JPH09105367A - インジェクタ駆動回路 - Google Patents

インジェクタ駆動回路

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JPH09105367A
JPH09105367A JP26322495A JP26322495A JPH09105367A JP H09105367 A JPH09105367 A JP H09105367A JP 26322495 A JP26322495 A JP 26322495A JP 26322495 A JP26322495 A JP 26322495A JP H09105367 A JPH09105367 A JP H09105367A
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JP
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circuit
solenoid
switch
current
signal
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JP26322495A
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Inventor
Takuya Yasui
卓也 安井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇圧回路を簡素化できるとともに、コンデンサ
の容量の低減も図り、システムを小型化して低コストに
できるインジェクタ駆動回路を提供する。 【解決手段】 電子制御ユニット(ECU)は、t0時
にコントロール信号発生部に対し事前通電信号を入力す
る。コントロール信号発生部はこの信号に基づいてt0
時にスイッチSW2をオンする。この結果、バッテリB
からソレノイドLに事前通電電流Iαが供給される。次
にECUはソレノイド駆動信号をt1時にコントロール
信号発生部に入力し、コントロール信号発生部14は、
同信号に基づいてスイッチSW1をオンするとともに、
そのままスイッチSW1をオンし続け、LCR共振によ
ってソレノイド電圧が負電圧になるまで保持電流Ihの
供給を遅らせる。この結果、昇圧回路11によりコンデ
ンサCに充電した高電圧をソレノイドLに印加し、 高速
に動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関におい
て、インジェクタを駆動するインジェクタ駆動回路に係
り、さらに詳細には、 高圧型インジェクタに好適なイン
ジェクタ駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガソリンエンジンにおけるインジ
ェクタ(燃料噴射弁)は、インテークマニホルドに配設
されるのが、一般的であり、 又、インジェクタによって
噴射されたガソリン燃料は、インテークマニホルド内に
おいて燃焼用空気と所望の混合比に混合された後、シリ
ンダ内に供給されていた。 又、インジェクタに供給され
るガソリン燃料の燃料圧力(燃圧)は数気圧程度であ
り、 インジェクタを開閉駆動するアクチュエータにも高
速応答性が特に要求されることもなく、 車載バッテリの
有する電源電圧によって満足のいくインジェクタの駆動
が実現されていた。
【0003】近年、 燃焼効率の向上を図るため、 シリン
ダにインジェクタを配設し、 シリンダ内に噴射を行うこ
とが試みられている。 このシリンダ内への燃料の直接噴
射によれば、 インジェクタから供給されるガソリン燃料
は全てシリンダ内に供給されるので、より理論値に近い
燃焼を実現することが可能となり、 燃費の向上、排気ガ
ス中の、NOx 、HC等の低減を実現することができ
る。
【0004】しかしながら、 かかる場合、 ガソリン燃料
が噴射される空間は、 シリンダ、ピストン、 及びシリン
ダによって構成される空間であり、 圧縮行程中での噴射
を考えるとインテークマニホルド内に噴射される場合と
比較して、非常に高い圧力下で噴射を行わなければなら
