JPH09164764A - 多色記録方法 - Google Patents

多色記録方法

Info

Publication number
JPH09164764A
JPH09164764A JP7325944A JP32594495A JPH09164764A JP H09164764 A JPH09164764 A JP H09164764A JP 7325944 A JP7325944 A JP 7325944A JP 32594495 A JP32594495 A JP 32594495A JP H09164764 A JPH09164764 A JP H09164764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
color
compound
recording method
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7325944A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Hatano
治 波多野
Tetsuya Yoshida
哲也 吉田
Manabu Shibata
学 柴田
Eisaku Kato
栄作 加藤
Kenzo Nakazawa
健造 中澤
Shuji Kida
修二 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP7325944A priority Critical patent/JPH09164764A/ja
Publication of JPH09164764A publication Critical patent/JPH09164764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱と光により画像記録を行なう保存安定性の
良好な記録材料により良好な多色画像を得ることができ
る多色記録方法の提供。 【解決手段】 支持体上に光によって分解する化合物及
びその分解生成物と反応して発色する要素からなる光発
色要素を少なくとも2種類設けた記録材料を用いる多色
記録方法であって、第1の光発色要素を熱によって混合
して第1の潜像を形成し、その後前記第1の潜像を第1
の光によって発色させ、更に、第2の光発色要素を熱に
よって混合して第2の潜像を形成し、その後前記第2の
潜像を前記第1の光より波長の短い第2の光によって発
色させることを特徴とする多色記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多色記録方法に関す
るものである。更に詳しくは、熱記録した後光照射する
と熱記録部分が発色する記録材料により良好な多色画像
を得ることができる多色記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドを用いた感熱記録法は記
録装置が簡便であり、現像が不要である、記録時の騒音
が無い、メンテナンスが不要で、ランニングコストが安
いなどの特徴を有しているため、ファクシミリやプリン
ター、POSラベルなど種々の分野で広く利用されてい
る。しかし、感熱記録法においては熱のみにより画像形
成を行なうため、長期の保存時に発色が起こり易く、本
質的に保存安定性に問題がある。
【0003】そこで本発明者らは熱に加えて光を用い、
熱と光の両者で画像形成をする感熱感光記録技術に着目
した。このようなタイプの記録においては、記録装置は
サーマルヘッドと全面露光するのに必要な光源を備えて
いれば良く、通常の感熱記録の利点を損なうこと無く、
簡便な操作で記録を行なうことができる。
【0004】熱と光により画像記録を行なうものとして
は、特開平1−129247号、特開平1−14325
2号、特開平3−1983号、特開平3−10252号
などに光遊離基発生剤とロイコ染料を熱応答性のカプセ
ル内に閉じ込め、マイクロカプセル外に還元剤を存在さ
せた記録材料が開示されている。前記記録材料は、熱記
録によりマイクロカプセル外にある還元剤を、マイクロ
カプセルの中にある光遊離基発生剤と混合せしめ、その
発色性を停止した後、全面露光して非加熱部を発色させ
ることができる。
【0005】しかしながら、前記の記録材料では光遊離
基発生剤と反応して発色する酸化発色型ロイコ染料が初
めから混合されているため、保存時に室内光或いは太陽
光にさらされたり、長時間の保存中に光遊離基発生剤が
徐々に分解されることによってかぶりが生じるといった
欠点があり、熱と光を画像形成に用いているにもかかわ
らず、保存安定性の改善がはかられていないことがわか
った。
【0006】また、特開平7−237354号公報に
は、特定のピラゾロン化合物と、発色助剤として特定の
フェノール化合物及びサリチル酸誘導体とを、分散塗布
した感熱感光記録材料が開示されている。これは、加熱
により3者が混合され潜像を形成した後、紫外線の照射
により潜像を発色させることができるものであるが、該
公報中にも記載があるように、高温条件下ではピラゾロ
ン化合物だけで分解発色してしまう性質のもので、やは
り長期保存時、特に温度や湿度が高い時期にはかぶりを
生じたり、画像記録後に地肌が着色してくるといった欠
点があり、保存安定性の向上ははかられていない。
【0007】本発明者らは熱と光により画像形成する技
術について鋭意検討した結果、支持体上に光によって分
解する化合物及びその分解生成物と反応して発色する要
素からなる光発色要素を設けた記録材料において、前記
光発色要素は熱により混合されて潜像が形成され、前記
潜像が光によって発色するものであることを特徴とする
感熱感光記録材料によって上記問題点を解決することが
できた。
【0008】この記録材料では、支持体上にある光によ
って分解する化合物に光を照射することにより分解さ
せ、その分解生成物と反応して発色する要素と反応させ
ることにより、色素を生成して発色することにより画像
を形成する。非加熱部では、光によって分解する化合物
及びその分解生成物と反応して発色する要素は全てが混
合された状態にはないため、光を照射しても色素の生成
反応は起こらず、光によって分解する化合物の分解反応
のみが起こる。
【0009】従って、加熱により光によって分解する化
合物とその分解生成物と反応して発色する要素が全て混
合された後に、光を照射した場合のみ発色して画像を形
成する。このような記録材料では、その記録装置は通常
