JPH09162011A - Ptc抵抗体およびその製造方法 - Google Patents
Ptc抵抗体およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH09162011A JPH09162011A JP7324928A JP32492895A JPH09162011A JP H09162011 A JPH09162011 A JP H09162011A JP 7324928 A JP7324928 A JP 7324928A JP 32492895 A JP32492895 A JP 32492895A JP H09162011 A JPH09162011 A JP H09162011A
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- Japan
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- ptc resistor
- wet mixing
- rising temperature
- temperature
- ptc
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Abstract
(57)【要約】
【課題】限流素子となるPTC抵抗体(V1-X CrX )
2 O3 (但し0.0025≦X≦0.005)の抵抗
が、急速に増大しはじめる立ち上がり温度を制御する。 【解決手段】組成に応じた材料を一次湿式混合粉砕、仮
焼した後、ボールミルに入れ、二次湿式混合粉砕をして
成形、本焼成する。二次湿式混合粉砕の際、湿式混合粉
砕時間を10〜35時間に調節して、平均粒径を1.0
〜1.5μmにする。
2 O3 (但し0.0025≦X≦0.005)の抵抗
が、急速に増大しはじめる立ち上がり温度を制御する。 【解決手段】組成に応じた材料を一次湿式混合粉砕、仮
焼した後、ボールミルに入れ、二次湿式混合粉砕をして
成形、本焼成する。二次湿式混合粉砕の際、湿式混合粉
砕時間を10〜35時間に調節して、平均粒径を1.0
〜1.5μmにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過電流を抑制する
限流素子として使用される大きなPTC(正温度係数
の)特性をもつPTC抵抗体およびその製造方法に関す
る。
限流素子として使用される大きなPTC(正温度係数
の)特性をもつPTC抵抗体およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】過電流を抑制するための限流素子とし
て、大きなPTC特性をもつセラミックスで、V2 O3
(三酸化バナジウム)にCr(クロム)を添加して得ら
れる(V 1-X CrX )2 O3 が知られている。〔例え
ば、飯田他、電気学会開閉保護装置研究会資料、SPD
−87−40〕 また、この限流素子を、ある種の過電流防止装置に用い
る場合には、比抵抗の立ち上がりの温度を110〜15
0℃に制御する必要があることがわかった。
て、大きなPTC特性をもつセラミックスで、V2 O3
(三酸化バナジウム)にCr(クロム)を添加して得ら
れる(V 1-X CrX )2 O3 が知られている。〔例え
ば、飯田他、電気学会開閉保護装置研究会資料、SPD
−87−40〕 また、この限流素子を、ある種の過電流防止装置に用い
る場合には、比抵抗の立ち上がりの温度を110〜15
0℃に制御する必要があることがわかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(V1-X CrX )2 O
3 のPTC特性は、金属−絶縁体転移に基づくものであ
り、従来(V1-X CrX )2 O3 の比抵抗の立ち上がり
の温度を制御するには、Crの含有量を変えたり、ある
いはFe等の添加剤の量を変えて行っていた。例えば、
Crの含有比が大きい程、比抵抗の立ち上がり温度は低
下し、立ち上がりの温度を110〜150℃に制御する
には、Crの含有比として、0.0025〜0.005
が適当である。
3 のPTC特性は、金属−絶縁体転移に基づくものであ
り、従来(V1-X CrX )2 O3 の比抵抗の立ち上がり
の温度を制御するには、Crの含有量を変えたり、ある
いはFe等の添加剤の量を変えて行っていた。例えば、
Crの含有比が大きい程、比抵抗の立ち上がり温度は低
下し、立ち上がりの温度を110〜150℃に制御する
には、Crの含有比として、0.0025〜0.005
が適当である。
【0004】しかし、その場合、材料の組成を決めた時
点で、立ち上がりの温度がきまることにになり、この抵
抗体を機器に組み込んだ場合に周囲温度の高低により、
PTC特性のタイミングがずれ、二次側の機器に損傷を
与えることがあった。また、材料の組成のずれが、その
まま立ち上がりの温度に影響することになる。従って、
立ち上がり温度を決める主要因子としては、材料組成に
よるとしても、その材料の組成でなお、立ち上がりの温
度が制御できる方法があれば望ましい。
点で、立ち上がりの温度がきまることにになり、この抵
抗体を機器に組み込んだ場合に周囲温度の高低により、
