JPH09131188A - 遺伝子操作によるタンパク質pp15の製造 - Google Patents

遺伝子操作によるタンパク質pp15の製造

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JPH09131188A
JPH09131188A JP8161789A JP16178996A JPH09131188A JP H09131188 A JPH09131188 A JP H09131188A JP 8161789 A JP8161789 A JP 8161789A JP 16178996 A JP16178996 A JP 16178996A JP H09131188 A JPH09131188 A JP H09131188A
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JP
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protein
cdna
amino acid
acid sequence
dna
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JP8161789A
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Ulrich Grundmann
ウルリッヒ、グルントマン
Karl-Josef Abel
カルル‐ヨーゼフ、アベル
Eugen Amann
オイゲン、アマン
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Behringwerke AG
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Publication date
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遺伝子操作によるタンパク質PP15および
その用途を提供する。 【解決手段】 遺伝子操作によって得られ、特定のアミ
ノ酸配列を有する実質的に純粋なタンパク質PP15。
特定のアミノ酸配列をコードするDNA配列物を大腸菌
内で発現させることからなる、遺伝子操作によって得ら
れる実質的に純粋なタンパク質PP15。特定のアミノ
酸配列をコードするDNA配列物を酵母内で発現させる
ことからなる、遺伝子操作によって得られる実質的に純
粋なタンパク質PP15。タンパク質PP15に特異的
であって、かつ上記の遺伝子操作によって製造されたP
P15、または抗原活性を有するその部分、から得た、
ポリクローナルまたはモノクローナル抗体。 【効果】 上記のタンパク質PP15は実質的に純粋で
あって免疫抑制活性が高く、また上記の抗体はタンパク
質PP15に対して特異性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺伝子操作による
タンパク質PP15の製造に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】免疫
抑制的活性を有するタンパク質PP15は、DE−A第
2952792号(US−A第4,348,316号)
明細書に次のパラメーターとともに記載されている。 a) 炭水化物含有量:3.35±0.9%(ヘキソース2.8±0.5%)、 ヘキソースアミン0.3±0.2%、フコース0.05±0.05%、およびノ イラミン酸0.20±0.15%) 0 b) 沈降係数:S20,w=2.9±0.2S c) 分子量(超遠心分離によって決定):30,700±3,200(ダイマ ー) d) 吸光係数(extinction coefficient): 1%1cm(280nm)=14.2±1.0、および e) 電気泳動移動度:アルブミンの位置、および f) 等電点:4.4±0.1 g) アミノ酸組成: アミノ酸 100残基当りの残基数 変動係数 (モル%) (%) リジン 4.74 3.30 ヒスチジン 3.81 5.43 アルギニン 1.62 3.43 アスパラギン酸 13.39 5.08 トレオニン 3.85 5.35 セリン 6.38 2.81 グルタミン酸 13.43 5.32 プロリン 4.35 14.25 グリシン 6.87 2.13 アラニン 6.51 8.26 シスチン 1/2 2.48 4.55 バリン 2.29 15.67 メチオニン 2.87 10.86 イソロイシン 8.39 8.18 ロイシン 8.18 6.72 チロシン 2.09 8.49 フェニルアラニン 6.27 2.27 トリプトファン 2.51 6.81 SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動による分子量決
