JPH0914889A - アルミニウム含有金属製熱交換器および製造方法 - Google Patents
アルミニウム含有金属製熱交換器および製造方法Info
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- JPH0914889A JPH0914889A JP16381695A JP16381695A JPH0914889A JP H0914889 A JPH0914889 A JP H0914889A JP 16381695 A JP16381695 A JP 16381695A JP 16381695 A JP16381695 A JP 16381695A JP H0914889 A JPH0914889 A JP H0914889A
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Abstract
減少させ、保護皮膜の飛散がなく、長期間にわたり高い
親水性を維持する。 【構成】 Al含有金属製熱交換器基体上に、化成処理
による第1保護層を形成し、その上に、第1アミノ基、
第2アミノ基、第3アミノ基、第4アンモニウム基、ア
ミド基、カルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸
基、及び水酸基から選ばれた親水性官能基(a)、前記
基(a)とは異種の反応性官能基(b)、ポリエチレン
オキサイド基(c)を含有し、架橋剤と、反応性官能基
(b)との反応により架橋されている有機樹脂皮膜より
第2保護層を形成し、前記有機皮膜の軟化点が100℃
以下にする。
Description
製熱交換器およびその製造に関するものである。本発明
により得られるアルミニウム含有金属製熱交換器は、カ
ーエアコン用蒸発器の分野に特に有用なものである。
の多くは、放熱あるいは冷却効果を向上させるために、
その放熱部および冷却部の面積をできる限り大きくとる
よう設計されており、このため、フィンの相互間隔がき
わめて狭くなっている。また通風抵抗をできるだけ小さ
くするため、フィンにルーバーと呼ばれる切り目を入れ
ているものもある。このため、冷却用媒体にして空気を
用いる場合、大気中の水分が熱交換器表面、特にフィン
の間隙部に凝集し、水滴としてその表面に付着し、これ
がフィン間隙に目詰まりを生じて通風抵抗を増加させ、
熱交換率を低下させる原因となるという問題を生ずる。
このような熱交換率低下の傾向はフィンの表面が疎水性
であればあるほど大きくなる。
器の送風器によって飛散し易くなるが、この飛散した水
滴を熱交換器の下部に設置した受け皿では十分に受容し
きれなくなり、その結果、熱交換器の近傍に水が付着し
錆が発生しやすくなる。従って、フィン間隙に残留した
水滴による目詰まりが起らないようにするため、フィン
表面に親水性を与え、水濡れ性を向上させる処理が提案
されている。
としては、水ガラス、シリカゲル等の親水性無機化合
物、並びに界面活性剤、および水溶性樹脂等の親水性有
機化合物を単独または組み合わせて使用する方法が提案
されている。例えば、特開昭60−219285号公報
には、凝縮水による水滴の飛散を解決するために第三ア
ミンを有するポリアミドおよび/またはポリアルキレン
グリコールグループを含有するポリアミドを主成分とす
る防曇/防滴処理剤が開示されており、また特開昭61
−250495号公報には、水溶液中で陽イオン性を呈
する水溶性ポリアミド樹脂を主成分とする親水性皮膜
を、クロメートなどの化成皮膜上に形成させたことを特
徴とするアルミニウム製熱交換器が開示されている。し
かしながら、上記従来技術は、いずれも初期の親水性は
満足できるものであるが、耐久試験後の親水性が不十分
であって、実用上十分な性能は得られない。
3−26381号公報には、ポリビニルアルコール系ポ
リマー(P1)と、特定の官能基を有する水溶性ポリマ
ー(P2)と、前記(P1)および(P2)と混合可能
な水溶性架橋剤(C)との混合水溶液を、アルミニウム
表面に塗布し乾燥することを特徴とする親水化処理方法
が開示されている。この方法は水溶性のポリマーを架橋
させることにより不溶化するものであって、耐久試験後
の親水性は向上しているが、エアコンの実稼働時におけ
る乾湿サイクルによって吸水膨潤と乾燥とが繰り返され
