JPH09100401A - ポリ乳酸系樹脂組成物 - Google Patents
ポリ乳酸系樹脂組成物Info
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- JPH09100401A JPH09100401A JP7256520A JP25652095A JPH09100401A JP H09100401 A JPH09100401 A JP H09100401A JP 7256520 A JP7256520 A JP 7256520A JP 25652095 A JP25652095 A JP 25652095A JP H09100401 A JPH09100401 A JP H09100401A
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Abstract
に優れ、成形品の透明性の低下、にじみ出しの問題のな
い可塑剤を含む、柔軟で強靭な成形品が得られるポリ乳
酸系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ポリ乳酸系樹脂組成物は、ポリL乳酸ま
たはポリDL乳酸(D乳酸単位は多くとも40モル%ま
でのもの)100重量部と、少なくとも一種の低分子量
乳酸誘導体5〜120重量部とを含む。低分子量乳酸誘
導体は一般式(I) で示される。 【化1】 R1 は、アルキル基、アシル基、アリール基またはシリ
ル基であり、R2 は、アルキル基またはアリール基であ
る。
Description
成物に関し、より詳しくは、可塑剤として低分子量乳酸
誘導体を含み、柔軟で強靭な成形品が得られるポリ乳酸
系樹脂組成物に関する。
ックの使用量が激増し、今やそのごみ処理が社会的問題
となっている。すなわち、従来のプラスチックとして
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リエチレンテレフタレート、塩化ビニル等が用いられて
きたが、これらを焼却処分すると焼却炉を傷めるし、埋
設するには土地も限られており、これらの処理が深刻な
問題となっている。また自然環境中に廃棄された場合、
これらの安定性のために分解することなく残留し、景観
を損ない、それだけではなく海洋生物の生活環境を汚染
するなどの問題も引き起こしている。
ポリマーの材料の研究開発が盛んに行なわれるようにな
ってきた。熱可塑性で生分解性のあるポリマーのひとつ
として、ポリ乳酸がある。この乳酸ポリマーは自然環境
下で、害のない二酸化炭素と水に分解する。
法がある。すなわち、ラクチド開環法と直接重合法であ
る。前者は乳酸の環状二量体(ラクチド)を開環させて
重合する方法であり、後者は乳酸モノマーから直接脱水
縮合を行う方法である。
クチド、乳酸オリゴマー、汎用可塑剤を加えて可塑化す
る方法も種々公表されている。しかしながら、これらの
ものを可塑剤として用いた場合は、ラクチドについては
成形品の透明性、にじみ出し(ブリードアウト)の問
題、乳酸オリゴマーに関しては可塑化効率の悪さとマト
リックスの分子量低下の問題、汎用可塑剤については相
溶性と可塑化効率の点から満足できるものがないと言う
問題点がある。
は、上記従来技術の問題点を解決し、ポリ乳酸系樹脂と
の相溶性および可塑化効率に優れ、成形品の透明性の低
下、にじみ出しの問題のない可塑剤を含む、柔軟で強靭
な成形品が得られるポリ乳酸系樹脂組成物を提供するこ
とにある。
を解決するため鋭意検討した結果、低分子量乳酸誘導体
が可塑剤として優れていることを見出だし、本発明を完
成するに至った。すなわち、本発明のポリ乳酸系樹脂組
成物は、ポリL乳酸、またはD乳酸を構成単位として含
むポリDL乳酸100重量部と、少なくとも一種の低分
子量乳酸誘導体5〜120重量部とを含むものである。
発明に用いられる乳酸ポリマーは、ポリL乳酸、または
D乳酸を構成単位として含むポリDL乳酸である。これ
ら乳酸系ポリマーの重量平均分子量は、一般に5万〜5
0万である。また、上記ポリDL乳酸におけるD乳酸単
位の構成含量は、多くとも40モル%までである。D乳
酸単位が40モル%を超えると、重合されたポリDL乳
酸の分子量が著しく低く(1万以下)なってしまう。本
発明で好ましい乳酸ポリマーは、ポリL乳酸、または2
0モル%までのD乳酸を構成単位として含むポリDL乳
酸である。
ことができる。すなわち、乳酸からの直接脱水縮合、ま
たは乳酸環状二量体ラクチドの開環重合によって合成す
ることができる。
るものではないが、通常、周期律表IA族、IVA族、II
B族、IVB族およびVA族からなる群から選ばれる金属
または金属化合物からなる触媒を用いることができる。
IA族に属するものとしては、例えば、アルカリ金属の
水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム等)、アルカリ金属と弱酸の塩(例
えば、乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、オクチル酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、