ない。燃料噴射後に燃料が充分拡散される空間的、 時間
的余裕がない。従って、このような条件下において、 従
来と同等の燃焼条件を得るためには、 インジェクタに供
給されるがガソリン燃料の燃圧を高くして、シリンダ内
に燃料が噴射された瞬間から充分に拡散するようにして
やればよい。このように燃圧を高くすると、 同一のイン
ジェクタ開弁時間内により多くのガソリン燃料がシリン
ダ内に供給されるが、エンジンが必要とするガソリン燃
料量は、従来のインテークマニホルド内における燃料噴
射の場合と変わらず、燃料噴射量を同一にしなければな
らない。
【0005】そのためには、 高い燃圧に抗してインジェ
クタを高速駆動して燃料噴射時間を正確にコントロール
する必要があり、 アクチュエータに高電圧を印加して、
インジェクタを高速でON、OFF動作(弁の開閉動
作)させるアクチュエータの高速駆動回路が必要とな
る。
【0006】ここで、従来より用いられているアクチュ
エータの駆動回路としては、例えば、特開昭57−49
059号公報に記載されているアクチュエータの駆動回
路がある。この公報に記載のアクチュエータの駆動回路
は、大容量、高耐圧のコンデンサや、前記コンデンサを
充電するための昇圧回路が必要である。
【0007】図9を参照して、従来のインジェクタ駆動
回路の構成について説明する。バッテリBの両端子には
DC−DCコンバータよりなる昇圧回路21が接続さ
れ、昇圧回路21の両出力端子にはスイッチSW4、及
びコンデンサCが接続されている。コンデンサCの両端
子間には、スイッチSW1,SW3の並列回路、ソレノ
イドL、抵抗Rが直列に接続されている。バッテリBの
プラス端子と、ソレノイドLとスイッチSW1(スイッ
チSW3)との接続点との間には、スイッチSW2、ツ
ェナーダイオードZDとの並列回路、 及びダイオードD
とからなる直列回路が接続されている。前記ダイオード
DはソレノイドLにコンデンサCより印加された電圧が
逆流することを防止するための印加電圧逆流防止用であ
る。又、昇圧回路21の一次側マイナス端子と、二次側
マイナス端子は接地されている。なお、前記各スイッチ
SW1〜SW4は図示しない制御手段によってオン、オ
フ制御されるべく、トランジスタ、トライアック等のス
イッチング回路等によって構成される。又、スイッチS
W2は定電流回路も含んでいる。
【0008】上記のように構成されたインジェクタ駆動
回路を使用してインジェクタの駆動制御の説明をする。
まず、昇圧回路21によりコンデンサCに充電した高電
圧をスイッチSW1のオン(図10のt1時)により、
ソレノイドLに印加し、 高速に動作させる。
【0009】次に、そのままスイッチSW1をオンし続
け、LCR共振によってソレノイド電圧VSOL が負電圧
になるまで保持電流の供給を遅らせる(保持ディレイ方
式)。保持ディレイ期間終了(図10のt2時)後、 ス
イッチSW2をオンし、保持電流を供給する。 この時、
スイッチSW1をオフする。
【0010】図10のt2〜t3の期間中はリミッタや
スイッチSW2のスイッチングを利用して、保持電流を
調節する(保持電流制御方式)。続いて、ソレノイドL
のオフタイミング(t3時)で、 スイッチSW2をオフ
する。この時点からわずかに遅らせて、 スイッチSW3
をオン(t4時)し、 コンデンサCの逆電圧をソレノイ
ドLに印加し、逆電流を流す(逆電圧印加方式)。そし
て、この後、適当なタイミングでスイッチSW3をオフ
(t5時)する。
【0011】次に、適当なタイミングで、SW4をオン
し(t6時)、昇圧回路21によりコンデンサCを充電
する。充電完了後はスイッチSW4をオフする(T7
時)。なお、図10中、VC はコンデンサ電圧である。
【0012】上述したように、インジェクタ駆動回路で
は、高い燃圧に抗してインジェクタを高速駆動して燃料
噴射時間を正確にコントロールする必要があるため、図
10のt1,t2間においてインジェクタのソレノイド
電流ISOL のピーク部分が必要となる。
【0013】このソレノイド電流ISOL のピーク部分を
つくるためには、車載バッテリBの電圧12Vでは不足
であり、昇圧回路21で約180V〜250Vの電圧を
