JPH09120516A - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置

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Publication number
JPH09120516A
JPH09120516A JP30057195A JP30057195A JPH09120516A JP H09120516 A JPH09120516 A JP H09120516A JP 30057195 A JP30057195 A JP 30057195A JP 30057195 A JP30057195 A JP 30057195A JP H09120516 A JPH09120516 A JP H09120516A
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JP
Japan
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drum
fixed
rotary
motor
bearing
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JP30057195A
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Inventor
Jun Suzuki
潤 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減と組立工程の簡略化を図るこ
とでコストダウンを図ることができる回転磁気ヘッド装
置を提供すること 【解決手段】 固定ドラム2と、磁気ヘッドのヘッドチ
ップ7が直接固定されて、この固定ドラム2に対して回
転可能に支持される回転ドラム1と、回転ドラム1を固
定ドラム2に対して回転させるためのモータMとを備
え、回転ドラム1の軸3は、固定ドラム2の軸受により
回転可能に支持されており、この軸受は含油軸受4であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状の情報記
録媒体、例えばビデオテープに対して情報を記録したり
ビデオテープの情報を再生するのに用いて最適な回転磁
気ヘッド装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオテープレコーダ(VTR)
の回転磁気ヘッド装置は、ビデオテープに対して信号を
記録したりあるいはビデオテープに記録されている信号
を再生するのに用いられる。
【0003】図8は、従来の回転磁気ヘッド装置(回転
ドラム装置ともいう)を示している。図8の回転磁気ヘ
ッド装置は、上ドラム101と下ドラム102を備えて
いる。上ドラム101は回転ドラムであり、下ドラム1
02は固定ドラムである。上ドラム101の軸103は
下ドラム102のボールベアリング104により回転可
能により支持されている。上ドラム101はロータリー
トランスのローターコア105を備え、下ドラム102
はロータリートランスのステータコア106を備えてい
る。
【0004】ヘッドチップ107はヘッドベース108
に固定されており、このヘッドベース108はヘッド止
めネジ108aにより上ドラム101に固定されてい
る。ヘッド押しネジ107aは、このヘッドベース10
8を押すことによりヘッドチップ107の高さ位置を調
整するようになっている。ローターコア105とステー
タコア106は、ヘッドチップ107がビデオテープか
ら得た信号を非接触で伝えたり、あるいは外部から与え
られる信号を非接触でヘッドチップ107側に送るよう
になっている。モータ115は、モーターステータ10
9とモーターローター111を有している。モータース
テータ109はモーターステータ止めネジ109aによ
り下ドラム102に固定されている。モーターローター
111はリング止めネジ111aにより予圧リング11
0に固定されている。この予圧リング110はリング止
めネジ110aによりドラム軸103の下端に固定され
ている。上側のボールベアリング104の上端面と上ド
ラム101の間にはスペーサ112が設けられている。
【0005】図8の従来の回転磁気ヘッド装置ではモー
タ115のモーターステータ109のコイルに通電する
ことにより、コイルの発生する磁界とモーターローター
111側のマグネット111dの磁界との相互作用によ
り、モーターローター111およびドラム軸103と上
ドラム101が、下ドラム102に対して回転するよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8の従来
の回転磁気ヘッド装置では、構造上次のような問題があ