乳酸カリウム、酢酸カリウム、炭酸カリウム、オクチル
酸カリウム等)、アルカリ金属のアルコキシド(例え
ば、ナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムエトキシド等)等を挙げる
ことができる。IVA族に属するものとしては、例えば、
有機スズ系の触媒(例えば、乳酸スズ、酒石酸スズ、ジ
カプリル酸スズ、ジラウリル酸スズ、ジパルミチン酸ス
ズ、ジステアリン酸スズ、ジオレイン酸スズ、α−ナフ
エト酸スズ、β−ナフエト酸スズ、オクチル酸スズ等)
の他、粉末スズ等を挙げることができる。IIB族に属す
るものとしては、例えば、亜鉛末、ハロゲン化亜鉛、酸
化亜鉛、有機亜鉛系化合物等を挙げることができる。IV
B族に属するものとしては、例えば、テトラプロピルチ
タネート等のチタン系化合物、ジルコニウムイソプロポ
キシド等のジルコニウム系化合物等を挙げることができ
る。VA族に属するものとしては、例えば、三酸化アン
チモン等のアンチモン系化合物等を挙げることができ
る。これらの中でも、スズまたはスズ化合物からなる触
媒が活性の点から特に好ましい。これら触媒の使用量
は、一般にラクチドに対して0.001〜5重量%程度
である。
よって異なるが通常100℃〜200℃の温度で行うこ
とができる。
チド含有量は1重量%以下であることが望ましい。ラク
チド含有量が1重量%を超えると、得られる熱可塑性樹
脂の物性に影響を与えるため望ましくない。
導体を用いる。低分子量乳酸誘導体は、例えば、下記一
般式(I) または一般式(II)で示されるものである。
たはシリル基であり、R2 は、アルキル基またはアリー
ル基である。
R3 は二価の連結基である。
基としては、例えば、炭素総数10までの置換又は無置
換のアルキル基が挙げられる。このようなアルキル基と
して具体的に、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、メトキシメチル、メチ
ルチオメチル、ベンジルオキシメチル、p−メトキシベ
ンジルオキシメチル、(4−メトキシフェノキシ)メチ
ル、t−ブトキシメチル、ジメチルシリルオキシメチ
ル、2−メトキシエトキシメチル、2,2,2-トリクロロエ
トキシメトキシメチル、テトラヒドロチオフラニル、ア
リル基等が挙げられる。これらのうち、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、メトキシメチル、メチルチ
オメチル、ベンジルオキシメチル、p−メトキシベンジ
ルオキシメチル、(4−メトキシフェノキシ)メチル、
ジメチルシリルオキシメチル基が、導入の容易さ、安定
性、マトリックスとの相溶性などの点から好ましい。
ば、置換又は無置換のフェニル基が挙げられ、この場合
における置換基としては、例えばp−メトキシ基、p−
メチル基、p−エチル基、p−エトキシ基、p−クロロ
基等が挙げられる。
例えば、炭素総数15までのアシル基が挙げられる。こ
のようなアシル基として具体的に、アセチル、メトキシ
アセチル、フェノキシアセチル、レヴリノイル、置換又
は無置換のベンゾイル、9−フルオレニルメチルオキシ
カルボニル、2−(トリメチルシリル)エチルオキシカ
ルボニル、2−(フェニルスルホニル)エチルオキシカ
ルボニル、イソブチルオキシカルボニル、アリルオキシ
カルボニル基等が挙げられる。これらのうち、置換又は
無置換のベンゾイル基が、原料の入手し易さ、導入のし
やすさ、安定性などの点から好ましい。
t−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、t−ブチル
ジフェニルシリル(TBDPS)、トリイソプロピルシ
リル(TIPS)、ジメチルテキシルシリル(TD
S)、トリフェニルシリル(TPS)基等が挙げられ
る。これらのうち、t−ブチルジメチルシリル、t−ブ
チルジフェニルシリル基が、原料の入手し易さ、導入の
容易さ、安定性、マトリックスとの相溶性などの点から
好ましい。
としてのアルキル基としては、例えば、炭素総数15ま
での置換又は無置換のアルキル基が挙げられる。このよ
うなアルキル基として具体的に、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ヘキシル、オクチル、デシル、メチルチ
オメチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、
ベンジルオキシメチル、フェナシル、p−ブロモフェナ
シル、N−フタルイミドメチル、2,2,2-トリクロロエチ
ル、アリル、ベンジル、置換ベンジル基等が挙げられ
る。これらのうち、フェナシル、p−ブロモフェナシ
ル、メチル、エチル、ブチル、ベンジル、置換ベンジル
基が、原料の入手し易さ、導入のしやすさ、安定性など
の点から好ましい。
ば、置換又は無置換のフェニル基が挙げられる。
合可能な二価の連結基である。このような二価連結基と
しては、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペ
ンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレン、ノニ
