JPH0895449A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents
画像形成装置のクリーニング装置Info
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- JPH0895449A JPH0895449A JP22789794A JP22789794A JPH0895449A JP H0895449 A JPH0895449 A JP H0895449A JP 22789794 A JP22789794 A JP 22789794A JP 22789794 A JP22789794 A JP 22789794A JP H0895449 A JPH0895449 A JP H0895449A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】刃先角の小さいクリーニングブレードを用い
て、このクリーニングブレードのエッジを像担持体に圧
接したときの接触部におけるすくい角を小さくした場合
に、トナーがエッジのすくい面に大量に乗り上げるのを
防止するクリーニング装置を提供する。 【構成】クリーニング装置13は、弾性体からなるクリ
ーニングブレード16を有しており、クリーニングブレ
ード16のエッジ17を感光体ドラム1の表面に圧接さ
せ、ここに付着したトナー2を除去する。エッジ17の
刃先角θを小さくし、エッジ17を感光体ドラム1に圧
接したときの接触部における感光体ドラム1の回転方向
側の表面と、エッジ17の感光体ドラム1が回転して来
る方向を向く面とのなす角(すくい角)αを、60°未
満とする。また、すくい角αをトナーが水平面上に堆積
されたときにトナーの山の裾がなす角度(安息角)βよ
りも大きくする。
て、このクリーニングブレードのエッジを像担持体に圧
接したときの接触部におけるすくい角を小さくした場合
に、トナーがエッジのすくい面に大量に乗り上げるのを
防止するクリーニング装置を提供する。 【構成】クリーニング装置13は、弾性体からなるクリ
ーニングブレード16を有しており、クリーニングブレ
ード16のエッジ17を感光体ドラム1の表面に圧接さ
せ、ここに付着したトナー2を除去する。エッジ17の
刃先角θを小さくし、エッジ17を感光体ドラム1に圧
接したときの接触部における感光体ドラム1の回転方向
側の表面と、エッジ17の感光体ドラム1が回転して来
る方向を向く面とのなす角(すくい角)αを、60°未
満とする。また、すくい角αをトナーが水平面上に堆積
されたときにトナーの山の裾がなす角度(安息角)βよ
りも大きくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電複写機、プリン
ターなどの電子写真方式を利用した画像形成装置のクリ
ーニング装置に関する。
ターなどの電子写真方式を利用した画像形成装置のクリ
ーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式での画像形成は、
像担持体である感光体ドラムを帯電させ、露光すること
によって感光体ドラムにトナーを現像し、このトナーを
用紙に転写するようになっている。転写工程が終了する
と、感光体ドラムはクリーニングおよび除電され、その
一方でトナーが用紙に定着される。この一連の工程中、
クリーニングにおいては、装置の構成が簡素でありコス
トが低く済むことから、クリーニングブレードを回転中
の感光体ドラムに圧接させてトナーを落とすブレードク
リーニング方式が広く採用されている。この種のクリー
ニングブレードは、ポリウレタン等の適宜な弾性体から
通常長方形板状に形成されており、感光ドラムの画像形
成領域の全幅にわたって接触するようになされている。
像担持体である感光体ドラムを帯電させ、露光すること
によって感光体ドラムにトナーを現像し、このトナーを
用紙に転写するようになっている。転写工程が終了する
と、感光体ドラムはクリーニングおよび除電され、その
一方でトナーが用紙に定着される。この一連の工程中、
クリーニングにおいては、装置の構成が簡素でありコス
トが低く済むことから、クリーニングブレードを回転中
の感光体ドラムに圧接させてトナーを落とすブレードク
リーニング方式が広く採用されている。この種のクリー
ニングブレードは、ポリウレタン等の適宜な弾性体から
通常長方形板状に形成されており、感光ドラムの画像形
成領域の全幅にわたって接触するようになされている。
【0003】図8は、クリーニングブレードを用いたク
リーニング装置の従来より典型的な使用の態様を示す。
同図において、符号1は感光体ドラムを示し、この感光
体ドラム1は矢印方向に回転されている。感光体ドラム
1の表面は部分的に帯電されて、その帯電された部分に
は露光によってトナー2が付着される。感光体ドラム1
の回転に伴って、トナー2が図示しない用紙に転写され
た後、残留したトナー2は、クリーニング装置3に到達
する。クリーニング装置3においては、剛体である支持
部4aに剛的な取付金具4cが固定され、取付金具4c
にクリーニングブレード6が固定されている。残留した
トナー2は、このクリーニングブレード6のエッジ7に
よってせき止められて、感光体ドラム1の表面からかき
落とされる。このようなクリーニング装置は、例えば特
開昭62−75576号公報あるいは特開平4−172
486号公報に開示されている。
リーニング装置の従来より典型的な使用の態様を示す。
同図において、符号1は感光体ドラムを示し、この感光
体ドラム1は矢印方向に回転されている。感光体ドラム
1の表面は部分的に帯電されて、その帯電された部分に
は露光によってトナー2が付着される。感光体ドラム1
の回転に伴って、トナー2が図示しない用紙に転写され
た後、残留したトナー2は、クリーニング装置3に到達
する。クリーニング装置3においては、剛体である支持
部4aに剛的な取付金具4cが固定され、取付金具4c
にクリーニングブレード6が固定されている。残留した
トナー2は、このクリーニングブレード6のエッジ7に
よってせき止められて、感光体ドラム1の表面からかき
落とされる。このようなクリーニング装置は、例えば特
開昭62−75576号公報あるいは特開平4−172
486号公報に開示されている。
【0004】しかしながら、上記のようなクリーニング
装置3においては、感光体1が回転して来る側でのクリ
ーニングブレード6のエッジ7と感光体1の表面とのな
す角Φが鋭角になっているために、エッジ7の表面と感
光体1の表面の間にトナーが堆積する。このようにトナ
ーが堆積した場合、クリーニングブレード6に与えられ
ている圧接力やエッジ7と感光体1の表面との接触状態
によっては、トナー2がエッジ7と感光体1の表面との
間に侵入し、ここで押し付けられて感光体1の表面に被
