JPH09158996A - 歯車式無段変速装置及び自動車用の歯車式無段変速装置と一般産業機械用の歯車式無段変速装置 - Google Patents
歯車式無段変速装置及び自動車用の歯車式無段変速装置と一般産業機械用の歯車式無段変速装置Info
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- JPH09158996A JPH09158996A JP7345225A JP34522595A JPH09158996A JP H09158996 A JPH09158996 A JP H09158996A JP 7345225 A JP7345225 A JP 7345225A JP 34522595 A JP34522595 A JP 34522595A JP H09158996 A JPH09158996 A JP H09158996A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トルク伝達時の回転振動の抑制と広範囲の変
速を可能とした新規な歯車式無段変速装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 入力軸にリンク機構で連結する少なくとも一
対以上の入力ギャG1,G1´は、各々2枚重ね(G
1,G1´)に備えると共に、相互に逆回転方向に掛る
一方向クラッチ機構C1,C1´の関係となす。更に、
入力ギャG1,G1´と噛合する2枚重ねの出力ギャG
2には、入力側トルクを伝達する正転クラッチと、出力
側からの逆転トルクを伝達する逆転クラッチとを装備し
た歯車式無段変速装置100である。
速を可能とした新規な歯車式無段変速装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 入力軸にリンク機構で連結する少なくとも一
対以上の入力ギャG1,G1´は、各々2枚重ね(G
1,G1´)に備えると共に、相互に逆回転方向に掛る
一方向クラッチ機構C1,C1´の関係となす。更に、
入力ギャG1,G1´と噛合する2枚重ねの出力ギャG
2には、入力側トルクを伝達する正転クラッチと、出力
側からの逆転トルクを伝達する逆転クラッチとを装備し
た歯車式無段変速装置100である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギャ伝動による無
段変速装置に関するもので、従来の無段変速機よりもコ
ンパクトで、且つ高い伝達効率のもとに広い範囲の変速
比が得られるように改良したものである。
段変速装置に関するもので、従来の無段変速機よりもコ
ンパクトで、且つ高い伝達効率のもとに広い範囲の変速
比が得られるように改良したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モータやエンジン等の原動機の回
転を低速から高速まで、無段階に変速する各種の無段変
速装置が提供されている。上記無段変速装置を大別する
と、ベルト式の無段変速機及び遊星歯車式の無段変速装
置やギヤのはめ替え無しのギャ式無段変速装置等があ
る。
転を低速から高速まで、無段階に変速する各種の無段変
速装置が提供されている。上記無段変速装置を大別する
と、ベルト式の無段変速機及び遊星歯車式の無段変速装
置やギヤのはめ替え無しのギャ式無段変速装置等があ
る。
【0003】上記従来の無段変速装置におけるベルト式
の無段変速機は、入力軸の回転に対して出力軸の回転速
度を両軸間のVプーリの外径を大小調節し、これに掛け
たVベルトにより出力軸を低速から高速まで、無段階に
変速する。又、遊星歯車式の無段変速装置は、内歯歯車
とこれに噛み合う遊星歯車と入出力軸を各々備えたもの
で、これのみでは無段階に変速しないのでトルクコンバ
ータを装備させたものが自動車用に多く採用されてい
る。
の無段変速機は、入力軸の回転に対して出力軸の回転速
度を両軸間のVプーリの外径を大小調節し、これに掛け
たVベルトにより出力軸を低速から高速まで、無段階に
変速する。又、遊星歯車式の無段変速装置は、内歯歯車
とこれに噛み合う遊星歯車と入出力軸を各々備えたもの
で、これのみでは無段階に変速しないのでトルクコンバ
ータを装備させたものが自動車用に多く採用されてい
る。
【0004】更に、ギヤのはめ替え無しのギャ式無段変
速装置は、例えば、特開昭63ー266251号に見る
ように、固定有段の遊星歯車機構に差動歯車部材を付加
させてある範囲を無段変速できるようにしたものや、特
開昭63ー115949号は、2つの遊星歯車機構間
に、第1列メンバーと第2メンバー間で任意の2軸を共
通のメンバーとして連結し、連結されなかった第1メン
バーを入力メンバー、同じく連結されなかった第2メン
バーを出力メンバーとしたものがある。
速装置は、例えば、特開昭63ー266251号に見る
ように、固定有段の遊星歯車機構に差動歯車部材を付加
させてある範囲を無段変速できるようにしたものや、特
開昭63ー115949号は、2つの遊星歯車機構間
に、第1列メンバーと第2メンバー間で任意の2軸を共
通のメンバーとして連結し、連結されなかった第1メン
バーを入力メンバー、同じく連結されなかった第2メン
バーを出力メンバーとしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記Vプーリ方式で
は、小出力用に使用されているが、トルクコントロール
のための調節機構を必要とし、大出力変速機に向かな
い。又、トルクコンバータ付遊星歯車方式では、機構が
複雑でエネルギー効率が悪く、変速比も固定比であるた
め、減速率の不連続性を緩和するためのトルクコンバー
タが絶対必要で機構を複雑且つ大型化している。
は、小出力用に使用されているが、トルクコントロール
のための調節機構を必要とし、大出力変速機に向かな
い。又、トルクコンバータ付遊星歯車方式では、機構が
複雑でエネルギー効率が悪く、変速比も固定比であるた
め、減速率の不連続性を緩和するためのトルクコンバー
タが絶対必要で機構を複雑且つ大型化している。
【0006】更に、上記遊星歯車機構に差動歯車部材を
付加させた無段変速装置や上記2つの遊星歯車機構間
に、第1列メンバーと第2メンバーとを連結させたもの
においては、純粋にギャによる変速比でなく、入力回転
に対してブレーキ力を付与し、その制動力で差動ギャの
回転速度を変え、出力軸の回転数を制御するものであ
る。このため、エネルギーロスが大きく出力伝達効率を
低下させている。
付加させた無段変速装置や上記2つの遊星歯車機構間
に、第1列メンバーと第2メンバーとを連結させたもの
においては、純粋にギャによる変速比でなく、入力回転
に対してブレーキ力を付与し、その制動力で差動ギャの
回転速度を変え、出力軸の回転数を制御するものであ
る。このため、エネルギーロスが大きく出力伝達効率を
低下させている。
【0007】本発明は、上記従来のVプーリ式無段変速
装置や遊星歯車機構における問題点を解決するほか、本
願出願人が先に出願した「平成7年特許願第27201
1号」を更に改良し、トルク伝達時の回転振動の抑制と
広範囲の変速を可能とした新規な歯車式無段変速装置を
提供することを主目的とする。
装置や遊星歯車機構における問題点を解決するほか、本
願出願人が先に出願した「平成7年特許願第27201
1号」を更に改良し、トルク伝達時の回転振動の抑制と
広範囲の変速を可能とした新規な歯車式無段変速装置を
提供することを主目的とする。
【0008】又、本発明は、トルクコンバータ付無段変
速機よりもコンパクトに構成し且つ高い出力伝達効率の
もとに広範囲の変速比が得られる歯車式無段変速装置を
提供することを目的とする。
速機よりもコンパクトに構成し且つ高い出力伝達効率の
もとに広範囲の変速比が得られる歯車式無段変速装置を
提供することを目的とする。
【0009】更に、本発明は、一般産業機械用や自動車
用に最適な歯車式無段変速装置を提供することを目的と
する。
用に最適な歯車式無段変速装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の主目的を達成す
る請求項1は、入力軸にリンク機構で連結する少なくと
も一対以上の入力ギャG1は、当該ギャG1の中心点O
1から任意距離eだけ偏心した出力軸の中心点O2を中
心にして公転するよう円形環状溝上にその支軸を係合さ