発生させ、それをコンデンサCに充電し、上記のように
インジェクタONタイミングで一気に印加している。
【0014】すなわち、車載電源であるバッテリ電圧1
2VをDC−DCコンバータ等の昇圧回路21によって
数100Vに昇圧してコンデンサCに充電し、 このコン
デンサCを放電することにより、高電圧をアクチュエー
タに印加して、同アクチュエータを高速駆動している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のイン
ジェクタ駆動回路は、昇圧回路や、大容量・高耐圧のコ
ンデンサのために、大型化し、回路も複雑となってコス
ト高となる問題があった。
【0016】この発明の目的は、昇圧回路を簡素化でき
るとともに、コンデンサの容量の低減も図り、システム
を小型化して低コストにできるインジェクタ駆動回路を
提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1の発明は、インジェクタを駆動するソレノ
イドと、電源からソレノイドへの保持電流をオンオフ制
御する第1のスイッチ回路と、前記電源に接続された昇
圧回路により充電されるコンデンサと、インジェクタ駆
動信号に応答して前記コンデンサから前記ソレノイドへ
の放電電流をオンオフ制御する第2のスイッチ回路とを
含むインジェクタ駆動回路において、前記第2のスイッ
チ回路のオンに先だって、前記ソレノイドへ事前通電電
流を供給すべく前記第1のスイッチ回路をオン制御する
スイッチ制御手段を備えたインジェクタ駆動回路をその
要旨としている
【0018】請求項2の発明は、第1のスイッチ回路
は、インジェクタ駆動信号発生より前に供給される事前
通電電流の方がそれより後に供給される保持電流に比し
て大きくなるように電流を制御する電流制御手段を含ん
でいる請求項1に記載のインジェクタ駆動回路をその要
旨としている
【0019】(作用)請求項1の発明では、スイッチ制
御手段は、第2のスイッチ回路のオンに先だって第1の
スイッチ回路をオン制御する。この結果、事前に電源か
らソレノイドに事前通電電流が供給される。この後、イ
ンジェクタ駆動信号に応答して第2のスイッチ回路がオ
ンされ、コンデンサからソレノイドに励磁電流が供給さ
れる。このため、後の第2のスイッチ回路のオン制御に
よりコンデンサから供給される電流によりソレノイド電
流ISOL がピーク部分をつくり、インジェクタONタイ
ミングで一気に印加する。
【0020】この結果、ソレノイド電流に必要なピーク
電流値ISOL-P をソレノイドLに供給するために、コン
デンサCがソレノイドに供給するエネルギは、従来技術
では、「(L・ISOL-P 2 )/2」以上必要であったも
のが、請求項1の発明では、「(L・ISOL-P 2 )/2
−(L・Iα2 )/2」以上にまで減少させることが可
能である。なお、上記式中、Lはソレノイドのインダク
タンスである。
【0021】請求項2の発明は、電流制御手段が、イン
ジェクタ駆動信号発生より前の事前通電電流がそれより
後に供給される保持電流に比して大きくなるように電流
を制御する。この結果、第1のスイッチ回路により、予
め流れる事前通電電流を大とすることにより、コンデン
昇圧回路を簡単な構成にして低コストが実現され
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
一形態を図1〜図4及び図7に従って説明する。
【0023】図1は本発明に係る1気筒分のインジェク
タ駆動回路10を示している。 図2は事前通電信号及び
ソレノイド駆動信号のタイムチャート、図3はソレノイ
ド駆動信号、スイッチSW1〜SW4、コンデンサ電
圧、ソレノイド電圧、ソレノイド電流、スイッチSW2
の電流のタイムチャート、図4は前記インジェクタ駆動
回路10を制御するための制御回路12を示している。
図1のインジェクタ駆動回路10の構成は図9の従来の
インジェクタ駆動回路の構成とは昇圧回路及びコンデン
サが異なることと、スイッチSW2の構成が異なってい
るのみで、他の構成は同一であるため、同一符号を付し
て、その説明を省略する。
【0024】図1のインジェクタ駆動回路10の昇圧回