の感熱記録装置に蛍光灯のような光源がついていればよ
く、感熱記録の利点を損なうことなく良好な発色画像を
得ることができる。また光によって分解する化合物とそ
の分解生成物と反応して発色する要素は、非加熱時には
混合されていないため、保存時に室内光などに露光され
たり、長期保存中に光によって分解する化合物が一部分
解したとしても、無用な発色反応は起こらず、その取扱
は容易である。
【0010】上記のような利点を有する感熱感光記録材
料(以下、単に記録材料ともいう)を近年要求の高まっ
ている多色記録に用いることができれば、非常に有効と
考えられる。良好な多色記録のためには、異なる色相に
発色する複数の発色要素を支持体上に組み込み、各発色
要素の発色を独立に制御する必要がある。
【0011】本発明者らが見いだした感熱感光記録材料
は、支持体上にある光によって分解する化合物が光によ
り分解することにより発色するものであるから、各発色
要素の発色を制御するためには、光によって分解する化
合物として、分解する光の波長が異っているものが複数
必要となる。光によって分解する化合物を分解する光
は、得られた感熱感光記録材料の明室における取扱性を
考慮すると450nm以下のUV光であることが望まし
い。
【0012】更に、UV光の低波長領域においてはほと
んどの化合物が吸収を有する。従って、光によって分解
する化合物を分解する光は、300nmから450nm
のUV光が望ましい。
【0013】本発明者らは、光によって分解する化合物
としてについて鋭意検討を重ねた。その結果、化合物自
身の安定性、反応により生成する色素の生成効率、色
調、堅牢性、吸収係数などを満足し、かつ前記の波長領
域で分解する化合物として、分解する波長領域がまった
く異なったものを複数そろえることは極めて難しいこと
が明らかになった。
【0014】また、前記の要求項目を満たす、光によっ
て分解する化合物について、その分解する波長を調査し
たところ、それらの化合物のほとんどが、前記の波長領
域の低波長領域で分解することが明らかになった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
している課題は、本発明者等が見いだした熱と光により
画像記録を行なうことにより、保存安定性の良好な記録
材料により良好な多色画像を得ることができる多色記録
方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は以下
の構成により達成される。
【0017】1.支持体上に光によって分解する化合物
及びその分解生成物と反応して発色する要素からなる光
発色要素を少なくとも2種類設けた記録材料を用いる多
色記録方法であって、第1の光発色要素を熱によって混
合して第1の潜像を形成し、その後前記第1の潜像を第
1の光によって発色させ、更に、第2の光発色要素を熱
によって混合して第2の潜像を形成し、その後前記第2
の潜像を前記第1の光より波長の短い第2の光によって
発色させることを特徴とする多色記録方法。
【0018】2.前記光によって分解する化合物が45
0nm以下の光で分解することを特徴とする前記1に記
載の多色記録方法。
【0019】3.前記光によって分解する化合物が光遊
離基発生剤であることを特徴とする前記1に記載の多色
記録方法。
【0020】4.前記光によって分解する化合物及びそ
の分解生成物と反応して発色する要素のうち少なくとも
1種がマイクロカプセルに内包されていることを特徴と
する前記1に記載の多色記録方法。
【0021】5.前記分解生成物と反応して発色する要
素が酸化発色型ロイコ染料であることを特徴とする前記
1に記載の多色記録方法。
【0022】6.前記分解生成物と反応して発色する要
素がカプラーと芳香族1級アミンであることを特徴とす
る前記1に記載の多色記録方法。
【0023】7.前記光によって分解する化合物が芳香
族アジド化合物であり、前記分解生成物と反応して発色
する要素がカプラーであることを特徴とする前記1に記
載の多色記録方法。
【0024】8.熱によって混合されて形成した潜像以
外の光発色要素の発色性を光によって停止させることを
特徴とする前記1に記載の多色記録方法。
【0025】本発明の感熱感光記録材料は支持体上に2
種類以上の光発色要素X1、X2・・・Xn(nは2以上
の整数)を有し、各々の光発色要素Xnは光によって分
解する化合物Yn(nは2以上の整数)及びその分解生
成物と反応して発色する要素Zn(nは2以上の整数)
からなり、 a.これに熱を加えY1とZ1を混合すると潜像S1が形
成され、その後第1の光を照射するとY1が分解し、そ
の分解生成物Y′1とZ1が反応して色素を生成して画像
を形成する。非加熱部では、Y1とZ1は全てが混合され
た状態にはないため、第1の光を照射しても色素の生成
反応は起こらず、Y1の分解反応のみが起こる。
【0026】b.次に熱を加えY2とZ2を混合すると潜
像S2が形成され、その後第2の光を照射するとY2が分
解し、その分解生成物Y′2とZ2と反応して色素を生成
して画像を形成する。非加熱部では、Y2とZ2は全てが
混合された状態にはないため、第2の光を照射しても色
素の生成反応は起こらず、Y2の分解反応のみが起こ
る。
【0027】上記a、bの過程から良好な多色画像を得
るためには、上記a、bの過程を独立に制御、即ちaの
過程によりbの過程の発色が影響を受けないようにしな
ければならず、そのためには、第1の光をY1のみが分
解してY2は分解しない波長にすれば良い。
【0028】先に記したように、本発明の光によって分
解する化合物を分解するのに望ましい波長である300
nmから450nmにおいて、分解する波長領域がまっ
たく異なった、光によって分解する化合物を複数そろえ
ることは極めて難しい。また、UV光の低波長領域にお
いては殆どの化合物が吸収を有する。
【0029】更に、本発明に適した、光によって分解す
る化合物のほとんどが前記波長領域の低波長領域で分解
する。しかるに、本発明者らは、第2の光の波長を第1
の光の波長より短くすることにより、前記aの過程によ
り前記bの過程の発色が影響を受けないようにすること
ができることを見いだし、本発明に至った。
【0030】本発明では、第1の光が主要発光エネルギ
ーを有する波長領域がλ1からλ2(λ1≦λ2)であ
り、第2の光が主要発光エネルギーを有する波長領域が
λ3からλ4(λ3≦λ4)であり、λ1>λ3である
