JPH09145339A - 表面欠陥検査方法 - Google Patents

表面欠陥検査方法

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JPH09145339A
JPH09145339A JP30151395A JP30151395A JPH09145339A JP H09145339 A JPH09145339 A JP H09145339A JP 30151395 A JP30151395 A JP 30151395A JP 30151395 A JP30151395 A JP 30151395A JP H09145339 A JPH09145339 A JP H09145339A
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JP
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light
line sensor
reflected
defect
reflected light
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Application number
JP30151395A
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English (en)
Inventor
Ryuji Sakida
隆二 崎田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、性質の異なる2種類の表面を有す
る検査対象を検査する際に、2種類の表面の欠陥の有無
を同時に検査することができる表面欠陥検査方法を提供
するものである。 【解決手段】 塗工面11aおよび金属面11b、11cを有
する感光体ドラム11の表面にCCDカメラ13から光を照
射したとき、正反射光がCCDカメラ13に反射される正
反射光受光角度よりも大きく、塗工面11aおよび金属面
11b、11cから反射された光の光量が逆転する受光角度
βにCCDカメラ13を配置し、このCCDカメラ13で受
光した反射光に基づいて感光体ドラム13の欠陥を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面欠陥検査方法
に関し、特に、両端に金属面を有し中央面に塗工面を有
する感光体等のように表面状態の異なる2種類の表面を
有する検査対象を検査する際に、2種類の表面とも同時
に検査することができる表面欠陥検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】検査対象の1例としては、例えば、複写
機の感光体ドラムがある。まず、図11において複写プロ
セスを簡単に説明して検査対象の構造を明確にする。図
11(a)において、1は複写機に内蔵された感光体ドラ
ムであり、この感光体ドラム1の周囲には、コロナ帯電
器2、露光器3、現像装置4、転写器5、分離器6、ク
リーナ7、除電器8、定着器9が配置されている。
【0003】このような装置構成により、まず、暗部で
コロナ帯電器2によって感光体ドラム1の表面を均一に
帯電し、露光器3によって画像形成部以外の箇所に原稿
の画情報に対応した光を照射し、光の照射された部分の
帯電電荷を除去して画像形成部に電荷を残した静電潜像
を形成する。現像装置4は、静電潜像と逆磁性に帯電し
た着色微粒子であるトナーTを現像ローラ4aから静電
潜像に供給・付着させて可視画像を形成する。次いで、
記録紙Pをこのトナー像に付着させて記録紙Pの裏面か
ら転写器5によってトナーTの磁極とは逆磁性の電荷を
記録紙Pに与え、静電力によってトナー像を記録紙Pに
転写するとともに、転写後の記録紙Pは分離器6によっ
て感光体ドラム1側から分離される。転写されたトナー
像は定着器9によって熱または圧力が加えられ、記録紙
Pにトナー像が融着されて永久像となる。
【0004】一方、転写されずに感光体ドラム1に残留
したトナーはクリーナ7で感光体ドラム1上から除去さ
れる。また、感光体ドラム1上の静電潜像は除電器8に
よって除電される。このように帯電から除電に至る一連
のプロセスを繰返すことにより、後続する記録紙に連続
して複写が行なわれる。ところで、このような感光体ド
ラム1にあっては、トナーTを表面に正しく付着させる
ためには現像ローラ4aと感光体ドラム1の隙間を一定
に保つ必要があるため、現像ローラ4aの回転軸の両端
部にガイド板10を設け、そのガイド板10を感光体ドラム
1の両端部に付き当ててドラム1を回転させるようにし
ている。
【0005】このため、感光体ドラム1の両端部1a、
1bは同図(b)に示すように、10mm程度の金属面とな
っており、感光体が塗布されていない。なお、同図
(b)において各寸法は感光体ドラム1の実際の寸法を
表すものである。このような感光体ドラム1の表面の傷
等を検査するものとしては、例えば、特開平4−169
840号公報に記載されたものが知られている。このも
のは、感光体ドラム1の塗工面(感光面)に光を照射す
るに際し、傷のない表面から反射された光が正反射され
ることから、この位置を除き、傷に照射されて散乱され
る光が受光される位置にラインセンサを配置するように
している。
【0006】また、金属面(またはプラスチック、紙
等)の表面の傷等を検査するものとしては、例えば、特
開平5−280958号公報に記載されたものが知られ
ている。このものは、金属面に光を照射し、この反射光
をラインセンサで受光して電位信号に変換して得た画像
信号を、微分フィルタを含む空間フィルタリング処理し
て微分画像を得た後、この微分画像を用いて金属面の傷
等を含む領域を抽出するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな両者の表面欠陥検査方法にあっては、何れも感光体
ドラム1の塗工面および金属面のように同一の性質を有
する表面の傷等しか検出することができないため、性質
の異なる表面の傷等の欠陥を同時に検出することができ
ないという問題があった。
【0008】そこで本発明は、性質の異なる2種類の表
面を有する検査対象を検査する際に、2種類の表面の欠