ると、形成された皮膜が劣化し、この劣化した皮膜がエ
アコン運転時に飛散するという欠点があった。また、成
形加工後に、この熱交換器にポストコート処理を施す場
合には、フィンとフィンの間隔が極めて狭いため、フィ
ンとフィンの間の湾曲部に液溜りを生じ、この液溜り部
に形成された親水性皮膜がエアコン運転時に飛散する
(いわゆる膜飛び現象)という欠点も認められている。
は親水処理後にエアーブローを施す工程を設けて液切り
を行い、フィンとフィンの間の湾曲部に溜った液を取り
除いて全体的に一定の膜厚を有する均一な皮膜を形成さ
せる方法が採用されている。また、親水性処理液中に界
面活性剤を添加し、処理液の表面張力を下げて液切れ性
を向上する方法も提案されており、例えば、特開昭59
−229199号公報には、アルミニウム製熱交換器表
面に高分子樹脂皮膜を形成させ、ついで前記高分子皮膜
を軟化又は溶解させる物質と親水性の固体微粒子とを含
有する溶液を塗布する処理方法が開示されている。しか
しながら、この処理方法は2工程を必要とするので製造
設備が複雑になり、しかもこの方法は固体微粒子の飛散
を防止することを主目的とするものであるから、フィン
とフィンの間の湾曲部に溜った皮膜の飛散を防止する効
果は必ずしも十分ではない。従って、アルミニウム製熱
交換器のようなアルミニウム材料の表面に均一な親水性
皮膜を形成し、かつ長期にわたるその親水性を持続する
ことができ、さらに耐食性も良好な保護皮膜、およびそ
の形成方法の開発は、未だ十分に成功していないのであ
る。
える上記問題点を解決し、アルミニウム含有金属製熱交
換器のフィン間隙湾曲部やルーバー間の液溜りを減少す
るのに有効な親水性皮膜を有し、更に液溜りを生じても
この親水性皮膜が劣化飛散しないで長期に渡って親水性
を持続できるアルミニウム製熱交換器およびその製造方
法を提供しようとするものである。
ついて鋭意検討した結果、アルミニウム含有金属製チュ
ーブおよびフィンを含んでなる成形加工された熱交換器
において、そのチューブおよびフィンの一部または全部
の表面に化成皮膜からなる第1保護層を形成し、この第
1保護層上に、特定の親水性官能基とポリエチレンオキ
サイド基と架橋剤とを含有する高分子化合物から形成さ
れ、かつ軟化点が100℃以下である第2保護層とから
なる保護皮膜を形成することによって上記課題を解決し
得ることを見いだし、本発明を完成するに至ったのであ
る。
は、アルミニウム含有金属により成形加工されたチュー
ブおよびフィンを含んでなる熱交換器であって、このチ
ューブおよびフィンが、その表面の一部または全部の上
に形成された化成皮膜からなる第1保護層と、該第1保
護層上に形成された第2保護層とを有し、この第2保護
層が、第一アミノ基、第二アミノ基、第三アミノ基、第
4アンモニウム基、アミド基、カルボキシル基、スルホ
ン酸基、ホスホン酸基、および水酸基からなる群から選
ばれる少なくとも1種の親水性官能基(a)と、前記親
水性官能基(a)とは異なる少なくとも1種の反応性官
能基(b)と、ポリエチレンオキサイド基(c)とを有
し、かつ前記反応性官能基(b)と架橋反応し得る架橋
剤により架橋された樹脂からなる有機皮膜により形成さ
れ、この有機皮膜の軟化点が100℃以下であることを
特徴とするものである。
において、前記親水性官能基(a)が、スルホン酸基お
よびその塩から選ばれることが好ましい。
交換器の製造方法は、アルミニウムまたはアルミニウム
合金から形成されたチューブおよびフィンを一体に組み
立てる工程と、この一本の組み立てられた熱交換器のチ
ューブおよびフィンの表面の一部または全部に、化成皮
膜からなる第1保護層を形成する工程と、前記第1保護
層上に、第一アミノ基、第二アミノ基、第三アミノ基、
第4アンモニウム基、アミド基、カルボキシル基、スル
ホン酸基、ホスホン酸基、および水酸基からなる群から
選ばれる少なくとも1種の親水性官能基(a)と、前記
親水性官能基(a)とは異なる少なくとも1種の反応性
官能基(b)と、ポリエチレンオキサイド基(c)とを
有する樹脂と、前記反応性官能基(b)と反応し得る架
橋剤とを含む処理液を塗布し、前記樹脂を前記架橋剤に
より架橋し、それによって有機皮膜からなる第2保護層
を形成する工程とを含むことを特徴とするものである。
