JPH09112632A - 車両用パワープラントのマウント装置 - Google Patents
車両用パワープラントのマウント装置Info
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- JPH09112632A JPH09112632A JP29768695A JP29768695A JPH09112632A JP H09112632 A JPH09112632 A JP H09112632A JP 29768695 A JP29768695 A JP 29768695A JP 29768695 A JP29768695 A JP 29768695A JP H09112632 A JPH09112632 A JP H09112632A
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- Japan
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- fastening
- fastening seat
- seat surface
- mounting device
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 繊維強化合成樹脂製の外筒部材の締結座に金
属製の締結部材を部分的に埋設状に固着したマウント装
置では、外筒部材と締結部材の熱収縮差や熱膨張差によ
り締結力が変動し、パワープラントの振動が悪化する。 【解決手段】繊維強化合成樹脂製の外筒部材20の締結
座20bに1対の締結部材23の基部33とアンカー部
34とを埋設させた状態に設け、締結部材23の締結座
面33aを締結座20bの座面24から小所定距離Gだ
け突出させ、外筒部材20と締結部材23の熱収縮差や
熱膨張差の影響を受けないようにした。
属製の締結部材を部分的に埋設状に固着したマウント装
置では、外筒部材と締結部材の熱収縮差や熱膨張差によ
り締結力が変動し、パワープラントの振動が悪化する。 【解決手段】繊維強化合成樹脂製の外筒部材20の締結
座20bに1対の締結部材23の基部33とアンカー部
34とを埋設させた状態に設け、締結部材23の締結座
面33aを締結座20bの座面24から小所定距離Gだ
け突出させ、外筒部材20と締結部材23の熱収縮差や
熱膨張差の影響を受けないようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用パワープラ
ントのマウント装置に関し、特に、繊維強化合成樹脂製
の外筒部材の締結座の近傍部にボルト叉はナット等の金
属製の締結部材を部分的に埋め込んで固定した構造のも
のに関する。
ントのマウント装置に関し、特に、繊維強化合成樹脂製
の外筒部材の締結座の近傍部にボルト叉はナット等の金
属製の締結部材を部分的に埋め込んで固定した構造のも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエンジンと変速機とを含む
パワープラントは、例えば3組のマウント装置により、
車体に弾性的に支持される。このマウント装置のうち液
封型でないソリッド型のマウント装置は、金属製の外筒
部材と、インナパイプと、外筒部材とインナパイプ間に
設けられたラバー製の緩衝部材等を有し、外筒部材に
は、車体に固定される締結座であって外筒部材に溶接接
合された締結座形成部材で構成される締結座と、その締
結座に設けられたボルト又はナットからなる1対の締結
部材とが設けられ、締結座を車体側の支持面に当接させ
た状態で締結部材とその締結部材に螺合される相手側締
結具(ナット又はボルト)を介して固定されている。例
えば、実開平2−88825号公報には、この種のマウ
ント装置が記載されている。
パワープラントは、例えば3組のマウント装置により、
車体に弾性的に支持される。このマウント装置のうち液
封型でないソリッド型のマウント装置は、金属製の外筒
部材と、インナパイプと、外筒部材とインナパイプ間に
設けられたラバー製の緩衝部材等を有し、外筒部材に
は、車体に固定される締結座であって外筒部材に溶接接
合された締結座形成部材で構成される締結座と、その締
結座に設けられたボルト又はナットからなる1対の締結
部材とが設けられ、締結座を車体側の支持面に当接させ
た状態で締結部材とその締結部材に螺合される相手側締
結具(ナット又はボルト)を介して固定されている。例
えば、実開平2−88825号公報には、この種のマウ
ント装置が記載されている。
【0003】ところで、最近では、マウント装置の軽量
化とコスト低減の観点から、前記外筒部材を繊維強化合
成樹脂材料(例えば、ナイロン66にグラスファイバー
を混入したもの)で構成したマウント装置が実用化され
つつある。このマウント装置では、繊維強化合成樹脂製
の外筒部材に、締結座が一体形成され、その締結座に1
対の締結部材が設けられ、締結部材はその少なくとも一
部を締結座の近傍部に埋め込むことで外筒部材に固着さ
れているが、各締結部材の締結座面が外筒部材の締結座
の座面に一致させた状態で締結部材が固着されている。
化とコスト低減の観点から、前記外筒部材を繊維強化合
成樹脂材料(例えば、ナイロン66にグラスファイバー
を混入したもの)で構成したマウント装置が実用化され
つつある。このマウント装置では、繊維強化合成樹脂製
の外筒部材に、締結座が一体形成され、その締結座に1
対の締結部材が設けられ、締結部材はその少なくとも一
部を締結座の近傍部に埋め込むことで外筒部材に固着さ
れているが、各締結部材の締結座面が外筒部材の締結座
の座面に一致させた状態で締結部材が固着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記繊維強化合成樹脂
製の外筒部材を採用したマウント装置においては、前記
のように、各締結部材の締結座面を外筒部材の締結座の
座面に一致させた状態で締結部材を固着してあるため、
次のような問題が生じる。繊維強化合成樹脂材料の熱膨
張率が、金属製の締結部材の熱膨張率よりも大きいこと
から、特に寒冷時には、外筒部材と締結部材の熱収縮量
の差により、その締結座の座面が締結部材の締結座面に
対して相対的に後退して締結部材による締結力が低下す
る。その結果、パワープラントの振動が激しくなってN
VH(Noise Viblation Harshness )が悪化するし、ま
た、外筒部材の耐久性も低下する。また、高温下では、
前記と反対に、外筒部材と締結部材の熱膨張量の差によ
り、その締結座の座面が締結部材の締結座面に対して相
対的に進出して締結部材による締結力が過大になる。本
発明の目的は、外筒部材と締結部材の熱収縮差や熱膨張
差による締結力の変動を防止すること、前記熱収縮差に
起因するパワープラントの振動の悪化を抑制すること、
外筒部材の耐久性を確保すること、等である。
製の外筒部材を採用したマウント装置においては、前記