陥の有無を同時に検査することができる表面欠陥検査方
法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、性質の異なる2種類の表面
を有する検査対象に光源から一様に光を照射するととも
に、該検査対象の表面からの反射光をラインセンサで受
光し、該ラインセンサで受光された反射光に基づいて検
査対象の欠陥を検出する表面欠陥検査方法であって、前
記光源から検査対象に光を照射したとき、正反射光がラ
インセンサに反射される正反射光受光角度よりも大き
く、性質の異なる表面から反射された光の光量が逆転す
る受光角度に1つのラインセンサを配置し、該ラインセ
ンサで受光した反射光に基づいて検査対象の欠陥を検出
するようにしたことを特徴としている。
【0010】その場合、検査対象の表面の一方が金属
面、他方が塗工面(感光面)とすると、検査対象に光を
照射したとき、正反射光がラインセンサに反射される正
反射光受光角度にラインセンサを配置すると、光源ムラ
や検査対象の表面の振動等の影響が大きく画像に現れる
ため、検査に適さない。そして、この影響が現れない正
反射光受光角度よりも大きい位置にラインセンサを配置
すると、図2に示すように、ラインセンサが受光する光
の量が減少し受光角度が入射角度に近い程検査対象の表
面の微小な凹凸に対する受光感度が大きくなる。
【0011】ここで、金属面と塗工面の違いを考察する
と、正反射光を受光する場合には、金属面の反射率が高
いため、出力が大きい。また、受光角度を正反射光受光
角度から大きく変化させていった場合に、塗工面は光を
拡散させるため、正反射光受光領域の両側に出力が略フ
ラットな拡散光領域が続く。一方、金属の場合は拡散性
がないため、受光できる光の範囲が狭い。このため、あ
る受光角度を境にして塗工面の出力より金属面の出力が
大きくなるように逆転する。
【0012】したがって、塗工面上の微小凹凸欠陥に対
する感度を上げるため、光源ムラや検査対象の表面の振
動等の影響が現れないように受光角度を入射角度に近づ
けて、正反射光受光角度よりも大きく、塗工面と金属面
から反射された光の光量が逆転する受光角度に1つのラ
インセンサを配置し、金属面からの反射光と塗工面から
の反射光を簡単な2値化処理によって分離し、この信号
の変化量から表面の突起や傷等の欠陥を容易に検出する
ことができる。この結果、1つのラインセンサで2種類
の表面の欠陥の有無を同時に検査することができる。
【0013】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、性質の異なる2種類の表面を有する検査対象
に光源から一様に光を照射するとともに、該検査対象の
表面からの反射光をラインセンサで受光し、該ラインセ
ンサで受光された反射光に基づいて検査対象の欠陥を検
出する表面欠陥検査方法であって、前記光源から検査対
象に光を照射したとき、正反射光がラインセンサに反射
される正反射光受光角度よりも大きい受光角度になるよ
うに1つのラインセンサを配置するとともに、2種類の
表面のうち反射光の光量の多い性質を有する表面と光源
の間および該表面とラインセンサの間に偏光板を配置
し、該ラインセンサによって受光された反射光を検査対
象の欠陥として検出するようにしたことを特徴としてい
る。
【0014】その場合、図2のように、正反射光受光角
度よりも大きく、ラインセンサの飽和レベルを越えた受
光角度γ1にラインセンサを配置しても、正常な表面か
らの反射光が透過せずに表面に突起や傷等の欠陥があっ
て反射光の偏向方向が変化したときにこの反射光のみが
透過するように構成された偏向板を配置すれば、この反
射光を検査対象の表面の欠陥として検出することができ
る。
【0015】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、性質の異なる2種類の表面を有する検査対象
に光源から一様に光を照射するとともに、該検査対象の
表面からの反射光をラインセンサで受光し、該ラインセ
ンサで受光された反射光に基づいて検査対象の欠陥を検
出する表面欠陥検査方法であって、前記光源から検査対
象に光を照射したとき、正反射光がラインセンサに反射
される正反射光受光角度よりも大きい受光角度になるよ
うに1つのラインセンサを配置するとともに、2種類の
表面のうち反射光の光量の多い性質を有する表面とライ
ンセンサの間に光量を減少させる光学フィルターを配置
し、該ラインセンサで受光した反射光に基づいて検査対
象の欠陥を検出するようにしたことを特徴としている。
【0016】その場合、図2のように、正反射光受光角
度よりも大きく、ラインセンサの飽和レベルを越えた受
光角度γ1にラインセンサを配置しても、光学フィルタ
ーによって反射光の光量を低減させることにより、この
フィルターを通して受光した光の変化から検査対象の表
面の欠陥の有無を検査することができる。請求項4記載
の発明は、上記課題を解決するために、請求項1〜3何
れかに記載の発明において、前記性質の異なる2種類の
表面とラインセンサの間に、検査対象から反射された反
射光をラインセンサに導くように異なる角度で別々の反
射ミラーを配置することを特徴としている。
【0017】その場合、ラインセンサの位置を検査対象
に対して如何なる位置に設定しても、検査対象の表面か
ら反射された光を性質の異なる表面毎に設けられた反射
ミラーによって正反射光受光角度よりも大きい受光角度
になるようにラインセンサに導くことができ、検査対象
の2種類の表面の欠陥の有無を検査することができる。
【0018】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、性質の異なる2種類の表面を有する検査対象
に光源から一様に光を照射するとともに、該検査対象の
表面からの反射光をラインセンサで受光し、該ラインセ
ンサで受光された反射光に基づいて検査対象の欠陥を検
出する表面欠陥検査方法であって、前記ラインセンサか
ら検査対象に光を照射したとき、正反射光がラインセン
サに反射される正反射光受光角度よりも大きくなるよう
にラインセンサを性質の異なる表面に応じて1つずつ設
け、該ラインセンサで受光した反射光に基づいて検査対
