第2のスナバコンデ
ンサの接続点とチョップ部群における第1のチョップ部
の陽極との間に、陽極を第2のスナバダイオードの陰極
に向けて接続された第2のダイオードと、補助スイッチ
および第2のスナバコンデンサの接続点と第1のスナバ
回路群における第1のスナバコンデンサおよび第1のス
ナバダイオードの接続点のそれぞれとの間に、陽極をス
イッチ側に向けて接続された第3のダイオード群とを備
えたチョッパ回路である。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載のチョッ
パ回路において、第2のダイオードの陽極に直列に接続
された第3のスナバダイオードおよびこれに直列に接続
された第3のスナバコンデンサ、並びにこれら第3のス
ナバダイオードおよび第3のスナバコンデンサに並列に
接続された第2の補助スイッチからなる第3のスナバ回
路と、第2の補助スイッチおよび第2のスナバコンデン
サの接続点と第3のスナバダイオードおよび第3のスナ
バコンデンサの接続点との間に、陰極を第3のスナバダ
イオードの陽極に向けて接続された第3のダイオードと
をさらに備えたものである。
【0015】請求項3の発明は、入力側に配置された自
己消弧形デバイスからなるチョップ部およびこれに直列
に出力側に接続された主回路リアクトルからなり、正直
流入力端および正直流出力端間に接続される直列主回路
と、チョップ部および主回路リアクトルの接続点と負直
流入力端に共通の負直流出力端との間に主回路電圧に対
して逆極性で接続された主回路ダイオードと、入力側に
配置された第1のスナバコンデンサおよびこれに直列に
出力側に配置された第1のスナバダイオードからなり、
チョップ部に並列に接続された第1のスナバ回路と、リ
アクトルおよびこれに直列に主回路電圧に対し逆極性で
接続された第1のダイオードからなり、正負両直流入力
端間に接続された並列補助回路と、陰極が第1のダイオ
ードの陰極に接続された第2のスナバダイオードおよび
これに直列に接続された第2のスナバコンデンサ、並び
にこれら第2のスナバダイオードおよび第2のスナバコ
ンデンサに並列に接続された第1の補助スイッチからな
る第2のスナバ回路と、陽極がチョップ部および主回路
リアクトルの接続点に接続された第3のスナバダイオー
ドおよびこれに直列に第2のスナバダイオードの陽極と
の間に接続された第3のスナバコンデンサ、並びにこれ
ら第3のスナバダイオードおよび第3のスナバコンデン
サに並列に接続された第2の補助スイッチからなる第3
のスナバ回路と、第3のスナバダイオードおよび第3の
スナバコンデンサの接続点と第2のスナバコンデンサお
よび第1の補助スイッチの接続点との間に、陽極を第3
のスナバダイオードの陰極に向けて接続された第2のダ
イオードとを備えたチョッパ回路である。
【0016】請求項4の発明は、正負両直流入力端間に
接続された第1の主回路コンデンサと、正直流入力端お
よび正直流出力端間に接続された第1の主回路リアクト
ルと、正直流出力端と負直流入力端に共通の負直流出力
端との間に陽極を正直流出力端側にして配置された第1
のダイオードを介してそれに直列に接続された第2の主
回路コンデンサと、陽極が第1のダイオードの陰極に接
続された第2のダイオード、この第2のダイオードの陰
極側に直列に接続された自己消弧形デバイスからなるチ
ョップ部、およびこのチョップ部の陰極と正直流出力端
との間に接続された第2の主回路リアクトルからなるチ
ョップ回路と、チョップ部および第2の主回路リアクト
ルの接続点と負直流入力端との間に、陽極を負直流入力
端側にして接続された第3のダイオードと、陰極がチョ
ップ部の陰極に接続された第1のスナバダイオードおよ
びこれに直列にチョップ部の陽極との間に接続された第
1のスナバコンデンサからなる第1のスナバ回路と、陽
極が正直流出力端に接続された第2のスナバダイオード
およびこれに直列に第1のスナバコンデンサおよび第1
のスナバダイオードの接続点との間に接続された第2の
スナバコンデンサからなる第2のスナバ回路と、第2の
スナバダイオードおよび第2のスナバコンデンサの接続
点と第2のダイオードの陰極との間に、陽極を第2のス
ナバダイオードの陰極に向けて接続された第4のダイオ
ードとを備えたチョッパ回路である。請求項5の発明
は、正直流入力端および負直流入力端間に接続された第
1の主回路コンデンサと、正直流出力端および負直流入
力端と共通の負直流出力端間に接続された第2の主回路
コンデンサと、入力側に配置された主回路リアクトルお
よびこれに直列に主回路電流に対し順方向極性で出力側
に配置された主回路ダイオードからなる直列主回路が正
直流入力端および正直流出力端間に複数組並列に接続さ
れた直列主回路群と、直列主回路群のそれぞれの主回路
リアクトルおよび主回路ダイオードの接続点と負直流入
力端との間に直列に接続された自己消弧形デバイスから
なる第1および第2のチョップ部群と、正側に配置され
た第1のスナバコンデンサおよびこれに直列に負側に配
置された第1のスナバダイオードからなり、各チョップ
部における第1のチョップ部に並列に接続された第1の
スナバ回路群と、正側に配置された第2のスナバコンデ
ンサおよびこれに直列に負側に配置された第2のスナバ
ダイオードからなり、各チョップ部における第2のチョ
ップ部に並列に接続された第2のスナバ回路群と、主回
路電圧に対し逆極性で正側に配置された第1のダイオー
ドおよびこれに直列に負側に配置されたリアクトルから
なり、正負両直流入力端間に接続されたリアクトル回路
と、直列補助回路における第1のダイオードおよびリア
クトルの接続点に陽極が接続された第3のスナバダイオ
ード、これに直列に接続された第3のスナバコンデン
サ、並びに第3のスナバダイオードおよび第3のスナバ