のように、各締結部材の締結座面を外筒部材の締結座の
座面に一致させた状態で締結部材を固着してあるため、
次のような問題が生じる。繊維強化合成樹脂材料の熱膨
張率が、金属製の締結部材の熱膨張率よりも大きいこと
から、特に寒冷時には、外筒部材と締結部材の熱収縮量
の差により、その締結座の座面が締結部材の締結座面に
対して相対的に後退して締結部材による締結力が低下す
る。その結果、パワープラントの振動が激しくなってN
VH(Noise Viblation Harshness )が悪化するし、ま
た、外筒部材の耐久性も低下する。また、高温下では、
前記と反対に、外筒部材と締結部材の熱膨張量の差によ
り、その締結座の座面が締結部材の締結座面に対して相
対的に進出して締結部材による締結力が過大になる。本
発明の目的は、外筒部材と締結部材の熱収縮差や熱膨張
差による締結力の変動を防止すること、前記熱収縮差に
起因するパワープラントの振動の悪化を抑制すること、
外筒部材の耐久性を確保すること、等である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両用パワー
プラントのマウント装置は、締結座を有する外筒部材
と、弾性を有する緩衝部材とを備えた車両用パワープラ
ントのマウント装置において、前記外筒部材の締結座
に、外筒部材よりも小さな熱膨張率の金属製の締結部材
を設け、前記締結部材の少なくとも一部を外筒部材の締
結座に埋め込むとともに、締結部材の締結座面を締結座
の座面より所定量突出させたものである。尚、前記締結
部材とはボルト又はナットを主体とする部材のことであ
り、また、前記所定量は0.5 〜1.0 mm位の量である。
プラントのマウント装置は、締結座を有する外筒部材
と、弾性を有する緩衝部材とを備えた車両用パワープラ
ントのマウント装置において、前記外筒部材の締結座
に、外筒部材よりも小さな熱膨張率の金属製の締結部材
を設け、前記締結部材の少なくとも一部を外筒部材の締
結座に埋め込むとともに、締結部材の締結座面を締結座
の座面より所定量突出させたものである。尚、前記締結
部材とはボルト又はナットを主体とする部材のことであ
り、また、前記所定量は0.5 〜1.0 mm位の量である。
【0006】前記締結部材は、外筒部材よりも小さな熱
膨張率の金属製の部材であるため、寒冷時には、外筒部
材の収縮量が締結部材の収縮量よりも大きく、外筒部材
の締結座の座面が締結部材の締結座面に対して相対的に
後退することになるけれども、締結部材の締結座面を締
結座の座面より所定量突出させてあるため、外筒部材
を、パワープラントを支持する車体側の支持部材に締結
部材で締結する締結力が変動することがない。このこと
は、高温時にも同様であり、高温時には外筒部材の熱膨
張量が締結部材の熱膨張量よりも大きくなっても、締結
部材の締結力が変動することがない。
膨張率の金属製の部材であるため、寒冷時には、外筒部
材の収縮量が締結部材の収縮量よりも大きく、外筒部材
の締結座の座面が締結部材の締結座面に対して相対的に
後退することになるけれども、締結部材の締結座面を締
結座の座面より所定量突出させてあるため、外筒部材
を、パワープラントを支持する車体側の支持部材に締結
部材で締結する締結力が変動することがない。このこと
は、高温時にも同様であり、高温時には外筒部材の熱膨
張量が締結部材の熱膨張量よりも大きくなっても、締結
部材の締結力が変動することがない。
【0007】請求項2の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項1の発明において、前記締結部材の締
結座面は、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる
第1締結座面と、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍部
に設けられた第2締結座面とを有するものである。この
ように、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる第
1締結座面の他に、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍
部の第2締結座面を設けるため、外筒部材の幅方向の安
定性を確保することができる。その他、請求項1と同様
の作用が得られる。
ト装置は、請求項1の発明において、前記締結部材の締
結座面は、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる
第1締結座面と、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍部
に設けられた第2締結座面とを有するものである。この
ように、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる第
1締結座面の他に、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍
部の第2締結座面を設けるため、外筒部材の幅方向の安
定性を確保することができる。その他、請求項1と同様
の作用が得られる。
【0008】請求項3の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項2の発明において、前記締結部材の締
結座面は、外筒部材の締結座の長さ方向両端近傍部に設
けられた第3締結座面を有するものである。このよう
に、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる第1締
結座面の他に、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍部の
第2締結座面と、外筒部材の締結座の長さ方向両端近傍
部の第3締結座面とを設けるため、外筒部材の幅方向の
安定性と外筒部材の長さ方向の安定性とを確保すること
ができる。
ト装置は、請求項2の発明において、前記締結部材の締
結座面は、外筒部材の締結座の長さ方向両端近傍部に設
けられた第3締結座面を有するものである。このよう
に、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる第1締
結座面の他に、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍部の
第2締結座面と、外筒部材の締結座の長さ方向両端近傍
部の第3締結座面とを設けるため、外筒部材の幅方向の
安定性と外筒部材の長さ方向の安定性とを確保すること
ができる。
【0009】請求項4の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項3の発明において、前記締結部材に、
第2締結座面を形成する第1補助部材と第3締結座面を
形成する第2補助部材とが一体形成されたものである。
