JPH09159465A - 光ファイバジャイロ - Google Patents
光ファイバジャイロInfo
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- JPH09159465A JPH09159465A JP32064595A JP32064595A JPH09159465A JP H09159465 A JPH09159465 A JP H09159465A JP 32064595 A JP32064595 A JP 32064595A JP 32064595 A JP32064595 A JP 32064595A JP H09159465 A JPH09159465 A JP H09159465A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバジャイロにおけるバイアス、特に
光学的に発生するバイアスを除去することを目的とす
る。 【解決手段】 位相変調方式又はデルタセロダイン方式
の光ファイバジャイロにおいて、位相制御器には、周期
Tの位相制御電圧信号VS とこの位相制御電圧信号VS
により発生する振幅変調に起因した光学的バイアスを修
正するための周期Tの矩形波信号V2 とが加算されて供
給される。矩形波信号V2 は大きさが一定Hであり且つ
位相制御電圧信号VS の極大及び極小点にて極性が反転
する。この矩形波信号V2 の大きさH及び極性は光学的
バイアスが最小となるようにと選択される。
光学的に発生するバイアスを除去することを目的とす
る。 【解決手段】 位相変調方式又はデルタセロダイン方式
の光ファイバジャイロにおいて、位相制御器には、周期
Tの位相制御電圧信号VS とこの位相制御電圧信号VS
により発生する振幅変調に起因した光学的バイアスを修
正するための周期Tの矩形波信号V2 とが加算されて供
給される。矩形波信号V2 は大きさが一定Hであり且つ
位相制御電圧信号VS の極大及び極小点にて極性が反転
する。この矩形波信号V2 の大きさH及び極性は光学的
バイアスが最小となるようにと選択される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば航空機、船
舶、自動車等の角速度計として使用して好適な光ファイ
バジャイロに関する。
舶、自動車等の角速度計として使用して好適な光ファイ
バジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバジャイロは角速度を計測する
装置として広く使用されており、小型で且つ高い信頼性
を有する長所がある。光ファイバジャイロは光のサグナ
ック効果(サニャック効果ともいう。)を利用して角速
度を計測するように構成されている。干渉型の光ファイ
バジャイロとして、例えば位相変調方式がある。
装置として広く使用されており、小型で且つ高い信頼性
を有する長所がある。光ファイバジャイロは光のサグナ
ック効果(サニャック効果ともいう。)を利用して角速
度を計測するように構成されている。干渉型の光ファイ
バジャイロとして、例えば位相変調方式がある。
【0003】先ず図6を参照して位相変調方式の光ファ
イバジャイロを説明する。光ファイバジャイロ装置は、
半導体レーザ、発光ダイオード等の発光器1と検出光を
電流に変換する受光器2と1本の光ファイバを複数回巻
いて形成された光ファイバループ3と偏光子4と光ファ
イバを伝播する光を合成し又は分岐する第1及び第2の
カプラ5、6と光ファイバループ3の一端に設けられた
位相変調器8とを有する。
イバジャイロを説明する。光ファイバジャイロ装置は、
半導体レーザ、発光ダイオード等の発光器1と検出光を
電流に変換する受光器2と1本の光ファイバを複数回巻
いて形成された光ファイバループ3と偏光子4と光ファ
イバを伝播する光を合成し又は分岐する第1及び第2の
カプラ5、6と光ファイバループ3の一端に設けられた
位相変調器8とを有する。
【0004】発光器1より出力された光は第1のカプラ
5及び偏光子4を経由し、第2のカプラ6によって2つ
の伝播光に分岐され、光ファイバループ3を互いに反対
方向に伝播する。即ち、一方は光ファイバループ3を右
周りに伝播し、他方は左周りに伝播する。
5及び偏光子4を経由し、第2のカプラ6によって2つ
の伝播光に分岐され、光ファイバループ3を互いに反対
方向に伝播する。即ち、一方は光ファイバループ3を右
周りに伝播し、他方は左周りに伝播する。
【0005】光ファイバループ3に外から角速度Ωが加
わると、サグナック効果によって、光ファイバループ3
内を互いに反対方向に伝播する光の間に位相差Δθが生
じる。斯かる位相差Δθはサグナック位相差と称され、
角速度Ωに比例し、次の式で表される。
わると、サグナック効果によって、光ファイバループ3
内を互いに反対方向に伝播する光の間に位相差Δθが生
じる。斯かる位相差Δθはサグナック位相差と称され、
角速度Ωに比例し、次の式で表される。
【0006】
【数1】Δθ=(2πDL/λc)Ω
【0007】ここに、Dは光ファイバループ3のループ
径、Lは光ファイバループ3の長さ、λは発光器1から
出力される光の波長、cは光速、Ωは光ファイバループ
3のループの中心軸線周りの角速度を表す。
径、Lは光ファイバループ3の長さ、λは発光器1から
出力される光の波長、cは光速、Ωは光ファイバループ
3のループの中心軸線周りの角速度を表す。
【0008】位相変調方式によると、光ファイバループ
3を右周りに伝播する光と左周りに伝播する光は位相変
調器8によってそれぞれ位相変調される。光ファイバル
ープ3を右周りに伝播する光EC と左周りに伝播する光
ECCは光ファイバループ3の両端にて次のように表され
る。
3を右周りに伝播する光と左周りに伝播する光は位相変
調器8によってそれぞれ位相変調される。光ファイバル
ープ3を右周りに伝播する光EC と左周りに伝播する光
ECCは光ファイバループ3の両端にて次のように表され
る。
【0009】
【数2】EC =E0 sin(ωt−Δθ/2+β0 ) ECC=E0 sin(ωt+Δθ/2+βT )
【0010】ここに、E0 は振幅、ωは光の周波数に対
する角周波数、tは時間、Δθ/2はサグナック効果に
より生じた位相差、β0 及びβT は位相変調器8によっ
て生成された位相差である。右周りに伝播する光EC の
位相差β0 は光ファイバループ3を右周りに伝播してか
ら光ファイバループ3の出口にて位相変調されて生成し
たものであり、左周りに伝播する光ECCの位相差βT は
光ファイバループ3の入口にて位相変調されてから光フ
ァイバループ3を左周りに伝播した光に生成されたもの
である。
する角周波数、tは時間、Δθ/2はサグナック効果に
より生じた位相差、β0 及びβT は位相変調器8によっ
て生成された位相差である。右周りに伝播する光EC の
位相差β0 は光ファイバループ3を右周りに伝播してか
ら光ファイバループ3の出口にて位相変調されて生成し
たものであり、左周りに伝播する光ECCの位相差βT は
光ファイバループ3の入口にて位相変調されてから光フ
ァイバループ3を左周りに伝播した光に生成されたもの
である。
【0011】斯かる2つの伝播光EC 、ECCは第2のカ
プラ6によって合成され、干渉光は第1のカプラ5を経
由して受光器2によって検出される。受光器2によって
検出される干渉光の強さIは次の式によって表される。
プラ6によって合成され、干渉光は第1のカプラ5を経
由して受光器2によって検出される。受光器2によって
検出される干渉光の強さIは次の式によって表される。
【0012】
【数3】 I=2E0 2〔1+cos(Δθ+βT −β0 )〕 =2E0 2〔1+cos(Δθ+Δβ)〕 =2E0 2(1+cosx)
【0013】但し、Δβ=βT −β0 、x=Δθ+Δβ
である。位相変調をしない方式(Δβ=0)では、受光
器2によって検出される干渉光の強さIは位相差Δθの
余弦値cosΔθの関数だから、入力角速度Ωが小さい
と、干渉光の強さIの変動量が小さく、正確な位相差Δ
θを得られない。位相変調方式(Δβ≠0)では、正弦
曲線の勾配が大きい領域に動作点があるから、入力角速
度Ωが小さいときでも正確な位相差Δθを得ることがで
きる。
である。位相変調をしない方式(Δβ=0)では、受光
器2によって検出される干渉光の強さIは位相差Δθの
余弦値cosΔθの関数だから、入力角速度Ωが小さい
と、干渉光の強さIの変動量が小さく、正確な位相差Δ
θを得られない。位相変調方式(Δβ≠0)では、正弦
曲線の勾配が大きい領域に動作点があるから、入力角速
度Ωが小さいときでも正確な位相差Δθを得ることがで
きる。
【0014】位相変調は角周波数ωm の基準周波数の正
弦波を使用して行われる。斯かる場合、位相差βT 及び
β0 は次の式によって表される。
弦波を使用して行われる。斯かる場合、位相差βT 及び
β0 は次の式によって表される。
【0015】
【数4】βT =βsin(ωm t+ωm ・τ/2) β0 =βsin(ωm t−ωm ・τ/2)
【0016】ここに、βは定数、τは光が光ファイバル
ープ3を伝播するのに要する時間である。この式より2
つの位相差βT 、β0 の差Δβ=βT −β0 を求めると
次のようになる。
ープ3を伝播するのに要する時間である。この式より2
つの位相差βT 、β0 の差Δβ=βT −β0 を求めると
次のようになる。
【0017】
【数5】Δβ=βT −β0 =2βsin(ωm ・τ/
2)・cosωm t=zcosωm t
2)・cosωm t=zcosωm t
【0018】ここにzは位相変調度と称され次の式によ
って表される。
って表される。
【0019】
【数6】z=2βsinωm τ/2
【0020】位相変調度zは位相変調器8に供給される
電圧信号の大きさによって変化する。数5の式の位相差
Δβを数3の式に代入すると次の式が得られる。
電圧信号の大きさによって変化する。数5の式の位相差
Δβを数3の式に代入すると次の式が得られる。
【0021】
【数7】I=2E0 2〔1+cosΔθ・{J0 (z)+
2Σk=1 J2k(z)cos2k・ωm t}−2sinΔ
θ・Σk=0 J2k+1(z)sin(2k+1)ωm t〕
2Σk=1 J2k(z)cos2k・ωm t}−2sinΔ
θ・Σk=0 J2k+1(z)sin(2k+1)ωm t〕
【0022】EO は光の強さに関係する定数、ωm は位
相変調器8によって付与された角周波数、zは位相変調
度、J0 、J1 、J2 、・・・はベッセル関数、tは時
間である。
相変調器8によって付与された角周波数、zは位相変調
度、J0 、J1 、J2 、・・・はベッセル関数、tは時
間である。
【0023】数7の式は次の数8の式のように表され
る。
る。
【0024】
【数8】I=I0 −I1 sinωm t+I2 cos2ω
m t−I3 sin3ωm t+I4cos4ωm t+・・
・
m t−I3 sin3ωm t+I4cos4ωm t+・・
・
【0025】但し、I0 、I1 、I2 、I3 、I4 は次
の数9の式によって表される。尚、I0 は直流成分、I
1 は1倍波成分、I2 は2倍波成分、I3 は3倍波成分
等と称される。
の数9の式によって表される。尚、I0 は直流成分、I
1 は1倍波成分、I2 は2倍波成分、I3 は3倍波成分
等と称される。
【0026】
【数9】I0 =2E0 2{1+J0 (z)cosΔθ} I1 =4E0 2J1 (z)sinΔθ I2 =4E0 2J2 (z)cosΔθ I3 =4E0 2J3 (z)sinΔθ I4 =4E0 2J4 (z)cosΔθ
【0027】位相変調方式の光ファイバジャイロ装置で
は、受光器2が受光する干渉光の強さIは数9の式に示
されるように、cosΔθの項ばかりでなくsinΔθ
の項を含むから、入力角速度Ωが小さくサグナック位相
差Δθの値が小さいときには、sinΔθの項を取り出
してサグナック位相差Δθを求めれば正確な値が得られ
る。
は、受光器2が受光する干渉光の強さIは数9の式に示
されるように、cosΔθの項ばかりでなくsinΔθ
の項を含むから、入力角速度Ωが小さくサグナック位相
差Δθの値が小さいときには、sinΔθの項を取り出
してサグナック位相差Δθを求めれば正確な値が得られ
る。
【0028】再び図6を参照する。光ファイバジャイロ
装置は更に電流電圧変換器7と信号発生器11と同期検
波器12と信号処理部13とを有する。電流電圧変換器
7は受光器2より出力された電流信号を電圧信号に変換
し、それを同期検波部12に出力する。信号発生器11
は角周波数ωm の基準信号を発生する信号発生部と斯か
る基準信号を倍周して角周波数2ωm 、3ωm 、4ωm
のパルス信号を生成する倍周器とを有する。
装置は更に電流電圧変換器7と信号発生器11と同期検
波器12と信号処理部13とを有する。電流電圧変換器
7は受光器2より出力された電流信号を電圧信号に変換
し、それを同期検波部12に出力する。信号発生器11
は角周波数ωm の基準信号を発生する信号発生部と斯か
る基準信号を倍周して角周波数2ωm 、3ωm 、4ωm
のパルス信号を生成する倍周器とを有する。
【0029】同期検波器12は信号発生器11より供給
された角周波数ωm 、2ωm 、3ω m 、4ωm の信号と
電流電圧変換器7より出力された電圧信号を入力する。
先ず、干渉光の強度信号Iより直流成分IO を除去す
る。次に、角周波数ωm 、2ω m 、3ωm 、4ωm の信
号によって干渉光の強度信号Iを同期検波し、1倍波成
分I1 、2倍波成分I2 、3倍波成分I3 及び4倍波成
分I4 等の信号成分を得る。
された角周波数ωm 、2ωm 、3ω m 、4ωm の信号と
電流電圧変換器7より出力された電圧信号を入力する。
先ず、干渉光の強度信号Iより直流成分IO を除去す
る。次に、角周波数ωm 、2ω m 、3ωm 、4ωm の信
号によって干渉光の強度信号Iを同期検波し、1倍波成
分I1 、2倍波成分I2 、3倍波成分I3 及び4倍波成
分I4 等の信号成分を得る。
【0030】これらの信号を使用してサグナック位相差
Δθを求めるためには、数9の式よりE0 、J
1 (z)、J2 (z)、J3 (z)、J4 (z)を消去
すればよい。例えば、J1 (z)=J2 (z)であれば
よい。J1 (z)=J2 (z)を満たす変調度zのうち
最大値を最適な変調度z0 とすると、z0 ≒2.63で
ある。従って、変調度z≒2.63となるように位相変
調器8によって位相変調すればよい。それによって、数
9の2式を使用してサグナック位相差Δθが求められ
る。これは信号処理部13によって演算される。
Δθを求めるためには、数9の式よりE0 、J
1 (z)、J2 (z)、J3 (z)、J4 (z)を消去
すればよい。例えば、J1 (z)=J2 (z)であれば
よい。J1 (z)=J2 (z)を満たす変調度zのうち
最大値を最適な変調度z0 とすると、z0 ≒2.63で
ある。従って、変調度z≒2.63となるように位相変
調器8によって位相変調すればよい。それによって、数
9の2式を使用してサグナック位相差Δθが求められ
る。これは信号処理部13によって演算される。
【0031】図7を参照して従来の光ファイバジャイロ
