JPH0894895A - キャリアのクランプ機構 - Google Patents

キャリアのクランプ機構

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JPH0894895A
JPH0894895A JP25417694A JP25417694A JPH0894895A JP H0894895 A JPH0894895 A JP H0894895A JP 25417694 A JP25417694 A JP 25417694A JP 25417694 A JP25417694 A JP 25417694A JP H0894895 A JPH0894895 A JP H0894895A
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Yuichi Aki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定ネジの締め付けトルクをレールとキャリ
アとの接触面に有効に作用させて、きわめて強固な保持
力を得ることができるクランプ構造を提供する。 【構成】 キャリア2に形成された溝状の凹所4内にレ
ール1を配置するとともに、キャリア2の一側に貫通し
て形成されているネジ孔6に螺合されて凹所4内に突出
されている固定ネジ3のねじりトルクをレール1の一側
に与え、このねじりトルクでレール1の他側にキャリア
2を圧接させて、キャリア2をレール1に固定するもの
であって、固定ネジ3とレール1との間に当て駒7を配
置し、固定ネジ3のねじりトルクを当て駒7を介してレ
ール1の一側に与えるとともに、その最終ネジ込み位置
でキャリア2の外側面に近接配置されて、レール1に対
するキャリア2の浮き上がりを抑えるための浮き上がり
防止部材7bを当て駒7と一体に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスクの原
盤を作成するための原盤露光装置において、その光学機
能素子等が取り付けられているキャリアを光学ベンチ上
で移動調整させ、その調整後の位置で固定するためのキ
ャリアのクランプ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの原盤を作成するための原盤
露光装置においては、その光学機能素子等が取り付けら
れているキャリアを光学ベンチのレール上で移動調整さ
せ、その調整後の位置でキャリアをレールに固定してク
ランプする構造が採られている。
【0003】図3は、従来におけるクランプ機構の一例
を示す概略縦断側面図である。図3において、符号1は
図示せぬ装置本体等に固定される光学ベンチ(以下「レ
ール1」と言う)、2はレール1上にスライド自在に取
り付けられたキャリア、3はレール1にキャリア2を固
定するための固定ネジであり、図示しないがキャリア2
上には光学機能素子等が一体移動可能に取り付けられ
る。
【0004】さらに詳述すると、レール1は装置本体に
固定されるベース部1aと、このベース部1aの一面よ
り突出された本体部1bとを一体に有している。また、
本体部1bの上下両側面には、先端側に進むに従って次
第に外側へ向かう傾斜面2a,2bをそれぞれ有してな
る断面略楔状をした係止用の翼部1c,1dが一体に形
成されており、さらに本体部1bの先端面は平面として
形成されている。
【0005】一方、キャリア2の一面側には、レール1
における本体部1aの翼部1c,1dが設けられている
側を受け入れるのに十分な大きさの凹所4が形成されて
いる。なお、この凹所4は両端が開口された溝状に形成
されており、また凹所4内には翼部1cと対応した位置
に、翼部1cが圧入係合される断面V字状をした係合溝
5が形成されている。加えて、本体部1aの翼部1dと
対応しているキャリア2の他側面にはネジ孔6が形成さ
れており、このネジ孔6に固定ネジ3のネジ部3aがネ
ジ込まれ、このネジ部3aの先端がレール1の傾斜面2
aに当接可能となっている。
【0006】そして、この構造ではレール1にキャリア
2を取り付ける場合、固定ネジ3のネジ部3aが取り付
けの邪魔とならない位置まで退避させておき、その後か
ら凹所4内に本体部1bを挿入させ、かつ翼部1cを係
合溝5内に係合させた状態にする。次いで、固定ネジ3
をねじ込んで行くと、ネジ部3aの先端がレール1の傾
