JPH09126710A - 電解式めっき厚さ測定におけるクロメート皮膜の電解還元除去方法 - Google Patents

電解式めっき厚さ測定におけるクロメート皮膜の電解還元除去方法

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JPH09126710A
JPH09126710A JP28690695A JP28690695A JPH09126710A JP H09126710 A JPH09126710 A JP H09126710A JP 28690695 A JP28690695 A JP 28690695A JP 28690695 A JP28690695 A JP 28690695A JP H09126710 A JPH09126710 A JP H09126710A
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JP
Japan
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electrolytic
plating thickness
measured
thickness measurement
chromate
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Application number
JP28690695A
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English (en)
Inventor
Susumu Kariya
進 苅谷
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Chuo Seisakusho KK
Original Assignee
Chuo Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】亜鉛めっきの表面のクロメート皮膜のみを正確
にかつ簡便に除去することができる電解式めっき厚さ測
定におけるクロメート皮膜の電解還元除去方法を提供す
る。 【解決手段】被測定物1を+極、電解セル2を−極とし
て被めっき部分を定電流電解により溶解し、その溶解に
要する時間からめっき厚さを測定する電解式めっき厚さ
測定を行うに先立ち、被測定物を1−極、電解セル2を
+極に極性を反転させて被測定物1に施されているクロ
メート皮膜を電解還元により除去する。この方法によれ
ばめっき層を傷つけることなく、クロメート皮膜のみを
容易に除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、亜鉛めっきの厚さ
を電解式めっき厚さ測定方法で求めるに先立って行う電
解式めっき厚さ測定におけるクロメート皮膜の電解還元
除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から金属めっきの厚さを測定する方
法として、電解式めっき厚さ測定方法が知られている。
これはファラデーの法則を利用したもので、定電流電解
によってめっき面の微小な一定面積を陽極として溶解し
た場合、溶解するのに要する時間がめっき厚さに比例す
ることを応用してめっき厚さを求める方法である。とこ
ろで、この電解式めっき厚さ測定方法を用いるにあたっ
ては、測定すべきめっき面が清浄である必要があるが、
例えば亜鉛めっきの場合には、多くの場合耐食性を高め
るためのクロメート処理が表面に施されているので、め
っき厚さの測定に先立って、このクロメート皮膜を除去
する必要がある。
【0003】このクロメート皮膜は、クロム酸クロムの
水和物である不溶性の多孔質な皮膜で、X Cr2O3 ・Y Cr
O3・Z H2O の化学組成を有するものである。そしてその
厚さは0.07〜0.3μm程度で、耐食性のある皮膜
である。日本工業規格JIS−H8610「電気亜鉛め
っき」では、めっき厚さの測定に先立ち、試験部のクロ
メート皮膜を試験直前に酸化マグネシウムまたは沈降性
炭酸カルシウムのペーストを用い研磨除去し、水洗、乾
燥するよう定められている。
【0004】しかし、このようなクロメート皮膜の除去
方法は、酸化マグネシウムなどを研磨材としてペースト
に調製する必要があり、測定箇所を含むある程度の範囲
をこすって除去しなければならない。従って下地の亜鉛
めっき部分まで削り取るおそれがあり、特に亜鉛めっき
表面が凹凸状の場合には、凹部のクロメート皮膜を取る
ため凸部の亜鉛めっきまで削り取ることとなり亜鉛めっ
きの厚さが薄くなるおそれがある。このクロメート皮膜
の除去方法は労力を必要とするうえ、クロメート皮膜の
みを正確に除去することが困難で亜鉛めっきの厚さの測
定値に影響を与えるなどの問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、亜鉛めっき上
のクロメート皮膜のみを正確にかつ簡便に除去すること
ができる電解式めっき厚さ測定におけるクロメート皮膜
の電解還元除去方法を提供するためになされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めになされた本発明は、被測定物上に電解液を満たした
電解セルを載置し、前記被測定物を+極、前記電解セル
を−極として被めっき部分を定電流電解により溶解し、
その溶解に要する時間からめっき厚さを測定する電解式
めっき厚さ測定を行うに先立ち、前記被測定物を−極、
前記電解セルを+極に極性を反転させて被測定物に施さ
れているクロメート皮膜を電解還元により除去すること
を特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に図1を参照しつつ、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1において、1は亜鉛
めっき上にクロメート処理を施した被測定物、2はその
表面にガスケット3を介して載置される電解セルであ
る。電解セル2には電解液5が収容されている。4は電
解式めっき厚さ測定器本体であり、前記したように電解
式めっき厚さ測定に際しては被測定物1を+極、電解セ
ル2を−極として被めっき部分を定電流電解により溶解
し、その溶解に要する時間からめっき厚さを測定する電
解式めっき厚さ測定を行う。しかしこの場合はそれに先
立ち、図1に示すように被測定物1を−極、電解セル2
を+極に極性を反転させる。
【0008】そして直流電流を通電すると、−極側の被
測定物1の表面が電解還元され、クロメート皮膜が電解
液5により溶解されて除去される。しかし亜鉛めっきは
電解還元によって溶解することはないため、クロメート
皮膜のみが除去されることとなる。なお、電解液5の攪
拌は行わない方が電解還元が進行し易い。また、通電時
間は10〜30秒程度で十分である。
【0009】電解液としては、中性〜アルカリ性のもの
が好ましい。これはアルカリ性の電解液はクロメート皮
膜を膨潤させやすいためである。好ましい電解液の種類
を求めるために各種の電解質を組み合わせて試験を行っ
たところ、表1のとおりの結果が得られた。この表1の
結果から、電解液として(NH4)2SO4 、Na2SO4、NH4SCN、
NaSCN 、CH3COONH4 、CH3COONa、NaOHの化合物から選ば
れる少なくとも2種を含む混合水溶液を用いることが好
ましいことが分かる。なお表1中のAは除去効果が優
れ、Bは除去効果がやや優れることを意味する。
【0010】
【表1】
【0011】上記のように、本発明によれば電解式めっ
き厚さ測定を行うに先立ち、前記被測定物を−極、前記
電解セルを+極に極性を反転させて被測定物に施されて
いるクロメート皮膜のみを電解還元により容易に除去す
ることができるから、めっき厚さの測定を精度よく行う
ことができる。以下に本発明の実施例を示す。
【0012】
【実施例】
〔実施例1〕各種クロメート皮膜の電解還元除去 Na2SO4:100g/l、NaSCN :100g/l、CH3COONa:100g/l、
NaOH:40g/l からなる電解液を用い、図1の装置を用い
て各種のクロメート皮膜の電解還元除去を行った。その
結果を表2に示す。この表2に示すように、本発明は特
に光沢クロメート皮膜や有色クロメート皮膜に特に有効
であることが確認された。
【0013】
【表2】
【0014】〔実施例2〕亜鉛めっきへの影響 まず、前記したNa2SO4:100g/l、NaSCN :100g/l、CH3C
OONa:100g/l、NaOH:40g/l からなる電解液が、亜鉛め
っきと接触したときの自然溶解量を求めた。計測精度を
高めるために亜鉛めっき板の代わりに表面積が3000mm2
の亜鉛板を用いて重量変化を測定したところ、測定開始
時の亜鉛板の重量が36.907g であったのに対し、電解液
に20時間接触させた後の亜鉛板の重量は36.899g であ
り、自然溶解量はわずか8mg であった。
【0015】次に、表面積が3000mm2 の亜鉛板を前記の
電解液に浸漬し、亜鉛板を−極、ステンレス板を+極と
して電流3A(亜鉛めっき電解速度0.2 μm/秒に相当)
で亜鉛板の電解還元を行った。その結果、測定開始時の
亜鉛板の重量が36.902g であったのに対し、100 秒間の
電解還元を行った後の亜鉛板の重量はやはり36.902gで
あり、全く溶解しないことが確認された。従って、本発
明はクロメート皮膜のみを除去し、亜鉛めっきには全く
影響しない。
【0016】〔実施例3〕従来法との比較 本発明と従来法(酸化マグネシウム及び酸化アルミニウ
ムのペーストによる除去法)とによって、亜鉛めっき厚
さがどの程度異なるかを測定した。試験片としては表面
に数μmの凹凸を持つ一般構造用圧延鋼板を使用し、そ
の表面に亜鉛めっきとクロメート処理を施したものを試
験片とした。この同一の試験片を、酸化マグネシウム
で研摩してクロメート皮膜を除去する方法、酸化アル
ミニウムで研摩してクロメート皮膜を除去する方法およ
び本発明の方法の3種類の方法で処理したうえ、亜鉛
めっきの厚さを測定した。その結果、本発明の方法によ
る亜鉛めっき厚さ測定値7.0 μm に比較しての方法で
は0.3 μm程度(約−4%)、の方法では0.5 μm程
度(約−7%)亜鉛めっきの厚さの測定値が減少した。
これは、の従来法では亜鉛めっきが削り取られたこ
とを示している。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
亜鉛めっきの表面のクロメート皮膜のみを正確にかつ簡
便に除去することができるので、電解式めっき厚さ測定
法により亜鉛めっきの厚さを正確に測定できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を説明する断面図
である。
【符号の説明】
1 被測定物 2 電解セル 3 ガスケット 4 電解式めっき厚さ測定器本体 5 電解液

