JPH0888009A - マンガン乾電池 - Google Patents
マンガン乾電池Info
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- JPH0888009A JPH0888009A JP6247087A JP24708794A JPH0888009A JP H0888009 A JPH0888009 A JP H0888009A JP 6247087 A JP6247087 A JP 6247087A JP 24708794 A JP24708794 A JP 24708794A JP H0888009 A JPH0888009 A JP H0888009A
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- JP
- Japan
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- zinc
- polyethylene glycol
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- battery
- lead
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- Y02E60/12—
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- Primary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉛含有率が30ppm以下の亜鉛缶を用い、
水銀およびカドミウムを添加していないマンガン乾電池
において、亜鉛缶の耐食性を向上させる。 【構成】 電池内にポリエチレングリコールを添加す
る。上記ポリエチレングリコールとしては、次の一般式
(I) HO(CH2 CH2 O)n H (I) (式中、n=4〜150である)で示されるものが好ま
しく、その添加量としては、電池内の電解液に対して
0.01〜0.5重量%が好ましい。
水銀およびカドミウムを添加していないマンガン乾電池
において、亜鉛缶の耐食性を向上させる。 【構成】 電池内にポリエチレングリコールを添加す
る。上記ポリエチレングリコールとしては、次の一般式
(I) HO(CH2 CH2 O)n H (I) (式中、n=4〜150である)で示されるものが好ま
しく、その添加量としては、電池内の電解液に対して
0.01〜0.5重量%が好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛含有量が少ない亜鉛
缶を用い、水銀およびカドミウムを添加していないマン
ガン乾電池に関するものであり、さらに詳しくは、亜鉛
缶の耐食性を向上させたマンガン乾電池に関するもので
ある。
缶を用い、水銀およびカドミウムを添加していないマン
ガン乾電池に関するものであり、さらに詳しくは、亜鉛
缶の耐食性を向上させたマンガン乾電池に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のマンガン乾電池では、亜鉛缶の耐
食性向上のために、水銀、カドミウム、鉛などが添加さ
れていた。
食性向上のために、水銀、カドミウム、鉛などが添加さ
れていた。
【0003】しかしながら、最近は環境汚染防止の観点
から、水銀やカドミウムは使用することができなくな
り、鉛についても削減が必要になってきた。ところが、
鉛の削減に伴って、亜鉛缶の耐食性が低下し、亜鉛缶か
ら水素ガスが発生して、電池の放電特性が低下していく
ので、鉛に代えて、亜鉛缶の耐食性を向上させる対策が
必要になってきた。
から、水銀やカドミウムは使用することができなくな
り、鉛についても削減が必要になってきた。ところが、
鉛の削減に伴って、亜鉛缶の耐食性が低下し、亜鉛缶か
ら水素ガスが発生して、電池の放電特性が低下していく
ので、鉛に代えて、亜鉛缶の耐食性を向上させる対策が
