JPH0885772A - 油性ボールペン用インキ - Google Patents
油性ボールペン用インキInfo
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- JPH0885772A JPH0885772A JP6222102A JP22210294A JPH0885772A JP H0885772 A JPH0885772 A JP H0885772A JP 6222102 A JP6222102 A JP 6222102A JP 22210294 A JP22210294 A JP 22210294A JP H0885772 A JPH0885772 A JP H0885772A
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- oil
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 樹脂等の有機材料より高い表面自由エネルギ
ー(50〜数千erg/cm2)を有する材料の表面に対して
自己疎液性を有するビヒクルを含有することからなるボ
ールペン用インキ。 【効果】 本発明のボールペン用インキは、ボテ現象、
直流現象が生じないため書きはじめにインキのかたまり
が転写されることなく、きれいな描線を描くことができ
る。また、筆記中の書き味も良好である。
ー(50〜数千erg/cm2)を有する材料の表面に対して
自己疎液性を有するビヒクルを含有することからなるボ
ールペン用インキ。 【効果】 本発明のボールペン用インキは、ボテ現象、
直流現象が生じないため書きはじめにインキのかたまり
が転写されることなく、きれいな描線を描くことができ
る。また、筆記中の書き味も良好である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボテ現象が発生し難いボ
ールペン用インキおよびインキを具備する油性ボールペ
ンに関する。
ールペン用インキおよびインキを具備する油性ボールペ
ンに関する。
【0002】ボールペンは、ボール、チップホルダーか
らなるペン先、インキ収容管、ペン軸などから構成され
る。このボールペンによる筆記は、ペン先のボールの回
転によりチップ内部より流出してくるインキが紙などの
記録体に転写もしくは浸透し、特に転写により、筆跡・
描線をつくりだす。その時、転写または浸透しきれなか
った余剰のインキがチップホルダーの外周に付着し、書
きはじめや、筆記途中でインキが滴下するいわゆるボテ
現象が発生し、きれいな描線を得ることができないこと
がある。この問題を解決するため、たとえば、特開昭5
−40192号などには、チップホルダーの外周にイン
キが付着しにくくするためにチップホルダーに撥水性も
しくは撥油性材料をコーティングする方法が開示されて
いる。しかし、筆記の際の紙などの被筆記材料との摩擦
によりコーティング材が剥がれてしまい筆記していると
段々ボテ現象が発生してくる傾向がある。これらの原理
はホルダー外周の臨界表面張力をインキの表面張力より
低くすることによりインキを濡れ難くするものである。
しかし、油性インキは元来表面張力が低く金属などの高
エネルギー表面では濡れてしまう。上述のようなコーテ
ィングにより低エネルギー表面にしてもホルダー外周の
臨界表面張力とインキの表面張力の差が小さいために撥
油性が弱く十分なボテの防止ができない。また、通常の
油性ボールペンはインクの粘性が数千から数万cpsを有
しているためボールの回転によるチップの磨耗は比較的
少ないが、数千以下のインキ粘性となると粘性による潤
滑性の向上は期待できず、極度のチップ磨耗を引き起こ
し描線の掠れや筆記不能を生じることになる。
らなるペン先、インキ収容管、ペン軸などから構成され
る。このボールペンによる筆記は、ペン先のボールの回
転によりチップ内部より流出してくるインキが紙などの
記録体に転写もしくは浸透し、特に転写により、筆跡・
描線をつくりだす。その時、転写または浸透しきれなか
った余剰のインキがチップホルダーの外周に付着し、書
きはじめや、筆記途中でインキが滴下するいわゆるボテ
現象が発生し、きれいな描線を得ることができないこと
がある。この問題を解決するため、たとえば、特開昭5
