JPH0912965A - 冷間キャスト法で形成される紫外線硬化性耐候性コーティング - Google Patents
冷間キャスト法で形成される紫外線硬化性耐候性コーティングInfo
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Abstract
に有用な紫外光吸収性で光硬化可能なポリマー性コーテ
ィング。 【解決手段】 熱可塑性樹脂基材の耐候性を改良する放
射線硬化可能な有機コーティングは、重合可能な架橋性
モノマー成分として2‐ヒドロキシ‐5‐アクリロイル
オキシフェニル‐2H‐ベンゾトリアゾール化合物を使
用している。
Description
の耐候性を改良するのに有用な紫外光吸収性で光硬化可
能なポリマー性コーティングに係る。
ポリエステル、ポリウレタンなどの物品のようなポリマ
ー性の樹脂基材の耐候性を改良するためにこれら基材を
コートすることは一般に認められている方法である。こ
れらコーティングは放射線硬化性のポリアクリルコーテ
ィングまたはポリアクリル‐ウレタンコーティングから
なるのが有利である。たとえば、米国特許第4,19
8,465号、第4,455,205号、第4,47
7,529号、第4,478,876号および第4,4
86,504号のコーティングに関する記載を参照され
たい。
射線硬化性(架橋‐重合性)の多官能性アクリレート、
光開始剤化合物および紫外光吸収性化合物からなってい
る。このコーティングは流体状態でポリマー性の樹脂基
材に塗布される。またこのコーティングは、コートされ
る面の反対側から基材を通して輻射エネルギーを照射す
ることにより、「冷間コーティング」といわれる技術に
よってその場で硬化させることができる。たとえば、1
993年7月13日付けで発行されたティレイ(Tilley)
らの米国特許第5,227,240号(引用により本明
細書に含まれているものとする)の記載を参照された
い。
おいてはさまざまな化合物が紫外光吸収性成分として使
用されているが、これは、硬化中に基材樹脂を分解から
保護し、それにより最適の耐候特性を高めるために必要
なものである。たとえば、欧州特許出願公開第0,33
1,087号には、これらの化合物として、ベンゾフェ
ノン、ベンゾトリアゾール、サリチル酸フェニルおよび
安息香酸フェニルの誘導体で240〜370nmの範囲
に最大吸収波長を有するものが記載されている。特定の
化合物が挙げられている。また重合前駆体であるアクリ
レートモノマーのあるものも有効な紫外光吸収剤である
ことが知られている。米国特許第5,227,240号
には、重合することができる紫外光吸収性モノマー化合
物として2‐ヒドロキシベンゾフェノン類、2‐ヒドロ
キシベンゾトリアゾール類およびシアノアクリル酸フェ
ニル類が挙げられている。
ド(Beard) らの米国特許第4,528,311号には一
群の2‐ヒドロキシ‐5‐アクリロイルオキシフェニル
‐2H‐ベンゾトリアゾールモノマーが記載されている
が、これらはビニルモノマーと共重合可能であり、そこ
で得られる熱可塑性樹脂は成形することができ、その結
果紫外光吸収特性をもつレンズのような物品を得ること
ができる。
含む放射線硬化可能な有機コーティング組成物に係わ
る。 (A)次の(i)および(ii)を含む光重合可能な組成
物100重量部 (i)分子中に少なくとも2個のアクリロイルオキシ基
またはメタクリロイルオキシ基を含有する架橋性の重合
可能な化合物 (ii)ある割合の次式(I)の化合物
1 は水素および炭素原子1〜6個のアルキルより成る群
の中から選択され、R2 は炭素原子2〜10個のアルキ
レンを表わし、R3 は水素かメチルを表わす。 (B)光開始剤0.01〜10重量部。 (C)紫外光吸収性化合物0.1〜15重量部。
組成物およびその硬化したコーティング組成物でコート
された物品にも係る。本明細書で使用する「ハロゲン」
という用語は、一般に許容されているように塩素、臭素
およびヨウ素を含めた意味で使用する。本発明の硬化し
たコーティング組成物は改良された耐候性を示し、屋外
暴露される物品の耐候性を高めるのに有用である。本発
明の有利なコートされた物品の代表例は、ガソリン送給