定によって、分子量が約15,000d(モノマー)で
あることが明らかになった。
【0003】このタンパク質の免疫抑制的性質から生じ
る治療上の関心および診断的な関心の故に、遺伝子操作
による製造が強く望まれる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、後記の表1に
示された特定のアミノ酸配列を有するPP15を見出
し、これを遺伝子操作によって得て、この知見をもとに
完成されるに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、PP15の遺伝子操作
による製造に関する。これに必要なmRNA、これによ
って得られるcDNA、このcDNAの全部または部分
を含むDNA構造物(structures)およびベクター、そ
のようなDNAによって形質転換された細胞が本発明に
関連する。本発明は、これらの細胞によって発現された
ポリペプチド、およびこれらの医薬物としての使用に関
する。本発明は、さらに、PP15のアミノ酸配列およ
びアミノ酸配列の部分配列物、これらによって得られる
特異抗体、これら抗体から調製される診断補助物(aid
s)および抗体カラム、およびそのようなカラムを用い
て得られるポリペプチドに関する。PP15をコードす
るRNAまたはDNAの全部または一部、またはこれら
の相補物(complementary )、を含む診断補助物が本発
明に関連する。本発明はさらに、上記のような診断補助
物を用いて体液および組織を調べる診断的方法、に関す
る。本発明のさらなる様相は、以下に詳細に説明され、
特許請求の範囲に定義される通りである。
【0006】まず、PP15を発現するクローンを、成
熟ヒト胎盤からのmRNAからなる市販のcDNA発現
バンク[ゲノフィット(Genofit )社(ハイデルベル
グ)から入手]において検出することを、PP15に対
する特異抗体を用いて試みた。PP15が免疫抑制作用
を有することは知られており、したがって、特異的抗体
の調製はできたとしても不十分であった。これがペプチ
ド断片にたいする特異抗体が調製されてきた理由であ
る。
【0007】この理由のために、タンパク質PP15を
臭化シアン、トリプシンまたはプロテイナーゼV8によ
って特異的な断片に切断した。次いで、これら断片の配
列決定を行った。次のような配列物が得られた。
【0008】
【化1】 ペプチドA、BおよびCを公知の方法にて合成して、特
異的抗体をウサギを用いて通常の方法にて調製した。上
記のcDNA発現バンクには陽性クローンを見出すこと
はできなかった。これは、1×106 個の組換えλg
t11クローンを含んでいた。このように、ペプチドA
およびペプチドBに対する抗体は対照実験においてPP
15を沈澱させたが、ペプチドCに対する抗体は反応し
なかった。さらに、後で示されるように、ペプチドC
は、cDNA配列から次いで派生するPP15のタンパ
ク質配列に存在しない。したがって、これはおそらくP
P15に付随するタンパク質とみなされる。
【0009】次いで、R.Lathe[J.Mol.Biol. 183 (1985)
1-12] の統計的データに基づいて、PP15オリゴペプ
チドAをコードするオリゴヌクレオチドからPP15オ
リゴヌクレオチド103
【0010】
【化2】 を、および対応してオリゴペプチドEからPP15オリ
ゴヌクレオチド140
【0011】
【化3】 を、オリゴペプチドFから64倍変質(64-fold degene
rate)PP15オリゴヌクレオチド139
【0012】
【化4】 を、選択した。
【0013】これらオリゴヌクレオチドプローブを、成
熟ヒト胎盤からのmRNAから調製したcDNAバンク
のスクリーニングに用いた。mRNAをまず胎盤から分
離してcDNAの調製に用いた。後者にEcoRI末端
を付して、ファージベクターλgt10のEcoRI切
