JPH0885336A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0885336A
JPH0885336A JP22070394A JP22070394A JPH0885336A JP H0885336 A JPH0885336 A JP H0885336A JP 22070394 A JP22070394 A JP 22070394A JP 22070394 A JP22070394 A JP 22070394A JP H0885336 A JPH0885336 A JP H0885336A
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JP
Japan
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humidity
absolute humidity
air
vehicle
vehicle interior
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Pending
Application number
JP22070394A
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English (en)
Inventor
Takahisa Suzuki
隆久 鈴木
Akira Isaji
晃 伊佐治
悟 ▲児▼玉
Satoru Kodama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0885336A publication Critical patent/JPH0885336A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の車室内相対湿度が湿度センサの限界値
よりも低いときでも、車室内絶対湿度をできるだけ正確
に求め、これによって除湿手段を正確に作動させる。 【構成】 ステップ250にて湿度センサの検出値RH
r が予め設定された設定値RH1 以下である(YES)
と判定されたら、以降、ステップ250でYESと判定
されている間は、最初にステップ280で算出された車
室内絶対湿度Xrに基づいてステップ320の判定を行
う。ステップ280で算出したXr はほぼ正確な車室内
絶対湿度であるため、このXr に基づいてステップ32
0の判定を行うことによって、除湿手段を正確に作動さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内の湿度センサの
検出値から車室内の絶対湿度を求め、この絶対湿度と車
両窓ガラスにおける飽和絶対湿度との比較に基づいて窓
ガラスの除湿を行うようにした車両用空調装置に関し、
自動車用空調装置に用いた場合に特に効果的なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記のような空調装置は従来から公知で
あり、その公知技術として例えば特開昭57−7075
5号公報に記載されたものがある。この公知技術による
と、まず車室内温度と外気温度とから窓ガラス表面温度
T1を推定し、この推定温度T1から飽和水蒸気圧P1
を演算している。さらに車室内温度と車室内の相対湿度
とから車室内水蒸気圧Pを演算している。そして前記車
室内水蒸気圧Pが、飽和水蒸気圧P1よりもわずかに小
さい値P1′よりも大きいときに、窓ガラスが曇るとみ
なして、熱線ヒータのような曇り除去装置を作動させて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで車室内相対湿
度は湿度センサによって検出するわけだが、一般的に湿
度センサは低湿度側に検出限界値がある。これによる
と、例えば図9に示すように、冬場に車室内が温まって
くるに応じて車室内相対湿度が小さくなり、上記限界値
以下となっても、湿度センサの検出値RHr は上記限界
値のまま一定となる。つまり、実際の車室内相対湿度R
Hrtが上記限界値以下の範囲では、湿度センサが検出す
る相対湿度RHr は実際の相対湿度RHrtよりも高くな
り、この差は車室内温度Tr が高くなる程大きくなる。
