JPH0912580A - 新規ミルベマイシン類およびその製造法 - Google Patents

新規ミルベマイシン類およびその製造法

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JPH0912580A
JPH0912580A JP16320495A JP16320495A JPH0912580A JP H0912580 A JPH0912580 A JP H0912580A JP 16320495 A JP16320495 A JP 16320495A JP 16320495 A JP16320495 A JP 16320495A JP H0912580 A JPH0912580 A JP H0912580A
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JP
Japan
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group
hydrogen atom
methyl
general formula
compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP16320495A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Nakagawa
恵子 中川
Kazuo Sato
佐藤  一雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0912580A publication Critical patent/JPH0912580A/ja
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】1) 一般式( I ) 【化1】 [式中、R1 はメチル基又はエチル基を示し、Xは、水
酸基を示し、Yは水素原子を示し、R2 は、3−メチル
−2−ブテノイル基を示すか、R1 はメチル基又はエチ
ル基を示し、Xは、水素原子を示し、Yは水酸基を示
し、R2 は、水素原子又は3−メチル−2−ブテノイル
基を示す。]で示される新規ミルベマイシン類並びにそ
れらの製造法。 【効果】上記ミルベマイシン類( I ) は、優れた殺虫活
性等を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ダニ類、植物害虫類又
は動物寄生虫に対して優れた殺ダニ、殺虫もしくは駆虫
活性を有する又は殺ダニ剤、殺虫剤もしくは駆虫剤を開
発する際の中間体として利用可能なミルベマイシン類及
び当該ミルベマイシン類の製造法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】これ迄に多数の新規なミルベマイシン誘
導体が製造されているが、その殆どが醗酵生産により得
られたミルベマイシン類の化学変換による誘導体であ
り、醗酵生産により得られたミルベマイシン類の微生物
変換による新規な誘導体は少ない。本発明の誘導体の微
生物変換による製造報告例は未だ見い出されていない
し、また化学変換による製造報告例も見い出されていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、優れ
た、殺ダニ、殺虫もしくは駆虫活性を備えた新規なミル
ベマイシン類又は殺ダニ剤、殺虫剤もしくは駆虫剤を開
発する際の中間体として利用可能なミルベマイシン類及
び当該ミルベマイシン類の製造法の開発である。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは、ミルベマイシン類の微生物変換によ
る新規なミルベマイシン類の製造に着目して鋭意研究を
行った結果、優れた、殺ダニ、殺虫又は駆虫活性を備え
た新規なミルベマイシン類又は殺ダニ、殺虫もしくは駆
虫剤を開発する際の中間体として利用可能なミルベマイ
シン類及び当該ミルベマイシン類の新規な製造法を見い
出した。
【0007】すなわち、本発明は下記の一般式 ( I )
【0008】
【化3】
【0009】[式中、R1 はメチル基又はエチル基を示
し、Xは、水酸基を示し、Yは水素原子を示し、R2
は、3−メチル−2−ブテノイル基を示すか、R1 はメ
チル基又はエチル基を示し、Xは、水素原子を示し、Y
は水酸基を示し、R2 は、水素原子又は3−メチル−2
−ブテノイル基を示す。]で示される新規ミルベマイシ
ン類及びそれらの製造法を与えるものである。
【0010】以下に詳細に説明する。
