JPH09147735A - 陰極線管用エミッタ材料及びその製造方法 - Google Patents

陰極線管用エミッタ材料及びその製造方法

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JPH09147735A
JPH09147735A JP8208518A JP20851896A JPH09147735A JP H09147735 A JPH09147735 A JP H09147735A JP 8208518 A JP8208518 A JP 8208518A JP 20851896 A JP20851896 A JP 20851896A JP H09147735 A JPH09147735 A JP H09147735A
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earth metal
alkaline earth
ray tube
cathode ray
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Tetsuo Ozawa
哲郎 小澤
Yoshiki Hayashida
芳樹 林田
Hiroshi Sakurai
浩 櫻井
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Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも2種類のアルカリ土類金属炭酸塩の
混晶体または固溶体を含む陰極線管用エミッタ材料であ
って、前記混晶体または固溶体に、アルカリ土類金属炭
酸塩の少なくとも1種類が分散または分離して存在して
いることにより、エミッションが2A/cm2 を越える
電流密度で使用しても充分な寿命が維持でき、大画面
化、高輝度化、高解像度化に適した陰極線管用エミッタ
材料を提供する。 【解決手段】 陰極線管用エミッタ材料であるエミッタ
4は、少なくとも2種類のアルカリ土類金属炭酸塩の混
晶体または固溶体に、前記アルカリ土類金属炭酸塩の少
なくとも1種類を分散または分離させたアルカリ土類金
属炭酸塩から成る。このアルカリ土類金属炭酸塩を陰極
の基体3上に被着し、真空中で熱分解させてアルカリ土
類金属酸化物としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビおよびディ
スプレー等に用いる陰極線管用エミッタ材料に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、陰極線管用アルカリ土類金属炭酸
塩は、硝酸バリウムと硝酸ストロンチウムの二元混合水
溶液もしくは、前記二元混合水溶液に硝酸カルシウムを
加えた三元混合水溶液に炭酸ナトリウム水溶液または炭
酸アンモニウム水溶液を一定の添加速度で添加して反応
させることにより、二元(Ba、Sr)炭酸塩もしくは
三元(Ba、Sr、Ca)炭酸塩を析出沈澱させて合成
されていた。その方法としてたとえば、炭酸ナトリウム
沈澱法がある。この炭酸ナトリウム沈澱法とは、硝酸バ
リウムと硝酸ストロンチウムからなる二元混合硝酸塩水
溶液、もしくは硝酸バリウムと硝酸ストロンチウムと硝
酸カルシウムからなる三元混合硝酸塩水溶液に沈澱剤と
して炭酸ナトリウム水溶液を添加してアルカリ土類金属
炭酸塩を合成する沈澱方法をいう。二元法を下記式(化
1)に示し、三元法を下記式(化2)に示す。
【0003】
【化1】(Ba,Sr)(NO3)2 + Na2CO3 → (Ba,Sr)CO3 + 2
NaNO3
【0004】
【化2】(Ba,Sr,Ca)(NO3)2 + Na2CO3 → (Ba,Sr,Ca)CO
3 + 2NaNO3 この炭酸ナトリウム沈澱法で合成した二元炭酸塩および
三元炭酸塩について、波長0.154nm のX線回折による分
析を行うと、それぞれ図18、図19に示すような回折
パターンを示す。図18、図19を見ると、面間隔0.33
nm〜0.40nmの間すなわち回折角が22°〜27°の間
(図18、図19中の2本の点線で挟まれた部分)で
は、それぞれピークが1つだけ存在していることがわか
る。前記範囲のピーク数は、炭酸塩合成における反応温
度や水溶液濃度などの合成条件をどのように変化させて
も変わらず、また、沈澱剤を炭酸アンモニウムに変更し
ても同様の結果となる。
【0005】次に、前記アルカリ土類金属炭酸塩に63
0重量ppmの酸化イットリウムを含有させて混合物と
し、これをシュウ酸ジエチルと酢酸ジエチルの混合媒体
に少量のニトロセルロースを加えた溶液に分散させて分
散液を作製した。この分散液を陰極基体上に被着させ、
さらに真空中で熱分解させてアルカリ土類金属酸化物を
主成分としたエミッタを生成させて陰極とし、電流密度