−40192号などには、チップホルダーの外周にイン
キが付着しにくくするためにチップホルダーに撥水性も
しくは撥油性材料をコーティングする方法が開示されて
いる。しかし、筆記の際の紙などの被筆記材料との摩擦
によりコーティング材が剥がれてしまい筆記していると
段々ボテ現象が発生してくる傾向がある。これらの原理
はホルダー外周の臨界表面張力をインキの表面張力より
低くすることによりインキを濡れ難くするものである。
しかし、油性インキは元来表面張力が低く金属などの高
エネルギー表面では濡れてしまう。上述のようなコーテ
ィングにより低エネルギー表面にしてもホルダー外周の
臨界表面張力とインキの表面張力の差が小さいために撥
油性が弱く十分なボテの防止ができない。また、通常の
油性ボールペンはインクの粘性が数千から数万cpsを有
しているためボールの回転によるチップの磨耗は比較的
少ないが、数千以下のインキ粘性となると粘性による潤
滑性の向上は期待できず、極度のチップ磨耗を引き起こ
し描線の掠れや筆記不能を生じることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ボテ現象が
発生し難い油性ボールペン用インキおよびボテが発生し
ない油性ボールペンを提供することを目的とするもので
ある。
発生し難い油性ボールペン用インキおよびボテが発生し
ない油性ボールペンを提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の油性ボールペン
用インキは、樹脂等の有機材料より高い表面自由エネル
ギーを有する材料の表面に対して自己疎液性を有するビ
ヒクル含有することを特徴とする。好ましくは、粘度1
000cps以下である。
用インキは、樹脂等の有機材料より高い表面自由エネル
ギーを有する材料の表面に対して自己疎液性を有するビ
ヒクル含有することを特徴とする。好ましくは、粘度1
000cps以下である。
【0005】本発明の油性ボールペンは、ボールペンの
外表面が樹脂等の有機材料より高い表面自由エネルギー
を有する材料で構成され、かつ該ボールペン外表面に対
して自己疎液性を有するインキを具備することを特徴と
する。インキの粘度は1000cps以下が好ましい。
外表面が樹脂等の有機材料より高い表面自由エネルギー
を有する材料で構成され、かつ該ボールペン外表面に対
して自己疎液性を有するインキを具備することを特徴と
する。インキの粘度は1000cps以下が好ましい。
【0006】樹脂等の有機材料より高い表面自由エネル
ギーを有する材料とは、通常50〜数千erg/cm2の表面
エネルギーを有するもので一般に油性インキに使用され
る溶剤または、インキそのものに対して容易にぬれてし
まうものであり、具体的には金属、金属酸化物、金属塩
やガラス、セラミックなどの非金属などをあげることが
できる。
ギーを有する材料とは、通常50〜数千erg/cm2の表面
エネルギーを有するもので一般に油性インキに使用され
る溶剤または、インキそのものに対して容易にぬれてし
まうものであり、具体的には金属、金属酸化物、金属塩
やガラス、セラミックなどの非金属などをあげることが
できる。
【0007】本発明のインキに用いる自己疎液性を有す
るビヒクルは、インキを構成する主剤であって、顔料、
充填材などの固体成分を分散させる液状成分、分散媒で
あって、溶剤、樹脂、増粘剤、防錆剤、潤滑油などから
構成される。自己疎液性ビヒクルとは構成する成分の各
分子もしくはある分子が高エネルギー表面と接触すると
き固体/液体界面に吸着して固体の臨界表面張力を下げ
低エネルギー表面をつくり、固体表面に拡がらずぬれに
くくなるものである。液体分子そのものの吸着膜のγc
が液体の表面張力より小さくなる場合が自己疎液性溶媒
であるが、溶媒自体に自己疎液性がない場合でも液体に
溶解した溶質分子の吸着膜のγcがその溶液のγlvoより
小さくなっても同様に拡がらなくなる。このような溶質
分子を疎油性添加剤(oleophobic additives)といい、
このような吸着単分子膜を疎油性単分子膜(oleophobic
monolayer)という。このように基本的なメカニズムは
溶媒或いは溶媒と疎油性添加剤により構造されるが、メ