ルミニウム含有金属材料は、アルミニウム、およびアル
ミニウム合金、例えば、アルミニウム−マグネシウム合
金、アルミニウム−シリコン合金およびアルミニウム−
マンガン合金などから選ばれ、これは例えばエアコンデ
ィショナーのような熱交換器においてチューブ、フィ
ン、および中空プレートなどに成形される。
れた第1保護層により被覆される。この第1保護層を形
成する化成処理方法は、アルミニウム含有金属に通常用
いられている化成処理法から選ぶことができ、例えば、
クロム含有皮膜形成法としてクロム酸クロメート法、リ
ン酸クロムメート法、およびリン酸亜鉛法を用いること
ができ、また、クロムを含有しない皮膜形成法としてチ
タン、および/又はジルコニウムのリン酸塩皮膜化処
理、並びにクロム酸を含有する樹脂皮膜処理法などが挙
げられる。本発明の第1保護皮膜は、熱交換器等の種々
のアルミニウム含有金属製品に適用できるが、熱交換
器、特に風量が大きく且つ小型・軽量で高い熱交換率を
有することが必要で、一般的にポストコート処理で皮膜
が形成される自動車搭載用の熱交換器に適用すると効果
的である。
は、クロム酸クロメート処理生成物、リン酸クロメート
処理生成物、リン酸亜鉛処理生成物、リン酸ジルコニウ
ム処理生成物、およびリン酸チタン処理生成物などから
選ばれた少なくとも1種を含むものである。
布量又は0.002〜5μmの厚さに形成されることが
好ましい。上記のような第1保護層は、アルミニウム含
有金属基体に対する第2保護層の密着性を向上させ、か
つ得られる熱交換器の耐食性を向上させるのに有効なも
のである。
ディショナーは、軽量で、小型で、かつコンパクトな構
造を有し、しかも高い通風能力およびすぐれた熱交換効
率を有することが要求されているので、第1保護層は、
主成分としてクロム酸を含む化成処理液から形成される
ことが好ましい。このようなクロム酸含有化成処理液
は、熱交換器の複雑な表面を均一に処理し、それにすぐ
れた耐食性を付与するためには好適なものである。
被覆される。この第2保護層は、下記のような架橋反応
生成物により形成されるものである。すなわち、この架
橋反応生成物は、(A)第一アミノ基、第二アミノ基、
第三アミノ基、第4アンモニウム基、アミド基、カルボ
キシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基、および水酸基
からなる群から選ばれる少なくとも1種の親水性官能基
(a)と、前記親水性官能基(a)とは異なる少なくと
も1種の反応性官能基(b)と、ポリエチレンオキサイ
ド基(c)とを有し、さらに(B)前記反応性官能基
(b)と、これと架橋反応し得る架橋剤との架橋反応に
より形成された架橋構造を有する、架橋樹脂からなる有
機皮膜であって、これが第1保護層上に第2保護層を形
成する。前記反応官能基(b)は、当該重合体中に親水
性官能基(a)として用いられる官能基とは異種であっ
て、かつ架橋剤(B)と反応し得るものであれば、親水
性官能基(a)群に包含されるものであってもよい。
用いられる樹脂成分は、(i)親水性官能基(a)およ
び/又は反応性官能基(b)含有水溶性高分子(P
1)、すなわち、アミド基、水酸基、およびカルボキシ
ル基などのような親水性基の少なくとも1員を有する付
加重合性ポリマー、例えばアクリルアミド、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、アクリル酸およびマレイン
酸、の単独重合体、および共重合体、またはこれらの少
なくとも1種と、他の付加重合性モノマー、例えばエチ
レン、スチレン、アクリル酸エステル類、及びメタクリ
ル酸エステル類から選ばれることが好ましいエチレン性
不飽和化合物などの少なくとも1種との共重合体、或は
水溶性ポリアミド、および水溶性ナイロンなどの水溶性
縮合ポリマーなどのように反応性官能基(b)を有する
重合体、(ii)親水性官能基含有水溶性高分子(P
2)、すなわちビニルスルホン酸、スルホエチルアクリ
レート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸のようなスルホン酸基若しくはスルホン酸塩基を
有する付加重合性モノマーの単独重合体、共重合体、ま
たは他の重合性モノマー(例えばアクリル酸、メタクリ