必要になってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鉛の削減に
伴う亜鉛缶の耐食性の低下を解消し、亜鉛缶の耐食性を
向上させたマンガン乾電池を提供することを目的とす
る。
伴う亜鉛缶の耐食性の低下を解消し、亜鉛缶の耐食性を
向上させたマンガン乾電池を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電池内にポリ
エチレングリコールを添加することによって、上記目的
を達成したものである。
エチレングリコールを添加することによって、上記目的
を達成したものである。
【0006】上記ポリエチレングリコールとしては、次
の一般式(I) HO(CH2 CH2 O)n H (I) (式中、n=4〜150である)で示されるものが好ま
しい。上記nが4より小さい場合は、亜鉛缶の耐食性を
向上させる効果が充分に発現せず、一方、nが150よ
り大きくなると、放電持続時間が短くなるなど、放電特
性が低下する傾向がある。
の一般式(I) HO(CH2 CH2 O)n H (I) (式中、n=4〜150である)で示されるものが好ま
しい。上記nが4より小さい場合は、亜鉛缶の耐食性を
向上させる効果が充分に発現せず、一方、nが150よ
り大きくなると、放電持続時間が短くなるなど、放電特
性が低下する傾向がある。
【0007】上記ポリエチレングリコールの電池内への
添加方法としては、ポリエチレングコールを電解液に
溶解または分散させて電池内に添加する方法、セパレ
ータに塗付する糊材にポリエチレングリコールを混ぜて
糊材と共にセパレータに塗付して電池内に添加する方
法、正極合剤の配合時にポリエチレングリコールを正
極合剤中に混入させて電池内に添加する方法などを採用
することができる。
添加方法としては、ポリエチレングコールを電解液に
溶解または分散させて電池内に添加する方法、セパレ
ータに塗付する糊材にポリエチレングリコールを混ぜて
糊材と共にセパレータに塗付して電池内に添加する方
法、正極合剤の配合時にポリエチレングリコールを正
極合剤中に混入させて電池内に添加する方法などを採用
することができる。
【0008】このポリエチレングリコールによる亜鉛缶
の腐食抑制メカニズム、すなわち亜鉛缶の耐食性を向上
させるメカニズムは、現在のところ必ずしも明確ではな
いが、電池内でポリエチレングリコールが亜鉛缶の表面
に付着して被膜を形成し、亜鉛缶の腐食を抑制すること
によるものと考えられる。ポリエチレングリコールを前
記のように糊材や正極合剤に添加した場合には、ポリエ
チレングリコールが電解液中に溶出し、それから亜鉛缶
に接触して、亜鉛缶の表面に被膜を形成して亜鉛缶の腐
食を抑制するものと考えられる。
の腐食抑制メカニズム、すなわち亜鉛缶の耐食性を向上
させるメカニズムは、現在のところ必ずしも明確ではな
いが、電池内でポリエチレングリコールが亜鉛缶の表面
に付着して被膜を形成し、亜鉛缶の腐食を抑制すること
によるものと考えられる。ポリエチレングリコールを前
記のように糊材や正極合剤に添加した場合には、ポリエ
チレングリコールが電解液中に溶出し、それから亜鉛缶
に接触して、亜鉛缶の表面に被膜を形成して亜鉛缶の腐
食を抑制するものと考えられる。
【0009】ポリエチレングリコールの添加量として
は、電解液に対してポリエチレングリコールが0.01
〜0.5重量%であることが好ましい。なお、ポリエチ
レングリコールを糊材や正極合剤に添加する場合には、
その添加量を電解液に対する量ととして換算する。ポリ
エチレングリコールの添加量が電解液に対して0.01
重量%より少ない場合は亜鉛缶の耐食性を向上させる効
果が充分に発現せず、ポリエチレングリコールの添加量
が電解液に対して0.5重量%より多くなると放電特性
が低下する傾向があり、このポリエチレングリコールの
添加量としては、電解液に対してポリエチレングリコー
ルが0.05〜0.2重量%であることが特に好まし
い。
は、電解液に対してポリエチレングリコールが0.01