象の欠陥を検出するようにしたことを特徴としている。
【0019】その場合、ラインセンサや検査対象の軸芯
倒れ等の機械的、構造的な精度が十分でない場合にも、
性質の異なる表面に応じてラインセンサを1つずつ設け
ることで、検査対象の2種類の表面の欠陥の有無を高精
度に検査することができる。請求項6記載の発明は、上
記課題を解決するために、請求項1〜5何れかに記載の
発明において、前記性質の異なる一方の表面には拡散光
を照射することを特徴としている。
【0020】その場合、一方の表面が金属面である場合
に、金属面での乱反射による影響を取り除くことがで
き、検査対象の2種類の表面の欠陥の有無を高精度に検
査することができる。請求項7記載の発明は、上記課題
を解決するために、性質の異なる2種類の表面を有する
検査対象に光を照射し、該検査対象の表面からの反射光
に基づいて検査対象の欠陥を検出する表面欠陥検査方法
であって、性質の異なる一方の表面の幅方向長さが長い
場合には、正反射光がラインセンサに反射される正反射
光受光角度よりも大きい受光角度になるようにラインセ
ンサを配置し、このラインセンサで受光した反射光に基
づいて一方の面の欠陥を検出し、性質の異なる他方の面
の幅方向長さが短い場合には、走査型レーザ変位計を用
いて他方の表面の欠陥を検出することを特徴としてい
る。
【0021】その場合、一方の表面に対しては光源から
照射された光をラインセンサで検出することにより、検
査を行なうことができるとともに、他方の表面に対して
は走査型レーザ変位計を用いて検査を行なうことがで
き、結果的に2種類の表面の欠陥の有無を同時に検査す
ることができる。また、走査型レーザ変位計によって幅
方向長さが短い表面を検査しているので、表面の突起や
傷等の欠陥の有無の検査に加えて突起や傷等の大きさを
測定することができる。
【0022】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るために、性質の異なる2種類の表面を有する検査対象
に光を照射し、該検査対象の表面からの反射光に基づい
て検査対象の欠陥を検出する表面欠陥検査方法であっ
て、性質の異なる一方の面の幅方向長さが長い場合に
は、正反射光がラインセンサに反射される正反射光受光
角度よりも大きい受光角度になるようにラインセンサを
配置し、このラインセンサで受光した反射光に基づいて
一方の面の欠陥を検出し、性質の異なる他方の面の幅方
向長さが短い場合には、レーザ光源を用いて該表面にレ
ーザ光を走査し、このレーザ光の反射光に基づいて他方
の面の欠陥を検出することを特徴としている。
【0023】その場合、一方の表面に対しては光源から
照射された光をラインセンサで検出することにより、検
査を行なうことができるとともに、他方の表面に対して
はレーザ光源から走査されたレーザ反射光に基づいて検
査を行なうことができ、結果的に2種類の表面の欠陥の
有無を同時に検査することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。図1、2は本発明に係る表面欠陥検査方法を
達成する検査装置の第1実施例を示す図であり、請求項
1に対応している。まず、構成を説明する。図1におい
て、11は検査対象である感光体ドラムであり、この感光
体ドラム11の中央部は感光体が塗工された塗工面11aを
有し、両端面は感光体ドラム11と現像装置の現像ローラ
との隙間を均一に保つためのガイド板が摺接する金属面
11b、11cを有している。すなわち、感光体ドラム11は
性質の異なる2種類の表面を有している。
【0025】この感光体ドラム11の外周面にはハロゲン
ランプ等のライン状の光源12がその軸先方向に亘って設
けられており、この光源12から光が照射されるようにな
っていま。また、感光体ドラム11の軸線方向中央部と直
交する位置にはラインセンサとしての1次元CCDカメ
ラ13が設けられており、感光体ドラム11からの反射光は
CCDカメラ13によって受光されるようになっている。
【0026】また、CCDカメラ13は光源12から感光体
ドラム11に光が入射する角度αに対して感光対ドラム11
から反射されてCCDカメラ13によって受光される受光
角度βが大きくなる位置(α<β)に配置されている。
すなわち、CCDカメラ13は正反射光が感光体ドラム11
から反射される正反射光受光角度よりも大きい角度に配
置されており、本実施例では、後述するように塗工面11
aと金属面11b、11cから反射された光の光量が逆転す
る受光角度に配置されている。
【0027】また、CCDカメラ13によって受光された
光信号は、図示しない画像処理手段によってノイズ除
去、フィルター演算処理、2値化処理、ラベリング処理
されることにより、塗工面11aの点状およびムラ状欠
陥、金属面11b、11cの突起や傷等の欠陥が検出され
る。次に、作用を説明する。
【0028】感光体ドラム11の表面の欠陥を検査するに
は、感光体ドラム11を回転させながら光源12により感光
体ドラム11の表面に入射角度αで一様に光を照射し、受
光角度βに配設されたCCDカメラ13によってこの反射
光を受光し、この光信号をノイズ除去、フィルター演算
処理、2値化処理、ラベリング処理して塗工面11aの点
状およびムラ状欠陥、金属面11b、11cの突起や傷等の
欠陥が検出される。
【0029】本実施例では、この異なる性質を有する表
面からの光信号を画像処理手段によって処理し易いよう
に、CCDカメラ13を配置したことを特徴とするもので
あり、その点を具体的に説明する。まず、受光角度βと
CCDカメラ13の出力との関係を考察する。受光角度β
が入射角度αと等しいとき、反射光強度は最高になる。
このときは、入射角度αと受光角度βが略等しい正反射
光を受光していることになり、光源12のムラや感光体ド
ラム11の表面の振動等の影響が大きく画像に現れるた
め、検査に摘さない。
【0030】図2に示すように、受光角度βを入射角度
αから離して行くに従ってCCDカメラ13で受光される
量は減少していき、受光角度βが入射角度αに近い程感
光体ドラム11の表面の微小な凹凸に対する感度が大きく
なるという性質を有する。ここで、塗工面11aと金属面
11b、11cの性質の違いについて考察すると、CCDカ
