JPH09109868A - トラクション制御装置 - Google Patents
トラクション制御装置Info
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- JPH09109868A JPH09109868A JP7266688A JP26668895A JPH09109868A JP H09109868 A JPH09109868 A JP H09109868A JP 7266688 A JP7266688 A JP 7266688A JP 26668895 A JP26668895 A JP 26668895A JP H09109868 A JPH09109868 A JP H09109868A
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- wheel speed
- control
- slip state
- drive wheel
- traction control
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車輪速度の過度の平滑化を必要とせず、かつ
単発的なノイズにより不必要な加速スリップ制御が開始
されることのないトラクション制御装置を得る。 【解決手段】 トラクション制御の実行が許可され(S
1)、かつ、トラクション制御開始条件が全て成立した
状態で(S3〜6)、フィルタ処理による平滑化前の駆
動輪速度が連続して3回増大すればトラクション制御を
開始する(S7〜9)。単発的ノイズによる一時的な上
昇で平滑化前の駆動輪速度が連続して3回増大すること
はなく、トラクション制御は開始されない。フィルタ処
理による車輪速度の平滑化とは別に、平滑化前の駆動輪
速度に基づいて単発的ノイズの検出を行うため、適切な
フィルタ手段を採用でき、かつ単発的ノイズによる不必
要なトラクション制御の実行を良好に回避できる。
単発的なノイズにより不必要な加速スリップ制御が開始
されることのないトラクション制御装置を得る。 【解決手段】 トラクション制御の実行が許可され(S
1)、かつ、トラクション制御開始条件が全て成立した
状態で(S3〜6)、フィルタ処理による平滑化前の駆
動輪速度が連続して3回増大すればトラクション制御を
開始する(S7〜9)。単発的ノイズによる一時的な上
昇で平滑化前の駆動輪速度が連続して3回増大すること
はなく、トラクション制御は開始されない。フィルタ処
理による車輪速度の平滑化とは別に、平滑化前の駆動輪
速度に基づいて単発的ノイズの検出を行うため、適切な
フィルタ手段を採用でき、かつ単発的ノイズによる不必
要なトラクション制御の実行を良好に回避できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の駆動時に駆動輪
のスリップ状態を適正スリップ状態に制御するトラクシ
ョン制御装置に関するものであり、特に、電気ノイズ等
に起因する単発的な駆動輪速度の増大による不必要なト
ラクション制御の開始を回避する技術に関するものであ
る。
のスリップ状態を適正スリップ状態に制御するトラクシ
ョン制御装置に関するものであり、特に、電気ノイズ等
に起因する単発的な駆動輪速度の増大による不必要なト
ラクション制御の開始を回避する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両の駆動力を得るために駆動輪はある
程度スリップさせることが必要であるが、過剰にスリッ
プさせれば駆動力が低下し、あるいは車両の走行安定性
が損なわれるため、トラクション制御装置が設けられ、
駆動輪のスリップ状態が適正スリップ状態に制御され
る。このトラクション制御装置は一般に、(a)駆動輪
の回転速度である駆動輪速度を検出する駆動輪速度検出
手段と、(b)その駆動輪速度検出手段により検出され
た駆動輪速度を平滑化する駆動輪速度平滑化手段と、
(c)その駆動輪速度平滑化手段により平滑化された平
滑化駆動輪速度に基づいて駆動輪のスリップ状態を適正
スリップ状態に制御するスリップ状態制御手段と、
(d)前記平滑化駆動輪速度に基づいて取得される加速
スリップ状態が設定スリップ状態を超えた場合に、前記
スリップ状態制御手段によるスリップ状態制御の開始を
決定するスリップ状態制御開始決定手段とを含むように
構成される。駆動輪のスリップ状態は、例えば、スリッ
プ率,スリップ量,駆動輪加速度(加速時には正の値で
得られ、減速時には負の値で得られる。減速度は負の加
速度である。),駆動輪加速度の変化率,それらのうち
少なくとも2つの組合わせ等により規定される。設定ス
リップ状態は、例えば、スリップ率,スリップ量,駆動
輪加速度,駆動輪加速度の変化率の各設定値や、それら
が設定値を超えた状態が継続する時間や、スリップ率,
スリップ量,駆動輪加速度,駆動輪加速度の変化率等の
範囲の組み合わせで規定される。
程度スリップさせることが必要であるが、過剰にスリッ
プさせれば駆動力が低下し、あるいは車両の走行安定性
が損なわれるため、トラクション制御装置が設けられ、
駆動輪のスリップ状態が適正スリップ状態に制御され
る。このトラクション制御装置は一般に、(a)駆動輪
の回転速度である駆動輪速度を検出する駆動輪速度検出
手段と、(b)その駆動輪速度検出手段により検出され
た駆動輪速度を平滑化する駆動輪速度平滑化手段と、
(c)その駆動輪速度平滑化手段により平滑化された平
滑化駆動輪速度に基づいて駆動輪のスリップ状態を適正
スリップ状態に制御するスリップ状態制御手段と、
(d)前記平滑化駆動輪速度に基づいて取得される加速
スリップ状態が設定スリップ状態を超えた場合に、前記
スリップ状態制御手段によるスリップ状態制御の開始を
決定するスリップ状態制御開始決定手段とを含むように
構成される。駆動輪のスリップ状態は、例えば、スリッ
プ率,スリップ量,駆動輪加速度(加速時には正の値で
得られ、減速時には負の値で得られる。減速度は負の加
速度である。),駆動輪加速度の変化率,それらのうち
少なくとも2つの組合わせ等により規定される。設定ス
リップ状態は、例えば、スリップ率,スリップ量,駆動
輪加速度,駆動輪加速度の変化率の各設定値や、それら
が設定値を超えた状態が継続する時間や、スリップ率,
スリップ量,駆動輪加速度,駆動輪加速度の変化率等の
範囲の組み合わせで規定される。
【0003】駆動輪速度検出手段により検出される駆動
輪速度には種々のノイズが含まれており、なんらの対策
も講じられなければ、しばしば不必要なトラクション制
御が行われることとなる。例えば、駆動輪速度検出手段
の回転速度センサの電気系統にノイズが生じ、駆動輪速
度が見かけ上高くなって駆動輪速度が設定駆動輪速度よ
り高くなり、トラクション制御が開始されることがあ
る。この場合、実際の駆動輪の速度は設定駆動輪速度を
超えておらず、トラクション制御は不要であるが、見か
け上、トラクション制御が必要となるため、制御が開始
されてしまうのである。このように見かけ上駆動輪速度
が急上昇してもトラクション制御を行う必要はないので
あるが、誤って実行され、加速性,走行安定性の低下,
騒音発生等の問題が生ずる。
輪速度には種々のノイズが含まれており、なんらの対策
も講じられなければ、しばしば不必要なトラクション制
御が行われることとなる。例えば、駆動輪速度検出手段
の回転速度センサの電気系統にノイズが生じ、駆動輪速
度が見かけ上高くなって駆動輪速度が設定駆動輪速度よ
り高くなり、トラクション制御が開始されることがあ
る。この場合、実際の駆動輪の速度は設定駆動輪速度を
超えておらず、トラクション制御は不要であるが、見か
け上、トラクション制御が必要となるため、制御が開始
されてしまうのである。このように見かけ上駆動輪速度
が急上昇してもトラクション制御を行う必要はないので
あるが、誤って実行され、加速性,走行安定性の低下,
騒音発生等の問題が生ずる。
【0004】そのため、トラクション制御装置には一般
に、駆動輪速度検出手段により検出された駆動輪速度を
平滑化する駆動輪速度平滑化手段が設けられ、駆動輪速
度の急変を抑制することが行われるのである。駆動輪速
度平滑化手段としては、例えば、フィルタ手段,変化勾
配制限手段等が使用可能である。駆動輪速度平滑化手段
による駆動輪速度の平滑化によって高周波ノイズが除去
され、不必要なトラクション制御の実行が相当程度回避
される。しかし、駆動輪速度平滑化手段による平滑化を
完全にしようとすれば、駆動輪速度の遅れが過大とな
り、あるいは駆動輪速度に含まれる必要な情報が損なわ
れる恐れがある。そのため、ノイズを完全に除去するこ
とはできず、不必要なスリップ状態制御の実行回避は十
分とは言えない。
に、駆動輪速度検出手段により検出された駆動輪速度を
平滑化する駆動輪速度平滑化手段が設けられ、駆動輪速
度の急変を抑制することが行われるのである。駆動輪速
度平滑化手段としては、例えば、フィルタ手段,変化勾
配制限手段等が使用可能である。駆動輪速度平滑化手段
による駆動輪速度の平滑化によって高周波ノイズが除去
され、不必要なトラクション制御の実行が相当程度回避
される。しかし、駆動輪速度平滑化手段による平滑化を
完全にしようとすれば、駆動輪速度の遅れが過大とな
り、あるいは駆動輪速度に含まれる必要な情報が損なわ
れる恐れがある。そのため、ノイズを完全に除去するこ
とはできず、不必要なスリップ状態制御の実行回避は十
分とは言えない。
【0005】それに対し、特開平1−212628号公
報には、駆動輪の加速スリップ状態が設定加速スリップ
状態を超える状態が設定時間より短い時間しか継続しな
い場合には、スリップ状態制御手段による制御を中止さ
せるトラクション制御中止手段を設けることが提案され
ている。この公報に記載のトラクション制御装置におい
ては、駆動輪速度を平滑化せず、あるいは平滑化の程度
を軽くして、駆動輪速度にノイズが残存し、その残存ノ
イズに起因してトラクション制御が開始されることを許
す代わりに、加速スリップ状態が設定加速スリップ状態
