JPH09106628A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH09106628A
JPH09106628A JP7265447A JP26544795A JPH09106628A JP H09106628 A JPH09106628 A JP H09106628A JP 7265447 A JP7265447 A JP 7265447A JP 26544795 A JP26544795 A JP 26544795A JP H09106628 A JPH09106628 A JP H09106628A
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JP
Japan
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circuit
data
ideal value
sample data
training pattern
Prior art date
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JP7265447A
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English (en)
Inventor
Isao Kimura
勇雄 木村
Masatoshi Hayashi
政俊 林
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気ディスクに対するユーザデータの記録
及び再生の各条件が異なる場合でも、再生されPR等化
されたこのサンプルデータを的確に復号化する。 【解決手段】 光磁気ディスク22のユーザデータ領域
102の先頭部に隣接してトレーニングパターン領域1
01を設け、理想値演算回路8は、トレーニングパター
ン・リード回路7から入力したトレーニングパターンデ
ータから理想値を求めてビットバイビットデコーダ26
に与え、この理想値によってユーザデータのサンプルデ
ータを復号化させる。この結果、処理対象のサンプルデ
ータに対応した理想値によりサンプルデータが復号化さ
れ、理想値が実際のサンプルデータとずれてしまうこと
に起因する復号データのビットエラーの増加を抑止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク等
のディスク型記録媒体に記録されたユーザデータを再生
する情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光磁気ディスクは、ユーザが必
要に応じて自身のデータを記録でき、また記録したデー
タは勿論再生が可能であることから、近年、急速に普及
されつつある。図14は、このような光磁気ディスクに
対するデータの記録原理を模式的に示す図であり、11
はデータを記録するレーザ、12は磁界発生器、22は
光磁気ディスクである。光磁気ディスク22は、常時は
上方向(図中、実線の矢印方向)に磁化されている。こ
のような光磁気ディスク22に対しデータを記録する場
合は、レーザ11からデータに応じたパルス状のレーザ
光を照射する。すると、光磁気ディスク22のデータが
記録される記録部分22Aは、レーザ光の照射により発
熱し、磁界発生器12から発生している図中、点線の矢
印方向(下方向)の磁界により磁化される。このように
して、常時は上方向に磁化されている光磁気ディスク2
2が下方向に磁化されることにより記録部分22Aにユ
ーザデータに対応したマークが記録される。
【0003】こうして光磁気ディスク22に記録したデ
ジタルのユーザデータは、図示しない再生装置により再
生されるが、データのビットが高密度で記録されている
と、その再生波形は隣接するビット間が相互に干渉され
た形で再生されるため、データを正確に識別することが
できない。このため、パーシャルレスポンス方式と呼ば
れる再生方式によりデータの再生が行われる。即ち、光
磁気ディスク22に記録されたデータの再生信号を、P
R等化回路と呼ばれる回路により変換しPR信号(パー
シャルレスポンス信号)を生成する。そしてこのPR信
号を、このPR信号から生成されるクロック信号でサン
プリングしてサンプルデータを生成する。
【0004】こうして生成されたサンプルデータは、デ
コーダ(即ち、後述するビットバイビットデコーダやビ
タビデコーダ)で理想値に基づいてデコードされ、再生
データとして出力される。この場合、ビットバイビット