ル酸、アクリルアミド、エチレン、スチレン、アクリル
酸エステル類、及びメタクリル酸エステル類から選ばれ
ることが好ましいエチレン性不飽和化合物)との共重合
体のように、親水性官能基(a)を有する重合体、(ii
i) 親水性官能基(a)と、反応性官能基(b)との両
者を含む水溶性高分子(P3)、すなわち、前記反応性
官能基含有水溶性高分子(P1)にスルホン酸基、又は
スルホン酸塩基を導入したもの、
(c)を有する水溶性高分子(P4)、例えば水溶性ナ
イロン、ポリエチレングリコールなど、(V)親水性官
能基(a)と、反応性官能基(b)と、ポリエチレンオ
キサイド基(c)とを有する水溶性高分子(P5)、す
なわち親水性官能基(a)および反応性官能基(b)含
有付加重合性モノマー、例えばアクリルアミド又は第三
アミン含有モノマーと、ポリエチレンオキサイド基
(c)含有付加重合性モノマー、例えばポリエチレング
リコールアクリレート、又はポリエチレングリコールア
クリレートアルキルフェニルエーテルとの共重合体、又
はアミノエチルピペラジン−ポリエチレングリコールジ
アミン−アジピン酸三元縮合重合体などの水溶性ポリア
ミドなど、
望量の親水性官能基(a)、反応性官能基(b)および
ポリエチレンオキサイド基(c)が含有されるように適
宜の混合比で用いられる(P1)と(P2)を混合使用
する場合、その混合比に限定はないが、(P1)/(P
2)重量比は、100:30〜400であることが好ま
しい。(P4)が用いられるときは(P1)/(P4)
重量比は100:50〜300であることが好ましく、
(P3)/(P4)重量比は100:20〜200であ
ることが好ましい。
膜は、100℃以下、好ましくは50℃以下の軟化点を
有することが必要である。その軟化点が100℃をこえ
ると、第2保護層が脆弱になり、膜飛び現象防止効果が
不十分になる。
性官能基(b)と反応し、しかし親水性官能基(a)と
は反応しないものを選択する。例えば、架橋剤としてイ
ソシアネート基、グリシジル基、アルデヒド基、メチロ
ール基などの少なくとも1種を有する有機化合物、およ
びクロム、ジルコニウム、チタンなどの多価金属化合物
を用いることができる。架橋剤の使用量には限定はない
が、(P1),(P3),(P5)100重量部に対し
架橋剤0.001〜100重量部を用いることが好まし
い。
度に分解点を持たない防菌剤を併用することによりフィ
ン間隙に繁殖する微生物の代謝物による腐敗臭をおさえ
ることができる。また、この他に防錆剤、レベリング
剤、充填剤、着色剤、界面活性剤、消泡剤等が本願の主
旨や皮膜性能を損なわない範囲で添加することができ
る。
いては、使用する塗装方法、所望膜厚などにより適当な
ものを選択できる。乾燥後に形成された皮膜の膜厚は、
0.05〜5μmであることが好ましく、より好ましく
は0.1〜2μmである。皮膜の厚さが、0.05μm
未満では十分な親水性を付与することが困難であり、ま
たそれが5μmを超えると熱伝導性を低下させる可能性
があるため適切でない。
について説明する。まず、アルミニウム含有金属材料表
面に、予めアルカリ、酸、溶剤等による脱脂処理を施し
て清浄した後、これに、化成処理を施して第1保護層を
形成し、その後前記水性処理剤を塗布して乾燥して第2
保護層を形成する。第1保護層用化成処理としては、ク
ロム酸クロメート処理、リン酸クロメート処理、および
リン酸ジルコニウム処理から選ばれる少なくとも1種を
用いることが好ましい。
は、特に限定はなく、例えば浸漬法、噴霧法、刷毛塗布
法、ロールコート法、フローコート法などを使用でき
る。水性処理剤塗布後の乾燥方法にも特に限定はない
が、通常は熱風乾燥炉などを用いて温度80〜300
℃、より好ましくは100〜250℃で乾燥して架橋有
機皮膜を形成させる。
2保護層よりなる複合保護皮膜は耐食性に優れ、高い親
水性を長期にわたり維持することができる。更に、皮膜
に軟質性を持たせる親水性高分子を含有させることによ
り、熱交換器の熱交換面の湾曲部に溜まった皮膜の飛散
防止性、ポストコート処理によるアルミニウム含有金属
製熱交換器用保護皮膜として好適である。
に含まれ、骨格中にポリエチレンオキサイド基を有する
親水性高分子による皮膜飛散防止効果の機構は必ずしも
明らかでないが、皮膜全体の軟化点が低下し、これによ