【0004】その結果、相対湿度が上記限界値以下の範
囲では、実際の車室内絶対湿度Xrtが変化していないに
も係わらず、空調装置用制御装置は車室内温度Tr が高
くなるに応じて車室内絶対湿度Xr を高い値として計算
する。従って、例えば外気温度が0℃以下のような低外
気温時には、車両窓ガラスの温度が低く、窓ガラスの飽
和絶対湿度Xgiが小さくなるので、上記のように車室内
絶対湿度Xr が高いと計算された結果、この車室内絶対
湿度Xr が上記飽和絶対湿度Xgiを上回り、除湿手段
(ここでは内外気切換手段とする)が作動してしまうと
いったことが発生する。そしてこれによって、省動力効
果が小さくなったり、あるいは空調バランスが崩れたり
するといった問題が発生する。
【0005】そこで本発明は上記問題に鑑み、車室内の
湿度センサの検出値から車室内の絶対湿度を求め、この
絶対湿度と車両窓ガラスにおける飽和絶対湿度との比較
に基づいて窓ガラスの除湿を行うようにした車両用空調
装置において、実際の車室内相対湿度が湿度センサの限
界値よりも低いときでも、車室内絶対湿度をできるだけ
正確に求め、これによって除湿手段を正確に作動させる
ことのできる空調装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1記載の発明では、車室内を除湿する
除湿手段(9,15)と、車室内の相対湿度を検出する
湿度センサ(29)と、前記湿度センサ(29)の検出
値に基づいて車室内の絶対湿度を算出する車室内絶対湿
度算出手段(ステップ250〜ステップ310)と、車
両窓ガラスの飽和絶対湿度を算出する飽和絶対湿度算出
手段(ステップ240)と、前記車室内絶対湿度算出手
段(ステップ250〜ステップ310)によって算出さ
れた車室内絶対湿度が、前記飽和絶対湿度算出手段(ス
テップ240)によって算出された飽和絶対湿度よりも
高いときに、前記除湿手段(9,15)を作動させる除
湿制御手段(ステップ320,ステップ330)とを備
えた車両用空調装置において、前記車室内絶対湿度算出
手段(ステップ250〜ステップ310)が、前記湿度
センサ(29)の検出値が所定の低相対湿度(RH1 )
以下であることを検出する検出手段(ステップ250)
と、前記検出手段(ステップ250)によって前記湿度
センサ(29)の検出値が前記低相対湿度(RH1 )以
下であることが検出されない状態から検出される状態に
なったときに、このときにおける前記湿度センサ(2
9)の検出値に基づいて車室内の絶対湿度を算出する低
湿度時絶対湿度算出手段(ステップ280)と、この低
湿度時絶対湿度算出手段(ステップ280)によって算
出された絶対湿度を記憶する記憶手段(ステップ29
0)とを備え、前記記憶手段(ステップ290)に記憶
された絶対湿度を車室内絶対湿度として算出するように
構成されたことを特徴とする。
【0007】また請求項2記載の発明では、請求項1記
載の車両用空調装置において、前記車室内絶対湿度算出
手段(ステップ250〜ステップ310)が、前記検出
手段(ステップ250)によって前記湿度センサ(2
9)の検出値が前記低相対湿度(RH1 )以下であるこ
とが検出されないときは、前記湿度センサ(29)の検
出値に基づいて車室内の絶対湿度を算出するように構成
されたことを特徴とする。
【0008】また請求項3記載の発明では、請求項1ま
たは2いずれか記載の車両用空調装置において、前記車
両用空調装置が電気自動車用に適用され、空気流を発生
する送風手段(3)と、前記送風手段(3)からの空気
を車室内に導く空気通路(2)と、前記空気通路(2)
の空気上流側部位に形成され、内気を吸入するための内
気吸入口(6)と、前記空気通路(2)の空気上流側部
位に形成され、外気を吸入するための外気吸入口(8)
と、前記内気吸入口(6)および前記外気吸入口(8)
を選択的に開閉する吸入口開閉手段(9,15)と、車
両走行用バッテリー(33)から供給される電力によっ
て作動し、前記空気通路(2)内の空気を加熱する加熱
手段(10,14,61,62)と、車室内への吹出空
気温度が所定の目標温度(TAO)となるように、前記
加熱手段(10,14,61,62)の空気加熱度合い