膜を形成するいわゆるフィルミングを引き起こすことが
ある。また、エッジ7と感光体1の表面の間をトナー2
が押し潰されずに通過して、感光体1の表面に付着した
まま搬送されて行き、確実なクリーニングができないこ
ともある。このようなフィルミングやクリーニングの不
良は、いずれも形成される画像の劣化の原因となる。
装置3においては、感光体1が回転して来る側でのクリ
ーニングブレード6のエッジ7と感光体1の表面とのな
す角Φが鋭角になっているために、エッジ7の表面と感
光体1の表面の間にトナーが堆積する。このようにトナ
ーが堆積した場合、クリーニングブレード6に与えられ
ている圧接力やエッジ7と感光体1の表面との接触状態
によっては、トナー2がエッジ7と感光体1の表面との
間に侵入し、ここで押し付けられて感光体1の表面に被
膜を形成するいわゆるフィルミングを引き起こすことが
ある。また、エッジ7と感光体1の表面の間をトナー2
が押し潰されずに通過して、感光体1の表面に付着した
まま搬送されて行き、確実なクリーニングができないこ
ともある。このようなフィルミングやクリーニングの不
良は、いずれも形成される画像の劣化の原因となる。
【0005】また、近年では、結着剤、着色剤、離型
剤、外添剤等を含んだ芯材を外殻に封入したカプセルト
ナーが提案されている。このカプセルトナーは、外側の
カプセルを加圧して潰すことにより、内部の芯材がこの
圧力によって用紙に定着するようになっている。このた
め、従来のように定着時に加熱する必要がなく、省力化
の点で優れている。このようなカプセルトナーは、一般
的に弱い圧力でも押し潰されやすく、もし感光体1の上
に残留したまま、クリーニング装置3まで搬送されて来
ると、上記のようなクリーニングブレード6によって、
簡単に外殻が破壊されて、感光体ドラム1の表面へ芯材
が固着してしまう不具合がある。
剤、外添剤等を含んだ芯材を外殻に封入したカプセルト
ナーが提案されている。このカプセルトナーは、外側の
カプセルを加圧して潰すことにより、内部の芯材がこの
圧力によって用紙に定着するようになっている。このた
め、従来のように定着時に加熱する必要がなく、省力化
の点で優れている。このようなカプセルトナーは、一般
的に弱い圧力でも押し潰されやすく、もし感光体1の上
に残留したまま、クリーニング装置3まで搬送されて来
ると、上記のようなクリーニングブレード6によって、
簡単に外殻が破壊されて、感光体ドラム1の表面へ芯材
が固着してしまう不具合がある。
【0006】このような現象を避けるため、例えば実開
昭62−58472号公報や特開平2−216178号
公報には、図9に示すように、角度Φを90゜以上とす
るクリーニング装置が提案されている。これらの装置に
よれば、感光体1の表面に付着して搬送されて、エッジ
7と感光体1との接触部に達したトナー2は、エッジ7
のすくい面7a(感光体1の回転して来る方向の面)に
掻き上げられ、すくい面7aに沿って移動するので上記
接触部から速やかに離脱し、トナー2の堆積が防止され
る。これらの公報のうち実開昭62−58472号公報
では、クリーニングブレード6のエッジ7をなす角θ
(以下「刃先角」と称する)が約70゜になされ、特開
平2−216178号公報では刃先角θが85゜ないし
90゜になされている。
昭62−58472号公報や特開平2−216178号
公報には、図9に示すように、角度Φを90゜以上とす
るクリーニング装置が提案されている。これらの装置に
よれば、感光体1の表面に付着して搬送されて、エッジ
7と感光体1との接触部に達したトナー2は、エッジ7
のすくい面7a(感光体1の回転して来る方向の面)に
掻き上げられ、すくい面7aに沿って移動するので上記
接触部から速やかに離脱し、トナー2の堆積が防止され
る。これらの公報のうち実開昭62−58472号公報
では、クリーニングブレード6のエッジ7をなす角θ
(以下「刃先角」と称する)が約70゜になされ、特開
平2−216178号公報では刃先角θが85゜ないし
90゜になされている。
【0007】ところで、現在まで実用化されているクリ
ーニングブレード6の刃先角θは、最小でも実開昭62
−58472号公報に開示されているように70゜であ
る。その理由は、刃先角θが小さければ、エッジ7の薄
肉の部分が長くなり、トナー2を除去する際の反力でク
リーニングブレード6が浮き上がって、トナー2を除去
できなくなるおそれがあるためである。また、刃先角θ
が小さいと、十分な圧接力でエッジ7を感光体ドラム1
に接触させることができず、トナー2がエッジ7と感光
体ドラム1との間を通過して、やはりフィルミングを起
こしたり、確実なクリーニングが行えなかったりするた
めでもある。
ーニングブレード6の刃先角θは、最小でも実開昭62
−58472号公報に開示されているように70゜であ
る。その理由は、刃先角θが小さければ、エッジ7の薄
肉の部分が長くなり、トナー2を除去する際の反力でク
リーニングブレード6が浮き上がって、トナー2を除去
できなくなるおそれがあるためである。また、刃先角θ
が小さいと、十分な圧接力でエッジ7を感光体ドラム1
に接触させることができず、トナー2がエッジ7と感光
体ドラム1との間を通過して、やはりフィルミングを起
こしたり、確実なクリーニングが行えなかったりするた
めでもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、理論上
では、刃先角θが小さいクリーニングブレード6のエッ
ジ7を感光体1に接触させて、エッジ7のすくい面7a
を感光体1の表面とできるだけ平行にすればする程、す
なわち角度Φの補角(以下、「すくい角」と称する)α
を小さくすればする程、エッジ7によって感光体1上の
トナー2がよりエッジ7にすくい上げられるようになり
好ましい。また、例えばカプセルトナーを使用する場合
には、すくい角αが60゜未満であると、カプセルを破
壊することなくトナーをクリーニングすることができ
る。ここで問題となるのは、上記のようにクリーニング
ブレード6が浮き上がったり、十分な圧接力が与えられ
なかったりすることであるが、これらの問題についても
クリーニングブレード6として剛性の大きな材料を選択
したり、クリーニングブレード6の支持の仕方を工夫し
たりすることにより解決することが考えられる。
では、刃先角θが小さいクリーニングブレード6のエッ
ジ7を感光体1に接触させて、エッジ7のすくい面7a
を感光体1の表面とできるだけ平行にすればする程、す
なわち角度Φの補角(以下、「すくい角」と称する)α
を小さくすればする程、エッジ7によって感光体1上の
トナー2がよりエッジ7にすくい上げられるようになり
好ましい。また、例えばカプセルトナーを使用する場合
には、すくい角αが60゜未満であると、カプセルを破
壊することなくトナーをクリーニングすることができ
