JPH0891369A - 格納箱 - Google Patents

格納箱

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JPH0891369A
JPH0891369A JP25924194A JP25924194A JPH0891369A JP H0891369 A JPH0891369 A JP H0891369A JP 25924194 A JP25924194 A JP 25924194A JP 25924194 A JP25924194 A JP 25924194A JP H0891369 A JPH0891369 A JP H0891369A
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Akinori Taira
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、縦に介装されるシール材を廃止する
ことにより、シール性が向上し、第2に、シール材の塗
布,介装箇所が削減されシール長が短く、位置的にシー
ル材の塗布も容易で、作業性が向上し、第3に、外部と
シール材間の水の浸入経路が長く、この面からもシール
性が向上し、第4に、フロアパネル等が保護され、その
損傷,屈曲,変形等が防止される、格納箱を提案する。 【構成】 この格納箱では、サイドパネル8の下側周端
部11とフロアパネル9の縦折曲周端部10とが、当
接,接合されて、下モール部15の周縦溝12に嵌入さ
れている。これと共に内側では、当接箇所上の全周にシ
ール材Sが介装され、外側では、サイドパネル8の下側
周端部11の上部位と下モール部15の縦周延出部13
間が接合され、かつ、フロアパネル9の縦折曲周端部1
0近くの部位と下モール部15の横周延出部14間が接
合されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は格納箱に関する。すなわ
ち、内部に種々の物品を収納して保管,運搬する、アル
ミ製の格納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図3,図4はこの種従来例の格納箱を示
し、図3の(1)図は外観斜視図、図3の(2)図は分
解斜視図であり、図4の(1)図は要部の縦断面図、図
4の(2)図は要部の横断面図、図4の(3)図は
(1)図の要部拡大図である。これらの図面にも示した
ように、この種格納箱は、前後,左右の4面の各サイド
パネル1,2,3,4とフロアパネル5とで本体部を構
成し、この本体部の開放された上面が蓋Lにて開閉可能
となっている。そして、従来のこの種格納箱は、各々平
板状をなし折曲箇所等も存しないサイドパネル1,2,
3,4やフロアパネル5が用いられると共に、各縦コー
ナー部間に配される4本の縦モール6や、周隅部に配さ
れる一体の略台座枠状の下モール7等を介し、スポット
溶接等にて接合,組立てられていた。そして図4に示し
たように、サイドパネル1,2,3,4やフロアパネル
5と、縦モール6や下モール7との当接,スポット溶接
P箇所付近において、両者間の境目に、シール材Sが
縦,横に全体的に介装されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、この種のシール材Sとしては、シリコンやゴム系の
ものが一般的に用いられており、粘液状の状態で塗布さ
れた後、時間をかけて自然硬化するようになっている。
そして従来は、このようなシール材Sが縦、つまり縦方
向や縦面で介装されることが多かったので(図4の
(2)図の各シール材Sや、図4の(1)図の上位のシ
ール材Sを参照)、塗布されたシール材Sが流れ易いと
いう難点があった。もって、従来の格納箱にあっては、
各サイドパネル1,2,3,4と縦モール6や下モール
7との間の境目のシール性に不備が生じやすく、防水性
に問題が生じていた。
【0004】第2に、シール材Sの塗布は、直線的かつ
均一に実施することを要し、その塗布作業が容易でな
く、更にシール材Sは、塗布された後に自然硬化のため
の時間を要する。そして従来の格納箱にあっては、この
ようなシール材Sの塗布,介装箇所が、縦,横共に多く
シール長が長かったので、シール材Sの塗布,介装作業
に手間取り、作業性が悪く長時間の作業時間を要する、