2A/cm2 及び3A/cm2 で動作させた場合の、動
作時間とエミッション電流残存率との関係を調べると、
図20のようになった。図20の線aは、二元炭酸塩を
エミッタとし、電流密度2A/cm2 で動作させた場合
を、線bは三元炭酸塩をエミッタとし、電流密度2A/
cm2 で動作させた場合を、線dは、二元炭酸塩をエミ
ッタとし、電流密度3A/cm2 で動作させた場合を、
線eは三元炭酸塩をエミッタとし、電流密度3A/cm
2 で動作させた場合をそれぞれ示している。エミッショ
ン電流残存率とは、動作初期のエミッション電流を1と
して動作時間に対するエミッション電流の値を正規化
(エミッション電流の初期値を1とした場合の動作時間
に対するエミッション電流の値の割合(比で示す))し
たもので、この値が大きいほど電子放出特性が良いと言
える。図20を見ると、電流密度3A/cm2での動作
では、二元と三元ともにエミッション電流残存率がかな
り低くなっていることから、これらのエミッタについて
は、2A/cm2 ぐらいまでが許容電流密度であると言
える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年の陰極線管の大画
面化、高輝度化、高解像度化の進展に伴い、陰極に対し
てはエミッション電流の高密度化が強く望まれている。
しかし、従来の陰極線管用エミッタ材料では、エミッシ
ョンが2A/cm2 を越える電流密度で使用すると、充
分な寿命が維持できず、大画面や高輝度や高解像度をめ
ざした陰極線管における性能上の要望を充たすことがで
きないという問題があった。
【0007】本発明は、エミッションが2A/cm2 を
越える電流密度で使用しても充分な寿命が維持でき、大
画面化、高輝度化、高解像度化に適した陰極線管用エミ
ッタ材料を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の陰極線管用エミッタ材料は、少なくとも2
種類のアルカリ土類金属炭酸塩の混晶体または固溶体を
含む陰極線管用エミッタ材料であって、前記混晶体また
は固溶体に、アルカリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種
類が分散または分離して存在していることを特徴とす
る。ここで混晶体または固溶体とは、2成分以上の塩物
質が結晶状の固体になっているものをいう。また分散と
は、混晶体または固溶体と通常の塩とが結晶粒子として
混ざりあっていることをいい、分離とは、1つの炭酸塩
結晶中において、成分ごとに結晶内で偏在が見られるこ
とをいう。
【0009】前記混晶体または固溶体にアルカリ土類金
属炭酸塩の少なくとも1種類が分散して存在している構
成においては、その分散しているアルカリ土類金属炭酸
塩結晶の平均粒径が、前記混晶体または固溶体の平均粒
径に対し、1/3倍以上3倍以下の範囲にあることが好
ましい。ここで、平均粒径とは、個々の結晶粒子の長軸
方向の長さ(球状の結晶粒子の場合はその直径)の平均
値である。
【0010】また、前記構成においては、分散している
アルカリ土類金属炭酸塩結晶の平均粒径が、2μm以上
5μm以下の範囲にあることが好ましい。また前記構成
においては、アルカリ土類金属炭酸塩が、X線回折パタ
ーンの0.33nm〜0.40nmの面間隔において、2個以上のピ
ークを有する。他の分析・同定手段としては、X線マイ
クロアナライザーを用いてエミッタ材料である炭酸塩結
晶中のBa,Sr,Caの分布状態を分析する手段があ
る。
【0011】また前記構成においては、少なくとも2種
類のアルカリ土類金属炭酸塩が、バリウム炭酸塩とスト
ロンチウム炭酸塩の2種類からなることが好ましい。ま
た前記構成においては、アルカリ土類金属炭酸塩が、バ
リウム炭酸塩とストロンチウム炭酸塩の2種類からなる
陰極線管用エミッタ材料において、アルカリ土類金属炭
酸塩が、0.1重量%以上70重量%未満の範囲で分散
または分離して存在していることが好ましい。
【0012】また前記構成においては、少なくとも2種
類のアルカリ土類金属炭酸塩が、バリウム炭酸塩とスト
ロンチウム炭酸塩とカルシウム炭酸塩の3種類からなる
ことが好ましい。
【0013】また前記構成においては、アルカリ土類金
属炭酸塩が、バリウム炭酸塩とストロンチウム炭酸塩と
カルシウム炭酸塩の3種類からなる陰極線管用エミッタ
材料において、アルカリ土類金属炭酸塩が、0.1重量
%以上60重量%未満の範囲で分散または分離して存在
していることが好ましい。
【0014】また前記構成においては、陰極線管用エミ
ッタ材料中に、さらに希土類金属、希土類金属酸化物及
び希土類金属炭酸塩から選ばれる少なくとも1種類の物
質を含有することが好ましい。
【0015】また前記構成においては、陰極線管用エミ
