JPH09100226A - 腸溶・徐放性コーティング製剤の製法 - Google Patents

腸溶・徐放性コーティング製剤の製法

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JPH09100226A
JPH09100226A JP28265995A JP28265995A JPH09100226A JP H09100226 A JPH09100226 A JP H09100226A JP 28265995 A JP28265995 A JP 28265995A JP 28265995 A JP28265995 A JP 28265995A JP H09100226 A JPH09100226 A JP H09100226A
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JP
Japan
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substance
enteric
release coating
coating preparation
sustained release
Prior art date
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Pending
Application number
JP28265995A
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English (en)
Inventor
Koichi Okamoto
浩一 岡本
Masaru Kobayashi
勝 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外観、強度、安全性にすぐれた腸溶・徐放性コ
ーティング製剤を提供することを目的とする。 【解決手段】薬理活性物質を含有する固形成型物の表面
に、ワックス類を溶融状態でスプレーしながら、腸溶性
物質の微粉末を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は腸溶・徐放性コーテ
ィング製剤の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】腸溶性物質で製剤をコーティングする方
法は、腸溶性物質を有機溶剤に溶解させ粒状物表面にス
プレー塗布後乾燥する方法、また腸溶性物質の微粒子を
可塑剤とともに水に分散したものを用いる方法が広く用
いられている。しかし、これらの方法は、環境問題や製
造面での問題が存在する。有機溶剤や水などの溶剤を使
用しない方法として、特開平4−290817号公報に
は、溶融性物質が溶融する温度条件下に、医薬化合物を
含有する芯物質を転動させながら、溶融性物質と腸溶性
物質の混合粉末を添加し、該芯物質の周囲に加熱溶融し
た溶融物質をバインダーとする腸溶性物質を形成させる
製法が開示されている。しかし該公報に記載されている
ように、この方法は使用する溶融性物質と腸溶性物質の
重量混合比に制限がある等必ずしも満足すべき方法では
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事情に
鑑みてなされたもので、溶融性物質と腸溶性物質の重量
混合比に限定されることなく、また日本薬局方第2液中
における薬物溶出が速く、更に腸溶性に加えて徐放化効
果も付与することができる腸溶性・徐放性製剤を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、溶融性物質を溶融
状態でスプレーさせながら、腸溶性物質の微粉末を添加
することで良好な腸溶・徐放性コーティング製剤の得ら
れることを見出し本発明を完成するにいたった。
【0005】次に本発明方法について詳細に説明する。
ワックス類を溶融してスプレーする方法は特に限定され
ないが、好適には特開平5−309314号公報、特開
平7−24369号公報に開示されている方法が例示さ
れる。薬理活性物質を含有する固形成型物の表面にワッ
クス類を溶融状態でスプレーするには、固形成型物は流
動状態にすることが好適であり、それ自体公知の製造機
器、例えば流動層造粒機、複合型流動層造粒機、攪拌造
粒機、転動造粒機、球形化整粒機、糖衣パン、通気式糖
衣パンなどが例示される。薬理活性物質を含有する固形
成型物をワックス類が溶融する温度条件下に保持する必
要性は無く、またその温度条件には限定されず、例えば
固形成型物の温度を下げるために、使用する製造機器を
冷却することも可能であるし、逆に固形成型物を加熱す
ることも可能である。
【0006 】腸溶性物質の微粉末を添加する方法として
は、手作業による添加、または粉末供給散布装置を使用
する方法が挙げられる。例えば、粉末供給散布手段とし
ては、粉末と圧縮空気を混合して搬送し、圧縮空気ごと
散布する方法や、粉末を回転容積型のネジポンプで搬送
し徐徐にふりかける方法などがある。又、粉末を添加す
る順序は、ワックスのスプレーに対して、交互に行う方
法、同時に行う方法が選択されうる。使用される腸溶性
物質の微粉末は、平均粒子径10μm以下のものが好ま
しい。薬理活性物質を含有する固形成型物を構成する成
分は一般に医薬品添加剤として添加されるものであれば
なんでもよく、賦形剤、結合剤、崩壊剤、コーティング
剤、滑沢剤、凝集防止剤、吸着剤、防腐剤、湿潤剤、帯
電防止剤などが例示され、その固形成型物の形態も特に
限定されず、細粒、顆粒剤、錠剤、丸剤、錠剤、カプセ
ル剤など種々の形態のものを好適に使用することがで
き、これらの固形成型物を製造する方法はそれ自体公知
の方法が選択されうる。
【0007】含有する薬理活性物質としては特に限定さ
れず、例えばインドメタシン、イブプロフェン、ケトプ
ロフェン、アセトアミノフェン、アスピリン、イソプロ
ピルアンチピリン等の解熱消炎剤、例えば塩酸ジフェニ
ルピラリン、マレイン酸クロルフェニラミン、シメチジ
ン、塩酸イソチペンジル等の抗ヒスタミン剤、例えば塩
酸フェニレフリン、塩酸プロカインアミド、硫酸キニジ
ン、イソソルビド等の循環器用剤、例えばスルピリド、
ジアゼパム、バルプロ酸、炭酸リチウム等の精神安定
剤、例えばセファレキシン、アンピシリン等の抗生物
質、例えばインスリン、バソプレッシン、インターフェ
ロン、インターロイキン−2、ウロキナーゼ、もしくは
ヒト成長ホルモン等の種々の成長因子などのペプタイド