コンデンサに並列に接続された第1の補助スイッチから
なる第3のスナバ回路と、チョップ部群における第1の
チョップ部の第1および第2の自己消弧形デバイスの接
続点に陰極が接続された第4のスナバダイオード、およ
びこれに直列に第3のスナバ回路における第3のスナバ
ダイオードおよび第3のスナバコンデンサの接続点との
間に接続された第4のスナバコンデンサ、並びに第4の
スナバダイオードおよび第4のスナバコンデンサに並列
に接続された第2の補助スイッチからなる第4のスナバ
回路と、第3のスナバコンデンサの自由端と第4のスナ
バダイオードおよび第4のスナバコンデンサの接続点と
の間に陽極を第3のスナバコンデンサ側にして接続され
た第2のダイオードと、第4のスナバコンデンサおよび
第2のダイオードの接続点と第1のスナバ回路群におけ
る各第1のスナバ回路の第1のスナバコンデンサおよび
第1のスナバコンデンサ接続点との間に陽極を第4のス
ナバコンデンサ側にして接続された第3のダイオード群
と、第4のスナバコンデンサおよび第2のダイオードの
接続点と第1のスナバ回路群における各第2のスナバ回
路の第2のスナバコンデンサおよび第2のスナバコンデ
ンサ接続点との間に陽極を第4のスナバコンデンサ側に
して接続された第4のダイオード群とを備えたチョッパ
回路である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
を示すものである。この実施の形態は昇圧チョッパ回路
に関するものであって、図33に示す公知の多相(n
相)形昇圧チョッパ回路におけるスナバ回路からスナバ
抵抗4R1,4R2,…,4Rnを除去するとともに、
新たなスナバ回路を付加したものである。すなわち、こ
こではスナバエネルギーを一括して主回路へ回生するた
め、簡易な単一のスナバエネルギー回生回路部として、
スナバダイオード29およびこれに直列に接続されたス
ナバコンデンサ31、並びにスナバダイオード29およ
びスナバコンデンサ31に対し並列に接続された自己消
弧形デバイスからなる第1の補助スイッチ33によって
構成された第2のスナバ回路が各相に共通に設けられて
いる。さらに必要に応じて変成器30が設けられ、その
一次巻線の一端がリアクトル12を介して負直流入力端
に接続され、二次巻線が両直流入力端間の電圧に対し逆
極性のダイオード22を介してコンデンサ9に並列に接
続されている。変成器30の一次巻線の他端はスナバダ
イオード32の陽極および自己消弧形デバイスからなる
補助スイッチ33の陽極に接続されている。スナバダイ
オード29およびスナバコンデンサ31の接続点がダイ
オード32を介して、第1の相の単位回路のチョップ部
1G1の陽極に接続されている。補助スイッチ33の陰
極が、ダイオード4D1を介してスナバダイオード2D
1の陽極に、ダイオード4D2を介してスナバダイオー
ド2D2の陽極に、またダイオード4Dnを介してスナ
バダイオード2Dnの陽極に、それぞれ接続されてい
る。
【0018】以下、図2に示した図1の回路の各部動作
波形図と図3〜8の動作モード図を参照しながら、図1
の回路の動作を説明する。図2(a)はチョップ部1G
1〜1Gnの両端電圧V1G1 〜V1Gn を、図2(b)は
補助スイッチ33の両端電圧V33を、図2(c)はスナ
バコンデンサ3C1〜3Cnの電圧V3C1 〜V3Cn を、
図2(d)はスナバコンデンサ31の電圧V31を、図2
(e)はリアクトル1L1〜1Lnの電流I1L1 〜I1L
n を、図2(f)はリアクトル12の電流I12の各波形
を示している。図3は動作モード1を、図4は動作モー
ド2を、図5は動作モード3を、図6は動作モード4
を、図7は動作モード5を、図8は動作モード6を示し
ている。
【0019】図2において、チョップ部1G1〜1Gn
がオンする時点をt0とする。時点t0以前の周期現象
によって、図3に示す極性で初期電圧が存在するものと
する。ここで、出力側のコンデンサ6の電圧まで充電さ
れるスナバコンデンサ3C1〜3Cnの電圧V3C1 〜V
3Cn は、入力側の主回路コンデンサ9の電圧にまで充電
されているスナバコンデンサ電圧V31より高いとする。
時点t0とほぼ同時に図2(b)に示すように補助スイ
ッチ33をオンさせると、図3に示すように、コンデン
サ9の電荷が、コンデンサ9−リアクトル1L1−チョ
ップ部1G1−コンデンサ9の回路、コンデンサ9−リ
アクトル1L2−チョップ部1G2−コンデンサ9、さ
らにはコンデンサ9−リアクトル1Ln−チョップ部1
Gn−コンデンサ9の回路で放電し、それにより、主回
路リアクトル1L1〜1Lnにエネルギーが蓄積され
る。このとき同時にスナバコンデンサ3C1〜3Cnの
電荷が、コンデンサ3C1−チョップ部1G1−リアク
トル12−変成器30−補助スイッチ33−ダイオード
4D1−コンデンサ3C1の回路、コンデンサ3C2−
チョップ部1G2−リアクトル12−変成器30−補助
スイッチ33−ダイオード4D2−コンデンサ3C2、
さらにはコンデンサ3Cn−チョップ部1Gn−リアク
トル12−変成器30−補助スイッチ33−ダイオード
4Dn−コンデンサ3Cnの回路で放電する。このモー
ド1では、スナバコンデンサ31の初期電圧V31はスナ
バコンデンサ3C1〜3Cnの電圧V3C1 〜V3Cn より
低いので、図3に示すようにダイオード32が逆阻止状
態にあり、放電しない。図2(c),(d)に示すよう
にスナバコンデンサ3C1〜3Cnの電圧V3C1 〜V3C
nとスナバコンデンサ31の電圧V31とが等しくなる時
点t1になると、図4に示すように次のモード2とな
る。
【0020】図4に示すモード2では、モード1の放電
回路3C1−1G1−12−30−33−4D1−3C