路11は、図9の従来のインジェクタ駆動回路の昇圧回
路21と比較して、二次側の出力電圧が小さくなるよう
に構成されている。 又、図1のインジェクタ駆動回路1
0のコンデンサC1は、従来のインジェクタ駆動回路2
1のコンデンサCとは、容量が小さく、かつ耐圧も小さ
くされている。 又、ソレノイドLは燃料噴射弁に内蔵さ
れるソレノイド式のアクチュエータであって、ソレノイ
ドL内を摺動するプランジャと、 プランジャに固定され
たニードルバルブと、 ニードルバルブを閉弁方向に付勢
するスプリングを備えている。 そして、ソレノイドLに
電圧が印加されると、プランジャがニードルバルブに付
与されているスプリング弾性力及び燃圧に抗して開弁方
向に移動し、 ニードルバルブ先端にて閉塞されていた噴
射孔が開放される。
【0025】前記インジェクタ駆動回路10を制御する
スイッチ制御手段としての制御回路12を図4に従って
説明する。制御回路12は、電子制御ユニット(以下
「ECU」という。)13、コントロール信号発生部1
4を備えている。 ECU13は図示しない中央処理装置
(CPU)を備えている。前記ECU13には、内燃機
関としてのエンジンの作動状態を検出するために、各種
センサ(図示しない)が接続されている。すなわち、E
CU13にはエアーフローメータ、吸気温センサ、スロ
ットルセンサ、水温センサ、酸素センサ、エンジン回転
数センサ等が通信線を介して接続されている。エアーフ
ローメータはエンジンが吸入する吸入空気量を計測する
ものであり、吸気温センサは吸気通路を流通する吸入空
気の温度変化を検出する。吸気温は、インジェクタの先
端部の周囲の雰囲気温度に相当する。スロットルセンサ
は吸気通路に設けられたスロットル弁の開度(スロット
ル開度)を検出する。水温センサはエンジンのウォータ
アウトレット部に取付けられ、エンジンの冷却水の温度
(冷却水温)を検出する。酸素センサは排気マニホルド
内の排気ガス中の酸素濃度を検出する。
【0026】前記ECU13には、コントロール信号発
生部14が通信線15,16を介して接続されている。
通信線15は事前通電信号専用回線であり、通信線16
はソレノイド駆動信号専用回線である。ECU13は図
示しないROMに格納した制御プログラムに従い前記各
センサからの検出信号に基づいてエンジンの運転状態を
判断し、その運転状態に対応した第1の制御信号及び第
2の制御信号をコントロール信号発生部14に対して各
通信線15,16を介して入力する。コントロール信号
発生部14は各スイッチSW1〜SW4に対して各信号
線を介して接続されている。コントロール信号発生部1
4はECU13から入力した第1の制御信号及び第2の
制御信号に基づいて、 前記制御信号が入力した後のいく
つかの所定時間を経過する毎にスイッチSW1〜SW4
を各別にオン・オフ制御可能とされている。前記スイッ
チSW1は第2のスイッチ回路を構成している。
【0027】次に、第1のスイッチ回路としてのスイッ
チSW2の構成を図7を参照して説明する。 図7はスイッチSW2の回路構成を示している。 同図に
おいて、コントロール信号発生部14には入力信号タイ
ミング分配回路22が接続されている。又、入力信号タ
イミング分配回路22は前記ECU13の信号線16を
介してソレノイド駆動信号が入力される。入力信号タイ
ミング分配回路22にはスイッチングトランジスタTr
のベース端子が接続されている。スイッチングトランジ
スタTrのエミッタ端子はバッテリBに接続されるとと
もにコレクタ端子はダイオードD1を介してダイオード
Dのアノードに接続されている。同スイッチングトラン
ジスタTrは、入力信号タイミング分配回路22からの
入力信号に基づいてオン動作され、事前通電電流Iαを
ソレノイドLに供給可能とされている。そして、スイッ
チングトランジスタTrは事前通電電流Iαが後記する
保持電流Ihとはt1時においては大きい値となるよう
に設定されている。
【0028】又、入力信号タイミング分配回路22には
定電流出力回路23が接続され、同定電流出力回路23
の出力端子はダイオードD2を介してダイオードDのア
ノードに接続されている。又、定電流出力回路23はバ
