JPH09150733A - 索道における搬器入出庫システム - Google Patents

索道における搬器入出庫システム

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JPH09150733A
JPH09150733A JP31177195A JP31177195A JPH09150733A JP H09150733 A JPH09150733 A JP H09150733A JP 31177195 A JP31177195 A JP 31177195A JP 31177195 A JP31177195 A JP 31177195A JP H09150733 A JPH09150733 A JP H09150733A
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JP
Japan
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rail
carrier
guide rail
traveling
stop
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JP31177195A
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English (en)
Inventor
Tadao Shiromoto
忠雄 城本
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Kawaden Co Ltd
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Kawaden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 索道における全搬器を一方の停留所とその外
部下方又は上方に設置された格納庫との間に亘って効率
良く入出庫移送させる搬器入出庫システムを提供する。 【解決手段】 搬器入出庫システム6は、格納庫7に設
けられた格納レール8と、停留所1と格納庫7との間に
水平若しくは略水平に設けられた誘導レール9と、走行
レール4の入出庫部4aと誘導レール9の先端部9aと
の間を連結しうるレール連結器10と、誘導レール9の
末端部9bと格納レール8の先端部81aとの間で搬器
2を受け渡す搬器受渡装置11と、を具備する。搬器受
渡装置11は、誘導レール9の末端部9bに搬器受け渡
し自在に接続しうる第1位置と格納レール8の先端部8
1aに搬器受け渡し自在に接続しうる第2位置とに亘っ
て昇降される水平な昇降レール21を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、停留所間におい
て、搬器が索条によりこれに握索された懸吊状態で移送
され、各停留所において、当該停留所に到着した搬器
が、索条から放索された上、走行レールに支持された状
態で走行され、再び索条に握索されて当該停留所を出発
するように構成された索道において、全搬器を、必要に
応じて、一方の停留所とその外部下方又は上方に設置さ
れた格納庫との間に亘って入出庫移送させる搬器入出庫
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スキーリフト等の自動循環式索道にあっ
ては、一般に、図15に示す如く、停留所1,1間にお
いて、搬器2が索条3によりこれに握索された懸吊状態
で移送され、各停留所1において、当該停留所1に到着
した搬器2が、索条3から放索された上、減速押送装置
5a、場内押送装置5b及び加速押送装置5cにより走
行レール4に支持された状態で走行され、再び索条3に
握索されて当該停留所1を出発するように構成されてい
る。すなわち、搬器2を、停留所1,1間における索条
3による懸吊支持経路と各停留所1における走行レール
4による走行支持経路とからなる一連の環状経路(以下
「索道本線」という)Pを索条3及び各押送装置5a,
5b,5cにより一定方向(図15における矢印方向で
あり、以下「通常時運転方向」という)に循環移送させ
るように構成されている。なお、かかる索道にあって
は、一般に、滑車3aの駆動軸及び各押送装置5a,5
b,5cの駆動軸を正逆転駆動できるようにしてあり、
保守点検等の場合には、各駆動軸を逆転駆動させて、索
道本線Pにおいて搬器2を通常時運転方向とは逆の方向
(以下「非常時運転方向」という)に移送させうるよう
になっている。
【0003】かかる索道にあっては、一般に、図15に
示す如く、当該索道における全搬器2…を一方の停留所
1とその外部適所に設置した格納庫7との間で移送させ
る搬器入出庫システム106を付設して、搬器2…を、
夜間等の運転休止時には、搬器への積雪等によるトラブ
ルを未然に防止すべく、索道本線Pから格納庫7へと入
庫させておき、運転再開時には格納庫7から索道本線P
へと出庫させるように工夫されている。
【0004】すなわち、従来の搬器入出庫システム(以
下「従来システム」という)106にあっては、図15
に示す如く、格納庫7内に搬器2を走行自在に支持しう
る格納レール108を設けると共に、この格納レール1
08と走行レール4との間に搬器2を走行自在に支持し
うる入庫用誘導レール109a及び出庫用誘導レール1
09bを設けてある。格納レール108は蛇行状をなし
て略水平に架設されている。入庫用誘導レール109a
は、一端部が走行レール4の適所である入庫部104a
にレール連結器110aを介して連結されると共に他端
部が格納レール108の一端部に連結されていて、搬器
2…を走行レール4から格納レール108へと誘導しう
るようになっている。出庫用誘導レール109bは、一
端部が走行レール4の適所である出庫部104bにレー
ル連結器110bを介して連結されると共に他端部が格
納レール108の他端部に連結されていて、搬器2…を
格納レール108から走行レール4へと誘導しうるよう
になっている。
【0005】而して、かかる従来システム106によれ
ば、索道本線Pと格納庫7との間での搬器入出庫を次の
ようにして行うことができる。