の他の例を示す。本例の光ファイバジャイロはデルタセ
ロダイン方式であり、本願出願人と同一の出願人によっ
て出願された特願平7−193357号に開示されてお
り、詳細は同出願を参照されたい。本例の光ファイバジ
ャイロは、光源である発光器1と受光した光を電流信号
に変換する受光器2と光ファイバループ3と偏光子4と
2つのカプラ5、6と電流信号を電圧信号に変換する電
流電圧変換器7と光ファイバループ3を伝播する光の位
相を制御するための位相制御器8とを有し、更に、信号
処理部31、積分器32、デルタセロダイン部33、角
度角速度演算部34、切り換え信号発生部35及び基準
位相制御部36を有する。
の他の例を示す。本例の光ファイバジャイロはデルタセ
ロダイン方式であり、本願出願人と同一の出願人によっ
て出願された特願平7−193357号に開示されてお
り、詳細は同出願を参照されたい。本例の光ファイバジ
ャイロは、光源である発光器1と受光した光を電流信号
に変換する受光器2と光ファイバループ3と偏光子4と
2つのカプラ5、6と電流信号を電圧信号に変換する電
流電圧変換器7と光ファイバループ3を伝播する光の位
相を制御するための位相制御器8とを有し、更に、信号
処理部31、積分器32、デルタセロダイン部33、角
度角速度演算部34、切り換え信号発生部35及び基準
位相制御部36を有する。
【0032】ここで本例による光ファイバジャイロの概
念を説明する。本例による光ファイバジャイロでは、位
相制御器8によって干渉光の強さ信号Iに2つの位相
差、即ち、基準位相差Δβとランプ位相差σを生成させ
る。先ず基準位相差Δβについて説明する。
念を説明する。本例による光ファイバジャイロでは、位
相制御器8によって干渉光の強さ信号Iに2つの位相
差、即ち、基準位相差Δβとランプ位相差σを生成させ
る。先ず基準位相差Δβについて説明する。
【0033】本例によると基準位相差Δβは、時間TA
及びTB ごとに交互に変化し、時間TA ではΔβA =−
(2n−1)π/2、時間TB ではΔβB =+(2n−
1)π/2となる。
及びTB ごとに交互に変化し、時間TA ではΔβA =−
(2n−1)π/2、時間TB ではΔβB =+(2n−
1)π/2となる。
【0034】尚、基準位相差Δβの周期T=TA +TB
は一定であるが、時間TA 、TB は入力角速度Ω=0の
時を除いて異なり、一般にTA ≠TB である。これにつ
いては後に詳細に説明する。周期Tは、伝播光が光ファ
イバループ3を伝播するのに要する時間τより充分大き
いものとする。例えば、時間τの数10倍〜数100倍
であってよい。
は一定であるが、時間TA 、TB は入力角速度Ω=0の
時を除いて異なり、一般にTA ≠TB である。これにつ
いては後に詳細に説明する。周期Tは、伝播光が光ファ
イバループ3を伝播するのに要する時間τより充分大き
いものとする。例えば、時間τの数10倍〜数100倍
であってよい。
【0035】nは正の整数であるが、以下では随時n=
1として説明する。n=1の場合には、ΔβA =−π/
2、ΔβB =+π/2となる。数3の式にこのΔβA 及
びΔβB を代入すると次の式が得られる。尚、定数2E
0 2=I0 と置く。
1として説明する。n=1の場合には、ΔβA =−π/
2、ΔβB =+π/2となる。数3の式にこのΔβA 及
びΔβB を代入すると次の式が得られる。尚、定数2E
0 2=I0 と置く。
【0036】
【数10】 IA =I0 〔1+cos(Δθ+ΔβA )〕 =I0 〔1+cos(Δθ−π/2)〕 =I0 (1+sinΔθ) IB =I0 〔1+cos(Δθ+ΔβB )〕 =I0 〔1+cos(Δθ+π/2)〕 =I0 (1−sinΔθ)
【0037】基準位相差がΔβA =−π/2のときとΔ
βB =+π/2のときの干渉光の強さ信号Iの差ΔIを
求める。
βB =+π/2のときの干渉光の強さ信号Iの差ΔIを
求める。
【0038】
【数11】ΔI=IA −IB =I0 (1+sinΔθ)
−I0 (1−sinΔθ)=2I0 sinΔθ ΔI/2=I0 sinΔθ
−I0 (1−sinΔθ)=2I0 sinΔθ ΔI/2=I0 sinΔθ
【0039】図8を参照して説明する。図8Aは数3の
式のグラフであり、位相差xと干渉光の強さIの関係を
表すのによく用いられる。斯かるグラフにて、横軸は位
相差x(=Δθ+Δβ)、縦軸は干渉光の強さI(x)
である。図8Aの下側に示された図8B及び図8Cは横
軸(図8Aの縦軸方向)が時間、縦軸(図8Aの横軸方
向)が位相差x(=Δθ+Δβ)である。図8Aの右側
に示された図8D及び図8Eは横軸(図8Aの横軸方
向)が時間、縦軸(図8Aの縦軸方向)が干渉光の強さ
Iである。
式のグラフであり、位相差xと干渉光の強さIの関係を
表すのによく用いられる。斯かるグラフにて、横軸は位
相差x(=Δθ+Δβ)、縦軸は干渉光の強さI(x)
である。図8Aの下側に示された図8B及び図8Cは横
軸(図8Aの縦軸方向)が時間、縦軸(図8Aの横軸方
向)が位相差x(=Δθ+Δβ)である。図8Aの右側
に示された図8D及び図8Eは横軸(図8Aの横軸方
向)が時間、縦軸(図8Aの縦軸方向)が干渉光の強さ
Iである。
【0040】図8Aの曲線上の丸印A、Bはサグナック
位相差Δθ=0の場合の動作点を示し、丸印A’、B’
はサグナック位相差Δθ≠0の場合の動作点を示す。
位相差Δθ=0の場合の動作点を示し、丸印A’、B’
はサグナック位相差Δθ≠0の場合の動作点を示す。
【0041】図8Bはサグナック位相差Δθ=0の場合
の位相x(=Δθ+Δβ)の波形を示し、図8Cはサグ
ナック位相差Δθ≠0の場合の位相x(=Δθ+Δβ)
の波形を示す。図8Dはサグナック位相差Δθ=0の場
合の干渉光の強さIを表し、同様に、図8Eはサグナッ
ク位相差Δθ≠0の場合の干渉光の強さIを表す。
の位相x(=Δθ+Δβ)の波形を示し、図8Cはサグ
ナック位相差Δθ≠0の場合の位相x(=Δθ+Δβ)
の波形を示す。図8Dはサグナック位相差Δθ=0の場
合の干渉光の強さIを表し、同様に、図8Eはサグナッ
ク位相差Δθ≠0の場合の干渉光の強さIを表す。
【0042】図8B及び図8Dに示すように、サグナッ
ク位相差Δθ=0の場合には、位相x(=Δθ+Δβ=
Δβ)は上述のように時間TA 及びTB 毎に交互に−π
/2と+π/2に変化する矩形波だから、干渉光の強さ
Iは図8Dに示すように(スパイク状の突起部を除い
て)一定値となる。
ク位相差Δθ=0の場合には、位相x(=Δθ+Δβ=
Δβ)は上述のように時間TA 及びTB 毎に交互に−π
/2と+π/2に変化する矩形波だから、干渉光の強さ
Iは図8Dに示すように(スパイク状の突起部を除い
て)一定値となる。
【0043】しかしながら、図8C及び図8Eに示すよ
うに、サグナック位相差Δθ≠0の場合には、図8Cに
示すように位相xの値は時間TA 及びTB 毎に交互にΔ
θ−π/2とΔθ+π/2に変化し、このとき干渉光の
強さIは図8Eに示すように(スパイク状の突起部を除
いて)時間TA 及びTB 毎に交互に変化する。
うに、サグナック位相差Δθ≠0の場合には、図8Cに
示すように位相xの値は時間TA 及びTB 毎に交互にΔ
θ−π/2とΔθ+π/2に変化し、このとき干渉光の
強さIは図8Eに示すように(スパイク状の突起部を除
いて)時間TA 及びTB 毎に交互に変化する。
【0044】図8Eの矩形波のハイレベルは位相x=Δ
θ+ΔβA =Δθ−π/2のときの干渉光の強さIA を
表し、矩形波のロウレベルは位相x=Δθ+ΔβB =Δ
θ+π/2のときの干渉光の強さIB を表す。従って、
図8Eの矩形波のハイレベルとロウレベルの差は、偏差
ΔI=IA −IB に対応している。即ち、図8Eの矩形
波のハイレベルとロウレベルの差の大きさは数11の式
の右辺を表す。
θ+ΔβA =Δθ−π/2のときの干渉光の強さIA を
表し、矩形波のロウレベルは位相x=Δθ+ΔβB =Δ
θ+π/2のときの干渉光の強さIB を表す。従って、
図8Eの矩形波のハイレベルとロウレベルの差は、偏差
ΔI=IA −IB に対応している。即ち、図8Eの矩形
波のハイレベルとロウレベルの差の大きさは数11の式
の右辺を表す。
【0045】図8Dにて干渉光の強さIの値が時間TA
及びTB 毎にスパイク状の突起部を有するのは、図8B
にて示す位相波形xの値がxA =Δθ+ΔβA とxB =
Δθ+ΔβB との間を変化するときに、図8Aの正弦波
の上を動作点が、それぞれ、AからBへ又はBからAへ
移動し、干渉光の強さIが増加するからである。同様
に、図8Eにて干渉光の強さIの値が時間TA 及びTB
毎にスパイク状の突起部を有するのは、図8Cにて示す
位相波形xの値がxA =Δθ+ΔβA とxB =Δθ+Δ
βB との間を変化するときに、図8Aの正弦波の上を動
作点が、それぞれ、A’からB’へ又はB’からA’へ
移動し、干渉光の強さIが増加するからである。
及びTB 毎にスパイク状の突起部を有するのは、図8B
にて示す位相波形xの値がxA =Δθ+ΔβA とxB =
Δθ+ΔβB との間を変化するときに、図8Aの正弦波
の上を動作点が、それぞれ、AからBへ又はBからAへ
移動し、干渉光の強さIが増加するからである。同様
に、図8Eにて干渉光の強さIの値が時間TA 及びTB
毎にスパイク状の突起部を有するのは、図8Cにて示す
位相波形xの値がxA =Δθ+ΔβA とxB =Δθ+Δ
βB との間を変化するときに、図8Aの正弦波の上を動
作点が、それぞれ、A’からB’へ又はB’からA’へ
移動し、干渉光の強さIが増加するからである。
【0046】次にランプ位相差σについて説明する。本
例によると、図8Eの矩形波のハイレベルとロウレベル
の差ΔIを求めて数11の式を使用して位相差Δθを演
算する代わりに、干渉光の強さ信号Iに、基準位相差Δ
βに加えて更にランプ関数位相差σを生成させる。斯か
る場合、数10の式及び数11の式の代わりに次の式が
得られる。
例によると、図8Eの矩形波のハイレベルとロウレベル
の差ΔIを求めて数11の式を使用して位相差Δθを演
算する代わりに、干渉光の強さ信号Iに、基準位相差Δ
βに加えて更にランプ関数位相差σを生成させる。斯か
る場合、数10の式及び数11の式の代わりに次の式が
得られる。
【0047】
【数12】 IA =I0 〔1+cos(Δθ+ΔβA +σ)〕 =I0 〔1+cos(Δθ−π/2+σ)〕 =I0 〔1+sin(Δθ+σ)〕 IB =I0 〔1+cos(Δθ+ΔβB +σ)〕 =I0 〔1+cos(Δθ+π/2+σ)〕 =I0 〔1−sin(Δθ+σ)〕
【0048】
【数13】 ΔI=IA −IB =2I0 sin(Δθ+σ) ΔI/2=I0 sin(Δθ+σ)
【0049】本例によると、後に詳細に説明するが、Δ
θ+σ=0となるように、ランプ位相差σが制御され
る。従って、本例の制御ループの安定点では、符号を無
視してサグナック位相差Δθはランプ位相差σに等し
い。
θ+σ=0となるように、ランプ位相差σが制御され
る。従って、本例の制御ループの安定点では、符号を無
視してサグナック位相差Δθはランプ位相差σに等し
い。
【0050】
【数14】Δθ=−σ
【0051】これを数12の式及び数13の式に代入し
て、制御ループの安定点における干渉光の強さ信号I、
偏差信号ΔI及び振幅ΔI/2が求められる。
て、制御ループの安定点における干渉光の強さ信号I、
偏差信号ΔI及び振幅ΔI/2が求められる。
【0052】
【数15】IA =IB =I0 ΔI=ΔI/2=0
【0053】干渉光の強さ信号Iに基準位相差Δβに加
えて更にランプ位相差σを生成させる場合も、図8を参
照して説明した議論が成り立つ。制御ループの安定点で
は、Δθ+σ=0だから、位相xはx=Δθ+σ+Δβ
=Δβとなり、図8の例にてサグナック位相差Δθ=0
の場合と同様な状態となる。従って、動作点は図8Aの
曲線上の丸印A、Bに戻り、図8Bに示す如き位相x=
Δβ=±π/2となり、干渉光の強さ信号Iは図8Dに
示す如き一定値I0 となる。
えて更にランプ位相差σを生成させる場合も、図8を参
照して説明した議論が成り立つ。制御ループの安定点で
は、Δθ+σ=0だから、位相xはx=Δθ+σ+Δβ
=Δβとなり、図8の例にてサグナック位相差Δθ=0
の場合と同様な状態となる。従って、動作点は図8Aの
曲線上の丸印A、Bに戻り、図8Bに示す如き位相x=
Δβ=±π/2となり、干渉光の強さ信号Iは図8Dに
示す如き一定値I0 となる。
【0054】入力角速度Ωが変化してサグナック位相差
Δθが変化すると、動作点は図8Aの曲線上の丸印
A’、B’に移り、位相xは図8Cのように変化し干渉
光の強さ信号Iは図8Eに示すように変化するが、ラン
プ位相差σを制御することによって動作点は再び安定点
A、Bに移動する。サグナック位相差Δθの値に拘ら
ず、制御ループの安定点では動作点A、Bは正弦波の勾
配が最も大きい領域の定点にあるから、動作点が正弦波
の勾配が小さい領域にて移動する場合に比べてより良好
な感度を得ることができる。
Δθが変化すると、動作点は図8Aの曲線上の丸印
A’、B’に移り、位相xは図8Cのように変化し干渉
光の強さ信号Iは図8Eに示すように変化するが、ラン
プ位相差σを制御することによって動作点は再び安定点
A、Bに移動する。サグナック位相差Δθの値に拘ら
ず、制御ループの安定点では動作点A、Bは正弦波の勾
配が最も大きい領域の定点にあるから、動作点が正弦波
の勾配が小さい領域にて移動する場合に比べてより良好
な感度を得ることができる。
【0055】再び図7を参照する。信号処理部31は電
流電圧変換器7の出力信号VI を入力して振幅ΔI/2
に対応した電圧信号V0 を生成する。図10Aに信号処
理部31の入力信号VI に対応した干渉光の強さIの波
形を示し、図10Bに出力信号V0 に対応したΔI/2
の波形を示す。尚、制御ループの安定点では、数15の
式に示したようにΔI/2=0であり、従って電圧信号
V0 は0である。
流電圧変換器7の出力信号VI を入力して振幅ΔI/2
に対応した電圧信号V0 を生成する。図10Aに信号処
理部31の入力信号VI に対応した干渉光の強さIの波
形を示し、図10Bに出力信号V0 に対応したΔI/2
の波形を示す。尚、制御ループの安定点では、数15の
式に示したようにΔI/2=0であり、従って電圧信号
V0 は0である。
【0056】斯かる電圧信号V0 は積分器32によって
時間積分され、その積分値VR はデルタセロダイン部3
3に供給される。デルタセロダイン部33は積分値VR
に対応した傾斜を有する三角形波信号、即ち、デルタセ
ロダイン波信号VS を生成する。
時間積分され、その積分値VR はデルタセロダイン部3
3に供給される。デルタセロダイン部33は積分値VR
に対応した傾斜を有する三角形波信号、即ち、デルタセ
ロダイン波信号VS を生成する。
【0057】位相制御器8はデルタセロダイン波信号V
S によって光ファイバループ3を伝播する光を位相制御
する。それによって干渉光の強さ信号Iに位相差xが生
成される。干渉光の強さ信号Iの位相xは次のように表
される。
S によって光ファイバループ3を伝播する光を位相制御
する。それによって干渉光の強さ信号Iに位相差xが生
成される。干渉光の強さ信号Iの位相xは次のように表
