JPH0888010A - マンガン乾電池 - Google Patents
マンガン乾電池Info
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- JPH0888010A JPH0888010A JP6247088A JP24708894A JPH0888010A JP H0888010 A JPH0888010 A JP H0888010A JP 6247088 A JP6247088 A JP 6247088A JP 24708894 A JP24708894 A JP 24708894A JP H0888010 A JPH0888010 A JP H0888010A
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- fluorine
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-
- Y02E60/12—
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉛含有率が30ppm以下の亜鉛缶を用い、
水銀およびカドミウムを添加していないマンガン乾電池
において、亜鉛缶の耐食性を向上させる。 【構成】 電池内に下記の一般式(I) F(CF2 )n CH2 CH2 SO3 H (I) (式中、n=1〜25、好ましくはn=2〜16)で示
されるフッ素系化合物を添加する。上記一般式(I)で
示されるフッ素系化合物の添加量としては、電解液に対
して0.01〜0.5重量%であることが好ましい。
水銀およびカドミウムを添加していないマンガン乾電池
において、亜鉛缶の耐食性を向上させる。 【構成】 電池内に下記の一般式(I) F(CF2 )n CH2 CH2 SO3 H (I) (式中、n=1〜25、好ましくはn=2〜16)で示
されるフッ素系化合物を添加する。上記一般式(I)で
示されるフッ素系化合物の添加量としては、電解液に対
して0.01〜0.5重量%であることが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛含有量が少ない亜鉛
缶を用い、水銀およびカドミウムを添加していないマン
ガン乾電池に関するものであり、さらに詳しくは、亜鉛
缶の耐食性を向上させたマンガン乾電池に関するもので
ある。
缶を用い、水銀およびカドミウムを添加していないマン
ガン乾電池に関するものであり、さらに詳しくは、亜鉛
缶の耐食性を向上させたマンガン乾電池に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のマンガン乾電池では、亜鉛缶の耐
食性向上のために、水銀、カドミウム、鉛などが添加さ
れていた。
食性向上のために、水銀、カドミウム、鉛などが添加さ
れていた。
【0003】しかしながら、最近は環境汚染防止の観点
から、水銀やカドミウムは使用することができなくな
り、鉛についても削減が必要になってきた。ところが、
鉛の削減に伴って、亜鉛缶の耐食性が低下し、亜鉛缶か
ら水素ガスが発生して、電池の放電特性が低下していく
ので、鉛に代えて、亜鉛缶の耐食性を向上させる対策が
必要になってきた。
から、水銀やカドミウムは使用することができなくな
り、鉛についても削減が必要になってきた。ところが、
鉛の削減に伴って、亜鉛缶の耐食性が低下し、亜鉛缶か
ら水素ガスが発生して、電池の放電特性が低下していく
ので、鉛に代えて、亜鉛缶の耐食性を向上させる対策が
必要になってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鉛の削減に
伴う亜鉛缶の耐食性の低下を解消し、亜鉛缶の耐食性を
向上させたマンガン乾電池を提供することを目的とす
る。
伴う亜鉛缶の耐食性の低下を解消し、亜鉛缶の耐食性を
向上させたマンガン乾電池を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電池内に下記
の一般式(I) F(CF2 )n CH2 CH2 SO3 H (I) (式中、nは1〜25である)で示されるフッ素系化合
物を添加することによって、上記目的を達成したもので
ある。
の一般式(I) F(CF2 )n CH2 CH2 SO3 H (I) (式中、nは1〜25である)で示されるフッ素系化合
物を添加することによって、上記目的を達成したもので
ある。
【0006】上記一般式(I)で示されるフッ素系化合
物としては、その式中のnが2〜16であるもの〔すな
わち、n=2のF(CF2 )2 CH2 CH2 SO3 Hか
らn=16のF(CF2 )16CH2 CH2 SO3 Hまで
