JPH09152535A - 止水テープ、およびこれを用いた光ファイバケーブル - Google Patents

止水テープ、およびこれを用いた光ファイバケーブル

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JPH09152535A
JPH09152535A JP7312287A JP31228795A JPH09152535A JP H09152535 A JPH09152535 A JP H09152535A JP 7312287 A JP7312287 A JP 7312287A JP 31228795 A JP31228795 A JP 31228795A JP H09152535 A JPH09152535 A JP H09152535A
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JP
Japan
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water
absorbent resin
optical fiber
fiber cable
tape
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JP7312287A
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English (en)
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Toshikuni Seki
敏訓 関
Shinichi Saito
真一 斉藤
Takeo Shiono
武男 塩野
Hiroshi Nakamura
宏 中村
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを低下させ、かつ吸水性能を低下させ
ない止水テープおよびこの止水テープを用いた光ファイ
バケーブルを提供する。 【解決手段】 シート状基材11の片面または両面に、
吸水性樹脂とバインダとを混合した樹脂を長手方向に間
欠的に塗布することにより複数の吸水樹脂帯12,13
を設けた止水テープ。または、この様な止水テープの吸
水樹脂帯の長さの和Lと、前記スロット付スペーサの1
ピッチの長さをaとが、0.4a≦L≦0.85aであ
るスロット付スペーサを備えた光ファイバケーブル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用ケーブルや
電力ケーブル等の走水防止のために使用される止水テー
プ、および、本発明の止水テープを適用した光ファイバ
ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバケーブルや電力ケ
ーブルの保護層が破損して水が侵入してきた場合、その
走水を防止するために止水テープが施されていた。図5
に、従来より用いられている防水型光ファイバケーブル
の断面図を示す。テンションメンバ1を中心として、そ
の外周に6本のらせん状の溝部2を備えたスロット付ス
ペーサ3が設けられており、各々の溝部2には、4心光
ファイバを有するテープ心線4が積層されて配置された
り、介在5および介在対6が配置される。この様なスロ
ット付スペーサ3の外周に、止水テープをラップ巻きす
ることにより形成した押え巻き層7が設けられ、さらに
最外層には、シース8が被覆されており、この押え巻き
層7とシース8の間には、切裂き紐9が設けられてい
る。近年では、スロット付スペーサ3の外周に粗巻紐
(図示せず)を巻回してから、止水テープを縦添え巻き
して、押え巻き層7を形成し、さらにシース8を設ける
光ファイバケーブルも実用化されている。
【0003】そして、前述の押え巻き層7としてスロッ
ト付スペーサ3上に巻回される止水テープは、不織布シ
ート等の基材上に、粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂と
バインダとの混合物を塗布したもの、さらにその上を不
織布シート等からなるカバー材で覆われているもの、あ
るいは、不織布シート等の基材の両面に、粉末状あるい
は粒状の吸水性樹脂とバインダとの混合物を塗布したも
のなどが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
は吸水性樹脂の吸水性が向上してきているので、従来の
製品よりコストが低く、かつ吸水性能は低下しない止水
テープが望まれている。
【0005】以上の点に鑑み本発明は、コストを低下さ
せ、かつ吸水性能を低下させない止水テープおよびこの
止水テープを用いた光ファイバケーブルを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の止水テープは、
