JPH09128258A - コンピュータシステムの再同期リセット処理方法 - Google Patents
コンピュータシステムの再同期リセット処理方法Info
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- JPH09128258A JPH09128258A JP7280270A JP28027095A JPH09128258A JP H09128258 A JPH09128258 A JP H09128258A JP 7280270 A JP7280270 A JP 7280270A JP 28027095 A JP28027095 A JP 28027095A JP H09128258 A JPH09128258 A JP H09128258A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cache
- cpu
- way
- reset
- synchronous operation
- Prior art date
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- Hardware Redundancy (AREA)
- Multi Processors (AREA)
- Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 故障復旧したCPU部を再組み込みする際の
再同期リセット処理でのキャッシュの初期化を不要とす
る。 【解決手段】 システムの立上げ時、A/B両系のCP
U部100,110は、例えばキャッシュ103,11
3のウェイ1を使用禁止とし、ウェイ0を使用可能にし
て同期運転を開始する。その後、例えばCPU部110
が故障・復旧し、再びシステムに組み入れて同期運転を
復活させるため、CPU100,110を一旦リセット
してIPL処理を実行する際、キャッシュ103,11
3のウェイ使用禁止を反転し、ウェイ1を使用可能にし
て同期運転を再開する。ここで、ウェイ1はそれまで使
用禁止となっているため、初期化が保証されており、あ
らためて初期化する必要はない。
再同期リセット処理でのキャッシュの初期化を不要とす
る。 【解決手段】 システムの立上げ時、A/B両系のCP
U部100,110は、例えばキャッシュ103,11
3のウェイ1を使用禁止とし、ウェイ0を使用可能にし
て同期運転を開始する。その後、例えばCPU部110
が故障・復旧し、再びシステムに組み入れて同期運転を
復活させるため、CPU100,110を一旦リセット
してIPL処理を実行する際、キャッシュ103,11
3のウェイ使用禁止を反転し、ウェイ1を使用可能にし
て同期運転を再開する。ここで、ウェイ1はそれまで使
用禁止となっているため、初期化が保証されており、あ
らためて初期化する必要はない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のCPU部が同
期して運転する方式のコンピュータシステムにおいて、
障害などで一旦システムから切り離されたCPU部を再
びシステムに組み込み、同期運転を復活させるための再
同期リセット処理の高速化に関する。
期して運転する方式のコンピュータシステムにおいて、
障害などで一旦システムから切り離されたCPU部を再
びシステムに組み込み、同期運転を復活させるための再
同期リセット処理の高速化に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のCPU部によって同一処理を同期
して運転(デュアル動作)させることで、1つのCPU
部に障害が発生しても、これを切り離したあと、残るC
PU部によってオンライン業務等を継続することが可能
であり、フォールトトレラントコンピュータに広く応用
されている。
して運転(デュアル動作)させることで、1つのCPU
部に障害が発生しても、これを切り離したあと、残るC
PU部によってオンライン業務等を継続することが可能
であり、フォールトトレラントコンピュータに広く応用
されている。
【0003】この種のコンピュータシステムでは、障害
が発生したCPU部の修理・交換を、活線交換などによ
ってオンライン業務中に実施する。そして、修理等が終
了したCPU部は、システムからのパワーオンにより、
プロセッサ、キャッシュ及び主記憶として使用するメモ
リ(以下、これをMSと略す)を診断・初期化する。こ
の処理は、各CPU部のROM内に格納した、IPL処
理プログラムの一部が実施する方式が一般的である。こ
の診断・初期化処理が正常に終了すると、当該CPU部
は他のCPU部に組み込み準備完了であることを通知し
て組み込み待機となる。一方、これを検知した他のCP
U部は、オンライン業務等を継続しながら、このCPU
部を再びシステムに組み込む処理、即ち、再同期リセッ
ト処理を実行する。
が発生したCPU部の修理・交換を、活線交換などによ
ってオンライン業務中に実施する。そして、修理等が終
了したCPU部は、システムからのパワーオンにより、
プロセッサ、キャッシュ及び主記憶として使用するメモ
リ(以下、これをMSと略す)を診断・初期化する。こ
の処理は、各CPU部のROM内に格納した、IPL処
理プログラムの一部が実施する方式が一般的である。こ
の診断・初期化処理が正常に終了すると、当該CPU部
は他のCPU部に組み込み準備完了であることを通知し
て組み込み待機となる。一方、これを検知した他のCP
U部は、オンライン業務等を継続しながら、このCPU
部を再びシステムに組み込む処理、即ち、再同期リセッ
ト処理を実行する。
【0004】再同期リセット処理とは、オンライン業務
等を継続している他のCPU部と組み込むCPU部の同
期を取り、デュアル動作を復旧させるための処理であ
る。ここで、複数のCPU部が同一処理を同期して実行
するためには、全CPU部が同一アドレスの命令を常に
実行することが必要である。このため、全CPU部のキ
ャッシュとMSの内容はすべて一致していることが必要
である。ところが、特にキャッシュは、そのエントリの
内容が動的に変化するため、診断・初期化を終了して再
度システムに組み込まれるのを待っているCPU部と、
オンライン業務等を継続しているCPU部では、全くキ
ャッシュ内部の状態が異なる。これを一致させ、再び同
期運転を復活させるためには、全CPUのキャッシュが
初期化される必要がある。
等を継続している他のCPU部と組み込むCPU部の同
期を取り、デュアル動作を復旧させるための処理であ
る。ここで、複数のCPU部が同一処理を同期して実行
するためには、全CPU部が同一アドレスの命令を常に
実行することが必要である。このため、全CPU部のキ
ャッシュとMSの内容はすべて一致していることが必要
である。ところが、特にキャッシュは、そのエントリの
内容が動的に変化するため、診断・初期化を終了して再
度システムに組み込まれるのを待っているCPU部と、
