JPH09104199A - 絵付けを施された貴金属装飾品 - Google Patents

絵付けを施された貴金属装飾品

Info

Publication number
JPH09104199A
JPH09104199A JP26179695A JP26179695A JPH09104199A JP H09104199 A JPH09104199 A JP H09104199A JP 26179695 A JP26179695 A JP 26179695A JP 26179695 A JP26179695 A JP 26179695A JP H09104199 A JPH09104199 A JP H09104199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
pigment
photograph
noble metal
paint layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26179695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyasu Kondou
公泰 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP26179695A priority Critical patent/JPH09104199A/ja
Publication of JPH09104199A publication Critical patent/JPH09104199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 模様の色ずれ,ひび割れおよび色あせ等の発
生が防止され、かつ高温で焼成することによる金属のひ
ずみ等の発生が防止された、美麗な、絵付けを施された
貴金属装飾品を提供する。 【解決手段】 貴金属の地金部材、一層以上の焼成され
た白地顔料層、および写真の転写焼付けによる絵の具層
を、この順に積層してなることを特徴とする絵付けを施
された貴金属装飾品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絵付けを施された
貴金属装飾品に関する。さらに詳しくは、金,銀,プラ
チナ等の貴金属に、カラー写真等の転写焼付による絵付
けを施されたネックレス,ペンダント,ロケット等のア
クセサリー類や、壺,花瓶等の調度品類等の装飾品に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、物品の表面に絵付けを施し、
美感の向上を図ることが行われてきた。このような絵付
け方法としては、たとえば陶磁器や板ガラス等の無機質
硬質材を対象としたものとして、可撓性薄膜表面に無機
質顔料の模様を施し、この模様を施した薄膜を陶磁器や
板ガラス等に積層し、この積層した無機質硬質材を焼成
して薄膜を焼失せしめると共に、可撓性薄膜表面に施し
た前記無機質顔料の模様を転写焼付ける方法が提案され
ている(特開平5−318990号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金属、特に貴
金属については、絵の具の焼付温度における熱膨張係数
が貴金属のそれと異なることによって、模様の色ずれ,
ひび割れ,および色あせ等を生じ易いこと、並びに高温
で焼成するために、金属のひずみ等が生じ易いことか
ら、美麗な絵付けの実現は不可能と考えられてきた。
【0004】本発明は、上述の問題に鑑みなされたもの
であり、模様の色ずれ,ひび割れおよび色あせ等の発生
が防止され、かつ高温で焼成することによる金属のひず
み等の発生が防止された、美麗な、絵付けを施された貴
金属装飾品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によれば、貴金属の地金部材、一層以上の焼成さ
れた白地顔料層、および写真の転写焼付けによる絵の具
層を、この順に積層してなることを特徴とする絵付けを
施された貴金属装飾品が提供される。
【0006】また、その好ましい態様として、前記一層
以上の白地顔料層が、主成分として酸化錫,酸化チタ
ン,硼酸,ランタン及び硅石等からなる群から選ばれる
一種以上の物質からなるとともに、その焼成温度が、7
00〜900℃で、その熱膨張係数が、7.2×10-6
〜13.5×10-6(0〜900℃)であることを特徴
とする絵付けを施された貴金属装飾品が提供される。
【0007】また、その好ましい態様として、前記写真
の転写焼付けによる絵の具層が、二酸化珪素アルミナ,
酸化硼素,アルカリ金属酸化物からなり、希土類元素酸
化物の1種もしくは2種以上を含有したフリットに、ま