る。ここで問題となるのは、上記のようにクリーニング
ブレード6が浮き上がったり、十分な圧接力が与えられ
なかったりすることであるが、これらの問題についても
クリーニングブレード6として剛性の大きな材料を選択
したり、クリーニングブレード6の支持の仕方を工夫し
たりすることにより解決することが考えられる。
【0009】ところが、すくい角αがあまりにも小さく
なると、エッジ7のすくい面7a上に大量のトナー2が
乗り上げて、このために徐々にトナー2がエッジ7と感
光体ドラム1の接触部に堆積してゆき、ついには先行し
たトナー2にエッジ7のすくい面7aが覆い隠されて、
後続のトナー2が全く除去されなくなってしまう。そう
なると、エッジ7と感光体1の接触部に堆積するトナー
2の総重量が大きくなって、これに押圧されたトナー2
がエッジ7と感光体ドラム1の間を通過しやすくなり、
やはりフィルミングやクリーニング不良を引き起こすお
それがある。
なると、エッジ7のすくい面7a上に大量のトナー2が
乗り上げて、このために徐々にトナー2がエッジ7と感
光体ドラム1の接触部に堆積してゆき、ついには先行し
たトナー2にエッジ7のすくい面7aが覆い隠されて、
後続のトナー2が全く除去されなくなってしまう。そう
なると、エッジ7と感光体1の接触部に堆積するトナー
2の総重量が大きくなって、これに押圧されたトナー2
がエッジ7と感光体ドラム1の間を通過しやすくなり、
やはりフィルミングやクリーニング不良を引き起こすお
それがある。
【0010】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたものであり、刃先角の小さいクリーニン
グブレードを用いて、このクリーニングブレードのエッ
ジを像担持体に圧接したときの接触部におけるすくい角
を小さくした場合において、トナーがエッジのすくい面
に大量に乗り上げるのを防止する画像形成装置のクリー
ニング装置を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、刃先角の小さいクリーニン
グブレードを用いて、このクリーニングブレードのエッ
ジを像担持体に圧接したときの接触部におけるすくい角
を小さくした場合において、トナーがエッジのすくい面
に大量に乗り上げるのを防止する画像形成装置のクリー
ニング装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る画像形成装置のクリーニング装置
は、回転する像弾性体の表面に圧接させられて、この表
面に付着したトナーを除去するエッジが設けられたクリ
ーニングブレードを備える画像形成装置のクリーニング
装置において、上記エッジを上記像担持体に圧接したと
きの接触部における上記像担持体の回転方向側の表面
と、上記エッジの上記像担持体の回転して来る方向を向
く面とのなす角を、60゜未満、かつトナーが水平面上
に堆積されたときにトナーの山の裾がなす角度よりも大
きくなるようにしたものである。
め、この発明に係る画像形成装置のクリーニング装置
は、回転する像弾性体の表面に圧接させられて、この表
面に付着したトナーを除去するエッジが設けられたクリ
ーニングブレードを備える画像形成装置のクリーニング
装置において、上記エッジを上記像担持体に圧接したと
きの接触部における上記像担持体の回転方向側の表面
と、上記エッジの上記像担持体の回転して来る方向を向
く面とのなす角を、60゜未満、かつトナーが水平面上
に堆積されたときにトナーの山の裾がなす角度よりも大
きくなるようにしたものである。
【0012】
【作用】上記構成の画像形成装置のクリーニング装置に
よれば、クリーニングブレードのエッジを像担持体に圧
接したときの接触部における像担持体の回転方向側の表
面と、エッジの像担持体の回転して来る方向を向く面と
のなす角、すなわちすくい角αを、60゜未満としてい
るので、従来のすくい角の大きいクリーニングブレード
を使用する場合に比べて、エッジによって像担持体上の
トナーをより多くすくい上げることによって、像担持体
からトナーをより多く掻き取ることができる。
よれば、クリーニングブレードのエッジを像担持体に圧
接したときの接触部における像担持体の回転方向側の表
面と、エッジの像担持体の回転して来る方向を向く面と
のなす角、すなわちすくい角αを、60゜未満としてい
るので、従来のすくい角の大きいクリーニングブレード
を使用する場合に比べて、エッジによって像担持体上の
トナーをより多くすくい上げることによって、像担持体
からトナーをより多く掻き取ることができる。
【0013】また、このクリーニング装置においては、
トナーを水平面上に堆積したときにトナーの裾がなす角
度(以下、「安息角」と称する)よりも、クリーニング
ブレードのすくい角αを大きくなるようにしている。ト
ナーは材質や表面の状態により摩擦係数が決まり、トナ
ーを水平面上に山盛りにしたときには、その山の大きさ
にかかわりなく、安息角はトナーの摩擦係数や粒子径に
よって決まる一定値になる。そして、その山の斜面に新
たにトナー粒子を載せても、重力によってそのトナー粒
子が斜面に沿って転落し、裾の角度が一定値に再現され
る。
トナーを水平面上に堆積したときにトナーの裾がなす角
度(以下、「安息角」と称する)よりも、クリーニング
ブレードのすくい角αを大きくなるようにしている。ト
ナーは材質や表面の状態により摩擦係数が決まり、トナ
ーを水平面上に山盛りにしたときには、その山の大きさ
にかかわりなく、安息角はトナーの摩擦係数や粒子径に
よって決まる一定値になる。そして、その山の斜面に新
たにトナー粒子を載せても、重力によってそのトナー粒
子が斜面に沿って転落し、裾の角度が一定値に再現され
る。
【0014】トナーがクリーニングブレードによって剥
離される直前は、トナーは像担持体に付着しており、そ
の付着力は像担持体の遠心力より大きい。そして、クリ
ーニングブレードにおいてトナーは強制的に剥離される
ようになっている。したがって、トナーをクリーニング
ブレードにより強制的に剥離した直後の短期間には、ト
ナーには、上記の付着力と遠心力の差の分だけ像担持体
の表面に向かう向心力が働く。上記の安息角は、トナー
を重力が働いている水平面上に山盛りにしたときの山の
裾の角度であるが、このように像担持体から剥離したト
ナーにも、あたかも重力のように像担持体の表面に向か
う向心力が作用する。このため、短期間ながら水平面に
トナーを山盛りにしたのと同様の条件になり、像担持体
の表面に対して、安息角以上の角度の裾を持つトナーの
山はできないことになる。したがって、安息角よりもす
くい角αを大きくすることにより、トナーがエッジのす
くい面に沿って滑り落ちるようになって、トナーが大量
にエッジのすくい面に乗り上げないことになる。
離される直前は、トナーは像担持体に付着しており、そ
の付着力は像担持体の遠心力より大きい。そして、クリ