断部位に連結した。PP15の完全なcDNAを含む2
個のクローン(PP15−24およびPP15−28)
を検出した。DNA配列を既知の方法にて決定した。表
1にPP15cDNA(コード鎖)の完全な配列が示さ
れている。このcDNAは、894塩基対(bp) の長さ
で、かつ99bpの非翻訳(untranslated)配列を5´末
端に有し、381bpの転写解読枠(openreading fram
e)を有し、ポリ(A)の8個の塩基を含む414bpの
非翻訳配列を3´末端に有する。
【0014】ヌクレオチドプローブの位置が、表1に下
線で示されており、アミノ酸配列がさらに挿入されてい
る。
【0015】本発明によれば、適当な発現系を利用して
コードcDNAを用いてPP15を発現させることが可
能である。さらに、宿主の選択によってPP15の修飾
のタイプに影響を及ぼすことができる。例えば、細菌中
ではグリコシル化(glycosylation )は起きないが、一
方、酵母細胞で起きるグリコシル化は高等真核細胞にお
けるものとは異なる。
【0016】PP15のアミノ酸配列が解ると、ポリク
ローナルまたはモノクローナル抗体の製造のための抗原
として用い得るアミノ酸部分配列物を従来法または遺伝
子操作法によって調製することができる。そのような抗
体は、診断的用途だけでなく、抗体カラムの調製にも用
いられる。そのようなカラムによって、PP15を他の
タンパク質とともに含む溶液からPP15を分離するこ
とが可能である。
【0017】また、PP15をコードし、真核細胞中で
の発現を促進し、さらには診断的結論をも導くことがで
きるようなゲノムクローンを、cDNAまたはその部分
を用いてゲノムバンクから簡単な方法で単離することも
可能である。
【0018】本発明は、さらに、特許請求の範囲に定義
され、以下の諸例に詳細に説明される通りである。
【0019】上記で説明したものの他に、次の略語を用
いる。 EDTA=エチレンジアミン四酢酸ナトリウム SDS=ソジウムドデシルサルフェート DTT=ジチオスレイトール BSA=ウシ血清アルブミン例: 1.ヒト胎盤からのRNAの単離 RNAを成熟ヒト胎盤から得た(Chirgwinらの方法:Bi
ochemistry 18 (1979)5294-5299)。約10gの胎盤組
織を乳鉢で液体窒素中で破砕して、0.1Mメルカプト
エタノールを含む80mlの4Mグアニジンチオシアネー
ト中に懸濁させて、次いでホモジナイザー(Ultraturra
x )で20,000rpm で90秒間処理した。破砕物を
7,000rpm で15分間遠心分離(Sorvall GSA ロー
ター)して、上清を2mlの1M酢酸および60mlの無水
エタノールで−20℃で一晩で沈澱させた。核酸を6,
000rpm で−10℃にて10分間で沈澱させて、次い
で40mlの7.5Mグアニジン塩酸(pH7.0)に完
全に溶解して、1mlの1M酢酸と20mlの無水エタノー
ルとの混合液で沈澱させた。DNAを除去するために、
各容量を半分にして沈澱処理をもう一度繰り返した。R
NAを12mlのH2Oに溶解して、1.2mlの4M酢酸
カリウムと24mlの無水エタノールとの混合液で沈澱さ
せて、最後にこの沈澱を再び10mlのH2 Oに入れた
(組織1g重量当り1ml)。
【0020】2. ポリ(A)を含む胎盤mRNAの調
製 ポリ(A)を含むmRNAを得るために、胎盤RNAを
2mlのパスツールピペット中のオリゴ(dT)−セルロ
ースクロマトグラフィー[AvivおよびLeder:Proc.Natl.
Acad.Sci.USA 69 (1973) 1408-1412] でLiClにて分
画した。緩衝液1[500mM LiCl、20mMトリス
(pH7.5)、1mM EDTA、0.1%SDS]に
溶解した約5mgの胎盤RNAをカラムにかけた。ポリ
(A)RNAはオリゴ(dT)−セルロースと結合し
たが、ポリ(A)RNAを再び溶出することができ
た。緩衝液2[100mM LiCl、29mMトリス(p
H7.5)、1mM EDTA、0.1%SDS]で洗浄
処理した後に、ポリ(A)RNA(胎盤mRNA)を
緩衝液3[5mMトリス(pH7.5)、1mM EDT
A、0.05%SDS]にてカラムから溶出させた。
【0021】さらに精製するために、ポリ(A)RN
Aを緩衝液1に調整して、再びオリゴ(dT)−セルロ