このように、締結部材に、第2締結座面を形成する第1
補助部材と第3締結座面を形成する第2補助部材とを一
体形成するため、部材数を増すことなく、第2締結座面
と第3締結座面とを形成でき、また、第1〜第3締結座
面の精度確保の面でも有利である。
ト装置は、請求項3の発明において、前記締結部材に、
第2締結座面を形成する第1補助部材と第3締結座面を
形成する第2補助部材とが一体形成されたものである。
このように、締結部材に、第2締結座面を形成する第1
補助部材と第3締結座面を形成する第2補助部材とを一
体形成するため、部材数を増すことなく、第2締結座面
と第3締結座面とを形成でき、また、第1〜第3締結座
面の精度確保の面でも有利である。
【0010】請求項5の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項4の発明において、前記締結部材の締
結本体部がボルトであることを特徴とするものである。
この場合、締結部材の締結本体部が外筒部材の締結座の
外側へ突出する状態になるため、外筒部材を成形する成
形型内に締結部材をセットして一体的に成形する際に、
締結部材を成形型内に保持する上で有利である。
ト装置は、請求項4の発明において、前記締結部材の締
結本体部がボルトであることを特徴とするものである。
この場合、締結部材の締結本体部が外筒部材の締結座の
外側へ突出する状態になるため、外筒部材を成形する成
形型内に締結部材をセットして一体的に成形する際に、
締結部材を成形型内に保持する上で有利である。
【0011】請求項6の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項4の発明において、前記締結部材の締
結本体部がナットであることを特徴とするものである。
この場合、外筒部材を成形する成形型内に締結部材をセ
ットして一体的に成形する際に、締結本体部が小さく成
形型が大型化することがないため有利である。
ト装置は、請求項4の発明において、前記締結部材の締
結本体部がナットであることを特徴とするものである。
この場合、外筒部材を成形する成形型内に締結部材をセ
ットして一体的に成形する際に、締結本体部が小さく成
形型が大型化することがないため有利である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。この実施の形態は、自動
車の前部のエンジンルーム内のエンジンと自動変速機と
を含むパワープラントを支持するマウント装置に本発明
を適用した場合の一例である。図1、図2に示すよう
に、パワープラント1は、クランク軸を車幅方向に向け
て配設された立型直列4気筒エンジン2と、このエンジ
ン2の左側に配置されてエンジン2のクランク軸に連動
連結された自動変速機3とを含む。
て図面を参照しつつ説明する。この実施の形態は、自動
車の前部のエンジンルーム内のエンジンと自動変速機と
を含むパワープラントを支持するマウント装置に本発明
を適用した場合の一例である。図1、図2に示すよう
に、パワープラント1は、クランク軸を車幅方向に向け
て配設された立型直列4気筒エンジン2と、このエンジ
ン2の左側に配置されてエンジン2のクランク軸に連動
連結された自動変速機3とを含む。
【0013】パワープラント1の左部の下側には、エン
ジンマウントフレーム4が前後方向向きに配設され、エ
ンジンマウントフレーム4の前端部は、1対のラバーブ
ッシュ5を介して車体のクロスメンバに連結され、エン
ジンマウントフレーム4の後端部は、1対のラバーブッ
シュ6を介して車体のクロスメンバに連結されている。
パワープラント1は、3つのマウント装置7,8,9を
介して車体に支持されるが、パワープラント1の左部の
後部は、マウントブラケット10と第1マウント装置7
を介してエンジンマウントフレーム4に弾性支持され、
パワープラント1の左部の前部は、マウントブラケット
11と第2マウント装置8を介してエンジンマウントフ
レーム4に弾性支持され、パワープラント1の右端部
は、マウントブラケット12と第3マウント装置9を介
して車体のフロントフレームに弾性支持されている。
ジンマウントフレーム4が前後方向向きに配設され、エ
ンジンマウントフレーム4の前端部は、1対のラバーブ
ッシュ5を介して車体のクロスメンバに連結され、エン
ジンマウントフレーム4の後端部は、1対のラバーブッ
シュ6を介して車体のクロスメンバに連結されている。
パワープラント1は、3つのマウント装置7,8,9を
介して車体に支持されるが、パワープラント1の左部の
後部は、マウントブラケット10と第1マウント装置7
を介してエンジンマウントフレーム4に弾性支持され、
パワープラント1の左部の前部は、マウントブラケット
11と第2マウント装置8を介してエンジンマウントフ
レーム4に弾性支持され、パワープラント1の右端部
は、マウントブラケット12と第3マウント装置9を介
して車体のフロントフレームに弾性支持されている。
【0014】前記第1マウント装置7について説明す
る。図3〜図6に示すように、第1マウント装置7は、
繊維強化合成樹脂材料製の外筒部材20と、金属製の内
筒部材21と、外筒部材20と内筒部材21とに固着さ
れこれら外筒部材20と内筒部材21とを弾性的に連結
する合成ゴムからなる緩衝部材22と、1対の締結部材
23等を有し、第1マウント装置7は、車幅方向に軸心
を向けて配置されている。外筒部材20は、例えば、ナ
イロン66に30重量%のグラスファイバーを混入して
なる繊維強化合成樹脂材料で構成され、この外筒部材2
0は、円筒部20aとその下部に連なる締結座20bと
を一体形成してあり、締結座20bの座面24はほぼ水
平に形成してある。
る。図3〜図6に示すように、第1マウント装置7は、
繊維強化合成樹脂材料製の外筒部材20と、金属製の内
筒部材21と、外筒部材20と内筒部材21とに固着さ
れこれら外筒部材20と内筒部材21とを弾性的に連結
する合成ゴムからなる緩衝部材22と、1対の締結部材
23等を有し、第1マウント装置7は、車幅方向に軸心
を向けて配置されている。外筒部材20は、例えば、ナ
イロン66に30重量%のグラスファイバーを混入して
なる繊維強化合成樹脂材料で構成され、この外筒部材2
0は、円筒部20aとその下部に連なる締結座20bと
を一体形成してあり、締結座20bの座面24はほぼ水
平に形成してある。
【0015】前記内筒部材21に挿通したボルト部材2
5がマウントブラケット10に両端支持され、そのボル
ト部材25の両端部がナット26でマウントブラケット
10に締結される(図5参照)。図3に示すように、外
筒部材20の円筒部20aの上端側部分の内面部には、
合成ゴム製の第1ストッパー27が固着され、第1スト
ッパー27と緩衝部材22との間に狭いストッパークリ
アランス28が設けられている。外筒部材20の円筒部
20aの下端側部分の内面部には、合成ゴム製の第2ス