ッタ材料中にイットリウムをアルカリ土類金属の原子数
に対して550〜950ppmの範囲で共沈法により含有
させることが好ましい。
【0016】次に本発明の陰極線管用エミッタ材料の製
造方法は、炭酸イオンを含む水溶液に、少なくとも2種
類のアルカリ土類金属硝酸塩水溶液を個々に異なる添加
速度で添加して合成することを特徴とする。
【0017】このような構成により、アルカリ土類金属
炭酸塩結晶中において少なくとも1種類のアルカリ土類
金属炭酸塩の偏在が存在することから、エミッションが
2A/cm2 を越える電流密度で使用しても充分な寿命
が維持でき、さらに陰極線管の大画面化や高輝度化や高
解像度化を実現できる。また、分散して存在している少
なくとも1種類のアルカリ土類金属炭酸塩結晶の平均粒
径を前記範囲にすることにより、エミッションスランプ
を小さく抑えることができる。ここでエミッションスラ
ンプとは、電子放射をはじめてから電流が安定するまで
に、数秒から数分かかり、その間にわずかながら電流が
徐々に低下する現象をいう。また、これらの性能を実現
できる陰極線管用エミッタ材料のアルカリ土類金属炭酸
塩結晶のX線回折パターンは、0.33nm〜0.40nmの面間隔
において、2個以上のピークを有している。
【0018】炭酸イオンを含む水溶液に少なくとも2種
類のアルカリ土類金属硝酸塩水溶液を個々に異なる速度
で添加して合成したアルカリ土類金属炭酸塩結晶の場合
は、その炭酸塩結晶中において少なくとも1種類のアル
カリ土類金属炭酸塩の偏在が存在することにより、エミ
ッションが2A/cm2 を越える電流密度で使用しても
充分な寿命が維持でき、陰極線管の大画面化や高輝度化
や高解像度化を実現できる。
【0019】上記いずれの場合でも、アルカリ土類金属
炭酸塩結晶の構成元素が、バリウム炭酸塩とストロンチ
ウム炭酸塩あるいはバリウム炭酸塩とストロンチウム炭
酸塩とカルシウム炭酸塩である場合が特に良好なエミッ
ション性能が得られ、陰極線管の大画面化や高輝度化や
高解像度化を実現できる。
【0020】また、上記いずれの場合でも、アルカリ土
類金属炭酸塩結晶に希土類金属、希土類金属酸化物、希
土類金属炭酸塩のうち少なくとも1種類を含有させるこ
とで良好なエミッション性能が得られ陰極線管の大画面
化や高輝度化や高解像度化を実現できる。また、エミッ
タ材料を構成するアルカリ土類金属の原子数に対してイ
ットリウム原子を共沈法により550〜950ppmの範
囲で含有させることにより、熱分解温度が含有させない
場合よりも100℃近く下がり、ひいては、熱分解時間
の短縮、製造コストの削減がはかれる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を用いて説明する。図1は、本発明の陰極線管用エ
ミッタ材料を用いた陰極の一実施例の概略構造を示した
ものである。前記陰極は、ヒータコイル1と、ヒータコ
イル1を内蔵したニッケルクロム合金からなる筒状のス
リーブ2と、スリーブ2の一端開口部に設けた微量のマ
グネシウムを含むニッケルタングステン合金からなるキ
ャップ状の基体3と、基体3上に被着された陰極線管用
エミッタ材料であるエミッタ4とで構成されている。エ
ミッタ4は、少なくとも2種類からなるアルカリ土類金
属炭酸塩の混晶体または固溶体に、前記アルカリ土類金
属炭酸塩の少なくとも1種類を分散または分離させたア
ルカリ土類金属炭酸塩で構成されており、これを真空中
で熱分解させてアルカリ土類金属酸化物層を形成する。
【0022】
【実施例】以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。 (実施例1)本発明の第一の実施例について図を用いて
説明する。
【0023】炭酸ナトリウム沈澱法で合成した図18の
X線回折パターンを示す二元炭酸塩とBaCO3 とを重
量比2:1の割合で混合させた。これを混合炭酸塩Aと
する。続いて、前記二元炭酸塩とSrCO3 とを重量比
2:1の割合で混合させた。これを混合炭酸塩Bとす
る。次に、前記二元炭酸塩とBaCO3 とSrCO3 を
重量比4:1:1の割合で混合させた。これを混合炭酸
塩Cとする。
【0024】前記二元炭酸塩は、硝酸バリウム5kgと
硝酸ストロンチウム4kgとを80℃の温水100リッ
トルに溶解させ、この水溶液をW液とし、次に炭酸ナト
リウム8kgを80℃の温水に溶解させ、この水溶液を
X液とし、W液を良く攪拌しながら80℃に保持し、液
送ポンプを用いてX液を毎分2リットルの速度でW液に
添加し、(Ba,Sr) 炭酸塩を沈澱生成させた。この炭酸塩
を遠心分離機にかけて取り出した後、140℃で乾燥
し、二元炭酸塩を得た。
【0025】前記混合炭酸塩A、混合炭酸塩Bおよび混
合炭酸塩Cの結晶の一部を個々にサンプリングして、従