オンライン業務等を継続しているCPU部では、全くキ
ャッシュ内部の状態が異なる。これを一致させ、再び同
期運転を復活させるためには、全CPUのキャッシュが
初期化される必要がある。
【0005】一般に再同期リセット処理では、オンライ
ン業務等を実施しているCPU部が、組み込むCPU部
の組み込み準備完了を検知すると、続行中の処理情報
(レジスタ、その他の情報)を退避し、系間制御部を介
して、一旦全CPU部にリセットを発行する方法が広く
取られている。全CPU部にリセットがかかると、各プ
ロセッサはIPL処理を実行する。これにより、全CP
U部がROM内のIPL処理を実行し始めるので、命令
実行の同期が取れたことになる。
ン業務等を実施しているCPU部が、組み込むCPU部
の組み込み準備完了を検知すると、続行中の処理情報
(レジスタ、その他の情報)を退避し、系間制御部を介
して、一旦全CPU部にリセットを発行する方法が広く
取られている。全CPU部にリセットがかかると、各プ
ロセッサはIPL処理を実行する。これにより、全CP
U部がROM内のIPL処理を実行し始めるので、命令
実行の同期が取れたことになる。
【0006】従来技術では、このIPL処理において、
プロセッサの診断・初期化を行った後、引き続いてキャ
ッシュの診断・初期化を実行していた。これにより、全
CPU部のキャッシュが初期化されることになるので、
すべてのエントリの内容が一致したことになる。ここ
で、各プロセッサはキャッシュ使用状態に切り替える。
その後、退避しておいた続行中の処理情報を復帰して、
中断していたオンライン業務を再開する。
プロセッサの診断・初期化を行った後、引き続いてキャ
ッシュの診断・初期化を実行していた。これにより、全
CPU部のキャッシュが初期化されることになるので、
すべてのエントリの内容が一致したことになる。ここ
で、各プロセッサはキャッシュ使用状態に切り替える。
その後、退避しておいた続行中の処理情報を復帰して、
中断していたオンライン業務を再開する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、再
同期リセットを全CPU部に発行することによって、命
令実行についての同期とキャッシュ状態の一致は確かに
とれるが、プロセッサとキャッシュの診断・初期化は、
ROM内から直接命令をフェッチしながら実行している
ので処理時間がかかってしまう。特に近年キャッシュの
大容量化が進んで、キャッシュの診断・初期化にかかる
時間もこれに合わせて増加している。
同期リセットを全CPU部に発行することによって、命
令実行についての同期とキャッシュ状態の一致は確かに
とれるが、プロセッサとキャッシュの診断・初期化は、
ROM内から直接命令をフェッチしながら実行している
ので処理時間がかかってしまう。特に近年キャッシュの
大容量化が進んで、キャッシュの診断・初期化にかかる
時間もこれに合わせて増加している。
【0008】故障したCPU部を復帰させるため一旦オ
ンライン業務等を中断し、全CPUにリセットを発行し
て、各プロセッサにIPL処理を実行せしめることは、
同期動作を保証するうえで非常に有効である。しかし、
この再同期リセット処理期間をできるだけ短時間としな
ければ、処理の中断がオンライン業務に悪影響を与える
ことは明白である。
ンライン業務等を中断し、全CPUにリセットを発行し
て、各プロセッサにIPL処理を実行せしめることは、
同期動作を保証するうえで非常に有効である。しかし、
この再同期リセット処理期間をできるだけ短時間としな
ければ、処理の中断がオンライン業務に悪影響を与える
ことは明白である。
【0009】本発明は、キャッシュを持つプロセッサの
デュアル動作によるフォールトトレラントコンピュータ
のCPU部の再組み込み動作において、キャッシュの診
断・初期化を再同期リセット処理時に不要とする方法を
提供することにある。
デュアル動作によるフォールトトレラントコンピュータ
のCPU部の再組み込み動作において、キャッシュの診
断・初期化を再同期リセット処理時に不要とする方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、シ
ステムの立ち上げ時、各CPUの全キャッシュウェイを
初期化した後、それぞれ特定のキャッシュウェイを使用
禁止にして同期運転を開始する。その後、あるCPU部
にて障害などが発生し、修理が終了して該CPU部をシ
ステムに再組み込みするため、全CPUを一旦リセット
して同期運転を復活させる際、キャッシュウェイの使用
禁止を反転し、それまで使用禁止にしていたキャッシュ
ウェイを使用可能にして同期運転を再開せしめる。この
キャッシュウェイは初期化されたままであるため、再同
期リセット処理時の診断・初期化は不要である。
ステムの立ち上げ時、各CPUの全キャッシュウェイを
初期化した後、それぞれ特定のキャッシュウェイを使用
禁止にして同期運転を開始する。その後、あるCPU部
にて障害などが発生し、修理が終了して該CPU部をシ
ステムに再組み込みするため、全CPUを一旦リセット
して同期運転を復活させる際、キャッシュウェイの使用
禁止を反転し、それまで使用禁止にしていたキャッシュ
ウェイを使用可能にして同期運転を再開せしめる。この
キャッシュウェイは初期化されたままであるため、再同
期リセット処理時の診断・初期化は不要である。
【0011】請求項2の発明では、システムの立ち上げ
時、各CPUの全キャッシュウェイを初期化した後、そ
れぞれ全キャッシュウェイを使用可能にして同期運転を
開始する。そして、あるCPUにて障害などが発生し、
修理が終了して、該CPU部をシステムに再組み込みす
る際の準備段階において、他の処理中のCPU部は、そ
の特定のキャッシュウェイを使用禁止にして処理を続行
し、該処理の合間に周期的に前記特定のキャッシュウェ
イを所定エントリ数ずつ初期化する。そして、該処理中
のCPU部にて、前記特定のキャッシュウェイの初期化
がすべて終了した段階で、全CPU部を一旦リセット
し、再同期リセット処理においてキャッシュウェイの使
用禁止を反転して、前記初期化が終了した特定のキャッ
シュウェイを使用可能にして同期運転を再開する。この
同期運転の再開後、あらたに使用禁止となったキャッシ
ュウェイを、同期処理の合間に周期的に所定エントリ数
ずつ初期化し、該キャッシュウェイの初期化がすべて終
了した段階で、再び全キャッシュウェイを使用可能にし
て、同期運転を続行する。これにより、オンライン業務
等の中断を極力さけつつ、全ウェイのキャッシュエント
リが使用可能となる。
時、各CPUの全キャッシュウェイを初期化した後、そ
れぞれ全キャッシュウェイを使用可能にして同期運転を
開始する。そして、あるCPUにて障害などが発生し、
修理が終了して、該CPU部をシステムに再組み込みす
る際の準備段階において、他の処理中のCPU部は、そ
の特定のキャッシュウェイを使用禁止にして処理を続行
し、該処理の合間に周期的に前記特定のキャッシュウェ