を超える状態が設定時間より短い時間しか継続しない場
合には、そのトラクション制御が不必要なものであった
として中止させられる。したがって、駆動輪速度の遅れ
が過大となり、あるいは駆動輪速度に含まれる必要な情
報が損なわれることを回避しつつ、不必要なトラクショ
ン制御の実行を回避できるのであるが、まだ十分とは言
えない。その理由の一つは、このトラクション制御装置
においては、トラクション制御が一旦開始された後、そ
れが不必要なものと判明すれば中止されるのであって、
不必要なトラクション制御の開始自体が回避されるわけ
ではないことである。もう一つの理由は、開始されたト
ラクション制御が不必要なものであるか否かを判別する
ための設定時間は比較的長くせざるを得ないため、中止
の時期が遅れることである。
報には、駆動輪の加速スリップ状態が設定加速スリップ
状態を超える状態が設定時間より短い時間しか継続しな
い場合には、スリップ状態制御手段による制御を中止さ
せるトラクション制御中止手段を設けることが提案され
ている。この公報に記載のトラクション制御装置におい
ては、駆動輪速度を平滑化せず、あるいは平滑化の程度
を軽くして、駆動輪速度にノイズが残存し、その残存ノ
イズに起因してトラクション制御が開始されることを許
す代わりに、加速スリップ状態が設定加速スリップ状態
を超える状態が設定時間より短い時間しか継続しない場
合には、そのトラクション制御が不必要なものであった
として中止させられる。したがって、駆動輪速度の遅れ
が過大となり、あるいは駆動輪速度に含まれる必要な情
報が損なわれることを回避しつつ、不必要なトラクショ
ン制御の実行を回避できるのであるが、まだ十分とは言
えない。その理由の一つは、このトラクション制御装置
においては、トラクション制御が一旦開始された後、そ
れが不必要なものと判明すれば中止されるのであって、
不必要なトラクション制御の開始自体が回避されるわけ
ではないことである。もう一つの理由は、開始されたト
ラクション制御が不必要なものであるか否かを判別する
ための設定時間は比較的長くせざるを得ないため、中止
の時期が遅れることである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】請求項1,2に係る第
一,第二発明は以上の事情を背景として為されたもので
あり、したがってその課題は、駆動輪速度の遅れが過大
となり、あるいは駆動輪速度に含まれる必要な情報が損
なわれることを回避しつつ、不必要なトラクション制御
が開始されること自体を回避することができるトラクシ
ョン制御装置を得ることである。
一,第二発明は以上の事情を背景として為されたもので
あり、したがってその課題は、駆動輪速度の遅れが過大
となり、あるいは駆動輪速度に含まれる必要な情報が損
なわれることを回避しつつ、不必要なトラクション制御
が開始されること自体を回避することができるトラクシ
ョン制御装置を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第一発明においては、上
記課題が、前記(a)駆動輪速度検出手段,(b)駆動
輪速度平滑化手段,(c)スリップ状態制御手段および
(d)スリップ状態制御開始決定手段を含むトラクショ
ン制御装置に、駆動輪速度平滑化手段により平滑化され
る前の平滑化前駆動輪速度の増大が一時的なものである
場合には、スリップ状態制御手段がスリップ状態制御開
始決定手段の決定に応じてスリップ状態制御を開始する
ことを禁止するスリップ状態制御禁止手段を設けること
によって解決される。
記課題が、前記(a)駆動輪速度検出手段,(b)駆動
輪速度平滑化手段,(c)スリップ状態制御手段および
(d)スリップ状態制御開始決定手段を含むトラクショ
ン制御装置に、駆動輪速度平滑化手段により平滑化され
る前の平滑化前駆動輪速度の増大が一時的なものである
場合には、スリップ状態制御手段がスリップ状態制御開
始決定手段の決定に応じてスリップ状態制御を開始する
ことを禁止するスリップ状態制御禁止手段を設けること
によって解決される。
【0008】また、第二発明においては、第一発明にお
ける駆動輪速度検出手段が、一定時間内の駆動輪の平均
回転速度である駆動輪速度を繰り返し検出するものとさ
れ、かつ、スリップ状態制御禁止手段が、平滑化前駆動
輪速度が複数である設定回数以上連続して増加していな
い場合は、スリップ状態制御手段がスリップ状態制御開
始決定手段の決定に応じてスリップ状態制御を開始する
ことを禁止し、設定回数以上連続して増加している場合
には許可するものとされることにより解決される。
ける駆動輪速度検出手段が、一定時間内の駆動輪の平均
回転速度である駆動輪速度を繰り返し検出するものとさ
れ、かつ、スリップ状態制御禁止手段が、平滑化前駆動
輪速度が複数である設定回数以上連続して増加していな
い場合は、スリップ状態制御手段がスリップ状態制御開
始決定手段の決定に応じてスリップ状態制御を開始する
ことを禁止し、設定回数以上連続して増加している場合
には許可するものとされることにより解決される。
【0009】
【作用】一般に、駆動輪速度検出手段に発生する電気ノ
イズの継続時間は1〜3ms程度と短く、発生間隔は20
0ms以上と長いのが普通である。したがって、電気ノイ
ズに起因して平滑化前駆動輪速度が見かけ上増大した場
合には、5ms程度待てば平滑化前駆動輪速度の増大が止
まる。そして、この程度の時間トラクション制御の開始
を遅らせても実害はない。そこで、第一発明において
は、スリップ状態制御禁止手段を設け、平滑化前駆動輪
速度の増大が一時的なものである場合には、スリップ状
態制御手段がスリップ状態制御開始決定手段の決定に応
じてスリップ状態制御を開始することを禁止することと
したのである。
イズの継続時間は1〜3ms程度と短く、発生間隔は20
0ms以上と長いのが普通である。したがって、電気ノイ
ズに起因して平滑化前駆動輪速度が見かけ上増大した場
合には、5ms程度待てば平滑化前駆動輪速度の増大が止
まる。そして、この程度の時間トラクション制御の開始
を遅らせても実害はない。そこで、第一発明において
は、スリップ状態制御禁止手段を設け、平滑化前駆動輪
速度の増大が一時的なものである場合には、スリップ状
態制御手段がスリップ状態制御開始決定手段の決定に応
じてスリップ状態制御を開始することを禁止することと
したのである。
【0010】上記のように、駆動輪速度検出手段に発生
する電気ノイズの継続時間は1〜3ms、発生間隔は20
0ms以上であるのが普通であるため、第二発明に係るト
ラクション制御装置において、駆動輪速度検出手段が繰
返し駆動輪速度を検出するサイクルタイムを、例えば5
〜10msとすれば、電気ノイズが2サイクルタイムに跨
がって発生することはあっても、連続した3サイクルタ
イムのすべてに電気ノイズの少なくとも一部が掛かる可
能性は殆どないこととなる。そして、現実に駆動輪速度
検出手段の検出サイクルタイムを5〜10ms程度にする
ことは容易である。
する電気ノイズの継続時間は1〜3ms、発生間隔は20
0ms以上であるのが普通であるため、第二発明に係るト
ラクション制御装置において、駆動輪速度検出手段が繰
返し駆動輪速度を検出するサイクルタイムを、例えば5
〜10msとすれば、電気ノイズが2サイクルタイムに跨
がって発生することはあっても、連続した3サイクルタ
イムのすべてに電気ノイズの少なくとも一部が掛かる可
能性は殆どないこととなる。そして、現実に駆動輪速度
検出手段の検出サイクルタイムを5〜10ms程度にする
ことは容易である。
【0011】よって、駆動輪速度検出手段の検出サイク
ルタイムを5msにした場合には、スリップ状態制御禁止
手段の設定回数(スリップ状態制御禁止手段が、前記ス
リップ状態制御開始決定手段の決定に応じて前記スリッ
プ状態制御手段がスリップ状態制御を開始することを許
可するに必要な平滑化前駆動輪速度の連続増加回数)
は、電気ノイズを対象とする場合は3回以上とすればよ
いことになる。ただし、以上は、駆動輪速度検出手段が
1サイクルタイム内の回転速度センサからの信号のみに
基づいて平均回転速度を演算するものである場合であっ
て、今回のサイクルタイム内の平均回転速度を演算する
ために、前回のサイクルタイム内の回転速度センサから
の信号も使用するものである場合には、設定回数を1〜
2回増加させることが必要となる。
ルタイムを5msにした場合には、スリップ状態制御禁止
手段の設定回数(スリップ状態制御禁止手段が、前記ス
リップ状態制御開始決定手段の決定に応じて前記スリッ
プ状態制御手段がスリップ状態制御を開始することを許
可するに必要な平滑化前駆動輪速度の連続増加回数)
は、電気ノイズを対象とする場合は3回以上とすればよ
いことになる。ただし、以上は、駆動輪速度検出手段が
1サイクルタイム内の回転速度センサからの信号のみに
基づいて平均回転速度を演算するものである場合であっ
て、今回のサイクルタイム内の平均回転速度を演算する
ために、前回のサイクルタイム内の回転速度センサから
の信号も使用するものである場合には、設定回数を1〜
2回増加させることが必要となる。
【0012】
【発明の効果】第一発明に係るトラクション制御装置に
おいては、駆動輪速度の増大が一時的なものである場合
にはトラクション制御の開始自体が禁止されるため、不
必要なトラクション制御の実行により加速性,走行安定
性の低下や騒音発生等の問題が発生することが良好に回
避される。また、駆動輪速度の増大が一時的なものであ
るか否かは、駆動輪速度平滑化手段により平滑化される
前の平滑化前駆動輪速度について判定されるため、早期
に判定を行うことができ、必要なトラクション制御の開
始の遅れが小さくて済む。さらに、トラクション制御は
平滑化駆動輪速度に基づいて行われるが、ノイズに起因
する不必要なトラクション制御の実行を回避するために
駆動輪速度の平滑化の程度を無理に高める必要がないた
め、平滑化駆動輪速度として、遅れが少なく、必要な情
報が損なわれていないものを得ることができ、適切なト
