JPH09155702A - 有底円筒状成形体の研削装置及び研削方法 - Google Patents
有底円筒状成形体の研削装置及び研削方法Info
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Abstract
干渉を起こさない有底円筒状成形体の研削装置及び研削
方法を提供する。又、内長にばらつきのある成形体を研
削する場合でも管底部に肉厚変動が生じず、かつ、成形
体の軸と成形体保持体の軸とを一致させなくても成形体
の成形体保持体への装着が可能であるとともに、成形体
を破損する危険がない有底円筒状成形体の研削装置及び
研削方法を提供する。 【解決手段】 円筒部研削面及び当該管底部研削面を同
一の研削砥石に形成する、又、有底円筒状成形体の開口
端面を支持するリング状部材及び一端が主軸ヘッドに支
持され、他端が上記リング状部材を支持する弾性部材
を、成形体保持体の周面に設け、上記成形体保持体は、
その両端部近傍に開口部を有する空気通過孔を有し、上
記主軸ヘッド側の開口部が空気吸引手段及び圧縮空気導
入手段に連結され、上記弾性部材が開口端面を押す力
を、空気吸引手段が有底円筒状成形体を吸引する力より
小さくする。
Description
から成る有底円筒状成形体の表面研削を行う研削装置及
び研削方法に関する。
形体は、その用途により、表面を平滑に仕上げることが
必要とされる場合がある。例えばナトリウム−硫黄電池
のβ−アルミナ管は、電池寿命、電池特性、機械的強度
等の観点から、その表面に平滑処理を施すことが好まし
い。
われるが、従来、有底円筒状成形体の表面研削は、2台
の装置を用いて管底部と円筒部をそれぞれ加工するか、
又は、例えば図10(a)又は(b)に示すような研削
装置が用いて行われていた。図10(a)及び(b)に
おいて、研削装置1は、研削部2及び成形体保持部3か
ら成る。研削部2は、砥石ヘッド4の両側に円盤状の円
筒部研削用砥石5及び管底部研削用砥石6が、軸7を介
して取り付けられた構造をしている。研削面は、円筒部
研削用砥石5の周面8、及び管底部研削用砥石6の円盤
辺縁部に全周に渡って設けた切欠部9の表面10によっ
て形成される。一方、成形体保持部3は、主軸ヘッド1
1に円柱状の成形体保持体12を取り付けて成る。な
お、成形体保持体12は、その内部に、両端に開口部1
3を有する空気吸引孔14を備える。
石6は、砥石ヘッド4の作動により、軸7を中心に回転
を行う。一方、成形体保持体12は、主軸ヘッド11の
作動により、成形体保持体12の中心軸を中心に回転を
行う。
は、図11に示すように、有底円筒状成形体15の筒状
部内に成形体保持体12を挿入して、成形体15を成形
体保持体12に装着する。この際、主軸ヘッド側より空
気吸引孔14を介して空気の吸引を行うことにより、成
形体15の成形体保持体12への装着を強固なものとし
ている。なお、成形体開口端面16と成形体保持体12
の主軸ヘッド側に設けたフランジ17との間にはゴムリ
ング18が配置されており、空気吸引により成形体開口
端面16がゴムリング18に押しつけられるため、成形
体保持体12の回転の際に成形体15が空回りするとい
う事態を回避することができる。
削用砥石6、及び成形体15を回転させた状態で、成形
体15をその中心軸と平行に移動させながら、成形体表
面を研削砥石5、6の研削面8、10に押しつけること
により行われる。成形体15の円筒部外周面19は円筒
部研削用砥石5によって、管底部外面20は管底部研削
用砥石6によってそれぞれ研削される。なお、円筒部外
周面19の研削と管底部外面20の研削は、それぞれ別
個に行われる。又、成形体15の移動や研削の度合い
は、成形体保持体12の全長を基準に自動的に制御さ
れ、機械的に行われる。
の成形体保持体12への着脱は、着脱装置(図示せ
ず。)を用いて行われる。即ち、グリッパーで成形体1
5の周面を挾持した状態で、グリッパーを機械的に移動
し、成形体保持体12に成形体15を装着する。