場合に、第2の光の波長が第1の光の波長より短いとみ
なす。第1の光及び第2の光の主要発光エネルギーと
は、それぞれの発光エネルギーのうち60%以上、更に
好ましくは80%以上の発光エネルギーであることが好
ましい。
【0031】以下に本発明について更に詳しく説明す
る。
【0032】光によって分解する化合物とは、紫外線、
可視光或いは赤外光などの光により分解する化合物であ
れば良く、例えば光遊離基発生剤といわれるものや、ジ
アゾニウム化合物、アジド化合物などが含まれる。光遊
離基発生剤としては、例えば特公昭62−39728
号、特公昭63−2099号記載の2,4,6−トリア
リールイミダゾール2量体化合物、米国特許3,28
2,693号記載の2−アジドベンゾオキサジアゾー
ル、ベンゾイルアジド、2−アジドベンズイミダゾール
のようなアジド化合物。米国特許3,615,568号
記載の3′−エチル−1−メトキシ−2−ピリドチアシ
アニンパークロレート、1−メトキシ−2−メチルピリ
ジニウム−p−トルエンスルホネートなどのピリジニウ
ム化合物、N−ブロモスキシンイミド、トリブロモメチ
ルフェニルスルホン、ジフェニルヨウ素、2−トリクロ
ロメチル−5−(p−ブトキシスチリル)−1,3,4
−オキサジアゾール、2,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−4−(p−メトキシフェニル)−s−トリアジン
などの有機ハロゲン化合物、ベンゾフェノン、チオキサ
ントン、ベンゾインエーテルなどのカルボニル化合物、
アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物、アルキ
ルジスルフィド、メルカプタンなどの有機硫黄化合物、
トリフェニルホスフィンのような燐系化合物などが挙げ
られる。
【0033】光によって分解する化合物は光によって分
解した後、その分解生成物と反応して発色する要素との
反応により発色して色素を形成するが、この際分解生成
物は生成する色素の1部をなしても良いし、色素生成反
応に関わるだけで色素とは別の化合物に変化しても良
い。それは、光によって分解する化合物と、その分解生
成物と反応して発色する要素との組み合わせで決まる
が、反応により生成する色素の生成効率、色調、堅牢
性、吸収係数などを考慮して選ばれる。
【0034】本発明に係る光分解性の化合物と、その分
解生成物と反応して発色色素を生成する反応としては、
種々の反応が利用できるが、好ましくは次の3つの型が
挙げられる。
【0035】 (上述の反応式で、Aは光分解性の化合物を表し、A′
は光分解生成物を表す。また、B、C、DはA′と反応
して発色する要素を表す。また、D′、B−C、A−C
は生成した発色色素を表す。また、B′はBがA′との
反応により変化した形である。上述の反応式は、それぞ
れのタイプを模式的に表したものであり、生成した色素
骨格が何に由来するものかを理解するのに役立つもので
ある。上記反応式ではA′と反応して発色する要素は、
単独の化合物からなる場合(1及び3の型)と、2種類
の化合物からなる場合(2の型)を記載しているが、3
種類以上からなっていても良い。また、色素生成反応を
促進する補助成分(例えば塩基、酸の類)は記載してい
ないが、光発色要素の中に含まれていても良い。) 即ち、1の型の場合、Aの光分解生成物とDの反応によ
りDが酸化、分解などにより発色色素を生成するもの
で、発色色素の基本骨格はDに由来するものである。
【0036】2の型の場合、A′との反応により発色要
素の一つであるBがある種の変化(例えば酸化或いは分
解など)を受けて活性化された後、他の発色要素のCと
が反応(例えばカップリング反応など)して、発色色素
を生成するものであり、発色色素の基本骨格はB及びC
に由来する。
【0037】3の型の場合は、A′とCが反応(例えば
カップリング反応など)して発色色素を生成するもので
あるが、1の型と異なり生成する発色色素の基本骨格は
A及びCに由来する。
【0038】1の型の例としては、光によって分解する
化合物が、2,4,6−トリアリールイミダゾール2量
体化合物や有機ハロゲン化合物のような光遊離基発生剤
で、その分解生成物と反応する要素がロイコ染料のよう
な場合が挙げられる。この場合、光照射により生成する
分解物はイミダゾリル遊離基やハロゲン遊離基であり、
強い酸化力を有する。その酸化力を利用して、例えばロ
イコ染料を酸化して発色色素とすることができる。用い
ることのできるロイコ染料としては、例えば米国特許3
445234号明細書に記載されているものが使用で
き、代表的な構造としては以下のものがある。
【0039】1) アミノトリアリールメタン 2) アミノキサンテン 3) アミノチオキサンテン 4) アミノ−9,10−ジヒドロアクリジン 5) アミノフェノキサジン 6) アミノフェノチアジン 7) アミノジヒドロフェナジン 8) アミノジフェニルメタン 9) ロイコインダミン 10)アミノヒドロ桂皮酸(シアノメタン,ロイコメチ
ン) 11)ヒドラジン 12)ロイコインジゴイド染料 13)アミノジヒドロアントラキノン 14)4,4′−ビフェノール 15)2−(p−ヒドロキシフェニル)−4,5−ジフ
ェニルイミダゾール 16)フェネチルアニリン 具体的な化合物例としては、ロイコクリスタルバイオレ
ット、トリス(4−ジメチルアミノ−o−トリル)メタ
ン、ビス(4−ジメチルアミノ−o−トリル)フェニル
メタン、ビス(4−ジメチルアミノ−o−トリル)チエ
ニルメタン、2−(2−クロロフェニル)−アミノ−6
−N,N−ジブチルアミノ−9−(2−メトキシカルボ
ニル)−フェニルキサンテン、2−N,N−ジベンジル
アミノ−6−N,N−ジエチルアミノ−9−(2−メト
キシカルボニル)フェニルキサンテン、ベンゾ[a]−
6−N,N−ジエチルアミノ−9−(2−メトキシカル
ボニル)フェニルキサンテン、ベンゾイルロイコメチレ
ンブルー、ベンゾイル−3,7−ジエチルアミノフェノ
キサジン、ベンゾイル−3,7−ジエチルアミノ−9−
フェニルジヒドロフェナジン、6,6′−ジ−t−ブチ
ル−p,p′−ビ−o−クレゾールなどを挙げることが
できる。
【0040】この中で好ましいロイコ染料としてはトリ
ス(4−ジメチルアミノ−o−トリル)メタンのごとき
トリアリールメタン系のロイコ染料及びベンゾイルロイ
コメチレンブルー、ベンゾイル−3,7−ジエチルアミ
ノフェノキサジン、ベンゾイル−3,7−ジエチルアミ