【0011】本発明の方法の出発物質である一般式(II)
で表わされる化合物は、特開平1−193270号公報
に開示されており、式中、R1 がメチル基である化合物
IIaはミルベマイシンα11であり、R1 がエチル基であ
る化合物IIb はミルベマイシンα14として公知である。
【0012】本発明の方法は、具体的には、一般式(II)
で表わされる化合物の微生物による水酸化、脱アシル及
び異性化に関するものである。 本発明
の方法において、30位は水酸化される。5位の水酸基
は、異性化を受ける場合がある。また、26位に結合し
た3−メチル−2−ブテノイル基は脱アシル化を受ける
場合がある。5位の水酸基の異性化と26位に結合した
3−メチル−2−ブテノイル基の脱アシル化を同時に受
ける場合もある。
【0013】本発明の方法において用いられる微生物
は、ムコール属(genus Mucor) に属する微生物であっ
て、たとえば、ムコール ツベルクリスポーラス(Muco
rtubercurisporus SANK 10995(FERM BP - 5141))を
挙げることができる。なお、本菌はNRRL 3154 として寄
託(保存)されているものを入手し、再寄託したもので
あり、両者は同一の菌種である。
【0014】周知のとおり、放線菌は自然界において、
また人工的な操作(たとえば、紫外線照射、放射線照
射、化学薬品処理等)により、変異をおこしやすく、本
発明のFERM BP - 5141株もこの点は同じである。本発明
にいうFERM BP - 5141株はそれらのすべての変異株を包
含する。また、これらの変異株の中には遺伝学的方法、
たとえば組換え、形質導入、形質転換等により得られた
ものも包含される。すなわち、本発明では、一般式(II)
で表わされる化合物を一般式(I)で表わされる化合物に
変換し、FERM BP - 5141株およびそれらの変異株と明確
に区別されない菌株は、全てFERM BP - 5141株に包含さ
れるものである。
【0015】本発明の方法は、種々の態様で実施するこ
とが出来る。たとえば、(1)一般式(II)で表わされる
化合物を基質として含有する培地中で、本方法に用いら
れる微生物を培養する方法、(2)該微生物を培養した
培地から集めた菌体に一般式(II)で表わされる化合物を
接触させる方法、(3)該微生物の菌体から調製された
無細胞抽出物を一般式(II)で表わされる化合物と接触さ
せる方法、を挙げることができる。
【0016】変換菌の培養は、通常微生物が利用出来る
栄養物を含有する培地中で培養することにより行なわれ
る。栄養源としては、一般の放線菌の培養に使用される
公知のものを使用することが出来る。
【0017】たとえば、炭素源としては、グルコース、
シュークロース、マルトース、澱粉、グリセリン、水
飴、糖蜜等が使用される。
【0018】また、窒素源としては、大豆粉、小麦はい
芽、肉粉、魚粉、肉エキス、ペプトン、コーンスティー
プリカー、乾燥酵母、硝酸アンモニウムなどのアンモニ
ウム塩等が使用される。その他、必要に応じて、食塩、
塩化カリウム、炭酸カルシウム、燐酸塩等の無機塩のほ
か、菌の発育を助け、前記の水酸化能を有する酵素の生
産を促進する添加物等を適宜組み合わせて使用すること
が出来る。
【0019】培養は好気的条件下で行なわれ、培養温度
は15乃至30℃、好適には20乃至27℃である。
【0020】(1)法は、一般式(II)で表わされる化合
物を添加して培養することにより行なわれる。添加の時
期は、使用する変換菌の至適培養条件、特に培養装置、
培地組成、培養温度等により異なるが、変換菌の水酸化
能が高まり始める時期がよく、通常は変換菌の培養開始
後1−5日経過した時点が好ましい。原料化合物、すな
わち基質の添加量は、培地に対して0.01乃至5. 0
%、好ましくは0.025乃至0.05%である。
【0021】原料化合物添加後の培養は、好気的条件
下、上記の培養温度で行なわれる。培養期間は、原料化
合物の添加後通常1乃至8日である。
【0022】(2)法は、上記(1)の方法により変換
菌を少量の基質の存在下で培養し、変換菌の水酸化能が
最大となるまで培養することにより行なわれる。
【0023】すなわち、変換能は培地の種類、温度等に
よって異なるが、通常は培養開始後2−3日で最大とな
るので、この時点で培養を終了する。集菌は培養物を遠
心分離、濾過等の方法に付すことによって行なわれる。
集菌された変換菌菌体は、通常、生理食塩水、緩衝液等
で洗浄して使用するのが好ましい。このようにして得ら
れた変換菌菌体を原料化合物と接触させるには、通常は