の研削装置1においては、砥石ヘッド4の両側に円筒部
研削用砥石5及び管底部研削用砥石6が別個に設置され
ていたため、一方の研削砥石を用いて研削を行っている
ときに、主軸ヘッド11や成形体15が他方の研削砥石
と接触しないようにする必要があり、そのため、装置の
構成上多くの制約があった。又、これらの制約のため、
成形体の寸法によっては、研削加工を施すことが実質的
に不可能となる場合もあった。
においては、成形体15の全長LWが両研削面8、10
の間の距離LGより大きい場合は、成形体15の開口端
部近傍の円筒部外周面を研削しようとすると、成形体1
5の先端部が管底部研削用砥石6に接触するため、円筒
部外周面全面に研削加工を施すことが不可能であった。
装置に共通する問題として、管底部研削用砥石6の半径
RBと円筒部研削用砥石5の半径RCとの差の絶対値が、
主軸ヘッド11の半径RAより小さい場合には、主軸ヘ
ッド11と研削砥石5又は6が接触する可能性があっ
た。
体15を成形体保持体12に吸着保持することにより成
形体開口端面16をゴムリング18に押しつけて、成形
体開口端面16をゴムリング18に固定していた。従っ
て、常に、成形体15の管底部と成形体保持体12の先
端部との間に空間21が生じるようにしなければならな
かった。成形体15の管底部と成形体保持体12の先端
部とを接触させると、成形体開口端面16をゴムリング
18に押しつけることが不可能となり、従って、研削の
際に成形体15が空回りしたり、成形体15が、成形体
15と成形体保持体12との間のクリアランスに相当す
る分片寄ったりする結果、成形体15に研削傷が発生し
たり、クラックが発生するおそれがあるからである。
15の移動や研削の度合いは、成形体保持体12の全長
を基準に自動的に制御されるため、成形体15の管底部
と成形体保持体12の先端部との間に空間21を設ける
場合は、内長にばらつきのある成形体15を成形体保持
体12に装着した場合にも、成形体保持体12の全長を
基準に研削が行われることとなり、成形体15の内長に
応じて、管底部の肉厚が変動するという問題があった。
形体15の成形体保持体12への着脱は成形体15をグ
リッパー(図示せず。)で挾持した状態で行われていた
ため、挾持する強度が強すぎると成形体15が破損し、
挾持する強度が弱すぎると、成形体15と成形体保持体
12とのクリアランスが小さいことから、グリッパーが
成形体外周面をスリップして装着ができない等、挾持す
る強度の調節が容易ではなかった。又、上述のように、
成形体15と成形体保持体12とのクリアランスが小さ
いため、成形体15の軸と成形体保持体12の軸とをほ
ぼ一致させた状態でグリッパーを移動させなければなら
ないが、両者の軸を一致させることは困難であり、研削
工程の効率化を図る上で妨げとなっていた。
合を解消し、研削中に主軸ヘッドや成形体と研削砥石と
が干渉を起こさない有底円筒状成形体の研削装置及び研
削方法を提供することを目的とする。又、内長にばらつ
きのある成形体を研削する場合でも管底部に肉厚変動が
生じず、かつ、成形体の軸と成形体保持体の軸とを一致
させなくても成形体の成形体保持体への装着が可能であ
るとともに、成形体を破損する危険がない有底円筒状成
形体の研削装置及び研削方法を提供することを目的とす
る。
する円盤形状の研削砥石及びその研削砥石を回転させる
砥石ヘッドから成る研削部を備え、上記研削砥石に形成
された円筒部研削面及び管底部研削面により有底円筒状
成形体の筒上部外周面及び管底部外面をそれぞれ研削す
る有底円筒状成形体の研削装置であって、円筒部研削面
及び当該管底部研削面を同一の研削砥石に形成した有底
円筒状成形体の研削装置が提供される。上記の研削装置
において、有底円筒状成形体を回転させる主軸ヘッドを
備え、管底部研削面が、上記研削砥石の上記主軸ヘッド
側の面近傍に位置する周面部分、及びその面の辺縁部を
全周に渡って切り欠いて形成した所定の曲率半径(R)
を有する凹部の表面から成り、円筒部研削面が、研削砥
石の周面の他方の面近傍に位置する部分から成ることが