って軟質化した皮膜は湾曲部に溜まった皮膜であっても
冷熱・乾湿ストレスによる収縮・膨脹により割れて飛散
することが抑制されるものと考えられる。
の実施例は単なる実施態様にすぎず、本発明の範囲を何
ら限定するものではない。
ルカリ脱脂剤(登録商標:ファインクリーナー315、
日本パーカライジング(株)製)の30g/リットル水
溶液に50秒浸漬して、表面の油分などの汚染物を除去
した後、水道水で30秒間水洗、次にこれを50℃に保
たれたクロム酸クロメート処理液(登録商標:アルクロ
ム713、日本パーカライジング(株)製)72g/リ
ットル水溶液に60秒間浸漬し、水道水で30秒間水洗
して第1保護層を形成させた。
器を、ポリアクリルアミド(第一工業製薬(株)製)1
00重量部と、ポリビニルスルホン酸(日本触媒(株)
製)110重量部と、骨格中にポリエチレンオキサイド
基を含むノニオン系水溶性ナイロン(東レ(株)製)4
0重量部と、架橋剤として重リン酸クロム10重量部と
を含む水性処理液に25℃で30秒間浸漬後、これにエ
アーブローによる液切りを施し、140℃に調整した熱
風循環式オーブン内で20分間加熱乾燥して第2保護層
を形成した。
理液の代わりに、50℃に保たれたリン酸クロメート処
理液(登録商標:アルクロム701、日本パーカライジ
ング(株)製)30g/リットル水溶液を用い、これに
アルミニウム製熱交換器基体を60秒間浸漬後、水道水
で水洗して第1保護層を形成させた。次に、実施例1の
第2保護層用処理液の代わりに、骨格中にポリエチレン
オキサイド基を含むカチオン系水溶性ナイロン(東レ
(株)製)100重量部と、架橋剤としてエポキシ変性
ポリアミド(東邦化学工業(株)製)75重量部とを含
む水性処理液を用いた。
理液の代わりに、40℃に保たれたリン酸ジルコニウム
処理液(登録商標:アロジン4040、日本パーカライ
ジング(株)製)20g/リットル水溶液を用い、これ
にアルミニウム製熱交換器基体を60秒間浸漬後、水道
水で水洗して第1保護層を形成させた。また、実施例1
の第2保護層用処理液の代わりに、ポリ酢酸ビニルの9
0%けん化物とメタクリル酸(60 mol%)とスルホエ
チルアクリレート(40 mol%)との共重合体100重
量部と、ポリエチレングリコール50重量部と、架橋剤
としてブロック化イソシアネート(第一工業(株)製)
10重量部とを含む水性処理液を用いた。
保護層用処理液の代わりに、アクリルアミド(90 mol
%)と2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸のナトリウム塩(10 mol%)との共重合体100
重量部、ポリビニルスルホン酸100重量部、ノニオン
系水溶性ナイロン50重量部、並びに架橋剤として炭酸
ジルコニウムアンモニウム50重量部を含む水性処理液
を用いた。
保護層用処理液の代わりに、ノニオン系水溶性ナイロン
((株)東レ製)100重量部、アクリル酸(20 mol
%) とスルホエチルアクリレート(80 mol%)の共重
合体200重量部、および架橋剤としてペンタエリスト
ールポリグリシジルエーテル100重量部を含む水性処
理液を用いた。
第1保護層の形成を省略し、実施例1で用いた第2保護
層用水性親水性処理液において、ノニオン系水溶性ナイ
ロンの添加を省略した。
第1保護層の形成の後の第2保護層形成において、実施
例2で用いた第2保護層用水性親水性処理液におけるカ
チオン系水溶性ナイロンの添加を省略した。
た第2保護層用水性親水性処理液において架橋剤である
ブロック化イソシアネートを添加しなかった。
換器の各々について、下記の方法による試験評価を行っ
た。 <試験法> (1)初期親水性:熱交換器フィン部の対水接触角をF
ACE接触角型CA−P型協和界面科学製)を用いて測
定した。 (2)耐久後の親水性:室温で流水中に72時間浸漬後
のフィン部の対水接触角を上記接触角計を用いて測定し
た。 (3)耐食性:塩水噴霧試験法JIS Z−2371に
基づく白錆面積が全表面積に対して5%に達するまでの
噴霧テスト時間を測定した。評価基準は下表の通りであ
る。 ランク 噴霧テスト時間(h)表示 ◎ 100以上 ○ 75以上100未満 ● 50以上75未満 △ 25以上50未満 × 25未満 (4)皮膜飛散性:寸法5×4.5×10.5cmにカッ