メラ13によって正反射角度を受光する場合には、金属面
11b、11cの方が反射率が高いため、出力が大きい。ま
た、受光角度βを変化させていった場合には、塗工面11
aは光を拡散させる作用があるため、正反射光受光領域
の両側に出力が略フラットな拡散光受光領域が続く一
方、金属面11b、11cの場合には、拡散性がないため、
受光できる範囲が狭い。
【0031】したがって、ある受光角度を境にして塗工
面11aの出力の方が金属面11b、11cの出力を上回って
逆転することになる。本実施例では、この逆転する位置
にCCDカメラ13を配置しているのである。図2に基づ
いて各位置γ1〜γ4にCCDカメラ13を配置したものを
比較して説明する。
【0032】塗工面11a上の微小な凹凸欠陥に対する感
度を上げるため、光源12のムラや感光体ドラム11の表面
の振動等の影響が現れないように受光角度βを入射角度
αに可能な限り近づける。そのとき、受光角度βがγ1
であると、金属面11b、11cからの反射光強度はCCD
カメラ13の飽和レベルを越えてしまうと考えられる。そ
こで、受光角度βをさらに大きく変化させてみる。金属
面11b、11cが鏡面状でない場合には、反射光が乱反射
して欠陥の存在しない正常な表面であっても濃度のバラ
ツキの非常な大きな光信号となり、欠陥を抽出するのが
困難となる。
【0033】そこで、受光角度βをさらに大きく変化さ
せて塗工面11aからの反射光強度と金属面11b、11cか
らの反射光強度が等しくなるようにする(受光角度βを
γ3にする)。このとき、金属面11b、11cの乱反射に
よる濃度のバラツキは小さくなるが、単純な2値化によ
る金属面11b、11cと塗工面11aの分離を行なうことが
できなくなる。
【0034】さらに、受光角度βを大きく変化させて金
属面11b、11cからの反射光強度が塗工面11aからの反
射光強度よりも小さくなる場合を考える(受光角度βを
γ4にする)。塗工面11aに関して考えてみると、微小
な凹凸に対する感度は低下するが、欠陥に濃度差があれ
ば、これを十分に検出することができる。一方、金属面
11b、11cでは反射光がほとんど受光されない角度であ
るため、欠陥のない正常な表面ではCCDカメラ13の出
力が小さく、乱反射による影響もない。仮に、突起や傷
等の欠陥がある場合には、光は散乱されてその部分だけ
が明るくなり、この光に基づいて欠陥の検出を行なうこ
とができる。すなわち、暗視野的に欠陥を検出すること
ができる。また、塗工面11aと金属面11b、11cの出力
信号を画像処理装置によって簡単な2値化処理を行なう
ことによって塗工面11aと金属面11b、11cの分離を行
なうことができる。具体的には、塗工面11aと金属面11
b、11cからの反射光強度の間の所定強度に閾値を設け
て、この閾よりも反射光強度が小さい場合には、金属面
11b、11cを検出し、閾よりも反射光強度が大きい場合
には、塗工面11aを検出する。
【0035】また、反射光強度から金属面11b、11cの
抽出を行なうことができるので、CCDカメラ13で受光
された光が該カメラ13の画素のどのくらいの領域にある
かを検出することにより、金属面11b、11cの幅を測定
することが可能となる。このように本実施例では、塗工
面11aおよび金属面11b、11cを有する感光体ドラム11
の表面にCCDカメラ13から光を照射したとき、正反射
光がCCDカメラ13に反射される正反射光受光角度より
も大きく、塗工面11aおよび金属面11b、11cから反射
された光の光量が逆転する受光角度βにCCDカメラ13
を配置し、このCCDカメラ13で受光した反射光に基づ
いて感光体ドラム13の欠陥を検出するようにしたため、
1つのCCDカメラ13によって2種類の表面の欠陥の有
無を同時に検査することができる。
【0036】なお、本実施例では、感光体ドラム11を検
査対象としているが、これに限らず、性質の異なる2種
類の表面を有する検査対象であればどのようなものであ
っても良い。図3は本発明に係る表面欠陥検査方法を達
成する検査装置の第2実施例を示す図であり、請求項2
に対応している。なお、本実施例では、第1実施例と同
様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0037】図3において、15a、16aは偏向板であ
り、この偏向板15a、16aは感光体ドラム11と光源12の
間に配設され、金属面11b、11Cに光を照射するように
なっている。また、偏向板15b、16bは感光体ドラム11
の表面に照射された反射光の光量の多い性質を有する金
属面11b、11cとCCDカメラ13の間に配置されてお
り、これら偏向板15a、15b、16a、16bは欠陥の存在
しない正常な表面からの反射光を透過させずに、欠陥を
検出して反射光の偏向方向がずれた場合に、その部分だ
けを欠陥信号としてCCDカメラ13に透過させる構造を
有している。
【0038】本実施例では、受光角度βを金属面11b、
11cの反射光を考慮せずに、正反射光受光角度よりも大
きく塗工面11a上の微小な凹凸欠陥を検出可能な角度、
例えば、図2のγ1のような角度に設定する。なお、こ
の場合には、金属面11b、11cでの反射光強度はCCD
カメラ13の飽和レベルを越えている。本実施例では、光
源12からの光は感光体ドラム11の塗工面11aに直接照射
されるとともに、金属面11b、11cには偏向板15a、16
aを通して照射され、金属面11b、11cからの反射光は
偏向板15b、16bに反射される。この偏向板15b、16a
は欠陥の存在しない正常な表面からの反射光を透過させ
ずに、欠陥を検出して反射光の偏向方向がずれた場合
に、その部分だけを欠陥信号としてCCDカメラ13に透
過させるため、この信号をCCDカメラ13が受光したと
き、金属面11b、11Cの表面の欠陥として検出すること
ができる。なお、塗工面11aの欠陥の検出方法は第1実
施例と同様であるので説明を省略する。
【0039】図4は本発明に係る表面欠陥検査方法を達
成する検査装置の第3実施例を示す図であり、請求項3
に対応している。なお、本実施例では、第1実施例と同
様の構成には同一番号を付して説明を省略する。図4に
おいて、17はNDフィルター、干渉フィルター等の光量