せ、且つ上記出力軸の中心点O2に位置する出力ギャG
2と常に噛合する上記入力ギャG1は、この1公転中に
中心点O2からの偏心移動によって生ずる出力ギャG2
との噛合点が最大周速となる公転角の区間だけを繋ぐ一
方向クラッチ機構C1を上記入力ギャG1内に備え、入
力ギャG1,G1の最大周速時のトルクを出力ギャG2
へ伝達させることを特徴とする歯車式無段変速装置とし
たものである。
る請求項1は、入力軸にリンク機構で連結する少なくと
も一対以上の入力ギャG1は、当該ギャG1の中心点O
1から任意距離eだけ偏心した出力軸の中心点O2を中
心にして公転するよう円形環状溝上にその支軸を係合さ
せ、且つ上記出力軸の中心点O2に位置する出力ギャG
2と常に噛合する上記入力ギャG1は、この1公転中に
中心点O2からの偏心移動によって生ずる出力ギャG2
との噛合点が最大周速となる公転角の区間だけを繋ぐ一
方向クラッチ機構C1を上記入力ギャG1内に備え、入
力ギャG1,G1の最大周速時のトルクを出力ギャG2
へ伝達させることを特徴とする歯車式無段変速装置とし
たものである。
【0011】上記手段により、入力ギャG1が一定回転
速度で公転するとき、その入出力の両回転軸O,O2が
任意距離eだけ偏心していると、出力ギャG2と噛み合
う一対以上の入力ギャG1はギャG2の半径が1公転毎
に±eだけ変化(正弦波状に変化)することになり、こ
の最大半径時(ギャの半径+e)に、入力ギャG1の回
転周速が最大となって回転トルクを1サイクル中(入力
軸の一回転中)に2〜4回以上与えられる。尚、本発明
の特長は、入力ギャG1の最大半径時(ギャの半径+
e)以外では周速が低下し、一方向クラッチ機構が切れ
て出力軸へはトルク伝達されないが、4つのギャG1を
備えると、次々に90°間隔でトルク伝達し、実質的に
8気筒エンジンと同じトルク伝達特性となり振動が抑制
される。更に、一対又はこれ以上のギヤで出力軸のギヤ
を回転するから、力の伝達効率が良くなり、小さなモジ
ュールのギヤを採用でき、装置全体が小型軽量する。
速度で公転するとき、その入出力の両回転軸O,O2が
任意距離eだけ偏心していると、出力ギャG2と噛み合
う一対以上の入力ギャG1はギャG2の半径が1公転毎
に±eだけ変化(正弦波状に変化)することになり、こ
の最大半径時(ギャの半径+e)に、入力ギャG1の回
転周速が最大となって回転トルクを1サイクル中(入力
軸の一回転中)に2〜4回以上与えられる。尚、本発明
の特長は、入力ギャG1の最大半径時(ギャの半径+
e)以外では周速が低下し、一方向クラッチ機構が切れ
て出力軸へはトルク伝達されないが、4つのギャG1を
備えると、次々に90°間隔でトルク伝達し、実質的に
8気筒エンジンと同じトルク伝達特性となり振動が抑制
される。更に、一対又はこれ以上のギヤで出力軸のギヤ
を回転するから、力の伝達効率が良くなり、小さなモジ
ュールのギヤを採用でき、装置全体が小型軽量する。
【0012】上記目的を達成する請求項2は、請求項1
の歯車式無段変速装置において、入力軸にリンク機構で
連結する少なくとも一対以上の入力ギャG1,G1´
は、各々2枚重ね(G1,G1´)に備えると共に、相
互に逆回転方向に掛る一方向クラッチ機構C1,C1´
の関係となし、更に、入力ギャG1,G1´と噛合する
2枚重ねの出力ギャG2には、入力側トルクを伝達する
正転クラッチと、出力側からの逆転トルクを伝達する逆
転クラッチとを装備したことを特徴とする歯車式無段変
速装置としたものである。
の歯車式無段変速装置において、入力軸にリンク機構で
連結する少なくとも一対以上の入力ギャG1,G1´
は、各々2枚重ね(G1,G1´)に備えると共に、相
互に逆回転方向に掛る一方向クラッチ機構C1,C1´
の関係となし、更に、入力ギャG1,G1´と噛合する
2枚重ねの出力ギャG2には、入力側トルクを伝達する
正転クラッチと、出力側からの逆転トルクを伝達する逆
転クラッチとを装備したことを特徴とする歯車式無段変
速装置としたものである。
【0013】上記手段により、請求項1と同様に、出力
ギャG2及び出力軸O2は、入力ギャを2個(180°
間隔)〜4個(90°間隔)配置した入力軸の1回転中
に2〜4回の最大周速とトルク伝達を受け、振動を抑制
された形態にて無段変速される。更に、入力軸からのト
ルク伝達のほかに、出力軸からのバックトルクが変速装
置100内へ戻る時には、ブレーキ力(自動車のエンジ
ンブレーキと同様に作用)として作用し、エネルギロス
がなくレスポンスの良い加減速特性が得られる。又、一
対又はこれ以上のギヤで出力軸のギヤを回転するから、
力の伝達効率が良くなり、小さなモジュールのギヤを採
用でき、装置全体が小型軽量する。
ギャG2及び出力軸O2は、入力ギャを2個(180°
間隔)〜4個(90°間隔)配置した入力軸の1回転中
に2〜4回の最大周速とトルク伝達を受け、振動を抑制
された形態にて無段変速される。更に、入力軸からのト
ルク伝達のほかに、出力軸からのバックトルクが変速装
置100内へ戻る時には、ブレーキ力(自動車のエンジ
ンブレーキと同様に作用)として作用し、エネルギロス
がなくレスポンスの良い加減速特性が得られる。又、一
対又はこれ以上のギヤで出力軸のギヤを回転するから、
力の伝達効率が良くなり、小さなモジュールのギヤを採
用でき、装置全体が小型軽量する。
【0014】本発明の上記目的を達成する請求項3は、
請求項1,2の歯車式無段変速装置において、負荷の大
小により上記入力ギャの入力軸と出力ギャの出力軸の偏
心位置を変える変速調節手段を手動ハンドル部材又は自
動変速部材にて操作することを特徴とする一般産業機械
用の歯車式無段変速装置したものである。
請求項1,2の歯車式無段変速装置において、負荷の大
小により上記入力ギャの入力軸と出力ギャの出力軸の偏
心位置を変える変速調節手段を手動ハンドル部材又は自
動変速部材にて操作することを特徴とする一般産業機械
用の歯車式無段変速装置したものである。
【0015】上記手段により、特に、負荷の大小に応
じ、出力軸に伝達するトルクと周速とを入・出力軸間の
偏心位置を手動操作で可変させられるから、その負荷の
大小に最適なトルクと周速とで出力軸を駆動する。更
に、負荷の大小を検出する自動変速部材により連続可変
させられるから、その負荷の大小に最適なトルクと周速
とを自動的に制御されて出力軸を駆動する。勿論、負荷
変動に関係無く出力軸の回転速度を一定のままとして所
定のトルクを伝達させることもできる。
じ、出力軸に伝達するトルクと周速とを入・出力軸間の
偏心位置を手動操作で可変させられるから、その負荷の
大小に最適なトルクと周速とで出力軸を駆動する。更
に、負荷の大小を検出する自動変速部材により連続可変
させられるから、その負荷の大小に最適なトルクと周速
とを自動的に制御されて出力軸を駆動する。勿論、負荷
変動に関係無く出力軸の回転速度を一定のままとして所
定のトルクを伝達させることもできる。
【0016】本発明の上記目的を達成する請求項4は、
請求項2の歯車式無段変速装置において、車速や負荷の
大小を制御情報源とする自動変速調節部材を出力軸に結
び、上記入力ギャの入力軸と出力ギャの出力軸の偏心位
置を変える変速調節手段を車速や負荷の大小に応じて上
記自動変速調節部材にて自動制御することを特徴とする
自動車用の歯車式無段変速装置とするとしたものであ
る。
請求項2の歯車式無段変速装置において、車速や負荷の
大小を制御情報源とする自動変速調節部材を出力軸に結
び、上記入力ギャの入力軸と出力ギャの出力軸の偏心位
置を変える変速調節手段を車速や負荷の大小に応じて上
記自動変速調節部材にて自動制御することを特徴とする
自動車用の歯車式無段変速装置とするとしたものであ
る。
【0017】上記歯車式無段変速装置によると、車速や
負荷の大小を制御情報源として出力軸に伝達するトルク
と周速とを入・出力軸間の偏心位置の調節により自動可
変させられるから、その車速と負荷の大小に最適なトル
クと周速とを自動的に制御されて出力軸を駆動する。
又、正逆の両回転方向にも機能するように出力軸側から
の逆転トルクが入力軸側にエンジンブレーキとして伝達
されるように、逆転方向の一方向クラッチ機構と逆転ク
ラッチとが機能する。又、偏心量eをギャG2の半径と
同一にすると、回転半径が零となり、入力軸の一定回転
に対して、出力軸の回転を止めた状態に出来、完全なク
ラッチレス化を可能とする。しかして、理想的な自動車