【0006】すなわち、搬器2…を索道本線Pから格納
庫7へと入庫させる場合には、まず、レール連結器11
0aを操作して、入庫用誘導レール109aと走行レー
ル4とを連結させる。このとき、出庫用誘導レール10
9bと走行レール4との連結は、レール連結器110b
により解除しておく。そして、索道を通常時運転させ
て、搬器2…を走行レール4の入庫部104aへと走行
させつつ、入庫部104aから入庫用誘導レール109
aを経て格納レール108へと順次移動させていく。
【0007】また、搬器2…を格納庫7から索道本線P
へと出庫させる場合には、まず、レール連結器110b
を操作して、出庫用誘導レール109bと走行レール4
とを連結させる。このとき、入庫用誘導レール109a
と走行レールとの連結は、レール連結器110aにより
解除しておく。そして、搬器2…を格納レール108か
ら順次出庫用誘導レール109bへと導く。さらに、搬
器2…を出庫用誘導レール109bから出庫部104b
を経て走行レール4へと順次導き、索道を通常時運転さ
せて索道本線Pへと出庫させる。なお、全搬器2…が索
道本線Pに出庫された後は、レール連結器110bを操
作して、出庫用誘導レール109bと走行レール4との
連結を解除する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、格納庫7は
全搬器2…を格納させておくものであるため、大きな設
置スペースを必要とし、更に停留所1は山岳傾斜地等に
設けられているため、その周辺には殆ど余剰スペースが
ないこともある。このような場合、格納庫7を、停留所
1と同一高さ位置に並設しておくことができなくなるた
め、一般には、停留所周辺の地形に応じて、図15
(A)に示す如く停留所1より下方に、又は同図(B)
に示す如く停留所1の上方に設置しておくのが普通であ
る。
【0009】しかし、このように格納庫7を停留所1の
外部下方又は上方に設置しておくと、走行レール4と格
納レール108との上下方向位置が大きく異なることか
ら、両レール4,108間を誘導レール109a,10
9bで接続するようにした従来システム106にあって
は、次のような問題が生じていた。
【0010】すなわち、走行レール4と格納レール10
8との上下方向位置が大きく異なるため、両レール4,
9間を接続する誘導レール109a,109bの傾斜量
が極めて大きくなる。したがって、急傾斜をなす誘導レ
ール109a,109bにおける搬器移動は、これを人
為的に行うことができず、何らかの移送装置により機械
的に行なう必要がある。勿論、機械的に行なうにして
も、円滑な搬器移動は困難である。
【0011】そこで、従来システム106にあっては、
誘導レール109a,109bの傾斜部分(例えば、図
15に示す部分109´a,109´b)を長尺のもの
として、その傾斜量が可及的に小さくなるようにしてい
るのが普通である。このように誘導レール109a,1
09bを緩傾斜としておくと、搬器移動を移送装置によ
り機械的に行なう場合に上記した問題が生じず、また人
為的に行なうことも可能となる。しかし、このように誘
導レール109a,109bを緩傾斜ならしめるべく長
尺化すると、搬器2の移動距離が極めて長くなるため、
搬器移動を人為的に行うと否とに拘わらず、搬器の入出
庫を効率よく迅速に行うことができない。また、搬器移
動を機械的に行う場合には、移送装置が必要以上に大型
化する。しかも、誘導レール109a,109bの支持
構造や架設スペースが大きくなることとも相俟って、シ
ステム構造が徒に大型化,複雑化する。
【0012】本発明は、搬器移動を人為的に行うにして
も機械的に行うにしても、上記した問題を生じることな
く、搬器の入出庫を効率よく迅速に行うことができる搬
器入出庫システムを提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の索道における搬器入出庫システムは、格納庫内に設
けられており、搬器を走行自在に支持しうると共に全搬
器を格納しうる格納レールと、停留所と格納庫との間に
走行レールと略同一高さ位置に配して水平若しくは略水
平に設けられており、搬器を走行自在に支持しうる誘導
レールと、走行レールの選択された一部である入出庫部
と誘導レールの先端部との間を両レール間での搬器受け
渡しを可能ならしめるべく連結する連結状態とその連結
を解除する連結解除状態とに亘って動作自在なレール連
結器と、誘導レールの末端部と格納庫の入出庫口に位置
する格納レールの先端部との間で搬器を受け渡す搬器受
渡装置と、を具備するものであって、特に、搬器受渡装
置を、搬器を走行自在に支持することができ、誘導レー
ルの末端部に搬器受け渡し自在に接続しうる第1位置と
格納レールの先端部に搬器受け渡し自在に接続しうる第
2位置とに亘って昇降自在に支持された水平な昇降レー
ルと、昇降レールを上記両位置に亘って昇降させる昇降
機構と、を具備するものとしておくことを提案する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図14に基づいて具体的に説明する。
【0015】図1はスキーリフト等の自動循環式索道を
示したもので、この自動循環式索道は、所要数の搬器2
…と、両停留所1,1の滑車3a,3a間に掛け回され
て、一方の滑車3aを駆動させることにより停留所1,
1間を循環走行せしめられる索条3と、各停留所1に搬
器到着領域Aから乗降領域Bを経て搬器出発領域Cに至
る一定の経路に沿って配設された略U字状の走行レール
4と、各搬器到着領域Aに配設された減速押送装置5a
と、各乗降領域Bに配設された場内押送装置5bと、各
搬器出発領域Cに配設された加速押送装置5cと、一方
の停留所1に付設された搬器入出庫システム6とを具備
する。
【0016】搬器2は上方に延びるハンガアーム2aと
その上端部に取付けた握索機2bとを有するものであり
(図8,図9参照)、握索機2bにより両停留所1,1
間においては索条3に懸吊支持され且つ各停留所1内に
おいては走行レール4に走行自在に支持されるようにな
っている。すなわち、握索機2bは、ロンググリップと
ショートグリップとにより索条3を掴持する握索状態と
その掴持作用を解除する放索状態とに亘って操作自在に
