JPH0910596A - 酸化脱水素反応用触媒およびα,β−不飽和カルボニル化合物類の製造法 - Google Patents
酸化脱水素反応用触媒およびα,β−不飽和カルボニル化合物類の製造法Info
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Abstract
応させて得られるパラジウムカルボキシルアセテート
に、含窒素化合物または酢酸化合物を反応させて得られ
る懸濁化合物、または該懸濁化合物にさらに芳香族溶媒
を添加する工程と酸素に接触させる工程を経て得られる
沈殿物からなる触媒の存在下に、アリルアルコール類を
酸素雰囲気下で酸化脱水素反応してα,β−不飽和カル
ボニル化合物類の製造する。 【効果】 安全で温和な条件下に、アリルアルコール類
を酸化脱水素反応してα,β−不飽和カルボニル化合物
類を60〜95モル%程度の高収率で製造できる。ま
た、本発明で用いる触媒のなかでも、沈殿物からなる触
媒は不均一触媒として使用でき、反応系から容易に分離
でき、廃棄操作が容易である。
Description
酸化脱水素反応してα,β−不飽和カルボニル化合物類
を製造するための触媒および当該触媒の存在下にアリル
アルコール類を酸素雰囲気下で酸化脱水素反応してα,
β−不飽和カルボニル化合物類を製造する方法に関す
る。
料、医薬品など種々の工業薬品やその合成中間体などに
利用される有用な物質である。
ル化合物類の製造法としては、たとえば、アリルアルコ
ール類を活性二酸化マンガンや六価のクロム酸等の酸化
剤により酸化する方法が古くから知られている。しか
し、これらの酸化反応は量論反応であること、また酸化
剤として毒性のある重金属を用いるためその取り扱い性
に問題がある。
カルボニル化合物類を製造する酸化脱水素反応を、アリ
ルアルコール類に応用して、α,β−不飽和カルボニル
化合物類を製造することも考えられる。例えば、一般的
にアルコール類よりカルボニル化合物類を製造する方法
としては、銅触媒、亜鉛触媒などを充填した反応器の中
を、高温で水蒸気とともに気化させたアルコール類を、
流通させて酸化脱水素反応する方法が知られている(例
えば、特開昭51−16643号公報、特開昭51−1
3748号公報等)。しかし、これらの気相反応は高温
の反応条件にて行う必要があり、不飽和結合を有するア
リルアルコール類に応用した場合には、分解副反応が多
く、効率的な反応とはいえない。また、液相にてルテニ
ウムを触媒とし、次亜塩素酸を滴下してアルコール類を
酸化脱水素反応する方法が開示されている(例えば、特
開昭64−50836号公報、特開昭63−17494
6号公報、特開昭63−145248号公報、特開昭6
3−130552号公報、特開昭62−265244号
公報、特開昭56−22758号公報等)。しかし、こ
うした液相反応においては高価な次亜塩素酸を用いなけ
ればならず、さらには次亜塩素酸の不安定さから危険を
伴う不利がある。
脱水素反応してα,β−不飽和カルボニル化合物類を製
造するための触媒として、イリジウムトリフェニルフォ
スフィンを用いる方法が報告されている(Journa
l of Organometallic Chemi
stry,356巻,381−8頁(1988))。し
かし、このような有機イリジウムは爆発の危険性を持っ
ており製造上の不利が大きい。また、ヘキサデカカルボ
ニル六ロジウムを酸化脱水素反応用触媒として用いる方
法(特開平3−93742号公報)も知られているが、
高価なロジウム化合物を使用すること、触媒が均一系で
あり分離、再利用が困難な点で不利がある。また、酸化
ルテニウムを酸化脱水素反応用触媒として用いる方法
(Journal of Organic Chemi
stry,49巻,3435−6頁(1984))も知
られているが、酸化ルテニウムの毒性から取り扱い上に
不利がある。また、シンナミルアルコールを、ビスマス
−白金をアルミナに担持した触媒を用いて、酸化脱水素
反応する方法(Journal of Catalys
is,131巻,131頁(1995))も知られてい
るが、ビスマスの毒性や、白金が高価なことから工業的
な製造には不利がある。
剤を用いることなく、安全にかつ温和な反応条件で、ア
リルアルコール類よりα,β−不飽和カルボニル化合物
類を製造する方法を提供することを目的とする。
技術の課題を解決すべく、酸化脱水素反応に使用する触
媒について鋭意研究を重ねた。その結果、以下に示す特
定のパラジウム化合物が、アリルアルコール類を酸化脱
水素反応してα,β−不飽和カルボニル化合物類を製造