またはタンパク、テオフィリン、カフェイン、クエン酸
カルベタペンタン、塩酸フェニルプロパノールアミン等
の様々の薬物が挙げられる。
【0008】本発明で使用されるワックス類は本発明の
目的を達成するものであれば特に限定されないが、例え
ばセチルアルコール、ステアリルアルコール等の高級ア
ルコール類、ベヘン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸等の高級脂肪酸、これらのグリセリンエス
テルであるモノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセ
リド、ポリグリセリド等、硬化大豆油、硬化ヒマシ油、
硬化牛脂、硬化菜種油、モクロウ等の油脂類、鯨ロウ、
カルナウバロウ、カンデリラロウ、ミツロウ、セラック
等のロウ類、パラフィン、セレシン等の高級炭化水素
類、ポリエチレングリコールなどが例示され、これらの
ワックス類は1種のみを用いることも、また2種以上を
併用することも可能である。
【0009】腸溶性物質としては、pH4以下の水に実
質的に溶解せず、pH5〜pH8の水に溶解する物質で
あればよく、本発明の目的を達成するものであれば特に
限定されない。例えばメタアクリル酸コポリマーL、酢
酸フタル酸セルロース、カルボキシメチルエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテート
サクシネート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
タレートなどが例示され、これらの腸溶性物質は1種の
みを用いることも、また2種以上を併用することも可能
である。また本発明の目的を達成する範囲においては、
前述のような一般に医薬品添加剤として添加されるもの
とあらかじめ混合し使用することも可能である。また、
本発明方法を実施した製剤の表面に、他の医薬品添加剤
でコーティングを施すなど製剤的工夫を実施することも
可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明方法は、薬理活性物質を含有する
固形成型物の表面にワックス類を溶融状態でスプレーし
ながら、腸溶性物質の微粉末を添加してコーティング層
を形成させることから、使用する溶融性物質と腸溶性物
質の重量混合比に限定されない。更に腸溶性に加えて徐
放化効果を付与するに場合にも、別の被覆層を設けるこ
となく、単に腸溶性物質の重量を溶融性物質よりも減少
させることによって可能とした。従って、本発明方法に
より腸溶性・徐放性製剤の提供が可能となった。
【0011】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明は何らこれらに限定されるものではな
い。 (実施例1〜2) 製法:ノンパレルー101(登録商標:フロイント産業
(株)製)の24〜32メッシュのもの2000gを、
転動造粒機に仕込み、結合剤として10%ポリビニルピ
ロリドンK−30のアルコール・水溶液(アルコール:
精製水=8:2重量比)を600gスプレーしながら、
散布粉末として塩酸フェニルプロパノールアミン(80
0g)の粉末を徐々に散布した後、乾燥し、固形成型物
を調製した。この固形成型物2000gを遠心流動装置
(CF−360、フロイント産業(株)製)に仕込み、
グリセリンジステアレートを溶融し、静東共立商会製ア
トマックスCN−200型ノズルを使用してスプレーし
ながら、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテー
トサクシネートの平均粒子径10μm以下の微粉末(信
越AQOAT AS−MF(信越化学工業株式会社))
を添加してコーティングを施した。
【0012】
【表1】 (評価例):調製したサンプルの第12改正日本薬局方
第1液、同第2液中における溶出試験結果を表2、表3
に示す。
【0013】
【表2】
【0014】実施例1で得られた製剤は第1液中におい
て60分後もほとんど薬物を溶出せず耐第1液性を有し
ているが、第2液中では1時間でほとんど薬物を放出し
ていることから、腸溶性製剤としての性能を有している
ことが判る。
【0015】
【表3】
【0016】実施例2で得られた製剤は第1液中におい
て1時間後もほとんど薬物を溶出せず耐第1液性を有し
ているが、第2液中では徐々に薬物を放出しており、腸
溶性の徐放性製剤としての性能を有していることが判
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬理活性物質を含有する固形成型物の表面
    にワックス類を溶融状態でスプレーしながら、腸溶性物
    質の微粉末を添加することを特徴とする腸溶・徐放性コ
    ーティング製剤の製法。
  2. 【請求項2】該腸溶性物質の微粉末が平均粒子径10μ
    m以下である請求項1記載の製法。
JP28265995A 1995-10-03 1995-10-03 腸溶・徐放性コーティング製剤の製法 Pending JPH09100226A (ja)

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JP28265995A JPH09100226A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 腸溶・徐放性コーティング製剤の製法

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JP28265995A Pending JPH09100226A (ja) 1995-10-03 1995-10-03 腸溶・徐放性コーティング製剤の製法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011057712A (ja) * 1998-11-04 2011-03-24 Mayne Pharma Plc アデノシンアナログの経口投与

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011057712A (ja) * 1998-11-04 2011-03-24 Mayne Pharma Plc アデノシンアナログの経口投与

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