を制御する加熱度合い制御手段(ステップ110〜ステ
ップ140)とを備え、前記除湿手段(9,15)が前
記吸入口開閉手段(9,15)で構成され、前記除湿制
御手段(ステップ320,ステップ330)が、前記車
室内絶対湿度算出手段(ステップ250〜ステップ31
0)によって算出された車室内絶対湿度が、前記飽和絶
対湿度算出手段(ステップ240)によって算出された
飽和絶対湿度よりも高いときに、前記外気吸入口(8)
を開く割合を増大させるように前記吸入口開閉手段
(9,15)を制御する吸入口制御手段(ステップ32
0,ステップ330)で構成されたことを特徴とする。
【0009】なお、請求項1記載の発明でいう所定の低
相対湿度とは、前記湿度センサの低湿度側における検出
限界値あるいはこれよりも若干大きめの値のことをい
う。また、上記括弧内の符号は、後述する実施例の具体
的手段との対応を示すものである。
【0010】
【発明の作用効果】請求項1ないし3記載の発明の場
合、車室内絶対湿度算出手段が湿度センサの検出値に基
づいて車室内の絶対湿度を算出し、この車室内絶対湿度
が、飽和絶対湿度算出手段によって算出された飽和絶対
湿度よりも高いときに、除湿制御手段が除湿手段を作動
させる。
【0011】ここで、車室内の相対湿度が前記所定の低
相対湿度以上であれば、この相対湿度を湿度センサがほ
ぼ正確に検出することができるので、このときにおいて
は車室内絶対湿度算出手段は車室内の絶対湿度をほぼ正
確に算出する。従って、この絶対湿度と前記飽和絶対湿
度との比較による除湿制御がほぼ正確に行われる。一
方、車室内の相対湿度が前記低相対湿度以下のときは、
この相対湿度を湿度センサは正確に検出することができ
ず、湿度センサの検出値は前記低相対湿度のまま一定と
なる。従ってこのときは、車室内温度が上昇しても湿度
センサの検出値は前記低相対湿度のまま一定のため、絶
対湿度算出手段によって算出される絶対湿度は、実際に
は変化していないにもかかわらず、車室内温度の上昇に
応じて高くなる。
【0012】そこで本発明では、湿度センサの検出値が
前記低相対湿度以上の状態から以下の状態になったら、
低湿度時絶対湿度算出手段がこのときの湿度センサ値に
基づいて車室内絶対湿度を算出し、これを記憶手段が記
憶する。そして車室内絶対湿度算出手段はこの記憶手段
が記憶した絶対湿度を車室内絶対湿度として算出し、こ
の車室内絶対湿度と前記飽和絶対湿度との比較に基づい
て除湿制御手段が除湿手段を作動させる。
【0013】前記記憶手段が記憶した絶対湿度は、湿度
センサの検出値が前記低相対湿度以上の状態から以下の
状態になったときにおける湿度センサ値に基づいて算出
された湿度なので、ほぼ正確な車室内絶対湿度である。
従って、この記憶された絶対湿度を車室内絶対湿度とす
ることによって、車室内の相対湿度が前記低相対湿度以
下のときでも車室内絶対湿度をほぼ正確に算出すること
ができる。そしてこれによって、除湿手段を正確に作動
させることができる。
【0014】また請求項2記載の発明では、検出手段に
よって湿度センサの検出値が前記低相対湿度以下である
ことが検出されないとき、すなわち湿度センサの検出値
が前記低相対湿度以上となったときは、この湿度センサ
にて車室内相対湿度をほぼ正確に検出することができる
ので、車室内絶対湿度算出手段は、この湿度センサの検
出値に基づいて車室内絶対湿度を算出する。これによっ
て、さらに幅広い範囲で車室内絶対湿度を正確に算出
し、そして除湿手段を正確に作動させることができる。
【0015】特に請求項3記載の発明は、電気自動車の
車両走行用バッテリーからの供給電力に基づいて車室内
への吹出空気を加熱し、さらに車室内絶対湿度が飽和絶
対湿度よりも高いときに外気吸入量を増大させる電気自
動車用空調装置である。従って、上記のように車室内絶
対湿度を正確に算出してこの車室内絶対湿度と飽和絶対
湿度との比較を正確に行い、外気吸入量のむだな増大制
御をなくして加熱手段における電力消費量のむだな消費
を無くすことによって、省動力の面で非常に効果的とな
る。
【0016】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図1ないし
図7を用いて説明する。まず図2を用いて本実施例の全