するための触媒として高活性を有することを見出し本発
明を完成するに至った。
化炭素を酢酸中で反応させて得られるパラジウムカルボ
キシルアセテートに、含窒素化合物または酢酸化合物を
反応させて得られる懸濁化合物からなる、アリルアルコ
ール類を酸化脱水素反応してα,β−不飽和カルボニル
化合物類を製造するための触媒、酢酸パラジウムと一酸
化炭素を酢酸中で反応させて得られるパラジウムカルボ
キシルアセテートに、含窒素化合物または酢酸化合物を
反応させて得られる懸濁化合物に、さらに芳香族溶媒を
添加する工程と酸素に接触させる工程を経て得られる沈
殿物、および当該沈殿物からなるアリルアルコール類を
酸化脱水素反応してα,β−不飽和カルボニル化合物類
を製造するための触媒、並びに前記触媒の存在下に、ア
リルアルコール類を酸素雰囲気下で酸化脱水素反応する
ことを特徴とするα,β−不飽和カルボニル化合物類の
製造法に関する。
反応してα,β−不飽和カルボニル化合物類を製造する
ための触媒は、酢酸パラジウムと一酸化炭素を酢酸中で
反応させて得られるパラジウムカルボキシルアセテート
に、含窒素化合物または酢酸化合物を反応させて得られ
る懸濁化合物である。かかる懸濁化合物は公知の方法
(I. Moiseev、Pure&Appl.Che
m.,61巻,No.10,pp.1755−176
2,1989)により調製できる。以下に、かかる懸濁
化合物の調製法を詳しく述べる。
を調製する。酢酸に溶解する酢酸パラジウムの使用量
は、酢酸パラジウムが酢酸に溶解する範囲であれば特に
限定されないが、通常は、コスト面、酢酸溶液の取り扱
い性から、酢酸100重量部に対し、酢酸パラジウム1
〜100重量部程度が適当である。なお、酢酸としては
氷酢酸が好ましい。
酸溶液を一酸化炭素雰囲気下で反応させてパラジウムカ
ルボキシルアセテートにする。一酸化炭素の流通は、酢
酸パラジウムの全てをパラジウムカルボキシルアセテー
トにすることができれば、一酸化炭素の流通量は、特に
制限されず、通常、室温〜70℃で、1〜3時間程度、
好ましくは1.5〜2時間流通させる。なお、一酸化炭
素雰囲気下とは、酢酸溶液中の酢酸パラジウムが一酸化
炭素と接触できる状態をいい、酢酸溶液へ一酸化炭素を
バブリングする方法、一酸化炭素雰囲気中で酢酸溶液を
撹拌する方法等の方法を採用できる。
セテートに、含窒素化合物または酢酸化合物を反応させ
て、酢酸中に懸濁状態で存在する懸濁化合物を得る。含
窒素化合物または酢酸化合物としては、パラジウムと反
応して結合もしくは錯体を形成しうる化合物を使用でき
る。
素を有する1,10−フェナントロリン、2,2−ビピ
リジン、トリエチルアミン、一般式(1):
は相異なって水素原子または炭素数1〜8のアルキル基
を示す)で表されるピリジン化合物、および一般式
(2):(CH3 )2 N(CH2 )n N(CH3 )2
(式中、nは1〜10の整数)で表されるアミン化合物
などが好ましい。一般式(1)で表されるピリジン化合
物の具体例としては、ピリジン、4−メチルピリジン、
2−メチルピリジン、2,6−ジメチルピリジン等があ
げられ、一般式(2)で表されるアミン化合物として
は、1,2−ジ(N,N−ジメチルアミノ)エタン、
1,3−ジ(N,N−ジメチルアミノ)プロパン等があ
げられる。
金属塩が好ましく、その具体例としては酢酸カリウム等
があげられる。
パラジウムカルボキシルアセテート中のパラジウム金属
の全量が含窒素化合物または酢酸化合物と反応して結合
もしくは錯体を形成しうる理論量以上である。通常は理
論量の2〜3倍量とされる。たとえば含窒素化合物中の
窒素原子が1つの場合には、前記酢酸パラジウムの仕込
み量1モル部に対して、2モル部以上、窒素原子が2つ
の場合には1モル部以上である。また、酢酸化合物の使
用量は、前記酢酸パラジウム1モル部に対して、2モル
部以上である。
素化合物が1,10−フェナントロリン(以下、Phe
nと略することもある)である場合、得られた懸濁化合
物は、Pd4 (Phen)2 (CO)2 (OCOCH
3 )4 という構造であることが推定されており、前述の
報文においてはかかる懸濁化合物はオレフィンのアセト
オキシ化反応に用いられている。
リルアルコール類からα,β−不飽和カルボニル化合物
類を製造するための酸化脱水素反応用の触媒として用い
たものである。かかる懸濁化合物は、通常、懸濁溶液
(酢酸溶液)のまま均一系の触媒として用いられる。
香族溶媒を添加する工程と酸素に接触させる工程を経て
得られる沈殿物を、アリルアルコール類からα,β−不