来例と同様にX線回折による分析を行ったところ、それ
ぞれ図2、図3、図4に示すような回折パターンを示し
た。図2からわかるように、面間隔0.33nm〜0.40nmの
間、すなわち回折角が22°〜27°の間(図中の点線
で挟まれた部分)では、混合炭酸塩Aは、従来例(図1
8)とは異なり、回折パターンが2個のピークを有して
いることが認められる。混合炭酸塩Bは、図3からわか
るように、面間隔0.33nm〜0.40nmの間、すなわち回折角
が22°〜27°の間(図中の点線で挟まれた部分)で
は、従来例(図18)とは異なり、回折パターンが3個
のピークを有していることが認められる。また、混合炭
酸塩Cは、図4からわかるように、面間隔0.33nm〜0.40
nmの間、すなわち回折角が22°〜27°の間(図中の
点線で挟まれた部分)では、従来例(図18)とは異な
り、回折パターンが4個のピークを有していることが認
められる。
【0026】続いて、混合炭酸塩A、混合炭酸塩B、混
合炭酸塩Cに630重量ppmの酸化イットリウムを個
々に添加して混合物とし、これらをシュウ酸ジエチルと
酢酸ジエチルの混合媒体(シュウ酸ジエチル:酢酸ジエ
チル体積割合=1:1)に、少量のニトロセルロース
(前記混合媒体1リットル当たり5〜30g)を加えた
溶液に分散させて、分散液を作製した、この分散液をス
プレーガンで陰極基体上に約50μmの厚さに被着さ
せ、真空中で930℃で熱分解させてアルカリ土類金属
酸化物から成るエミッタを有する図1に示す陰極を作製
した。
【0027】かくして得られたそれぞれの陰極を電流密
度3A/cm2 で寿命試験を行い、エミッション電流の
変化を調べたところ、動作時間とエミッション電流残存
比との関係について図5に示す結果が得られた。図5の
線Aは混合炭酸塩Aを用いた場合を、線Bは混合炭酸塩
Bを用いた場合を、線Cは混合炭酸塩Cを用いた場合
を、線dは従来例に示した二元炭酸塩を用いた場合(以
下従来例1とする)をそれぞれ示す。図5から明らかな
ように、混合炭酸塩Aおよび混合炭酸塩Bを用いると、
例えば、動作時間2000時間において、エミッション
電流残存比が従来例1の場合の0.25に対し両者とも約0.
5 と約2倍にそれぞれ向上した。さらに、混合炭酸塩C
を用いると、エミッション電流残存比が0.68であり、前
記従来例1の約2.5倍に向上しており、従来例1より
も高電流密度化を実現することができた。従って、混合
炭酸塩A、混合炭酸塩B、または混合炭酸塩Cを陰極エ
ミッタ材料として用いることにより、陰極線管における
大画面化、高輝度化、高解像度化の要望を充たすことが
できた。
【0028】混合炭酸塩A、混合炭酸塩B、混合炭酸塩
Cについて、二元炭酸塩に混合分散させるBaCO3と
SrCO3の平均粒径を種々変化させたアルカリ土類金
属炭酸塩を作成し、前記と同様の方法で陰極線管用エミ
ッタとして用いて電流密度3A/cm2で初期特性を測
定したところ、平均粒径とエミッションスランプとの関
係について図6に示す結果が得られた。ここで、エミッ
ションスランプΔIは、下記式(1)式に示すように、
初期電流値I(0)に対する、5分後の電流値I(5)
とI(0)との差の比(%)を表しており、一般的に±
5%以内が許容範囲とされている。
【0029】
【数1】 ΔI=(I(5)−I(0))/I(0)×100 ・・・(1) 図6の線Aは混合炭酸塩Aの場合を、線Bは混合炭酸塩
Bの場合を、線Cは混合炭酸塩Cの場合をそれぞれ示
す。図6中のPは、二元炭酸塩の平均粒径に対するBa
CO3またはSrCO3の平均粒径の比率を表している。
図6からわかるように、混合炭酸塩A、B、Cともにエ
ミッションスランプは、混合分散させるBaCO3とS
rCO3の平均粒径と相関があり、混晶体または固溶体
である二元炭酸塩の平均粒径に対して1倍の時に最小と
なり、約1/3倍〜3倍の範囲であれば、許容範囲内に
収まる。従って、エミッションスランプの観点から、二
元炭酸塩に混合分散させるBaCO3とSrCO3の平均
粒径は、二元炭酸塩の平均粒径に対し、約1/3倍〜3
倍の範囲がよい。また、二元炭酸塩の平均粒径は合成方
法によりかなり異なるが、2〜5μm程度のものが多
い。Pが1付近の時にΔIが最小になることから、Ba
CO3とSrCO3の平均粒径がその範囲と同じである2
〜5μmの範囲のものを用いると、エミッションスラン
プに対して最も効果的である。
【0030】混合炭酸塩A、混合炭酸塩B、混合炭酸塩
Cについて、二元炭酸塩に混合分散させるBaCO3と
SrCO3の割合を種々変化させたアルカリ土類金属炭
酸塩を作成し、前記と同様の方法で陰極線管用エミッタ
として用いて電流密度3A/cm2 で寿命試験を行った
ところ、混合比とエミッション電流との関係について図