構成されたもので、搬器2が搬器到着領域Aの始端部を
進行する間に放索状態に操作され、搬器2が搬器出発領
域Cの終端部を進行する間に握索状態に操作されるよう
になっている。また、握索機2bには複数の走行輪2c
…が設けられており、この走行輪2c…により搬器2を
走行レール4に走行自在に支持させるようになってい
る。なお、走行レール4は、図6に示す如く、走行輪2
cが転動する底壁4bとその両側から立ち上がる脱輪防
止壁4c,4cとからなるコ字状断面をなすものであ
り、支持フレーム40により水平に架設されている。
【0017】索条3は、一方の滑車3aの駆動軸を正転
駆動させることにより一定の索条速度で通常時運転方向
(図1における実線矢印方向)に循環走行されるように
なっており、搬器2を両停留所1,1間で通常時運転方
向に懸吊移送させるように構成されている。また、各減
速押送装置5aは、握索機2bに設けた摩擦板2dに摩
擦係合しうる複数のタイヤを搬器到着領域Aにおける走
行レール4部分に沿って並列配置してなるもので、タイ
ヤ駆動軸を正転駆動させることにより、走行レール4に
支持された搬器2を通常時運転方向に索条速度から後述
する乗降速度へと漸次減速させつつ押送させるように構
成されている。また、各場内押送装置5bは、ハンガア
ーム2aに係合しうる複数のラグを有する無端チェン又
は摩擦板2dに摩擦係合しうる複数のタイヤを乗降領域
Bにおける走行レール4部分に張設又は並列配置してな
るもので、チェン駆動軸又はタイヤ駆動軸を正転駆動さ
せることにより、走行レール4に支持された搬器2を乗
降領域Bにおいて通常時運転方向に一定の乗降速度で押
送させるように構成されている。また、各加速押送装置
5cは、握索機2bに設けた摩擦板2dに摩擦係合しう
る複数のタイヤを搬器出発領域Cにおける走行レール4
部分に沿って並列配置してなるもので、タイヤ駆動軸を
正転駆動させることにより、走行レール4に支持された
搬器2を通常時運転方向に乗降速度から索条速度へと加
速する乗降速度へと漸次加速させつつ押送させるように
構成されている。さらに、索条3及び各押送装置5a,
5b,5cは、冒頭で述べた従来索道におけると同様
に、滑車駆動軸及び各タイヤ駆動軸ないしチェン駆動軸
を逆転駆動させることにより、搬器2を非常時運転方向
(図1における破線矢印方向)にも移送,押送しうるよ
うになっている。
【0018】而して、滑車3a及び各押送装置5a,5
b,5cの各駆動軸を正転駆動させる索道運転たる通常
時運転を行うと、搬器2…が、停留所1,1間における
索条3による懸吊支持経路と各停留所1における走行レ
ール4による走行支持経路とからなる一連の環状経路つ
まり索道本線P上を通常時運転方向に循環移送される。
すなわち、一方の停留所1に到着した搬器2は、搬器到
着領域Aの始端部において、走行輪2c…により走行レ
ール4に支持されると共に、握索機2bにより索条3か
ら放索され、爾後、搬器到着領域Aを減速押送装置5a
により索条速度から乗降速度へと減速されつつ押送され
ていく。次いで、搬器到着領域Aの終端部まで押送され
た搬器2は、減速押送装置5aから場内押送装置5bに
受け渡され、この場内押送装置5bにより乗降速度で乗
降領域Bを通過して搬器出発領域Cへと押送される。こ
のように搬器2が乗降領域Bを通過する間に、乗客の乗
降が行われる。そして、搬器出発領域Cの始端部まで押
送された搬器2は、場内押送装置5bから加速押送装置
5cに受け渡されて、この加速押送装置5cにより索条
速度まで加速されつつ搬器出発領域Cを押送されてい
き、搬器出発領域Cの終端部において握索機2bにより
索条3に握索されて、再び索条3に懸吊支持された状態
で当該停留所1を出発し、他方の停留所1へと向かうこ
とになる。一方、滑車3a及び各押送装置5a,5b,
5cの各駆動軸を逆転駆動させる索道運転たる非常時運
転を行うと、搬器2…が索道本線P上を非常時運転方向
に循環移送される。すなわち、搬器2…が、通常時運転
を行った場合とは逆に、停留所1内において搬器出発領
域Cから乗降領域Bを経て搬器到着領域Aへと押送さ
れ、当該停留所1を懸吊支持された状態で出発して、他
方の停留所1の搬器出発領域Cに到着することになる。
【0019】以上に述べた索道の構成は従来索道と同一
であるが、当該索道にあっては、搬器入出庫システム6
が、特に、本発明に従って次のように構成されている。
【0020】すなわち、この入出庫システム6は、図1
に示す如く、一方の停留所1の外部近傍に設置した格納
庫7と、格納庫7内に架設された略水平な格納レール8
と、停留所1と格納庫7との間に架設された一本の水平
な誘導レール9と、走行レール4の一箇所(以下「入出
庫部」という)4aと誘導レール9の先端部9aとを連
結するレール連結器10と、誘導レール9と格納レール
8との間で搬器2を受け渡す搬器受渡装置11とを具備
する。
【0021】なお、格納庫7の設置場所は停留所周辺の
地形等に応じて定められるが、この例では、格納庫7
が、図16(A)に示す如く、停留所1の外部下方(地
下)に設置されている。また、入出庫部4aは、搬器2
が放索状態で走行する走行レール部分であればよく、任
意に設定することができるが、この例では、図1に示す
如く、乗降領域Bにおける走行レール部分の変曲点箇所
に設定されている。
【0022】格納レール8は、図1に示す如く、走行レ
ール4と同一断面形状をなして搬器2の走行輪2c…を
水平走行自在に支持しうるものであり、先端部81aを
格納庫7の入出庫口7aに臨ませた直線状の案内レール
部分81と、案内レール部分81に連結されており、該
案内レール部分81に直交する方向に延びる複数本の直
線状の格納レール部分82…と、からなる。各レール部
分81,82は走行レール4より下方位置において略水
平に配置されている。なお、案内レール部分81は、上
方から見て、後述する誘導レール9の延長線上に位置す
るように配置されている(図1参照)。ところで、格納
レール部分82の本数及び長さは、格納レール部分群8
2…に当該索道における全搬器2…を格納しうるように
設定されている。
【0023】また、格納レール8の支持フレーム80に
は、図14に示す如く、適宜の駆動手段により正逆転駆
