JPH0893427A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

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JPH0893427A
JPH0893427A JP22838094A JP22838094A JPH0893427A JP H0893427 A JPH0893427 A JP H0893427A JP 22838094 A JP22838094 A JP 22838094A JP 22838094 A JP22838094 A JP 22838094A JP H0893427 A JPH0893427 A JP H0893427A
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JP
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cam
slider
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intake
base circle
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Application number
JP22838094A
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English (en)
Inventor
Eiji Shirai
井 永 治 白
Hisashi Kodama
玉 久 児
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、互いに異なるカムプロフィールを
もつ2つ以上のカム12,13を用いて各カムの力を吸
排気弁14に伝達又は非伝達するエンジンの動弁装置に
おいて、吸排気弁のストロークを常にカムプロフィール
に基づくストロークに一致させること。 【構成】 ベースカム12と係合し且つステム14と係
合するボデー21,24,25と、作用角変更カム13
と係合するスライダー30とを有し、スライダー30に
形成した環状溝302にステムの軸心とは直交する方向
に移動するプレート32を入脱可能に配設することでボ
デー21,24,25及びスライダー30の相対移動を
許容又は規制可能としたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの動弁装置に
関するもので、吸排気弁の開閉タイミングを変化させる
可変バルブタイミングや吸排気弁のリフト量を変化させ
る可変リフト等に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジンの動弁装置とし
ては、例えば特開平3−260344号公報に示される
ものが知られている。これは、エンジン燃焼室に開口す
る吸気孔又は排気孔を開閉する吸排気弁と、吸排気弁に
連結されたバルブステムと、吸排気弁を閉塞させる方向
にバルブステムを付勢する弁スプリングと、カムシャフ
トに支持されたカムと、カムとバルブステムとの間に配
設されたリフタとを有するものである。ここで、リフタ
は、シリンダヘッド内に吸排気弁の軸方向に摺動自在に
配設され且つその上端がカムに当接するボデーと、シリ
ンダヘッドに固定されたシリンダ体と、シリンダ体内に
摺動自在に配設され且つその下端がバルブステムに当接
する弁側ピストンと、弁側ピストンとの間で作動油室を
形成するようシリンダ内に摺動自在に配設され且つその
上端がボデーに当接するカム側ピストンと、カム側ピス
トンをボデーに向けて付勢するスプリングとから構成さ
れている。
【0003】上記した装置は、作動油室に油圧を供給し
てその油圧を変化させることにより、カムの力の吸排気
弁への伝達又は非伝達を切り換えるものである。即ち、
作動油室が高圧(所定値以上)の場合には、作動油室内
の油圧が剛体として働くことから、カムの力がボデー、
カム側ピストン、作動油室内の油圧、及び弁側ピストン
を介してバルブステムへと伝達され、吸排気弁が開閉す
る。この状態で作動油室が低圧(所定値以下)になる
と、カムの力はカム側ピストンから弁側ピストンへと伝
達されなくなり、その結果、吸排気弁が閉駆動して閉状
態のまま維持される。
【0004】ところで、上記した装置では、吸排気弁の
開放時に作動油室内の油圧を高圧から低圧に切り換える
ことにより、吸排気弁の閉タイミングを制御可能になっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したリ
フタでは、カム側ピストンと弁側ピストンの間に油圧が
供給される作動油室が形成され、作動油室内の油圧がカ
ム側ピストンから弁側ピストンへの力の伝達機構になっ
ているので、作動油室内に必然的に存在する微小の空気
の影響で吸排気弁のストロークがカムプロフィールに基
づくストロークよりも小さくなる。換言すれば、吸排気
弁のストロークをカムプロフィールに基づくストローク
と一致させ難くなる。
【0006】又、作動油室内の油圧の切り換えを繰り返
すことにより作動油室内の空気量が変動することから、
作動油室内の空気量に応じて吸排気弁のストロークが変
動する恐れもある。その結果、上記したリフタでは、吸
排気弁のストロークを最適ストローク(例えばエンジン
出力が最大となるストローク)に常に一致させることは
困難になる。
【0007】故に、本発明は、互いに異なるカムプロフ