カニズムを壊さない範囲でインキに必要な樹脂、防錆
剤、潤滑油などを添加してもかまわない。また、界面活
性剤の添加により表面張力を調整し、自己疎液性をコン
トロールすることも可能である。
るビヒクルは、インキを構成する主剤であって、顔料、
充填材などの固体成分を分散させる液状成分、分散媒で
あって、溶剤、樹脂、増粘剤、防錆剤、潤滑油などから
構成される。自己疎液性ビヒクルとは構成する成分の各
分子もしくはある分子が高エネルギー表面と接触すると
き固体/液体界面に吸着して固体の臨界表面張力を下げ
低エネルギー表面をつくり、固体表面に拡がらずぬれに
くくなるものである。液体分子そのものの吸着膜のγc
が液体の表面張力より小さくなる場合が自己疎液性溶媒
であるが、溶媒自体に自己疎液性がない場合でも液体に
溶解した溶質分子の吸着膜のγcがその溶液のγlvoより
小さくなっても同様に拡がらなくなる。このような溶質
分子を疎油性添加剤(oleophobic additives)といい、
このような吸着単分子膜を疎油性単分子膜(oleophobic
monolayer)という。このように基本的なメカニズムは
溶媒或いは溶媒と疎油性添加剤により構造されるが、メ
カニズムを壊さない範囲でインキに必要な樹脂、防錆
剤、潤滑油などを添加してもかまわない。また、界面活
性剤の添加により表面張力を調整し、自己疎液性をコン
トロールすることも可能である。
【0008】自己疎液性を有する溶剤としては、1‐オ
クタノール、2‐オクタノール、ベンジルアルコール、
エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、2‐エチル‐1‐ヘキ
サノールなどが挙げられる。
クタノール、2‐オクタノール、ベンジルアルコール、
エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、2‐エチル‐1‐ヘキ
サノールなどが挙げられる。
【0009】上述のように自己疎液性をもたない溶媒を
使用した場合でも疎油性添加剤を添加することにより自
己疎液性ビヒクルが得られる。その疎油性添加剤として
は、パーフルオロアルキルリン酸エステル、アルキルリ
ン酸エステルなどがあげられる。しかし、これは溶剤と
の溶解性など相互作用により効果に影響を与えるため溶
剤の種類によって選択が限定されるものである。たとえ
ば、ポリプロピレングリコール(平均分子量400)や
トリプロピレングリコールモノブチルエーテルではパー
フルオロアルキルリン酸エステル、エチレングリコール
モノフェニルエーテルではアルキルリン酸エステルが効
果を示した。疎油性添加剤としては、液体の表面張力が
24dyne/cm以下のときはフルオルカーボンおよびシリ
コン油、また24dyne/cmを超えるときは、脂肪酸およ
び他の脂肪族極性化合物がそれぞれ効果的である。また
液体の表面張力が30〜32dyne/cmならば分枝状およ
び環状炭化水素の誘導体である極性化合物を使用でき
る。これらはビヒクルの粘度や、表面張力などにより必
要に応じて、コントロールすることが可能である。
使用した場合でも疎油性添加剤を添加することにより自
己疎液性ビヒクルが得られる。その疎油性添加剤として
は、パーフルオロアルキルリン酸エステル、アルキルリ
ン酸エステルなどがあげられる。しかし、これは溶剤と
の溶解性など相互作用により効果に影響を与えるため溶
剤の種類によって選択が限定されるものである。たとえ
ば、ポリプロピレングリコール(平均分子量400)や
トリプロピレングリコールモノブチルエーテルではパー
フルオロアルキルリン酸エステル、エチレングリコール
モノフェニルエーテルではアルキルリン酸エステルが効
果を示した。疎油性添加剤としては、液体の表面張力が
24dyne/cm以下のときはフルオルカーボンおよびシリ
コン油、また24dyne/cmを超えるときは、脂肪酸およ
び他の脂肪族極性化合物がそれぞれ効果的である。また
液体の表面張力が30〜32dyne/cmならば分枝状およ
び環状炭化水素の誘導体である極性化合物を使用でき
る。これらはビヒクルの粘度や、表面張力などにより必
要に応じて、コントロールすることが可能である。
【0010】本発明のインキに用いる着色剤、固着剤、