のもの〕が好ましい。nが上記範囲より小さい場合は、
亜鉛缶の耐食性を向上させる効果が充分に発現せず、一
方、nが上記範囲より大きくなると、放電持続時間が短
くなるなど、放電特性が低下する傾向がある。
物としては、その式中のnが2〜16であるもの〔すな
わち、n=2のF(CF2 )2 CH2 CH2 SO3 Hか
らn=16のF(CF2 )16CH2 CH2 SO3 Hまで
のもの〕が好ましい。nが上記範囲より小さい場合は、
亜鉛缶の耐食性を向上させる効果が充分に発現せず、一
方、nが上記範囲より大きくなると、放電持続時間が短
くなるなど、放電特性が低下する傾向がある。
【0007】上記一般式(I)で示されるフッ素系化合
物の電池内への添加方法としては、一般式(I)で示
されるフッ素系化合物を電解液に溶解または分散させて
電池内に添加する方法、セパレータに塗付する糊材に
一般式(I)で示されるフッ素系化合物を混ぜて糊材と
共にセパレータに塗付して電池内に添加する方法、正
極合剤の配合時に一般式(I)で示されるフッ素系化合
物を正極合剤中に混入させて電池内に添加する方法など
を採用することができる。
物の電池内への添加方法としては、一般式(I)で示
されるフッ素系化合物を電解液に溶解または分散させて
電池内に添加する方法、セパレータに塗付する糊材に
一般式(I)で示されるフッ素系化合物を混ぜて糊材と
共にセパレータに塗付して電池内に添加する方法、正
極合剤の配合時に一般式(I)で示されるフッ素系化合
物を正極合剤中に混入させて電池内に添加する方法など
を採用することができる。
【0008】この一般式(I)で示されるフッ素系化合
物による亜鉛缶の腐食抑制メカニズム、すなわち亜鉛缶
の耐食性を向上させるメカニズムは、現在のところ必ず
しも明確ではないが、電池内で一般式(I)で示される
フッ素系化合物がそのスルホン酸基(SO3 H基)によ
って亜鉛缶の表面に吸着し、かつ撥水性を有するF(C
H2 )n CH2 CH2 の部分が亜鉛缶と電解液との親和
性を阻害して、両者の接触面積を小さくすることが亜鉛
缶の腐食を抑制するものと考えられる。一般式(I)で
示されるフッ素系化合物を前記のように糊材や正極合剤
に添加した場合には、一般式(I)で示されるフッ素系
化合物が電解液中に溶出し、それから亜鉛缶に接触し
て、上記のようなメカニズムにより亜鉛缶の腐食を抑制
するものと考えられる。
物による亜鉛缶の腐食抑制メカニズム、すなわち亜鉛缶
の耐食性を向上させるメカニズムは、現在のところ必ず
しも明確ではないが、電池内で一般式(I)で示される
フッ素系化合物がそのスルホン酸基(SO3 H基)によ
って亜鉛缶の表面に吸着し、かつ撥水性を有するF(C
H2 )n CH2 CH2 の部分が亜鉛缶と電解液との親和
性を阻害して、両者の接触面積を小さくすることが亜鉛
缶の腐食を抑制するものと考えられる。一般式(I)で
示されるフッ素系化合物を前記のように糊材や正極合剤
に添加した場合には、一般式(I)で示されるフッ素系
化合物が電解液中に溶出し、それから亜鉛缶に接触し
て、上記のようなメカニズムにより亜鉛缶の腐食を抑制
するものと考えられる。
【0009】一般式(I)で示されるフッ素系化合物の
添加量としては、電解液に対して一般式(I)で示され
るフッ素系化合物が0.01〜0.5重量%であること
が好ましい。なお、一般式(I)で示されるフッ素系化
合物を糊材や正極合剤に添加する場合には、その添加量
を電解液に対する量として換算する。一般式(I)で示
されるフッ素系化合物の添加量が電解液に対して0.0
1重量%より少ない場合は亜鉛缶の耐食性を向上させる
効果が充分に発現せず、一般式(I)で示されるフッ素
系化合物の添加量が電解液に対して0.5重量%より多
くなると放電特性が低下する傾向があり、この一般式
(I)で示されるフッ素系化合物の添加量としては、電
解液に対してポリエチレングリコールが0.05〜0.
2重量%であることが特に好ましい。
添加量としては、電解液に対して一般式(I)で示され
るフッ素系化合物が0.01〜0.5重量%であること
が好ましい。なお、一般式(I)で示されるフッ素系化
合物を糊材や正極合剤に添加する場合には、その添加量
を電解液に対する量として換算する。一般式(I)で示
されるフッ素系化合物の添加量が電解液に対して0.0
1重量%より少ない場合は亜鉛缶の耐食性を向上させる
効果が充分に発現せず、一般式(I)で示されるフッ素
系化合物の添加量が電解液に対して0.5重量%より多
くなると放電特性が低下する傾向があり、この一般式
(I)で示されるフッ素系化合物の添加量としては、電
解液に対してポリエチレングリコールが0.05〜0.