ラクション制御を行うことができる。
おいては、駆動輪速度の増大が一時的なものである場合
にはトラクション制御の開始自体が禁止されるため、不
必要なトラクション制御の実行により加速性,走行安定
性の低下や騒音発生等の問題が発生することが良好に回
避される。また、駆動輪速度の増大が一時的なものであ
るか否かは、駆動輪速度平滑化手段により平滑化される
前の平滑化前駆動輪速度について判定されるため、早期
に判定を行うことができ、必要なトラクション制御の開
始の遅れが小さくて済む。さらに、トラクション制御は
平滑化駆動輪速度に基づいて行われるが、ノイズに起因
する不必要なトラクション制御の実行を回避するために
駆動輪速度の平滑化の程度を無理に高める必要がないた
め、平滑化駆動輪速度として、遅れが少なく、必要な情
報が損なわれていないものを得ることができ、適切なト
ラクション制御を行うことができる。
【0013】また、第二発明に係るトラクション制御装
置においては、駆動輪速度の増大が一時的なものである
か否かが、駆動輪速度を一定時間内の平均回転速度とし
て検出することが一般的に行われていることを利用して
判定されるため、安価に第一発明の効果を享受すること
ができる。
置においては、駆動輪速度の増大が一時的なものである
か否かが、駆動輪速度を一定時間内の平均回転速度とし
て検出することが一般的に行われていることを利用して
判定されるため、安価に第一発明の効果を享受すること
ができる。
【0014】
【発明の補足説明】本発明は上記請求項1,2の態様の
他、次の態様で実施可能である。 (1)前記スリップ状態制御禁止手段による制御開始可否
判定が、前記スリップ状態制御開始決定手段によるスリ
ップ状態制御開始判定に先立って行われる請求項1また
は2に記載のトラクション制御装置。このようにすれ
ば、スリップ状態制御開始の決定が行われる時には既に
制御開始可否の判定が行われており、スリップ状態制御
開始の決定に応じて直ちにスリップ状態制御が開始され
るようにすることができる。ただし、この場合には、ス
リップ状態制御禁止手段を、平滑化前駆動輪速度が連続
して設定回数増加して一旦制御の開始を許可した後で
も、連続して設定回数増大しなくなれば制御の開始を禁
止する状態に復帰するものとし、かつ、スリップ状態制
御手段を、スリップ状態制御禁止手段が制御開始を現に
許可している状態でスリップ状態制御開始決定手段が制
御開始を決定した場合にスリップ状態制御を開始するも
のとすることが望ましい。平滑化前駆動輪速度が設定回
数連続して増加し、スリップ状態制御の開始が許可され
ても、スリップ状態制御開始決定手段によりスリップ状
態制御の開始が決定されず、スリップ状態制御の開始が
決定されるまでの間に平滑化前駆動輪速度が減少し始め
ることがあれば、再び設定回数連続して増大する状態に
なるまで制御の開始が禁止されるようにするのである。 (2)前記スリップ状態制御禁止手段による制御可否判定
に先立って、前記スリップ状態制御開始決定手段による
スリップ状態制御開始判定が行われる請求項1または2
に記載のトラクション制御装置。 (3)前記設定回数が3以上の整数から選択された回数で
ある請求項2,態様1,2のいずれか1つに記載のトラ
クション制御装置。
他、次の態様で実施可能である。 (1)前記スリップ状態制御禁止手段による制御開始可否
判定が、前記スリップ状態制御開始決定手段によるスリ
ップ状態制御開始判定に先立って行われる請求項1また
は2に記載のトラクション制御装置。このようにすれ
ば、スリップ状態制御開始の決定が行われる時には既に
制御開始可否の判定が行われており、スリップ状態制御
開始の決定に応じて直ちにスリップ状態制御が開始され
るようにすることができる。ただし、この場合には、ス
リップ状態制御禁止手段を、平滑化前駆動輪速度が連続
して設定回数増加して一旦制御の開始を許可した後で
も、連続して設定回数増大しなくなれば制御の開始を禁
止する状態に復帰するものとし、かつ、スリップ状態制
御手段を、スリップ状態制御禁止手段が制御開始を現に
許可している状態でスリップ状態制御開始決定手段が制
御開始を決定した場合にスリップ状態制御を開始するも
のとすることが望ましい。平滑化前駆動輪速度が設定回
数連続して増加し、スリップ状態制御の開始が許可され
ても、スリップ状態制御開始決定手段によりスリップ状
態制御の開始が決定されず、スリップ状態制御の開始が
決定されるまでの間に平滑化前駆動輪速度が減少し始め
ることがあれば、再び設定回数連続して増大する状態に
なるまで制御の開始が禁止されるようにするのである。 (2)前記スリップ状態制御禁止手段による制御可否判定
に先立って、前記スリップ状態制御開始決定手段による
スリップ状態制御開始判定が行われる請求項1または2
に記載のトラクション制御装置。 (3)前記設定回数が3以上の整数から選択された回数で
ある請求項2,態様1,2のいずれか1つに記載のトラ
クション制御装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、第一,第二の両発明に共通
の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1において
符号10はブレーキペダルを示す。ブレーキペダル10
の踏込み操作に応じて、マスタシリンダ12のそれぞれ
独立した2つの加圧室に同じ高さの液圧が発生する。1
4は、マスタシリンダ12に取り付けられ、これにブレ
ーキ液を供給するリザーバである。マスタシリンダ12
の一方の加圧室に発生した液圧は、液通路16,18に
よって左前輪20のブレーキのホイールシリンダ22に
伝達され、液通路16,24によって右前輪26のブレ
ーキのホイールシリンダ28に伝達される。マスタシリ
ンダ12の他方の加圧室に発生した液圧は、液通路3
0,32によって左後輪34のブレーキのホイールシリ
ンダ36に伝達され、液通路30,38によって右後輪
40のブレーキのホイールシリンダ42に伝達される。
本実施形態のブレーキ装置は、前後2系統式ブレーキ装
置であり、左右前輪20,26が操向輪であって非駆動
輪であり、左右後輪34,40が駆動輪である。
の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1において
符号10はブレーキペダルを示す。ブレーキペダル10
の踏込み操作に応じて、マスタシリンダ12のそれぞれ
独立した2つの加圧室に同じ高さの液圧が発生する。1
4は、マスタシリンダ12に取り付けられ、これにブレ
ーキ液を供給するリザーバである。マスタシリンダ12
の一方の加圧室に発生した液圧は、液通路16,18に
よって左前輪20のブレーキのホイールシリンダ22に
伝達され、液通路16,24によって右前輪26のブレ
ーキのホイールシリンダ28に伝達される。マスタシリ
ンダ12の他方の加圧室に発生した液圧は、液通路3
0,32によって左後輪34のブレーキのホイールシリ
ンダ36に伝達され、液通路30,38によって右後輪
40のブレーキのホイールシリンダ42に伝達される。
本実施形態のブレーキ装置は、前後2系統式ブレーキ装
置であり、左右前輪20,26が操向輪であって非駆動
輪であり、左右後輪34,40が駆動輪である。
【0016】左右の前輪20,26および後輪34,4
0はそれぞれ、4輪独立してアンチロック制御される。
そのため、4輪それぞれについて液圧制御アクチュエー
タが設けられ、これら4つの液圧制御アクチュエータが
アンチロック制御アクチュエータ44を構成している。
これら液圧制御アクチュエータの構成は同じである。
0はそれぞれ、4輪独立してアンチロック制御される。
そのため、4輪それぞれについて液圧制御アクチュエー
タが設けられ、これら4つの液圧制御アクチュエータが
アンチロック制御アクチュエータ44を構成している。
これら液圧制御アクチュエータの構成は同じである。
【0017】液圧制御アクチュエータは、リザーバと、
そのリザーバとホイールシリンダとマスタシリンダ12
との間に設けられた電磁方向切換弁装置と、アンチロッ
ク制御用ポンプとを有する。電磁方向切換弁装置は、ホ
イールシリンダをマスタシリンダ12の加圧室に連通さ
せてホイールシリンダの液圧(ホイールシリンダ液圧と
称する)を増大させる増圧状態、ホイールシリンダをリ
ザーバに連通させてホイールシリンダ液圧を減少させる
減圧状態、およびホイールシリンダをマスタシリンダと
リザーバとのいずれにも連通させず、ホイールシリンダ
液圧を保持する保持状態に切り換え可能なものである。
電磁方向切換弁装置が増圧状態、減圧状態および保持状
態に切り換えられた液圧制御アクチュエータ状態を、そ
れぞれ増圧モード,減圧モードおよび保持モードと称す
る。減圧モードにおいてホイールシリンダからリザーバ
に流出したブレーキ液はアンチロック制御用ポンプによ
り汲み上げられ、液通路18,24,32,38の電磁
方向切換弁装置とマスタシリンダとの間に戻される。な
お、逆止弁を備え、電磁方向切換弁装置をバイパスする
バイパス通路が設けられており、ブレーキペダル10の
踏込みが緩められたとき、電磁方向切換弁装置の状態い
かんを問わずホイールシリンダ内のブレーキ液は逆止弁
を通ってマスタシリンダ12に戻る。
そのリザーバとホイールシリンダとマスタシリンダ12
との間に設けられた電磁方向切換弁装置と、アンチロッ
ク制御用ポンプとを有する。電磁方向切換弁装置は、ホ
イールシリンダをマスタシリンダ12の加圧室に連通さ
せてホイールシリンダの液圧(ホイールシリンダ液圧と
称する)を増大させる増圧状態、ホイールシリンダをリ
ザーバに連通させてホイールシリンダ液圧を減少させる
減圧状態、およびホイールシリンダをマスタシリンダと
リザーバとのいずれにも連通させず、ホイールシリンダ
液圧を保持する保持状態に切り換え可能なものである。
電磁方向切換弁装置が増圧状態、減圧状態および保持状
態に切り換えられた液圧制御アクチュエータ状態を、そ
れぞれ増圧モード,減圧モードおよび保持モードと称す