動されるチェンコンベア83及び受け渡しタイヤ84並
びに移送タイヤ85…が配設されている。チェンコンベ
ア83は、案内レール部分81に沿って設けられてお
り、案内レール部分81に支持された搬器2のハンガア
ーム2aに係合しうるラグ83a…を突設した無端チェ
ンからなるものであり、正転駆動させることにより、格
納レール部分82の先端部(案内レール部分81との連
結部)にもたされた搬器2を受け取って、案内レール部
分81上をその先端部81aへと移送させるようになっ
ており、また逆転駆動させることにより、案内レール部
分81の先端部81aにもたらされた搬器2を移送し
て、案内レール部分81から格納レール部分82へと受
け渡しうるようになっている。受け渡しタイヤ84は、
搬器2の摩擦板2dに摩擦係合するもので、案内レール
部分81の先端部81に設けられている。この受け渡し
タイヤ84は、正転駆動させることにより、チェンコン
ベア83により案内レール81の先端部81aにもたら
された搬器2を、後述する走行レール21へと送り込み
うるようになっており、また逆転駆動させることによ
り、走行レール21から案内レール部分81に受け渡さ
れた搬器2をチェンコンベア83の作用領域に送り込み
うるようになっている。なお、受け渡しタイヤ84は搬
器2を案内レール81の先端部81aから走行レール2
1又はチェンコンベア83へと受け渡すためのものであ
るから、多数設けておく必要はなく、通常、一輪程度設
けておけばよい。移送タイヤ85…は、受け渡しタイヤ
84と同様に搬器2の摩擦板2dに摩擦係合するもの
で、各格納レール部分82に沿って並列配置されてい
る。各格納レール部分82に設けられた移送タイヤ85
…は、正転駆動させることにより、搬器2を格納レール
部分82上でその先端部方向に移送させて、チェンコン
ベア83による作用と相俟って、搬器2を格納レール部
分82から案内レール部分81へと受け渡しうるように
なっており、逆転駆動させることにより、搬器2をチェ
ンコンベア83から受け取って格納レール部分82へと
格納させるようになっている。なお、移送タイヤ85を
設けずに、格納レール部分82における搬器移送を手動
で行なうようにしてもよい。
【0024】誘導レール9は、図1に示す如く、走行レ
ール4と同一断面形状をなして搬器2の走行輪2c…を
水平走行自在に支持しうるものである。この誘導レール
9は、走行レール4の接線であって入出庫部4aから格
納庫方向に延びる水平線(以下「入出庫誘導線」とい
う)上を、入出庫部4aの近傍位置から案内レール部分
81の先端部81aの直上位近傍位置まで直線状に延び
ている。なお、走行レール4の入出庫部4aと格納庫7
の入出庫口7aとの位置関係は、誘導レール9が可及的
に短くなるように設定されている。また、誘導レール9
の支持フレーム90に、走行輪2c…により誘導レール
9に支持された搬器2の摩擦板2dに摩擦係合しうる複
数のタイヤ12…を、誘導レール9に沿って並列状に支
持させて、タイヤ12…をギヤードモータ及びベルト伝
達機構からなる駆動手段(図示せず)により正転駆動又
は逆転駆動させることによって、当該搬器2を誘導レー
ル9の末端部9bから先端部9aへと又はその逆方向へ
と強制移動させうるように工夫してある(図2,図3,
図7参照)。
【0025】レール連結器10は、図3〜図6に示す如
く、走行レール4と同一断面形状をなして搬器2の走行
輪2c…を水平走行自在に支持しうる短尺な直線状の連
結レール13と、連結レール13をその先端部13aを
突出させた状態で支持する支持フレーム14と、支持フ
レーム14を誘導レール9の支持フレーム90に昇降自
在に連結する一対の平行リンク15,15と、平行リン
ク15,15を上下に揺動操作させる適宜の操作機構
(図示せず)とを具備する。
【0026】連結レール13は、図4〜図6に示す如
く、走行輪2cが転動する底壁13bとその両側から立
ち上がる脱輪防止壁13c,13cとからなる断面コ字
状のものであるが、その先端部13aにおいては、底壁
13bからこれに連なって下り傾斜状に突出する帯状の
連結片13dが設けられている。なお、連結片13dの
幅は、これを走行レール4の脱輪防止壁4c,4c間に
上下方向において挿脱可能ならしめるべく、走行レール
4の底壁幅より若干小さく設定されている(図4,図6
参照)。
【0027】而して、連結レール13は、平行リンク1
5,15を前記操作機構により揺動操作させて支持フレ
ーム14を上下方向に平行移動させることによって、前
記入出庫誘導線を通過する鉛直面上において、走行レー
ル4の入出庫部4aと誘導レール9の先端部9aとを搬
器受け渡し自在に連結する連結位置(図3実線位置,図
5(A)位置,図6(A)位置)と該両レール部分4
a,9aを連結せず且つ停留所1における搬器走行を妨
げない連結解除位置(図3鎖線位置,図5(B)位置,
図6(B)位置)とに亘って昇降せしめられるようにな
っている。
【0028】すなわち、連結レール13を連結位置へと
下降させると、連結レール13が前記入出庫誘導線上に
位置した状態で、その連結片13dが走行レール4の底
壁4bに当接することになる。つまり、連結レール13
の先端部13aと走行レール4の入出庫部4aとが、両
レール4,13間で走行輪2cを転動させうる上下重合
状態に連結されることになる。また、同時に、連結レー
ル13の末端部13eと誘導レール9の先端部9aと
が、両レール9,13間で走行輪2cを転動させうる面
一衝合状態に連結されることになる。したがって、連結
レール13を連結位置に位置させておくことにより、搬
器2を走行レール4と誘導レール9との間で受け渡すこ
とができる(図3実線,図5(A),図6(A)参
照)。なお、この状態においては、支持フレーム14に
取付けたコ字状の位置決め体14aが、走行レール4の
支持フレーム40に上方から嵌合して、走行レール4の
入出庫部4aと連結レール13の先端部13aとの幅方
向における位置ズレを防止するようになっている(図5
(A),図6(A)参照)。
【0029】一方、連結レール13を連結解除位置へと
上昇させると、連結レール13が走行レール4の入出庫
部4a及び誘導レール9の先端部9aから所定量上方に