ィールをもつ2つ以上のカムを用いて各カムの力を吸排
気弁に伝達又は非伝達するエンジンの動弁装置におい
て、吸排気弁のストロークを常にカムプロフィールに基
づくストロークに一致させることを、その技術的課題と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために請求項1の発明において講じた技術的手段(以
下技術的手段と称する)は、エンジンの燃焼室に開口す
る吸気孔又は排気孔を開閉し、ステムに連結する吸排気
弁と、吸排気弁を閉塞させる方向にステムを付勢する第
1スプリングと、カムシャフトの周りに支持され、互い
にカムプロフィールの異なる第1カム及び第2カムと、
カムとステムとの間に配設されたリフタとを有し、リフ
タを、エンジンのシリンダヘッド内に形成された孔内に
吸排気弁の軸方向に摺動自在に配設され、第1カム及び
ステムに当接するボデーと、ボデー内に吸排気弁の軸方
向に摺動自在に且つボデーに対して相対移動可能に配設
され、第2カムに当接するスライダーと、スライダーを
第2カムに向けて付勢する第2スプリングと、ボデー内
に形成され、ステムの軸心とは直交する軸心を有するボ
デー孔と、スライダーにボデー孔と重合可能に形成され
た可動部材案内溝と、ボデー孔内に摺動自在に配設さ
れ、一端に作用する油圧により可動部材案内溝に進入す
る第1位置及び可動部材案内溝から脱する第2位置の何
れか一方の位置へ付勢される可動部材と、可動部材を油
圧と対抗する方向に付勢すると共に可動部材の一端に油
圧が作用していないときに可動部材を第1及び第2位置
の何れか他方の位置へ維持する第3スプリングとから構
成したことである。
【0009】そこで、上記技術的手段において、吸排気
弁の開放し始めるタイミング(以下開タイミングと称す
る)及び閉塞するタイミング(以下閉タイミングと称す
る)の内の少なくとも一方のタイミングを調整可能にす
るために、第1カムを、第1ベース円と、第1ベース円
からその径方向に突出する第1突出部とから構成し;第
2カムを、第1ベース円と同一中心で且つ同一径の第2
ベース円と、第2ベース円と第1突出部の突出ラインと
による2つの接点から第1突出部の先端に向けて突出し
且つそのライン上の各点と第2ベース円の中心の間の距
離が第1ベース円の中心と第1突出部先端の間の距離よ
りも小さくされてなる第2突出部とから構成し、第2突
出部が、両接点の内の少なくとも1点を始点として突出
ラインよりも外方に膨出する少なくとも1つの膨出部を
有するようにすると好ましい。
【0010】ここで、前記膨出部とは、そのライン上の
各点の第2ベース円の中心からの距離がその各点に対応
する突出ライン上の各点の第1ベース円の中心からの距
離よりも大きい部分を意味する。
【0011】イ)開タイミングを早い時期に設定するた
めには、膨出部の2か所の形成部位の内で第2カムの回
転に伴い先にスライダーに当接する部位に膨出部を設け
る。
【0012】ロ)閉タイミングを遅い時期に設定するた
めには、膨出部の2か所の形成部位の内で第2カムの回
転に伴い後にスライダーに当接する部位に膨出部を設け
る。
【0013】又、上記技術的手段において、吸排気弁の
開タイミング及び閉タイミングの両者を調整可能にする
ために、膨出部を2つ設け、その各々を両接点から膨出
させると好ましい。
【0014】又、上記技術的手段において、吸排気弁の
リフト量を2段階に可変化するために、第1カムを低リ
フトカムとし、第2カムをそのベース円径が第1カムの
ベース円径よりも小さい高リフトカムとし、可動部材が
可動部材案内溝に進入する第1位置に存在するときに
は、常にスライダーをボデーよりも第2カム側に突出す
ると好ましい。
【0015】又、弁停止機構の軸長を短縮するために、
可動部材を板状部材にすると好ましい。
【0016】又、ボデーとスライダーとが相対回転して
も、板状部材が確実に可動部材案内溝に進入できるよう
にするために、スライダーに形成された可動部材案内溝
を、板状部材の厚さと略同一の開口幅をもつ環状溝とす
ると好ましい。
【0017】
【作用】上記技術的手段の作用について説明する。
【0018】油圧及び第3スプリングの内の一方の作用
により可動部材がスライダーに形成された可動部材案内
溝に進入した第1位置に存在するとき、スライダーと可
動部材とが係合するため、第2カムの押圧力がスライダ
ーから可動部材及びボデーを介してステムに伝達され
る。その結果、第2カムの押圧力によりステムつまり吸
排気弁が第1スプリングの付勢力に抗して移動し、第2
カムのプロフィールに基づき開閉する。
【0019】一方、油圧及びスプリングの内の他方の作
用により可動部材が可動部材案内溝から脱する第2位置
に存在するとき、スライダーと可動部材との係合が解除
するため、第2カムの押圧力はスライダーからボデーを
介してステムには伝達されず、第1カムの押圧力がボデ
ーを介してステムに伝達される。その結果、第1カムの
みの押圧力によりステムつまり吸排気弁が第1スプリン
グの付勢力に抗して移動し、第1カムのプロフィールに
基づき開閉する。
【0020】以上示したように、上記技術的手段によれ
ば、第1カムのプロフィールに基づく吸排気弁の開閉作
動と第2カムのプロフィールに基づく吸排気弁の開閉作
動とを切り換えることが可能である。
【0021】ここで、上記技術的手段によれば、スライ
ダーに可動部材進入溝を形成し、その溝に吸排気弁の軸
方向とは直交する方向に移動する可動部材を係合可能と
したので、可動部材が可動部材進入溝に進入する第1位