ースクロマトグラフに供した。この第二精製工程の後の
胎盤ポリ(A)RNAの収率は、用いたRNAの約4
%だった。
【0022】3. ヒト胎盤からのcDNA(胎盤cD
NA)および二本鎖cDNA(dsDNA)の合成 cDNA合成の前に、ポリ(A)を含む胎盤mRNAの
全体を1.5%アガロースゲルで調べた。
【0023】次いで、4μgの胎盤mRNAを65.5
μlの氷中で冷却した。
【0024】これに、20μlのRT1 緩衝液[250
mMトリス(pH8.2、42℃)、250mM KCl、
30mM MgCl2 ]、2.5μlの20mM dNTP
(全4種類のデオキシヌクレオシド三燐酸)、1μlの
1μg/mlのオリゴ(dT)、1μlの1M DTT、2
μlのRNAsin(ベーリンガー・マンハイム社製)およ
び8μlの逆転写酵素(24U/μl、ベーリンガー・
マンハイム社製)を加えてから100μlの混合液にし
て、42℃で90分間でcDNAを合成した。二本鎖c
DNA(dsDNA)をGublerおよびHoffmannの方法(Ge
ne 25 (1983)263-269 )にて合成した。合成は、cDN
A合成の直後に、305.5μlのH2O、80μlの
RT2 緩衝液[100mMトリス(pH7.5)、25mM
MgCl2 、500mM KCl、50mM DTT、2
50μg/mlBSA]、2μlのRNase H(2U/μ
l)、2.5μlの大腸菌DNAリガーゼ(5U/μ
l)、5μlの15mM β−NAD、および5μlのD
NAポリメラーゼI(5U/μl)を添加して、15℃
で5時間インキュベートして行った。反応を加熱不活化
(70℃、30分間)によって終結させた。
【0025】55μlの250μM dNTP、55μl
の10mMトリス(pH7.5)、10mM MgCl2
10μg/mlBSA、3μlのT4DNAポリメラーゼ
I(1U/μl)、2μlのRNase H(2U/μl)
および2μlのRNase A(2μg/ml)を反応混合液
に添加した後、37℃でさらに13分間インキュベート
して二本目のDNA鎖上における合成が完全であるよう
にした。(「修復反応」)。
【0026】4. dsDNAへのEcoRIリンカーの
連結、およびリンカーの開裂 胎盤cDNAバンクを作出するために、dsDNAにEc
oRI末端を付して、ファージベクターλgt10のE
coRI切断部位にこれを連結できるようにした[T.Ma
niatisら:(1982) 、Molecular Cloning 、A Laborato
ry Manual 、Cold Spring Harbor]。この目的のため
に、dsDNAを、 a) dsDNAの内部EcoRI切断部位を保護するた
めにEcoRIメチラーゼで処理し、 b) EcoRIリンカーを付して、 c) 次いで、これらリンカーをEcoRIで開裂し
た。
【0027】a)に関して:dsDNAのメチラーゼ反応
を、修復反応に続いて直ちに、25μlの500mMED
TA(pH8.0)、60μlのメチラーゼ緩衝液(1
00mM NaOAc(pH5.2)、2mgのS−アデノ
シル−L−メチオニン)および2μlのEcoRIメチ
ラーゼ(20U/μl)を加えた後、37℃で30分間
インキュベートして行った。
【0028】反応混合物をフェノールで抽出して、dsD
NAを60μlの4M NaOAcおよび1300μl
のエタノールで沈澱させた。dsDNAを70%エタノー
ルで2回洗浄して、エーテルと1回振盪して抽出して、
乾燥させた。
【0029】b)に関して:EcoRIメチル化dsD
NAを、88μlのH2 Oに溶解して、10μlのリガ
ーゼ緩衝液[500mMトリス(pH7.4)、100mM
MgCl2 、100mM DTT、100mMスペルミジ
ン、10mM ATP、1mg/ml BSA]および1μl
のT4DNAリガーゼ(10U/μl)を加えた後に、
1μlのEcoRIリンカー(0.5μg/μl)(p
GG−AATTCCおよびpAGAATTCT)と15
℃にて一晩で連結させた。
【0030】c)に関して:リガーゼ混合物の容量を、
6μlのH2 O、12μlの10×EcoRI緩衝液お
よび2μlのEcoRI(120U/μl)で120μ
lにした。EcoRI消化を37℃にて2時間で行っ
た。
【0031】5. 酢酸カリウム勾配による非結合リン