斜面2aに当接される。また、さらに固定ネジ3をネジ
込んで行くとキャリア2がレール1に対して図3中の矢
印F方向の力を受け、翼部1cと係合溝5とを強く噛み
合わせて、レール1にキャリア2をクランプすることが
できる。図3は、このクランプ状態を示している。
【0007】しかしながら、この構造では、強い保持力
を得ようとして固定ネジ3を強くねじ込んで、大きなね
じりトルクを与えると、ネジ部3aの先端がレール1の
斜面2aに食い込んで傷を与えたり、またネジ部3aの
先端が傾斜面2a上を滑ってネジ孔6の部分にモーメン
ト荷重がかかり、図4に示すようにネジ孔6の部分を変
形あるいは破損してしまう問題がある。したがって、こ
の構造では、各部材に損傷を与えない範囲のねじりトル
クしか許容できないために保持力が弱く、また締め付け
トルクも小さいために簡単に緩んでしまうと言う問題点
があった。
【0008】そこで、この問題を解決する手段として、
図5に示すような構造が従来より提案されている。図5
において、図3と同一符号を付したものは図3と同一の
ものを示している。また、図5に示す構造は、図3に示
した従来構造に当て駒7を付加した構造となっている。
【0009】さらに詳述すると、当て駒7は、凹所4内
に配置されてレール1の傾斜面2aに当接される板状を
した第1の部材7aと、この第1の部材7aと対向して
設けられキャリア2の外面側に配置される板状をした第
2の部材7bと、第1の部材7aと第2の部材7bとの
間を連結している板状をした第3の部材7cとを一体に
有して、断面略コ字状に形成されている。また、第2の
部材7bには第1の部材7aに向かって固定ネジ3が緩
く貫通できる脱落防止用の孔8が形成されているととも
に、第1の部材7aの第2の部材7と対向している面に
は、固定ネジ3の先端が受け入れられて位置決めされる
穴9が孔8と対応して形成されている。加えて、第1の
部材7aのレール1の傾斜面2aと対向する面には、傾
斜面2aと密着当接可能な傾斜面10が形成されてい
る。
【0010】そして、この当て駒7は、凹所4内に第1
の部材7aを挿入させるとともに第2の部材7bをキャ
リア2の外側に配置し、かつキャリア2のネジ孔6に第
2の部材7bの脱落防止用の孔8を対応させ、さらに脱
落防止用の孔8を通して第2の部材7の外側から挿入さ
れた固定ネジ3をネジ孔6に螺合させることによって、
固定ネジ3を介してキャリア2に取り付けられる。
【0011】また、この当て駒7を用いた構造におい
て、レール1にキャリア2を取り付ける場合は、翼部1
cを係合溝5に係合させてキャリア2の凹所4内にレー
ル1を入れるのに邪魔とならない位置まで当て駒7を退
避させておくことが出来る状態に固定ネジ3を戻してお
く。そして、翼部1cを係合溝5に係合させて、キャリ
ア2の凹所4内にレール1が入れられた状態にキャリア
2が取り付けられたら、固定ネジ3をねじ込んで行く。
すると、この固定ネジ3がねじ込まれて行くのに伴っ
て、当て駒7も固定ネジ3に押されてレール1側に移動
され、第1の部材7aの傾斜面10がレール1の傾斜面
2aに当接される。また、さらに固定ネジ3をネジ込ん
で行くと、キャリア2がレール1及び当て駒7に対して
図5中の矢印F方向の力を受け、翼部1cと係合溝5と
を強く噛み合わせるとともに、第1の部材7aの傾斜面
10をレール1の傾斜面2aに強く圧接させて、レール
1にキャリア2をクランプすることができる。図5は、
このクランプ状態を示している。
【0012】この構造では、キャリア2を固定ネジ3で
固定する際に、レール1と固定ネジ3との間に配置され
た当て駒7によって、固定ネジ3の先端が直接レール1
に当たらないようにしていて、より面積の広い当て駒7
の接触面(傾斜面10)で推力を伝達し、レール面の接
触応力を緩和して傷等を与えにくくすることができると
ともに、より大きなねじりトルクを与えることができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した従来構造では、当て駒7の第1の部材7aと第2
の部材7bとの間が大きく離れていて、当て駒7を介し
て締め付けたときに、第2の部材7bとキャリア2との
間に大きな隙間xが形成されている。このため、より大
きなねじりトルクを与えると、図6に示すように、当て
駒7が固定ネジ3の推力により、レール1の傾斜面2a
を滑ってモーメントがかかり、ネジ孔6を変形してしま