ノ−9−フェニルジヒドロフェナジンのごときアシル化
ロイコアジン系の色素を挙げることができる。
【0041】また、上述のロイコ染料と組み合わせて使
用する光遊離基発生剤としては2,4,6−トリアリー
ルイミダゾール2量体化合物や、トリブロモメチルフェ
ニルスルホン、2,6−ビス(トリクロロメチル)−4
−(p−メトキシフェニル)−s−トリアジンなどの有
機ハロゲン化合物を挙げることができる。またこれらの
光遊離基発生剤は、各種増感剤を併用することにより、
固有感度、分光感度の増感を行なうことができる。代表
的な増感剤としては、例えば徳丸克巳、大河原信編著
「増感剤」講談社1987年の64−75頁記載の化合
物を挙げることができる。
【0042】2の型の例としては、光によって分解する
化合物が1の型と同様の、酸化力を有する光遊離基発生
剤であり、その分解生成物と反応して発色する要素が、
カプラーと芳香族1級アミンであるような場合が挙げら
れる。例えば、N,N−ジエチル−p−フェニレンジア
ミンや4−アミノアンチピリンのごとき芳香族1級アミ
ンが、フェノール類や活性メチレン化合物と酸化カップ
リングしてアゾメチン色素を生成することは、ハロゲン
化銀写真感光材料の分野ではよく知られたことである
が、前述の遊離基を用いて、酸化カップリング反応を起
こし色素生成を行なうことができる。
【0043】用いることができる芳香族1級アミンとし
ては、前述のアミン以外では、p−アミノフェノール、
N,N−ジエチル−2−メチル−p−フェニレンジアミ
ン、N−エチル−N−メタンスルホニルアミノエチル−
2−メチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジドデ
シル−p−フェニレンジアミンなどが挙げられる。ま
た、上述の芳香族1級アミンは、必要に応じて塩酸塩、
硫酸塩、トシル酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸
塩、などの形で用いることができる。
【0044】また、アシル体、たとえばアセチル体、ベ
ンゾイル体、p−トルエンスルホニル体、(2,4−ジ
−t−ペンチル−フェノキシ)アセチル体、p−ドデシ
ルオキシフェニルスルホニル体も同様に使用することが
できる。この中で、好ましい芳香族1級アミンとして
は、アミノアンチピリン、N,N−ジアルキルアミノ−
p−フェニレンジアミン誘導体のパーフルオロアルキル
スルホン酸塩などが挙げられる。
【0045】芳香族1級アミンと酸化カップリングして
色素を生成するカプラーとしては、ハロゲン化銀カラー
写真感光材料の分野で知られたものが使用できる。
【0046】用いることができるカプラーの例として
は、米国特許第2,772,162号、同2,895,
826号、同3,002,836号、同3,034,8
93号、同2,474,293号、同2,423,73
0号、同2,367,531号、同3,041,236
号、同4,333,999号、同2,600,788
号、同2,369,869号、同2,343,703
号、同2,311,082号、同3,152,896
号、同3,519,429号、同3,062,653
号、同2,908,573号、同2,875,057
号、同2,407,210号、同3,265,506
号、同2,298,443号、同3,048,194
号、同3447928号ならびにAgfa Mitte
ilungenのFarbkuppler−eine
Literaturueberesicht,第III巻
112〜175頁(1961年)のような代表的な特許
及び刊行物に記載されている。
【0047】その中で好ましいカプラーの例としてはフ
ェノール類、ナフトール類、ピラゾロン類、ピラゾロト
リアゾール類、アシルアセトアニリド類などが挙げられ
る。また、カプラーの活性点に脱離基の置換したいわゆ
る2等量カプラー及び活性点無置換の4等量カプラーの
何れも使用することができる。また、カプラーとの反応
は塩基を使用することにより促進されることがあり、必
要に応じて塩基を併用することもできる。塩基として
は、トリフェニルグアニジン、トリヘキシルアミン、ピ
リジン、キノリンなどの有機塩基、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カリウム、サリチル酸金属塩などの無機塩基、
或いは有機酸の金属塩などが使用できる。
【0048】3の型の例としては、光によって分解する
化合物が芳香族アジドである場合で、その分解生成物と
反応して発色する要素がカプラーの場合が挙げられる。
芳香族アジド化合物を光により分解するとナイトレンが
生成する。生成したナイトレンは前述のカプラーとの反
応によりアゾメチン色素を生成することができる。
【0049】使用できる芳香族アジド化合物としては例
えば、4−(N,N−ジエチルアミノ)フェニルアジ
ド、2,5−ジブトキシ−4−モルホリノフェニルアジ
ド、2,5−ジブトキシ−4−フェニルチオフェニルア
ジド、4−(N−エチル−N−メチルスルホニルアミノ
エチルアミノ)−2−メチルフェニルアジド、4−ジエ
チルアミノ−3−ドデシルオキシカルボニルフェニルア
ジド、1−ナフチルアジド、2−ナフチルアジド、アン
トラニルアジド、3−キノリンアジド、9−アクリジン
アジドなどが使用できる。
【0050】好ましい芳香族アジド類の例としては、p
−ジアルキルアミノフェニルアジド類が挙げられる。芳
香族アジドの総炭素数は15以上あることが好ましい。
また、アジド類とカップリングして色素を生成するカプ
ラーとしては前記と同様のものが挙げられる。
【0051】本発明において、光によって分解する化合
物とその分解生成物と反応して発色する要素は、加熱前
には全ての成分が均一に混合されていることはない。光
によって分解する化合物とその分解生成物と反応して発
色する要素の少なくとも1種類の成分は、加熱前に何ら
かの手段で隔離されている必要がある。
【0052】その隔離方法には、光によって分解する化
合物が保存時に一部分解したとしても、発色反応を起こ
さない程度の隔離が要求される。そして、サーマルヘッ
ドにより加熱されたときには速やかに混合され、光を照
射したときには混合された部位でのみ発色反応が起き
る。
【0053】この、サーマルヘッドによる加熱を受けた
ときに速やかに光発色要素が溶解混合され、光照射を受
けるまでの間、個々の成分が析出することなく溶解状態
を保つことができれば高い発色濃度が得られるが、その