イを所定エントリ数ずつ初期化する。そして、該処理中
のCPU部にて、前記特定のキャッシュウェイの初期化
がすべて終了した段階で、全CPU部を一旦リセット
し、再同期リセット処理においてキャッシュウェイの使
用禁止を反転して、前記初期化が終了した特定のキャッ
シュウェイを使用可能にして同期運転を再開する。この
同期運転の再開後、あらたに使用禁止となったキャッシ
ュウェイを、同期処理の合間に周期的に所定エントリ数
ずつ初期化し、該キャッシュウェイの初期化がすべて終
了した段階で、再び全キャッシュウェイを使用可能にし
て、同期運転を続行する。これにより、オンライン業務
等の中断を極力さけつつ、全ウェイのキャッシュエント
リが使用可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明で対象とするコン
ピュータシステムの構成例を示す。ここでは、CPU部
を100と110の2重化とし、この2つのCPU部1
00,110が同一処理を同期して実行するデュアル構
成を取っているとする。説明の便宜上、100をA系C
PU部、110をB系CPU部と呼ぶことにする。12
0は系間制御部であり、CPU部100と110が同一
処理を同期して実行しているか、また互いのCPU部が
どういう状態にあるかなどを管理/監視している。
ピュータシステムの構成例を示す。ここでは、CPU部
を100と110の2重化とし、この2つのCPU部1
00,110が同一処理を同期して実行するデュアル構
成を取っているとする。説明の便宜上、100をA系C
PU部、110をB系CPU部と呼ぶことにする。12
0は系間制御部であり、CPU部100と110が同一
処理を同期して実行しているか、また互いのCPU部が
どういう状態にあるかなどを管理/監視している。
【0013】ここで、A系とB系の構成は対称であるの
で、各構成要素はA系CPU部100をもって説明す
る。101はプロセッサであり、キャッシュ制御部10
2を経由してキャッシュ103を接続している。本実施
例では、キャッシュ103は104と105を各ウェイ
(0ウェイ、1ウェイ)とする2ウェイセットアソシア
ティブキャッシュ構成を取っている。106はプロセッ
サ101が主記憶として使用するメモリ(MS)、10
7はIPL処理プログラムを格納するROMである。
で、各構成要素はA系CPU部100をもって説明す
る。101はプロセッサであり、キャッシュ制御部10
2を経由してキャッシュ103を接続している。本実施
例では、キャッシュ103は104と105を各ウェイ
(0ウェイ、1ウェイ)とする2ウェイセットアソシア
ティブキャッシュ構成を取っている。106はプロセッ
サ101が主記憶として使用するメモリ(MS)、10
7はIPL処理プログラムを格納するROMである。
【0014】図2は、キャッシュ制御部102の内部構
成を示すもので、201はプロセッサ101が実行する
プログラムにより、キャッシュ103のどのウェイ10
4,105を使用/禁止するかを設定するための制御レ
ジスタ、202は制御レジスタ201の設定にしたが
い、キャッシュエントリのヒット/ミスヒット及びMS
106からの命令・データの読み出し、データの書き込
み等を行う制御回路である。キャッシュ制御部112の
内部構成も、まったく同様である。
成を示すもので、201はプロセッサ101が実行する
プログラムにより、キャッシュ103のどのウェイ10
4,105を使用/禁止するかを設定するための制御レ
ジスタ、202は制御レジスタ201の設定にしたが
い、キャッシュエントリのヒット/ミスヒット及びMS
106からの命令・データの読み出し、データの書き込
み等を行う制御回路である。キャッシュ制御部112の
内部構成も、まったく同様である。
【0015】次に、図1及び図2の構成を例に本発明の
各実施例の動作について説明する。
各実施例の動作について説明する。
【0016】〈実施例1〉これは、請求項1の発明に対
応するものである。本実施例のIPL処理のフローチャ
ートを図3に、再同期リセット処理のフローチャートを
図4に示す。図3のIPL処理のプログラムはROM1
07,117に保持され、システム立上げの際のシステ
ム全体のパワーオン時、故障復旧後、CPU部の再組み
込みのためのパワーオン時、及び再同期リセット処理
時、それぞれ起動される。また、図4の再同期リセット
処理のプログラムは、OSの一部としてMS106,1
16に保持され、OSのタスク切替え処理から周期的に
起動される。
応するものである。本実施例のIPL処理のフローチャ
ートを図3に、再同期リセット処理のフローチャートを
図4に示す。図3のIPL処理のプログラムはROM1
07,117に保持され、システム立上げの際のシステ
ム全体のパワーオン時、故障復旧後、CPU部の再組み
込みのためのパワーオン時、及び再同期リセット処理
時、それぞれ起動される。また、図4の再同期リセット
処理のプログラムは、OSの一部としてMS106,1
16に保持され、OSのタスク切替え処理から周期的に
起動される。
【0017】まず、システム立上げによりA及びB系の
CPU部100,110がIPL処理を開始し、オンラ
イン業務等を開始するまでの動作を説明する。
CPU部100,110がIPL処理を開始し、オンラ
イン業務等を開始するまでの動作を説明する。
【0018】システム全体のパワーオンにより、系間制
御部120を通して、A/B両系の各CPU部100,
110にリセットが発行される。これにより、まず、図
3の処理301が実行され、プロセッサ101及び11
1がそれぞれ個別に診断・初期化される。次に、処理3
02で、このリセットが再同期リセット発行によるもの
かを判定する。いまはシステム全体のパワーオンによる
リセットなので、処理303にて、キャッシュ103,
113の全ウェイ(104と105および114と11
5)のエントリの診断・初期化を実施し、処理304に
てMS106,116の診断・初期化を行う。次に、処
理305にてシステム全体の立ち上げかを判定する。こ
の場合、その条件が成立するので、処理310を実施
し、キャッシュ制御部102,112の制御レジスタ2
01に、予め決められたウェイのキャッシュエントリの
み使用禁止と設定する。ここでは、A/B両系のCPU
部100,110ともウェイ1のキャッシュエントリを
使用禁止にすると仮定する。次に、処理311にてオペ
レーティングシステム(OS)のロードやその他の処理
を実行し、システム立ち上げ時のIPL処理が終了す
る。
御部120を通して、A/B両系の各CPU部100,
110にリセットが発行される。これにより、まず、図
3の処理301が実行され、プロセッサ101及び11
1がそれぞれ個別に診断・初期化される。次に、処理3
02で、このリセットが再同期リセット発行によるもの
かを判定する。いまはシステム全体のパワーオンによる
リセットなので、処理303にて、キャッシュ103,
