JPH09157553A - 絶縁コーティング材及び絶縁コーティング方法 - Google Patents

絶縁コーティング材及び絶縁コーティング方法

Info

Publication number
JPH09157553A
JPH09157553A JP7344895A JP34489595A JPH09157553A JP H09157553 A JPH09157553 A JP H09157553A JP 7344895 A JP7344895 A JP 7344895A JP 34489595 A JP34489595 A JP 34489595A JP H09157553 A JPH09157553 A JP H09157553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
solvent
insulating coating
insulating
coating material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7344895A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Takeuchi
道夫 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7344895A priority Critical patent/JPH09157553A/ja
Publication of JPH09157553A publication Critical patent/JPH09157553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間のうちにコーティング作業を完了させ
ることが可能であってピンホール等を発生させることの
ない絶縁コーティング材及び絶縁コーティング方法を提
供する。 【解決手段】 加熱された対象物3の表面に絶縁コーテ
ィングを施す絶縁コーティング材は、所定の絶縁作用を
有するコーティング基材1とコーティング基材1を溶か
す溶剤2とよりなり、コーティングの作業中に形状安定
性を維持する絶縁物よりなる粒状材4が添加される。コ
ーティング基材1の融点は溶剤2の沸点及び対象物3の
加熱温度よりも高く、溶剤2の沸点は対象物3の加熱温
度よりも高く、粒状材4の融点は溶剤2の沸点より高
い。加熱された対象物3の表面に供給された絶縁コーテ
ィング材は、対象物の熱によって溶剤2が蒸発しコーテ
ィング基材1の層の表面より粒状材4が突出した状態と
なって短時間にタックフリーの状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、電子部品等の
製作の際に必要な絶縁コーティングの技術に関するもの
であり、特にコーティング基材を溶剤に溶かした絶縁コ
ーティング材を使用する絶縁コーティングの技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】小型のコイルやトランス,コンデンサ等
の電子部品の製作には、多くの場合、所定の部材の表面
に絶縁コーティングを施すことが必要になる。例えば、
高周波トランス等に用いられるフェライトコアのような
電子部品では、直径3〜15mm程度の小さな筒状又は
リング状のフェライトよりなる部材の表面に、厚さ10
〜100μm程度で絶縁コーティングを施す。
【0003】上述のような小型の電子部品の絶縁コーテ
ィングは、粉体コーティング法によって行われるのが主
流である。粉体コーティング法は、粉体状のコーティン
グ材の中に対象物を埋没させて表面に絶縁コーティング
材を付着させ、加熱によって融解させてコーティング材
を表面に定着させる方法である。しかしながら、この粉
体コーティング法では、膜厚の管理が難しく、均一な厚
さで絶縁膜をコーティングすることができないという欠
点がある。また、粉体コーティング法では、100μm
程度以下の薄い膜を形成することができず、コイルを巻
くスペースを広く取る等の理由で薄い絶縁膜が必要な場
合には採用できないという欠点もあった。
【0004】このような欠点を解消するため、最近では
スプレー法による絶縁コーティングも多く実施されてい
る。図2は、スプレー法による従来の絶縁コーティング
材及び従来のコーティング方法を説明する概略図であ
る。スプレー法は、絶縁コーティング材をスプレーガン
等で噴射して対象物に定着させる方法である。絶縁コー
ティング材としては、エポキシ樹脂のようなコーティン
グ基材1をトルエン等の溶剤2に溶かしたものが使用さ
れる。スプレー法による場合、対象物3を手で持ったり
自動機械の保持具に保持させたりしながら、絶縁コーテ
ィング材を噴射して対象物3の表面に塗布する。その
後、対象物3を所定時間放置し、溶剤2が蒸発してコー
ティング基材1が硬化したら絶縁コーティングが終了で
ある。
【0005】但し、スプレー法では、対象物3の表面の
全面にコーティングを施すことが必要な場合、一回の噴