う問題があった。また、さらに大きなねじりトルクを与
えると、当て駒7がベース部1aの裏面に接触し、キャ
リア2におけるネジ孔6の周辺部分を外側に変形させ
て、キャリア2の全体を外側へ浮き上がらせてしまう。
このため、キャリア2上に搭載されるレンズやミラー等
の光学機能素子の位置精度に狂いが生じてしまう問題点
があった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は固定ネジの締め付けトルクをレー
ルとキャリアとの接触面に有効に作用させて、きわめて
強固な保持力を得ることができる構造にしたキャリアの
クランプ機構を提供することにある。さらに、他の目的
は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にあ
っては、キャリアに形成された溝状の凹所内にレールを
配置するとともに、前記キャリアの一側に形成されてい
るネジ孔に螺合されて前記凹所内に突出されている固定
ネジのねじりトルクを前記レールの一側に与え、このね
じりトルクで前記レールの他側に前記キャリアを圧接さ
せて、前記キャリアを前記レールに固定するキャリアの
クランプ機構において、前記固定ネジと前記レールとの
間に当て駒を配置し、前記固定ネジのねじりトルクを前
記当て駒を介して前記レールの一側に与えるとともに、
その最終ネジ込み位置で前記キャリアの外側面に近接配
置されて、前記レールに対する前記キャリアの浮き上が
りを抑えるための浮き上がり防止部材を前記当て駒に設
けた構成とすることによって達成される。
【0016】
【作用】この構成によれば、当て駒の回転支点は、キャ
リアと浮き上がり防止部材とが隣接して配置されている
部分となるが、この部分ではキャリアと浮き上がり防止
部材との間が近接しているので、当て駒がレールと離れ
る方向に回転しようとした場合には、浮き上がり防止部
材がキャリアの外面に当接されて回転が抑えられる。し
たがって、固定ネジのねじりトルクは、概ね固定ネジの
軸方向にしか加わらないので、固定ネジの締め付けトル
クによる保持力が、レールとキャリアの全ての接触面に
有効に伝達されて、きわめて強固な保持が可能となる。
また、ネジ機構本来の強度限界までネジ部周辺が有害な
変形や損傷を受けることがないので、最大限の締め付け
トルクを付与することができ、さらに強固な保持が可能
となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例として示すク
ランプ機構の概略縦断側面図である。この実施例は図3
乃至図6に示した従来構造の場合と同様に、光ディスク
の原盤を作成するための原盤露光装置において、その光
学機能素子等が取り付けられるキャリアをレールに取り
付ける場合を一例としている。また、図1において図3
乃至図6と同一符号を付したものは図3乃至図6と同一
のものを示している。
【0018】そして、この構造では、大きくは図示せぬ
装置本体等に固定される光学ベンチ1(以下「レール
1」と言う)と、このレール1上にスライド自在に取り
付けられたキャリア2と、レール1にキャリア2を固定
するための固定ネジ3と、この固定ネジ3とレール1と
の間に介装された当て駒7とで構成されており、また図
示しないがキャリア2上には光学機能素子等が一体移動
可能に取り付けられる。
【0019】さらに詳述すると、レール1は装置本体に
固定されるベース部1aと、このベース部1aの一面よ
り突出された本体部1bとを一体に有している。また、
本体部1bの上下両側面には、先端側に進むに従って次
第に外側へ向かう傾斜面2a,2bをそれぞれ有してな
る断面略楔状をした係止用の翼部1c,1dが一体に形
成されており、さらに本体部1bの先端面は平面として
形成されている。
【0020】一方、キャリア2の一面側には、レール1
における本体部1aの翼部1c,1dが設けられている
側を受け入れるのに十分な大きさの凹所4が形成されて
いる。なお、この凹所4は両端が開口された溝状に形成
されており、また凹所4内には翼部1cと対応した位置
に、翼部1cが圧入係合される断面V字状をした係合溝
5が形成されている。加えて、本体部1aの翼部1dと
対応しているキャリア2の他側面にはネジ孔6が形成さ
れており、このネジ孔6に固定ネジ3のネジ部3aがネ
ジ込まれ、このネジ部3aの先端がレール1の傾斜面2
aに当接可能となっている。