1、3C2−1G2−12−30−33−4D2−3C
2、および3Cn−1Gn−12−30−33−4Dn
−3Cnの回路に加え、モード1において逆阻止状態に
あったダイオード32がオンし、そのためスナバコンデ
ンサ31の電荷もコンデンサ31−ダイオード32−チ
ョップ部1G1−リアクトル12−変成器30−補助ス
イッチ33−コンデンサ31の回路で放電する。図2
(c)および(d)に示すように、スナバコンデンサ3
C1〜3Cnとスナバコンデンサ31の電圧V3C1 〜V
3Cn とV31がほぼ零まで放電完了する時点t2になる
と、図5のモード3となる。
【0021】図5のモード3では、リアクトル12へ移
行したスナバエネルギーが、リアクトル12−変成器3
0−補助スイッチ33−ダイオード4D1−スナバダイ
オード2D1−リアクトル12の回路で環流し、変成器
30を介してコンデンサ9へ回生される。図2(a),
(b)に示すように所定の時間をおいて、時点t3にリ
アクトル12および変成器30を介してコンデンサ9へ
スナバエネルギーが回生し終わると、図6に示すように
変成器30の励磁電流がリアクトル12−変成器30−
補助スイッチ33−ダイオード4D1−スナバダイオー
ド2D1−リアクトル12の回路で環流するモード4と
なる。
【0022】所定の時間をおいて、時点t4にチョップ
部1G1〜1Gnおよび補助スイッチ33が同時にタ一
ンオフすると、図7に示すように変成器30の励磁電流
が、リアクトル12−変成器30−スナバダイオード2
9−スナバコンデンサ31−ダイオード4D1−スナバ
ダイオード2D1−リアクトル12の回路でスナバコン
デンサ31を充電すると同時に、スナバコンデンサ3C
1〜3Cnは、リアクトル1L1−スナバコンデンサ3
C1−スナバダイオード2D1の回路、リアクトル1L
2−スナバコンデンサ3C2−スナバダイオード2D2
の回路、リアクトル1Ln−スナバコンデンサ3Cn−
スナバダイオード2Dnの回路で充電される。スナバコ
ンデンサ3C1〜3Cnが出力側のコンデンサ6の電圧
にまで充電される時点t5になると、図8のモード6と
なる。
【0023】図8のモード6では、主回路リアクトル1
L1〜1Lnの蓄積エネルギーが出力側の主回路コンデ
ンサ6へダイオード7D1〜7Dnを介して供給され、
同時に変成器30の励磁電流がスナバコンデンサ31に
吸収され、図2(f)に示すように、変成器30の励磁
電流が零に減衰する時点t6でモード6は完了する。さ
らに所定の時間をおいて時点t7に図2(a),(b)
に示すように、チョップ部1G1〜1Gnおよび補助ス
イッチ33がオンする時点t7で、ちょうど1周期の動
作となる。
【0024】図9は、変成器30(図1)を用いること
なく上記と同等の作用を達成し、しかも第3のスナバ回
路を設けることにより、一層良好な回生作用を行うよう
にした本発明の第2の実施の形態を示すものである。
【0025】図9中、図1と同一あるいは相当部分には
同一符号を付してその説明を省略する。図中、ここには
ダイオード32の陽極側に直列に付加的にスナバコンデ
ンサ35、スナバダイオード36および第2の補助スイ
ッチ37からなる第3のスナバ回路が設けられている。
補助スイッチ33の陰極側はダイオード34を介してス
ナバダイオード36の陽極側に接続されている。スナバ
ダイオード29およびリアクトル12の接続点がダイオ
ード22の陽極に接続されている。他は図1の回路と変
わりがない。
【0026】以下、図10に示した図9の回路の各部動
作波形図と、図11〜15の動作モード図を参照しなが
ら、本発明の第2の実施の形態の動作を説明する。
【0027】図10(a)はチョップ部1G1〜1Gn
の両端電圧V1G1 〜V1Gn を、図10(b)は補助スィ
ッチ33,37の両端電圧V33,V37を、図10(c)
はスナバコンデンサ3C1〜3Cnの電圧V3C1 〜V3C
n を、図10(d)はスナバコンデンサ31の電圧V31
を、図10(e)はリアクトル1L1〜1Lnの電流I
1L1 〜I1Ln を、図10(f)はリアクトル12の電流
I12の各波形を示している。また、図11は動作モード
1を、図12は動作モード2を、図13は動作モード3
を、図14は動作モード4を、図15は動作モード5を
それぞれ示している。
【0028】図10において、チョップ部1G1〜1G
nがオンする時点をt0とする。時点t0以前の周期現
象によって、図11に示す極性で、スナバコンデンサ3
C1〜3Cnおよび31には初期電圧V3C1 〜V3Cn ,
V31が存在しているものとする。ここで、出力側のコン
デンサ6の電圧にまで充電されるスナバコンデンサ3C
1〜3Cnの電圧V3C1 〜V3Cn は、入力側のコンデン
サ9の電圧にまで充電されているスナバコンデンサ3
1,35の電圧V31,V35より高いものとする。時点t
0とほぼ同時に図10(b)に示すように補助スイッチ
32,33をオンさせると、図11に示すように、コン
デンサ9の電荷が、コンデンサ9−リアクトル1L1−
チョップ部1G1−コンデンサ9の回路、コンデンサ9
−リアクトル1L2−チョップ部1G2−コンデンサ9
の回路、およびコンデンサ9−リアクトル1Ln−チョ
ップ部1Gn−コンデンサ9の回路で放電し、リアクト
ル1L1〜1Lnにエネルギーを蓄積する。同時にスナ
バコンデンサ3C1〜3Cnの電荷が、スナバコンデン
サ3C1−チョップ部1G1−リアクトル12−補助ス
イッチ33−ダイオード4D1−スナバコンデンサ3C
1の回路、スナバコンデンサ3C2−チョップ部1G2
−リアクトル12−補助スイッチ33−ダイオード4D
2−スナバコンデンサ3C2の回路、およびスナバコン
デンサ3Cn−チョップ部1Gn−リアクトル12−補