水性媒体中、例えばpH5−9の燐酸緩衝液中で行なわれ
る。接触による反応は、通常20乃至33℃、好適には
25乃至30℃で行なわれる。基質の濃度は、通常培地
に対して0. 01乃至1.0%である。反応時間は、基
質濃度、反応温度等によるが、通常は1乃至5日であ
る。
【0024】(3)法での無細胞抽出液は、上記の方法
で得られた変換菌菌体に物理的又は化学的手法を適用
し、たとえば、磨砕、超音波処理等によって菌体破砕物
として、または有機溶媒、界面活性剤、酵素処理等によ
って菌体溶解液として得られる。
【0025】このようにして得られた無細胞抽出液を原
料化合物と接触させるには、上記の変換菌菌体と接触さ
せる方法と同様にして行なわれる。
【0026】変換反応終了後、目的化合物は生成物から
既知の方法で採取、分離、精製することができる。たと
えば、得られた生成物を酢酸エチルのような、水と混和
しにくい有機溶媒で抽出し、抽出液から溶媒を留去した
のち、得られた粗目的化合物をシリカゲル、アルミナ等
を用いたカラムクロマトグラフィーに付し、適切な溶離
剤で溶出することによって分離、精製することができ
る。
【0027】一般式(II)で表わされる化合物の出発原料
である天然のミルベマイシン類は、醗酵生産物であっ
て、多数の類縁体が種々の割合で生産され、そして、各
類縁体は単離された後にまたは混合物のままで反応に付
される。それゆえ、一般式(II)で表わされる化合物は単
一化合物もしくはそれらの混合物の何れでもありうる。
従って、式 (I)の化合物も単一化合物もしくはそれらの
混合物として生産されうる。
【0028】
【発明の効果】本発明による一般式 (I)で表わされる化
合物は、ダニ類、植物害虫類又は動物寄生虫に対して優
れた、殺ダニ、殺虫又は駆虫活性を有し、又は有用なミ
ルベマイシン系の殺ダニ剤、殺虫剤又は駆虫剤の中間体
として有用である。
【0029】一般式 (I)で表わされる化合物は、果樹、
野菜及び花きに寄生するナミハダニ(Tetranychus) ,リ
ンゴハダニ(Panonychus)およびサビダニ等の成虫、幼虫
及び卵、動物に寄生するマダニ科(Ixodidae)、ワクモ科
(Dermanyssidae) およびヒゼンダニ科(Sarcoptidae) 等
に対して優れた殺ダニ活性を有している。
【0030】さらに、ヒツジバエ(Oestrus) 、キンバエ
(Lucilia) 、ウシバエ(Hypoderma)、ウマバエ(Gautroph
ilus)等、およびノミ、シラミ等の動物や鳥類の外部寄
生虫;ゴキブリ、イエバエ等の衛生害虫;その他、アブ
ラムシ類、鱗し目幼虫等の各種農園芸害虫に対して活性
を有している。さらにまた、土壌中のネコブセンチュウ
(Meloidogyne) 、マツノザイセンチュウ(Bursaphelench
us) 、ネダニ(Phizo-glyphus)等に対しても活性を有し
ている。
【0031】また、式 (I)の化合物は、植物に与える昆
虫、特に植物を摂取することによって害を与える昆虫に
対しても活性を有している。
【0032】さらにまた、一般式 ( I )で表わされる化
合物は、動物及び人間の駆虫剤として、優れた殺寄生虫
活性を有している。とくに、豚、羊、山羊、牛、馬、
犬、猫および鶏のような家畜、家禽類およびペットに感
染する線虫に対しても有効である。
【0033】一般式 (I)で表わされる化合物を農園芸用
に使用するときは、粉剤、水和剤、乳剤等のこの分野で
周知の製剤に調製して使用される。必要に応じて、水で
希釈されて使用されるときは、有効成分の濃度は、およ
そ1乃至10ppm 程度である。
【0034】一般式 (I)で表わされる化合物を動物用駆
虫剤に使用するときは、粉剤、錠剤、カプセル、注射剤
等のこの分野で周知の製剤に調製して使用される。経口
的に投与されるときは、投与量は、およそ体重1kgあた
り0.01乃至100mg、好適には0.5乃至50mg程
度である。
【0035】次に、本発明を実施例によって更に具体的
に説明する。
【0036】
【実施例】
実施例1 下記の組成の培地[A]を100ml含有する500ml容
三角フラスコ6本にムコール ツベルクリスポーラスSA
NK 10995(FERM BP - 5141)を植菌し、26℃、200
rpm で回転振とう培養した。2日後にミルベマイシンα
11(IIa )をその5%ジオキサン溶液を用いて最終濃度
で0. 025%(合計150mg)になるように添加し、
更に7日間26℃、200rpm で培養した。培養終了
後、培養液を5000rpm 、10分間遠心分離し、菌体