【0021】当て駒7は、凹所4内に配置されてレール
1の傾斜面2aに当接される板状をした第1の部材7a
と、この第1の部材7aと対向して設けられキャリア2
の外面側に配置される板状をした浮き上がり防止部材と
しての第2の部材7bと、第1の部材7aと第2の部材
7bとの間を連結している板状をした第3の部材7cと
を一体に有して、断面略コ字状に形成されている。ま
た、第2の部材7bには第1の部材7aに向かって固定
ネジ3が緩く貫通できる脱落防止用の孔8が形成されて
いるとともに、第1の部材7aの第2の部材7と対向し
ている面には、固定ネジ3の先端が受け入れられて位置
決めされる穴9が孔8と対応して形成されている。加え
て、第1の部材7aのレール1の傾斜面2aと対向する
面には、傾斜面2aと密着当接可能な傾斜面10が形成
されている。
【0022】そして、この当て駒7は、凹所4内に第1
の部材7aを挿入させるとともに第2の部材7bをキャ
リア2の外側に配置し、かつキャリア2のネジ孔6に第
2の部材7bの脱落防止用の孔8を対応させ、さらに脱
落防止用の孔8を通して第2の部材7の外側から挿入さ
れた固定ネジ3をネジ孔6に螺合させることによって、
固定ネジ3を介してキャリア2に取り付けられる。
【0023】また、この構造において、レール1にキャ
リア2を取り付ける場合は、翼部1cを係合溝5に係合
させて、キャリア2の凹所4内にレール1を入れるのに
邪魔とならない位置まで当て駒7を退避させておくこと
が出来るように、固定ネジ3を戻しておく。そして、翼
部1cを係合溝5に係合させて、キャリア2の凹所4内
にレール1が入れられた状態にキャリア2が取り付けら
れたら、固定ネジ3をねじ込んで行く。すると、この固
定ネジ3がねじ込まれて行くのに伴って、当て駒7も固
定ネジ3に押されてレール1側に移動され、第1の部材
7aの傾斜面10がレール1の傾斜面2aに当接され
る。また、さらに固定ネジ3をネジ込んで行くと、キャ
リア2がレール1及び当て駒7に対して図1中の矢印F
方向の力を受け、翼部1cと係合溝5とを強く噛み合わ
せるとともに、第1の部材7aの傾斜面10をレール1
の傾斜面2aに強く圧接させて、レール1にキャリア2
をクランプすることができ、この状態では空き上がり防
止部材としての第2の部材7bとキャリア2との間が極
めて接近した状態となる。図1は、このクランプ状態を
示している。なお、第2の部材7bとキャリア2との間
の隙間sは、組立時における各部材の寸法公差を加味し
て設けられ、理想的には零に極めて近い状態に設定され
る。ここで、完全に零として場合には、締結力が低下す
ることになるので、多少の隙間sは必要である。
【0024】そして、さらに強い保持力を得ようとし
て、さらに大きなねじりトルクを固定ネジ3に与える
と、図2に示すように、当て駒7が固定ネジ3の推力に
より、レール1の傾斜面2aを滑るためモーメント荷重
がかかり、ネジ孔6のガタ、または弾性変形の範囲内
で、固定ネジ3が若干傾きながら前進するが、当て駒7
の脱落防止用の孔8を有する第2の部材7bがキャリッ
ジ2の外面に接触して隙間sがなくなり、当て駒7の回
転が抑えられて、この当て駒7がレール1の傾斜面2a
を滑ることを規制する。このため、固定ネジ3のねじ推
力は、レール1の傾斜面2aを滑る方向の力とレール1
の傾斜面2aと当て駒7のレール接触面(傾斜面10)
とが当接された面の垂直方向の接触力として作用する回
転力とに分散されてほぼ釣り合い、ネジ孔6の部分には
概ね軸方向にだけしか力が加わらないため、キャリッジ
2等に不要な変形を起こさせることがない。
【0025】したがって、本実施例の構造によれば、固
定ネジ3のねじりトルクは、概ね固定ネジ3の軸方向に
しか加わらないので、固定ネジ3の締め付けトルクによ
る保持力が、レール1とキャリア2の全ての接触面に有
効に伝達され、きわめて強固な保持が可能となる。ま
た、ネジ機構本来の強度限界までネジ部周辺が有害な変
形や損傷を受けることがないので、最大限の締め付けト
ルクを付与することができ、さらに強固な保持が可能と
なり、外力、または外部振動等によって簡単に緩んでし
まうこともなく、長期間安定した強い締結力による保持
性能を発揮する。これにより、各光学素子の位置精度が
向上し、光学系の品質を安定させることができる。さら
に、この精度向上を、単純で、かつ簡単な機構構成と、
容易な加工及び組立だけで実現できるので、極めて安価