ポンプ、船舶用品、屋外設備、ビジュアルサイン伝達機
器などのような物品の積層ハウジングである。
いう用語は、通常受け入れられているように、ある表面
上に拡がったフィルム(または膜)を意味する。本発明
のコーティング組成物は硬化したコーティング、好まし
くは厚さの小さいコーティングを形成する。本発明の組
成物から形成される硬化したコーティングの好ましいも
のは厚さが約1.0〜約6.0ミル以内である。
ロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を含有す
る架橋可能で重合可能な化合物(A.i)は、その製造
法と共によく知られている化合物の一群である。一般に
これらは、多価アルコールまたはその誘導体とアクリル
酸、メタクリル酸またはこれらのエステルとを反応させ
ることによって製造できる。上記架橋可能で重合可能な
化合物(A.i)の代表例は、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4‐ブタンジオールジ(メタ)
アクリレートおよび1,6‐ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレートである。(メタ)アクリロイルオキシ
基を3個以上含有するポリ(メタ)アクリレートの代表
例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタグリセロールトリ(メタ)アクリレート、
ペンタエリトリトールトリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリトリトールテトラ(メタ)アクリレート、グリセ
リントリ(メタ)アクリレート、ならびに、一般式(I
I)
なくとも3つはそれぞれ独立して
は水素原子またはメチル基を表わし、R2 は1〜6個の
炭素原子を有するアルキレン基を表わす)の基であり、
残りのXはOH基である]で表わされる化合物、たとえ
ば、ジペンタエリトリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリトリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリトリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリトリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、トリペンタエリトリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、トリペンタエリトリトールペンタ(メタ)アクリ
レート、トリペンタエリトリトールヘキサ(メタ)アク
リレート、およびトリペンタエリトリトールヘプタ(メ
タ)アクリレートがある。
よびポリカルボン酸またはその誘導体と(メタ)アクリ
ル酸またはその誘導体との反応によって得られる飽和ま
たは不飽和ポリエステルのポリ(メタ)アクリレートも
化合物(A.i)の範囲内である。このポリエステルポ
リ(メタ)アクリレートの代表例は、多価アルコール、
ポリカルボン酸および(メタ)アクリル酸を、この多価
アルコールのヒドロキシル基が最終的にポリカルボン酸
および(メタ)アクリル酸のカルボキシル基と当量にな
るような割合で含む混合物を反応させて得られる化合物
である。
レートとしては、多価アルコールとして二価アルコール
または二価アルコールと三価アルコールの混合物を、ま
たポリカルボン酸としてジカルボン酸を用いてそれぞれ
得られるものを挙げることができる。三価のアルコール
と二価のアルコールの混合物を用いる場合三価のアルコ
ールと二価のアルコールとのモル比はいかなる比も選択
することができる。ジカルボン酸と(メタ)アクリル酸
のモル比は、ジカルボン酸のカルボキシル基と(メタ)
アクリル酸のカルボキシル基との当量比が2:1から
0:1までの範囲内になるようにするのが好ましい。ジ
カルボン酸の割合が上記範囲の上限より大きいと得られ
るポリエステルポリ(メタ)アクリレートの粘度が高く
なり過ぎてコーティングの形成の際に困難が伴なうこと
になる。