離間して、走行レール4と誘導レール9との間における
搬器移動を不能ならしめる(図3鎖線,図5(B),図
6(B)参照)。なお、連結レール13の走行レール4
からの離間量は、走行レール4に支持されて停留所1内
を移送される搬器2の一部(握索機2b,走行輪2c…
等)がレール連結器10に干渉しない程度に設定されて
いる。したがって、連結レール13を連結解除位置に位
置させた状態においては、走行レール4に支持された搬
器2が場内押送装置5bにより入出庫部4aを支障なく
通過せしめられることになる。
【0030】また、支持フレーム14に、図2及び図3
に示す如く、走行輪2c…により連結レール13に支持
された搬器2の摩擦板2dに摩擦係合しうる複数のタイ
ヤ16…を該レール13に沿って並列状に支持させて、
連結レール13を連結位置に位置させたときにおいて、
タイヤ16…をギヤードモータ17及びベルト伝動機構
18からなる駆動手段により正転駆動又は逆転駆動させ
ることによって、当該搬器2を連結レール13の先端部
13a方向又は末端部13e方向へと強制移動させうる
ように工夫してある。したがって、連結レール13を連
結位置に位置させた状態において、通常時運転を行うと
共にタイヤ12…,16…を正転駆動させておくと、搬
器2を誘導レール9の末端部9bから誘導レール9及び
連結レール13を経て走行レール4の入出庫部4aへと
自動的に移動させることができ、更に場内押送装置5b
等により入出庫部4aから走行レール4へと自動的に移
送させることができる。逆に、非常時運転を行うと共に
タイヤ12…,16…を逆転駆動させておくと、搬器2
を場内押送装置5b等により非常時運転方向に押送され
て入出庫部4aにもたらされた搬器2を、走行レール4
から連結レール13を経て誘導レール9の末端部9bへ
と自動的に移送させることができる。
【0031】搬器受渡装置11は、図1及び図7〜図9
に示す如く、走行レール4と同一断面形状をなして搬器
2の走行輪2c…を水平走行自在に支持しうる直線状の
昇降レール21と、昇降レール21の支持フレーム22
を昇降自在に支持する一対の支柱23,23と、昇降レ
ール21を昇降させる昇降機構24と、支持フレーム2
2に取付けられた搬器移送機構25と、支持フレーム2
2と誘導レール9の支持フレーム90及び格納レール8
の支持フレーム80との間に設けられた第1及び第2脱
輪防止機構26a,26bとを具備する。
【0032】昇降レール21は、図1及び図7〜図9に
示す如く、一台の搬器2を支持させるに必要且つ充分な
長さのものとされていて、支持フレーム22に設けたガ
イドローラ22a…を各支柱23に形成した上下方向に
延びる一対のガイドレール23a,23aに係合させる
ことにより、前記入出庫誘導線を通過する鉛直面上にお
いて、誘導レール9の末端部9bに衝合接続しうる上昇
位置たる第1位置(図8位置,図9鎖線位置)と格納レ
ール8の案内レール部分81の先端部81aに衝合接続
しうる下降位置たる第2位置(図9実線位置)とに亘っ
て昇降自在に支持されている。したがって、昇降レール
21を第1位置に位置させた状態では、搬器2を誘導レ
ール9と昇降レール21との間で受け渡すことができ、
第2位置に位置させた状態では、搬器2を格納レール8
と昇降レール21との間で受け渡すことができる。すな
わち、昇降レール21を第1位置と第2位置との間で昇
降させるにより、搬器2を高位の誘導レール9と低位の
格納レール8との間で受け渡すことができる。
【0033】昇降機構24は、図7〜図9に示す如く、
支柱23,23間に橋架状に固着したシリンダ取付体2
7と、シリンダ取付体27に取付けられた上下伸縮自在
な油圧シリンダ28と、支持フレーム23とシリンダ取
付体27との間に張設された一対のチェン29,29と
を具備する。油圧シリンダ28は、図8及び図9に示す
如く、ピストンロッド28aをシリンダ取付体27から
上方に突出させた状態で、シリンダ取付体27に取付け
られている。ピストンロッド28aの上端部には支持金
具30が固着されており、この支持金具30に固着した
支軸31には一対のスプロケットホィール32,32を
回転自在に嵌挿支持されている。また、支軸31の両端
部には、図7に示す如く、ガイドローラ31a,31a
が回転自在に取付けられていて、各ローラ31aを各支
柱23に形成した上下方向に延びるガイドレール23b
に係合させることによって、ピストンロッド28aを安
定した状態で上下動させうるように工夫されている。各
チェン29は、図7〜図9に示す如く、ピストンロッド
28aの各スプロケットホィール32に掛けまわされて
おり、その両端部はシリンダ取付体27及び支持フレー
ム22に固着した止着金具22bに止着されている。し
たがって、油圧シリンダ28を伸縮させて、ピストンロ
ッド28aの上端部に取付けたスプロケットホィール3
2,32を上下動させると、昇降レール21が、チェン
29,29を介して第1位置と第2位置とに亘って昇降
せしめられる。ところで、昇降レール21に必要とされ
るストロークSは、停留所1と格納庫7との上下方向位
置関係に応じたものとされ、かなり大きくなるが、上記
した構成の昇降機構24では、昇降レール21を油圧シ
リンダ28の伸縮により直接昇降させるのではなく、ス
プロケットホィール32,32及びチェン29,29を
介して昇降させているため、油圧シリンダに必要とされ
るストロークS0 は昇降レール21のストロークSの1
/2で足りる。したがって、油圧シリンダ28として可
及的に小型のものを使用することができ、装置構造を小
型化することができる。しかも、昇降レール21の昇降
速度が油圧シリンダ28の伸縮速度の2倍となるから、
伸縮速度を一定以上に大きくできない油圧シリンダ28
を使用しているにも拘わらず、昇降レール21を高速で
昇降させることができ、格納レール8と誘導レール9と
の間における搬器2の受け渡しを迅速に行うことができ
る。
【0034】搬器移送機構25は、図7〜図9に示す如
く、支持フレーム22に、走行輪2c…により昇降レー
ル21に支持された搬器2の摩擦板2dに摩擦係合しう
る複数のタイヤ33…を、昇降レール21に沿って並列
状に支持させてなり、タイヤ33…をギヤードモータ3