で高精度なクランプ機構が得られる。加えて、キャリア
2を固定ネジ3で固定する際に、レール1と固定ネジ3
との間に配置された当て駒7により、固定ネジ3の先端
が直接レール1に当たらないようにしていて、より面積
の広い当て駒7の接触面(傾斜面10)で推力を伝達
し、レール面の接触応力を緩和しているので、傷等を与
えにくく、より大きなねじりトルクを与えて保持するこ
とができる。
【0026】なお、上記実施例では、光ディスクの原盤
を作成するための原盤露光装置に適用した場合について
説明したが、この原盤露光装置に限ることなく、分光器
や、干渉計、レーザー発振器、その他の光学系を有する
測定装置、露光装置、実験装置においても同様にして適
用できるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るキャ
リアのクランプ機構によれば、当て駒の回転支点は、キ
ャリアと浮き上がり防止部材とが隣接して配置されてい
る部分となるが、この部分ではキャリアと浮き上がり防
止部材との間が近接しているので、当て駒がレールと離
れる方向に回転しようとした場合には、浮き上がり防止
部材がキャリアの外面に当接されて回転が抑えられる。
したがって、固定ネジのねじりトルクは、概ね固定ネジ
の軸方向にしか加わらないので、固定ネジの締め付けト
ルクによる保持力が、レールとキャリアの全ての接触面
に有効に伝達されて、きわめて強固な保持が可能とな
る。また、ネジ機構本来の強度限界までネジ部周辺が有
害な変形や損傷を受けることがないので、最大限の締め
付けトルクを付与することができ、さらに強固な保持が
可能となる等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示すクランプ機構の概
略縦断側面図である。
【図2】クランプ力を強固に効かした状態で示す本発明
の一実施例として示すクランプ機構の概略縦断側面図で
ある。
【図3】従来機構の一例を示す概略縦断側面図である。
【図4】図4に示した従来機構の問題点を説明するため
の概略縦断側面図である。
【図5】従来機構の他の例を示す概略縦断側面図であ
る。
【図6】図5に示した従来機構の問題点を説明するため
の概略縦断側面図である。
【符号の説明】
1 レール 2 キャリア 2a 傾斜面 2b 傾斜面 3 固定ネジ 4 凹所 5 係合溝 6 ネジ孔 7 当て駒 7a 第1の部材 7b 第2の部材(浮き上がり防止用部材) 7c 第3の部材 8 貫通孔(脱落防止用孔) 9 位置決め用穴 10 傾斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアに形成された溝状の凹所内にレ
    ールを配置するとともに、前記キャリアの一側に貫通し
    て形成されているネジ孔に螺合されて前記凹所内に突出
    されている固定ネジのねじりトルクを前記レールの一側
    に与え、このねじりトルクで前記レールの他側に前記キ
    ャリアを圧接させて、前記キャリアを前記レールに固定
    するキャリアのクランプ機構において、 前記固定ネジと前記レールとの間に当て駒を配置し、前
    記固定ネジのねじりトルクを前記当て駒を介して前記レ
    ールの一側に与えるとともに、その最終ネジ込み位置で
    前記キャリアの外側面に近接配置されて、前記レールに
    対する前記キャリアの浮き上がりを抑えるための浮き上
    がり防止部材を前記当て駒に設けたことを特徴とするキ
    ャリアのクランプ機構。
  2. 【請求項2】 前記固定ネジは、前記当て駒の浮き上が
    り防止部材を貫通して、前記当て駒の脱落を防止した状
    態で取り付けられている請求項1に記載のキャリアのク
    ランプ機構。
  3. 【請求項3】 前記レールと前記当て駒との当接面は、
    互いに当接されたときに、前記レールと前記キャリアの
    間に互いに圧接し合う方向の力が作用する傾斜面として
    形成されている請求項1または2に記載のキャリアのク
    ランプ機構。
  4. 【請求項4】 前記レールの一側と前記キャリアの一側
    とは、翼部と係合溝とで係合されている請求項1または
    3に記載のキャリアのクランプ機構。
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