される。
【0058】
【数16】x=Δθ+αS =Δθ+σ+Δβ=Δθ+σ
±(2n−1)π/2
±(2n−1)π/2
【0059】ここに、Δθは入力角速度Ωによって生成
されたサグナック位相差、αS はデルタセロダイン波信
号VS によって生成されたデルタセロダイン位相差であ
る。また、σはデルタセロダイン波信号VS に含まれる
ランプ信号によって生成されたランプ位相差、Δβはデ
ルタセロダイン波信号VS に含まれる基準信号によって
生成された基準位相差である。
されたサグナック位相差、αS はデルタセロダイン波信
号VS によって生成されたデルタセロダイン位相差であ
る。また、σはデルタセロダイン波信号VS に含まれる
ランプ信号によって生成されたランプ位相差、Δβはデ
ルタセロダイン波信号VS に含まれる基準信号によって
生成された基準位相差である。
【0060】上述のように、基準位相差Δβは時間TA
及びTB 毎にΔβA とΔβB に変化する。時間TA にお
ける干渉光の強さ信号Iの位相をxA 、デルタセロダイ
ン位相差をαSAとし、時間TB における干渉光の強さ信
号Iの位相をxB 、デルタセロダイン位相差をαSBとす
る。これらは次のように表される。
及びTB 毎にΔβA とΔβB に変化する。時間TA にお
ける干渉光の強さ信号Iの位相をxA 、デルタセロダイ
ン位相差をαSAとし、時間TB における干渉光の強さ信
号Iの位相をxB 、デルタセロダイン位相差をαSBとす
る。これらは次のように表される。
【0061】
【数17】xA =Δθ+αSA=Δθ+σ+ΔβA =Δθ
+σ−(2n−1)π/2 xB =Δθ+αSB=Δθ+σ+ΔβB =Δθ+σ+(2
n−1)π/2
+σ−(2n−1)π/2 xB =Δθ+αSB=Δθ+σ+ΔβB =Δθ+σ+(2
n−1)π/2
【0062】ランプ位相差σは、後に説明するように、
デルタセロダイン波信号VS の傾斜等によって求めるこ
とができる。角度角速度演算部34はセロダイン波信号
VSよりランプ位相差σ又はサグナック位相差Δθを求
め、更に入力角速度Ωを演算する。
デルタセロダイン波信号VS の傾斜等によって求めるこ
とができる。角度角速度演算部34はセロダイン波信号
VSよりランプ位相差σ又はサグナック位相差Δθを求
め、更に入力角速度Ωを演算する。
【0063】切り換え信号発生部35は時間TA 、TB
毎に交互に符号が変化する周期T=TA +TB の切り換
え信号VC を生成する。また基準位相制御部36はセロ
ダイン波信号VS の傾斜に寄与する電圧信号V* を生成
する。
毎に交互に符号が変化する周期T=TA +TB の切り換
え信号VC を生成する。また基準位相制御部36はセロ
ダイン波信号VS の傾斜に寄与する電圧信号V* を生成
する。
【0064】図9及び図10を参照して本例による信号
処理部31の構成及び動作を説明する。図9に示すよう
に、信号処理部31は、直流除去器31−1と交流増幅
器31−2と同期検波器31−3とを有する。信号処理
部31は、上述のように図10Aに示す如き電流電圧変
換器7の出力信号VI を入力して図10Bに示す如き矩
形波信号ΔI/2に相当する出力信号V0 を生成する。
処理部31の構成及び動作を説明する。図9に示すよう
に、信号処理部31は、直流除去器31−1と交流増幅
器31−2と同期検波器31−3とを有する。信号処理
部31は、上述のように図10Aに示す如き電流電圧変
換器7の出力信号VI を入力して図10Bに示す如き矩
形波信号ΔI/2に相当する出力信号V0 を生成する。
【0065】電流電圧変換器7の出力信号VI は図8D
又は図8Eに示す干渉光の強さ信号Iに相当している。
即ち、干渉光の強さ信号Iは時間TA 及びTB 毎に数1
2の式に示すIA とIB に変化する。数12の式より明
らかなように、IA とIB の中間の値はI0 である。従
って図10Bに示すように、干渉光の強さ信号Iより定
数I0 を減算することによって、時間TA 及びTB 毎に
交互に+ΔI/2と−ΔI/2に変化する矩形波信号Δ
I/2が得られる。
又は図8Eに示す干渉光の強さ信号Iに相当している。
即ち、干渉光の強さ信号Iは時間TA 及びTB 毎に数1
2の式に示すIA とIB に変化する。数12の式より明
らかなように、IA とIB の中間の値はI0 である。従
って図10Bに示すように、干渉光の強さ信号Iより定
数I0 を減算することによって、時間TA 及びTB 毎に
交互に+ΔI/2と−ΔI/2に変化する矩形波信号Δ
I/2が得られる。
【0066】直流除去器31−1は電流電圧変換器7の
出力信号VI より直流成分I0 を除去する。図10Cは
直流除去器31−1の出力信号VI ’の波形を示す。電
流電圧信号変換器7より出力された干渉光の強さ信号I
の波形は図8D又は図8Eに示したように実際には矩形
波のハイレベルとロウレベルとの切り換え時にてスパイ
ク状の突起を有する。従って直流除去器31−1の出力
信号VI ’の波形も、実際にはそれに対応したスパイク
状の突起を有する。図10Aに示した直流除去器31−
1の出力信号VI ’の波形では、説明の便宜のため、斯
かるスパイク状の突起は省略されている。
出力信号VI より直流成分I0 を除去する。図10Cは
直流除去器31−1の出力信号VI ’の波形を示す。電
流電圧信号変換器7より出力された干渉光の強さ信号I
の波形は図8D又は図8Eに示したように実際には矩形
波のハイレベルとロウレベルとの切り換え時にてスパイ
ク状の突起を有する。従って直流除去器31−1の出力
信号VI ’の波形も、実際にはそれに対応したスパイク
状の突起を有する。図10Aに示した直流除去器31−
1の出力信号VI ’の波形では、説明の便宜のため、斯
かるスパイク状の突起は省略されている。
【0067】図10Cの矩形波信号VI ’を同期検波す
れば、振幅ΔI/2に比例した値が得られるが、本例で
はより高い精度を達成するために、交流増幅器31−2
を通過させる。図10Dは交流増幅器31−2の出力信
号VI ”の波形を示す。交流増幅器31−2によって矩
形波信号VI ’は交流増幅され、図10Dに示す如き、
時間TA 、TB 毎に交互に符号が変化する交流波形
VI ”が得られる。交流増幅器31−2はバンドパスフ
ィルタを有しており、それによって高周波に富むスパイ
ク状の突起が除去されるが、図10Dに示すように僅か
な位相遅れTF が生ずる。
れば、振幅ΔI/2に比例した値が得られるが、本例で
はより高い精度を達成するために、交流増幅器31−2
を通過させる。図10Dは交流増幅器31−2の出力信
号VI ”の波形を示す。交流増幅器31−2によって矩
形波信号VI ’は交流増幅され、図10Dに示す如き、
時間TA 、TB 毎に交互に符号が変化する交流波形
VI ”が得られる。交流増幅器31−2はバンドパスフ
ィルタを有しており、それによって高周波に富むスパイ
ク状の突起が除去されるが、図10Dに示すように僅か
な位相遅れTF が生ずる。
【0068】交流増幅器31−2の出力信号VI ”は同
期検波器31−3に供給され、時間TA 、TB 毎に交互
に符号が変化する切り換え信号VC によって同期検波さ
れる。図10Eは同期検波器31−3の出力信号
VI ’”の波形を示す。同期検波器31−3は例えば時
間TB だけ極性を反転させる機能を有する回路であって
よい。斯かる信号VI ’”の直流成分V0 は振幅ΔI/
2に比例する。
期検波器31−3に供給され、時間TA 、TB 毎に交互
に符号が変化する切り換え信号VC によって同期検波さ
れる。図10Eは同期検波器31−3の出力信号
VI ’”の波形を示す。同期検波器31−3は例えば時
間TB だけ極性を反転させる機能を有する回路であって
よい。斯かる信号VI ’”の直流成分V0 は振幅ΔI/
2に比例する。
【0069】こうして信号処理部31は振幅ΔI/2に
比例した直流電圧信号V0 を生成し、それを積分器32
に供給する。
比例した直流電圧信号V0 を生成し、それを積分器32
に供給する。
【0070】積分器32は斯かる直流電圧信号V0 を時
間積分し、得られた積分信号VR をデルタセロダイン部
33に供給する。本例の信号処理部31は上述のように
交流増幅方式にて構成されているが、所要のゲインが得
られるなら従来の如き同期検波器12によって構成して
もよい。
間積分し、得られた積分信号VR をデルタセロダイン部
33に供給する。本例の信号処理部31は上述のように
交流増幅方式にて構成されているが、所要のゲインが得
られるなら従来の如き同期検波器12によって構成して
もよい。
【0071】以上は、制御ループが未だ安定点に達して
いない場合の説明であるが、制御ループが安定点に達し
た場合には、電流電圧変換器7の出力信号VI は図10
Aの破線にて示す如き一定値I0 となり、直流除去器3
1−1の出力信号VI ’は図10Cに示す矩形波ではな
く一定値0である。従って信号処理部31の出力信号V
0 はゼロとなる。
いない場合の説明であるが、制御ループが安定点に達し
た場合には、電流電圧変換器7の出力信号VI は図10
Aの破線にて示す如き一定値I0 となり、直流除去器3
1−1の出力信号VI ’は図10Cに示す矩形波ではな
く一定値0である。従って信号処理部31の出力信号V
0 はゼロとなる。
【0072】図11及び図12を参照して本例のデルタ
セロダイン部33の構成及び動作を説明する。デルタセ
ロダイン部33は、図11に示すように、TA /TB 切
り換え器33−1と加算器33−2とデルタセロダイン
積分器33−3とを有する。TA /TB 切り換え器33
−1は、切り換え信号発生部35より供給された切り換
え信号VC と基準位相制御部36より供給された電圧信
号V* とを入力し、図12Aに示す如き、時間TA では
−V* 、時間TB では+V* となる矩形波信号±V* を
生成する。
セロダイン部33の構成及び動作を説明する。デルタセ
ロダイン部33は、図11に示すように、TA /TB 切
り換え器33−1と加算器33−2とデルタセロダイン
積分器33−3とを有する。TA /TB 切り換え器33
−1は、切り換え信号発生部35より供給された切り換
え信号VC と基準位相制御部36より供給された電圧信
号V* とを入力し、図12Aに示す如き、時間TA では
−V* 、時間TB では+V* となる矩形波信号±V* を
生成する。
【0073】加算器33−2は積分器32より供給され
た積分信号VR とTA /TB 切り換え器33−1より供
給された矩形波信号±V* とを加算して、図12Bに示
す如き、矩形波信号±V* +VR を生成する。即ち、時
間TA では−V* +VR 、時間TB では+V* +VR な
る値の信号が得られる。尚、積分信号VR の値は変化す
るが、時間TA における信号の大きさ−V* +VR は常
に負となるように構成されている。従って加算器33−
2の出力信号±V* +VR は時間TA 及びTB毎に交互
に符号が正負に変化する
た積分信号VR とTA /TB 切り換え器33−1より供
給された矩形波信号±V* とを加算して、図12Bに示
す如き、矩形波信号±V* +VR を生成する。即ち、時
間TA では−V* +VR 、時間TB では+V* +VR な
る値の信号が得られる。尚、積分信号VR の値は変化す
るが、時間TA における信号の大きさ−V* +VR は常
に負となるように構成されている。従って加算器33−
2の出力信号±V* +VR は時間TA 及びTB毎に交互
に符号が正負に変化する
【0074】デルタセロダイン積分器33−3は、加算
器33−2の出力信号±V* +VRを時間積分し、図1
2Cに示す如き、三角形波信号、即ち、デルタセロダイ
ン波形信号を生成する。時間TB では正の信号値+V*
+VR (>0)を積分するから右上がりの傾斜が生成さ
れ、時間TA では負の信号値−V* +VR (<0)を積
分するから右下がりの傾斜が生成される。図12より明
らかなように、デルタセロダイン波形の傾斜に主として
寄与するのは、基準位相制御部36より供給された電圧
信号V* である。
器33−2の出力信号±V* +VRを時間積分し、図1
2Cに示す如き、三角形波信号、即ち、デルタセロダイ
ン波形信号を生成する。時間TB では正の信号値+V*
+VR (>0)を積分するから右上がりの傾斜が生成さ
れ、時間TA では負の信号値−V* +VR (<0)を積
分するから右下がりの傾斜が生成される。図12より明
らかなように、デルタセロダイン波形の傾斜に主として
寄与するのは、基準位相制御部36より供給された電圧
信号V* である。
【0075】デルタセロダイン積分器33−3によって
生成されたデルタセロダイン波形信号VS は位相制御器
8に供給され、光ファイバループ3を伝播する光は位相
変調される。それによって干渉光の強さ信号Iにデルタ
セロダイン位相差αS =Δβ+σが生成される。
生成されたデルタセロダイン波形信号VS は位相制御器
8に供給され、光ファイバループ3を伝播する光は位相
変調される。それによって干渉光の強さ信号Iにデルタ
セロダイン位相差αS =Δβ+σが生成される。
【0076】次にデルタセロダイン位相差αS 、特に基
準位相差Δβ及びランプ位相差σと電圧信号V* 、VR
の関係を求める。位相制御器8の電圧位相変換係数を
k、デルタセロダイン積分器33−3の積分時間をTI
とし、時間TA におけるデルタセロダイン位相角の傾斜
をdαSA/dt、時間TB におけるデルタセロダイン位
相角の傾斜をdαSB/dtとすると、これらは次のよう
に表される。
準位相差Δβ及びランプ位相差σと電圧信号V* 、VR
の関係を求める。位相制御器8の電圧位相変換係数を
k、デルタセロダイン積分器33−3の積分時間をTI
とし、時間TA におけるデルタセロダイン位相角の傾斜
をdαSA/dt、時間TB におけるデルタセロダイン位
相角の傾斜をdαSB/dtとすると、これらは次のよう
に表される。
【0077】
【数18】dαSA/dt=k(−V* +VR )/TI dαSB/dt=k(+V* +VR )/TI
【0078】デルタセロダイン位相差αSA、αSBは、デ
ルタセロダイン位相角の傾斜に時間τを乗ずることによ
って得られ、次のようになる。τは光が光ファイバルー
プ3を伝播するのに要する時間である。
ルタセロダイン位相角の傾斜に時間τを乗ずることによ
って得られ、次のようになる。τは光が光ファイバルー
プ3を伝播するのに要する時間である。
【0079】
【数19】αSA=k(−V* +VR )τ/TI =−kV
* τ/TI +kVR τ/TI αSB=k(+V* +VR )τ/TI =+kV* τ/TI
+kVR τ/TI
* τ/TI +kVR τ/TI αSB=k(+V* +VR )τ/TI =+kV* τ/TI
+kVR τ/TI
【0080】この式と数17の式を比較すると次のよう
になる。
になる。
【0081】
【数20】ΔβA =−kV* τ/TI ΔβB =+kV* τ/TI σ=kVR τ/TI
【0082】この式より明らかなように、基準位相差Δ
βA 、ΔβB は電圧信号V* に比例する。ここで、基準
位相差Δβ=±(2n−1)π/2を得るために、電圧
信号V* を次のように設定する。
βA 、ΔβB は電圧信号V* に比例する。ここで、基準