る。減圧モードにおいてホイールシリンダからリザーバ
に流出したブレーキ液はアンチロック制御用ポンプによ
り汲み上げられ、液通路18,24,32,38の電磁
方向切換弁装置とマスタシリンダとの間に戻される。な
お、逆止弁を備え、電磁方向切換弁装置をバイパスする
バイパス通路が設けられており、ブレーキペダル10の
踏込みが緩められたとき、電磁方向切換弁装置の状態い
かんを問わずホイールシリンダ内のブレーキ液は逆止弁
を通ってマスタシリンダ12に戻る。
【0018】左右の前輪20,26および後輪34,4
0の各回転速度は、回転速度センサ70,72,74,
76により検出され、検出結果がアンチロック制御およ
びトラクション制御を行うABS&TRCコンピュータ
80に供給される。回転速度センサ70〜76はいずれ
も、車輪と一体的に回転可能に取り付けられるとともに
外周面にセレーションが形成されたロータと、ステアリ
ングナックル,アクスルハウジング等の非回転部材に固
定され、ヨーク,コイルおよび永久磁石等を備えた電磁
ピックアップとを含むものである。
0の各回転速度は、回転速度センサ70,72,74,
76により検出され、検出結果がアンチロック制御およ
びトラクション制御を行うABS&TRCコンピュータ
80に供給される。回転速度センサ70〜76はいずれ
も、車輪と一体的に回転可能に取り付けられるとともに
外周面にセレーションが形成されたロータと、ステアリ
ングナックル,アクスルハウジング等の非回転部材に固
定され、ヨーク,コイルおよび永久磁石等を備えた電磁
ピックアップとを含むものである。
【0019】ABS&TRCコンピュータ80は、回転
速度センサ70〜76の検出信号に基づいて車輪速度,
車輪加速度,車体速度,車体加速度等を演算する。回転
速度センサ70〜76の検出信号に含まれる電気ノイズ
は、車輪速度の演算時に行われるフィルタ処理により除
去される。ABS&TRCコンピュータ80にはまた、
ブレーキペダル10の踏込みを検出するブレーキスイッ
チ82の信号が供給される。ABS&TRCコンピュー
タ80のROMには、上記車輪速度等を演算するための
プログラムが格納されるとともに、図5に示すアンチロ
ック制御ルーチン,図6に示すホイールシリンダ液圧制
御ルーチン等、アンチロック制御の実行に必要な種々の
プログラムが格納されており、それらプログラムに基づ
いて電磁方向切換弁装置およびアンチロック制御用ポン
プを制御してアンチロック制御を行う。ABS&TRC
コンピュータ80はまた、ABSコントロールリレー8
4を制御して電磁方向切換弁装置,アンチロック制御用
ポンプを電源に接続する。ABSウォーニングランプ8
6は、アンチロック制御に異常が発生したとき点灯さ
れ、運転者に異常の発生が知らされる。
速度センサ70〜76の検出信号に基づいて車輪速度,
車輪加速度,車体速度,車体加速度等を演算する。回転
速度センサ70〜76の検出信号に含まれる電気ノイズ
は、車輪速度の演算時に行われるフィルタ処理により除
去される。ABS&TRCコンピュータ80にはまた、
ブレーキペダル10の踏込みを検出するブレーキスイッ
チ82の信号が供給される。ABS&TRCコンピュー
タ80のROMには、上記車輪速度等を演算するための
プログラムが格納されるとともに、図5に示すアンチロ
ック制御ルーチン,図6に示すホイールシリンダ液圧制
御ルーチン等、アンチロック制御の実行に必要な種々の
プログラムが格納されており、それらプログラムに基づ
いて電磁方向切換弁装置およびアンチロック制御用ポン
プを制御してアンチロック制御を行う。ABS&TRC
コンピュータ80はまた、ABSコントロールリレー8
4を制御して電磁方向切換弁装置,アンチロック制御用
ポンプを電源に接続する。ABSウォーニングランプ8
6は、アンチロック制御に異常が発生したとき点灯さ
れ、運転者に異常の発生が知らされる。
【0020】本実施形態におけるトラクション制御装置
は、自動開度制御装置付きスロットルバルブ装置129
の開度の制御によるエンジンの駆動トルクの制御と、ブ
レーキのホイールシリンダ液圧の制御による過大なスリ
ップの抑制とによって、加速スリップ状態を適正加速ス
リップ状態に制御するように構成されている。ホイール
シリンダ液圧は、アンチロック制御アクチュエータ44
およびトラクション制御アクチュエータ90を用いて制
御される。
は、自動開度制御装置付きスロットルバルブ装置129
の開度の制御によるエンジンの駆動トルクの制御と、ブ
レーキのホイールシリンダ液圧の制御による過大なスリ
ップの抑制とによって、加速スリップ状態を適正加速ス
リップ状態に制御するように構成されている。ホイール
シリンダ液圧は、アンチロック制御アクチュエータ44
およびトラクション制御アクチュエータ90を用いて制
御される。
【0021】トラクション制御アクチュエータ90は、
簡単に説明すれば、トラクション制御時には、ホイール
シリンダをマスタシリンダ12から遮断してトラクショ
ン制御用ポンプ92に接続し、トラクション制御用ポン
プ92からのブレーキ液の供給により駆動輪の回転を抑
制するように構成されている。ホイールシリンダ液圧
は、アンチロック制御アクチュエータ44の電磁方向切
換弁装置の増圧状態,減圧状態,保持状態への切換えに
より制御され、駆動輪の過大なスリップが抑制される。
トラクション制御時にはまた、前記アンチロック制御ア
クチュエータ44のリザーバとマスタシリンダ12のリ
ザーバ14とが連通させられ、減圧モードにおいてホイ
ールシリンダからリザーバに流出したブレーキ液はリザ
ーバ14に戻る。
簡単に説明すれば、トラクション制御時には、ホイール
シリンダをマスタシリンダ12から遮断してトラクショ
ン制御用ポンプ92に接続し、トラクション制御用ポン
プ92からのブレーキ液の供給により駆動輪の回転を抑
制するように構成されている。ホイールシリンダ液圧
は、アンチロック制御アクチュエータ44の電磁方向切
換弁装置の増圧状態,減圧状態,保持状態への切換えに
より制御され、駆動輪の過大なスリップが抑制される。
トラクション制御時にはまた、前記アンチロック制御ア
クチュエータ44のリザーバとマスタシリンダ12のリ
ザーバ14とが連通させられ、減圧モードにおいてホイ
ールシリンダからリザーバに流出したブレーキ液はリザ
ーバ14に戻る。
【0022】ABS&TRCコンピュータ80は、TR
Cコントロールリレー108を制御し、トラクション制
御アクチュエータ90のトラクション制御用ポンプ92
等を電源に接続するとともに、これらを制御してトラク
ション制御を行う。ABS&TRCコンピュータ80に
は、エンジンコントロールコンピュータ110を介して
メインスロットルポジションセンサ112により検出さ
れるメインスロットルバルブ114の開度、サブスロッ
トルバルブセンサ116により検出されるサブスロット
ルバルブ118の開度、エンジン回転速度センサ120
により検出されるエンジン122の回転速度等が供給さ
れる。メインスロットルバルブ114は、加速操作部材
としてのアクセルペダル124の踏込みにより開閉させ
られ、サブスロットルバルブ118は、サブスロットル
バルブモータ126により開閉させられる。サブスロッ
トルバルブモータ126は、ABS&TRCコンピュー
タ80によりサブスロットルバルブモータドライバ12
8を介して制御される。サブスロットルバルブモータ1
26およびABS&TRCコンピュータ80のサブスロ
ットルバルブモータ126を制御する部分が自動開度制
御装置を構成し、メインスロットルバルブ114および
サブスロットルバルブ118と共に自動開度制御装置付
きスロットルバルブ装置129を構成している。
Cコントロールリレー108を制御し、トラクション制
御アクチュエータ90のトラクション制御用ポンプ92
等を電源に接続するとともに、これらを制御してトラク
ション制御を行う。ABS&TRCコンピュータ80に
は、エンジンコントロールコンピュータ110を介して
メインスロットルポジションセンサ112により検出さ
れるメインスロットルバルブ114の開度、サブスロッ
トルバルブセンサ116により検出されるサブスロット
ルバルブ118の開度、エンジン回転速度センサ120
により検出されるエンジン122の回転速度等が供給さ
れる。メインスロットルバルブ114は、加速操作部材
としてのアクセルペダル124の踏込みにより開閉させ
られ、サブスロットルバルブ118は、サブスロットル
バルブモータ126により開閉させられる。サブスロッ
トルバルブモータ126は、ABS&TRCコンピュー
タ80によりサブスロットルバルブモータドライバ12
8を介して制御される。サブスロットルバルブモータ1
26およびABS&TRCコンピュータ80のサブスロ
ットルバルブモータ126を制御する部分が自動開度制
御装置を構成し、メインスロットルバルブ114および
サブスロットルバルブ118と共に自動開度制御装置付
きスロットルバルブ装置129を構成している。
【0023】ABS&TRCコンピュータ80には、ア
クセルペダル124の踏込みを検出するアクセルスイッ
チ130の検出信号やTRC・OFFスイッチ132の
信号が供給される。TRC・OFFスイッチ132は、
トラクション制御の作動を停止するスイッチであり、ス
イッチを押すとONになってトラクション制御が停止さ
せられ、もう一度押すとOFFになり、トラクション制
御の実行が許可される。TRC・OFFスイッチ132
のON,OFF状態は、TRC・OFFランプ134に
より表示される。また、スリップインジケータ136
は、点灯により、運転者にトラクション制御が作動中で
あることを知らせる。
クセルペダル124の踏込みを検出するアクセルスイッ
チ130の検出信号やTRC・OFFスイッチ132の
信号が供給される。TRC・OFFスイッチ132は、
トラクション制御の作動を停止するスイッチであり、ス
イッチを押すとONになってトラクション制御が停止さ
せられ、もう一度押すとOFFになり、トラクション制
御の実行が許可される。TRC・OFFスイッチ132