という問題が指摘されていた。
【0005】第3に、図4に示したように、従来の各サ
イドパネル1,2,3,4やフロアパネル5と、縦モー
ル6や下モール7との当接,接合箇所は、一端側の境目
にシール材Sが介装されると共に、他端側が外部に露出
していた。そこで図4の(3)図中に矢示したように、
外部とシール材S間の水の浸入経路が直線的で短かく、
外部から水が浸入しやすいという指摘があった。従来の
格納箱にあっては、この面からもシール性,防水性に問
題が指摘されていた。
【0006】第4に、外部荷重を受けた場合に、各サイ
ドパネル1,2,3,4やフロアパネル5が損傷,屈
曲,変形等しやすく、もって内部に収納された物品に悪
影響を及ぼすことがある、という問題も指摘されてい
た。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、請求
項1や請求項2では、サイドパネルとフロアパネルの当
接,接合箇所について、内側からシール材を介装すると
共に、外側を下モール部や底モール部で完全に覆う構造
を採用したことにより、第1に、縦に介装されるシール
材が廃止され、もってシール性が向上し、第2に、シー
ル材の塗布,介装箇所が削減され、シール長が短いと共
に位置的にシール材の塗布も容易であり、作業性が向上
し、第3に、外部とシール材間の水の浸入経路が長く、
この面からもシール性が向上し、第4に、特にフロアパ
ネルが保護され、その損傷,屈曲,変形等が防止され
る、格納箱を提案することを目的とする。更に請求項3
にあっては、サイドパネルの各縦コーナー部を覆う縦モ
ール部を採用したことにより、特にサイドパネルが保護
され、その損傷,屈曲,変形等が防止される、格納箱を
提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1
については次のとおり。すなわち、この格納箱は、内部
に種々の物品を収納して保管,運搬するものであり、ア
ルミ製よりなる。そして、折曲加工されて4面を形成し
側端が無端状に接合された筒状のサイドパネルと、該サ
イドパネル上を開閉可能な蓋と、下方にフランジ状に折
曲加工された縦折曲周端部を備えたフロアパネルと、該
サイドパネルの下側周端部および該フロアパネルの縦折
曲周端部が上方から嵌入される周縦溝が形成されると共
に、上方への縦周延出部および内方への横周延出部が形
成された、略台座枠状の下モール部と、を有してなる。
そして、該サイドパネルの下側周端部と該フロアパネル
の縦折曲周端部とが、当接,接合されると共に、該サイ
ドパネルの下側周端部近くの上部位と該下モール部の縦
周延出部とが接合され、該フロアパネルの縦折曲周端部
近くの部位と該下モール部の横周延出部とが接合され、
かつシール材が、該サイドパネルとフロアパネルとの上
述した当接箇所上に、全周にわたり介装されている。
【0009】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この格納箱は、内部に種々の物品を収納して保
管,運搬するものであり、アルミ製よりなる。そして、
折曲加工されて4面を形成し側端が無端状に接合された
筒状をなすと共に、内フランジ状に折曲加工された下側
の横折曲周端部を備えたサイドパネルと、該サイドパネ
ル上を開閉可能な蓋と、該サイドパネルの横折曲周端部
上に外周端部が当接,接合された平坦なフロアパネル
と、略台座枠状の底モール部と、を有してなる。そし
て、該底モール部は断面略L字状をなし、上側周端部が
該サイドパネルの横折曲周端部近くの上部位に接合され
ると共に、内側周端部が該フロアパネルの外周端部近く
の部位に接合され、もって周隅部を全体的に覆ってお
り、かつシール材が、該サイドパネルとフロアパネルと
の上述した当接箇所の端上に、全周にわたり介装されて
いる。
【0010】又、請求項3については次のとおり。すな
わち、この請求項3の格納箱は、請求項2記載の格納箱
において、更に、該サイドパネルの各縦コーナー部の外
側を覆う各縦モール部を備えてなり、各該縦モール部は
断面略L字状をなし、左右両端部が該サイドパネルの各
縦コーナー部近くの部位にそれぞれ接合されると共に、
該サイドパネルの各縦コーナー部との間に隙間が形成さ
れている。
【0011】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。まず、請求項1の格納箱では、サイド