助スイッチ33−ダイオード4Dn−スナバコンデンサ
3Cnの回路で放電する。このモード1では、スナバコ
ンデンサ31,35の初期電圧V31,V35は、スナバコ
ンデンサ3C1〜3Cnの電圧V3C1 〜V3Cn より低い
ので、図11に示すようにダイオード37が逆阻止状態
にあり、放電しない。図10(c)および(d)に示す
ようにスナバコンデンサ3C1〜3Cnの電圧V3C1 〜
V3Cn とスナバコンデンサ31,35の電圧V31,V35
とが等しくなる時点t1になると、図12に示すように
次のモード2となる。
【0029】図12のモード2では、モード1の放電回
路3C1−1G1−12−33−4D1−3C1、3C
2−1G2−12−33−4D2−3C2、および3C
n−1Gn−12−33−4Dn−3Cnの回路に加
え、モード1では逆阻止状態にあったダイオード37が
オンし、スナバコンデンサ31の電荷もスナバコンデン
サ31−補助スイッチ37−ダイオード32−チョップ
部1G1−リアクトル12−補助スイッチ33−スナバ
コンデンサ31の回路で放電する。同時にスナバコンデ
ンサ35の電荷も、スナバコンデンサ35−補助スイッ
チ37−ダイオード32−チョップ部1G1−リアクト
ル12−補助スイッチ33−ダイオード34−スナバコ
ンデンサ35の回路で放電する。図10(c)および
(d)に示すようにスナバコンデンサ3C1〜3Cnの
電圧V3C1 〜V3Cn とスナバコンデンサ31の電圧V31
がほぼ零にまで放電完了する時点t2になると、図13
のモード3となる。
【0030】図13のモード3では、リアクトル12へ
移行したスナバエネルギーが、リアクトル12−補助ス
イッチ33−ダイオード4D1−ダイオード2D1−リ
アクトル12の回路で環流する。図10(a),(b)
に示すように、わずかな時間をおいて、時点t3に補助
スイッチ32,37をタ一ンオフすると、図14に示す
ように、リアクトル12の蓄積エネルギーにより、リア
クトル12−スナバダイオード29−スナバコンデンサ
31−ダイオード4D1−スナバダイオード2D1−リ
アクトル12の回路でスナバコンデンサ31を充電し、
同時にリアクトル12−スナバダイオード29−スナバ
コンデンサ35−ダイオード33−ダイオード32−チ
ョップ部1G1−リアクトル12の回路で、スナバコン
デンサ35を充電するモード4となる。
【0031】スナバコンデンサ31,35が入力側のコ
ンデンサ9の電圧にほぼ等しい値まで充電される時点t
4以降はモード5になり、図15に示すように、ダイオ
ード22がオンし、リアクトル12の蓄積エネルギーが
コンデンサ9へ回生される。リアクトル12の蓄積エネ
ルギーが零にまで減衰する時点t5でモード5は完了す
る。所定の時間をおいて時点t6に図10(a),
(b)に示すようにチョップ部1G1〜1Gnがターン
オフし、さらに所定の時間をおいて、図10(a),
(b)に示すようにチョップ部1G1〜1Gnがタ一ン
オンする時点t7で1周期の動作が完了する。
【0032】図16は本発明を降圧チョッパ回路に適用
した実施の形態を示すものである。図16の回路におい
て、主回路は図30のものと同一であり、同一あるいは
相当部分には同一符号を付してその説明を省略する。こ
こでも、スナバ回路にスナバ抵抗は設けられていない。
この実施の形態においては、スナバダイオード2および
スナバコンデンサ3からなる第1のスナバ回路に加え
て、直流電源6の出力端すなわちチョッパ回路の入力端
間にリアクトル12および逆極性のダイオード22が直
列に接続されている。ダイオード22の陰極にスナバダ
イオード29の陽極が接続され、このダイオード29の
陽極側にスナバコンデンサ31が接続され、さらにスナ
バコンデンサ31およびスナバダイオード29に並列に
GTOからなる補助スイッチ33が接続されている。こ
れらスナバコンデンサ31、スナバダイオード29およ
び補助スイッチ33によって第2のスナバ回路が構成さ
れている。スナバコンデンサ31およびスナバダイオー
ド29の接続点は、スナバダイオード2およびスナバコ
ンデンサ3の接続点に接続されている。
【0033】チョップ部1および主回路リアクトル1L
の接続点にスナバダイオード36の陽極が接続され、そ
の陰極とスナバコンデンサ31およびスナバダイオード
29の接続点との間にスナバコンデンサ35が接続され
ている。さらにスナバダイオード36およびスナバコン
デンサ35に並列に第2の補助スイッチ37接続されて
いる。これらスナバダイオード36、スナバコンデンサ
35および補助スイッチ37により第3のスナバ回路が
構成されている。
【0034】以下、図17に示した図16の回路の各部
動作波形図および図18〜21の動作モード図を参照し
ながら、本発明の第3の実施の形態の動作を説明する。
【0035】図17(a)はチョップ部1の両端電圧V
1 を、図17(b)は補助スイッチ32,37の両端電
圧V32,V37を、図17(c)はスナバコンデンサ3の
電圧V3 を、図17(d)はスナバコンデンサ31,3
5の電圧V31,V35を、図17(e)はリアクトル1L
の電流波形を、図17(f)はリアクトル12の電流波
形をそれぞれ示している。図18は動作モード1を、図
19は動作モード2を、図20は動作モード3を、図2
1は動作モード4を示している。図17中、チョップ部
1がオンする時点をt0とする。時点t0以前の周期現
象によって、図18に示す極性で、スナバコンデンサ
3,31,35には初期電圧が存在しているものとす
る。モード1において時点t0とほぼ同時に図17
(b)に示すように補助スイッチ32,33をオンさせ
ると、図18に示すように、スナバコンデンサ3,3
1,35の電荷は、スナバコンデンサ3−補助スイッチ
33−リアクトル12−チョップ部1−スナバコンデン