ためには光発色要素のうち少なくとも1種類の成分を有
機溶媒とともに分散することが非常に有効である。
【0054】利用できる有機溶媒としては、高沸点のも
のが好ましい。例えば、リン酸エステル、フタル酸エス
テル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、そ
の他のカルボン酸エステル、脂肪酸アミド、アルキル化
ビフェニル、アルキル化ターフェニル、塩素化パラフィ
ン、アルキル化ナフタレン、ジアリールエタン、ジアル
キルフェノール等が用いられる。
【0055】利用できる隔離方法として、例えば各成分
を固体分散、或いは乳化分散することにより、均一に混
合されることを避けることができる。また、より確実に
隔離を行なうには、保存時には隔離しておきたい成分を
支持体の上の別の層に分けて塗布することができる。各
々の層の間に中間層を設けることも効果的である。より
好ましい形態としてはマイクロカプセルを使用すること
である。本発明において好ましいマイクロカプセルは、
常温ではマイクロカプセル壁の物質隔離作用によりカプ
セル内外の物質の接触を妨げ、ある温度で加熱されたと
きに、物質の透過性が上がるものである。マイクロカプ
セルの温度による透過性は、カプセルの壁剤、芯物質、
添加剤種などによりカプセル壁のガラス転移温度を変え
ることにより制御することができる。
【0056】本発明に使用できるマイクロカプセルの壁
剤としては、ポリウレタン、ポリウレア、ポリエーテル
ポリカーボネート、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリスチレン、スチレン
−メタクリレート共重合体、ゼラチン、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルアルコールなどが挙げられる。これ
らの壁剤は複数を使用しても良い。本発明において上記
壁剤のうち、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミド、
ポリエステル、ポリカーボネートなど好ましく、特にポ
リウレア及びポリウレタンが好ましい。本発明で好まし
く使用することのできるマイクロカプセルの詳細につい
ては、米国特許3,796,696号の明細書に記載さ
れている。
【0057】本発明に使用するマイクロカプセルは、カ
プセル化しようとする本発明の光によって分解する化合
物又はその分解生成物と反応して発色する要素の少なく
とも1種類を含有した芯物質を乳化した後、その油滴の
周囲に高分子物質の壁を形成してマイクロカプセル化す
る乳化重合による方法が好ましい。その際、必要に応じ
て乳化油滴を形成するために有機溶媒を使用することが
好ましく、使用される有機溶媒としては一般に高沸点有
機溶媒の中から適宜選択することができる。例えば、リ
ン酸エステル、フタル酸エステル、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステルその他のカルボン酸エステ
ル、脂肪族アミド、アルキル化ビフェニル、アルキル化
ターフェニル、塩素化パラフィン、アルキル化ナフタレ
ン、ジアリールエタンなどが用いられる。具体的には特
開昭60−242094号、特開昭62−75409号
に記載のあるものを用いることができる。また、上述の
高沸点有機溶媒の他に溶解助剤として酢酸エチル、塩化
メチレンなどの低沸点溶媒を併用することもできる。一
方、油層と混合する水層に、水溶性高分子を保護コロイ
ドとして含有することができ、例えばポリビニルアルコ
ール、ゼラチン、セルロース誘導体を用いることができ
る。また、乳化分散する際には、公知の界面活性剤の中
から適当なものを選択して沈殿や凝集を起こさないよう
にすることができる。マイクロカプセル外に存在させる
他の発色要素は固体分散、乳化分散の何れの方法で分散
されていても良い。
【0058】また、本発明において、光によって分解す
る化合物が加熱を受け、その分解生成物と反応して発色
する要素と混合された部位では発色反応を起こすが、非
加熱部、即ち分解生成物と反応して発色する要素と隔離
された部位では、光を照射しても発色反応を起こさな
い。好ましくは、非加熱部に露光を加えたときには、光
で分解する化合物は分解して、発色反応に関与せずに、
周囲の化合物との反応により実質的に無害の化合物に変
化する。
【0059】本発明において、光によって分解する化合
物及びその分解生成物と反応して発色する要素の使用量
については、特に制限があるものではないが、支持体上
に塗布する際の膜厚、発色効率、発色濃度などを考慮し
て選定される。何れの成分も好ましい使用量は4×10
-4mol/m2〜6×10-3mol/m2の範囲である。
【0060】また、支持体上に塗布する際の膜厚にして
も、特に制限されるものではないが、感熱感度及び画像
の鮮鋭性などを考慮すると、乾燥膜厚において0.5μ
m〜50μmの範囲が好ましく、1μm〜20μmの範
囲になることがより好ましい。
【0061】本発明の感熱感光記録材料は、光によって
分解する化合物とその分解生成物と反応して発色する要
素を支持体上に塗布、含浸又は自己支持層を形成させて
つくることができる。この際、上記分散物のバインダー
としては、ポリビニルアルコール、ゼラチン、スチレン
−ブタジエンラテックス、カルボキシメチルセルロー
ス、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリル酸エステルなどの各種エマルジョン
を用いることができ、使用量は固形分に換算して0.5
g/m2〜5g/m2である。
【0062】本発明の感熱感光記録材料においては、画
像保護、記録材料同士の接着防止、サーマルヘッドに対
する接着防止、加筆性、平滑性などを考慮し保護層を設
けることが好ましい。
【0063】保護層のバインダーとしては、公知のもの
を使用することができる。例えば、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロ
ース、澱粉類、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイン、ス
チレン−無水マレイン酸共重合加水分解物、ポリビニル
アルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、ポ