射で全面に絶縁コーティング材を塗布することができな
いので、異なる方向から少なくとも二回絶縁コーティン
グ材を噴射してその後硬化を行う必要がある。この点
は、何らかの保持具で対象物3を保持する場合も同様で
あり、保持具の接触箇所には絶縁コーティング材が塗布
できないので、保持する箇所を変えて持ちかえて再び絶
縁コーティング材を噴射し、その後放置して硬化を行
う。
【0006】上記絶縁コーティングにおいて、必要な絶
縁特性を得る等の関係上、相当程度厚い膜厚のコーティ
ングを行う必要がある。この場合、一回のコーティング
でこのような厚い膜厚の絶縁コーティングを行うことは
困難である。即ち、一回のコーティングで絶縁コーティ
ング材を厚く塗布した場合、内部の溶剤2の蒸発が困難
になってコーティング基材1が完全に硬化しなくなる。
従って、通常は上記絶縁コーティング材の塗布と硬化と
を繰り返し、5μm程度以内の薄い層を積み重ねる積層
コーティングを行うようにする。例えば、200μm程
度の絶縁コーティングを施す場合、千回から数千回もの
絶縁コーティング材の塗布と硬化を繰り返す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、スプレー
法による絶縁コーティングは、粉体コーティング法に比
べて膜厚の均一性等の点で優れているが、必要な厚さの
絶縁コーティング膜を得るために、千回から数千回もの
絶縁コーティング材の噴射と硬化とを繰り返す必要があ
り、非常に長い時間が掛かっている。自然放置による従
来の方法では、絶縁コーティング材から溶剤が完全に抜
けきるまでに1日程度掛かる場合もあり、生産性の向上
にとって大きな障害となっていた。
【0008】また、前述の通り、一回の絶縁コーティン
グ材の噴射と硬化によっては一層のコーティングは完了
せず、少なくとも二回噴射と硬化を行う必要があるが、
従来の絶縁コーティング材や絶縁コーティング方法で
は、完全に絶縁コーティング材が硬化してからでないと
対象物に触れることができないため、作業の能率が悪
く、この点でも生産性改善の障害となっていた。
【0009】また別の問題として、上述した従来の絶縁
コーティング方法では、絶縁コーティング膜内部に残留
した溶剤が、コーティング作業の最終段階での加熱等に
よって絶縁コーティング膜中から抜け出る結果、絶縁コ
ーティング膜中にピンホールが発生する場合があった。
このようなピンホールは、絶縁コーティング膜の絶縁特
性や剥離強度等の機械特性を劣化させる原因となる。本
願の発明は、上記課題を解決しようとしてなされたもの
であり、短時間のうちにコーティング作業を完了させる
ことが可能であってピンホール等を発生させることのな
い絶縁コーティング材及び絶縁コーティング方法を提供
することを解決課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1記載の発明は、加熱された対象物の
表面に絶縁コーティングを施すための絶縁コーティング
材であって、所定の絶縁作用を有するコーティング基材
と、コーティング基材を溶かす溶剤とよりなり、前記コ
ーティング基材の融点は前記溶剤の沸点及び前記対象物
の加熱温度よりも高く、前記溶剤の沸点は前記対象物の
加熱温度よりも高いという構成を有する。同様に上記課
題を解決するため、本願の請求項2記載の発明は、上記
請求項1の構成において、コーティングの作業中に形状
安定性を維持する所定の径の絶縁物よりなる粒状材が添
加され、この粒状材の融点は溶剤の沸点より高いという
構成を有する。同様に上記課題を解決するため、本願の
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の絶縁
コーティング材を加熱された対象物の表面に供給する第
一の工程と、対象物の熱によって前記溶剤を蒸発させる
第二の工程と、さらに、この第一第二の工程を繰り返す
ことにより対象物の表面に所定の積層コーティングを施
すことを特徴とする絶縁コーティング方法。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態につ
いて説明する。図1は、本願発明の実施形態の絶縁コー
ティング材及び絶縁コーティング方法を説明する概略図
である。まず、本実施形態の絶縁コーティング材は、加
熱された対象物3の表面に塗布されることが前提になっ
ている点で、従来のものと大きく異なっている。そし
て、本実施形態の絶縁コーティング材は、所定の絶縁作
用を有するコーティング基材1とコーティング基材1を
溶かした溶剤2とよりなり、これに所定の径の粒状材4
が添加されている。
【0012】コーティング基材1としては、各種縮合型
又は付加型の合成物でポリイミド樹脂のような融点15
0℃以上の高融点材料が使用されることが好ましい。こ
れは、上述の通り本実施形態では対象物3が所定の温度
にまで加熱されるため、加熱された際にもコーティング
基材1が融出しないようにするためである。また、コー
ティング基材1の融点は、最低限溶剤2の沸点よりも高