4及びベルト伝動機構35からなる駆動手段により正転
駆動又は逆転駆動させることによって、当該搬器2の昇
降レール21への受け取り又は昇降レール21からの受
け渡しを自動的に行いうるようになっている。すなわ
ち、昇降レール21を第1位置又は第2位置に位置させ
たときにおいて、タイヤ33…を正転駆動させると、タ
イヤ12…,84,85…及びチェンコンベア83を正
転駆動させることにより、搬器2の昇降レール21から
誘導レール9への受け渡し又は格納レール8から昇降レ
ール21への受け取りを自動的に行うことができ、また
タイヤ33…を逆転駆動させると、タイヤ12…,8
4,85…及びチェンコンベア83を逆転駆動させるこ
とにより、搬器2の誘導レール9から昇降レール21へ
の受け取り又は昇降レール21から格納レール8への受
け渡しを自動的に行うことができる。なお、昇降レール
21の昇降動作中においては、ギヤードモータ34は停
止されていて、昇降レール21に支持された搬器2を摩
擦板2dとタイヤ33…との摩擦係合力によって移動不
能にロッックしうるようになっている。
【0035】各脱輪防止機構26a,26bは、図10
〜図13に示す如く、誘導レール9の支持フレーム90
又は案内レール部分81の支持フレーム80に取付けら
れた筒体34a,34bと、筒体34a,34bに、先
端に形成せるストッパ部35´a,35´bが誘導レー
ル9の末端部9b上又は案内レール部分81の始端部8
1a上に突出する係止位置(図10実線位置)とストッ
パ部35´a,35´bが誘導レール9の末端部9b上
又は案内レール部分81の始端部81a上から退避する
係止解除位置(図10鎖線位置)とに亘って、進退自在
に嵌挿支持された平面形状L字形のストッパ35a,3
5bと、一端部をストッパ35a,35bの基端部にピ
ン及び長孔を介して連結されており、支持フレーム9
0,80に取付けたブラケット36a,36bに、スト
ッパ35a,35bを係止位置に保持させる待機位置
(図12(A)位置又は図13(B)位置)とストッパ
35a,35bを係止解除位置に動作させる操作位置
(図12(A)位置又は図13(B)位置)とに亘っ
て、揺動自在に軸支37a,37bされた側面形状L字
形のレバー38a,38bと、ブラケット36a,36
bとレバー38a,38bとの間に介装されており、レ
バー38a,38bを待機位置に附勢保持させる引張バ
ネ39a,39bと、昇降レール21の支持フレーム2
2に突設されており、昇降レール21を第1位置又は第
2位置に位置させたときにおいて、レバー38a,38
bの他端部たる筒状部38´a,38´bに衝合して該
レバー38a,38bを引張バネ39a,39bに抗し
て操作位置へと揺動させる操作体41a,41bとから
なる。したがって、第1脱輪防止機構26aによれば、
昇降レール21が昇降中であるとき(図11実線参照)
又は第2位置に位置されているとき(同図二点鎖線参
照)は、つまり昇降レール21が誘導レール9に接続さ
れていないときは、引張バネ39aによりレバー38a
を介してストッパ35aが係止位置に位置されて、その
ストッパ部35´aが誘導レール9の末端部9aに位置
する搬器2の走行輪(最昇降レール側の走行輪)2cを
係止して、当該搬器2の誘導レール9から昇降レール不
存在空間への進入,脱輪が防止されるようになっている
(図10実線,図11実線,図12(A)参照)。一
方、昇降レール21が第1位置に位置されて、昇降レー
ル21が誘導レール9に接続されたとき(図11一点鎖
線参照)は、レバー38aが操作体41aにより引張バ
ネ39aに抗して操作位置に変位されて、ストッパ35
aが係止位置から係止解除位置へと移動され、誘導レー
ル9と昇降レール21と間での搬器受け渡しが可能とな
る(図10一点鎖線,図12(B)参照)。また、第2
脱輪防止機構26bによれば、昇降レール21が昇降中
であるとき(図11実線参照)又は第1位置に位置され
ているとき(同図一点鎖線参照)は、つまり昇降レール
21が格納レール8の案内レール部分81に接続されて
いないときは、引張バネ39bによりレバー38bを介
してストッパ35bが係止位置に位置されて、そのスト
ッパ部35´bが案内レール部分81の先端部81aに
位置する搬器2の走行輪(最昇降レール側の走行輪)2
cを係止して、当該搬器2の案内レール部分81から昇
降レール不存在空間への進入,脱輪が防止されるように
なっている(図10実線,図11実線,図13(A)参
照)。一方、昇降レール21が第2位置に位置されて、
昇降レール21が案内レール部分81に接続されたとき
(図11一点鎖線参照)は、レバー38bが操作体41
bにより引張バネ39bに抗して操作位置に変位され
て、ストッパ35bが係止位置から係止解除位置へと移
動され、案内レール部分81と昇降レール21と間での
搬器受け渡しが可能となる(図10二点鎖線,図13
(B)参照)。したがって、かかる脱輪防止機構26
a,26bにより、昇降レール21が接続されていない
ときにおいて、搬器2が不測に格納レール8又は誘導レ
ール9から搬器受渡装置11内に進入するような虞れが
確実に防止され、搬器2…の入出庫を安全に行いうる。
【0036】以上のように構成された搬器入出庫システ
ム6によれば、搬器2…の入出庫を次のようにして行う
ことができる。
【0037】すなわち、格納庫7に格納された搬器2…
を索道本線Pに出庫させる場合には、まず、レール連結
器10を連結状態に操作して、つまり連結レール13を
連結位置へと下降させて、走行レール4の入出庫部4a
と誘導レール9の先端部9aとを連結レール13を介し
て連結しておく(図3実線,図5(A),図6(A)参
照)。
【0038】次いで、格納レール8に沿って設けたチェ
ンコンベア83及びタイヤ84,85…を正転駆動させ
て、搬器2…を各格納レール部分82から案内レール部
分81の先端部81へと順次導く。そして、搬器2が案
内レール部分81の先端部81aに至ると、昇降レール
21が第2位置に下降されて、昇降レール21が案内レ
ール部分81に連結されると共にタイヤ33…が正転駆
動される。したがって、当該搬器2は、タイヤ33…,
84により、案内レール部分81から昇降レール21へ
と受け渡される。搬器2が昇降レール21上に完全に支