置にあるときには、前述したように、第2カムの力はス
ライダーから可動部材及びボデーを介してステムへと確
実に伝達される。つまり、作動油室内の油圧を力の伝達
機構として用いていないことから、可動部材が前記第1
位置にあるときに、吸排気弁のストロークを第2カムの
プロフィールに基づくストロークに常に一致させること
ができる。尚、可動部材が第2位置にあるときにも、吸
排気弁のストロークを第1カムのプロフィールに基づく
ストロークに常に一致させることができることは言うま
でもない。
【0022】次に、上記技術的手段における第1,第2
カムを請求項2の如く構成した場合の作用について説明
する。
【0023】イ)開タイミングを通常の時期よりも早い
時期に設定したい場合 このとき、油圧及び第3スプリングの内の一方の作用に
より可動部材を可動部材案内溝に進入させて第1位置に
規制する。この状態で、第1,第2ベース円がスライダ
ーに当接している状態から第1,第2カムが回転する
と、第1カムの突出部がボデーに係合し始める前に、第
2カムの膨出部がスライダーに係合しはじめる。その結
果、第2カムの膨出部による押圧力がスライダーから可
動部材及びボデーを介してステムに伝達され、吸排気弁
が第2カムの膨出部のプロフィールに基づき開放する。
このように、第1カムの突出部がボデーと係合し始める
前に第2カムの膨出部がスライダーに係合し始めるの
で、第1カムのみを使用する場合(通常)に比べて開タ
イミングを早い時期に設定できる。
【0024】第1,第2カムの回転が更に進むと、第2
カムの膨出部のスライダーとの係合が解除されると共
に、第1カムの突出部がボデーと係合し始める。その結
果、第1カムの突出部による押圧力がボデーからステム
に伝達され、吸排気弁が第1カムの突出部のプロフィー
ルに基づき開放する。
【0025】ロ)閉タイミングを通常の時期よりも遅い
時期に設定したい場合 前記イ)に示す如く第1カムの突出部がボデーと係合し
ている状態から更に第1,第2カムの回転が進むと、第
2カムの膨出部がスライダーに係合しはじめる。その結
果、第2カムの膨出部による押圧力がスライダーから可
動部材及びボデーを介してステムに伝達され、吸排気弁
が第2カムの膨出部のプロフィールに基づき次第に閉じ
てゆく。これにより、第1カムのみを使用する場合(通
常)に比べて閉タイミングを遅い時期に設定できる。
【0026】ハ)開タイミング及び閉タイミングを通常
の時期に設定したい場合 このとき、油圧及びスプリングの内の他方の作用により
可動部材を可動部材案内溝から脱して第2位置に規制さ
せる。第2カムの膨出部による押圧力はスライダーから
ボデーを介してステムには伝達されず、第1カムの押圧
力がボデーを介してステムに伝達される。その結果、第
1カムのみの押圧力により吸排気弁が第1カムのプロフ
ィールに基づき開閉する。このように、膨出部から吸排
気弁へは力が伝達しないので、吸排気弁の開閉タイミン
グを通常の時期に設定できる。
【0027】以上イ)〜ロ)に示すように、請求項2の
構成によれば、第2カムの膨出部の形状を変更すること
により吸排気弁の開タイミング及び閉タイミングの内の
少なくとも一方のタイミングを調整することが可能であ
る。
【0028】又、膨出部を2つ設ければ、それら膨出部
の形状を変更することにより吸排気弁の開閉タイミング
を調整することができる。
【0029】次に、上記技術的手段における第1,第2
カムを請求項4の如く構成した場合の作用について説明
する。
【0030】油圧及び第3スプリングの内の一方の作用
により可動部材が可動部材案内溝に進入した第1位置に
存在するとき、スライダーと可動部材とが係合するた
め、高リフトカムの押圧力がスライダーから可動部材及
びボデーを介してステムに伝達される。その結果、高リ
フトカムの押圧力により吸排気弁が第1スプリングの付
勢力に抗して移動し、高リフトカムのプロフィールに基
づき開閉する。
【0031】一方、油圧及びスプリングの内の他方の作
用により可動部材が可動部材案内溝から脱する第2位置
に存在するとき、スライダーと可動部材との係合が解除
するため、高リフトカムの押圧力はスライダーからボデ
ーを介してステムには伝達されず、低リフトカムの押圧
力がボデーを介してステムに伝達される。その結果、低
リフトカムの押圧力により吸排気弁が第1スプリングの
付勢力に抗して移動し、低リフトカムのプロフィールに
基づき開閉する。
【0032】このように、請求項4の構成によれば、第
1カムを低リフトカムとし、第2カムをそのベース円径
が第1カムのベース円径よりも小さい高リフトカムと
し、可動部材が可動部材案内溝に進入する第1位置に存
在するときには、常にスライダーをボデーよりも第2カ
ム側に突出させたので、吸排気弁のリフト量を2段階に
変化させることができる。
【0033】上記技術的手段において、可動部材を板状
部材にすると、可動部材の厚さが薄くなることから、そ
の分弁停止機構の軸長を短縮することができる。
【0034】又、スライダーを円柱状にすると、ボデー
とスライダーとの相対回転が可能となるが、その場合、
可動部材案内溝を環状溝とすると、ボデーとスライダー
とが相対回転しても、板状部材が確実に可動部材案内溝
に進入できるようになる。更に、可動部材案内溝の開口
幅を板状部材の厚さと略同一にすると、板状部材の可動
部材案内溝への進入時に板状部材ががたつくのを防止で
きる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0036】図1〜図7を参照して第1実施例に係るエ