シート状基材の片面または両面に、吸水性樹脂とバイン
ダとを混合した樹脂を長手方向に間欠的に塗布すること
により複数の吸水樹脂帯を設けたことを要旨とする。
【0007】以下、本発明の各構成をより詳細に説明す
る。本発明でシート状基材は、ケーブル等に巻回するた
めに十分な強度および可とう性を有するものが望まし
い。したがって、合成樹脂フィルムや合成繊維からなる
織物、不織布シートが好適であり、より具体的には、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリエステル、アクリルの長
繊維不織布シートが好適である。
【0008】また、吸水樹脂帯に用いられる吸水性樹脂
は、粉末状あるいは粒状で、水と接触すると直ちに膨潤
して、優れた吸水能力を発揮するものが好ましい。例え
ば、アクリル酸塩系架橋物、酢酸ビニル・アクリル酸エ
ステル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール・無水
マレイン酸塩反応物、イソブチレン・マレイン酸共重合
体架橋物、アクリル酸塩・アクリルアミド共重合体、ポ
リエチレンオキサイド変性物などを挙げることができ
る。これらは、単体として、あるいは、数種類を混合し
て使用する。さらに、吸水性樹脂1g当たり、10ml
以上の水分を吸収するのが望ましい。
【0009】前述の吸水性樹脂と混合するバインダとし
ては、吸水樹脂帯をシート状基材に密着させ、吸水樹脂
帯の脱落を防止する働きを有する。この様なバインダと
しては、合成樹脂または合成ゴムからなるものが好まし
く、具体的には、アクリル系樹脂、ポリウレンタン系樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エチレン系共重合体樹
脂、ポリアマイド樹脂、シリコーン樹脂、ポリイソブチ
レン、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン・プロピレ
ンゴム、シリコーンゴムなどが好適である。
【0010】そして、その配合量は、前述のバインダ1
00重量部に対し、吸水性樹脂20〜2000重量部が
好ましい。配合量が20重量部未満では、止水効果が十
分発揮されず、2000重量部を越えると基材から吸水
性樹脂が脱落するおそれがある。
【0011】吸水性樹脂およびバインダ以外に吸水樹脂
帯に配合されるものとしては、バインダを溶解するため
の有機溶剤やシート状基材との接着性を向上させるため
の熱可塑性樹脂、その他、架橋剤、加硫剤、防錆剤、湿
潤剤、難燃剤などが考えられる。
【0012】本発明の吸水樹脂帯は、前述のような材料
からなる樹脂をシート状基材の長手方向に間欠的に塗布
することにより、吸水樹脂帯と吸水樹脂が付着していな
い部分とが交互に設けられ、丁度、縞模様(ゼブラ模
様)状となるように構成される。
【0013】本発明において、シート状基材の片面また
は両面に設けられる吸水樹脂帯上に、前述のシート状基
材に用いられる材質とほぼ同様の材質からなり、かつ、
水分の透過性、浸透性に優れた、カバー材が貼り付けら
れても良い。吸水樹脂帯をカバー材で覆うことにより、
ケーブルなどに巻回した時にシート状基材と吸水樹脂帯
とが重なりあってしまう箇所の接着を防止し、さらに、
止水テープを巻回する際の作業性を向上させることがで
きる。
【0014】本第2の発明の光ファイバケーブルは、前
述のような止水テープを押え巻き層に用いたことを要旨
とする。ここでいう、押え巻き層とは、スロット付スペ
ーサ型、グルーブ型、マルチスロット型などの光ファイ
バケーブルの光ファイバコアより外周かつシースより内
周に位置し、止水テープを縦添え巻または横巻きまたは
らせん状に巻回して形成した層を示す。しかしながら、
前に挙げた形状の光ファイバケーブルにとくに限定され
るものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】図1,2に、本発明の止水テープ
10の好ましい実施の一形態を示す。ポリエステル樹脂
の不織布シートからなるシート状基材11に、粒状のア
クリル酸塩からなる吸水性樹脂とブチルゴムからなるバ
インダなどを混合してなる樹脂を塗布乾燥して、不連続
な複数の吸水樹脂帯12…,13…を設けた。
【0016】また、図3,4に本発明の光ファイバケー
ブルのうちスロット型の一例を示す。図5との同一部材
には、同一符号を付す。中央にテンションメンバ1を配
置するスロット付スペーサ3には、6本のらせん状の溝
部2が設けられ、この溝部2には、積層されたテープ心
線4または介在5およびメタル介在対6が配置されてい
る。このスロット付スペーサ3の外周には、吸水樹脂帯
を備えた止水テープ10が基材を外側とするようにらせ
ん状(図3)または縦添え(図4)に巻回され、押え巻
き層7を構成する。押え巻き層7の外周にはシース8が
設けられている。
【0017】この様な止水テープをスロット付スペーサ