と上清に分けた。菌体は200mlの80%メタノールで
抽出し、遠心分離して固体成分と上清とに分けた。これ
を3回繰り返した。上清を合わせ、メタノールを減圧下
で留去した後、培養液の上清と合わせ、酢酸エチル80
0mlで3回抽出した。抽出液を飽和食塩水200mlで洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下濃縮
し、濃縮物を200.6mg得た。
【0037】得られた濃縮物を1.2mlのメタノールに
溶解し、逆相カラム、センシューパックODS-H-5251[φ
20×250mm、センシュー科学(株)製]に注入し、
紫外部吸収243nmでモニターしながら、8ml/分の流
速でアセトニトリル:水=40:60の溶液で15分
間、さらにグラジエント コントローラーにより、45
分間でアセトニトリル100%にまで直線的に傾斜し、
そのまま1時間展開溶出した。37.5分、44.8
分、48.9分、54.3分及び68.8分に溶出され
たピークを分取し、溶出液を減圧下に濃縮した。
【0038】37. 5分に溶出されたピークの濃縮物を
再分取し(条件、カラム:センシューパックODS-H-525
1、移動相:アセトニトリル:水=50:50、流速:
10ml/分)、その28. 8分に溶出されたピークを
分取し、溶出液を減圧下濃縮し、5−エピ−26,30
−ジヒドロキシミルベマイシンA3 (化合物I、X=水
素原子、Y=水酸基、R1 =メチル基、R2 =水素原
子)を4. 3mg(収率3.2%)得た。
【0039】同様に44. 8分に溶出されたピークの濃
縮物を再分取し(条件、カラム:センシューパックODS-
H-5251、移動相:アセトニトリル:水=50:50、流
速:4ml/分で56分溶出後、さらにグラジエント
コントローラーにより、流速を8ml/分に上げ、20
分間でアセトニトリル100%にまで直線的に傾斜し
た。)、その67.6分に溶出されたピークを分取し、
減圧下に濃縮し30−ヒドロキシミルベマイシンα
11(化合物I、X=水酸基、Y=水素原子、R1 =メチ
ル基、R2 =3−メチル−2−ブテノイル基)を6.2
mg(収率4.0%)得た。
【0040】同様に48.9分に溶出されたピークの濃
縮物を再分取し(条件、カラム:センシューパックODS-
H-5251、移動相:アセトニトリル:水=50:50、流
速:10ml/分)、その42.6分に溶出されたピー
クを分取、減圧濃縮し、5−エピ−30−ヒドロキシミ
ルベマイシンα11(化合物I、X=水素原子、Y=水酸
基、R1 =メチル基、R2 =3−メチル−2−ブテノイ
ル基)を2.3mg(収率1.5%)得た。
【0041】同様に54.3分に溶出されたピークから
26−ヒドロキシミルベマイシンA3 (化合物I、X=
水酸基、Y=水素原子、R1 =メチル基、R2 =水素原
子)を2.3mg(収率1.8%)得た。
【0042】同様に68. 8分に溶出されたピークから
ミルベマイシンα11(化合物IIa )を18.3mg(回収
率12.2%)回収した。
【0043】培地組成 [A] グルコース 1.0 % 酵母エキス 0.3 % 麦芽エキス 0.3 % ペプトン 0.5 % 水道水 残(pH無修正) 1)5−エピ−26,30−ジヒドロキシミルベマイシ
ンA3 (化合物I、X=水素原子、Y=水酸基、R1
メチル基、R2 =水素原子) 質量スペクトル(FAB法)(m/z):583(M++Na), 565(M++Na-H
2O) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ ppm :6.14(dt,
1H,Jd=11.2Hz,Jt=2.4Hz), 5.81(s,1H), 5.70(dd,1H,J=1
1.2,14.7Hz), 5.48(s,1H), 5.37-5.53(m,2H),4.90-4.99
(m,2H), 4.73(s,1H), 4.58(dd,1H,J=2.3,14.6Hz), 4.51
(dd,1H,J=2.5,4.5Hz), 4.46(dd,1H,J=2.3,14.6Hz), 4.1
4(d,1H,J=2.5Hz), 3.48-3.68(m,5H) 2)30−ヒドロキシミルベマイシンα11(化合物I、
X=.水酸基、Y=水素原子、R1 =メチル基、R2
3−メチル−2−ブテノイル基) 質量スペクトル(FAB法)(m/z):665(M++Na) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ ppm : 5.71-5.
