JPH09116356A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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Publication number
JPH09116356A
JPH09116356A JP7272343A JP27234395A JPH09116356A JP H09116356 A JPH09116356 A JP H09116356A JP 7272343 A JP7272343 A JP 7272343A JP 27234395 A JP27234395 A JP 27234395A JP H09116356 A JPH09116356 A JP H09116356A
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transistor
current
voltage
circuit
equation
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Application number
JP7272343A
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English (en)
Inventor
Kosuke Fujita
幸祐 藤田
Atsushi Hirabayashi
敦志 平林
Kenji Komori
健司 小森
Yoshito Kogure
嘉人 木暮
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力動作点を自由に設定でき、ダイナミック
レンジの効率を稼ぐ。 【解決手段】 コレクタに入力電流が供給される第1の
トランジスタQ1と、入力電流に比例した出力電流がコ
レクタに流れる第3のトランジスタQ3と、第1,第3
のトランジスタQ1,Q3のベースをドライブする第2の
トランジスタQ2と第4のトランジスタQ4を備え、第
1,第3のトランジスタQ1,Q3のエミッタが共通の定
電圧源1を介して接地され、第2,第4のトランジスタ
2,Q4のコレクタが電源に接続され、第2,第4のト
ランジスタQ2,Q4のエミッタが定電流源2,3を介し
て接地され、第2,第4のトランジスタQ2,Q4のベー
スが第1のトランジスタQ1のコレクタに共通接続さ
れ、第2のトランジスタQ2のエミッタが第1のトラン
ジスタQ1のベースに接続され、第4のトランジスタQ4
のエミッタが第3のトランジスタQ3のベースに接続さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の電子回路
装置における基本的な回路要素である増幅回路に関し、
特に、単純な増幅回路としてだけでなく、可変利得増幅
回路、掛け算回路、累乗回路、周波数変換回路、検波復
調回路、変調回路、偏向回路などに応用される増幅回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビやラジオの受信機・送信機、ビデ
オテープレコーダ、偏向回路を有するテレビモニタ装置
・ディスプレイ装置などの電子回路装置においては、増
幅回路、可変利得増幅回路、掛け算回路、累乗回路、周
波数変換回路、検波復調回路、変調回路、偏向回路など
の各種の回路が含まれている。これらの回路は増幅回路
が基本構成要素であり、増幅回路のさまざまな応用回路
として捉えられる。図4、図5、図6に従来の代表的な
回路構成のいくつかを示している。
【0003】《図4の可変利得増幅回路》図4は、従来
のギルバート変換形の可変利得増幅回路(可変増幅器)
の回路図である。図4において、各トランジスタQ1
6は全てNPN形であり、トランジスタQ1とトランジ
スタQ3、及びトランジスタQ5とトランジスタQ6はそ
れぞれ差動対を構成している。トランジスタQ1とトラ
ンジスタQ3のエミッタにはそれぞれ電流I1の電流源2
0が接続され、トランジスタQ5とトランジスタQ6のエ
ミッタには電流2・I2の電流源21が接続されてい
る。トランジスタQ2とトランジスタQ4の各ベースには
定電圧源22が接続され、トランジスタQ1のベースと