デコーダを用いたPRシステムと呼称されるシステム及
びビタビデコーダを用いたPRMLシステムと呼称され
るシステムでは、何れもN(Nは2以上の整数)値の上
記理想値が予め設定されている。ビットバイビットデコ
ーダではこれらの理想値からしきい値レベルを決定し、
このしきい値レベルに基づいてデコードを行い再生デー
タを生成する。また、ビタビデコーダではこれらの理想
値からビタビデコードを行い、再生データを生成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光磁気ディス
クに対しユーザデータを記録する時の記録条件は常に一
定であるとは限らず、所定ビット長のデータを記録しよ
うとしても、記録時の周囲温度やデータを記録するレー
ザのパワー等の変動により、実際に記録されたユーザデ
ータの長さが変動する。また、ユーザデータが記録され
た光磁気ディスクは、常に同一の再生装置により再生さ
れるとは限らないため、光磁気ディスクに記録されたデ
ータを異なる再生装置で再生した場合は、それぞれ再生
したデータの長さにばらつきが生じる。このような、ユ
ーザデータの記録時及びユーザデータの再生時のばらつ
きは、光磁気ディスクからの再生信号の波形にずれを生
じさせ、この結果、この再生信号をPR等化して生成さ
れたサンプルデータも当然、上述の記録及び再生の各条
件で異なってくる。
【0006】従来では、PRシステムのビットバイビッ
トデコーダ及びPRMLシステムのビタビデコーダの各
復号化処理に必要なサンプルデータの理想値は、このユ
ーザデータの上述した記録及び再生の各条件にかかわら
ず固定的に設定されているため、理想値と処理対象とな
るサンプルデータとの間でずれが生じ、従ってビットバ
イビットデコーダ及びビタビデコーダにおいてデータを
正しくデコードできなくなり、この結果、各デコーダに
より再生された再生データにはビットエラーが増加する
という問題があった。本発明は、光磁気ディスクに対す
るユーザデータの記録及び再生の各条件が異なる場合で
も、再生されPR等化されたユーザデータのサンプルデ
ータを各デコーダにおいて的確にデコードし、再生デー
タのビットエラーの増加を抑止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、光磁気ディスクの第1の領域に記録
されたユーザデータの再生信号をパーシャルレスポンス
方式に基づいて等化するPR等化回路と、PR等化回路
の出力信号からクロック信号を生成するクロック生成回
路(PLL回路)と、クロック信号に基づいてPR等化
回路の出力信号をサンプリングしサンプルデータを生成
するA/D変換器と、予め設定された理想値によりしき
い値レベルを決定し、決定したしきい値レベルに基づい
て前記A/D変換器のサンプルデータの論理をN(Nは
2以上の整数)値のレベルの何れかに判定し、この判定
結果に基づいて2値データに変換するビットバイビット
復号回路とからなる情報再生装置において、光磁気ディ
スクの第1の領域の先頭部に隣接して設けられユーザデ
ータより先に再生されるトレーニングパターンが記録さ
れる第2の領域と、PR等化回路により等化されA/D
変換器によりサンプリングされたトレーニングパターン
のサンプルデータを取り込むトレーニングパターン・リ
ード回路と、このトレーニングパターン・リード回路に
より取り込まれたサンプルデータから上記理想値を演算
しビットバイビット復号回路に与える理想値演算回路と
を設けたものである。また、ビットバイビット復号回路
の代わりにビタビ復号回路を設けた情報再生装置におい
て、光磁気ディスクの第2の領域にトレーニングパター
ンを記録し、かつ上述のトレーニングパターン・リード
回路と、理想値演算回路とを設けたものである。
【0008】即ち、本情報再生装置では、光磁気ディス
クの第2の領域に記録されているトレーニングパターン
のサンプルデータから理想値を求め、ビットバイビット
復号回路またはビタビ復号回路は、この理想値により光
磁気ディスクの第1の領域に記録されているユーザデー
タのサンプルデータを復号化する。この結果、処理対象
のサンプルデータに対応した理想値によりサンプルデー
タが復号化されるため、理想値が実際のサンプルデータ
とずれてしまうことによる、誤った復号化及びこの復号
化処理の誤りに起因する再生データ(復号化データ)の
ビットエラーの増加を抑止することが可能になる。
【0009】また、理想値演算回路は、トレーニングパ
ターン・リード回路により取り込まれたサンプルデータ