〜0.5重量%であることが好ましい。なお、ポリエチ
レングリコールを糊材や正極合剤に添加する場合には、
その添加量を電解液に対する量ととして換算する。ポリ
エチレングリコールの添加量が電解液に対して0.01
重量%より少ない場合は亜鉛缶の耐食性を向上させる効
果が充分に発現せず、ポリエチレングリコールの添加量
が電解液に対して0.5重量%より多くなると放電特性
が低下する傾向があり、このポリエチレングリコールの
添加量としては、電解液に対してポリエチレングリコー
ルが0.05〜0.2重量%であることが特に好まし
い。
【0010】本発明において、亜鉛缶の鉛含量率を30
ppm以下にしているが、これは亜鉛板のJIS規格
(JIS−H2107の最純亜鉛地金)がそのようにな
っていることに基づくものである。すなわち、工業的規
模で、鉛をまったく含有しない亜鉛板(亜鉛缶の材料に
なる)を得ることがむつかしいので、JISでも鉛含有
率が30ppm以下であれば許容されており、小規模で
は鉛を含有しない亜鉛缶を入手することが可能であって
も、工業的規模で大量に亜鉛缶を入手するときには、鉛
をまったく含有しない亜鉛缶を入手することがむつかし
いからである。従来使用の亜鉛缶は鉛を0.4重量%
(4000ppm)含有しており、上記のように30p
pm以下という鉛含有率でも、従来使用の亜鉛缶に比べ
ればはるかに少ないし、また、30ppm以下の低い鉛
含有量であれば、鉛による環境汚染や人体への影響はそ
れほど多くないものと考えられる。ただし、鉛の含有量
はできるだけ少なく、できれば鉛をまったく含有しない
ことが環境汚染の防止や安全性面から好ましい。
ppm以下にしているが、これは亜鉛板のJIS規格
(JIS−H2107の最純亜鉛地金)がそのようにな
っていることに基づくものである。すなわち、工業的規
模で、鉛をまったく含有しない亜鉛板(亜鉛缶の材料に
なる)を得ることがむつかしいので、JISでも鉛含有
率が30ppm以下であれば許容されており、小規模で
は鉛を含有しない亜鉛缶を入手することが可能であって
も、工業的規模で大量に亜鉛缶を入手するときには、鉛
をまったく含有しない亜鉛缶を入手することがむつかし
いからである。従来使用の亜鉛缶は鉛を0.4重量%
(4000ppm)含有しており、上記のように30p
pm以下という鉛含有率でも、従来使用の亜鉛缶に比べ
ればはるかに少ないし、また、30ppm以下の低い鉛
含有量であれば、鉛による環境汚染や人体への影響はそ
れほど多くないものと考えられる。ただし、鉛の含有量
はできるだけ少なく、できれば鉛をまったく含有しない
ことが環境汚染の防止や安全性面から好ましい。
【0011】本発明のマンガン乾電池には、水銀および
カドミウムを添加していない。ただし、亜鉛缶には、製
缶性の向上などのため、アルミニウムやマグネシウムな
ど、人体や環境に悪影響を及ぼすおそれのない金属を含
有していてもよい。そして、本発明のマンガン乾電池
は、電池内にポリエチレングリコールを添加することや
亜鉛缶に鉛含有量の少ないものを用いることを除いて
は、従来と同様に構成することができる。
カドミウムを添加していない。ただし、亜鉛缶には、製
缶性の向上などのため、アルミニウムやマグネシウムな
ど、人体や環境に悪影響を及ぼすおそれのない金属を含
有していてもよい。そして、本発明のマンガン乾電池
は、電池内にポリエチレングリコールを添加することや
亜鉛缶に鉛含有量の少ないものを用いることを除いて
は、従来と同様に構成することができる。
【0012】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、実施例に先立ち、実用電
池にすることなく、ポリエチレングリコールの亜鉛缶に
対する腐食抑制効果を調べた結果を実験例1として示
す。このような実験例1は、実用電池にした場合の他の
構成材料による影響を避け、ポリエチレングリコールの
亜鉛缶に対する腐食抑制効果を正確に把握するためであ
る。そして、以後の実験例、実施例などにおいて、濃度