113の全ウェイ(104と105および114と11
5)のエントリの診断・初期化を実施し、処理304に
てMS106,116の診断・初期化を行う。次に、処
理305にてシステム全体の立ち上げかを判定する。こ
の場合、その条件が成立するので、処理310を実施
し、キャッシュ制御部102,112の制御レジスタ2
01に、予め決められたウェイのキャッシュエントリの
み使用禁止と設定する。ここでは、A/B両系のCPU
部100,110ともウェイ1のキャッシュエントリを
使用禁止にすると仮定する。次に、処理311にてオペ
レーティングシステム(OS)のロードやその他の処理
を実行し、システム立ち上げ時のIPL処理が終了す
る。
【0019】これにより、A/B両系の各CPU部10
0,110はオンライン業務等を開始し、同一処理を同
期して実行する。この間、キャッシュ103,113
は、キャッシュ制御部102,112の制御下で、ウェ
イ0のエントリのみ使用されるため、ウェイ1のエント
リは診断・初期化されたままである。
0,110はオンライン業務等を開始し、同一処理を同
期して実行する。この間、キャッシュ103,113
は、キャッシュ制御部102,112の制御下で、ウェ
イ0のエントリのみ使用されるため、ウェイ1のエント
リは診断・初期化されたままである。
【0020】次に、片系のCPU部にて障害が発生し
て、故障復旧後、当該CPU部の再組み込みを開始する
ときから再同期リセット処理を実行し、デュアル動作が
復活するまでの動作を説明する。
て、故障復旧後、当該CPU部の再組み込みを開始する
ときから再同期リセット処理を実行し、デュアル動作が
復活するまでの動作を説明する。
【0021】片系のCPU部にて障害が発生すると、系
間制御部120は該障害の発生したCPU部を切り離
し、オンライン業務等を継続している系のCPU部に障
害発生を報告する。ここでは説明の便宜上、B系CPU
部110に障害が発生し、系間制御部120はこれを切
り離したものとする。
間制御部120は該障害の発生したCPU部を切り離
し、オンライン業務等を継続している系のCPU部に障
害発生を報告する。ここでは説明の便宜上、B系CPU
部110に障害が発生し、系間制御部120はこれを切
り離したものとする。
【0022】活線交換などによって、B系のCPU部1
10の修理が終了すると、システム・コンソールなどか
らB系CPU部110にパワーオンが発行され、これは
系間制御部120を通してA系CPU部100にも通知
される。ここまでは、フォールトトレラントコンピュー
タの障害/回復処理の一般的な動作である。
10の修理が終了すると、システム・コンソールなどか
らB系CPU部110にパワーオンが発行され、これは
系間制御部120を通してA系CPU部100にも通知
される。ここまでは、フォールトトレラントコンピュー
タの障害/回復処理の一般的な動作である。
【0023】B系CPU部110にパワーオンが発行さ
れると、該CPU部110は図3のIPL処理を開始す
る。これにより、まず、処理301にて、プロセッサ1
11が診断・初期化される。次の処理302では、故障
復旧後のパワーオンのため、再同期リセットではないと
判定され、処理303,304が実施される。この段階
で、B系CPU部110のキャッシュ113は、ウェイ
0および1の全エントリとも再び初期化される。次に、
処理305では、システム立ち上げによるパワーオンで
はないと判定されるので、処理306を実行する。この
処理306で、CPU部110の診断・初期化がすべて
終了し、組み込み準備が完了したことを、系間制御部1
20を経由してA系CPU部100に通知する。組み込
み準備完了の通知後、B系CPU部110は処理307
にて、再同期リセットにより再組み込みが実施されるの
を待機する。なお、系間制御部120は、システム全体
および個々のCPU部がどういう状態にあるか、状態レ
ジスタ等で管理しており、処理302,305では、例
えば該状態レジスタ等を見にいくことで、再同期リセッ
トやシステムの立上げ等を容易に判定できる。
れると、該CPU部110は図3のIPL処理を開始す
る。これにより、まず、処理301にて、プロセッサ1
11が診断・初期化される。次の処理302では、故障
復旧後のパワーオンのため、再同期リセットではないと
判定され、処理303,304が実施される。この段階
で、B系CPU部110のキャッシュ113は、ウェイ
0および1の全エントリとも再び初期化される。次に、
処理305では、システム立ち上げによるパワーオンで
はないと判定されるので、処理306を実行する。この
処理306で、CPU部110の診断・初期化がすべて
終了し、組み込み準備が完了したことを、系間制御部1
20を経由してA系CPU部100に通知する。組み込
み準備完了の通知後、B系CPU部110は処理307
にて、再同期リセットにより再組み込みが実施されるの
を待機する。なお、系間制御部120は、システム全体
および個々のCPU部がどういう状態にあるか、状態レ
ジスタ等で管理しており、処理302,305では、例
えば該状態レジスタ等を見にいくことで、再同期リセッ
トやシステムの立上げ等を容易に判定できる。
【0024】一方、B系CPU部110へのパワーオン
発行後、A系CPU部100はオンライン業務を継続し
ながら、OSのタスク切替え処理により図4の動作を周
期的に実行している。
発行後、A系CPU部100はオンライン業務を継続し
ながら、OSのタスク切替え処理により図4の動作を周
期的に実行している。
【0025】図4において、処理400は、系間制御部
120を経由して通知される他系CPU部の組み込み準
備完了を判定する処理である。B系CPU部110が図
3の処理306を実行するまで、該判定は成立しない。
この場合、A系CPU部100は処理411に行かず、
オンライン業務等に戻る。処理400での判定が成立す
ると、A系CPU部100のプロセッサ101は、処理
411により、続行中の処理情報を退避し、次に、処理
412にて、再同期リセットを系間制御部120へ発す
る。これによって、系間制御部120はA/B両系のC
PU部100,110に同時にリセットを発行する。
120を経由して通知される他系CPU部の組み込み準
備完了を判定する処理である。B系CPU部110が図
3の処理306を実行するまで、該判定は成立しない。
この場合、A系CPU部100は処理411に行かず、
オンライン業務等に戻る。処理400での判定が成立す
ると、A系CPU部100のプロセッサ101は、処理
411により、続行中の処理情報を退避し、次に、処理
412にて、再同期リセットを系間制御部120へ発す
る。これによって、系間制御部120はA/B両系のC
PU部100,110に同時にリセットを発行する。
【0026】リセットされた各CPU部100,110
は、同時に図3のIPL処理の実行に入る。この場合、
各CPU部100,110は、処理301でプロセッサ
101を診断・初期化した後、処理302にて再同期リ