サ3の回路、スナバコンデンサ31−補助スイッチ33
−リアクトル12−チョップ部1−補助スイッチGTO
32−スナバコンデンサ31の回路、およびスナバコン
デンサ35−ダイオード34−補助スイッチ33−リア
クトル12−チョップ部1−補助スイッチ32−スナバ
コンデンサ35の回路で放電する。このモード1では、
同時に、直流電源6からチョップ部1およびリアクトル
1Lを介して、負荷9へ電力が供袷される。スナバコン
デンサ3,31,35の電圧がほぼ零となる時点t1に
なると、図19に示すように次のモード2となる。
【0036】図19のモード2では、リアクトル12へ
移行したスナバエネルギ−がリアクトル12−スナバダ
イオード2−補助スイッチ33−リアクトル12の回路
で環流する。図17(b)に示すように、わずかな時間
をおいて、時点t2に補助スイツチ32,33をターン
オフすると、図20に示すように、リアクトル12の蓄
積エネルギーがリアクトル12−スナバダイオード2−
ダイオード31−スナバダイオード29−リアクトル1
2の回路で、スナバコンデンサ31を充電し、同時にリ
アクトル12−チョップ部1−スナバダイオード36−
スナバコンデンサ35−スナバダイオード29−リアク
トル12の回路で、スナバコンデンサ35を充電するモ
ード3となる。
【0037】スナバコンデンサ31,35が入力側の直
流電源6の電圧にほぼ等しい値まで充電される時点t3
になると、図21のモード4に示すようにダイオード2
2がオンし、リアクトル12の蓄積エネルギーが直流電
源6へ回生される。リアクトル12の蓄積エネルギーが
減衰する時点t4でモード4は完了する。所定の時間を
おいて時点t5に図17(a)に示すようにチョップ部
1がターンオフし、さらに所定の時間をおいて図17
(a)に示すようにチョップ部1がタ一ンオンする時点
t6で、1周期の動作完了となる。
【0038】図22は、本発明の第4の実施の形態とし
て、ダイオード7とコンデンサ6で構成したサージ吸収
回路のエネルギーを直流主回路の入力側コンデンサ9に
回生する降圧チョッパ回路を示すものである。図中、図
16と同一あるいは相当部分には同一符号を付してその
説明を省略する。この回路においては、入力側に主回路
コンデンサ9が、出力側にダイオード7を介して主回路
コンデンサ6が接続され、両コンデンサ9,6の間の主
電流回路にリアクトル15が直列に接続されている。ダ
イオード7およびコンデンサ6の接続点と負直流端との
間に、順方向極性のダイオード21およびチョップ部1
並びに逆極性のダイオード22が直列に接続されてい
る。チョップ部1およびダイオード22の接続点と正直
流端との間にリアクトル12が接続されている。チョッ
プ部1に対しスナバコンデンサ3およびスナバダイオー
ド2からなる第1のスナバ回路が接続されている。ま
た、直流入力端とスナバコンデンサ3およびスナバダイ
オード2の接続点との間に、スナバダイオード29、ス
ナバコンデンサ31、およびGTOからなる補助スイッ
チ33によって構成された第2のスナバ回路が接続され
ている。さらに、スナバダイオード29およびスナバコ
ンデンサ31の接続点とダイオード21およびチョップ
部1の接続点との間に、陽極をスナバダイオード29の
陰極に向けてダイオード32が接続されている。
【0039】以下、図23に示した図22の回路の各部
動作波形図と図24〜28の動作モード図を参照しなが
ら、本発明の第4の実施の形態の動作を説明する。
【0040】図23(a)はチョップ部1の両端電圧V
1 を、図23(b)は補助スイッチ33の両端電圧V33
を、図23(c)はスナバコンデンサ3,31の電圧V
3 ,V31を、図23(d)はコンデンサ6の電圧V6
を、図23(e)はリアクトル12の電流I12の各波形
を示している。図24は動作モード1を、図25は動作
モード2を、図26は動作モード3を、図27は動作モ
ード4を、図28は動作モード5をそれぞれ示してい
る。
【0041】図23において、チョップ部1がオンする
時点をt0とする。時点t0以前の周期現象によって、
図24に示す極性でスナバコンデンサ3,31には初期
電圧V3 ,V31が存在しているものとする。時点t0と
ほぼ同時に図24に示すように補助スイッチ33をオン
させると、スナバコンデンサ3,31の電荷は、スナバ
コンデンサ3−チョップ部1−リアクトル12−補助ス
イッチ33−スナバコンデンサ3の回路、およびスナバ
コンデンサ31−ダイオード32−チョップ部1−リア
クトル12−補助スイッチ33−スナバコンデンサ31
の回路で放電する。スナバコンデンサ3,31の電圧V
3 ,V31とコンデンサ9の電圧V9 の和が、サージ吸収
回路用コンデンサ6の電圧V6 よりわずかに低くほぼ等
しい値まで放電する時点t1になると、図25に示すよ
うに次のモード2となる。
【0042】図25のモード2では、ダイオード21が
オンし、コンデンサ6の蓄積電荷もチョップ部1および
リアクトル12を介して放電する。図23(c)に示す
ようにスナバコンデンサ3,31の電圧V3 ,V31がほ
ぼ零となる時点t2になると、図26のモード3とな
る。
【0043】図26のモード3では、リアクトル12へ
移行したスナバエネルギーが、リアクトル12−補助ス
イッチ33−スナバダイオード2−リアクトル12の回
路で環流する。図23(a),(b)に示すように所定
の時間をおいて、時点t3にチョップ部1と補助スイッ
チ33をターンオフすると、図27のモード4のように
リアクトル12の蓄積エネルギーによる電流がリアクト
ル12−スナバダイオード29−スナバコンデンサ31
−スナバダイオード2−リアクトル12の回路で、スナ
バコンデンサ31を充電し、同時にリアクトル12−ス