84(m,4H), 5.34-5.44(m,2H), 4.98(t,1H,J=7.6Hz), 4.8
3(d,1H,J=13.3Hz), 4.64-4.75(m,3H), 4.49(dt,1H,Jd=
1.6Hz,Jt=5.9Hz), 4.07(s,1H), 4.00(d,1H,J=5.9Hz),
3.62-3.68(m,1H),3.46-3.58(m,3H), 3.33(t,1H,J=1.9H
z), 2.18(s,3H), 1.91(s,3H) 3)5−エピ−30−ヒドロキシミルベマイシンα
11(化合物I、X=水素原子、Y=水酸基、R1 =メチ
ル基、R2 =3−メチル−2−ブテノイル基) 質量スペクトル(EI 法)(m/z):642(M+) 質量スペクトル(FAB法)(m/z):665(M+N
a) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl)δ
ppm : 5.70-5.85(m,4H), 5.33-5.42(m,2H), 4.98(t,1
H,J=7.0Hz), 4.68(dd,1H,J=2.0,14.7Hz), 4.62(dd,1H,J
=2.0,14.7Hz), 4.12(brs,2H), 4.10(d,1H,J=6.6Hz), 3.
64(dd,1H,J=4.0,10.7Hz), 3.48-3.60(m,3H), 3.38(br.
s,1H), 2.20(s,3H), 1.92(s,3H) 実施例2 実施例1と同一の組成の培地[A]を100ml含有する
500ml容三角フラスコ6本にムコール ツベルクリス
ポーラスSANK 10995(FERM BP - 5141)を植菌し、26
℃、200rpm で回転振とう培養した。2日後にミルベ
マイシンα14(IIb )をその5%ジオキサン溶液を用い
て最終濃度で0. 025%(合計150mg)になるよう
に添加し、更に7日間26℃、200rpm で培養した。
培養終了後、培養液を5000rpm 、10分間遠心分離
し、菌体と上清に分けた。菌体は200mlの80%メタ
ノールで抽出し、遠心分離して固体成分と上清とに分け
た。これを3回繰り返した。上清を合わせ、メタノール
を減圧下で留去した後、培養液の上清と合わせ、酢酸エ
チル800mlで3回抽出した。抽出液を飽和食塩水20
0mlで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧
下濃縮し、濃縮物を143.6mg得た。
【0044】得られた濃縮物を1mlのメタノールに溶解
し、逆相カラム、センシューパックODS-H-5251[φ20
×250mm、センシュー科学(株)製]に注入し、紫外
部吸収243nmでモニターしながら、8ml/分の流速で
アセトニトリル:水=55:45の溶液で25分間、さ
らにグラジエント コントローラーにより、30分間で
アセトニトリル:水=90:10の溶液にまで直線的に
傾斜し、そのまま30分間展開溶出した。24.9分、
39.7分、43.6分、55.1分及び77.4分に
溶出されたピークを分取し、溶出液を減圧下に濃縮し
た。
【0045】24. 9分に溶出されたピークの濃縮物を
再分取し(条件、カラム:センシューパックODS-H-525
1、移動相:アセトニトリル:水=40:60、流速:
8ml/分で12分間溶出後、さらにグラジエント コ
ントローラーにより、40分間でアセトニトリル100
%にまで傾斜した。)、その48. 0分に溶出されたピ
ークを分取し、溶出液を減圧下に濃縮し、5−エピ−2