セットによるIPL処理開始と判定されるので、処理3
08を実行する。なお、B系CPU部110のプロセッ
サ111は、既に故障復旧後の再組み込みのためのIP
L処理で診断・初期化されているため、処理301は空
実行となる。処理308は、キャッシュ制御部102,
112の制御レジスタ201に設定してあったキャッシ
ュウェイの使用禁止を反転して再設定する処理である。
これにより、A系CPU部100では、それまでキャッ
シュ103のウェイ1を使用禁止としていたが、今度は
ウェイ0が使用禁止と設定されることになる。これが系
間制御部120の状態レジスタに反映されるので、この
時、B系CPU部110では、該状態レジスタを参照す
ることで、A系と対称的なキャッシュ113のウェイ1
が使用禁止と設定されることになる。次に、処理309
にて図4の処理413への復帰を行い、処理413にお
いて、A系CPU部110では、処理411で退避した
処理情報を復帰し、オンライン業務にもどる。また、B
系CPU部110でも、A系CPU部110が退避した
処理情報を取り込み、オンライン業務に復帰する。な
お、図1では省略したが、処理情報の退避先は、A/B
両系で共通にアクセスできれば、外部記憶装置あるいは
主記憶のいずれでもよく、これにより、A系CPU部1
00が退避した情報を、B系CPU部110でも、取り
込むことができる。
は、同時に図3のIPL処理の実行に入る。この場合、
各CPU部100,110は、処理301でプロセッサ
101を診断・初期化した後、処理302にて再同期リ
セットによるIPL処理開始と判定されるので、処理3
08を実行する。なお、B系CPU部110のプロセッ
サ111は、既に故障復旧後の再組み込みのためのIP
L処理で診断・初期化されているため、処理301は空
実行となる。処理308は、キャッシュ制御部102,
112の制御レジスタ201に設定してあったキャッシ
ュウェイの使用禁止を反転して再設定する処理である。
これにより、A系CPU部100では、それまでキャッ
シュ103のウェイ1を使用禁止としていたが、今度は
ウェイ0が使用禁止と設定されることになる。これが系
間制御部120の状態レジスタに反映されるので、この
時、B系CPU部110では、該状態レジスタを参照す
ることで、A系と対称的なキャッシュ113のウェイ1
が使用禁止と設定されることになる。次に、処理309
にて図4の処理413への復帰を行い、処理413にお
いて、A系CPU部110では、処理411で退避した
処理情報を復帰し、オンライン業務にもどる。また、B
系CPU部110でも、A系CPU部110が退避した
処理情報を取り込み、オンライン業務に復帰する。な
お、図1では省略したが、処理情報の退避先は、A/B
両系で共通にアクセスできれば、外部記憶装置あるいは
主記憶のいずれでもよく、これにより、A系CPU部1
00が退避した情報を、B系CPU部110でも、取り
込むことができる。
【0027】このようにして、A/B両系のCPU部1
00,110は、再び同一処理を同期して実行すること
になり、且つ、キャッシュ103,113はいずれも、
診断・初期化の保証されたウェイ1のエントリを使用す
ることになる。したがって、再同期リセット処理にて従
来必要であった、キャッシュの診断・初期化を不要にす
ることができる。
00,110は、再び同一処理を同期して実行すること
になり、且つ、キャッシュ103,113はいずれも、
診断・初期化の保証されたウェイ1のエントリを使用す
ることになる。したがって、再同期リセット処理にて従
来必要であった、キャッシュの診断・初期化を不要にす
ることができる。
【0028】なお、図3の処理308で使用禁止となっ
た、A系CPU部100におけるキャッシュ103のウ
ェイ0は、以後の再同期リセットにそなえて、オンライ
ン業務を継続しながら少しずつ診断・初期化しておけば
よい。この時、同期処理の観点から、B系CPU部11
0でも同様の処理を実行するが、B系CPU部110の
キャッシュ113のウェイ0は、図3の処理303で初
期化ずみであるため、B系CPU部110での処理は仮
の実行(空実行)となる。
た、A系CPU部100におけるキャッシュ103のウ
ェイ0は、以後の再同期リセットにそなえて、オンライ
ン業務を継続しながら少しずつ診断・初期化しておけば
よい。この時、同期処理の観点から、B系CPU部11
0でも同様の処理を実行するが、B系CPU部110の
キャッシュ113のウェイ0は、図3の処理303で初
期化ずみであるため、B系CPU部110での処理は仮
の実行(空実行)となる。
【0029】〈実施例2〉これは、請求項2の発明に対
応するものである。実施例1では、キャッシュ103,
113のウェイ0あるいはウェイ1が必ず使用禁止と設
定されるため、常にキャッシュ全体の半分の容量しか使
用していないことになる。これは、性能を重視するコン
ピュータシステムには不向きである。実施例2は、通常
は全キャッシュ容量を使用可能とし、CPU部を再組み
込みする前後でのみ、一時的にウェイ0あるはウェイ1
を使用禁止とするものである。
応するものである。実施例1では、キャッシュ103,
113のウェイ0あるいはウェイ1が必ず使用禁止と設
定されるため、常にキャッシュ全体の半分の容量しか使
用していないことになる。これは、性能を重視するコン
ピュータシステムには不向きである。実施例2は、通常
は全キャッシュ容量を使用可能とし、CPU部を再組み
込みする前後でのみ、一時的にウェイ0あるはウェイ1
を使用禁止とするものである。
【0030】本実施例のIPL処理のフローチャートを
図5に、再同期リセット処理のフローチャートを図6
に、さらに、使用禁止した特定キャッシュウェイの回復
処理のフローチャートを図7に示す。
図5に、再同期リセット処理のフローチャートを図6
に、さらに、使用禁止した特定キャッシュウェイの回復
処理のフローチャートを図7に示す。
【0031】図5のIPL処理プログラムは、図3と同
様に、システム立上げの際のシステム全体のパワーオン
時、故障復旧後、CPU部の再組み込みのためのパワー
オン時及び再同期リセット発行時、それぞれ起動され
る。両者の相違は、本実施例ではシステム立上げ時にキ
ャッシュの全ウェイを使用可能にするため、図3の処理
310が図5にはないことである。
様に、システム立上げの際のシステム全体のパワーオン
時、故障復旧後、CPU部の再組み込みのためのパワー
オン時及び再同期リセット発行時、それぞれ起動され
る。両者の相違は、本実施例ではシステム立上げ時にキ
ャッシュの全ウェイを使用可能にするため、図3の処理
310が図5にはないことである。
【0032】図6の再同期リセット処理のプログラム及
び図7のキャッシュウェイ回復処理のプログラムは、そ
れぞれOSのタスク切替え処理から周期的に起動され
る。ここで、図4と図6の相違は、図6では、処理62
0としてCPU部の再組み込み処理を実行するときのみ