7に示す結果が得られた。図7中のRは、混合炭酸塩A
および混合炭酸塩Bに関しては、混合したBaCO3 及
びSrCO3 の重量を混合炭酸塩全体の重量で割った値
を示しており、混合炭酸塩Cに関しては混合したBaC
O3とSrCO3の重量を合計した量を混合炭酸塩全体の
重量で割った値を示している。また、エミッション電流
は、動作時間2000時間におけるそれぞれのエミッシ
ョン電流を従来例1の動作時間2000時間におけるエ
ミッション電流で規格化した値(電流比)を表したもの
である。図7の線Aは混合炭酸塩Aの場合を、線Bは混
合炭酸塩Bの場合を、線Cは混合炭酸塩Cの場合をそれ
ぞれ示す。
【0031】図7からわかるように、エミッション電流
は、混合炭酸塩Aと混合炭酸塩Bの両者とも混合比が3
0重量%あたりの時に最大となり、また、BaCO3や
SrCO3が少量でも混合されていれば、従来例1より
も良好なエミッションが得られる。しかし、混合比が7
0重量%あたりを越えると、逆にエミッション電流は従
来例1よりも小さくなってしまうため、好ましくない。
従って、二元炭酸塩に混合分散させるBaCO3とSr
CO3の割合は、70重量%未満がよい。
【0032】(実施例2)以下に、本発明の第二の実施
例について図を用いて説明する。炭酸ナトリウム沈澱法
で合成した図18の回折パターンを示す三元炭酸塩とB
aCO3 を2:1の割合で混合させた。これを混合炭酸
塩Dとする。
【0033】前記三元炭酸塩は、硝酸バリウム4.8k
gと硝酸ストロンチウム3.8kgと硝酸カルシウム
0.75kgとを80℃の温水100リットルに溶解さ
せ、この水溶液をY液とし、次に炭酸ナトリウム8kg
を80℃の温水に35リットル溶解させ、この水溶液を
Z液とし、Y液を良く攪拌しながら80℃に保持し、液
送ポンプを用いてZ液を毎分2リットルの速度でY液に
添加し、(Ba,Sr,Ca)炭酸塩を沈澱生成させた。この炭酸
塩を遠心分離機にかけて取り出した後、140℃で乾燥
し、三元炭酸塩を得た。
【0034】混合炭酸塩Dの結晶の一部をサンプリング
して前記同様にX線回折による分析を行ったところ、面
間隔0.33nm〜0.40nmの間で2個のピークを有する、ほぼ
図2と同様な回折パターンが得られた。続いて、混合炭
酸塩Dに630重量ppmの酸化イットリウムを添加し
て混合物とし、前記と同様の方法で陰極線管用エミッタ
として用いて電流密度3A/cm2 で寿命試験を行った
ところ、動作時間とエミッション電流残存比との関係に
ついて図8に示す結果が得られた。図8の線Dは、混合
炭酸塩Dを用いた場合を、線eは、従来例に示した三元
炭酸塩を用いた場合(以下従来例2とする)を示してい
る。図8からわかるように、混合炭酸塩Dを用いると、
例えば、動作時間2000時間において、エミッション
電流残存比が従来例2の0.25に対し約0.5 と約2倍に向
上しており、従来例2よりも高電流密度化を実現するこ
とができた。従って、混合炭酸塩Dを陰極エミッタ材料
として用いることにより、陰極線管における大画面化、
高輝度化、高解像度化の要望を充たすことができた。な
お、ここでは、三元炭酸塩にBaCO3 を混合させた例
を示したが、三元炭酸塩にSrCO3 を混合させたり、
三元炭酸塩にBaCO3とSrCO3を同時に混合させて
も、それぞれ前記混合炭酸塩B、混合炭酸塩Cの場合と
同様に高電流密度化を実現できる。また、エミッション
スランプに対しては、混合させるBaCO3とSrCO3
の平均粒径が三元炭酸塩の平均粒径に対して前記実施例
1と同様に1/3〜3倍の範囲にあれば、±5%以内に
抑えることができる。さらに、三元炭酸塩に混合分散さ
せるBaCO3とSrCO3の割合を種々変化させたアル
カリ土類金属炭酸塩を作成し、前記と同様の方法で陰極
線管用エミッタとして用いて電流密度3A/cm2 で寿
命試験を行ったところ、混合比とエミッション電流との
関係において、前記混合炭酸塩A、B、Cの場合(図
7)に比べてそれぞれ曲線の形は異なっているが、Rが
30重量%ぐらいのときにいずれもエミッション電流が
最大となった。しかし、Rが60重量%あたりを越える
とエミッション電流は従来例2よりも小さくなってしま
うため、好ましくない。従って、三元炭酸塩に混合分散
させるBaCO3とSrCO3の割合は、BaCO3のみ
を混合させた場合、BaCO3とSrCO3をともに混合
させた場合など、いずれの場合も60重量%未満が好ま
しい。
【0035】(実施例3)以下に、本発明の第三の実施
例について図を用いて説明する。硝酸バリウムおよび硝
酸ストロンチウムおよび炭酸ナトリウムをそれぞれ純水
に溶解し、硝酸バリウム水溶液(K)、硝酸ストロンチ
ウム水溶液(L)、炭酸ナトリウム水溶液(N)を作製
した。前記K、L、Nの濃度はすべて、0.5モル/リ
ットルとした。次に、温度:80℃まで加熱した炭酸ナ