レン、デシレン基等のアルキレン基; 置換又は無置換
のフェニレン基等のアリーレン基; 両末端がカルボニ
ル基である置換又は無置換のフタロイル基、−CO(C
H2 )2 CO−、−CO(CH2 )4 CO−、−CO
(CH2 )6 CO−、−CO(CH2 )8 CO−、−C
O(CH2 )10CO−基等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
一般式(I) に属するものとして、R1 がベンゾイル基で
あり、R2 がメチル基であるもの;R1 がp−メトキシ
ベンゾイル基であり、R2 がメチル基であるもの;R1
がp−エトキシベンゾイル基であり、R2 がメチル基で
あるもの;R1 がt−ブチルジメチルシリル基であり、
R2 がp−ブロモフェナシル基であるもの;R1 がt−
ブチルジフェニルシリル基であり、R2 がフェナシル基
であるもの等が挙げられる。また、一般式(II)) に属す
るものとして、R2 がメチル基であり、R3 がセバコイ
ル基であるもの;R2 がエチル基であり、R3 がセバコ
イル基であるもの;R2 がメチル基であり、R3 がスク
シノイル基であるもの;R2 がブチル基であり、R3 が
セバコイル基であるもの等が挙げられる。
の低分子量乳酸誘導体を単独でまたは二種以上を用い
る。ポリ乳酸系樹脂組成物における低分子量乳酸誘導体
の配合量は、乳酸ポリマー100重量部に対して、5〜
120重量部である。配合量が5重量部未満では、樹脂
組成物に十分な柔軟性を与えることができない。一方、
配合量が120重量部を超えると、添加する低分子量乳
酸誘導体の種類によっては、ブリードをおこすことがあ
る。好ましい配合量は、乳酸ポリマー100重量部に対
して、20〜50重量部である。
キシル基をエステル化し、次に、水酸基をアルキル化、
アリール化、アシル化またはシリル化することにより、
合成することができる。
カルボキシル基をエステル化し、次に、この二分子の水
酸基をそれぞれアルキル化、アリール化またはアシル化
して連結することにより、合成することができる。
じて、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、着色剤、帯電
防止剤、滑剤、難燃剤、発泡剤、充填剤、抗菌・抗カビ
剤等の添加剤を配合することもできる。
通常行なわれている方法が用いられる。すなわち、例え
ば、押出成形を行う前に溶融した樹脂に添加し混練によ
り混合させる方法等である。
ら、常法により、フィルム、板、棒、ビン、容器、シー
ト等の成形品を得ることができる。これらの成形品は、
成形品の透明性の低下、にじみ出し等の問題がなく、か
つ柔軟で強靭なものである。
可塑剤としての低分子量乳酸誘導体、好ましくは前記一
般式(I) または一般式(II)で表わされる乳酸誘導体は、
樹脂組成物に十分な柔軟性を与えると共に、十分な柔軟
性を与え得る量を配合しても、ポリマーの透明性を損ね
ることがない。
に具体的に説明する。
化ベンゾイル1.74ml(12.4mmol)を、C
H2 Cl2 4.0ml中でピリジン1.0mlを脱酸剤
として、室温で2時間反応させた。反応液を酢酸エチル
で希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食
塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(Wako-gel C-300. 150g.
酢酸エチル:ヘキサン=1:10)で精製して、化合物
(a)を得た(1.9g、収率98%)。 化合物(a) Rf=0.59 (酢酸エチル:ヘキサン=1:4) MS(CI,isobutane)209[M+1]+ 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 )δ:7.4
15〜7.703(5H,m, aromatic protons ),
5.339(1H,q,7.0Hz),3.766(3
H,s,-COOCH3 ),1.631(3H,d,7.0H
z)
素カリウム10.8g(108mmol)およびp−ブ
ロモフェナシルブロマイド30.0g(108mmo
l)を入れ、乾燥したアセトン1600mlを加えて、
窒素ガス下に、室温で24時間攪拌した。反応液を減圧
濃縮し、酢酸エチルに懸濁し、水、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮し
て粗生成物を得た。得られた粗生成物を、酢酸エチル−
ヘキサンより再結晶して、カルボキシル基がp−ブロモ
フェナシル化されたものを得た(25.2g、収率81
%)。ついで、上記化合物970mg(3.38mmo
l)に、室温下t−ブチルジメチルシリルクロリド(T
BDMSCl)612mg(4.06mmol)、イミ
ダゾール508mg(7.46mmol)を加え、乾燥
したDMF1.3mlに溶解した。これを窒素ガス下に
室温で1時間攪拌した。この混合物をヘキサンに懸濁
し、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(Wako-gel C-300.