る。上ドラム101にヘッドベース108を装着する場
合には、まずヘッドチップ107がヘッドベース108
に対して位置決めして取付けられる。このヘッドチップ
107の付いたヘッドベース108、つまりヘッド完成
品が、上ドラム101の下面において位置決めしながら
ヘッド止めネジ108aによりネジ止めされる。その後
ヘッド押しネジ107aを回転することにより、ヘッド
ベース108と一体となったヘッドチップ107の高さ
が、上ドラム101に対して調整される。このようなヘ
ッドチップ107の取付け方式では、上述したように
(1)ヘッドチップ107をヘッドベース108に対し
てマウントして固定し、(2)上ドラム101へこのヘ
ッドベース108をマウントして固定して、さらに
(3)ヘッドチップ107の上ドラム101に対する高
さ調整を行うという、大きくいって3つの調整工程が必
要である。従ってかなりの調整作業の手間がかかり、そ
の調整には専用の装置が必要となる。
【0007】また図8の従来の回転磁気ヘッド装置はボ
ールベアリング104,104を軸受として用いている
のであるが、ボールベアリング104,104のボール
がダメージを受けていると、回転時にノイズが発生し易
い。そしてボールベアリングの内輪の内径の仕上げ程度
(ランク)に応じて、所定の精度を有するドラム軸を選
択する必要がある等の欠点がある。
【0008】さらに図8の回転磁気ヘッド装置では、ボ
ールベアリング104とモータ115のモーターロータ
ー111の間に予圧リング110が必要である。この予
圧リング110を設けることにより、ボールベアリング
104に対して予圧をかけながらドラム軸103に対し
て予圧リング110をリング止めネジ110aによりネ
ジ止めして、その後に予圧リング110に対してモータ
ーローター111をネジ111aによりネジ止めする。
しかしこの取付方式では、予圧リング110のネジ止め
工程およびモーターローター111のネジ止め工程が必
要であり、しかも予圧リング110が専用部品として必
要になる。さらにモーターステータ109は、下ドラム
102に対してネジ止めされているので、下ドラム10
2へのタップ加工や、モーターステータ109を固定す
るためのネジ109aやこのネジ109aをねじ込むた
めの工数が必要である。
【0009】一方、図9はビデオテープレコーダのキャ
プスタンモータを示している。図9のモータは含油軸受
204,204により、キャプスタン軸203を回転可
能に支持している。図10のようにキャプスタン軸20
3の上端は軸端面206が球面形状に加工されており、
軸端面206はスラスト受け板207等に押し付けてい
る。一方の含油軸受204はスラスト受け板207側に
配置されているが、もう一方の含油軸受204はモータ
ーステータ209に位置されている。このキャプスタン
モータは、モーターステータ209とモーターローター
211を備えており、モーターローター211はマグネ
ット211aを有している。またモーターステータ20
9はコイル209aを有している。キャプスタン軸20
3の下端はモーターローター211に固定されている。
【0010】図9のようなキャプスタンモータを図8に
示すような回転磁気ヘッド装置に適用することを考える
と、次のような問題がある。つまり含油軸受204を用
いる場合には、軸端面206を図10のように球面形状
に加工する必要がある上に、軸端面206などを支える
ための支持部材230を新設する必要があるので、コス
ト高になるという欠点がある。またヘッド高さ方向(軸
方向)に関する軸203の調整が行いにくい。
【0011】このような含油軸受を使用する装置では、
スラスト方向のガタを押えるために、図9のような偏平
型のモータを使用しているのであるが、そのモータの持
つマグネットの吸引力を利用してスラスト方向のガタを
できるだけ押えるようにしている。つまりスラスト方向
の吸引力を得るために、モータには新たなマグネットを
設ける必要がありその分コスト高になる。
【0012】さらに、回転磁気ヘッド装置の軸受として
流体軸受を使用したものの中に、このモータの吸引力を
利用するものがあるが、この場合には構造上の理由から
モータの取付位置が回転磁気ヘッド装置の内部に限定さ
れる等の理由から、その他の構成部品例えば信号伝達の
ためのロータリートランスの設置スペースの都合から、
図8に示すような所謂平型(円盤型)のローターコアお
よびステータコアを用いることができず、それよりもコ
ストの高い円筒型のローターコアおよび円筒型のステー
タコアを使用しなければならないという欠点がある。そ
こで本発明は上記課題を解消するためになされたもので
あり、部品点数の削減と組立工程の簡略化を図ることで
コストダウンを図ることができる回転磁気ヘッド装置を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、固定ドラムと、磁気ヘッドのヘッドチップが直
接固定されて、この固定ドラムに対して回転可能に支持
される回転ドラムと、回転ドラムを固定ドラムに対して
回転させるためのモータと、を備え、回転ドラムの軸
は、固定ドラムの軸受により回転可能に支持されてお
り、この軸受は含油軸受である回転磁気ヘッド装置によ
り、達成される。本発明では、磁気ヘッドのヘッドチッ
プが回転ドラムに対して直接固定されているので、従来
必要であったヘッドベースや取付け用のネジ等が不要と
なり、部品点数の削減とヘッドチップの固定するための
工程の簡略化を図れる。また回転ドラムの軸が固定ドラ
ムの軸受に回転可能に支持されているのであるが、この
軸受が含油軸受であることから、例えばボールベアリン
グを用いる場合に比べてノイズが発生しにくくしかも部
品点数の削減とドラム軸を含油軸受に取付ける工程の簡
略化が図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1は、本発明の回転磁気ヘッド装置の好
ましい実施の形態を示す断面図である。図1において、
この回転磁気ヘッド装置は、例えば記録再生型のビデオ
テープレコーダ用のものであり、回転ドラム(上ドラム
ともいう)1、固定ドラム(下ドラムともいう)2、モ
ータM等を備えている。回転ドラム1はドラム軸3の上
部に圧入等により固定されている。この回転ドラム1の
下面には、1つまたは複数個のヘッドチップ7が直接接
着剤等を用いて固定されている。図2は回転ドラム1に
対して複数個直接固定されたヘッドチップ7の配置例を
示している。ヘッドチップ7は、所定の角度θ1あるい
は所定の角度θ2毎に配置されている。このヘッドチッ
プ7は図3のように回転ドラム1の周囲面に対して所定
の突出し量Lが設定され、かつ図2に示すような角度θ
1、あるいは角度θ2で角度割された状態で回転ドラム
1に対して直接接着されている。ヘッドチップ7の先端
Rは、回転ドラム1の周囲面1aから突出し量Lだけ突
出すようにして接着剤Bにより回転ドラム1に対して固
定されている。
【0016】ドラム軸3が回転ドラム1に対して圧入に
より挿入された状態にしてから、ヘッドチップ7は、上
述した各ヘッドチップ7,7同士の角度割や回転ドラム
1の内周面1aからの突出し量L(図3参照)、そして
先端Rの向きおよび高さを調整しながら、回転ドラム1
に対して直接接着される。このときに、ヘッドチップ7
の高さ精度を確保するために、各部品の高さ方向の寸法
公差は接着剤(接着層)の厚みWにより吸収することが
できる。ヘッドチップ7は、時として記録再生用のもの
やHiFi音声用、あるいは商業用のもの等の種類の異
なるものを図2に示すように配置することがある。そし
てこれらの種類のヘッドチップ7は、それぞれが数十μ
mの高さ方向の段差をもって接着される場合がある。そ
のような場合の高さ方向の精度を向上するために、図4
に示すように回転ドラム1の接着面1bが機械加工され
て、その高さ精度を追い込み易くすることもできる。つ
まり図4において機械加工により形成された機械加工面
40には、接着剤Bが塗布されて、その接着剤Bにより
ヘッドチップ7が機械加工面40に接着される。
【0017】図1の回転ドラム1に対してドラム軸3を
挿入して、しかも回転ドラム1に対してヘッドチップ7
が直接装着された後に、ロータリートランスのローター
コア5が回転ドラム1の下面に接着される。このロータ
ーコア5のコイルは、各ヘッドチップ7に対して中継基
板70(図6参照)を介して電気的に結線される。以上
のようにして図1の回転ドラム組立体(上ドラムアセン
ブリ)AS1が作られる。この回転ドラム組立体AS1
は、回転ドラム1、ドラム軸3、ヘッドチップ7、ロー
タリートランスのローターコア5および中継基板70等
で構成されている。
【0018】次に、この回転ドラム組立体AS1に対し
て組立られる図1の固定ドラム組立体(下ドラムアセン
ブリ)AS2を説明する。固定ドラム組立体AS2は、
固定ドラム2、含油軸受4、モータMのモーターステー
タ9およびロータリートランスのステータコア6等で構
成されている。含油軸受4は、固定ドラム2の中央部の
穴部2aに対して圧入あるいは焼きバメ等により挿入し
て固定されている。そしてこの含油軸受4が固定ドラム
2に固定された後に、ロータリートランスのステータコ
ア6が固定ドラム2に接着剤等により固定される。モー
ターステータ9のスリーブ9aは、この含油軸受4の外
周面に対して例えば圧入により固定される。含油軸受4
は、例えばほぼ円筒型の形状を有しており、材質として
例えば鉄系あるいは銅系の金属粉末を主成分とする多孔