ーニングブレードにおいてトナーは強制的に剥離される
ようになっている。したがって、トナーをクリーニング
ブレードにより強制的に剥離した直後の短期間には、ト
ナーには、上記の付着力と遠心力の差の分だけ像担持体
の表面に向かう向心力が働く。上記の安息角は、トナー
を重力が働いている水平面上に山盛りにしたときの山の
裾の角度であるが、このように像担持体から剥離したト
ナーにも、あたかも重力のように像担持体の表面に向か
う向心力が作用する。このため、短期間ながら水平面に
トナーを山盛りにしたのと同様の条件になり、像担持体
の表面に対して、安息角以上の角度の裾を持つトナーの
山はできないことになる。したがって、安息角よりもす
くい角αを大きくすることにより、トナーがエッジのす
くい面に沿って滑り落ちるようになって、トナーが大量
にエッジのすくい面に乗り上げないことになる。
【0015】すなわち、この発明では、すくい角αを6
0゜未満にしたことにより、エッジによって像担持体上
のトナーをより多くすくい上げることによって、像担持
体からトナーをより多く掻き取ることができ、カプセル
トナーを使用する場合のカプセルの破壊を防止する一
方、すくい角αを上記の裾の角度よりも大きくすること
により、大量のトナーがエッジのすくい面に堆積するこ
とを防止できる。これによって、像担持体の表面をさら
に確実にクリーニングすることが可能である。このよう
にエッジによって、像担持体から掻き取られたトナー
は、適宜な手段によって、像担持体とエッジとの接触部
から速やかに排除される。
0゜未満にしたことにより、エッジによって像担持体上
のトナーをより多くすくい上げることによって、像担持
体からトナーをより多く掻き取ることができ、カプセル
トナーを使用する場合のカプセルの破壊を防止する一
方、すくい角αを上記の裾の角度よりも大きくすること
により、大量のトナーがエッジのすくい面に堆積するこ
とを防止できる。これによって、像担持体の表面をさら
に確実にクリーニングすることが可能である。このよう
にエッジによって、像担持体から掻き取られたトナー
は、適宜な手段によって、像担持体とエッジとの接触部
から速やかに排除される。
【0016】
【実施例】 (1) 実施例の構成 以下、この発明に係る実施例について図面を参照しなが
ら詳細に説明する。まず、図1は、この発明による第1
実施例のクリーニング装置13の使用態様を示す側面図
である。このクリーニング装置13においては、剛体の
支持部14aにネジ14bにより取り付けられた剛的な
取付金具14cに、板状バネ15が固定されている。こ
の板状バネ15には、クリーニングブレード16の感光
体ドラム(像担持体)1とは反対側の面が接着されて、
この板状バネ15でクリーニングブレード16が支持さ
れている。板状バネ15の素材としては、例えばSUS
鋼板、リン青銅板、その他バネ特性を有する金属材料が
好ましく、クリーニングブレード16の素材としては、
例えば硬さ77°(Hs)程度のポリウレタン等のゴム
材料、その他これと同等の弾性を持つ材料が好適であ
る。
ら詳細に説明する。まず、図1は、この発明による第1
実施例のクリーニング装置13の使用態様を示す側面図
である。このクリーニング装置13においては、剛体の
支持部14aにネジ14bにより取り付けられた剛的な
取付金具14cに、板状バネ15が固定されている。こ
の板状バネ15には、クリーニングブレード16の感光
体ドラム(像担持体)1とは反対側の面が接着されて、
この板状バネ15でクリーニングブレード16が支持さ
れている。板状バネ15の素材としては、例えばSUS
鋼板、リン青銅板、その他バネ特性を有する金属材料が
好ましく、クリーニングブレード16の素材としては、
例えば硬さ77°(Hs)程度のポリウレタン等のゴム
材料、その他これと同等の弾性を持つ材料が好適であ
る。
【0017】また、この実施例においては、エッジ17
を感光体ドラム1に圧接したときの接触部における感光
体ドラム1の回転方向側の表面と、エッジ17の感光体
ドラム1の回転して来る方向を向く面(すくい面)17
aとのなす角(すくい角)αを、60゜未満、かつトナ
ー2を水平面上に堆積したときにトナー2の山の裾がな
す角度(安息角)よりも大きくなるように、クリーニン
グブレード16が配置されていると共に、エッジ17が
形成されている。
を感光体ドラム1に圧接したときの接触部における感光
体ドラム1の回転方向側の表面と、エッジ17の感光体
ドラム1の回転して来る方向を向く面(すくい面)17
aとのなす角(すくい角)αを、60゜未満、かつトナ
ー2を水平面上に堆積したときにトナー2の山の裾がな
す角度(安息角)よりも大きくなるように、クリーニン
グブレード16が配置されていると共に、エッジ17が
形成されている。
【0018】ここで使用されるクリーニングブレード1
6の一例を図2に示す。このクリーニングブレード16
のすくい面17aは、凸状に湾曲するように形成されて
おり、すくい面17aの反対側の面17bは平面になさ
れている。エッジ17の刃先角θは、圧接時のすくい角
αよりも小さく(図1参照)、55゜ないし35゜の範
囲にある。このクリーニングブレード16は、所定の圧
接力をもって感光体ドラム1に接触させられて図1に示
すように湾曲し、すくい面17aと回転方向側の回転体
ドラム1の表面との間に、上記の範囲のすくい角αがで
きるようになっている。なお、クリーニングブレード1
6の形状は、図2に示すものには限られず、例えばすく
い面17aが平面であったり、反対側の面17bが凸状
に湾曲していたりしても、刃先角θが上記の範囲にあれ
ば使用することができる。
6の一例を図2に示す。このクリーニングブレード16
のすくい面17aは、凸状に湾曲するように形成されて
おり、すくい面17aの反対側の面17bは平面になさ
れている。エッジ17の刃先角θは、圧接時のすくい角
αよりも小さく(図1参照)、55゜ないし35゜の範
囲にある。このクリーニングブレード16は、所定の圧
接力をもって感光体ドラム1に接触させられて図1に示
すように湾曲し、すくい面17aと回転方向側の回転体
ドラム1の表面との間に、上記の範囲のすくい角αがで
きるようになっている。なお、クリーニングブレード1
6の形状は、図2に示すものには限られず、例えばすく
い面17aが平面であったり、反対側の面17bが凸状
に湾曲していたりしても、刃先角θが上記の範囲にあれ
ば使用することができる。
【0019】図3は、他の例であるクリーニングブレー
ド26を示す。このクリーニングブレード26のすくい
面26aは、最も先端側において段状になされ、それよ
り基端側では平面状になされている。すくい面17aの
反対側の面17bは平面になされている。このクリーニ
ングブレード27の刃先角θも55゜ないし35゜の範
囲にあり、図2に示すブレード17と同様にこのブレー