パネルの下側周端部とフロアパネルの縦折曲周端部とが
当接,接合されて、下モール部の周縦溝に嵌入されると
共に、内側では当接箇所上の全周にシール材が介装さ
れ、外側では、サイドパネルの下側周端部の上位と下モ
ール部の縦周延出部間が接合され、かつ、フロアパネル
の縦折曲周端部近くと下モール部の横周延出部間が接合
されている。このようにして、サイドパネルとフロアパ
ネルの当接,接合箇所は、シール材にてシールされると
共に、下モール部にて完全に覆われている。
【0012】次に、請求項2の格納箱では、サイドパネ
ルの横折曲周端部上にフロアパネルの外周端部が、当
接,接合されると共に、内側では、当接箇所の端上に全
周にシール材が介装され、外側では、サイドパネルの横
折曲周端部の上位と底モール部の上側周端部間が接合さ
れ、かつ、フロアパネルの外周端部近くと底モール部の
内側周端部間が接合されている。このようにして、サイ
ドパネルとフロアパネルの当接,接合箇所は、シール材
にてシールされると共に、底モール部にて完全に覆われ
ている。
【0013】さてそこで、この格納箱にあっては、第1
に、縦のシール材、つまり縦方向や縦面で塗布,介装さ
れるシール材を廃止し、シール材を、当接箇所上や当接
箇所の端上に横の略平面で塗布,介装するので、塗布さ
れたシール材が流れにくく、シール性が向上する。第2
に、このようにシール材は、当接箇所上や当接箇所の端
上に1本の環状に塗布,介装されるので、まずシール材
の塗布,介装箇所が削減され、シール長が半分以下に短
縮されると共に、塗布しやすい位置にシール箇所が設定
され塗布が容易であり、もって作業性が向上する。第3
に、外部とシール材間に凹凸,迂回,折曲箇所が形成さ
れており、水の浸入経路が長く、この面からもシール性
が向上する。第4に、外部荷重を受けた場合、下モール
部や底モール部が、損傷,屈曲,変形等することがあっ
ても、フロアパネル等は、このような下モール部や底モ
ール部にて保護され、その損傷,屈曲,変形等が防止さ
れる。
【0014】請求項3の格納箱にあっては、更に第5
に、そのサイドパネルの各縦コーナー部は、縦モール部
にて隙間を存しつつ外側から覆われている。そこで外部
荷重を受けた場合、縦モール部が損傷,屈曲,変形等す
ることがあっても、サイドパネルはこれにより保護され
ており、その損傷,屈曲,変形等は防止される。
【0015】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例を
示し、(1)図は要部の縦断面図、(2)図はサイドパ
ネルの斜視図、(3)図は下モール部の斜視図である。
図2は、本発明の第2実施例を示し、(1)図は縦断面
図、(2)図は横断面図である。
【0016】この格納箱は、内部に種々の物品を収納し
て保管,運搬するものであり、アルミ製よりなり、サイ
ドパネル8とフロアパネル9と蓋Lとからなる(前述し
た図3の(1)図も参照)。すなわちこの格納箱は、ア
ルミニウムや、ジュラルミン等のアルミ合金製よりな
り、箱状をなし、内部に機器,機材,部品,医療品,貴
重品,食品,その他の物品が収納される。そして、サイ
ドパネル8とフロアパネル9とで本体部を構成し、この
本体部の開放された上面が、蓋Lにて開閉可能となって
おり、リッドとも称される蓋Lは、サイドパネル8の一
面上にヒンジにて取付けられるか、又は、サイドパネル
8上とは分離可能で上方より被せられるようになってい
る。サイドパネル8は、折曲加工されて4面を形成し、
側端が無端状に接合された筒状をなす。つまりサイドパ
ネル8は、図1の(2)図に示したように、1枚のアル
ミ平板を各コーナーでそれぞれ90度内側に、プレス加
工等により折曲加工されると共に、縦の継ぎ目たる両側
端縁を、ラップさせると共にスポット溶接P,その他の
溶接,リベット締め,折曲してかしめるヘミング加工,
接着等にて、接合してなる。なお図示例では、このよう
な接着方式としてスポット溶接Pが採用されているが、
適宜上述したその他の接合方式を採用してもよく、以下
に述べる接合方式についてもこれに準じる。
【0017】以下各実施例について、詳述する。まず、
図1の第1実施例の格納箱は、上述した構成に加え、下
方にフランジ状に折曲加工された縦折曲周端部10を備
えたフロアパネル9と、サイドパネル8の下側周端部1