分散剤、防錆剤などのインキにするために必要な他の材
料はビヒクルの自己疎液性を失わせるものであってはな
らないが、顔料、擬塑性剤、凝集剤などのように粘性な
どのレオロジー性能に影響を与え濡れの性質に見掛けの
変化を与えるものは添加してもかまわない。これは、例
えば擬塑性剤を添加したインキの場合、凝集力により見
掛上自己疎液性が失われた様に見えるが、ボールの回転
により剪断応力が加わると凝集力が弱まり本来もってい
るビヒクルの自己疎液性により性能を発現する。
分散剤、防錆剤などのインキにするために必要な他の材
料はビヒクルの自己疎液性を失わせるものであってはな
らないが、顔料、擬塑性剤、凝集剤などのように粘性な
どのレオロジー性能に影響を与え濡れの性質に見掛けの
変化を与えるものは添加してもかまわない。これは、例
えば擬塑性剤を添加したインキの場合、凝集力により見
掛上自己疎液性が失われた様に見えるが、ボールの回転
により剪断応力が加わると凝集力が弱まり本来もってい
るビヒクルの自己疎液性により性能を発現する。
【0011】本発明のボールペン用インキに用いる着色
剤は、通常、筆記具や塗料用インキに使用される染料や
顔料を使用することが可能である。染料としては、塩基
性染料、酸性染料、直接染料などはもちろん可溶化やマ
イクロカプセル化したものなどでも構わない。例えば、
バリファストブラック#1802、同#1805、同#
3820、バリファストバイオレット#1701、バリ
ファストイエローAUM、同#3104、スピロンバイ
オレットC−RH、スピロンブラックCMHspeci
al、スピロンイエローC−GNH、スピロンオレンジ
GRH、スピロンレッドBEH、オーラミン、ローダミ
ン、メチルバイオレット、マラカイトグリーン、クリス
タルバイオレット、ビクトリアブルーBOHなどが挙げ
られる。また、顔料としては、無機顔料や有機顔料をそ
のまま用いても良いし、樹脂や界面活性剤などで表面改
質した加工顔料や分散トナーを使用しても構わない。例
えば、酸化チタン、カーボンブラック、フタロシアニン
系、アゾ系、アンスラキノン系、キナクリドン系、マイ
クロリースカラー(チバガイギー(株)製)、フジASカ
ラー(富士色素(株)製)などがあげられる。添加量につ
いては特に制限はなく着色剤の溶解度や分散力に応じた
量又は所望の色相や濃度に適した量であればよいが、こ
の量は筆記文字や描線のかすれ現象や筆記性不良と深く
関係し添加量が多すぎると本発明のインキの組成でも効
果が減少し、少量の場合はかすれや筆記不能は極度に減
少するがボールペンとしての描線の発色が劣り、通常
0.5〜50重量%の範囲で用いられる。
剤は、通常、筆記具や塗料用インキに使用される染料や
顔料を使用することが可能である。染料としては、塩基
性染料、酸性染料、直接染料などはもちろん可溶化やマ
イクロカプセル化したものなどでも構わない。例えば、
バリファストブラック#1802、同#1805、同#
3820、バリファストバイオレット#1701、バリ
ファストイエローAUM、同#3104、スピロンバイ
オレットC−RH、スピロンブラックCMHspeci
al、スピロンイエローC−GNH、スピロンオレンジ
GRH、スピロンレッドBEH、オーラミン、ローダミ
ン、メチルバイオレット、マラカイトグリーン、クリス
タルバイオレット、ビクトリアブルーBOHなどが挙げ
られる。また、顔料としては、無機顔料や有機顔料をそ
のまま用いても良いし、樹脂や界面活性剤などで表面改
質した加工顔料や分散トナーを使用しても構わない。例
えば、酸化チタン、カーボンブラック、フタロシアニン
系、アゾ系、アンスラキノン系、キナクリドン系、マイ
クロリースカラー(チバガイギー(株)製)、フジASカ
ラー(富士色素(株)製)などがあげられる。添加量につ
いては特に制限はなく着色剤の溶解度や分散力に応じた
量又は所望の色相や濃度に適した量であればよいが、こ
の量は筆記文字や描線のかすれ現象や筆記性不良と深く
関係し添加量が多すぎると本発明のインキの組成でも効
果が減少し、少量の場合はかすれや筆記不能は極度に減
少するがボールペンとしての描線の発色が劣り、通常
0.5〜50重量%の範囲で用いられる。
【0012】樹脂としては、通常の油性ボールペンイン
キに慣用されている樹脂、例えばケトン樹脂、スルフォ