のON,OFF状態は、TRC・OFFランプ134に
より表示される。また、スリップインジケータ136
は、点灯により、運転者にトラクション制御が作動中で
あることを知らせる。
【0024】ABS&TRCコンピュータ80のRAM
には、図2に示すように、第一車輪速度メモリ140,
第二車輪速度メモリ142,制御モードメモリ144,
トラクション制御実行フラグ146,アンチロック制御
実行フラグ148,左ブレーキ制御フラグ150,右ブ
レーキ制御フラグ151,車輪速度減少フラグ152お
よびカウンタ154がワーキングメモリと共に設けられ
ている。ROMには、図3に示すトラクション制御ルー
チン,図4に示すスロットルバルブ装置・ブレーキ制御
ルーチン等、トラクション制御の実行に必要な種々のプ
ログラムが、前記図5のアンチロック制御ルーチンおよ
び図6のホイールシリンダ液圧制御ルーチン等、アンチ
ロック制御の実行に必要なプログラムと共に格納されて
いる。図6のホイールシリンダ液圧制御ルーチンはトラ
クション制御においても使用される。これらルーチンは
6ms毎に実行される。
には、図2に示すように、第一車輪速度メモリ140,
第二車輪速度メモリ142,制御モードメモリ144,
トラクション制御実行フラグ146,アンチロック制御
実行フラグ148,左ブレーキ制御フラグ150,右ブ
レーキ制御フラグ151,車輪速度減少フラグ152お
よびカウンタ154がワーキングメモリと共に設けられ
ている。ROMには、図3に示すトラクション制御ルー
チン,図4に示すスロットルバルブ装置・ブレーキ制御
ルーチン等、トラクション制御の実行に必要な種々のプ
ログラムが、前記図5のアンチロック制御ルーチンおよ
び図6のホイールシリンダ液圧制御ルーチン等、アンチ
ロック制御の実行に必要なプログラムと共に格納されて
いる。図6のホイールシリンダ液圧制御ルーチンはトラ
クション制御においても使用される。これらルーチンは
6ms毎に実行される。
【0025】トラクション制御を説明する。まず、ステ
ップ1(以下、S1と略記する。他のステップについて
も同じ。)においてトラクション制御の実行が許可され
ているか否かの判定が行われる。トラクション制御許可
条件は、例えば、当該トラクション制御装置に設けら
れた異常診断装置による異常診断結果に異常がないこ
と、アクセルペダル124が踏み込まれてアクセルス
イッチ130がOFFになっていること、および、パ
ーキング・ニュートラルスイッチがOFFであり、パー
キングブレーキが解除され、ニュートラル以外の駆動レ
ンジが選択されて運転者に車両を走行させる意図がある
ことが明らかであるか、または車体速度が設定値以上で
あることのいずれか一方が成立していることの3条件が
すべて成立していることであり、本実施形態においては
これら3条件がすべて成立しているときトラクション制
御の実行が許可される。
ップ1(以下、S1と略記する。他のステップについて
も同じ。)においてトラクション制御の実行が許可され
ているか否かの判定が行われる。トラクション制御許可
条件は、例えば、当該トラクション制御装置に設けら
れた異常診断装置による異常診断結果に異常がないこ
と、アクセルペダル124が踏み込まれてアクセルス
イッチ130がOFFになっていること、および、パ
ーキング・ニュートラルスイッチがOFFであり、パー
キングブレーキが解除され、ニュートラル以外の駆動レ
ンジが選択されて運転者に車両を走行させる意図がある
ことが明らかであるか、または車体速度が設定値以上で
あることのいずれか一方が成立していることの3条件が
すべて成立していることであり、本実施形態においては
これら3条件がすべて成立しているときトラクション制
御の実行が許可される。
【0026】トラクション制御実行許可条件が一つでも
成立していなければS1の判定結果はNOになり、S1
4においてトラクション制御フラグ146がセットされ
ているか否かにより、トラクション制御実行中であるか
否かの判定が行われる。トラクション制御が実行されて
おらず、トラクション制御フラグ146がリセットされ
ていればS15が実行され、カウンタ154のカウント
値Cがリセットされる。
成立していなければS1の判定結果はNOになり、S1
4においてトラクション制御フラグ146がセットされ
ているか否かにより、トラクション制御実行中であるか
否かの判定が行われる。トラクション制御が実行されて
おらず、トラクション制御フラグ146がリセットされ
ていればS15が実行され、カウンタ154のカウント
値Cがリセットされる。
【0027】トラクション制御の実行が許可されていれ
ばS1の判定結果はYESになり、S2においてトラク
ション制御実行フラグ146がセットされているか否か
により、トラクション制御中であるか否かが判定され
る。トラクション制御実行フラグ146は図示しないメ
インルーチンの初期設定においてリセットされており、
S2が1回目に行われるとき、その判定結果はNOにな
ってS3〜S6が実行され、トラクション制御開始条件
が成立しているか否かの判定が行われる。トラクション
制御開始条件は、異常診断装置による診断結果に異常が
ないこと(S3)、TRC・OFFスイッチ132がO
Nではなくてトラクション制御の開始が禁止されていな
いこと(S4)、駆動輪速度VR がトラクション制御の
実行速度範囲の最大値VMAX より小さいこと(S5)、
および駆動輪速度VR がスロットルバルブ制御基準値V
S 以上であること(S6)である。
ばS1の判定結果はYESになり、S2においてトラク
ション制御実行フラグ146がセットされているか否か
により、トラクション制御中であるか否かが判定され
る。トラクション制御実行フラグ146は図示しないメ
インルーチンの初期設定においてリセットされており、
S2が1回目に行われるとき、その判定結果はNOにな
ってS3〜S6が実行され、トラクション制御開始条件
が成立しているか否かの判定が行われる。トラクション
制御開始条件は、異常診断装置による診断結果に異常が
ないこと(S3)、TRC・OFFスイッチ132がO
Nではなくてトラクション制御の開始が禁止されていな
いこと(S4)、駆動輪速度VR がトラクション制御の
実行速度範囲の最大値VMAX より小さいこと(S5)、
および駆動輪速度VR がスロットルバルブ制御基準値V
S 以上であること(S6)である。
【0028】S5,S6における駆動輪速度VR は車輪
速度演算時にフィルタ処理が行われて平滑化された後の
値であり、かつ、左右の駆動輪の平均速度である。4輪
の各速度は図示しない別のルーチンにおいて常時算出さ
れており、S5,S6においては、左右の駆動輪の各速
度が読み込まれるとともに、その平均値が求められ、駆
動輪速度VR として使用される。また、最大速度VMAX
は予め設定された値(例えば、270km/h)であり、ス
ロットルバルブ制御基準値VS は車体速度から求められ
る。ここでは、非駆動輪である左右前輪20,26のフ
ィルタ処理された後の各車輪速度が読み込まれるととも
に、その平均値が車体速度として算出され、その車体速
度に1より大きい係数a1 を乗ずることにより、スロッ
トルバルブ制御基準値VS が設定される。駆動輪速度V
R がスロットルバルブ制御基準値VS 以上のときに自動
開度制御装置付きスロットルバルブ装置129の開閉制
御が開始される。
速度演算時にフィルタ処理が行われて平滑化された後の
値であり、かつ、左右の駆動輪の平均速度である。4輪
の各速度は図示しない別のルーチンにおいて常時算出さ
れており、S5,S6においては、左右の駆動輪の各速
度が読み込まれるとともに、その平均値が求められ、駆
動輪速度VR として使用される。また、最大速度VMAX
は予め設定された値(例えば、270km/h)であり、ス
ロットルバルブ制御基準値VS は車体速度から求められ
る。ここでは、非駆動輪である左右前輪20,26のフ
ィルタ処理された後の各車輪速度が読み込まれるととも
に、その平均値が車体速度として算出され、その車体速
度に1より大きい係数a1 を乗ずることにより、スロッ
トルバルブ制御基準値VS が設定される。駆動輪速度V
R がスロットルバルブ制御基準値VS 以上のときに自動
開度制御装置付きスロットルバルブ装置129の開閉制
御が開始される。
【0029】これらトラクション制御開始条件が1つで
も不成立であればS15が実行された後、本ルーチンの
1回の実行が終了する。すべてのトラクション制御開始
条件が成立すればS7〜S9が実行され、平滑化前の平
滑化前駆動輪速度VNRが設定回数以上連続して増大して
いるか否かによりトラクション制御の開始を許可するか
否かの判定が行われる。車輪速度は一定サイクルタイム
毎に演算され、演算時にサイルタイム間の回転速度セン
サ70〜76からの入力パルス数が読み込まれ、それに
基づいて車輪速度が演算される。この入力パルス数は車
輪速度を表す値であり、読み込まれたパルス数はABS
&TRCコンピュータ80のRAMに格納される。S7
では、左右の駆動輪について格納されたパルス数が読み
出されるとともに、平均値が算出され、平滑化前駆動輪
速度VNRとして速度変化の判定に使用される。判定時に
は、第二車輪速度メモリ142に格納されているデータ
が第一車輪速度メモリ140に移されて、前回のS7実
行時の平滑化前駆動輪速度VNR(n-1)とされ、読み出さ
れたパルス数に基づいて算出された平均値が第二車輪速
度メモリ142に格納されて今回のS7実行時の平滑化
前駆動輪速度VNR(n) とされる。そして、今回の平滑化
前駆動輪速度VNR(n) から前回の平滑化前駆動輪速度V
NR(n-1) が引かれ、結果が正の値であれば平滑化前駆動
輪速度VNRが増大しており、S7の判定結果がYESに
なってS8が実行され、カウンタ154のカウント値C
が1増加させられる。次いでS9においてカウント値C
が設定値CTH(ここでは3とする)以上であるか否かが
判定される。この判定結果は当初はNOであり、ルーチ
ンの実行は終了する。