ッテリBに接続されており、入力信号タイミング分配回
路22からの入力信号により、定電流(保持電流)Ih
をソレノイドLに供給可能とされている。この保持電流
IhはソレノイドLを励磁してインジェクタのプランジ
ャがニードルバルブに付与されているスプリング弾性力
及び燃圧に抗して開弁方向に移動し、 開弁状態を保持で
きる最小値に設定されている。
【0029】前記入力信号タイミング分配回路22はコ
ントロール信号発生部14からの駆動信号をt1時点以
前、すなわちECU13からのソレノイド駆動信号のオ
ン信号を入力した時点よりも前に入力した際には、スイ
ッチングトランジスタTrをオン作動させる。又、入力
信号タイミング分配回路22はコントロール信号発生部
14からの駆動信号をt1時点以後、すなわちECU1
3からのソレノイド駆動信号のオン信号を入力した時点
よりも後に入力した際には、定電流出力回路23を作動
させる。
【0030】前記入力信号タイミング分配回路22、ス
イッチングトランジスタTr、定電流出力回路23によ
り、電流制御手段が構成されている。次に前記インジェ
クタ駆動回路10の作用を図2〜図4を参照して説明す
る。
【0031】ECU13は、各種センサからの入力信号
に基づいて駆動開始タイミングt1及び駆動オフタイミ
ングt3(すなわち、ソレノイド駆動信号のオンタイム
時間)、並びにSW2のスイッチングのため事前通電タ
イミングt0を燃料噴射制御プログラムに従って決定
し、この決定と同時に駆動開始タイミングt1より所定
時間先行してt0時にコントロール信号発生部14に対
し通信線15を介してスイッチSW2のオン信号を発生
させるべく第1の制御信号(事前通電信号)を入力す
る。図3に示すようにコントロール信号発生部14はこ
の通信線15から入力した第1の制御信号(事前通電信
号)の立ち上がりに基づいてt0時にスイッチSW2を
オンする。すなわち、図7に示す入力信号タイミング分
配回路22はコントロール信号発生部14からの駆動信
号に基づいてスイッチングトランジスタTrをオン駆動
することにより、事前通電電流Iαを流す。
【0032】この結果、図3に示すようにバッテリBか
らソレノイドLに事前通電電流Iαが供給される。従っ
て、t0からt1までは、同図のように事前通電電流I
αは(バッテリ電圧/ソレノイド抵抗)分の電流とな
り、この実施の形態では4〜5A程度となる。
【0033】次にECU13は第2の制御信号(ソレノ
イド駆動信号)をt1時に通信線16を介してコントロ
ール信号発生部14に入力する。コントロール信号発生
部14は、このソレノイド駆動信号の立ち上がりに基づ
いてスイッチSW1をオンするとともに、そのままスイ
ッチSW1をオンし続け、LCR共振によってソレノイ
ド電圧が負電圧になるまで保持電流Ihの供給を遅らせ
る(保持ディレイ方式)。
【0034】この結果、昇圧回路11によりコンデンサ
C1に充電した高電圧をソレノイドLに印加し、 高速に
動作させる。続いて、コントロール信号発生部14は、
t1a時にECU13から入力した第1の制御信号(事
前通電信号)の立ち下がりに基づいてSW2をオフ作動
させる。すなわち、入力信号タイミング分配回路22
は、コントロール信号発生部14からの入力信号に基づ
いてスイッチングトランジスタTrをオフする。なお、
この事前通電信号の立ち下がりの時点はスイッチSW2
のt1時におけるオンと同時或いは若干後であって、コ
ンデンサ電圧Vcが負電圧となる時点の前であればよ
い。スイッチSW2をスイッチSW1と同時或いはその
後にオフするのは、スイッチSW1のオンにより、コン
デンサC1から高電圧の電流がソレノイドLに流れるこ
とに起因して、スイッチSW2の回路に電流ISW2 (図
3参照)が流れなくなるためと、コンデンサC1の放電
電流が流れ、後にコンデンサ電圧Vcが負電圧になった
とき、スイッチSW2からの電流がスイッチSW1を介
してコンデンサC1に充電されるのを防止するためであ
る。
【0035】又、コントロール信号発生部14はt1時
から所定時間(遅延時間)τ1を経過した後、すなわ
ち、t2時に再びSW2をオンし、保持電流Ihを供給
するとともにSW1をオフする。すなわち、入力信号タ