トランジスタQ3のベース間には入力信号電圧源23が
挿入され、i1=Vin/R1の信号電流が流れる。
【0004】トランジスタQnのベース・エミッタ間電
圧をVfQnとすると、キルヒホフの電圧降下一定則よ
り、VfQ2+VfQ6=VfQ5+VfQ4となり、下記の<数1
>及び<数2>の式より、IQ2・IQ6=IQ5・IQ4であ
る。信号成分を考えると、IQ2=I1+i1、IQ4=I1
−i1、IQ5=I2+i2、IQ6=I2−i2となる。これ
を上記の式に代入すると、(I1+i1)・(I2−i2
=(I2+i2)・(I1−i4)となる。これを解いて下
記の<数3>が得られ、R2=R3とすると、出力vo
下記の<数4>で表される。
【0005】従って、利得は、下記の<数5>となる。
この<数5>よりこの回路の利得は、抵抗R1と抵抗R2
の抵抗比で決まる他に定電流源20,21の電流比によ
っても左右される。電流I1又は電流I2を変化させるこ
とで利得を変えることができる。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】
【数3】
【0009】
【数4】
【0010】
【数5】
【0011】《図5の掛算回路》図5は、従来のギルバ
ート変換を掛算に用いた掛算回路の回路図である。図5
において、各トランジスタQ1〜Q10は全てNPN形で
あり、トランジスタQ1とトラジスタQ3、及び、トラン
ジスタQ5とトランジスタQ8は差動対を構成している。
又、トランジスタQ6とトランジスタQ7、及び、トラン
ジスタQ9とトランジスタQ10はフルバランス形の差動
対を構成している。トランジスタQ1とトランジスタQ3
のエミッタにはそれぞれ電流I1の定電流源24が接続
され、又、トランジスタQ5とトランジスタQ8のエミッ
タにはそれぞれ電流I2の定電流源25が接続されてい
る。トランジスタQ2とトランジスタQ4の各ベースには
定電圧源26が接続されている。又、トランジスタQ1
のベースとトランジスタQ3のベース間には第1の入力
信号電圧源27が挿入され、トランジスタQ5のベース
とトランジスタQ8のベース間には第2の入力信号電圧
源28が挿入されている。
【0012】第1の入力信号電圧源27による信号電流
1は、下記の<数6>で表され、第2の入力信号電圧
源28による信号電流i2は、下記の<数7>で表され
る。キルヒホフの電圧降下一定則より、下記の<数8>
の式、<数9>の式が成立する。
【0013】<数8>の式より、上記可変利得増幅回路
と同様に、(I1+i1)・IQ6=(I1−i1)・IQ7
なる。但し、IQ6+IQ7=I2+i2である。これらと下
記の<数10>の式より、IQ6とIQ7はそれぞれ下記の
<数11>、<数12>で表される。
【0014】<数9>の式より、上記可変利得増幅回路
と同様に、(I1+i1)・IQ9=(I1−i1)・IQ10
となる。但し、IQ9+IQ10=I2−i2である。これら
と下記の<数13>の式より、IQ9とIQ10はそれぞれ
下記の<数14>、<数15>で表される。
【0015】以上より、出力電流Io1=IQ6+IQ10
ので、下記の<数16>となり、出力電流Io2=IQ7
Q9なので、下記の<数17>となる。R3=R4とする
と、出力voは、下記の<数18>となり、2つの入力
i1,vi2を掛け合わせた形となる。
【0016】掛算回路は、2つの異なる周波数f1,f2
を各入力信号成分とすれば、出力には|f1−f2|、|
1+f2|が現れるため、周波数変換回路となる。
【0017】また、第1の入力信号をvi1=sin(ω
t+Φ)、第2の入力信号をvi2=cos(ωt+Φ)
とすると、vi1・vi2=0.5・sin(2ωt+2
Φ)となり、出力voには2倍の周波数成分が現れるた
め、逓倍回路となる。vi1=vi 2とすると、出力vo
はvi1の2乗が現れる。この特性は、図7に示すよう
に、2次曲線(放物線)である。
【0018】
【数6】
【0019】
【数7】
【0020】
【数8】
【0021】
【数9】
【0022】
【数10】
【0023】
【数11】
【0024】
【数12】
【0025】
【数13】
【0026】
【数14】
【0027】
【数15】
【0028】
【数16】
【0029】
【数17】
【0030】
【数18】
【0031】《図6の3乗回路》図6は、3乗回路の回
路図である。図6において、この3乗回路は、図5の掛
算回路の後段にギルバート変換回路をもう1段追加した
ものである。上記掛算回路で得られる2乗回路は、vi1
=vi2及びR1=R2のとき、出力voは上記<数18>
の変形で、下記の<数19>となるが、同様に図6の3
乗回路の場合には下記の<数20>で表現される。この
特性は、図8に示すように、3次曲線である。
【0032】
【数19】
【0033】
【数20】
【0034】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
一般的なギルバート変換形の回路では、図4、図5、図
6のどの場合においても出力の動作点はGNDとの間に
トランジスタを2段以上縦列に組んで構成していた。例
えば図4では、出力動作点はトランジスタQ5又はトラ
ンジスタQ6のコレクタとなるが、GNDに対して各々
トランジスタQ5と電流源又はトランジスタQ6と電流源
という2つのトランジスタを介在する。また図5、図6
では、フルバランスの形をしているので、更に1段増
え、出力動作点とGNDとの間に3つのトランジスタを
縦列に介在することになる。
【0035】従って、出力動作点はそのGNDとの間に
介在する各トランジスタが正常に動作しうる電圧に設定
しなければならずVcc〜GND間で決められる動作点電
圧の自由度は限られてくる。故に出力信号のダイナミッ
クレンジも限られてくる。
【0036】更に、図6で表される3入力掛算回路或は
3乗回路の場合、トランジスタQ6,Q7,Q9,Q10
フルバランスのベース入力電圧はVD1−Vf(但しVf
はトランジスタQ2並びにトランジスタQ4のVBE)とな
るが、そのコレクタ電圧はVf以上上側に設定するのが
各トランジスタの正常なバイアスを維持する上で望まし
い。即ち、トランジスタQ11及びトランジスタQ12のエ
ミッタ電圧=VD2−Vf≧VD1−Vf+Vfとなり、こ
れがトランジスタQ14,Q15,Q17,Q18のべース入力
電圧となる。これは累乗回路の次数を多くするに従い、
後段のフルバランスミキサーのフルバランスベース入力
電圧及びコレクタ出力動作点電圧はVccに近接し、ダイ
ナミックレンジに対し、より制限がかかってくることを
意味する。
【0037】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、出力動作点を自由に設定で
き、それによってダイナミックレンジを効率よく稼ぐこ
とができ、低い電源電圧で動作可能な増幅回路を提供す
ることにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明の増幅回路は、
基本的に、コレクタに入力電流が供給される第1のトラ
ンジスタと、前記入力電流に比例した出力電流がコレク
タに流れる第3のトランジスタと、第1のトランジスタ
と第3のトランジスタのベースをそれぞれドライブする
第2のトランジスタと第4のトランジスタを備え、第1
のトランジスタと第3のトランジスタのエミッタが共通
の定電圧源を介して接地され、第2のトランジスタと第
4のトランジスタのコレクタが電源に接続され、第2の
トランジスタと第4のトランジスタのエミッタがそれぞ
れ定電流源を介して接地され、第2のトランジスタと第
4のトランジスタのベースが第1のトランジスタのコレ
クタに共通接続され、第2のトランジスタのエミッタが
第1のトランジスタのベースに接続され、第4のトラン
ジスタのエミッタが第3のトランジスタのベースに接続
されたものである。
【0039】ここで、前記定電圧源は定電流源に置換可
能である。また、第2のトランジスタのエミッタと第1
のトランジスタのベースを結ぶ系に第5のトランジスタ
によるエミッタフォロアが介挿されているとともに、第
4のトランジスタのエミッタと第3のトランジスタのベ
ースを結ぶ系に第6のトランジスタによるエミッタフォ
ロアが介挿することで、動作点を適宜に変えることがで
きる。また、入力電圧を電流に変換して第1のトランジ
スタに供給する電圧/電流変換回路と、第2のトランジ