を示す%は重量%である。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、実施例に先立ち、実用電
池にすることなく、ポリエチレングリコールの亜鉛缶に
対する腐食抑制効果を調べた結果を実験例1として示
す。このような実験例1は、実用電池にした場合の他の
構成材料による影響を避け、ポリエチレングリコールの
亜鉛缶に対する腐食抑制効果を正確に把握するためであ
る。そして、以後の実験例、実施例などにおいて、濃度
を示す%は重量%である。
【0013】実験例1 電解液となる32%塩化亜鉛水溶液に、前記一般式
(I)において、n=2、4、8、13、90、15
0、300のポリエチレングリコールをそれぞれ0.1
%添加した。
(I)において、n=2、4、8、13、90、15
0、300のポリエチレングリコールをそれぞれ0.1
%添加した。
【0014】このポリエチレングリコールを0.1%添
加した32%塩化亜鉛水溶液10mlに、亜鉛組成とし
て、鉛を含有せず、アルミニウムを約200ppm、マ
グネシウムを10ppm含有する単3形亜鉛缶を浸漬
し、45℃で15日間貯蔵し、貯蔵に伴うガス発生量を
測定した。その結果を表1に示す。なお、亜鉛缶は、浸
漬に先立って、その開口端部を樹脂系接着剤で覆い、開
口端部が液に接触しないようにした。
加した32%塩化亜鉛水溶液10mlに、亜鉛組成とし
て、鉛を含有せず、アルミニウムを約200ppm、マ
グネシウムを10ppm含有する単3形亜鉛缶を浸漬
し、45℃で15日間貯蔵し、貯蔵に伴うガス発生量を
測定した。その結果を表1に示す。なお、亜鉛缶は、浸
漬に先立って、その開口端部を樹脂系接着剤で覆い、開
口端部が液に接触しないようにした。
【0015】また、比較のため、カルバゾールを0.1
%添加した32%塩化亜鉛水溶液および添加剤をまった
く添加していない32%塩化亜鉛水溶液に、前記の亜鉛
缶を同様の条件下で浸漬してガス発生量を測定した。そ
の結果を表1に示す。
%添加した32%塩化亜鉛水溶液および添加剤をまった
く添加していない32%塩化亜鉛水溶液に、前記の亜鉛
缶を同様の条件下で浸漬してガス発生量を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0016】さらに、添加剤をまったく添加してない3
2%塩化亜鉛水溶液に従来使用の鉛を0.4%(400
0ppm)含有する亜鉛缶(マグネシウムも5ppm含
んでいる)を前記と同様の条件下で浸漬して、ガス発生
量を測定した。その結果も表1に示す。
2%塩化亜鉛水溶液に従来使用の鉛を0.4%(400
0ppm)含有する亜鉛缶(マグネシウムも5ppm含
んでいる)を前記と同様の条件下で浸漬して、ガス発生
量を測定した。その結果も表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1に示すように、ポリエチレングリコー
ルのnが4以上になるとガス発生量が少なくなり、亜鉛
缶の耐食性を向上させるという観点からは、ポリエチレ
ングリコールはn=4以上のものが好ましいと考えられ
る。
ルのnが4以上になるとガス発生量が少なくなり、亜鉛
缶の耐食性を向上させるという観点からは、ポリエチレ
ングリコールはn=4以上のものが好ましいと考えられ
る。
【0019】実施例1 前記実験例1の場合と同様に鉛を含有せず、アルミニウ
ムを約200ppm含有し、マグネシウムを10ppm
含有する単3形亜鉛缶を用い、電解液にはポリエチレン
グリコールを0.1%添加した32%塩化亜鉛水溶液を
用いて、図1に示す構造の塩化亜鉛型マンガン乾電池を
作製し、20℃で5Ω連続放電持続時間(終止電圧0.
9V)を測定した。その結果を表2に示す。
ムを約200ppm含有し、マグネシウムを10ppm
含有する単3形亜鉛缶を用い、電解液にはポリエチレン
グリコールを0.1%添加した32%塩化亜鉛水溶液を
用いて、図1に示す構造の塩化亜鉛型マンガン乾電池を
作製し、20℃で5Ω連続放電持続時間(終止電圧0.