を減少させる性質を有する光学フィルターであり、この
光学フィルター17は感光体ドラム11とCCDカメラ13の
間に配置されている。
【0040】本実施例でも、受光角度βを金属面11b、
11cの反射光を考慮せずに、正反射光受光角度よりも大
きく塗工面11a上の微小な凹凸欠陥を検出可能な角度、
例えば、図2のγ1のような金属面11b、11cでの反射
光強度がCCDカメラ13の飽和レベルを越えている角度
に設定する。本実施例でも、光源12からの光が感光体ド
ラム11の塗工面11aおよび金属面11b、11cに照射され
ると、塗工面11aからの反射光がCCDカメラ13によっ
て受光されるとともに、金属面11b、11cからの反射光
が光学フィルター17を通してCCDカメラ13によって受
光される。
【0041】金属面11b、11cが鏡面であった場合に
は、反射光が乱反射しないため、光学フィルター17の強
度をCCDカメラ13の飽和レベル以下に設定すれば、欠
陥のない正常な表面からの反射光は濃度バラツキのない
小さいものとなり、この反射光の変化から金属面11b、
11cの表面の欠陥を容易に検出することができる。図5
は本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査装置の
第4実施例を示す図であり、請求項4に対応している。
なお、本実施例では、第1実施例と同様の構成には同一
番号を付して説明を省略する。
【0042】図5において、18は反射ミラーであり、こ
の反射ミラー18は塗工面11aとCCDカメラ13の間に配
置されている。また、19は第1反射ミラー、20は第2反
射ミラーであり、これらミラー19、20は金属面11b、11
cとCCDカメラ13の間に一対配設されている。そし
て、これらミラー18および19、20は塗工面11aおよび金
属面11b、11cから反射された反射光をCCDカメラ13
に導くように異なる角度で配置されている。
【0043】本実施例では、図5(a)に示すように塗
工面11aの撮像に関しては、受光角度βは金属面11b、
11cの反射光を考慮せずに、塗工面11a上の微小な凹凸
欠陥を検出できるような位置に設定する。このとき、β
方向の反射光を反射ミラー18によってCCDカメラ13に
導き、塗工面11aでのセッティングが終了したとき、感
光体11、光源12およびCCDカメラ13の位置を固定す
る。
【0044】一方、金属面11b、11cからの反射光を塗
工面11aとは異なる受光角度δで撮像することを考察す
る。この場合、図5(b)に示すようにδ方向の反射光
を2枚の反射ミラー19、20で反射させてCCDカメラ13
に導く。CCDカメラ13の水平方向とのなす角度ωは上
述したセッティングにより既に設定されているので、受
光角度δが決まれば、最終的な偏向角度εが決定される
(ε=δ+ω)。さらに、第1反射ミラー19のB1点へ
の入射角度をρ、第2反射ミラー20のB2点への入射角
度をθとすれば、偏向角度εはε=π−2(θ+ρ)と
表わせる。
【0045】また、第1、2反射ミラー19、20のなす角
度をσとすると、σ=θ+ρであるため、結局、偏向角
度εはε=π−2σとなる。すなわち、受光角度δが決
定すれば、第1、2反射ミラー19、20のなす角度σが決
定されることになる。ところで、塗工面11aおよび金属
面11b、11cからの反射光を1つのCCDカメラ13に撮
像するためには、塗工面11aからの反射光の光路長AB
+BCと金属面11b、11cからの反射光の光路長AB1
+B1B2+B2Cを同じにする必要がある。
【0046】このため、第1反射ミラー19の水平方向と
のなす角度ψと反射点B1、さらに、図5(b)に示す
D点(第1、2反射ミラー19、20の表面が交わる交線上
の点)の位置を調整することにより、金属面11b、11c
からの反射光の光路長を塗工面11aからの反射光の光路
長と等しくできる。この結果、CCDカメラ13の位置を
感光体ドラム11対して如何なる位置に設定しても、感光
体ドラム11の表面から反射された光を塗工面11aおよび
金属面11b、11c毎に設けられた各反射ミラー18、19、
20によって正反射光受光角度よりも大きい受光角度にな
るようにCCDカメラ13に導くことができ、感光体ドラ
ム11の2種類の表面の欠陥の有無を検査することができ
る。
【0047】なお、金属面11b、11cからの反射光から
の受光角度δは、金属面11b、11cの状態によって決定
すれば良い。仮に、金属面11b、11cが鏡面状態であれ
ば、第3実施例のように正反射光受光角度に近づけ、受
光強度がCCDカメラ13の飽和レベル以上になってしま
うならば、光量を減少させる光学フィルターを最適な位
置に配設すれば良い。また、正反射光受光角度から大き
く離し、第1実施例のように欠陥を暗視野的に撮像して
も良い。さらに、第2実施例のように偏向板を金属面11
b、11cとCCDカメラ13の間の所定の位置に配置して
も良い。
【0048】図6は本発明に係る表面欠陥検査方法の第
5実施例を示す図であり、請求項5に対応している。な
お、本実施例では、第1実施例と同様の構成には同一番
号を付して説明を省略する。図6において、21、22は増
設されたラインセンサとしての1次元CCDカメラであ
り、この増設CCDカメラ21、22は金属面11b、11cに
対向して配置されている。したがって、本実施例では、
塗工面11a、金属面11b、11cに対応して3つのCCD
カメラ13、21、22が設けられ、塗工面11aと金属面11
b、11cは別々のCCDカメラ13、21、22によって反射
光が受光される。
【0049】このように複数のCCDカメラ13、21、22
を設けた理由について説明する。金属面11b、11cは感
光体ドラム11の両端部に設けられ、図2に示すように塗
工面11aに比べて受光角度の影響が大きい。このため、
上記各実施例のように1つのCCDカメラ13によって感
光体ドラム11の軸線方向全域を撮像した場合、CCDカ
メラ13や感光体ドラム11の回転軸の倒れ等の機械的、構
造的な精度が十分でない場合に、両端部の金属面11b、
11cで全く同一の受光角度にセッティングすることがで
きない。
【0050】このため、塗工面11aの欠陥を撮像するの