イミング分配回路22はコントロール信号発生部14か
らの駆動信号に基づいて定電流出力回路23をオン作動
させる。この結果、定電流出力回路23は、図3のt2
〜t3の期間中は保持電流Ihを0.5A〜1.5A程
度の定電流をソレノイドLに供給する。 (保持電流制御
方式)。
【0036】続いて、ソレノイド駆動信号が立ち下がっ
た時点t3で、コントロール信号発生部14は入力信号
タイミング分配回路22を介して定電流出力回路23を
オフさせ、わずかな時間であるτ2後、すなわち、t4
時にスイッチSW3をオン作動させる。この結果、コン
デンサC1の逆電圧がソレノイドLに印加され、逆電流
を流す(逆電圧印加方式)。この後、コントロール信号
発生部14はt5時において、スイッチSW3をオフす
る。
【0037】この後、コントロール信号発生部14はソ
レノイド駆動信号が立ち下がった時点t3から所定時間
τ3を経過したt6時にスイッチSW4をオン作動し、
昇圧回路21によりコンデンサC1を充電する。そし
て、コンデンサC1が充電完了後であるt7時にスイッ
チSW4をオフ作動する。 (a) さて、上記のように構成された実施の形態で
は、 ECU13は各種センサからの入力信号に基づいて
駆動開始タイミングt1及び駆動オフタイミングt7、
並びにSW2のスイッチングのため事前通電タイミング
t0を燃料噴射制御プログラムに従って決定し、この決
定と同時に所定時間先行してt0のタイミングでスイッ
チSW2をオンさせている。このため、t0をソフトウ
エア上で簡単にかつ正確に設定することができる。 (b) 又、この実施の形態では、 従来に比して通信線
15を追加するだけでよく、簡単な回路の追加だけで実
現できる。 (c) さらに、従来のインジェクタ駆動回路の昇圧回
路21と比較して、二次側の出力電圧が小さくなるよう
に構成され、コンデンサC1は、従来のインジェクタ駆
動回路21のコンデンサCとは、容量が小さく、かつ耐
圧も小さくされていることから、電気回路を簡易にする
ことができる。 (d) 又、この実施の形態では、スイッチSW2を構
成するスイッチングトランジスタTrがオンしたとき、
t1時には保持電流Ihよりも大とした事前通電電流I
αが供給され、 定電流種回路23がオンしたときは、保
持電流Ihを供給するようにして2段階電流供給方式と
した。このため、事前通電電流Iαを保持電流Ihより
も大きくすることができるため、事前通電電流Iαを大
きくすればするほど、「(L・ISOL-P 2 )/2−(L
・Iα2 )/2」以上にまで減少させることがより可能
となり、より上記(c)の効果を高めることができる。
【0038】次に第2の実施の形態を、図3、図5及び
図8を参照して説明する。図5は制御回路12を示し、
同図に示すようにこの実施の形態では、前記第1の実施
の形態の制御回路12の構成中、信号線16を省略し、
コントロール信号発生部14とスイッチSW2間の回路
にタイミング発生回路17が設けられているところが異
なっている
【0039】前記コントロール信号発生部14はECU
13からのソレノイド駆動信号に基づいて同信号が入力
した後のいくつかの所定時間を経過する毎に前記第1の
実施の形態と同様にt1〜t7時において、スイッチS
W1〜SW4を各別にオン・オフ制御可能とされてい
る。
【0040】又、前記タイミング発生回路17は予測制
御手段を構成しておりスイッチSW2の予測制御を行
うようにされている。すなわち、タイミング発生回路1
7は、コントロール信号発生部14がソレノイド駆動信
号に基づいてt2時に入力したスイッチSW2に関する
1回毎の制御駆動信号の周期を記憶するようにされてい
る。この周期とは、1制御周期前の制御に係るt2時
(例えば図8において、t2n-1 )から現在の制御に係
るt2時(図8において、t2n )時までの時間をい
う。そして、タイミング発生回路17は、当該制御時に
おいて、前回の周期Wの0.9W時(t0n 時)にオン
信号をスイッチSW2に対して入力し、t1an 時にオ
フ信号をスイッチSW2に入力する。この両信号に基づ
いてスイッチSW2は、オンオフする。そして、タイミ
ング発生回路17は、当該制御時において、t2時にオ