たは必要に応じて、酸化亜鉛,酸化ビスマス,酸化ジル
コニウム,アルカリ土類金属酸化物,酸化ストロンチウ
ム,を1種もしくは2種以上さらに含有したフリット
に、顔料を混合してなることを特徴とする絵付けを施さ
れた貴金属装飾品が提供される。
【0008】さらに、その好ましい態様として、前記絵
の具層の、写真の転写焼付温度が700〜900℃であ
り、その熱膨張係数が、4.3×10-6〜6.5×10
-6(0〜900℃)であることを特徴とするクレーム1
〜3のいずれか1項記載の絵付けを施された貴金属装飾
品が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1に示すように本発明の絵付けを施された貴金
属装飾品は、貴金属の地金部材1,白地顔料層2および
絵の具層3をこの順に積層してなっている。なお、図1
に示す例の場合、白地顔料層は2層からなっている。
【0010】1.貴金属地金部材 本発明に用いられる貴金属としては、特に制限はない
が、たとえば金,銀,銅,プラチナ等を挙げることがで
きる。その地金部材の形状としては、特に制限はなく、
装飾品の用途として、たとえば、ネックレス,ブロー
チ,ロケット,ブレスレット等のアクセサリー類や壺や
花瓶等の調度品の形状に合わせたものを用いることがで
きる。
【0011】2.白地顔料層 本発明においては、白地顔料層は、白色度を向上させ、
模様の見栄えをよくするため、また、貴金属の下地部材
と絵の具との熱膨張係数の相違を緩和するために用いら
れる。従って、この白地顔料層の熱膨張係数としては、
貴金属(金15×10-6(0〜900℃),銀20.5
×10-6(0〜900℃),プラチナ10.2×10-6
(0〜1000℃))と後述する絵の具(4.3×10
-6〜6.5×10-6)との中間の、7.2×10-6〜1
3.5×10-6(0〜900℃)であることが好まし
い。この白地顔料層の原材料としては、たとえば、酸化
錫,酸化チタン,硼酸,ランタン及び硅石等からなる群
から選ばれる一種以上の物質を挙げることができる。
【0012】この白地顔料層の、前記貴金属の地金部材
上への積層は、たとえば、転写紙上にスクリーン印刷
(200メッシュ〜250メッシュ)で、上記白色顔料
を印刷し、その上に模様を順次印刷する。そして印刷物
を水に浸し、紙の部分をはく離させて、対象物に貼付し
焼成することができる。
【0013】この場合の焼成温度としては、700〜9
00℃が好ましく、800〜820℃が特に好ましい。
900℃を超えると、素材を傷めることがあり、550
℃未満であると、顔料の光沢を低減させることがある。
この白地顔料層は、白色度を向上させるために、二層以
上繰り返し焼成して設けることが好ましい。
【0014】3.写真の転写焼付けによる絵の具層 本発明に用いられる写真の転写焼付け方法としては、特
に制限はなく、この分野で汎用されているものを用いる
ことができる。たとえばシリコンフィルム,ポリエステ
ルフィルム等の可撓性薄膜表面にコバルト,プラセオジ
ウム,金,マンガン,クロム等の無機質顔料(絵の具)
の模様を施し、この模様を施した薄膜を、前記白地顔料
層上に積層し、この積層体を焼成して薄膜を焼失せしめ
ると共に、可撓性薄膜表面に施した前記無機質顔料の模
様を転写焼き付けることを挙げることができる。このよ
うな、白地顔料層上に、絵の具を焼付ける方法は、異な
る二層の熱膨張及び収縮による模様の色ずれやひび割れ
等の発生を有効に防止するという利点がある。
【0015】可撓性薄膜表面に無機質顔料の模様を施す
方法としては、ネガ又はポジの網点分解を施した写真原
版を用い、所要の色調を有する無機質顔料により印刷す
ることができる。網点分解を行うことで、写真原版のフ
ィルムが許す限り、網点分解時における網点を小さく
し、解明度を向上させることができる。
【0016】上記写真の転写焼付けに用いられる無機質
顔料(絵の具)は、有害物である鉛,カドミウムを含有
しないことはもとより、絵の具顔料成分の発色性が最大
限発揮される約800℃の焼成温度において、フリット
成分が失透性を有せず、さらに顔料が添加されている時
に協同して発色性を発揮させるものであること等が基本
的に必要である。さらに、貴金属との熱膨張係数との相
違ができるだけ小さいことが、模様の色ずれやひび割れ
防止のために必要である。
【0017】本発明に用いられる絵の具は、二酸化珪
素,アルミナ,酸化硼素,アルカリ金属酸化物からな
り、希土類元素酸化物の1種又は2種以上を含有したフ
リットに、顔料を混合したものを挙げることができる。
【0018】また、必要に応じ、さらに酸化亜鉛,酸化
ビスマス,酸化ジルコニウム,アルカリ土類金属酸化
物,酸化ストロンチウム,を1種又は2種以上含有した
フリットに、顔料を混合したものを挙げることができ