飽和カルボニル化合物類を製造するための酸化脱水素反
応用の触媒として使用することもできる。
その使用量は前記懸濁化合物を含有する懸濁溶液(酢酸
溶液)100重量部に対して30重量部以上である。好
ましくは、100〜2000重量部である。30重量部
に満たない場合には、懸濁化合物を沈殿させることが困
難である。
合物または沈殿物を酸素と接触させることをいい、酸素
を供給して接触させる場合の他に空気中の酸素と接触す
る場合も含まれる。酸素と接触する工程は、たとえば、
懸濁化合物に芳香族溶媒を添加する際に、懸濁化合物ま
たは沈殿物と酸素が接触するような状態、また沈殿物を
分離した後に、沈殿物の空隙に酸素を含むような状態を
いう。
かにはなっていないが、含窒素化合物が、Phenであ
る場合、Pd(Phen)(OCOCH3 )2 またはP
d4(Phen)2 (OCOCH3 )n (n=1〜3)
ではないかと推定される。
を添加する工程と酸素に接触させる工程を経ることによ
って沈殿物を生じることは前述の報文には一切記載がな
く、本発明者が初めて見出したものであり、また、かか
る沈殿物をアリルアルコール類からα,β−不飽和カル
ボニル化合物類を製造するための酸化脱水素反応用の触
媒として用いることも、本発明者が初めて見出したもの
である。
ま、または上澄み液を除去(デカンテーション)した
後、不均一系触媒として取り扱うことが可能である。前
記懸濁化合物を含有するは懸濁溶液は、ほとんどの場合
に均一系の触媒として取り扱われ、そのまま溶液の状態
で反応系に添加されるため、酸化脱水素反応後に反応系
から触媒を分離するのは非常に困難(煩雑な操作)であ
ったが、沈殿物からなる不均一系触媒によれば酸化脱水
素反応後における反応系からの触媒分離が容易になり、
また触媒の繰り返し使用も可能である。なお、触媒の分
離は、自然沈降法、遠心分離法など各種公知の方法を採
用することができる。
からなる触媒の存在下で、アリルアルコール類を酸素雰
囲気下に酸化脱水素反応してα,β−不飽和カルボニル
化合物類を製造する。
(3):
に限定はなく、アリルアルコールまたはその誘導体のよ
うな低分子量の化合物から、前記構造を一部に有する高
分子量の化合物(ポリマー)のいずれにも適用できる。
たとえば、アリルアルコール類が、一般式(4):
4 、R5 およびR6 としては、それぞれに同一または相
異なって水素原子、直鎖もしくは分岐鎖の飽和脂肪族炭
化水素基または不飽和脂肪族炭化水素基、直鎖もしくは
分岐鎖の飽和脂環族炭化水素基または不飽和脂環族炭化
水素基、または芳香族炭化水素基等の各種の炭素数1〜
32の炭化水素基等(ただし、R3 またはR4 とR5 は
それぞれの一部が結合して不飽和脂環構造を形成しても
よい)や、カルボキシ基、シアノ基等の各種官能基等が
あげられる。かかるアリルアルコール類の具体例として
は、例えば、アリルアルコール、シンナミルアルコー
ル、ゲラニオール、ネロール、2−ヘキセン−1−オー
ル、3−メチル−2−ブテン−1−オール、1−ヒドロ
キシ−2,4−ジメチルメタノシクロヘキセン、4−メ
チル−3−ペンテン−2−オール、ミルテノールなどが
あげられる。
としては、一般式(3)で表される構造を有するアリル
アルコール類を酸化脱水素反応した、一般式(4):
る。
媒の使用量は、原料であるアリルアルコール類に対し
て、触媒中のパラジウム含有量が、通常は0.01〜2
5モル%程度、好ましくは0.5〜10モル%である。
0.01モル%より少ない場合は、触媒効果が低いため
十分な反応速度が得られない。また25モル%を越える
場合は、触媒費用や触媒分離作業の点で不利がある。
の存在下に行う必要はないが、得られるα,β−不飽和
カルボニル化合物類の収率の点から、有機溶媒系で行う
のが好ましい。特に、有機溶媒としては、芳香族炭化水
素類、カルボン酸類、エステル類、アルキルハライド類
およびハロゲン化炭素類から選ばれるいずれか少なくと
も1種を使用するのが好ましい。
てはベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
イソブチルベンゼン、テトラリン等を例示できる。カル
ボン酸類としては酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸
等を例示できる。エステル類としては酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸イソブチル、プロピオン酸メチル、プロピ