1およびフロアパネル9の縦折曲周端部10が上方から
嵌入される周縦溝12が形成されると共に、上方への縦
周延出部13および内方への横周延出部14が形成され
た、一体の略台座枠状の下モール部15と、を有してな
る。
【0018】これらについて詳述すると、まずフロアパ
ネル9は、図1の(1)図に示したように、アルミ平板
の周端部全周を、下方に直角にフランジ状に折曲加工し
た縦折曲周端部10を備え、もって、前述した図1の
(2)図のサイドパネル8の内面と見合った大きさ・広
さよりなる。下モール部15は、図1の(1)図や
(3)図に示したように、同一断面形状の略台座枠状に
折曲形成されたアルミ製よりなり、継ぎ目たる両端縁が
一体的にスポット溶接P等にて接合されている。下モー
ル部15の周縦溝12は、予めアッセンブリされたサイ
ドパネル8の下側周端部11とフロアパネル9の縦折曲
周端部10が、上方から嵌入可能な幅と深さとを備えて
いる。下モール部15の縦周延出部13は、周縦溝12
の片面上に面一に延出立設され、横周延出部14は、周
縦溝12の他面から直角に横に延出されており、それぞ
れ周縦溝12形成部よりは肉薄となっている。
【0019】そして、サイドパネル8の下側周端部11
とフロアパネル9の縦折曲周端部10とが、予めアッセ
ンブリされ、当接されてスポット溶接P等にて接合され
ると共に、下モール部15の周縦溝12に嵌入されてい
る。又、サイドパネル8の下側周端部11近くの上部位
と、下モール部15の縦周延出部13とが、スポット溶
接P等にて接合され、又、フロアパネル9の縦折曲周端
部10近くの内側部位と、下モール部15の横周延出部
14とが、スポット溶接P等にて接合されている。この
格納箱にあっては、このようにしてサイドパネル8,フ
ロアパネル9,下モール部15間がそれぞれ接合される
と共に、下モール部15が格納箱の周隅部下を全体的に
覆っている。これと共に事後、シール材Sが、サイドパ
ネル8とフロアパネル9の当接箇所上、つまり、当接,
接合された下側周端部11と縦折曲周端部10上の直角
当接部位上に、全周にわたり塗布,介装されている。シ
ール材Sとしては、シリコンやゴム系のものが通常使用
される。図1の第1実施例の格納箱は、このようになっ
ている。
【0020】次に、図2の第2実施例の格納箱について
述べる。この第2実施例の格納箱は、図2の(1)図に
示したように、内フランジ状に折曲加工された下側の横
折曲周端部16を備えたサイドパネル8と、サイドパネ
ル8の横折曲周端部16上に外周端部17が当接,接合
された平坦なフロアパネル9と、一体の略台座枠状の底
モール部18と、を有してなる。
【0021】これらについて詳述すると、このアルミ板
製のサイドパネル8は、下側の周端部全周を、内側に直
角に内フランジ状に折曲加工した横折曲周端部16を備
え、このサイドパネル8の横折曲周端部16上に、平坦
なフロアパネル9の外周端部17が、載置,当接された
後、スポット溶接P等にて全周的に接合されている。底
モール部18は、断面略L字状に折曲形成されたアルミ
製よりなり、上側周端部19が、サイドパネル8の横折
曲周端部16近くの上部位にスポット溶接P等にて接合
されると共に、内側周端部20が、フロアパネル9の外
周端部17近くの内側部位にスポット溶接P等にて接合
され、もって格納箱の周隅部を全体的に覆っている。こ
の格納箱にあっては、このようにしてサイドパネル8,
フロアパネル9,底モール部18間が、それぞれ接合さ
れている。
【0022】底モール部18は、本体部21に対し上側
周端部19や内側周端部20が、段差により内方に若干
突出した断面形状よりなる。そして、本体部21縦部と
サイドパネル8間には、隙間Hが形成されると共に、本
体部21横部上にサイドパネル8の横折曲周端部16が
位置し、もって、その上のフロアパネル9の外周端部1
7等に段差が発生しないようになっている。これと共に
事後、シール材Sが、サイドパネル8とフロアパネル9
との当接箇所の端上、つまり、当接,接合された横折曲
周端部16と外周端部17の内側端上付近に、全周にわ
たり塗布,介装されている。
【0023】そして、この第2実施例の格納箱にあって
は、更に、図2の(2)図に示したように、サイドパネ
ル8の4箇所の縦コーナー部22の外側を覆う4個の縦
モール部23を備えてなる。この各縦モール部23は、