ン信号をスイッチSW2に対して入力し、t3時にオフ
信号をスイッチSW2に入力する。
【0041】従って、この第2の実施の形態では、前記
第1の実施の形態の(c)の効果に加えて、コントロー
ル信号発生部17の予測制御により、図3に示すように
ソレノイド駆動信号に基づくスイッチSW1のt1時に
おけるオンよりも先行してスイッチSW2がオンされ、
その結果、ソレノイドLに対して事前通電を行うことが
できる。又、第1の実施の形態に比較して、信号線15
を省略でき、回路構成が簡単なものとなる。
【0042】次に、第3の実施の形態を、第1の実施の
形態と異なるところを中心に図3、図6を参照して説明
する。図6は制御回路12を示し、同図に示すようにこ
の実施の形態では、前記第1の実施の形態の制御回路1
2の構成中、信号線15を省略した構成とされている。
又、ECU13は図示しないROMに格納した制御プロ
グラムに従い前記各センサからの検出信号に基づいてエ
ンジンの運転状態を判断し、その運転状態に対応した制
御信号をコントロール信号発生部14に対して通信線1
5を介して入力する。さらに、詳細に説明すると、EC
U13は、事前通電タイミングt0をROMに格納した
事前通電制御プログラムに従って決定し、t0時にコン
トロール信号発生部14に対し通信線15を介してスイ
ッチSW2のオン信号を発生させるべく第1の制御信号
(事前通電信号)を入力する。コントロール信号発生部
14はこの通信線15から入力した第1の制御信号(事
前通電信号)の立ち上がりに基づいてt0時にスイッチ
SW2をオンする。続いて、コントロール信号発生部1
4は、前記第1の制御信号(事前通電信号)に基づい
て、同信号が入力した後のいくつかの所定時間を経過す
る毎に、すなわち、図3に示すt1〜t7(t1aを含
む)時においてスイッチSW1〜SW4を各別にオン・
オフ制御可能とされている。
【0043】この実施の形態では、事前通電信号によっ
て、スイッチSW2の事前通電時間を十分にかつ確実に
確保することが可能となる。又、第2の実施の形態とは
異なり、 スイッチSW1のオンタイミングを事前通電信
号のオンタイミングよりも遅らせるだけでよくなり、従
来の回路の接続を入れ替えるだけで実現できる効果があ
る。
【0044】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、下記のようにすることも可能であ
る。 (イ) 前記第1の実施の形態では2段階電流供給方式
としたが、事前通電電流Iαを制限したい場合には、ス
イッチングトランジスタTrのコレクタ端子側に対して
定電流出力回路23と同様な定電流出力回路を設けても
良い。
【0045】(ロ) 又、前記第1の実施の形態では、
電流Iαの電流値は保持電流Ihとは異なる値にした
が、事前通電電流Iαを保持電流Ihと同じ電流値とな
るようにスイッチングトランジスタTr、入力信号タイ
ミング分配回路22を省略し、定電流出力回路23を含
む回路にてスイッチSW2を構成してもよい。
【0046】このようにすれば、電流Iαと保持電流I
hを異なる電流値にて出力するための構成が別途必要で
なくなり、 回路構成がシンプルなものとなるとともに、
大きな電流がソレノイドLに流れなくなるためインジ
ェクタの発熱を抑制することができる。
【0047】(ハ) 又、上記(ロ)の構成において、
定電流出力回路23を時間の経過にともなって自動的に
可変する構成にしてもよい。この明細書中に記載された
事項から特許請求の範囲に記載された請求項以外に把握
される技術的思想についてその効果とともに記載する。
【0048】(1) 第1のスイッチ回路は、インジェ
クタ駆動信号発生より前に供給される事前通電電流と、
それより後に供給される保持電流とを同じ電流値で供給
するものである請求項1に記載のインジェクタ駆動回
路。このように構成することにより第1のスイッチ回
路の構成がシンプルなものとなるとともに、大きな電流
がソレノイドLに流れなくなるためインジェクタの発
熱を抑制することができる。
【0049】(2) スイッチ制御手段は、保持電流を
供給するべく第1のスイッチ回路をオンオフ作動する1