アミド樹脂、マレイン酸樹脂、エステルガム、キシレン
樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、ロジン、ポリ
ビニルピロリドンなどが用いられる。これらの樹脂は単
独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよく、
その配合量は、インキ組成物全量に対して、0〜30重
量%範囲である。これらの樹脂は描線の耐水性や固着性
などの向上や粘度の調整などの作用をする。
キに慣用されている樹脂、例えばケトン樹脂、スルフォ
アミド樹脂、マレイン酸樹脂、エステルガム、キシレン
樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、ロジン、ポリ
ビニルピロリドンなどが用いられる。これらの樹脂は単
独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよく、
その配合量は、インキ組成物全量に対して、0〜30重
量%範囲である。これらの樹脂は描線の耐水性や固着性
などの向上や粘度の調整などの作用をする。
【0013】増粘剤として、NLケミカルズ製“ベント
ンSD−2”,“ベントン27”、日産ガードラー触媒
製“TIXOGEL VZ”,“TIXOGEL E
Z”、SUD化学製“EX−0101”などの有機ベン
トナイト、水沢化学製“ミズカシルP−801”、日本
アエロジル(株)製“アエロジル380”,“アエロジル
COK84”などのシリカ系、光栄社油脂化学工業(株)
“ターレンVA−100”,“VA−500”,“VA
−800”、伊藤製油製“ASA T−1”,“T−5
1”,“T−350F”などの脂肪酸ポリアミドなどが
あげられる。その含有量は0〜10%好ましくは0〜5
%である。
ンSD−2”,“ベントン27”、日産ガードラー触媒
製“TIXOGEL VZ”,“TIXOGEL E
Z”、SUD化学製“EX−0101”などの有機ベン
トナイト、水沢化学製“ミズカシルP−801”、日本
アエロジル(株)製“アエロジル380”,“アエロジル
COK84”などのシリカ系、光栄社油脂化学工業(株)
“ターレンVA−100”,“VA−500”,“VA
−800”、伊藤製油製“ASA T−1”,“T−5
1”,“T−350F”などの脂肪酸ポリアミドなどが
あげられる。その含有量は0〜10%好ましくは0〜5
%である。
【0014】本発明のインキの粘度1000cps以下で
あることが必要である。1000cpsをこえると自己疎
液性を有していても疎液性速度が遅くなり、効果が小さ
くなってくるため、だんだんボテが増加してくるので好
ましくない。
あることが必要である。1000cpsをこえると自己疎
液性を有していても疎液性速度が遅くなり、効果が小さ
くなってくるため、だんだんボテが増加してくるので好
ましくない。
【0015】本発明のボールペンは、ボール、チップホ
ルダーからなるペン先、インキ収容管、チップと該収容
管をつなぐ継ぎ手、ペン先などから構成され、該インキ
収容管に前述した本発明のボールペン用インキを充填し
たものである。そして、チップホルダーに用いる材料
は、油性インキに用いる溶媒の表面エネルギーよりも高
いものが使用され、具体的には使用強度のあるステンレ
ス、洋白など金属またはセラミックが用いられる。
ルダーからなるペン先、インキ収容管、チップと該収容
管をつなぐ継ぎ手、ペン先などから構成され、該インキ
収容管に前述した本発明のボールペン用インキを充填し
たものである。そして、チップホルダーに用いる材料
は、油性インキに用いる溶媒の表面エネルギーよりも高
いものが使用され、具体的には使用強度のあるステンレ
ス、洋白など金属またはセラミックが用いられる。
【0016】本発明の油性ボールペンは、インキのビヒ
クルが樹脂等の有機材料より高エネルギー表面(ステン
レスなどの金属類)に対して自己疎液性を有し、インキ
の粘性が1000cps以下であることにより、低筆圧で
ボテを起こさず、連続して長い線を書いてもチップの磨
耗が少ないため掠れや筆記不能をおこさない。一般にイ
ンキは粘度を低くすることにより軽い書き味を実現する
ことができるが、油性インキの場合濡れ速度の増加や潤