2重量%であることが特に好ましい。
【0010】本発明において、亜鉛缶の鉛含量率を30
ppm以下にしているが、これは亜鉛板のJIS規格
(JIS−H2107の最純亜鉛地金)がそのようにな
っていることに基づくものである。すなわち、工業的規
模で、鉛をまったく含有しない亜鉛板(亜鉛缶の材料に
なる)を得ることがむつかしいので、JIS規格でも鉛
含有率が30ppm以下であれば許容されており、小規
模では鉛を含有しない亜鉛缶を入手することが可能であ
っても、工業的規模で大量に亜鉛缶を入手するときに
は、鉛をまったく含有しない亜鉛缶を入手することがむ
つかしいからである。従来使用の亜鉛缶は鉛を0.4重
量%(4000ppm)含有しており、上記のように3
0ppm以下という鉛含有率でも、従来使用の亜鉛缶に
比べればはるかに少ないし、また、30ppm以下の低
い鉛含有量であれば、鉛による環境汚染や人体への影響
はそれほど多くないものと考えられる。ただし、鉛の含
有量はできるだけ少なく、できれば鉛をまったく含有し
ないことが環境汚染の防止や安全性面から好ましい。
ppm以下にしているが、これは亜鉛板のJIS規格
(JIS−H2107の最純亜鉛地金)がそのようにな
っていることに基づくものである。すなわち、工業的規
模で、鉛をまったく含有しない亜鉛板(亜鉛缶の材料に
なる)を得ることがむつかしいので、JIS規格でも鉛
含有率が30ppm以下であれば許容されており、小規
模では鉛を含有しない亜鉛缶を入手することが可能であ
っても、工業的規模で大量に亜鉛缶を入手するときに
は、鉛をまったく含有しない亜鉛缶を入手することがむ
つかしいからである。従来使用の亜鉛缶は鉛を0.4重
量%(4000ppm)含有しており、上記のように3
0ppm以下という鉛含有率でも、従来使用の亜鉛缶に
比べればはるかに少ないし、また、30ppm以下の低
い鉛含有量であれば、鉛による環境汚染や人体への影響
はそれほど多くないものと考えられる。ただし、鉛の含
有量はできるだけ少なく、できれば鉛をまったく含有し
ないことが環境汚染の防止や安全性面から好ましい。
【0011】本発明のマンガン乾電池には、水銀および
カドミウムを添加していない。ただし、亜鉛缶には、製
缶性の向上などのため、アルミニウムやマグネシウムな
ど、人体や環境に悪影響を及ぼすおそれのない金属を含
有していてもよい。そして、本発明のマンガン乾電池
は、電池内に一般式(I)で示されるフッ素系化合物を
添加することや亜鉛缶に鉛含有量の少ないものを用いる
ことを除いては、従来と同様に構成することができる。
カドミウムを添加していない。ただし、亜鉛缶には、製
缶性の向上などのため、アルミニウムやマグネシウムな
ど、人体や環境に悪影響を及ぼすおそれのない金属を含
有していてもよい。そして、本発明のマンガン乾電池
は、電池内に一般式(I)で示されるフッ素系化合物を
添加することや亜鉛缶に鉛含有量の少ないものを用いる
ことを除いては、従来と同様に構成することができる。
【0012】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、実施例に先立ち、実用電
池にすることなく、一般式(I)で示されるフッ素系化
合物の亜鉛缶に対する腐食抑制効果を調べた結果を実験
例1として示す。このような実験例1は、実用電池にし
た場合の他の構成材料による影響を避け、一般式(I)
で示されるフッ素系化合物の亜鉛缶に対する腐食抑制効
果を正確に把握するためである。そして、以後の実験
例、実施例などにおいて、濃度を示す%は重量%であ
る。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、実施例に先立ち、実用電
池にすることなく、一般式(I)で示されるフッ素系化
合物の亜鉛缶に対する腐食抑制効果を調べた結果を実験
例1として示す。このような実験例1は、実用電池にし
た場合の他の構成材料による影響を避け、一般式(I)
で示されるフッ素系化合物の亜鉛缶に対する腐食抑制効
果を正確に把握するためである。そして、以後の実験
例、実施例などにおいて、濃度を示す%は重量%であ
る。
【0013】実施例1 電解液となる32%塩化亜鉛水溶液に、前記一般式