制御周期前の周期を記憶し、その周期よりも前に予め設
定された時間、 前出しでソレノイドへ事前通電電流を供
給すべく前記第1のスイッチ回路をオン制御するス予測
制御手段を含んでいる請求項1に記載のインジェクタ駆
動回路。上記の構成により、第1の実施の形態に比して
信号線15を省略でき、回路構成を簡単にすることがで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、昇圧回路で発生させる電圧、電流値が低減でき
昇圧回路を簡素化できるとともに、コンデンサの容量
の低減も図り、システムを小型化して低コストにできる
効果を奏する
【0051】請求項2発明によれば、第1のスイッチ回
路により、予め流れる事前通電電流を大とすることによ
り、よりコンデンサの容量の低減及び昇圧回路を簡素
化できるため、低コストが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のインジェクタ駆動
回路の電気回路図。
【図2】事前通電信号及びソレノイド駆動信号のタイム
チャート。
【図3】ソレノイド駆動信号、スイッチSW1〜SW
4、コンデンサ電圧、ソレノイド電圧、ソレノイド電
流、スイッチSW2の電流のタイムチャート。
【図4】第1の実施の形態の制御回路の電気回路図。
【図5】第2の実施の形態の制御回路の電気回路図。
【図6】第3の実施の形態の制御回路の電気回路図。
【図7】第1の実施の形態のスイッチSW2の電気回路
図。
【図8】第2の実施の形態のスイッチSW2に係る制御
駆動信号のタイムチャート。
【図9】従来例のインジェクタ駆動回路の電気回路図。
【図10】同じくソレノイド駆動信号、スイッチSW1
〜SW4、コンデンサ電圧、ソレノイド電圧、ソレノイ
ド電流のタイムチャート。
【符号の説明】
10…インジェクタ駆動回路、12…制御回路(スイッ
チ制御手段)、13…ECU、14…コントロール信号
発生部、15…通信線(事前通電信号専用回線)、16
…通信線(ソレノイド駆動信号専用回線)、17…タイ
ミング発生回路、21…昇圧回路、22…入力信号タイ
ミング分配回路、23…定電流出力回路、Tr…スイッ
チングトランジスタ、B…バッテリ、C1…コンデン
サ、L…ソレノイド。SW1…第1のスイッチ(第2の
スイッチ回路)、SW2…第2のスイッチ(第1のスイ
ッチ回路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタを駆動するソレノイドと、 電源からソレノイドへの保持電流をオンオフ制御する第
    1のスイッチ回路と、 前記電源に接続された昇圧回路により充電されるコンデ
    ンサと、 インジェクタ駆動信号に応答して前記コンデンサから前
    記ソレノイドへの放電電流をオンオフ制御する第2のス
    イッチ回路とを含むインジェクタ駆動回路において、 前記第2のスイッチ回路のオンに先だって、前記ソレノ
    イドへ事前通電電流を供給すべく前記第1のスイッチ回
    路をオン制御するスイッチ制御手段を備えたインジェク
    タ駆動回路。
  2. 【請求項2】 第1のスイッチ回路は、インジェクタ駆
    動信号発生より前に供給される事前通電電流の方がそれ
    より後に供給される保持電流に比して大きくなるように
    電流を制御する電流制御手段を含んでいる請求項1に記
    載のインジェクタ駆動回路。
JP26322495A 1995-10-11 1995-10-11 インジェクタ駆動回路 Pending JPH09105367A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103711626A (zh) * 2013-12-16 2014-04-09 天津大学 汽油机喷油器控制升压电路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103711626A (zh) * 2013-12-16 2014-04-09 天津大学 汽油机喷油器控制升压电路

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