も不成立であればS15が実行された後、本ルーチンの
1回の実行が終了する。すべてのトラクション制御開始
条件が成立すればS7〜S9が実行され、平滑化前の平
滑化前駆動輪速度VNRが設定回数以上連続して増大して
いるか否かによりトラクション制御の開始を許可するか
否かの判定が行われる。車輪速度は一定サイクルタイム
毎に演算され、演算時にサイルタイム間の回転速度セン
サ70〜76からの入力パルス数が読み込まれ、それに
基づいて車輪速度が演算される。この入力パルス数は車
輪速度を表す値であり、読み込まれたパルス数はABS
&TRCコンピュータ80のRAMに格納される。S7
では、左右の駆動輪について格納されたパルス数が読み
出されるとともに、平均値が算出され、平滑化前駆動輪
速度VNRとして速度変化の判定に使用される。判定時に
は、第二車輪速度メモリ142に格納されているデータ
が第一車輪速度メモリ140に移されて、前回のS7実
行時の平滑化前駆動輪速度VNR(n-1)とされ、読み出さ
れたパルス数に基づいて算出された平均値が第二車輪速
度メモリ142に格納されて今回のS7実行時の平滑化
前駆動輪速度VNR(n) とされる。そして、今回の平滑化
前駆動輪速度VNR(n) から前回の平滑化前駆動輪速度V
NR(n-1) が引かれ、結果が正の値であれば平滑化前駆動
輪速度VNRが増大しており、S7の判定結果がYESに
なってS8が実行され、カウンタ154のカウント値C
が1増加させられる。次いでS9においてカウント値C
が設定値CTH(ここでは3とする)以上であるか否かが
判定される。この判定結果は当初はNOであり、ルーチ
ンの実行は終了する。
【0030】平滑化前駆動輪速度VNR(n) が3回連続し
て増大する前にトラクション制御開始条件が1つでも成
立しなくなればS15が実行され、カウンタ154がリ
セットされる。それにより、一旦、すべてのトラクショ
ン制御開始条件が成立し、平滑化前駆動輪速度VNR(n)
が増大する状態が生じても、トラクション制御開始条件
が不成立になれば、次にトラクション制御開始条件が成
立したときに、改めて平滑化前駆動輪速度が3回連続し
て増大しているか否かが判定される。また、すべてのト
ラクション制御開始条件が成立しなければS7の判定は
行われないため、トラクション制御開始条件が1つでも
成立しなくなってから、再びすべての条件が成立するま
での間、平滑化前駆動輪速度VNR(n) がどのように変化
しているかがわからない。そのため、カウンタ154が
リセットされなければ、再度すべてのトラクション制御
開始条件が成立した直後に平滑化前駆動輪速度VNR(n)
が増大していて、連続増大回数が3回になることがある
が、実際に3回連続して増大しているか否かはわからな
い。上記のように、平滑化前駆動輪速度VNR(n) が3回
連続して増大する前にトラクション制御開始条件が1つ
でも成立しなくなればカウンタ154がリセットされる
ようにしておくことにより、、平滑化前駆動輪速度V
NR(n) が3回連続して増大しているか否かを正確に判断
することができるのである。
て増大する前にトラクション制御開始条件が1つでも成
立しなくなればS15が実行され、カウンタ154がリ
セットされる。それにより、一旦、すべてのトラクショ
ン制御開始条件が成立し、平滑化前駆動輪速度VNR(n)
が増大する状態が生じても、トラクション制御開始条件
が不成立になれば、次にトラクション制御開始条件が成
立したときに、改めて平滑化前駆動輪速度が3回連続し
て増大しているか否かが判定される。また、すべてのト
ラクション制御開始条件が成立しなければS7の判定は
行われないため、トラクション制御開始条件が1つでも
成立しなくなってから、再びすべての条件が成立するま
での間、平滑化前駆動輪速度VNR(n) がどのように変化
しているかがわからない。そのため、カウンタ154が
リセットされなければ、再度すべてのトラクション制御
開始条件が成立した直後に平滑化前駆動輪速度VNR(n)
が増大していて、連続増大回数が3回になることがある
が、実際に3回連続して増大しているか否かはわからな
い。上記のように、平滑化前駆動輪速度VNR(n) が3回
連続して増大する前にトラクション制御開始条件が1つ
でも成立しなくなればカウンタ154がリセットされる
ようにしておくことにより、、平滑化前駆動輪速度V
NR(n) が3回連続して増大しているか否かを正確に判断
することができるのである。
【0031】一旦、トラクション制御開始条件が成立
し、平滑化前駆動輪速度VNR(n) が増大していると判定
され、トラクション制御の開始が許可される前にトラク
ション制御の実行が許可されなくなった場合も同じであ
る。また、3回連続して増大する前に平滑化前駆動輪速
度VNR(n) が減少すればS7の判定結果がNOになり、
S15が実行されてカウンタ154がリセットされ、新
たに平滑化前駆動輪速度VNR(n) の増大がカウントされ
る。
し、平滑化前駆動輪速度VNR(n) が増大していると判定
され、トラクション制御の開始が許可される前にトラク
ション制御の実行が許可されなくなった場合も同じであ
る。また、3回連続して増大する前に平滑化前駆動輪速
度VNR(n) が減少すればS7の判定結果がNOになり、
S15が実行されてカウンタ154がリセットされ、新
たに平滑化前駆動輪速度VNR(n) の増大がカウントされ
る。
【0032】平滑化前駆動輪速度VNR(n) が3回連続し
て増大すればS9の判定結果がYESになり、S10に
おいてトラクション制御実行フラグ146がセットされ
た後、S11においてトラクション制御が実行される。
トラクション制御開始条件が成立しても、平滑化前駆動
輪速度VNR(n) の増大状態がルーチンの実行サイクルタ
イムに設定値CTHを乗じた時間が経過するまでトラクシ
ョン制御は開始されないのであり、電気系統のノイズに
起因して回転速度センサ70〜76により検出される車
輪速度が一時的に増大しても、その増大は増大回数が設
定回数に達する前になくなるため、トラクション制御が
開始されて加速性が低下することはない。
て増大すればS9の判定結果がYESになり、S10に
おいてトラクション制御実行フラグ146がセットされ
た後、S11においてトラクション制御が実行される。
トラクション制御開始条件が成立しても、平滑化前駆動
輪速度VNR(n) の増大状態がルーチンの実行サイクルタ
イムに設定値CTHを乗じた時間が経過するまでトラクシ
ョン制御は開始されないのであり、電気系統のノイズに
起因して回転速度センサ70〜76により検出される車
輪速度が一時的に増大しても、その増大は増大回数が設
定回数に達する前になくなるため、トラクション制御が
開始されて加速性が低下することはない。
【0033】トラクション制御は既に知られており、図
4に示すスロットルバルブ装置・ブレーキ制御ルーチン
に基づいて簡単に説明する。まず、S101においてサ
ブスロットルバルブ118の制御目標開度が設定され
る。制御目標開度は、サブスロットルバルブ118の開
閉方向および開閉速度をエンジン122の回転速度NE
およびスロットルバルブの開度に基づいて設定すること
により設定され、あるいはサブスロットルバルブ118
の回動位置を駆動輪のスリップの増加量に基づいて設定
すること等により設定される。設定後、S102におい
てサブスロットルバルブ118が開閉させられ、メイン
スロットルバルブ114の開度より小さく閉じられてエ
ンジン122の駆動トルクが減少させられる。
4に示すスロットルバルブ装置・ブレーキ制御ルーチン
に基づいて簡単に説明する。まず、S101においてサ
ブスロットルバルブ118の制御目標開度が設定され
る。制御目標開度は、サブスロットルバルブ118の開
閉方向および開閉速度をエンジン122の回転速度NE
およびスロットルバルブの開度に基づいて設定すること
により設定され、あるいはサブスロットルバルブ118
の回動位置を駆動輪のスリップの増加量に基づいて設定
すること等により設定される。設定後、S102におい
てサブスロットルバルブ118が開閉させられ、メイン
スロットルバルブ114の開度より小さく閉じられてエ
ンジン122の駆動トルクが減少させられる。
【0034】次いでS103〜S110が実行され、ブ
レーキのホイールシリンダ液圧制御が行われる。この制
御は、駆動輪である左後輪34と右後輪40とについて
別々に行われる。まず、S103〜S106において左
駆動輪についてホイールシリンダ液圧制御を行うか否か
が判定され、液圧制御開始条件が成立していれば、ホイ
ールシリンダへブレーキ液が供給されて左後輪34の回
転が抑制される。S103においては、左ブレーキ制御
フラグ150がセットされているか否かが判定される。
左ブレーキ制御フラグ150は初期設定においてリセッ
トされており、S103が1回目に行われるとき、その
判定結果はNOになってS104が実行され、平滑化後
の駆動輪速度VRLがブレーキ制御開始基準値VB 以上で
あるか否かの判定が行われる。
レーキのホイールシリンダ液圧制御が行われる。この制
御は、駆動輪である左後輪34と右後輪40とについて
別々に行われる。まず、S103〜S106において左
駆動輪についてホイールシリンダ液圧制御を行うか否か
が判定され、液圧制御開始条件が成立していれば、ホイ
ールシリンダへブレーキ液が供給されて左後輪34の回
転が抑制される。S103においては、左ブレーキ制御
フラグ150がセットされているか否かが判定される。
左ブレーキ制御フラグ150は初期設定においてリセッ
トされており、S103が1回目に行われるとき、その
判定結果はNOになってS104が実行され、平滑化後
の駆動輪速度VRLがブレーキ制御開始基準値VB 以上で
あるか否かの判定が行われる。
【0035】ブレーキ制御開始基準値VB は、車体速度
に係数a2 を乗ずることにより設定される。この係数a
2 は、前記スロットルバルブ制御基準値VS を設定する
際に車体速度に乗ずる係数a1 より大きく、ブレーキ制