トリウム水溶液(N)60リットルに、80℃の硝酸バ
リウム水溶液(K)と、硝酸ストロンチウム水溶液
(L)をそれぞれ30リットルずつを違った添加レート
で添加することにより、アルカリ土類金属炭酸塩を沈殿
生成させた。本実施例では、炭酸塩合成反応におけるK
とLの添加速度を図9および図10に示すように2種類
設定した。まず、1種類目は図9からわかるように、K
の添加レートは常に一定とし、Lの添加レートを徐々に
減少させた。図9に示す添加レートで合成したバリウム
炭酸塩およびストロンチウム炭酸塩からなるアルカリ土
類金属炭酸塩を炭酸塩Eとする。2種類目は、図10か
らわかるように、Kの添加レートは徐々に増加させ、L
の添加レートは徐々に減少させた。図10に示す添加レ
ートで合成したバリウム炭酸塩およびストロンチウム炭
酸塩からなるアルカリ土類金属炭酸塩を炭酸塩Fとす
る。次に炭酸塩E、炭酸塩Fの結晶の一部を個々にサン
プリングして前記同様にX線回折による分析を行ったと
ころ、それぞれ図11および図12に示す回折パターン
を示した。図11からわかるように、回折角22°〜2
7°の間では、炭酸塩Eは、従来例の二元炭酸塩の場合
(図18)とは異なり、回折パターンが2個のピークを
有していることが認められた。また、図12からわかる
ように、回折角22°〜27°の間では、炭酸塩Fは、
従来例の二元炭酸塩の場合(図18)とは異なり、回折
パターンが3個のピークを有していることが認められ
た。
【0036】次に、炭酸塩E、炭酸塩Fに630重量p
pmの酸化イットリウムをそれぞれ添加して混合物と
し、前記と同様な方法で陰極線管用エミッタとして用い
て電流密度3A/cm2 で寿命試験を行ったところ、動
作時間とエミッション電流残存比との関係について図1
3に示す結果が得られた。図13の線Eは炭酸塩Eを用
いた場合を、線Fは炭酸塩Fを用いた場合を、線dは従
来例1をそれぞれ示す。図13から明らかなように、例
えば、動作時間2000時間において、エミッション電
流残存比が従来例1の0.25に対して炭酸塩Eの場合は0.
55、炭酸塩Fの場合は0.78と従来例1に対してそれぞれ
約2倍と約3倍に向上しており、従来例1よりも高電流
密度化を実現することができた。従って、炭酸塩Eおよ
び炭酸塩Fを陰極エミッタ材料として用いることによ
り、陰極線管における大画面化、高輝度化、高解像度化
の要望を充たすことができた。
【0037】続いて、炭酸塩Fに酸化イットリウムを添
加しないで前記と同様な方法で陰極線管用エミッタとし
て用いて電流密度3A/cm2 で寿命試験を行ったとこ
ろ、動作時間とエミッション電流残存比との関係につい
て図14に示す結果が得られた。図14の線Fは炭酸塩
Fに630重量ppmの酸化イットリウムを添加した場
合を、線Gは炭酸塩Fに酸化イットリウムを添加しなか
った場合を、線dは従来例1をそれぞれ示す。図14か
ら明らかなように、例えば、動作時間2000時間にお
いて、エミッション電流残存比は従来例1に対して酸化
イットリウム添加の有無にかかわらず向上しており、酸
化イットリウムを添加した場合は特に効果が大きい。従
って、酸化イットリウム等の希土類金属酸化物を添加さ
せる方が、エミッションライフの点から好ましいが、添
加しなくても従来例1より高いエミッション性能を得る
ことができた。
【0038】(実施例4)次に本発明の第四の実施例に
ついて図を用いて説明する。硝酸バリウムおよび硝酸ス
トロンチウムおよび硝酸カルシウムおよび炭酸ナトリウ
ムをそれぞれ純水に溶解し、硝酸バリウム水溶液
(K)、硝酸ストロンチウム水溶液(L)、硝酸カルシ
ウム水溶液(M)、炭酸ナトリウム水溶液(N)を作製
した。K、L、M、Nの濃度はすべて、0.5モル/リ
ットルとした。次に、80℃まで加熱したN70リット
ルに、80℃のKとLとMをそれぞれ30リットル、3
0リットル、10リットルずつ違った添加レートで添加
することにより、アルカリ土類金属炭酸塩を沈殿生成さ
せた。この合成反応におけるKとLとMの添加レートは
図15に示すとおりである。図15からわかるように、
本実施例では、Kの添加レートは徐々に増加させ、Lの
添加レートは徐々に減少させ、Mの添加レートは、常に
一定とした。図15に示す添加レートで合成したバリウ
ム炭酸塩とストロンチウム炭酸塩とカルシウム炭酸塩か
らなるアルカリ土類金属炭酸塩を炭酸塩Hとする。炭酸
塩Hの結晶の一部をサンプリングして前記同様にX線回
折による分析を行ったところ、図16に示すような回折
パターンを示した。図16からわかるように、回折角2
2°〜27°の間では、炭酸塩Hは、従来例の三元炭酸
塩の場合(図19)とは異なり、回折パターンが3個の
ピークを有していることが認められる。
【0039】続いて、炭酸塩Hに630重量ppmの酸