持されると、タイヤ33…が停止して搬器2が昇降レー
ル21に移動不能に保持されると共に、昇降レール21
が第1位置へと上昇して、昇降レール21が誘導レール
9に連結される。昇降レール21が第1位置に位置され
ると、タイヤ33…が正転駆動されて、搬器2が昇降レ
ール21から誘導レール9の末端部9aへと受け渡され
る。このようにして、搬器2が誘導レール9に受け渡さ
れると、昇降レール21が再び第2位置へと下降して、
上記した搬器受渡装置11による格納レール8から誘導
レール9への搬器受渡作用が繰り返される。
【0039】搬器受渡装置11により誘導レール9に受
け渡された搬器2は、誘導レール9に沿って設けたタイ
ヤ12…を正転駆動させることにより、誘導レール9上
を移動されて連結レール13へともたされる。連結レー
ル13にもたらされた搬器2は、タイヤ16…を正転駆
動させることにより、連結レール13から走行レール4
の入出庫部4aへと移動されて、走行レール4に支持さ
れる。このとき、通常時運転を行うことにより、搬器2
は、場内押送装置5b更に加速押送装置5cにより走行
レール4に支持された状態で通常時運転方向に押送され
ていき、更に、索条3により懸吊移送されていく。
【0040】このようにして、全搬器2…が格納庫7か
ら索道本線Pへと出庫される。出庫が完了すると、レー
ル連結器10を連結解除状態にして、つまり連結レール
13を連結解除位置へと上昇させることによって、通常
時運転を再開させることができる。
【0041】また、搬器2…を索道本線Pから格納庫7
に格納させる場合には、まず、非常時運転をして、搬器
2…を非常時運転方向に移送させて入出庫部4aへと進
行させると共に、連結レール13を連結位置へと下降さ
せて、走行レール4の入出庫部4aと誘導レール9の先
端部9aとを連結レール13を介して連結しておく。
【0042】そして、タイヤ12…,16…を逆転駆動
させて、場内押送装置5bにより非常時運転方向に押送
されて入出庫部4aに至った搬器2を、走行レール4か
ら連結レール13へ更に誘導レール9へと導き、誘導レ
ール9の末端部9bから搬器受渡装置11により格納レ
ール8へと受け渡す。すなわち、搬器2が誘導レール9
の末端部9aに至ると、昇降レール21が第1位置に上
昇されて、昇降レール21が誘導レール9に連結される
と共に、タイヤ33…が逆転駆動されて、当該搬器2が
誘導レール9から昇降レール21へと受け渡される。搬
器2が昇降レール21上に完全に支持されると、タイヤ
33…が停止して搬器2が昇降レール21に移動不能に
保持されると共に、昇降レール21が第2位置へと下降
して、昇降レール21が格納レール8の案内レール部分
81に連結される。昇降レール21が第2位置に位置さ
れると、タイヤ33…が逆転駆動されて、搬器2が昇降
レール21から案内レール部分81の先端部81aへと
受け渡される。なお、入出庫部4aから連結レール13
の先端部13aへの搬器移動は、走行輪2c…が上り傾
斜する連結片13d上を通過して行われるため、場内押
送装置5bによる押送力によっては困難な場合もある
が、かかる場合には、走行輪2c…を入出庫部4aから
連結レール13の先端部13aへと人為的に押し上げて
やればよい。このようにして、搬器2が案内レール部分
81に受け渡されると、昇降レール21が再び第1位置
へと上昇して、上記した搬器受渡装置11による誘導レ
ール9から格納レール8への搬器受渡作用が繰り返され
る。
【0043】搬器受渡装置11により案内レール部分8
1に受け渡された搬器2…は、チェンコンベア83及び
タイヤ84,85…を逆転駆動させることにより、案内
レール部分81から各格納レール部分82へと順次移動
されていき、最終的に全搬器2…が格納レール部分82
…に格納される。
【0044】このように走行レール4と格納レール8と
の上下方向位置が大きく異なっているにも拘わらず、両
レール4,8間を水平な誘導レール9及び昇降する昇降
レール21により接続して、索道本線Pと格納庫7との
間の搬器移送を水平状態で行うことができるから、誘導
レール9を緩傾斜とすべく長尺化する必要がないことと
も相俟って、上記した如く搬器移送をタイヤ等の移送装
置により機械的に行う場合は勿論、人為的に行う場合に
も、搬器2…の入出庫を極めて容易に行うことができ
る。しかも、走行レール4の入出庫部4aと格納庫7の
入出庫口7aとの位置関係を適当に設定することによ
り、誘導レール9を可及的に短くすることができるか
ら、搬器2…の入出庫を効率よく迅速に行うことができ
る。また、タイヤ等の移送装置を設ける場合にも、移送
装置が必要以上に大型化せず、その駆動力,強度も大き
くする必要がない。したがって、誘導レール9の支持構
造や架設スペースを大きくする必要がないこととも相俟
って、システム構造を小型化,簡略化することができ
る。さらに、入庫時と出庫時とで索道運転形態を異にし
て、走行レール4と格納レール8との間を接続する搬器
移送経路9,13,21を入出庫兼用としたから、レー
ル連結器やレール数を従来システム106に比して大幅
に削減することができ、システム構造を更に小型化,簡
略化することができる。
【0045】なお、本発明の構成は上記した形態に限定
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において、適宜に変更,改良することができる。例え
ば、上記した形態では、連結レール13と格納レール8
との間における搬器移動をタイヤ,チェンコンベアによ
り強制的,機械的に行うようにしたが、かかる強制的,
機械的な搬器移送手段の一部又は全部を人為的に行うよ
うにしてもよい。勿論、搬器移送手段の構成は任意であ
り、上記したタイヤ,チェンコンベアに限らない。
【0046】また、非常時運転を行い得ない索道等にあ
っては、従来システム106と同様に、誘導レール9を
2本(入庫専用レール及び出庫専用レール)とし、それ
らを走行レール4の異なる入出庫部に各別に連結させる
ようにしておいてもよい。但し、入庫時と出庫時とで搬
器2の向きが異なるため、格納レール8を従来システム
106における如き蛇行状としておくことが必要であ
る。
【0047】また、格納庫7は図16(B)に示す如