御は、駆動輪速度VRLがスロットルバルブ制御基準値V
S より高いブレーキ制御開始基準値VB 以上のときに開
始される。駆動輪速度VRLがブレーキ制御開始基準値V
B 以上であればS104の判定結果がYESになってS
105が実行され、左ブレーキ制御フラグ150がセッ
トされた後、S106が実行されてホイールシリンダ液
圧の制御が行われる。具体的には、図6のホイールシリ
ンダ液圧制御ルーチンに示すように、まず、S301に
おいてホイールシリンダ液圧の制御モードが選択され
る。制御モードは車輪速度,車輪加速度に基づいて選択
され、選択された制御モードは制御モードメモリ144
に格納される。選択された制御モードが減圧モードであ
ればS305が実行され、ホイールシリンダ液圧が減少
させられる。増圧モードであればS306が実行されて
ホイールシリンダ液圧が増大させられ、保持モードであ
ればS304が実行されてホイールシリンダ液圧が保持
させられる。これによて、駆動輪のスリップが抑制され
る。右後輪40についてS107〜S110が実行さ
れ、液圧制御開始条件が成立していれば、ホイールシリ
ンダにブレーキ液が供給されて右後輪40の回転が抑制
される。
に係数a2 を乗ずることにより設定される。この係数a
2 は、前記スロットルバルブ制御基準値VS を設定する
際に車体速度に乗ずる係数a1 より大きく、ブレーキ制
御は、駆動輪速度VRLがスロットルバルブ制御基準値V
S より高いブレーキ制御開始基準値VB 以上のときに開
始される。駆動輪速度VRLがブレーキ制御開始基準値V
B 以上であればS104の判定結果がYESになってS
105が実行され、左ブレーキ制御フラグ150がセッ
トされた後、S106が実行されてホイールシリンダ液
圧の制御が行われる。具体的には、図6のホイールシリ
ンダ液圧制御ルーチンに示すように、まず、S301に
おいてホイールシリンダ液圧の制御モードが選択され
る。制御モードは車輪速度,車輪加速度に基づいて選択
され、選択された制御モードは制御モードメモリ144
に格納される。選択された制御モードが減圧モードであ
ればS305が実行され、ホイールシリンダ液圧が減少
させられる。増圧モードであればS306が実行されて
ホイールシリンダ液圧が増大させられ、保持モードであ
ればS304が実行されてホイールシリンダ液圧が保持
させられる。これによて、駆動輪のスリップが抑制され
る。右後輪40についてS107〜S110が実行さ
れ、液圧制御開始条件が成立していれば、ホイールシリ
ンダにブレーキ液が供給されて右後輪40の回転が抑制
される。
【0036】次いでトラクション制御ルーチンのS12
が実行され、トラクション制御終了条件が成立している
か否かの判定が行われる。トラクション制御終了条件
は、左右の駆動輪速度がいずれも設定値以下になり、
かつ、サブスロットルバルブ118の開度がメインスロ
ットルバルブ114の開度より大きいか、または異常診
断装置の異常診断結果に異常があるかのいずれか一方が
成立していること、車体速度が設定値(例えば300
km/h)を超えること、および4輪の速度がいずれも設
定値(例えば3km/h)より小さいことの3条件の少なく
とも1つが成立していることである。
が実行され、トラクション制御終了条件が成立している
か否かの判定が行われる。トラクション制御終了条件
は、左右の駆動輪速度がいずれも設定値以下になり、
かつ、サブスロットルバルブ118の開度がメインスロ
ットルバルブ114の開度より大きいか、または異常診
断装置の異常診断結果に異常があるかのいずれか一方が
成立していること、車体速度が設定値(例えば300
km/h)を超えること、および4輪の速度がいずれも設
定値(例えば3km/h)より小さいことの3条件の少なく
とも1つが成立していることである。
【0037】トラクション制御終了条件が成立していな
ければS12の判定結果はNOになり、ルーチンの実行
は終了する。トラクション制御終了条件が成立すればS
12の判定結果がYESになり、S13が実行されてト
ラクション制御終了処理が行われる。トラクション制御
実行フラグ146,左右のブレーキ制御フラグ150,
151,カウンタ154等のリセット、第一,第二車輪
速度メモリ140,142のクリア、ホイールシリンダ
液圧の急減圧、サブスロットルバルブ118の最大開度
までの開放等の処理が行われるのである。また、トラク
ション制御の開始後、トラクション制御の実行許可条件
が1つでも不成立になれば、S1の判定結果がNO,S
14の判定結果がYESになり、S13のトラクション
制御終了処理が実行される。
ければS12の判定結果はNOになり、ルーチンの実行
は終了する。トラクション制御終了条件が成立すればS
12の判定結果がYESになり、S13が実行されてト
ラクション制御終了処理が行われる。トラクション制御
実行フラグ146,左右のブレーキ制御フラグ150,
151,カウンタ154等のリセット、第一,第二車輪
速度メモリ140,142のクリア、ホイールシリンダ
液圧の急減圧、サブスロットルバルブ118の最大開度
までの開放等の処理が行われるのである。また、トラク
ション制御の開始後、トラクション制御の実行許可条件
が1つでも不成立になれば、S1の判定結果がNO,S
14の判定結果がYESになり、S13のトラクション
制御終了処理が実行される。
【0038】次にアンチロック制御を図5に示すアンチ
ロック制御ルーチンおよび図6に示すホイールシリンダ
液圧制御ルーチンに基づいて説明する。なお、図5およ
び図6に示す各ルーチンは、4輪それぞれについて別々
に実行される。アンチロック制御は、ブレーキペダル1
0が踏み込まれており、車輪速度VWが設定値V1 (例
えば5km/h)より大きい状態で行われる(S201,S
202)。非制動時にアンチロック制御が行われないこ
とは勿論、車輪速度が低過ぎる場合は車輪速度の検出精
度が低く、制御精度が悪くなるため、アンチロック制御
が行われないのである。
ロック制御ルーチンおよび図6に示すホイールシリンダ
液圧制御ルーチンに基づいて説明する。なお、図5およ
び図6に示す各ルーチンは、4輪それぞれについて別々
に実行される。アンチロック制御は、ブレーキペダル1
0が踏み込まれており、車輪速度VWが設定値V1 (例
えば5km/h)より大きい状態で行われる(S201,S
202)。非制動時にアンチロック制御が行われないこ
とは勿論、車輪速度が低過ぎる場合は車輪速度の検出精
度が低く、制御精度が悪くなるため、アンチロック制御
が行われないのである。
【0039】ブレーキペダル10が踏み込まれており、
車輪速度VW が設定値V1 より大きければS203が実
行され、アンチロック制御実行フラグ148がセットさ
れているか否かにより、アンチロック制御中であるか否
かが判定される。アンチロック制御中でなければ、S2
04において車輪速度VW がアンチロック制御開始基準
値VA より小さいか否かが判定される。なお、車輪速度
VW は平滑化後の車輪速度であり、アンチロック制御開
始基準値VA は4輪の各車輪速度に基づいて推定された
車体速度に1より小さい係数を掛けて求められる。車輪
速度VW がアンチロック制御開始基準値VA 以上であれ
ばS204の判定結果はNOになり、本ルーチンの1回
の実行が終了する。車輪速度VW がアンチロック制御開
始基準値VA より小さければ、S204の判定結果がY
ESになり、S205においてアンチロック制御実行フ
ラグ148がセットされた後、S206においてアンチ
ロック制御が実行される。このアンチロック制御は、前
記トラクション制御の場合と同様に図6のホイールシリ
ンダ液圧制御ルーチンの実行により行われる。なお、ア
ンチロック制御実行フラグ148も4輪の各々について
設けられている。
車輪速度VW が設定値V1 より大きければS203が実
行され、アンチロック制御実行フラグ148がセットさ
れているか否かにより、アンチロック制御中であるか否
かが判定される。アンチロック制御中でなければ、S2
04において車輪速度VW がアンチロック制御開始基準
値VA より小さいか否かが判定される。なお、車輪速度
VW は平滑化後の車輪速度であり、アンチロック制御開
始基準値VA は4輪の各車輪速度に基づいて推定された
車体速度に1より小さい係数を掛けて求められる。車輪
速度VW がアンチロック制御開始基準値VA 以上であれ
ばS204の判定結果はNOになり、本ルーチンの1回
の実行が終了する。車輪速度VW がアンチロック制御開
始基準値VA より小さければ、S204の判定結果がY
ESになり、S205においてアンチロック制御実行フ
ラグ148がセットされた後、S206においてアンチ
ロック制御が実行される。このアンチロック制御は、前
記トラクション制御の場合と同様に図6のホイールシリ
ンダ液圧制御ルーチンの実行により行われる。なお、ア
ンチロック制御実行フラグ148も4輪の各々について
設けられている。
【0040】アンチロック制御中にブレーキペダル10
の踏込みが解除され、あるいは車輪速度VW が設定値V
1 以下になればS207が実行される。アンチロック制
御中であるため、S207の判定結果はYESになり、
S208においてアンチロック制御終了処理が行われ
る。ブレーキペダル10が踏み込まれていないことと、
車輪速度VW が設定値V1 以下であることとは、それぞ
れアンチロック制御終了条件なのである。S208にお
いてはアンチロック制御実行フラグ148のリセット,
制御モードの増圧モードへの切換え等のアンチロック制
御終了処理が行われる。なお、アンチロック制御は、こ
の他にも、例えば、増圧モードが設定時間以上継続した
場合等、S206のアンチロック制御実行ステップ中に
おいて終了条件を設定して終了させるようにしてもよ
い。
の踏込みが解除され、あるいは車輪速度VW が設定値V
1 以下になればS207が実行される。アンチロック制
御中であるため、S207の判定結果はYESになり、
S208においてアンチロック制御終了処理が行われ