る。
【0019】この絵の具に用いられる顔料としては、炭
酸銅,酸化第二鉄,三酸化アンチモン,酸化コバルト等
を使用することができる。炭酸銅は、その含有率を変化
させることにより青色から緑色に発色させることがで
き、また酸化第二鉄、三酸化アチモンでは赤系から茶系
又は黄系、酸化コバルトでは青紺の発色を得ることがで
きる。
【0020】本発明に用いられる絵の具は、二酸化珪
素,アルミナ,酸化硼素,アルカリ金属酸化物からな
り、希土類元素酸化物の1種又は2種以上を含有したフ
リットに、顔料を混合したもの等とすることにより、従
来の上絵の具のように鉛,カドミウムを含有させなくて
も、ひび割れのない、顔料の発色性のよい上絵の具とす
ることができる。
【0021】本発明に用いられる絵の具の熱膨張係数
は、4.3×10-6〜6.5×10-6(0〜900℃)
であり、また焼成(焼付け)温度範囲を顔料の発色性の
よい700℃〜900℃のものとすることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について具体的に説
明する。貴金属の地金部材として、金(熱膨張係数:1
5×10-6(0〜900℃))を用い、その上に、主成
分として酸化錫,酸化チタン,硼酸,ランタン及び硅石
等からなる白地顔料(熱膨張係数:8.6×10-6(0
〜900℃))を積層し、800℃で焼成することを二
度繰り返した。この上に絵の具層を写真の転写焼付けに
より形成した。
【0023】絵の具の顔料としては、青色成分としてコ
バルト、マゼンタ色成分として含金、黄色成分としてプ
ラセオジウム、黒色成分としてマンガンを混ぜたもの、
およびフリットとして硅石,硼酸,酸化チタン,アルカ
リ金属酸化物,アルカリ土類酸化物を使用し(絵の具の
熱膨張係数:5.5×10-6)、印刷フィルムとしてポ
リエステルフィルムを用いて、乾式によって4色分解し
て印刷した。印刷後、艶消しの状態を有する絵の具層の
自然色の状態の模様を得た。
【0024】これを、電気炉を用いて、800℃で4〜
5時間、焼成した。これによって、平滑で光沢のある状
態の模様を表面に有するペンダントを得た。このペンダ
ントを常温に冷却後、模様の色ずれ,ひび割れを観察し
たが、その発生は認められなかった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
模様の色ずれ,ひび割れ,および色あせ等の発生が防止
され、かつ高温で焼成することによる金属のひずみ等の
発生が防止された、美麗な、絵付けを施された貴金属装
飾品を提供することができる。
【0026】このような貴金属装飾品によれば、写真に
写っている人,ペット等を、写真と同じ鮮明さで転写す
ることが可能となり、しかも、転写したものが写真の持
ち主にとって固有のものとなり、貴金属装飾品としての
価値をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絵付けを施された貴金属装飾品の一実
施例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 貴金属地金部材 2 白地顔料層 3 絵の具層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属の地金部材、一層以上の焼成され
    た白地顔料層、および写真の転写焼付けによる絵の具層
    を、この順に積層してなることを特徴とする絵付けを施
    された貴金属装飾品。
  2. 【請求項2】 前記一層以上の白地顔料層が、主成分と
    して酸化錫,酸化チタン,硼酸,ランタン及び硅石等か
    らなる群から選ばれる一種以上の物質からなるととも
    に、その焼成温度が、700〜900℃で、その熱膨張
    係数が、7.2×10-6〜13.5×10-6(0〜90
    0℃)であることを特徴とする請求項1記載の絵付けを
    施された貴金属装飾品。
  3. 【請求項3】 前記写真の転写焼付けによる絵の具層
    が、二酸化珪素,アルミナ,酸化硼素,アルカリ金属酸
    化物からなり、希土類元素酸化物の1種もしくは2種以
    上を含有したフリットに、または必要に応じて、酸化亜
    鉛,酸化ビスマス,酸化ジルコニウム,アルカリ土類金
    属酸化物,酸化ストロンチウム,を1種もしくは2種以
    上さらに含有したフリットに、顔料を混合してなること
    を特徴とする請求項1または2記載の絵付けを施された
    貴金属装飾品。
  4. 【請求項4】 前記絵の具層の、写真の転写焼付温度が
    700〜900℃であり、その熱膨張係数が、4.3×
    10-6〜6.5×10-6(0〜900℃)であることを