体構成について説明する。空調装置1は、車室内に送風
空気を導くダクト2と、このダクト2内に空気を導入し
て車室内へ送る送風手段3と、アキュムレータ式冷凍サ
イクル4と、エアコン制御装置5とを備える。
【0017】ダクト2の空気上流側には内気吸入口6と
外気吸入口8が形成されている。また、内気吸入口6と
外気吸入口8との間には、図中実線位置から破線位置ま
での間で回動可能に内外気切換ドア9が設けられてい
る。そしてこの内外気切換ドア9が図中実線位置にある
ときは、ダクト2内には外気が導入され、図中破線位置
にあるときは、ダクト2内には内気が吸入される。また
内外気切換ドア9は、このドアの開閉駆動手段15(具
体的にはサーボモータ)によって開閉駆動される。
【0018】ダクト2の空気下流側端部には、車両の窓
ガラスに向かって送風空気を吹き出すデフロスタ吹出口
2aと、乗員の上半身に向かって送風空気を吹き出すフ
ェイス吹出口2bと、乗員の足元に向かって送風空気を
吹き出すフット吹出口2cとが形成されている。上記各
吹出口2a〜2cは、吹出モードに応じて作動する吹出
口切換ドア(図示しない)によって選択的に開閉され
る。
【0019】冷凍サイクル4は、圧縮機10、室外熱交
換器11、冷房用減圧手段12、暖房用減圧手段13、
室内熱交換器14、アキュムレータ16、および冷媒流
路切換手段としての四方弁17がそれぞれ冷媒配管31
によって接続された周知のものである。圧縮機10は冷
媒を吸引,圧縮,吐出するもので、内蔵された電動モー
タ32(図3参照)によって駆動される。この電動モー
タ32は、車両走行用バッテリー33(図3参照)から
の電力を受けて駆動するもので、インバータ19によっ
て可変制御される周波数に応じて回転速度が決定され
る。従って圧縮機10の冷媒吐出容量は電動モータ32
の回転速度に応じて変化する。
【0020】室外熱交換器11は、ダクト2の外部(車
室外)に配設され、室外ファン20からの送風を受けて
外気と冷媒とを熱交換させる熱交換器である。この室外
熱交換器11は、後述する冷房運転時には凝縮器として
機能し、後述する暖房運転時には蒸発器として機能す
る。冷房用減圧手段12は、冷房運転時に室外熱交換器
11からの冷媒を減圧膨張させるもので、具体的にはキ
ャピラリーチューブで構成されている。
【0021】暖房用減圧手段13は、暖房運転時に室内
熱交換器14からの冷媒を減圧膨張させるもので、具体
的にはキャピラリーチューブで構成されている。室内熱
交換器14は、ダクト2の内部に配設され、送風手段3
からの送風を受けてダクト2内の空気と冷媒とを熱交換
させる熱交換器である。この室内熱交換器14は、冷房
運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器
として機能する。
【0022】アキュムレータ16は、冷凍サイクル4内
の過剰冷媒を一時蓄えるとともに、圧縮機10が液冷媒
を吸入しないように気冷媒のみを送り出すものである。
また上記冷凍サイクル4には、冷房用減圧手段12をバ
イパスするバイパス通路と、暖房用減圧手段13をバイ
パスするバイパス通路が設けられ、それぞれのバイパス
通路の途中には逆止弁24,逆止弁23が設けられてい
る。
【0023】上記四方弁17は冷房運転時と暖房運転時
とに応じて冷媒の流れを以下のように切り換える。 (冷房運転時)圧縮機10が吐出した高温高圧冷媒を、
四方弁17→室外熱交換器11→逆止弁23→冷房用減
圧手段12→室内熱交換器14→四方弁17→アキュム
レータ16→圧縮機10の順で流す(図中矢印Cで示
す)。これによって室内熱交換器14が蒸発器として機
能し、ダクト2内の空気はこの室内熱交換器14によっ
て冷却される。
【0024】(暖房運転時)圧縮機10が吐出した高温
高圧冷媒を、四方弁17→室内熱交換器14→逆止弁2
4→暖房用減圧手段13→室外熱交換器11→四方弁1
7→アキュムレータ16→圧縮機10の順で流す(図中
矢印Hで示す)。これによって室内熱交換器14が凝縮
器として機能し、ダクト2内の空気はこの室内熱交換器
14によって加熱される。
【0025】次に制御装置5について説明する。制御装
置5は、図3に示すように、インターフェイス51、C
