JPH09116377A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JPH09116377A
JPH09116377A JP7273141A JP27314195A JPH09116377A JP H09116377 A JPH09116377 A JP H09116377A JP 7273141 A JP7273141 A JP 7273141A JP 27314195 A JP27314195 A JP 27314195A JP H09116377 A JPH09116377 A JP H09116377A
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surface acoustic
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政則 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は高周波回路に用いて好適な弾性表面波
装置に関し、高い減衰特性を得ることができるパッケー
ジ構造を実現することを課題とする。 【解決手段】弾性表面波素子3と、多層構造のセラミッ
ク基板5〜7に内設されたダイアタッチ部16に弾性表
面波素子3が取り付けられると共にこの弾性表面波素子
3と接続される入力側端8子及び出力側端子9とを設け
てなるセラミックパッケージ2と、このセラミックパッ
ケージ2の開口部を封止する金属キャップ4とを具備す
る弾性表面波装置において、入力側端子8を構成する入
力側グランド端子11,12または出力側端子9を構成
する出力側グランド端子14,15のいずれか一方との
み金属キャップ4を電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾性表面波装置に係
り、特に高周波回路に用いて好適な弾性表面波装置に関
する。近年、自動車電話や携帯電話の小型化,軽量化に
伴い、自動車電話や携帯電話に内蔵されるフィルタとし
て小型,軽量,高性能を実現できる弾性表面波を用いた
フィルタ(弾性表面波装置)が開発されている。
【0002】特に、自動車電話や携帯電話に搭載される
回路は高周波回路であるため、弾性表面波装置も高周波
に対応した構造とする必要がある。
【0003】
【従来の技術】図19及び図20は従来の弾性表面波装
置100の一例を示している。この弾性表面波装置10
0は、例えば自動車電話や携帯電話に内蔵される高周波
回路にフィルタとして設けられるものである。図19は
弾性表面波装置100の分解斜視図、図20(A)は弾
性表面波装置100の斜視図、図20(B)は弾性表面
波装置100を倒立させた状態の斜視図である。
【0004】弾性表面波装置100は、大略するとパッ
ケージ102,弾性表面波素子103,及び金属キャッ
プ104等により構成されている。パッケージ102
は、第1乃至第3のセラミック基板105〜107を積
層した構造を有しており、入力側端子108及び出力側
端子109(各端子を梨地で示す)を有している。
【0005】入力側端子108は、入力側信号端子11
0と、この入力側信号端子110を挟んで配設された一
対の入力側グランド端子111,112とにより構成さ
れている。また、出力側端子109は、出力側信号端子
113と、この出力側信号端子113を挟んで配設され
た一対の出力側グランド端子114,115とにより構
成されている。
【0006】最下層に配設される第1のセラミック基板
105は、基板本体105aの上面に導電性金属膜より
なるダイアタッチ部116(梨地で示す)が形成されて
いる。このダイアタッチ部116は弾性表面波素子10
3が搭載される部位であり、入力側において基板本体1
05a上に形成された入力側グランド接続部118,1
19により入力側グランド端子111,112と電気的
に接続されると共に、出力側においても出力側グランド
接続部120,121により出力側グランド端子11
4,115と電気的に接続されている。尚、入力側グラ
ンド接続部118,119及び出力側グランド接続部1
20,121は、ダイアタッチ部116と一体的に形成
されている。
【0007】更に、入力側信号端子110、入力側グラ
ンド端子111,112、出力側信号端子113、及び
出力側グランド端子114,115は、夫々基板本体1
05aの底面に引き出されて外部接続端子として機能す
るフットパターン110a〜115aを形成している。
【0008】パッケージ102の中間に配設される第2
のセラミック基板106は、基板本体106aの上面に
導電性金属膜よりなるパッド127〜132が形成され
ており、このパッド127〜132は対向配設された所
定の端子110〜115に夫々接続されている。このパ
ッド127〜132は、弾性表面波素子103とワイヤ
(図示せず)により電気的に接続される。また、基板本
体106aの中央部には、弾性表面波素子103を収納
する開口部133が形成されている。更に、第2のセラ
ミック基板106においても基板本体106aの四隅に
切欠部134a〜134dが形成されている。
【0009】パッケージ102の最上層に配設される第
3のセラミック基板107は、その中央部に第2のセラ
ミック基板106に形成された開口部133より大きな
面積を有する開口部136を有すると共に、上面全面に
は後述する金属キャップ104と電気的に接続される上
面配線膜137(梨地で示す)が形成されている。ま
た、基板本体107aの四隅には切欠部138a〜13
8dが形成されており、各切欠部138a〜138dに
はキャップ接続配線139a〜139d(梨地で示す)
が夫々形成されている。このキャップ接続配線139a
〜139dは、上面配線膜137と電気的に接続された
構成とされている。
【0010】上記した第1乃至第3のセラミック基板1
05〜107は、接合されることにより図20に示され
るようにパッケージ102が形成される。パッケージ1
02が形成された状態において、第1及び第2のセラミ
ック基板105,106の側壁部に形成された入力側信
号端子110、入力側グランド端子111,112、出
力側信号端子113、及び出力側グランド端子114,
115は電気的に接続され入力側端子108及び出力側
端子109を形成する。また、第2のセラミック基板1
06の四隅位置に形成されているキャップ接続部140
a〜140dは、第3のセラミック基板107の切欠部
138a〜138dに形成されたキャップ接続配線13
9a〜139dと電気的に接続される。
【0011】一方、前記した弾性表面波素子103は、
第1のセラミック基板105に形成されたダイアタッチ