アネートを、少なくとも1個の活性な水素原子と少なく
とも1個の(メタ)アクリロイルオキシ基を含有する化
合物と反応させることによって得られるウレタンポリ
(メタ)アクリレートである。これらの化合物は、芳香
族または脂肪族のポリイソシアネートを、このイソシア
ネート化合物1モル当たり少なくとも2モルの、少なく
とも1個の活性な水素原子と少なくとも1個の(メタ)
アクリロイルオキシ基を含有する化合物[たとえば、2
‐ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2‐ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、2‐ヒドロキシ‐
3‐プロピル(メタ)アクリレート、またはN‐メチロ
ール(メタ)アクリルアミド]と反応させることによっ
て得られるか、または、たとえば、トリス(2‐ヒドロ
キシエチル)イソシアヌル酸のトリ(メタ)アクリレー
トもしくはジ(メタ)アクリレートおよびジ(2‐ヒド
ロキシエチル)モノ(2‐ヒドロキシヘプタン)イソシ
アヌル酸のトリ(メタ)アクリレートもしくはジ(メ
タ)アクリレート、ならびに、次の一般式(III )で表
わされる化合物である。
シ基を表わし、R7 は水素原子かメチル基を表わし、R
8 はフェニレン基、置換フェニレン基または2〜6個の
炭素原子を有するアルキレン基であり、Qは次式(IV)
のものである。
数であり、yは0〜10の整数である。好ましいウレタ
ンポリ(メタ)アクリレートは理論重量平均分子量が約
1000〜2000(すなわちオリゴマー)のジアクリ
レート化された脂肪族ウレタンである。
で使用してもよいが、2種以上の化合物(A.i)を組
み合わせて使用するのが好ましい。これら架橋‐重合性
化合物(A.i)のうち、3個以上の(メタ)アクリロ
イルオキシ基を含有するものは、硬化後のコーティング
に高い耐磨耗性と耐薬品性を付与することが可能な成分
として有用である。したがって、3個以上の(メタ)ア
クリロイルオキシ基を含有する化合物が架橋‐重合性化
合物(A.i)の一部を構成するのが好ましい。また架
橋‐重合性化合物(A.i)の中で(メタ)アクリロイ
ルオキシ基を2個含有する化合物は、充分な接着力と可
撓性を硬化後のコーティングに付与することができる成
分として有用であり、同様に架橋‐重合性化合物(A.
i)の一部を構成するのが好ましい。特に、2個か3個
の(メタ)アクリロイルオキシ基を含有しており、かつ
20℃で150cps以下の粘度を有する化合物は、紫
外線硬化性コーティング組成物を提供し、かつ好ましい
硬化コーティングを形成するのに有効である。
も3個の(メタ)アクリロイルオキシ基を含有していて
20℃で150cpsより高い粘度を有する化合物
(A.i)を0〜75重量%、および、(メタ)アクリ
ロイルオキシ基を2個含有していて20℃で150cp
s以下の粘度を有する別の化合物を25〜100重量%
含む混合物であるのが有利である。(メタ)アクリロイ
ルオキシ基を2個含有する化合物は、上記のジアクリレ
ート化されたウレタンオリゴマーを含んだ、化合物の混
合物であるのが最も好ましい。
の製法と共によく知られた化合物である。たとえば、米
国特許第4,528,311号(引用により本明細書に
含まれているものとする)を参照されたい。本発明のコ
ーティング組成物は式(I)のモノマー化合物を、重合
性化合物(A)の重量を基準にして0.01〜15重量
%含有する。
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾイ
ンイソブチルエーテル、アセトイン、ブチロイン、トル
オイン、ベンジル、ベンゾフェノン、p‐メトキシベン
ゾフェノン、2,2‐ジエトキシアセトフェノン、α,
α‐ジメトキシ‐α‐フェニルアセトフェノン、メチル
フェニルグリオキシレート、エチルフェニルグリオキシ
レート、4,4′‐ビス(ジメチルアミノベンゾフェノ
ン)および2‐ヒドロキシ‐2‐メチル‐1‐フェニル
プロパン‐1‐オンのようなカルボニル化合物、テトラ
メチルチウラムモノスルフィドおよびテトラメチルチウ
ラムジスルフィドのようなイオウ化合物、アゾビスイソ