9V)を測定した。その結果を表2に示す。
【0020】ここで、図1に示すマンガン乾電池につい
て説明すると、図中、1は負極としての亜鉛缶、2はセ
パレータ、3は底紙、4は正極合剤、5は上蓋紙、6は
炭素棒、7は封口体、8は密封材、9は負極端子板、1
0は絶縁リング、11は熱収縮性樹脂チューブ、12は
正極端子板、13は絶縁リング、14は金属外装缶であ
る。
て説明すると、図中、1は負極としての亜鉛缶、2はセ
パレータ、3は底紙、4は正極合剤、5は上蓋紙、6は
炭素棒、7は封口体、8は密封材、9は負極端子板、1
0は絶縁リング、11は熱収縮性樹脂チューブ、12は
正極端子板、13は絶縁リング、14は金属外装缶であ
る。
【0021】上記亜鉛缶1はコップ状をしており、本実
施例の亜鉛缶1は前記のように鉛を含有せず、アルミニ
ウムを約200ppm、マグネシウムを10ppm含有
するものである。セパレータ2はクラフト紙からなり、
このセパレータ2の亜鉛缶1と接触する側の表面には糊
材が塗付され、セパレータ2はその糊材が亜鉛缶1に接
触するようにして正極合剤4と亜鉛缶1との間に配置さ
れている。
施例の亜鉛缶1は前記のように鉛を含有せず、アルミニ
ウムを約200ppm、マグネシウムを10ppm含有
するものである。セパレータ2はクラフト紙からなり、
このセパレータ2の亜鉛缶1と接触する側の表面には糊
材が塗付され、セパレータ2はその糊材が亜鉛缶1に接
触するようにして正極合剤4と亜鉛缶1との間に配置さ
れている。
【0022】正極合剤4は正極活物質の二酸化マンガン
とアセチレンブラックとの混合物に電解液を加えて混合
したものからなり、この電池の電解液は32%塩化亜鉛
水溶液からなり、その中にポリエチレングリコールが
0.1%添加されている。そして、この電池の全電解液
量、すなわち上記のように正極合剤に加えた電解液と組
立時に注入する電解液の総量は約2mlである。
とアセチレンブラックとの混合物に電解液を加えて混合
したものからなり、この電池の電解液は32%塩化亜鉛
水溶液からなり、その中にポリエチレングリコールが
0.1%添加されている。そして、この電池の全電解液
量、すなわち上記のように正極合剤に加えた電解液と組
立時に注入する電解液の総量は約2mlである。
【0023】上記電池は次に示すように組み立てた。ま
ず、コップ状の亜鉛缶1の内部にセパレータ2、底紙3
および正極合剤4を挿入し、電解液を注入したのち、正
極合剤4上に上蓋紙5を配置し、予備プレス後、炭素棒
6を上蓋紙5の中央に設けた貫通孔を通して正極合剤4
中に挿入した。
ず、コップ状の亜鉛缶1の内部にセパレータ2、底紙3
および正極合剤4を挿入し、電解液を注入したのち、正
極合剤4上に上蓋紙5を配置し、予備プレス後、炭素棒
6を上蓋紙5の中央に設けた貫通孔を通して正極合剤4
中に挿入した。
【0024】ついで、亜鉛缶1の開口縁を内方へカール
し、炭素棒6の上端部近傍に密封材8を塗付し、中央に
透孔を有する封口体7を炭素棒6に嵌合し、亜鉛缶1の
底部外面側に負極端子板9を配設し、該負極端子板9の
周縁部に絶縁リング10を配置したのち、亜鉛缶1の側
面に熱収縮性樹脂チューブ11を配置し、加熱して上記
熱収縮性樹脂チューブ11を熱収縮させ、亜鉛缶1の側
面および亜鉛缶1の底部に配置した絶縁リング10上お
よび亜鉛缶1の上部に配置する封口体7の周縁部を被覆
した。
し、炭素棒6の上端部近傍に密封材8を塗付し、中央に
透孔を有する封口体7を炭素棒6に嵌合し、亜鉛缶1の
底部外面側に負極端子板9を配設し、該負極端子板9の
周縁部に絶縁リング10を配置したのち、亜鉛缶1の側
面に熱収縮性樹脂チューブ11を配置し、加熱して上記
熱収縮性樹脂チューブ11を熱収縮させ、亜鉛缶1の側
面および亜鉛缶1の底部に配置した絶縁リング10上お
よび亜鉛缶1の上部に配置する封口体7の周縁部を被覆
した。
【0025】つぎに、炭素棒6の頭部に正極端子板12
を嵌め込み、正極端子板12の外周縁部に絶縁リング1
3を配置したのち、金属外装缶14で各構成部材を軸方
向に締め付けるとともに外装して、図1に概略構造を示
すマンガン乾電池にした。
を嵌め込み、正極端子板12の外周縁部に絶縁リング1
3を配置したのち、金属外装缶14で各構成部材を軸方
向に締め付けるとともに外装して、図1に概略構造を示
すマンガン乾電池にした。