位相差Δβ=±(2n−1)π/2を得るために、電圧
信号V* を次のように設定する。
【0083】
【数21】kV* τ/TI =(2n−1)π/2
【0084】また、ランプ位相差σは積分器32の出力
信号VR に比例する。デルタセロダイン制御ループが安
定点に達するまでは、Δθ+σ≠0であり、信号処理部
31の出力信号V0 はV0 ≠0である。従って斯かる信
号V0 は積分器32を経由して積分信号VR を生成し、
数26の式に示すようにランプ位相差σが生成される。
本例によると、斯かるランプ位相差σはΔθ+σ=0と
なるように、即ち、信号処理部31の出力信号V0 がゼ
ロとなるように制御される。
信号VR に比例する。デルタセロダイン制御ループが安
定点に達するまでは、Δθ+σ≠0であり、信号処理部
31の出力信号V0 はV0 ≠0である。従って斯かる信
号V0 は積分器32を経由して積分信号VR を生成し、
数26の式に示すようにランプ位相差σが生成される。
本例によると、斯かるランプ位相差σはΔθ+σ=0と
なるように、即ち、信号処理部31の出力信号V0 がゼ
ロとなるように制御される。
【0085】次に図13を参照して2つの時間TA 、T
B の制御について説明する。もし時間TA 及びTB が一
定であると、入力角速度Ωが作用するとセロダイン波信
号V S の値が大きくなって許容値を超えるという不都合
が生ずる。例えば、TA =T B =T/2であり且つサグ
ナック位相差Δθ=0の場合には、デルタセロダイン波
形は2等辺三角形となり、セロダイン波信号VS のピー
ク値は一定である。しかしながら、TA ≠TB 又はサグ
ナック位相差Δθ≠0の場合には、セロダイン波信号V
S のピーク値は周期T毎に増加又は減少して、許容値を
超える。
B の制御について説明する。もし時間TA 及びTB が一
定であると、入力角速度Ωが作用するとセロダイン波信
号V S の値が大きくなって許容値を超えるという不都合
が生ずる。例えば、TA =T B =T/2であり且つサグ
ナック位相差Δθ=0の場合には、デルタセロダイン波
形は2等辺三角形となり、セロダイン波信号VS のピー
ク値は一定である。しかしながら、TA ≠TB 又はサグ
ナック位相差Δθ≠0の場合には、セロダイン波信号V
S のピーク値は周期T毎に増加又は減少して、許容値を
超える。
【0086】図12B及び図12Cを参照して説明した
ように、デルタセロダイン波形の傾斜は、時間TA では
−V* +VR であり、時間TB ではV* +VR である。
積分器32の出力信号VR は一定ではないが、1周期T
内では一定であると仮定してよい。従って、斯かる傾斜
の絶対値を比較すると、次のようになる。
ように、デルタセロダイン波形の傾斜は、時間TA では
−V* +VR であり、時間TB ではV* +VR である。
積分器32の出力信号VR は一定ではないが、1周期T
内では一定であると仮定してよい。従って、斯かる傾斜
の絶対値を比較すると、次のようになる。
【0087】
【数22】|V* +VR|>|−V* +VR|
【0088】従って、TA ≒TB の場合には、時点P1
から1周期Tの後の時点P3 ではセロダイン波信号VS
の値は+側に変位している。出力信号VR が大きくなる
と数22の式の左辺の絶対値は益々大きくなり右辺の絶
対値は益々小さくなる。従って、セロダイン波信号VS
の値は益々+側に変位し、セロダイン波信号VS の許容
値付近まで増加することとなる。
から1周期Tの後の時点P3 ではセロダイン波信号VS
の値は+側に変位している。出力信号VR が大きくなる
と数22の式の左辺の絶対値は益々大きくなり右辺の絶
対値は益々小さくなる。従って、セロダイン波信号VS
の値は益々+側に変位し、セロダイン波信号VS の許容
値付近まで増加することとなる。
【0089】そこで、本例では、セロダイン波信号VS
のピーク値が常に許容値以内にあるように時間TA 、T
B が制御される。一般に、数22の式が成り立つ場合、
時間TA を半周期T/2より大きくし時間TB を半周期
T/2より小さくすることによって、セロダイン波信号
VS のピーク値の増加を阻止することができる。
のピーク値が常に許容値以内にあるように時間TA 、T
B が制御される。一般に、数22の式が成り立つ場合、
時間TA を半周期T/2より大きくし時間TB を半周期
T/2より小さくすることによって、セロダイン波信号
VS のピーク値の増加を阻止することができる。
【0090】図13Aに示すように、1周期の前半を時
間TA 、後半を時間TB とする。本例によると、周期T
の両端(時点P1 、P3 、P5 )は時間的に固定されて
いるが、その中間の時点P2 、P4 (略T/2周期)は
時間的に変更される。即ち、1周期Tから次の周期Tへ
の切り換えが予め設定された方法にてなされるが、1周
期T内にて時間TA から時間TB への切り換えは可変的
に制御される。
間TA 、後半を時間TB とする。本例によると、周期T
の両端(時点P1 、P3 、P5 )は時間的に固定されて
いるが、その中間の時点P2 、P4 (略T/2周期)は
時間的に変更される。即ち、1周期Tから次の周期Tへ
の切り換えが予め設定された方法にてなされるが、1周
期T内にて時間TA から時間TB への切り換えは可変的
に制御される。
【0091】図13Bに示すように、デルタセロダイン
波形信号VS が正である時間T+ は正値、例えば+1、
負である時間T- は負値、例えば−1とする。正である
時間T+ と負である時間T- は一般に等しくない。1周
期Tにて正負の時間がT+ >T- の場合には、デルタセ
ロダイン波形は全体として+方向(上側へ)に偏倚して
おり、逆に正負の時間がT+ <T- の場合には、デルタ
セロダイン波形は全体として−方向(下側へ)に偏倚し
ている。
波形信号VS が正である時間T+ は正値、例えば+1、
負である時間T- は負値、例えば−1とする。正である
時間T+ と負である時間T- は一般に等しくない。1周
期Tにて正負の時間がT+ >T- の場合には、デルタセ
ロダイン波形は全体として+方向(上側へ)に偏倚して
おり、逆に正負の時間がT+ <T- の場合には、デルタ
セロダイン波形は全体として−方向(下側へ)に偏倚し
ている。
【0092】そこで、1周期Tにて正の時間が負の時間
より長くT+ >T- の場合には、次の周期にて切り換え
時点P2 、P4 をより遅くする。即ち、時間TA を増加
し時間TB を減少すればよい。それによって、デルタセ
ロダイン波形は全体として−方向(下側へ)に変位し、
時点P3 、P5 は少し下側に変位する。
より長くT+ >T- の場合には、次の周期にて切り換え
時点P2 、P4 をより遅くする。即ち、時間TA を増加
し時間TB を減少すればよい。それによって、デルタセ
ロダイン波形は全体として−方向(下側へ)に変位し、
時点P3 、P5 は少し下側に変位する。
【0093】例えば、図13Cに示すように、時間TA
を半周期T/2に対して修正時間Δtだけ増加し、時間
TB を半周期T/2に対して修正時間Δtだけ減少すれ
ばよい。斯かる修正時間Δtは、例えば次のように、1
周期における正負の時間T+、T- の差ΔT=T+ −T
- に比例した値に設定してよい。
を半周期T/2に対して修正時間Δtだけ増加し、時間
TB を半周期T/2に対して修正時間Δtだけ減少すれ
ばよい。斯かる修正時間Δtは、例えば次のように、1
周期における正負の時間T+、T- の差ΔT=T+ −T
- に比例した値に設定してよい。
【0094】
【数23】Δt=KT ΔT
【0095】ここにKT は比例定数である。このよう
に、本例では、1周期における正負の時間差ΔTに比例
した修正時間Δtだけ、次の周期のTA /TB 切り換え
時点を前後に修正するように構成されている。こうし
て、本例によると、常にデルタセロダイン波形は全体と
して1周期Tの中心位置付近に安定することができる。
に、本例では、1周期における正負の時間差ΔTに比例
した修正時間Δtだけ、次の周期のTA /TB 切り換え
時点を前後に修正するように構成されている。こうし
て、本例によると、常にデルタセロダイン波形は全体と
して1周期Tの中心位置付近に安定することができる。
【0096】図14を参照して角度角速度演算部34の
構成及び動作を説明する。図14に示すように、本例の
角度角速度演算部34は正負判別回路34−1と正負パ
ルス発生器34−2と3つのアップダウンカウンタ34
−3、34−4、34−5とを有する。正負判別回路3
4−1は図12C又は図13Aに示す如きデルタセロダ
イン部33の出力信号VS を入力し、その正負の符号を
判定する。正負判別回路34−1は図13Bに示す如き
交互に符号が正負に変化する信号を生成する。
構成及び動作を説明する。図14に示すように、本例の
角度角速度演算部34は正負判別回路34−1と正負パ
ルス発生器34−2と3つのアップダウンカウンタ34
−3、34−4、34−5とを有する。正負判別回路3
4−1は図12C又は図13Aに示す如きデルタセロダ
イン部33の出力信号VS を入力し、その正負の符号を
判定する。正負判別回路34−1は図13Bに示す如き
交互に符号が正負に変化する信号を生成する。
【0097】正負パルス発生器34−2は時間τC のク
ロック信号と正負判別回路34−1の出力信号を入力
し、時間T+ では周期τC の正のパルス信号を生成し、
時間T - では周期τC の負のパルス信号を生成する。周
期τC はデルタセロダイン波形の周期Tの数10分の1
〜数100分の1であってよい。斯かる正負に符号が変
化する周期τC のパルス信号は3つのアップダウンカウ
ンタ34−3、34−4、34−5に供給される。
ロック信号と正負判別回路34−1の出力信号を入力
し、時間T+ では周期τC の正のパルス信号を生成し、
時間T - では周期τC の負のパルス信号を生成する。周
期τC はデルタセロダイン波形の周期Tの数10分の1
〜数100分の1であってよい。斯かる正負に符号が変
化する周期τC のパルス信号は3つのアップダウンカウ
ンタ34−3、34−4、34−5に供給される。
【0098】アップダウンカウンタ34−3、34−
4、34−5は正負パルス発生器34−2の出力パルス
信号を入力して、正負のパルス数及びその差を計数す
る。正負のパルス数をそれぞれN+ 、N- としその差を
ΔNとする。
4、34−5は正負パルス発生器34−2の出力パルス
信号を入力して、正負のパルス数及びその差を計数す
る。正負のパルス数をそれぞれN+ 、N- としその差を
ΔNとする。
【0099】
【数24】ΔN=N+ −N-
【0100】デルタセロダイン波形信号VS が正である
時間T+ はτC N+ に等しく、負である時間T- はτC
N- に等しい。従って時間差ΔT=T+ −T- はτC Δ
Nに等しい。
時間T+ はτC N+ に等しく、負である時間T- はτC
N- に等しい。従って時間差ΔT=T+ −T- はτC Δ
Nに等しい。
【0101】
【数25】ΔT=τC ΔN
【0102】デルタセロダイン波形信号VS が正である
時間T+ と負である時間T- は、数25の式によって表
されるデルタセロダイン波形信号VS の傾斜dαSA/d
t、δαSA/dtに関係している。斯かる傾斜が等しけ
れば、即ち、dαSA/dt=δαSA/dtなら、正負の
時間は等しくT+ =T- となる。
時間T+ と負である時間T- は、数25の式によって表
されるデルタセロダイン波形信号VS の傾斜dαSA/d
t、δαSA/dtに関係している。斯かる傾斜が等しけ
れば、即ち、dαSA/dt=δαSA/dtなら、正負の
時間は等しくT+ =T- となる。
【0103】ここで、ランプ位相差σとデルタセロダイ
ン波形信号VS の傾斜との間の関係を考える。時間差Δ
T=T+ −T- は数18の式に示す2つの傾斜角の差d
αSA/dt−dαSA/dtに関係している。斯かる差は
数18の式より明らかなように、ランプ位相差σ=kV
R τ/TI に比例する。従って数20の式より、次のよ
うな関係が成り立つ。
ン波形信号VS の傾斜との間の関係を考える。時間差Δ
T=T+ −T- は数18の式に示す2つの傾斜角の差d
αSA/dt−dαSA/dtに関係している。斯かる差は
数18の式より明らかなように、ランプ位相差σ=kV
R τ/TI に比例する。従って数20の式より、次のよ
うな関係が成り立つ。
【0104】
【数26】σ=KS ΔN
【0105】KS はシステム全体によって決まる定数で
ある。この関係と数14の式及び数1の式を使用する
と、正負のパルス数差ΔNより入力角速度Ωを求めるこ
とができる。
ある。この関係と数14の式及び数1の式を使用する
と、正負のパルス数差ΔNより入力角速度Ωを求めるこ
とができる。
【0106】先ず第1のアップダウンカウンタ34−3
について説明する。第1のアップダウンカウンタ34−
3は正負のパルス数差ΔNを計数し、その計数値ΔNを
保持する。斯かる計数値ΔNは所定時間毎にリセットさ
れる。従って、所定時間毎に新しい計数値ΔNを出力す
る。斯かる計数値ΔNより、数26の式、数20の式、
数14の式及び数1の式を使用して、入力角速度Ωが得
られる。
について説明する。第1のアップダウンカウンタ34−
3は正負のパルス数差ΔNを計数し、その計数値ΔNを
保持する。斯かる計数値ΔNは所定時間毎にリセットさ
れる。従って、所定時間毎に新しい計数値ΔNを出力す
る。斯かる計数値ΔNより、数26の式、数20の式、
数14の式及び数1の式を使用して、入力角速度Ωが得
られる。
【0107】次に第2のアップダウンカウンタ34−4
について説明する。第2のアップダウンカウンタ34−
4は旋回角度を求める。旋回角度は角速度Ωを時間積分
することによって求められる。従って旋回角度は正負の
パルス数差ΔNを積算することによって求められる。第
2のアップダウンカウンタ34−4は正負のパルス数差
ΔNの積算値ΣΔNを演算する。斯かる積算値ΣΔNは
角速度Ωの積分値と等価である。従って同様に、数26
の式、数24の式、数20の式、数14の式及び数1の
式を使用して、旋回角度が得られる。
について説明する。第2のアップダウンカウンタ34−
4は旋回角度を求める。旋回角度は角速度Ωを時間積分
することによって求められる。従って旋回角度は正負の
パルス数差ΔNを積算することによって求められる。第
2のアップダウンカウンタ34−4は正負のパルス数差
ΔNの積算値ΣΔNを演算する。斯かる積算値ΣΔNは
角速度Ωの積分値と等価である。従って同様に、数26
の式、数24の式、数20の式、数14の式及び数1の
式を使用して、旋回角度が得られる。
【0108】最後に第3のアップダウンカウンタ34−
5について説明する。第3のアップダウンカウンタ34
−5は正負のパルス数差ΔNを計数するが時間T毎にそ
れをリセットする。従って現時点のサイクル(周期)よ
り1つ前のサイクル(周期)のパルス偏差ΔNを常に保
持しており、それを切り換え信号発生部35に供給す
る。
5について説明する。第3のアップダウンカウンタ34
−5は正負のパルス数差ΔNを計数するが時間T毎にそ
れをリセットする。従って現時点のサイクル(周期)よ
り1つ前のサイクル(周期)のパルス偏差ΔNを常に保