ブチロニトリルおよびアゾビス‐2,4‐ジメチルバレ
ロニトリルのようなアゾ化合物、ならびに、ベンゾイル
ペルオキシドおよびジ‐tert‐ブチルペルオキシド
のようなペルオキシド化合物がある。
である好ましい光開始剤化合物(B)の代表例として、
チオキサントン系光開始剤およびアシロホスフィンオキ
シド系光開始剤を挙げることができる。チオキサントン
系光開始剤の特定例としては7‐クロロチオキサント
ン、2,4‐ジエチルチオキサントンおよび2,4‐ジ
イソプロピルチオキサントンがある。これらのチオキサ
ントン系光開始剤を使用すると黄色みを帯びた硬化コー
ティングが生成することがあるのでアシロホスフィンオ
キシド系光開始剤が好ましい。アシロホスフィンオキシ
ド系光開始剤の中では次の一般式(V)で表わされるも
のが好ましい。
て、1〜8個の炭素原子を有するアルキル基もしくはオ
キシアルキル基、または、フェニル基、置換フェニル
基、ベンジル基もしくは置換ベンジル基を表わす。
R3 、R4 、R5 が各々独立して1〜8個の炭素原子を
有するオキシアルキル基、フェニル基または置換フェニ
ル基である式(V)で表わされるものが好ましい。特に
好ましいホスフィンオキシド系光開始剤の特定例として
はジフェニル(2,4,6‐トリメチルベンゾイル)ホ
スフィンオキシドおよびベンゾイルジエトキシホスフィ
ンオキシドがある。
の100重量部に対して0.01〜10重量部の量で光
開始剤(B)を使用する。光開始剤(B)化合物は0.
1〜7重量部使用するのが好ましい。本発明で使用する
紫外線吸収剤化合物(C)に特に制限はなく、光重合性
組成物に溶解できるものであれば任意の紫外線吸収剤を
使用することができる。本発明のコーティングに対する
良好な溶解性および得られる組成物の耐候性の観点か
ら、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、サリチル酸
フェニルまたは安息香酸フェニルから誘導された化合物
であって240〜370nmの範囲に最大吸収波長を有
するものが好ましい。これらの紫外線吸収剤は単独でも
混合物としても使用できる。
‐ヒドロキシベンゾフェノン、5‐クロロ‐2‐ヒドロ
キシベンゾフェノン、2,4‐ジヒドロキシベンゾフェ
ノン、2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンゾフェノン、
2‐ヒドロキシ‐4‐n‐オクトキシベンゾフェノン、
4‐ドデシルオキシ‐2‐ヒドロキシベンゾフェノン、
2‐ヒドロキシ‐4‐オクタデシルオキシベンゾフェノ
ン、2,2′‐ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、
2,2′‐ジヒドロキシ‐4,4′‐ジメトキシベンゾ
フェノン、サリチル酸フェニル、サリチル酸p‐ter
t‐ブチルフェニル、サリチル酸p‐(1,1,3,3
‐テトラメチルブチル)フェニル、安息香酸3‐ヒドロ
キシフェニル、フェニレン‐1,3‐ジベンゾエート、
2‐(2‐ヒドロキシ‐5‐メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2‐(2‐ヒドロキシ‐5‐tert‐ブ
チルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリアゾール、2‐
(2‐ヒドロキシ‐3,5‐ジ‐tert‐ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2‐(2‐ヒドロキシ‐5
‐tert‐ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
‐(2‐ヒドロキシ‐4‐オクチルオキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾールなどがある。
性樹脂基材物品を有害な光から保護し、したがって耐候
性を良好にするのに充分な量で添加する。紫外線吸収剤
の添加量は主として形成されるコーティングの厚さに依
存する。通常この紫外線吸収剤(C)は光重合性化合物
(A)の100重量部に対して0.1〜15重量部の量
で添加する。