用の歯車式無段変速装置を提供する。
負荷の大小を制御情報源として出力軸に伝達するトルク
と周速とを入・出力軸間の偏心位置の調節により自動可
変させられるから、その車速と負荷の大小に最適なトル
クと周速とを自動的に制御されて出力軸を駆動する。
又、正逆の両回転方向にも機能するように出力軸側から
の逆転トルクが入力軸側にエンジンブレーキとして伝達
されるように、逆転方向の一方向クラッチ機構と逆転ク
ラッチとが機能する。又、偏心量eをギャG2の半径と
同一にすると、回転半径が零となり、入力軸の一定回転
に対して、出力軸の回転を止めた状態に出来、完全なク
ラッチレス化を可能とする。しかして、理想的な自動車
用の歯車式無段変速装置を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態につき
説明する。図1,2,3は本発明に係る歯車式無段変速
装置の断面図を示している。図4,5,6は一方クラッ
チの断面図と側面図、図7は噛合クラッチの断面図であ
る。
説明する。図1,2,3は本発明に係る歯車式無段変速
装置の断面図を示している。図4,5,6は一方クラッ
チの断面図と側面図、図7は噛合クラッチの断面図であ
る。
【0019】まず、図12において、本発明に関連した
歯車式無段変速装置の基本原理を理解し易くするために
説明する。ワンウェイクラッチOCを内蔵した一対のギ
ヤG1をリンクLに支持させ、この他端が円周Do上の
2ケ所に枢支され、中心Oの周りに一定の回転数Noで
回転させる。入力側のギヤG1は、中心Oから距離eだ
け離れた点O2を中心に回転する出力側のギヤG2と噛
み合っている。ギヤG2の回転数N2は、 N2=(R2+e)No/R2 R2+eMAX=Roとすると、N2MAX=Ro・N
o/R2となり、e=0とすると、N2=Noとなる。
入力側のギヤG1は、出力側のギヤG2との噛み合い状
態を常に最適に保つため、円周D2上に溝を設け、その
溝内を入力側のギヤG1のリンクLの枢支部が滑って行
くようにする。
歯車式無段変速装置の基本原理を理解し易くするために
説明する。ワンウェイクラッチOCを内蔵した一対のギ
ヤG1をリンクLに支持させ、この他端が円周Do上の
2ケ所に枢支され、中心Oの周りに一定の回転数Noで
回転させる。入力側のギヤG1は、中心Oから距離eだ
け離れた点O2を中心に回転する出力側のギヤG2と噛
み合っている。ギヤG2の回転数N2は、 N2=(R2+e)No/R2 R2+eMAX=Roとすると、N2MAX=Ro・N
o/R2となり、e=0とすると、N2=Noとなる。
入力側のギヤG1は、出力側のギヤG2との噛み合い状
態を常に最適に保つため、円周D2上に溝を設け、その
溝内を入力側のギヤG1のリンクLの枢支部が滑って行
くようにする。
【0020】然して、図12において、次のように作用
する。中心軸Oを入力軸、偏心軸O2を出力軸とする
と、中心軸Oの入力が切れると、偏心軸O2は慣性力で
カラ回りする。ギヤG1´,G1´は、ワンウェィクラ
ッチOCが内臓されているので、ギヤG2と共にカラ回
りする。本実施例では、これを防止するために、図1,
図13に示すように、ギヤG1,G1と並べてギヤG1
´,G1´を同軸に取付け、このギヤG1´,G1´に
はギヤG1に対して逆回転方向で作用するように、一方
向クラッチOCが内蔵されている。
する。中心軸Oを入力軸、偏心軸O2を出力軸とする
と、中心軸Oの入力が切れると、偏心軸O2は慣性力で
カラ回りする。ギヤG1´,G1´は、ワンウェィクラ
ッチOCが内臓されているので、ギヤG2と共にカラ回
りする。本実施例では、これを防止するために、図1,
図13に示すように、ギヤG1,G1と並べてギヤG1
´,G1´を同軸に取付け、このギヤG1´,G1´に
はギヤG1に対して逆回転方向で作用するように、一方
向クラッチOCが内蔵されている。
【0021】上記偏心軸O2の周速をv2とすると、ギ
ヤG1´,G1´及びリンクLを介して、作用点aにv
1aなる周速を与える。 v1a=(Ro+e)v2/R2(e≧0) v1b=(Ro−e)v2/R2(e≧0) ∴v1a≧v1b>v2 つまり、偏心軸O2がv2なる周速で回れば、中心軸O
はv1aなる周速で回わされるので、カラ回りしないで
ブレーキが効いた状態となって作用する。
ヤG1´,G1´及びリンクLを介して、作用点aにv
1aなる周速を与える。 v1a=(Ro+e)v2/R2(e≧0) v1b=(Ro−e)v2/R2(e≧0) ∴v1a≧v1b>v2 つまり、偏心軸O2がv2なる周速で回れば、中心軸O
はv1aなる周速で回わされるので、カラ回りしないで
ブレーキが効いた状態となって作用する。
【0022】続いて、上記図12,13の実施形態を実
際の歯車式無段変速装置として開発した本発明の実施形
態につき、図1〜7により説明する。この歯車式無段変
速装置100は、入力軸10に対して(例えば増速回転
して)出力する出力軸20を手動ハンドル28による操
作で、変速比を無段階に調節する汎用タイプ(一般産業
機械用)の歯車式無段変速装置として示している。勿
論、手動ハンドル28に替え、車速や負荷の大小を制御
情報源とする自動変速調節部材と結べば、後記の自動車
用の歯車式無段変速装置300となる。
際の歯車式無段変速装置として開発した本発明の実施形
態につき、図1〜7により説明する。この歯車式無段変
速装置100は、入力軸10に対して(例えば増速回転
して)出力する出力軸20を手動ハンドル28による操
作で、変速比を無段階に調節する汎用タイプ(一般産業
機械用)の歯車式無段変速装置として示している。勿
論、手動ハンドル28に替え、車速や負荷の大小を制御
情報源とする自動変速調節部材と結べば、後記の自動車
用の歯車式無段変速装置300となる。
【0023】図中、1は歯車式無段変速装置100のハ
ウジングであり、この右端ブラケット2のボス3には、
モータやエンジンに連結される入力軸10がベアリング
4,5に承持されている。他方、ハウジング1の左端ブ
ラケット6のボス7には、各種(産業機械,農業機械,
自動車他)の負荷に連結される出力軸20がベアリング
8,9に承持されている。上記入力軸10と出力軸20
との間に、本発明の歯車式無段変速装置100を装備す
る。
ウジングであり、この右端ブラケット2のボス3には、
モータやエンジンに連結される入力軸10がベアリング
4,5に承持されている。他方、ハウジング1の左端ブ
ラケット6のボス7には、各種(産業機械,農業機械,
自動車他)の負荷に連結される出力軸20がベアリング
8,9に承持されている。上記入力軸10と出力軸20
との間に、本発明の歯車式無段変速装置100を装備す
る。
【0024】上記入力軸10の内端(軸の左端)10A
には、十字状の旋回体11がその中央部(軸受部)11
Aを嵌着させている。上記旋回体11は、そのリンク機
構L(関節:L1,L2)の第1腕L1と第2腕L2と
を支軸11B,11C,11D,11Eで枢支し、この
第2腕L2の各先端部(軸受部)に支軸12A,12
B,12C,12Dを嵌着させ、入力軸10の回転中心
Oの軸心方向と同方向に向けている。上記支軸12A〜
12Dには、2枚のギャG1,G1´とが各々回転逆方
向に抱合わせた状態にて、その内輪に一方向クラッチ機
構C1,C1´を介して承持させている。上記2枚のギ
ャG1,G1´は、図4,5に示すように、各々正転方
向及び逆転方向に機能する一方向クラッチ機構C1,C
1´の偏心駒13,13´を内蔵している。上記偏心駒
13,13´を回動してクラッチの入・切を支配するカ
ム体15が上記リンク機構Lの支軸11B,11C,1
1D,11Eに嵌着し、このカム体15が、外部のハウ
ジング1内壁に取付けた入・切円形カム体14の円形カ
ム溝14Aに係合している。これにより、出力ギャG2
と常に噛合する上記入力ギャG1,G1´は、この1公
転時に中心点O2からの偏心移動によって生ずる出力ギ
ャG2との噛合点が最大周速となる公転角の区間αだけ
を繋ぐ一方向クラッチ機構C1,C1´を構成する。
には、十字状の旋回体11がその中央部(軸受部)11
Aを嵌着させている。上記旋回体11は、そのリンク機
構L(関節:L1,L2)の第1腕L1と第2腕L2と
を支軸11B,11C,11D,11Eで枢支し、この
第2腕L2の各先端部(軸受部)に支軸12A,12
B,12C,12Dを嵌着させ、入力軸10の回転中心
Oの軸心方向と同方向に向けている。上記支軸12A〜