滑性の低下によりボテが増加する。チップ摩耗は高粘性
の時は比較的少ないが粘度の低下に伴い増加してくる。
1000cps以下は境界潤滑領域であり極度の磨耗が起
きる。しかし本発明のようにインキに自己疎液性を付与
することにより、ボールの回転時にインキがチップホル
ダーに濡れ難くなってボテが減少し、また同時にこのイ
ンキの自己疎液性のために金属等の固体表面に液体分子
や疎油性添加剤が吸着しその配向分子の存在により潤滑
性が向上して磨耗が減少するため滑らかで軽い書き味の
油性ボールペンが得られる。インキの粘性は濡れの速度
や潤滑性や書き味に影響する。上記インキのボテ防止効
果は粘度の低下により現れる、数万から数千cps位では
あまり変化がなく1000cps以下で顕著にその効果が
現れる。書き味は、粘度が数万から数千cps位ではあま
り変化が感じられないが1000cps以下より明確な向
上が認められる。
クルが樹脂等の有機材料より高エネルギー表面(ステン
レスなどの金属類)に対して自己疎液性を有し、インキ
の粘性が1000cps以下であることにより、低筆圧で
ボテを起こさず、連続して長い線を書いてもチップの磨
耗が少ないため掠れや筆記不能をおこさない。一般にイ
ンキは粘度を低くすることにより軽い書き味を実現する
ことができるが、油性インキの場合濡れ速度の増加や潤
滑性の低下によりボテが増加する。チップ摩耗は高粘性
の時は比較的少ないが粘度の低下に伴い増加してくる。
1000cps以下は境界潤滑領域であり極度の磨耗が起
きる。しかし本発明のようにインキに自己疎液性を付与
することにより、ボールの回転時にインキがチップホル
ダーに濡れ難くなってボテが減少し、また同時にこのイ
ンキの自己疎液性のために金属等の固体表面に液体分子
や疎油性添加剤が吸着しその配向分子の存在により潤滑
性が向上して磨耗が減少するため滑らかで軽い書き味の
油性ボールペンが得られる。インキの粘性は濡れの速度
や潤滑性や書き味に影響する。上記インキのボテ防止効
果は粘度の低下により現れる、数万から数千cps位では
あまり変化がなく1000cps以下で顕著にその効果が
現れる。書き味は、粘度が数万から数千cps位ではあま
り変化が感じられないが1000cps以下より明確な向
上が認められる。
【0017】
【実施例】実施例、比較例によって本発明を更に詳細に
説明する。インキの評価テストは下記のように行なっ
た、また、試験に用いたボールペンは内径2.0mmのポ
リプロピレンチューブ、ステンレスチップ(ボールは超
硬合金で、直径0.7mmである)を有するものである。
このボールペンに実施例、比較例で得られたインキを充
填し、下記の試験を行なった。
説明する。インキの評価テストは下記のように行なっ
た、また、試験に用いたボールペンは内径2.0mmのポ
リプロピレンチューブ、ステンレスチップ(ボールは超
硬合金で、直径0.7mmである)を有するものである。
このボールペンに実施例、比較例で得られたインキを充
填し、下記の試験を行なった。
【0018】自己疎液性;机上のステンレス板にインキ
又はビヒクルを滴下した後、板を垂直に立て、液滴の流
れた後を、観察した。 ○…インキの滴下点や流れた箇所がインキがはじいて、
ぬれていない。(ワックスを、ぬった後の車の表面の状
態) △…はじいてはいるが、完全ではない。 ×…インキの滴下点や流れた箇所がインキでぬれてい
る。(なめくじがあるいた後のような状態) 粘度;E型粘度計(東京計器製 EMD型)にて、25
℃/10rpmで測定した値。 付着ボテ;機械筆記試験機で100mの筆記後のチップ
先端に付着したインクの量を目視にて比較評価(10本
の平均)した。 ◎…付着なし ○…付着少ない △…付着やや多い ×…付着非常に多い 描線ボテ;筆記中に紙面に滴下したボテの数より評価。
(10本の平均) ◎…5個以下 ○…6〜10個 △…10〜30個 ×…30個以上 磨耗;25℃、65%恒温室内で200g荷重にて機械
筆記試験を行なった。その筆記前と500m筆記後のペ
ン先のボールの突出する長さの差(図1のd)を測定し
た。
又はビヒクルを滴下した後、板を垂直に立て、液滴の流
れた後を、観察した。 ○…インキの滴下点や流れた箇所がインキがはじいて、
ぬれていない。(ワックスを、ぬった後の車の表面の状