に最適な位置にCCDカメラ13を調整して配置し、金属
面11b、11cの欠陥を撮像するのに最適な受光位置に増
設CCDカメラ21、22を調整して配置すれば、CCDカ
メラ13や感光体ドラム11の回転軸の倒れ等の機械的、構
造的な精度が十分でない場合にも、感光体ドラム11のの
2種類の表面の欠陥の有無を高精度に検査することがで
きる。
【0051】図7は本発明に係る表面欠陥検査方法を達
成する検査装置の第6実施例を示す図であり、請求項6
に対応している。なお、本実施例では、第1実施例と同
様の構成には同一番号を付して説明を省略する。図7に
おいて、光源12の両端部には拡散光源23、24が設けられ
ており、この拡散光源23、24は拡散光を金属面11b、11
cに照射するようになっている。なお、この拡散光源2
3、24としては、ハロゲンランプからの光を光ファイバ
で導き拡散面に照射させるものや、画像処理用の蛍光灯
を利用したものから構成される。また、拡散光源23、24
の大きさは指向性をなくし、あらゆる角度から照明でき
るようにライン状ではなく、面状が好ましい。
【0052】本実施例では、塗工面(一方の表面)11a
に光源12から光を照射し、金属面(他方の表面)11b、
11cには拡散光源23、24から拡散光を照射する。拡散光
源23、24からの拡散入射光25はあらゆる角度から金属面
11b、11cを照射することになるため、乱反射による画
像の濃度のバラツキがなくなり、金属面11b、11cが鏡
面状態ではない場合でも、非常に均一な画像を得ること
ができる。
【0053】また、欠陥のない正常な表面からの反射光
強度をカメラ飽和レベルの半分程度にしておくと、微小
領域における濃度変化から傷、突起、異物等の点状欠陥
を、また、広域における濃度変化から汚れや洗浄不良等
のムラ欠陥をも検出することができる。このように、金
属面11b、11cでの乱反射による影響を取り除くことが
できるため、感光体ドラム11の2種類の表面の欠陥の有
無を高精度に検査することができる。
【0054】また、CCDカメラ12の受光角度は塗工面
11a上の欠陥を検出するために最適な角度に設定してお
けば良い。その理由は、拡散光源23、24で金属面11b、
11cを照射しているため、受光角度の影響が少ないから
である。図7、8は本発明に係る表面欠陥検査方法を達
成する検査装置の第7実施例を示す図であり、請求項7
に対応している。なお、本実施例では、第1実施例と同
様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0055】本実施例では、第1実施例と同様に、幅方
向長さが長い塗工面11aは、光源12から照射される正反
射光がCCDカメラ13に反射される正反射光受光角度よ
りも大きくなるようにCCDカメラ13を配置して光源12
から光を照射し、幅方向長さが短い金属面11b、11b
は、走査型レーザ変位計30を用いて図8に示すように金
属面11b、11cにレーザ光を照射し、反射光に基づいて
金属面11b、11cの欠陥を検出することを特徴とするも
のである。
【0056】まず、走査型レーザ変位計30の原理を図9
に基づいて説明する。走査型レーザ変位計30は、光源と
しての半導体レーザ31、レンズ32、スキャナ33、ハーフ
ミラー34、位置検出素子35、受光レンズ36および半導体
位置検出素子37から構成される。半導体レーザ31からの
投光ビームはレンズ32を介してスキャナ33に導かれ、ス
キャナ33によって検査対象38上を走査される。この照射
によって反射されるスポット光は半導体位置検出素子37
によって受光され、三角測量の原理で検査対象の高さZ
方向が測定される。
【0057】また、スキャナ33によって走査される投光
ビームはハーフミラー34、位置検出素子35を介して検査
対象38に走査される際に、位置検出素子35によってX方
向の位置情報が検出される。この位置検出素子35はライ
ンセンサ等のようにX方向に亘って画素が設けられ、こ
の画素の所定の位置で投光ビームを検出することによっ
てX方向の位置を検出するものから構成される。また、
Y方向に対しては検査対象38(感光体ドラム11)をY方
向に移動させる。この結果、検査対象38の3次元形状の
測定を行なうことができる。この半導体位置検出素子37
のZ方向の出力は、図9(b)に示すようになり、段差
で示す量が検査対象の38の段差に相当する大きさを示す
ことから、形状データを得ることができる。これに加え
て、半導体検出素子37が受光した反射光量に基づいて検
査対象38の欠陥を検出することができる。
【0058】本実施例では、この走査型レーザ変位計30
を用いて金属面11b、11cにレーザ光を照射し、反射光
に基づいて金属面11b、11cの欠陥の有無、汚れ等を検
出することができるとともに、形状データから欠陥の凹
凸情報(大きさ)も同時に得ることができる。なお、塗
工面11aの欠陥を検出方法は、第1実施例と同様である
ため、説明を省略する。
【0059】図9は本発明に係る表面欠陥検査方法を達
成する検査装置の第8実施例を示す図であり、請求項8
に対応している。なお、本実施例では、第1実施例およ
び第7実施例と同様の構成には同一番号を付して説明を
省略する。本実施例では、図9(a)に示すように、金
属面11b、11cからの反射光を半導体位置検出素子に代
えてフォトダイオード41によって受光するようにしたも
のである。
【0060】その理由としては、一般に走査型レーザ変
位計の半導体検出素子38による金属面11b、11cの走査
周期は、塗工面11aを検査する1次元CCDカメラ13の
走査周期よりも遅いため、上記第7実施例では、検査時
間が遅くなる。本実施例では、受光素子として、応答周
波数の高いフォトダイオード41を用いることにより、1
次元CCDカメラ13の走査周期に対して遅れが発生しな
いようにしている。
【0061】金属面11b、11cを検査するには、半導体
レーザ31から金属面11b、11cにレーザ光を走査させ
て、この反射光をレンズ36を介してフォトダイオードで
受光する。そして、金属面11b、11cの表面に突起や傷
や汚れ等の欠陥dがあった場合に、この欠陥から反射さ
れた光が散乱されて、図9(b)のように正常な表面か
ら反射されたフラットな出力に比べて出力が大きくまた