PTC特性のタイミングがずれ、二次側の機器に損傷を
与えることがあった。また、材料の組成のずれが、その
まま立ち上がりの温度に影響することになる。従って、
立ち上がり温度を決める主要因子としては、材料組成に
よるとしても、その材料の組成でなお、立ち上がりの温
度が制御できる方法があれば望ましい。
【0005】以上の問題に鑑みて本発明の目的は、容易
に立ち上がりの温度が制御できるPTC抵抗体およびそ
の製造方法を提供することにある。
に立ち上がりの温度が制御できるPTC抵抗体およびそ
の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決のため本
発明のPTC抵抗体は、(V1-X CrX )2 O3 (但
し、0.0025≦X≦0.005)を主成分とするP
TC抵抗体であって、平均粒径が1.0〜1.5μmの
範囲にあるものとする。また、そのようなPTC抵抗体
の製造方法として、仮焼後の粉砕混合時間を変え、特に
仮焼後の粉砕混合時間を10〜35時間とするものとす
る。
発明のPTC抵抗体は、(V1-X CrX )2 O3 (但
し、0.0025≦X≦0.005)を主成分とするP
TC抵抗体であって、平均粒径が1.0〜1.5μmの
範囲にあるものとする。また、そのようなPTC抵抗体
の製造方法として、仮焼後の粉砕混合時間を変え、特に
仮焼後の粉砕混合時間を10〜35時間とするものとす
る。
【0007】そのようにすれば、PTC抵抗体の立ち上
がり温度を調節でき、過電流防止装置に用いる場合に適
当な110〜150℃に制御できる。また、上記以外の
範囲では、立ち上がり温度が、最適温度から外れてしま
う。
がり温度を調節でき、過電流防止装置に用いる場合に適
当な110〜150℃に制御できる。また、上記以外の
範囲では、立ち上がり温度が、最適温度から外れてしま
う。
【0008】
[実施例1]先に述べたように、PTC抵抗体(V1-X
CrX )2 O3 の比抵抗の立ち上がり温度を110〜1
50℃に制御するための主要因子としてCr含有比X
は、0.0025≦X≦0.005が適当である。この
実施例では、X=0.0035とする。
CrX )2 O3 の比抵抗の立ち上がり温度を110〜1
50℃に制御するための主要因子としてCr含有比X
は、0.0025≦X≦0.005が適当である。この
実施例では、X=0.0035とする。
【0009】本発明のPTC抵抗体の製造工程のフロー
チャートを図3に示す。この図に基づいて製造方法を説
明する。まず、出発原料として、V2 O5 とCr2 O3
とを、(V0.9965Cr0.0035) 2 O3 が得られるように
秤量し、焼結助剤としてFeを5重量%添加する。これ
をボールミルに入れ、純水を加えて48時間、一次湿式
混合粉砕を行った。これを乾燥して得られた粉末を、水
素気流の還元雰囲気中で、1100℃、2時間、仮焼を
行った。
チャートを図3に示す。この図に基づいて製造方法を説
明する。まず、出発原料として、V2 O5 とCr2 O3
とを、(V0.9965Cr0.0035) 2 O3 が得られるように
秤量し、焼結助剤としてFeを5重量%添加する。これ
をボールミルに入れ、純水を加えて48時間、一次湿式
混合粉砕を行った。これを乾燥して得られた粉末を、水
素気流の還元雰囲気中で、1100℃、2時間、仮焼を
行った。
【0010】仮焼した塊をボールミルに入れ、純水を加
えて二次湿式混合粉砕を行った。このとき、二次湿式混
合粉砕時間を、5、24、48時間と三条件で行った。
これら三種類の試料を乾燥し、1.5ton/cm2 の
圧力で加圧成形を行い、成形体を作成した。昇、降温速
度は800℃/hとし、1600℃、C02 /H2 比が
0.01の気流中で焼成を行い、PTC抵抗体試料1〜
3を得、それらの比抵抗−温度特性を比較した。
えて二次湿式混合粉砕を行った。このとき、二次湿式混
合粉砕時間を、5、24、48時間と三条件で行った。
これら三種類の試料を乾燥し、1.5ton/cm2 の
圧力で加圧成形を行い、成形体を作成した。昇、降温速
度は800℃/hとし、1600℃、C02 /H2 比が
0.01の気流中で焼成を行い、PTC抵抗体試料1〜
3を得、それらの比抵抗−温度特性を比較した。
【0011】これら試料のPTC特性を図4に示す。二
次湿式混合粉砕時間が長い程、立ち上がり温度が低くな
っている。立ち上がり温度のまとめを表1に示す。
次湿式混合粉砕時間が長い程、立ち上がり温度が低くな
っている。立ち上がり温度のまとめを表1に示す。
【0012】
【表1】 これら試料のPTC特性の違いの原因は、二次湿式混合
粉砕時間によるものであるから、二次湿式混合粉砕後の
粉の粒度分布に起因するものと考え、比表面積法により
平均粒径を測定した。その結果も表1に記した。二次湿
式混合粉砕時間が長くなる程、平均粒径が小さくなって
いることがわかる。
粉砕時間によるものであるから、二次湿式混合粉砕後の
粉の粒度分布に起因するものと考え、比表面積法により
平均粒径を測定した。その結果も表1に記した。二次湿
式混合粉砕時間が長くなる程、平均粒径が小さくなって
いることがわかる。
【0013】比抵抗の立ち上がり温度と平均粒径との関
係を図1に示す。この図から、比抵抗の立ち上がり温度