オン酸エチル、プロピオン酸イソブチル等を例示でき
る。アルキルハライド類としては、ジクロロメタン、ト
リクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン、
ジクロロプロパン、ジクロロブタン、トリクロロプロパ
ン、トリクロロブタン、テトラクロロプロパン、テトラ
クロロブタン等を例示できる。ハロゲン化炭素として
は、四塩化炭素、ヘキサクロロエタン、オクタクロロプ
ロパン等を例示できる。
類の製造は、通常、前記触媒を反応容器に入れ、これに
有機溶媒および反応原料であるアリルアルコール類を加
え、酸素雰囲気下に、所定の反応温度にて、所定の反応
時間、酸化脱水素反応させることにより行う。
る。特に有機溶媒または原料のアリルアルコール類の凝
固点以上、沸点以下の温度とするのがよく、10〜80
℃が好ましい。5℃以下では有機溶媒が凝固し、反応に
不利であり、150℃を越える場合にはα,β−不飽和
カルボニル化合物類の収率が低下し、熱コスト的にも不
利である。反応時間は原料のアリルアルコール類の種類
や反応温度などにより異なるが、通常2〜30時間程度
とされる。また、酸素雰囲気下とは、空気中または酸素
ガスを供給した状態、これらをバブリングする状態等を
いう。
採用することにより酸化脱水素反応を、常圧で行い、収
率よくα,β−不飽和カルボニル化合物類を収得できる
ことを一つの特徴とするが、加圧条件を排除するもので
はない。
に、アリルアルコール類を酸化脱水素反応してα,β−
不飽和カルボニル化合物類を60〜95モル%程度の高
収率で製造できる。また、本発明で用いる触媒のなかで
も、沈殿物からなる触媒は不均一触媒として使用でき、
反応系から容易に分離でき、廃棄操作が容易である。
さらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。
調製) 20mlの丸底フラスコに氷酢酸3.5ml(3.67
g)、酢酸パラジウム0.03gを入れ、一酸化炭素雰
囲気中、50℃にて1.5時間反応させ、黄色結晶のパ
ラジウムカルボキシルアセテートを得た。次いで、フラ
スコ中に存在するパラジウム金属の理論量(0.05ミ
リモル)の2倍モル相当の1,10−フェナントロリン
(0.10ミリモル)を加え、50℃にて0.5時間反
応させ、非常に細かい浮遊物のある懸濁溶液を得た。こ
の懸濁溶液を触媒Aという。
た。徐々に沈殿物が生じ、この沈殿物を分離した後、上
澄みをデカンテーションにて除去した。分離作業は酸素
雰囲気中(空気雰囲気下)で行い、黒色の固体を得た。
得られた沈殿物を触媒Bという。
20mlのシュレンク管に、パラジウム含有量が0.0
3ミリモルの触媒B(沈殿物)を入れた後、溶媒として
ベンゼン5mlおよび反応原料のシンナミルアルコール
を1.5ミリモル加え、シュレンク管を酸素で置換した
後、コックに風船を取り付け酸素雰囲気を保った。電磁
撹拌機つきオイルバスにて撹拌しながら50℃で、24
時間反応を行った。得られたα,β−不飽和カルボニル
化合物類(シンナミルアルデヒド)の分析はガスクロマ
トグラフ法によった。転化率、収率を表1に示す。な
お、転化率とは原料が転化した割合をいい、収率とはす
べての原料のうち目的生成物に転化した割合をいう。
もしくはB、または含窒素化合物もしくは酢酸化合物の
種類)、反応温度、反応時間および溶媒のうちいずれか
少なくとも1種を表1に示すように代えた他は実施例1
と同様に行った。α,β−不飽和カルボニル化合物類へ
の転化率、選択率を表1に示す。
ムを、PCAはパラジウムカルボキシルアセテートを、
ベンゼン酢酸はベンゼンと酢酸の1:1(重量比)混合
物をいう
カルボニル化合物類が、一般式(4) :
または8記載の触媒。
カルボニル化合物類が、一般式(4):
11記載の製造法。
Claims (12)
- 【請求項1】 酢酸パラジウムと一酸化炭素を酢酸中で
反応させて得られるパラジウムカルボキシルアセテート
に、含窒素化合物または酢酸化合物を反応させて得られ
る懸濁化合物からなる、アリルアルコール類を酸化脱水
素反応してα,β−不飽和カルボニル化合物類を製造す
るための触媒。 - 【請求項2】 含窒素化合物が、1,10−フェナント
ロリン、2,2−ビピリジン、トリエチルアミン、一般
式(1): 【化1】 (式中、R1 、R2 はそれぞれに同一または相異なって
水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を示す)で表
されるピリジン化合物、および一般式(2):(CH