好ましい。
の研削を行う研削部、及び、円柱状の成形体保持体と、
成形体保持体をその一端にて支持するとともに回転させ
る主軸ヘッドから成り、有底円筒状成形体内部に上記成
形体保持体を挿入することにより上記有底円筒状成形体
を保持する成形体保持部とを備えた有底円筒状成形体の
研削装置であって、さらに、有底円筒状成形体の開口端
面を支持するリング状部材及び一端が上記主軸ヘッドに
支持され、他端が上記リング状部材を支持する弾性部材
を、上記成形体保持体の周面に備え、上記成形体保持体
は、その両端部近傍に開口部を有する空気通過孔を有
し、上記の主軸ヘッド側の開口部が空気吸引手段及び圧
縮空気導入手段に連結され、上記弾性部材が当該開口端
面を押す力が、上記空気吸引手段が有底円筒状成形体を
吸引する力より小さい有底円筒状成形体の研削装置が提
供される。上記の研削装置において、弾性部材はバネ又
はゴムであることが好ましい。又、成形体保持体の先端
部近傍に有底円筒状成形体を支持するためのゴム製部材
を備えることが好ましい。
の研削を行う研削部、及び、円柱状の成形体保持体と、
成形体保持体をその一端にて支持するとともに回転させ
る主軸ヘッドから成り、有底円筒状成形体内部に上記成
形体保持体を挿入することにより上記有底円筒状成形体
を保持する成形体保持部とを備えた有底円筒状成形体の
研削装置であって、さらに、有底円筒状成形体の開口端
面を支持するリング状部材及び一端が上記主軸ヘッドに
支持され、他端が上記リング状部材を支持する弾性部材
を、上記成形体保持体の周面に備え、上記成形体保持体
は、その両端部近傍に開口部を有する空気吸引孔、並び
にその上記主軸ヘッド側の端部近傍、及び周面に開口部
を有する空気導入孔を有し、上記空気吸引孔の当該主軸
ヘッド側の開口部は空気吸引手段に連結され、上記空気
導入孔の主軸ヘッド側の開口部は圧縮空気導入手段に連
結され、成形体保持体に有底円筒状成形体を装着した状
態において、成形体保持体の先端部近傍に有底円筒状成
形体を支持するために設けたゴム製部材が、上記空気吸
引孔と空気導入孔との連通を遮断する有底円筒状成形体
の研削装置が提供される。
宜な厚みを有する円盤形状の研削砥石及びその研削砥石
を回転させる砥石ヘッドから成り、上記研削砥石に形成
された円筒部研削面及び管底部研削面により有底円筒状
成形体の筒上部外周面及び管底部外面をそれぞれ研削を
行い、管底部研削面が、上記研削砥石の上記主軸ヘッド
側の面近傍に位置する周面部分、及び上記の面の辺縁部
を全周に渡って切り欠いて形成した所定の曲率半径
(R)を有する凹部の表面から成り、上記円筒部研削面
が、上記研削砥石の周面の他方の面近傍に位置する部分
から成ることが好ましい。
置を用いた有底円筒状成形体の研削方法が提供される。
上記の研削方法において、有底円筒状成形体の管底部外
面を研削した後に、管底部側から開口端部側に向かって
有底円筒状成形体の筒上部外周面を研削することが好ま
しい。又、空気通過孔又は空気吸引孔より空気を吸引し
つつ、有底円筒状成形体の成形体保持体への装着、及び
有底円筒状成形体の研削を行い、前記空気通過孔又は空
気導入孔より圧縮空気を導入しつつ、有底円筒状成形体
を成形体保持体から取り外すことが好ましい。
筒部研削面及び管底部研削面は同一の研削砥石に形成さ
れる。従って、円筒部研削面と管底部研削面をそれぞれ
別の研削砥石に形成した従来の研削装置のように、研削
中に主軸ヘッドや成形体と研削砥石とが干渉を起こすこ
とがなく、装置の構成上及び成形体の寸法における制約
を回避することができ、ひいては、研削装置の製造コス
トの低減を図ることができる。
削砥石の一例を示す。図2に示す研削砥石30におい
て、管底部研削面33は、例えば研削砥石30の周面の
うちいずれか一方の面側に位置する部分、及びその面の
辺縁部を全周に渡って切り欠いて形成した所定の曲率半
径(R)を有する凹部31の表面により形成される。
又、円筒部研削面32は、例えば研削砥石30の周面の
他方の面側に位置する部分により形成される。なお、曲