る。ブレーキペダル10が踏み込まれていないことと、
車輪速度VW が設定値V1 以下であることとは、それぞ
れアンチロック制御終了条件なのである。S208にお
いてはアンチロック制御実行フラグ148のリセット,
制御モードの増圧モードへの切換え等のアンチロック制
御終了処理が行われる。なお、アンチロック制御は、こ
の他にも、例えば、増圧モードが設定時間以上継続した
場合等、S206のアンチロック制御実行ステップ中に
おいて終了条件を設定して終了させるようにしてもよ
い。
【0041】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、回転速度センサ70〜76,ABS&T
RCコンピュータ80の回転速度センサ70〜76の検
出信号に基づいて車輪速度(駆動輪速度)を演算する部
分が駆動輪速度検出手段を構成し、ABS&TRCコン
ピュータ80の車輪速度の演算時にフィルタ処理を実行
する部分が駆動輪速度平滑化手段を構成し、ABS&T
RCコンピュータ80のS3〜S6を実行する部分がス
リップ状態制御開始決定手段を構成し、S7〜S9を実
行する部分がスリップ状態制御禁止手段を構成し、S1
1を実行する部分がスリップ状態制御手段を構成してい
る。
態においては、回転速度センサ70〜76,ABS&T
RCコンピュータ80の回転速度センサ70〜76の検
出信号に基づいて車輪速度(駆動輪速度)を演算する部
分が駆動輪速度検出手段を構成し、ABS&TRCコン
ピュータ80の車輪速度の演算時にフィルタ処理を実行
する部分が駆動輪速度平滑化手段を構成し、ABS&T
RCコンピュータ80のS3〜S6を実行する部分がス
リップ状態制御開始決定手段を構成し、S7〜S9を実
行する部分がスリップ状態制御禁止手段を構成し、S1
1を実行する部分がスリップ状態制御手段を構成してい
る。
【0042】なお、トラクション制御に使用される車体
速度は、アクセルペダルの踏込み時にのみ演算され、ア
ンチロック制御に使用される車体速度はブレーキペダル
の踏込み時にのみ演算されるようにしてもよい。また、
本発明は、エンジンの駆動トルクの制御が、スロットル
バルブ装置の開度の制御の他、例えば、燃料カット,点
火時期の遅角,吸入空気量の調節,過給圧の調節,変速
装置の変速段の切換え等により行われるトラクション制
御装置や、容積式アンチロック制御装置を備えたトラク
ション制御装置、4輪駆動車やクロス配管式液圧ブレー
キ装置を備えた車両のトラクション制御装置にも適用す
ることができる。その他、特許請求の範囲を逸脱するこ
となく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施
した態様で本発明を実施することができる。
速度は、アクセルペダルの踏込み時にのみ演算され、ア
ンチロック制御に使用される車体速度はブレーキペダル
の踏込み時にのみ演算されるようにしてもよい。また、
本発明は、エンジンの駆動トルクの制御が、スロットル
バルブ装置の開度の制御の他、例えば、燃料カット,点
火時期の遅角,吸入空気量の調節,過給圧の調節,変速
装置の変速段の切換え等により行われるトラクション制
御装置や、容積式アンチロック制御装置を備えたトラク
ション制御装置、4輪駆動車やクロス配管式液圧ブレー
キ装置を備えた車両のトラクション制御装置にも適用す
ることができる。その他、特許請求の範囲を逸脱するこ
となく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施
した態様で本発明を実施することができる。
【図1】第一および第二の各発明に共通の一実施形態で
あるトラクション制御装置を含む車両を概略的に示す図
である。
あるトラクション制御装置を含む車両を概略的に示す図
である。
【図2】上記トラクション制御装置をアンチロック制御
装置と共に制御するABS&TRCコンピュータのRA
Mのうち、本発明に関連の深い部分を取り出して概念的
に示す図である。
装置と共に制御するABS&TRCコンピュータのRA
Mのうち、本発明に関連の深い部分を取り出して概念的
に示す図である。
【図3】上記コンピュータのROMに格納されたトラク
ション制御ルーチンを示すフローチャートである。
ション制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】上記コンピュータのROMに格納されたスロッ
トルバルブ装置・ブレーキ制御ルーチンを示すフローチ
ャートである。
トルバルブ装置・ブレーキ制御ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図5】上記コンピュータのROMに格納されたアンチ
ロック制御ルーチンを示すフローチャートである。
ロック制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】上記コンピュータのROMに格納されたホイー
ルシリンダ液圧制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
ルシリンダ液圧制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
20 左前輪 26 右前輪 34 左後輪 40 右後輪 44 アンチロック制御アクチュエータ 80 ABS&TRCコンピュータ 90 トラクション制御アクチュエータ
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動輪の回転速度である駆動輪速度を検
出する駆動輪速度検出手段と、 その駆動輪速度検出手段により検出された駆動輪速度を
平滑化する駆動輪速度平滑化手段と、 その駆動輪速度平滑化手段により平滑化された平滑化駆
動輪速度に基づいて前記駆動輪のスリップ状態を適正ス
リップ状態に制御するスリップ状態制御手段と、 前記平滑化駆動輪速度に基づいて取得される加速スリッ
プ状態が設定スリップ状態を超えた場合に、前記スリッ
プ状態制御手段によるスリップ状態制御の開始を決定す
るスリップ状態制御開始決定手段とを含むトラクション
制御装置において、 前記駆動輪速度平滑化手段により平滑化される前の平滑
化前駆動輪速度の増大が一時的なものである場合には、
前記スリップ状態制御手段が前記スリップ状態制御開始
決定手段の決定に応じてスリップ状態制御を開始するこ
とを禁止するスリップ状態制御禁止手段を設けたことを
特徴とするトラクション制御装置。 - 【請求項2】 前記駆動輪速度検出手段が、一定時間内
の駆動輪の平均回転速度である駆動輪速度を繰り返し検
出するものであり、かつ、前記スリップ状態制御禁止手
段が、前記平滑化前駆動輪速度が複数である設定回数以
上連続して増加していない場合は、前記スリップ状態制
御手段が前記スリップ状態制御開始決定手段の決定に応
じてスリップ状態制御を開始することを禁止し、設定回
数以上連続して増加している場合には許可するものであ
ることを特徴とする請求項1に記載のトラクション制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7266688A JPH09109868A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | トラクション制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7266688A JPH09109868A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | トラクション制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09109868A true JPH09109868A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17434321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7266688A Pending JPH09109868A (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | トラクション制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09109868A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7472012B2 (en) | 2003-09-24 | 2008-12-30 | Advics Co., Ltd. | Traction control device |
| JP2010031846A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-02-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車両用スリップ抑制制御装置 |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP7266688A patent/JPH09109868A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7472012B2 (en) | 2003-09-24 | 2008-12-30 | Advics Co., Ltd. | Traction control device |
| JP2010031846A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-02-12 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車両用スリップ抑制制御装置 |
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