重合性化合物(A)の100gに対して0.001〜
0.045モルの範囲であることができる。本発明のコ
ーティング組成物の必須成分は光重合性組成物(A)、
光開始剤(B)および紫外線吸収剤(C)であるが、本
発明のコーティング組成物には必要に応じて通常用いる
割合で使用されるシリカ、酸化チタンまたは酸化アルミ
ニウムのような無機顔料の微粒子、乳化重合または懸濁
重合で形成された架橋したポリマーまたはコポリマーの
微細有機粒子、酸化防止剤または重合禁止剤のような安
定剤、均染剤、脱泡剤、増粘剤、沈降防止剤、顔料分散
剤、帯電防止剤、防曇剤、艶消し剤または艶出し剤、そ
の他の添加剤を少量添加することができる。普通、常用
の割合とは組成物全体の約0.5〜10重量%の範囲内
である。
霧塗装、はけ塗りもしくは浸漬により、またはロールコ
ーターによって基材に塗布する際に均染効果を発揮する
ための希釈剤として、必要により有機溶媒を使用するこ
とができる。このために使用できる有機溶媒は、紫外線
硬化性コーティング組成物と混和性であって、沸点が大
気圧下で少なくとも50℃であるが200℃以下で、粘
度が室温で10cps以下であるものが好ましい。特
に、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n‐
プロパノール、イソブタノールおよびn‐ブタノールの
ようなアルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレンお
よびエチルベンゼンのような芳香族炭化水素、アセトン
やメチルエチルケトンのようなケトン類、ならびに、ジ
オキサン、酢酸エチル、酢酸n‐ブチル、エチルセロソ
ルブおよびプロピオン酸を使用することが可能である。
物は、溶媒としても機能する反応性の成分を除いて無溶
剤型であるのが好ましい。硬化したコーティングを有す
る成形された合成ポリマー物品の製造に使用するのに適
した本発明の方法は、本発明のコーティング組成物を流
体形態で基材に塗布し、この組成物を紫外光に暴露して
コーティングを硬化させることにより物品上に硬化した
コーティングを形成することで実施することができる。
硬化したコーティングの厚さは1〜300μmであり
得、10〜20μmが好ましい。
しては、プレスロール、絞りバー、ブラシ、スキージ
ー、スプレーなどの手段によってコーティング組成物を
物品に密着させて均一な厚さを有するコーティングを得
ることができるものであればいかなる方法でも使用でき
る。平版印刷技術、スクリーン印刷技術、グラビア印刷
技術、直接ロール塗布、反転ロール塗布、およびカーテ
ン塗布技術が使用できる。
高圧水銀灯、超高圧水銀灯、アークランプなどを挙げる
ことができる。本発明に従ってコートすべき成形品を構
成する合成樹脂基材ポリマーとしては熱可塑性樹脂が好
ましい。熱可塑性樹脂の代表例としてポリメタクリル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメタクリルイミド樹
脂、スチレンベースの樹脂、ABS樹脂、MS樹脂およ
び塩化ビニル樹脂がある。これらの中で、本発明に従っ
てコートすべき成形プラスチック物品を構成するベース
ポリマーとして好ましいのはポリメタクリル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂およびポリメタクリルイミド樹脂であ
る。なぜならば、これらの樹脂はその特性、たとえば高
い耐熱性や耐衝撃性を利用して広く用いられているが耐
候性または耐磨耗性の改良が要望されているからであ
る。
施し使用する形態と方法を説明し、本発明を実施するの
に最良の形態と本発明者が考えている形態を例示する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。使用した試験方法は次の通り。耐候性試験 Qパネル社(Q-Panel Company) 製のQ.U.V.促進耐
候性試験機を用い、乾燥条件下で8時間60℃に暴露し
た後湿潤条件下暗所で4時間60℃に保持するというサ
イクルによって、各サンプルを、313Bランプの紫外
光に合計700〜1155時間暴露した。このQ.U.