6,30−ジヒドロキシミルベマイシンA4 (化合物
I、X=水素原子、Y=水酸基、R1 =エチル基、R2
=水素原子)を0. 7mg(収率0. 52%)得た。
【0046】同様に39. 7分に溶出されたピークから
30−ヒドロキシミルベマイシンα14(化合物I、X=
水酸基、Y=水素原子、R1 =エチル基、R2 =3−メ
チル−2−ブテノイル基)を3.7mg(収率2.4%)
得た。
【0047】同様に43.6分に溶出されたピークから
5−エピ−30−ヒドロキシミルベマイシンα14(化合
物I、X=水素原子、Y=水酸基、R1 =エチル基、R
2 =水素原子)を2.2mg(収率1.7%)得た。
【0048】同様に55.1分に溶出されたピークから
26−ヒドロキシミルベマイシンA4 (化合物I、X=
水酸基、Y=水素原子、R1 =エチル基、R2 =水素原
子)を0.6mg(収率0.39%)得た。
【0049】同様に77. 4分に溶出されたピークから
ミルベマイシンα14(化合物IIb )を28.9mg(回収
率19.3%)回収した。
【0050】1)5−エピ−26,30−ジヒドロキシ
ミルベマイシンA4 (化合物I、X=水素原子、Y=水
酸基、R1 =エチル基、R2 =水素原子) 質量スペクトル(FAB法)(m/z):613(M++K), 595(M++K-H
2O) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ ppm :6.16(dt,
1H,Jd=2.2Hz,Jt=11.0Hz), 5.78(s,1H), 5.70(dd,1H,J=1
1.7,14.6Hz), 5.48(s,1H), 5.31-5.45(m,2H),4.94(d,1
H,J=6.6Hz), 4.74(s,1H), 4.58(dd,1H,J=2.2,13.9Hz),
4.52(br.s,1H),4.46(dd,1H,J=2.2,13.9Hz), 4.14(d,1H,
J=2.9Hz), 3.49-3.68(m,3H), 3.51(dd,1H,J=6.4,11.0H
z) 2)30−ヒドロキシミルベマイシンα14(化合物I、
X=水酸基、Y=水素原子、R1 =エチル基、R2 =3
−メチル−2−ブテノイル基) 質量スペクトル(FAB法)(m/z):695(M++K) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ ppm : 5.82(d
t,1H,Jd=11.2Hz,Jt=2.2Hz), 5.71-5.79(m,3H), 5.36-5.
43(m,2H), 4.96(t,1H,J=7.6Hz), 4.83(d,1H,J=13.5Hz),
4.69(br.s,2H), 4.67(d,1H,J=13.5Hz), 4.49(d,1H,J=
5.8Hz), 4.05(br.s,1H), 3.99(d,1H,J=5.8Hz), 2.17(s,
3H), 1.91(s,3H) 3)5−エピ−30−ヒドロキシミルベマイシンα
14(化合物I、X=水素原子、Y=水酸基、R1 =エチ
ル基、R2 =3−メチル−2−ブテノイル基) 質量スペクトル(FAB法)(m/z):695(M++K) 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,CDCl3)δ ppm :
5.69−5.87(m,4H), 5.33−5.4
1(m,2H), 4.96(t,1H,J=7.7H
z), 4.68(dd,1H,J=2.2,14.0
Hz), 4.62(dd,1H,J=2.2,14.