ド27も実施例で使用可能である。
ド26を示す。このクリーニングブレード26のすくい
面26aは、最も先端側において段状になされ、それよ
り基端側では平面状になされている。すくい面17aの
反対側の面17bは平面になされている。このクリーニ
ングブレード27の刃先角θも55゜ないし35゜の範
囲にあり、図2に示すブレード17と同様にこのブレー
ド27も実施例で使用可能である。
【0020】次いで、図4を参照して、トナー2の上記
の安息角について説明する。図において、符号βが安息
角を示す。トナー2は材質や表面の状態により摩擦係数
が決まり、トナー2を水平面H上に山盛りしたときに
は、その山の大きさにかかわりなく、裾の角度である安
息角はトナー2の粒子径や摩擦係数によって決まる一定
値になる。そして、その山の斜面に新たにトナー2の粒
子を載せても、そのトナー2の粒子が斜面に沿って転落
し、裾の角度が一定値に再現される。このように安息角
βは、トナー2の種類によって異なる値であり、通常1
3゜ないし25゜の範囲にある。なお、トナー2の種類
は画像形成装置の機種によって選択される。
の安息角について説明する。図において、符号βが安息
角を示す。トナー2は材質や表面の状態により摩擦係数
が決まり、トナー2を水平面H上に山盛りしたときに
は、その山の大きさにかかわりなく、裾の角度である安
息角はトナー2の粒子径や摩擦係数によって決まる一定
値になる。そして、その山の斜面に新たにトナー2の粒
子を載せても、そのトナー2の粒子が斜面に沿って転落
し、裾の角度が一定値に再現される。このように安息角
βは、トナー2の種類によって異なる値であり、通常1
3゜ないし25゜の範囲にある。なお、トナー2の種類
は画像形成装置の機種によって選択される。
【0021】(2) 実施例の動作 この実施例では、感光体ドラム1の回転に伴って、トナ
ー2が図示しない用紙に転写された後、感光体ドラム1
の表面に残留したトナー2は、クリーニングブレード1
6のエッジ17に到達する。そして、残留したトナー2
は、エッジ17にせき止められて感光体ドラム1の表面
から剥離させられ、これと同時に、感光体ドラム1が除
電される。この実施例では、刃先角θを55゜ないし3
5゜の範囲にして、すくい角αを、60゜未満としてい
るので、従来のすくい角の大きいクリーニングブレード
を使用する場合に比べて、エッジ17によって感光体ド
ラム1上のトナー2の粒子をより多くすくい上げて、感
光体ドラム1からトナー2をより多く掻き取ることがで
きる。
ー2が図示しない用紙に転写された後、感光体ドラム1
の表面に残留したトナー2は、クリーニングブレード1
6のエッジ17に到達する。そして、残留したトナー2
は、エッジ17にせき止められて感光体ドラム1の表面
から剥離させられ、これと同時に、感光体ドラム1が除
電される。この実施例では、刃先角θを55゜ないし3
5゜の範囲にして、すくい角αを、60゜未満としてい
るので、従来のすくい角の大きいクリーニングブレード
を使用する場合に比べて、エッジ17によって感光体ド
ラム1上のトナー2の粒子をより多くすくい上げて、感
光体ドラム1からトナー2をより多く掻き取ることがで
きる。
【0022】また、上記のように、クリーニングブレー
ド16を比較的高い硬度である硬度77°(Hs)程度
のポリウレタンなどのゴム材料、その他これと同等の弾
性を持つ材料で製造し、このクリーニングブレード16
を板状バネ15で支持していることにより、十分な圧接
力でクリーニングブレード16を感光体ドラム1に接触
させることができる。このため刃先角θが小さくても、
トナー2がエッジ17と感光体ドラム1との間を通過し
てしまったり、フィルミングを起こしてしまうことを防
止することができる。
ド16を比較的高い硬度である硬度77°(Hs)程度
のポリウレタンなどのゴム材料、その他これと同等の弾
性を持つ材料で製造し、このクリーニングブレード16
を板状バネ15で支持していることにより、十分な圧接
力でクリーニングブレード16を感光体ドラム1に接触
させることができる。このため刃先角θが小さくても、
トナー2がエッジ17と感光体ドラム1との間を通過し
てしまったり、フィルミングを起こしてしまうことを防
止することができる。
【0023】トナー2を掻き取る際は、先行するトナー
2の粒子がまずエッジ17のすくい面17aにせき止め
られて感光体ドラム1の表面から剥離させられ、後続の
トナー2の粒子が順次すくい面17aに到達することに
より、先行のトナー2の粒子が押圧されてすくい面17
aに乗り上げる。この場合、トナー2がエッジ17によ
って剥離される直前は、トナー2は帯電により感光体ド
ラム1に付着しており、その付着力は感光体ドラム1の
遠心力より大きい。そして、クリーニングブレードにお
いてトナー2は強制的に剥離されるようになっている。
2の粒子がまずエッジ17のすくい面17aにせき止め
られて感光体ドラム1の表面から剥離させられ、後続の
トナー2の粒子が順次すくい面17aに到達することに
より、先行のトナー2の粒子が押圧されてすくい面17
aに乗り上げる。この場合、トナー2がエッジ17によ
って剥離される直前は、トナー2は帯電により感光体ド
ラム1に付着しており、その付着力は感光体ドラム1の
遠心力より大きい。そして、クリーニングブレードにお
いてトナー2は強制的に剥離されるようになっている。
【0024】したがって、トナー2をエッジ17により
強制的に剥離した直後の短期間には、トナー2には、上
記の帯電による付着力と遠心力の差の分だけ感光体ドラ
ム1の表面に向かう向心力が働く。上記の安息角βは、
トナー2を重力が働いている水平面H上に山盛りにした
ときの山の裾の角度であるが、このように感光体ドラム
1から剥離したトナー2にも、あたかも重力のように感
光体ドラム1の表面に向かう向心力が作用する。このた
め、短期間ながら水平面にトナー2を山盛りにしたのと
同様の条件になり、感光体ドラム1の表面に対して、安
息角β以上の角度の裾を持つトナー2の山はできないこ
とになる。
強制的に剥離した直後の短期間には、トナー2には、上
記の帯電による付着力と遠心力の差の分だけ感光体ドラ
ム1の表面に向かう向心力が働く。上記の安息角βは、
トナー2を重力が働いている水平面H上に山盛りにした
ときの山の裾の角度であるが、このように感光体ドラム
1から剥離したトナー2にも、あたかも重力のように感
光体ドラム1の表面に向かう向心力が作用する。このた
め、短期間ながら水平面にトナー2を山盛りにしたのと
同様の条件になり、感光体ドラム1の表面に対して、安
息角β以上の角度の裾を持つトナー2の山はできないこ
とになる。
【0025】このように、安息角βよりもすくい角αを
大きくすることにより、トナー2がエッジ17のすくい
面17aに沿って滑り落ちるようになって、すくい面1