は小さくなるため、この受光量データによって金属面11
b、11cの欠陥を素速く検出することができ、検査時間
を短縮することができるという効果を得ることができ
る。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、正反射光
受光角度よりも大きく、性質の異なる表面から反射され
た光の光量が逆転する受光角度に1つのラインセンサを
配置し、一方の表面からの反射光と他方の表面からの反
射光を簡単な2値化処理によって分離し、この信号の変
化量から2種類の表面の突起や傷等の欠陥を容易に検出
することができる。この結果、1つのラインセンサで2
種類の表面の欠陥の有無を同時に検査することができ
る。
【0063】請求項2記載の発明によれば、正反射光受
光角度よりも大きく、ラインセンサの飽和レベルを越え
た受光角度にラインセンサを配置しても、正常な表面か
らの反射光が透過せずに表面に突起や傷等の欠陥があっ
て反射光の偏向方向が変化したときにこの反射光のみが
透過するように構成された偏向板を反射光通過位置に配
置すれば、この反射光を検査対象の表面の欠陥として検
出することができる。
【0064】請求項3記載の発明によれば、正反射光受
光角度よりも大きく、ラインセンサの飽和レベルを越え
た受光角度にラインセンサを配置しても、光学フィルタ
ーによって反射光の光量を低減させることにより、この
フィルターを通して受光した光の変化から検査対象の表
面の欠陥の有無を検査することができる。請求項4記載
の発明によれば、ラインセンサの位置を検査対象に対し
て如何なる位置に設定しても、検査対象の表面から反射
された光を性質の異なる表面毎に設けられた反射ミラー
によって正反射光受光角度よりも大きい受光角度になる
ようにラインセンサに導くことができ、検査対象の2種
類の表面の欠陥の有無を検査することができる。
【0065】請求項5記載の発明によれば、ラインセン
サや検査対象の軸芯倒れ等の機械的、構造的な精度が十
分でない場合にも、性質の異なる表面に応じてラインセ
ンサを1つずつ設けることで、検査対象の2種類の表面
の欠陥の有無を高精度に検査することができる。請求項
6記載の発明によれば、一方の面が金属面である場合
に、金属面での乱反射による影響を取り除くことがで
き、検査対象の2種類の表面の欠陥の有無を高精度に検
査することができる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、一方の表面
は光源から照射された光をラインセンサで検出すること
により、検査を行なうことができるとともに、他方の表
面は走査型レーザ変位計を用いて検査を行なうことがで
き、結果的に2種類の表面の欠陥の有無を同時に検査す
ることができる。また、走査型レーザ変位計によって幅
方向長さが短い表面を検査しているので、表面の突起や
傷等の欠陥の有無の検査に加えて突起や傷等の大きさを
測定することができる。
【0067】請求項8記載の発明によれば、一方の表面
は光源から照射された光をラインセンサで検出すること
により、検査を行なうことができるとともに、他方の表
面はレーザ光源から走査されたレーザ反射光に基づいて
検査を行なうことができ、結果的に2種類の表面の欠陥
の有無を同時に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査
装置の第1実施例を示す図であり、(a)はその上面
図、(b)はその側面図である。
【図2】感光体ドラムの塗工面と金属面の表面凹凸によ
るCCDカメラの感度(受光量)と受光角度の関係を示
す図である。
【図3】本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査
装置の第2実施例を示す図であり、(a)はその上面
図、(b)はその側面図である。
【図4】本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査
装置の第3実施例を示す図であり、(a)はその上面
図、(b)はその側面図である。
【図5】本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査
装置の第4実施例を示す図であり、(a)は塗工面から
の反射光をCCDカメラで受光する様子を示すその側面
図、(b)は金属面からの反射光をCCDカメラで受光
する様子を示すその側面図である。
【図6】本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査
装置の第5実施例を示す図であり、(a)はその上面
図、(b)はその側面図である。
【図7】本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査
装置の第6実施例を示す図であり、(a)はその上面
図、(b)はその側面図である。
【図8】本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査
装置の第7実施例を示す図であり、感光体ドラムの金属
面に投光・反射されるレーザビームを示す図である。
【図9】(a)は第7実施例の走査型レーザ変位計の原
理を説明する図、(b)はその受光量データとZ方向の
変位データを示す図である。
【図10】本発明に係る表面欠陥検査方法を達成する検査
装置の第8実施例を示す図であり、(a)はそのレーザ
光源からのレーザ光をフォトダイオードで受光する状態
を示す図、(b)はそのフォトダイオードの受光量デー
タを示す図である。
【図11】(a)は一般的な複写機の複写プロセスを実施
する複写機構を示す図、(b)はその感光体ドラムの外
観図である。
【符号の説明】
11 感光体ドラム(検査対象) 11a 塗工面(一方の表面) 11b、11c 金属面(他方の表面) 12 光源 13 1次元CCDカメラ(ラインセンサ) 15a、15b、16a、16b 偏光板 17 光学ミラー 18 反射ミラー 19 第1反射ミラー 20 第2反射ミラー 21、22 1次元CCDカメラ(ラインセンサ) 23、24 拡散光源 30 走査型レーザ変位計

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】性質の異なる2種類の表面を有する検査対