く、停留所1の上方に設置するようにしてもよい。さら
に、入庫又は出庫を非常時運転させつつ行うようにする
場合、非常時運転における搬器移送速度を一般的な保守
点検等のための速度より高くして、入出庫を更に効率よ
く行うように工夫しておいてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明の搬器入出庫システムによれば、索道本線と
格納庫との間における搬器移動を人為的に行うと否とに
拘わらず容易に行うことができ、搬器の入出庫を効率よ
く迅速に行うことができる。しかも、システム構造を従
来システムに比して大幅に小型化,簡略することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬器入出庫システムを装備した自
動循環式索道を示す平面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す詳細図である。
【図3】図2のIII−III線矢視図である。
【図4】図2の要部を拡大して示す詳細図である。
【図5】図4のV−V線断面図であり、A図はレール連
結器による連結状態を示し、B図は連結解除状態を示
す。
【図6】図4のVI−VI線断面図であり、A図はレール連
結器による連結状態を示し、B図は連結解除状態を示
す。
【図7】図1の要部を拡大して示す詳細図である。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視図であり、昇降レール
を第1位置にもたらした状態を示す。
【図9】昇降レールを第2位置にもたらした状態を示す
図8相当の矢視図である。
【図10】図1の要部を拡大して示す詳細図である。
【図11】図10のXI−XI線断面図である。
【図12】図10のXII−XII線断面図である。
【図13】図10のXIII−XIII線断面図である。
【図14】格納庫における搬器移送手段を示す平面図で
ある。
【図15】従来システムを示す図1対応の平面図であ
る。
【図16】停留所と格納庫との位置関係を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1…停留所、2…搬器、2a…ハンガアーム、2b…握
索機、2c…走行輪、2d…摩擦板、3…索条、3a…
滑車、4…走行レール、4a…入出庫部、5a…減速押
送装置、5b…場内押送装置、5c…加速押送装置、6
…搬器入出庫システム、7…格納庫、8…格納レール、
9…誘導レール、9a…誘導レールの先端部、9b…誘
導レールの末端部、10…レール連結器、11…搬器受
渡装置、12,16,33,83…タイヤ、13…連結
レール、13a…連結レールの先端部、13d…連結
片、13e…連結レールの末端部、14…連結レールの
支持フレーム、21…昇降レール、22…昇降レールの
支持フレーム、23…支柱、24…昇降機構、25…搬
器移送機構、26a,26b…脱輪防止機構、28…油
圧シリンダ、28a…ピストンロッド、29…チェン、
32…スプロケットホィール、35a,35b…ストッ
パ、35´a,35´b…ストッパ部、38a,38b
…レバー、39a,39b…引張バネ、40…走行レー
ルの支持フレーム、41a,41b…操作体、81…案
内レール部分、81a…案内レール部分の先端部(格納
レールの先端部)、82…格納レール部分、90…誘導
レールの支持フレーム、A…搬器到着領域、B…乗降領
域、C…搬器出発領域、P…索道本線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 停留所間において、搬器が索条によりこ
    れに握索された懸吊状態で移送され、各停留所におい
    て、当該停留所に到着した搬器が、索条から放索された
    上、走行レールに支持された状態で走行され、再び索条
    に握索されて当該停留所を出発するように構成された索
    道において、全搬器を、必要に応じて、一方の停留所と
    その外部下方又は上方に設置された格納庫との間に亘っ
    て入出庫移送させる搬器入出庫システムであって、 格納庫内に設けられており、搬器を走行自在に支持しう
    ると共に全搬器を格納しうる格納レールと、 停留所と格納庫との間に走行レールと略同一高さ位置に
    配して水平若しくは略水平に設けられており、搬器を走
    行自在に支持しうる誘導レールと、 走行レールの選択された一部である入出庫部と誘導レー
    ルの先端部との間を両レール間での搬器受け渡しを可能
    ならしめるべく連結する連結状態とその連結を解除する
    連結解除状態とに亘って動作自在なレール連結器と、 誘導レールの末端部と格納庫の入出庫口に位置する格納
    レールの先端部との間で搬器を受け渡す搬器受渡装置
    と、を具備しており、 搬器受渡装置が、搬器を走行自在に支持することがで
    き、誘導レールの末端部に搬器受け渡し自在に接続しう
    る第1位置と格納レールの先端部に搬器受け渡し自在に
    接続しうる第2位置とに亘って昇降自在に支持された水
    平な昇降レールと、昇降レールを上記両位置に亘って昇
    降させる昇降機構と、を具備するものであることを特徴
    する索道における搬器入出庫システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008137653A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Innova Patent Gmbh ロープウェー設備の搬器を留置き区域に留置くための装置
EP4470867A1 (de) * 2023-05-31 2024-12-04 Innova Patent GmbH Parkspeicher für seilbahnfahrzeug
EP4541681A1 (de) * 2023-10-16 2025-04-23 Innova Patent GmbH Stichparkgleisgarage für seilbahnfahrzeuge

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