7aに乗り上げるトナー2の量を抑制することができ
る。図1に示すように、この実施例では、エッジ17が
感光体ドラム1に対して横方向から押し当てられてお
り、エッジ17のすくい面17aが下向きになされてい
るから、上記の短期間経過後、トナー2は落下して、下
方のトナー処理装置(図示せず)に受入れられる。この
ようにして、エッジ17と感光体ドラム1との接触部に
達したトナー2は、エッジ17のすくい面17aに掻き
上げられ、その後、上記接触部に大量に堆積することな
く速やかに離脱する。
大きくすることにより、トナー2がエッジ17のすくい
面17aに沿って滑り落ちるようになって、すくい面1
7aに乗り上げるトナー2の量を抑制することができ
る。図1に示すように、この実施例では、エッジ17が
感光体ドラム1に対して横方向から押し当てられてお
り、エッジ17のすくい面17aが下向きになされてい
るから、上記の短期間経過後、トナー2は落下して、下
方のトナー処理装置(図示せず)に受入れられる。この
ようにして、エッジ17と感光体ドラム1との接触部に
達したトナー2は、エッジ17のすくい面17aに掻き
上げられ、その後、上記接触部に大量に堆積することな
く速やかに離脱する。
【0026】したがって、感光体ドラム1に付着して搬
送されてくるトナー2の粒子がエッジ17と感光体ドラ
ム1の接触部に堆積し、先行するトナー2によりエッジ
17のすくい面17aが覆い隠されて、後続のトナー2
が全く除去されるような不具合がない。このため、後続
のトナー2に押圧されて、先行するトナー2がエッジ1
7と感光体ドラム1との間を通過させられることもな
く、確実なクリーニングが行われる。また、トナー2が
エッジ17によって感光体ドラム1に押し当てられてフ
ィルミングを引き起こすことも防止される。特に、機械
的強度の小さいカプセルトナーをトナー2として使用す
る場合でも、エッジ17と感光体ドラム1との間で、カ
プセルトナーの外殻を押し潰すことがなく、内部の芯材
が感光体ドラム1の表面に固着することがない。このよ
うに、この実施例のクリーニング装置によれば、確実な
クリーニングを行うことができるので、画像形成装置で
形成される画像を高品質にすることができる。
送されてくるトナー2の粒子がエッジ17と感光体ドラ
ム1の接触部に堆積し、先行するトナー2によりエッジ
17のすくい面17aが覆い隠されて、後続のトナー2
が全く除去されるような不具合がない。このため、後続
のトナー2に押圧されて、先行するトナー2がエッジ1
7と感光体ドラム1との間を通過させられることもな
く、確実なクリーニングが行われる。また、トナー2が
エッジ17によって感光体ドラム1に押し当てられてフ
ィルミングを引き起こすことも防止される。特に、機械
的強度の小さいカプセルトナーをトナー2として使用す
る場合でも、エッジ17と感光体ドラム1との間で、カ
プセルトナーの外殻を押し潰すことがなく、内部の芯材
が感光体ドラム1の表面に固着することがない。このよ
うに、この実施例のクリーニング装置によれば、確実な
クリーニングを行うことができるので、画像形成装置で
形成される画像を高品質にすることができる。
【0027】ところで、クリーニングブレード16の素
材は、ポリウレタン等のゴム材料、その他ゴム材料と同
等の弾性を持つ材料であるが、これらは粘弾性が大き
く、温度に依存して弾性力が変化してしまう。このため
に、クリーニングブレード16のみでは、常に一定の圧
接力を得るのは困難であるが、この実施例においては、
金属製の板状バネ15でクリーニングブレード16を支
持させているために、クリーニングブレード16の温度
に依存して弾性力が変化する性質を、弾性力が温度変化
しない板状バネ15で補填することができる。これによ
り温度の変動が大きい環境中でも、クリーニンングブレ
ード16から感光体ドラム1に与える圧接力を一定に維
持することが可能である。従って、エッジ17と感光体
ドラム1との間にトナー2が侵入するのを防止すること
ができ、さらにトナー2を潰すおそれが少なくなり、良
好なクリーニングを行うことができる。
材は、ポリウレタン等のゴム材料、その他ゴム材料と同
等の弾性を持つ材料であるが、これらは粘弾性が大き
く、温度に依存して弾性力が変化してしまう。このため
に、クリーニングブレード16のみでは、常に一定の圧
接力を得るのは困難であるが、この実施例においては、
金属製の板状バネ15でクリーニングブレード16を支
持させているために、クリーニングブレード16の温度
に依存して弾性力が変化する性質を、弾性力が温度変化
しない板状バネ15で補填することができる。これによ
り温度の変動が大きい環境中でも、クリーニンングブレ
ード16から感光体ドラム1に与える圧接力を一定に維
持することが可能である。従って、エッジ17と感光体
ドラム1との間にトナー2が侵入するのを防止すること
ができ、さらにトナー2を潰すおそれが少なくなり、良
好なクリーニングを行うことができる。
【0028】上記の実施例によるクリーニング装置13
を製造して、実際の圧接力を計測した。この実験で、図
2に示すクリーニング装置13において、板状バネ15
を厚さ0.10mm、長さ12.5mmのSUS鋼材と
した。クリーニングブレード16は、硬度77°(H
s)で長さが12mm、厚さが2mm、のポリウレタン
であり、そのエッジ17の刃先角θは40°であった。
クリーニングブレード16と板状バネ15の接触長さl
は4mmとし、取付金具14cからクリーニングブレー
ド16の先端までの距離Lを22mmとした。そして、
このクリーニングブレード16を設定角度22°(非圧
接時のエッジ17と感光体ドラム1の表面の接平面との
間の角度)で感光体ドラム1に接触させた後、さらに感
光体ドラム1の半径方向内側に進行距離(喰い込み量)
1.3mm分、押し付けた結果、すくい角αは57°と
なった。なお、感光体ドラム1としては、有機系感光体
の感光層を備えた物を使用し、その直径は84mmとし
た。
を製造して、実際の圧接力を計測した。この実験で、図
2に示すクリーニング装置13において、板状バネ15
を厚さ0.10mm、長さ12.5mmのSUS鋼材と
した。クリーニングブレード16は、硬度77°(H
s)で長さが12mm、厚さが2mm、のポリウレタン
であり、そのエッジ17の刃先角θは40°であった。
クリーニングブレード16と板状バネ15の接触長さl
は4mmとし、取付金具14cからクリーニングブレー
ド16の先端までの距離Lを22mmとした。そして、
このクリーニングブレード16を設定角度22°(非圧
接時のエッジ17と感光体ドラム1の表面の接平面との
間の角度)で感光体ドラム1に接触させた後、さらに感
光体ドラム1の半径方向内側に進行距離(喰い込み量)
1.3mm分、押し付けた結果、すくい角αは57°と
なった。なお、感光体ドラム1としては、有機系感光体