態) △…はじいてはいるが、完全ではない。 ×…インキの滴下点や流れた箇所がインキでぬれてい
る。(なめくじがあるいた後のような状態) 粘度;E型粘度計(東京計器製 EMD型)にて、25
℃/10rpmで測定した値。 付着ボテ;機械筆記試験機で100mの筆記後のチップ
先端に付着したインクの量を目視にて比較評価(10本
の平均)した。 ◎…付着なし ○…付着少ない △…付着やや多い ×…付着非常に多い 描線ボテ;筆記中に紙面に滴下したボテの数より評価。
(10本の平均) ◎…5個以下 ○…6〜10個 △…10〜30個 ×…30個以上 磨耗;25℃、65%恒温室内で200g荷重にて機械
筆記試験を行なった。その筆記前と500m筆記後のペ
ン先のボールの突出する長さの差(図1のd)を測定し
た。
【0019】実施例1〜4、比較例1〜4 表1の配合でボールペンインキを調製した。このインキ
を充填したボールペンにより試験結果を表1に示す。配
合組成中の着色剤(1)は、染料“バリファストブラッ
ク#3830”〔オリエント化学工業(株)製〕、着色剤
(2)はカーボンブラック“プリンテックス#35”
〔デグサ(株)製〕、着色剤(3)は“アゾ顔料#101
0”〔富士色素(株)製〕を使用した。また、樹脂はポリ
ビニルブチラールを用い、樹脂(1)は“エスレックB
BM−1”、樹脂(2)は“エスレックB BL−
1”それぞれ積水化学工業(株)製を使用した。自己疎液
性溶剤としてエチレングリコールモノフェニルエーテル
を用いた。通常の溶剤として、溶剤(1):ポリプロピ
レングリコール 分子量400、溶剤(2):トリプロ
ピレングリコールモノメチルルエーテル、溶剤(3):
ジエチレングリコールモノメチルエーテルを用いた。疎
油性添加剤と(1)パーフルオロアルキルリン酸エステ
ル“F−191”〔大日本インキ化学工業(株)製〕
(2)アルキルリン酸エステル“RL−210”〔東邦
化学(株)製〕を用いた。増粘剤として“ターレンBA−
600”〔共栄社化学(株)製〕を用いた。
を充填したボールペンにより試験結果を表1に示す。配
合組成中の着色剤(1)は、染料“バリファストブラッ
ク#3830”〔オリエント化学工業(株)製〕、着色剤
(2)はカーボンブラック“プリンテックス#35”
〔デグサ(株)製〕、着色剤(3)は“アゾ顔料#101
0”〔富士色素(株)製〕を使用した。また、樹脂はポリ
ビニルブチラールを用い、樹脂(1)は“エスレックB
BM−1”、樹脂(2)は“エスレックB BL−
1”それぞれ積水化学工業(株)製を使用した。自己疎液
性溶剤としてエチレングリコールモノフェニルエーテル
を用いた。通常の溶剤として、溶剤(1):ポリプロピ
レングリコール 分子量400、溶剤(2):トリプロ
ピレングリコールモノメチルルエーテル、溶剤(3):
ジエチレングリコールモノメチルエーテルを用いた。疎
油性添加剤と(1)パーフルオロアルキルリン酸エステ
ル“F−191”〔大日本インキ化学工業(株)製〕
(2)アルキルリン酸エステル“RL−210”〔東邦
化学(株)製〕を用いた。増粘剤として“ターレンBA−
600”〔共栄社化学(株)製〕を用いた。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明のボールペン用インキは、ボテ現
象、直流現象が生じないため書きはじめにインキのかた
まりが転写されることなく、きれいな描線を描くことが
できる。また、筆記中の書き味も良好である。
象、直流現象が生じないため書きはじめにインキのかた
まりが転写されることなく、きれいな描線を描くことが
できる。また、筆記中の書き味も良好である。
【図1】筆記前と筆記後とのボールペンペン先の比較を
した図である。
した図である。
d ボールの突出する長さの差
Claims (6)
- 【請求項1】 樹脂等の有機材料より高い表面自由エネ
ルギーを有する材料の表面に対して自己疎液性を有する
ビヒクルを含有することからなる油性ボールペン用イン
キ。 - 【請求項2】 自己疎液性を有する溶媒を含有する請求
項1記載の油性ボールペン用インキ - 【請求項3】 自己疎液性をもたない溶媒および疎油性
添加剤を含む請求項1記載の油性ボールペン用インキ。 - 【請求項4】 粘度1000cps以下であることからな