ナバダイオード29−ダイオード32−スナバコンデン
サ3−スナバダイオード2−リアクトル12の回路で、
スナバコンデンサ3を充電する。スナバコンデンサ3,
31が直流回路電圧およびコンデンサ9の電圧V9 にほ
ぼ等しい値にまで充電される時点t4になると、図26
のモード5のように、ダイオード22がオンし、リアク
トル12の蓄積エネルギーは直流電源回路のコンデンサ
9へ回生される。
【0044】リアクトル12の電流が零に減衰する時点
t5でモード5は完了する。所定の時間をおいて時点t
6に図23(d)に示すように図示しない変換器のスイ
ッチング動作により、サージ吸収回路のコンデンサ6が
過電圧を吸収し、時点t7までに前述の初期電圧値に達
するものとする。さらに所定の時間をおいて、図23
(a)、(b)に示すようにチョップ部1および補助ス
イッチ31,33がタ一ンオンする時点t8で、1周期
の動作完了となる。
【0045】図29は、複数個のGTOからなるチョッ
プ部を直列接続したものを多相化したn相昇圧チョッパ
回路の場合の本発明の第5の実施の形態を示すものであ
る。図29は図9の昇圧チョッパ回路を基本として構成
されたものであって、主回路に分路に接続されるチョッ
プ部が各相ごとに、チョップ部1G1m,1G11;1
G2m,1G21;…;1Gnm,1Gn1と直列接続
された2組のチョップ部からなっている。
【0046】チョップ部1G1mにはスナバコンデンサ
3C1mおよびスナバダイオード2D1mからなるスナ
バ回路が接続され、以下同様に、チョップ部1G11に
はスナバコンデンサ3C11およびスナバダイオード2
D11からなるスナバ回路が、チョップ部1G2mには
スナバコンデンサ3C2mおよびスナバダイオード2D
2mからなるスナバ回路が、チョップ部1G21にはス
ナバコンデンサ3C21およびスナバダイオード2D2
1からなるスナバ回路が、チョップ部1Gnmにはスナ
バコンデンサ3Cnmおよびスナバダイオード2Dnm
からなるスナバ回路が、チョップ部1Gn1にはスナバ
コンデンサ3Cn1およびスナバダイオード2Dn1か
らなるスナバ回路が、それぞれ接続されている。
【0047】リアクトル12を含むエネルギー吸収回路
60は図9のそれと同一である。エネルギー吸収回路6
0のスナバダイオード36の陰極が第1の相のチョップ
部1G1mおよびチョップ部1G11の接続点に接続さ
れる。スナバコンデンサ31およびダイオード36の接
続点が、ダイオード5D11を介してスナバコンデンサ
3C1mおよびスナバダイオード2D1mの接続点に、
以下同様に、ダイオード4D11を介してスナバコンデ
ンサ3C11およびスナバダイオード2D11の接続点
に、ダイオード5D21を介してスナバコンデンサ3C
2mおよびスナバダイオード2D2mの接続点に、ダイ
オード4D21を介してスナバコンデンサ3C21およ
びスナバダイオード2D21の接続点に、ダイオード5
Dn1を介してスナバコンデンサ3Cnmおよびスナバ
ダイオード2Dnmの接続点に、ダイオード4Dn1を
介してスナバコンデンサ3Cn1およびスナバダイオー
ド2Dn1の接続点に、それぞれ接続されている。
【0048】この実施の形態は直列接続した複数個のチ
ョップ部のスナバエネルギーを回生するように構成した
ものであり、この回路構成によっても図9で述べたと同
様の作用を良好に達成することができる。
【0049】以上、本発明を特定の具体例について述べ
た。上記の各実施の形態において、例えば、チョップ部
または補助スイッチとして用いられる自己消弧形デバイ
スとしては、GTO以外にも、例えばGTR(大電力ト
ランジスタ)やIGBT(ゲート絶縁形バイポーラ・ト
ランジスタ)などを用いることもできる。
【0050】さらにまた、例えばリアクトル12は、図
1に示すように変成器を用いて構成してもよい。また、
変成器は変圧器と変流器のいずれでもよい。
【0051】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、スナバエネ
ルギー回生回路を共通にした一段の簡易な回路構成のも
とで、複数個並列の多相チョッパ回路を構成することが
でき、スナバエネルギー回生回路自体に用いる補助スイ
ッチのスナバエネルギーも良好に回生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による昇圧チョッパ
回路の接続図。
【図2】図1の回路動作を説明するためのタイムチャー
ト。
【図3】図1の昇圧チョッパ回路における動作モード1
の等価回路図。
【図4】図1の昇圧チョッパ回路における動作モード2
の等価回路図。
【図5】図1の昇圧チョッパ回路における動作モード3
の等価回路図。
【図6】図1の昇圧チョッパ回路における動作モード4
の等価回路図。
【図7】図1の昇圧チョッパ回路における動作モード5
の等価回路図。
【図8】図1の昇圧チョッパ回路における動作モード6
の等価回路図。
【図9】本発明の第2の実施の形態による昇圧チョッパ
回路の接続図。
【図10】図9の回路動作を説明するためのタイムチす
一ト。
【図11】図9の昇圧チョッパ回路における動作モード
1の等価回路図。
【図12】図9の昇圧チョッパ回路における動作モード
2の等価回路図。
【図13】図9の昇圧チョッパ回路における動作モード
3の等価回路図。
【図14】図9の昇圧チョッパ回路における動作モード
4の等価回路図。
【図15】図9の昇圧チョッパ回路における動作モード
5の等価回路図。
【図16】本発明の第3の実施の形態による降圧チョッ
パ回路の接続図。
【図17】図16の回路動作を説明するためのタイムチ
ャート。
【図18】図16の降圧チョッパ回路における動作モー
ド1の等価回路図。
【図19】図16の降圧チョッパ回路における動作モー
ド2の等価回路図。
【図20】図16の降圧チョッパ回路における動作モー
ド3の等価回路図。
【図21】図16の降圧チョッパ回路における動作モー
ド4の等価回路図。
【図22】本発明の第4の実施の形態による降圧チョッ
パ回路の接続図。
【図23】図22の回路動作を説明するためのタイムチ
ャート。
【図24】図22の降圧チョッパ回路における動作モー
ド1の等価回路図。
【図25】図22の降圧チョッパ回路における動作モー
ド2の等価回路図。
【図26】図22の降圧チョッパ回路における動作モー
ド3の等価回路図。
【図27】図22の降圧チョッパ回路における動作モー
ド4の等価回路図。
【図28】図22の降圧チョッパ回路における動作モー
ド5の等価回路図。
【図29】本発明の第5の実施の形態による昇圧チョッ
パ回路の接続図。
【図30】従来の降圧チョッパ回路の接続図。
【図31】従来の昇圧チョッパ回路の接続図。
【図32】従来のサージ吸収回路の接続図。
【図33】従来の多相昇圧チョッパ回路の接続図。
【符号の説明】
1,1a1〜1an チョップ部 33,37 補助スイッチ 31,35,3C1〜3Cn スナバコンデンサ 29,36,2D1〜2Dn スナバダイオード 12,1L1〜1Ln リアクトル 30 変成器 6,9 コンデンサ 22,32,4D1〜4Dn,7D1〜7Dn,34,
21 ダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正直流入力端および負直流入力端間に接続
    された第1の主回路コンデンサと、 正直流出力端と前記負直流入力端に共通の負直流出力端
    との間に接続された第2の主回路コンデンサと、 入力側に配置された主回路リアクトルおよびこれに直列
    に主回路電流に対し順方向極性で出力側に配置された主
    回路ダイオードからなる直列主回路が前記正直流入力端
    および前記正直流出力端間に複数組並列に接続された直
    列主回路群と、 前記直列主回路群のそれぞれの主回路リアクトルおよび
    主回路ダイオードの接続点と前記負直流入力端との間に
    接続された自己消弧形デバイスからなるチョップ部群
    と、 前記各チョップ部毎に、正側に配置された第1のスナバ
    コンデンサおよびこれに直列に負側に配置された第1の
    スナバダイオードからなり、前記チョップ部に並列に接
    続された第1のスナバ回路群と、 主回路電圧に対し逆極性の第1のダイオードを介して前
    記直流入力端間に接続されたリアクトルと、 前記リアクトルおよび前記第1のダイオードの接続点に
    陽極が接続された第2のスナバダイオードおよびこれに
    直列に接続された第2のスナバコンデンサ、並びにこれ
    ら第2のスナバダイオードおよび第2のスナバコンデン
    サに並列に接続された補助スイッチからなる第2のスナ
    バ回路と、 前記第2のスナバ回路における第2のスナバダイオード
    および第2のスナバコンデンサの接続点と前記チョップ
    部群における第1のチョップ部の陽極との間に、陽極を
    前記第2のスナバダイオードの陰極に向けて接続された
    第2のダイオードと、 前記補助スイッチおよび前記第2のスナバコンデンサの
    接続点と前記第1のスナバ回路群における第1のスナバ
    コンデンサおよび第1のスナバダイオードの接続点のそ
    れぞれとの間に、陽極を前記補助スイッチ側に向けて接
    続された第3のダイオード群とを備えたチョッパ回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のチョッパ回路において、 前記第2のダイオードの陽極に直列に接続された第3の
    スナバダイオードおよびこれに直列に接続された第3の
    スナバコンデンサ、並びにこれら第3のスナバダイオー
    ドおよび第3のスナバコンデンサに並列に接続された第
    2の補助スイッチからなる第3のスナバ回路と、 前記第2の補助スイッチおよび前記第2のスナバコンデ
    ンサの接続点と前記第3のスナバダイオードおよび前記
    第3のスナバコンデンサの接続点との間に、陰極を前記
    第3のスナバダイオードの陽極に向けて接続された第3
    のダイオードとをさらに備えたチョッパ回路。
  3. 【請求項3】入力側に配置された自己消弧形デバイスか
    らなるチョップ部およびこれに直列に出力側に接続され
    た主回路リアクトルからなり、正直流入力端および正直
    流出力端間に接続される直列主回路と、 前記チョップ部および前記主回路リアクトルの接続点と
    負直流入力端に共通の負直流出力端との間に主回路電圧
    に対して逆極性で接続された主回路ダイオードと、 入力側に配置された第1のスナバコンデンサおよびこれ
    に直列に出力側に配置された第1のスナバダイオードか
    らなり、前記チョップ部に並列に接続された第1のスナ
    バ回路と、 リアクトルおよびこれに直列に主回路電圧に対し逆極性
    で接続された第1のダイオードからなり、正負両直流入
    力端間に接続された並列補助回路と、 陰極が前記第1のダイオードの陰極に接続された第2の
    スナバダイオードおよびこれに直列に接続された第2の
    スナバコンデンサ、並びにこれら第2のスナバダイオー
    ドおよび第2のスナバコンデンサに並列に接続された第
    1の補助スイッチからなる第2のスナバ回路と、 陽極が前記チョップ部および前記主回路リアクトルの接
    続点に接続された第3のスナバダイオードおよびこれに
    直列に前記第2のスナバダイオードの陽極との間に接続
    された第3のスナバコンデンサ、並びにこれら第3のス
    ナバダイオードおよび第3のスナバコンデンサに並列に
    接続された第2の補助スイッチからなる第3のスナバ回
    路と、 前記第3のスナバダイオードおよび前記第3のスナバコ
    ンデンサの接続点と前記第2のスナバコンデンサおよび
    前記第1の補助スイッチの接続点との間に、陽極を前記
    第3のスナバダイオードの陰極に向けて接続された第2
    のダイオードとを備えたチョッパ回路。
  4. 【請求項4】正負両直流入力端間に接続された第1の主
    回路コンデンサと、 正直流入力端および正直流出力端間に接続された第1の
    主回路リアクトルと、 前記正直流出力端と負直流入力端に共通の負直流出力端
    との間に陽極を前記正直流出力端側にして配置された第
    1のダイオードを介してそれに直列に接続された第2の
    主回路コンデンサと、 陽極が前記第1のダイオードの陰極に接続された第2の
    ダイオード、この第2のダイオードの陰極側に直列に接
    続された自己消弧形デバイスからなるチョップ部、およ
    びこのチョップ部の陰極と前記正直流出力端との間に接
    続された第2の主回路リアクトルからなるチョップ回路
    と、 前記チョップ部および前記第2の主回路リアクトルの接
    続点と前記負直流入力端との間に、陽極を前記負直流入
    力端側にして接続された第3のダイオードと、 陰極が前記チョップ部の陰極に接続された第1のスナバ
    ダイオードおよびこれに直列に前記チョップ部の陽極と
    の間に接続された第1のスナバコンデンサからなる第1
    のスナバ回路と、 陽極が前記正直流出力端に接続された第2のスナバダイ
    オードおよびこれに直列に前記第1のスナバコンデンサ
    および前記第1のスナバダイオードの接続点との間に接
    続された第2のスナバコンデンサからなる第2のスナバ
    回路と、 前記第2のスナバダイオードおよび前記第2のスナバコ
    ンデンサの接続点と前記第2のダイオードの陰極との間
    に、陽極を前記第2のスナバダイオードの陰極に向けて
    接続された第4のダイオードとを備えたチョッパ回路。
  5. 【請求項5】正直流入力端および負直流入力端間に接続
    された第1の主回路コンデンサと、 正直流出力端および前記負直流入力端と共通の負直流出
    力端間に接続された第2の主回路コンデンサと、 入力側に配置された主回路リアクトルおよびこれに直列
    に主回路電流に対し順方向極性で出力側に配置された主
    回路ダイオードからなる直列主回路が前記正直流入力端
    および前記正直流出力端間に複数組並列に接続された直
    列主回路群と、 前記直列主回路群のそれぞれの主回路リアクトルおよび
    主回路ダイオードの接続点と前記負直流入力端との間に
    直列に接続された自己消弧形デバイスからなる第1およ
    び第2のチョップ部群と、 正側に配置された第1のスナバコンデンサおよびこれに
    直列に負側に配置された第1のスナバダイオードからな
    り、前記各チョップ部における第1のチョップ部に並列
    に接続された第1のスナバ回路群と、 正側に配置された第2のスナバコンデンサおよびこれに
    直列に負側に配置された第2のスナバダイオードからな
    り、前記各チョップ部における第2のチョップ部に並列
    に接続された第2のスナバ回路群と、 主回路電圧に対し逆極性で正側に配置された第1のダイ
    オードおよびこれに直列に負側に配置されたリアクトル
    からなり、前記正負両直流入力端間に接続されたリアク
    トル回路と、 前記直列補助回路における前記第1のダイオードおよび
    前記リアクトルの接続点に陽極が接続された第3のスナ
    バダイオード、これに直列に接続された第3のスナバコ
    ンデンサ、並びに前記第3のスナバダイオードおよび前
    記第3のスナバコンデンサに並列に接続された第1の補
    助スイッチからなる第3のスナバ回路と、 前記チョップ部群における第1のチョップ部の前記第1
    および第2の自己消弧形デバイスの接続点に陰極が接続
    された第4のスナバダイオード、およびこれに直列に前
    記第3のスナバ回路における第3のスナバダイオードお
    よび前記第3のスナバコンデンサの接続点との間に接続
    された第4のスナバコンデンサ、並びに前記第4のスナ
    バダイオードおよび前記第4のスナバコンデンサに並列
    に接続された第2の補助スイッチからなる第4のスナバ
    回路と、 前記第3のスナバコンデンサの自由端と前記第4のスナ
    バダイオードおよび前記第4のスナバコンデンサの接続
    点との間に陽極を前記第3のスナバコンデンサ側にして
    接続された第2のダイオードと、 前記第4のスナバコンデンサおよび前記第2のダイオー
    ドの接続点と前記第1のスナバ回路群における各第1の
    スナバ回路の前記第1のスナバコンデンサおよび第1の
    スナバコンデンサ接続点との間に陽極を第4のスナバコ
    ンデンサ側にして接続された第3のダイオード群と、 前記第4のスナバコンデンサおよび前記第2のダイオー
    ドの接続点と前記第1のスナバ回路群における各第2の
    スナバ回路の前記第2のスナバコンデンサおよび第2の
    スナバコンデンサ接続点との間に陽極を第4のスナバコ
    ンデンサ側にして接続された第4のダイオード群とを備
    えたチョッパ回路。
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