カーの除去、およびdsDNAの大きさによる選択 EcoRI反応混合物を酢酸カリウム勾配(5〜20%
KOAc、1mM EDTA、1μl/ml臭化エチジウ
ム)に供して、50,000rpm で20℃にて3時間遠
心分離(ベックマンSW65ローター)することによっ
て、すべての非結合EcoRIリンカーをdsDNAから
除去した。
【0032】勾配液を、最初の5画分を500μlず
つ、後はすべて100μlずつを計量して下から分画し
た。画分を0.01容量のアクリルアミド(2mg/ml)
および2.5容量のエタノールで沈澱させて、70%強
度のエタノールで1回洗浄・乾燥して、それぞれを5μ
lのH2 Oに入れた。
【0033】dsDNAの大きさを決めるために、各画分
の1μlを1.5%のアガロースゲル中で分析した。さ
らに、dsDNAの量を各画分の1μlを用いて決定し
た。
【0034】500bp以上のdsDNAを含む画分を合わ
せて、その試料を最終濃度が27μg/mlになるまで濃
縮した。
【0035】6. ファージベクターλgt10へのds
DNAの挿入、およびインビトロパッケージング(pack
aging )反応 dsDNAを4μlのリガーゼ混合物中でファージベクタ
ーλgt10(VectorCloning Systems社、San Diego
、CA)のEcoRI切断部位に挿入した。リガーゼ
混合物は2μlのdsDNA、1μlのλgt10×Ec
oRI(1μg/ml)、0.4μlのリガーゼ緩衝液、
0.5μlのH2 O、0.1μlのT4DNAリガーゼ
からなる。混合物を15℃で4時間インキュベートし
た。
【0036】ファージベクターλgt10中に胎盤cD
NAバンクを確立するために、次いでリガーゼ混合物を
λ溶原性細胞抽出物(大腸菌NS428およびNS43
3)とのインビトロパッケージング反応に室温で2時間
供した(Vector Cloning Systems、San Diego 、CA、En
quist およびsternberg:Methods in Enzymology 68 (19
79)281-298)。反応を500μlの懸濁培地[SM:
0.1M NaCl、8mM MgSO4 、50mMトリス
(pH7.5)、0.01%ゼラチン]および2滴のク
ロロホルムで終結させた。
【0037】7. 胎盤cDNAバンクの力価決定およ
び分析 大腸菌K12C600HFL株のコンピテントにした細
胞を用いて決定した胎盤cDNAバンクのプラーク形成
ユニット(PFU)の数は、1×106 PFUであっ
た。
【0038】8. 胎盤cDNAバンクのスクリーニン
グのためのオリゴヌクレオチドプローブ 胎盤cDNAバンクの分析のためにオリゴヌクレオチド
プローブ(PP15オリゴヌクレオチド103及び14
0)およびオリゴヌクレオチドのプール(PP15オリ
ゴヌクレオチドプール139)を合成した。それらの配
列を、PP15の三つの臭化シアン断片のアミノ酸配列
から得た。
【0039】構築の方法およびプローブの使用は主にR.
Lathe (前出)の方法に従った。
【0040】オリゴヌクレオチド配列物の5´末端をT
4ポリヌクレオチドキナーゼを用いて(γ−32P)AT
P(60μCi/40μlの反応混合物を用いて)の存
在下でラベルした。プローブの比放射能(specific act
ivity )は、1×108 Bq/μlすなわち1.5×1
6 Bq/pmolであった。
【0041】9. PP15−特異性オリゴヌクレオチ
ドによる胎盤cDNAのスクリーニング 1×106 PFUの胎盤cDNAを、PP15オリゴヌ
クレオチドプローブ103、140および139を合わ
せて調べた。この目的のために、3×104 PFUを、
軟寒天中の大腸菌K12 C600HFL株の細胞とと
もに13.5cmのペトリ皿上にプレートして、37℃で
6時間インキュベートした。この時、溶菌はまだ不完全
だった。プレートを一晩冷蔵庫にてインキュベートし
て、ファージをニトロセルロースフィルター(Schleich
er & Schull 、BA 85 、Ref.No.401124 )に移した(デ
ュプリケート)。ニトロセルロースフィルターおよびペ
トリ皿には、注射針を用いて後の陽性プラークの照合の
ために印を付した。ニトロセルロースフィルターの処理
の間、ペトリ皿を冷蔵庫に保存した。ニトロセルロース
フィルター上のDNAを1.5M NaClおよび0.