トッパー29が固着され、第2ストッパー29と緩衝部
材22との間にストッパークリアランス30が設けられ
ている。前記第1ストッパー27には、外筒部材20の
後端面外まで延びる指示片27aが一体形成されてお
り、第1マウント装置7の組付けの際に、指示片27a
により第1マウント装置7であることが識別される。
5がマウントブラケット10に両端支持され、そのボル
ト部材25の両端部がナット26でマウントブラケット
10に締結される(図5参照)。図3に示すように、外
筒部材20の円筒部20aの上端側部分の内面部には、
合成ゴム製の第1ストッパー27が固着され、第1スト
ッパー27と緩衝部材22との間に狭いストッパークリ
アランス28が設けられている。外筒部材20の円筒部
20aの下端側部分の内面部には、合成ゴム製の第2ス
トッパー29が固着され、第2ストッパー29と緩衝部
材22との間にストッパークリアランス30が設けられ
ている。前記第1ストッパー27には、外筒部材20の
後端面外まで延びる指示片27aが一体形成されてお
り、第1マウント装置7の組付けの際に、指示片27a
により第1マウント装置7であることが識別される。
【0016】前記外筒部材20の締結座20bの座面2
4は、外筒部材20の円筒部20aの下端よりも低く位
置し、締結座20bの座面24は軸方向に短い矩形形状
の平坦面に形成され、締結座20bの左端面と右端面か
ら夫々1対の凹部31が凹設されている。前記締結部材
23について説明すると、金属製の1対の締結部材23
は締結座20bの座面24の前部と後部とに締結座20
bの幅方向中央に位置するように設けられ、各締結部材
23は、ボルトである締結本体部32と、その上端部に
連なり締結本体部32よりも大径の基部33と、その上
端部に連なり基部33よりも大形のアンカー部34とを
一体形成したものであり、アンカー部34の全部と基部
33の大部分とが、締結座20bに埋め込まれて締結座
20bに固着され、基部33の締結座面33aが締結座
20bの座面24から所定距離G(例えば、0.5 mm)
突出させてある。(図6参照)。
4は、外筒部材20の円筒部20aの下端よりも低く位
置し、締結座20bの座面24は軸方向に短い矩形形状
の平坦面に形成され、締結座20bの左端面と右端面か
ら夫々1対の凹部31が凹設されている。前記締結部材
23について説明すると、金属製の1対の締結部材23
は締結座20bの座面24の前部と後部とに締結座20
bの幅方向中央に位置するように設けられ、各締結部材
23は、ボルトである締結本体部32と、その上端部に
連なり締結本体部32よりも大径の基部33と、その上
端部に連なり基部33よりも大形のアンカー部34とを
一体形成したものであり、アンカー部34の全部と基部
33の大部分とが、締結座20bに埋め込まれて締結座
20bに固着され、基部33の締結座面33aが締結座
20bの座面24から所定距離G(例えば、0.5 mm)
突出させてある。(図6参照)。
【0017】即ち、外筒部材20を形成する繊維強化合
成樹脂材料の熱膨張率が、締結部材23を構成する鋼材
料の熱膨張率よりも大きいのであるが、外筒部材20と
締結部材23との熱収縮差や熱膨張差の影響により締結
力が変動しないようにする為である。尚、外筒部材20
を射出成形する際に、その成形型内に1対の締結部材2
3をセットして成形することで、1対の締結部材23の
アンカー部34と基部33の大部分とを締結座24に埋
め込んだ状態に成形する。
成樹脂材料の熱膨張率が、締結部材23を構成する鋼材
料の熱膨張率よりも大きいのであるが、外筒部材20と
締結部材23との熱収縮差や熱膨張差の影響により締結
力が変動しないようにする為である。尚、外筒部材20
を射出成形する際に、その成形型内に1対の締結部材2
3をセットして成形することで、1対の締結部材23の
アンカー部34と基部33の大部分とを締結座24に埋
め込んだ状態に成形する。
【0018】この第1マウント装置7を組付けた状態で
は、外筒部材20の締結座20bの座面24がエンジン
マウントフレーム4の上面近傍に位置させ、各締結部材
23の基部33の締結座面33aをエンジンマウントフ
レーム4の上面に当接させた状態で、締結部材23の締
結本体部32に座金35を挟んでナット36を螺合して
締結し、締結座面33aとナット36及び座金35間に
エンジンマウントフレーム4を挟持した状態になる(図
3参照)。尚、外筒部材20の締結座20bに形成され
た突起37は、エンジンマウントフレーム4の穴に嵌合
される。
は、外筒部材20の締結座20bの座面24がエンジン
マウントフレーム4の上面近傍に位置させ、各締結部材
23の基部33の締結座面33aをエンジンマウントフ
レーム4の上面に当接させた状態で、締結部材23の締
結本体部32に座金35を挟んでナット36を螺合して
締結し、締結座面33aとナット36及び座金35間に
エンジンマウントフレーム4を挟持した状態になる(図
3参照)。尚、外筒部材20の締結座20bに形成され
た突起37は、エンジンマウントフレーム4の穴に嵌合
される。
【0019】尚、第2マウント装置8は、図7〜図9に
示すように、第1マウント装置7とほぼ同様の構造であ
るので、同様のものに同一符号を付して説明を省略す
る。但し、第2マウント装置8の第1ストッパー27A
は前記第1ストッパー27とほぼ対称に形成され、前記
第2ストッパー29に相当するストッパーは省略され、
ストッパークリアランス30Aが大きく形成されてい
る。また、指示片27bは外筒部材20に対して左右に
突出する状態に形成され、組付けの際にはその指示片2
7bから第2マウント装置8であることを識別する。第
2マウント装置8は、第1マウント装置7と同様に車幅
方向に軸心を向けて配置されている。また、前記第3マ
ウント装置9は、第1,第2マウント装置7,8とほぼ
同様の構造であるので、その説明を省略するが、第3マ
ウント装置9は前後方向に軸心を向けて配置されてい
る。
示すように、第1マウント装置7とほぼ同様の構造であ
るので、同様のものに同一符号を付して説明を省略す
る。但し、第2マウント装置8の第1ストッパー27A
は前記第1ストッパー27とほぼ対称に形成され、前記
第2ストッパー29に相当するストッパーは省略され、
ストッパークリアランス30Aが大きく形成されてい
る。また、指示片27bは外筒部材20に対して左右に
突出する状態に形成され、組付けの際にはその指示片2
7bから第2マウント装置8であることを識別する。第
2マウント装置8は、第1マウント装置7と同様に車幅
方向に軸心を向けて配置されている。また、前記第3マ
ウント装置9は、第1,第2マウント装置7,8とほぼ
同様の構造であるので、その説明を省略するが、第3マ
ウント装置9は前後方向に軸心を向けて配置されてい
る。
【0020】以上説明した第1マウント装置7の作用に
ついて説明する。外筒部材20を繊維強化合成樹脂材料
で構成し、外筒部材20の成形の際に1対の締結部材2
3の基部33の大部分とアンカー部34とを埋設状にし
て締結座20bに固着するので、外筒部材20と1対の
締結部材23とを強固に連結できる。1対の締結部材2
3の締結本体部32がボルトであってナットではないた
め、外筒部材20を成形する成形型内に締結部材23を
セットするのが簡単になる。外筒部材20は、繊維強化
合成樹脂材料で構成するため、十分な強度のものに構成
でき且つ軽量化でき、製作コストを低減することができ
る。1対の締結部材23をナット状の部材ではなくボル
ト状の部材で構成するため、外筒部材20の円筒部20
aから下方へ延びる締結座20bの下面側に締結部材2
3を設けることができ、第1マウント装置7を全体とし
て小型化できる。
ついて説明する。外筒部材20を繊維強化合成樹脂材料
で構成し、外筒部材20の成形の際に1対の締結部材2
3の基部33の大部分とアンカー部34とを埋設状にし
て締結座20bに固着するので、外筒部材20と1対の
締結部材23とを強固に連結できる。1対の締結部材2
3の締結本体部32がボルトであってナットではないた
め、外筒部材20を成形する成形型内に締結部材23を
セットするのが簡単になる。外筒部材20は、繊維強化
合成樹脂材料で構成するため、十分な強度のものに構成
でき且つ軽量化でき、製作コストを低減することができ
る。1対の締結部材23をナット状の部材ではなくボル
ト状の部材で構成するため、外筒部材20の円筒部20
aから下方へ延びる締結座20bの下面側に締結部材2
3を設けることができ、第1マウント装置7を全体とし
て小型化できる。
【0021】各締結部材23の基部33の大部分とアン
カー部34とを、外筒部材20の締結座20bに埋設状
にして固着するため、締結部材23を締結座20bに強
固に固定することができるし、アンカー部34が基部3
3よりも大型に形成してあるため、締結部材23が締結
座20bから抜け出すこともない。
カー部34とを、外筒部材20の締結座20bに埋設状
にして固着するため、締結部材23を締結座20bに強
固に固定することができるし、アンカー部34が基部3
3よりも大型に形成してあるため、締結部材23が締結
座20bから抜け出すこともない。
【0022】各締結部材23の基部33の締結座面33
aを締結座20bの座面24から所定距離Gだけ突出す
る状態に形成し、その締結座面33aをエンジンマウン
トフレーム4の上面に当接させた状態にし、締結部材2
3の締結本体部32にナット36を螺合させて締結する
ため、外筒部材20と締結部材23の熱収縮差や熱膨張
差の影響で外筒部材20をエンジンマウントフレーム4
に締結する締結力が変動することがない。仮に、締結座
20bの座面24で締結力を受けるように構成した場合
には、外筒部材20と締結部材23の熱収縮差や熱膨張
差の影響で締結力が変動する虞があるが、前記のように
締結座20bの座面24で締結力を受けるように構成し
てないので、冷間時や高温時における締結力の変動を確
実に防止でき、締結力の低下によりパワープラント1の
振動が悪化するのを確実に防止することができる。
aを締結座20bの座面24から所定距離Gだけ突出す
る状態に形成し、その締結座面33aをエンジンマウン
トフレーム4の上面に当接させた状態にし、締結部材2
3の締結本体部32にナット36を螺合させて締結する
ため、外筒部材20と締結部材23の熱収縮差や熱膨張
差の影響で外筒部材20をエンジンマウントフレーム4
に締結する締結力が変動することがない。仮に、締結座
20bの座面24で締結力を受けるように構成した場合
には、外筒部材20と締結部材23の熱収縮差や熱膨張
差の影響で締結力が変動する虞があるが、前記のように
締結座20bの座面24で締結力を受けるように構成し
てないので、冷間時や高温時における締結力の変動を確
実に防止でき、締結力の低下によりパワープラント1の
振動が悪化するのを確実に防止することができる。
【0023】更に、前記所定距離Gが0.5 mm程度の小
距離であるため、外筒部材20の締結座20bの座面2
4がエンジンマウントフレーム4に接触して第1マウン
ト装置7が左右方向に振動するのを抑制する機能を確保
することもできる。また、1対の締結部材23を締結座
20bの前部と後部に間隔を空けて配置してあるため、
締結部材23の荷重条件を緩和できるし、また、締結部
材23を締結座20bの幅方向中央部に配置してあるた
め、締結座20bの強度の面で有利である。
距離であるため、外筒部材20の締結座20bの座面2
4がエンジンマウントフレーム4に接触して第1マウン
ト装置7が左右方向に振動するのを抑制する機能を確保
することもできる。また、1対の締結部材23を締結座
20bの前部と後部に間隔を空けて配置してあるため、
締結部材23の荷重条件を緩和できるし、また、締結部
材23を締結座20bの幅方向中央部に配置してあるた
め、締結座20bの強度の面で有利である。
【0024】次に、前記実施形態を部分的に変更した変
更形態について説明する。 1〕前記第1マウント装置7を変更した第1マウント装
置7Aにおいては、図10に示すように、各締結部材2
3の基部33の締結座面33aの左右両側に、座面24
の幅方向両端近傍部に位置する第2締結座面33bが、
第1締結座面33aと同一面となるように形成され、こ
れら第2締結座面33bは、アンカー部34に一体形成
された第1補助部材34aの下端面に形成されている。
これら2対の第2締結座面33bを形成するので、第1
マウント装置7Aの左右方向の振れに対する安定性を確
保し、左右方向への振動が悪化するのを防止することが
できる。
更形態について説明する。 1〕前記第1マウント装置7を変更した第1マウント装
置7Aにおいては、図10に示すように、各締結部材2
3の基部33の締結座面33aの左右両側に、座面24
の幅方向両端近傍部に位置する第2締結座面33bが、
第1締結座面33aと同一面となるように形成され、こ
れら第2締結座面33bは、アンカー部34に一体形成
された第1補助部材34aの下端面に形成されている。
これら2対の第2締結座面33bを形成するので、第1
マウント装置7Aの左右方向の振れに対する安定性を確
保し、左右方向への振動が悪化するのを防止することが
できる。
【0025】2〕前記第1マウント装置7を変更した第
1マウント装置7Bにおいては、図11に示すように、
各締結部材23の基部33の締結座面33aの左右両側
に、座面24の幅方向両端近傍部に位置する第2締結座
面33bが、第1締結座面33aと同一面となるように
形成され、これら第2締結座面33bは、アンカー部3
4に一体形成された第1補助部材34aの下端面に形成
されている。更に、締結座20bの長さ方向両端近傍部
には、第3締結座面33cが、第1,第2締結座面33
a,33bと同一面となるように形成され、これら第3
締結座面33cは、アンカー部34に一体形成された第
2補助部材34bの下端面に形成されている。このよう
に、2対の第2締結座面33bと、1対の第3締結座面
33cを形成するので、第1マウント装置7Bの左右方
向の振れと前後方向の振れに対する安定性を確保し、左
右方向への振動や前後方向への振動の悪化を防止でき
る。
1マウント装置7Bにおいては、図11に示すように、
各締結部材23の基部33の締結座面33aの左右両側
に、座面24の幅方向両端近傍部に位置する第2締結座
面33bが、第1締結座面33aと同一面となるように
形成され、これら第2締結座面33bは、アンカー部3
4に一体形成された第1補助部材34aの下端面に形成
されている。更に、締結座20bの長さ方向両端近傍部
には、第3締結座面33cが、第1,第2締結座面33
a,33bと同一面となるように形成され、これら第3
締結座面33cは、アンカー部34に一体形成された第
2補助部材34bの下端面に形成されている。このよう
に、2対の第2締結座面33bと、1対の第3締結座面
33cを形成するので、第1マウント装置7Bの左右方
向の振れと前後方向の振れに対する安定性を確保し、左
右方向への振動や前後方向への振動の悪化を防止でき
る。
【0026】3〕前記第1マウント装置7を変更した第
1マウント装置7Cにおいては、図12に示すように、
1対の締結部材23のアンカー部34Aが一体形成さ
れ、締結座20bの左右両端近傍部には、第1締結座面
33aと同一面となるように、第2締結座面33dが形
成され、これら1対の第2締結座面33dは、アンカー
部34Aと一体形成された補助部材34cの下端面に形
成されている。この1対の第2締結座面33dを形成し
たので、第1マウント装置7Cの左右方向の振れに対す
る安定性を確保し、左右方向への振動が悪化するのを防
止できる。
1マウント装置7Cにおいては、図12に示すように、
1対の締結部材23のアンカー部34Aが一体形成さ
れ、締結座20bの左右両端近傍部には、第1締結座面
33aと同一面となるように、第2締結座面33dが形
成され、これら1対の第2締結座面33dは、アンカー
部34Aと一体形成された補助部材34cの下端面に形
成されている。この1対の第2締結座面33dを形成し
たので、第1マウント装置7Cの左右方向の振れに対す
る安定性を確保し、左右方向への振動が悪化するのを防
止できる。
【0027】4〕前記外筒部材20を構成する繊維強化
合成樹脂材料に適用する合成樹脂材料としては、前記ナ
イロン66以外に、ナイロン612 、芳香族ナイロン、ナ
イロン/ポリプロピレンアロイ、ポリアセタール、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンエー
テル、ポリカーボネート、等を適用できる。また、繊維
強化合成樹脂材料に混入させるグラスフィイバーの混合
比率は30重量%に限らず25〜40重量%でもよい。
合成樹脂材料に適用する合成樹脂材料としては、前記ナ
イロン66以外に、ナイロン612 、芳香族ナイロン、ナ
イロン/ポリプロピレンアロイ、ポリアセタール、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンエー
テル、ポリカーボネート、等を適用できる。また、繊維
強化合成樹脂材料に混入させるグラスフィイバーの混合
比率は30重量%に限らず25〜40重量%でもよい。
【0028】5〕前記外筒部材20を成形する際に、成
形型内において相反対方向から流動してきた樹脂材料が
最後に相遭遇するウェルド部が発生することがあるが、
マウント装置の荷重作用方向の主軸に対してズレた位置
に前記ウェルド部が発生するようにすることが望まし
い。
形型内において相反対方向から流動してきた樹脂材料が
最後に相遭遇するウェルド部が発生することがあるが、
マウント装置の荷重作用方向の主軸に対してズレた位置
に前記ウェルド部が発生するようにすることが望まし
い。
【0029】6〕前記外筒部材20の締結座20bの強
度アップの為に、締結座20bを構成する繊維強化合成
樹脂材料の繊維含有比率を高めることも考えられる。 7〕前記外筒部材20におけるストッパー27,27
A,29を外筒部材20とは別の金属部材で構成するこ
ともあるし、また、ストッパー27,27A,29を繊
維強化合成樹脂材料で外筒部材20と一体的に成形して
もよい。
度アップの為に、締結座20bを構成する繊維強化合成
樹脂材料の繊維含有比率を高めることも考えられる。 7〕前記外筒部材20におけるストッパー27,27
A,29を外筒部材20とは別の金属部材で構成するこ
ともあるし、また、ストッパー27,27A,29を繊
維強化合成樹脂材料で外筒部材20と一体的に成形して
もよい。
【0030】8〕前記実施形態におけるマウント装置
7,8においては、締結部材23として締結本体部32
がボルトである部材を適用したが、締結部材としてナッ
トを適用してもよい。その場合、外筒部材20の締結座
20bは前後両側へ延長され、その延長部にナットを主
体とする締結部材が埋設状に設けられ、そのナットの締
結座面が締結座20bの座面24から所定距離Gだけ突
出状に構成される。
7,8においては、締結部材23として締結本体部32
がボルトである部材を適用したが、締結部材としてナッ
トを適用してもよい。その場合、外筒部材20の締結座
20bは前後両側へ延長され、その延長部にナットを主
体とする締結部材が埋設状に設けられ、そのナットの締
結座面が締結座20bの座面24から所定距離Gだけ突
出状に構成される。
【0031】9〕前記実施形態においては外筒部材20
を繊維強化合成樹脂材料で構成したが、外筒部材20
は、繊維を含まない高強度の合成樹脂材料であって締結
部材23よりも熱膨張率が大きい材料で構成してもよ
く、アルミ合金等の金属材料(但し、締結部材23より
も熱膨張率が大きい)で構成してもよい。 10〕前記外筒部材20において、外筒部材20の肉壁
内部に、環状の1本又は複数本のピアノ線やスチールワ
イヤ等からなる高強度の針線を埋設状に設け、その針線
を1対の締結部材23の基部32に固着しておくことも
考えられる。このように、高強度の針線を設ける場合に
は、自動車の衝突の際に仮に外筒部材20が破損しても
高強度の針線を介して変位を拘束できるため、パワープ
ラントの後方への変位を規制することができる。
を繊維強化合成樹脂材料で構成したが、外筒部材20
は、繊維を含まない高強度の合成樹脂材料であって締結
部材23よりも熱膨張率が大きい材料で構成してもよ
く、アルミ合金等の金属材料(但し、締結部材23より
も熱膨張率が大きい)で構成してもよい。 10〕前記外筒部材20において、外筒部材20の肉壁
内部に、環状の1本又は複数本のピアノ線やスチールワ
イヤ等からなる高強度の針線を埋設状に設け、その針線
を1対の締結部材23の基部32に固着しておくことも
考えられる。このように、高強度の針線を設ける場合に
は、自動車の衝突の際に仮に外筒部材20が破損しても
高強度の針線を介して変位を拘束できるため、パワープ
ラントの後方への変位を規制することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の車両用パワープラントのマウ
ント装置においては、外筒部材の締結座に、外筒部材よ
りも小さな熱膨張率の金属製の締結部材を設け、前記締
結部材の少なくとも一部を外筒部材の締結座に埋め込む
とともに、締結部材の締結座面を締結座の座面より所定
量突出させたので、外筒部材と締結部材の熱収縮差や熱
膨張差の影響で締結部材の締結力が変動することがな
い。それ故、特に寒冷時に外筒部材と締結部材の熱収縮
差に起因する締結力の低下でパワープラントの振動が悪
化するのを防止でき、前記振動の悪化によって外筒部材
の耐久性が低下するのを防止できる。
ント装置においては、外筒部材の締結座に、外筒部材よ
りも小さな熱膨張率の金属製の締結部材を設け、前記締
結部材の少なくとも一部を外筒部材の締結座に埋め込む
とともに、締結部材の締結座面を締結座の座面より所定
量突出させたので、外筒部材と締結部材の熱収縮差や熱
膨張差の影響で締結部材の締結力が変動することがな
い。それ故、特に寒冷時に外筒部材と締結部材の熱収縮
差に起因する締結力の低下でパワープラントの振動が悪
化するのを防止でき、前記振動の悪化によって外筒部材
の耐久性が低下するのを防止できる。
【0033】請求項2の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項1の発明において、前記締結部材の締
結座面は、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる
第1締結座面と、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍部
に設けられた第2締結座面とを有するものである。この
ように、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる第
1締結座面の他に、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍
部の第2締結座面を設けるため、外筒部材の幅方向の安
定性を確保し、パワープラントの振動が悪化するのを防
止することができる。その他、請求項1と同様の作用が
得られる。
ト装置は、請求項1の発明において、前記締結部材の締
結座面は、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる
第1締結座面と、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍部
に設けられた第2締結座面とを有するものである。この
ように、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる第
1締結座面の他に、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍
部の第2締結座面を設けるため、外筒部材の幅方向の安
定性を確保し、パワープラントの振動が悪化するのを防
止することができる。その他、請求項1と同様の作用が
得られる。
【0034】請求項3の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項2の発明において、前記締結部材の締
結座面は、外筒部材の締結座の長さ方向両端近傍部に設
けられた第3締結座面を有するものである。このよう
に、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる第1締
結座面の他に、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍部の
第2締結座面と、外筒部材の締結座の長さ方向両端近傍
部の第3締結座面とを設けるため、外筒部材の幅方向の
安定性と外筒部材の長さ方向の安定性とを確保し、パワ
ープラントの振動が悪化するのを防止ことができる。
ト装置は、請求項2の発明において、前記締結部材の締
結座面は、外筒部材の締結座の長さ方向両端近傍部に設
けられた第3締結座面を有するものである。このよう
に、締結部材の締結本体部の近傍部に設けられる第1締
結座面の他に、外筒部材の締結座の幅方向両端近傍部の
第2締結座面と、外筒部材の締結座の長さ方向両端近傍
部の第3締結座面とを設けるため、外筒部材の幅方向の
安定性と外筒部材の長さ方向の安定性とを確保し、パワ
ープラントの振動が悪化するのを防止ことができる。
【0035】請求項4の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項3の発明において、前記締結部材に、
第2締結座面を形成する第1補助部材と第3締結座面を
形成する第2補助部材とが一体形成されたものである。
このように、締結部材に、第2締結座面を形成する第1
補助部材と第3締結座面を形成する第2補助部材とを一
体形成するため、部材数を増すことなく、第2締結座面
と第3締結座面とを形成でき、また、第1〜第3締結座
面の精度確保の面でも有利である。
ト装置は、請求項3の発明において、前記締結部材に、
第2締結座面を形成する第1補助部材と第3締結座面を
形成する第2補助部材とが一体形成されたものである。
このように、締結部材に、第2締結座面を形成する第1
補助部材と第3締結座面を形成する第2補助部材とを一
体形成するため、部材数を増すことなく、第2締結座面
と第3締結座面とを形成でき、また、第1〜第3締結座
面の精度確保の面でも有利である。
【0036】請求項5の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項4の発明において、前記締結部材の締
結本体部がボルトであることを特徴とするものである。
この場合、締結部材の締結本体部が外筒部材の締結座の
座面外へ突出する状態になるため、外筒部材を成形する
成形型内に締結部材をセットして一体的に成形する際
に、締結部材を成形型内に保持する上で有利である。
ト装置は、請求項4の発明において、前記締結部材の締
結本体部がボルトであることを特徴とするものである。
この場合、締結部材の締結本体部が外筒部材の締結座の
座面外へ突出する状態になるため、外筒部材を成形する
成形型内に締結部材をセットして一体的に成形する際
に、締結部材を成形型内に保持する上で有利である。
【0037】請求項6の車両用パワープラントのマウン
ト装置は、請求項4の発明において、前記締結部材の締
結本体部がナットであることを特徴とするものである。
この場合、外筒部材を成形する成形型内に締結部材をセ
ットして一体的に成形する際に、成形型が大型化するこ
とがないため有利である。
ト装置は、請求項4の発明において、前記締結部材の締
結本体部がナットであることを特徴とするものである。
この場合、外筒部材を成形する成形型内に締結部材をセ