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物上に電解液を満たした電解セル
    を載置し、前記被測定物を+極、前記電解セルを−極と
    して被めっき部分を定電流電解により溶解し、その溶解
    に要する時間からめっき厚さを測定する電解式めっき厚
    さ測定を行うに先立ち、前記被測定物を−極、前記電解
    セルを+極に極性を反転させて被測定物に施されている
    クロメート皮膜を電解還元により除去することを特徴と
    する電解式めっき厚さ測定におけるクロメート皮膜の電
    解還元除去方法。
  2. 【請求項2】 被測定物がクロメート処理された亜鉛め
    っき品である請求項1に記載の電解式めっき厚さ測定に
    おけるクロメート皮膜の電解還元除去方法。
  3. 【請求項3】 電解液が、(NH4)2SO4 、Na2SO4、NH4SC
    N、NaSCN 、CH3COONH4 、CH3COONa、NaOHの化合物から
    選ばれる少なくとも2種を含む混合水溶液である請求項
    1に記載の電解式めっき厚さ測定におけるクロメート皮
    膜の電解還元除去方法。
JP28690695A 1995-11-06 1995-11-06 電解式めっき厚さ測定におけるクロメート皮膜の電解還元除去方法 Pending JPH09126710A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100516124B1 (ko) * 2000-07-11 2005-09-21 주식회사 포스코 합금화 용융 아연 도금 강판의 합금상 두께 측정장치 및그 측정방법
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 20021129