75g.酢酸エチル:ヘキサン=1:9)で精製して、
化合物(b)を得た(1.32g、収率97%)。 化合物(b) Rf=0.52 (酢酸エチル:ヘキサン=3:17) mp:39−41℃(酢酸エチル−ヘキサン) MS(CI,isobutane)403[M(79Br)+1]+ 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 )δ:7.6
06〜7.793(4H,m,aromatic protons),
5.360(1H,d,16.2Hz),5.286
(1H,d,16.2Hz),4.518(1H,q,
7.0Hz),1.515(3H,d,7.0Hz),
0.907(9H,s,TBDMS),0.128(3
H,s,TBDMS),0.120(3H,s,TBD
MS)
にセバシン酸のジクロリド3.36g(14.0mmo
l)を、CH2 Cl2 20ml中でピリジン3mlを脱
酸剤として、室温で2時間反応させた。反応液を酢酸エ
チルで希釈し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(Wako-gel C-300. 200
g.ヘキサン:酢酸エチル=15:1)で精製して、化
合物(c)を得た(3.10g、収率60%)。 化合物(c) Rf=0.34 (ヘキサン:酢酸エチル=4:1) MS(CI,isobutane)375[M+1]+
×5cmのフィルムサンプルを、押出しシート成形によ
り作成したフィルムより切り出し、引張り試験機により
伸び率を測定した。
均分子量180000)100重量部に対し、上記化合
物(a)をそれぞ10(実施例1a)、30(実施例1
b)、50(実施例1c)、100(実施例1d)重量
部を、溶融混練により混合添加した。これらの組成物の
ガラス転移温度Tg値をDSCにより測定した。次に、
これらの組成物それぞれを、押出しシート成形によりシ
ート化して、延伸し、厚さ200ミクロンのフィルムを
形成し、これらのフィルムの伸び率を測定した。 [比較例1]実施例1において、上記化合物(a)を添
加しなかった以外は、実施例1と同様にして、組成物を
得てTg値を測定した。また、厚さ200ミクロンのフ
ィルムを形成し、フィルムの伸び率を測定した。
表1に示す。
比較例1のものに比べ、ガラス転移温度が低く柔軟性の
あるものであった。特に、可塑剤(a)の添加量が30
重量部以上である実施例1b〜1dでは、ガラス転移温
度が常温よりも低く十分な柔軟性があった。また、これ
らから形成されたフィルムは、伸び率があり、透明なも
のであった。
おいて、化合物(a)の代わりに上記化合物(b)をそ
れぞ10(実施例2a)、30(実施例2b)、50
(実施例2c)、100(実施例2d)重量部を添加し
た以外は、実施例1と同様にして、組成物を得てTg値
を測定した。また、厚さ200ミクロンのフィルムを形
成し、フィルムの伸び率を測定した。 [比較例2]実施例2において、上記化合物(b)を添
加しなかった以外は、実施例2と同様にして、組成物を
得てTg値を測定した。また、厚さ200ミクロンのフ
ィルムを形成し、フィルムの伸び率を測定した。
表2に示す。
比較例2のものに比べ、ガラス転移温度が低く柔軟性の
あるものであった。特に、可塑剤(b)の添加量が30
重量部以上である実施例2b〜2dでは、ガラス転移温
度が常温とほぼ等しいか、あるいは常温よりも低く十分
な柔軟性があった。また、これらから形成されたフィル
ムは、伸び率があり、透明なものであった。
おいて、化合物(a)の代わりに上記化合物(c)をそ
れぞ10(実施例3a)、30(実施例3b)、50
(実施例3c)、100(実施例3d)重量部を添加し
た以外は、実施例1と同様にして、組成物を得てTg値
を測定した。また、厚さ200ミクロンのフィルムを形
成し、フィルムの伸び率を測定した。 [比較例3]実施例3において、上記化合物(c)を添
加しなかった以外は、実施例3と同様にして、組成物を
得てTg値を測定した。また、厚さ200ミクロンのフ
ィルムを形成し、フィルムの伸び率を測定した。
表3に示す。
比較例3のものに比べ、ガラス転移温度が低く柔軟性の
あるものであった。特に、可塑剤(c)の添加量が30
重量部以上である実施例3b〜3dでは、ガラス転移温
度が常温よりも低く十分な柔軟性があった。また、これ
らから形成されたフィルムは、伸び率があり、透明なも
のであった。
酸由来の構成単位を20モル%含み、重量平均分子量1