ンジンの動弁装置について説明する。
【0037】図1に示すエンジンの動弁装置10は、カ
ムシャフト11に支持された互いにカムプロフィールの
異なる2つのベースカム(第1カム)12,12(但
し、図1では1つのみ図示)及び1つの作用角変更カム
(第2カム)13と、エンジンのシリンダヘッド16に
形成されたシート面17に着脱することでエンジン燃焼
室(図示せず)内に開口する吸気孔又は排気孔(図示せ
ず)を開閉する吸排気弁14と、吸排気弁14に連結さ
れたバルブステム(ステム)15と、バルブステム15
の外周上にコッタ18を介して固定されたリテーナ19
に一端が係合し、吸排気弁14を閉塞させる方向へバル
ブステム15を付勢する弁スプリング(第1スプリン
グ)20と、両カム12,13とバルブステム15との
間に配されたリフタ1とから構成されている。尚、バル
ブステム15は耐熱性材料(例えば耐熱鋼)から成る。
【0038】ここで、図2に示すように、ベースカム1
2,12は単一の作用角変更カム13の両側に隣接して
配置され、ベースカム12の幅は作用角変更カム13の
幅の略半分になっている。
【0039】ベースカム12は、カムシャフト11の軸
心に一致する中心Oをもつ第1ベース円121と、第1
ベース円121上の2つの始点C,Dから第1ベース円
121の径方向に突出する第1突出部122とから構成
されている。第1突出部122は先端に向かうに連れて
細くなる山型形状を呈している。
【0040】作用角変更カム13は、第1ベース円12
1と同一中心Oで且つ第1ベース円121と同一径の第
2ベース円131と、第1突出部122の突出ライン1
23の2つの始点(即ち第2ベース円131と第1突出
部122の突出ライン123とによる2つの接点)C,
Dから第1突出部122の先端に向けて突出する第2突
出部132とから構成されている。ここで、第2突出部
132は、ライン上の各点と第2ベース円131の中心
の間の距離が第1ベース円121の中心Oと第1突出部
122先端の間の距離よりも小さくなっている。
【0041】第2突出部132は、前記点C,Dを始点
として突出ライン123よりも外方に膨出する2つの膨
出部133,133と、2つの膨出部133,133の
終点E,Fを結ぶ平坦部134とから構成されている。
膨出部133は、始点C,Dから終点E,Fに向かうに
伴い中心Oからの距離が次第に大きくなっており、その
ライン上の各点の中心Oからの距離がそれに対応する位
置にある突出ライン123上の各点の中心Oからの距離
よりも大きくなっている。平坦部134は、その両端点
E,Fからその中点Gに向かうに伴い中心Oからの距離
が次第に小さくなっている。尚、134は平坦部に限定
される必要はなく、湾曲してしても良い。
【0042】尚、図1では、第2ベース円131がリフ
タ1に当接している状態から作用角変更カム13が矢印
方向に回転するに伴い先にリフタ1と係合する部分(点
C,E間)並びに後にリフタ1と係合する部分(点F,
D間)の両方の部分に膨出部133を設けているが、こ
れに限定される必要はなく、何れか一方のみに設けても
良い。
【0043】ここで、ベースカム12は、点E,F間に
位置するベースカム12の突出ライン123の内のある
点Hにおける接線lが膨出部133の終点Eを、突出ラ
イン123の内のある点Iにおける接線mが膨出部13
3の終点Fを夫々通るような形状に設計されている。こ
れにより、作用角変更カム13のライン上の点Eがリフ
タ1に係合している時にベースカム12の突出ライン1
23上の点Hがリフタ1に係合すると共に、ベースカム
12の突出ライン123上の点Iがリフタ1に係合して
いる時に作用角変更カム13のライン上の点Fがリフタ
1に係合することになる。従って、ベースカム12,作
用角変更カム13間のリフタ1への力伝達の切替をスム
ーズに行うことができ、ガタ付き音の発生を極力防止で
きる。
【0044】リフタ1において、エンジンのシリンダヘ
ッド16内に吸排気弁14の軸方向に延在するように形
成されたシリンダ孔16a内には、略円筒状のアウタボ
デー21が摺動自在に配設され、図3に示す如く、アウ
タボデー21の上面21aはベースカム12と係合して
いる。又、このアウタボデー21には、作用角変更カム
13との干渉を防ぐために切欠部21bが形成されてい
る。尚、ベースカム12の第1ベース円121(又は作
用角変更カム13の第2ベース円131)とリフタ1と
の間のクリアランスは、バルブステム15の先端に固定
されたインナシム22により調整されている。
【0045】アウタボデー21の内部空間23内には、
上下に分割された2つのインナボデー24,25がアウ
タボデー21と一体的に移動自在に配設され、下側イン
ナボデー25はインナシム22を介してバルブステム1
5に係合している。下側インナボデー25にはバルブス
テム15の軸心と一致する軸心をもつ第1スライダ案内
孔26が形成され、上側インナボデー24にもバルブス
テム15の軸心と一致する軸心をもち且つ第1スライダ
ー案内孔26の径よりも僅かに大きい径を有する第2ス
ライダー案内孔27が形成され、更にアウタボデー21
にもバルブステム15の軸心と一致する軸心をもつ第3
スライダー案内孔28が形成されている。又、両インナ
ボデー24,25間には、バルブステム15の軸心とは
直交する軸心をもつボデー孔29が形成され、図4に示
す如く、第1スライダー案内孔26に交差している。
尚、上記したアウタボデー21及びインナボデー24,