の個々のデータの論理レベルがN値のレベルの何れに該
当するするかを判定し、判定された各論理レベル毎にサ
ンプルデータのグループ化を行い、各グループに含まれ
るサンプルデータの値からその論理レベルに応じた理想
値を算出するようにしたものである。即ち、理想値演算
回路は、取り込まれたトレーニングパターンに対応する
サンプルデータの個々のデータの論理レベルがN値のレ
ベルの何れに該当するするかを判定し、判定した各論理
レベル毎にサンプルデータのグループ化を行い、各グル
ープに含まれるサンプルデータの値をその論理レベルに
応じた理想値とする。この結果、簡単に理想値を算出で
きる。また、理想値演算回路は、各グループに含まれる
サンプルデータの平均値からその論理レベルに応じた理
想値を算出する。この結果、トレーニングパターンの一
部が再生信号のノイズ等の影響で理想値からずれている
場合でも、これらを平均することで、そのずれを吸収す
るか、或いは少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。一般に、光磁気ディスク装置等に記録さ
れたユーザデータであるデジタルデータを再生する情報
再生装置では、パーシャルレスポンス(以下、PR)方
式と呼ばれる再生方式でデータを再生している。PR方
式には、各種の方式があるが、ここでは、光磁気ディス
ク装置に良く用いられるPR(1,1)方式を例にとっ
てその再生原理を説明する。図2は、PR(1,1)方
式に基づくデータの記録・再生を行うシステム(以下、
PRシステム)である。また、図3は、このPRシステ
ムの各部の動作波形を示す波形図である。
【0011】図2に示すプリコーダ21は、図示しない
外部回路から出力される図3(a)に示すデジタルデー
タを入力すると、図3(b)に示すパターンデータに変
換する。このようなパターン変換は、NRZI変換と呼
ばれ、図4に示すモジュロ2加算を行う加算器41及び
データの1ビット分を遅延する遅延回路42により実現
される。即ち、加算器41は、入力されたデジタルデー
タと、加算器41の出力を1ビット分遅延したデータと
のモジュロ2加算を行い、NRZIデータとして光磁気
ディスク22に出力し記録する。
【0012】このようなプリコーダ21によるNRZI
変換は、再生時に実施される後述のビットバイビットデ
コードによる処理でエラーの伝搬を防止できることから
必要になるものである。こうして光磁気ディスク22に
記録されたデータは、図3(c)に示すような再生信号
として再生されてPR等化回路23へ出力される。PR
等化回路23はこの再生信号を図3(e)に示すPR信
号に変換する。このようなPR等化回路23による変
換、即ちPR等化は図5に示される加算器51及び遅延
回路52により実現される。
【0013】即ち、光磁気ディスク22からの図3
(c)に示す再生信号は、加算器51に与えられる一
方、遅延回路52により1T(Tは1ビット分の時間)
だけ遅延され図3(d)に示す遅延信号として加算器5
1に与えられる。加算器51ではこれら両信号を加算し
て図3(e)に示すPR信号を生成し、A/D変換器2
4及びPLL回路25に与える。この場合、PLL回路
25では、入力したPR信号からこの入力信号に同期し
た図3(f)のクロック信号を生成してA/D変換器2
4に与える。A/D変換器24では、このクロック信号
によりPR信号をサンプリングし図3(g)に示すよう
なi2,i1,i0の3値パターンのデータを生成しサ
ンプルデータとしてビットバイビットデコーダ26へ与
える。
【0014】ここで、媒体(光磁気ディスク)の状態,
媒体の記録状態及び媒体からデータを再生する再生回路
等に起因するノイズにより、図3(e)のPR信号に
は、ジッタが生じているため、実際のサンプルデータの
振幅の分布は、i2,i1,i0の3値を中心にした3
つ山状の分布となっている。ビットバイビットデコーダ
26では、入力したサンプルデータから、図3(h)に
示す再生データに変換し出力する。
【0015】図6は、ビットバイビットデコーダ26の
構成を示すブロック図であり、3値化回路61及び2値
化回路62からなる。3値化回路61は図示しない外部
装置から入力した理想値がi2,i1,i0の場合、i
2とi1との間、及びi1とi0との間にそれぞれしき
い値レベルを設定し、そのしきい値レベルを基準として
上記サンプルデータが何れの論理であるかを判定する。
【0016】ここで、3値化回路61では入力した理想
値からしきい値レベルを設定する場合、i2とi1との
間の中間値、及びi1とi0との間の中間値をしきい値
レベルとすることが考えられる。一方、3値化回路61
の出力を入力とする2値化回路62は、3値化回路61
が最大値または最小値と論理判定した場合に再生データ
として「0」を、また中間値と論理判定した場合に再生
データとして「1」をそれぞれ出力する。この結果、上
述の信号ジッタにより或サンプルポイントのデータがし
きい値を超える程の変動を受けない限り、図2に示すP
Rシステムにおいては、光磁気ディスク22に記録した
図3(a)のデジタルデータと、図3(h)の再生デー
タとは同一データとなる。
【0017】このようにして光磁気ディスクに記録され
たデータは再生されるが、光磁気ディスク22に対しデ
ジタルデータを記録する場合の記録条件は常に一定であ
るとは限らず、デジタルデータに対応した所定長のマー
クを記録しようとしても、記録時の周囲温度やデータを
記録するレーザのパワー等の変動によって、実際に光磁
気ディスクに記録されたマークの長さは変動する。ま
た、光磁気ディスクは、常に同一の再生装置により再生
されるとは限らないため、光磁気ディスク22に記録さ
れたマークをそれぞれ異なる再生装置で再生した場合、
再生したマークの長さは再生装置毎にばらつきが生じ
る。
【0018】このように記録条件または再生条件の相違
によって、光磁気ディスク22から再生される再生信号
の波形は一定とならずにずれを生じ、この結果、この再
生信号がPR等化され生成されたサンプルデータも当
然、各記録条件及び再生条件で異なってくる。従って、
このようなサンプルデータをビットバイビットデコーダ
26において理想値に基づきデコードして生成した再生
データにも当然ビットエラーが増加する。
【0019】このため、図1に示すように、サンプルデ
ータから再生データを生成するビットバイビットデコー
ダ26に対して理想値演算回路8を接続し、この理想値
演算回路8により演算された理想値をビットバイビット
デコーダ26に与えるように構成する。また、理想値演
算回路8にトレーニングパターン・リード回路7を接続
し、この回路7から出力されるトレーニングパターンに
より理想値演算回路8は理想値を演算し、ビットバイビ
ットデコーダ26に与えるようにする。なお、上述のト
レーニングパターンを、図10に示すように、光磁気デ
ィスク22内のデジタルデータが記録されるユーザデー
タ領域102の先頭部分に隣接したトレーニングパター
ン領域101に記録する。
【0020】図11(a)は、光磁気ディスク22のト
レーニングパターン領域101に記録されるトレーニン
グパターンの一例を示す図である。また、図11(b)
は、光磁気ディスク22から再生されてPR等化回路2
3によりPR等化され、さらにA/D変換器24によっ
て変換された上記トレーニングパターンのサンプルデー
タである。図11(b)から分かるように、このトレー
ニングパターンとしては、3値の各レベルがすべて含ま
れるようなパターンが選択され領域101に記録きれて
いる。
【0021】この場合、トレーニングパターン・リード
回路7は、光磁気ディスク22のユーザデータ領域10
2内のユーザデータの生成に先立って、トレーニングパ
ターン領域101からトレーニングパターンが再生され
ている間の、図示しない外部制御装置から出力されるゲ
ート信号がイネーブルとなっている時にA/D変換器2
4から出力されているトレーニングパターンのサンプル
データを取り込み、理想値演算回路8に与える。理想値
演算回路8では、このトレーニングパターンのサンプル
データから、最大,最小,中間の3値のレベルに対応す
る理想値i2,i1,i0を抽出する。
【0022】この理想値の抽出方法としては、トレーニ
ングパターン・リード回路7で取り込まれたサンプルデ
ータを、先頭から順に2つのしきい値レベルで3つの論
理レベルにふるい分け、それぞれのグループに属する最
初のサンプルデータを、それぞれの論理レベルの理想値
とすることが考えられる。この方法を用いれば、図11
(b)に示すデータ中のi20 ,i10 ,i00 が理想
値i2,i1,i0として抽出される。
【0023】こうして理想値演算回路8により得られた
理想値i2,i1,i0は、ビットバイビットデコーダ
26に与えられ、ビットバイビットデコーダ26ではこ
の与えられた理想値から、上述したようにしきい値レベ
ルを決定する。そして、後続して再生されるユーザデー
タ領域102のサンプルデータを、このしきい値に基づ
いてデコードし再生データを出力する。このように、ビ
ットバイビットデコーダ26では、処理対象のサンプル
データに対応した理想値によりサンプルデータをデコー
ドするため、理想値が実際のサンプルデータとずれてし
まうことによる、誤デコード及び誤デコードに起因する
再生データのビットエラーの増加を防止することが可能
になる。
【0024】ところで、媒体の状態,媒体の記録状態及
び再生回路等に起因するノイズにより、図3(e)のP
R信号に生じるジッタが大きく、任意のサンプルポイン
トのデータがしきい値レベルを超える程の変動を受けた
場合は、図2に示すPRシステムでは、再生データのビ
ットエラーに直結する。このため、このようなビットエ
ラーの発生を少なくする目的で、ビットバイビットデコ
ーダ26の代わりに、図7に示すビタビデコーダ76を
用いるPRMLシステムが知られている。
【0025】即ち、図7に示すPRMLシステムでは、
図2のPRシステムと同様、光磁気ディスク22,PR
等化回路23,A/D変換器24及びPLL回路25が
用いられる他、図2のPRシステムで必要であったNR
ZI変換を行うプリコーダ21は、ビタビデコーダ76
を用いる図7のPRMLシステムでは不要になる。
【0026】図8はこのPRMLシステムの各部の動作
波形を示す図である。即ち、図8(a)に示す既にNR
ZI変換されているデジタルデータが光磁気ディスク2
2に記録された場合、光磁気ディスク22から再生され
る信号は図8(b)に示すような信号となりPR等化回
路23に出力される。PR等化回路23では、図2のP
Rシステムと同様に変換を行い図8(c)に示すPR信
号としてA/D変換器24及びPLL回路25に与え
る。PLL回路25では、入力したPR信号からこの入
力信号に同期した図8(d)に示すのクロック信号を生
成しA/D変換器24に与える。A/D変換器24で
は、このクロック信号によりPR信号をサンプリングし
図8(e)に示すようなサンプルデータとしてビタビデ
コーダ76に与える。
【0027】ここで、媒体の状態,媒体の記録状態及び
再生回路に起因するノイズにより、図8(c)のPR信
号には信号のジッタが生じているため、図8(e)のサ
ンプルデータの実際の振幅の分布は、図2のPRシステ
ムと同様、i2,i1,i0の3値を中心にした3つ山
状の分布となる。ビタビデコーダ76では、このような
サンプルデータから、図8(a)に示すデータと同様の
デジタルデータを再生する。
【0028】図9はビタビデコーダ76の構成を示すブ
ロック図であり、2つの状態レジスタ91,92と、2
つのN(Nは任意の自然数)ビットのデータ系列レジス
タ93,94と、状態演算回路95と、判定回路96と
から構成される。ここで、データ系列レジスタ93の再
下位ビットには「0」が、またデータ系列レジスタ94
の再下位ビットには「1」が設定されている。そして、
A/D変換器24からサンプルデータ(サンプルデータ
yとする)が与えられる毎に、ビタビデコーダ76は以
下のような処理を行う。
【0029】即ち、まず状態演算回路95では、2つの
状態レジスタ91,92の値M0,M1、A/D変換器
24から出力されるサンプルデータy、及び図示しない
外部装置か与えられるサンプルデータの期待値d0,d
1,d2(ここで、d2は最大値、d1は中間値、d0
は最小値に対応し、サンプルデータの理想値がそれぞれ
i2,i1,i0の場合、d2=i2,d1=i1,d
0=i0となる)に基づいて、以下の式(1)〜(4)
により、4つの値M00,M01,M10,M11を計
算する。 M00=M0−2・y・d0+d02 (1) M01=M1−2・y・d1+d12 (2) M10=M0−2・y・d1+d12 (3) M11=M1−2・y・d2+d22 (4)
【0030】次に、判定回路96はまず値M00と値M
01との大小を比較する。そして、M00<M01の場
合は、M00を状態レジスタ91に格納し、データ系列
レジスタ93の(N−1)〜0ビットの値を上位方向に
1ビットシフトする。また、M00≧M01の場合はM
01を状態レジスタ91に格納すると共に、データ系列
レジスタ94の(N−1)〜0ビットの値をデータ系列
レジスタ93のN〜1ビットにそれぞれコピーする。
【0031】続いて、判定回路96は値M10と値M1
1との大小を比較する。そして、M10>M11の場合
は、M11を状態レジスタ92に格納し、データ系列レ
ジスタ94の(N−1)〜0ビットの値を上位方向に1
ビットシフトする。また、M10≦M11の場合はM1
0を状態レジスタ92に格納すると共に、データ系列レ
ジスタ93の(N−1)〜0ビットの値をデータ系列レ
ジスタ94のN〜1ビットにそれぞれコピーする。その
後、判定回路96はデータ系列レジスタ93の最上位ビ
ットを再生データとして外部に出力する。
【0032】このように、ビタビデコーダ76は、サン
プルデータを入力した場合に、ビットバイビットデコー
ダ26のようにこのデータについて或しきい値レベルに
より「0」か「1」かを判定する硬判定を行うものでは
なく、データの前後の状態を見ながらより確からしいデ
ータ系列を決定する軟判定を行うものである。従って、
2つの系列レジスタ93,94はシフト動作が行われる
毎に「0」または「1」の何れかに収束してゆき、最上
位ビットの位置に達して再生データとして出力される時
点では、データは「0」または「1」の何れかに確定す
る。
【0033】ここで、データ系列レジスタのビット数N
が小さい場合は、「0」または「1」の何れかに確定し
ない恐れがあり、ビット数Nを大きくすればする程、未
確定の確率は少なくなり、従って再生データのビットエ
ラーを少なくすることができる。よって、2つの系列レ
ジスタ93,94のビット数Nを大きくすれば、データ
は確定するため、どちらのレジスタの最上位ビットを再
生データとして出力しても良いが、この例では系列レジ
スタ93の最上位ビットを再生データとして出力するよ
うにしている。
【0034】なお、ビタビデコーダ76においては、状
態演算回路95で各データ系列の生起確率の計算を行
い、判定回路96で状態演算回路95の処理結果である
2つのデータ系列のなかで生起確率が高い方を生き残り
データ系列とするような、生き残りデータ系列の判定を
行っているが、データ系列レジスタ93,94は、生き
残りの2つのデータ系列の保存を行い、状態レジスタ9
1,92は生き残りデータ系列の生起確率の保存の役割
を担っている。
【0035】しかし、このようなビタビデコーダを用い
たPRMLシステムにおいても、先のPRシステムと同
様に光磁気ディスク22への記録条件及び再生条件の変
動により、光磁気ディスク22の再生信号の波形はずれ
を生じ、従ってこのような再生信号のサンプリング結果
であるサンプルデータを、ビタビデコーダ76において
理想値に基づきデコードした場合の再生データにも、ビ
ットエラーが増加するという問題がある。
【0036】このため、サンプルデータから再生データ
を生成するビタビデコーダ76に対し、図12に示すよ
うに、図1の第1実施例のPRシステムと同様の理想値
演算回路8を接続し、この理想値演算回路8によって演
算された理想値をビタビデコーダ76に与えるように構
成する。また、理想値演算回路8にトレーニングパター
ン・リード回路7を接続し、この回路7から出力される
トレーニングパターンにより理想値演算回路8は理想値
を演算し、ビタビデコーダ76に与えるようにする。
【0037】即ち、この図12に示す第2実施例は、図
1に示す第1の実施例のトレーニングパターン・リード
回路7及び理想値演算回路8を図7に示すPRMLシス
テムに適用させたものであり、従ってトレーニングパタ
ーン・リード回路7及び理想値演算回路8の各動作は図
1の実施例と同様であり、また、トレーニングパターン
の書込方法及びそのパターンも第1実施例と同様である
のでその説明を省略する。こうして、第1実施例と同様
に理想値演算回路8で得られた理想値i2,i1,i0
は、ビタビデコーダ76へ送出され、ビタビデコーダ7
6では、この理想値i2,i1,i0を既に説明した期
待値d2,d1,d0として、直後に入力されるユーザ
データであるサンプルデータのデコードに用いる。この
ように、ビタビデコーダ76では、処理対象のサンプル
データに対応した理想値によってサンプルデータをデコ
ードするため、理想値が実際のサンプルデータとずれて
しまうことによる、誤デコード及び誤デコードに起因す
る再生ビットエラーの増加を防止することが可能にな
る。
【0038】次に図13は、本発明の第3の実施例を示
すブロック図であり、理想値演算回路8の構成を示すも
ので、この理想値演算回路8を図1の第1実施例に適用
したものである。同図において、理想値演算回路8は、
3値判定回路130、一時格納バッファ131〜13
3、平均回路134〜136から構成され、以下の手順
で理想値i2,i1,i0を求める。即ち、トレーニン
グパターン・リード回路7で取り込まれたサンプルデー
タをまず3値判定回路130で、先頭から順に2つのし
きい値レベルで3つの論理レベルにふるい分け、ふるい
分けたデータの一部またはすべてを対応の一時格納バッ
ファ131〜133にそれぞれ格納する。平均回路13
4〜136では、対応して接続される一時格納バッファ
131〜133に格納されたデータをそれぞれ取り出し
て平均し、理想値i2,i1,i0として図1のビット
バイビットデコーダ26に出力する。
【0039】図13に示すこのような理想値演算回路8
は、図12に示す第2実施例に対しても第4の実施例回
路として適用できる。このように第3、第4の各実施例
回路である理想値演算回路8では、各論理レベルに対応
するトレーニングパターンのサンプルデータをそれぞれ
平均することよって理想値i2,i1,i0を求めるよ
うにしたものである。従って、トレーニングパターンの
一部が再生信号のノイズ等の影響で理想値からずれてい
る場合でも、これらを平均することで、そのずれを吸収
するか、或いは少なくすることができる。
【0040】なお、以上の各実施例では、何れもPR
(1,1)方式を用いた情報再生システムについて説明
したが、他のPR方式に対しても適用可能である。ま
た、第1,第2の各実施例における理想値の算出、及び
第3,第4の各実施例における平均化手段を用いた理想
値の算出は、その一例を示しただけであり、他の手段を
用いても実現可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
磁気ディスクのユーザデータが記録される第1の領域に
隣接してトレーニングパターンを記録する第2の領域を
設け、理想値演算回路は、第2の領域に記録されている
トレーニングパターンのサンプルデータから理想値を求
め、ビットバイビット復号回路またはビタビ復号回路で
は、この理想値により光磁気ディスクの第1の領域に記
録されているユーザデータのサンプルデータを復号化す
るようにしたので、処理対象のサンプルデータに対応し
た理想値によりサンプルデータが復号化されるため、理
想値が実際のサンプルデータとずれてしまうことによ
る、誤った復号化及びこの復号化処理の誤りに起因する
再生データのビットエラーの増加を抑止することができ
る。また、理想値演算回路は、取り込まれたトレーニン
グパターンに対応するサンプルデータの個々のデータの
論理レベルがN値のレベルの何れに該当するするかを判
定し、判定した各論理レベル毎にサンプルデータのグル
ープ化を行い、各グループに含まれるサンプルデータの
値をその論理レベルに応じた理想値とするようにしたの
で、簡単に理想値を算出することができる。また、理想
値演算回路は、各グループに含まれるサンプルデータの
平均値からその論理レベルに応じた理想値を算出するよ
うにしたので、トレーニングパターンの一部が再生信号
のノイズ等の影響で理想値からずれている場合でも、こ
れらを平均することで、そのずれを吸収するか、或いは
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る情報再生装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】 上記情報再生装置のうちPR方式により再生
信号を処理するPRシステムの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 PRシステムの各部の動作波形を示す図であ
る。
【図4】 PRシステムにおいて用いられNRZI変換
を行うプリコーダの構成を示す図である。
【図5】 PRシステムにおいて用いられるPR等化回
路の構成を示す図である。
【図6】 PRシステムにおいて用いられるビットバイ
ビットデコーダの構成を示す図である。
【図7】 上記情報再生装置のうちPRMLシステムの
構成を示すブロック図である。
【図8】 PRMLシステムの各部の動作波形を示す図
である。
【図9】 PRMLシステムにおいて用いられるビタビ
デコーダの構成を示す図である。
【図10】 光磁気ディスクのデータの記録状況を示す
図である。
【図11】 光磁気ディスクに記録されるトレーニング
パターンのフォーマットを示す図である。
【図12】 本発明の第2の実施例を示すブロック図で
ある。
【図13】 図1に示す第1の実施例装置及び図12に
示す第2の実施例装置に適用される理想値演算回路の構
成を示すブロック図である。
【図14】 光磁気ディスクに対するデータの記録原理
を模式的に示す図である。
【符号の説明】
7…トレーニングパターン・リード回路、8…理想値演
算回路、21…プリコーダ、22…光磁気ディスク、2
3…PR等化回路、24…A/D変換器、25…PLL
回路、26…ビットバイビットデコーダ、41,51…
加算器、42,52…遅延回路、61…3値化回路、6
2…2値化回路、76…ビタビデコーダ、91,92…
状態レジスタ、93,94…データ系列レジスタ、95
…状態演算回路、96…判定回路、130…3値判定回
路、131〜133…一時格納バッファ、134〜13
6…平均回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの第1の領域に記録され
    たユーザデータの再生信号をパーシャルレスポンス方式
    に基づいて等化するPR等化回路と、PR等化回路の出
    力信号からクロック信号を生成するクロック生成回路
    と、前記クロック信号に基づいて前記PR等化回路の出
    力信号をサンプリングしサンプルデータを生成するA/
    D変換器と、予め設定された理想値によりしきい値レベ
    ルを決定し、決定したしきい値レベルに基づいて前記A
    /D変換器のサンプルデータの論理をN(Nは2以上の
    整数)値のレベルの何れかに判定し、この判定結果に基
    づいて2値データに変換するビットバイビット復号回路
    とからなり、前記光磁気ディスクに記録されたユーザデ
    ータを再生する情報再生装置において、 前記光磁気ディスクの第1の領域の先頭部に隣接して設
    けられ前記ユーザデータより先に再生されるトレーニン
    グパターンが記録される第2の領域と、前記PR等化回
    路により等化され前記A/D変換器によりサンプリング
    された前記トレーニングパターンのサンプルデータを取
    り込むトレーニングパターン・リード回路と、このトレ
    ーニングパターン・リード回路により取り込まれたサン
    プルデータから前記理想値を演算し前記ビットバイビッ
    ト復号回路に与える理想値演算回路とを備えたとを特徴
    とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 光磁気ディスクの第1の領域に記録され
    たユーザデータの再生信号をパーシャルレスポンス方式
    に基づいて等化するPR等化回路と、PR等化回路の出
    力信号からクロック信号を生成するクロック生成回路
    と、前記クロック信号に基づいて前記PR等化回路の出
    力信号をサンプリングしサンプルデータを生成するA/
    D変換器と、予め設定されたN(Nは2以上の整数)値
    の理想値に基づいて前記A/D変換器のサンプルデータ
    を2値データにデコードするビタビ復号回路とからな
    り、前記光磁気ディスクに記録されたユーザデータを再
    生する情報再生装置において、 前記光磁気ディスクの第1の領域の先頭部に隣接して設
    けられ前記ユーザデータより先に再生されるトレーニン
    グパターンが記録される第2の領域と、前記PR等化回
    路により等化され前記A/D変換器によりサンプリング
    された前記トレーニングパターンのサンプルデータを取
    り込むトレーニングパターン・リード回路と、このトレ
    ーニングパターン・リード回路により取り込まれたサン
    プルデータから前記理想値を演算し前記ビタビ復号回路
    に与える理想値演算回路とを備えたとを特徴とする情報
    再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の情報再生
    装置において、 前記理想値演算回路は、前記トレーニングパターン・リ
    ード回路により取り込まれたサンプルデータの個々のデ
    ータの論理レベルが前記N値のレベルの何れに該当する
    するかを判定し、判定された各論理レベル毎にサンプル
    データをグループ化し、各グループに含まれるサンプル
    データの値からその論理レベルに応じた理想値を算出す
    ることを特徴とする情報再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の情報再生装置において、 前記理想値演算回路は前記各グループに含まれるサンプ
    ルデータの平均値からその論理レベルに応じた理想値を
    算出することを特徴とする情報再生装置。
JP7265447A 1995-08-21 1995-10-13 情報再生装置 Pending JPH09106628A (ja)

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