JPH10166724A - 多色記録材料 - Google Patents

多色記録材料

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JPH10166724A
JPH10166724A JP8328479A JP32847996A JPH10166724A JP H10166724 A JPH10166724 A JP H10166724A JP 8328479 A JP8328479 A JP 8328479A JP 32847996 A JP32847996 A JP 32847996A JP H10166724 A JPH10166724 A JP H10166724A
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light
color
dye
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photo
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JP8328479A
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English (en)
Inventor
Shuji Kida
修二 木田
Eisaku Kato
栄作 加藤
Manabu Kaneko
学 金子
Osamu Hatano
治 波多野
Kenzo Nakazawa
健造 中澤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色再現性や画像の堅牢性に優れ、かつ長期に
保存しても最高発色濃度の低下やかぶりの発生がない保
存安定性に優れた、多色もしくはフルカラーの記録材料
を提供する。 【解決手段】 支持体上に、光発色要素を含有する第一
の記録層と、光消色要素を含有する第二の記録層を設け
た多色記録材料において、前記第一の記録層は前記光発
色要素が熱によって混合されて潜像が形成され、前記潜
像が光によって発色するものであり、前記第二の記録層
は前記光消色要素が熱によって混合されて潜像が形成さ
れ、前記潜像もしくは前記潜像以外が光によって消色さ
れるものであることを特徴とする多色記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱した後に光照
射することにより発色する記録層と加熱した後に光照射
することにより消色する記録層を設けた多色記録材料に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報産業の急激な発展に伴い、コ
ンピュータやファクシミリ等の端末機から簡便に短時間
でカラーハードコピーを得たいという要求が強まってい
る。そうした中、種々の方式のカラーハードコピーが製
品として市場に出てきているが、サーマルヘッドを用い
た非転写型の感熱記録方法が簡易な記録装置で高品質な
画像が得られる、システムとしての信頼性が高い、記録
時の騒音が無い、メンテナンスが不要、ランニングコス
トが安い、記録に伴う廃材が全く生じないなどの特徴を
有しているため注目されている。
【0003】この利点を生かして感熱記録方式による多
色記録を実現しようとさまざまな検討がなされてきた。
この方式でフルカラー化を達成するためには、異なる熱
感度を有する記録層を独立して発色させる必要がある。
【0004】その一つの手段として、特開昭61−40
192号に、光で分解するとカップリング剤とのカップ
リング能を失活する性質を有するジアゾ化合物を用い
て、熱記録した後に残存するジアゾ化合物を光で分解す
ることにより各発色層を独立に発色させて多色化を行う
方式の感熱記録材料(以下、感熱記録材料を単に記録材
料という)が提案されている。しかしながら、この記録
材料は、熱安定性の悪いジアゾ化合物を使用しているた
め長期保存によりジアゾ化合物が分解して最高発色濃度
が低下してしまうという重大な問題点を有している。
【0005】また、熱安定性の悪いジアゾ化合物を用い
ないでフルカラー化した感熱材料として、特開平2−1
43252号に、酸化発色型ロイコ染料と光酸化剤を内
包したマイクロカプセルと還元剤からなる感光感熱発色
層と電子供与性ロイコ染料および電子受容性化合物から
なる感熱発色層を設けた多色記録材料が提案されてい
る。しかしながら、この記録材料は熱記録によりマイク
ロカプセル外にある還元剤を、マイクロカプセルの中に
ある光酸化剤と混合せしめ、その発色性を停止した後、
全面露光して非加熱部を発色させる方式であり、酸化発
色型ロイコ染料と光酸化剤が初めから混合されているた
め、保存時に室内光あるいは太陽光にさらされたり、長
時間の保存中に光酸化剤が徐々に分解されることによっ
てかぶりが生じるといった大きな欠点を有していた。
【0006】また、特開平2−190383号、同2−
190385号、同2−190386号等には、シアニ
ン色素、キサンテン色素等のカチオン性色素の有機ホウ
素化合物塩が、その色素の持つ吸収領域の光を照射する
ことにより消色する性質を利用して画像形成する感熱記
録材料が記載されている。これは加熱印字部で有機ホウ
素化合物を分解させる化合物と有機ホウ素化合物を混合
することにより、有機ホウ素化合物を、光消色を起こさ
ない化合物に分解させた後、光照射することにより非加
熱部を消色させて、記録画像を得るものである。しかし
ながら、このような記録材料では、使用されるカチオン
性の色素の耐光性が悪い、色素が塩の形になっているた
め有機溶剤に対する溶解性が低い、色素のコストが高
い、色素の持つ吸収領域の波長の光を照射することによ
り消色させるため、室内光でも簡単に消色が起こってし
まい、明室での取り扱いが困難になる等、種々の問題点
を有していた。
【0007】更に、特開平2−190385号にも記載
されているように、光定着可能なジアゾ化合物によって
再現できる色相の選択範囲には限度があり、フルカラー
化の制約となっている。また、特開平2−190383
号、同2−190385号、同2−190386号から
もわかるように、カチオン性色素の有機ホウ素化合物塩
も色相の選択範囲が狭く、これを用いた消色型要素だけ
でフルカラー化することは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
している課題は、これまで述べてきた従来技術の問題点
を解決することにあり、色材選択の幅が広く、良好な色
相と堅牢性を与える色材が使用できるため、色再現性や
画像の堅牢性に優れ、かつ長期に保存しても最高発色濃
度の低下やかぶりの発生がない保存安定性に優れた、多
色もしくはフルカラーの記録ができる記録材料を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとし
ている課題は、支持体上に、光発色要素を含有する第一
の記録層と、光消色要素を含有する第二の記録層を設け
た多色記録材料において、前記第一の記録層は前記光発
色要素が熱によって混合されて潜像が形成され、前記潜
像が光によって発色するものであり、前記第二の記録層
は前記光消色要素が熱によって混合されて潜像が形成さ
れ、前記潜像もしくは前記潜像以外が光によって消色さ
れるものであることを特徴とする多色記録材料によって
達成された。
【0010】以下に本発明について詳しく説明する。
【0011】本発明者らは熱安定性の悪いジアゾ化合物
を用いず、かつ保存時のかぶりの発生の改良された感熱
発色系を鋭意検討した結果、熱により混合されて潜像が
形成され、該潜像が光によって発色するものである光発
色要素からなる感熱材料、および熱により混合されて潜
像が形成され、該潜像もしくは該潜像以外が光によって
消色するものである光消色要素からなる感熱材料が、長
期保存においても最大発色濃度の低下やかぶりの発生が
なく保存安定性に優れたものであることを見い出した。
熱エネルギーの差で発色濃度を調節する感熱材料は一般
的に生保存安定性に劣ることから、感熱材料にとって
は、生保存性は非常に重要な性能項目である。従って、
これらの保存安定性に優れた前記光発色要素または光消
色要素を用いて多色感熱材料ができれば非常に有効と考
えられる。
【0012】所望の色相を思いどうりに記録させること
ができる多色記録を行うには、異なる色相に記録する複
数の記録要素を支持体上に組み込み、各記録要素を独立
して記録させる必要がある。本発明者らが見いだした光
発色要素においては、熱記録後の光照射によって加熱部
が発色すると同時に、非加熱部でも光発色要素中の感光
性物質が分解するが、混合状態にないため発色反応は進
行しない。つまり光照射により発色と同時に、定着も行
われている。また本発明の光消色要素においては、熱記
録後の光照射によって加熱部もしくは非加熱部が消色す
ると同時に、非加熱部もしくは加熱部においても光消色
要素中の感光性物質が分解するが、混合状態にないもし
くは該分解物の消色作用の働きを抑制する物質の存在に
より消色反応は進行しない。つまり光照射により消色と
同時に、定着も行われている。この性質を利用すれば、
原理的に多色記録が可能となる。明室取扱性を考慮する
と、紫外光を用いて定着を行うことが望ましいが、異な
る紫外光で複数の光発色要素を分離することには多くの
制約が伴い、フルカラー化するために最低必要な2色を
定着することが実用的である。本発明者らは、鋭意検討
した結果、光発色要素と光消色要素を組み合わせること
により、保存安定性に優れた感熱材料で、より色材選択
の幅が広く、かつフルカラー記録に必要な3色の記録を
独立に行うことが容易にできることを見いだし本発明に
到った。
【0013】本発明で用いられる光発色要素は、熱によ
って混合されて潜像が形成され、その潜像が光によって
発色するものであればどのようなものも使用することが
できるが、好ましくは、光によって分解する化合物とそ
の分解生成物と反応して発色する要素からなるものであ
る。
【0014】光によって分解する化合物とは、紫外線、
可視光あるいは赤外光などの光により分解する化合物で
あれば良く、例えば光遊離基発生剤といわれるものや、
アジド化合物などが含まれる。光遊離基発生剤として
は、例えば特公昭62−39728号、特公昭63−2
099号記載の2,4,6−トリアリールイミダゾール
2量体化合物、米国特許第3,282,693号記載の
2−アジドベンゾオキサジアゾール、ベンゾイルアジ
ド、2−アジドベンズイミダゾールのようなアジド化合
物、米国特許第3,615,568号記載の3′−エチ
ル−1−メトキシ−2−ピリドチアシアニンパークロレ
ート、1−メトキシ−2−メチルピリジニウム−p−ト
ルエンスルホネートなどのピリジニウム化合物、N−ブ
ロモスクシンイミド、トリブロモメチルフェニルスルホ
ン、ジフェニルヨードニウム塩、2−トリクロロメチル
−5−(p−ブトキシスチリル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール、2,6−ビス(トリクロロメチル)−4−
(p−メトキシフェニル)−s−トリアジンなどの有機
ハロゲン化合物、ベンゾフェノン、チオキサントン、ベ
ンゾインエーテルなどのカルボニル化合物、アゾビスイ
ソブチロニトリルなどのアゾ化合物、アルキルジスルフ
ィド、メルカプタンなどの有機硫黄化合物、トリフェニ
ルホスフィンのような燐系化合物などが挙げられる。
【0015】光によって分解する化合物は光によって分
解した後、その分解生成物と反応して発色する要素との
反応により発色して色素を形成するが、この際分解生成
物は生成する色素の1部をなしても良いし、色素生成反
応に関わるだけで色素とは別の化合物に変化しても良
い。それは、光によって分解する化合物と、その分解生
成物と反応して発色する要素との組み合わせで決まる
が、反応により生成する色素の生成効率、色調、堅牢
性、吸光係数などを考慮して選ばれる。
【0016】本発明に係る、光分解性の化合物と、その
分解生成物と反応して発色色素を生成する反応として
は、種々の反応が利用できるが、好ましくは下記「化
1」に示す次の3つの型が挙げられる。
【0017】
【化1】
【0018】(上述の反応式中、Aは光分解性の化合物
を表し、A′は光分解生成物を表す。また、B、C、D
はA′と反応して発色する要素を表す。また、D′、B
−C、A−Cは生成した発色色素を表す。また、B′は
BがA′との反応により変化した形である。上述の反応
式は、それぞれのタイプを模式的に表したものであり、
生成した色素骨格が何に由来するものかを理解するのに
役立つものである。上記反応式ではA′と反応して発色
する要素は、単独の化合物からなる場合(1および3の
型)と、2種類の化合物からなる場合(2の型)を記載
しているが、3種類以上からなっていても良い。また、
色素生成反応を促進する補助成分(例えば塩基、酸の
類)は記載していないが、光発色要素の中に含まれてい
ても良い。) すなわち、1の型の場合、Aの光分解生成物とDの反応
によりDが酸化、分解などにより発色色素を生成するも
ので、発色色素の基本骨格はDに由来するものである。
【0019】2の型の場合、A′との反応により発色要
素の一つであるBがある種の変化(例えば酸化あるいは
分解など)をうけて活性化された後、他の発色要素のC
とが反応(例えばカップリング反応など)して、発色色
素を生成するものであり、発色色素の基本骨格はBおよ
びCに由来する。
【0020】3の型の場合は、A′とCが反応(例えば
カップリング反応など)して発色色素を生成するもので
あるが、1の型と異なり生成する発色色素の基本骨格は
AおよびCに由来する。
【0021】1の型の例としては、光によって分解する
化合物が、2,4,6−トリアリールイミダゾール2量
体化合物や有機ハロゲン化合物のような光遊離基発生剤
で、その分解生成物と反応する要素がロイコ色素のよう
な場合が挙げられる。この場合、光照射により生成する
分解物はイミダゾリル遊離基やハロゲン遊離基であり、
強い酸化力を有する。その酸化力を利用して、例えばロ
イコ色素を酸化して発色色素とすることができる。用い
ることのできるロイコ色素としては、例えば米国特許第
3,445,234号明細書に記載されているものが使
用でき、代表的な構造としては以下のものがある。
【0022】1)アミノトリアリールメタン 2)アミノキサンテン 3)アミノチオキサンテン 4)アミノ−9,10−ジヒドロアクリジン 5)アミノフェノキサジン 6)アミノフェノチアジン 7)アミノジヒドロフェナジン 8)アミノジフェニルメタン 9)ロイコインダミン 10)アミノヒドロ桂皮酸(シアノメタン、ロイコメチ
ン) 11)ヒドラジン 12)ロイコインジゴイド染料 13)アミノジヒドロアントラキノン 14)4,4′−ビフェノール 15)2−(p−ヒドロキシフェニル)−4,5−ジフ
ェニルイミダゾール 16)フェネチルアニリン 具体的な化合物例としては、ロイコクリスタルバイオレ
ット、トリス(4−ジメチルアミノ−o−トリル)メタ
ン、ビス(4−ジメチルアミノ−o−トリル)フェニル
メタン、ビス(4−ジメチルアミノ−o−トリル)チエ
ニルメタン、2−(2−クロロフェニル)−アミノ−6
−N,N−ジブチルアミノ−9−(2−メトキシカルボ
ニル)フェニルキサンテン、2−N,N−ジベンジルア
ミノ−6−N,N−ジエチルアミノ−9−(2−メトキ
シカルボニル)フェニルキサンテン、ベンゾ[a]−6
−N,N−ジエチルアミノ−9−(2−メトキシカルボ
ニル)フェニルキサンテン、ベンゾイルロイコメチレン
ブルー、ベンゾイル−3,7−ジエチルアミノフェノキ
サジン、ベンゾイル−3,7−ジエチルアミノ−9−フ
ェニルジヒドロフェナジン、6,6′−ジ−t−ブチル
−p,p′−ビ−o−クレゾールなどを挙げることがで
きる。
【0023】この中で好ましいロイコ色素としてはトリ
ス(4−ジメチルアミノ−o−トリル)メタンのごとき
トリアリールメタン系のロイコ色素およびベンゾイルロ
イコメチレンブルー、ベンゾイル−3,7−ジエチルア
ミノフェノキサジン、ベンゾイル−3,7−ジエチルア
ミノ−9−フェニルジヒドロフェナジンのごときアシル
化ロイコアジン系の色素を挙げることができる。また、
上述のロイコ色素と組み合わせて使用する光遊離基発生
剤としては2,4,6−トリアリールイミダゾール2量
体化合物や、トリブロモメチルフェニルスルホン、2,
6−ビス(トリクロロメチル)−4−(p−メトキシフ
ェニル)−s−トリアジンなどの有機ハロゲン化合物を
挙げることができる。またこれらの光遊離基発生剤は、
各種増感剤を併用することにより、固有感度、分光感度
の増感を行なうことができる。代表的な増感剤として
は、例えば徳丸克巳、大河原信編著「増感剤」講談社1
987年の64−75頁記載の化合物を挙げることがで
きる。
【0024】2の型の例としては、光によって分解する
化合物が1の型と同様の、酸化力を有する光遊離基発生
剤であり、その分解生成物と反応して発色する要素が、
カプラーと芳香族1級アミンであるような場合が挙げら
れる。例えば、N,N−ジエチル−p−フェニレンジア
ミンや4−アミノアンチピリンのごとき芳香族1級アミ
ンが、フェノール類や活性メチレン化合物と酸化カップ
リングしてアゾメチン色素を生成することは、ハロゲン
化銀写真感光材料の分野ではよく知られたことである
が、前述の遊離基を用いて、酸化カップリング反応を起
こし色素生成を行なうことができる。用いることができ
る芳香族1級アミンとしては、前述のアミン以外では、
p−アミノフェノール、N,N−ジエチル−2−メチル
−p−フェニレンジアミン、N−エチル−N−メタンス
ルホニルアミノエチル−2−メチル−p−フェニレンジ
アミン、N,N−ジドデシル−p−フェニレンジアミン
などが挙げられる。また、上述の芳香族1級アミンは、
必要に応じて塩酸塩、硫酸塩、トシル酸塩、パーフルオ
ロアルキルスルホン酸塩、などの形で用いることができ
る。また、アシル体、たとえばアセチル体、ベンゾイル
体、p−トルエンスルホニル体、(2,4−ジ−t−ペ
ンチル−フェノキシ)アセチル体、p−ドデシルオキシ
フェニルスルホニル体も同様に使用することができる。
この中で、好ましい芳香族1級アミンとしては、アミノ
アンチピリン、N,N−ジアルキルアミノ−p−フェニ
レンジアミン誘導体のパーフルオロアルキルスルホン酸
塩などが挙げられる。
【0025】芳香族1級アミンと酸化カップリングして
色素を生成するカプラーとしては、ハロゲン化銀カラー
写真感光材料の分野で知られたものが使用できる。用い
ることができるカプラーの例としては、米国特許第2,
772,162号、同2,895,826号、同3,0
02,836号、同3,034,893号、同2,47
4,293号、同2,423,730号、同2,36
7,531号、同3,041,236号、同4,33
3,999号、同2,600,788号、同2,36
9,869号、同2,343,703号、同2,31
1,082号、同3,152,896号、同3,51
9,429号、同3,062,653号、同2,90
8,573号、同2,875,057号、同2,40
7,210号、同3,265,506号、同2,29
8,443号、同3,048,194号、同3,44
7,928号ならびにAgfa Mitteilung
enのFarbkuppler−eine Liter
aturueberesicht,第III巻112〜1
75頁(1961年)のような代表的な特許および刊行
物に記載されている。その中で好ましいカプラーの例と
してはフェノール類、ナフトール類、ピラゾロン類、ピ
ラゾロトリアゾール類、アシルアセトアニリド類などが
挙げられる。また、カプラーの活性点に脱離基の置換し
たいわゆる2等量カプラーおよび活性点無置換の4等量
カプラーのいずれも使用することができる。また、カプ
ラーとの反応は塩基を使用することにより促進されるこ
とがあり、必要に応じて塩基を併用することもできる。
塩基としては、トリフェニルグアニジン、トリヘキシル
アミン、ピリジン、キノリンなどの有機塩基、炭酸水素
ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機塩基、あるいはサ
リチル酸金属塩などの有機酸の金属塩などが使用でき
る。
【0026】3の型の例としては、光によって分解する
化合物が芳香族アジドである場合で、その分解生成物と
反応して発色する要素がカプラーの場合が挙げられる。
芳香族アジド化合物を光により分解するとナイトレンが
生成する。生成したナイトレンは前述のカプラーとの反
応によりアゾメチン色素を生成することができる。使用
できる芳香族アジド化合物としては例えば、4−(N,
N−ジエチルアミノ)フェニルアジド、2,5−ジブト
キシ−4−モルホリノフェニルアジド、2,5−ジブト
キシ−4−フェニルチオフェニルアジド、4−(N−エ
チル−N−メチルスルホニルアミノエチルアミノ)−2
−メチルフェニルアジド、4−ジエチルアミノ−3−ド
デシルオキシカルボニルフェニルアジド、1−ナフチル
アジド、2−ナフチルアジド、アントラニルアジド、3
−キノリンアジド、9−アクリジンアジドなどが使用で
きる。好ましい芳香族アジド類の例としては、p−ジア
ルキルアミノフェニルアジド類が挙げられる。アジド類
とカップリングして色素を生成するカプラーとしては前
記と同様のものが挙げられる。
【0027】本発明の光発色要素において、光によって
分解する化合物とその分解生成物と反応して発色する要
素は、加熱前には全ての成分が均一に混合されているこ
とはない。光によって分解する化合物とその分解生成物
と反応して発色する要素の少なくとも1種類の成分は、
加熱前に何らかの手段で隔離されている必要がある。そ
の隔離方法には、光によって分解する化合物が保存時に
一部分解したとしても、発色反応を起こさない程度の隔
離が要求される。
【0028】利用できる隔離方法として、例えば各成分
を固体分散、あるいは乳化分散することにより、均一に
混合されることを避けることができる。また、より確実
に隔離を行なうには、保存時には隔離しておきたい成分
を支持体上の別の層に分けて塗布することができる。各
々の層の間に中間層を設けることも効果的である。より
好ましい形態としてはマイクロカプセルを使用すること
である。本発明において好ましいマイクロカプセルは、
常温ではマイクロカプセル壁の物質隔離作用によりカプ
セル内外の物質の接触を妨げ、ある温度で加熱されたと
きに、物質の透過性が上がるものである。マイクロカプ
セルの温度による透過性は、カプセルの壁材、芯物質、
添加剤種などによりカプセル壁のガラス転移温度を変え
ることにより制御することができる。本発明に使用でき
るマイクロカプセルの壁材としては、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミ
ド、ポリエーテルポリカーボネート、尿素−ホルムアル
デヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリス
チレン、スチレン−メタクリレート共重合体、ゼラチ
ン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコールなど
が挙げられる。これらの壁材は複数を使用しても良い。
【0029】本発明において上記壁材のうち、ポリウレ
タン、ポリウレア、ポリアミド、ポリエステル、ポリカ
ーボネートなどが、隔離性、熱応答性及び製造の容易性
において好ましく、特にポリウレアおよびポリウレタン
が好ましい。本発明で好ましく使用することのできるマ
イクロカプセルの詳細については、米国特許第3,79
6,696号の明細書に記載されている。
【0030】本発明に使用するマイクロカプセルは、カ
プセル化しようとする物質を含有した芯物質を乳化した
後、その油滴の周囲に高分子物質の壁を形成してマイク
ロカプセル化する界面重合による方法が好ましい。その
際、必要に応じて乳化油滴を形成するために有機溶媒を
使用することが好ましく、使用される有機溶媒としては
一般に高沸点有機溶媒の中から適宜選択することができ
る。例えば、リン酸エステル、フタル酸エステル、アク
リル酸エステル、メタクリル酸エステルその他のカルボ
ン酸エステル、脂肪族アミド、アルキル化ビフェニル、
アルキル化ターフェニル、塩素化パラフィン、アルキル
化ナフタレン、ジアリールエタンなどが用いられる。具
体的には特開昭60−242094号、特開昭62−7
5409号に記載のあるものを用いることができる。ま
た、上述の高沸点有機溶媒の他に溶解助剤として酢酸エ
チル、塩化メチレンなどの低沸点溶媒を併用することも
できる。一方、油層と混合する水層に、水溶性高分子を
保護コロイドとして含有することができ、例えばポリビ
ニルアルコール、ゼラチン、セルロース誘導体を用いる
ことができる。また、乳化分散する際には、公知の界面
活性剤の中から適当なものを選択して沈殿や凝集を起こ
さないようにすることができる。マイクロカプセル外に
存在させる他の発色要素は固体分散、乳化分散のいずれ
の方法で分散されていても良い。
【0031】また、本発明の光発色要素において、光に
よって分解する化合物が加熱を受け、その分解生成物と
反応して発色する要素と混合された部位では発色反応を
起こすが、非加熱部、すなわち分解生成物と反応して発
色する要素と隔離された部位では、光を照射しても発色
反応を起こさない。好ましくは、非加熱部に露光を加え
たときには、光で分解する化合物は分解して、発色反応
に関与せずに、周囲の化合物との反応により実質的に無
害の化合物に変化する。
【0032】本発明の光発色要素において、光によって
分解する化合物及びその分解生成物と反応して発色する
要素の使用量については、特に制限があるものではない
が、支持体上に塗布する際の膜厚、発色効率、発色濃度
などを考慮して選定される。
【0033】いずれの成分も好ましい使用量は4×10
-4mol/m2〜2×10-2mol/m2の範囲である。
また、支持体上に塗布する際の膜厚にしても、特に制限
されるものではないが、感熱感度および画像の鮮鋭性な
どを考慮すると、乾燥膜厚において0.5μm〜50μ
mの範囲が好ましく、1μm〜20μmの範囲になるこ
とがより好ましい。
【0034】本発明の光消色要素は、熱によって混合さ
れて潜像が形成され、その潜像もしくは潜像以外が光に
よって消色するものであればどのようなものでも使用す
ることができる。
【0035】まず、熱によって混合されて潜像が形成さ
れ、その潜像が消色する要素(以下、ネガ型光消色要
素)について説明する。本発明のネガ型光消色要素は、
好ましくは、光によって分解する化合物とその分解生成
物と反応して消色する色素からなるものである。本発明
のネガ型光消色要素のより具体的な実施形態は、光によ
って分解する化合物が光遊離基発生剤である場合であ
り、初めは光遊離基発生剤と色素が隔離された状態にあ
り、熱を加えることにより光遊離基発生剤と色素が混合
されて潜像が形成され、引き続いて光遊離基発生剤が吸
収する光を照射することにより、潜像では生成した遊離
基により色素が実質的に無色なものに消色され、一方潜
像以外では光遊離基発生剤と色素は混合状態にないた
め、遊離基が生成しても色素と反応せず色素は消色しな
い。このようにして、加熱記録部では色素が消色し、非
加熱記録部では色素が残存するため、記録画像に対して
ネガの画像が形成される。
【0036】次に、熱によって混合されて潜像が形成さ
れ、該潜像以外が消色する要素(以下、ポジ型光消色要
素)について説明する。本発明のポジ型光消色要素は、
好ましくは、光によって分解する化合物、その分解生成
物と反応して消色する色素および該分解生成物が色素を
消色する反応を抑制する化合物(以下、消色抑制剤)か
らなるものである。本発明のポジ型光消色要素のより具
体的な実施形態は、光によって分解する化合物が光遊離
基発生剤である場合であり、初めは光遊離基発生剤と色
素が混合されておりかつこれらと消色抑制剤とが隔離さ
れた状態にあり、加熱を加えることにより光遊離基発生
剤、色素および消色抑制剤の3者が混合されて潜像が形
成され、引き続いて光遊離基発生剤が吸収する光を照射
することにより、潜像では遊離基が生成するが消色抑制
剤が存在するため色素の無色化が抑制されて色素の無色
化は起こらず、一方潜像以外では生成した遊離基により
色素が実質的に無色なものに消色される。このようにし
て、加熱記録部では色素が残存し、非加熱記録部では色
素が消色するため、記録画像に対してポジの画像が形成
される。
【0037】本発明の光消色要素に使用する色素および
光遊離基発生剤は、ある光遊離基発生剤が吸収する光を
照射したときに色素が消色、すなわち実質的に可視光領
域の光を吸収しない化合物に変換できるような色素と光
遊離基発生剤の組み合わせで用いることができる。
【0038】色素としては、例えばアゾ色素、アゾメチ
ン色素、ポリエン系色素、ポリメチン系色素、キノン系
色素、インジゴ系色素、ジフェニルメタン系色素、トリ
フェニルメタン系色素、フタロシアニン系色素等が上げ
られる。具体的には、日本色材協会編、講談社「色素ハ
ンドブック」記載の色素が挙げられる。これらの中か
ら、色調、光消色性、堅牢性、コスト等を考慮して選択
することができる。その中でもアゾメチン色素が好まし
い色素として挙げられる。特に色調、堅牢性の観点から
は、コンベンショナルのカラー写真に利用されているア
ゾメチン色素、具体的にはアシルアセトアニリド誘導
体、ピラゾロン誘導体、ピラゾロトリアゾール誘導体、
フェノール誘導体、ナフトール誘導体等のカプラーとカ
ラー現像主薬(p−フェニレンジアミン誘導体)との酸
化カップリング反応によって得られるアゾメチン色素が
好ましい。好ましい色素の例を以下に示すが、これらに
限定されるものではない。
【0039】
【化2】
【0040】
【化3】
【0041】
【化4】
【0042】
【化5】
【0043】本発明の光消色要素における光遊離基発生
剤は、ある特定の波長の光を吸収したときに、活性化さ
れ色素を消色させるものであり、そのものが開裂分解し
て遊離基を発生するものや、光を吸収して活性化した時
に他の分子から水素遊離基等を引き抜いて、光を吸収し
た化合物自身および水素等を引き抜かれた分子が遊離基
になるものを含む。また、遊離基を発生する際に吸収す
る光は、いわゆる増感剤といわれる色素類が吸収した光
を利用することもできる。ただ、この際増感剤となる色
素は、可視域に吸収をもたないものが好ましく、画像に
影響を及ぼすことはない。光遊離基発生剤の具体例とし
ては、例えば特公昭62−39728号、特公昭63−
2099号記載の2,4,6−トリアリールイミダゾー
ル2量体化合物、米国特許第3,282,693号記載
の2−アジドベンゾオキサジアゾール、ベンゾイルアジ
ド、2−アジドベンズイミダゾールのようなアジド化合
物、米国特許第3,615,568号記載の3′−エチ
ル−1−メトキシ−2−ピリドチアシアニンパークロレ
ート、1−メトキシ−2−メチルピリジニウム−p−ト
ルエンスルホネート等のピリジニウム化合物、N−ブロ
モスクシンイミド、トリブロモメチルフェニルスルホ
ン、ジフェニルヨードニウム塩、2−トリクロロメチル
−5−(p−ブトキシスチリル)−1,3,4−オキサ
ジアゾール、2,6−ビス(トリクロロメチル)−4−
(p−メトキシフェニル)−s−トリアジン等の有機ハ
ロゲン化合物、ベンゾフェノン、チオキサントン、アン
トラキノン、ベンゾインエーテル等のカルボニル化合
物、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、アル
キルジスルフィド、メルカプタン等の有機硫黄化合物、
ジアゾ化合物等が挙げられる。光遊離基発生剤を活性化
する光の波長は、記録材料としての取り扱い易さや使用
する光源の入手の容易さやコストを考慮して選ぶことが
出来る。記録材料としての取り扱い易さとは、例えば室
内光程度波長の光で敏感に感光してしまうようでは、安
定性に問題があるため、暗室で取り扱わなくてはいけな
いといった制約を受けることがある。そのような制約を
避けるため好ましくは紫外部〜可視光の一部にかけての
領域や赤外光を使うことが好ましい。その中でもエネル
ギーの強さや、光源の入手の容易さ等を考慮して250
nm〜450nmの領域の光を使うことが好ましい。好
ましい光遊離基発生剤としては、アントラキノン、ベン
ゾインエーテル等のカルボニル化合物、ジアゾ化合物等
が挙げられる。また、光遊離基発生剤の分光吸収極大波
長も250nm〜450nmの間に有ることが、光遊離
基の発生効率等から好ましい。好ましい光遊離基発生剤
の例を以下に示すが、これらに限定されるものではな
い。
【0044】
【化6】
【0045】
【化7】
【0046】本発明の光消色要素において、消色抑制剤
は光遊離基発生剤と色素の反応を阻害して、消色を抑制
するものである。その消色抑制機構は、定かではない
が、光遊離基発生剤が活性化されたときに生じる光遊離
基を捕捉する、あるいは色素と活性光遊離基発生剤の反
応による消色体の復色を起こさせる等の機構が考えら
れ、光遊離基発生剤および消色抑制剤の組み合わせによ
り、その消色抑制機構も変わるものと考えられる。本発
明に用いられる消色抑制剤としては、例えばトリフェニ
ルグアニジン、テトラメチルグアニジン、ジシクロヘキ
シルグアニジン等のグアニジン類、ビス(2−エチルヘ
キシル)アミン、トリオクチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン、N,N−ジメチルドデシルアミン、ピペ
ラジン、ピロリジン、ヒンダードアミン等のアミン類、
2,5−ジ−ter−オクチルハイドロキノン、2,5
−ジ−sec−ドデシルハイドロキノン等のハイドロキ
ノン誘導体、p−ドデシルオキシチオフェノール、2−
メルカプトベンズイミダゾール、2−メルカプトベンゾ
チアゾール等のメルカプタン類、2,6−ジ−ter−
ブチルフェノール、4,4′−ブチリデンビス(6−t
er−ブチル−m−クレゾール)、ヒンダードフェノー
ル等のフェノール類、ヒドラジン類、フェニドン、アス
コルビン酸等の還元剤が挙げられるがこれらに限定され
るものではない。これらの中で好ましい消色抑制剤とし
ては、グアニジン類、アミン類、フェノール類が挙げら
れる。好ましい消色抑制剤の例を以下に示すがこれらに
限定されるものではない。
【0047】
【化8】
【0048】本発明の光消色要素において、色素、光遊
離基発生剤および消色抑制剤の使用量については、特に
制限があるものでは無いが、支持体上に塗布する際の膜
厚、消色抑制効率、発色濃度等を考慮して選定される。
色素の使用量は好ましくは1×10-5mol/m2〜1
×10-2mol/m2の範囲であり、より好ましくは5
×10-5mol/m2〜1×10-3mol/m2の範囲で
ある。光遊離基発生剤の使用量は好ましくは色素の0.
5〜50倍モルの範囲であり、より好ましくは色素の
1.0〜10倍モルの範囲である。消色抑制剤の使用量
は好ましくは光遊離基発生剤の0.1〜100倍モルの
範囲であり、より好ましくは光遊離基発生剤の1〜30
倍モルの範囲である。また、支持体上に塗布する際の膜
厚にしても、特に制限されるものではないが、感熱感度
および画像の鮮鋭性等を考慮すると、乾燥膜厚にして
0.5μm〜50μmの範囲が好ましく、1μm〜20
μmの範囲になることがより好ましい。
【0049】本発明の光消色要素において、ネガ型では
色素と光遊離基発生剤は隔離されており、ポジ型では色
素と光遊離基発生剤は混合されていて、これらと消色抑
制剤が隔離されている。利用できる隔離方法としては、
光発色要素における隔離方法として挙げた方法と同様の
ものを用いることができ、それらの中でも、マイクロカ
プセルを用いる方法が、隔離の程度、発色及び消色の反
応性、生保存性等の点で最も好ましい。また、マイクロ
カプセルの壁材、作成方法、溶剤についても、光発色要
素のところで述べたと同様のものが使用できる。
【0050】本発明の多色記録材料においては、熱によ
って混合されて潜像が形成され、前記潜像以外が光によ
って消色される型の光消色要素を用いた場合が、得られ
る画像が熱画像に対してすべてポジとなるため、装置や
ソフトが簡略化できるという点で好ましい。
【0051】本発明の多色記録材料は、光発色要素およ
び光消色要素を支持体上に塗布してつくることができ
る。この際、上記分散物のバインダーとしては、ポリビ
ニルアルコール、ゼラチン、スチレン−ブタジエンラテ
ックス、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、
ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル
酸エステルなどの各種エマルジョンを用いることがで
き、使用量は固形分に換算して0.5g/m2〜5g/
2である。
【0052】本発明の多色記録材料においては、画像保
護、記録材料同士の接着防止、サーマルヘッドに対する
接着防止、加筆性、平滑性などを考慮し保護層を設ける
ことが好ましい。保護層のバインダーとしては、公知の
ものを使用することができる。例えば、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、澱粉類、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイ
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体加水分解物、ポ
リビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミド誘導体、ポリビニルピロリド
ン、ポリスチレン酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウ
ム、スチレン−ブタジエンラテックス、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴムラテックス、ポリ酢酸ビニルエマル
ジョンなどのポリマー、シリコン樹脂、メラミン樹脂、
フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂、フッ素樹脂、ニトロセルロース、セルロー
スアセテートプロピオネート、酢酸セルロース、フッ素
化ビニリデン樹脂、塩化ゴムなどのバインダーを用いる
ことができる。保護層の充填剤としては、酸化亜鉛、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、リトボン、
タルク、ろう石、カオリン、水酸化アルミニウム、非晶
質シリカ、コロイダルシリカなどの無機顔料、ポリスチ
レン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、酢酸
ビニル樹脂、硫化ビニル樹脂、硫化ビニリデン樹脂、ス
チレン−メタクリレート共重合体、塩化ビニリデン、ポ
リウレア、メラミン−ホルムアルデヒドなどの有機顔
料、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸アルミニウムなどの金属石鹸、あるいはパラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナ
バワックス、メチロールステアリロアミド、ポリエチレ
ンワックス、シリコーンなどのワックス類を添加するこ
とができる。これらの充填剤は単独で使用しても、2種
以上併用しても構わない。
【0053】本発明の多色記録材料は、紙や合成樹脂フ
ィルムなどの支持体の上に塗布する際には、一般によく
知られた塗布方法を用いることができる。例えば、ディ
ップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート
法、ローラコート法、ドクターコート法、ワイヤーバー
コート法、スライドコート法、グラビアコート法、スピ
ンコート法あるいはエクストルージョンコート法などに
より塗布することができる。
【0054】本発明の多色記録材料に使用することがで
きる支持体としては、紙類、再生セルロース、酢酸セル
ロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン、ポリビニルアセテート、ポリエチレ
ンナフタレートなどのフィルム、ガラス、木、金属など
が挙げられる。
【0055】本発明において使用できる光源は光により
分解する化合物を分解できる波長の光を発する種々の光
源を用いることができ、例えば種々の蛍光灯、種々の圧
力の水銀灯、ハロゲンランプ、キセノンランプ、タング
ステンランプなどが使用できる。また、本発明におい
て、第1および第2の潜像を発色させる光の波長は、そ
れぞれの主要発光波長の異なる光源を用いる方法、光フ
ィルターによりそれぞれに不要な波長をカットする方法
などにより制御することができる。
【0056】本発明において、光発色要素を含有する記
録層および光消色要素を含有する記録層に加えられる熱
エネルギーの制御は、例えばサーマルヘッドに加える電
気的エネルギーを変化させることにより行なうことがで
きる。具体的には、サーマルヘッドに加える電圧を変化
させるか、電圧を印加する時間を変化させることにより
行なうが、後者の方が一般的である。また、赤外吸収染
料やカーボンブラック等を記録材料に添加し、赤外レー
ザー光による加熱記録を行うこともできる。
【0057】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものではない。また、添加量を示す「部」は
「重量部」を示す。
【0058】実施例1 ・カプセル液Aの調製 色素D−1 1.5部、光遊離基発生剤P−13 3部
を酢酸エチル10部、1−フェニル−1−キシリルエタ
ン10部に溶解し、キシリレンジイソシアネート/トリ
メチロールプロパン付加物8.0部を添加した。この溶
液を6%ポリビニルアルコール水溶液60部の中に添加
し、20℃でホモジナイザーを用い乳化分散し、平均粒
径1μmの乳化液を得た。得られた乳化液に水20部を
加え、40℃で3時間撹拌を続けた。その後、室温に戻
してカプセル液Aを得た。
【0059】・消色抑制剤固体分散液の調製 消色抑制剤I−2 30部を4%ポリビニルアルコール
水溶液150部に加えて、サンドミルにて分散し、平均
粒径1μmの消色抑制剤固体分散液を得た。
【0060】・ポジ型光消色層塗布液Aの調製 上記カプセル液A5部、上記消色抑制剤固体分散液4部
を混合し、塗布液Aを得た。
【0061】・カプセル液Bの調製 2,5−ジブトキシ−4−モルホリノフェニルアジド6
部を酢酸エチル5部、ジイソプロピルナフタレン10部
に溶解し、トリレンジイソシアネート/トリメチロール
プロパン付加物20部を添加した。この溶液を8%フタ
ル化ゼラチン水溶液46部の中に添加し、水18部、1
0%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液2部
を加え、20℃でホモジナイザーを用い乳化分散し、平
均粒径1μmの乳化液を得た。得られた乳化液に水20
部を加え、40℃で3時間撹拌を続けた。その後、室温
に戻してカプセル液Bを得た。
【0062】・カプラー分散液Bの調製 7−クロロ−6−tert−ブチル−3−(3−ドデシ
ルスルホニルプロピル)ピラゾロ[3,2−c]トリア
ゾール4部をトリクレジルホスフェート1部に溶解し、
15%ゼラチン水溶液32部、10%ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム水溶液5部、水30部を加え、超
音波分散してカプラー分散液Bを得た。
【0063】・光発色層塗布液Bの調製 上記カプセル液B6部、上記カプラー分散液B8部、1
5%ゼラチン水溶液2部、水4.5部を混合し、塗布液
Bを得た。
【0064】・本発明の記録紙の作製 上質紙上にワイヤーバーで光発色層塗布液Bを、塗布液
B中のアジドの塗布量が0.15g/mになるように
塗布、乾燥し、第1の記録層を形成した。その上にワイ
ヤーバーでポジ型光消色層塗布液Aを、赤色部の反射濃
度がほぼ1.0になるように塗布、乾燥し、第2の記録
層を形成して本発明の記録紙を得た。
【0065】実施例2 ・カプセル液Cの調製 色素D−1 1.5部を酢酸エチル10部、1−フェニ
ル−1−キシリルエタン10部に溶解し、キシリレンジ
イソシアネート/トリメチロールプロパン付加物8.0
部を添加した。この溶液を、6%ポリビニルアルコール
の水溶液60部の中に添加し、20℃でホモジナイザー
を用いて乳化分散し、平均粒径1μmの乳化液に水20
部を加え、40℃で3時間撹拌を続けた。その後、室温
に戻してカプセル液Cを得た。
【0066】・光遊離基発生剤固体分散液の調製 P−13 9部を4%ポリビニルアルコール水溶液15
0部に加えて、サンドミルにて分散し、平均粒径1μm
の光遊離基発生剤固体分散液を得た。
【0067】・ネガ型光消色層塗布液Cの調製 上記カプセル液C5部、上記光遊離基発生剤固体分散液
4部を混合し、塗布液Cを得た。
【0068】・本発明の記録紙の作製 上質紙上にワイヤーバーで光発色層塗布液Bを、塗布液
B中のアジドの塗布量が0.15g/m2になるように
塗布、乾燥し、第1の記録層を形成した。その上にワイ
ヤーバーでネガ型光消色層塗布液Cを、赤色部の反射濃
度がほぼ1.0になるように塗布、乾燥し、第2の記録
層を形成して本発明の記録紙を得た。
【0069】比較例1 ・カプセル液Dの調製 2,5−ジブチルオキシ−4−モルホリノ−ベンゼンジ
アゾニウムのPF6塩3.4部、酢酸エチル10部、1
−フェニル−1−キシリルエタン10部に溶解し、キシ
リレンジイソシアネート/トリメチロールプロパン付加
物8.0部を添加した。この溶液を6%ポリビニルアル
コール水溶液60部の中に添加し、20℃でホモジナイ
ザーを用い乳化分散し、平均粒径1μmの乳化液を得
た。得られた乳化液に水20部を加え、40℃で3時間
撹拌を続けた。その後、室温に戻してカプセル液Dを得
た。
【0070】・カプラー分散液Dの調製 2−クロロ−5−[3−(2,5−ジ−t−アミルフェ
ノキシブタノイルアミノ)]ピバロイルアセトアミド1
4部、トリフェニルグアニジン6部、トリクレジルホス
フェート10部及び酢酸エチル20部を均一に混合し、
この液をポリビニルアルコール4重量%水溶液170部
に加えて混合し、20℃で乳化分散してカプラー分散液
Dを得た。
【0071】・ジアゾ型感光感熱層塗布液Dの調製 カプセル液D6部、カプラー分散液D5.5部、塩化カ
ルシウム20%水溶液0.5部を混合して塗布液Dを調
製した。
【0072】・カプセル液Eの調製 下記有機カチオン性色素化合物の有機ホウ素化合物アニ
オン塩0.41部、テトラメチルアンモニウムテトラブ
チルボラート0.08部、メチルイソブチルケトン12
部を酢酸エチル5部、ジイソプロピルナフタレン10部
に溶解し、トリレンジイソシアネート/トリメチロール
プロパン付加物20部を添加した。この溶液を8%フタ
ル化ゼラチン水溶液46部の中に添加し、水18部、1
0%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液2部
を加え、20℃でホモジナイザーを用い乳化分散し、平
均粒径1μmの乳化液を得た。得られた乳化液に水20
部を加え、40℃で3時間撹拌を続けた。その後、室温
に戻してカプセル液Eを得た。
【0073】
【化9】
【0074】・定着剤固体分散液の調製 4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル30部を4%ポリビニ
ルアルコール水溶液150部に加えて、サンドミルにて
分散し、平均粒径1μmの定着剤固体分散液を得た。
【0075】・有機ホウ素塩型光消色層塗布液Eの調製 次に上記のカプセル液E/定着剤分散液を重量比で1/
1になるように混合して塗布液Eを調製した。
【0076】・比較の記録紙の作製 上質紙上にワイヤーバーで有機ホウ素塩型光消色層塗布
液Eを、赤色部の反射濃度がほぼ1.0になるように塗
布、乾燥し、第1の記録層を形成した。その上にワイヤ
ーバーでジアゾ型感光感熱層塗布液Dを、塗布液D中の
ジアゾの塗布量が0.15g/m2になるように塗布、
乾燥し、第2の記録層を形成して比較の記録紙を得た。
【0077】実施例1の記録紙に対して、熱傾斜試験機
(東洋精機製)を用いて、90℃で5秒間(0.5kg
/m2)加熱した後、400nm以下の光をカットする
フィルターを用いて高圧水銀灯で10秒間全面照射した
ところ、加熱部はシアン色がほぼもとのまま残り、非加
熱部はシアンの色が消色した。次に、上記の消色部を熱
傾斜試験機を用いて、110℃で5秒間加熱し、400
nm以上の光をカットするフィルターを用いて高圧水銀
灯で10秒間全面照射したところ、加熱部はマゼンタに
発色した。
【0078】また、実施例2の記録紙に対して、熱傾斜
試験機(東洋精機製)を用いて、90℃で5秒間(0.
5kg/m2)加熱した後、400nm以下の光をカッ
トするフィルターを用いて高圧水銀灯で10秒間全面照
射したところ、加熱部はシアンの色が消色し、非加熱部
はシアン色がほぼもとのまま残った。次に、上記の消色
部を熱傾斜試験機を用いて、110℃で5秒間加熱し、
400nm以上の光をカットするフィルターを用いて高
圧水銀灯で10秒間全面照射したところ、加熱部はマゼ
ンタに発色した。
【0079】また、比較例の記録紙に対して、熱傾斜試
験機(東洋精機製)を用いて、90℃で5秒間(0.5
kg/m2)加熱したところ、加熱部はイエローに発色
した。次に、リコピースーパードライ100型にて10
秒間光照射して黄色画像を定着した。次に、上記の非加
熱部を熱傾斜試験機を用いて、110℃で5秒間加熱
し、蛍光灯で10秒間光照射したところ、加熱部はマゼ
ンタ色がほぼもとのまま残り、非加熱部はマゼンタの色
が消色した。
【0080】また、実施例1、2及び比較例の記録紙
を、記録前に高温高湿(50℃、80%)条件下で3日
間保存した後に、上記と同様の操作を行った。
【0081】得られた試料について、それぞれの色相の
反射濃度を加熱部及び非加熱部において測定した結果を
表1に示す。
【0082】
【表1】
【0083】
【発明の効果】実施例からも明らかなように、本発明の
記録材料を用いることにより、長期に保存しても最高発
色濃度の低下やカブリの発生がなく、良好な色再現性、
画像堅牢性を有する多色記録画像を得ることが出来た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 治 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 中澤 健造 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、光発色要素を含有する第一
    の記録層と、光消色要素を含有する第二の記録層を設け
    た多色記録材料において、前記第一の記録層は前記光発
    色要素が熱によって混合されて潜像が形成され、前記潜
    像が光によって発色するものであり、前記第二の記録層
    は前記光消色要素が熱によって混合されて潜像が形成さ
    れ、前記潜像もしくは前記潜像以外が光によって消色さ
    れるものであることを特徴とする多色記録材料。
  2. 【請求項2】 第二の記録層の光消色要素が、熱によっ
    て混合されて潜像が形成され、前記潜像以外が光によっ
    て消色されるものであることを特徴とする請求項1記載
    の多色記録材料。
  3. 【請求項3】 光発色要素が光によって分解する化合物
    及びその分解生成物と反応して発色する要素からなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の多色記録材料。
  4. 【請求項4】 光消色要素が光遊離基発生剤及び該光遊
    離基発生剤が発生する遊離基により消色される色素から
    なることを特徴とする請求項1または2記載の多色記録
    材料。
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