型光ファイバケーブルに用いる場合には、吸水樹脂帯の
長さは、それぞれの長さについては特に限定されない
が、各吸水樹脂帯の長さの和、すなわち、各吸水樹脂帯
をl1 ,l2 ‥‥li とすると、その和Lは、以下の式
で表される。
【0018】
【式1】 そして、スペーサの溝部が一周したとき(1ピッチ)の
スペーサの長さをaとすると、吸水樹脂帯の長さの和L
とスペーサ1ピッチの長さaとの関係は、0.4a≦L
≦0.85aを満たすのが好ましい。その理由は、Lが
0.4a未満の場合は、吸水性能が十分ではなく、押え
巻き層として巻回したときにしわが発生するおそれがあ
り、Lが0.85aを越えても吸水性能がそれ以上向上
しないにもかかわらずコスト高となるという欠点があ
る。さらに好ましい範囲は、0.5a≦L≦0.75a
である。その理由は、スロット付スペーサの各溝部に対
し、少なくとも一部は吸水樹脂帯表面が接触するため、
吸水性能が著しく変化しないためである。また、本発明
では、スロット付スペーサの1ピッチ分の長さに配置さ
れる吸水樹脂帯は単数でも複数でも良い。
【0019】
【実施例】
[実施例1〜5、比較例1〜5]ポリエステル樹脂製の
不織布シートからなるシート状基材の片面に、粉末状の
アクリル酸塩からなる吸水性樹脂70重量部に対し、ブ
チルゴムからなるバインダ30重量部を混合したものを
塗布し、縞状の吸水樹脂帯を形成した。この様な止水テ
ープを100心タイプスロット型ケーブルの外径10m
mのスロット付スペーサ外周にシート状基材が外側とな
るように巻回して押え巻き層とし、さらにシースを設け
て外径16mmとした。スペーサの溝部のピッチは50
0mmであり、止水テープの吸水樹脂帯の長さ、幅は表
1の通りとした。
【0020】これらの実施例および比較例の止水テープ
について、L型走水試験を行った。L型走水試験とは、
透明のパイプの一方にL字型接続管を接続し、さらにL
字型接続管の先端に約7mの長さの止水テープを遮水テ
ープを用いて固定する。そして、透明パイプを鉛直に立
て、着色人工海水を常時高さ1mとなるまで入れ、24
時間放置した後の走水長さを測定した。
【0021】
【表1】 吸水樹脂帯の長さの和Lが0.4a≦L≦0.85aの
範囲内にある実施例1〜5は十分な吸水性能を示してお
り、L>0.85aの比較例2,4,5も十分な吸水性
能を有するが、吸水樹脂帯が増加している割には吸水性
能は増加していない。L<0.4aの比較例1および3
は、押え巻き層にしわが発生し、吸水性能も十分とはい
えない。
【0022】
【発明の効果】本発明の止水テープは、単位長さ当たり
の吸水性樹脂量を削減したため、吸水性能は低下させず
に、コストを低下させることができる。また、この様な
止水テープを光ファイバケーブルの押え巻き層に用いる
ことにより、外観不良の発生が少なく、品質の安定した
光ファイバケーブルを提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の止水テープの一例を示す図。
【図2】 本発明の止水テープの一例を示す図。
【図3】 本発明の光ファイバケーブルの一例を示す
図。
【図4】 本発明の光ファイバケーブルの一例を示す
図。
【図5】 スロット型光ファイバケーブルの断面図。
【符号の説明】
10……止水テープ 11……シート状基材 12,13……吸水樹脂帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/12 B32B 27/12 (72)発明者 塩野 武男 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 中村 宏 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状基材の片面または両面に、吸水性
    樹脂とバインダとを混合した樹脂を長手方向に間欠的に
    塗布することにより複数の吸水樹脂帯を設けたことを特
    徴とする止水テープ。
  2. 【請求項2】前記請求項1の止水テープを押え巻き層に
    用いたことを特徴とする光ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】スロット付スペーサの外周に止水テープに
    よる押え巻き層を有する光ファイバケーブルにおいて、 前記止水テープが、シート状基材の片面または両面に、
    吸水性樹脂とバインダとを混合した樹脂を長手方向に間
    欠的に塗布することにより複数の吸水樹脂帯を設けたも
    のであって、かつ、前記吸水樹脂帯の長さの和Lと、前
    記スロット付スペーサの1ピッチの長さをaとが、0.
    4a≦L≦0.85aであることを特徴とする光ファイ
    バケーブル。
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