特定キャッシュウェイを使用禁止するステップが追加さ
れていることである。後述するように、図7のキャッシ
ュウェイ回復処理は、この処理620が済んでいること
を条件に周期的に起動されることになる。
び図7のキャッシュウェイ回復処理のプログラムは、そ
れぞれOSのタスク切替え処理から周期的に起動され
る。ここで、図4と図6の相違は、図6では、処理62
0としてCPU部の再組み込み処理を実行するときのみ
特定キャッシュウェイを使用禁止するステップが追加さ
れていることである。後述するように、図7のキャッシ
ュウェイ回復処理は、この処理620が済んでいること
を条件に周期的に起動されることになる。
【0033】まず、システム立ち上げによりA/B両系
のCPU部100,110がIPL処理を開始し、オン
ライン業務を開始するまでの動作を説明する。
のCPU部100,110がIPL処理を開始し、オン
ライン業務を開始するまでの動作を説明する。
【0034】システム全体のパワーオンにより、系間制
御部120を通して、A/B両系の各CPU部100,
110にリセットが発行される。この場合の、動作は実
施例1と基本的に同じであり、CPU部100および1
10は、それぞれ図5の処理501→502→503→
504→505→510を実行して、オンライン業務を
開始することになる。ただし、図5のIPL処理では、
図3の処理310が実行されないため、A/B両系の各
CPU部100,110は、キャッシュ103,113
のウェイ0および1の両方を使用してオンライン業務を
実行する。
御部120を通して、A/B両系の各CPU部100,
110にリセットが発行される。この場合の、動作は実
施例1と基本的に同じであり、CPU部100および1
10は、それぞれ図5の処理501→502→503→
504→505→510を実行して、オンライン業務を
開始することになる。ただし、図5のIPL処理では、
図3の処理310が実行されないため、A/B両系の各
CPU部100,110は、キャッシュ103,113
のウェイ0および1の両方を使用してオンライン業務を
実行する。
【0035】次に、片系のCPU部にて障害が発生し
て、故障復旧後、当該CPU部の再組み込みを開始する
ときから再同期リセットを実行し、デュアル動作が復活
するまでの動作を説明する。ここでも、B系CPU部1
10に障害が発生し、システムから切り離されたとす
る。
て、故障復旧後、当該CPU部の再組み込みを開始する
ときから再同期リセットを実行し、デュアル動作が復活
するまでの動作を説明する。ここでも、B系CPU部1
10に障害が発生し、システムから切り離されたとす
る。
【0036】活線交換などによって、B系CPU110
の修理が終了すると、システム・コンソールなどから該
B系CPU部110にパワーオンが発行される。このパ
ワーオン発行により、B系CPU部110は、図5の処
理501→502→503→504→505→506→
507を実行する。これは実施例1の場合とまったく同
じである。このようにして、B系CPU部110は、各
部の診断・初期化がすべて終了すると、組み込み準備完
了をA系CPU部100に通知し(処理506)、再同
期リセット発行待ちとなる(処理507)。
の修理が終了すると、システム・コンソールなどから該
B系CPU部110にパワーオンが発行される。このパ
ワーオン発行により、B系CPU部110は、図5の処
理501→502→503→504→505→506→
507を実行する。これは実施例1の場合とまったく同
じである。このようにして、B系CPU部110は、各
部の診断・初期化がすべて終了すると、組み込み準備完
了をA系CPU部100に通知し(処理506)、再同
期リセット発行待ちとなる(処理507)。
【0037】一方、B系CPU部110へのパワーオン
発行後、A系CPU部100は、オンライン業務を継続
しながら、図6の動作を周期的に実行している。まず、
処理600においてB系CPU部110が組み込み準備
完了したか判定する。B系CPU部110が処理506
を実行するまで、処理600の判定は不成立であり、こ
の場合、A系CPU部100は、そのままオンライン業
務に戻る。処理600での判定が成立すると、A系CP
U部100は、処理620を実行し、キャッシュ103
の特定ウェイの使用禁止を、キャッシュ制御部102内
の制御レジスタ201に設定する。ここでは、キャッシ
ュ103のウェイ0のエントリを使用禁止と設定したと
する。
発行後、A系CPU部100は、オンライン業務を継続
しながら、図6の動作を周期的に実行している。まず、
処理600においてB系CPU部110が組み込み準備
完了したか判定する。B系CPU部110が処理506
を実行するまで、処理600の判定は不成立であり、こ
の場合、A系CPU部100は、そのままオンライン業
務に戻る。処理600での判定が成立すると、A系CP
U部100は、処理620を実行し、キャッシュ103
の特定ウェイの使用禁止を、キャッシュ制御部102内
の制御レジスタ201に設定する。ここでは、キャッシ
ュ103のウェイ0のエントリを使用禁止と設定したと
する。
【0038】この段階で図6の処理が一旦中断し、A系
CPU部100では、キャッシュ103のウェイ1を使
用してオンライン業務を継続しながら、OSのタスク切
り替えにより、図7の処理を周期的に実行する。
CPU部100では、キャッシュ103のウェイ1を使
用してオンライン業務を継続しながら、OSのタスク切
り替えにより、図7の処理を周期的に実行する。
【0039】図7において、処理701では、図6の処
理620で使用禁止と設定したキャッシュウェイの診断
・初期化を適当なエントリ数分、実行する。ここでは、
キャッシュ103のウェイ0の診断・初期化を所定エン
トリ数だけ実行する。このエントリ数は、オンライン業
務に対してオーバヘッドを与えないように設定すればよ
い。次に、判定702にて、当該キャッシュウェイの診
断、初期化が終了しているかを判定する。終了していな
ければ、そのままオンライン業務の実行に戻り、その
後、OSのタスク切り替えにより、再び処理701を実
行する。これによって、図6の処理620にて使用禁止
となったキャッシュ103のウェイ0のエントリが、オ
ンライン業務を継続しながら少しづつ初期化されること
になる。処理702にてキャッシュ103のウェイ0の
全エントリの初期化が終了すると、A系CPU部100
は、処理703にて終了フラグをONする。次に、判定
704にて再同期リセットを実施した後かを判定する。
この段階では、まだ再同期リセット発行によるデュアル
動作の復旧を実施していないので、判定はNOである。
よって、図7の処理は、一旦終了となる。
理620で使用禁止と設定したキャッシュウェイの診断
・初期化を適当なエントリ数分、実行する。ここでは、
キャッシュ103のウェイ0の診断・初期化を所定エン
トリ数だけ実行する。このエントリ数は、オンライン業
務に対してオーバヘッドを与えないように設定すればよ