(I)において、n=2、4、6、8、12、16、2
5の一般式(I)で示されるフッ素系化合物をそれぞれ
0.1%添加した。
(I)において、n=2、4、6、8、12、16、2
5の一般式(I)で示されるフッ素系化合物をそれぞれ
0.1%添加した。
【0014】この一般式(I)で示されるフッ素系化合
物を0.1%添加した32%塩化亜鉛水溶液10ml
に、亜鉛組成として、鉛を含有せず、マグネシウムを1
0ppm含有する単3形亜鉛缶を浸漬し、45℃で15
日間貯蔵し、貯蔵に伴うガス発生量を測定した。その結
果を表1に示す。なお、亜鉛缶は、浸漬に先立って、そ
の開口端部を樹脂系接着剤で覆い、開口端部が液に接触
しないようにした。
物を0.1%添加した32%塩化亜鉛水溶液10ml
に、亜鉛組成として、鉛を含有せず、マグネシウムを1
0ppm含有する単3形亜鉛缶を浸漬し、45℃で15
日間貯蔵し、貯蔵に伴うガス発生量を測定した。その結
果を表1に示す。なお、亜鉛缶は、浸漬に先立って、そ
の開口端部を樹脂系接着剤で覆い、開口端部が液に接触
しないようにした。
【0015】また、比較のため、カルバゾールを0.1
%添加した32%塩化亜鉛水溶液および添加剤をまった
く添加していない32%塩化亜鉛水溶液に、前記の亜鉛
缶を同様の条件下で浸漬してガス発生量を測定した。そ
の結果を表1に示す。
%添加した32%塩化亜鉛水溶液および添加剤をまった
く添加していない32%塩化亜鉛水溶液に、前記の亜鉛
缶を同様の条件下で浸漬してガス発生量を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0016】さらに、添加剤をまったく添加してない3
2%塩化亜鉛水溶液に従来使用の鉛を0.4%(400
0ppm)含有する亜鉛缶(マグネシウムも5ppm含
んでいる)を前記と同様の条件下で浸漬して、ガス発生
量を測定した。その結果も表1に示す。
2%塩化亜鉛水溶液に従来使用の鉛を0.4%(400
0ppm)含有する亜鉛缶(マグネシウムも5ppm含
んでいる)を前記と同様の条件下で浸漬して、ガス発生
量を測定した。その結果も表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1に示すように、一般式(I)で示され
るフッ素系化合物のnが2以上になるとガス発生量が少
なくなり、亜鉛缶の耐食性を向上させるという観点から
は、一般式(I)で示されるフッ素系化合物はn=2以
上のものが好ましいと考えられる。
るフッ素系化合物のnが2以上になるとガス発生量が少
なくなり、亜鉛缶の耐食性を向上させるという観点から
は、一般式(I)で示されるフッ素系化合物はn=2以
上のものが好ましいと考えられる。
【0019】実施例1 前記実験例1の場合と同様に鉛を含有せず、マグネシウ
ムを10ppm含有する単3形亜鉛缶を用い、電解液に
は一般式(I)で示されるフッ素系化合物を0.1%添
加した32%塩化亜鉛水溶液を用いて、図1に示す構造
の塩化亜鉛型マンガン乾電池を作製し、20℃で5Ω連
続放電持続時間(終止電圧0.9V)を測定した。その
結果を表2に示す。
ムを10ppm含有する単3形亜鉛缶を用い、電解液に
は一般式(I)で示されるフッ素系化合物を0.1%添
加した32%塩化亜鉛水溶液を用いて、図1に示す構造
の塩化亜鉛型マンガン乾電池を作製し、20℃で5Ω連
続放電持続時間(終止電圧0.9V)を測定した。その
結果を表2に示す。
【0020】ここで、図1に示すマンガン乾電池につい
て説明すると、図中、1は負極としての亜鉛缶、2はセ
パレータ、3は底紙、4は正極合剤、5は上蓋紙、6は
炭素棒、7は封口体、8は密封材、9は負極端子板、1
0は絶縁リング、11は熱収縮性樹脂チューブ、12は
正極端子板、13は絶縁リング、14は金属外装缶であ
る。
て説明すると、図中、1は負極としての亜鉛缶、2はセ
パレータ、3は底紙、4は正極合剤、5は上蓋紙、6は
炭素棒、7は封口体、8は密封材、9は負極端子板、1
0は絶縁リング、11は熱収縮性樹脂チューブ、12は
正極端子板、13は絶縁リング、14は金属外装缶であ
る。
【0021】上記亜鉛缶1はコップ状をしており、本実