    象に光源から一様に光を照射するとともに、該検査対象
    の表面からの反射光をラインセンサで受光し、該ライン
    センサで受光された反射光に基づいて検査対象の欠陥を
    検出する表面欠陥検査方法であって、 前記光源から検査対象に光を照射したとき、正反射光が
    ラインセンサに反射される正反射光受光角度よりも大き
    く、性質の異なる表面から反射された光の光量が逆転す
    る受光角度に1つのラインセンサを配置し、該ラインセ
    ンサで受光した反射光に基づいて検査対象の欠陥を検出
    するようにしたことを特徴とする表面欠陥検査方法。
  2. 【請求項2】性質の異なる2種類の表面を有する検査対
    象に光源から一様に光を照射するとともに、該検査対象
    の表面からの反射光をラインセンサで受光し、該ライン
    センサで受光された反射光に基づいて検査対象の欠陥を
    検出する表面欠陥検査方法であって、 前記光源から検査対象に光を照射したとき、正反射光が
    ラインセンサに反射される正反射光受光角度よりも大き
    い受光角度になるように1つのラインセンサを配置する
    とともに、2種類の表面のうち反射光の光量の多い性質
    を有する表面と光源の間および該表面とラインセンサの
    間に偏光板を配置し、該ラインセンサによって受光され
    た反射光を検査対象の欠陥として検出するようにしたこ
    とを特徴とする表面欠陥検査方法。
  3. 【請求項3】性質の異なる2種類の表面を有する検査対
    象に光源から一様に光を照射するとともに、該検査対象
    の表面からの反射光をラインセンサで受光し、該ライン
    センサで受光された反射光に基づいて検査対象の欠陥を
    検出する表面欠陥検査方法であって、 前記光源から検査対象に光を照射したとき、正反射光が
    ラインセンサに反射される正反射光受光角度よりも大き
    い受光角度になるように1つのラインセンサを配置する
    とともに、2種類の表面のうち反射光の光量の多い性質
    を有する表面とラインセンサの間に光量を減少させる光
    学フィルターを配置し、該ラインセンサで受光した反射
    光に基づいて検査対象の欠陥を検出するようにしたこと
    を特徴とする表面欠陥検査方法。
  4. 【請求項4】前記性質の異なる2種類の表面とラインセ
    ンサの間に、検査対象から反射された反射光をラインセ
    ンサに導くように異なる角度で別々の反射ミラーを配置
    することを特徴とする請求項1〜3何れかに記載の表面
    欠陥検査方法。
  5. 【請求項5】性質の異なる2種類の表面を有する検査対
    象に光源から一様に光を照射するとともに、該検査対象
    の表面からの反射光をラインセンサで受光し、該ライン
    センサで受光された反射光に基づいて検査対象の欠陥を
    検出する表面欠陥検査方法であって、 前記ラインセンサから検査対象に光を照射したとき、正
    反射光がラインセンサに反射される正反射光受光角度よ
    りも大きくなるようにラインセンサを性質の異なる表面
    に応じて1つずつ設け、該ラインセンサで受光した反射
    光に基づいて検査対象の欠陥を検出するようにしたこと
    を特徴とする表面欠陥検査方法。
  6. 【請求項6】前記性質の異なる一方の表面には拡散光を
    照射することを特徴とする請求項1〜5何れかに記載の
    表面欠陥検査方法。
  7. 【請求項7】性質の異なる2種類の表面を有する検査対
    象に光を照射し、該検査対象の表面からの反射光に基づ
    いて検査対象の欠陥を検出する表面欠陥検査方法であっ
    て、 性質の異なる一方の表面の幅方向長さが長い場合には、
    正反射光がラインセンサに反射される正反射光受光角度
    よりも大きい受光角度になるようにラインセンサを配置
    し、このラインセンサで受光した反射光に基づいて一方
    の面の欠陥を検出し、性質の異なる他方の面の幅方向長
    さが短い場合には、走査型レーザ変位計を用いて他方の
    表面の欠陥を検出することを特徴とする表面欠陥検査方
    法。
  8. 【請求項8】性質の異なる2種類の表面を有する検査対
    象に光を照射し、該検査対象の表面からの反射光に基づ
    いて検査対象の欠陥を検出する表面欠陥検査方法であっ
    て、 性質の異なる一方の面の幅方向長さが長い場合には、正
    反射光がラインセンサに反射される正反射光受光角度よ
    りも大きい受光角度になるようにラインセンサを配置
    し、このラインセンサで受光した反射光に基づいて一方
    の面の欠陥を検出し、性質の異なる他方の面の幅方向長
    さが短い場合には、レーザ光源を用いて該表面にレーザ
    光を走査し、このレーザ光の反射光に基づいて他方の面
    の欠陥を検出することを特徴とする表面欠陥検査方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025155A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 塗装不良検査方法
JP2009216453A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Aisin Seiki Co Ltd 内面測定装置
JP2009258215A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Canon Inc 検査工程を含む電子写真感光体の製造方法
JP2019219496A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 キヤノン株式会社 電子写真感光体の検査方法および製造方法
JP2023147095A (ja) * 2022-03-29 2023-10-12 中国電力株式会社 クリンカ付着評価システム、情報処理装置、及び、プログラム

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