い。次に、判定702にて、当該キャッシュウェイの診
断、初期化が終了しているかを判定する。終了していな
ければ、そのままオンライン業務の実行に戻り、その
後、OSのタスク切り替えにより、再び処理701を実
行する。これによって、図6の処理620にて使用禁止
となったキャッシュ103のウェイ0のエントリが、オ
ンライン業務を継続しながら少しづつ初期化されること
になる。処理702にてキャッシュ103のウェイ0の
全エントリの初期化が終了すると、A系CPU部100
は、処理703にて終了フラグをONする。次に、判定
704にて再同期リセットを実施した後かを判定する。
この段階では、まだ再同期リセット発行によるデュアル
動作の復旧を実施していないので、判定はNOである。
よって、図7の処理は、一旦終了となる。
【0040】A系CPU部100は、図7の処理終了
後、OSのタスク切替えにより図6の処理に戻り、処理
611にて続行中の処理情報を退避した後、処理612
にて、再同期リセットを系間制御部120へ発する。
後、OSのタスク切替えにより図6の処理に戻り、処理
611にて続行中の処理情報を退避した後、処理612
にて、再同期リセットを系間制御部120へ発する。
【0041】系間制御部120は、A系CPU部100
が再同期リセットを出すと、終了フラグONを確認し
て、A/B両系のCPU部100,110に同時にリセ
ットを発行する。リセットされた各CPU部100,1
10は、同時に図5のIPL処理の実行に入る。この場
合、各CPU部100,110は、処理501→502
→508→509を実行する。これにより、処理508
において、A系CPU部100では、図6の処理620
でキャッシュ103のウェイ0を使用禁止としていた
が、今後はキャッシュ103のウェイ1が使用禁止と設
定されることになる。この時、B系CPU部110で
も、系間制御部120の状態レジスタを参照することに
より、A系と対称的なキャッシュ113のウェイ1が使
用禁止と設定されることになる。
が再同期リセットを出すと、終了フラグONを確認し
て、A/B両系のCPU部100,110に同時にリセ
ットを発行する。リセットされた各CPU部100,1
10は、同時に図5のIPL処理の実行に入る。この場
合、各CPU部100,110は、処理501→502
→508→509を実行する。これにより、処理508
において、A系CPU部100では、図6の処理620
でキャッシュ103のウェイ0を使用禁止としていた
が、今後はキャッシュ103のウェイ1が使用禁止と設
定されることになる。この時、B系CPU部110で
も、系間制御部120の状態レジスタを参照することに
より、A系と対称的なキャッシュ113のウェイ1が使
用禁止と設定されることになる。
【0042】次に、処理509で図6の処理613への
復帰を行い、A系/B系のCPU部100,110は、
該処理613にて、退避してある処理情報を復帰し、オ
ンライン業務にもどる。この時、A/B両系のCPU部
100,110は、とりあえず、キャッシュ103,1
13中のウェイ0のみを使用してオンライン業務を再開
することになる。ここで、A系のキャッシュ・ウェイ0
は、図7の処理701〜703により、診断・初期化が
保証されている。また、B系のキャッシュ・ウェイ0
は、図5の処理503で診断・初期化がすんでいる。
復帰を行い、A系/B系のCPU部100,110は、
該処理613にて、退避してある処理情報を復帰し、オ
ンライン業務にもどる。この時、A/B両系のCPU部
100,110は、とりあえず、キャッシュ103,1
13中のウェイ0のみを使用してオンライン業務を再開
することになる。ここで、A系のキャッシュ・ウェイ0
は、図7の処理701〜703により、診断・初期化が
保証されている。また、B系のキャッシュ・ウェイ0
は、図5の処理503で診断・初期化がすんでいる。
【0043】次に、A/B両系のCPU部100,11
0が、キャッシュ103,113の一部のウェイのみを
使用して、オンライン業務を再開した後、該キャッシュ
103,113の全ウェイを再び使用可能とするまでの
動作を説明する。
0が、キャッシュ103,113の一部のウェイのみを
使用して、オンライン業務を再開した後、該キャッシュ
103,113の全ウェイを再び使用可能とするまでの
動作を説明する。
【0044】再同期リセット処理が終了して、デュアル
動作を復旧しているA/B各系のCPU部100,11
0は、OSタスク切替えにより、図7の処理をオンライ
ン業務の合間をぬって周期的に実行する。ここでは、オ
ンライン業務の再開時、A/B各系のキャッシュ10
3,112はウェイ1が使用禁止となっている。このキ
ャッシュ103,113のウェイ0のエントリが、処理
701にて同時に少しづつ初期化されていくことにな
る。なお、B系のキャッシュ113は図5の処理503
で既に診断・初期化ずみであるため、B系CPU部11
0の処理701では、仮の診断・初期化(空処理)が実
行されるだけである。即ち、B系CPU部110は、単
にA系CPU部100との同期化のため、図7を実行す
る。処理702,703にて、キャッシュ103,11
3のウェイ0の初期化が終了すると、判定704が成立
するため、処理705を実行する。処理705ではA/
B両系の制御レジスタ201に、再びキャッシュ10
3、113ウェイ0の使用許可を設定する。これによっ
て、A/B各系のCPU部100,110は、キャッシ
ュ103,113の全ウェイを使用し始めることにな
る。
動作を復旧しているA/B各系のCPU部100,11
0は、OSタスク切替えにより、図7の処理をオンライ
ン業務の合間をぬって周期的に実行する。ここでは、オ
ンライン業務の再開時、A/B各系のキャッシュ10
3,112はウェイ1が使用禁止となっている。このキ
ャッシュ103,113のウェイ0のエントリが、処理
701にて同時に少しづつ初期化されていくことにな
る。なお、B系のキャッシュ113は図5の処理503
で既に診断・初期化ずみであるため、B系CPU部11
0の処理701では、仮の診断・初期化(空処理)が実
行されるだけである。即ち、B系CPU部110は、単
にA系CPU部100との同期化のため、図7を実行す
る。処理702,703にて、キャッシュ103,11
3のウェイ0の初期化が終了すると、判定704が成立
するため、処理705を実行する。処理705ではA/
B両系の制御レジスタ201に、再びキャッシュ10
3、113ウェイ0の使用許可を設定する。これによっ
て、A/B各系のCPU部100,110は、キャッシ
ュ103,113の全ウェイを使用し始めることにな
る。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、使用禁止のキ
ャッシュウェイは初期化状態のままであるため、デュア
ル動作を復旧させるための再同期リセットによるIPL
処理にて、キャッシュの初期化が不要となるので、オン