施例の亜鉛缶1は前記のように鉛を含有せず、マグネシ
ウムを10ppm含有するものである。セパレータ2は
クラフト紙からなり、このセパレータ2の亜鉛缶1と接
触する側の表面には糊材が塗付され、セパレータ2はそ
の糊材が亜鉛缶1に接触するようにして正極合剤4と亜
鉛缶1との間に配置されている。
施例の亜鉛缶1は前記のように鉛を含有せず、マグネシ
ウムを10ppm含有するものである。セパレータ2は
クラフト紙からなり、このセパレータ2の亜鉛缶1と接
触する側の表面には糊材が塗付され、セパレータ2はそ
の糊材が亜鉛缶1に接触するようにして正極合剤4と亜
鉛缶1との間に配置されている。
【0022】正極合剤4は正極活物質の二酸化マンガン
とアセチレンブラックとの混合物に電解液を加えて混合
したものからなり、この電池の電解液は32%塩化亜鉛
水溶液からなり、その中に一般式(I)で示されるフッ
素系化合物が0.1%添加されている。そして、この電
池の全電解液量、すなわち上記のように正極合剤に加え
た電解液と組立時に注入する電解液の総量は約2mlで
ある。
とアセチレンブラックとの混合物に電解液を加えて混合
したものからなり、この電池の電解液は32%塩化亜鉛
水溶液からなり、その中に一般式(I)で示されるフッ
素系化合物が0.1%添加されている。そして、この電
池の全電解液量、すなわち上記のように正極合剤に加え
た電解液と組立時に注入する電解液の総量は約2mlで
ある。
【0023】上記電池は次に示すように組み立てた。ま
ず、コップ状の亜鉛缶1の内部にセパレータ2、底紙3
および正極合剤4を挿入し、電解液を注入したのち、正
極合剤4上に上蓋紙5を配置し、予備プレス後、炭素棒
6を上蓋紙5の中央に設けた貫通孔を通して正極合剤4
中に挿入した。
ず、コップ状の亜鉛缶1の内部にセパレータ2、底紙3
および正極合剤4を挿入し、電解液を注入したのち、正
極合剤4上に上蓋紙5を配置し、予備プレス後、炭素棒
6を上蓋紙5の中央に設けた貫通孔を通して正極合剤4
中に挿入した。
【0024】ついで、亜鉛缶1の開口縁を内方へカール
し、炭素棒6の上端部近傍に密封材8を塗付し、中央に
透孔を有する封口体7を炭素棒6に嵌合し、亜鉛缶1の
底部外面側に負極端子板9を配設し、該負極端子板9の
周縁部に絶縁リング10を配置したのち、亜鉛缶1の側
面に熱収縮性樹脂チューブ11を配置し、加熱して上記
熱収縮性樹脂チューブ11を熱収縮させ、亜鉛缶1の側
面および亜鉛缶1の底部に配置した絶縁リング10上お
よび亜鉛缶1の上部に配置する封口体7の周縁部を被覆
した。
し、炭素棒6の上端部近傍に密封材8を塗付し、中央に
透孔を有する封口体7を炭素棒6に嵌合し、亜鉛缶1の
底部外面側に負極端子板9を配設し、該負極端子板9の
周縁部に絶縁リング10を配置したのち、亜鉛缶1の側
面に熱収縮性樹脂チューブ11を配置し、加熱して上記
熱収縮性樹脂チューブ11を熱収縮させ、亜鉛缶1の側
面および亜鉛缶1の底部に配置した絶縁リング10上お
よび亜鉛缶1の上部に配置する封口体7の周縁部を被覆
した。
【0025】つぎに、炭素棒6の頭部に正極端子板12
を嵌め込み、正極端子板12の外周縁部に絶縁リング1
3を配置したのち、金属外装缶14で各構成部材を軸方
向に締め付けるとともに外装して、図1に概略構造を示
すマンガン乾電池にした。
を嵌め込み、正極端子板12の外周縁部に絶縁リング1
3を配置したのち、金属外装缶14で各構成部材を軸方
向に締め付けるとともに外装して、図1に概略構造を示
すマンガン乾電池にした。
【0026】また、比較のため、カルバゾールを0.1
%添加した32%塩化亜鉛水溶液および添加剤をまった
く添加していない32%塩化亜鉛水溶液を電解液として
用い、亜鉛缶には前記と同様に鉛を含有せず、マグネシ
ウムを10ppm含有する亜鉛缶を用いて、前記と同様
に単3形のマンガン乾電池を作製した。
%添加した32%塩化亜鉛水溶液および添加剤をまった
く添加していない32%塩化亜鉛水溶液を電解液として
用い、亜鉛缶には前記と同様に鉛を含有せず、マグネシ
ウムを10ppm含有する亜鉛缶を用いて、前記と同様
に単3形のマンガン乾電池を作製した。
【0027】さらに、添加剤をまったく添加していない
32%塩化亜鉛水溶液を電解液として用い、亜鉛缶には