5M NaOHに浸した濾紙(ファットマンM3)上に
フィルターを5分間置くことによって変性させた。次い
でフィルターを同様にして1.5M NaCl、0.5
Mトリス(pH8.0)を用いてもとに戻して、2×S
SPE(0.36M NaCl、16mMNaOH、20
mM NaH2 PO4 、2mM EDTA)で洗浄した。次
いでフィルターを80℃にて2時間真空中で乾燥した。
フィルターを3×SSC、0.1%SDS(20×SS
C=3M NaCl、0.3Mクエン酸ナトリウム)中
で65℃にて4時間洗浄して、65℃にて4時間プレハ
イブリダイゼーションさせた[プレハイブリダイゼーシ
ョン溶液:0.6M NaCl、0.06Mトリス(p
H8.3)、6mM EDTA、0.2%非イオン性合成
シュークロースポリマー(R Ficoll)、0.2%
ポリビニルピロリドン40、0.2%BSA、0.1%
SDS、50μg/ml変性ニシン精子DNA]。フィル
ターに、1mlのハイブリダイゼーション溶液(ニシン精
子DNAを含まないプレハイブリダイゼーション溶液)
当り100,000〜200,000Bqのラベルした
オリゴヌクレオチドを加えて、これをビーカーまたは封
をしたポリエチレンフィルム中で静かに振盪しながら一
晩インキュベートした。ハイブリダイゼーションの温度
はオリゴヌクレオチドプローブ139の場合で46℃、
その他のプローブの場合で52℃であった。ニトロセル
ロースフィルターを6×SSC、0.05Mピロ燐酸ナ
トリウムで室温で1時間、それぞれのハイブリダイゼー
ション温度でさらに1時間洗浄した。フィルターを乾燥
させて、一晩オートラジオグラフに供した。X線フィル
ムの両デュプリケートに現れたシグナルをペトリ皿に照
合して、対応領域(約50プラーク)をパスツールピペ
ットの広い先端で切り出して、ファージを1mlのSM緩
衝液に再懸濁させた。陽性のファージを3回のサイクル
で単離して、単一のクローンを得た。
【0042】各々三つの試料の1×106 PFUの胎盤
cDNAバンクを調べた。3回目のスクリーニングでは
じめて、二つのシグナルがデュプリケートフィルター上
で同定された。二つのクローン、PP15−24および
PP15−28はPP15の完全なcDNAを含む。
【0043】表2に、オリゴヌクレオチド配列103、
139および140と見出されたPP15配列とが比較
して示されている。 表2 PP15配列対PP15オリゴヌクレオチド103
【0044】
【化5】 PP15配列対PP15オリゴヌクレオチド139
【0045】
【化6】 PP15配列対PP15オリゴヌクレオチド140
【0046】
【化7】 10.DNA配列分析 ファージクローンPP15−24およびPP15−28
を増やして、それぞれのDNAを抽出した。各場合に、
EcoRI断片を単離して、Bluescript M13ベクタ
ー(Stratagene社、San Diego 、CA、USA )のEcoR
I部位に連結して、Sangerの酵素的ジデオキシ法を用い
て制限酵素分析および配列分析を行った。配列は、転写
解読枠および最大127個のアミノ酸を有するタンパク
質のコードを示す。PP15は、計算上の分子量144
78d(メチオニンを含む)を有し、これは導入部で記
述した特許出願第DE−A第2,952,792号明細
書中からの数値とよく合致している。
【0047】
【表1】 11. 免疫抑制性タンパク質PP15の発現 ベクターpTrc99A[E.Amann ら: Gene 69 (198
8)301-315] を用いて非融合成熟PP15タンパク質を
大腸菌内で発現させた。PP15cDNAの開始コード
ンのDNA配列は以下に示す通りである。
【0048】
【化8】 ATGの位置にNcoI部位がないことから、このDN
Aを直接にpTrc99A発現ベクターにクローニング
することは不可能である。しかし、PP15cDNA配
列中の2個の塩基を交換する突然変異によってNcoI
部位を作出することができる(5´GAATGG3´→
5´CCATGG3´)。PP15構造配列の二番目の
コードンが「G」で始まるために、二番目のアミノ酸
(Gly)はこの操作によって影響されない。突然変異
を行うために、PP15cDNAクローンPP15−2
8から902bpのEcoRI断片を単離して、同様にE
coRIで切断して脱燐酸化しておいた突然変異用(mu
tagenesis )ベクターpMa5−8(第1図)に連結さ
せた。次いで、得られたプラスミドpMa5−8−PP
15(F1−oriに対して正しい位置方向でPP15
EcoRI挿入物を含む)を、次のオリゴデオキシヌク
レオチドを用いてgapped duplex mutagenesisprotocol
[Kramerら: Nucl.Acids Res.12(1984) 9441-9456] に
供した。
【0049】
【化9】 目的の突然変異を有する1個のクローンを制限酵素分析
で同定して、pMc5−8−PP15−NcoIと命名
した。このプラスミドから798bpのNcoI−Eco
RI断片を単離して、対応するように切断しておいたp
Trc99Aベクターに連結させた。得られたプラスミ
ドpTrc99A−PP15は4918bpからなり、t
rcプロモーターの誘導の後、約15kDの非融合PP1
5タンパク質を発現する。
【0050】
【発明の効果】本発明によりアミノ酸配列が特定化され
たタンパク質PP15が遺伝子操作によって得られ、本
発明PP15は実質的に純粋であって免疫抑制活性が高