PU52、ROM53、RAM54等を備えるマイクロ
コンピュータを内蔵し、エアコン操作パネル25から出
力される操作信号、後述する各センサ26〜31からの
センサ信号、およびワイパースイッチ32からの信号に
基づいて、送風手段3、室外ファン20、四方弁17、
サーボモータ15、およびその他のアクチュエータを通
電制御する。
【0026】なお、上記各センサとしては、車室内に照
射される日射量Ts を検出する日射センサ26、車室内
温度Tr を検出する室内温度センサ27、外気温度Tam
を検出する外気温度センサ28、車室内の相対湿度RH
r を検出する室内相対湿度センサ29、圧縮機10の吐
出側の冷媒圧力Pc ′を検出する圧力センサ30、およ
び室内熱交換器14の吸込側における空気温度Tinを検
出する吸込温度センサ31が用いられている。
【0027】次に、暖房運転時における圧縮機10の回
転数制御を行うエアコン制御装置5の作動を図4に示す
フローチャートに基づいて説明する。まず、ステップ1
00にて上記エアコン操作パネル25、各センサ26〜
31、およびワイパースイッチ32からの信号を読み込
む。次にステップ110にて、エアコン操作パネル25
で設定された車室内の設定温度Tset と、各センサの値
(車室内温度Tr ,外気温度Tam,日射量Ts )とか
ら、下記数式1に基づいて、車室内へ吹き出す空気の目
標吹出温度(以下TAOという)を算出する。
【0028】
【数1】TAO=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kam×
Tam−Ks ×Ts +C ここでKset 、Kr 、Kam、およびKs はそれぞれゲイ
ンであり、Cは補正用定数である。次にステップ120
にて、上記TAOと吸込温度Tinかとら、下記数式2に
基づいて飽和冷媒温度Tc を求める。
【0029】
【数2】Tc =(TAO−Tin)/φ(V)+Tin ここでφ(V)は送風手段3の風量Vによって異なる温
度効率で、この温度効率φ(V)と風量Vとの関係は図
5に示す通りである。この図5に示すデータは予めRO
M53に記憶されている。
【0030】そして次にステップ130にて、予めRO
M53に記憶された図6に示すデータに基づいて、ステ
ップ120にて算出した飽和冷媒温度Tc に対応する飽
和圧力Pc を求める。そしてステップ140にて、圧力
センサ30によって検出されたPc ′が飽和圧力Pc と
なるように、インバータ19へ回転数制御信号を出力し
て圧縮機10の回転数を制御する。
【0031】つまり、圧縮機10から室内熱交換器14
までの圧力損失が小さいことから、飽和圧力Pc は圧縮
機10の吐出圧力(=Pc ′)とほぼ等しいとみなすこ
とができる。従って、Pc ′がPc となるように圧縮機
10の回転数を制御することによってステップ120で
算出した飽和冷媒温度Tc を得ることができ、その結
果、車室内への吹出温度を目標吹出温度(TAO)とす
ることができる。
【0032】次に、防曇制御を行うエアコン制御装置5
の作動を図1に示すフローチャートに基づいて説明す
る。まずステップ200にて、後述するフラグFLAG
を0に設定する。次にステップ210にてワイパースイ
ッチ32がオンしているか否かを判定する。つまり雨が
降っているか否かを判定する。
【0033】そしてワイパースイッチ32がオンしてい
ると判定されたら、ステップ220にて下記数式3に基
づいて窓ガラス内面温度Tgiを算出する。
【0034】
【数3】 Tgi=0.04Tf +0.03Tr +0.93Tam ここで上記Tf は、デフロスタ吹出口2aからの吹出空
気温度を示す温度で、圧力センサ30の値から図6の関
係を用いて逆算された温度から、ダクト2での熱ロス分
を引いた値として算出される。このようにデフロスタ吹
出口2aからの吹出空気温度を圧力センサ30の値から
求めるようにしたのは、上記吹出空気温度が室内熱交換
器14の温度、ひいては圧力センサ30の値と相関関係
があるからである。またこの数式3および後述する数式
4は、車速が100km/hのときを想定して導かれた
式である。
【0035】またステップ210にてワイパースイッチ
32がオンしていないと判定されたら、ステップ230