12Dには、2枚のギャG1,G1´とが各々回転逆方
向に抱合わせた状態にて、その内輪に一方向クラッチ機
構C1,C1´を介して承持させている。上記2枚のギ
ャG1,G1´は、図4,5に示すように、各々正転方
向及び逆転方向に機能する一方向クラッチ機構C1,C
1´の偏心駒13,13´を内蔵している。上記偏心駒
13,13´を回動してクラッチの入・切を支配するカ
ム体15が上記リンク機構Lの支軸11B,11C,1
1D,11Eに嵌着し、このカム体15が、外部のハウ
ジング1内壁に取付けた入・切円形カム体14の円形カ
ム溝14Aに係合している。これにより、出力ギャG2
と常に噛合する上記入力ギャG1,G1´は、この1公
転時に中心点O2からの偏心移動によって生ずる出力ギ
ャG2との噛合点が最大周速となる公転角の区間αだけ
を繋ぐ一方向クラッチ機構C1,C1´を構成する。
【0025】上記一方向クラッチ機構C1,C1´の詳
細構成を図4,5,6にて説明する。上記支軸12A〜
12Dに嵌まる各ギャG1,G1´の内・外輪の間Xに
は、各々正転方向及び逆転方向に機能する一方向クラッ
チ機構C1,C1´の偏心駒13,13´を内蔵してい
る。この偏心駒13,13´は、回転中心となる支軸1
2A〜12Dの軸心(S)に対して偏心位置S2,S2
をカム中心にして取付けられている。そして、図5に示
すように、ギャG1,G1´の中心S1に対して支軸1
2A〜12Dの軸心(S)は、偏心量βのもとで左側
(図示において)に配置されている。しかして、図5の
ように、偏心駒13,13´の中心S2がギャG1,G
1´の中心S1よりも上下側に位置するとき、クリンチ
ポイントCP1,CP2が接してクラッチが入る。又、
偏心駒13,13´の中心S2がギャG1,G1´の中
心S1の右側(図示において)に位置すると、クリンチ
ポイントCP1,CP2が離れてクラッチが切れる。
細構成を図4,5,6にて説明する。上記支軸12A〜
12Dに嵌まる各ギャG1,G1´の内・外輪の間Xに
は、各々正転方向及び逆転方向に機能する一方向クラッ
チ機構C1,C1´の偏心駒13,13´を内蔵してい
る。この偏心駒13,13´は、回転中心となる支軸1
2A〜12Dの軸心(S)に対して偏心位置S2,S2
をカム中心にして取付けられている。そして、図5に示
すように、ギャG1,G1´の中心S1に対して支軸1
2A〜12Dの軸心(S)は、偏心量βのもとで左側
(図示において)に配置されている。しかして、図5の
ように、偏心駒13,13´の中心S2がギャG1,G
1´の中心S1よりも上下側に位置するとき、クリンチ
ポイントCP1,CP2が接してクラッチが入る。又、
偏心駒13,13´の中心S2がギャG1,G1´の中
心S1の右側(図示において)に位置すると、クリンチ
ポイントCP1,CP2が離れてクラッチが切れる。
【0026】上記偏心駒13,13´には、作動片13
A,13A´を突出し、これが矩形空間X´内に圧装し
たバネ13B,13B´の弾発力のON,OFFにより
偏心駒13,13´を回動し、ギャG1の内周壁(a)
と離接してクラッチの入・切りを支配する。その指令系
の構成は、図5,6に示すように、押動棒13Cの先端
に二股状に2つの作動棒13GをピンBで枢支し、この
作動棒の各自由端が上記作動片13A,13A´に明け
たバカ孔に先端の球体13Hで抜け止めされて遊嵌して
いる。上記各作動棒13Gには、バネ13B,13B´
が嵌合し、その弾発力で各偏心駒13,13´を回動さ
せ、且つバネ13Jによる押動棒13Cの引き力Fで、
バネ13B,13B´を圧縮して各偏心駒13,13´
を内周壁(a)から離接してクラッチを切る。
A,13A´を突出し、これが矩形空間X´内に圧装し
たバネ13B,13B´の弾発力のON,OFFにより
偏心駒13,13´を回動し、ギャG1の内周壁(a)
と離接してクラッチの入・切りを支配する。その指令系
の構成は、図5,6に示すように、押動棒13Cの先端
に二股状に2つの作動棒13GをピンBで枢支し、この
作動棒の各自由端が上記作動片13A,13A´に明け
たバカ孔に先端の球体13Hで抜け止めされて遊嵌して
いる。上記各作動棒13Gには、バネ13B,13B´
が嵌合し、その弾発力で各偏心駒13,13´を回動さ
せ、且つバネ13Jによる押動棒13Cの引き力Fで、
バネ13B,13B´を圧縮して各偏心駒13,13´
を内周壁(a)から離接してクラッチを切る。
【0027】上記押動棒13Cは、第2腕L2内に納め
られ、この押動棒13Cの押片13Dに対して押圧する
カム体15と、このカム体15を嵌着した支軸11B〜
11Eを出力ギャG2との噛合点が最大周速となる公転
角の区間αだけ、入・切円形カム体14の円形カム溝1
4Aで実線位置に回動してカム体15が押動棒13Cを
押し、これでバネ13B,13B´の弾発力により偏心
駒13,13´を実線位置に回動して各クリンチポイン
トCP1,CP2を圧接し、両方の一方向クラッチ機構
C1,C1´を結合する。しかして、片側の入力ギャG
1は入力軸10からのトルク伝達となる正転方向に機能
し、他方の入力ギャG1´は出力軸20からのトルク伝
達(逆トルク)となる逆転方向に機能する関係になって
いる。
られ、この押動棒13Cの押片13Dに対して押圧する
カム体15と、このカム体15を嵌着した支軸11B〜
11Eを出力ギャG2との噛合点が最大周速となる公転
角の区間αだけ、入・切円形カム体14の円形カム溝1
4Aで実線位置に回動してカム体15が押動棒13Cを
押し、これでバネ13B,13B´の弾発力により偏心
駒13,13´を実線位置に回動して各クリンチポイン
トCP1,CP2を圧接し、両方の一方向クラッチ機構
C1,C1´を結合する。しかして、片側の入力ギャG
1は入力軸10からのトルク伝達となる正転方向に機能
し、他方の入力ギャG1´は出力軸20からのトルク伝
達(逆トルク)となる逆転方向に機能する関係になって
いる。
【0028】そして、公転角の区間α以外は、入・切円
形カム体14の円形カム溝14Aでカム体15を嵌着し
た支軸11B〜11Eを戻し、図6に示すように、偏心
駒13,13´が入力ギャG1,G1´の接合用の内周
壁(a)から離れてクラッチが切れる。そして、入力ギ
ャG1は入力軸10からのトルク伝達となる正転方向に
機能せず、入力ギャG1´は出力軸20からのトルク伝
達(逆トルク)となる逆転方向に機能しない関係になっ
ている。
形カム体14の円形カム溝14Aでカム体15を嵌着し
た支軸11B〜11Eを戻し、図6に示すように、偏心
駒13,13´が入力ギャG1,G1´の接合用の内周
壁(a)から離れてクラッチが切れる。そして、入力ギ
ャG1は入力軸10からのトルク伝達となる正転方向に
機能せず、入力ギャG1´は出力軸20からのトルク伝
達(逆トルク)となる逆転方向に機能しない関係になっ
ている。
【0029】上記ギャG1,G1´を備える支軸12A
〜12Dは図1,3に示すように、中間軸17Cの中心
点O2(入力軸10の回転中心Oとの距離e)を中心と
し、回転直径D2を持つ円形カム体17の円形カム溝1
7Aに係合している。上記円形カム体17は、その回転
筒部(中間軸)17Cがベアリング18,19を介して
昇降体22の下端軸受部22Aに支持されている。上記
昇降体22は、変速調節手段30となる手動ハンドル2
8に連結すべく、上部に雌螺子22Bを設け、これに螺
合するボールネジ23がその上端部に固設したウオーム
ホイール24のボス部24Aをハウジング1の上部1C
に付設したブラケット24´との間にベアリング25,
26で吊持されている。上記ウオームホイール24には
ウオーム軸27が螺合し、手動ハンドル28の正逆転操
作により、ボールネジ23を正逆転させ、これにつなが
る昇降体22及び円形カム体17を昇降調節(上記軸心
O,O2間の距離eを調節)し、この回転筒部17C及
びこの回転中心O2に通っているスプライン軸21Aを
昇降調節する構成になっている。
〜12Dは図1,3に示すように、中間軸17Cの中心
点O2(入力軸10の回転中心Oとの距離e)を中心と
し、回転直径D2を持つ円形カム体17の円形カム溝1
7Aに係合している。上記円形カム体17は、その回転
筒部(中間軸)17Cがベアリング18,19を介して
昇降体22の下端軸受部22Aに支持されている。上記
昇降体22は、変速調節手段30となる手動ハンドル2
8に連結すべく、上部に雌螺子22Bを設け、これに螺
合するボールネジ23がその上端部に固設したウオーム
ホイール24のボス部24Aをハウジング1の上部1C
に付設したブラケット24´との間にベアリング25,
26で吊持されている。上記ウオームホイール24には
ウオーム軸27が螺合し、手動ハンドル28の正逆転操
作により、ボールネジ23を正逆転させ、これにつなが
る昇降体22及び円形カム体17を昇降調節(上記軸心
O,O2間の距離eを調節)し、この回転筒部17C及
びこの回転中心O2に通っているスプライン軸21Aを
昇降調節する構成になっている。
【0030】上記回転筒部である中間軸17Cの右端に
は、図1,7に示すように、2枚の出力ギャG2,G2
がシフタ筒42の外周に遊嵌合し、上記2対(8枚)の
入力ギャG1,G1と噛合している。又、シフタ筒の内
周がスプライン軸の軸方向に移動するようキー係合され
ている。上記シフタ筒42は、図7(a)に示すよう
に、スプライン軸21Aの右端フランジ21Bに圧装し
たバネ43で左進され、中間軸17Cの右側壁に設けた
片山状のクラッチ爪17Dとその左端の片山状のクラッ
チ片42Aとを噛合わせたクラッチCKを構成し、クラ
ッチ片42BとギャG2のクラッチ片K1とを切り離し
た逆転クラッチCK2を構成する。この時、ギャG2の
クラッチ片K2とシフタ筒のクラッチ片42Cとを結合
した正転クラッチCK1を構成している。ここで、入力
軸10からの回転トルクをギャG1からギャG2へ伝達
し、これでトルクが矢印のように中間軸17C(スプラ
イン軸21A)に伝達して正転されるが、ギャG1側か
らのトルク伝達は一方向クラッチ機構C1によりON,
OFF制御される。
は、図1,7に示すように、2枚の出力ギャG2,G2
がシフタ筒42の外周に遊嵌合し、上記2対(8枚)の
入力ギャG1,G1と噛合している。又、シフタ筒の内
周がスプライン軸の軸方向に移動するようキー係合され
ている。上記シフタ筒42は、図7(a)に示すよう
に、スプライン軸21Aの右端フランジ21Bに圧装し
たバネ43で左進され、中間軸17Cの右側壁に設けた
片山状のクラッチ爪17Dとその左端の片山状のクラッ
チ片42Aとを噛合わせたクラッチCKを構成し、クラ
ッチ片42BとギャG2のクラッチ片K1とを切り離し
た逆転クラッチCK2を構成する。この時、ギャG2の
クラッチ片K2とシフタ筒のクラッチ片42Cとを結合
した正転クラッチCK1を構成している。ここで、入力
軸10からの回転トルクをギャG1からギャG2へ伝達
し、これでトルクが矢印のように中間軸17C(スプラ
イン軸21A)に伝達して正転されるが、ギャG1側か
らのトルク伝達は一方向クラッチ機構C1によりON,
OFF制御される。
【0031】他方、図7(b)のように、出力軸20か
ら中間軸17Cへ逆転トルクが伝達すると、中間軸17
Cがシフタ筒42側を回転することとなり、上記クラッ
チ爪17Dがクラッチ片42Aをバネ43に抗して右側
へシフタ筒42を推進させる。これで、クラッチCKが
外れると共に、ギャG2側の正転クラッチCK1が外
れ、ギャG2´側の逆転クラッチCK2が結合され、出
力軸20からのトルクをギャG2からギャG1´を介し
て入力軸10へ伝達し、エンジンブレーキの作用をする
構成になっている。勿論、ギャG1´側へのトルク伝達
は一方向クラッチ機構C1´によりON,OFF制御さ
れる。
ら中間軸17Cへ逆転トルクが伝達すると、中間軸17
Cがシフタ筒42側を回転することとなり、上記クラッ
チ爪17Dがクラッチ片42Aをバネ43に抗して右側
へシフタ筒42を推進させる。これで、クラッチCKが
外れると共に、ギャG2側の正転クラッチCK1が外
れ、ギャG2´側の逆転クラッチCK2が結合され、出
力軸20からのトルクをギャG2からギャG1´を介し
て入力軸10へ伝達し、エンジンブレーキの作用をする
構成になっている。勿論、ギャG1´側へのトルク伝達
は一方向クラッチ機構C1´によりON,OFF制御さ
れる。
【0032】しかして、入力軸10をその回転中心Oで
回転すると、旋回体11が旋回され、これを枢支するリ
ンク機構Lの自由端の支軸12A〜12D及びそのギャ
G1,G1´とが中間軸17Cの中心点O2を中心と
し、回転直径D2を持つ円形カム溝17Aにガイドされ
て、回転直径D2上を公転する。ここで、上記ギャG
1,G1´は、入力軸10の回転中心Oに対してある距
離eだけ変位させた中間軸17Cの中心点O2で回転す
る2枚の出力側のギャG2,G2´と噛合している。こ
れで、ギャG1,G1´から出力側のギャG2,G2´
へ伝達される回転周速が最大偏心半径時に最大周速とな
り、最小偏心半径時に最小周速となる。
回転すると、旋回体11が旋回され、これを枢支するリ
ンク機構Lの自由端の支軸12A〜12D及びそのギャ
G1,G1´とが中間軸17Cの中心点O2を中心と
し、回転直径D2を持つ円形カム溝17Aにガイドされ
て、回転直径D2上を公転する。ここで、上記ギャG
1,G1´は、入力軸10の回転中心Oに対してある距
離eだけ変位させた中間軸17Cの中心点O2で回転す
る2枚の出力側のギャG2,G2´と噛合している。こ
れで、ギャG1,G1´から出力側のギャG2,G2´
へ伝達される回転周速が最大偏心半径時に最大周速とな
り、最小偏心半径時に最小周速となる。
【0033】これにより、正転方向に機能する一方向ク
ラッチ機構C1が入力軸10のギャG1からその最大偏
心半径時(αの区間で、図8の作用点P2)に最大周速
と最小トルクを一方向クラッチ機構C1を介して出力側
のギャG2へ伝達する。又、エンジンブレーキの作用で
出力軸側から逆転トルクが働くと、逆転方向に機能する
逆転クラッチCK2と一方向クラッチC1´が中間軸1
7CのギャG2からその最小偏心半径時(図8の作用点
P3で)に最大周速とトルクを入力側のギャG1´へブ
レーキ作用として伝達する。即ち、負荷側からのトルク
伝達は、最小偏心半径時の回転数がリンク機構Lを介し
て入力軸10に伝達される。
ラッチ機構C1が入力軸10のギャG1からその最大偏
心半径時(αの区間で、図8の作用点P2)に最大周速
と最小トルクを一方向クラッチ機構C1を介して出力側
のギャG2へ伝達する。又、エンジンブレーキの作用で
出力軸側から逆転トルクが働くと、逆転方向に機能する
逆転クラッチCK2と一方向クラッチC1´が中間軸1
7CのギャG2からその最小偏心半径時(図8の作用点
P3で)に最大周速とトルクを入力側のギャG1´へブ
レーキ作用として伝達する。即ち、負荷側からのトルク
伝達は、最小偏心半径時の回転数がリンク機構Lを介し
て入力軸10に伝達される。
【0034】上記入力側のギャG1,G1´と噛合する
中間軸17Cの中腹部には、入切クラッチCK,CK
1,CK2を備えており、この入切りで中間軸17Cと
右側ギャG2又は左側ギャG2との入切りを選択し、負
荷側からの回転トルクを歯車式無段変速装置100に戻
してブレーキ作用をさせるかどうかを出力軸20の回転
トルク方向で自動的に切り替えられる。
中間軸17Cの中腹部には、入切クラッチCK,CK
1,CK2を備えており、この入切りで中間軸17Cと
右側ギャG2又は左側ギャG2との入切りを選択し、負
荷側からの回転トルクを歯車式無段変速装置100に戻
してブレーキ作用をさせるかどうかを出力軸20の回転
トルク方向で自動的に切り替えられる。
【0035】更に、上記中間軸21の左端部は、シュミ
ットカップリングSCの片側と結合され、このシュミッ
トカップリングSCの他方側が上記出力軸20に連結さ
れている。上記シュミットカップリングSCは、多段継
手円板31,32,33からなり、軸心位置の異なる2
つの軸17C,20を結合させる機能を持っている。し
かして、ギャG1,G2から中間軸17Cに出力する回
転は、シュミットカップリングSCで任意に偏心してい
る出力軸20に所定の回転速度と、トルクとを伝達する
構成になっている。上記所定の回転速度Nnと、トルク
Tqは、変速調節手段30となる手動ハンドル28によ
る昇降体22及びホルダ体17を昇降調節(上記軸心
O,O2間の距離eを調節)して行われる。
ットカップリングSCの片側と結合され、このシュミッ
トカップリングSCの他方側が上記出力軸20に連結さ
れている。上記シュミットカップリングSCは、多段継
手円板31,32,33からなり、軸心位置の異なる2
つの軸17C,20を結合させる機能を持っている。し
かして、ギャG1,G2から中間軸17Cに出力する回
転は、シュミットカップリングSCで任意に偏心してい
る出力軸20に所定の回転速度と、トルクとを伝達する
構成になっている。上記所定の回転速度Nnと、トルク
Tqは、変速調節手段30となる手動ハンドル28によ
る昇降体22及びホルダ体17を昇降調節(上記軸心
O,O2間の距離eを調節)して行われる。
【0036】本発明の実施形態は上記のように構成さ
れ、以下のように作用する。図3,8に示すように、入
力軸にリンク機構で連結する2対のギャG1,G1は、
当該ギャG1,G1の中心点Oから距離eだけ離れた出
力軸の中心点O2を中心にして公転するよう円形カム溝
17A上にその支軸を係合させ、且つ上記出力軸の中心
点O2に位置するギャG2と常に噛合する上記ギャG1
が1公転中に中心点O2からの偏心移動によって生ずる
ギャG2との噛合点P1の最大周速時のトルクを一方向
クラッチ機構C1(C1´)がONして出力軸のギャG
2へ伝達する。
れ、以下のように作用する。図3,8に示すように、入
力軸にリンク機構で連結する2対のギャG1,G1は、
当該ギャG1,G1の中心点Oから距離eだけ離れた出
力軸の中心点O2を中心にして公転するよう円形カム溝
17A上にその支軸を係合させ、且つ上記出力軸の中心
点O2に位置するギャG2と常に噛合する上記ギャG1
が1公転中に中心点O2からの偏心移動によって生ずる
ギャG2との噛合点P1の最大周速時のトルクを一方向
クラッチ機構C1(C1´)がONして出力軸のギャG
2へ伝達する。
【0037】入力軸の2対のギャG1が一定回転速度N
1で回転するとき、両軸心O,O2間が距離eだけ偏心
しているので、ギャG1と噛み合うギャG2はギャG1
の公転半径が1公転毎に±eだけ変化(正弦波状に変
化)することになり、この最大半径時(ギャG2の半径
+e)に、ギャG1からの回転速度Vが最大となって回
転N2とトルク(Tq)をギャG2から出力軸20へ伝
達する。1公転中、ギャG1は最大半径時(ギャG2の
半径+e)以外では周速が低下し、一方向クラッチ機構
C1により出力軸20とギャGとの縁を切り、トルク伝
達しない。即ち、ギャG1の1公転につき、最大周速V
max時にその周速とトルクとがギャG2から出力軸2
0に伝達される。この実施例では、2対のギャG1を備
えているから、図11に示すように、1サイクル中に4
回のトルク伝達が行われ、振動が抑制される。
1で回転するとき、両軸心O,O2間が距離eだけ偏心
しているので、ギャG1と噛み合うギャG2はギャG1
の公転半径が1公転毎に±eだけ変化(正弦波状に変
化)することになり、この最大半径時(ギャG2の半径
+e)に、ギャG1からの回転速度Vが最大となって回
転N2とトルク(Tq)をギャG2から出力軸20へ伝
達する。1公転中、ギャG1は最大半径時(ギャG2の
半径+e)以外では周速が低下し、一方向クラッチ機構
C1により出力軸20とギャGとの縁を切り、トルク伝
達しない。即ち、ギャG1の1公転につき、最大周速V
max時にその周速とトルクとがギャG2から出力軸2
0に伝達される。この実施例では、2対のギャG1を備
えているから、図11に示すように、1サイクル中に4
回のトルク伝達が行われ、振動が抑制される。
【0038】上記歯車式無段変速装置100の作用を図
8,9,10により、更に詳細に説明する。図8,9に
おいて、O:入力軸中心、ω:入力軸回転角速度(一
定)、O2:出力軸中心、VG2:出力ギャ周速度、
e:入力軸と出力軸との偏心量、P:出力ギャG2と、
入力ギャ(クラッチギャ)G1との噛合点、、Q:入力
ギャG1を支える第2腕L2の支点で入力軸Oと一体と
なし、半径Rの円周上を回転する。Q1:入力ギャG1
のクラッチがONとなる点、、Q3:入力ギャG1のク
ラッチがOFFとなる点である。
8,9,10により、更に詳細に説明する。図8,9に
おいて、O:入力軸中心、ω:入力軸回転角速度(一
定)、O2:出力軸中心、VG2:出力ギャ周速度、
e:入力軸と出力軸との偏心量、P:出力ギャG2と、
入力ギャ(クラッチギャ)G1との噛合点、、Q:入力
ギャG1を支える第2腕L2の支点で入力軸Oと一体と
なし、半径Rの円周上を回転する。Q1:入力ギャG1
のクラッチがONとなる点、、Q3:入力ギャG1のク
ラッチがOFFとなる点である。
【0039】今、入力ギャG1は、出力ギャG2のピッ
チ円上に4個配列されている。よって、∠Q1,O,Q
3=90°となる。ここで、点Qが半径Rの円周上を回
って点Q1に来るとクラッチが入り、ギャG1はVG2
の逆方向には回らない(但し、VG2の方向には回
る)。この状態で点Q3まで来るとクラッチが解除さ
れ、入力ギャG1は自由に回る。よって、入力軸Oのト
ルクは、点Q1からQ3の間、つまり噛合点P1からP
3の間で、出力ギャG2に伝達される。
チ円上に4個配列されている。よって、∠Q1,O,Q
3=90°となる。ここで、点Qが半径Rの円周上を回
って点Q1に来るとクラッチが入り、ギャG1はVG2
の逆方向には回らない(但し、VG2の方向には回
る)。この状態で点Q3まで来るとクラッチが解除さ
れ、入力ギャG1は自由に回る。よって、入力軸Oのト
ルクは、点Q1からQ3の間、つまり噛合点P1からP
3の間で、出力ギャG2に伝達される。
【0040】点P1では、出力ギャG2の周速VG
21は、半径OP1が角速度ωで回る周速VG11の分速と
なり、VG21=OP1ωcosθとなる。点P3でも同
様である。ところが、点P2では、半径OP2=r0+e
maxとなり、周速VG2は、VG2=(r0+ema
x)ωとなり、P1からP3の間では、最大周速とな
る。よって、ギャG2の回転速度は、VG2によって決
まる。
21は、半径OP1が角速度ωで回る周速VG11の分速と
なり、VG21=OP1ωcosθとなる。点P3でも同
様である。ところが、点P2では、半径OP2=r0+e
maxとなり、周速VG2は、VG2=(r0+ema
x)ωとなり、P1からP3の間では、最大周速とな
る。よって、ギャG2の回転速度は、VG2によって決
まる。
【0041】偏心量eが小さくなって、図9のように、
e=0となると、入力軸の中心O1と出力軸の中心O2
が一致する。従って、OP1=OP2=OP3 VG21=VG2=VG23=r0ωとなり、入力軸と出力軸
の回転数は同じとなる。更に、偏心量eが小さくなっ
て、マイナス値(図10の状態)となると、回転半径O
P1、OP2、OP3において、OP2は最大でなくなり、
OP1>OP2<OP3となる。
e=0となると、入力軸の中心O1と出力軸の中心O2
が一致する。従って、OP1=OP2=OP3 VG21=VG2=VG23=r0ωとなり、入力軸と出力軸
の回転数は同じとなる。更に、偏心量eが小さくなっ
て、マイナス値(図10の状態)となると、回転半径O
P1、OP2、OP3において、OP2は最大でなくなり、
OP1>OP2<OP3となる。
【0042】図10のように、eminのときは、OP
1=OP3となるようにQ1,Q3の位置を決めておく
と、出力ギャG2の周速VG21=VG23>VG2とな
る。このときは、点P1とP3の2箇所で、トルク伝達
が行われることになる。低速時には、伝達トルクが大き
くなるから、伝達点が多い方が有利であるので、OP1
=OP3となるようにQ1,Q3の位置を決める。
1=OP3となるようにQ1,Q3の位置を決めておく
と、出力ギャG2の周速VG21=VG23>VG2とな
る。このときは、点P1とP3の2箇所で、トルク伝達
が行われることになる。低速時には、伝達トルクが大き
くなるから、伝達点が多い方が有利であるので、OP1
=OP3となるようにQ1,Q3の位置を決める。
【0043】eを更に小さくして、e=r0とすると、
回転半径が0となるので、ギャG2への伝達トルクも0
となり、クラッチで切れた状態となるから、実際の装置
においてクラッチを省略できる。しかし、この場合、入
力ギャG1同志が干渉するのでギャG1の個数を減らす
必要がある。上記歯車式無段変速装置における変速範囲
Cは、下記の式により、現わされる。変速範囲C=図8
中のVG2/図10中のVG21となる。
回転半径が0となるので、ギャG2への伝達トルクも0
となり、クラッチで切れた状態となるから、実際の装置
においてクラッチを省略できる。しかし、この場合、入
力ギャG1同志が干渉するのでギャG1の個数を減らす
必要がある。上記歯車式無段変速装置における変速範囲
Cは、下記の式により、現わされる。変速範囲C=図8
中のVG2/図10中のVG21となる。
【0044】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、ギャの偏心位置を変える変速調節手段は、図示の
手動ハンドルによる他、車速や負荷の大小を検出し、こ
れを制御用の情報源として自動変速調節部材を自動制御
させるようにしても良い。その実施例を自動車用(四輪
車や二輪車など)の歯車式無段変速装置300として図
14,15で説明する。これに使用される歯車式無段変
速装置100は上記のもので、エンジンEの出力軸40
0に入力軸10,40を連結する。更に、車速センサS
1と負荷の大小を検出するトルクセンサTSとを制御情
報源として備え、この情報が中央処理部CPUで演算さ
れ、この演算結果により歯車式無段変速装置300の変
速比を調節する自動変速調節部材AS(30と同じ)を
制御する駆動部Dに結ばれている。尚、歯車式無段変速
装置300の出力軸20,50は車輪を駆動するプロペ
ラシャフト500に連結している。
えば、ギャの偏心位置を変える変速調節手段は、図示の
手動ハンドルによる他、車速や負荷の大小を検出し、こ
れを制御用の情報源として自動変速調節部材を自動制御
させるようにしても良い。その実施例を自動車用(四輪
車や二輪車など)の歯車式無段変速装置300として図
14,15で説明する。これに使用される歯車式無段変
速装置100は上記のもので、エンジンEの出力軸40
0に入力軸10,40を連結する。更に、車速センサS
1と負荷の大小を検出するトルクセンサTSとを制御情
報源として備え、この情報が中央処理部CPUで演算さ
れ、この演算結果により歯車式無段変速装置300の変
速比を調節する自動変速調節部材AS(30と同じ)を
制御する駆動部Dに結ばれている。尚、歯車式無段変速
装置300の出力軸20,50は車輪を駆動するプロペ
ラシャフト500に連結している。
【0045】上記のように歯車式無段変速装置300の
変速比を調節する変速調節手段を車速や負荷の大小に応
じて自動変速調節部材ASにより自動制御するから、そ
の車速と負荷の大小に最適なトルクと周速とを自動的に
制御されて車輪を駆動するプロペラシャフト500を駆
動する。又、正逆の両回転方向にも機能するようにプロ
ペラシャフト500側からの逆トルクが出力軸20,5
0側にエンジンブレーキとして伝達するように、逆転方
向の一方向クラッチ機構C1´と逆転クラッチCK2と
が機能する。しかして、アクセルを急に緩めるとき、強
力なエンジンブレーキが作用し、理想的な自動車用の歯
車式無段変速装置を提供する。
変速比を調節する変速調節手段を車速や負荷の大小に応
じて自動変速調節部材ASにより自動制御するから、そ
の車速と負荷の大小に最適なトルクと周速とを自動的に
制御されて車輪を駆動するプロペラシャフト500を駆
動する。又、正逆の両回転方向にも機能するようにプロ
ペラシャフト500側からの逆トルクが出力軸20,5
0側にエンジンブレーキとして伝達するように、逆転方
向の一方向クラッチ機構C1´と逆転クラッチCK2と
が機能する。しかして、アクセルを急に緩めるとき、強
力なエンジンブレーキが作用し、理想的な自動車用の歯
車式無段変速装置を提供する。
【0046】本発明は上記自動車用の歯車式無段変速装
置300のほか、一般産業機械用の歯車式無段変速装置
とすべく、負荷の大小だけを検出しこれを制御用の情報
源としてギャの偏心位置を変える変速調節手段を自動変
速調節部材ASにて自動制御させるようにしてもよい。
置300のほか、一般産業機械用の歯車式無段変速装置
とすべく、負荷の大小だけを検出しこれを制御用の情報
源としてギャの偏心位置を変える変速調節手段を自動変
速調節部材ASにて自動制御させるようにしてもよい。
【0047】これによると、特に、負荷の大小を制御情
報源として出力軸に伝達するトルクと周速とを偏心ギャ
の偏心位置の調節により連続可変させられるから、その
負荷の大小に最適なトルクと周速とを自動的に制御され
て出力軸を駆動する。勿論、出力軸の回転速度を一定の
ままとして負荷変動に関係無く所定のトルクを伝達させ
ることもできる。
報源として出力軸に伝達するトルクと周速とを偏心ギャ
の偏心位置の調節により連続可変させられるから、その
負荷の大小に最適なトルクと周速とを自動的に制御され
て出力軸を駆動する。勿論、出力軸の回転速度を一定の
ままとして負荷変動に関係無く所定のトルクを伝達させ
ることもできる。
【0048】更に、本発明において、入力ギャG1は、
2対(4個)の実施形態で示したが、1対(2個)や3
個の奇数であってもよいし、3対(6個)以上でもよ
い。また、逆転トルクの発生が無いか少ない時は、入力
側(正転側)のみのギャG1と一方向クラッチ機構C1
及びギャG2,正転クラッチCK1として、逆転側の一
方向クラッチ機構C1´,逆転クラッチCK2を省略
し、入力側からのトルク伝達とこの変速機能だけとして
もよい。この構成によると、更にコンパクトでシンプル
なものとなる。
2対(4個)の実施形態で示したが、1対(2個)や3
個の奇数であってもよいし、3対(6個)以上でもよ
い。また、逆転トルクの発生が無いか少ない時は、入力
側(正転側)のみのギャG1と一方向クラッチ機構C1
及びギャG2,正転クラッチCK1として、逆転側の一
方向クラッチ機構C1´,逆転クラッチCK2を省略
し、入力側からのトルク伝達とこの変速機能だけとして
もよい。この構成によると、更にコンパクトでシンプル
なものとなる。
【0049】
【効果】本発明の請求項1,2によると、入力軸に一対
又はこれ以上の入力ギャ(一方向クラッチ機構付き)を
180〜90度の回転位相位置に備えたから、入力軸の
1回転中に2〜4回以上の最大周速とトルク伝達を出力
軸が受け、振動を抑制された形態にて無段変速できる効
果を発揮する。更に、一対以上の入力ギヤで1つの出力
ギヤを回転するから、力の伝達効率が良くなり、小さな
モジュールのギヤを採用でき、装置全体を小型軽量化出
来る効果がある。又、請求項2によると、負荷側からの
トルク伝達を制動力に利用できる効果がある。
又はこれ以上の入力ギャ(一方向クラッチ機構付き)を
180〜90度の回転位相位置に備えたから、入力軸の
1回転中に2〜4回以上の最大周速とトルク伝達を出力
軸が受け、振動を抑制された形態にて無段変速できる効
果を発揮する。更に、一対以上の入力ギヤで1つの出力
ギヤを回転するから、力の伝達効率が良くなり、小さな
モジュールのギヤを採用でき、装置全体を小型軽量化出
来る効果がある。又、請求項2によると、負荷側からの
トルク伝達を制動力に利用できる効果がある。
【0050】また、本発明の請求項3によると、請求項
1,2の歯車式無段変速装置において、偏心量を変える
変速調節手段を手動変速調節部材にて手動制御させるよ
うにしたから、一般産業機械の歯車式無段変速装置とし
ての基本的性能や機能を発揮することができる効果が得
られる。更に、全体の機構が小型・コンパクトになり、
出力伝達効率も良く、その変速比も簡便且つ広範囲に調
節できる効果がある。
1,2の歯車式無段変速装置において、偏心量を変える
変速調節手段を手動変速調節部材にて手動制御させるよ
うにしたから、一般産業機械の歯車式無段変速装置とし
ての基本的性能や機能を発揮することができる効果が得
られる。更に、全体の機構が小型・コンパクトになり、
出力伝達効率も良く、その変速比も簡便且つ広範囲に調
節できる効果がある。
【0051】そして、本発明の請求項4によると、請求
項2の歯車式無段変速装置において、車速や負荷の大小
を検出し、これを制御用の情報源としてピニオンの偏心
位置を変える変速調節手段を自動変速調節部材にて自動
制御させるようにしたから、アクセルを急に緩めると、
強力なエンジンブレーキが作用し、自動車やオートバイ
用の歯車式無段変速装置としての性能・機能を発揮する
ことができる効果が得られる。又、入力軸の回転に対し
て出力軸の回転を零にすることができるから、クラッチ
やトルクコンバータが不要となり、全体の機構が小型・
コンパクトになり、出力伝達効率も良く、その変速比も
簡便且つ広範囲に調節できる効果がある。
項2の歯車式無段変速装置において、車速や負荷の大小
を検出し、これを制御用の情報源としてピニオンの偏心
位置を変える変速調節手段を自動変速調節部材にて自動
制御させるようにしたから、アクセルを急に緩めると、
強力なエンジンブレーキが作用し、自動車やオートバイ
用の歯車式無段変速装置としての性能・機能を発揮する
ことができる効果が得られる。又、入力軸の回転に対し
て出力軸の回転を零にすることができるから、クラッチ
やトルクコンバータが不要となり、全体の機構が小型・
コンパクトになり、出力伝達効率も良く、その変速比も
簡便且つ広範囲に調節できる効果がある。
【図1】本発明に係る歯車式無段変速装置の断面図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】図1のB−B線の断面図である。
【図4】本発明の一方向クラッチ機構の拡大断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の一方向クラッチ機構の拡大断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の一方向クラッチ機構の作用を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明の正逆転クラッチの構造と作用を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図8】本発明の歯車式無段変速装置の作用を示す説明
図である。
図である。
【図9】本発明の歯車式無段変速装置の作用を示す説明
図である。
図である。
【図10】本発明の歯車式無段変速装置の作用を示す説
明図である。
明図である。
【図11】本発明の実施形態の変速特性曲線図である。
【図12】本発明に係る技術の作用を示す説明図であ
る。
る。
【図13】本発明に係る技術の作用を示す説明図であ
る。
る。
【図14】本発明の歯車式無段変速装置を自動車用に適
用した第2実施例を示すシステム図である。
用した第2実施例を示すシステム図である。
【図15】本発明の自動車用の歯車式無段変速装置の変
速特性曲線図である。
速特性曲線図である。
100,300 歯車式無
段変速装置 G1,G1´ 入力ギャ G2,G2´ 出力ギャ D2 ギャの半径 1 ハウジング 10,40 入力軸 11 旋回体 14 入・切円
形カム体 17 円形カム
体 17C 中間軸 21A スプライ
ン軸 20,50 出力軸 42 シフタ筒 30,60 手動ハン
ドル 70 偏心調節
部材 e 距離(偏
心量) L リンク機
構 L1 第1腕 L2 第2腕 O,O1,O2 中心点 OC,OC´,C1,C1´ 一方向ク
ラッチ機構 CK1,CK2 正転・逆
転クラッチ AS 自動変速
調節部材 S1 車速セン
サ TS トルクセ
ンサ CPU 中央処理
部 D 駆動部 V 周速 Vmax 最大周速 N1,N2 ギャの回
転数
段変速装置 G1,G1´ 入力ギャ G2,G2´ 出力ギャ D2 ギャの半径 1 ハウジング 10,40 入力軸 11 旋回体 14 入・切円
形カム体 17 円形カム
体 17C 中間軸 21A スプライ
ン軸 20,50 出力軸 42 シフタ筒 30,60 手動ハン
ドル 70 偏心調節
部材 e 距離(偏
心量) L リンク機
構 L1 第1腕 L2 第2腕 O,O1,O2 中心点 OC,OC´,C1,C1´ 一方向ク
ラッチ機構 CK1,CK2 正転・逆
転クラッチ AS 自動変速
調節部材 S1 車速セン
サ TS トルクセ
ンサ CPU 中央処理
部 D 駆動部 V 周速 Vmax 最大周速 N1,N2 ギャの回
転数
Claims (4)
- 【請求項1】 入力軸にリンク機構で連結する少なくと
も一対以上の入力ギャG1は、当該ギャG1の中心点O
から任意距離eだけ偏心した出力軸の中心点O2を中心
にして公転するよう円形環状溝上にその支軸を係合さ
せ、且つ上記出力軸の中心点O2に位置する出力ギャG
2と常に噛合する上記入力ギャG1は、この1公転中に
中心点O2からの偏心移動によって生ずる出力ギャG2
との噛合点が最大周速となる公転角の区間だけを繋ぐ一
方向クラッチ機構C1を上記入力ギャG1内に備え、入
力ギャG1の最大周速時のトルクを出力ギャG2へ伝達
させることを特徴とする歯車式無段変速装置。 - 【請求項2】 請求項1の歯車式無段変速装置におい
て、入力軸にリンク機構で連結する少なくとも一対以上
の入力ギャG1,G1´は、各々2枚重ね(G1,G1
´)に備えると共に、相互に逆回転方向に掛る一方向ク
ラッチ機構C1,C1´の関係となし、更に、入力ギャ
G1,G1´と噛合する2枚重ねの出力ギャG2には、
入力側トルクを伝達する正転クラッチと、出力側からの
逆転トルクを伝達する逆転クラッチとを装備したことを
特徴とする歯車式無段変速装置。 - 【請求項3】 請求項1,2の歯車式無段変速装置にお
いて、負荷の大小により上記入力ギャの入力軸と出力ギ
ャの出力軸の偏心位置を変える変速調節手段を手動ハン
ドル部材又は自動変速部材にて操作することを特徴とす
る一般産業機械用の歯車式無段変速装置。 - 【請求項4】 請求項2の歯車式無段変速装置におい
て、車速や負荷の大小を制御情報源とする自動変速調節
部材を出力軸に結び、上記入力ギャの入力軸と出力ギャ
の出力軸の偏心位置を変える変速調節手段を車速や負荷
の大小に応じて上記自動変速調節部材にて自動制御する
ことを特徴とする自動車用の歯車式無段変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7345225A JPH09158996A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 歯車式無段変速装置及び自動車用の歯車式無段変速装置と一般産業機械用の歯車式無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7345225A JPH09158996A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 歯車式無段変速装置及び自動車用の歯車式無段変速装置と一般産業機械用の歯車式無段変速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09158996A true JPH09158996A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18375151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7345225A Pending JPH09158996A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 歯車式無段変速装置及び自動車用の歯車式無段変速装置と一般産業機械用の歯車式無段変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09158996A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002049869A1 (en) * | 2000-12-18 | 2002-06-27 | Hee-Jae Park | Continuously variable transmission |
| JP2008518168A (ja) * | 2004-10-29 | 2008-05-29 | 北京市無極通汽車系統技術有限公司 | 機械式無段階自動変速式の伝動装置 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP7345225A patent/JPH09158996A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002049869A1 (en) * | 2000-12-18 | 2002-06-27 | Hee-Jae Park | Continuously variable transmission |
| JP2008518168A (ja) * | 2004-10-29 | 2008-05-29 | 北京市無極通汽車系統技術有限公司 | 機械式無段階自動変速式の伝動装置 |
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