く、また本発明による抗体はPP15に対して特異性が
高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスミドpMac5−8(=pMa5−8お
よびpMc5−8)の地図を示す、説明図である。 F1−ORI:ファージf1の複製開始点 ORI:ColE1タイプの複製開始点 CAT:クロラムフェニコールアセチルトランスフェラ
ーゼのコード領域 AMP:β−ラクタマーゼのコード領域 pMa5−8はCAT(塩基位置3409のA)にアン
バー突然変異を有し、pMc5−8はAMP(塩基位置
2238のC)にアンバー突然変異を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/21 C12P 21/02 C C12P 21/02 21/08 21/08 G01N 33/50 T G01N 33/50 33/53 D 33/53 33/577 B 33/577 A61K 39/395 D // A61K 39/395 N 37/02 ABC (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:645) (72)発明者 オイゲン、アマン ドイツ連邦共和国マールブルク、ザクセン リング、8

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遺伝子操作によって得られ、かつ表1に示
    されたアミノ酸配列を有する、実質的に純粋なタンパク
    質PP15。
  2. 【請求項2】表1に示されたアミノ酸配列をコードする
    DNA配列物を大腸菌内で発現させることからなる、遺
    伝子操作によって得られる実質的に純粋なタンパク質P
    P15。
  3. 【請求項3】表1に示されたアミノ酸配列をコードする
    DNA配列物を酵母内で発現させることからなる、遺伝
    子操作によって得られる実質的に純粋なタンパク質PP
    15。
  4. 【請求項4】タンパク質PP15に特異的であって、か
    つ請求項1〜3のいずれか1項に記載の遺伝子操作によ
    って製造されたPP15、または抗原活性を有するその
    部分、から得た、ポリクローナルまたはモノクローナル
    抗体。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の抗体を含む、診断補助
    物。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のPP15またはその部分
    を含む、診断補助物。
  7. 【請求項7】体液、組織またはそれらから分離した核酸
    を請求項5または6に記載の診断補助物と接触させるこ
    とからなる、診断法。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のPP15を含む、医薬
    物。
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AU (1) AU616248B2 (ja)
DE (2) DE3809119A1 (ja)
DK (1) DK131989A (ja)
ES (1) ES2090019T3 (ja)
FI (1) FI95146C (ja)
GR (1) GR3020755T3 (ja)
PT (1) PT90031B (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56100797A (en) * 1979-12-31 1981-08-12 Behringwerke Ag Novel protein and its manufacture

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56100797A (en) * 1979-12-31 1981-08-12 Behringwerke Ag Novel protein and its manufacture

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FI891249L (fi) 1989-09-19
DE58909708D1 (de) 1996-09-12
FI891249A0 (fi) 1989-03-16
JPH029370A (ja) 1990-01-12
AU616248B2 (en) 1991-10-24
DK131989D0 (da) 1989-03-17
EP0333134A3 (en) 1990-06-06
DE3809119A1 (de) 1989-10-05
AU3143189A (en) 1989-09-21
PT90031B (pt) 1994-05-31
PT90031A (pt) 1989-11-10
FI95146C (fi) 1995-12-27
EP0333134A2 (de) 1989-09-20
GR3020755T3 (en) 1996-11-30
DK131989A (da) 1989-09-19
FI95146B (fi) 1995-09-15
EP0333134B1 (de) 1996-08-07
ES2090019T3 (es) 1996-10-16

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