の感光層を備えた物を使用し、その直径は84mmとし
た。
【0029】そして、このクリーニング装置13を画像
形成装置である複写機(図示せず)に装着し、この複写
機の処理速度105mm/secで、A3サイズの用紙
を3000枚複写した。使用したトナー2は通常の粉末
状トナーおよびカプセルトナーであった。なお、このと
きの感光体ドラム1の周速も105mm/secにな
る。その際の環境条件は、室温22℃で湿度50%であ
った。この実験では、粉末状トナーを使用した場合でも
およびカプセルトナーを使用した場合でも、クリーニン
グ不良の発生はなかった。また、クリーニングブレード
で掻き落とされたカプセルトナーを分析した結果、外殻
の破壊はごく僅かであった。
形成装置である複写機(図示せず)に装着し、この複写
機の処理速度105mm/secで、A3サイズの用紙
を3000枚複写した。使用したトナー2は通常の粉末
状トナーおよびカプセルトナーであった。なお、このと
きの感光体ドラム1の周速も105mm/secにな
る。その際の環境条件は、室温22℃で湿度50%であ
った。この実験では、粉末状トナーを使用した場合でも
およびカプセルトナーを使用した場合でも、クリーニン
グ不良の発生はなかった。また、クリーニングブレード
で掻き落とされたカプセルトナーを分析した結果、外殻
の破壊はごく僅かであった。
【0030】図5および図6は、上記の実施例のクリー
ニングブレード16を板状バネ15で支持した効果を確
かめるための実験結果を示す。図5に対応する実験で
は、板状バネ15のような支持部材を用いず、図8に示
す従来のクリーニングブレード6単独で感光体ドラム1
に圧接させたときの喰い込み量と圧接力との関係を調
べ、図6に対応する実験では、実施例のようにクリーニ
ングブレード16を板状バネ15で支持して、感光体ド
ラム1に圧接させて喰い込み量を変化させ、喰い込み量
と圧接力との関係を調べた。その際の環境条件は、室温
5℃で湿度15%の場合と、室温45℃で湿度85%の
場合の二通りであった。なお、その他の実験条件は、上
記と同様であった。これらの図を比較すると、図5では
温度の変動の影響が顕著であるのに対して、図6ではそ
の影響は極めて少ない。従って、明らかに板状バネ15
を用いた方が温度変動による圧接力の変動を防止できる
ことが確認された。
ニングブレード16を板状バネ15で支持した効果を確
かめるための実験結果を示す。図5に対応する実験で
は、板状バネ15のような支持部材を用いず、図8に示
す従来のクリーニングブレード6単独で感光体ドラム1
に圧接させたときの喰い込み量と圧接力との関係を調
べ、図6に対応する実験では、実施例のようにクリーニ
ングブレード16を板状バネ15で支持して、感光体ド
ラム1に圧接させて喰い込み量を変化させ、喰い込み量
と圧接力との関係を調べた。その際の環境条件は、室温
5℃で湿度15%の場合と、室温45℃で湿度85%の
場合の二通りであった。なお、その他の実験条件は、上
記と同様であった。これらの図を比較すると、図5では
温度の変動の影響が顕著であるのに対して、図6ではそ
の影響は極めて少ない。従って、明らかに板状バネ15
を用いた方が温度変動による圧接力の変動を防止できる
ことが確認された。
【0031】(3) 変更例 図7は、上記の実施例の変更例を示す側面図である。図
1に示すように、前記の実施例では、クリーニングブレ
ード16が感光体ドラム1に側方から押し当てられ、エ
ッジ17がクリーニングブレード16の下方を向いてい
るが、図7の変更例では、クリーニングブレード16が
感光体ドラム1にほぼ真上から押し当てられ、エッジ1
7がクリーニングブレード16のほぼ真横に配置されて
いる。他の構成は、上記の実施例と同様である。この場
合であっても、上記の実施例と同様に使用することが可
能である。なお、エッジ17で剥離させられたトナー2
は、図示しない適当な手段によって最終的に除去される
ようになされている。
1に示すように、前記の実施例では、クリーニングブレ
ード16が感光体ドラム1に側方から押し当てられ、エ
ッジ17がクリーニングブレード16の下方を向いてい
るが、図7の変更例では、クリーニングブレード16が
感光体ドラム1にほぼ真上から押し当てられ、エッジ1
7がクリーニングブレード16のほぼ真横に配置されて
いる。他の構成は、上記の実施例と同様である。この場
合であっても、上記の実施例と同様に使用することが可
能である。なお、エッジ17で剥離させられたトナー2
は、図示しない適当な手段によって最終的に除去される
ようになされている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、クリーニングブレードのエッジのすくい角αを、6
0゜未満としているので、従来のすくい角の大きいクリ
ーニングブレードを使用する場合に比べて、エッジによ
って像担持体上のトナーをより多くすくい上げることに
よって、像担持体からトナーをより多く剥離させること
ができる。また、すくい角をトナーの安息角よりも大き
くしているために、トナーを回転する像担持体から剥離
した後の向心力によって、一旦エッジに乗り上げたトナ
ーがエッジに沿って滑り落ちるようになり、大量のトナ
ーのエッジへの堆積が防止される。
ば、クリーニングブレードのエッジのすくい角αを、6
0゜未満としているので、従来のすくい角の大きいクリ
ーニングブレードを使用する場合に比べて、エッジによ
って像担持体上のトナーをより多くすくい上げることに
よって、像担持体からトナーをより多く剥離させること
ができる。また、すくい角をトナーの安息角よりも大き
くしているために、トナーを回転する像担持体から剥離
した後の向心力によって、一旦エッジに乗り上げたトナ
ーがエッジに沿って滑り落ちるようになり、大量のトナ
ーのエッジへの堆積が防止される。
【0033】すなわち、この発明では、すくい角αを6
0゜未満にしたことにより、エッジによって像担持体上
のトナーをより多くすくい上げることによって、像担持
体からトナーをより多く掻き取ることができる一方、す
くい角αを上記の裾の角度よりも大きくすることによ
り、トナーがエッジのすくい面に沿って滑り落ちるよう
になって、大量のトナーがエッジのすくい面に乗り上げ
ることが防止できる。
0゜未満にしたことにより、エッジによって像担持体上
のトナーをより多くすくい上げることによって、像担持
体からトナーをより多く掻き取ることができる一方、す
くい角αを上記の裾の角度よりも大きくすることによ
り、トナーがエッジのすくい面に沿って滑り落ちるよう
になって、大量のトナーがエッジのすくい面に乗り上げ
ることが防止できる。
【0034】このため後続のトナーに押圧されて、先行
するトナーがエッジと像担持体との間をすり抜けること
が少なくなり、確実なクリーニングが行われる。また、
トナーがエッジによって像担持体に押し当てられてフィ