断面略L字状のアルミ製よりなり、左右の両端部24が
サイドパネル8の各縦コーナー部22近くの両側部位
に、スポット溶接P等により接合されると共に、サイド
パネル8の各縦コーナー部22との間に隙間Hが形成さ
れている。すなわち、この縦モール部23は、前述した
底モール部18に準じた断面形状よりなり、本体部25
に対し左右の両端部24が、段差により内方に若干突出
してなる。もって、サイドパネル8の縦コーナー部22
との間に隙間Hが形成されると共に、このような隙間H
にて、前述したサイドパネル8の縦の継ぎ目のラップ箇
所も吸収されている。つまり、図2の(2)図中右下部
分に示したように、筒状をなすサイドパネル8につい
て、継ぎ目の重なってスポット溶接Pされた箇所や、折
曲してかしめられたヘミング加工箇所等の段差が、格納
箱の内面にあらわれず外面側に出ると共に、このように
段差を生じたサイドパネル8の縦コーナー部22外面
が、縦モール部23との間の隙間H内に位置し、格納箱
の外側には露出しないようになっている。
【0024】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。まず、図1の第1実施
例の格納箱は、筒状のサイドパネル8と、蓋Lと、下方
への縦折曲周端部10を備えたフロアパネル9と、周縦
溝12,縦周延出部13,横周延出部14等を備えた下
モール部15と、を有してなる。そして、サイドパネル
8の下側周端部11とフロアパネル9の縦折曲周端部1
0とが当接,接合されて、下モール部15の周縦溝12
に嵌入されている。これと共に内側では、両者の当接箇
所上の全周にシール材Sが介装され、外側では、サイド
パネル8の下側周端部11の上部位と下モール部15の
縦周延出部13間が接合され、かつ、フロアパネル9の
縦折曲周端部10近くの部位と下モール部15の横周延
出部14間が接合されている。このようにして、サイド
パネル8の下側周端部11とフロアパネル9の縦折曲周
端部10、つまり、サイドパネル8とフロアパネル9の
当接,接合箇所は、シール材Sにてシールされると共
に、下モール部15にて完全に覆われている。
【0025】次に、図2の第2実施例の格納箱は、筒状
をなすと共に下側の横折曲周端部16を備えたサイドパ
ネル8と、蓋Lと、断面略L字状をなす底モール部18
と、を有してなる。そして、サイドパネル8の横折曲周
端部16上にフロアパネル9の外周端部17が、当接,
接合されている。これと共に内側では、両者の当接箇所
の端上に全周にシール材Sが介装され、外側では、サイ
ドパネル8の横折曲周端部16の上部位と底モール部8
の上側周端部19間が接合され、かつ、フロアパネル9
の外周端部17近くの部位と底モール部18の内側周端
部20間が接合されている。このようにして、サイドパ
ネル8の横折曲周端部16とフロアパネル9の外周端部
17間、つまりサイドパネル8とフロアパネル9の当
接,接合箇所は、シール材Sにてシールされると共に、
底モール部18にて完全に覆われている。
【0026】更に、図2の第2実施例の格納箱では、上
述したところに加え、各縦モール部23を備えてなる。
そして、縦モール部23は断面略L字状をなし、それぞ
れ左右両端部24がサイドパネル8の各縦コーナー部2
2近くに接合され、もって隙間Hを存しつつ、サイドパ
ネル8の各縦コーナー部22を外側から完全に覆ってい
る。
【0027】さてそこで、このような図1の第1実施例
および図2の第2実施例の格納箱にあっては、共に、次
の第1,第2,第3,第4のようになる。第1に、シー
ル材Sとしては、一般にシリコンやゴム系のものが用い
られ、粘液状の状態で塗布された後、時間をかけて自然
硬化される。そこでこの格納箱にあっては、前述したこ
の種従来例で用いられていた縦のシール材S、つまり縦
方向や縦面で塗布,介装されるシール材Sを廃止し、シ
ール材Sを横の略平面で塗布,介装するようになってい
る。すなわちシール材Sは、実施例1では、サイドパネ
ル8の下側周端部11とフロアパネル9の縦折曲周端部
10の当接箇所上に、全周にわたり横の略平面で塗布,
介装され、又、実施例2では、サイドパネル8の横折曲
周端部16とフロアパネル9の外周端部17の当接箇所
の端上に、全周にわたり横の略平面で塗布,介装されて
いる。従って、塗布されたシール材Sは流れにくく、必
