JPH08958U - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

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JPH08958U
JPH08958U JP1355495U JP1355495U JPH08958U JP H08958 U JPH08958 U JP H08958U JP 1355495 U JP1355495 U JP 1355495U JP 1355495 U JP1355495 U JP 1355495U JP H08958 U JPH08958 U JP H08958U
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正彦 小林
哲夫 石田
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アネルバ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は不純物ガスの排気能力を備えるこ
とを目的としたものである。 【構成】 真空容器内にターゲットおよび基板ホルダー
が設置されると共に、真空容器に排気系とガス導入系が
接続されてなるスパッタリング装置において、前記真空
容器と連通する排気室は、該真空容器壁に設けた開口部
を介して連通してあり、該開口部に防着シールドが対向
設置され、該排気室にゲッタ材で構成されたカソードを
設置し、前記ゲッタ材が該排気室の内壁に活性膜を形成
し、該活性膜で不純物ガスを捕捉・除去することを特徴
としたスパッタリング装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、不純物ガスの捕捉・除去能力を備えたスパッタリング装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の代表的なスパッタリング装置は図2に示した構成であった。即ち、真空 容器21内にターゲット22および基板ホルダー23が対向設置されると共に、 真空容器21に、排気系24とガス導入系25が接続されて構成されていた。前 記排気系24は荒引きポンプ(例えば油回転ポンプ)26と主ポンプ(例えばク ライオポンプ)27を排気手段として、配管28とバルブ29および主バルブ3 0で構成される一方、前記ガス導入系25はバリアブルリークバルブ30と不活 性ガス(例えばアルゴンガス)ボンベ31で構成されるのが一般的であった。又 、前記ターゲット22には直流電源32により負の高電圧が印加できるようにな っていた。
【0003】 このような装置で、基板ホルダー23に支持した基板(図示していない)の表 面に、ターゲット22の材料をスパッタして薄膜を形成する際には、以下のよう な手順で作業が行なわれていた。
【0004】 即ち、先ず排気系24のバルブ29を操作して、荒引きポンプ26で真空容器 21内を低真空領域まで排気した後、バルブ29および主バルブ33を操作して 排気手段を主ポンプ27に切替えて高真空領域まで排気する。
【0005】 次いで、真空容器21内にガス導入系25より不活性ガスを導入すると共に、 ターゲット22に負の高電圧を印加して、ターゲット22と基板ホルダー23間 で放電させて、ターゲット22をスパッタリングし、スパッタされたターゲット 材料を基板ホルダー23に支持した基板の表面に堆積させて薄膜を形成する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記の如くのスパッタリング装置は、例えば半導体デバイスの製造工程をはじ め、種々の分野で利用されているが、近来の半導体デバイスの高集積化の傾向に おいては、基板に形成した薄膜のパターンが微細化されるので、スパッタリング により形成される膜の特性向上も要請されるに至っている。従って膜質への影響 が大きい、スパッタリング中の不純物ガスを極力除去することが必要となってき ている。
【0007】 例えば、半導体デバイスの製造において、アルミニウム配線の為の成膜をスパ ッタリングで行う場合、不純物ガス成分(N2 、H2 O)の混入量が多いと、配 線の寿命が短くなることが指摘されている。
【0008】 然し乍ら、前記のようなスパッタリング装置においては排気システム上、不純 物ガスを有効に排気できない問題点があった。即ち、スパッタリング中、つまり 不活性ガスの導入中に、不純物ガスの排気能力を向上させるポンプ作用が必要で あるが、前記主ポンプ27として使用される高真空ポンプの特性として、動作圧 力が高い場合(スパッタリング中、通常10mTorr前後の低真空となる)には排 気速度が低下してポンプダウンする為、真空容器21と主ポンプ27間の主バル ブ33のコンダクタンスを絞り乍ら、スパッタリングを進行させるのが通常であ った。この為、不純物ガスに対する排気能力も主バルブ33を絞ることによって 低下し、不純物ガスが残留ガスとなり、薄膜中へ混入する原因となるものであっ た。
【0009】 この考案は以上のような不純物ガスの排気上の問題点に鑑みてなされたもので 、スパッタリング中の不純物ガスを排気できるスパッタリング装置を提供するこ とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この考案は、不純物ガスの排気能力を備えると共に、開口部に防着シールドを 設置して前記問題点を解決したのである。即ちこの考案は真空容器内にターゲッ トおよび基板ホルダーが設置されると共に、真空容器に排気系とガス導入系が接 続されてなるスパッタリング装置において、前記真空容器と連通する排気室は、 該真空容器壁に設けた開口部を介して連通してあり、該開口部に防着シールドが 対向設置され、該排気室にゲッタ材で構成されたカソードを設置し、前記ゲッタ 材が該排気室の内壁に活性膜を形成し、該活性膜で不純物ガスを捕捉・除去する ことを特徴としたスパッタリング装置である。
【0011】
【考案の実施の形態】
この考案のスパッタリング装置によれば、スパッタリング中に、排気室のゲッ タ材で構成されたカソードに負電圧を印加して、排気室で不活性ガスの放電を起 こし、これによりカソードを構成したゲッタ材がスパッタされて、排気室の内壁 にゲッタ材の活性膜が形成され、該活性膜で不純物ガス(活性ガス)を捕捉、除 去できるようにしたものである。前記活性膜は、スパッタリングの為に導入した 不活性ガスに対しては排気作用は無いので、不純物ガスに対してのみ作用する。
【0012】
【実施例】
この考案を実施例に基づいて説明する。