25により本発明のボデーが構成される。又、上記した
両インナボデー24,25を一体構造にしても良く、ア
ウタボデー21と両インナボデー24,25とを一体構
造にしても良い。
【0046】第1,第2,第3スライダー案内孔26,
27,28内には、スライダー30が移動自在に配設さ
れ、その上面301は作用角変更カム13に係合してい
る。
【0047】スライダー30は、下側インナボデー25
の底面との間に配設されたスプリング(第2スプリン
グ)31により作用角変更カム13側に付勢されてい
る。スプリング31の付勢力は弁スプリング20の付勢
力よりも小さくなるように設定されている。
【0048】スライダー30は、略円筒状を呈してお
り、前述したカム係合面301と、環状溝(可動部材案
内溝)302と、下側の第1突片303と、中央の第2
突片304と、上側に位置し且つその径が第1,第2突
片303,304の径よりも大きい第3突片305とか
ら構成されている。環状溝302は、スライダー30の
径方向に開口し、ボデー孔29と重合可能で且つボデー
孔29の軸方向幅と略同一の開口幅をもつ。第1突片3
03は第1スライダー案内孔26によりガイドされてい
ると共に、第3突片305は第3スライダー案内孔28
によりガイドされている。尚、スライダー30は耐摩耗
性材料(例えば浸炭材)から成る。
【0049】前述したボデー孔29内にはスライダー3
0の環状溝302の開口幅つまりボデー孔29の吸排気
弁軸方向幅と略同一の厚さをもつプレート32が摺動自
在に案内されている。このプレート32には吸排気弁1
4の軸方向に貫通する貫通孔33が形成され、この貫通
孔33の径はスライダー30の第1,第2突片303,
304の外径と略同一になっている。尚、プレート32
の左端面には、半円状の切欠部34が形成されている。
プレート32は、自身がスライダー30に形成された環
状溝302に進入する(即ちボデー孔29及び環状溝3
02にまたがる)第1位置(図1,図4の状態)から自
身が環状溝302から脱する第2位置(図5,図6の状
態)まで移動するようになっている。ここで、プレート
32が第1位置に存在するときには、図4に示す如く、
貫通孔33の軸心がスライダー30の軸心に対してずれ
ているため、スライダー30はインナボデー24,25
に対して相対移動不能になっている。一方、プレート3
2が第2位置に存在するときには、図6に示す如く、貫
通孔33の軸心がスライダー30の軸心と一致するた
め、スライダー30はインナボデー24,25に対して
相対移動可能となる。
【0050】尚、プレート32は耐摩耗性材料(例えば
浸炭材)から成る。
【0051】プレート32の左端とアウタボデー21と
の間には油圧室35が形成され、オイルパン36内の油
圧が油圧ポンプ37により電磁切替弁38、シリンダヘ
ッドに形成された油圧通路39、アウタボデー21に形
成された環状の溝40及び通路41を介して供給される
ようになっている。電磁切替弁38は、エンジン回転
数,エンジン負荷等のエンジンの運転状態が入力される
コントローラ(図示せず)に電気的に接続され、コント
ローラによりエンジンの運転状態に応じて図1の状態又
は図5の状態に切り替えられる。プレート32は油圧室
35に作用する油圧により図5,図6に示す第2位置か
ら図1,図4に示す第1位置まで移動可能となる。尚、
油圧室35内の油圧は通路41、溝40、油圧通路39
及び電磁切替弁38を介してオイルパン36に排出可能
である。
【0052】一方、プレート32の右端とアウタボデー
21との間にはスプリング室42が形成されている。こ
のスプリング室42内にはスプリング(第3スプリン
グ)43が配設され、プレート32を油圧に対抗する方
向即ち油圧室35の容積を減少させる方向に付勢してい
る。ここで、スプリング43の付勢力は油圧による力よ
りも小さくなるよう設定されており、油圧室35内に油
圧が作用していないときには、スプリング43の付勢力
によりプレート32は図5,図6に示す第2位置へ維持
される。尚、下側インナボデー25には、スプリング室
42に開口するように油抜き穴44が形成され、油圧室
35からスプリング室42内に進入する微量の油をリフ
タ1の外部に排出できるようになっている。
【0053】尚、油圧によりプレート32を第1位置か
ら第2位置に付勢すると共にスプリング43によりプレ
ート32を第2位置に付勢するようにしても良い。
【0054】上記の如く構成された第1実施例に係るエ
ンジンの動弁装置10の作動について説明する。
【0055】エンジンが始動されるとカムシャフト11
が回転し始め、その結果、両カム12,13が回転駆動
される。まず、吸排気弁14の開タイミングを通常より
も早く且つ吸排気弁14の閉タイミングを通常よりも遅
く設定したい場合には、コントローラにより電磁切替弁
40を図1の状態に切り替える。すると、油圧ポンプ3
7によりオイルパン36内の油圧が油圧通路39、溝4
0及び通路41を介して油圧室35に供給される。その
結果、プレート32がスプリング43の付勢力に抗して
第2位置から第1位置に向けて移動し、プレート32の
一部がスライダー30の環状溝302に進入し(即ちプ
レート32がボデー孔29及び環状溝302にまたが
り)、その結果、プレート32は環状溝302の底面に
より図1に示す如く第1位置にて停止する。これによ
り、スライダー30とプレート32つまりアウタボデー
21及びインナボデー24,25との間の相対移動が阻
止される。
【0056】この状態で、両カム12,13がベース円