    特徴とするクレーム1〜3のいずれか1項記載の絵付け
    を施された貴金属装飾品。
JP26179695A 1995-10-09 1995-10-09 絵付けを施された貴金属装飾品 Pending JPH09104199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26179695A JPH09104199A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 絵付けを施された貴金属装飾品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26179695A JPH09104199A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 絵付けを施された貴金属装飾品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09104199A true JPH09104199A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17366840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26179695A Pending JPH09104199A (ja) 1995-10-09 1995-10-09 絵付けを施された貴金属装飾品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09104199A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5989636A (en) Glazed ceramic floor tile having high-resolution image
WO2003016409A1 (en) Titanium oxide composition having high brilliant color, composition comprising coating and cosmetic composition, and method for their preparation
CN101804762A (zh) 浮雕层网版制作方法以及粉彩浮雕瓷器的制作方法
JP2005082438A (ja) 曜変加飾陶磁器およびその製造法
CS118191A2 (en) Wrapped spinel colour pigments, method of their production and application
EP1614664A1 (en) Method for preparing a relief glass substrate with a durable coloured pattern
CN115772026A (zh) 一种彩色玲珑瓷的制备方法
JP2001213642A (ja) パール調絵付ガラスセラミックス及びその製造方法
JPH09104199A (ja) 絵付けを施された貴金属装飾品
JP2001233637A (ja) パール調絵付ガラスセラミックス及びその製造方法
JP4200726B2 (ja) 陶磁器用濃青色系装飾釉およびこれを用いた衛生陶器
US20160039236A1 (en) Decal printing paper for ceramics
KR940006436B1 (ko) 황금도자기의 제조방법
EP0327436A1 (fr) Composition pour émaillage par sérigraphie en quadrichromie d'objets en verre
EP1753701B1 (en) Procedure for reproduction of a photographic picture in an article of glass
KR100306586B1 (ko) 다채무늬 유리판넬의 제조방법
JP2001233636A (ja) パール調絵付ガラスセラミックス及びその製造方法
JP3169581B2 (ja) 陶磁器の厚盛釉薬転写による厚盛加飾方法と、1000℃〜1200℃以上の温度による高温焼成による厚盛加飾用の厚盛釉薬転写紙
JPH02252683A (ja) 写真陶磁器
CN2167090Y (zh) 彩色涂层玻璃镜片
CN1026570C (zh) 一种制造夜明蜡画的方法
JP2983458B2 (ja) ホーロー部材の製造方法
KR20030082660A (ko) 알루미늄용기의 표면코팅 방법
JP3645331B2 (ja) ホーロー部材の製造方法
JPH05318990A (ja) 硬質無機基材への絵付方法