ルミングを引き起こすことも防止される。特に、機械的
強度の小さいカプセルトナーを使用する場合でも、エッ
ジと像担持体との間で、カプセルトナーの外殻を押し潰
すことがなく、内部の芯材が像担持体の表面に固着する
ことがない。このように、良好なクリーニングを行うこ
とができるので、画像形成装置で形成される画像を高品
質にすることができる。
するトナーがエッジと像担持体との間をすり抜けること
が少なくなり、確実なクリーニングが行われる。また、
トナーがエッジによって像担持体に押し当てられてフィ
ルミングを引き起こすことも防止される。特に、機械的
強度の小さいカプセルトナーを使用する場合でも、エッ
ジと像担持体との間で、カプセルトナーの外殻を押し潰
すことがなく、内部の芯材が像担持体の表面に固着する
ことがない。このように、良好なクリーニングを行うこ
とができるので、画像形成装置で形成される画像を高品
質にすることができる。
【図1】 この発明に係る画像形成装置のクリーニング
装置の一実施例を示す側面図である。
装置の一実施例を示す側面図である。
【図2】 実施例に使用されるクリーニングブレードの
一例を示す側面図である。
一例を示す側面図である。
【図3】 実施例に使用されるクリーニングブレードの
他の例を示す側面図である。
他の例を示す側面図である。
【図4】 トナーを水平面上に盛り上げた状態を示す側
面図である。
面図である。
【図5】 板状バネを使用しない従来のクリーニング装
置で温度変動による影響を調べた結果を示すグラフであ
る。
置で温度変動による影響を調べた結果を示すグラフであ
る。
【図6】 板状バネを使用した実施例のクリーニング装
置で温度変動による影響を調べた結果を示すグラフであ
る。
置で温度変動による影響を調べた結果を示すグラフであ
る。
【図7】 実施例の変更例を示す側面図である。
【図8】 従来の画像形成装置のクリーニング装置の一
例を示す側面断面図である。
例を示す側面断面図である。
【図9】 従来の画像形成装置のクリーニング装置の他
の例の要部を示す側面図である。
の例の要部を示す側面図である。
1 感光体ドラム(像担持体)、2 トナー、13 ク
リーニング装置、14a 支持部、14b ネジ、14
c ブレード取付金具、15 板状バネ、16 クリー
ニングブレード、17 エッジ、17a すくい面、α
すくい角、β 安息角、θ 刃先角。
リーニング装置、14a 支持部、14b ネジ、14
c ブレード取付金具、15 板状バネ、16 クリー
ニングブレード、17 エッジ、17a すくい面、α
すくい角、β 安息角、θ 刃先角。
Claims (1)
- 【請求項1】 回転する像弾性体の表面に圧接させられ
て、この表面に付着したトナーを除去するエッジが設け
られたクリーニングブレードを備える画像形成装置のク
リーニング装置において、 上記エッジを上記像担持体に圧接したときの接触部にお
ける上記像担持体の回転方向側の表面と、上記エッジの
上記像担持体の回転して来る方向を向く面とのなす角
を、60゜未満、かつトナーが水平面上に堆積されたと
きにトナーの山の裾がなす角度よりも大きくなるように
したことを特徴とする画像形成装置のクリーニング装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22789794A JPH0895449A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22789794A JPH0895449A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0895449A true JPH0895449A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16868028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22789794A Pending JPH0895449A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0895449A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7907884B2 (en) | 2006-04-14 | 2011-03-15 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Cleaning member and image forming apparatus |
| JP2011053408A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Ricoh Co Ltd | クリーニングユニットおよび画像形成装置 |
| JP2018049040A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | コニカミノルタ株式会社 | クリーニングブレード及び画像形成装置 |
| JP2021063888A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | コニカミノルタ株式会社 | ブレード、滑剤供給装置、画像形成装置及びブレードの製造方法 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP22789794A patent/JPH0895449A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7907884B2 (en) | 2006-04-14 | 2011-03-15 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Cleaning member and image forming apparatus |
| JP2011053408A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Ricoh Co Ltd | クリーニングユニットおよび画像形成装置 |
| JP2018049040A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | コニカミノルタ株式会社 | クリーニングブレード及び画像形成装置 |
| JP2021063888A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | コニカミノルタ株式会社 | ブレード、滑剤供給装置、画像形成装置及びブレードの製造方法 |
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