部116上に搭載されると共に、その上面に形成された
電極部は第2のセラミック基板106に形成されたパッ
ド127〜132とワイヤボンディングされる。これに
より、弾性表面波素子103は入力側端子108及び出
力側端子109に電気的に接続された構成となる。
【0012】また、金属キャップ104は、第3のセラ
ミック基板107に形成された開口部136を覆うよう
に上面配線膜137に金(Au)−錫(Sn)や錫(S
n)−鉛Pb)等の半田により電気的導通を図った状態
で溶接される。従って、この金属キャップ104は入力
側及び出力側グランド端子111,112,114,1
15と電気的に接続される。
【0013】具体的には、金属キャップ104は、上面
配線膜137、キャップ接続配線139a〜139d、
キャップ接続部140a〜140d、グランドパッド1
28,129,131,132を介して入力側及び出力
側グランド端子111,112,114,115の夫々
と電気的に接続される。よって、金属キャップ104は
グランド電位となり、弾性表面波素子103に対してシ
ールド機能を奏することとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図21は、上記した従
来構成の弾性表面波装置100におけるパッケージ2の
簡易的な等価回路図を示している。高周波を使用する弾
性表面波装置100では、パッケージ102の内部で信
号端子110,113とグランド端子111,112,
114,115との間で電気的な結合が生じる。また、
グランド端子111,112,114,115も実際に
はインピーダンスを有するため理想的なグランド電位と
はならない。これは、シールド効果を奏する金属キャッ
プ104及びダイアタッチ部116でも同様である。
【0015】図21に示されるZ1〜Z14は、パッケ
ージ102内の各所で発生するインピーダンスを示して
いる。同図に示すインピーダンスZ1〜Z14の発生箇
所をまとめて以下に示す。 Z1 :入力側信号端子110が有するインピーダンス Z2 :入力側の信号用パッド127とグランド用パッ
ド128,129との間の静電容量により発生するイン
ピーダンス Z3 :入力側グランド端子111,112が有するイ
ンピーダンス Z4 :入力側の信号用フットパターン110aとグラ
ンド用フットパターン111a,112aとの間の静電
容量により発生するインピーダンス Z5 :出力側信号端子113が有するインピーダンス Z6 ;出力側の信号用フットパターン113aとグラ
ンド用フットパターン114a,115aとの間の静電
容量により発生するインピーダンス Z7 :出力側グランド端子114,115が有するイ
ンピーダンス Z8 :出力側の信号用パッド130とグランド用パッ
ド131,132との間の静電容量により発生するイン
ピーダンス Z9 :入力側のキャップ接続部139a,139b,
及び上面配線膜137の総合インピーダンス Z10:金属キャップ104が有するインピーダンス Z11:出力側のキャップ接続部139c,139d,
及び上面配線膜137の総合インピーダンス Z12:入力側グランド接続部118,119が有する
インピーダンス Z13:ダイアタッチ部116が有するインピーダンス Z14:出力側グランド接続部120,121が有する
インピーダンス ここで、入力側グランド端子111,112と出力側グ
ランド端子114,115に注目すると、従来構成の弾
性表面波装置100では、入力側グランド端子111,
112と出力側グランド端子114,115がZ9〜Z
14により電気的に結合した構成となっている。即ち、
入力側グランド端子111,112と出力側グランド端
子114,115は金属キャップ114及びダイアタッ
チ部116を介して電気的に結合された状態となってい
た。
【0016】このように、入力側グランド端子111,
112と出力側グランド端子114,115とが電気的
に結合された構成では、弾性表面波装置100の減衰特
性がパッケージ102により大きく劣化する現象が発生
するという問題点がある。特にこの現象は高周波を用い
た場合に顕著となる。
【0017】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、高い減衰特性を得ることができるパッケージ構造
を有した弾性表面波装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、下記の手
段を講じることにより解決することができる。請求項1
記載の発明では、弾性表面波素子と、多層構造のセラミ
ック基板に内設されたダイアタッチ部に前記弾性表面波
素子が取り付けられると共に、前記弾性表面波素子と接
続される入力側端子及び出力側端子とを設けてなるセラ
ミックパッケージと、前記セラミックパッケージの開口
部を封止する金属キャップとを具備する弾性表面波装置
において、前記金属キャップを、前記入力側端子を構成
するグランド端子または前記出力側端子を構成するグラ
ンド端子のいずれか一方にのみ電気的に接続した構成と
したことを特徴とするものである。
【0019】また、請求項2記載の発明では、弾性表面
波素子と、多層構造のセラミック基板に内設されたダイ
アタッチ部に前記弾性表面波素子が取り付けられると共
に、前記弾性表面波素子と接続される入力側端子及び出
力側端子とを設けてなるセラミックパッケージと、前記
セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャップ
とを具備する弾性表面波装置において、前記ダイアタッ
チ部を、前記入力側端子を構成するグランド端子または
前記出力側端子を構成するグランド端子のいずれか一方
にのみ電気的に接続した構成としたことを特徴とするも
のである。
【0020】また、請求項3記載の発明では、弾性表面
波素子と、多層構造のセラミック基板に内設されたダイ
アタッチ部に前記弾性表面波素子が取り付けられると共
に、前記弾性表面波素子と接続される入力側端子及び出
力側端子とを設けてなるセラミックパッケージと、前記
セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャップ
とを具備する弾性表面波装置において、前記金属キャッ
プを、前記入力側端子を構成するグランド端子または前
記出力側端子を構成するグランド端子のいずれか一方に
のみ電気的に接続すると共に、前記ダイアタッチ部を、
前記入力側端子を構成するグランド端子、または前記出
力側端子を構成するグランド端子のいずれか一方にのみ
電気的に接続した構成としたことを特徴とするものであ
る。
【0021】また、請求項4記載の発明では、前記請求