従来使用の鉛を0.4%含有する亜鉛缶(ただし、マグ
ネシウムも5ppm含有している)を用いて、前記と同
様に単3形のマンガン乾電池を作製した。
32%塩化亜鉛水溶液を電解液として用い、亜鉛缶には
従来使用の鉛を0.4%含有する亜鉛缶(ただし、マグ
ネシウムも5ppm含有している)を用いて、前記と同
様に単3形のマンガン乾電池を作製した。
【0028】これらの電池についても、前記と同様に5
Ω連続放電持続時間(終止電圧0.9V)を測定し、そ
の結果を表2に示した。
Ω連続放電持続時間(終止電圧0.9V)を測定し、そ
の結果を表2に示した。
【0029】
【表2】
【0030】表2に示すように、一般式(I)で示され
るフッ素系化合物のnが25になると、連続放電持続時
間が短くなり、放電特性の低下が大きくなるが、n=1
6までの範囲では、従来使用の亜鉛缶を用いた場合と同
等またはそれに近い連続放電持続時間を示し、放電特性
の大きな低下は認められなかった。
るフッ素系化合物のnが25になると、連続放電持続時
間が短くなり、放電特性の低下が大きくなるが、n=1
6までの範囲では、従来使用の亜鉛缶を用いた場合と同
等またはそれに近い連続放電持続時間を示し、放電特性
の大きな低下は認められなかった。
【0031】以上の表1および表2に示す結果から、一
般式(I)で示されるフッ素系化合物としては、n=2
〜16のものが特に好ましいと考えられる。
般式(I)で示されるフッ素系化合物としては、n=2
〜16のものが特に好ましいと考えられる。
【0032】実施例2 以上の結果から、亜鉛缶に対する腐食抑制効果および放
電特性がともに良好なn=8の一般式(I)で示される
フッ素系化合物〔F(CH2 )8 CH2 CH2SO
3 H〕を用い、添加量を種々に変え、その適量を調べる
ため、実験例1および実施例1と同様の実験を行い、そ
の結果を表3に示した。
電特性がともに良好なn=8の一般式(I)で示される
フッ素系化合物〔F(CH2 )8 CH2 CH2SO
3 H〕を用い、添加量を種々に変え、その適量を調べる
ため、実験例1および実施例1と同様の実験を行い、そ
の結果を表3に示した。
【0033】すなわち、32%塩化亜鉛水溶液に、一般
式(I)においてn=8のF(CF2 )8 CH2 CH2
SO3 Hをその添加量を0.005%、0.01%、
0.05%、0.1%、0.2%、0.5%、1%と種
々に変えて添加し、前記実験例1と同様にガス発生量を
調べ、かつ上記実施例1と同様に単3形マンガン乾電池
を作製し、その5Ω連続放電持続時間(終止電圧0.9
V)を測定した。その結果を表3に示す。また、表3に
は、前記実験例1および実施例1で調べた無添加の場合
と従来使用の亜鉛缶を用いた場合(従来品)の結果につ
いても併記した。
式(I)においてn=8のF(CF2 )8 CH2 CH2
SO3 Hをその添加量を0.005%、0.01%、
0.05%、0.1%、0.2%、0.5%、1%と種
々に変えて添加し、前記実験例1と同様にガス発生量を
調べ、かつ上記実施例1と同様に単3形マンガン乾電池
を作製し、その5Ω連続放電持続時間(終止電圧0.9
V)を測定した。その結果を表3に示す。また、表3に
は、前記実験例1および実施例1で調べた無添加の場合
と従来使用の亜鉛缶を用いた場合(従来品)の結果につ
いても併記した。
【0034】
【表3】
【0035】表3に示すように、ガス発生量はF(CF
2 )8 CH2 CH2 SO3 Hの添加量が0.01%以上
になると少なくなり、特に添加量が0.05%以上にな
ると顕著に少なくなる。また、連続放電持続時間はF
(CF2 )8 CH2 CH2 SO3 Hの添加量が0.2%
までの範囲では従来と同等またはそれに近い連続放電持
続時間を示し、F(CF2 )8 CH2 CH2 SO3 Hの
添加量が0.5%の場合も従来品に比べてそれほど低下
の大きくない連続放電持続時間を示したが、F(C
F2 )8 CH2 CH2 SO3 Hの添加量が1%になると
連続放電持続時間が短くなった。この結果から、一般式
(I)で示されるフッ素系化合物の添加量としては、
0.01〜0.5%の範囲、特に0.05〜0.2%の