3 )2 N(CH2 )n N(CH3 )2 (式中、nは1〜
10の整数)で表されるアミン化合物から選ばれるいず
れか少なくとも1種である請求項1記載の触媒。 - 【請求項3】 酢酸化合物が、酢酸アルカリ金属塩であ
る請求項1記載の触媒。 - 【請求項4】 酢酸パラジウムと一酸化炭素を酢酸中で
反応させて得られるパラジウムカルボキシルアセテート
に、含窒素化合物または酢酸化合物を反応させて得られ
る懸濁化合物に、さらに芳香族溶媒を添加する工程と酸
素に接触させる工程を経て得られる沈殿物。 - 【請求項5】 含窒素化合物が、1,10−フェナント
ロリン、2,2−ビピリジン、トリエチルアミン、一般
式(1): 【化2】 (式中、R1 、R2 はそれぞれに同一または相異なって
水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を示す)で表
されるピリジン化合物、および一般式(2):(CH
3 )2 N(CH2 )n N(CH3 )2 (式中、nは1〜
10の整数)で表されるアミン化合物から選ばれるいず
れか少なくとも1種である請求項4記載の沈殿物。 - 【請求項6】 酢酸化合物が、酢酸アルカリ金属塩であ
る請求項4記載の沈殿物。 - 【請求項7】 芳香族溶媒がベンゼンである請求項4、
5または6記載の沈殿物。 - 【請求項8】 請求項4、5、6または7記載の沈殿物
からなるアリルアルコール類を酸化脱水素反応してα,
β−不飽和カルボニル化合物類を製造するための触媒。 - 【請求項9】 アリルアルコール類が、一般式(3): 【化3】 で表される構造を有する化合物であり、α,β−不飽和
カルボニル化合物類が、一般式(4): 【化4】 で表される構造を有する化合物である請求項1、2、3
または8記載の触媒。 - 【請求項10】 請求項1、2、3または8記載の触媒
の存在下に、アリルアルコール類を酸素雰囲気下で酸化
脱水素反応することを特徴とするα,β−不飽和カルボ
ニル化合物類の製造法。 - 【請求項11】 酸化脱水素反応を、芳香族炭化水素
類、カルボン酸類、エステル類、アルキルハライド類お
よびハロゲン化炭素類から選ばれるいずれか少なくとも
1種の有機溶媒中で行うことを特徴とする請求項10記
載の製造法。 - 【請求項12】 アリルアルコール類が、一般式
(3): 【化5】 で表される構造を有する化合物であり、α,β−不飽和
カルボニル化合物類が、一般式(4): 【化6】 で表される構造を有する化合物である請求項10または
11記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18789795A JP3814840B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 酸化脱水素反応用触媒およびα,β−不飽和カルボニル化合物類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18789795A JP3814840B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 酸化脱水素反応用触媒およびα,β−不飽和カルボニル化合物類の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0910596A true JPH0910596A (ja) | 1997-01-14 |
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ID=16214115
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18789795A Expired - Fee Related JP3814840B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 酸化脱水素反応用触媒およびα,β−不飽和カルボニル化合物類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3814840B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP18789795A patent/JP3814840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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