化イットリウムを添加して混合物とし、前記と同様な方
法で陰極線管用エミッタとして用いて電流密度3A/c
m2で寿命試験を行ったところ、動作時間とエミッショ
ン電流残存比との関係について図17に示す結果が得ら
れた。図17の線Hは炭酸塩Hを用いた場合を、線eは
従来例2をそれぞれ示す。図17から明らかなように、
炭酸塩Hは、例えば、動作時間2000時間において、
エミッション電流残存比が従来例2に対して約3倍に向
上している。従って、炭酸塩Hを陰極エミッタ材料とし
て用いることにより、陰極線管における大画面化、高輝
度化、高解像度化の要望を充たすことができた。
【0040】以上の各実施例の効果をまとめると、本発
明は、少なくとも2種類からなるアルカリ土類金属炭酸
塩の混晶体または固溶体に、前記アルカリ土類金属炭酸
塩の少なくとも1種類を分散または分離させることによ
り、3A/cm2 という高電流密度の動作条件でも良好
なエミッションライフ特性を有する陰極線管用エミッタ
材料を得ることができるものであり、それは希土類金属
酸化物を含有させるとより効果的である。第一〜第四の
実施例では、酸化イットリウムを含有させた例を示した
が、酸化ユーロピウムや酸化スカンジウムでも同様の効
果が得られ、さらに希土類金属、もしくは他の希土類金
属酸化物、もしくは希土類金属炭酸塩のいずれを含有さ
せても若干の程度の差はあるもののほぼ同様の効果が得
られる。また、希土類金属を含有させる方法として、ア
ルカリ土類金属炭酸塩結晶に共沈反応で含有させる方法
があり、この方法によって希土類金属をアルカリ土類金
属炭酸塩に含有させても同様の効果が得られる。特に、
希土類元素としてイットリウムを用い、それをエミッタ
材料にアルカリ土類金属の原子数に対して550〜95
0ppmの範囲で含有させることにより、上記と同様の効
果が得られるとともに、熱分解温度が含有させない場合
と比較して100度近く下げることができ、熱分解時間
の短縮、製造コストの削減がはかれる。
【0041】また、上記第一〜四実施例では、炭酸ナト
リウム沈澱法により合成されたアルカリ土類金属炭酸塩
を用いた例を示したが、炭酸アンモニウム沈澱法による
アルカリ土類金属炭酸塩を用いても同様の効果が得られ
る。
【0042】また、0.33nm〜0.40nmの面間隔においてX
線回折パターンが2つ以上のピーク数を有することによ
り、3A/cm2 という高電流密度動作で良好なエミッ
ション特性を有する陰極線管用エミッタ材料を選定する
ことができるため、陰極線管を製作して陰極線管用陰極
のエミッション特性を評価する必要がなく、製造コスト
を低減することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の陰極線管用
エミッタ材料によれば、少なくとも2種類のアルカリ土
類金属炭酸塩の混晶体または固溶体を含む陰極線管用エ
ミッタ材料であって、前記混晶体または固溶体に、アル
カリ土類金属炭酸塩の少なくとも1種類が分散または分
離して存在していることにより、エミッションが2A/
cm2 を越える電流密度で使用しても充分な寿命が維持
でき、大画面化、高輝度化、高解像度化に適した陰極線
管用エミッタ材料を実現できる。
【0044】また、本発明の陰極線管用エミッタ材料の
製造方法によれば、炭酸イオンを含む水溶液に、少なく
とも2種類のアルカリ土類金属硝酸塩水溶液を個々に異
なる添加速度で添加して合成することにより、前記陰極
線管用エミッタ材料を効率良く合理的に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のカラー陰極線管の陰極の
一部切り欠き図。
【図2】 同実施例1の陰極材料である混合炭酸塩Aの
X線回折パターン図。
【図3】 同実施例1の陰極材料である混合炭酸塩Bの
X線回折パターン図。
【図4】 同実施例1の陰極材料である混合炭酸塩Cの
X線回折パターン図。
【図5】 同実施例1の混合炭酸塩A、B、Cを用いた
陰極および従来例1の陰極の動作時間に対するエミッシ
ョン電流残存比の特性図。
【図6】 同実施例1におけるPとエミッションスラン
プとの相関図。
【図7】 同実施例1におけるRとエミッション電流と
の相関図。
【図8】 本発明の実施例2の陰極および従来例2の陰
極の動作時間に対するエミッション電流残存比の特性
図。
【図9】 同実施例3のアルカリ土類金属炭酸塩(炭酸
塩E)合成時における硝酸バリウム水溶液(K)と硝酸
ストロンチウム水溶液(L)の添加レートの時間変化を
表す図。
【図10】 本発明の実施例3のアルカリ土類金属炭酸
塩(炭酸塩F)合成時における硝酸バリウム水溶液
(K)と硝酸ストロンチウム水溶液(L)の添加レート
の時間変化を表す図。
【図11】 本発明の実施例3の陰極材料である炭酸塩