る請求項1ないし3記載の油性ボールペン用インキ。 - 【請求項5】 ボールペンの外表面が樹脂等の有機材料
より高い表面自由エネルギーを有する材料で構成され、
かつ該ボールペンの外表面に対して自己疎液性を有する
インキを収容した収容管を具備することからなる油性ボ
ールペン。 - 【請求項6】 インキの粘度が1000cps以下である
請求項5記載の油性ボールペン。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6222102A JPH0885772A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 油性ボールペン用インキ |
| TW084109416A TW360691B (en) | 1994-09-16 | 1995-09-08 | Non-aqueous ink for ball point pen |
| US08/527,573 US5868511A (en) | 1994-09-16 | 1995-09-13 | Non-aqueous ink for ball point pen and ball point pen |
| EP95114539A EP0702066B1 (en) | 1994-09-16 | 1995-09-15 | Non-aqueous ink for ball point pen, and ball point pen |
| DE69520182T DE69520182T2 (de) | 1994-09-16 | 1995-09-15 | Kugelschreiber und nicht-wässrige Tinte für Kugelschreiber |
| CA002158382A CA2158382C (en) | 1994-09-16 | 1995-09-15 | Non-aqueous ink for ball point pen and ball point pen |
| KR1019950030339A KR0164664B1 (ko) | 1994-09-16 | 1995-09-16 | 볼펜용 비수성 잉크, 및 볼펜 |
| CN95118414A CN1070524C (zh) | 1994-09-16 | 1995-09-16 | 圆珠笔用的非水油墨 |
| US09/196,392 US6004388A (en) | 1994-09-16 | 1998-11-19 | Non-aqueous ink for ball point pen, and ball point pen |
| CN00118864A CN1282672A (zh) | 1994-09-16 | 2000-06-15 | 非水圆珠笔 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6222102A JPH0885772A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 油性ボールペン用インキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0885772A true JPH0885772A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=16777176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6222102A Pending JPH0885772A (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 油性ボールペン用インキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0885772A (ja) |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP6222102A patent/JPH0885772A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030401 |