【0026】また、比較のため、カルバゾールを0.1
%添加した32%塩化亜鉛水溶液および添加剤をまった
く添加していない32%塩化亜鉛水溶液を電解液として
用い、亜鉛缶には前記と同様に鉛を含有せず、アルミニ
ウムを約200ppm含有し、マグネシウムを10pp
m含有する亜鉛缶を用いて、前記と同様に単3形のマン
ガン乾電池を作製した。
%添加した32%塩化亜鉛水溶液および添加剤をまった
く添加していない32%塩化亜鉛水溶液を電解液として
用い、亜鉛缶には前記と同様に鉛を含有せず、アルミニ
ウムを約200ppm含有し、マグネシウムを10pp
m含有する亜鉛缶を用いて、前記と同様に単3形のマン
ガン乾電池を作製した。
【0027】さらに、添加剤をまったく添加していない
32%塩化亜鉛水溶液を電解液として用い、亜鉛缶には
従来使用の鉛を0.4%含有する亜鉛缶(ただし、マグ
ネシウムも5ppm含有している)を用いて、前記と同
様に単3形のマンガン乾電池を作製した。
32%塩化亜鉛水溶液を電解液として用い、亜鉛缶には
従来使用の鉛を0.4%含有する亜鉛缶(ただし、マグ
ネシウムも5ppm含有している)を用いて、前記と同
様に単3形のマンガン乾電池を作製した。
【0028】これらの電池についても、前記と同様に5
Ω連続放電持続時間(終止電圧0.9V)を測定し、そ
の結果を表2に示した。
Ω連続放電持続時間(終止電圧0.9V)を測定し、そ
の結果を表2に示した。
【0029】
【表2】
【0030】表2に示すように、ポリエチレングリコー
ルのnが300になると、連続放電持続時間が短くな
り、放電特性の低下が大きくなるが、n=150までの
範囲では、従来使用の亜鉛缶を用いた場合と同等または
それに近い連続放電持続時間を示し、放電特性の大きな
低下は認められなかった。
ルのnが300になると、連続放電持続時間が短くな
り、放電特性の低下が大きくなるが、n=150までの
範囲では、従来使用の亜鉛缶を用いた場合と同等または
それに近い連続放電持続時間を示し、放電特性の大きな
低下は認められなかった。
【0031】以上の表1および表2に示す結果から、ポ
リエチレングリコールとしては、n=4〜150のもの
が特に好ましいと考えられる。
リエチレングリコールとしては、n=4〜150のもの
が特に好ましいと考えられる。
【0032】実施例2 以上の結果から、亜鉛缶に対する腐食抑制効果および放
電特性がともに良好なn=13のポリエチレングリコー
ル〔HO(CH2 CH2 O)13H〕を用い、添加量を種
々に変え、その適量を調べるため、実験例1および実施
例1と同様の実験を行い、その結果を表3に示した。
電特性がともに良好なn=13のポリエチレングリコー
ル〔HO(CH2 CH2 O)13H〕を用い、添加量を種
々に変え、その適量を調べるため、実験例1および実施
例1と同様の実験を行い、その結果を表3に示した。
【0033】すなわち、32%塩化亜鉛水溶液に、n=
13のポリエチレングリコールをその添加量を0.00
5%、0.01%、0.05%、0.1%、0.2%、
0.5%、1%と種々に変えて添加し、前記実験例1と
同様にガス発生量を調べ、かつ上記実施例1と同様に単
3形マンガン乾電池を作製し、その5Ω連続放電持続時
間(終止電圧0.9V)を測定した。その結果を表3に
示す。また、表3には、前記実験例1および実施例1で
調べた無添加の場合と従来使用の亜鉛缶を用いた場合
(従来品)の結果についても併記した。
13のポリエチレングリコールをその添加量を0.00
5%、0.01%、0.05%、0.1%、0.2%、
0.5%、1%と種々に変えて添加し、前記実験例1と
同様にガス発生量を調べ、かつ上記実施例1と同様に単
3形マンガン乾電池を作製し、その5Ω連続放電持続時
間(終止電圧0.9V)を測定した。その結果を表3に
示す。また、表3には、前記実験例1および実施例1で
調べた無添加の場合と従来使用の亜鉛缶を用いた場合
(従来品)の結果についても併記した。
【0034】
【表3】
【0035】表3に示すように、ガス発生量はポリエチ
レングリコールの添加量が0.01%以上になると少な
くなり、特に添加量が0.05%以上になると顕著に少
なくなる。また、連続放電持続時間はポリエチレングリ
コールの添加量が0.2%までの範囲では従来と同等ま
たはそれに近い連続放電持続時間を示し、ポリエチレン