V.促進耐候性試験はASTMのG53−84に規定さ
れている「非金属材料の光および水暴露試験」に従って
行なった。
色計で測定する。試験法はASTMのD1925に規定
されている。製造例1 次の組成に従って紫外光硬化性コーティング組成物を製
造した。 1. トリメチロールプロパントリアクリレート 13.9重量% [TMPTA‐サートマー(Sartomer) 351、 サートマー社(Sartomer Company) ] 2. ヘキサンジオールジアクリレート 36.8重量% [HDODA‐サートマー(Sartomer) 238、 サートマー社(Sartomer Company) ] 3. アクリレート化された脂肪族ウレタンオリゴマー/ 39.8重量% モノマーブレンド[エベクリル(Ebecryl) (登録商標)、 米国ジョージア州スミルノ(Smyrno)のUCBラドキュア社 (UCB Radcure, Inc.) 、93年8月の紀要参照] 4. 2‐(2‐ヒドロキシ‐3,5‐ジ‐tert‐アミ 3.5重量% ルフェニル)ベンゾトリアゾール[チヌビン(Tinuvin) (登録商標)328、米国ニューヨーク州ホーソーン (Hawthorne) のチバ‐ガイギ社(Ciba-Geigy Corp.)] 5. 2‐(2‐ヒドロキシ‐5‐tert‐オクチル 3.5重量% フェニル)ベンゾトリアゾール[シアソーブ(Cyasorb) (登録商標)5411、アメリカン・サイアナミド社 (American Cyanamid Company) ] 6. ジフェニル(2,4,6‐トリメチルベンゾイル) 1.5重量% ホスフィンオキサイド[ルシリン(Lucirin) (登録商標) TPO、BASF] 7. ビス‐2,2,6,6‐テトラメチル‐4‐ 1.0重量% ピペリニジルエステル[チヌビン(Tinuvin) (登録商標) 123、米国ニューヨーク州ホーソーン(Hawthorne) の チバ‐ガイギ社(Ciba-Geigy Corp.)]。
米国特許第5,162,390号および第5,227,
240号に記載の冷間キャスト法に従って15ミルのレ
キサン(Lexan) (登録商標)ポリカーボネートフィルム
[ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Comp
any)]に塗布した後、こうしてコートされたフィルムと
滑らかなドラム面との間に接触の結果生じるニップの圧
力を調節することによってコーティングから空気を追い
出す。総線量6.2ジュール/cm2 で作動するリンデ
(Linde) 中圧水銀灯を2個用いて硬化させた。線速度は
20フィート/分とした。表面温度は硬化後約105°
Fである。この方法によってポリカーボネートとコーテ
ィングの固体複合体が生成する。コーティングと硬化を
三回繰返して厚いコーティング(0.6〜0.7ミル)
を作った。薄いコーティング(0.3〜0.4ミル)を
作るには一回の工程だけでよかった。試験結果を下記表
1に示す。
下記式を有する2‐(2‐ヒドロキシ‐5‐メタクリロ
イルオキシエチルフェニル)‐2H‐ベンゾトリアゾー
ル[ノルブロック(Norbloc) (登録商標)7966、ノ
ルマ社(NormaCompany) ]1.0重量%、3.0重量%
または4.0重量%に置き換えた以外は上記製造例1に
記載のようにして組成物を製造した。
商標)7966の割合およびコーティングの厚さを下記
表1に示す。コストが下がる可能性があるので産業界で
は薄いコーティングが好ましい。このため、ノルブロッ
ク(Norbloc) (登録商標)7966を含有する厚いコー
ティング(約0.35ミル以上)は耐候性の評価をしな
かった。 表 1 ノルブロック(Norbloc) (登録商標)7966 コーティング 耐候性 (重量%) 厚さ(ミル) (時間) YI 製造例1 0 0.35 700 3.8 0 0.65 700 2.0 実施例1 1.0 0.35 1155 2.3 実施例2 4.0 0.35 1155 1.5 表1から分かるように、薄いコーティングの場合、ノル
ブロック(Norbloc)(登録商標)7966の濃度が高く
なると共に耐候性が改善されている。
商標)328、すなわち2‐(2‐ヒドロキシ‐3,5
‐ジ‐tert‐アミルフェニル)ベンゾトリアゾール
である。チヌビン(Tinuvin) (登録商標)328の割合
をそれぞれ4.5重量%および5.5重量%(実施例3
および4)に増大させた以外は前記製造例1と同様にし
て組成物を製造して試験した。割合と試験結果を下記表