リアクリルアミド誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリ
スチレン酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム、スチレ
ン−ブタジエンラテックス、アクリロニトリル−ブタジ
エンゴムラテックス、ポリ酢酸ビニルエマルジョンなど
のポリマー、シリコン樹脂、メラミン樹脂、フェノール
樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、フッ素樹脂、ニトロセルロース、セルロースアセテ
ートプロピオネート、酢酸セルロース、フッ素化ビニリ
デン樹脂、塩化ゴムなどのバインダーを用いることがで
きる。
【0064】保護層の充填剤としては、酸化亜鉛、炭酸
カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、リトボン、タ
ルク、 石、カオリン、水酸化アルミニウム、非晶質シ
リカ、コロイダルシリカなどの無機顔料、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、酢酸ビ
ニル樹脂、硫化ビニル樹脂、硫化ビニリデン樹脂、スチ
レン−メタクリレート共重合体、塩化ビニリデン、ポリ
ウレア、メラミン−ホルムアルデヒドなどの有機顔料、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸アルミニウムなどの金属石鹸、或いはパラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワッ
クス、メチロールステアリロアミド、ポリエチレンワッ
クス、シリコーンなどのワックス類を添加することがで
きる。これらの充填剤は単独で使用しても、2種以上併
用しても構わない。
【0065】本発明の感熱感光記録材料は、紙や合成樹
脂フィルムなどの支持体の上に塗布する際には、一般に
よく知られた塗布方法を用いることができる。例えば、
ディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコ
ート法、ローラコート法、ドクターコート法、ワイヤー
バーコート法、スライドコート法、グラビアコート法、
スピンコート法或いはエクストルージョンコート法など
により塗布することができる。
【0066】本発明の感熱感光記録材料に使用すること
ができる支持体としては、紙類、再生セルロース、酢酸
セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン、ポリビニルアセテート、ポリエチ
レンナフタレートなどのフィルム、ガラス、木、金属な
どが挙げられる。
【0067】本発明において使用できる光源は光により
分解する化合物を分解できる波長の光を発する種々の光
源を用いることができ、例えば種々の蛍光灯、種々の圧
力の水銀灯、ハロゲンランプ、キセノンランプ、タング
ステンランプなどが使用できる。第1の潜像を発色させ
る波長及び第2の潜像を発色させる光の波長は、それぞ
れ発光波長の異なる光源を用いる方法、光フィルターに
よりそれぞれに不要な波長をカットする方法などにより
制御することができる。
【0068】本発明において、第1及び第2の光発色要
素に加えられる熱エネルギーの制御は、例えばサーマル
ヘッドに加える電気的エネルギーを変化させることによ
り行なうことができる。具体的には、サーマルヘッドに
加える電圧を変化させるか、電圧を印加する時間を変化
させることにより行なうが、後者の方が一般的である。
【0069】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものではない。また、添加量を示す「部」は
「重量部」を示す。
【0070】実施例1 (カプセル液Aの調製) ロイコ染料:ロイコクリスタルバイオレット 1部 壁剤:トリレンジイソシアネート/トリメチロールプロパン付加物(75%酢 酸エチル溶液) 20部 添加剤:ドデシルベンゼンスルホン酸 0.4部 溶解助剤:酢酸エチル 16部 高沸点溶媒:ジイソプロピルナフタレン 5部 を均一に溶解した。この溶液を6%ポリビニルアルコー
ル水溶液54部の中に添加し、20℃でホモジナイザー
を用い乳化分散し、平均粒径1μmの乳化液を得た。得
られた乳化液に水60部を加え、40℃で3時間撹拌を
続けた。その後、室温に戻してカプセル液Aを得た。
【0071】(光遊離基発生剤分散液Aの調製)2,
2′−ビス−(o−クロロフェニル)−4,4′,5,
5′−テトラフェニルイミダゾール25部、トリブロモ
メチルフェニルスルホン5部を4%ポリビニルアルコー
ル水溶液150部に加えて、サンドミルにて分散し、平
均粒径1μmの光遊離基発生剤分散液Aを得た。
【0072】 (カプセル液Bの調製) ロイコ染料:3,6−ジメトキシ−9−(2−メトキシカルボニル)−フェニ ルキサンテン 1.5部 壁剤:キシリレンジイソシアネート/トリメチロールプロパン付加物(75% 酢酸エチル溶液) 20部 溶解助剤:酢酸エチル 5部 高沸点溶媒:ジイソプロピルナフタレン 5部 を均一に溶解した。この溶液を6%ポリビニルアルコー
ル水溶液54部の中に添加し、20℃でホモジナイザー
を用い乳化分散し、平均粒径1μmの乳化液を得た。得
られた乳化液に水60部を加え、40℃で3時間撹拌を
続けた。その後、室温に戻してカプセル液Bを得た。
【0073】(光遊離基発生剤分散液Bの調製)2,
2′−ビス−(o−クロロフェニル)−4,4′,5,
5′−テトラフェニルイミダゾール20部、2,6−ジ
トリクロロメチル−4−(p−メトキシフェニル)トリ
アジン8部を4%ポリビニルアルコール水溶液150部
に加えて、サンドミルにて分散し、平均粒径1μmの光
遊離基発生剤分散液Bを得た。
【0074】(塗布液Aの調製)上記カプセル液A20
部、上記光遊離基発生剤分散液A2部を混合し、塗布液
Aを得た。この塗布液の光遊離基発生剤とロイコ染料は
熱により混合すると400nm以下の光でブルーに発色
し、400nm以上の光では発色しなかった。また、混
合前に400nm以上の光を照射した場合には、その後
熱により混合すると、直接熱により混合した場合とほぼ
同様に、400nm以下の光でブルーに発色し、400
nm以上の光では発色しなかった。混合前に400nm
以下の光を照射すると、光遊離基発生剤は分解し、以後
は熱により混合し、いかなる光を照射した場合も、発色
濃度は極めて低かった。