率半径(R)の大きさは、成形体の管底部の曲率半径
(R)によって定められる。
合、まず、成形体の管底部外面を研削した後、成形体を
移動することにより、管底部側から開口端部側に向かっ
て、筒上部外周面の研削を行う。従って、従来の研削装
置に比べ、研削工程における成形体の移動距離を小さく
することができ、研削工程に要する時間を短縮すること
ができる。又、吸引により成形体に作用する力の向き
と、成形体の移動により成形体にかかる力の向きが同じ
であるため、吸着保持効果を損わずに研削ができるとい
う利点もある。
の研削装置は、図3(a)及び(b)に示すように、成
形体15の開口端面16を支持するリング状部材34及
び一端が主軸ヘッド11に支持され、他端が上記リング
状部材34を支持する弾性部材35を、成形体保持体1
2の周面に備える。さらに、成形体保持体12は、その
両端部近傍に開口部13を有する空気通過孔36を有
し、主軸ヘッド11側の開口部13が空気吸引手段及び
圧縮空気導入手段に連結されている。
気を吸引することにより成形体15を成形体保持体12
に保持すると同時に、弾性部材35が成形体15の開口
端面16を、吸引方向と逆方向に押し付けるため、成形
体15の管底部と成形体保持体12の先端部とが接触し
た状態で、成形体15の開口端面16を支持することが
可能となる。そのため、研削の際の成形体15の空回り
等による成形体15の破損を防止することができるとと
もに、内長にばらつきのある成形体を研削する場合でも
管底部に肉厚変動が生じるのを防ぐことができる。
ることが好ましいが、弾性部材35が成形体15の開口
端面16を押し返す力が、空気吸引手段の成形体を吸引
する力より小さいことが必要であり、適宜なバネ定数又
は圧縮性を有するバネ又はゴムを選択することが必要で
ある。又、リング状部材34の成形体開口端部と接触す
る面は、ゴム、樹脂等の材質から成ることが好ましい。
の際にも、空気吸引手段による吸引を行うことにより、
成形体保持体12の先端部を成形体15の開口部に挿入
するのみで成形体15の装着を行うことができる。従っ
て、成形体15の軸と成形体保持体12の軸とを一致さ
せなくても成形体15を容易に装着することができ、従
って、グリッパーによる成形体15の挾持も不要とな
り、成形体15を破損する危険がなくなるとともに、成
形体15の着脱装置も簡易なもので済むため、研削工程
にかかるコストを低減することができる。
より、空気通過孔36を介して圧縮空気を導入すること
により、成形体15の成形体保持体12からの取り外し
を容易に行うことができる。
12は、図4(a)及び(b)に示すように、その先端
部近傍に有底円筒状成形体を支持するためのゴム製部材
37を備えることが好ましい。ゴム製部材37を設ける
ことにより、成形体管底部と成形体保持部とのスリップ
を防止することができる。又、成形体の管底部と成形体
保持体12の先端部との接触により、成形体が破損する
可能性を回避することができる。
が空気の吸引と導入の両方の用途に使用されていたが、
空気吸引孔と空気導入孔を別個に設けてもよい。
段としては、例えば、コンプレッサー等が用いられ、空
気吸引手段としては、例えば、真空ポンプ等が用いられ
る。
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限られ
るものではない。
有するナトリウム−硫黄電池用ベータアルミナ管成形体
の研削を行った。外径が47.5mm、内径が43.0
mm、内長が430mm、管底肉厚が5mmの成形体
を、外径が47.0mm、管底肉厚が3mmとなるよう
に研削をおこなった。なお、研削を行った成形体は、内
径が42.8mmのマンドレルを用いて、乾式CIP成
形装置を用いて製造したものである。
す。研削装置1は、研削部2、成形体保持部3から成
り、成形体着脱機構40を備える。
びその研削砥石を回転させる砥石ヘッド4から成る。研
削砥石30には、円筒部研削面32及び管底部研削面3
3が一体的に形成されている。管底部研削面33は、研
削砥石の周面のうち、成形体保持部3の主軸ヘッド11
側の面近傍の部分、及びその面の辺縁部を全周に渡って
切り欠いて形成した曲率半径(R)47.0mmの凹部
9の表面10から成る。一方、円筒部研削面32は、研
削砥石30の周面のうち他方の面側に位置する部分から
成る。砥石ヘッド4は、軸7を駆動させることにより、
45m/min.の周速(1685rpm)で研削砥石
30を回転させる。
径が42.9mmの円柱状の成形体保持体12を取り付
けて成り、成形体保持体12は、その内部に、両端に開
口部13を有する空気通過孔14を備える。空気通過孔
14の主軸ヘッド11側の開口部13は、三方弁(図示
せず。)を介して、真空ポンプ(図示せず。)及びコン
プレッサー(図示せず。)に連結されている。又、成形
体保持体12は、その主軸ヘッド11側周面に、ゴム製
のリング状部材44及び体積収縮が可能な独立気泡内在
ゴム45を有する。
500rpmで回転させる。リング状部材44は装着し
た成形体の開口端面を支持し、独立気泡内在ゴム45
は、一端において主軸ヘッド11に支持されるととも
に、他端においてリング状部材44を支持する。独立気
泡内在ゴム45は、0.5mmまでの成形体の内長変動
に対応が可能である。
6と成形体取り出し部47、及びプッシャー48から構
成される。
し垂直方向にのみ移動が可能である。成形体保持部3
は、成形体保持体12の軸に対し平行にのみ移動が可能
である。又、成形体着脱機構40は、成形体保持体12
の軸に対し垂直、平行の両方向に移動が可能である。な
お、本例に用いた研削装置による研削においては、成形
体の成形体保持部への着脱、成形体の研削等はすべてN
Cプログラムにより自動的に行われる。
た。乾式CIP成形装置で成形した成形体をコンベア
(図示せず。)で搬送し、移載装置(図示せず。)で、
図5に示すように成形体着脱機構40の成形体装着部4
6に移載した。次に、図6に示すように、成形体15の
開口端部が成形体保持体12の先端に密接する位置ま
で、成形体15をプッシャー48で押し出した。同時に
成形体保持体12の空気通過口14を介して、真空ポン
プによる空気吸引を開始し、成形体15を成形体保持体
12に装着した。なお、この状態において、成形体15
の管底部内面は、成形体保持体12の先端部と接触す
る。
形体保持部3の主軸ヘッド11を回転させるとともに、
成形体保持部3を移動させ、成形体15を所定の研削開
始位置に配置した。次に、回転している研削砥石30を
成形体15に近づけ、研削砥石30の管底部研削面32
の中心軸Aが成形体保持体12の中心軸に一致する位置
に配置した。図7に示すように、成形体保持部3を研削
砥石30の方向に徐々に移動しながら、研削砥石30の
管底部研削面33で成形体の管底部外面の研削を行っ
た。研削開始位置から、成形体15の管底部外面が研削
砥石30に接触するまでのエアーカット量は1mmであ
った。又、研削中の成形体保持部12の移動速度は80
mm/minであった。なお、成形体着脱機構40への
研削屑の付着を防止するため、研削は、成形体着脱機構
40を成形体保持部3と反対の方向へ移動させた状態で
行った。又、成形体着脱機構40を、成形体保持体3の
軸に対し垂直方向に移動させ、成形体取り出し部47を
成形体保持体12の中心軸の延長上に配置した。
研削面32を所定の研削開始位置に配置した。成形体1
5の円筒部外周面の研削は、成形体15を1500mm
/min.で移動させることにより、図8に示すよう
に、管底部近傍から開口部へ向かって行った。
2を元の位置に戻すとともに、成形体保持部2の主軸ヘ
ッド11の回転を停止した。
から取り外した。三方弁をコンプレッサー側に切り替
え、空気通過口14から圧縮空気を導入し、図9に示す
ように成形体着脱機構40の成形体取り出し部47に研
削後の成形体15を押し出した。なお、成形体取り出し
部47と成形体15とが接触する部位は、スポンジ上に
ビニールシートを覆って形成されているため、成形体1
5の押し出しの際に成形体15が受ける衝撃を緩和でき
るとともに、成形体15の移動の際の摩擦を小さくして
いる。
400本の成形体を研削した結果、研削後の成形体の管
底部肉厚の平均値(X)は3.01mmであり、ばらつ
き(σn-1)は0.04mmであった。又、円筒部外径
の平均値(X)は46.99mm、ばらつき(σn-1)
は0.01mmであった。また、研削に起因するキズや
クラックの発生は見られなかった。
底部研削面は同一の研削砥石に形成されているため、研
削中に主軸ヘッドや成形体と研削砥石とが干渉を起こす
ことがなく、従来のような装置の構成上及び成形体の寸
法における制約を回避することができる。従って、研削
装置の製造コストの低減を図ることができるとともに、
研削工程における成形体の移動距離を小さくすることが
でき、研削工程に要する時間を短縮することができる。
たことにより、成形体管底部と成形体保持体先端とが接
触した状態で、成形体の開口端面を支持することが可能
となり、従って、内長にばらつきのある成形体を研削す
る場合でも管底部に肉厚変動が生じるのを防ぐことがで
きる。
より成形体を成形体保持体に装着するため、成形体の軸
と成形体保持体の軸とを一致させなくても成形体を容易
に装着することができ、従って、グリッパーによる成形
体の挾持も不要となり、成形体を破損する危険がなくな
るとともに、成形体の着脱装置も簡易なもので済むた
め、研削工程にかかるコストを低減することができる。
を示す平面図である。
られる研削砥石の一例を示す斜視図である。
の一例における、有底円筒状成形体の成形体保持体への
装着状態を示す説明図である。(b)本発明の有底円筒
状成形体の研削装置の他の例における、有底円筒状成形
体の成形体保持体への装着状態を示す説明図である。
持体の一例を示す説明図である。(b)先端部にゴム製
部材を設けた成形体保持体の他の例を示す説明図であ
る。
を用いて、有底円筒状成形体を成形体保持部に装着する
工程を示す説明図である。
を用いて、有底円筒状成形体を成形体保持部に装着する
工程を示す説明図である。
を用いて、有底円筒状成形体の管底部外面を研削する工
程を示す説明図である。
を用いて、有底円筒状成形体の筒状部外周面を研削する
工程を示す説明図である。
おいて、有底円筒状成形体を成形体保持部より取り外す
工程を示す説明図である。
一例を示す平面図である。(b)従来の有底円筒状成形
体の研削装置の他の例を一部を示す平面図である。
る、有底円筒状成形体の成形体保持体への固定方式の一
例を示す断面図である。
・成形体保持部、4・・・砥石ヘッド、5・・・円筒部研削用
砥石、6・・・管底部研削用砥石、7・・・軸、8・・・円筒部
研削用砥石の周面、9・・・切欠部、10・・・切欠部の表
面、11・・・主軸ヘッド、12・・・成形体保持体、13・・
・開口部、14・・・空気吸引孔、15・・・有底円筒状成形
体、16・・・有底円筒状成形体の開口端面、17・・・フラ
ンジ、18・・・ゴムリング、19・・・円筒部外周面、20
・・・管底部外面、21・・・空間、30・・・研削砥石、31・
・・凹部、32・・・円筒部研削面、33・・・管底部研削面、
34・・・リング状部材、35・・・弾性部材、36・・・空気
通過孔、37・・・ゴム製部材、38・・・空気吸引孔、39
・・・空気導入孔、40・・・成形体着脱機構、44・・・リン
グ状部材、45・・・独立気泡内在ゴム、46・・・成形体装
着部、47・・・成形体取り出し部、48・・・プッシャー。
Claims (10)
- 【請求項1】 適宜な厚みを有する円盤形状の研削砥石
及び当該研削砥石を回転させる砥石ヘッドから成る研削
部を備え、 当該研削砥石に形成された円筒部研削面及び管底部研削
面により有底円筒状成形体の筒上部外周面及び管底部外
面をそれぞれ研削する有底円筒状成形体の研削装置であ
って、 当該円筒部研削面及び当該管底部研削面を同一の研削砥
石に形成したことを特徴とする有底円筒状成形体の研削
装置。 - 【請求項2】 当該有底円筒状成形体を回転させる主軸
ヘッドを備え、 当該管底部研削面が、当該研削砥石の当該主軸ヘッド側
の面近傍に位置する周面部分、及び当該面の辺縁部を全
周に渡って切り欠いて形成した所定の曲率半径(R)を
有する凹部の表面から成り、 当該円筒部研削面が、当該研削砥石の周面の他方の面近
傍に位置する部分から成る請求項1に記載の有底円筒状
成形体の研削装置。 - 【請求項3】 有底円筒状成形体の研削を行う研削部、
及び円柱状の成形体保持体と、当該成形体保持体をその
一端にて支持するとともに回転させる主軸ヘッドから成
り、有底円筒状成形体内部に当該成形体保持体を挿入す
ることにより当該有底円筒状成形体を保持する成形体保
持部、 とを備えた有底円筒状成形体の研削装置であって、 さらに、有底円筒状成形体の開口端面を支持するリング
状部材及び一端が当該主軸ヘッドに支持され、他端が当
該リング状部材を支持する弾性部材を、当該成形体保持
体の周面に備え、 当該成形体保持体は、その両端部近傍に開口部を有する
空気通過孔を有し、 当該主軸ヘッド側の開口部が空気吸引手段及び圧縮空気
導入手段に連結され、 当該弾性部材が当該開口端面を押す力が、当該空気吸引
手段が有底円筒状成形体を吸引する力より小さいことを
特徴とする有底円筒状成形体の研削装置。 - 【請求項4】 当該弾性部材がバネ又はゴムである請求
項3に記載の有底円筒状成形体の研削装置。 - 【請求項5】 当該成形体保持体の先端部近傍に有底円
筒状成形体を支持するためのゴム製部材を備えた請求項
3又は4に記載の有底円筒状成形体の研削装置。 - 【請求項6】 有底円筒状成形体の研削を行う研削部、
及び円柱状の成形体保持体と、当該成形体保持体をその
一端にて支持するとともに回転させる主軸ヘッドから成
り、有底円筒状成形体内部に当該成形体保持体を挿入す
ることにより当該有底円筒状成形体を保持する成形体保
持部、 とを備えた有底円筒状成形体の研削装置であって、 さらに、有底円筒状成形体の開口端面を支持するリング
状部材及び一端が当該主軸ヘッドに支持され、他端が当
該リング状部材を支持する弾性部材を、当該成形体保持
体の周面に備え、 当該成形体保持体は、その両端部近傍に開口部を有する
空気吸引孔、並びにその当該主軸ヘッド側の端部近傍、
及び周面に開口部を有する空気導入孔を有し、 当該空気吸引孔の当該主軸ヘッド側の開口部は空気吸引
手段に連結され、 当該空気導入孔の当該主軸ヘッド側の開口部は圧縮空気
導入手段に連結され、 当該成形体保持体に有底円筒状成形体を装着した状態に
おいて、当該成形体保持体の先端部近傍に有底円筒状成
形体を支持するために設けたゴム製部材が、当該空気吸
引孔と当該空気導入孔との連通を遮断することを特徴と
する有底円筒状成形体の研削装置。 - 【請求項7】 研削部が、適宜な厚みを有する円盤形状
の研削砥石及び当該研削砥石を回転させる砥石ヘッドか
ら成り、 当該研削砥石に形成された円筒部研削面及び管底部研削
面により有底円筒状成形体の筒上部外周面及び管底部外
面をそれぞれ研削を行い、 当該管底部研削面が、当該研削砥石の当該主軸ヘッド側
の面近傍に位置する周面部分、及び当該面の辺縁部を全
周に渡って切り欠いて形成した所定の曲率半径(R)を
有する凹部の表面から成り、 当該円筒部研削面が、当該研削砥石の周面の他方の面近
傍に位置する部分から成る請求項3〜6のいずれかに記
載の有底円筒状成形体の研削装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の有底円
筒状成形体の研削装置を用いることを特徴とする有底円
筒状成形体の研削方法。 - 【請求項9】 有底円筒状成形体の管底部外面を研削し
た後に、管底部側から開口端部側に向かって有底円筒状
成形体の筒上部外周面を研削する請求項8に記載の有底
円筒状成形体の研削方法。 - 【請求項10】 当該空気通過孔又は当該空気吸引孔よ
り空気を吸引しつつ、有底円筒状成形体の当該成形体保
持体への装着、及び有底円筒状成形体の研削を行い、当
該空気通過孔又は当該空気導入孔より圧縮空気を導入し
つつ、有底円筒状成形体を当該成形体保持体から取り外
す請求項8又は9に記載の有底円筒状成形体の研削方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31883595A JP3118172B2 (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 有底円筒状成形体の研削装置及び研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31883595A JP3118172B2 (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 有底円筒状成形体の研削装置及び研削方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155702A true JPH09155702A (ja) | 1997-06-17 |
| JP3118172B2 JP3118172B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=18103491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31883595A Expired - Fee Related JP3118172B2 (ja) | 1995-12-07 | 1995-12-07 | 有底円筒状成形体の研削装置及び研削方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3118172B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105196168A (zh) * | 2015-10-20 | 2015-12-30 | 广东豪特曼智能机器有限公司 | 高精度走头式外圆磨床 |
| CN106217151A (zh) * | 2016-09-09 | 2016-12-14 | 河北骥驰耐磨材料有限公司 | 一种磨削陶瓷托辊的磨床 |
| CN111618680A (zh) * | 2020-06-18 | 2020-09-04 | 湖北丽阁铝业科技有限公司 | 一种新型铝材加工用打磨装置 |
| JP2021025716A (ja) * | 2019-08-06 | 2021-02-22 | 株式会社デンソー | 保持装置 |
| CN112589658A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-04-02 | 中南大学湘雅医院 | 一种改良的人工关节假体的磨削抛光装置 |
| WO2025215830A1 (ja) * | 2024-04-12 | 2025-10-16 | 日本碍子株式会社 | 加工システム |
-
1995
- 1995-12-07 JP JP31883595A patent/JP3118172B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN112589658A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-04-02 | 中南大学湘雅医院 | 一种改良的人工关节假体的磨削抛光装置 |
| CN112589658B (zh) * | 2021-03-04 | 2021-05-11 | 中南大学湘雅医院 | 一种改良的人工关节假体的磨削抛光装置 |
| WO2025215830A1 (ja) * | 2024-04-12 | 2025-10-16 | 日本碍子株式会社 | 加工システム |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3118172B2 (ja) | 2000-12-18 |
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