20000のもの)100重量部に対し、上記化合物
(a)をそれぞ10(実施例4a)、30(実施例4
b)、50(実施例4c)、100(実施例4d)重量
部を、実施例1と同様な方法で添加した。これらの組成
物のTg値をDSCにより測定した。次に、これらの組
成物から、それぞれ厚さ200ミクロンのフィルムを形
成し、これらのフィルムの伸び率を測定した。 [比較例4]実施例4において、上記化合物(a)を添
加しなかった以外は、実施例4と同様にして、組成物を
得てTg値を測定した。また、厚さ200ミクロンのフ
ィルムを形成し、フィルムの伸び率を測定した。
表4に示す。
比較例4のものに比べ、ガラス転移温度が低く柔軟性の
あるものであった。特に、可塑剤(a)の添加量が30
重量部以上である実施例4b〜4dでは、ガラス転移温
度が常温よりも低く十分な柔軟性があった。また、これ
らから形成されたフィルムは、伸び率があり、透明なも
のであった。
おいて、化合物(a)の代わりに上記化合物(b)をそ
れぞ10(実施例5a)、30(実施例5b)、50
(実施例5c)、100(実施例5d)重量部を添加し
た以外は、実施例4と同様にして、組成物を得てTg値
を測定した。また、厚さ200ミクロンのフィルムを形
成し、フィルムの伸び率を測定した。 [比較例5]実施例5において、上記化合物(b)を添
加しなかった以外は、実施例5と同様にして、組成物を
得てTg値を測定した。また、厚さ200ミクロンのフ
ィルムを形成し、フィルムの伸び率を測定した。
表5に示す。
比較例5のものに比べ、ガラス転移温度が低く柔軟性の
あるものであった。特に、可塑剤(b)の添加量が30
重量部以上である実施例5b〜5dでは、ガラス転移温
度が常温よりも低く十分な柔軟性があった。また、これ
らから形成されたフィルムは、伸び率があり、透明なも
のであった。
おいて、化合物(a)の代わりに上記化合物(c)をそ
れぞ10(実施例6a)、30(実施例6b)、50
(実施例6c)、100(実施例6d)重量部を添加し
た以外は、実施例4と同様にして、組成物を得てTg値
を測定した。また、厚さ200ミクロンのフィルムを形
成し、フィルムの伸び率を測定した。 [比較例6]実施例6において、上記化合物(c)を添
加しなかった以外は、実施例6と同様にして、組成物を
得てTg値を測定した。また、厚さ200ミクロンのフ
ィルムを形成し、フィルムの伸び率を測定した。
表6に示す。
比較例6のものに比べ、ガラス転移温度が低く柔軟性の
あるものであった。特に、可塑剤(c)の添加量が30
重量部以上である実施例6b〜6dでは、ガラス転移温
度が常温よりも低く十分な柔軟性があった。また、これ
らから形成されたフィルムは、伸び率があり、透明なも
のであった。
のように、ポリ乳酸系樹脂との相溶性に優れた低分子量
乳酸誘導体を可塑剤として含むので、柔軟性に富むと共
に、得られる成形品は透明性に優れ、にじみ出しの問題
がない。従って、本発明のポリ乳酸系樹脂組成物は、フ
ィルム、本、パッケージ材料等、特に包装用、医科用、
農業用用途の生分解性樹脂として非常に有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリL乳酸、またはD乳酸を構成単位と
して含むポリDL乳酸100重量部と、 少なくとも一種の低分子量乳酸誘導体5〜120重量部
とを含むポリ乳酸系樹脂組成物。 - 【請求項2】 低分子量乳酸誘導体のうちの少なくとも
一種が、下記一般式(I) で示されるものである、請求項
1に記載のポリ乳酸系樹脂組成物: 【化1】 ここで、R1 は、アルキル基、アシル基、アリール基ま
たはシリル基であり、R2 は、アルキル基またはアリー
ル基である。 - 【請求項3】 低分子量乳酸誘導体のうちの少なくとも
一種が、下記一般式(II)で示されるものである、請求項
1または2項に記載のポリ乳酸系樹脂組成物: 【化2】 ここで、R2 は、アルキル基またはアリール基であり、
R3 は二価の連結基である。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP25652095A JP3517855B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | ポリ乳酸系樹脂組成物 |
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