トした熱交換器用フィンに衝撃を加え、脱落した皮膜重
量を測定した。評価基準は下表のとおりである。 ランク 脱落した量(mg)表示 ◎ 1未満 ○ 1以上5未満 ● 5以上10未満 △ 10以上15未満 × 15以上
保護皮膜を有する熱交換器について、形成された保護皮
膜の明細と上記評価方法による評価結果を表1にまとめ
て示す。
本発明の製造方法を用いた実施例1〜5の熱交換器は、
耐久試験状況下でも優れた親水性、皮膜飛散防止効果を
示した。これらに対して、官能基(a),(b)および
ポリエチレンオキサイト基(c)の1つでも有しない保
護皮膜を有する比較例1〜3では皮膜の耐食性、耐久試
験後の親水性、皮膜飛散防止効果が不十分であった。
保護皮膜を有するアルミニウム含有金属製熱交換器は、
フィンとフィンの間の湾曲部やルーバー間の液溜まりを
減少させ、更に液溜まりを生じても飛散を防止するため
に有効なものであり、更に、長期にわたって高い親水性
を持続し得るものであって実用上すぐれた性能を有する
ものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミニウム含有金属により成形加工さ
れたチューブおよびフィンを含んでなる熱交換器におい
て、このチューブおよびフィンが、その表面の一部また
は全部の上に形成された化成皮膜からなる第1保護層
と、該第1保護層上に形成された第2保護層とを有し、
この第2保護層が、第一アミノ基、第二アミノ基、第三
アミノ基、第4アンモニウム基、アミド基、カルボキシ
ル基、スルホン酸基、ホスホン酸基、および水酸基から
なる群から選ばれる少なくとも1種の親水性官能基
(a)と、前記親水性官能基(a)とは異なる少なくと
も1種の反応性官能基(b)と、ポリエチレンオキサイ
ド基(c)とを有し、さらに前記反応性官能基(b)
と、これと架橋反応し得る架橋剤との架橋反応により形
成された架橋構造を有する樹脂からなる有機皮膜により
形成され、この有機皮膜の軟化点が100℃以下である
ことを特徴とするアルミニウム含有金属製熱交換器。 - 【請求項2】 前記親水性官能基(a)が、スルホン酸
基およびその塩から選ばれる、請求項1に記載のアルミ
ニウム含有金属製熱交換器。 - 【請求項3】 アルミニウムまたはアルミニウム合金か
ら形成されたチューブおよびフィンを一体に組み立てる
工程と、この一体の組み立てられた熱交換器のチューブ
およびフィンの表面の一部または全部に、化成皮膜から
なる第1保護層を形成する工程と、前記第1保護層上
に、第一アミノ基、第二アミノ基、第三アミノ基、第4
アンモニウム基、アミド基、カルボキシル基、スルホン
酸基、ホスホン酸基、および水酸基からなる群から選ば
れる少なくとも1種の親水性官能基(a)と、前記親水
性官能基(a)とは異なる少なくとも1種の反応性官能
基(b)と、ポリエチレンオキサイド基(c)とを有
し、さらに前記反応性官能基(b)と、これと架橋反応
し得る架橋剤との架橋反応により形成された架橋構造を
有する樹脂からなり、かつ100℃以下の軟化点を有す
る有機皮膜からなる第2保護層を形成する工程とを含む
ことを特徴とするアルミニウム含有金属製熱交換器の製
造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP16381695A JP3717205B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | アルミニウム含有金属製熱交換器および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16381695A JP3717205B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | アルミニウム含有金属製熱交換器および製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914889A true JPH0914889A (ja) | 1997-01-17 |
| JP3717205B2 JP3717205B2 (ja) | 2005-11-16 |
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