0Hz), 4.12(s,2H), 4.10(d,
1H,J=5.8Hz), 3.64(dd,1H,J
=3.7,11.0Hz), 3.58(m,1H),
3.51(dt,1H,J=11.0Hz,J
=5.5Hz), 2.20(s,3H), 1.91
(s,3H)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明の方法において用いられる微生物
は、ムコール属(genus Mucor) に属する微生物であっ
て、たとえば、ムコール ツベルクリスポーラス(Muco
rtubercurlsporus SANK 10995(FERM BP - 5141))を
挙げることができる。なお、本菌はNRRL 3154 として寄
託(保存)されているものを入手し、再寄託したもので
あり、両者は同一の菌種である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】周知のとおり、微生物は自然界において、
また人工的な操作(たとえば、紫外線照射、放射線照
射、化学薬品処理等)により、変異をおこしやすく、本
発明のFERM BP - 5141株もこの点は同じである。本発明
にいうFERM BP - 5141株はそれらのすべての変異株を包
含する。また、これらの変異株の中には遺伝学的方法、
たとえば組換え、形質導入、形質転換等により得られた
ものも包含される。すなわち、本発明では、一般式(II)
で表わされる化合物を一般式(I)で表わされる化合物に
変換し、FERM BP - 5141株およびそれらの変異株と明確
に区別されない菌株は、全てFERM BP - 5141株に包含さ
れるものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】同様に43.6分に溶出されたピークから
5−エピ−30−ヒドロキシミルベマイシンα14(化合
物I、X=水素原子、Y=水酸基、R1 =エチル基、R
2 =水素原子)を0.6mg(収率0.39%)得た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】同様に55.1分に溶出されたピークから
26−ヒドロキシミルベマイシンA4 (化合物I、X=
水酸基、Y=水素原子、R1 =エチル基、R2 =水素原
子)を2.2mg(収率1.7%)得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:785)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式 ( I ) 【化1】 [式中、R1 はメチル基又はエチル基を示し、Xは、水
    酸基を示し、Yは水素原子を示し、R2 は、3−メチル
    −2−ブテノイル基を示すか、R1 はメチル基又はエチ
    ル基を示し、Xは、水素原子を示し、Yは水酸基を示
    し、R2 は、水素原子又は3−メチル−2−ブテノイル
    基を示す。]で表される新規ミルベマイシン類。
  2. 【請求項2】上記一般式 ( I )において、R1 がメチル
    基、Xが水酸基、Yが水素原子、R2 が3−メチル−2
    −ブテノイル基を示す請求項1に記載の化合物、
  3. 【請求項3】上記一般式 ( I )において、R1 がエチル
    基、Xが水酸基、Yが水素原子、R2 が3−メチル−2
    −ブテノイル基を示す請求項1に記載の化合物、
  4. 【請求項4】上記一般式 ( I )において、R1 がメチル
    基、Xが水素原子、Yが水酸基、R2 が水素原子を示す
    請求項1に記載の化合物、
  5. 【請求項5】上記一般式 ( I )において、R1 がエチル
    基、Xが水素原子、Yが水酸基、R2 が水素原子を示す
    請求項1に記載の化合物、
  6. 【請求項6】上記一般式 ( I )において、R1 がメチル
    基、Xが水素原子、Yが水酸基、R2 が3−メチル−2
    −ブテノイル基を示す請求項1に記載の化合物、
  7. 【請求項7】上記一般式 ( I )において、R1 がエチル
    基、Xが水素原子、Yが水酸基、R2 が3−メチル−2
    −ブテノイル基を示す請求項1に記載の化合物、
  8. 【請求項8】ムコール属に属する微生物を、下記一般式
    (II) 【化2】 (式中、R1 は、メチル基又はエチル基を示す)で表わ
    される化合物を基質として含有する培地中で培養する
    か、又は、同微生物の培養菌体もしくは酵素抽出液を一
    般式 (II) で表わされる化合物と接触させることを特徴
    とする請求項1記載の新規ミルベマイシン類の製造方法
JP16320495A 1995-06-29 1995-06-29 新規ミルベマイシン類およびその製造法 Pending JPH0912580A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2886640A1 (en) 2013-12-18 2015-06-24 Riga Technical University Process for isolation of milbemycins A3 and A4

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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