121,131でリフタ1に接している状態から回転が
進むと、ベースカム12の第1突出部122がアウタボ
デー21に係合し始める前に、作用角変更カム13の膨
出部133がスライダー30に係合しはじめる。その結
果、膨出部133による押圧力がスライダー30からプ
レート32及び下側インナボデー25を介してバルブス
テム15に伝達され、吸排気弁14が弁座シート17か
ら離脱して膨出部133に基づくプロフィール分だけ開
放する。つまり、膨出部133がスライダー30に係合
している間は、図7の(イ)に示す如く、吸排気弁14
が膨出部133のプロフィールに基づき開放する。この
ように、ベースカム12の第1突出部122がアウタボ
デー21に係合し始める前に、作用角変更カム13の膨
出部133がスライダー30に係合し始めるので、ベー
スカム12のみを使用する場合(通常)に比べて吸排気
弁14の開タイミングを早い時期に設定できる。
【0057】両カム12,13の回転が更に進むと、膨
出部133とスライダー30との係合が解除される(即
ち作用角変更カム13が点Eにてスライダー30と係合
する)と共に、ベースカム12の第1突出部122がア
ウタボデー21と係合し始める(即ちベースカム12が
点Hにてアウタボデー21と係合する)。その結果、ベ
ースカム12による押圧力がアウタボデー21から上側
インナボデー24、プレート32及び下側インナボデー
25を介してバルブステム15に伝達され、吸排気弁1
4がベースカム12のプロフィールに基づき開放する。
つまり、図7の(ロ)に示す如く、吸排気弁14のリフ
トが、作用角変更カム13の膨出部133のプロフィー
ルに基づくものからベースカム12のプロフィールに基
づくものへと切り換わる。
【0058】ベースカム12がアウタボデー21と係合
している状態から更に両カム12,13の回転が進む
と、ベースカム12とアウタボデー21との係合が解除
される(即ちベースカム12が点Iにてアウタボデー2
1と係合する)と共に、作用角変更カム13のもう一方
の膨出部133がスライダー30に係合し始める(即ち
作用角変更カム13が点Fにてスライダー30と係合す
る)。その結果、膨出部133による押圧力がスライダ
ー30からプレート32及び下側インナボデー25を介
してバルブステム15に伝達され、膨出部133に基づ
くプロフィールに応じて閉塞する。つまり、膨出部13
3がスライダー30に係合している間は、図7の(ハ)
に示す如く、吸排気弁14が膨出部133のプロフィー
ルに基づき閉塞する。これにより、通常に比べて吸排気
弁14の閉タイミングを遅い時期に設定できる。
【0059】尚、上記の作動中に、アウタボデー21及
びスライダー30は回転することもあるが、ベースカム
12は常時ドーナツ状のアウタボデー21のカム係合面
21aに係合すると共に、作用角変更カム13は常時円
形状のスライダー30のカム係合面301に係合するこ
ととなり、そのときのカム面の係合領域の面積が常に一
定となり、作動上何ら問題ない。
【0060】次に、吸排気弁14の開タイミング及び閉
タイミングを通常に設定したい場合には、コントローラ
により電磁切替弁38を図5の状態に切り替える。する
と、油圧室35内の油圧が通路41、溝40及び油圧通
路39を介してオイルパン36に排出される。その結
果、スプリング42の付勢力によりプレート32が第1
位置から第2位置に向けて移動し、プレート32の一部
が環状溝302から脱し、プレート32は図5に示す如
くその貫通穴33の軸心がバルブステム15つまりスラ
イダー30の軸心と一致した第2位置で停止する。これ
により、スライダー32とプレート34つまりアウタボ
デー21及びインナボデー24,25との間の相対移動
が可能となる。
【0061】従って、両カム12,13がベース円12
1,131でリフタ1に接している状態から回転が進ん
で作用角変更カム13の膨出部133がスライダー30
に係合しても、膨出部133による押圧力はスライダー
30から下側インナボデー25を介してバルブステム1
5には伝達されず、ベースカム12の押圧力がアウタボ
デー21、上側インナボデー24、プレート32及び下
側インナボデー25を介してバルブステム15に伝達さ
れる。その結果、吸排気弁14がベースカム12のプロ
フィールに基づき開閉する。このように、膨出部133
から吸排気弁14へは力が伝達しないので、吸排気弁1
4の開閉タイミングを通常の時期に設定できる。
【0062】次に、図8及び図9を参照して第2実施例
に係るエンジンの動弁装置について説明する。
【0063】第2実施例に係るエンジンの動弁装置10
は、基本的には第1実施例のものと類似しているので、
第1実施例と異なる点のみを説明する。尚、図8におい
て、第1実施例と略同一構造のものは同一符号を記し
た。
【0064】図8に示す如く、低リフトカム12a及び
高リフトカム13aが採用され、低リフトカム12aに
はアウタボデー21が係合し、高リフトカム13aには
スライダー30aが係合している。ここで、スライダー
30aの第3突片305aの吸排気弁14軸方向幅は第
1,第2突片303,304の幅よりも大きくなってお
り、その上面即ちカム係合面301aはアウタボデー2
1の上面即ちカム係合面21aよりも高リフトカム側
(図示上方)に突出している。又、低リフトカム12a
の両側には2つの高リフトカム13a(図示せず)が隣
接して配置される。
【0065】低リフトカム12aは、第1ベース円12
1aと、第1ベース円121aからその径方向に突出す