持しており、それを切り換え信号発生部35に供給す
る。
【0109】図15に本例の切り換え信号発生部35の
構成を示す。切り換え信号発生部35は基準クロック3
5−1と切り換え信号発生器35−2とを有する。基準
クロック35−1は周期τC のパルスτC とデルタセロ
ダイン波の周期T(=TA +TB )に等しいパルスTと
デルタセロダイン波の周期Tより十分小さい周期τC0の
パルスτC0を生成する。パルスτC は角度角速度演算部
34の正負パルス発生器34−2に供給される。
構成を示す。切り換え信号発生部35は基準クロック3
5−1と切り換え信号発生器35−2とを有する。基準
クロック35−1は周期τC のパルスτC とデルタセロ
ダイン波の周期T(=TA +TB )に等しいパルスTと
デルタセロダイン波の周期Tより十分小さい周期τC0の
パルスτC0を生成する。パルスτC は角度角速度演算部
34の正負パルス発生器34−2に供給される。
【0110】切り換え信号発生器35−2は、角度角速
度演算部34の第3のアップダウンカウンタ34−5よ
り出力された正負のパルス数差ΔNと基準クロック35
−1より供給されたパルスT及びパルスτC0を入力し、
時間TA 及びTB 毎に符号が変化する周期Tの切り換え
信号VC を生成する。斯かる切り換え信号VC の生成工
程は、上述の修正時間Δtの演算を含む。本例では、斯
かる修正時間Δtは数23の式の代わりに次の式によっ
て求められる。
度演算部34の第3のアップダウンカウンタ34−5よ
り出力された正負のパルス数差ΔNと基準クロック35
−1より供給されたパルスT及びパルスτC0を入力し、
時間TA 及びTB 毎に符号が変化する周期Tの切り換え
信号VC を生成する。斯かる切り換え信号VC の生成工
程は、上述の修正時間Δtの演算を含む。本例では、斯
かる修正時間Δtは数23の式の代わりに次の式によっ
て求められる。
【0111】
【数27】Δt=γτC0ΔN
【0112】ここで定数γは1より小さい任意の正の定
数であるが、パルスの計数に都合が良いように少数より
分数が選択される。時間τC0はT/2より十分小さい任
意の時間であるが、τC0≦τC を満たし且つ基準クロッ
ク35−1によって生成されるのに都合が良い値が選択
される。
数であるが、パルスの計数に都合が良いように少数より
分数が選択される。時間τC0はT/2より十分小さい任
意の時間であるが、τC0≦τC を満たし且つ基準クロッ
ク35−1によって生成されるのに都合が良い値が選択
される。
【0113】第3のアップダウンカウンタ34−5から
正負のパルス数差ΔNが供給されない間は、切り換え信
号VC の時間TA 、TB は一定TA =TB =T/2であ
るが、第3のアップダウンカウンタ34−5から正負の
パルス数差ΔNが供給された場合には、修正時間Δt=
γΔNτC0だけ、TA /TB 切り換え時点は1周期の中
間時点に対して前後に変化する。
正負のパルス数差ΔNが供給されない間は、切り換え信
号VC の時間TA 、TB は一定TA =TB =T/2であ
るが、第3のアップダウンカウンタ34−5から正負の
パルス数差ΔNが供給された場合には、修正時間Δt=
γΔNτC0だけ、TA /TB 切り換え時点は1周期の中
間時点に対して前後に変化する。
【0114】T+ >T- の場合、即ち、ΔN>0の場合
には、時間TA を半周期T/2より時間Δt=γΔNτ
C0だけ長くし、時間TB を半周期T/2より時間Δt=
γΔNτC0だけ短くする。T+ <T- の場合、即ち、Δ
N<0の場合には、時間TAを半周期T/2より時間Δ
t=γΔNτC0だけ短くし、時間TB を半周期T/2よ
り時間Δt=γΔNτC0だけ長くする。
には、時間TA を半周期T/2より時間Δt=γΔNτ
C0だけ長くし、時間TB を半周期T/2より時間Δt=
γΔNτC0だけ短くする。T+ <T- の場合、即ち、Δ
N<0の場合には、時間TAを半周期T/2より時間Δ
t=γΔNτC0だけ短くし、時間TB を半周期T/2よ
り時間Δt=γΔNτC0だけ長くする。
【0115】基準位相制御部36は一定電圧V* を発生
するが、その構成及び動作の詳細は上記の特願平7−1
93357号を参照されたい。
するが、その構成及び動作の詳細は上記の特願平7−1
93357号を参照されたい。
【0116】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバジャ
イロ装置に共通する問題にバイアスの存在がある。これ
は上述の位相変調方式及びデルタセロダイン方式ばかり
でなく、ディジタル変調方式等を含む全ての方式の光フ
ァイバジャイロに共通に存在する問題である。
イロ装置に共通する問題にバイアスの存在がある。これ
は上述の位相変調方式及びデルタセロダイン方式ばかり
でなく、ディジタル変調方式等を含む全ての方式の光フ
ァイバジャイロに共通に存在する問題である。
【0117】光ファイバジャイロ装置に入力角速度Ωが
作用しない場合には数1の式によって表されるサグナッ
ク位相差Δθはゼロである。ここで、入力角速度Ωは、
光ファイバループ3のループの中心を通り且つループ面
に直交する軸線(以下単に光ファイバループ3の中心軸
線と言う。)周りの回転角速度である。従って光ファイ
バループ3の中心軸線が地球の自転ベクトルと公転ベク
トルの合成ベクトル方向に整合するように、光ファイバ
ジャイロ装置を静止的に配置すれば、サグナック位相差
Δθはゼロとなり、光ファイバジャイロ装置の出力信号
はゼロとなるはずである。
作用しない場合には数1の式によって表されるサグナッ
ク位相差Δθはゼロである。ここで、入力角速度Ωは、
光ファイバループ3のループの中心を通り且つループ面
に直交する軸線(以下単に光ファイバループ3の中心軸
線と言う。)周りの回転角速度である。従って光ファイ
バループ3の中心軸線が地球の自転ベクトルと公転ベク
トルの合成ベクトル方向に整合するように、光ファイバ
ジャイロ装置を静止的に配置すれば、サグナック位相差
Δθはゼロとなり、光ファイバジャイロ装置の出力信号
はゼロとなるはずである。
【0118】しかしながらこのような場合でも実際には
光ファイバジャイロ装置の出力信号はゼロとならず僅か
な値を出力する。これがバイアスである。例えば位相変
調方式の場合、入力角速度Ωがゼロのときに数9の式に
よって表される信号I1 と全く同一の信号であってサグ
ナック位相差Δθに起因するものでない場合には、それ
がバイアスである。
光ファイバジャイロ装置の出力信号はゼロとならず僅か
な値を出力する。これがバイアスである。例えば位相変
調方式の場合、入力角速度Ωがゼロのときに数9の式に
よって表される信号I1 と全く同一の信号であってサグ
ナック位相差Δθに起因するものでない場合には、それ
がバイアスである。
【0119】バイアスは電気回路で発生するものと光学
系で発生するものとがある。電気回路で発生するバイア
スの場合には、それを電気的に修正することによって比
較的容易に除去することができる。しかしながら、光学
的に発生するバイアスを除去するのは容易ではない。
系で発生するものとがある。電気回路で発生するバイア
スの場合には、それを電気的に修正することによって比
較的容易に除去することができる。しかしながら、光学
的に発生するバイアスを除去するのは容易ではない。
【0120】光学的バイアスを電気信号に変換しこれを
電気的に除去することは可能である。しかし、光学的バ
イアスの発生原因は様々であり、経年変化や、温度等の
環境条件によって変化するため、それらを同時に且つ永
続的に除去することは困難である。
電気的に除去することは可能である。しかし、光学的バ
イアスの発生原因は様々であり、経年変化や、温度等の
環境条件によって変化するため、それらを同時に且つ永
続的に除去することは困難である。
【0121】光学的バイアスが発生する原因として様々
なものが指摘されている。例えば、光ファイバループ3
を伝播する光を位相変調するために位相変調器8に電圧
信号を印加すると、位相変調と同時に僅かながら振幅変
調(強度変調)も付加される。こうして2つの変調が併
存するとバイアスが発生すると言われている。
なものが指摘されている。例えば、光ファイバループ3
を伝播する光を位相変調するために位相変調器8に電圧
信号を印加すると、位相変調と同時に僅かながら振幅変
調(強度変調)も付加される。こうして2つの変調が併
存するとバイアスが発生すると言われている。
【0122】振幅変調(強度変調)を除去するために
は、位相変調用周波数としてf=1/2τを使用すれば
よいことが知られている。この周波数は理想周波数と称
されている。ここにτは伝播光が光ファイバループ3を
伝播するのに要する時間である。
は、位相変調用周波数としてf=1/2τを使用すれば
よいことが知られている。この周波数は理想周波数と称
されている。ここにτは伝播光が光ファイバループ3を
伝播するのに要する時間である。
【0123】光ファイバループ3の長さを長くすれば理
想周波数f=1/2τは小さくなるが、それでも測定範
囲が0〜数百度/秒の通常の回転角速度を検出するため
の光ファイバジャイロの場合、理想周波数fは通常数百
キロ〜数メガHz程度の高周波となる。従って高周波回路
が必要となり、数キロ〜数十キロHzの低周波回路を使用
する場合に比べて、誘導の発生、高価格となる等の欠点
がある。
想周波数f=1/2τは小さくなるが、それでも測定範
囲が0〜数百度/秒の通常の回転角速度を検出するため
の光ファイバジャイロの場合、理想周波数fは通常数百
キロ〜数メガHz程度の高周波となる。従って高周波回路
が必要となり、数キロ〜数十キロHzの低周波回路を使用
する場合に比べて、誘導の発生、高価格となる等の欠点
がある。
【0124】上述のデルタセロダイン方式の光ファイバ
ジャイロでは、位相変調用周波数として低周波数を使用
する。しかしながら、同期検波の基準信号の位相を「バ
イアスが最小となる位相」に保持する必要があり、この
位相を実験的に求めるためにアナログ回路を用いる。ア
ナログ回路は温度的、環境的、経時的な変化の影響を受
け易く、常にバイアスを最小に保持し続けることは困難
である。
ジャイロでは、位相変調用周波数として低周波数を使用
する。しかしながら、同期検波の基準信号の位相を「バ
イアスが最小となる位相」に保持する必要があり、この
位相を実験的に求めるためにアナログ回路を用いる。ア
ナログ回路は温度的、環境的、経時的な変化の影響を受
け易く、常にバイアスを最小に保持し続けることは困難
である。
【0125】本発明は斯かる点に鑑み、光学的に発生す
るバイアスを除去することを目的とする。
るバイアスを除去することを目的とする。
【0126】本発明は斯かる点に鑑み、光学的に発生す
るバイアスを簡単な方法によって効果的に除去すること
を目的とする。
るバイアスを簡単な方法によって効果的に除去すること
を目的とする。
【0127】
【課題を解決するための手段】本発明によると、光源
と、光ファイバループと、該光ファイバループ内を互い
に反対方向に伝搬する第1の伝播光と第2の伝播光との
間の位相を変化させる位相制御器と、上記第1の伝播光
と第2の伝播光の干渉光を検出する受光器と、を有し、
上記光ファイバループがループの中心軸線周りに角速度
Ωにて回転するとき上記干渉光の強さ信号Iに発生する
サグナック位相差Δθより上記角速度Ωを求めるように
構成された光ファイバジャイロにおいて、上記位相制御
器には上記2つの伝播光の間の位相を制御するための周
期Tの位相制御電圧信号VS と周期Tの矩形波信号V2
とが加算されて供給され、該矩形波信号V2 は大きさが
一定Hであり且つ上記位相制御電圧信号VS の極大及び
極小点にて極性が反転し、上記矩形波信号V2 の大きさ
H及び極性は光学的バイアスが最小となるように選択さ
れていることを特徴とする。
と、光ファイバループと、該光ファイバループ内を互い
に反対方向に伝搬する第1の伝播光と第2の伝播光との
間の位相を変化させる位相制御器と、上記第1の伝播光
と第2の伝播光の干渉光を検出する受光器と、を有し、
上記光ファイバループがループの中心軸線周りに角速度
Ωにて回転するとき上記干渉光の強さ信号Iに発生する
サグナック位相差Δθより上記角速度Ωを求めるように
構成された光ファイバジャイロにおいて、上記位相制御
器には上記2つの伝播光の間の位相を制御するための周
期Tの位相制御電圧信号VS と周期Tの矩形波信号V2
とが加算されて供給され、該矩形波信号V2 は大きさが
一定Hであり且つ上記位相制御電圧信号VS の極大及び
極小点にて極性が反転し、上記矩形波信号V2 の大きさ
H及び極性は光学的バイアスが最小となるように選択さ
れていることを特徴とする。
【0128】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記矩形波信号V2 の大きさH及び極性は、位相
変調に付随して生ずる振幅変調に起因したバイアスが最
小となるように選択されていることを特徴とする。
いて、上記矩形波信号V2 の大きさH及び極性は、位相
変調に付随して生ずる振幅変調に起因したバイアスが最
小となるように選択されていることを特徴とする。
【0129】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記受光器より出力される上記干渉光の強さ信号
Iは上記位相制御電圧信号VS と同一の周波数を有する
同期検波用信号によって同期検波され、該同期検波用信
号の極性の切り換え動作は上記位相制御電圧信号VS の
極大及び極小点に対して一定の位相差にて同期している
ことを特徴とする。
いて、上記受光器より出力される上記干渉光の強さ信号
Iは上記位相制御電圧信号VS と同一の周波数を有する
同期検波用信号によって同期検波され、該同期検波用信
号の極性の切り換え動作は上記位相制御電圧信号VS の
極大及び極小点に対して一定の位相差にて同期している
ことを特徴とする。
【0130】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記位相制御器によって上記干渉光の強さIの信
号に基準位相差Δβとランプ位相差σが生成され、上記
基準位相差Δβは一定周期Tを有し、1周期Tのうち第
1及び第2の時間TA 、TBではそれぞれ第1及び第2
の基準位相差ΔβA 、ΔβB となり、上記第1及び第2
の基準位相差ΔβA 、ΔβB は互いに符号が反対で絶対
値が等しく、上記ランプ位相差σは上記サグナック位相
差Δθを打ち消すように制御されて上記伝播光に位相フ
ィードバックされ、上記位相制御器に供給される上記位
相制御電圧信号VS は、上記第1の時間TA では位相差
ΔβA +σに対応した第1の傾斜を有し、上記第2の時
間TB では位相差ΔβB +σに対応した第2の傾斜を有
し、上記第1及び第2の傾斜の一方は負となり他方は正
となり、それによって上記第1及び第2の時間TA 、T
B 毎に折れ曲がる三角形状波のデルタセロダイン波形信
号となることを特徴とする。
いて、上記位相制御器によって上記干渉光の強さIの信
号に基準位相差Δβとランプ位相差σが生成され、上記
基準位相差Δβは一定周期Tを有し、1周期Tのうち第
1及び第2の時間TA 、TBではそれぞれ第1及び第2
の基準位相差ΔβA 、ΔβB となり、上記第1及び第2
の基準位相差ΔβA 、ΔβB は互いに符号が反対で絶対
値が等しく、上記ランプ位相差σは上記サグナック位相
差Δθを打ち消すように制御されて上記伝播光に位相フ
ィードバックされ、上記位相制御器に供給される上記位
相制御電圧信号VS は、上記第1の時間TA では位相差
ΔβA +σに対応した第1の傾斜を有し、上記第2の時
間TB では位相差ΔβB +σに対応した第2の傾斜を有
し、上記第1及び第2の傾斜の一方は負となり他方は正
となり、それによって上記第1及び第2の時間TA 、T
B 毎に折れ曲がる三角形状波のデルタセロダイン波形信
号となることを特徴とする。
【0131】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記基準位相差Δβは、nを正の整数として上記
第1の時間TA ではΔβA =−(2n−1)π/2、上
記第2の時間TB ではΔβB =+(2n−1)π/2と
なることを特徴とする。
いて、上記基準位相差Δβは、nを正の整数として上記
第1の時間TA ではΔβA =−(2n−1)π/2、上
記第2の時間TB ではΔβB =+(2n−1)π/2と
なることを特徴とする。
【0132】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記デルタセロダイン波形信号の1周期である上
記第1の時間TA と第2の時間TB の和は一定T=TA
+T B であり、上記デルタセロダイン波形信号のピーク
値が所定の許容値を超えないように、上記第1の時間T
A と第2の時間TB の大きさが調節されるように構成さ
れていることを特徴とする。
いて、上記デルタセロダイン波形信号の1周期である上
記第1の時間TA と第2の時間TB の和は一定T=TA
+T B であり、上記デルタセロダイン波形信号のピーク
値が所定の許容値を超えないように、上記第1の時間T
A と第2の時間TB の大きさが調節されるように構成さ
れていることを特徴とする。
【0133】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記受光器から出力された上記干渉光の強さ信号
Iを入力して上記干渉光の強さの差信号ΔI=IA −I
B に対応した電圧信号V0 を生成する信号処理部と該電
圧信号V0 を入力して積分する積分器と該積分器の出力
信号VR を入力して上記デルタセロダイン波形信号を生
成するデルタセロダイン部とを有することを特徴とす
る。
いて、上記受光器から出力された上記干渉光の強さ信号
Iを入力して上記干渉光の強さの差信号ΔI=IA −I
B に対応した電圧信号V0 を生成する信号処理部と該電
圧信号V0 を入力して積分する積分器と該積分器の出力
信号VR を入力して上記デルタセロダイン波形信号を生
成するデルタセロダイン部とを有することを特徴とす
る。
【0134】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記信号処理部は上記干渉光の強さ信号Iより直
流成分を除去して時間TA 、TB 毎に交互に±ΔI/2
に変化する交番信号を生成する直流除去器と該直流除去
器の出力信号を交流増幅するための交流増幅器と該交流
増幅器の出力信号より直流電圧信号V0 を得るための同
期検波器とを含むことを特徴とする。
いて、上記信号処理部は上記干渉光の強さ信号Iより直
流成分を除去して時間TA 、TB 毎に交互に±ΔI/2
に変化する交番信号を生成する直流除去器と該直流除去
器の出力信号を交流増幅するための交流増幅器と該交流
増幅器の出力信号より直流電圧信号V0 を得るための同
期検波器とを含むことを特徴とする。
【0135】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照して本発明の第
1の例を参照する。図1は本発明による光ファイバジャ
イロの第1の例の一部分を示す。この第1の例は図7を
参照して説明した従来のデルタセロダイン方式の光ファ
イバジャイロと比較して、V2 発生部40と加算器42
が設けられている点が異なり、それ以外の構成は図7に
示す例と同様であってよい。
1の例を参照する。図1は本発明による光ファイバジャ
イロの第1の例の一部分を示す。この第1の例は図7を
参照して説明した従来のデルタセロダイン方式の光ファ
イバジャイロと比較して、V2 発生部40と加算器42
が設けられている点が異なり、それ以外の構成は図7に
示す例と同様であってよい。
【0136】従って図1においてV2 発生部40及び加
算器42以外の部分については図7と同一の参照符号が
付されており、その詳細な説明は省略する。
算器42以外の部分については図7と同一の参照符号が
付されており、その詳細な説明は省略する。
【0137】V2 発生部40は切り換え信号発生部35
からの切り換え信号VC を入力し、矩形波信号V2 を発
生する。加算器42はデルタセロダイン部33より出力
されたデルタセロダイン波形信号VS とV2 発生部40
より出力された矩形波信号V 2 とを加算する。加算器4
2からの出力信号VS +V2 が位相制御器8に供給され
る。
からの切り換え信号VC を入力し、矩形波信号V2 を発
生する。加算器42はデルタセロダイン部33より出力
されたデルタセロダイン波形信号VS とV2 発生部40
より出力された矩形波信号V 2 とを加算する。加算器4
2からの出力信号VS +V2 が位相制御器8に供給され
る。
【0138】即ち、本例によると、デルタセロダイン波
形信号VS は矩形波信号V2 によって修正される。加算
器42からの出力信号VC +V2 をここでは修正デルタ
セロダイン波形信号VS +V2 と称することとする。こ
うして本例では、従来のようにデルタセロダイン波形信
号VS ではなく、修正デルタセロダイン波形信号VS+
V2 によって光ファイバループ3を伝播する光は位相変
調される。
形信号VS は矩形波信号V2 によって修正される。加算
器42からの出力信号VC +V2 をここでは修正デルタ
セロダイン波形信号VS +V2 と称することとする。こ
うして本例では、従来のようにデルタセロダイン波形信
号VS ではなく、修正デルタセロダイン波形信号VS+
V2 によって光ファイバループ3を伝播する光は位相変
調される。
【0139】ここで矩形波信号V2 について説明する。
矩形波信号V2 は位相制御器8に供給される位相制御用
電圧信号、即ち、デルタセロダイン波形信号VS を修正
するように機能し、修正すべき位相制御用電圧信号の周
期Tと同一の周期Tを有する。また矩形波信号V2 は一
定の大きさHを有し、その極性は、位相制御用電圧信号
が極大及び極小となる点毎に反転する。
矩形波信号V2 は位相制御器8に供給される位相制御用
電圧信号、即ち、デルタセロダイン波形信号VS を修正
するように機能し、修正すべき位相制御用電圧信号の周
期Tと同一の周期Tを有する。また矩形波信号V2 は一
定の大きさHを有し、その極性は、位相制御用電圧信号
が極大及び極小となる点毎に反転する。
【0140】図2を参照して説明する。図2Aはデルタ
セロダイン部33より出力されたデルタセロダイン波形
信号VS を示し、図2BはV2 発生部40より出力され
た矩形波信号V2 を示し、図2Cは加算器42より出力
された修正デルタセロダイン信号VC +V2 を示す。
セロダイン部33より出力されたデルタセロダイン波形
信号VS を示し、図2BはV2 発生部40より出力され
た矩形波信号V2 を示し、図2Cは加算器42より出力
された修正デルタセロダイン信号VC +V2 を示す。
【0141】図2Bに示すように、本例の矩形波信号V
2 は、一定の大きさHを有し、デルタセロダイン波形信
号VS の周期Tに等しい周期Tを有し、且つその反転時
間T A 、TB 毎に極性が反転する。図2Aと図2Cを比
較すると明らかなように、修正デルタセロダイン波形信
号VS +V2 とデルタセロダイン波形信号VS は互いに
周期Tが等しく且つ反転時間TA 、TB が等しい。また
1周期T内の各時間T A 、TB における傾斜は等しい。
2 は、一定の大きさHを有し、デルタセロダイン波形信
号VS の周期Tに等しい周期Tを有し、且つその反転時
間T A 、TB 毎に極性が反転する。図2Aと図2Cを比
較すると明らかなように、修正デルタセロダイン波形信
号VS +V2 とデルタセロダイン波形信号VS は互いに
周期Tが等しく且つ反転時間TA 、TB が等しい。また
1周期T内の各時間T A 、TB における傾斜は等しい。
【0142】再び図1を参照する。V2 発生部40は定
電圧発生器40−1とV2 発生器40−2とを含む。定
電圧発生器40−1は一定の直流電圧を発生するよう
に、例えばツェナーダイオード等を有するように構成し
てよい。V2 発生器40−2は、定電圧発生器40−1
より供給された直流電圧を必要な直流電圧Hに変化させ
るための分割用ポテンショメータと切り換え信号VC を
入力して時間TA 、TB毎に交互に極性を変化させるた
めの切り換えスイッチ回路とを含むように構成してよ
い。切り換え信号VC は図15を参照して説明したよう
に、時間TA 、TB毎に交互に符号が変化する周期T=
TA +TB の信号である。
電圧発生器40−1とV2 発生器40−2とを含む。定
電圧発生器40−1は一定の直流電圧を発生するよう
に、例えばツェナーダイオード等を有するように構成し
てよい。V2 発生器40−2は、定電圧発生器40−1
より供給された直流電圧を必要な直流電圧Hに変化させ
るための分割用ポテンショメータと切り換え信号VC を
入力して時間TA 、TB毎に交互に極性を変化させるた
めの切り換えスイッチ回路とを含むように構成してよ
い。切り換え信号VC は図15を参照して説明したよう
に、時間TA 、TB毎に交互に符号が変化する周期T=
TA +TB の信号である。
【0143】尚、分割用ポテンショメータは同一温度特
性を有する抵抗体より構成し、それによって電圧の分割
比が温度の影響を受けないように構成してよい。
性を有する抵抗体より構成し、それによって電圧の分割
比が温度の影響を受けないように構成してよい。
【0144】次に本例の光ファイバジャイロの信号処理
部31、デルタセロダイン部33、角度角速度演算部3
4及び切り換え信号発生部35における動作を説明す
る。先ず図9及び図10を参照して本例の光ファイバジ
ャイロにおける信号処理部31の動作、特に同期検波に
ついて説明する。干渉光の強さ信号Iに生成されるデル
タセロダイン位相差αSA、αSBは数18の式に示すよう
に、位相制御器8に供給される位相制御電圧信号、即
ち、修正デルタセロダイン波形信号VS +V2 の傾斜角
に比例する。
部31、デルタセロダイン部33、角度角速度演算部3
4及び切り換え信号発生部35における動作を説明す
る。先ず図9及び図10を参照して本例の光ファイバジ
ャイロにおける信号処理部31の動作、特に同期検波に
ついて説明する。干渉光の強さ信号Iに生成されるデル
タセロダイン位相差αSA、αSBは数18の式に示すよう
に、位相制御器8に供給される位相制御電圧信号、即
ち、修正デルタセロダイン波形信号VS +V2 の傾斜角
に比例する。
【0145】修正デルタセロダイン波形信号VS +V2
の傾斜角はデルタセロダイン波形信号VS の傾斜角に等
しいから、デルタセロダイン波形信号VS によって位相
変調した場合と同様な位相差信号αSA、αSBが得られ
る。従って、従来の光ファイバジャイロの場合と同一の
大きさの位相差ΔIが得られ、図10A及び図10Bに
示す信号I、ΔI/2と同一の信号が得られる。
の傾斜角はデルタセロダイン波形信号VS の傾斜角に等
しいから、デルタセロダイン波形信号VS によって位相
変調した場合と同様な位相差信号αSA、αSBが得られ
る。従って、従来の光ファイバジャイロの場合と同一の
大きさの位相差ΔIが得られ、図10A及び図10Bに
示す信号I、ΔI/2と同一の信号が得られる。
【0146】しかしながら、図10Cに示す如き直流除
去回路31−1の出力信号VI ’において、時間TA 及
びTB の間の切り換え時点に生成されるパルス状の突起
部の大きさは従来の例の場合と異なる。
去回路31−1の出力信号VI ’において、時間TA 及
びTB の間の切り換え時点に生成されるパルス状の突起
部の大きさは従来の例の場合と異なる。
【0147】但し、このパルス状の突起部は、図10D
に示すように、信号VI ’が交流増幅器31−2を通過
する間に除去される。交流増幅器31−2の出力信号V
I ’は更に同期検波器31−3にて切り換え信号VC に
よって同期検波される。結局、信号処理部31より出力
される信号VI ”=V0 は、図10Eに示すように、従
来の例のデルタセロダイン波形信号VS の場合と同じで
ある。
に示すように、信号VI ’が交流増幅器31−2を通過
する間に除去される。交流増幅器31−2の出力信号V
I ’は更に同期検波器31−3にて切り換え信号VC に
よって同期検波される。結局、信号処理部31より出力
される信号VI ”=V0 は、図10Eに示すように、従
来の例のデルタセロダイン波形信号VS の場合と同じで
ある。
【0148】図10Cに示す直流除去器31−1の出力
信号VI ’を交流増幅器31−2によって増幅すると、
交流増幅器31−2のフィルタ機能によって、この信号
VI’のスポーク状突起部は除去されるが同時に位相が
TF だけ遅れることを説明した。
信号VI ’を交流増幅器31−2によって増幅すると、
交流増幅器31−2のフィルタ機能によって、この信号
VI’のスポーク状突起部は除去されるが同時に位相が
TF だけ遅れることを説明した。
【0149】本発明によると、斯かる位相遅れTF を除
去するように構成されてよい。例えば、信号処理部31
又は切り換え信号発生部35にて、切り換え信号VC に
位相差TF に対応した一定の時間差をディジタル的に生
成し、それによって同期検波すればよい。従来の同期検
波器31−3のようにアナログフィルタ機能を有する場
合には、温度等の環境条件の影響を受けるが、本例では
そのようなことがない。
去するように構成されてよい。例えば、信号処理部31
又は切り換え信号発生部35にて、切り換え信号VC に
位相差TF に対応した一定の時間差をディジタル的に生
成し、それによって同期検波すればよい。従来の同期検
波器31−3のようにアナログフィルタ機能を有する場
合には、温度等の環境条件の影響を受けるが、本例では
そのようなことがない。
【0150】次に図11及び図12を参照してデルタセ
ロダイン部33の動作を説明する。信号処理部31より
出力される信号VI ”=V0 が従来の場合と同様である
から、積分器32及びデルタセロダイン部33の動作は
同様である。デルタセロダイン部33は図12Cに示す
如き従来の例と同様なデルタセロダイン波形信号VSを
生成する。
ロダイン部33の動作を説明する。信号処理部31より
出力される信号VI ”=V0 が従来の場合と同様である
から、積分器32及びデルタセロダイン部33の動作は
同様である。デルタセロダイン部33は図12Cに示す
如き従来の例と同様なデルタセロダイン波形信号VSを
生成する。
【0151】次に角度角速度演算部34の動作を説明す
る。ここでは図13及び図14の代わりに図3及び図1
4を参照する。図3は図13に対応している。図3Aは
デルタセロダイン波形信号VS であり、図3Bはデルタ
セロダイン波形信号VS に対する符号判別信号TSGであ
り、それぞれ図13A及び図13Bに示すデルタセロダ
イン波形信号VS 及びその符号判別信号TSGをそのまま
描いたものである。図3Cは図2Cと同様であり修正デ
ルタセロダイン波形信号VS +V2 である。図3Dは修
正デルタセロダイン波形信号VS +V2 に対する符号判
別信号TSGであり、修正デルタセロダイン波形信号が正
である時間T+ を+1、負である時間T - を−1として
得られる矩形波形信号である。
る。ここでは図13及び図14の代わりに図3及び図1
4を参照する。図3は図13に対応している。図3Aは
デルタセロダイン波形信号VS であり、図3Bはデルタ
セロダイン波形信号VS に対する符号判別信号TSGであ
り、それぞれ図13A及び図13Bに示すデルタセロダ
イン波形信号VS 及びその符号判別信号TSGをそのまま
描いたものである。図3Cは図2Cと同様であり修正デ
ルタセロダイン波形信号VS +V2 である。図3Dは修
正デルタセロダイン波形信号VS +V2 に対する符号判
別信号TSGであり、修正デルタセロダイン波形信号が正
である時間T+ を+1、負である時間T - を−1として
得られる矩形波形信号である。
【0152】図3Bの符号判別信号TSGと図3Dの符号
判別信号TSGを比較すると明らかなように、図3Bの符
号判別信号TSGは図3Dの符号判別信号TSGよりδだけ
位相が進んでいるが、それ以外は同一である。即ち、両
者は位相差δを有するだけで波形は同一である。これ
は、図3Aに示すデルタセロデイン波形信号と図3Cに
示す修正デルタセロダイン波形信号とを比較すると明ら
かである。
判別信号TSGを比較すると明らかなように、図3Bの符
号判別信号TSGは図3Dの符号判別信号TSGよりδだけ
位相が進んでいるが、それ以外は同一である。即ち、両
者は位相差δを有するだけで波形は同一である。これ
は、図3Aに示すデルタセロデイン波形信号と図3Cに
示す修正デルタセロダイン波形信号とを比較すると明ら
かである。
【0153】従って、修正デルタセロダイン波形VS +
V2 に対する符号判別信号TSGが正である時間T+ と負
である時間T- の差ΔT=T+ −T- はデルタセロダイ
ン波形VS に対する符号判別信号TSGが正である時間T
+ と負である時間T- の差ΔT=T+ −T- に等しい。
V2 に対する符号判別信号TSGが正である時間T+ と負
である時間T- の差ΔT=T+ −T- はデルタセロダイ
ン波形VS に対する符号判別信号TSGが正である時間T
+ と負である時間T- の差ΔT=T+ −T- に等しい。
【0154】従って図14を参照して説明した議論が成
り立つ。例えば、数23の式〜数26の式が成り立ち、
入力角速度Ωが求められる。
り立つ。例えば、数23の式〜数26の式が成り立ち、
入力角速度Ωが求められる。
【0155】切り換え信号発生部35の動作についても
同様である。図15を参照して説明した議論が成り立
つ。デルタセロダイン周期Tにおける時間TA 、TB の
切り換えは図13を参照して説明した議論がそのまま成
り立つ。こうして、切り換え信号発生部35は従来の光
ファイバジャイロの場合と同様に周期Tを有し且つ時間
TA 、TB 毎に符号が反転する切り換え信号VC を生成
する。
同様である。図15を参照して説明した議論が成り立
つ。デルタセロダイン周期Tにおける時間TA 、TB の
切り換えは図13を参照して説明した議論がそのまま成
り立つ。こうして、切り換え信号発生部35は従来の光
ファイバジャイロの場合と同様に周期Tを有し且つ時間
TA 、TB 毎に符号が反転する切り換え信号VC を生成
する。
【0156】この切り換え信号VC はV2 発生部40ば
かりでなく、信号処理部31及びデルタセロダイン部3
3にも供給される。
かりでなく、信号処理部31及びデルタセロダイン部3
3にも供給される。
【0157】本例によると、光ファイバループ3を伝播
する光は、従来のようにデルタセロダイン波形信号VS
ではなく修正デルタセロダイン波形信号VS +V2 を使
用して位相変調されるが、その結果、デルタセロダイン
波形信号VS によって位相変調された場合と全く同様な
動作及び結果が得られる。
する光は、従来のようにデルタセロダイン波形信号VS
ではなく修正デルタセロダイン波形信号VS +V2 を使
用して位相変調されるが、その結果、デルタセロダイン
波形信号VS によって位相変調された場合と全く同様な
動作及び結果が得られる。
【0158】しかしながら、1つだけ異なる点がある。
それは振幅変調の位相である。「発明が解決しようとす
る課題」にて説明したように、位相制御部8によって光
ファイバループ3を伝播する光を位相変調すると、付随
的に振幅変調が生成され、これがバイアスの原因とな
る。本例によると、この振幅変調は、δだけ位相が進ん
でいる。即ち、修正デルタセロダイン波形信号VS +V
2 を使用して位相変調すると、付随的に生ずる振幅変調
の位相は、デルタセロダイン波形信号VS を使用して位
相変調する場合に比べて、δだけ位相が進む。
それは振幅変調の位相である。「発明が解決しようとす
る課題」にて説明したように、位相制御部8によって光
ファイバループ3を伝播する光を位相変調すると、付随
的に振幅変調が生成され、これがバイアスの原因とな
る。本例によると、この振幅変調は、δだけ位相が進ん
でいる。即ち、修正デルタセロダイン波形信号VS +V
2 を使用して位相変調すると、付随的に生ずる振幅変調
の位相は、デルタセロダイン波形信号VS を使用して位
相変調する場合に比べて、δだけ位相が進む。
【0159】この位相差δは、図3に示すように、図3
Bの符号判別信号TSGと図3Dの符号判別信号TSGの間
の位相差である。この位相差δは図2Aに示すデルタセ
ロダイン波形VS と図2Cに示す修正デルタセロダイン
波形信号VS +V2 の差によって生ずる。従って位相差
δは矩形波信号V2 の大きさHに比例する。
Bの符号判別信号TSGと図3Dの符号判別信号TSGの間
の位相差である。この位相差δは図2Aに示すデルタセ
ロダイン波形VS と図2Cに示す修正デルタセロダイン
波形信号VS +V2 の差によって生ずる。従って位相差
δは矩形波信号V2 の大きさHに比例する。
【0160】矩形波信号V2 の大きさHが大きければ位
相差δは大きくなり、小さければ位相差δは小さくな
る。また矩形波信号V2 の極性を反転すると位相差δの
符号が反転する。例えば、図2Bに示すように、矩形波
信号V2 が時間TA では負、時間TB では正の場合に、
図3Dに示す本例の場合の符号判別信号TSGは図3Bに
示す従来の場合の符号判別信号TSGより位相が進むが、
逆に矩形波信号V2 が時間TA では正、時間TB では負
の場合に、図3Dに示す本例の場合の符号判別信号TSG
は図3Bに示す従来の場合の符号判別信号TSGより位相
が遅れる。
相差δは大きくなり、小さければ位相差δは小さくな
る。また矩形波信号V2 の極性を反転すると位相差δの
符号が反転する。例えば、図2Bに示すように、矩形波
信号V2 が時間TA では負、時間TB では正の場合に、
図3Dに示す本例の場合の符号判別信号TSGは図3Bに
示す従来の場合の符号判別信号TSGより位相が進むが、
逆に矩形波信号V2 が時間TA では正、時間TB では負
の場合に、図3Dに示す本例の場合の符号判別信号TSG
は図3Bに示す従来の場合の符号判別信号TSGより位相
が遅れる。
【0161】矩形波信号V2 の大きさH及びその極性は
V2 発生部40によって自由に設定される。即ち、バイ
アスの原因となる振幅変調の位相δはV2 発生部40の
出力である矩形波信号V2 の大きさH及びその極性を変
化させることによって調節することができる。こうして
本例によると、V2 発生部40の出力である矩形波信号
V2 の大きさH及びその極性を変化させることによっ
て、振幅変調の位相δを正からゼロ更に負まで自由に変
化させることができる。それによってバイアスを消去又
は最小化することができる。
V2 発生部40によって自由に設定される。即ち、バイ
アスの原因となる振幅変調の位相δはV2 発生部40の
出力である矩形波信号V2 の大きさH及びその極性を変
化させることによって調節することができる。こうして
本例によると、V2 発生部40の出力である矩形波信号
V2 の大きさH及びその極性を変化させることによっ
て、振幅変調の位相δを正からゼロ更に負まで自由に変
化させることができる。それによってバイアスを消去又
は最小化することができる。
【0162】次に図4及び図5を参照して本発明による
光ファイバジャイロの第2の例を説明する。図4は本例
の光ファイバジャイロの一部分のみを示す。本例の光フ
ァイバジャイロは図6を参照して説明した従来の位相変
調方式の光ファイバジャイロを変形したものである。本
例の光ファイバジャイロは図6に示した従来の光ファイ
バジャイロと比較して、V2 発生部41と加算器43が
設けられている点が異なり、それ以外の構成は図6に示
す例と同様であってよい。
光ファイバジャイロの第2の例を説明する。図4は本例
の光ファイバジャイロの一部分のみを示す。本例の光フ
ァイバジャイロは図6を参照して説明した従来の位相変
調方式の光ファイバジャイロを変形したものである。本
例の光ファイバジャイロは図6に示した従来の光ファイ
バジャイロと比較して、V2 発生部41と加算器43が
設けられている点が異なり、それ以外の構成は図6に示
す例と同様であってよい。
【0163】従って図4においてV2 発生部41及び加
算器43以外の部分については図6と同一の参照符号が
付されており、その詳細な説明は省略する。
算器43以外の部分については図6と同一の参照符号が
付されており、その詳細な説明は省略する。
【0164】本例によると、V2 発生部41は、信号発
生器11から同期検波器12に供給される同期信号
VC ’を入力して矩形波信号V2 ’を発生する。加算器
43は、信号発生器11より出力された角周波数ωm の
正弦波信号とV2 発生部41より出力された矩形波信号
V2 ’を加算し、それを位相変調器8に供給する。
生器11から同期検波器12に供給される同期信号
VC ’を入力して矩形波信号V2 ’を発生する。加算器
43は、信号発生器11より出力された角周波数ωm の
正弦波信号とV2 発生部41より出力された矩形波信号
V2 ’を加算し、それを位相変調器8に供給する。
【0165】この電圧信号VC ’+V2 ’をここでは修
正正弦波信号VS ’+V2 ’と称することとする。こう
して本例では、従来のように角周波数ωm の正弦波信号
VS’ではなく、修正正弦波信号VS ’+V2 ’によっ
て光ファイバループ3を伝播する光は位相変調される。
正正弦波信号VS ’+V2 ’と称することとする。こう
して本例では、従来のように角周波数ωm の正弦波信号
VS’ではなく、修正正弦波信号VS ’+V2 ’によっ
て光ファイバループ3を伝播する光は位相変調される。
【0166】図5を参照して説明する。図5Aは信号発
生供給11より出力された角周波数ωm の正弦波信号V
S ’を示し、図5BはV2 発生部41より出力された矩
形波信号V2 ’を示し、図5Cは位相制御用の修正正弦
波信号VC ’+V2 ’を示す。
生供給11より出力された角周波数ωm の正弦波信号V
S ’を示し、図5BはV2 発生部41より出力された矩
形波信号V2 ’を示し、図5Cは位相制御用の修正正弦
波信号VC ’+V2 ’を示す。
【0167】本例の矩形波信号V2 ’について説明す
る。図5Aと図5Bを比較すると明らかなように、矩形
波信号V2 ’は角周波数ωm の正弦波信号VS ’の極大
及び極小点にて極性が反転する。従って矩形波信号
V2 ’は正弦波信号VS ’に対して位相が90°偏倚し
ている。
る。図5Aと図5Bを比較すると明らかなように、矩形
波信号V2 ’は角周波数ωm の正弦波信号VS ’の極大
及び極小点にて極性が反転する。従って矩形波信号
V2 ’は正弦波信号VS ’に対して位相が90°偏倚し
ている。
【0168】第1の例の場合と同様に、矩形波信号
V2 ’の大きさH及びその極性を変化させることによっ
て、振幅変調の位相差δを変化させることができる。こ
うして本例によると、バイアスを除去し又は最小化する
ことができる。
V2 ’の大きさH及びその極性を変化させることによっ
て、振幅変調の位相差δを変化させることができる。こ
うして本例によると、バイアスを除去し又は最小化する
ことができる。
【0169】次に修正正弦波信号VS ’+V2 ’を使用
して光ファイバループ3を伝播する光を位相変調した結
果を考察する。修正正弦波信号VS ’+V2 ’を使用し
ても干渉光の強さ信号Iに生成される位相差Δβは従来
と同様である。従って干渉光の強さ信号Iは数7の式〜
数9の式によって表される。
して光ファイバループ3を伝播する光を位相変調した結
果を考察する。修正正弦波信号VS ’+V2 ’を使用し
ても干渉光の強さ信号Iに生成される位相差Δβは従来
と同様である。従って干渉光の強さ信号Iは数7の式〜
数9の式によって表される。
【0170】しかしながら、実際には、例えば数8の式
によって表される干渉光の強さ信号Iは、図5Dに示す
如き矩形波信号V2 ’の極性が反転する時に生成される
パルスを含む。このパルスは、変調用周波数の周期Tm
の半分の周期Tm /2を有し、パルス幅はτ(光ファイ
バループ3を光が伝播するのに要する時間)である。例
えば図5Aに示す正弦波信号VS ’の周期をTm 、角周
波数をωm とすると、図5Dに示すパルスの周期はTm
/2、角周波数は2ωm となる。
によって表される干渉光の強さ信号Iは、図5Dに示す
如き矩形波信号V2 ’の極性が反転する時に生成される
パルスを含む。このパルスは、変調用周波数の周期Tm
の半分の周期Tm /2を有し、パルス幅はτ(光ファイ
バループ3を光が伝播するのに要する時間)である。例
えば図5Aに示す正弦波信号VS ’の周期をTm 、角周
波数をωm とすると、図5Dに示すパルスの周期はTm
/2、角周波数は2ωm となる。
【0171】パルス幅τは、変調用周波数の周期Tm に
比べて十分小さいから、斯かるパルスの影響を無視する
ことができる。従って数1の式〜数9の式が成り立つと
考えてよい。
比べて十分小さいから、斯かるパルスの影響を無視する
ことができる。従って数1の式〜数9の式が成り立つと
考えてよい。
【0172】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0173】
【発明の効果】従来の光ファイバジャイロにおいて、振
幅変調に起因するバイアスを最小化する方法として位相
変調用周波数として理想周波数f=1/(2τ)を使用
する方法があるが、この方法では、位相変調周波数は数
百キロHz〜数メガHzとなり、誘導が多く費用が高くなる
欠点があった。本発明の光ファイバジャイロでは、振幅
変調に起因するバイアスを最小化し且つ、位相変調用周
波数として理想周波数f=1/(2τ)に比べて十分小
さい周波数を使用することができるから、小型化及び低
コスト化が可能となる利点を有する。
幅変調に起因するバイアスを最小化する方法として位相
変調用周波数として理想周波数f=1/(2τ)を使用
する方法があるが、この方法では、位相変調周波数は数
百キロHz〜数メガHzとなり、誘導が多く費用が高くなる
欠点があった。本発明の光ファイバジャイロでは、振幅
変調に起因するバイアスを最小化し且つ、位相変調用周
波数として理想周波数f=1/(2τ)に比べて十分小
さい周波数を使用することができるから、小型化及び低
コスト化が可能となる利点を有する。
【0174】従来の光ファイバジャイロにおいて、位相
変調用周波数として理想周波数f=1/(2τ)に比べ
て十分小さい周波数を使用する場合に、振幅変調に起因
するバイアスを最小化する方法として、例えば、光学的
に発生するバイアスを電気的に除去する方法等がある
が、これは異なる原因に起因するバイアスを異なる手段
によって相殺するため、温度等の環境条件が変化すると
新たにバイアスが出現する欠点があったが、本発明によ
れば、光学的に発生したバイアスは光学的手段によって
相殺し電気的に発生したバイアスは電気的手段によって
相殺するから、環境条件が変化しても新たなバイアスが
発生することがない利点を有する。
変調用周波数として理想周波数f=1/(2τ)に比べ
て十分小さい周波数を使用する場合に、振幅変調に起因
するバイアスを最小化する方法として、例えば、光学的
に発生するバイアスを電気的に除去する方法等がある
が、これは異なる原因に起因するバイアスを異なる手段
によって相殺するため、温度等の環境条件が変化すると
新たにバイアスが出現する欠点があったが、本発明によ
れば、光学的に発生したバイアスは光学的手段によって
相殺し電気的に発生したバイアスは電気的手段によって
相殺するから、環境条件が変化しても新たなバイアスが
発生することがない利点を有する。
【0175】振幅変調に起因するバイアスは位相変調に
付随して発生するが、本発明によると、バイアスの消去
は位相変調に使用する位相制御器を使用して行うため、
位相制御器が温度等の環境条件の変化の影響を受けても
バイアス消去はその影響を受けない利点を有する。
付随して発生するが、本発明によると、バイアスの消去
は位相変調に使用する位相制御器を使用して行うため、
位相制御器が温度等の環境条件の変化の影響を受けても
バイアス消去はその影響を受けない利点を有する。
【0176】従来の光ファイバジャイロにおいて、位相
変調用周波数として理想周波数f=1/(2τ)に比べ
て十分小さい周波数を使用する場合に、振幅変調に起因
するバイアスを最小化する方法として、例えば、バイア
スが最小となるように同期検波器の基準位相を制御する
方法があるが、そのためにアナログ移相器が使用され、
アナログ移相器は温度等の環境条件の変化の影響を受け
易い欠点を有していたが、本発明によると、バイアスが
最小化するための矩形波信号の制御はディジタル的に即
ち、クロック信号を使用して行うため、温度等の環境条
件の変化の影響を受ることがない利点を有する。
変調用周波数として理想周波数f=1/(2τ)に比べ
て十分小さい周波数を使用する場合に、振幅変調に起因
するバイアスを最小化する方法として、例えば、バイア
スが最小となるように同期検波器の基準位相を制御する
方法があるが、そのためにアナログ移相器が使用され、
アナログ移相器は温度等の環境条件の変化の影響を受け
易い欠点を有していたが、本発明によると、バイアスが
最小化するための矩形波信号の制御はディジタル的に即
ち、クロック信号を使用して行うため、温度等の環境条
件の変化の影響を受ることがない利点を有する。
【0177】本発明によると従来の位相変調方式、セロ
ダイン変調方式及びディジタル変調方式の光ファイバジ
ャイロに適用可能であるが特にデルタセロデイン方式の
光ファイバジャイロに好適であり、従って位相変調用周
波数として数キロHz〜数十キロHzの周波数を使用するこ
とができるから、低コスト且つ高信頼度の光ファイバジ
ャイロを提供することができる利点を有する。
ダイン変調方式及びディジタル変調方式の光ファイバジ
ャイロに適用可能であるが特にデルタセロデイン方式の
光ファイバジャイロに好適であり、従って位相変調用周
波数として数キロHz〜数十キロHzの周波数を使用するこ
とができるから、低コスト且つ高信頼度の光ファイバジ
ャイロを提供することができる利点を有する。
【図1】本発明による光ファイバジャイロの第1の例の
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
【図2】本発明による光ファイバジャイロの第1の例の
動作を説明するための説明図である。
動作を説明するための説明図である。
【図3】本発明による光ファイバジャイロの第1の例の
動作を説明するための説明図である。
動作を説明するための説明図である。
【図4】本発明による光ファイバジャイロの第2の例の
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
【図5】本発明による光ファイバジャイロの第2の例の
動作を説明するための説明図である。
動作を説明するための説明図である。
【図6】従来の光ファイバジャイロの第1の例(位相変
調方式)を示す図である。
調方式)を示す図である。
【図7】従来の光ファイバジャイロの第2の例(デルタ
セロデイン方式)を示す図である。
セロデイン方式)を示す図である。
【図8】従来の光ファイバジャイロの第2の例における
干渉光の強さ信号と位相差の関係を示す図である。
干渉光の強さ信号と位相差の関係を示す図である。
【図9】従来の光ファイバジャイロの第2の例における
信号処理部の構成例を示す図である。
信号処理部の構成例を示す図である。
【図10】従来の光ファイバジャイロの第2の例におけ
る信号処理部の動作を説明するための波形図である。
る信号処理部の動作を説明するための波形図である。
【図11】従来の光ファイバジャイロの第2の例におけ
るデルタセロダイン部の構成例を示す図である。
るデルタセロダイン部の構成例を示す図である。
【図12】従来の光ファイバジャイロの第2の例におけ
るデルタセロダイン部の動作を説明するための波形図で
ある。
るデルタセロダイン部の動作を説明するための波形図で
ある。
【図13】従来の光ファイバジャイロの第2の例におけ
る1周期内の時間TA 、TB を修正する方法を説明する
ための波形図である。
る1周期内の時間TA 、TB を修正する方法を説明する
ための波形図である。
【図14】従来の光ファイバジャイロの第2の例におけ
る角度角速度演算部の構成例を示す図である。
る角度角速度演算部の構成例を示す図である。
【図15】従来の光ファイバジャイロの第2の例におけ
る切り換え信号発生部の構成例を示す図である。
る切り換え信号発生部の構成例を示す図である。
1 発光器 2 受光器 3 光ファイバループ 4 偏光子 5、6 カプラ 7 電流−電圧変換器 8 位相変調器、位相制御器 11 信号発生器 12 同期検波器 13 信号処理部 31 信号処理部 32 積分器 33 デルタセロダイン部 34 角度角速度演算部 35 切り換え信号発生部 36 基準位相制御部 40、41 V2 発生部 42、43 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 芳幸 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内 (72)発明者 益沢 功 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内
Claims (8)
- 【請求項1】 光源と、光ファイバループと、該光ファ
イバループ内を互いに反対方向に伝搬する第1の伝播光
と第2の伝播光との間の位相を変化させる位相制御器
と、上記第1の伝播光と第2の伝播光の干渉光を検出す
る受光器と、を有し、上記光ファイバループがループの
中心軸線周りに角速度Ωにて回転するとき上記干渉光の
強さ信号Iに発生するサグナック位相差Δθより上記角
速度Ωを求めるように構成された光ファイバジャイロに
おいて、 上記位相制御器には上記2つの伝播光の間の位相を制御
するための周期Tの位相制御電圧信号VS と周期Tの矩
形波信号V2 とが加算されて供給され、該矩形波信号V
2 は大きさが一定Hであり且つ上記位相制御電圧信号V
S の極大及び極小点にて極性が反転し、上記矩形波信号
V2 の大きさH及び極性は光学的バイアスが最小となる
ように選択されていることを特徴とする光ファイバジャ
イロ。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバジャイロにお
いて、 上記矩形波信号V2 の大きさH及び極性は、位相変調に
付随して生ずる振幅変調に起因したバイアスが最小とな
るように選択されていることを特徴とする光ファイバジ
ャイロ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の光ファイバジャイ
ロにおいて、 上記受光器より出力される上記干渉光の強さ信号Iは上
記位相制御電圧信号V S と同一の周波数を有する同期検
波用信号によって同期検波され、該同期検波用信号の極
性の切り換え動作は上記位相制御電圧信号VS の極大及
び極小点に対して一定の位相差にて同期していることを
特徴とする光ファイバジャイロ。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の光ファイバジャイ
ロにおいて、 上記位相制御器によって上記干渉光の強さIの信号に基
準位相差Δβとランプ位相差σが生成され、 上記基準位相差Δβは一定周期Tを有し、1周期Tのう
ち第1及び第2の時間TA 、TB ではそれぞれ第1及び
第2の基準位相差ΔβA 、ΔβB となり、上記第1及び
第2の基準位相差ΔβA 、ΔβB は互いに符号が反対で
絶対値が等しく、上記ランプ位相差σは上記サグナック
位相差Δθを打ち消すように制御されて上記伝播光に位
相フィードバックされ、 上記位相制御器に供給される上記位相制御電圧信号VS
は、上記第1の時間T A では位相差ΔβA +σに対応し
た第1の傾斜を有し、上記第2の時間TB では位相差Δ
βB +σに対応した第2の傾斜を有し、上記第1及び第
2の傾斜の一方は負となり他方は正となり、それによっ
て上記第1及び第2の時間TA 、TB 毎に折れ曲がる三
角形状波のデルタセロダイン波形信号となることを特徴
とする光ファイバジャイロ。 - 【請求項5】 請求項4記載の光ファイバジャイロにお
いて、 上記基準位相差Δβは、nを正の整数として上記第1の
時間TA ではΔβA =−(2n−1)π/2、上記第2
の時間TB ではΔβB =+(2n−1)π/2となるこ
とを特徴とする光ファイバジャイロ。 - 【請求項6】 請求項4又は5記載の光ファイバジャイ
ロにおいて、 上記デルタセロダイン波形信号の1周期である上記第1
の時間TA と第2の時間TB の和は一定T=TA +TB
であり、上記デルタセロダイン波形信号のピーク値が所
定の許容値を超えないように、上記第1の時間TA と第
2の時間TB の大きさが調節されるように構成されてい
ることを特徴とする光ファイバジャイロ。 - 【請求項7】 請求項4、5又は6記載の光ファイバジ
ャイロにおいて、 上記受光器から出力された上記干渉光の強さ信号Iを入
力して上記干渉光の強さの差信号ΔI=IA −IB に対
応した電圧信号V0 を生成する信号処理部と該電圧信号
V0 を入力して積分する積分器と該積分器の出力信号V
R を入力して上記デルタセロダイン波形信号を生成する
デルタセロダイン部とを有することを特徴とする光ファ
イバジャイロ。 - 【請求項8】 請求項7記載の光ファイバジャイロにお
いて、 上記信号処理部は上記干渉光の強さ信号Iより直流成分
を除去して時間TA 、TB 毎に交互に±ΔI/2に変化
する交番信号を生成する直流除去器と該直流除去器の出
力信号を交流増幅するための交流増幅器と該交流増幅器
の出力信号より直流電圧信号V0 を得るための同期検波
器とを含むことを特徴とする光ファイバジャイロ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32064595A JPH09159465A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 光ファイバジャイロ |
| US08/686,365 US5781296A (en) | 1995-07-28 | 1996-07-23 | Closed loop type fiber optic gyroscope for measuring absolute rotation by delta serrodyne wave phase modulation |
| DE19630344A DE19630344A1 (de) | 1995-07-28 | 1996-07-26 | Faseroptischer Kreisel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32064595A JPH09159465A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 光ファイバジャイロ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09159465A true JPH09159465A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18123731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32064595A Pending JPH09159465A (ja) | 1995-07-28 | 1995-12-08 | 光ファイバジャイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09159465A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007248469A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Honeywell Internatl Inc | 光ジャイロスコープのデジタル・フィードバックのシステム及び方法 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP32064595A patent/JPH09159465A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007248469A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Honeywell Internatl Inc | 光ジャイロスコープのデジタル・フィードバックのシステム及び方法 |
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