項1または3記載の弾性表面波装置において、前記入力
側端子及び出力端子が、前記弾性表面波素子が接続され
るパッドと外部出力端子として機能するフットパターン
部とを具備する構成とし、前記金属キャップを、前記入
力側端子を構成するグランド端子のパッド、または前記
出力側端子を構成するグランド端子のパッドのいずれか
一方にのみ電気的に接続したことを特徴とするものであ
る。
【0022】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項1または3記載の弾性表面波装置において、前記ダイ
アタッチ部を、前記入力側端子を構成するグランド端子
または前記出力側端子を構成するグランド端子の少なく
とも一方に電気的に接続すると共に、前記金属キャップ
を、前記ダイアタッチ部の前記入力側端子または前記出
力側端子のグランド端子が接続された部位に電気的に接
続したことを特徴とするものである。
【0023】また、請求項6記載の発明では、弾性表面
波素子と、多層構造のセラミック基板に内設されたダイ
アタッチ部に前記弾性表面波素子が取り付けられると共
に、前記弾性表面波素子と接続される入力側端子及び出
力側端子とを設けてなるセラミックパッケージと、前記
セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャップ
とを具備する弾性表面波装置において、前記金属キャッ
プを前記入力側端子を構成するグランド端子または前記
出力側端子を構成するグランド端子の内いずれか一方に
高インピーダンス接続すると共に、他方のグランド端子
と低インピーダンス接続する構成としたことを特徴とす
るものである。
【0024】また、請求項7記載の発明では、弾性表面
波素子と、多層構造のセラミック基板に内設されたダイ
アタッチ部に前記弾性表面波素子が取り付けられると共
に、前記弾性表面波素子と接続される入力側端子及び出
力側端子とを設けてなるセラミックパッケージと、前記
セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャップ
とを具備する弾性表面波装置において、前記ダイアタッ
チ部を前記入力側端子を構成するグランド端子または前
記出力側端子を構成するグランド端子の内いずれか一方
に高インピーダンス接続すると共に、他方のグランド端
子と低インピーダンス接続する構成としたことを特徴と
するものである。
【0025】更に、請求項8記載の発明では、弾性表面
波素子と、多層構造のセラミック基板に内設されたダイ
アタッチ部に前記弾性表面波素子が取り付けられると共
に、前記弾性表面波素子と接続される入力側端子及び出
力側端子とを設けてなるセラミックパッケージと、前記
セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャップ
とを具備する弾性表面波装置において、前記金属キャッ
プを前記入力側端子を構成するグランド端子または前記
出力側端子を構成するグランド端子の内いずれか一方に
高インピーダンス接続すると共に、他方のグランド端子
と低インピーダンス接続する構成とし、かつ、前記ダイ
アタッチ部を前記入力側端子を構成するグランド端子ま
たは前記出力側端子を構成するグランド端子の内いずれ
か一方に高インピーダンス接続すると共に、他方のグラ
ンド端子と低インピーダンス接続する構成としたことを
特徴とするものである。
【0026】上記の各手段は、次のように作用する。請
求項1,請求項4,及び請求項5記載の発明によれば、
入力側端子を構成するグランド端子または出力側端子を
構成するグランド端子のいずれか一方にのみ金属キャッ
プを電気的に接続した構成とすることにより、入力側端
子と出力側端子との金属キャップを介した電気的連結を
遮断することができる。これにより、弾性表面波素子の
減衰特性がパッケージに影響され劣化することを防止す
ることができる。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、入力
側端子を構成するグランド端子または出力側端子を構成
するグランド端子のいずれか一方にのみダイアタッチ部
を電気的に接続した構成とすることにより、入力側端子
と出力側端子とのダイアタッチ部を介した電気的連結を
遮断することができる。よって本請求項に係る構成によ
っても、弾性表面波素子の減衰特性がパッケージに影響
され劣化することを防止することができる。
【0028】また、請求項3乃至請求項5記載の発明に
よれば、入力側端子と出力側端子との金属キャップを介
した電気的連結と、入力側端子と出力側端子とのダイア
タッチ部を介した電気的連結との双方を遮断することが
できるため、請求項1或いは請求項2の構成に比べて弾
性表面波素子の減衰特性がパッケージに影響され劣化す
ることを更に確実に防止することができる。
【0029】また、請求項6記載の発明によれば、金属
キャップを入力側端子を構成するグランド端子または出
力側端子を構成するグランド端子の内いずれか一方に高
インピーダンス接続すると共に、他方のグランド端子と
低インピーダンス接続する構成としたことにより、入力
側端子と出力側端子との金属キャップを介した電気的連
結を弱めることができる。よって、本請求項の構成によ
っても弾性表面波素子の減衰特性がパッケージに影響さ
れ劣化することを防止することができる。
【0030】また、請求項7記載の発明によれば、ダイ
アタッチ部を入力側端子を構成するグランド端子または
出力側端子を構成するグランド端子の内いずれか一方に
高インピーダンス接続すると共に、他方のグランド端子
と低インピーダンス接続する構成としたことにより、入
力側端子と出力側端子とのダイアタッチ部を介した電気
的連結を弱めることができる。よって、本請求項の構成
によっても弾性表面波素子の減衰特性がパッケージに影
響され劣化することを防止することができる。
【0031】更に、請求項8記載の発明によれば、入力
側端子と出力側端子との金属キャップを介した電気的連
結と、入力側端子と出力側端子とのダイアタッチ部を介
した電気的連結との双方を弱めることができるため、請
求項6或いは請求項7の構成に比べて弾性表面波素子の
減衰特性がパッケージに影響され劣化することを更に防
止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態について図
面と共に説明する。図1乃至図3は本発明の第1実施例
である弾性表面波装置1を示している。この弾性表面波
装置1は、例えば自動車電話や携帯電話に内蔵される高
周波回路にフィルタとして設けられるものである。図1
は弾性表面波装置100の分解斜視図、図2(A)は弾
性表面波装置1の斜視図、図2(B)は弾性表面波装置
1を倒立させた状態の斜視図、図3は弾性表面波装置1
の断面図である。
【0033】弾性表面波装置1は、大略するとパッケー
ジ2,弾性表面波素子3,及び金属キャップ4等により
構成されている。パッケージ2は、第1乃至第3のセラ
ミック基板5〜7を積層した構造を有しており、入力側
端子8及び出力側端子9(各端子を梨地で示す)を有し
ている。
【0034】入力側端子8は、入力側信号端子10と、
この入力側信号端子10を挟んで配設された一対の入力
側グランド端子11,12とにより構成されている。ま
た、出力側端子9は、出力側信号端子13と、この出力
側信号端子13を挟んで配設された一対の出力側グラン
ド端子14,15とにより構成されている。
【0035】続いて、パッケージ2を構成する各セラミ
ック基板5〜7の構成について説明する。第1のセラミ
ック基板5はパッケージ2の最下層に配設されるもので
あり、基板本体5aの上面に導電性金属膜(例えば銅
膜)よりなるダイアタッチ部16(梨地で示す)が形成
されている。ダイアタッチ部16は弾性表面波素子3が
搭載される部位であり、弾性表面波素子3をシールドす
る機能を奏する。
【0036】本実施例においては、ダイアタッチ部16
は入力側において基板本体5a上に形成された入力側グ
ランド接続部18,19により入力側グランド端子1
1,12と電気的に接続されると共に、出力側において
も出力側グランド接続部20,21により出力側グラン
ド端子14,15と電気的に接続されている。この各グ
ランド接続部18〜21は、ダイアタッチ部16と一体
的に形成されている。
【0037】また、入力側信号端子10、入力側グラン
ド端子11,12、出力側信号端子13、及び出力側グ
ランド端子14,15は、夫々基板本体5aの底面に引
き出されており、外部接続端子として機能する入力側信
号用フットパターン10a、入力側グランド用フットパ
ターン11a,12a、出力側信号用フットパターン1
3a、及び出力側グランド用フットパターン14a,1
5aを形成している(図2(B)参照)。
【0038】更に、基板本体5aの四隅には切欠部22
a〜22dが形成されている。本実施例に係る弾性表面
波装置1は、図19に示した従来構成の弾性表面波装置
100と異なり、キャップ接続部123a〜123dは
形成されておらず、よってダイアタッチ部16が切欠部
22a〜22dまで引き出されていない構成となってい
る。
【0039】第2のセラミック基板6はパッケージ2の
中間に配設されるものであり、基板本体6aの上面に導
電性金属膜よりなる複数のパッド27〜32が形成され
ている。この内、入力側信号用パッド27は入力側信号
端子10と、入力側グランド用パッド28,29は入力
側グランド端子11,12と、出力側信号用パッド30
は出力側信号端子13と、出力側グランド用パッド3
1,32は出力側グランド端子14,15と夫々接続さ
れている。
【0040】この各パッド27〜32は、図3に示され
るように、弾性表面波素子3とワイヤ17を用いて電気
的に接続される。また、基板本体6aの中央部には弾性
表面波素子3を収納するための開口部33が形成される
と共に、四隅には切欠部34a〜34dが形成されてい
る。
【0041】また、本実施例に係る弾性表面波装置1で
は、出力側グランド用パッド31に一体的にキャップ接
続パターン40を形成し、このキャップ接続パターン4
0を切欠部34cまで引き出したことを特徴とするもの
である。このキャップ接続パターン40は、出力側グラ
ンド用パッド31にのみ形成されている。
【0042】第3のセラミック基板7はパッケージ2の
最上層に配設されるものであり、その中央部には第2の
セラミック基板6に形成された開口部33より大きな面
積を有する開口部36を有すると共に、上面全面には金
属キャップ4と電気的に接続される上面配線膜37(梨
地で示す)が形成されている。また、基板本体7aの四
隅には切欠部38a〜38dが形成されており、各切欠
部38a〜38dにはキャップ接続配線39a〜139
d(梨地で示す)が夫々形成されている。このキャップ
接続配線39a〜39dは、上面配線膜37と電気的に
接続された構成とされている。
【0043】上記した第1乃至第3のセラミック基板5
〜7は、接合されることにより図2に示されるパッケー
ジ2が形成される。パッケージ2が形成された状態にお
いて、第1及び第2のセラミック基板5,6の側壁部に
形成された入力側信号端子10及び入力側グランド端子
11,12は電気的に接続されて入力側端子108を形
成する。同様に、出力側信号端子13及び出力側グラン
ド端子14,15は電気的に接続され入力側端子108
及び出力側端子109を形成する。
【0044】これにより、第1のセラミック基板5に形
成された各フットパターン10a〜15aは、各端子1
0〜15により第2のセラミック基板6に形成された各
パッド27〜31に電気的に接続された構成となる。ま
た、第1のセラミック基板5に形成されているダイアタ
ッチ部16は、各グランド接続部18〜21を介して入
力側及び出力側の各グランド端子11,12,14,1
5に夫々接続された構成となる。
【0045】また、前記したように第3のセラミック基
板7の四隅位置には夫々キャップ接続配線39a〜39
dが形成されているが、第2のセラミック基板6には出
力側グランド用パッド31と接続されたキャップ接続パ
ターン40のみが切欠部34cに引き出された構成とさ
れている。従って、第2のセラミック基板6と第3のセ
ラミック基板7とを積層した状態で、出力側グランド用
パッド31のみがキャップ接続配線39cを介して第3
のセラミック基板7に形成された上面配線膜37と電気
的に接続される。
【0046】一方、弾性表面波素子3は、前述したよう
に第1のセラミック基板5に形成されたダイアタッチ部
16上に搭載されると共に、その上面に形成された電極
部は第2のセラミック基板6に形成されたパッド27〜
32とワイヤ17により接続される。これにより、弾性
表面波素子3は入力側端子8及び出力側端子9に電気的
に接続された構成となる。
【0047】また、金属キャップ4は、第3のセラミッ
ク基板7に形成された開口部36を覆うように上面配線
膜37に接合される。金属キャップ4を上面配線膜37
に接合する方法としては、金(Au)−錫(Sn)や錫
(Sn)−鉛Pb)等の半田41(図3に示す)を用い
て溶接する方法等の適用が考えられる。
【0048】上記構成とすることにより、金属キャップ
4は出力側グランド端子14とのみ電気的に接続され
る。具体的には、金属キャップ4は、上面配線膜37,
キャップ接続配線39c,キャップ接続パターン40,
出力側グランド用パッド31を介して出力側グランド端
子14と電気的に接続される。よって、金属キャップ4
はグランド電位となり、弾性表面波素子3に対してシー
ルド機能を奏することとなる。
【0049】また、図4及び図5は本実施例に用いる弾
性表面波素子3を示している。図4は、弾性表面波素子
3に用いる弾性表面波共振器42を示している。同図に
示されるように、弾性表面波共振器42は圧電基板(図
示せず)上に配設された1つの駆動電極43と、これを
挟んで形成された一対の反射器44とにより構成されて
いる。
【0050】駆動電極43は第1の櫛形電極43aと第
2の櫛形電極43bとにより構成されている。第1の櫛
形電極43aは、信号を入力する入力電極43a-1と、
得ようとするフィルタ特性に応じて予め設定されたピッ
チ及び櫛歯数に設定された櫛歯部43a-2とにより構成
されている。また、第2の櫛形電極43bは、信号を出
力する出力電極43b-1と、第1の櫛歯電極43aの櫛
歯部43a-2と同じピッチ及び櫛歯数に設定された櫛歯
部43b−2とにより構成されている。
【0051】反射器44は縞状のパターンを有し、縞状
のパターンが第1の櫛形電極43a及び第2の櫛形電極
43bの櫛歯部43a-2及び櫛歯部43b-2と平行とな
るよう構成されている。この反射器44は短絡されてお
り、圧電基板上に生じる弾性表面波を反射する機能をそ
うするものである。上記構成とされた反射器44は、所
定の減衰特性が実現されるように、図5に示されるよう
に複数個接続され、これにより弾性表面波素子3を構成
している。
【0052】続いて、上記構成とされた弾性表面波装置
1の機能について説明する。前記したように、本実施例
に係る弾性表面波装置1は、金属キャップ4が出力側グ
ランド端子14とのみ電気的に接続される構成とされて
いる。この構成は、図21で示した等価回路でみるとイ
ンピーダンスZ9の配設位置が遮断された構成である。
これにより、入力側グランド端子11,12と出力側グ
ランド端子14,15の金属キャップ4を介した電気的
連結は遮断され、よって弾性表面波素子3の減衰特性が
パッケージ4に影響されて劣化することを防止すること
ができる。
【0053】また、上記構成としても金属キャップ4は
出力側グランド端子14,15と電気的に接続された状
態を維持した構成となっているため、金属キャップ4は
グランド電位となる。よって、上記構成としても金属キ
ャップ4は依然としてシールド作用を奏するため、耐ノ
イズ特性を良好な状態に維持することができる。
【0054】図6は本実施例に係る弾性表面波装置1の
減衰特性(実線で示す)を示している。同図では、比較
のために図19及び図20に示した従来構成の弾性表面
波装置100の減衰特性(一点鎖線で示す)も合わせて
示してる。同図に示されるように、本実施例に刈る弾性
表面波装置1の減衰特性は、従来構成の弾性表面波装置
100の減衰特性に対し、帯域外減衰が10〜20dB
程度(図中、矢印で示す)改善されていることが判る。
よって図6により、本実施例に係る弾性表面波装置1に
よれば、従来構成の弾性表面波装置100に比べて減衰
特性を改善できることが実証された。
【0055】図7は、上記した第1実施例に係る弾性表
面波装置1の第1変形例である弾性表面波装置1Aを示
している。尚、図7に示す弾性表面波装置1Aおいて、
図1乃至図3を用いて説明した第1実施例に係る弾性表
面波装置1と同一構成については同一符号を附してその
説明を省略する。尚、以下説明する各実施例及び変形例
においても同様とする。
【0056】第1実施例に係る弾性表面波装置1は、キ
ャップ接続パターン40を一方の出力側グランド用パッ
ド31にのみ配設した構成とされていた。これに対し、
本変形例に係る弾性表面波装置1Aは、第1実施例と同
様に出力側グランド用パッド31にキャップ接続パター
ン40を形成すると共に、他方の出力側グランド用パッ
ド32にもキャップ接続パターン45を形成したことを
特徴とするものである。
【0057】この構成とすることにより、金属キャップ
4は、上面配線膜37,キャップ接続配線39c,キャ
ップ接続パターン40,出力側グランド用パッド31を
介して出力側グランド端子14と電気的に接続されると
共に、上面配線膜37,キャップ接続配線39d,キャ
ップ接続パターン45,出力側グランド用パッド31を
介しても出力側グランド端子15と電気的に接続される
構成となる。
【0058】よって、本変形例に係る弾性表面波装置1
Aでも金属キャップ4は出力側端子9(具体的には出力
側グランド端子14,15)とのみ接続された構成とな
り、減衰特性の向上を図ることができる。更に、本変形
例では、金属キャップ4が一対の出力側グランド端子1
4,15の双方に接続されるため、弾性表面波素子3に
対するシールド特性を向上させることができる。
【0059】図8及び図9は、第1実施例に係る弾性表
面波装置1の第2変形例である弾性表面波装置1Bを示
している。第1実施例に係る弾性表面波装置1は、キャ
ップ接続パターン40を出力側グランド用パッド31に
配設した構成とされていた。これに対し、本変形例に係
る弾性表面波装置1Bは、入力側グランド用パッド28
にキャップ接続パターン40を形成したことを特徴とす
るものである。
【0060】このように、キャップ接続パターンの配設
位置は出力側に限定されるものではなく、入力側端子8
或いは出力側端子9の何れか一方にのみ接続される構成
であればよい。よって、入力側端子8を構成する入力側
グランド用パッド28にキャップ接続パターン40を形
成した構成としても、第1実施例と同様の効果を実現す
ることができる。また、第1変形例で説明した同様の理
由により、入力側グランド用パッド28,29の双方に
キャップ接続パターンを形成する構成としてもよい。
【0061】図10及び図11は、本発明の第2実施例
である弾性表面波装置50を示している。第1実施例に
係る弾性表面波装置1は、キャップ接続パターン40を
出力側グランド用パッド31に配設した構成とされてい
た。これに対し、本実施例に係る弾性表面波装置50
は、第1のセラミック基板5にキャップ接続パターン5
1を形成したことを特徴とするものである。
【0062】キャップ接続パターン51は、第1のセラ
ミック基板5に形成されたダイアタッチ部16と一体的
に形成されており、切欠部22cまで引き出された構成
とされている。また、本実施例に係る弾性表面波装置5
0では、第2のセラミック基板6の四隅に形成された切
欠部34a〜34cにキャップ接続配線52a〜52d
が形成されている。尚、本実施例では、前記した各実施
例に係る弾性表面波装置1,1A,1Bと異なり、第2
のセラミック基板6にはキャップ接続パターンは形成さ
れていない。