る第1突出部122aとから構成されている。高リフト
カム13aは、第1ベース円121aと同一中心で且つ
第1ベース円121aの径よりも小さな径を有する第2
ベース円131aと、第1突出部122aの突出方向と
同方向に第2ベース円131aから突出する第2突出部
132aとから構成されている。ここで、高リフトカム
13aが低リフトカム12aよりも高リフトになるよう
に、第2突出部132aの先端とベース円中心との間の
長さは、第1突出部122aの先端とベース円中心との
間の長さよりも大きくなるよう設定されている。
【0066】上記の如く構成された第2実施例に係るエ
ンジンの動弁装置100の作動について簡単に説明す
る。
【0067】まず、油圧の作用によりプレート32が環
状溝302に進入した第1位置に存在するとき、スライ
ダー30aとプレート32とが係合するため、両カム1
2a,13aが回転するに伴い高リフトカム13aの押
圧力がスライダー30aからプレート32及び下側イン
ナボデー25を介してバルブステム15に伝達される。
その結果、高リフトカム13aの押圧力により吸排気弁
14が弁スプリング20の付勢力に抗して移動し、図9
の実線に示す如く、吸排気弁14が高リフトカム13a
のプロフィールに基づき開閉する。
【0068】次に、油圧を解除すると、スプリング43
の作用によりプレート32が環状溝302から脱する第
2位置に移動して、スライダー30とプレート32との
係合が解除される。すると、高リフトカム13aの押圧
力はスライダー30から下側インナボデー25を介して
バルブステム15には伝達されず、低リフトカム12a
の押圧力がアウタボデー21、上側インナボデー24、
プレート32及び下側インナボデー25を介してバルブ
ステム15に伝達される。その結果、低リフトカム12
の押圧力により吸排気弁14が弁スプリング15の付勢
力に抗して移動し、図9の点線に示す如く、吸排気弁1
4が低リフトカム12aのプロフィールに基づき開閉す
る。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明は、以下の如く効果を有
する。
【0070】スライダーに可動部材進入溝を形成し、そ
の溝に吸排気弁の軸方向とは直交する方向に移動する可
動部材を係合可能としたので、可動部材が可動部材進入
溝に進入する第1位置にあるときには、第2カムの力は
スライダーから可動部材及びボデーを介してステムへと
確実に伝達される。つまり、作動油室内の油圧を力の伝
達機構として用いていないことから、可動部材が前記第
1位置にあるときに、吸排気弁のストロークを第2カム
のプロフィールに基づくストロークに常に一致させるこ
とができる。尚、可動部材が第2位置にあるときにも、
吸排気弁のストロークを第1カムのプロフィールに基づ
くストロークに常に一致させることができることは言う
までもない。以上より、吸排気弁のストロークを常に最
適ストロークに維持することができる。
【0071】請求項2の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0072】第2カムの膨出部の形状を変えることによ
り吸排気弁の開タイミング又は閉タイミングを調整する
ことが可能である。
【0073】請求項3の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0074】膨出部を2つ設けたので、それら膨出部の
形状を変えることにより吸排気弁の開閉タイミングを調
整することができる。
【0075】請求項4の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0076】第1カムを低リフトカムとし、第2カムを
そのベース円径が第1カムのベース円径よりも小さい高
リフトカムとし、可動部材が可動部材案内溝に進入する
第1位置に存在するときには、常にスライダーをボデー
よりも第2カム側に突出させたので、吸排気弁のリフト
量を2段階に変化させることができる。
【0077】請求項5の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0078】可動部材を板状部材にしたので、可動部材
の厚さが薄くなることから、その分弁停止機構の軸長を
短縮することができる。
【0079】請求項6の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0080】可動部材案内溝を環状としたので、ボデー
とスライダーとが相対回転しても、板状部材が確実に可
動部材案内溝に進入できるようになる。更に、可動部材
案内溝の開口幅を板状部材の厚さと略同一にしたので、
板状部材の可動部材案内溝への進入時に板状部材ががた
つくのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るエンジンの動弁装置(油圧O
N時)の断面図である。
【図2】図1におけるカムの側面図である。
【図3】図1におけるリフタの平面図である。
【図4】図1におけるA−A断面図である。
【図5】第1実施例に係るエンジンの動弁装置(油圧O
FF時)の断面図である。
【図6】図5におけるB−B断面図である。
【図7】第1実施例に係るエンジンの動弁装置による作
動特性図(吸排気弁のリフト量のタイムチャート)であ
る。
【図8】第2実施例に係るエンジンの動弁装置(油圧O
N時)の断面図である。
【図9】第2実施例に係るエンジンの動弁装置による作