範囲が好ましいと考えられる。
2 )8 CH2 CH2 SO3 Hの添加量が0.01%以上
になると少なくなり、特に添加量が0.05%以上にな
ると顕著に少なくなる。また、連続放電持続時間はF
(CF2 )8 CH2 CH2 SO3 Hの添加量が0.2%
までの範囲では従来と同等またはそれに近い連続放電持
続時間を示し、F(CF2 )8 CH2 CH2 SO3 Hの
添加量が0.5%の場合も従来品に比べてそれほど低下
の大きくない連続放電持続時間を示したが、F(C
F2 )8 CH2 CH2 SO3 Hの添加量が1%になると
連続放電持続時間が短くなった。この結果から、一般式
(I)で示されるフッ素系化合物の添加量としては、
0.01〜0.5%の範囲、特に0.05〜0.2%の
範囲が好ましいと考えられる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、鉛含
有率を30ppm以下に削減した亜鉛缶を用い、水銀お
よびカドミウムを添加していないマンガン乾電池におい
て、電池内に一般式(I)で示されるフッ素系化合物を
添加することによって、亜鉛缶の耐食性を向上させるこ
とができた。
有率を30ppm以下に削減した亜鉛缶を用い、水銀お
よびカドミウムを添加していないマンガン乾電池におい
て、電池内に一般式(I)で示されるフッ素系化合物を
添加することによって、亜鉛缶の耐食性を向上させるこ
とができた。
【図1】本発明に係るマンガン乾電池の一例を概略的に
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
1 亜鉛缶 2 セパレータ 4 正極合剤
Claims (4)
- 【請求項1】 鉛含有率が30ppm以下の亜鉛缶を用
い、水銀およびカドミウムを添加していないマンガン乾
電池において、下記の一般式(I) F(CF2 )n CH2 CH2 SO3 H (I) (式中、nは1〜25である)で示されるフッ素系化合
物を電池内に添加したことを特徴とするマンガン乾電
池。 - 【請求項2】 一般式(I)中のnが2〜16である請
求項1記載のマンガン乾電池。 - 【請求項3】 一般式(I)で示されるフッ素系化合物
の添加量が、電池内の電解液に対して0.01〜0.5
重量%である請求項1記載のマンガン乾電池。 - 【請求項4】 一般式(I)で示されるフッ素系化合物
を、電解液に、セパレータに塗付する糊材に、また
は正極合剤に添加した請求項1記載のマンガン乾電
池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6247088A JPH0888010A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | マンガン乾電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6247088A JPH0888010A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | マンガン乾電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0888010A true JPH0888010A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=17158254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6247088A Withdrawn JPH0888010A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | マンガン乾電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0888010A (ja) |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6247088A patent/JPH0888010A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |