JPH09109143A - ワイヤソーにおけるワイヤ位置調節装置 - Google Patents

ワイヤソーにおけるワイヤ位置調節装置

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JPH09109143A
JPH09109143A JP26739095A JP26739095A JPH09109143A JP H09109143 A JPH09109143 A JP H09109143A JP 26739095 A JP26739095 A JP 26739095A JP 26739095 A JP26739095 A JP 26739095A JP H09109143 A JPH09109143 A JP H09109143A
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guide
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義紀 阿部
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照夫 清水
Toshio Yamanaka
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    • B23D59/00Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
    • B23D59/001Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade
    • B23D59/002Measuring or control devices, e.g. for automatic control of work feed pressure on band saw blade for the position of the saw blade

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドローラ等の熱変形に起因するワイヤ位
置の変動を迅速且つ正確に検知し、ワイヤ位置を素早く
適正な位置に戻す。 【解決手段】 ガイドローラ24A,24Bの間に多数
本並べて張設されたワイヤWの位置を適正な位置に調節
する装置。ワイヤWの左右両側の位置に距離センサ81
A,82A等を設け、これら距離センサ81A,82A
等によってワイヤ間隔やワーク28に対するワイヤ全体
の相対変位を直接検出する。そして、上記ワイヤ間隔を
適正に保つようにガイドローラ24A,24Bを調節し
たり、上記相対変位を減少させるようにワーク28ある
いはガイドローラ24A,24Bをその軸方向に移動さ
せたりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤソーにおけ
る切断用ワイヤの張設位置を自動的に適正な位置に調節
するワイヤ位置調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体インゴットからウェハを切
り出す手段等として、ワイヤソーが知られている。この
ワイヤソーでは、周面にワイヤ案内のガイド溝が形成さ
れた一対のガイドローラの間に、切断用ワイヤが多数本
並んだ状態で平行に張設され、これらのワイヤがその長
手方向に高速駆動された状態で、この長手方向と直交す
る方向に上記半導体インゴット等からなるワークが切断
送りされることにより、このワークから多数枚の薄片が
同時に切り出される。
【0003】このようなワイヤソーでは、各ワイヤの張
設位置がそのままワークの切断位置に相当するので、高
い加工精度を確保するには、上記ワイヤ張設位置を常に
正規の位置に合致させておくことが望まれる。しかしな
がら、実際には次のような理由によりワイヤ張設位置が
ワーク切断中に変化するおそれがある。
【0004】a)切断用ワイヤを高速駆動するには、そ
のガイドローラも高速で回転させる必要がある。このガ
イドローラの高速回転に伴い、ガイドローラの軸受等が
発熱し、その熱がガイドローラに伝えられることにより
ガイドローラが軸方向に膨張し、ワイヤ案内溝同士の間
隔及びワイヤ同士の間隔が拡大される。
【0005】b)上記軸受等の発熱や外気温の影響によ
り、ガイドローラだけでなく、これを回転可能に支持す
る支持部材や、この支持部材が立設されているベッド等
も熱変形する場合がある。これら支持部材やベッドが熱
変形すると、これに支持されているガイドローラのワー
クに対する相対位置が軸方向に変化し、これに伴ってワ
イヤ全体の張設位置もずれることになる。
【0006】そこで従来は、上記のように変位するワイ
ヤWの調節位置を適正な位置に調節する手段として、次
のようなものが提案されている。
【0007】A)ガイドローラ自体の温度を検出し、こ
の温度を所定温度に保つようにガイドローラの温度を調
節する。
【0008】B)ワークに対するガイドローラの相対変
位を検出し、この相対変位を減少させる方向にガイドロ
ーラを軸方向に移動させる(特開平1−177963号
公報参照)。
【0009】C)ガイドローラの端面に検出板等を設
け、ガイドローラが熱膨張する際の検出板のガイドロー
ラ軸方向への変位を検出し、この変位を減少させるよう
にスラリ供給温度を変化させる(特開平5−18541
9号公報参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】A)の手段では、ガイ
ドローラ自体の温度を一定に保つ制御が行われるが、ガ
イドローラの温度は全体に一様ではなく、実際のワイヤ
位置に直結する温度を測定することは容易ではない。例
えば、金属で構成された内側層の外側に合成樹脂からな
る外側層が積層されたガイドローラの場合、内側層の熱
膨張率と外側層の熱膨張率との間には大きな差があり、
このようなガイドローラの温度測定によって実際のワイ
ヤ位置を正確に把握することはきわめて困難である。ま
た、このような温度をモニタする制御では制御の追従性
も低いという欠点がある。
【0011】一方、B)やC)の手段では、ガイドロー
ラの軸方向変位を検出しているが、このガイドローラの
位置と実際のワイヤ調節位置とは、ワイヤの撓み等に起
因してずれが生じる場合があり、ガイドローラの変位を
検出するだけでワイヤ位置を的確に把握することは困難
である。
【0012】本発明は、このような事情に鑑み、ワイヤ
ソーにおける実際のワイヤ張設位置をより正確に正規の
位置に調節できるワイヤ位置調節装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、ワイヤ案内用の複数のガイド
溝が外周面上に軸方向に並設された一対のガイドローラ
間に上記各ガイド溝に係合された状態で切断用ワイヤが
張設され、これらのワイヤに対してその並び方向と直交
する方向にワークが切断送りされることによりこのワー
クが切断されるワイヤソーにおいて、ワイヤ同士の間隔
を検出するワイヤ間隔検出手段と、このワイヤ間隔検出
手段により検出される間隔を予め設定された正規の間隔
に近づけるように両ガイドローラの温度を調節する温度
調節手段とを備えたものである。
【0014】この構成によれば、ワイヤ同士の間隔が直
接検出され、その検出された間隔が正規の間隔に近づく
ように両ガイドローラの温度が調節されることにより、
ワイヤ同士の間隔に相当するウェハの厚み寸法が適正な
寸法に保持される。
【0015】ここで、左右両外側のワイヤの位置を検出
するワイヤ位置検出手段を備え、このワイヤ位置検出手
段によるワイヤ検出位置からワイヤ間隔を割り出すよう
にすれば、簡単な構成でワイヤ間隔の検出ができる。
【0016】この装置では、さらに、予め設定されたワ
ークに対する基準相対位置からのワイヤ並び方向へのワ
イヤ全体の相対変位を検出するワイヤ変位検出手段と、
このワイヤ変位検出手段により検出される相対変位を減
少させる方向に両ガイドローラをワークに対してガイド
ローラの軸方向に相対移動させるローラ位置調節手段と
を備えるのが、より好ましい。この構成により、ワイヤ
間隔と、ワークに対するワイヤ全体のワイヤ並び方向の
変位との双方が同時に調節され、ワイヤによるワーク切
断位置はより適正な位置に保たれる。
【0017】この場合、上記ワイヤ間隔検出手段及びワ
イヤ変位検出手段として、左右両外側のワイヤの位置を
検出するワイヤ位置検出手段を備え、このワイヤ位置検
出手段によるワイヤ検出位置からワイヤ間隔及びワーク
に対するワイヤ全体の相対変位を割り出すことにより、
ワイヤ位置検出手段をワイヤ間隔検出手段とワイヤ変位
検出手段とに兼用できる。
【0018】ワークに対するワイヤの相対位置は、ワー
クをガイドローラの軸方向に移動させることによっても
調節が可能であるが、この場合、ワークに対する一方の
ガイドローラの相対変位と、ワークに対する他方のガイ
ドローラの相対変位とが異なる場合、ワークに対する両
ガイドローラの相対位置を同時に適正な位置に合せるこ
とは困難である。これに対し、両ガイドローラを互いに
独立して軸方向に移動可能となるように構成するととも
に、一方のガイドローラとワークとの間の位置に第1ワ
イヤ変位検出手段を設け、他方のガイドローラとワーク
との間の位置に第2ワイヤ変位検出手段を設け、上記第
1ワイヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記一方の
ガイドローラの軸方向位置を調節するとともに上記第2
ワイヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記他方のガ
イドローラの軸方向位置を調節するように上記ローラ位
置調節手段を構成する、すなわち両ガイドローラの軸方
向位置を個別に調節することにより、両ガイドローラの
位置を同時に適正な位置に合わせることが可能である。
【0019】また本発明は、上記ワイヤ間隔検出手段及
びワイヤ間隔調節手段を省略し、上記ワイヤ変位検出手
段及びローラ位置調節手段のみを備えるようにしてもよ
い。
【0020】この場合も、上記ワイヤ変位検出手段とし
ては、左右両外側のワイヤの位置を検出するワイヤ位置
検出手段が好適であり、さらには、両ガイドローラを互
いに独立して軸方向に移動可能となるように構成すると
ともに、一方のガイドローラとワークとの間の位置に第
1ワイヤ変位検出手段を設け、他方のガイドローラとワ
ークとの間の位置に第2ワイヤ変位検出手段を設け、上
記第1ワイヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記一
方のガイドローラの軸方向位置を調節するとともに上記
第2ワイヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記他方
のガイドローラの軸方向位置を調節するように上記ロー
ラ位置調節手段を構成するのが、より好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
1〜図8に基づいて説明する。
【0022】図3に示すワイヤソーは、一対のワイヤ繰
出し・巻取り装置10A,10B、ガイドプーリ12
A,12B、ガイドプーリ14A,14B、ガイドプー
リ16A,16B、ワイヤ張力調節装置18A,18
B、ガイドプーリ22A,22B、及び4つのガイドロ
ーラ24A,24B,26A,26Bを備えている。ガ
イドローラ24A,24Bは互いに同じ高さ位置に配さ
れ、ガイドローラ26A,26Bはそれぞれガイドロー
ラ24A,24Bの下方の位置に配されており、ガイド
ローラ26Aが駆動モータ25によって回転駆動される
ようになっている。各ガイドローラ24A,24B,2
6A,26Bは、その外周面に詳細後述の図5,6に示
すようなワイヤ案内用ガイド溝43が軸方向に並設され
た、いわゆる多溝ローラとされている。
【0023】各ワイヤ繰出し・巻取り装置10A,10
Bは、切断用のワイヤWが巻かれるボビン9A,9B
と、これを回転駆動するボビン駆動モータ11A,11
Bとを備えている。一方のワイヤ繰出し・巻取り装置1
0Aのボビン9Aから繰り出されたワイヤWは、ガイド
プーリ12A,14A,16A、ワイヤ張力調節装置1
8Aのプーリ20A、及びガイドプーリ22Aの順に掛
けられ、さらにガイドローラ24A,24B,26B,
26Aの外周面のガイド溝43に嵌め込まれながらこれ
らガイドローラの外側に多数回巻回された後、ガイドプ
ーリ22B、ワイヤ張力調節装置18Bのプーリ20
B、ガイドプーリ16B,14B,12Bの順に掛けら
れ、他方のワイヤ繰出し・巻取り装置10Bのボビン9
Bに巻き取られており、両ワイヤ張力調節装置18A,
18BによってワイヤWに適当な張力が与えられてい
る。そして、駆動モータ25によるガイドローラ26A
の回転駆動方向と、各ボビン駆動モータ11A,11B
によるボビン9A,9Bの回転駆動方向が正逆に切換え
られることにより、ワイヤWがボビン9Aから繰り出さ
れてボビン9Bに巻き取られる状態と、ワイヤWがボビ
ン9Bから繰り出されてボビン9Aに巻き取られる状態
とに切換えられるようになっている。
【0024】すなわち、このワイヤソーにおいては、ガ
イドローラ24A,24Bの間に多数本のワイヤWが互
いに平行な状態で張られながらその軸方向に往復駆動さ
れるようになっている。
【0025】両ガイドローラ24A,24B間に張られ
たワイヤWの上方には、円柱状のワーク(例えば半導体
インゴット)28を移動させるワーク送り装置30が設
けられている。このワーク送り装置30は、ワーク保持
部32と、ワーク送りモータ34とを備えている。ワー
ク保持部32は、上記ワーク28を所望の結晶方位が得
られる向きに保持するものであり、ワーク送りモータ3
4は、図略のボールネジとの組み合わせにより、上記ワ
ーク保持部32とワーク28とを一体に昇降させる(す
なわち切断送りする)ものである。
【0026】ガイドローラ24A,24B間に張られた
ワイヤWの上方において、ワーク28の左右両側の位置
には、砥粒供給装置36A,36Bが設けられている。
これらの砥粒供給装置36A,36Bは、高速駆動され
る各ワイヤWに対し、加工用砥粒が混合された加工液
(スラリー)を同時供給し、ワイヤWの表面に付着させ
るものである。
【0027】従って、このワイヤソーでは、ガイドロー
ラ24A,24B間に張られた多数本のワイヤWがその
長手方向に同時高速駆動され、かつこれらのワイヤWに
砥粒供給装置36A,36Bからスラリーが供給されな
がら、上記ワイヤWに対してワーク28が下方に切断送
りされることにより、このワーク28から一度に多数枚
のウェハが同時に切り出される。
【0028】次に、上側のガイドローラ24A,24B
の支持構造及びその内部構造を説明する。これらガイド
ローラ24A,24Bの左右両側には、図4に示すよう
な左右一対の支持部材46L,46Rが立設され、両支
持部材46L,46Rによって各ガイドローラ24A,
24Bが回転可能に支持されている。
【0029】なお、上記支持部材46L,46Rへのガ
イドローラ24A,24Bの取付構造及びローラ内部構
造は互いに同等であるため、ここでは一方のガイドロー
ラ24Aの構造を例にとって説明することとする。
【0030】両支持部材46L,46Rの上端部には、
左右を向く円筒状の支持部47L,47Rが各々形成さ
れ、これら支持部47L,47Rの内側にそれぞれ、玉
軸受51及び円筒ころ軸受52を介して保持部材48
L,48Rが水平軸回りに回転可能に支持されている。
両保持部材48L,48Rの内側端部には、先端に向か
うに従って縮径する雄側嵌合部49が形成されており、
その中央には、保持部材48L,48R全体を軸方向に
貫通するボルト挿通穴48bが形成され、雄側嵌合部4
9の周囲には、回転軸に直交する平面である当接面48
aが形成されている。
【0031】一方、ガイドローラ24Aは、金属製の本
体部41の外周面に合成樹脂製の外周部42を積層した
もので、外周部42の外周面に前記ガイド溝43(図5
及び図6)が全周にわたって形成されている。本体部4
1の両端には、上記雄側嵌合部49が嵌入可能な形状の
雌側嵌合部40が形成され、その中央にネジ穴44が形
成されており、雌側嵌合部40の周囲には、回転軸に直
交する平面である当接面41aが形成されている。
【0032】そして、上記保持部材48L,48Rのボ
ルト挿通穴48bに外側から締付ボルト50を挿入し、
その端部の雄ねじを前記ネジ穴44にねじ込むことによ
り、保持部材48L,48Rとガイドローラ24Aとが
引き寄せられて両嵌合部49,40のテーパー面同士が
圧接し、これにより保持部材48L,48Rとガイドロ
ーラ24Aの中心軸同士が合致するとともに、嵌合部4
9,40の周囲に形成された当接面48a,41a同士
が当接するようになっている。また、この連結部におい
て、上記雌側嵌合部40の底部と雄側嵌合部49の先端
部との間にはシール用のOリング45が介在している。
【0033】次に、左右の保持部材48L,48Rの取
付構造を詳細に説明する。
【0034】両保持部材48L,48Rの外周面には、
スペーサ53aを適当に介在させて所定数の玉軸受51
(支持部材47L側では2つ、支持部材47R側では1
つ)及び円筒ころ軸受52の内輪が外嵌され、これら軸
受51,52の内輪は、保持部材48L,48Rの中間
部に形成された段部48dと、保持部材48L,48R
の端部外周面に装着されたナット54とに挟まれた状態
で固定され、保持部材48L,48Rに対して軸方向に
変位不能とされている。これに対し、軸受51,52の
外輪の取付構造は、図4左側の支持部材46Lと右側の
支持部材46Rとで異なる構造とされている。
【0035】図5に示すように、右側の支持部材46R
においては、その支持部47Rの内側に筒部材60が嵌
入、固定され、この筒部材60の内側に軸受51,52
が嵌入されている。図5に示すように、玉軸受51の外
輪は軸方向の規制を全く受けておらず、この玉軸受51
全体が筒部材60及び支持部47Rに対して軸方向に相
対変位可能となっている。円筒ころ軸受52の外輪52
aは、筒部材60の内側端面に固定された規制部材56
と筒部材60の中間部に形成された段部60dとの間に
挟まれて固定された状態となっている。円筒ころ軸受5
2のコロ52bは、内輪52cの両端に形成された段部
同士の間に挟まれて軸方向変位が規制されているが、コ
ロ52bと外輪52aとは軸方向に相対変位可能となっ
ている。従って、保持部材48Rは、その全体が支持部
材46Rに対して軸方向の相対変位が可能となってい
る。
【0036】筒部材60の外側端部にはこれをふさぐ蓋
壁60aが形成され、その中央に冷却油供給口60bが
形成されている。保持部材48Rにおいて、上記規制部
材56のすぐ内側の位置には、保持部材48Rの内側空
間と外側空間とを連通する冷却油通路48cが形成さ
れ、ガイドローラ本体部41にはこれを軸方向に貫く冷
却油通路41cが形成されている。また、筒部材60と
規制部材56との間、及び規制部材56と保持部材48
Rの外周面との間には、シール部材58,57がそれぞ
れ設けられている。そして、上記冷却油供給口60bか
ら筒部材60内に軸受冷却用の冷却油が導入され、この
冷却油が軸受51,52及び冷却油通路48c,41c
を通って左側の支持部材46Lに向かって流れるように
なっている。
【0037】図6に示すように、左側の支持部材46L
においては、その筒状の支持部47L内にスライド軸受
62を介して筒部材64が軸方向移動可能に取付けら
れ、この筒部材64の内側に軸受51,52及びスペー
サ53bが固定されている。
【0038】上記筒部材64の外側端部には、これを覆
う蓋部材66が連結されている。この蓋部材66の外周
面には軸方向の凹溝66aが形成される一方、支持部材
46Lの外側面から上方に回り止め部材68が延設され
ており、この回り止め部材68の上端部が上記凹溝66
aに嵌入されることにより、蓋部材66及び筒部材64
の回転が規制されている。
【0039】前記保持部材48Lにおいて円筒ころ軸受
52よりもガイドローラ側の位置には、その内側空間と
外側空間とを連通する冷却油通路48cが形成されてい
る。また、蓋部材66には、その内側空間から外周面に
おける冷却油吐出口66bへ至るまでの冷却油通路66
cが形成されている。そして、前記右側保持部材48R
からガイドローラ本体部41の冷却油通路41cを通じ
て保持部材48R内に流入した冷却油が、上記冷却油通
路48c、軸受52,51、及び冷却油通路66cを順
に通って冷却油吐出口66bから吐出されるようになっ
ている。
【0040】上記冷却油吐出口66bは、図4に示す冷
却油循環ポンプ84の吸入口に接続され、同ポンプ84
の吐出口が温度調節器86を介して前記冷却油供給口6
0bに接続されており、上記冷却油循環ポンプ84の作
動によって冷却油の循環が行われるようになっている。
温度調節器86は、循環冷却油の温度を検出する温度セ
ンサと、冷却油を冷却する冷却手段とを内蔵し、上記温
度センサによる検出温度を設定温度に近づけるような冷
却動作を行うように構成されている。
【0041】上記蓋部材66の外側端部には、ナット部
材70が固定され、このナット部材70の中央にはねじ
穴70aが貫設されている。一方、図4に示されるよう
に、支持部材46Lの上端からは外側に向かって支持ア
ーム72が延設され、その端部にサーボモータ74が固
定されており、このサーボモータ74の出力軸にカップ
リング76を介して送りねじ軸78が連結され、この送
りねじ軸78が前記ナット部材70のねじ穴70a内に
螺合、挿入されている。従って、上記サーボモータ74
の作動により、ナット部材70、蓋部材66、筒部材6
4、左側保持部材48L、ガイドローラ24A、及び右
側保持部材48Rが一体に軸方向に送られるようになっ
ている。
【0042】図1及び図2に示すように、ガイドローラ
24A,24B同士の間には、4つの距離センサ(ワイ
ヤ位置検出手段)81A,82A.81B,82Bが配
設されている。距離センサ81A,82Aは、ガイドロ
ーラ24Aとワーク切断位置との間の領域において、左
右両外側のワイヤWに対し側方から対向する位置に設け
られており、この対向するワイヤWとの離間距離を検出
するように構成されている。同様に、距離センサ81
B,82Bは、ガイドローラ24Bとワーク切断位置と
の間の領域において、左右両外側のワイヤWに対し側方
から対向する位置に設けられており、この対向するワイ
ヤWとの離間距離を検出するように構成されている。
【0043】これらの距離センサ81A,…としては、
従来から知られている種々の距離センサが適用可能であ
り、渦電流センサやレーザ測距センサ等が好適である。
また、予めワイヤWに電流を流しておいてこの電流によ
り形成される磁界を磁気センサで検出したり、ゲージを
直接ワイヤWに接触させたりするようにしても、上記距
離の検出が可能である。ワイヤWへの電流供給は、ボビ
ン駆動軸からスリップリング等を介して行うようにして
もよいし、ワイヤ経路中のプーリ(ガイドプーリ14
A,14B等)から直接行うようにしてもよい。
【0044】上記各距離センサ81A,…の検出信号
は、図7に示す演算制御装置90に入力されるようにな
っている。この演算制御装置90は、ローラ位置設定手
段92と、温度設定手段94とを備え、ローラ位置設定
手段92はサーボ制御器96及びサーボアンプ97を介
してサーボモータ74に接続されている。
【0045】ローラ位置設定手段92は、距離センサ8
1A,82Aにより検出される距離に基づいて、これら
距離センサ81A,82Aが設けられている領域でのワ
イヤ全体の中央位置(図4〜6では最も左側のワイヤに
対する距離と最も右側のワイヤに対する距離とが等しく
なるような位置)を算出し、この算出位置を予め記憶し
た位置(装置作動前の位置)に合致させるためのガイド
ローラ24Aの位置を設定するとともに、距離センサ8
1B,82Bにより検出される距離に基づいて、これら
距離センサ81B,82Bが設けられている領域でのワ
イヤ全体の中央位置を算出し、この算出位置を予め記憶
した位置(装置作動前の位置)に合致させるためのガイ
ドローラ24Bの位置を設定するものである。
【0046】サーボ制御器96は、設定されたガイドロ
ーラ位置を実現すべく、サーボアンプ97を介してサー
ボモータ74に制御信号を入力し、ガイドローラ24A
(24B)を軸方向に移動させるものである。
【0047】温度設定手段94は、距離センサ81A,
82Aにより検出される距離に基づいて、これら距離セ
ンサ81A,82Aが設けられている領域でのワイヤ張
設幅(図4〜6では最も左側のワイヤと最も右側のワイ
ヤとの離間距離;ワイヤ間隔に対応する距離)を算出
し、この張設幅を予め記憶した張設幅(装置作動前の張
設幅)に近づけるための冷却油温度を設定するととも
に、距離センサ81B,82Bにより検出される距離に
基づいて、これら距離センサ81B,82Bが設けられ
ている領域でのワイヤ張設幅を算出し、この張設幅を予
め記憶した張設幅に近づけるための冷却油温度を設定す
るものである。
【0048】次に、この装置の作用を説明する。
【0049】まず、ワイヤソー全体が作動する前の状態
で、ワーク切断位置の両側についてワイヤ中央位置及び
張設幅の算出が行われる。具体的に、図8に示すよう
に、装置作動前の距離センサ81A(81B)と距離セ
ンサ82A(82B)との離間距離をL、距離センサ8
1A(81B)による検出距離(すなわち距離センサ8
1A(81B)と最も外側のワイヤWとの距離)をX
1、距離センサ82A(82B)による検出距離をX
2、ワイヤ張設幅をa、距離センサ82A(82B)か
らワイヤ中央位置までの距離(以下、単に「中央位置距
離」と称する。)をbとすると、演算制御装置90は、
下記の数式(数1)からワイヤ張設幅a及び中央位置距
離bを算出し、これを基準張設幅及び基準中央位置距離
として記憶する。
【0050】
【数1】a=L−(X1+X2) b=X2+a/2 この状態からワイヤソーが作動すると、ワイヤWはその
軸方向の高速駆動されるため、このワイヤWが掛けられ
ているガイドローラ24A,24Bも正逆方向に高速駆
動する。従って、ガイドローラ24A,24Bの軸受5
1,52は発熱し、一般には、ガイドローラ24A,2
4Bの温度を上昇させる。この温度上昇により、ガイド
ローラ24A,24Bの外周面に形成されているガイド
溝43同士の間隔が広がり、これに案内されているワイ
ヤW同士の間隔ひいてはワイヤ張設幅が増大する。一
方、冷却油温度が過度に低い場合には、逆にガイドロー
ラ24A,24Bの温度が下がり、ワイヤW同士の間隔
及びワイヤ張設幅が減少する。
【0051】また、ガイドローラ24A,24Bだけで
なく、上記軸受51,52等の発熱や外気温変化の影響
を受けて、ガイドローラ24A,24Bを直接的もしく
は間接的に支持している部材(具体的には、保持部材4
8L,48Rや支持部材46L,46R、あるいはこれ
ら支持部材46L,46Rが立設されているベッド等)
も熱変形する場合があり、この場合には、ガイドローラ
24A,24Bが軸方向に変位してワイヤWの前記中央
位置距離が変化することになる。これらワイヤ張設幅や
中央位置距離の変動に伴い、距離センサの検出距離も変
動する。
【0052】そこで、演算制御装置90は、現在の距離
センサ81A(81B)の検出距離X1´及び距離セン
サ82A(82B)の検出距離X2´と、下記の数式
(数2)とから、図8に示す現在のワイヤ張設幅a´及
び中央位置距離b´を算出し、これを予め記憶した基準
張設幅a及び基準中央位置距離bと比較する。
【0053】
【数2】a´=L−(X1´+X2´) b´=X2´+a´/2 ローラ位置設定手段92は、b´>bの場合には、ガイ
ドローラ24A(24B)を距離センサ82A(82
B)側に寄せて中央位置距離b´を縮めるべく、ガイド
ローラ設定位置を距離センサ82A(82B)側に近づ
ける。これにより、サーボ制御器96は、サーボモータ
74に制御信号を出力してガイドローラ24A(24
B)を距離センサ82A(82B)側に所定距離だけ移
動させる。逆に、b´<bの場合には、ガイドローラ2
4A(24B)を距離センサ81A(81B)側に寄せ
て中央位置距離b´を伸ばすべく、ガイドローラ設定位
置を距離センサ81A(81B)側に近づける。これに
より、サーボ制御器96は、サーボモータ74に制御信
号を出力してガイドローラ24A(24B)を距離セン
サ81A(81B)側に所定距離だけ移動させる。b´
=bの場合には、現在のガイドローラ設定位置を維持す
る。
【0054】一方、温度設定手段94は、a´>aの場
合には、ガイドローラ24A(24B)をさらに冷却し
てワイヤ間隔を狭めるべく、温度調節器86の設定温度
を下げる。これにより、温度調節器86は冷却油温度を
さらに下げ、ガイドローラ24A(24B)の冷却を促
す。逆に、a´<aの場合には、ガイドローラ24A
(24B)の冷却を抑制してワイヤ間隔を広げるべく、
温度調節器86の設定温度を上げる。これにより、温度
調節器86は冷却油温度を上げ、ガイドローラ24A
(24B)の冷却を抑制する。a´=aの場合は、現在
の設定温度を維持する。
【0055】以上のように、この装置では、距離センサ
81A,…によって、ワイヤ間隔に相当するワイヤ張設
幅や、ワーク28に対するワイヤ全体の変位に相当する
中央位置距離の変化を検出し、上記ワイヤ張設幅を適正
な幅に近づけるべく冷却油温度を調節するとともに、中
央位置を適正な位置に合わせるようにガイドローラ24
A,24Bを軸方向に移動させるようにしているので、
ガイドローラ24A,24Bやこれらを支持する部材の
熱変形に起因してワイヤ位置がずれても、これを迅速且
つ正確に検知して適正な位置に素早く戻すことができ
る。
【0056】なお、本発明では次のような実施形態をと
ってもよい。
【0057】(1) 上記ローラ位置設定手段92及び温度
設定手段94は、ワイヤソーに要求される加工精度によ
ってはいずれか一方を省略するようにしてもよい。すな
わち、要求される加工精度が比較的低い場合には、温度
設定手段94を省略してもよいし、ローラ位置設定手段
92を省略してもよい。
【0058】(2) 前記実施形態では、ガイドローラ24
A,24Bに対して個別に冷却油を流し、その温度を個
別に調節しているが、両ガイドローラ24A,24Bに
共通の冷却油を流し、この冷却油の温度を調節するよう
にしてもよい。この場合、ワイヤ間隔検出手段の検出個
所は1か所でよい。
【0059】(3) 上記ワイヤソーにおいて、ガイドロー
ラ24A,24Bを共通の枠に固定し、この枠と一体に
両ガイドローラ24A,24Bを同時に同じ量だけ軸方
向に移動させるようにしたり、両ガイドローラ24A,
24Bの位置を固定してワーク28の位置をガイドロー
ラ24A,24Bの軸方向に変化させるようにしても、
ワーク28に対するガイドローラ24A,24Bの相対
位置の調節が可能であり、この場合、ワイヤ変位検出手
段の検出個所は1か所でよい。ただし、この場合、ガイ
ドローラ24A,24Bの位置を個別に調節することが
できないのに対し、上記実施形態のようにガイドローラ
24A,24Bをこれらが相互独立して軸方向に移動で
きるようにし、ワーク切断位置の両側に距離センサ81
A,82Aと距離センサ81B,82Bとを設けるよう
にすれば、ワイヤWによるワーク切断位置をより正確に
適正な位置に調節できる利点がある。
【0060】(4) 前記実施態様では、ガイドローラ24
A,24Bに冷却油を流しているが、冷却媒体は特に問
わず、例えば冷却水を用いる場合にはその温度を調節す
ればよい。また、ワイヤWに供給されるスラリーの温度
を変化させることによっても、間接的にガイドローラ2
4A,24Bの温度を調節することが可能である。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明は、ワイヤ同士の間
隔を検出するワイヤ間隔検出手段と、このワイヤ間隔検
出手段により検出される間隔を予め設定された正規の間
隔に近づけるように両ガイドローラの温度を調節する温
度調節手段とを備え、これに加え、もしくはこれとは別
に、予め設定されたワークに対する基準相対位置からの
ワイヤ並び方向へのワイヤ全体の相対変位を検出するワ
イヤ変位検出手段と、このワイヤ変位検出手段により検
出される相対変位を減少させる方向に両ガイドローラを
ワークに対してガイドローラの軸方向に相対移動させる
ローラ位置調節手段とを備えたものであるので、ガイド
ローラやこれを支持する部材の熱変形に起因するワイヤ
位置の変動を迅速かつ正確に検知し、ワイヤ位置を素早
く正規の位置に戻すことができる効果がある。
【0062】ここで、左右両外側のワイヤの位置を検出
するワイヤ位置検出手段を備え、このワイヤ位置検出手
段によるワイヤ検出位置からワイヤ間隔やワークに対す
るワイヤ全体の相対変位を割り出すようにすれば、簡単
な構成でワイヤ間隔や上記相対変位の検出ができる。特
に、上記ワイヤ位置検出手段をワイヤ間隔検出手段とワ
イヤ変位検出手段とに兼用した場合には、簡素な構成で
正確なワイヤ位置調節ができる。
【0063】また、ワークに対するガイドローラの相対
位置を調節するにあたり、両ガイドローラを互いに独立
して軸方向に移動可能となるように構成するとともに、
一方のガイドローラとワークとの間の位置に第1ワイヤ
変位検出手段を設け、他方のガイドローラとワークとの
間の位置に第2ワイヤ変位検出手段を設け、上記第1ワ
イヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記一方のガイ
ドローラの軸方向位置を調節するとともに上記第2ワイ
ヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記他方のガイド
ローラの軸方向位置を調節するように上記ローラ位置調
節手段を構成する手段をとれば、両ガイドローラの軸方
向位置を個別に調節することにより、両ガイドローラの
位置を同時に適正な位置に合わせることができる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の態様にかかるワイヤソー
の要部を示す平面図である。
【図2】上記ワイヤソーの要部を示す正面図である。
【図3】上記ワイヤソーの全体構成図である。
【図4】上記ワイヤソーに設けられるガイドローラの支
持構造を示す一部断面正面図である。
【図5】上記ガイドローラの一方の端部の支持構造を示
す断面正面図である。
【図6】上記ガイドローラの他方の端部の支持構造を示
す断面正面図である。
【図7】上記ワイヤソーに装備される演算制御装置の機
能構成を示すブロック図である。
【図8】上記演算制御装置によるワイヤ張設幅及びワイ
ヤ中央位置距離の演算原理を示す説明図である。
【符号の説明】
24A,24B ガイドローラ 28 ワーク 43 ガイド溝 74 サーボモータ(ローラ位置調節手段) 86 温度調節器(温度調節手段) 90 演算制御装置 92 ローラ位置設定手段(ローラ位置調節手段) 94 温度設定手段(温度調節手段) 96 サーボ制御器(ローラ位置調節手段) W ワイヤ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ案内用の複数のガイド溝が外周面
    上に軸方向に並設された一対のガイドローラ間に上記各
    ガイド溝に係合された状態で切断用ワイヤが張設され、
    これらのワイヤに対してその並び方向と直交する方向に
    ワークが切断送りされることによりこのワークが切断さ
    れるワイヤソーにおいて、ワイヤ同士の間隔を検出する
    ワイヤ間隔検出手段と、このワイヤ間隔検出手段により
    検出される間隔を予め設定された正規の間隔に近づける
    ように両ガイドローラの温度を調節する温度調節手段と