【0075】(塗布液Bの調製)上記カプセル液B20
部、上記光遊離基発生剤分散液B2部を混合し、塗布液
Bを得た。この塗布液の光遊離基発生剤とロイコ染料は
熱により混合すると400nm以下の光、400nm以
上の光の何れでもイエローに発色した。
【0076】(塗布)上質紙上にワイヤーバーで塗布液
Aを、塗布液A中のロイコ染料の塗布量が0.5g/m
2になるように塗布し、乾燥した。その上にワイヤーバ
ーで塗布液Bを、塗布液B中のロイコ染料の塗布量が
0.5g/m2になるように塗布し、乾燥した。
【0077】(感熱感光記録)得られた感熱感光記録紙
に対して、サーマルヘッドを使用した熱印字試験器を用
い、サーマルヘッドに加える電圧を印加する時間を変化
させることにより、単位面積当たりの記録エネルギーが
35mJ/mm2になるように熱記録した。
【0078】このエネルギーでは、塗布液B中の光遊離
基発生剤とロイコ染料が混合し、塗布液A中の光遊離基
発生剤とロイコ染料が混合しなかった。この後、400
nm以下の光をカットするフィルターを用いて高圧水銀
灯で10秒間全面光照射したところ熱記録部分はイエロ
ーに発色した。次に単位面積当たりの記録エネルギーが
70mJ/mm2になるように熱記録した。このエネル
ギーでは、塗布液A中の光遊離基発生剤とロイコ染料が
混合した。その後、400nm以上の光をカットするフ
ィルターを用いて高圧水銀灯で全面光照射したところ熱
記録部分はブルーに発色した。
【0079】比較例1 実施例1と同様の感熱感光記録材料に対して、実施例1
の感熱感光記録における第1の光照射を400nm以上
の光をカットするフィルターを用いて行ない、第2の光
照射を400nm以下の光をカットするフィルターを用
いて行なった。第1の光照射による熱記録部分のイエロ
ー発色は実施例1とほぼ同様に得られたが、第2の光照
射による熱記録部分のブルー発色は実施例1に比べて極
めて濃度が低かった。
【0080】実施例2 (カプセル液Cの調製) アジド:4−モルホリノ−2,5−ジブトキシフェニルアジド 6部 壁剤:トリレンジイソシアネート/トリメチロールプロパン付加物(75%酢 酸エチル溶液) 20部 溶解助剤:酢酸エチル 5部 高沸点溶媒:ジイソプロピルナフタレン 10部 を均一に溶解した。この溶液を8%フタル化ゼラチン水
溶液46部の中に添加し、水18部、10%ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液2部を加え、20℃
でホモジナイザーを用い乳化分散し、平均粒径1μmの
乳化液を得た。得られた乳化液に水20部を加え、40
℃で3時間撹拌を続けた。その後、室温に戻してカプセ
ル液Cを得た。
【0081】 (カプラー分散液の調製) カプラー:7−クロロ−6−tert−ブチル−3−(3−ドデシルスルホニ ルプロピル)ピラゾロ(3,2−c)トリアゾール 4部 高沸点溶媒:トリクレジルホスフェート 1部 を均一に混合し、15%ゼラチン水溶液32部、10%
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液5部、水
30部を加え、超音波分散してカプラー分散液を得た。
【0082】 (カプセル液Dの調製) カプラー:2,4−ジクロロ−3−エチル−6−(2−(2,4−ジ−ter t−ペンチルフェニルオキシ)ブタノイルアミノ)フェノール 1.5部 壁剤:キシリレンジイソシアネート/トリメチロールプロパン付加物(75% 酢酸エチル溶液) 20部 添加剤:ドデシルベンゼンスルホン酸 0.4部 溶解助剤:酢酸エチル 5部 高沸点溶媒:イソプロピルビフェニル 5部 を均一に溶解した。この溶液を6%ポリビニルアルコー
ル水溶液54部の中に添加し、20℃でホモジナイザー
を用い乳化分散し、平均粒径1μmの乳化液を得た。得
られた乳化液に水60部を加え、40℃で3時間撹拌を
続けた。その後、室温に戻してカプセル液Dを得た。
【0083】 (光遊離基発生剤/アミン分散液の調製) 2,2′−ビス−(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェ ニルイミダゾール 3.6部 2,6−ジトリクロロメチル−4−(p−メトキシフェニル)トリアジン 1.4部 N,N−ジオクチルアミノ−p−フェニレンジアミンパーフルオロブタンスル ホン塩 10部 トリフェニルグアニジン 5部 塩化メチレン 30部 トリクレジルフォスフェート 30部 界面活性剤 0.5部 を4%ポリビニルアルコール水溶液200部に加えて超
音波分散して光遊離基発生剤/アミン分散液を得た。
【0084】(塗布液Cの調製)上記カプセル液C6
部、上記カプラー分散液8部、15%ゼラチン水溶液2
部、水4.5部を混合し、塗布液Cを得た。この塗布液
のアジドとカプラーは熱により混合すると400nm以
下の光でマゼンタに発色し、400nm以上の光では発
色しなかった。また、混合前に400nm以上の光を照
射した場合には、その後熱により混合すると、直接熱に
より混合した場合とほぼ同様に、400nm以下の光で
マゼンタに発色し、400nm以上の光では発色しなか
った。混合前に400nm以下の光を照射すると、光遊
離基発生剤は分解し、以後は熱により混合し、いかなる
光を照射した場合も、発色濃度は極めて低かった。
【0085】(塗布液Dの調製)上記カプセル液D10
部、上記光遊離基発生剤/アミン分散液20部を混合
し、塗布液Dを得た。この塗布液の光遊離基発生剤/ア
ミンとカプラーは熱により混合すると400nm以下の
光、400nm以上の光の何れでもイエローに発色し
た。
【0086】(塗布)上質紙上にワイヤーバーで塗布液
Cを、塗布液C中のカプラーの塗布量が0.8g/m2
になるように塗布し、乾燥した。その上にワイヤーバー
で塗布液Dを、塗布液D中のカプラーの塗布量が0.8
g/m2になるように塗布し、乾燥した。
【0087】(感熱感光記録)得られた感光感熱記録紙
に対して、実施例1と同様の感熱感光記録を行なった。
第1の熱記録により塗布液D中の光遊離基発生剤/アミ
ンとカプラーが混合し、塗布液C中のアジドとカプラー
は混合しなかった。この後の第1の光照射により熱記録
部分はシアンに発色した。次の第2の熱記録により塗布
液C中のアジドとカプラーが混合した。その後の第2の
光照射により熱記録部分はマゼンタに発色した。
【0088】比較例2実施例2と同様の感熱感光記録材
料に対して、比較例2と同様の感熱感光記録を行なっ