グリコールの添加量が0.5%の場合も従来品に比べて
それほど低下の大きくない連続放電持続時間を示した
が、ポリエチレングリコールの添加量が1%になると連
続放電持続時間が短くなった。この結果から、ポリエチ
レングリコールの添加量としては、0.01〜0.5%
の範囲、特に0.05〜0.2%の範囲が好ましいと考
えられる。
レングリコールの添加量が0.01%以上になると少な
くなり、特に添加量が0.05%以上になると顕著に少
なくなる。また、連続放電持続時間はポリエチレングリ
コールの添加量が0.2%までの範囲では従来と同等ま
たはそれに近い連続放電持続時間を示し、ポリエチレン
グリコールの添加量が0.5%の場合も従来品に比べて
それほど低下の大きくない連続放電持続時間を示した
が、ポリエチレングリコールの添加量が1%になると連
続放電持続時間が短くなった。この結果から、ポリエチ
レングリコールの添加量としては、0.01〜0.5%
の範囲、特に0.05〜0.2%の範囲が好ましいと考
えられる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、鉛含
有率を30ppm以下に削減した亜鉛缶を用い、水銀お
よびカドミウムを添加していないマンガン乾電池におい
て、電池内にポリエチレングリコールを添加することに
よって、亜鉛缶の耐食性を向上させることができた。
有率を30ppm以下に削減した亜鉛缶を用い、水銀お
よびカドミウムを添加していないマンガン乾電池におい
て、電池内にポリエチレングリコールを添加することに
よって、亜鉛缶の耐食性を向上させることができた。
【図1】本発明に係るマンガン乾電池の一例を概略的に
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
1 亜鉛缶 2 セパレータ 4 正極合剤
Claims (4)
- 【請求項1】 鉛含有率が30ppm以下の亜鉛缶を用
い、水銀およびカドミウムを添加していないマンガン乾
電池において、ポリエチレングリコールを電池内に添加
したことを特徴とするマンガン乾電池。 - 【請求項2】 ポリエチレングリコールが、下記の一般
式(I) HO(CH2 CH2 O)n H (式中、nは4〜150である)で示されるものである
請求項1記載のマンガン乾電池。 - 【請求項3】 ポリエチレングリコールの添加量が、電
池内の電解液に対して0.01〜0.5重量%である請
求項1記載のマンガン乾電池。 - 【請求項4】 ポリエチレングリコールを、電解液
に、セパレータに塗付する糊材に、または正極合剤
に添加した請求項1記載のマンガン乾電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6247087A JPH0888009A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | マンガン乾電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6247087A JPH0888009A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | マンガン乾電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0888009A true JPH0888009A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=17158238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6247087A Withdrawn JPH0888009A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | マンガン乾電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0888009A (ja) |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6247087A patent/JPH0888009A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |