JPH09123155A - 無機質硬化複合体の製造方法 - Google Patents
無機質硬化複合体の製造方法Info
- Publication number
- JPH09123155A JPH09123155A JP28732795A JP28732795A JPH09123155A JP H09123155 A JPH09123155 A JP H09123155A JP 28732795 A JP28732795 A JP 28732795A JP 28732795 A JP28732795 A JP 28732795A JP H09123155 A JPH09123155 A JP H09123155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inorganic
- cured
- sio
- lattice
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 SiO2−Al2O3 系反応性無機質粉体、アルカリ
金属珪酸塩水溶液を主成分とする無機質組成物スラリー
を加熱硬化させるに際し、硬化体表面の損傷を抑えなが
ら成形型上面付近の気泡を除去し、製品の外観品質及び
機械的強度に優れた無機質硬化体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 SiO2−Al2O3 系粉体、アルカリ金属珪酸
塩水溶液を主成分とするスラリー状無機質組成物を、型
枠に注入し、スラリー状無機質組成物上面と型枠との間
に、ステンレス鋼、有機繊維又は無機繊維で形成される
格子形状品を鋏みながら加熱硬化させて無機質硬化体と
し、該無機質硬化体と上記格子形状品を一体化させるこ
とを特徴とする無機質硬化複合体の製造方法。
金属珪酸塩水溶液を主成分とする無機質組成物スラリー
を加熱硬化させるに際し、硬化体表面の損傷を抑えなが
ら成形型上面付近の気泡を除去し、製品の外観品質及び
機械的強度に優れた無機質硬化体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 SiO2−Al2O3 系粉体、アルカリ金属珪酸
塩水溶液を主成分とするスラリー状無機質組成物を、型
枠に注入し、スラリー状無機質組成物上面と型枠との間
に、ステンレス鋼、有機繊維又は無機繊維で形成される
格子形状品を鋏みながら加熱硬化させて無機質硬化体と
し、該無機質硬化体と上記格子形状品を一体化させるこ
とを特徴とする無機質硬化複合体の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機質硬化複合体
の製造方法に関し、更に詳しくは、住宅やビル等の内外
壁や間仕切、瓦、床等の建築用部材として有用な不燃で
強度の安定したボード状無機質硬化複合体の製造方法に
関する。
の製造方法に関し、更に詳しくは、住宅やビル等の内外
壁や間仕切、瓦、床等の建築用部材として有用な不燃で
強度の安定したボード状無機質硬化複合体の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】SiO2−Al2O3 系粉体、アルカリ金属珪酸
塩水溶液を主成分とするスラリー状無機質組成物を、成
形型に注入し、加熱硬化させて作製された無機質硬化体
は、その有する不燃性や機械的強度に優れることから住
宅やオフィスビル等の壁や間仕切、床等の建築用部材と
して汎用されている。
塩水溶液を主成分とするスラリー状無機質組成物を、成
形型に注入し、加熱硬化させて作製された無機質硬化体
は、その有する不燃性や機械的強度に優れることから住
宅やオフィスビル等の壁や間仕切、床等の建築用部材と
して汎用されている。
【0003】例えば、特公平3−9060号公報には、
無機固体反応成分およびアルカリ金属珪酸塩溶液からな
り、低い温度で硬化可能の含水無機成形材料において、
アルカリ金属珪酸塩溶液1重量部あたり固体反応成分:
(a) 電気集塵機の灰または(b) 粉砕した仮焼ボーキサイ
トまたは(c) (a) と(b) からなる混合物0.5〜4.0
重量部を含有し、アルカリ金属珪酸塩溶液はSiO2対K2O
ないしはNa2Oのモル比1.2〜2.5を有し、かつ、成
形材料は固体反応成分に対して20〜65重量%の水含
量を有する低い温度で硬化可能の含水無機成形材料が開
示されている。
無機固体反応成分およびアルカリ金属珪酸塩溶液からな
り、低い温度で硬化可能の含水無機成形材料において、
アルカリ金属珪酸塩溶液1重量部あたり固体反応成分:
(a) 電気集塵機の灰または(b) 粉砕した仮焼ボーキサイ
トまたは(c) (a) と(b) からなる混合物0.5〜4.0
重量部を含有し、アルカリ金属珪酸塩溶液はSiO2対K2O
ないしはNa2Oのモル比1.2〜2.5を有し、かつ、成
形材料は固体反応成分に対して20〜65重量%の水含
量を有する低い温度で硬化可能の含水無機成形材料が開
示されている。
【0004】しかし、SiO2−Al2O3 系粉体、アルカリ金
属珪酸塩水溶液を主成分とするスラリー状無機質組成物
を加熱硬化させるには、水の蒸発を防止するために上記
スラリー状無機質組成物を成形型内に注入した後、密封
状態で加熱する必要があり、上記スラリー状無機質組成
物内で発生した気泡は、該成形型上面付近で破泡し、多
数の凹凸を形成するので、就中、薄厚のボードを作製す
る場合等、製品の外観品質を低下させるだけでなく機械
的強度の低下をきたす等の問題点を有するものであっ
た。
属珪酸塩水溶液を主成分とするスラリー状無機質組成物
を加熱硬化させるには、水の蒸発を防止するために上記
スラリー状無機質組成物を成形型内に注入した後、密封
状態で加熱する必要があり、上記スラリー状無機質組成
物内で発生した気泡は、該成形型上面付近で破泡し、多
数の凹凸を形成するので、就中、薄厚のボードを作製す
る場合等、製品の外観品質を低下させるだけでなく機械
的強度の低下をきたす等の問題点を有するものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の事実
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、SiO2−Al2O3 系粉体、アルカリ金属珪酸塩水溶液を
主成分とするスラリー状無機質組成物を加熱硬化させる
に際し、硬化体表面の損傷を抑えながら成形型上面付近
の気泡を除去し、製品の外観品質及び機械的強度に優れ
た無機質硬化複合体の製造方法を提供するにある。
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、SiO2−Al2O3 系粉体、アルカリ金属珪酸塩水溶液を
主成分とするスラリー状無機質組成物を加熱硬化させる
に際し、硬化体表面の損傷を抑えながら成形型上面付近
の気泡を除去し、製品の外観品質及び機械的強度に優れ
た無機質硬化複合体の製造方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、SiO2−Al2O3
系粉体、アルカリ金属珪酸塩水溶液を主成分とするスラ
リー状無機質組成物を、型枠に注入し、スラリー状無機
質組成物上面と型枠との間に、ステンレス鋼、有機繊維
又は無機繊維で形成される格子形状品を鋏みながら加熱
硬化させて無機質硬化体とし、該無機質硬化体と上記格
子形状品を一体化させることを特徴とする無機質硬化複
合体の製造方法をその要旨とするものである。
系粉体、アルカリ金属珪酸塩水溶液を主成分とするスラ
リー状無機質組成物を、型枠に注入し、スラリー状無機
質組成物上面と型枠との間に、ステンレス鋼、有機繊維
又は無機繊維で形成される格子形状品を鋏みながら加熱
硬化させて無機質硬化体とし、該無機質硬化体と上記格
子形状品を一体化させることを特徴とする無機質硬化複
合体の製造方法をその要旨とするものである。
【0007】上記SiO2−Al2O3 系粉体は、SiO2/Al2O3
=1/9〜9/1(重量比)の組成のものが好適に使用
される。上記SiO2−Al2O3 系粉体は、上記SiO2−Al2O3
成分が主成分であって、上記成分合わせて少なくとも5
0重量%以上を占めるものであることが好ましい。上記
成分の含有量が50重量%未満であると、アルカリ金属
珪酸塩水溶液との反応性が低下し、得られる無機質硬化
体の機械的強度が低下する。
=1/9〜9/1(重量比)の組成のものが好適に使用
される。上記SiO2−Al2O3 系粉体は、上記SiO2−Al2O3
成分が主成分であって、上記成分合わせて少なくとも5
0重量%以上を占めるものであることが好ましい。上記
成分の含有量が50重量%未満であると、アルカリ金属
珪酸塩水溶液との反応性が低下し、得られる無機質硬化
体の機械的強度が低下する。
【0008】上記のSiO2−Al2O3 系粉体は、種々の原料
源から、又、種々の加工手段によって得られるが、例え
ば、粒径が10μm以下の粒子を80重量%以上含有
するフライアッシュ、400〜1000℃で焼成され
た粒径が10μm以下の粒子を80重量%以上含有する
フライアッシュ、フライアッシュもしくは粘土もしく
はその混合物を熔融し、気中に噴霧することにより得ら
れる無機質粉体、粘土に0.1〜30kgh/kgの
機械的エネルギーを作用させて得られる無機質粉体、
項で得られた無機質粉体を、更に、100〜750℃
の温度に加熱することによって得られる無機質粉体、
メタカオリンに0.1〜30kgh/kgの機械的エネ
ルギーを作用させて得られる無機質粉体、コランダム
或いはムライト製造時の電気集塵機の灰、粉砕仮焼ボ
ーキサイト及びメタカオリン等が挙げられる。これら
のSiO2−Al2O3 系粉体は、単1種で用いられてもよい
が、2種以上が混合して用いられてもよい。
源から、又、種々の加工手段によって得られるが、例え
ば、粒径が10μm以下の粒子を80重量%以上含有
するフライアッシュ、400〜1000℃で焼成され
た粒径が10μm以下の粒子を80重量%以上含有する
フライアッシュ、フライアッシュもしくは粘土もしく
はその混合物を熔融し、気中に噴霧することにより得ら
れる無機質粉体、粘土に0.1〜30kgh/kgの
機械的エネルギーを作用させて得られる無機質粉体、
項で得られた無機質粉体を、更に、100〜750℃
の温度に加熱することによって得られる無機質粉体、
メタカオリンに0.1〜30kgh/kgの機械的エネ
ルギーを作用させて得られる無機質粉体、コランダム
或いはムライト製造時の電気集塵機の灰、粉砕仮焼ボ
ーキサイト及びメタカオリン等が挙げられる。これら
のSiO2−Al2O3 系粉体は、単1種で用いられてもよい
が、2種以上が混合して用いられてもよい。
【0009】上記フライアッシュとは、JIS A 6
201に規定される微粉炭燃焼ボイラーから集塵機で採
取される微小粒子径の灰で、SiO240%以上、湿分1%
以下、比重1.95以上、比表面積2700cm2 /g
以上、44μm標準ふるいを75%以上通過するもので
ある。
201に規定される微粉炭燃焼ボイラーから集塵機で採
取される微小粒子径の灰で、SiO240%以上、湿分1%
以下、比重1.95以上、比表面積2700cm2 /g
以上、44μm標準ふるいを75%以上通過するもので
ある。
【0010】上記フライアッシュからのフライアッシ
ュを調製する方法は、特に限定されるものでなく、例え
ば、湿式沈降分級、風力分級、その他の比重を利用した
分級、ジェットミル、ロールミル、ボールミル等の微粉
砕機と分級機を用いたシステム等が挙げられる。粒径が
10μm以下の粒子が80重量%未満であるフライアッ
シュは、アルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低下
し、得られる無機質硬化体の機械的強度が低下したり、
硬化不良を生じたりするおそれがあるので好ましいもの
ではない。
ュを調製する方法は、特に限定されるものでなく、例え
ば、湿式沈降分級、風力分級、その他の比重を利用した
分級、ジェットミル、ロールミル、ボールミル等の微粉
砕機と分級機を用いたシステム等が挙げられる。粒径が
10μm以下の粒子が80重量%未満であるフライアッ
シュは、アルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低下
し、得られる無機質硬化体の機械的強度が低下したり、
硬化不良を生じたりするおそれがあるので好ましいもの
ではない。
【0011】上記のフライアッシュは、上記のフラ
イアッシュを400〜1000℃で焼成したもの、或い
は400〜1000℃で焼成したフライアッシュをと
同様に処理して得られるフライアッシュが用いられる。
フライアッシュは一般に黒色であるが、黒色以外の着色
を要望される場合には焼成によって脱色する。上記焼成
温度は400℃未満では脱色が充分でなく、1000℃
を超えるとアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低下
するので上記焼成温度が用いられることが望ましい。
イアッシュを400〜1000℃で焼成したもの、或い
は400〜1000℃で焼成したフライアッシュをと
同様に処理して得られるフライアッシュが用いられる。
フライアッシュは一般に黒色であるが、黒色以外の着色
を要望される場合には焼成によって脱色する。上記焼成
温度は400℃未満では脱色が充分でなく、1000℃
を超えるとアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低下
するので上記焼成温度が用いられることが望ましい。
【0012】上記の無機質粉体を調製する方法とし
て、フライアッシュもしくは粘土もしくはその混合物を
溶融し、気中に噴霧することにより得られるが、上記溶
融物を気体中に噴霧する技術は、セラミックコーティン
グに用いられる溶射技術が応用される。この溶射技術
は、好ましくは上記フライアッシュ及び粘土が2000
〜16000℃の温度で溶融され、30〜80m/sの
速度で噴霧されるものであり、具体的には、プラズマ溶
射法、高エネルギーガス溶射法、アーク溶射法等が挙げ
られる。上記溶射技術によって得られる反応性無機質粉
体は、一般に、その表面積が0.1〜60m2 /gにコ
ントロールされる。
て、フライアッシュもしくは粘土もしくはその混合物を
溶融し、気中に噴霧することにより得られるが、上記溶
融物を気体中に噴霧する技術は、セラミックコーティン
グに用いられる溶射技術が応用される。この溶射技術
は、好ましくは上記フライアッシュ及び粘土が2000
〜16000℃の温度で溶融され、30〜80m/sの
速度で噴霧されるものであり、具体的には、プラズマ溶
射法、高エネルギーガス溶射法、アーク溶射法等が挙げ
られる。上記溶射技術によって得られる反応性無機質粉
体は、一般に、その表面積が0.1〜60m2 /gにコ
ントロールされる。
【0013】上記及びの粘土は、化学組成として、
SiO2:5〜85重量%、Al2O3 :90〜10重量%を含
有する粘土が使用される。上記組成の粘土としては、例
えば、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロ
イサイト等のカオリン鉱物、白雲母、イライト、フェン
ジャイト、海緑石、セラドナイト、パラゴナイト、ブラ
ンマライト等の雲母粘土鉱物、モンモリロナイト、バイ
デライト、ノントロナイト、サボナイト、ソーコナイト
等のスクメタイト、緑泥岩、パイロフィライト、タル
ク、ばん土頁岩等が挙げられる。
SiO2:5〜85重量%、Al2O3 :90〜10重量%を含
有する粘土が使用される。上記組成の粘土としては、例
えば、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロ
イサイト等のカオリン鉱物、白雲母、イライト、フェン
ジャイト、海緑石、セラドナイト、パラゴナイト、ブラ
ンマライト等の雲母粘土鉱物、モンモリロナイト、バイ
デライト、ノントロナイト、サボナイト、ソーコナイト
等のスクメタイト、緑泥岩、パイロフィライト、タル
ク、ばん土頁岩等が挙げられる。
【0014】上記及びの粘土及びメタカオリンの粒
径は、特に限定されるものではないが、上記機械的エネ
ルギーを有効に作用させるには平均粒径が0.01〜5
00μmが好ましく、更に好ましくは0.1〜100μ
mである。
径は、特に限定されるものではないが、上記機械的エネ
ルギーを有効に作用させるには平均粒径が0.01〜5
00μmが好ましく、更に好ましくは0.1〜100μ
mである。
【0015】上記及びの粘土及びメタカオリンに加
えられる機械的エネルギーは、圧縮力、剪断力、衝撃力
等を指し、これらは単独で作用させてもよいし、2種以
上を複合させて作用させてもよい。これらの機械的エネ
ルギーは、例えば、ボールミル、振動ミル、遊星ミル、
媒体攪拌型ミル、ローラーミル、乳鉢、ジェット粉砕装
置等によって与えられる。
えられる機械的エネルギーは、圧縮力、剪断力、衝撃力
等を指し、これらは単独で作用させてもよいし、2種以
上を複合させて作用させてもよい。これらの機械的エネ
ルギーは、例えば、ボールミル、振動ミル、遊星ミル、
媒体攪拌型ミル、ローラーミル、乳鉢、ジェット粉砕装
置等によって与えられる。
【0016】上記機械的エネルギーが0.1kwh/k
g未満の場合、アルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が
低下し、上記機械的エネルギーが30kwh/kgを超
えると、上記粉砕装置への負荷が大きくなり、装置の磨
耗、その他の損傷が増大するのみならず、上記粘土等へ
の不純物等の問題が発生するので、上記機械的エネルギ
ーは0.1〜30kwh/kg、好ましくは1.0〜2
6kwh/kgで作用させる。
g未満の場合、アルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が
低下し、上記機械的エネルギーが30kwh/kgを超
えると、上記粉砕装置への負荷が大きくなり、装置の磨
耗、その他の損傷が増大するのみならず、上記粘土等へ
の不純物等の問題が発生するので、上記機械的エネルギ
ーは0.1〜30kwh/kg、好ましくは1.0〜2
6kwh/kgで作用させる。
【0017】又、上記機械的エネルギーを作用させる際
には、必要に応じて粉砕助剤が添加されてもよい。上記
粉砕助剤とは、機械的エネルギーを作用させる際に粘土
もしくはメタカオリンの粉体が装置内部へ付着したり、
著しく凝集することを防止するための薬剤であって、例
えば、メチルアルコール、エチルアルコール等のアルコ
ール類、トリエタノールアミン等のアルコールアミン
類、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム
等の金属石鹸類、アセトン蒸気等が挙げられる。これら
は単1種で使用されてもよいし、2種以上が併用されて
もよい。
には、必要に応じて粉砕助剤が添加されてもよい。上記
粉砕助剤とは、機械的エネルギーを作用させる際に粘土
もしくはメタカオリンの粉体が装置内部へ付着したり、
著しく凝集することを防止するための薬剤であって、例
えば、メチルアルコール、エチルアルコール等のアルコ
ール類、トリエタノールアミン等のアルコールアミン
類、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム
等の金属石鹸類、アセトン蒸気等が挙げられる。これら
は単1種で使用されてもよいし、2種以上が併用されて
もよい。
【0018】上記の無機質粉体を調製するに際し、粘
土に上記機械的エネルギーを作用させた後、更に、10
0〜750℃の温度に加熱処理されるが、該加熱によ
り、得られる無機質硬化体の機械的強度の向上が認めら
れるからである。上記加熱温度が100℃未満の場合、
得られる無機質硬化体の機械的強度の向上が認められ
ず、上記加熱温度が750℃を超えると、無機質粉体に
結晶化が起こり、アルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性
が低下するので、上記加熱温度は、100〜750℃好
ましくは200〜600℃が用いられる。又、上記加熱
時間は、短か過ぎると得られる無機質硬化体の機械的強
度の向上が小さく、長くなるとエネルギーコストが増大
するので、1分〜5時間程度の範囲で適宜設定される。
土に上記機械的エネルギーを作用させた後、更に、10
0〜750℃の温度に加熱処理されるが、該加熱によ
り、得られる無機質硬化体の機械的強度の向上が認めら
れるからである。上記加熱温度が100℃未満の場合、
得られる無機質硬化体の機械的強度の向上が認められ
ず、上記加熱温度が750℃を超えると、無機質粉体に
結晶化が起こり、アルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性
が低下するので、上記加熱温度は、100〜750℃好
ましくは200〜600℃が用いられる。又、上記加熱
時間は、短か過ぎると得られる無機質硬化体の機械的強
度の向上が小さく、長くなるとエネルギーコストが増大
するので、1分〜5時間程度の範囲で適宜設定される。
【0019】上記及びの無機質粉体は、特公平3−
9060号公報や特公平4−45471号公報に記載さ
れているような粉体である。上記のメタカオリンは、
特に限定されるものではなく、例えば、市販のメタカオ
リンが好適に使用される。
9060号公報や特公平4−45471号公報に記載さ
れているような粉体である。上記のメタカオリンは、
特に限定されるものではなく、例えば、市販のメタカオ
リンが好適に使用される。
【0020】上記アルカリ金属珪酸塩水溶液としては、
SiO2/M2O (M:アルカリ金属、モル比)=0.05〜8
であるものが好ましく、更に好ましいモル比(SiO2/M2
O )=0.5〜2.5である。上記アルカリ金属(M)
の種類は、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げら
れ、これらの単1種もしくは2種以上のアルカリ金属珪
酸塩が使用される。上記モル比が0.05未満の場合、
結合材成分となるSiO2成分に対するアルカリ金属の含有
量が多くなり、得られる無機質硬化体の耐水性が低下す
る。上記モル比が8を超えるとゲル化タイムが短くな
り、上記無機質組成物の保存安定性が低下し、無機質硬
化体の成形作業性が低下する。
SiO2/M2O (M:アルカリ金属、モル比)=0.05〜8
であるものが好ましく、更に好ましいモル比(SiO2/M2
O )=0.5〜2.5である。上記アルカリ金属(M)
の種類は、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げら
れ、これらの単1種もしくは2種以上のアルカリ金属珪
酸塩が使用される。上記モル比が0.05未満の場合、
結合材成分となるSiO2成分に対するアルカリ金属の含有
量が多くなり、得られる無機質硬化体の耐水性が低下す
る。上記モル比が8を超えるとゲル化タイムが短くな
り、上記無機質組成物の保存安定性が低下し、無機質硬
化体の成形作業性が低下する。
【0021】上記アルカリ金属珪酸塩水溶液におけるア
ルカリ金属珪酸塩の濃度は、10〜60重量%程度が望
ましい。上記アルカリ金属珪酸塩の濃度が10重量%未
満であると、得られる無機質硬化体の耐水性が低下す
る。又、上記アルカリ金属珪酸塩の濃度が60重量%を
超えると上記アルカリ金属珪酸塩水溶液の粘度が高くな
り、上記無機質組成物の混合作業及び無機質硬化体の成
形作業性が低下する。
ルカリ金属珪酸塩の濃度は、10〜60重量%程度が望
ましい。上記アルカリ金属珪酸塩の濃度が10重量%未
満であると、得られる無機質硬化体の耐水性が低下す
る。又、上記アルカリ金属珪酸塩の濃度が60重量%を
超えると上記アルカリ金属珪酸塩水溶液の粘度が高くな
り、上記無機質組成物の混合作業及び無機質硬化体の成
形作業性が低下する。
【0022】上記アルカリ金属珪酸塩水溶液の配合量
は、SiO2−Al2O3 系反応性無機質粉体100重量部に対
し10〜1300重量部であり、好ましくは10〜10
00重量部、更に好ましくは10〜550重量部であ
る。上記配合量が10重量部未満であると、上記無機質
組成物の混合作業が難しく、均一な混合体とならず、1
300重量部を超えると、得られる無機質硬化体にクラ
ックが生ずる等の品質不良をもたらす。
は、SiO2−Al2O3 系反応性無機質粉体100重量部に対
し10〜1300重量部であり、好ましくは10〜10
00重量部、更に好ましくは10〜550重量部であ
る。上記配合量が10重量部未満であると、上記無機質
組成物の混合作業が難しく、均一な混合体とならず、1
300重量部を超えると、得られる無機質硬化体にクラ
ックが生ずる等の品質不良をもたらす。
【0023】上記反応性無機質組成物は、必要に応じ
て、無機質充填材、補強繊維、軽量骨材、着色剤、発泡
剤、発泡助剤、起泡剤等が添加されてもよい。上記無機
質充填材としては、上記アルカリ金属珪酸塩水溶液に対
する活性の低いものが好適に使用され、例えば、珪砂、
岩石粉末、シラスや抗火石等の火山灰、珪灰石、炭酸カ
ルシウム、珪石粉、けいそう土、雲母、シリカフューム
等が挙げられるが、無機質充填材が上記アルカリ金属珪
酸塩水溶液に対する活性の低いものであればこれらに限
定されるものではない。
て、無機質充填材、補強繊維、軽量骨材、着色剤、発泡
剤、発泡助剤、起泡剤等が添加されてもよい。上記無機
質充填材としては、上記アルカリ金属珪酸塩水溶液に対
する活性の低いものが好適に使用され、例えば、珪砂、
岩石粉末、シラスや抗火石等の火山灰、珪灰石、炭酸カ
ルシウム、珪石粉、けいそう土、雲母、シリカフューム
等が挙げられるが、無機質充填材が上記アルカリ金属珪
酸塩水溶液に対する活性の低いものであればこれらに限
定されるものではない。
【0024】無機質充填材が上記アルカリ金属珪酸塩水
溶液に対する活性の低いものであることが好まれる理由
は、活性が高いとアルカリ金属珪酸塩水溶液のゲル化が
急速に進み、上記無機質組成物の混合作業及び無機質硬
化体の成形作業性が難しくなるからである。上記無機質
充填材の添加量は、SiO2−Al2O3 系粉体100重量部に
対し900重量部以下が望ましい。上記添加量が900
重量部を超えると得られる無機質硬化体の機械的強度が
低下する。
溶液に対する活性の低いものであることが好まれる理由
は、活性が高いとアルカリ金属珪酸塩水溶液のゲル化が
急速に進み、上記無機質組成物の混合作業及び無機質硬
化体の成形作業性が難しくなるからである。上記無機質
充填材の添加量は、SiO2−Al2O3 系粉体100重量部に
対し900重量部以下が望ましい。上記添加量が900
重量部を超えると得られる無機質硬化体の機械的強度が
低下する。
【0025】上記補強繊維としては、通常、セメント製
品に使用される補強繊維が使用され、例えば、ポリプロ
ピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポ
リアミド繊維、ビニロン繊維、レーヨン、炭素繊維、ア
クリル繊維、アラミド繊維、アクリロニトリル繊維、耐
アルカリガラス繊維等の人造繊維やシルク等の天然繊維
が挙げられる。これらの有機繊維或いは無機繊維は単独
又は混合して使用される。
品に使用される補強繊維が使用され、例えば、ポリプロ
ピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポ
リアミド繊維、ビニロン繊維、レーヨン、炭素繊維、ア
クリル繊維、アラミド繊維、アクリロニトリル繊維、耐
アルカリガラス繊維等の人造繊維やシルク等の天然繊維
が挙げられる。これらの有機繊維或いは無機繊維は単独
又は混合して使用される。
【0026】上記補強繊維の形状としては、繊維径1〜
500μm、繊維長1〜15mmが好ましい。上記繊維
径が1μm未満の場合、上記無機質組成物への添加時に
ファイバーボールを形成し、得られる無機質硬化体の機
械的強度を低下せしめ、上記繊維径が500μmを超え
たり、上記繊維長が1mm未満だと得られる無機質硬化
体の引張強度向上等の補強効果が得られない。又、上記
繊維長が15mmを超えると上記無機質組成物への分散
性が低下し、得られる無機質硬化体の機械的強度のバラ
ツキが大きくなる。上記有機繊維或いは無機繊維からな
る補強繊維の添加量は、SiO2−Al2O3 系粉体100重量
部に対し10重量部以下が望ましい。上記添加量が10
重量部を超えると上記無機質組成物への分散性が低下す
る。
500μm、繊維長1〜15mmが好ましい。上記繊維
径が1μm未満の場合、上記無機質組成物への添加時に
ファイバーボールを形成し、得られる無機質硬化体の機
械的強度を低下せしめ、上記繊維径が500μmを超え
たり、上記繊維長が1mm未満だと得られる無機質硬化
体の引張強度向上等の補強効果が得られない。又、上記
繊維長が15mmを超えると上記無機質組成物への分散
性が低下し、得られる無機質硬化体の機械的強度のバラ
ツキが大きくなる。上記有機繊維或いは無機繊維からな
る補強繊維の添加量は、SiO2−Al2O3 系粉体100重量
部に対し10重量部以下が望ましい。上記添加量が10
重量部を超えると上記無機質組成物への分散性が低下す
る。
【0027】上記軽量骨材としては、例えば、パーライ
ト、ガラスバルーン、シリカバルーン、フライアッシュ
バルーン、シラス発泡体等の無機質発泡体、フェノール
樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン発泡体、ポリスチレ
ン発泡体等の有機質発泡体等が使用される。上記軽量骨
材の添加量は、SiO2−Al2O3 系粉体100重量部に対し
150重量部以下が望ましい。上記添加量が150重量
部を超えると、無機質硬化体の成形作業性が難しくな
り、且つ、得られる無機質硬化体の機械的強度や表面平
滑性も低下する。
ト、ガラスバルーン、シリカバルーン、フライアッシュ
バルーン、シラス発泡体等の無機質発泡体、フェノール
樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン発泡体、ポリスチレ
ン発泡体等の有機質発泡体等が使用される。上記軽量骨
材の添加量は、SiO2−Al2O3 系粉体100重量部に対し
150重量部以下が望ましい。上記添加量が150重量
部を超えると、無機質硬化体の成形作業性が難しくな
り、且つ、得られる無機質硬化体の機械的強度や表面平
滑性も低下する。
【0028】上記着色剤としては、例えば、酸化鉄、酸
化チタン、酸化コバルト等の金属酸化物系顔料やカーボ
ンブラック等が好適に使用される。上記着色剤の添加量
は、SiO2−Al2O3 系粉体100重量部に対し50重量部
以下が望ましい。上記添加量が50重量部を超えても、
これら着色剤の隠蔽力にはさほどの相違がないので不経
済である。
化チタン、酸化コバルト等の金属酸化物系顔料やカーボ
ンブラック等が好適に使用される。上記着色剤の添加量
は、SiO2−Al2O3 系粉体100重量部に対し50重量部
以下が望ましい。上記添加量が50重量部を超えても、
これら着色剤の隠蔽力にはさほどの相違がないので不経
済である。
【0029】上記発泡剤としては、例えば、Mg、C
a、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、A
l、Ga、Sn、Si、フェロシリコン等の金属系粉
末、過酸化水素水、過酸化ソーダ、過酸化カリ、過硼酸
ソーダ等の過酸化物の水溶液もしくは粉末が使用され、
就中、Al粉末及び過酸化水素水がコスト、安全性、入
手の容易さ、混合作業の容易さ等から好適に使用され
る。上記金属系粉末及び過酸化物系粉末の粒径は、1〜
200μm程度が好ましくい。上記粒径が1μm未満で
あると、上記無機質組成物への分散性が低下すると共
に、急速発泡を起こし気泡の微細化や均一性が得られな
い。又、上記粒径が200μmを超えると発泡の反応性
が低下し、得られる無機質硬化体に充分な発泡構造を与
えることができない。上記発泡剤の添加量は、SiO2−Al
2O3 系粉体100重量部に対し5重量部(水溶液の場合
は溶質の重量部)以下が望ましい。上記添加量が5重量
部を超えると得られる無機質硬化発泡体の機械的強度が
低下し、ハンドリングも難しくなる。
a、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、A
l、Ga、Sn、Si、フェロシリコン等の金属系粉
末、過酸化水素水、過酸化ソーダ、過酸化カリ、過硼酸
ソーダ等の過酸化物の水溶液もしくは粉末が使用され、
就中、Al粉末及び過酸化水素水がコスト、安全性、入
手の容易さ、混合作業の容易さ等から好適に使用され
る。上記金属系粉末及び過酸化物系粉末の粒径は、1〜
200μm程度が好ましくい。上記粒径が1μm未満で
あると、上記無機質組成物への分散性が低下すると共
に、急速発泡を起こし気泡の微細化や均一性が得られな
い。又、上記粒径が200μmを超えると発泡の反応性
が低下し、得られる無機質硬化体に充分な発泡構造を与
えることができない。上記発泡剤の添加量は、SiO2−Al
2O3 系粉体100重量部に対し5重量部(水溶液の場合
は溶質の重量部)以下が望ましい。上記添加量が5重量
部を超えると得られる無機質硬化発泡体の機械的強度が
低下し、ハンドリングも難しくなる。
【0030】上記発泡助剤としては、例えば、シリカゲ
ル、ゼオライト、活性炭、アルミナゲル等の多孔質粉体
やステアリン酸金属塩、パルミチン酸金属塩等の金属石
鹸等が好適に使用される。上記発泡助剤の添加量は、Si
O2−Al2O3 系粉体100重量部に対し10重量部以下が
望ましい。上記添加量が10重量部を超えると、発泡工
程において破泡が多くなる等発泡反応に悪影響を与え
る。
ル、ゼオライト、活性炭、アルミナゲル等の多孔質粉体
やステアリン酸金属塩、パルミチン酸金属塩等の金属石
鹸等が好適に使用される。上記発泡助剤の添加量は、Si
O2−Al2O3 系粉体100重量部に対し10重量部以下が
望ましい。上記添加量が10重量部を超えると、発泡工
程において破泡が多くなる等発泡反応に悪影響を与え
る。
【0031】上記起泡剤としては、例えば、高級アルコ
ール硫酸エステル塩系、アルキルエーテル硫酸エステル
塩系、芳香族誘導体スルホン酸塩系、イミダゾリン誘導
体系、脂肪酸アミド系、動物性蛋白質系の各種起泡剤が
好適に使用される。上記起泡剤の添加量は、SiO2−Al2O
3 系粉体100重量部に対し10重量部以下が望まし
い。上記添加量が10重量部を超えると、得られる無機
質硬化体の硬化不良を起こすおそれがある。
ール硫酸エステル塩系、アルキルエーテル硫酸エステル
塩系、芳香族誘導体スルホン酸塩系、イミダゾリン誘導
体系、脂肪酸アミド系、動物性蛋白質系の各種起泡剤が
好適に使用される。上記起泡剤の添加量は、SiO2−Al2O
3 系粉体100重量部に対し10重量部以下が望まし
い。上記添加量が10重量部を超えると、得られる無機
質硬化体の硬化不良を起こすおそれがある。
【0032】上記発泡性無機質組成物を混合する手段
は、特に限定されるものではないが、例えば、パドル回
転型混合機、揺動式混合機、スクリュー式混合機等が用
いられる。上記無機質組成物を混合する手順は、特に限
定されるものではないが、例えば、各種固形原料を乾式
混合しておき、これにアルカリ金属珪酸塩水溶液を添加
混合してもよいし、全原料を一挙に混合してもよいし、
或いはアルカリ金属珪酸塩水溶液に一部固形原料を混合
した後、残部固形原料を順次混合する方法が採られても
よい。発泡性無機質組成物を混合する手順は、上記混合
の最後に発泡剤を添加し混合することが混合作業性や気
泡の安定性の点で好ましい。又、起泡剤を用いる場合、
起泡剤を上記混合の最後に添加するか、或いは起泡剤以
外の原料でスラリーを作っておき、これに起泡剤と水を
混合して気泡を生成させた水溶液を混合する方法が採ら
れてもよい。上記起泡剤を水溶液として使用する場合の
起泡剤の濃度は、0.1〜5重量%が好ましい。上記起
泡剤の濃度が0.1重量%未満の場合、気泡の安定性が
悪く破泡が多くなり、上記起泡剤の濃度が5重量%を超
えると得られる無機質硬化体の硬化不良を起こすおそれ
がある。
は、特に限定されるものではないが、例えば、パドル回
転型混合機、揺動式混合機、スクリュー式混合機等が用
いられる。上記無機質組成物を混合する手順は、特に限
定されるものではないが、例えば、各種固形原料を乾式
混合しておき、これにアルカリ金属珪酸塩水溶液を添加
混合してもよいし、全原料を一挙に混合してもよいし、
或いはアルカリ金属珪酸塩水溶液に一部固形原料を混合
した後、残部固形原料を順次混合する方法が採られても
よい。発泡性無機質組成物を混合する手順は、上記混合
の最後に発泡剤を添加し混合することが混合作業性や気
泡の安定性の点で好ましい。又、起泡剤を用いる場合、
起泡剤を上記混合の最後に添加するか、或いは起泡剤以
外の原料でスラリーを作っておき、これに起泡剤と水を
混合して気泡を生成させた水溶液を混合する方法が採ら
れてもよい。上記起泡剤を水溶液として使用する場合の
起泡剤の濃度は、0.1〜5重量%が好ましい。上記起
泡剤の濃度が0.1重量%未満の場合、気泡の安定性が
悪く破泡が多くなり、上記起泡剤の濃度が5重量%を超
えると得られる無機質硬化体の硬化不良を起こすおそれ
がある。
【0033】上記の如くして得られたスラリー状無機質
組成物は、型枠内に充填されるが、その充填の手段は、
自然落下方式で充填されてもよいが、ポンプ等によって
充填されてもよい。上記スラリー状無機質組成物の充填
中或いは充填後、スラリー状無機質組成物のレベリング
や脱泡のために型枠内のスラリー状無機質組成物に振動
を与えてもよい。
組成物は、型枠内に充填されるが、その充填の手段は、
自然落下方式で充填されてもよいが、ポンプ等によって
充填されてもよい。上記スラリー状無機質組成物の充填
中或いは充填後、スラリー状無機質組成物のレベリング
や脱泡のために型枠内のスラリー状無機質組成物に振動
を与えてもよい。
【0034】本発明において使用されるステンレス鋼製
格子形状品は、格子を形成するステンレス鋼部分の幅及
び厚さが、0.025〜2mm、好ましくは0.025
〜1.2mmであり、格子を形成する最小目開きが0.
026〜10mm、好ましくは0.026〜5mmであ
る。上記ステンレス鋼の線径が0.025mm未満であ
ったり、目開きが0.026mm未満であると、ステン
レス鋼製格子形状品を作製するのが難しくなり、又、線
径が2mmを超えるとステンレス鋼製格子形状品が固く
なり成形体への積層が難しくなったり、ステンレス鋼製
格子形状品積層部裏面の平滑性が失われたり、更には、
積層される無機質硬化体への付着性が低下して補強効果
を失ったりする。又、目開きが10mmを超えると、ス
テンレス鋼製格子形状品の目の間に泡が残存してしま
い、泡消し効果が不充分となる。
格子形状品は、格子を形成するステンレス鋼部分の幅及
び厚さが、0.025〜2mm、好ましくは0.025
〜1.2mmであり、格子を形成する最小目開きが0.
026〜10mm、好ましくは0.026〜5mmであ
る。上記ステンレス鋼の線径が0.025mm未満であ
ったり、目開きが0.026mm未満であると、ステン
レス鋼製格子形状品を作製するのが難しくなり、又、線
径が2mmを超えるとステンレス鋼製格子形状品が固く
なり成形体への積層が難しくなったり、ステンレス鋼製
格子形状品積層部裏面の平滑性が失われたり、更には、
積層される無機質硬化体への付着性が低下して補強効果
を失ったりする。又、目開きが10mmを超えると、ス
テンレス鋼製格子形状品の目の間に泡が残存してしま
い、泡消し効果が不充分となる。
【0035】上記格子形状品のステンレス鋼の材質は、
JIS G 4309に規定されるステンレス鋼線、J
IS G 4304に規定される熱間圧延ステンレス鋼
板及び鋼帯、JIS G 4305に規定される冷間圧
延ステンレス鋼板等が使用できる。
JIS G 4309に規定されるステンレス鋼線、J
IS G 4304に規定される熱間圧延ステンレス鋼
板及び鋼帯、JIS G 4305に規定される冷間圧
延ステンレス鋼板等が使用できる。
【0036】上記ステンレス鋼製格子形状品としては、
例えば、規格品としてJIS G3555に規定される
織金網、JIS G 3556に規定される工業用織金
網が挙げられ、他にエキスパンドメタルやその他溶接、
接着或いは編織等の手段を用いて上記する如き本発明の
格子形状品の格子の目開き、厚さ・幅を有する格子形状
品を適宜作製して使用することもできる。
例えば、規格品としてJIS G3555に規定される
織金網、JIS G 3556に規定される工業用織金
網が挙げられ、他にエキスパンドメタルやその他溶接、
接着或いは編織等の手段を用いて上記する如き本発明の
格子形状品の格子の目開き、厚さ・幅を有する格子形状
品を適宜作製して使用することもできる。
【0037】本発明において使用される有機繊維或いは
無機繊維で形成された格子形状品の目開きは、1cm2
当たり1〜3000個、好ましくは1〜2500個のも
のが使用される。上記目開きが1cm2 当たり1個未満
の場合、残存する気泡が多くなったり、補強効果が低下
する。逆に、上記目開きが1cm2 当たり3000個を
超えると、スラリー状無機質組成物との付着性が小さく
なり、硬化後の無機質硬化体の補強効果が低下する。
無機繊維で形成された格子形状品の目開きは、1cm2
当たり1〜3000個、好ましくは1〜2500個のも
のが使用される。上記目開きが1cm2 当たり1個未満
の場合、残存する気泡が多くなったり、補強効果が低下
する。逆に、上記目開きが1cm2 当たり3000個を
超えると、スラリー状無機質組成物との付着性が小さく
なり、硬化後の無機質硬化体の補強効果が低下する。
【0038】上記有機繊維或いは無機繊維としては、耐
アルカリ性を有するものであれば特に限定されるもので
はないが、例えば、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン
繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ビニロン繊
維、レーヨン、炭素繊維、アクリル繊維、アラミド繊
維、アクリロニトリル繊維、耐アルカリガラス繊維等の
人造繊維やシルク等の天然繊維が挙げられる。これらの
有機繊維或いは無機繊維は単独又は混合して使用され
る。
アルカリ性を有するものであれば特に限定されるもので
はないが、例えば、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン
繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ビニロン繊
維、レーヨン、炭素繊維、アクリル繊維、アラミド繊
維、アクリロニトリル繊維、耐アルカリガラス繊維等の
人造繊維やシルク等の天然繊維が挙げられる。これらの
有機繊維或いは無機繊維は単独又は混合して使用され
る。
【0039】本発明の無機質硬化複合体の製造方法にお
いて用いられる型枠は、型窩を有する雌型と該型窩の上
面を密封する蓋型からなる雄型より構成されている。上
記格子形状品を、前記する型枠内に充填されたスラリー
状無機質組成物上面と型枠蓋型との間に挟持させる方法
としては、図1に示す如く、上記格子形状品1をスラリ
ー状無機質組成物2上面に載置して型閉めされた状態と
するだけでもよく、又、図2に示す如く、上記格子形状
品1を型枠3の蓋型31に針金やその他の紐状物4で緊
締したり、フック、ピン、ボルトその他の固定具によっ
て着脱自在に固定して、型閉めされた状態で、上記格子
形状品1がスラリー状無機質組成物2上面に密着する如
くしてもよく、又、図4に示す如く、型窩32側の型枠
3上面に係止段部33を設け、該係止段部33に上記格
子形状品1が係止され、上記格子形状品1がスラリー状
無機質組成物2上面に密着する如くしてもよい。尚、図
中、符号34を付した部分は型枠3蓋型31のスラリー
状無機質組成物2の注入口兼脱気孔である。
いて用いられる型枠は、型窩を有する雌型と該型窩の上
面を密封する蓋型からなる雄型より構成されている。上
記格子形状品を、前記する型枠内に充填されたスラリー
状無機質組成物上面と型枠蓋型との間に挟持させる方法
としては、図1に示す如く、上記格子形状品1をスラリ
ー状無機質組成物2上面に載置して型閉めされた状態と
するだけでもよく、又、図2に示す如く、上記格子形状
品1を型枠3の蓋型31に針金やその他の紐状物4で緊
締したり、フック、ピン、ボルトその他の固定具によっ
て着脱自在に固定して、型閉めされた状態で、上記格子
形状品1がスラリー状無機質組成物2上面に密着する如
くしてもよく、又、図4に示す如く、型窩32側の型枠
3上面に係止段部33を設け、該係止段部33に上記格
子形状品1が係止され、上記格子形状品1がスラリー状
無機質組成物2上面に密着する如くしてもよい。尚、図
中、符号34を付した部分は型枠3蓋型31のスラリー
状無機質組成物2の注入口兼脱気孔である。
【0040】上記の如くして型枠型窩内に充填された無
機質組成物は、図3及び図4に示される如く、型閉され
た後、加熱硬化される。上記加熱硬化の条件としては、
雰囲気温度50〜300℃で、5分〜12時間程度保持
する。加熱温度を高くすれば硬化時間が短くなるのは言
うまでもないが、耐熱性の低い有機繊維を用いた場合
等、使用原材料に適した加熱温度を選択し、これらの使
用原材料の熱劣化を生じないよう留意すべきである。上
記加熱硬化が終了した後、脱型し、加熱乾燥させる。上
記加熱乾燥条件は、30〜150℃で、5分〜12時間
程度保持する。
機質組成物は、図3及び図4に示される如く、型閉され
た後、加熱硬化される。上記加熱硬化の条件としては、
雰囲気温度50〜300℃で、5分〜12時間程度保持
する。加熱温度を高くすれば硬化時間が短くなるのは言
うまでもないが、耐熱性の低い有機繊維を用いた場合
等、使用原材料に適した加熱温度を選択し、これらの使
用原材料の熱劣化を生じないよう留意すべきである。上
記加熱硬化が終了した後、脱型し、加熱乾燥させる。上
記加熱乾燥条件は、30〜150℃で、5分〜12時間
程度保持する。
【0041】本発明の無機質硬化複合体の製造方法は、
叙上の如く構成されているので、SiO2−Al2O3 系粉体、
アルカリ金属珪酸塩水溶液を主成分とするスラリー状無
機質組成物を、型枠に注入し、加熱硬化させる際に、成
形型内で発生した気泡は得られる無機質硬化体の表面を
凹凸にすることなく脱気し、使用した格子形状品は上記
無機質硬化体中に埋設一体化して強度、耐衝撃性共に優
れた無機質硬化複合体を簡易な装置によって製造するこ
とができる。
叙上の如く構成されているので、SiO2−Al2O3 系粉体、
アルカリ金属珪酸塩水溶液を主成分とするスラリー状無
機質組成物を、型枠に注入し、加熱硬化させる際に、成
形型内で発生した気泡は得られる無機質硬化体の表面を
凹凸にすることなく脱気し、使用した格子形状品は上記
無機質硬化体中に埋設一体化して強度、耐衝撃性共に優
れた無機質硬化複合体を簡易な装置によって製造するこ
とができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げて本発明の
実施の態様を説明する。
実施の態様を説明する。
【0043】(1)SiO2−Al2O3 系粉体の調製 SiO2−Al2O3 系粉体A フライアッシュ(関電化工社製、平均粒径20μm、J
IS A 6201に準ずる)を分級機(日清エンジニ
アリング社製、商品名:TC−15)により分級して、
粒径10μm以下のSiO2−Al2O3 系粉体Aを調製した。SiO2−Al2O3 系粉体B カオリン(組成:SiO245.7重量%、Al2O3 38.8
重量%、平均粒径5μm、BET比表面積:5.8m2
/g)を3000℃で溶融後、80m/sの速度で大気
中に噴霧して平均粒径5μm、BET比表面積:9.5
m2 /gのSiO2−Al2O3 系粉体Bを調製した。SiO2−Al2O3 系粉体C メタカオリン(エンゲルハート社製、商品名:SATE
NTONE SP33、平均粒径3.3μm、BET比
表面積:5.8m2 /g)100重量部、トリエタノー
ルアミン25重量%とエタノール75重量%の混合溶液
0.5重量部を、ウルトラファインミル(三菱重工社
製、ジルコニアボール100mm使用、ボール充填率8
5体積%)を用い、10kwh/kgの機械的エネルギ
ーを作用させてSiO2−Al2O3 系粉体Cを得た。尚、作用
させた機械的エネルギーは、上記ウルトラファインミル
に供給した電力を処理粉体単位重量で除した値である。
IS A 6201に準ずる)を分級機(日清エンジニ
アリング社製、商品名:TC−15)により分級して、
粒径10μm以下のSiO2−Al2O3 系粉体Aを調製した。SiO2−Al2O3 系粉体B カオリン(組成:SiO245.7重量%、Al2O3 38.8
重量%、平均粒径5μm、BET比表面積:5.8m2
/g)を3000℃で溶融後、80m/sの速度で大気
中に噴霧して平均粒径5μm、BET比表面積:9.5
m2 /gのSiO2−Al2O3 系粉体Bを調製した。SiO2−Al2O3 系粉体C メタカオリン(エンゲルハート社製、商品名:SATE
NTONE SP33、平均粒径3.3μm、BET比
表面積:5.8m2 /g)100重量部、トリエタノー
ルアミン25重量%とエタノール75重量%の混合溶液
0.5重量部を、ウルトラファインミル(三菱重工社
製、ジルコニアボール100mm使用、ボール充填率8
5体積%)を用い、10kwh/kgの機械的エネルギ
ーを作用させてSiO2−Al2O3 系粉体Cを得た。尚、作用
させた機械的エネルギーは、上記ウルトラファインミル
に供給した電力を処理粉体単位重量で除した値である。
【0044】(2)アルカリ金属珪酸塩水溶液の調製 表1に示すアルカリ金属珪酸塩水溶液JIS1号珪酸
ナトリウム水溶液(日本化学工業社製)、1K珪酸カ
リウム水溶液(日本化学工業社製)及び珪酸ナトリウ
ム・カリウム水溶液(和光純薬社製の水酸化ナトリウム
・水酸化カリウムを用いて調製)を準備した。尚、表
中、Mはアルカリ金属を表す。
ナトリウム水溶液(日本化学工業社製)、1K珪酸カ
リウム水溶液(日本化学工業社製)及び珪酸ナトリウ
ム・カリウム水溶液(和光純薬社製の水酸化ナトリウム
・水酸化カリウムを用いて調製)を準備した。尚、表
中、Mはアルカリ金属を表す。
【0045】
【表1】
【0046】(3)鉄製格子様板状体 表2に示すステンレス鋼製格子形状品〔表2に格子形状
品(SUS)と略称する。いずれも阪倉金属社製〕を準
備した。
品(SUS)と略称する。いずれも阪倉金属社製〕を準
備した。
【0047】
【表2】
【0048】表3に示す有機繊維及び無機繊維製格子形
状品〔表2に格子形状品(センイ)と略称する。4〜7
は倉敷紡績社製、8〜11はNBC工業社製〕を準備し
た。
状品〔表2に格子形状品(センイ)と略称する。4〜7
は倉敷紡績社製、8〜11はNBC工業社製〕を準備し
た。
【0049】
【表3】
【0050】(4)無機質組成物 表4に以下に実施した実施例で用いた無機質組成物の配
合を示す。尚、その他添加剤の仕様は次の通りである。 珪石粉:丸紅繊維資材社製 タルク:日本タルク社製、商品名:タルクS ビニロン繊維:クラレ社製、商品名:RM182−4
合を示す。尚、その他添加剤の仕様は次の通りである。 珪石粉:丸紅繊維資材社製 タルク:日本タルク社製、商品名:タルクS ビニロン繊維:クラレ社製、商品名:RM182−4
【0051】
【表4】
【0052】(実施例1)SiO2−Al2O3 系粉体A100
重量部、アルカリ金属珪酸塩水溶液30重量部をオム
ニミキサー(千代田技研社製)を用いて2分間混合して
反応性無機質組成物aを作製し、これを型枠に充填し、
格子1を図1に示す如く上記スラリー状反応性無機質組
成物a上面に載置して型閉めした後、85℃の熱風炉中
で8時間加熱し、脱型し、ステンレス鋼製格子形状品を
埋設したまま、更に60℃で16時間乾燥して10mm
×250mm×50mmの無機質硬化体を作製した。
重量部、アルカリ金属珪酸塩水溶液30重量部をオム
ニミキサー(千代田技研社製)を用いて2分間混合して
反応性無機質組成物aを作製し、これを型枠に充填し、
格子1を図1に示す如く上記スラリー状反応性無機質組
成物a上面に載置して型閉めした後、85℃の熱風炉中
で8時間加熱し、脱型し、ステンレス鋼製格子形状品を
埋設したまま、更に60℃で16時間乾燥して10mm
×250mm×50mmの無機質硬化体を作製した。
【0053】(実施例2)表5に示す無機質組成物b及
び格子形状品2を用い、図2に示す成形法によって、型
枠蓋体に針金で固定して型閉し、上記スラリー状反応性
無機質組成物b上面に密着させた後、実施例1と同様に
して無機質硬化体を作製した。
び格子形状品2を用い、図2に示す成形法によって、型
枠蓋体に針金で固定して型閉し、上記スラリー状反応性
無機質組成物b上面に密着させた後、実施例1と同様に
して無機質硬化体を作製した。
【0054】(実施例3)表5に示す無機質組成物c及
び格子形状品3を用い、図2に示す成形法によって、実
施例2と同様にして無機質硬化体を作製した。
び格子形状品3を用い、図2に示す成形法によって、実
施例2と同様にして無機質硬化体を作製した。
【0055】(実施例4)表5に示す無機質組成物d及
び格子形状品4を用い、図4に示す成形法によって、型
枠型窩側の型枠上面に設けられた段部に格子形状品4を
係止し、上記スラリー状反応性無機質組成物b上面に密
着させた後、実施例1と同様にして無機質硬化体を作製
した。
び格子形状品4を用い、図4に示す成形法によって、型
枠型窩側の型枠上面に設けられた段部に格子形状品4を
係止し、上記スラリー状反応性無機質組成物b上面に密
着させた後、実施例1と同様にして無機質硬化体を作製
した。
【0056】(実施例5〜8)表5に示す無機質組成
物、格子形状品及び成形法によって、実施例1〜4と同
様にして無機質硬化体を作製した。
物、格子形状品及び成形法によって、実施例1〜4と同
様にして無機質硬化体を作製した。
【0057】(比較例1〜6)格子形状品を使用しなか
ったこと以外、表6に示す如く実施例で用いた無機質組
成物及び成形法を用い、実施例1と同様にして無機質組
成物を硬化し、乾燥して無機質硬化体を作製した。
ったこと以外、表6に示す如く実施例で用いた無機質組
成物及び成形法を用い、実施例1と同様にして無機質組
成物を硬化し、乾燥して無機質硬化体を作製した。
【0058】上記実施例及び比較例で得られた無機質硬
化体に対し以下の評価を行った。評価結果は表5及び表
6に併せて示す。 1.気泡の除去 格子形状品積層側の無機質硬化体表面の気泡の有無を目
視観察によって評価した。尚、○:無機質硬化体表面に
気泡がなく、平滑な表面を呈するもの、×:無機質硬化
体表面に気泡が付着したまま硬化し、凹凸のある表面を
呈するもの、の2段階で評価した。
化体に対し以下の評価を行った。評価結果は表5及び表
6に併せて示す。 1.気泡の除去 格子形状品積層側の無機質硬化体表面の気泡の有無を目
視観察によって評価した。尚、○:無機質硬化体表面に
気泡がなく、平滑な表面を呈するもの、×:無機質硬化
体表面に気泡が付着したまま硬化し、凹凸のある表面を
呈するもの、の2段階で評価した。
【0059】2.曲げ強度 島津製作所社製、オートグラフAGS−1000Bを用
い、三点曲げ、スパン:200mm、クロスヘッドスピ
ード:2mm/minの測定条件にて曲げ強度を測定し
た。
い、三点曲げ、スパン:200mm、クロスヘッドスピ
ード:2mm/minの測定条件にて曲げ強度を測定し
た。
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】
【発明の効果】本発明の無機質硬化複合体の製造方法
は、叙上の如く構成されているので、SiO2−Al2O3 系粉
体、アルカリ金属珪酸塩水溶液を主成分とするスラリー
状無機質組成物を、成形型枠に注入し、加熱硬化させる
際に、成形型枠上面とスラリー状無機質組成物の間にス
テンレス鋼製もしくは有機繊維又は無機繊維で形成され
た格子形状品をセットすることにより、成形型枠内で発
生した気泡は得られる無機質硬化体の表面を凹凸にする
ことなく脱気し、高い機械的強度と美麗な平滑表面を有
する無機質硬化体を簡易な装置によって製造することが
できる。
は、叙上の如く構成されているので、SiO2−Al2O3 系粉
体、アルカリ金属珪酸塩水溶液を主成分とするスラリー
状無機質組成物を、成形型枠に注入し、加熱硬化させる
際に、成形型枠上面とスラリー状無機質組成物の間にス
テンレス鋼製もしくは有機繊維又は無機繊維で形成され
た格子形状品をセットすることにより、成形型枠内で発
生した気泡は得られる無機質硬化体の表面を凹凸にする
ことなく脱気し、高い機械的強度と美麗な平滑表面を有
する無機質硬化体を簡易な装置によって製造することが
できる。
【0063】
【図1】本発明の無機質硬化複合体の製造方法の要部
を、用いた成形型枠の一実施例について説明するための
断面図である。
を、用いた成形型枠の一実施例について説明するための
断面図である。
【図2】図1に示された成形型の型閉した状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の無機質硬化複合体の製造方法の要部
を、用いた成形型の他の実施例について説明するための
断面図である。
を、用いた成形型の他の実施例について説明するための
断面図である。
【図4】本発明の無機質硬化複合体の製造方法の要部
を、用いた成形型の他の実施例について説明するための
断面図である。
を、用いた成形型の他の実施例について説明するための
断面図である。
1 格子形状品 2 スラリー状無機質組成物 3 成形型枠 31 蓋型(雄型) 32 雌型 33 係止段部 34 脱気孔 4 針金
Claims (1)
- 【請求項1】 SiO2−Al2O3 系粉体、アルカリ金属珪酸
塩水溶液を主成分とするスラリー状無機質組成物を、型
枠に注入し、スラリー状無機質組成物上面と型枠との間
に、ステンレス鋼、有機繊維又は無機繊維で形成される
格子形状品を鋏みながら加熱硬化させて無機質硬化体と
し、該無機質硬化体と上記格子形状品を一体化させるこ
とを特徴とする無機質硬化複合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28732795A JPH09123155A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 無機質硬化複合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28732795A JPH09123155A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 無機質硬化複合体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09123155A true JPH09123155A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17715937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28732795A Pending JPH09123155A (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 無機質硬化複合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09123155A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010532307A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-10-07 | インダストリー ファウンデーション オブ チョンナム ナショナル ユニバーシティー | セメントを含まないアルカリ活性結合材、それを用いたモルタルの製造方法およびセメントを含まないアルカリ活性補強モルタルの製造方法 |
-
1995
- 1995-11-06 JP JP28732795A patent/JPH09123155A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010532307A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-10-07 | インダストリー ファウンデーション オブ チョンナム ナショナル ユニバーシティー | セメントを含まないアルカリ活性結合材、それを用いたモルタルの製造方法およびセメントを含まないアルカリ活性補強モルタルの製造方法 |
| JP2012232901A (ja) * | 2007-06-29 | 2012-11-29 | Industry Foundation Chonnam National Univ | セメントを含まないアルカリ活性結合材、それを用いたモルタルの製造方法およびセメントを含まないアルカリ活性補強モルタルの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| PL132389B1 (en) | Refractory and insulating loose material,containing vermiculite | |
| JPH09123155A (ja) | 無機質硬化複合体の製造方法 | |
| JPH115206A (ja) | 無機硬化体の製造方法 | |
| JP4630446B2 (ja) | 無機質硬化性組成物とその製造方法、無機質硬化体とその製造方法及び石膏系硬化体並びにセメント系硬化体 | |
| JPH0873283A (ja) | 発泡性無機質組成物 | |
| JPH0970806A (ja) | 無機質硬化体の製造方法 | |
| JP4339426B2 (ja) | 無機質硬化体の製造方法 | |
| JPH09124354A (ja) | 硬化性無機質組成物 | |
| CN101367660A (zh) | 一种焙烧炉室上口耐火大砖及其制备方法 | |
| JPH09300320A (ja) | タイル様凹凸模様を有する無機質硬化体の製造方法 | |
| JPH11114932A (ja) | 無機質硬化体の製造方法 | |
| JP2006035678A (ja) | 無機質硬化体の製造方法 | |
| JPH07232971A (ja) | 発泡性無機質組成物 | |
| JPH07291757A (ja) | 発泡性無機質組成物 | |
| JPH09300318A (ja) | 無機質積層体の製造方法 | |
| JP3910709B2 (ja) | 無機発泡体の製造方法 | |
| JPH08165175A (ja) | 発泡性無機質組成物 | |
| JPH07309681A (ja) | 発泡性無機質組成物 | |
| JPH09202658A (ja) | 無機質組成物及び高耐摩耗性無機質硬化体の製造方法 | |
| JPH11117513A (ja) | ユニット床材、このユニット床材の製造方法およびユニット床材の敷設構造 | |
| JPH07232973A (ja) | 発泡性無機質組成物 | |
| JP2000290085A (ja) | 無機質多孔体の製造方法 | |
| JPH1171164A (ja) | 硬化性無機質組成物及び該組成物の製造方法 | |
| JP2000159582A (ja) | 無機質発泡硬化体 | |
| JP2001080949A (ja) | 無機質硬化性組成物及び無機質硬化体の製造方法 |