【0013】 図1は実施例のスパッタリング装置を示した図であって、図2に示した従来装 置と同様に、真空容器1内にターゲット2および基板ホルダー3が対向してある と共に、真空容器1に排気系4とガス導入系5が接続してある。排気系4は荒引 きポンプ6と主ポンプ7を排気手段として、配管8とバルブ9および主バルブ1 9で構成してある。又、ガス導入系5はバリアブルリークバルブ10と不活性ガ スボンベ11で構成してある。又、ターゲット2には直流電源12が接続してあ る。
【0014】 そして更に前記真空容器1の側壁に排気室13が設置されて、該排気室13と 真空容器1が壁側の開口部14を介して連通させてあると共に、開口部14の真 空容器1側に、防着シールド板15が、開口部14と所定の間隔を保ち、かつ開 口部14を覆うように設置してある。排気室13内にはチタン製のカソード16 が設置してあり、該カソード16には、負の高電圧を印加する為の直流電源17 が接続してある。
【0015】 上記実施例のスパッタリング装置を用いてスパッタリングを行う場合も、基板 ホルダー3へ基板を装着した後、真空容器1を排気系4で真空に排気し、次いで ガス導入系5により不活性ガスボンベ11の不活性ガス(例えばアルゴンガス) を真空容器1内へ導入すると共に、排気系4の主バルブ19を絞って真空容器1 内を所定の圧力(例えば10mTorr)になるように調整する。
【0016】 然る後、直流電源12をONにしてターゲット2に負の高電圧を印加(基板ホ ルダー3は接地電位である)して、ターゲット2と基板ホルダー3間で放電を発 生させて、ターゲット2をスパッタし、この結果として基板ホルダー3に装着し た基板の表面にスパッタ粒子の堆積による薄膜を得る。
【0017】 前記直流電源12のONと同時に、この実施例の装置では、前記カソード16 に接続した直流電源17もONとして、カソード16に負の高電圧を印加する。 カソード16を設置した排気室13は、真空容器1内と同一雰囲気であるので、 カソード16に高電圧が印加されると、カソード16と排気室13の対向壁の間 においても放電が起る。この結果、排気室13内ではカソード16がスパッタさ れ、カソード16を構成したチタンの活性粒子がカソード16と対向した壁面に 活性膜18として形成される。
【0018】 前記活性膜18は、排気室13および真空容器1内に残留している活性ガスに 対して排気作用を有しているので、基板に形成する薄膜には有害な不純物ガス( 活性ガス)を捕捉、除去して、基板側に混入するのを防止することができる。又 、この活性膜18は、スパッタリングガスである不活性ガスに対しては排気作用 は無いので、真空容器1内のスパッタリング条件に影響を与えることなく、必要 な排気動作を行うことができる。カソード16よりスパッタされた粒子は開口部 14の方向にも飛来するが、開口部14には防着シールド板15を対向設置して あるので、真空容器1側に飛来して基板表面の薄膜内に混入するおそれは無い。
【0019】 尚、実施例は二極直流方式のスパッタリング装置の場合について説明したが、 スパッタリング方式は三極または四極スパッタリング、マグネトロンスパッタリ ング等、他のスパッタリング方式でも、この考案を実施することが可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上に説明したように、この考案によれば、排気室内で活性膜を形成してスパ ッタリング雰囲気中の不純物ガスを排気することができるので、基板の表面に形 成される薄膜に有害な不純物ガスを捕捉・除去して薄膜に混入するのを防止し、 膜質の向上を図ることができる効果がある。然し乍らスパッタリングガスである 不活性ガスに対する排気作用はないので、スパッタリング条件に悪影響を与える おそれはなく、必要な排気作用のみを行う効果がある。またカソードよりスパッ ターされた粒子は開口部の方向に飛来するが、開口部には防着シールド板を設置 してあるので、真空容器側に飛来して基板表面の薄膜内に混入するおそれがない などの効果もある。
【0021】 更に真空容器と排気室を開口部を介して連通する構成したので、真空容器と排 気室の間のガスの流通するコンダクタンスを大きくできることになり、不純物ガ スに対する排気速度を一層大きくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の構成図。
【図2】従来装置の構成図。
【符号の説明】
1 真空容器 2 ターゲット 3 基板ホルダー 4 排気系 5 ガス導入系 13 排気室 14 開口部 15 防着シールド 16 カソード 18 活性膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内にターゲットおよび基板ホル
    ダーが設置されると共に、真空容器に排気系とガス導入
    系が接続されてなるスパッタリング装置において、前記
    真空容器と連通する排気室は、該真空容器壁に設けた開
    口部を介して連通してあり、該開口部に防着シールドが
    対向設置され、該排気室にゲッタ材で構成されたカソー
    ドを設置し、前記ゲッタ材が該排気室の内壁に活性膜を
    形成し、該活性膜で不純物ガスを捕捉・除去することを
    特徴としたスパッタリング装置。
JP1995013554U 1995-12-21 1995-12-21 スパッタリング装置 Expired - Lifetime JP2579588Y2 (ja)

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JPH08958U true JPH08958U (ja) 1996-06-11
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60215757A (ja) * 1984-04-11 1985-10-29 Hitachi Ltd ゲツタ−チヤンバ−
JPS637163U (ja) * 1986-06-28 1988-01-18
JPH01503395A (ja) * 1986-08-01 1989-11-16 メタルブオト・フィルムズ・エッセ・ピ・ア 電気コンデンサ用の金属処理されたフィルムを製造するための工程および装置ならびにその製品
JP3099762U (ja) * 2003-08-08 2004-04-15 船井電機株式会社 磁気テープ装置

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JP2579588Y2 (ja) 1998-08-27

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