2に示す。 表 2 チヌビン(Tinuvin) (登録商標)328 コーティング 耐候性 (重量%) 厚さ(ミル) (時間) YI 製造例1 3.5 0.35 700 3.8 0.65 700 2.0 実施例3 4.5 0.35 700 4.5 実施例4 5.5 0.35 700 4.8 表2から分かるように、薄いコーティングの場合、チヌ
ビン(Tinuvin) (登録商標)328の濃度が高くなって
も耐候性は改善されない。
Claims (13)
- 【請求項1】 (A)(i)分子中に少なくとも2個の
アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を
含有する架橋性の重合可能な化合物と、(ii)ある割合
の式(I) 【化1】 [式中、Xは水素またはハロゲンを表わし、R1 は水素
および炭素原子1〜6個のアルキルより成る群の中から
選択され、R2 は炭素原子2〜10個のアルキレンを表
わし、R3 は水素またはメチルを表わす]の化合物とを
含む光重合可能な組成物100重量部、 (B)光開始剤0.01〜10重量部、および (C)紫外光吸収性化合物0.1〜15重量部を含む、
放射線硬化可能な有機コーティング組成物。 - 【請求項2】 架橋性の重合可能な化合物(A.i)
が、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ
基を分子中に2個含有する化合物と、アクリロイルオキ
シ基またはメタクリロイルオキシ基を分子中に3個含有
する化合物との混合物からなる、請求項1記載の組成
物。 - 【請求項3】 架橋性の重合可能な化合物(A.i)
が、トリメチロールプロパントリアクリレート、ヘキサ
ンジオールジアクリレートおよびジアクリレートウレタ
ンオリゴマーの混合物からなる、請求項2記載の組成
物。 - 【請求項4】 アクリロイルオキシ基またはメタクリロ
イルオキシ基を分子中に2個含有する化合物が混合物の
1〜25重量%を成す、請求項2記載の組成物。 - 【請求項5】 化合物(A.ii)の割合が化合物(A.
i)の約0.01〜15重量%の範囲内である、請求項
1記載の組成物。 - 【請求項6】 式(I)の化合物が、2‐(2‐ヒドロ
キシ‐5‐メタクリロイルオキシエチルフェニル)‐2
H‐ベンゾトリアゾールである、請求項5記載の組成
物。 - 【請求項7】 請求項1記載の硬化した組成物。
- 【請求項8】 請求項7記載の組成物でコートされた熱
可塑性樹脂基材。 - 【請求項9】 (A)トリメチロールプロパントリアク
リレート5〜15重量%と、ヘキサンジオールジアクリ
レート20〜40重量%と、アクリル化されたウレタン
オリゴマー20〜40重量%と、2‐(2‐ヒドロキシ
‐5‐メタクリロイルオキシエチルフェニル)‐2H‐
ベンゾトリアゾール1〜5重量%と、を含む光重合可能
な組成物100重量部、 (B)光開始剤0.01〜10重量部、および (C)紫外光吸収性化合物0.1〜15重量部を含む、
放射線硬化可能な有機コーティング組成物。 - 【請求項10】 請求項9記載の硬化した組成物。
- 【請求項11】 請求項10記載の硬化した組成物でコ
ートされた熱可塑性樹脂基材。 - 【請求項12】 (A)(i)分子中に少なくとも3個
のアクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基
を含有する架橋性の重合可能な第一の化合物0〜75重
量%、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキ
シ基を分子中に2個含有する架橋性の重合可能な第二の
化合物25〜99.99重量%、および(ii)式(I) 【化2】 [式中、Xは水素またはハロゲンを表わし、R1 は水素
および炭素原子1〜6個のアルキルより成る群の中から
選択され、R2 は炭素原子2〜10個のアルキレンを表
わし、R3 は水素またはメチルを表わす]の化合物0.
01〜15重量%を含む光重合可能な組成物100重量
部、 (B)光開始剤0.01〜10重量部、ならびに (C)紫外光吸収性化合物0.1〜15重量部を含む、
放射線硬化した有機コーティング組成物。 - 【請求項13】 成分(A.i)が、ジアクリレート化
されたウレタンオリゴマーである架橋性の重合可能な第
三の化合物を含んでいる、請求項12記載のコーティン
グ。
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