を110℃〜150℃にするには、平均粒径としては
1.0から1.5μmに制御すればよいことがわかる。
図2に立ち上がり温度と二次湿式混合粉砕時間との関係
を示す。この図から、比抵抗の立ち上がり温度を110
℃〜150℃にするには、二次湿式混合粉砕時間として
は10〜35時間にすればよいことがわかる。
係を図1に示す。この図から、比抵抗の立ち上がり温度
を110℃〜150℃にするには、平均粒径としては
1.0から1.5μmに制御すればよいことがわかる。
図2に立ち上がり温度と二次湿式混合粉砕時間との関係
を示す。この図から、比抵抗の立ち上がり温度を110
℃〜150℃にするには、二次湿式混合粉砕時間として
は10〜35時間にすればよいことがわかる。
【0014】以上説明したように本発明によれば、一定
の組成の材料を混合した後でも、容易に立ち上がりの温
度が制御できるPTC抵抗体が得られ、再現性があるこ
とが確かめられた。
の組成の材料を混合した後でも、容易に立ち上がりの温
度が制御できるPTC抵抗体が得られ、再現性があるこ
とが確かめられた。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、(V1-X CrX )2 O
3 (但し、0.0025≦X≦0.005)を主成分と
するPTC抵抗体において、例えば仮焼後の混合粉砕時
間を変化させるなどして平均粒径を変えることによっ
て、比抵抗の立ち上がり温度を適温に制御することがで
き、信頼性を高めたPTC抵抗素子が得られる。
3 (但し、0.0025≦X≦0.005)を主成分と
するPTC抵抗体において、例えば仮焼後の混合粉砕時
間を変化させるなどして平均粒径を変えることによっ
て、比抵抗の立ち上がり温度を適温に制御することがで
き、信頼性を高めたPTC抵抗素子が得られる。
【図1】立ち上がり温度と粒径との関係を示す図
【図2】立ち上がり温度と二次混合粉砕時間との関係を
示す図
示す図
【図3】PTC抵抗体の製造工程のフロー図
【図4】PTC特性の混合粉砕時間依存性を示す図
Claims (3)
- 【請求項1】(V1-X CrX )2 O3 (但し、0.00
25≦X≦0.005)を主成分とするPTC抵抗体で
あって、平均粒径が1.0〜1.5μmの範囲内にある
ことを特徴とするPTC抵抗体。 - 【請求項2】(V1-X CrX )2 O3 (但し、0.00
25≦X≦0.005)を主成分とするPTC抵抗体の
製造方法において、仮焼後の粉砕混合時間を変えること
によって、抵抗立ち上がり温度を制御することを特徴と
するPTC抵抗体の製造方法。 - 【請求項3】仮焼後の粉砕混合時間を10〜35時間と
することを特徴とする請求項2に記載のPTC抵抗体の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7324928A JPH09162011A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | Ptc抵抗体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7324928A JPH09162011A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | Ptc抵抗体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09162011A true JPH09162011A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18171183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7324928A Pending JPH09162011A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | Ptc抵抗体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09162011A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6680527B1 (en) | 1998-11-11 | 2004-01-20 | Murata Manufacturing Co. Ltd. | Monolithic semiconducting ceramic electronic component |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP7324928A patent/JPH09162011A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6680527B1 (en) | 1998-11-11 | 2004-01-20 | Murata Manufacturing Co. Ltd. | Monolithic semiconducting ceramic electronic component |
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