いことが必要である。もし溶剤2の沸点よりも低いと、
溶剤2の蒸発とともにコーティング基材1も融出してし
まうことが有り得るからである。このようなコーティン
グ基材1としては、例えばデュポン社製「PYRE M
L」(商品名)等が好適に使用できる。
【0013】また、下地材料に対する付着性向上のた
め、エポキシ樹脂を少量添加すると好適である。このエ
ポキシ樹脂としては、例えば固形ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂にフェノール硬化剤を混合させたもの等を使
用することができる。溶剤2としては、コーティング基
材1を溶かすことが可能なことは勿論であるが、対象物
3の加熱温度よりも高い沸点のものが好適に使用され
る。これは、対象物3の加熱温度よりも低い沸点である
と、対象物3の表面に塗布された際に溶剤2が瞬時に沸
騰し、発泡してしまうからである。このような高沸点溶
媒の例としては、エヌメチルピロリドン(NMP,沸点
205℃)等が挙げられる。コーティング基材1に対す
る溶剤2の使用量は、例えば重量比でコーティング基材
1の5倍から30倍程度の溶剤2を用いると好適であ
る。
【0014】また粒状材4としては、ポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂よりなるものが
好適に用いられる。このようなフッ素樹脂は、融点が2
90℃程度と高く、後述するコーティング基材1の加熱
硬化の際の変形が生じないため好適である。粒状材4
は、直径1μm〜10μm程度のものが好適に使用され
る。また、使用量については、溶剤100に対して1〜
10重量%程度の範囲が好適である。
【0015】次に、上記絶縁コーティング材を使用した
本実施形態の絶縁コーティング方法について、図1を使
用して説明する。まず、対象物3としては、フェライト
コアのようなものを製作する場合、フェライトよりなる
筒状又はリング状の部材が対象物3となる。このような
対象物3の表面に油脂が存在している場合、絶縁コーテ
ィング材の付着力が低下するので、予め脱脂処理を行
う。その後、対象物3は、回転又は振動可能な容器内に
収容される。尚、図1は、対象物3の断面部分を拡大し
て概略的に図示している。
【0016】まず、コーティングに先立ち、対象物3は
予め所定の加熱温度に加熱される。この加熱温度は、対
象物3の耐熱温度、溶剤2の沸点、粒状材4の融点等を
考慮して適宜定められるが、通常は75℃〜130℃程
度の範囲である。例えば、対象物3が前述のようなフェ
ライトである場合、100℃程度とされる。加熱は、赤
外線ランプ等の輻射加熱、送風ヒータ等の送風加熱等の
手段で行われる。この状態で、前述した組成の絶縁コー
ティング材を噴射し、対象物3の表面に1μm〜10μ
m程度の厚さで絶縁コーティング材を塗布する(図1
(A))。この際、対象物3が前述の通り加熱されてい
るので、塗布された絶縁コーティング材は、対象物3の
熱によって短時間のうちに対象物3の加熱温度に近い温
度まで加熱される。この結果、絶縁コーティング材中の
溶剤2は蒸発し、コーティング基材1の濃度が濃くな
る。尚、溶剤2の沸点は加熱温度よりも高いので、溶剤
2は沸騰することなく徐々に蒸発する。
【0017】そして溶剤2が相当量蒸発すると、絶縁コ
ーティング材の厚さが薄くなり、図1(B)に示すよう
に、絶縁コーティング材の表面から粒状材4が突出した
状態となる。そして、溶剤2が完全に蒸発してコーティ
ング基材1の硬化が完了する前であっても、例えば粒状
材4が0.5μm程度突出した状態であれば、タックフ
リー(指触した際に乾燥又は硬化したと判断される状
態、指触乾燥ともいう)の状態となる。次に、対象物3
を収容した容器を回転又は振動させて対象物3の姿勢を
変え、他の方向から絶縁コーティング材を噴射して塗布
する。塗布された絶縁コーティング材は、上述と同様に
溶剤2が蒸発して粒状材4が突出した状態となる。
【0018】このようにして、異なる方向からの絶縁コ
ーティング材の噴射を少なくとも2回行って対象物3の
表面全面への絶縁コーティング材の塗布を完了させた
後、溶剤2が完全に蒸発するまで対象物3の加熱を続
け、溶剤2が完全に蒸発しコーティング基材1が硬化す
ると一層のコーティングが終了する(図1(C))。そ
して、上記ABCの工程を繰り返すことにより、積層コ
ーティングが行われる。尚、「硬化」とは、文字どおり
「硬くなる」ということのみを意味するのではなく、絶
縁コーティング材が対象物3の表面に定着して安定する
といった程度の広い意味であることは勿論である。尚、
上層のコーティングは下層のコーティング基材1が完全
に硬化する前であっても行うことは可能である。この場
合、下層中に溶剤2が少量残留することが有り得るが、
この溶剤2は上層のコーティングの際の加熱により蒸発
して上層を通って放出される。
【0019】上述した説明から明らかな通り、本実施形
態の方法では、絶縁コーティング材の塗布の際に対象物
3が予め加熱されているので、溶剤2の蒸発が促進され
て短時間のうちにコーティング基材1の硬化が終了す
る。また、コーティング基材が完全に硬化する前の状態
であっても、粒状材4の突出によってタックフリーの状
態となるため、短時間に次の動作に移ることができる。
本実施形態では、回転又は振動する容器内に対象物3を
収容し、容器の回転又は振動によって対象物3の姿勢を
変えるという構成により短時間化を図っているが、この
構成も、瞬時にコーティング基材1が硬化する本実施形
態の方法の採用により可能になったことである。これら
の点から、本実施形態の絶縁コーティング材及び絶縁コ
ーティング方法によれば、コーティング作業全体の所要
時間が大幅に短縮化される。
【0020】このような粒状材4には、コーティングの
作業中に形状安定性を維持することが可能な絶縁物であ
れば、どのような材料を用いてもよい。即ち、溶剤2に
対して不溶性であり、対象物3の加熱温度以上の融点を
持ち、コーティング基材1との反応等によって形状変化
が生じるようなものでなければどんな材料でもよい。例
えば、前述したフッ素樹脂の他、シリカ,アルミナ,石
英,炭酸カルシウム,酸化鉄,シリコン等の材料を粒状
材4の材料として使用することができる。
【0021】
【実施例】次に、上記実施形態の発明の実施例を説明す
る。例えば、内径3.5mm、外径4.5mm、高さ3
mm程度のフェライトよりなる筒状の対象物3の表面の
表面に、厚さ30μmで絶縁コーティングを施す場合を
例に採る。絶縁コーティング材としては、コーティング
基材1としてポリイミド樹脂の一種であるDSDA(ジ
フェニルスルホンテトラカルボン酸無水物(アシッドジ
アンハイドライド))ポリイミド、溶剤2としてエヌメ
チルピロリドン、下地付着性改善のための添加材として
エポキシ樹脂の一種である固形ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂/フェノール硬化剤混合物をそれぞれ用い、2
0:300:10の重量比で混合したものを使用する。
これに、フッ素樹脂の一種であるPTFEよりなる直径
3μmの粒状材4をさらに添加する。添加量としては、
溶剤2に対して3.3重量%程度である。
【0022】このような組成の絶縁コーティング材を使
用し、上記対象物3を予め100℃℃程度に加熱して対
象物3の表面に噴射して塗布した。一回の塗布の厚さは
5μm程度である。塗布された絶縁コーティング材は、
0.3分程度の時間で粒状材4が約1μm突出してタッ
クフリーの状態となった。そして、対象物3を収容した
容器を回転又は振動させて対象物3の姿勢を変え、異な
る方向から同様に絶縁コーティング材を噴射して一層分
の塗布を終了さ、その後、3〜5分程度加熱を維持して
放置すると、溶剤2が完全に蒸発してコーティング基材
1が硬化した。
【0023】30μm程度の膜厚を得るには、上記絶縁
コーティングを20層程度積層する必要があり、従っ
て、上記一層の絶縁コーティングの作業を40回以上繰
り返す必要がある。実際に上記条件でコーティングを行
ってみたところ、1時間程度の時間を要した。一方、従
来の絶縁コーティング材を使用した従来の方法により同
様の絶縁コーティングを施すには、24時間程度の時間
を要していた。従って、本実施例の絶縁コーティング材
及び絶縁コーティング方法によれば、格段の生産性の改
善が図られることが分かった。
【0024】また、得られた絶縁コーティング膜中には
ピンホール等の構造欠陥の存在は確認されず、得られる
膜質の点でも改善が見られることが分かった。これは、
一回の絶縁コーティング材の塗布のたびに加熱が行われ
るので、従来見られた溶剤2の内部残留が低減されるこ
と、及び、内部残留があったとしても溶剤2の沸点が加
熱温度よりも遥かに高いので溶剤3は沸騰することなく
徐々に揮発することによるものと考えられる。尚、従来
の方法では対象物3を加熱することはあってもそれはコ
ーティングの最終段階の一回だけであり、沸点の低い溶
剤を使用した従来の絶縁コーティング材では、この最終
段階での加熱の際に残留溶剤が沸騰してピンホール等を
生じさせていた。
【0025】尚、上記実施形態及び実施例では、絶縁コ
ーティング材の噴射及び加熱のたびに対象物3の姿勢を
変えるようにしていたが、対象物3を収容した容器を常
時回転又は振動させながら絶縁コーティング材の噴射及
び加熱を行うようにすることも可能である。
【0026】本願発明の絶縁コーティング材及び絶縁コ
ーティング方法は、上述したフェライトコアを始めとす
る、各種の電子部品や電気部品の製作に応用することが
できる。また、本願発明の範囲に含まれるものではない
が、摩擦力の低減を意図した摺動膜等のコーティングの
際にも、同様の考え方を応用することが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り、本願の請求項1の絶
縁コーティング材又は請求項3の絶縁コーティング方法
によれば、短時間のうちにコーティング作業を完了させ
ることを可能としつつピンホール等を発生させることの
ない良質な絶縁コーティング膜を得ることができる。従
って、コーティング作業の生産性の改善に寄与するとと
もに絶縁コーティング膜の改善にも貢献できる。また、
請求項2の絶縁コーティング材によれば、上記請求項1
の効果に加え、コーティング基材の硬化前であっても粒
状材の突出によってタックフリーが実現され、この結
果、コーティングに要する時間をさらに短縮化できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態の絶縁コーティング材及び
絶縁コーティング方法を説明する概略図である。
【図2】従来の絶縁コーティング材及び従来のコーティ
ング方法を説明する概略図である。
【符号の説明】
1 コーティング基材 2 溶剤 3 対象物 4 粒状材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱された対象物の表面に絶縁コーティ
    ングを施すための絶縁コーティング材であって、所定の
    絶縁作用を有するコーティング基材と、コーティング基
    材を溶かす溶剤とよりなり、前記コーティング基材の融
    点は前記溶剤の沸点及び前記対象物の加熱温度よりも高
    く、前記溶剤の沸点は前記対象物の加熱温度よりも高い
    ことを特徴とする絶縁コーティング材。
  2. 【請求項2】 コーティングの作業中に形状安定性を維
    持する所定の径の絶縁物よりなる粒状材が添加され、こ
    の粒状材の融点は前記溶剤の沸点より高いことを特徴と
    する請求項1記載の絶縁コーティング材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の絶縁コーティング
    材を加熱された対象物の表面に供給する第一の工程と、
    対象物の熱によって前記溶剤を蒸発させるとともに前記
    コーティング基材の層の表面より前記粒状材が突出した
    状態で前記コーティング基材を硬化させる第二の工程
    と、さらに、この第一第二の工程を繰り返すことにより
    対象物の表面に所定の積層コーティングを施すことを特
    徴とする絶縁コーティング方法。
JP7344895A 1995-12-06 1995-12-06 絶縁コーティング材及び絶縁コーティング方法 Pending JPH09157553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7344895A JPH09157553A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 絶縁コーティング材及び絶縁コーティング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7344895A JPH09157553A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 絶縁コーティング材及び絶縁コーティング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09157553A true JPH09157553A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18372826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7344895A Pending JPH09157553A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 絶縁コーティング材及び絶縁コーティング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09157553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007027790A (ja) * 2006-09-29 2007-02-01 Toshiba Corp 磁心の製造方法および磁性部品の製造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61297145A (ja) * 1985-06-26 1986-12-27 川崎製鉄株式会社 電磁鋼板の水溶性樹脂からなる有機質絶縁被膜生成方法
JPS6265775A (ja) * 1985-09-14 1987-03-25 Toyota Motor Corp 金属部材の合成樹脂粉末コ−テイング方法
JPH0255772A (ja) * 1988-08-22 1990-02-26 Mitsubishi Motors Corp ボデーシーラ
JPH03250505A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Sumitomo Bakelite Co Ltd 電気絶縁被覆塗料
JPH04115411A (ja) * 1990-09-04 1992-04-16 Fujikura Ltd 絶縁電線
JPH05146740A (ja) * 1991-11-29 1993-06-15 Kawasaki Steel Corp 水溶性樹脂からなる有機質絶縁皮膜生成方法
JPH0748541A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Sumitomo Durez Co Ltd 電気絶縁被覆用組成物
JPH07166123A (ja) * 1993-12-17 1995-06-27 Hitachi Ltd 撥水性被膜、その製法及び熱交換器
JPH07241615A (ja) * 1994-01-12 1995-09-19 Kyoei Seiko Kk 熱間圧延塗装鋼材の製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61297145A (ja) * 1985-06-26 1986-12-27 川崎製鉄株式会社 電磁鋼板の水溶性樹脂からなる有機質絶縁被膜生成方法
JPS6265775A (ja) * 1985-09-14 1987-03-25 Toyota Motor Corp 金属部材の合成樹脂粉末コ−テイング方法
JPH0255772A (ja) * 1988-08-22 1990-02-26 Mitsubishi Motors Corp ボデーシーラ
JPH03250505A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Sumitomo Bakelite Co Ltd 電気絶縁被覆塗料
JPH04115411A (ja) * 1990-09-04 1992-04-16 Fujikura Ltd 絶縁電線
JPH05146740A (ja) * 1991-11-29 1993-06-15 Kawasaki Steel Corp 水溶性樹脂からなる有機質絶縁皮膜生成方法
JPH0748541A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Sumitomo Durez Co Ltd 電気絶縁被覆用組成物
JPH07166123A (ja) * 1993-12-17 1995-06-27 Hitachi Ltd 撥水性被膜、その製法及び熱交換器
JPH07241615A (ja) * 1994-01-12 1995-09-19 Kyoei Seiko Kk 熱間圧延塗装鋼材の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007027790A (ja) * 2006-09-29 2007-02-01 Toshiba Corp 磁心の製造方法および磁性部品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN115152127B (zh) 用于浸渍、强化或电绝缘承载单层或多层绕组主体的方法
KR20020082794A (ko) 레지스트막 형성방법
JPS5946172A (ja) 電気または電子工学部材を含浸またはコ−チングする方法
JP2002528853A (ja) 促進剤を混合した含浸可能な微細雲母テープの製造法
JPS58114763A (ja) 薄膜形成方法
JPH01222643A (ja) 回転電機の電機子及びその製造方法
JP2003318056A (ja) 高圧トランスおよびその製造方法
JPS61502079A (ja) ポリ(メタクリル酸無水物)レジストを半導体に適用する方法
WO2019039442A1 (ja) ロータの製造方法およびロータの製造装置
JP2009082766A (ja) 塗装方法及び塗装装置
KR102635027B1 (ko) 초발수 스핀코팅 방법 및 초발수 스핀코팅 장치
US3775358A (en) Metallizable insulating varnish and process of fabrication thereof
JPS5850617A (ja) 薄膜磁気ヘツドの製造方法
JP5015020B2 (ja) 少なくとも1つの窪み領域を備える支持体の表面にポリマ層を堆積する方法
JPS636131B2 (ja)
JPH0337987B2 (ja)
JPS6342111A (ja) 電子部品の外装方法
JPH02173269A (ja) Cvd装置用カーボン治具
JPH03214512A (ja) 融着性電線およびそれよりなるコイル部品
SU570625A1 (ru) Способ получени эпоксидных покрытий
JP2001214257A (ja) 蒸着膜の形成方法
JPH06168817A (ja) 磁気回路部品
JPH0738365A (ja) エネルギー閉じ込め型共振子およびその製造方法
JPH01157250A (ja) 小形回転電機の回転子、その製造方法及びその製造装置
JPS59127308A (ja) 高耐熱絶縁被覆を有する電気巻線体及びその製造方法