質焼結体であって、所定の油を染み込ませたものであ
る。ドラム軸3と含油軸受4の間には空間部4aが形成
されており、含油軸受4の上部と下部には支持部4b,
4bが設けられている。従ってドラム軸3は支持部4
b,4bにより確実に回転可能に支持される。
【0019】ステータコア6は、ローターコア5と所定
の間隔をおいて対向して配置されている。ステータコア
6のコイルは、外部の信号処理部60に接続されてい
る。モーターステータ9は例えば樹脂製のスリーブ9a
に固定されている。この樹脂製のスリーブ9aは上述し
たように含油軸受4の外周面あるいは固定ドラム2のボ
ス部に圧入等により固定されている。ステータ基板13
は、このスリーブ9aと固定ドラム2の間に挟まれるよ
うにして支持されている。コイル9cは、ステータ基板
13の配線部を介して外部に接続されている。
【0020】モータMは、上述したモーターステータ9
とモーターローター8により構成されている。モーター
ローター8のローターヨーク8fは、駆動用のマグネッ
ト8bを有している。ローターヨーク8fの中央部に
は、所謂バーリング加工を施すことでバーリング部8a
の穴8dが形成されている。ドラム軸3の下端部は、ロ
ーターヨーク8fの穴8dに対して予圧力を付加しなが
ら接着あるいは焼きバメにより固定される。
【0021】回転ドラム組立体AS1、固定ドラム組立
体AS2およびモータMを組立てると、図1に示すよう
に含油軸受4の一端部は、必要に応じて用いられるスペ
ーサ11を介して回転ドラム1の下部側を支持してい
る。含油軸受4の軸受端面4hが回転ドラム1のスラス
ト方向の受けに利用されているので、ボールベアリング
を用いる場合に比べて部品点数の削減が図れる。しかも
必要に応じて上述したようなスペーサ11をこの軸受端
面4hと回転ドラム1の間に配置することで、回転ドラ
ム1の高さ方向の精度を確保することができる。
【0022】また含油軸受4のもう1つの軸受端面4g
とローターヨーク8aの間には、スペーサ11aと予圧
ワッシャ10が配置されている。つまり含油軸受4の軸
受端面4gがローターヨーク8fのスラスト方向の受け
として利用しているので、部品点数の削減を図ることが
できる。しかも必要に応じてスペーサ11aをこの軸受
端面4gとローターヨーク8aの間に介在させること
で、ローターヨーク8aの高さ方向の精度を確保するこ
とができる。
【0023】また予圧ワッシャ10を軸受端面4gとロ
ーターヨーク8fの間に介在させれば、回転ドラム1の
スラスト方向のガタが吸収できる。この予圧ワッシャ1
0は、バネ性を有するワッシャであり、回転ドラム1と
ローターヨーク8fの間で含油軸受4を挟み込んで、一
定の予圧力を保持することができる。図1を参照すると
明らかなように、回転ドラム組立体AS1、固定ドラム
組立体AS2およびモータMを組立てる場合に、従来用
いられていた止めネジを削減することができる。これに
より部品点数の削減と組立工数の削減およびコストダウ
ンを図ることができる。
【0024】図5は、回転ドラム組立体AS1の下から
見た図である。図5において、回転ドラム1の所定の箇
所にはヘッドチップ7が所定の角度割で配置されてお
り、各ヘッドチップ7はロータリートランスのローター
コア5のコイルに接続されている。図6は、図5の回転
ドラム組立体AS1の部分Eを示している。回転ドラム
1に対して直接接着されたヘッドチップ7は、ロータリ
ートランスのヘッド結線71、中継基板70、ロータリ
ートランスの引き出し線72を介してロータリートラン
スのローターコアのコイル74に接続されている。
【0025】次に、上述した回転磁気ヘッド装置の組立
方法と簡単な動作について説明する。図1を参照して組
立方法を簡単に説明する。回転ドラム1がドラム軸3に
対して例えば圧入により挿入して固定される。そして回
転ドラム1の下面には、ヘッドチップ7が接着剤等を用
いて直接固定される。このヘッドチップ7の固定後に、
ロータリートランス5が回転ドラム1の下面に接着剤等
を用いて接着して固定される。そしてローターコア5の
コイルが、中継基板70(図6参照)を介してヘッドチ
ップ7とロータリートランス(R/T)に対して図6に
示すような結線方式で結線される。このようにして回転
ドラム組立体AS1が組立てられる。
【0026】次に、固定ドラム2が含油軸受4に対して
圧入あるいは焼きバメ等により挿入して固定される。ロ
ータリートランスのステータコア6が固定ドラム2の上
面側に接着により固定される。そして含油軸受4にはモ
ーターステータ9がスリーブ9aを介して圧入等により
固定される。このようにして固定ドラム組立体AS2が
構成される。
【0027】モータMのローターヨーク8fは、ドラム
軸3の下端に対して予圧ワッシャ10を用いて予圧力を
付加しながら接着あるいは焼きバメにより固定される。
この場合に回転ドラム1のスラスト方向のガタを防止す
るために、必要に応じてスペーサ11を軸受端面4hと
回転ドラム1の間に介在させることができる。つまり回
転ドラム組立体AS1と固定ドラム組立体AS2の合体
する場合には、ヘッドチップ7の高さ精度の確保および
ローターコア5とステータコア6の所定のギャップの確
保のため、そして回転ドラム1および軸受端面(軸受摺
動面ともいう)4hの保護のために、厚さ方向にランク
分けされたスペーサ11の1つを選択して、そのスペー
サ11が軸受端面4hと回転ドラム1の下面の間に介在
される。その後別のスペーサ11aと予圧力を一定に保
つための予圧ワッシャ10が、ローターヨーク8fと軸
受端面4gの間に挿入されて、一定の予圧を掛けながら
モーターローター8のバーリング部8aがドラム軸3に
対して圧入や焼きバメあるいは接着により固定する。
【0028】このように構成された回転磁気ヘッド装置
を使用する場合には、ビデオテープが回転ドラム1と固
定ドラム2の周囲面に沿って走行する。回転ドラム1は
固定ドラム2に対して回転しているので、例えば記録用
のヘッドチップ7がビデオテープに対してヘリカルスキ
ャン方式で記録トラックを形成していくことになる。ヘ
ッドチップ7がビデオテープに対して信号を記録する場
合には、信号処理部60から記録信号がステータコア6
のコイル側に与えられる。ステータコア6のコイルとロ
ーターコア5のコイル間で、非接触で信号のやり取りが
行われるので、ヘッドチップ7がその信号に基づいてビ
デオテープに対して信号を記録することができる。
【0029】また再生用のヘッドチップ7がビデオテー
プの信号を再生する場合には、ヘッドチップ7で得られ
た信号はローターコア5のコイルとステータコア6のコ
イルの間で信号のやり取りが行われる。従って、ステー
タコア6のコイルから信号処理部60に対して信号が与
えられるので、この信号を処理することでビデオテープ
の映像および音声を再生することができる。
【0030】回転ドラム1を固定ドラム2に対して回転
する場合には、モータMのコイル9cに所定の通電パタ
ーンでステータ基板13を介して通電を行う。これによ
り、コイル9cが発生する磁束と、駆動用のマグネット
8bが生じる磁束との相互作用により、モーターロータ
ー8がモーターステータ9に対して連続回転する。この
回転力はローターヨーク8a、ドラム軸3および回転ド
ラム1に与えられることになる。本発明の実施の形態で
は、磁気ヘッドのヘッドチップがベースを介さずに回転
ドラムに対して直接位置決めして固定されており、しか
も回転ドラムを支える固定ドラムには軸受として含油軸
受を用いている。しかも含油軸受の軸受端面は、回転ド
ラム1のスラスト方向の受けに利用することができるの
で、ボールベアリングを用いるのに比べて部品点数の削
減が図れる。またスペーサ11,11a等を使用するこ
とで、回転ドラム1やローターヨーク8aの軸方向の高
さ精度を確保することができる。
【0031】予圧ワッシャ10は、回転ドラムのスラス
ト方向のガタを吸収することができる。この予圧ワッシ
ャ10は、回転ドラム1とモーターローター8の間で含
油軸受4を挟み込み、一定の予圧力を保持するようにな
っている。モーターローター8の中央部にバーリング部
8aを施して、予圧力を付加しながら接着あるいは焼き
バメによりドラム軸3の下部に固定するようになってい
る。そしてモーターステータ9の中央部にあるスリーブ
9aが、ネジを使用せずにモーターステータ9を含油軸
受4を介して固定ドラム2側に固定することができる。
【0032】以上のようにすることで、回転ドラム組立
体AS1、固定ドラム組立体AS2およびモータMを組
立てる場合において、部品点数の大幅な削減やネジ等を
使用しないので部品点数の大幅な削減が図れ、組立工数
の削減およびコストダウンが図れる。
【0033】なお図7は、本発明の実施の形態の別の実
施の形態を示している。図7の固定ドラム組立体2は、
2つの含油軸受94,94を有している。図1の実施の
形態では単品の含油軸受4を使用していたのであるが、
図7の実施の形態では上下2つの軸受94,94を使用
している。2つの含油軸受94,94は、固定ドラム9
2の円筒部94aの上端部と下端部にそれぞれ圧入等に
より取付けられている。図7の実施の形態の固定ドラム
組立体AS2は、含油軸受94,94を除いては、図1
の実施の形態の固定ドラム組立体と同様であるのでその
説明を省略する。
【0034】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態の回転磁気ヘッ
ド装置は、ビデオテープレコーダの記録再生装置として
用いられているが、これに限らずビデオテープレコーダ
の再生装置としても用いることができる。また回転磁気
ヘッド装置が採用できる機器としてはビデオテープレコ
ーダに限らず、本発明はディジタルオーディオテープレ
コーダ(DAT)やデータストリーマあるいはその他の
種類の磁気記録装置に適応することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品点数の削減と組立工程の簡略化を図ることでコスト
ダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転磁気ヘッド装置の好ましい実施の
形態を示す断面図。
【図2】図1の回転ドラムにおけるヘッドチップの配置
例を示す図。
【図3】図2におけるヘッドチップと回転ドラムの位置
関係を示す図。
【図4】回転ドラムにおけるヘッドチップの取付例を示
す図。
【図5】図1の回転ドラムの組立体を示す下から見た
図。
【図6】図5の部分Eを示す拡大図。
【図7】本発明の別の実施の形態である固定ドラム組立
体を示す断面図。
【図8】従来の回転磁気ヘッド装置を示す断面図。
【図9】従来の含油軸受を使用したキャプスタンモータ
の例を示す断面図。
【図10】図9の部分Aを示す図。
【符号の説明】
1 回転ドラム(上ドラム) 2 固定ドラム(下ドラム) 3 ドラム軸 4 含油軸受 7 ヘッドチップ 8 モーターローター 9 モーターステータ 10 予圧ワッシャ 11,11a スペーサ AS1 回転ドラム組立体 AS2 固定ドラム組立体 M モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、 磁気ヘッドのヘッドチップが直接固定されて、この固定
    ドラムに対して回転可能に支持される回転ドラムと、 回転ドラムを固定ドラムに対して回転させるためのモー
    タと、を備え、 回転ドラムの軸は、固定ドラムの軸受により回転可能に
    支持されており、この軸受は含油軸受であることを特徴
    とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 軸受の端面は、回転ドラムのスラスト方
    向の受けに用いられる請求項2に記載の回転磁気ヘッド
    装置。
  3. 【請求項3】 固定ドラムに対する回転ドラムのスラス
    ト方向の移動を防ぐために、予圧弾性部材を介して回転
    ドラムとモータのロータにより軸受を挟む請求項3に記
    載の回転磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 回転ドラムの軸がモータのロータの中央
    部の穴に予圧力を付加しながら取り付けられている請求
    項3に記載の回転磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 モータのステータにスリーブを配置し
    て、軸受外周部もしくは固定ドラムはこのスリーブの穴
    に挿入され、モータのステータはスリーブを介して固定
    ドラム側に固定されている請求項1に記載の回転磁気ヘ
    ッド装置。
JP30057195A 1995-10-25 1995-10-25 回転磁気ヘッド装置 Pending JPH09120516A (ja)

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JP30057195A JPH09120516A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 回転磁気ヘッド装置

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JP30057195A JPH09120516A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 回転磁気ヘッド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100692570B1 (ko) * 2005-07-27 2007-03-13 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 헤드드럼 조립체

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KR100692570B1 (ko) * 2005-07-27 2007-03-13 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 헤드드럼 조립체

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