にて下記数式4に基づいて窓ガラス内面温度Tgiを算出
する。
【0036】
【数4】 Tgi=0.13Tf +0.11Tr +0.76Tam そして次のステップ240にて、上記ステップ220ま
たはステップ230にて算出された窓ガラス内面温度T
giに対応した飽和絶対湿度Xgiを図7に示す関係から算
出する。なお、図7に示す関係は、一般的に湿り空気線
図といわれるもので、相対湿度が100%であることを
前提としたものである。またこの関係は予めROM53
に記憶されている。
【0037】次にステップ250にて、相対湿度センサ
29の検出値RHr が予め設定された設定値RH1 以下
であるか否かを判定する。ここで設定値RH1 は、相対
湿度センサ29の低湿度側における検出限界値RHmin
より若干高い値である(RH1 =RHmin +α)。ここ
でYESと判定されたら次のステップ260で上記フラ
グが0か否かを判定する。このFLAGはステップ20
0にてクリアされているため、エアコン制御装置5の作
動を開始してから初めてステップ260の処理を実行す
るときはYESと判定され、次のステップ270でFL
AG=1に設定する。
【0038】そして次のステップ280にて、車室内気
温度Tr と図7に示す関係とから、相対湿度が100%
のときの車室内の絶対湿度Xr ′を求め、このXr ′と
相対湿度センサ29の検出値RHr とから下記数式5に
基づいて、相対湿度センサ29の検出値が設定値RH1
以下となった時点での車室内の絶対湿度Xr1を算出す
る。
【0039】
【数5】Xr1=Xr ′×RHr /100×10-3(kg
/kg′) そして次のステップ290にて、このXr1を、後述する
ステップ320にて用いる絶対湿度Xr とする。また、
相対湿度センサ29の検出値RHr が設定値RH1 以下
でステップ250にてYESと判定されるときであって
も、ここでYESと判定されるのが2回目以降であれば
次のステップ260ではNOと判定され(1回目のとき
のステップ270にてFLAG=1に設定されているた
め)、ステップ290にて、1回目のときのステップ2
80で算出された絶対湿度Xr1を車室内の絶対湿度Xr
とする。
【0040】一方、ステップ250にてNOと判定され
るときはステップ300にてFLAG=0にセットし、
次のステップ310にて、ステップ280と同様の算出
方法にて下記数式6に基づいて車室内絶対湿度Xr を算
出する。
【0041】
【数6】Xr =Xr ′×RHr /100×10-3(kg
/kg′) そして次のステップ320にて、Xr >0.9Xgiであ
るか否かを判定する。そしてYESであれば、窓ガラス
が曇りやすいとみなして、ステップ330にて外気導入
量が増大するようにサーボモータ15を制御する。また
NOであれば、窓ガラスが曇りにくいとみなして、ステ
ップ340にて外気導入量が減少するようにサーボモー
タ15を制御する。
【0042】ここでステップ320にてXr >Xgiであ
るか否かを判定するのではなく、Xr >0.9Xgiであ
るか否かを判定するようにしたのは、窓ガラスの防曇の
ために外気導入量を増大しても、すぐには防曇の効果は
現れないので、Xr >0.9Xgiであるか否かを判定す
ることによって防曇制御に余裕を持たせるためである。
しかし、Xr >Xgiであるか否かを判定するようにして
も良い。要は、ステップ320とステップ330とで、
Xr がXgiよりも多いときに外気導入量を増大するよう
にすれば良い。
【0043】またステップ330およびステップ340
では、外気導入量が25%ずつ変化するように制御して
いる。なお、上記各ステップはそれぞれの機能を実現す
る手段を構成する。以上の制御によると、例えば外気温
度が0℃以下のときのような低外気温時のウォームアッ
プ制御によって車室内温度が上昇し、これに伴って相対
湿度センサ29の検出値RHr が小さくなって上記設定
値RH1 以下となったら、RH1 以下となった時点での
車室内絶対湿度Xr1をステップ320で用いる車室内絶
対湿度Xr とする。
【0044】検出値RHr がRH1 以下となった時点
(初めてステップ250にてYESと判定された時点)
での車室内絶対湿度Xr1は、まだ相対湿度センサ29が
