JPH09113147A - 粉・粒状物の篩分け方法及び装置 - Google Patents

粉・粒状物の篩分け方法及び装置

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JPH09113147A
JPH09113147A JP29188095A JP29188095A JPH09113147A JP H09113147 A JPH09113147 A JP H09113147A JP 29188095 A JP29188095 A JP 29188095A JP 29188095 A JP29188095 A JP 29188095A JP H09113147 A JPH09113147 A JP H09113147A
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JP
Japan
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chute
powder
sieving
bar screen
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JP29188095A
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Inventor
Yoshiaki Shimakawa
義明 島川
Koji Takahashi
耕治 高橋
Yoshihiro Masuda
佳宏 増田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あらゆる種類の粉・粒状物の分級効率を著し
く向上することができ、かつ、コンパクトな構造を有
し、設置空間を最小にして工場内空間の有効利用を図る
ことができると共に、設備費も低減できる粉・粒状物の
篩分け方法及び装置を提供する。 【解決手段】 助走シュート13上に落下供給された粉
・粒状物からなる原料を、助走シュート13の下方延長
線上に設けたバースクリーン15の隙間を介して、細粒
原料10bと粗粒原料10aとに篩分けする粉・粒状物
の篩分け方法において、助走シュート13の滑走面13
aに、少なくとも1個の滑走障害物16を設けて、滑走
障害物16の上部に、原料によって、原料の安息角αを
有する斜面17を形成し、斜面17を利用して原料を細
粒原料10bと粗粒原料10aとに偏析させ、その後、
原料をバースクリーン15上に移送し篩分けを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒径の異なる粉・
粒状物を助走シュートとバースクリーンとの組み合わせ
によって効果的に分級することができる粉・粒状物の篩
分け方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焼結機における焼結原料層の通気
性や燃焼効率を高めるため、焼結機に焼結原料を投入す
るに先立って、焼結原料を粗粒原料と細粒原料とに篩分
けするため、助走シュートとバースクリーンとの組み合
わせからなるスリットシュート式分級装置が用いられて
おり、その一具体例として、特開平1−104725号
公報に記載されているスリットシュート式分級装置があ
る。図11に、このスリットシュート式分級装置Cの構
成を概念的に示す。図示するように、スリットシュート
式分級装置Cは、図示しないホッパーの下方に傾斜状態
に配設した助走シュート100と、該助走シュート10
0の下方延長線上に配設し、複数本の線状部材101か
らなるバースクリーン102とによって構成されてい
る。また、バースクリーン102の下方にはパレット1
03が走行自在に配設されている。また、前記した構成
において、線状部材101間の間隔は、下方に向けて漸
次広くなるように設定されている。かかる構成を有する
スリットシュート式分級装置Cによる分級作業(篩分け
作業)について、図11を参照して簡単に説明する。ホ
ッパーからフィーダを介して助走シュート100上に落
下供給された焼結原料aは助走シュート100上を傾斜
滑降する。該助走シュート100の延長線上には同径の
複数本の線状部材101を幅方向に緊張したバースクリ
ーン102が設けられているので、傾斜滑降する焼結原
料aは、ついで、バースクリーン102の上面を滑降
し、まず、上端部104側において、焼結原料a中の微
細原料bが分級落下させられ、下端部105側に滑降す
るにしたがって細粒原料cが順次分級落下させられるこ
とになる。一方、バースクリーン102を通過しない
で、該バースクリーン102上を滑降した残りの粗粒原
料dは、そのまま、該バースクリーン102の下端部1
05から落下することになる。そして、このように分級
された焼結原料aのうち、粗粒原料dが、まず、走行す
るパレット103の下層部106に装入され、ついで、
中層部107から最上部108にかけて、細粒原料c及
び微細原料bとが順次連続的に装入されて、パレット1
03内に焼結原料層109が形成されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たスリットシュート式分級装置Cによる篩分け作業また
は分級作業は、未だ、以下の課題を有していた。即ち、
助走シュート100とバースクリーン102とを組み合
わせただけでは、未だ、分級効率を充分に向上すること
ができなかった。具体的には、実際の篩分け作業におい
て、図12に示すように、助走シュート100の単一の
平滑な滑走面110上を層状に滑走する焼結原料aは、
上下方向の粒度偏析が起こりにくく、そのため、焼結原
料aは、偏析が小さい状態でバースクリーン102上に
移送され篩分けされることになる。従って、篩下中の焼
結原料中にも粗粒原料dが混入し、篩効率が悪かった。
なお、分級効率を高めるために、バースクリーン102
の長さを長くすることも考えられるが、この場合も、分
級効率が思う程向上できないことに加えて、スリットシ
ュート型分級装置Cが大型化することになり、多大な設
置空間と設備費を要することになる。本発明は、かかる
事情に鑑みなされたもので、前記した焼結原料を含め、
あらゆる粉・粒状物の篩効率または分級効率を著しく向
上することができ、また、コンパクトな構造を有し、設
置空間を最小にして工場内空間の有効利用を図ることが
できるとともに、設備費も低減できる粉・粒状物の篩分
け装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の粉・粒状物の篩分け方法は、助走シュート上に落
下供給された粉・粒状物からなる原料を、該助走シュー
トの下方延長線上に設けたバースクリーンの隙間を介し
て、細粒原料と粗粒原料とに篩分けする粉・粒状物の篩
分け方法において、前記助走シュートの滑走面に、少な
くとも1個の滑走障害物を設けて、該滑走障害物の上部
に、前記原料によって、該原料の安息角を有する斜面を
形成し、該斜面を利用して該原料を細粒原料と粗粒原料
とに偏析させ、その後、該原料を前記バースクリーン上
に移送し篩分けを行なうようにしている。請求項2記載
の粉・粒状物の篩分け方法は、助走シュート上に落下供
給された粉・粒状物からなる原料を、該助走シュートの
下方延長線上に設けたバースクリーンの隙間を介して、
細粒原料と粗粒原料とに篩分けする粉・粒状物の篩分け
方法において、前記助走シュートに少なくとも1段以上
の段差部を設け、該段差部において、前記原料中の粗粒
原料を該段差部から遠くへ落下させると共に、該原料中
の細粒原料を該段差部の近くへ落下して偏析させ、その
後、該原料を前記バースクリーンに移送し篩分けを行な
うようにしている。請求項3記載の粉・粒状物の篩分け
装置は、ホッパーの下部に傾斜状態に助走シュートを配
設し、該助走シュートの下方延長線上に複数本の線状部
材からなるバースクリーンを配設した粉・粒状物の篩分
け装置において、前記助走シュートの滑走面上に、少な
くとも1個の滑走障害物を配設したことを特徴とする。
特に、請求項4記載の粉・粒状物の篩分け装置は、請求
項3記載の粉・粒状物の篩分け装置において、該滑走障
害物を、助走シュートの滑走面に幅方向に突設した長尺
の平板から形成している。請求項5記載の粉・粒状物の
篩分け装置は、ホッパーの下部に傾斜状態に助走シュー
トを配設し、該助走シュートの下方延長線上に複数本の
線状部材からなるバースクリーンを配設した粉・粒状物
の篩分け装置において、前記助走シュートに、少なくと
も1段以上の段差部を設けている。
【0005】
【作用】請求項1、3及び4記載の粉・粒状物の篩分け
方法及び装置においては、ホッパーより助走シュート上
に原料が落下・供給されると、一定高さを有する長尺の
平板等からなる滑走障害物の上流側には、原料の安息角
を持った斜面が原料自体によって形成される。該原料の
うち、比較的安息角の小さい粗粒原料は、この斜面上
を、速い速度で転がり落ちるので、該滑走障害物から遠
い個所に落下する。一方、該原料のうち、細粒原料は安
息角が大きいので、前記斜面を遅い速度で転がり、滑走
障害物のすぐ近くに落下する。その結果、バースクリー
ン直前の助走シュート上では、粗粒原料が上層部に、細
粒原料が下層部に偏析した状態で原料が流動するので、
バースクリーンに移送された原料のうち、細粒原料が優
先的に篩われまたは分級されることになる。また、請求
項2及び5記載の粉・粒状物の篩分け方法及び装置にお
いては、ホッパーより、段差部を有する助走シュートの
最上段シュート上に原料が落下・供給されると、該原料
は、該最上段シュートの滑走面上を滑走し、次段シュー
ト上に落下することになる。この際、最上段シュートと
次段シュートとの間には段差部が設けられているので、
転がりやすい粗粒原料は、次段シュートの滑走面上の段
差部から遠い個所に落下する。一方、転がりにくい細粒
原料は、段差部に近い個所に落下する。その結果、次段
シュートの滑走面上では、粗粒原料が上層部に、細粒原
料が下層部に偏析した状態で、原料が流動することにな
る。そして、以下に続く各段シュートにおいても、同様
に、各段差部で、前記した粗粒原料と細粒原料との偏析
が行なわれることになる。そして、原料の偏析が充分に
行なわれた後、バースクリーンにきた原料のうち、細粒
原料が優先的に篩われ、または分級されることになる。
特に、篩下粉のサイズよりも大きな隙間を有するバース
クリーンで大容量の焼結原料を篩分ける場合は、前記の
上層から下層に偏析を付与した後に分級することでバー
スクリーンの効果をより顕著に発現できる。
【0006】
【発明の効果】請求項1、3及び4記載の粉・粒状物の
篩分け方法及び装置においては、助走シュート上に滑走
障害物を設け、該滑走障害物によって該助走シュートの
滑走面上に原料の安息角を持った斜面を形成し、該斜面
によって、上層部をなす粗粒原料と下層部をなす細粒原
料とに偏析するようにしたので、バースクリーンに移送
されてきた原料中の細粒原料を優先的に篩下げできると
共に、粗粒原料を篩上することができ、粉・粒状物の篩
効率または分級効率を著しく高めることができる。請求
項2及び5記載の粉・粒状物の篩分け方法及び装置にお
いては、助走シュートに少なくとも1段以上の段差を設
け、各段差部において、原料を、上層部をなす粗粒原料
と下層部をなす細粒原料とに偏析するようにしたので、
バースクリーンにきた原料中の細粒原料を優先的に篩下
げできると共に、粗粒原料を篩上することができ、粉・
粒状物の篩効率または分級効率を著しく高めることがで
きる。また、助走シュートで、原料を、粗粒原料と細粒
原料とに予め偏析できるので、バースクリーンの長さを
長くする必要がなく、粉・粒状物の篩分け装置をコンパ
クトな構造とすることができ、該装置を、最小の設置空
間で設置できるので、工場等の空間の有効利用を図るこ
とができると共に、安価に製作することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0008】ここに、図1は、第1の実施の形態に係る
粉・粒状物の篩分け装置の概念的全体構成説明図、図2
は、篩分け動作の説明図、図3は、滑走障害物間のピッ
チ又はバースクリーンからの距離と篩総合効率との間の
関係を示すグラフ、図4は、滑走障害物の高さと篩総合
効率との間の関係を示すグラフ、図5は第2の実施の形
態に係る粉・粒状物の篩分け装置の概念的全体構成説明
図、図6は同装置の篩分け動作の説明図、図7は助走シ
ュートのシュート角度と篩総合効率との間の関係を示す
グラフ、図8は助走シュートの段差と篩総合効率との間
の関係を示すグラフ、図9は助走シュートの段差数と篩
総合効率との間の関係を示すグラフ、図10は第2の実
施の形態の変容例に係る粉・粒状物の篩分け装置の概念
的全体構成説明図である。
【0009】図1に示すように、内部に原料の一例とし
ての焼結原料10を充填したホッパー11は、その下部
に原料切出フィーダ12を具備する。第1の実施の形態
に係る粉・粒状物の篩分け装置Aは、このホッパー11
の下方に配設されており、その基本構成を説明すると、
ホッパー11の直下に傾斜状態に配設した助走シュート
13と、該助走シュート13の下方延長線上に配設し、
複数本の線状部材14からなるバースクリーン15とに
よって構成されている。また、図示しないが、バースク
リーン15の下方にはパレットが走行自在に配設されて
いる。
【0010】前記した基本構成を有する第1の実施の形
態に係る粉・粒状物の篩分け装置Aは、図1に示すよう
に、助走シュート13の滑走面13a上に、長手方向に
所定の間隔Lを開けて、所定の高さを有する二つの滑走
障害物16を突設したことを特徴とする。かかる滑走障
害物16は、少なくとも一つ以上であればよい。また、
図1では、滑走障害物16は、幅方向に伸延する矩形断
面の長尺平板(フラットバー)を助走シュート13の滑
走面13aに溶接することによって形成しているが、中
実円形断面の長尺棒体や、中空円形断面のパイプ等を助
走シュート13の滑走面13aに溶接することによって
も安価かつ容易に形成することができる。
【0011】次に、前記した構成を有する粉・粒状物の
篩分け装置Aによる焼結原料10の篩分け作業または分
級作業について、図1及び図2を参照して説明する。図
1において、原料切出フィーダ12を作動すると、ホッ
パー11より助走シュート13上に焼結原料10が落下
・供給され、該焼結原料10は、該助走シュート13の
滑走面13a上を、下方に位置するバースクリーン15
に向けて滑降する。
【0012】しかし、第1の実施の形態に係る粉・粒状
物の篩分け装置Aでは、図1に示すように、助走シュー
ト13の滑走面13a上に、長手方向に所定のピッチL
を開けて、所定の高さHを有する二つの滑走障害物16
が突設されているので、焼結原料10は、まず、上段の
滑走障害物16に衝突することになる。そして、衝突し
た焼結原料10によって、図2に示すように焼結原料1
0の安息角αを有する上段の斜面17が形成されると、
比較的安息角の小さい粗粒原料10aは、この斜面17
上を、速い速度で転がり、滑走障害物16、16間の滑
走面13aの下方側をなす個所、即ち、上段の滑走障害
物16から遠い個所に落下することになる。一方、比較
的安息角の大きい細粒原料10bは、該斜面17上を遅
い速度で転がり、上段の滑走障害物16のすぐ近くをな
す滑走面13a上に落下することになる。その結果、焼
結原料10中の粗粒原料10aと細粒原料10bとは、
第1回目の偏析を受けることになる。
【0013】次に、焼結原料10は、下段の滑走障害物
16に衝突することになる。そして、衝突した焼結原料
10によって、図2に示すように焼結原料10の安息角
αを有する下段の斜面17が形成されると、上段の斜面
17の場合と同様に、比較的安息角の小さい粗粒原料1
0aは、この斜面17上を、速い速度で転がり、下段の
滑走障害物16の滑走面13aの下方側をなす個所、即
ち、下段の滑走障害物16から遠い個所に落下すること
になる。一方、比較的安息角の大きい細粒原料10b
は、該下段の斜面17上を遅い速度で転がり、下段の滑
走障害物16のすぐ近くをなす滑走面13a上に落下す
ることになる。その結果、焼結原料10中の粗粒原料1
0aと細粒原料10bとは、第2回目の偏析を受けるこ
とになる。その結果、バースクリーン15直前の助走シ
ュート13上では、焼結原料10は、粗粒原料10aが
上層に、細粒原料10bが下層に偏析した状態で流動す
るので、バースクリーン15に移送されてきた焼結原料
10は、細粒原料10bが優先的に篩われ、または分級
され、細粒原料10bは図示しないパレット内に流入
し、焼結原料層の上層部を形成することになる。一方、
粗粒原料10aはバースクリーン15上を滑走して、図
示しないパレット内に流入し、焼結原料層の下層部を形
成することになる。なお、図1に示すように、第1の実
施の形態に係わる粉・粒状物の篩分け装置Aでは、バー
スクリーン15直前の助走シュート13の距離、即ち、
下段の滑走障害物16とバースクリーン15の上端との
距離は、上下段の二つの滑走障害物16、16間のピッ
チLと等しくしている。
【0014】このように、第1の実施の形態に係わる粉
・粒状物の篩分け装置Aでは、助走シュート13上に設
けた滑走障害物16によって、該助走シュート13の滑
走面13a上を滑走する焼結原料10を、上層部をなす
粗粒原料10aと下層部をなす細粒原料10bとに偏析
させることができるので、バースクリーン15に移送さ
れてきた焼結原料10中の細粒原料10bを優先的に篩
下げできると共に、粗粒原料10aを篩上することがで
き、粉・粒状物である焼結原料10の篩効率または分級
効率を著しく高めることができる。
【0015】また、助走シュート13で、焼結原料10
を予め粗粒原料10aと細粒原料10bとに効果的に偏
析できるので、バースクリーン15の長さを長くする必
要がなく、粉・粒状物の篩分け装置Aをコンパクトな構
造とすることができ、最小の設置空間で設置できるの
で、工場等の空間の有効利用を図ることができるととも
に、安価に製作することができる。
【0016】次に、第1の実施の形態において用いる滑
走障害物16、16間のピッチ又はバースクリーン15
からの距離Lと、篩総合効率との関係について実験を行
なったので、その結果を図3に示す。図3から明らかな
ように、滑走障害物16、16間のピッチ又は下段の滑
走障害物16とバースクリーン15の上端との距離Lを
0.3m未満とした場合には、篩総合効率は著しく低
く、また、該ピッチ又は距離Lを1.2mを越えた場合
には、焼結原料10の粒子速度が速くなりすぎて同様に
効率が低下する。従って、滑走障害物16、16間のピ
ッチ又は下段の滑走障害物16とバースクリーン15の
上端との距離Lは、0.3m〜1.2mとするのが好ま
しいことがわかる。
【0017】また、本実施の形態において用いる滑走障
害物16の高さHと、篩総合効率との関係について実験
を行なったので、その結果を図4に示す。図4から明ら
かなように、滑走障害物16の高さHを100mm未満
とした場合には、充分な篩総合効率をあげることができ
ず、また、該高さHを300mmを越えた場合には、焼
結原料10の粒子落下エネルギー増加による粗粒原料1
0aと細粒原料10bとの混合が発生し、粒度偏析が小
さくなり、篩総合効率は低下する。従って、滑走障害物
16の高さHは、100mm〜300mmとするのが好
ましいことがわかる。
【0018】さらに、本出願人は、助走シュート13の
滑走面13a上に滑走障害物16を設けていない従来の
粉・粒状物の篩分け装置と、前記した本実施の形態に係
る粉・粒状物の篩分け装置Aについて、篩効率に関する
実験を行なったので、その実験条件及び結果を表1に示
す。
【0019】
【表1】
【0020】前記表1から明らかなように、本実施の形
態に係る粉・粒状物の篩分け装置Aは、従来の粉・粒状
物の篩分け装置と比較して、篩総合効率を10%も高め
ることができることが判明した。
【0021】ついで、第2の実施の形態に係る粉・粒状
物の篩分け装置Bは、図5に示すように、第1の実施の
形態に係る粉・粒状物の篩分け装置Aと実質的に同一の
基本構成を有するので、基本構成の説明は省略する。第
2の実施の形態に係る粉・粒状物の篩分け装置Bは、図
5に示すように、助走シュート13を、バースクリーン
15と同一の傾斜角度を有する3個の上、中、下段シュ
ート13A、13B、13Cを、相互間に所要の段差h
を有する段差部を設けて、階段状に配列して構成したこ
とに特徴を有する。段差部は、少なくとも一つ以上あれ
ばよく、従って、助走シュート13を、上段シュート1
3Aと下段シュート13Cで構成することもできる。
【0022】次に、前記した構成を有する粉・粒状物の
篩分け装置Bによる焼結原料10の篩分け作業または分
級作業について、図5及び図6を参照して説明する。図
5において、原料切出フィーダ12を作動すると、ホッ
パー11より助走シュート13上に焼結原料10が落下
・供給され、該焼結原料10は、該助走シュート13の
滑走面13a上を、下方に位置するバースクリーン15
に向けて滑降することになる。
【0023】しかし、図5に示すように、助走シュート
13は、階段状に段差hを有する段差部を設けて配列し
た3個の上、中、下段シュート13A、13B、13C
から構成されているので、図6に示すように、ホッパー
11から、まず、上段シュート13A上に焼結原料10
が落下・供給されることになる。その後、焼結原料10
は、上段シュート13Aの滑走面13a上を滑走し、中
段シュート13B上に落下することになる。この際、上
段シュート13Aの終端と中段シュート13Bの前端と
の間に形成した段差部は段差hを有するので、図6に示
すように、焼結原料10のうち、安息角が小さく転がり
やすい粗粒原料10aは、中段シュート13Bの滑走面
13a上の段差部から遠い個所に落下する。一方、焼結
原料10のうち、安息角が大きく転がりにくい細粒原料
10bは、段差部に近い個所に落下する。その結果、中
段シュート13Bの滑走面13a上では、粗粒原料10
aが上層部に、細粒原料10bが下層部に偏析した状態
で、焼結原料10が流動することになる。
【0024】その後、焼結原料10は、中段シュート1
3Bの滑走面13a上を滑走し、下段シュート13C上
に落下することになる。この際、図6に示すように、中
段シュート13Bの終端と下段シュート13Cの前端と
の間にも段差hを有する段差部が設けられているので、
上段シュート13Aの場合と該様に、粗粒原料10a
は、下段シュート13Cの滑走面13a上の段差部から
遠い個所に落下する。一方、細粒原料10bは、段差部
に近い個所に落下する。その結果、下段シュート13C
の滑走面13a上で、粗粒原料10aが上層部になり、
細粒原料10bが下層部になる偏析がさらに促進される
ことになる。このように、バースクリーン15直前の助
走シュート13、即ち、下段シュート13C上では、粗
粒原料10aが上層部に、細粒原料10bが下層部に略
完全に偏析した状態で流動するので、バースクリーン1
5に移送されてきた焼結原料10は、細粒原料10bが
優先的に篩われまたは分級され、細粒原料10bは図示
しないパレット内に流入し、焼結原料層の上層部を形成
することになる。一方、粗粒原料10aはバースクリー
ン15上を滑走して、図示しないパレット内に流入し、
焼結原料層の下層部を形成することになる。
【0025】このように、第2の実施の形態では、助走
シュート13に2段にわたる段差部を設けたので、各段
差部において、焼結原料10を、上層部をなす粗粒原料
10aと下層部をなす細粒原料10bとに偏析すること
ができるので、バースクリーン15に移送されてきた焼
結原料10中の細粒原料10bを優先的に篩下げできる
とともに、粗粒原料10aを篩上することができ、粉・
粒状物である焼結原料10の篩効率または分級効率を著
しく高めることができる。また、助走シュート13で、
原料を予め粗粒原料10aと細粒原料10bとに効果的
に偏析できるので、バースクリーン15の長さを長くす
る必要がなく、粉・粒状物の篩分け装置Bをコンパクト
な構造とすることができ、最小の設置空間で設置できる
ので工場等の空間の有効利用を図ることができると共
に、安価に製作することができる。
【0026】次に、第2の実施の形態において用いる助
走シュート13のシュート傾斜角度δと、篩総合効率と
の関係について実験を行なったので、その結果を図7に
示す。図7から明らかなように、シュート傾斜角度δ
を、細粒原料10bの安息角αである35°にした場合
に最も篩総合効率が高く、シュート傾斜角度δを漸次大
きくするに従って篩総合効率は漸次低下することから、
シュート傾斜角度δは細粒原料10bの安息角である3
5°近傍とするのが好ましいことがわかる。また、第2
の実施の形態において用いる助走シュート13の段差h
と、篩総合効率との関係について実験を行なったので、
その結果を図8に示す。図8から明らかなように、段差
hを50mm未満とした場合には、粒度偏析が起こらな
いため篩総合効率は未だ低く、また、段差hを300m
mを越えた場合には、粒子落下エネルギーによる粗粒原
料10aと細粒原料10bとの混合が発生し、粒度偏析
が小さくなる。従って、段差hは50mm〜300mm
とするのが好ましいことが判明した。
【0027】また、第2の実施の形態において用いる助
走シュート13の段差数、即ち、段差の数と、篩総合効
率との関係について実験を行なったので、その結果を図
9に示す。図9から明らかなように、段差数が1段の場
合でも篩総合効率は60パーセントあり、一方、段差数
が2段の場合は67%、3段以上は70パーセントとな
っている。従って、段差数は1段〜3段とするのが好ま
しいことが判明した。さらに、本出願人は、助走シュー
ト13が単一の平滑な滑走面13aしか有しない従来の
粉・粒状物の篩分け装置と、前記した第2の実施の形態
に係る粉・粒状物の篩分け装置Bについて、篩効率に関
する実験を行なったので、その実験条件及び結果を表2
に示す。
【0028】
【表2】
【0029】前記表2から明らかなように、第2の実施
の形態に係る粉・粒状物の篩分け装置Bは、従来の粉・
粒状物の篩分け装置と比較して、総合篩効率を10%も
高めることができることが判明した。
【0030】また、図10に、第2の実施の形態の変容
例を示す。図示するように、この変容例は、図5に示す
助走シュート13とバースクリーン15との組み合わせ
からなる粉・粒状物の篩分け装置Bの下方に、さらに、
同一構成の助走シュート13とバースクリーン15との
組み合わせからなる粉・粒状物の篩分け装置Bを配設し
たものであり、上段の粉・粒状物の篩分け装置Bのバー
スクリーン15の終端から、下段の粉・粒状物の篩分け
装置Bの助走シュート13への焼結原料10の移送は、
上段の粉・粒状物の篩分け装置Bのバースクリーン15
の終端から落下する焼結原料10を、衝突板20に衝突
させて助走シュート13の上段シュート13A上に落下
させることによって行なわれる。このように、ホッパー
11から落下・供給された焼結原料10を、二段にわた
る粉・粒状物の篩分け装置Bを通して篩分けすることに
よって、さらに篩効率または分級効率を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る粉・粒状物の
篩分け装置の概念的全体構成説明図である。
【図2】同篩分け動作の状態を示す説明である。
【図3】滑走障害物間のピッチ又はバースクリーンから
の距離と篩総合効率との間の関係を示すグラフである。
【図4】滑走障害物の高さと篩総合効率との間の関係を
示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る粉・粒状物の
篩分け装置の概念的全体構成説明図である。
【図6】同装置の篩分け動作の説明図である。
【図7】助走シュートのシュート角度と篩総合効率との
間の関係を示すグラフである。
【図8】助走シュートの段差と篩総合効率との間の関係
を示すグラフである。
【図9】助走シュートの段差数と篩総合効率との間の関
係を示すグラフである。
【図10】第2の実施の形態の変容例に係る粉・粒状物
の篩分け装置の概念的全体構成説明図である。
【図11】従来例に係る粉・粒状物の篩分け装置の概念
的全体構成説明図である。
【図12】同装置の篩分け動作の説明図である。
【符号の説明】
A 粉・粒状物の篩分け装置 B 粉・粒状物
の篩分け装置 10 焼結原料 10a 粗粒原
料 10b 細粒原料 11 ホッパー 12 原料切出フィーダ 13 助走シュ
ート 13a 滑走面 13A 上段シ
ュート 13B 中段シュート 13C 下段シ
ュート 14 線状部材 15 バースク
リーン 16 滑走障害物 17 斜面 20 衝突板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 助走シュート上に落下供給された粉・粒
    状物からなる原料を、該助走シュートの下方延長線上に
    設けたバースクリーンの隙間を介して、細粒原料と粗粒
    原料とに篩分けする粉・粒状物の篩分け方法において、 前記助走シュートの滑走面に、少なくとも1個の滑走障
    害物を設けて、該滑走障害物の上部に、前記原料によっ
    て、該原料の安息角を有する斜面を形成し、該斜面を利
    用して該原料を細粒原料と粗粒原料とに偏析させ、その
    後、該原料を前記バースクリーン上に移送し篩分けを行
    なうようにしたことを特徴とする粉・粒状物の篩分け方
    法。
  2. 【請求項2】 助走シュート上に落下供給された粉・粒
    状物からなる原料を、該助走シュートの下方延長線上に
    設けたバースクリーンの隙間を介して、細粒原料と粗粒
    原料とに篩分けする粉・粒状物の篩分け方法において、 前記助走シュートに少なくとも1段以上の段差部を設
    け、該段差部において、前記原料中の粗粒原料を該段差
    部から遠くへ落下させると共に、該原料中の細粒原料を
    該段差部の近くへ落下して偏析させ、その後、該原料を
    前記バースクリーンに移送し篩分けを行なうようにした
    ことを特徴とする粉・粒状物の篩分け方法。
  3. 【請求項3】 ホッパーの下部に傾斜状態に助走シュー
    トを配設し、該助走シュートの下方延長線上に複数本の
    線状部材からなるバースクリーンを配設した粉・粒状物
    の篩分け装置において、 前記助走シュートの滑走面上に、少なくとも1個の滑走
    障害物を配設したことを特徴とする粉・粒状物の篩分け
    装置。
  4. 【請求項4】 前記滑走障害物を、前記助走シュートの
    前記滑走面に幅方向に突設した長尺の平板から形成した
    ことを特徴とする請求項3記載の粉・粒状物の篩分け装
    置。
  5. 【請求項5】 ホッパーの下部に傾斜状態に助走シュー
    トを配設し、該助走シュートの下方延長線上に複数本の
    線状部材からなるバースクリーンを配設した粉・粒状物
    の篩分け装置において、 前記助走シュートに、少なくとも1段以上の段差部を設
    けたことを特徴とする粉・粒状物の篩分け装置。
JP29188095A 1995-10-13 1995-10-13 粉・粒状物の篩分け方法及び装置 Withdrawn JPH09113147A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160050985A (ko) * 2014-10-31 2016-05-11 주식회사 포스코 원료 장입 장치
JP2017020084A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 新日鐵住金株式会社 焼結原料粒の装入方法

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