ットして一体的に成形する際に、成形型が大型化するこ
とがないため有利である。
【図1】本発明の実施形態に係るパワープラントとマウ
ント装置の平面図である。
ント装置の平面図である。
【図2】図1のパワープラントとマウント装置の側面図
である。
である。
【図3】第1マウント装置の側面図である。
【図4】第1マウント装置の底面図である。
【図5】図3のV −V 線断面図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図である。
【図7】第2マウント装置の側面図である。
【図8】第2マウント装置の底面図である。
【図9】図7のIX−IX線断面図である。
【図10】変更実施形態に係る図4相当図である。
【図11】変更実施形態に係る図4相当図である
【図12】変更実施形態に係る図4相当図である
1 パワープラント 7 第1マウント装置 8 第2マウント装置 20 外筒部材 20b 締結座 22 緩衝部材 23 締結部材 32 締結本体部 33 基部 33a 締結座面(第1締結座面) 33b,33d 第2締結座面 33c 第3締結座面 34,34A アンカー部 34a,34b,34c 補助部材
Claims (6)
- 【請求項1】 締結座を有する外筒部材と、弾性を有す
る緩衝部材とを備えた車両用パワープラントのマウント
装置において、 前記外筒部材の締結座に、外筒部材よりも小さな熱膨張
率の金属製の締結部材を設け、 前記締結部材の少なくとも一部を外筒部材の締結座に埋
め込むとともに、締結部材の締結座面を締結座の座面よ
り所定量突出させたことを特徴とする車両用パワープラ
ントのマウント装置。 - 【請求項2】 前記締結部材の締結座面は、締結部材の
締結本体部の近傍部に設けられる第1締結座面と、外筒
部材の締結座の幅方向両端近傍部に設けられた第2締結
座面とを有することを特徴とする請求項1に記載の車両
用パワープラントのマウント装置。 - 【請求項3】 前記締結部材の締結座面は、外筒部材の
締結座の長さ方向両端近傍部に設けられた第3締結座面
を有することを特徴とする請求項2に記載の車両用パワ
ープラントのマウント装置。 - 【請求項4】 前記締結部材に、第2締結座面を形成す
る第1補助部材と、第3締結座面を形成する第2補助部
材とが一体形成されたことを特徴とする請求項3に記載
の車両用パワープラントのマウント装置。 - 【請求項5】 前記締結部材の締結本体部がボルトであ
ることを特徴とする請求項4に記載の車両用パワープラ
ントのマウント装置。 - 【請求項6】 前記締結部材の締結本体部がナットであ
ることを特徴とする請求項4に記載の車両用パワープラ
ントのマウント装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29768695A JPH09112632A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 車両用パワープラントのマウント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29768695A JPH09112632A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 車両用パワープラントのマウント装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112632A true JPH09112632A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17849842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29768695A Pending JPH09112632A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 車両用パワープラントのマウント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09112632A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6129459A (en) * | 1997-09-19 | 2000-10-10 | Fujitsu Limited | Apparatus for analyzing radiating electromagnetic wave from multilayer substrate |
| WO2006077622A1 (ja) * | 2005-01-18 | 2006-07-27 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | 防振装置 |
| WO2017027093A1 (en) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | The Pullman Company | Micro shear hub dual ring isolator |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP29768695A patent/JPH09112632A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6129459A (en) * | 1997-09-19 | 2000-10-10 | Fujitsu Limited | Apparatus for analyzing radiating electromagnetic wave from multilayer substrate |
| WO2006077622A1 (ja) * | 2005-01-18 | 2006-07-27 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | 防振装置 |
| WO2017027093A1 (en) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | The Pullman Company | Micro shear hub dual ring isolator |
| US9845720B2 (en) | 2015-08-11 | 2017-12-19 | The Pullman Company | Micro shear hub dual ring isolator |
| KR20180030060A (ko) * | 2015-08-11 | 2018-03-21 | 더풀맨캄파니 | 마이크로 전단 허브 이중 링 아이솔레이터 |
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