要箇所を十分にシールでき、シール性が向上する。
【0028】第2に、このようにシール材Sは、実施例
1では、サイドパネル8の下側周端部11とフロアパネ
ル9の縦折曲周端部10の当接箇所上に、実施例2で
は、サイドパネル8の横折曲周端部16とフロアパネル
9の外周端部17の当接箇所の端上に、それぞれ、いわ
ば1本の環状に横の略平面にて、塗布,介装されてい
る。そこで、この格納箱にあっては、前述したこの種従
来例に比し、シール材Sの塗布,介装箇所が削減され、
シール長が半分以下に短縮されると共に、塗布しやすい
位置にシール箇所が設定され、一般的には直線的かつ均
一に塗布することが容易でないとされているシール材S
の塗布も容易である。従って、シール材Sの塗布,介装
作業に手間取ることもなく、その作業性が向上する。
【0029】第3に、外部とシール材S間には、実施例
1では、下モール部15の縦周延出部13,横周延出部
14,周縦溝12,サイドパネル8とフロアパネル9の
当接,接合箇所等々が存し、又、実施例2では、底モー
ル部18の上側周端部19,内側周端部20,サイドパ
ネル8とフロアパネル9の当接,接合箇所等々が存して
いる。そこで、この格納箱にあっては、外部とシール材
S間の水の浸入経路に凹凸,迂回,折曲箇所が形成され
ており、前述したこの種従来例に比し、水の浸入経路が
長く、この面からもシール性が向上する。
【0030】第4に、外部荷重を受けた場合、外部荷重
はまず、実施例1では下モール部15、実施例2では底
モール部18に作用する。従って、この格納箱にあって
は、外部荷重にて下モール部15や底モール部18が、
損傷,屈曲,変形等することがあっても、フロアパネル
9更にはサイドパネル8は、このような下モール部15
や底モール部18にて保護され、その損傷,屈曲,変形
等が防止され、前述したこの種従来例に比し、物品を収
納する箱としての機能を確実に全うできる。
【0031】更に、実施例2の格納箱にあっては、これ
ら第1,第2,第3,第4に加え、次のようになる。す
なわち第5に、そのサイドパネル8の各縦コーナー部2
2は、それそれ縦モール部23にて隙間Hを存しつつ外
側から覆われている。従って外部荷重を受けた場合、こ
の格納箱ではまず、前述した底モール部18やこの縦モ
ール部23に作用するので、これらが損傷,屈曲,変形
等することがあっても、サイドパネル8等はこれにより
保護されており、その損傷,屈曲,変形等は防止され、
前述したこの種従来例に比し、物品を収納する箱として
の機能をより確実に全うできる。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る格納箱は、以上説明したよ
うに、請求項1や請求項2では、サイドパネルとフロア
パネルの当接,接合箇所について、内側からシール材を
介装すると共に、外側を下モール部や底モール部で完全
に覆う構造を採用したことにより、次の効果を発揮す
る。
【0033】第1に、縦に介装されるシール材が廃止さ
れるので、シール性が向上する。すなわち、この格納箱
にあっては、前述したこの種従来例で用いられていた縦
のシール材を廃止し、シール材を横の略平面で塗布,介
装するようにしたので、塗布されたシール材が流れにく
く、必要箇所を十分にシールできる等、シール性,防水
性が向上する。
【0034】第2に、シール材の塗布,介装箇所が削減
され、シール長が短いと共に、位置的にシール材の塗布
も容易であり、作業性が向上する。すなわち、この格納
箱にあっては、前述したこの種従来例に比し、シール材
の塗布,介装作業に手間取らず、その作業性が向上し、
その作業時間も短縮される。
【0035】第3に、外部とシール材間の水の浸入経路
が長く、この面からもシール性が向上する。すなわち、
この格納箱にあっては、前述したこの種従来例に比し、
水の浸入経路が長いので、外部から水が浸入しにくく、
この面からもシール性,防水性が向上する。
【0036】第4に、特にフロアパネルが保護され、そ
の損傷,屈曲,変形等が防止される。すなわち、この格
納箱にあっては、外部荷重を受けた場合、フロアパネル
を始めサイドパネル等の損傷,屈曲,変形等が防止さ
れ、もって、内部に収納された物品も確実に保護され、
前述したこの種従来例のような物品への悪影響も回避さ
れる。
【0037】更に請求項3では、サイドパネルの各縦コ
ーナー部を覆う縦モール部を採用したことにより、上述
した第1,第2,第3,第4に加え、次の効果を発揮す
る。第5に、特にサイドパネルが保護され、その損傷,
屈曲,変形等が防止されるようになる。すなわち、この
格納箱にあっては、外部荷重を受けた場合、特にサイド
パネルの損傷,屈曲,変形等が防止され、もってこの面
からも、内部に収納された物品が確実に保護され、前述
したこの種従来例のような物品への悪影響は回避され
る。このように、この種従来例に存した問題点が一挙に
すべて一掃される等、本発明の発揮する効果は、顕著に
して大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る格納箱の第1実施例を示し、
(1)図は要部の縦断面図、(2)図はサイドパネルの
斜視図、(3)図はモール部の斜視図である。
【図2】本発明に係る格納箱の第2実施例を示し、
(1)図は縦断面図、(2)図は横断面図である。
【図3】従来例の格納箱を示し、(1)図は外観斜視
図、(2)図は分解斜視図である。
【図4】同従来例の格納箱を示し、(1)図は要部の縦
断面図、(2)図は要部の横断面図、(3)図は(1)
図の要部拡大図である。
【符号の説明】
8 サイドパネル 9 フロアパネル 10 縦折曲周端部 11 下側周端部 12 周縦溝 13 縦周延出部 14 横周延出部 15 下モール部 16 横折曲周端部 17 外周端部 18 底モール部 19 上側周端部 20 内側周端部 22 縦コーナー部 23 縦モール部 24 両端部 H 隙間 L 蓋 S シール材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に種々の物品を収納して保管,運搬
    する、アルミ製の格納箱であって、 折曲加工されて4面を形成し側端が無端状に接合された
    筒状のサイドパネルと、該サイドパネル上を開閉可能な
    蓋と、下方にフランジ状に折曲加工された縦折曲周端部
    を備えたフロアパネルと、該サイドパネルの下側周端部
    および該フロアパネルの縦折曲周端部が上方から嵌入さ
    れる周縦溝が形成されると共に、上方への縦周延出部お
    よび内方への横周延出部が形成された、略台座枠状の下
    モール部と、を有してなり、 該サイドパネルの下側周端部と該フロアパネルの縦折曲
    周端部とが、当接,接合されると共に、該サイドパネル
    の下側周端部近くの上部位と該下モール部の縦周延出部
    とが接合され、該フロアパネルの縦折曲周端部近くの部
    位と該下モール部の横周延出部とが接合され、かつシー
    ル材が、該サイドパネルとフロアパネルとの上述した当
    接箇所上に、全周にわたり介装されていること、を特徴
    とする格納箱。
  2. 【請求項2】 内部に種々の物品を収納して保管,運搬
    する、アルミ製の格納箱であって、 折曲加工されて4面を形成し側端が無端状に接合された
    筒状をなすと共に、内フランジ状に折曲加工された下側
    の横折曲周端部を備えたサイドパネルと、該サイドパネ
    ル上を開閉可能な蓋と、該サイドパネルの横折曲周端部
    上に外周端部が当接,接合された平坦なフロアパネル
    と、略台座枠状の底モール部と、を有してなり、 該底モール部は断面略L字状をなし、上側周端部が該サ
    イドパネルの横折曲周端部近くの上部位に接合されると
    共に、内側周端部が該フロアパネルの外周端部近くの部
    位に接合され、もって周隅部を全体的に覆っており、か
    つシール材が、該サイドパネルとフロアパネルとの上述
    した当接箇所の端上に、全周にわたり介装されているこ
    と、を特徴とする格納箱。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の格納箱において、更に、
    該サイドパネルの各縦コーナー部の外側を覆う各縦モー
    ル部を備えてなり、各該縦モール部は断面略L字状をな
    し、左右両端部が該サイドパネルの各縦コーナー部近く
    の部位にそれぞれ接合されると共に、該サイドパネルの
    各縦コーナー部との間に隙間が形成されていること、を
    特徴とする格納箱。
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