車室内相対湿度を正確に検出しているときであり、ステ
ップ250にてNOと判定されている間は、上記時点で
の検出値RHr に基づいて算出された絶対湿度Xr1を以
降のステップ320で用いているため、ステップ320
での判定をほぼ正確な車室内絶対湿度に基づいて行うこ
とができる。
【0045】このため、ステップ330で不必要に外気
導入量を増大させて圧縮機10がむだに電力を消費する
といったことを防止することができ、省動力効果が上が
る。つまり、冷たい外気を導入すれば室内熱交換器14
の空気上流側における温度が下がり、これによって室内
熱交換器14における暖房負荷が大きくなって圧縮機1
0の消費動力が大きくなるが、本実施例では不必要に外
気導入量を増大させないので省動力効果が上がる。
【0046】また、ステップ250にてNOと判定され
たら、すなわち相対湿度センサ29にて車室内相対湿度
を正確に検出できるようになったら、以降、ステップ2
50にてYESと判定されている間は、ステップ310
に進んでそのときの相対湿度センサ29の検出値RHr
に基づいて車室内絶対湿度Xr を算出し、このXr に基
づいてステップ320の判定を行う。
【0047】このように本実施例ではステップ250に
てNOと判定されている間のみならず、その後YESと
判定されてからも、車室内絶対湿度の算出を正確に行う
ことができる。またこのとき、ステップ300にてFL
AG=0に設定するため、空調装置起動時のときと同様
に、ステップ250にてNOと判定される状態から再び
YESと判定される状態になったときには、ステップ2
50にてYESと判定されている間は、このときに算出
された車室内絶対湿度Xr1に基づいて以降のステップ3
20での防曇判定が行われる。
【0048】ところで上記の制御の場合、相対湿度セン
サ29の検出値RHr が一旦設定値RH1 以下となった
ら、検出値RHr が再び設定値RH1 を上回るまでは常
に車室内絶対湿度は一定値に算出されるが、通常の状況
であれば車室内が急に加熱されることはないので、上記
のように一定値としても問題はない。 (他の実施例)上記実施例では、室内熱交換器14が凝
縮器として機能して車室内への吹出空気の加熱を行った
が、空気の加熱は必ずしも室内熱交換器14にて直接行
う必要はない。例えば図8に示すように、ダクト2内に
加熱器としてのヒータコア61を配設し、このヒータコ
ア61内に流入する温水を冷凍サイクル4での凝縮熱で
加熱するようにしても良い。
【0049】すなわち、この実施例では、冷媒−温水熱
交換器62にて、この熱交換器62内を流れる冷媒の凝
縮熱と温水配管63内の温水とを熱交換し、温水の加熱
を行う。そして加熱された温水をヒータコア61内に導
き、かつエアミックスドア64,65にてヒータコア6
1内に流入する空気量を調節することで、吹出口2a〜
2cからの吹出空気温度を適度な温度に調節する。
【0050】なお、本実施例では、上記凝縮熱による温
水加熱に加えて、燃焼式ヒータ66による温水加熱も行
う。この燃焼式ヒータ66は、燃焼タンク67内の燃料
を燃焼することによって温水を加熱するものである。そ
してこの燃焼式ヒータ66による温水加熱量と前記凝縮
熱による温水加熱量は、温水弁68,69によって調節
される。
【0051】本実施例では、温水配管63上に設置され
た温水温度検出手段としての水温センサ70の検出値に
基づいて、ヒータコア61を通過した空気の温度を間接
的に検出する。ここでヒータコア61の温度は水温セン
サ70の検出値と直接関係するものであるため、ヒータ
コア61における熱交換効率、およびエアミックスドア
64,65の開度を考慮すれば、デフロスタ吹出口2a
からの吹出空気温度を一義的に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の要部を示すフローチャートで
ある。
【図2】上記実施例の全体構成図である。
【図3】上記実施例の制御系のブロック図である。
【図4】上記実施例の制御フローチャートである。
【図5】風量Vと温度効率φ(V)との関係を示すグラ
フである。
【図6】飽和温度Tc と高圧Pc との関係を示すグラフ
である。
【図7】温度と絶対湿度との関係を示すグラフである。
【図8】本発明他の実施例の全体構成図である。
【図9】従来における除湿手段が誤作動する理由を説明
する図である。
【符号の説明】
1 空調装置 2 ダクト(空気通路) 3 送風手段 4 冷凍サイクル 5 制御装置 6 内気吸入口 8 外気吸入口 9 内外気切換ドア(除湿手段,吸入口開閉手段) 14 室内熱交換器(加熱手段) 29 相対湿度センサ(湿度センサ) 61 ヒータコア(加熱手段) 62 冷媒−温水熱交換器(加熱手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内を除湿する除湿手段と、 車室内の相対湿度を検出する湿度センサと、 前記湿度センサの検出値に基づいて車室内の絶対湿度を
    算出する車室内絶対湿度算出手段と、 車両窓ガラスの飽和絶対湿度を算出する飽和絶対湿度算
    出手段と、 前記車室内絶対湿度算出手段によって算出された車室内
    絶対湿度が、前記飽和絶対湿度算出手段によって算出さ
    れた飽和絶対湿度よりも高いときに、前記除湿手段を作
    動させる除湿制御手段とを備えた車両用空調装置におい
    て、 前記車室内絶対湿度算出手段が、 前記湿度センサの検出値が所定の低相対湿度以下である
    ことを検出する検出手段と、 前記検出手段によって前記湿度センサの検出値が前記低
    相対湿度以下であることが検出されない状態から検出さ
    れる状態になったときに、このときにおける前記湿度セ
    ンサの検出値に基づいて車室内の絶対湿度を算出する低
    湿度時絶対湿度算出手段と、 この低湿度時絶対湿度算出手段によって算出された絶対
    湿度を記憶する記憶手段とを備え、前記記憶手段に記憶
    された絶対湿度を車室内絶対湿度として算出するように
    構成されたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記車室内絶対湿度算出手段が、 前記検出手段によって前記湿度センサの検出値が前記低
    相対湿度以下であることが検出されないときは、前記湿
    度センサの検出値に基づいて車室内の絶対湿度を算出す
    るように構成されたことを特徴とする請求項1記載の車
    両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記車両用空調装置が電気自動車用に適
    用され、 空気流を発生する送風手段と、 前記送風手段からの空気を車室内に導く空気通路と、 前記空気通路の空気上流側部位に形成され、外気を吸入
    するための外気吸入口と、 前記空気通路の空気上流側部位に形成され、内気を吸入
    するための内気吸入口と、 前記外気吸入口および前記内気吸入口を選択的に開閉す
    る吸入口開閉手段と、 車両走行用バッテリーから供給される電力によって作動
    し、前記空気通路内の空気を加熱する加熱手段と、 車室内への吹出空気温度が所定の目標温度となるよう
    に、前記加熱手段の空気加熱度合いを制御する加熱度合
    い制御手段とを備え、 前記除湿手段が前記吸入口開閉手段で構成され、 前記除湿制御手段が、前記車室内絶対湿度算出手段によ
    って算出された車室内絶対湿度が、前記飽和絶対湿度算
    出手段によって算出された飽和絶対湿度よりも高いとき
    に、前記外気吸入口を開く割合を増大させるように前記
    吸入口開閉手段を制御する吸入口制御手段で構成された
    ことを特徴とする請求項1または2いずれか記載の車両
    用空調装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000062439A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Denso Corp 車両用空調装置

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JP2000062439A (ja) * 1998-08-19 2000-02-29 Denso Corp 車両用空調装置

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