    を備えたことを特徴とするワイヤソーにおけるワイヤ位
    置調節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤソーにおけるワイ
    ヤ位置調節装置において、上記ワイヤ間隔検出手段とし
    て、左右両外側のワイヤの位置を検出するワイヤ位置検
    出手段を備え、このワイヤ位置検出手段によるワイヤ検
    出位置からワイヤ間隔を割り出すようにしたことを特徴
    とするワイヤソーにおけるワイヤ位置調節装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のワイヤソーにおけるワイ
    ヤ位置調節装置において、予め設定されたワークに対す
    る基準相対位置からのワイヤ並び方向へのワイヤ全体の
    相対変位を検出するワイヤ変位検出手段と、このワイヤ
    変位検出手段により検出される相対変位を減少させる方
    向に両ガイドローラをワークに対してガイドローラの軸
    方向に相対移動させるローラ位置調節手段とを備えたこ
    とを特徴とするワイヤソーにおけるワイヤ位置調節装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のワイヤソーにおけるワイ
    ヤ位置調節装置において、上記ワイヤ間隔検出手段及び
    ワイヤ変位検出手段として、左右両外側のワイヤの位置
    を検出するワイヤ位置検出手段を備え、このワイヤ位置
    検出手段によるワイヤ検出位置からワイヤ間隔及びワー
    クに対するワイヤ全体の相対変位を割り出すようにした
    ことを特徴とするワイヤソーにおけるワイヤ位置調節装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のワイヤソーにお
    けるワイヤ位置調節装置において、両ガイドローラを互
    いに独立して軸方向に移動可能となるように構成すると
    ともに、一方のガイドローラとワークとの間の位置に第
    1ワイヤ変位検出手段を設け、他方のガイドローラとワ
    ークとの間の位置に第2ワイヤ変位検出手段を設け、上
    記第1ワイヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記一
    方のガイドローラの軸方向位置を調節するとともに上記
    第2ワイヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記他方
    のガイドローラの軸方向位置を調節するように上記ロー
    ラ位置調節手段を構成したことを特徴とするワイヤソー
    におけるワイヤ位置調節装置。
  6. 【請求項6】 ワイヤ案内用の複数のガイド溝が外周面
    上に軸方向に並設された一対のガイドローラ間に上記各
    ガイド溝に係合された状態で切断用ワイヤが張設され、
    これらのワイヤに対してその並び方向と直交する方向に
    ワークが切断送りされることによりこのワークが切断さ
    れるワイヤソーにおいて、予め設定されたワークに対す
    る基準相対位置からのワイヤ並び方向へのワイヤ全体の
    相対変位を検出するワイヤ変位検出手段と、このワイヤ
    変位検出手段により検出される相対変位を減少させる方
    向に両ガイドローラをワークに対してガイドローラの軸
    方向に相対移動させるローラ位置調節手段とを備えたこ
    とを特徴とするワイヤソーにおけるワイヤ位置調節装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のワイヤソーにおけるワイ
    ヤ位置調節装置において、上記ワイヤ変位検出手段とし
    て、左右両外側のワイヤの位置を検出するワイヤ位置検
    出手段を備え、このワイヤ位置検出手段によるワイヤ検
    出位置からワークに対するワイヤ全体の相対変位を割り
    出すようにしたことを特徴とするワイヤソーにおけるワ
    イヤ位置調節装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のワイヤソーにお
    けるワイヤ位置調節装置において、両ガイドローラを互
    いに独立して軸方向に移動可能となるように構成すると
    ともに、一方のガイドローラとワークとの間の位置に第
    1ワイヤ変位検出手段を設け、他方のガイドローラとワ
    ークとの間の位置に第2ワイヤ変位検出手段を設け、上
    記第1ワイヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記一
    方のガイドローラの軸方向位置を調節するとともに上記
    第2ワイヤ変位検出手段の検出結果に基づいて上記他方
    のガイドローラの軸方向位置を調節するように上記ロー
    ラ位置調節手段を構成したことを特徴とするワイヤソー
    におけるワイヤ位置調節装置。
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