ライン業務等の中断時間を劇的に短縮することができ
る。
ャッシュウェイは初期化状態のままであるため、デュア
ル動作を復旧させるための再同期リセットによるIPL
処理にて、キャッシュの初期化が不要となるので、オン
ライン業務等の中断時間を劇的に短縮することができ
る。
【0046】また、請求項2の発明によれば、プロセッ
サが持つキャッシュ容量についてもCPU部を再組み込
みするときだけ、使用する容量を減らすだけなので、シ
ステム性能向上に効果を発揮する。
サが持つキャッシュ容量についてもCPU部を再組み込
みするときだけ、使用する容量を減らすだけなので、シ
ステム性能向上に効果を発揮する。
【図1】本発明で対象とするコンピュータシステムの一
実施例の構成図である。
実施例の構成図である。
【図2】図1におけるキャッシュ制御部の内部構成図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第1実施例のIPL処理のフローチャ
ートである。
ートである。
【図4】本発明の第1実施例の再同期リセット処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例のIPL処理のフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】本発明の第2実施例の再同期リセット処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例のキャッシュウェイ使用許
可処理のフローチャートである。
可処理のフローチャートである。
101,111 プロセッサ 102,112 キャッシュ制御部 103,113 キャッシュ 104,114 キャッシュのウェイ0 105,115 キャッシュのウェイ1 106,116 主記憶 107,117 IPL処理を格納するROM 120 系間制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 晴彦 東京都江東区福住1丁目13番2号 株式会 社日立東サービスエンジニアリング内 (72)発明者 横山 睦裕 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立コンピュータエレクトロニクス内
Claims (2)
- 【請求項1】 各々キャッシュを持つ複数のCPU部が
同一処理を同期して実行するコンピュータシステムにお
いて、故障などでシステムから切り離されたCPU部を
再びシステムに組み込み、同期運転を復活させるための
再同期リセット処理方法であって、 システムの立ち上げ時、各CPUの全キャッシュウェイ
を初期化した後、特定のキャッシュウェイを使用禁止に
して同期運転を開始し、 あるCPU部をシステムに再組み込みするため、全CP
Uを一旦リセットして同期運転を復活させる際、キャッ
シュウェイの使用禁止を反転し、それまで使用禁止にし
て初期化が終了しているキャッシュウェイを使用可能に
して同期運転を再開せしめることを特徴とする再同期リ
セット処理方法。 - 【請求項2】 各々キャッシュを持つ複数のCPU部が
同一処理を同期して実行するコンピュータシステムにお
いて、障害などでシステムから切り離されたCPU部を
再びシステムに組み込み、同期運転を復活させるための
再同期リセット処理方法であって、 システムの立ち上げ時、各CPUの全キャッシュウェイ
を使用可能にして同期運転を開始し、 あるCPU部をシステムに再組み込みする際の準備段階
において、処理中のCPU部は特定のキャッシュウェイ
を使用禁止にして処理を続行し、該処理の合間に周期的
に前記特定のキャッシュウェイを所定エントリ数ずつ初
期化し、 前記処理中のCPU部にて、前記特定のキャッシュウェ
イの初期化がすべて終了した段階で、全CPU部を一旦
リセットし、キャッシュウェイの使用禁止を反転して、
前記初期化が終了した特定のキャッシュウェイを使用可
能にして同期運転を再開し、 前記同期運転の再開後、あらたに使用禁止となったキャ
ッシュウェイを、処理の合間に周期的に所定エントリ数
ずつ初期化し、該キャッシュウェイの初期化がすべて終
了した段階で再び全キャッシュウェイを使用可能とする
ことを特徴とする再同期リセット処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7280270A JPH09128258A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | コンピュータシステムの再同期リセット処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7280270A JPH09128258A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | コンピュータシステムの再同期リセット処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09128258A true JPH09128258A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17622657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7280270A Pending JPH09128258A (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | コンピュータシステムの再同期リセット処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09128258A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8041995B2 (en) | 2004-12-20 | 2011-10-18 | Nec Corporation | Method and system for resetting fault tolerant computer system |
| CN109828945A (zh) * | 2019-02-20 | 2019-05-31 | 杭州迪普科技股份有限公司 | 一种业务报文处理方法及系统 |
| WO2021100624A1 (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 三菱パワー株式会社 | 演算装置、冗長化システムおよびプログラム、ならびに冗長化構成の構築方法 |
-
1995
- 1995-10-27 JP JP7280270A patent/JPH09128258A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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