た。第1の光照射による熱記録部分のシアン発色は実施
例2とほぼ同様に得られたが、第2の光照射による熱記
録部分のマゼンタ発色は実施例2に比べて極めて濃度が
低かった。
【0089】
【発明の効果】実施例から明らかなように、本発明の多
色記録方法を用いることにより、本発明者等が見いだし
た熱と光により画像記録を行なうことにより保存安定性
の良好な記録材料による良好な多色画像を得ることがで
きた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/18 102 112 (72)発明者 加藤 栄作 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 中澤 健造 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 木田 修二 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に光によって分解する化合物及
    びその分解生成物と反応して発色する要素からなる光発
    色要素を少なくとも2種類設けた記録材料を用いる多色
    記録方法であって、第1の光発色要素を熱によって混合
    して第1の潜像を形成し、その後前記第1の潜像を第1
    の光によって発色させ、更に、第2の光発色要素を熱に
    よって混合して第2の潜像を形成し、その後前記第2の
    潜像を前記第1の光より波長の短い第2の光によって発
    色させることを特徴とする多色記録方法。
  2. 【請求項2】 前記光によって分解する化合物が450
    nm以下の光で分解することを特徴とする請求項1に記
    載の多色記録方法。
  3. 【請求項3】 前記光によって分解する化合物が光遊離
    基発生剤であることを特徴とする請求項1に記載の多色
    記録方法。
  4. 【請求項4】 前記光によって分解する化合物及びその
    分解生成物と反応して発色する要素のうち少なくとも1
    種がマイクロカプセルに内包されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の多色記録方法。
  5. 【請求項5】 前記分解生成物と反応して発色する要素
    が酸化発色型ロイコ染料であることを特徴とする請求項
    1に記載の多色記録方法。
  6. 【請求項6】 前記分解生成物と反応して発色する要素
    がカプラーと芳香族1級アミンであることを特徴とする
    請求項1に記載の多色記録方法。
  7. 【請求項7】 前記光によって分解する化合物が芳香族
    アジド化合物であり、前記分解生成物と反応して発色す
    る要素がカプラーであることを特徴とする請求項1に記
    載の多色記録方法。
  8. 【請求項8】 熱によって混合されて形成した潜像以外
    の光発色要素の発色性を光によって停止させることを特
    徴とする請求項1に記載の多色記録方法。
JP7325944A 1995-12-14 1995-12-14 多色記録方法 Pending JPH09164764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7325944A JPH09164764A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 多色記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7325944A JPH09164764A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 多色記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09164764A true JPH09164764A (ja) 1997-06-24

Family

ID=18182352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7325944A Pending JPH09164764A (ja) 1995-12-14 1995-12-14 多色記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09164764A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5055373A (en) Multicolor recording material
US5389489A (en) Image-forming material
US5051333A (en) Optical image-recording material
US5168029A (en) Multicolor recording material
JPH02143252A (ja) 多色記録材料
EP0779536B1 (en) Light-and heat-sensitive recording material and recording method by use thereof
JPH0796671A (ja) 多色感熱記録材料
JPH09164764A (ja) 多色記録方法
JP3127067B2 (ja) ジアゾ感熱記録材料
JP3393279B2 (ja) 感光感熱記録材料及び記録方法
JP3482550B2 (ja) 感光感熱記録材料および記録方法
JP2607685B2 (ja) 感熱記録方法
JPH10166724A (ja) 多色記録材料
JPH09156217A (ja) 多色記録材料および多色記録方法
JPH10166725A (ja) 多色記録方法
JPH09193540A (ja) 感光感熱記録材料
JP3213120B2 (ja) ジアゾ感熱記録材料
JPH10854A (ja) 感熱記録材料および記録方法
JPH09193541A (ja) 感光感熱記録材料
JP2855036B2 (ja) 多色感熱記録材料及びそれを用いた画像記録方法
JPH10166726A (ja) 感熱記録材料
JP3127061B2 (ja) 感光感熱記録材料
JPH1158951A (ja) 多層多色感熱記録材料及びその記録方法
JPH1158984A (ja) 感熱記録材料および記録方法
JPH03191341A (ja) 画像形成材料