スタを流れる出力電流を電圧に変換して取り出す電流/
電圧変換回路を設けることで、入出力とも電圧信号とす
ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0041】《基本回路》図1(a)の増幅回路は、コ
レクタに入力電流が供給される第1のトランジスタQ1
と、入力電流に比例した出力電流がコレクタに流れる第
3のトランジスタQ3と、第1のトランジスタQ1と第3
のトランジスタQ3のベースをそれぞれドライブする第
2のトランジスタQ2と第4のトランジスタQ4を備え
る。第1のトランジスタQ1と第3のトランジスタQ3
エミッタが共通の定電圧源1を介して接地され、第2の
トランジスタQ2と第4のトランジスタQ4のコレクタが
電源Vccに接続され、第2のトランジスタQ2と第4の
トランジスタQ4のエミッタがそれぞれ定電流I1,I2
の定電流源2,3を介して接地され、第2のトランジス
タQ2と第4のトランジスタQ4のベースが第1のトラン
ジスタQ1のコレクタに共通接続され、第2のトランジ
スタQ2のエミッタが第1のトランジスタQ1のベースに
接続され、第4のトランジスタQ4のエミッタが第3の
トランジスタQ3のベースに接続されている。上記第1
〜第4トランジスタQ1〜Q4はNPN形であり、図中、
in+iinは入力信号電源、Ioは出力信号電流であ
る。
【0042】上記構成において、キルヒホフの電圧降下
一定則より、VfQ1+VfQ2=VfQ3+VfQ4(但し、V
fQnはトランジスタQnのベース・エミッタ間電圧)の式
が成り立つ。これより下記の<数21>の式、ひいては
Q1・IQ2=IQ3・IQ4が成り立つ。ここで、図1
(a)よりIQ2=I1、IQ1=Iin+iin、IQ4=I2
Q3=Ioなので、これらの値を上記式に代入すると、
下記の<数22>となる。Iinを入力側の直流電流成分
とすると、下記の<数22>の第一項は定数K’と置
け、下記の<数23>の式が成立する。このとき、出力
電流Ioを固定の負荷抵抗RLにドライブして出力電圧
を現出させるものとすると、この回路の利得は下記の<
数23>より定電流源2,3の電流I1又は電流I2を変
化させれば可変利得制御回路(可変増幅器)として動作
しうる。
【0043】
【数21】
【0044】
【数22】
【0045】
【数23】
【0046】図1(b)は、図1(a)の回路における
定電圧源1を定電流源4に置き換えたものである。この
図1(b)の回路の動作は基本的には、図1(a)の回
路と同じであるが、定電圧源1を定電流源4に替えるこ
とにより、定電流源4は第3のトランジスタQ3に電流
が流れ過ぎないようにする電流リミッタの役割をする。
【0047】《掛算回路》図1(a)において、入力電
流をIin+iinともうひとつI1=I’1+i1とする
と、(I’1+i1)・(Iin+iin)=I2・Io、即
ち、下記の<数24>となる。ここで、仮にiin=si
n(ωint+Φin)、iin=sin(ω1t+Φ1)とす
ると、下記の<数24>より出力には、ωin,ω1,ω
in+ω1,|ωin−ω1|の4つの周波数成分が現れるこ
とになる。ωin,ω1>0、かつ、ωin>ω1とすれば、
0<ωin−ω1<ω1<ωin<ωin+ω1となる。
【0048】従って、出力信号をωc>ωin(ωcはカッ
トオフ角周波数)なるハイパスフィルタ(HPF)に通
せば、ωin+ω1なる周波数成分のみを取り出せる。
又、ωc<ωinなるローパスフィルタ(LPF)に通せ
ば、|ωin−ω1|なる周波数成分のみを取り出せる。
即ち、周波数変換回路となる。
【0049】また、iin=sin(ωt+Φ)、i1
cos(ωt+Φ)とすると、iin・i1=0.5・s
in(2ωt+2Φ)となり、出力には2倍の周波数成
分が現れる。即ち、逓倍回路となり、下記の<数25>
の式がそれを示している。<数25>より、出力には<
数26>のDC成分と<数27>の2逓倍成分とが残
り、出力動作点はVD≧0なるVDによって決まり、VD
+2Vf以上の幅広い範囲で出力動作点が設定でき、ダ
イナミックレンジに余裕が持てる。
【0050】さらに、入力電流をIin+iin,I1=I
in−iinとすると、(Iin+iin)・(Iin−iin)=
2・Ioより、出力Ioは下記の<数28>で得られ
る。この具体的回路例が図3に示されている。
【0051】
【数24】
【0052】
【数25】
【0053】
【数26】
【0054】
【数27】
【0055】
【数28】
【0056】《2乗回路》図3において、各トランジス
タQ1〜Q8は全てNPN形である。トランジスタQ1
トランジスタQ2は差動対を構成し、入力信号電圧vin
を信号電流i1(=vin/R1)に変換している。各トラ
ンジスタQ1,Q2,Q7のエミッタには各々電流Iの定
電流源5,6,7が、トランジスタQ3のエミッタには
電流2Iの定電流源8が、トランジスタQ1,Q2のコレ
クタには各々電流2Iの定電流源9,10が、トランジ
スタQ6のコレクタには電流Iの定電流源11がそれぞ
れ接続されている。トランジスタQ4とトランジスタQ6
のエミッタには共通の電圧V1の定電圧源12が接続さ
れ、又、トランジスタQ8のベースには負荷抵抗R2を介
して電圧V2の定電圧源13が接続されている。さら
に、トランジスタQ8と負荷抵抗R3で出力バッファを構
成している。
【0057】上記構成において、キルヒホフの電圧降下
一定則より、VfQ3+VfQ4=VfQ6+VfQ7(但し、V
fQnはトランジスタQnのベース・エミッタ間電圧)の式
が成り立つ。これより下記の<数29>の式が成り立
ち、下記の<数30>の式を経て、電流i2は下記の<
数31>の式で導かれる。従って、出力電圧voは下記
の<数32>で表され、入力電圧vinの2乗成分が出力
となる。ここで、定電圧源12の電圧V1を低く設定し
ておけば、出力動作点の電圧V2はGND〜Vcc間で、
より自由度をもって設定でき、ダイナミックレンジの拡
大化ができる。この入出力特性は、図9のようなものと
なる。
【0058】
【数29】
【0059】
【数30】
【0060】
【数31】
【0061】
【数32】
【0062】《3乗回路》図2の回路は、図1(a)の
回路において、第2のトランジスタQ2のエミッタと第
1のトランジスタQ1のベースを結ぶ系に第5のトラン
ジスタQ5によるエミッタフォロアを介挿すると共に、
第4のトランジスタQ4のエミッタと第3のトランジス
タQ3のベースを結ぶ系に第6のトランジスタQ6による
エミッタフォロアを介挿したものである。尚、上記と同
様に各トランジスタQ1〜Q6は全てNPN形、14は電
圧VDの定電圧源、15は電流I1の定電流源、16は電
流I2の定電流源、17は電流I3の定電流源、18は電
流I4の定電流源であり、又、Iinは入力信号電流、Io
は出力電流である。
【0063】上記構成において、キルヒホフの電圧降下
一定則より、VfQ2+VfQ5+VfQ1=VfQ4+VfQ6+V
fQ3(但し、VfQnはトランジスタQnのベース・エミッ
タ間電圧)の式が成り立つ。そして、上述の如く、Iin
・I1・I2=I0・I3・I4となる。従って、下記の<
数33>及び<数34>の式が成立し、3次関数とな
る。この入出力特性は図10のようになる。
【0064】
【数33】
【0065】
【数34】
【0066】図2の回路図は、図1(a)の回路図に対
してトランジスタQ5,Q6によりIVBE分追加すること
によって3次式を成立させているが、出力動作点の電圧
は図1(a)と同じで、(VD+VBE)より上の電圧で
自由にとれ、ダイナミックレンジも確保できる。
【0067】《その他》周波数変換器は中間周波数帯に
於ける映像搬送波、音声搬送波をベースバンドに変換す
る部分で使われ、逓倍回路はより低い発信周波数で電圧
制御発振器(VCO)を構成する時に使われる。又、2
乗回路や3乗回路はその特性である図7〜図10のカー
ブで偏向補正を行う。可変増幅回路はオートゲインコン
トロール回路で用いられる。これらの応用に対して本発
明を使用することにより、従来より動作点ダイナミック
レンジの自由度を大きくシステムを構成できる。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、出力動作点により余
裕度を持たせてダイナミックレンジを効率よく稼げる増
幅回路を実現できるので、出力のリニアリティが向上す
る。また、より低い電源電圧下でも従来回路と同等以上
の出力特性を維持できる。もちろん、この発明は単純な
増幅回路としてだけでなく、可変利得増幅回路、掛け算
回路、累乗回路、周波数変換回路、検波復調回路、変調
回路、偏向回路などに応用でき、前記と同じ作用効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本回路図である。
【図2】本発明を用いて3乗回路を構成した例である。
【図3】本発明に於ける2乗回路の具体的な構成例で入
力信号電圧vinに対する出力信号電圧voの形で表した
回路図である。
【図4】従来のギルバート変換による可変利得制御回路
である。
【図5】従来のギルバート変換を掛算器に用いた例であ
る。
【図6】従来のギルバート変換を3乗回路に用いた例で
ある。
【図7】従来のギルバート変換を2乗回路に用いた時の
入力出力特性である。
【図8】従来のギルバート変換を3乗回路に用いた時の
入力出力特性である。
【図9】本発明の2乗回路に用いた時の入力出力特性で
ある。
【図10】本発明の3乗回路に用いた時の入力出力特性
である。
【符号の説明】
1〜Q18…トランジスタ 1,12〜14…定電圧源 2〜10,15〜18…定電流源 Iin…入力電流 Io…出力電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木暮 嘉人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタに入力電流が供給される第1の
    トランジスタと、前記入力電流に比例した出力電流がコ
    レクタに流れる第3のトランジスタと、第1のトランジ
    スタと第3のトランジスタのベースをそれぞれドライブ
    する第2のトランジスタと第4のトランジスタを備え、 第1のトランジスタと第3のトランジスタのエミッタが
    共通の定電圧源を介して接地され、 第2のトランジスタと第4のトランジスタのコレクタが
    電源に接続され、 第2のトランジスタと第4のトランジスタのエミッタが
    それぞれ定電流源を介して接地され、 第2のトランジスタと第4のトランジスタのベースが第
    1のトランジスタのコレクタに共通接続され、 第2のトランジスタのエミッタが第1のトランジスタの
    ベースに接続され、 第4のトランジスタのエミッタが第3のトランジスタの
    ベースに接続されていることを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記定電圧源が定電
    流源に置換されていることを特徴とする増幅回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、第2のトランジスタ
    のエミッタと第1のトランジスタのベースを結ぶ系に第
    5のトランジスタによるエミッタフォロアが介挿されて
    いるとともに、 第4のトランジスタのエミッタと第3のトランジスタの
    ベースを結ぶ系に第6のトランジスタによるエミッタフ
    ォロアが介挿されていることを特徴とする増幅回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、入力電圧を電流に変
    換して第1のトランジスタに供給する電圧/電流変換回
    路と、第3のトランジスタを流れる出力電流を電圧に変
    換して取り出す電流/電圧変換回路を備えたことを特徴
    とする増幅回路。
  5. 【請求項5】 請求項2において、入力電圧を電流に変
    換して第1のトランジスタに供給する電圧/電流変換回
    路と、第2のトランジスタを流れる出力電流を電圧に変
    換して取り出す電流/電圧変換回路を備えたことを特徴
    とする増幅回路。
  6. 【請求項6】 請求項3において、入力電圧を電流に変
    換して第1のトランジスタに供給する電圧/電流変換回
    路と、第3のトランジスタを流れる出力電流を電圧に変
    換して取り出す電流/電圧変換回路を備えたことを特徴
    とする増幅回路。
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