動特性図(吸排気弁のリフト量のタイムチャート)であ
る。
【符号の説明】
1,2 リフタ 10,100 エンジンの動弁装置 11 カムシャフト 12 ベースカム(第1カム) 121 第1ベース円 122 第1突出部 123 突出ライン 12a 低リフトカム(第1カム) 13 作用角変更カム(第2カム) 131 第2ベース円 132 第2突出部 133 膨出部 13a 高リフトカム(第2カム) 14 吸排気弁 15 バルブステム(ステム) 16 シリンダヘッド 16a シリンダ孔(孔) 20 弁スプリング(第1スプリング) 21 アウタボデー(ボデー) 24,25 インナボデー(ボデー) 29 ボデー孔 30,30a スライダー 301,301a スライダーのカム係合面 302 環状溝(可動部材案内溝) 31 スプリング(第2スプリング) 32 プレート(可動部材) 43 スプリング(第3スプリング)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの燃焼室に開口する吸気孔又は
    排気孔を開閉し、ステムに連結する吸排気弁と、 前記吸排気弁を閉塞させる方向に前記ステムを付勢する
    第1スプリングと、 カムシャフトの周りに支持され、互いにカムプロフィー
    ルの異なる第1カム及び第2カムと、 前記カムと前記ステムとの間に配設されたリフタとを有
    し、 前記リフタが、 エンジンのシリンダヘッド内に形成された孔内に前記吸
    排気弁の軸方向に摺動自在に配設され、前記第1カム及
    び前記ステムに当接するボデーと、 前記ボデー内に前記吸排気弁の軸方向に摺動自在に且つ
    前記ボデーに対して相対移動可能に配設され、前記第2
    カムに当接するスライダーと、 前記スライダーを前記第2カムに向けて付勢する第2ス
    プリングと、 前記ボデー内に形成され、前記ステムの軸心とは直交す
    る軸心を有するボデー孔と、 前記スライダーに前記ボデー孔と重合可能に形成された
    可動部材案内溝と、 前記ボデー孔内に摺動自在に配設され、一端に作用する
    油圧により前記可動部材案内溝に進入する第1位置及び
    前記可動部材案内溝から脱する第2位置の何れか一方の
    位置へ付勢される可動部材と、 前記可動部材を前記油圧と対抗する方向に付勢すると共
    に前記可動部材の一端に油圧が作用していないときに前
    記可動部材を第1及び第2位置の何れか他方の位置へ維
    持する第3スプリングとから構成されているエンジンの
    動弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1カムは、第
    1ベース円と、前記第1ベース円からその径方向に突出
    する第1突出部とを有し、 前記第2カムは、前記第1ベース円と同一中心で且つ同
    一径の第2ベース円と、前記第2ベース円と前記第1突
    出部の突出ラインとによる2つの接点から前記第1突出
    部の先端に向けて突出し且つそのライン上の各点と前記
    第2ベース円の中心の間の距離が前記第1ベース円の中
    心と前記第1突出部先端の間の距離よりも小さくされて
    なる第2突出部とを有し、 前記第2突出部が、前記両接点の内の少なくとも1点を
    始点として前記突出ラインよりも外方に膨出する少なく
    とも1つの膨出部を有しているエンジンの動弁装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記膨出部は2つ設
    けられ、その各々は前記両接点を始点とするものである
    エンジンの動弁装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第1カムは低リ
    フトカムであると共に、前記第2カムはそのベース円径
    が前記第1カムのベース円径よりも小さい高リフトカム
    であり、 前記可動部材が前記可動部材案内溝に進入する第1位置
    に存在するときには、常に前記スライダーは前記ボデー
    よりも前記第2カム側に突出しているエンジンの動弁装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3,4において、前記可
    動部材は板状部材であるエンジンの動弁装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4,5において、前
    記スライダーに形成された前記可動部材案内溝は、前記
    板状部材の厚さと略同一の開口幅をもつ環状溝であるエ
    ンジンの動弁装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206164A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft 自動車の内燃機関の弁の切り換え状態を制御および監視するための油圧式バルブコントロール装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206164A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft 自動車の内燃機関の弁の切り換え状態を制御および監視するための油圧式バルブコントロール装置および方法

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