EのX線回折パターン図。
【図12】 同実施例3の陰極材料である炭酸塩FのX
線回折パターン図。
【図13】 同実施例3の炭酸塩E、Fを用いた陰極お
よび従来例1の陰極の動作時間に対するエミッション電
流残存比の特性図。
【図14】 同実施例3の陰極および従来例1の陰極の
動作時間に対するエミッション電流残存比の特性図。
【図15】 本発明の実施例4のアルカリ土類金属炭酸
塩(炭酸塩H)合成時における硝酸バリウム水溶液
(K)と硝酸ストロンチウム水溶液(L)と硝酸カルシ
ウム水溶液(M)の添加速度の時間変化を表す図。
【図16】 同実施例4の陰極材料である炭酸塩HのX
線回折パターン図。
【図17】 同実施例4の炭酸塩Hを用いた陰極および
従来例2の陰極の動作時間に対するエミッション電流残
存比の特性図。
【図18】 従来例の陰極材料である二元のアルカリ土
類金属炭酸塩のX線回折パターン図。
【図19】 従来例の陰極材料である三元のアルカリ土
類金属炭酸塩のX線回折パターン図。
【図20】 従来例の陰極の動作時間に対するエミッシ
ョン電流残存比の特性図。
【符号の説明】
1 ヒータコイル 2 スリーブ 3 キャップ状の基体 4 エミッタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類のアルカリ土類金属炭
    酸塩の混晶体または固溶体を含む陰極線管用エミッタ材
    料であって、前記混晶体または固溶体に、アルカリ土類
    金属炭酸塩の少なくとも1種類が分散または分離して存
    在していることを特徴とする陰極線管用エミッタ材料。
  2. 【請求項2】 前記混晶体または固溶体に、アルカリ土
    類金属炭酸塩の少なくとも1種類の結晶粒子が分散して
    存在しており、前記結晶粒子の平均粒径が前記混晶体ま
    たは固溶体の平均粒径に対し、1/3倍以上3倍以下の
    範囲にある請求項1に記載の陰極線管用エミッタ材料。
  3. 【請求項3】 前記混晶体または固溶体に、アルカリ土
    類金属炭酸塩の少なくとも1種類の結晶粒子が分散して
    存在しており、前記結晶粒子の平均粒径が2μm以上5
    μm以下の範囲にある請求項1または2に記載の陰極線
    管用エミッタ材料。
  4. 【請求項4】 アルカリ土類金属炭酸塩が、X線回折パ
    ターンの0.33nm以上0.40nm以下の面間隔において、2個
    以上のピークを有する請求項1〜3のいずれかに記載の
    陰極線管用エミッタ材料。
  5. 【請求項5】 少なくとも2種類のアルカリ土類金属炭
    酸塩が、バリウム炭酸塩とストロンチウム炭酸塩の2種
    類からなる請求項1〜4のいずれかに記載の陰極線管用
    エミッタ材料。
  6. 【請求項6】 アルカリ土類金属炭酸塩が、バリウム炭
    酸塩とストロンチウム炭酸塩の2種類からなる陰極線管
    用エミッタ材料において、アルカリ土類金属炭酸塩が、
    0.1重量%以上70重量%未満の範囲で分散または分
    離して存在している請求項5に記載の陰極線管用エミッ
    タ材料。
  7. 【請求項7】 少なくとも2種類のアルカリ土類金属炭
    酸塩が、バリウム炭酸塩とストロンチウム炭酸塩とカル
    シウム炭酸塩の3種類からなる請求項1〜4のいずれか
    に記載の陰極線管用エミッタ材料。
  8. 【請求項8】 アルカリ土類金属炭酸塩が、バリウム炭
    酸塩とストロンチウム炭酸塩とカルシウム炭酸塩の3種
    類からなる陰極線管用エミッタ材料において、アルカリ
    土類金属炭酸塩が、0.1重量%以上60重量%未満の
    範囲で分散または分離して存在している請求項7に記載
    の陰極線管用エミッタ材料。
  9. 【請求項9】 陰極線管用エミッタ材料中に、さらに希
    土類金属、希土類金属酸化物及び希土類金属炭酸塩から
    選ばれる少なくとも1種類の物質を含有する請求項1〜
    8のいずれかに記載の陰極線管用エミッタ材料。
  10. 【請求項10】 エミッタ材料を構成するアルカリ土類
    金属の原子数に対して550〜950ppmのイットリウ
    ム原子を共沈法により含有させた請求項9に記載の陰極
    線管エミッタ材料。
  11. 【請求項11】 少なくとも2種類のアルカリ土類金属
    炭酸塩の混晶体または固溶体を含む陰極線管用エミッタ
    材料の製造方法であって、炭酸イオンを含む水溶液に、
    少なくとも2種類のアルカリ土類金属硝酸塩水溶液を個
    々に異なる添加速度で添加して合成することを特徴とす
    る陰極線管用エミッタ材料の製造方法。
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