【0063】上記構成とすることにより、金属キャップ
4は、上面配線膜37,キャップ接続配線39c,キャ
ップ接続配線52c,キャップ接続パターン51,ダイ
アタッチ部16,出力側グランド接続部20を介して出
力側グランド端子14と電気的に接続される。即ち、本
実施例によっても金属キャップ4は出力側グランド端子
14とのみ電気的に接続されることとなり、シールド性
を維持しつつ減衰特性の向上を図ることができる。
【0064】尚、上記した実施例ではキャップ接続パタ
ーン51を出力側グランド端子14と接続される出力側
グランド端子部20の近傍位置にのみ形成した構成とし
たが、キャップ接続パターン51に加えて出力側グラン
ド端子部21の近傍位置に切欠部22dまで引き出され
るようキャップ接続パターンを形成し、金属キャップ4
が出力側グランド端子15とも接続される構成としても
よい。
【0065】図12は、第2実施例に係る弾性表面波装
置50の変形例である弾性表面波装置50Aを示してい
る。前記した第2実施例に係る弾性表面波装置50は、
キャップ接続パターン51をダイアタッチ部16の出力
側に配設することにより出力側グランド端子14と接続
されるよう構成していた。これに対し、本変形例に係る
弾性表面波装置50Aは、ダイアタッチ部16の入力側
にキャップ接続パターン53を形成したことを特徴とす
るものである。
【0066】このように、第1のセラミック基板5にキ
ャップ接続パターンを形成する構成においても、キャッ
プ接続パターンの配設位置は出力側に限定されるもので
はなく、入力側端子8或いは出力側端子9の何れか一方
にのみ接続される構成であればよい。
【0067】よって、入力側端子8を構成する入力側グ
ランド用パッド28に電気的に接続されるよう、ダイア
タッチ部16の入力側にキャップ接続パターン53を形
成した構成としても、シールド性を維持しつつ減衰特性
の向上を図ることができる。また、前記したと同様の理
由により、切欠部34a,34bの双方に引き出される
ようキャップ接続パターンを形成する構成としてもよ
い。
【0068】図13は、本発明の第3実施例である弾性
表面波装置60を示している。前記した各実施例に係る
弾性表面波装置1,1A,1B,50,50Aは、ダイ
アタッチ部16を入力側グランド端子11,12と出力
側グランド端子14,15の双方に電気的に接続する構
成とされていた。ダイアタッチ部16は、比較的高周波
成分が低い場合にはダイアタッチ部16によりフィルタ
としての減衰特性が劣化することはなく、上記した各実
施例に係る弾性表面波装置1,1A,1B,50,50
Aで従来構成の弾性表面波装置100に対し十分な減衰
特性の向上を図ることができる。
【0069】しかるに、非常の高い高周波を使用する高
周波回路では、ダイアタッチ部16の影響が無視できな
くなる。このため、本実施例においては、ダイアタッチ
部16が出力側端子9を構成する出力側グランド端子1
4,15とのみ電気的に接続される構成としたことを特
徴とするものである。
【0070】具体的には、本実施例に係る弾性表面波装
置60は、図7に示される弾性表面波装置1Aの構成に
おいて、入力側グランド接続部18,19を除去した構
成とされている。この構成とすることにより、金属キャ
ップ4は出力側グランド端子14とのみ電気的に接続さ
れる構成となり、かつダイアタッチ部16も出力側グラ
ンド端子14,15とのみ接続され構成となる。
【0071】この構成は、図21で示した等価回路でみ
るとインピーダンスZ9,Z12の各配設位置が共に遮
断された構成である。これにより、入力側グランド端子
11,12と出力側グランド端子14,15の金属キャ
ップ4を介した電気的連結及びダイアタッチ部16を介
した電気的連結は共に遮断されることとなり、弾性表面
波素子3の減衰特性がパッケージ4に影響され劣化する
ことを確実に防止することができる。
【0072】また、上記構成としても金属キャップ4及
びダイアタッチ部16は少なくとも出力側グランド端子
14,15の何れか一方と電気的に接続された状態を維
持した構成となっているため、金属キャップ4及びダイ
アタッチ部16はグランド電位となる。よって、上記構
成としても金属キャップ4及びダイアタッチ部16は依
然としてシールド作用を奏するため、耐ノイズ特性を良
好な状態に維持することができる。
【0073】図14は本実施例に係る弾性表面波装置6
0の減衰特性(実線で示す)を示している。同図では、
比較のために図19及び図20に示した従来構成の弾性
表面波装置100の減衰特性(一点鎖線で示す)も合わ
せて示してる。同図に示されるように、本実施例に刈る
弾性表面波装置1の減衰特性は、従来構成の弾性表面波
装置100の減衰特性に対し、帯域外減衰が改善されて
いることが判る。よって図14により、本実施例に係る
弾性表面波装置60によれば、従来構成の弾性表面波装
置100に比べて減衰特性が改善できることが実証され
た。
【0074】図15乃至図18は、第3実施例に係る弾
性表面波装置60の変形例を示している。図15及び図
16に示される第1変形例に係る弾性表面波装置60A
は、図10を用いて説明した第2実施例に係る弾性表面
波装置50において、入力側グランド接続部18,19
を除去した構成とされている。
【0075】また、図17に示される第2変形例に係る
弾性表面波装置60Bは、図8を用いて説明した第1実
施例の第2変形例に係る弾性表面波装置1Bにおいて、
出力側グランド接続部20,21を除去した構成とされ
ている。前記した説明から明らかなように、ダイアタッ
チ部16は入力側グランド端子11,12或いは出力側
グランド端子14,15の何れか一方とのみ接続する構
成であれば上記の効果を実現できる。よって、本変形例
に係る弾性表面波装置60Bのように出力側グランド接
続部20,21を除去し、これによりダイアタッチ部1
6が入力側グランド端子11,12とのみ電気的に接続
する構成とすることによっても、シールド性を維持しつ
つ減衰特性の向上を図ることができる。
【0076】更に、図18に示される第2変形例に係る
弾性表面波装置60Cは、図12を用いて説明した第2
実施例の変形例に係る弾性表面波装置50Aにおいて、
出力側グランド接続部20,21を除去した構成とされ
ている。上記した各変形例に係る弾性表面波装置60A
〜60Cの構成としても、入力側グランド端子11,1
2と出力側グランド端子14,15との金属キャップ4
を介した電気的連結及びダイアタッチ部16を介した電
気的連結は共に遮断されることとなり、減衰特性がパッ
ケージ4に影響され劣化することを確実に防止すること
ができる。
【0077】一方、上記した各実施例に係る弾性表面波
装置1,1A,1B,50,50A,60,60A〜6
0Cにおいては、入力側端子8と出力側端子9との金属
キャップ4を介した電気的連結及びダイアタッチ部16
を介した電気的連結を完全に遮断する構成とされてい
た。即ち、上記した各実施例では金属キャップ4及びダ
イアタッチ部16の入力側或いは出力側の何れか一方
を、各端子8.9に対し断線させる構成とされていた。
【0078】しかるに、金属キャップ4及びダイアタッ
チ部16を入力側端子8及び出力側端子9の双方に電気
的に接続しつつ、上記した各実施例と同等の効果を実現
させることも可能である。具体的には、金属キャップ4
を入力側端子8を構成する入力側グランド端子11,1
2または出力側端子9を構成する出力側グランド端子1
4,15の内いずれか一方に高インピーダンス接続する
と共に、他方のグランド端子と低インピーダンス接続す
る構成とすればよい。
【0079】また、ダイアタッチ部16についても同様
であり、ダイアタッチ部16を入力側端子8を構成する
入力側グランド端子11,12または出力側端子9を構
成する出力側グランド端子14,15の内いずれか一方
に高インピーダンス接続すると共に、他方のグランド端
子と低インピーダンス接続する構成とすればよい。更
に、金属キャップ4及びダイアタッチ部16の双方にお
いて上記のように入力側と出力側で接続するインピーダ
ンスに差を設ける構成としてもよい。
【0080】上記構成とすることにより、高インピーダ
ンス接続した方における金属キャップ4,ダイアタッチ
部16と各端子との電気的連結を弱めることができる。
よって、前記した各実施例に比べて精度は低くなるもの
の、従来構成の弾性表面波装置100に比べ減衰特性を
向上させることができる。
【0081】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば下記の効果を
実現することができる。請求項1,請求項4,及び請求
項5記載の発明によれば、入力側端子と出力側端子との
金属キャップを介した電気的連結を遮断することができ
るため、弾性表面波素子の減衰特性がパッケージに影響
され劣化することを防止することができる。
【0082】また、請求項2記載の発明によれば、入力
側端子と出力側端子とのダイアタッチ部を介した電気的
連結を遮断することができるため、弾性表面波素子の減
衰特性がパッケージに影響され劣化することを防止する
ことができる。また、請求項3乃至請求項5記載の発明
によれば、入力側端子と出力側端子との金属キャップを
介した電気的連結と、入力側端子と出力側端子とのダイ
アタッチ部を介した電気的連結との双方を遮断すること
ができるため、請求項1或いは請求項2の構成に比べて
弾性表面波素子の減衰特性がパッケージに影響され劣化
することを更に確実に防止することができる。
【0083】また、請求項6記載の発明によれば、入力
側端子と出力側端子との金属キャップを介した電気的連
結を弱めることができるため、弾性表面波素子の減衰特
性がパッケージに影響され劣化することを防止すること
ができる。また、請求項7記載の発明によれば、入力側
端子と出力側端子とのダイアタッチ部を介した電気的連
結を弱めることができるため、弾性表面波素子の減衰特
性がパッケージに影響され劣化することを防止すること
ができる。
【0084】更に、請求項8記載の発明によれば、入力
側端子と出力側端子との金属キャップを介した電気的連
結と、入力側端子と出力側端子とのダイアタッチ部を介
した電気的連結との双方を弱めることができるため、請
求項6或いは請求項7の構成に比べて弾性表面波素子の
減衰特性がパッケージに影響され劣化することを更に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である弾性表面波装置の分
解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例である弾性表面波装置の斜
視図である。
【図3】本発明の第1実施例である弾性表面波装置の断
面図である。
【図4】弾性表面波共振器を説明するための図である。
【図5】弾性表面波素子の回路構成の一例を示す図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例である弾性表面波装置の減
衰特性を従来の弾性表面波装置の減衰特性と比較して示
す図である。
【図7】本発明の第1実施例の第1変形例である弾性表
面波装置の分解斜視図である。
【図8】本発明の第1実施例の第2変形例である弾性表
面波装置の分解斜視図である。
【図9】本発明の第1実施例の第2変形例である弾性表
面波装置の斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例である弾性表面波装置の
分解斜視図である。
【図11】本発明の第2実施例である弾性表面波装置の
斜視図である。
【図12】本発明の第2実施例の変形例である弾性表面
波装置の分解斜視図である。
【図13】本発明の第2実施例である弾性表面波装置の
分解斜視図である。
【図14】本発明の第3実施例である弾性表面波装置の
減衰特性を従来の弾性表面波装置の減衰特性と比較して
示す図である。
【図15】本発明の第3実施例の第1変形例である弾性
表面波装置の分解斜視図である。
【図16】本発明の第3実施例の第1変形例である弾性
表面波装置の斜視図である。
【図17】本発明の第3実施例の第2変形例である弾性
表面波装置の分解斜視図である。
【図18】本発明の第3実施例の第3変形例である弾性
表面波装置の分解斜視図である。
【図19】従来の弾性表面波装置の一例を示す分解斜視
図である。
【図20】従来の弾性表面波装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図21】従来の弾性表面波装置のパッケージの回路構
成を示す等価回路図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,50,50A,60,60A,60
B,60C 弾性表面波装置 2 パッケージ 3 弾性表面波素子 4 金属キャップ 5 第1のセラミック基板 6 第2のセラミック基板 7 第3のセラミック基板 8 入力側端子 9 出力側端子 10 入力側信号端子 10a 入力信号用フットパターン 11,12 出力側グランド端子 11a,12a 入力側グランド用フットパターン 13 出力側信号端子 13a 出力信号用フットパターン 14,15 出力側グランド端子 14a,15a 出力側グランド用フットパターン 16 ダイアタッチ部 18,19 入力側グランド接続部 20,21 出力側グランド接続部 27 入力側信号用パッド 28,29 入力側グランド用パッド 30 出力側信号用パッド 31,32 出力側グランド用パッド 37 上面配線膜 39a〜39d,52a〜52d キャップ接続配線 40,45,46,51 キャップ接続パターン 42 弾性表面波共振器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性表面波素子と、 多層構造のセラミック基板に内設されたダイアタッチ部
    に前記弾性表面波素子が取り付けられると共に、前記弾
    性表面波素子と接続される入力側端子及び出力側端子と
    を設けてなるセラミックパッケージと、 前記セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャ
    ップとを具備する弾性表面波装置において、 前記金属キャップを、前記入力側端子を構成するグラン
    ド端子または前記出力側端子を構成するグランド端子の
    いずれか一方にのみ電気的に接続した構成としたことを
    特徴とする弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】 弾性表面波素子と、 多層構造のセラミック基板に内設されたダイアタッチ部
    に前記弾性表面波素子が取り付けられると共に、前記弾
    性表面波素子と接続される入力側端子及び出力側端子と
    を設けてなるセラミックパッケージと、 前記セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャ
    ップとを具備する弾性表面波装置において、 前記ダイアタッチ部を、前記入力側端子を構成するグラ
    ンド端子または前記出力側端子を構成するグランド端子
    のいずれか一方にのみ電気的に接続した構成としたこと
    を特徴とする弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】 弾性表面波素子と、 多層構造のセラミック基板に内設されたダイアタッチ部
    に前記弾性表面波素子が取り付けられると共に、前記弾
    性表面波素子と接続される入力側端子及び出力側端子と
    を設けてなるセラミックパッケージと、 前記セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャ
    ップとを具備する弾性表面波装置において、 前記金属キャップを、前記入力側端子を構成するグラン
    ド端子または前記出力側端子を構成するグランド端子の
    いずれか一方にのみ電気的に接続すると共に、 前記ダイアタッチ部を、前記入力側端子を構成するグラ
    ンド端子、または前記出力側端子を構成するグランド端
    子のいずれか一方にのみ電気的に接続した構成としたこ
    とを特徴とする弾性表面波装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3記載の弾性表面波装置
    において、 前記入力側端子及び出力端子が、前記弾性表面波素子が
    接続されるパッドと外部出力端子として機能するフット
    パターン部とを具備する構成とし、 前記金属キャップを、前記入力側端子を構成するグラン
    ド端子のパッド、または前記出力側端子を構成するグラ
    ンド端子のパッドのいずれか一方にのみ電気的に接続し
    たことを特徴とする弾性表面波装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または3記載の弾性表面波装置
    において、 前記ダイアタッチ部を、前記入力側端子を構成するグラ
    ンド端子または前記出力側端子を構成するグランド端子
    の少なくとも一方に電気的に接続すると共に、 前記金属キャップを、前記ダイアタッチ部の前記入力側
    端子または前記出力側端子のグランド端子が接続された
    部位に電気的に接続したことを特徴とする弾性表面波装
    置。
  6. 【請求項6】 弾性表面波素子と、 多層構造のセラミック基板に内設されたダイアタッチ部
    に前記弾性表面波素子が取り付けられると共に、前記弾
    性表面波素子と接続される入力側端子及び出力側端子と
    を設けてなるセラミックパッケージと、 前記セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャ
    ップとを具備する弾性表面波装置において、 前記金属キャップを前記入力側端子を構成するグランド
    端子または前記出力側端子を構成するグランド端子の内
    いずれか一方に高インピーダンス接続すると共に、他方
    のグランド端子と低インピーダンス接続する構成とした
    ことを特徴とする弾性表面波装置。
  7. 【請求項7】 弾性表面波素子と、 多層構造のセラミック基板に内設されたダイアタッチ部
    に前記弾性表面波素子が取り付けられると共に、前記弾
    性表面波素子と接続される入力側端子及び出力側端子と
    を設けてなるセラミックパッケージと、 前記セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャ
    ップとを具備する弾性表面波装置において、 前記ダイアタッチ部を前記入力側端子を構成するグラン
    ド端子または前記出力側端子を構成するグランド端子の
    内いずれか一方に高インピーダンス接続すると共に、他
    方のグランド端子と低インピーダンス接続する構成とし
    たことを特徴とする弾性表面波装置。
  8. 【請求項8】 弾性表面波素子と、 多層構造のセラミック基板に内設されたダイアタッチ部
    に前記弾性表面波素子が取り付けられると共に、前記弾
    性表面波素子と接続される入力側端子及び出力側端子と
    を設けてなるセラミックパッケージと、 前記セラミックパッケージの開口部を封止する金属キャ
    ップとを具備する弾性表面波装置において、 前記金属キャップを前記入力側端子を構成するグランド
    端子または前記出力側端子を構成するグランド端子の内
    いずれか一方に高インピーダンス接続すると共に、他方
    のグランド端子と低インピーダンス接続する構成とし、
    かつ、前記ダイアタッチ部を前記入力側端子を構成する
    グランド端子または前記出力側端子を構成するグランド
    端子の内いずれか一方に高インピーダンス接続すると共
    に、他方のグランド端子と低インピーダンス接続する構
    成としたことを特徴とする弾性表面波装置。
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