JPH09165676A - 残留炭素含有量の低い(a、b)o3 型酸化物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材の製造方法 - Google Patents
残留炭素含有量の低い(a、b)o3 型酸化物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材の製造方法Info
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- JPH09165676A JPH09165676A JP7325601A JP32560195A JPH09165676A JP H09165676 A JPH09165676 A JP H09165676A JP 7325601 A JP7325601 A JP 7325601A JP 32560195 A JP32560195 A JP 32560195A JP H09165676 A JPH09165676 A JP H09165676A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 残留炭素含有量の低い(A、B)O3 型酸化
物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材を
製造する。 【解決手段】 一般組成式:(A、B)O3 (但し、A
はBaおよび/またはSr、BはTi、Zr、Sn、お
よびHfのうちの1種以上からなる)を持ったペロブス
カイト結晶構造を有する酸化物からなり、かつ残留炭素
含有量が50ppm以下の焼結ターゲット材の製造方法
が、(a)原料粉末またはこれの圧粉体を、無負荷の状
態で、10ー2Torr以下の真空中、850〜1050
℃の脱炭温度に昇温すると共に、この脱炭温度に1〜5
時間保持した後、(b)10-2Torr以下の真空雰囲
気を保持しながら、上記原料粉末または圧粉体に100
〜200kg/cm2の荷重を付加した状態で、120
0〜1350℃の焼結温度に昇温すると共に、前記焼結
温度に所定時間保持し、冷却することからなる。
物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材を
製造する。 【解決手段】 一般組成式:(A、B)O3 (但し、A
はBaおよび/またはSr、BはTi、Zr、Sn、お
よびHfのうちの1種以上からなる)を持ったペロブス
カイト結晶構造を有する酸化物からなり、かつ残留炭素
含有量が50ppm以下の焼結ターゲット材の製造方法
が、(a)原料粉末またはこれの圧粉体を、無負荷の状
態で、10ー2Torr以下の真空中、850〜1050
℃の脱炭温度に昇温すると共に、この脱炭温度に1〜5
時間保持した後、(b)10-2Torr以下の真空雰囲
気を保持しながら、上記原料粉末または圧粉体に100
〜200kg/cm2の荷重を付加した状態で、120
0〜1350℃の焼結温度に昇温すると共に、前記焼結
温度に所定時間保持し、冷却することからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、残留炭素含有量
が低く、この結果スパッタリング形成された誘電体薄膜
がきわめて低い初期リーク電流を示すようになる(A、
B)O3 型酸化物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結
ターゲット材の製造方法に関するものである。
が低く、この結果スパッタリング形成された誘電体薄膜
がきわめて低い初期リーク電流を示すようになる(A、
B)O3 型酸化物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結
ターゲット材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に半導体装置のキャパシタと
して各種の酸化物誘導体薄膜が用いられている。また、
上記酸化物誘導体薄膜の1つとして、一般式:(A、
B)O3 (但し、AはBaおよび/またはSr、BはT
i、Zr、Sn、およびHfのうちの一以上からなる)
をもったペロブスカイト結晶構造を有する酸化物からな
るものが知られ、これが、スパッタリング法、すなわち
焼結ターゲット材をスパッタすることにより形成される
ことも知られている。さらに、上記の一般組成式および
結晶構造を有する(A、B)O3 型酸化物からなるスパ
ッタリング焼結ターゲット材が、原料粉末、またはこれ
の圧粉体を、図2に示されるように、100〜200k
g/cm2 の荷重を付加した状態で、10ー2Torr以
下の真空中、1200〜1350℃の焼結温度に昇温
し、前記焼結温度に所定時間保持し、冷却することによ
り製造されることも知られている。
して各種の酸化物誘導体薄膜が用いられている。また、
上記酸化物誘導体薄膜の1つとして、一般式:(A、
B)O3 (但し、AはBaおよび/またはSr、BはT
i、Zr、Sn、およびHfのうちの一以上からなる)
をもったペロブスカイト結晶構造を有する酸化物からな
るものが知られ、これが、スパッタリング法、すなわち
焼結ターゲット材をスパッタすることにより形成される
ことも知られている。さらに、上記の一般組成式および
結晶構造を有する(A、B)O3 型酸化物からなるスパ
ッタリング焼結ターゲット材が、原料粉末、またはこれ
の圧粉体を、図2に示されるように、100〜200k
g/cm2 の荷重を付加した状態で、10ー2Torr以
下の真空中、1200〜1350℃の焼結温度に昇温
し、前記焼結温度に所定時間保持し、冷却することによ
り製造されることも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の半導体装
置の高集積化および小型化はめざましく、これに伴い、
初期リーク電流の低い酸化物誘電体薄膜が求められる傾
向にあるが、上記の従来法により製造されたスパッタリ
ング焼結ターゲット材を用いて形成された酸化物誘電体
薄膜においては、初期リーク電流が相対的に高いのが現
状である。
置の高集積化および小型化はめざましく、これに伴い、
初期リーク電流の低い酸化物誘電体薄膜が求められる傾
向にあるが、上記の従来法により製造されたスパッタリ
ング焼結ターゲット材を用いて形成された酸化物誘電体
薄膜においては、初期リーク電流が相対的に高いのが現
状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、初期リーク電流の低い酸化物誘
電体薄膜を形成すべく特にこれの形成に用いられている
スパッタリング焼結ターゲット材に着目し、研究を行っ
た結果、上記従来法によって製造されたスパッタリング
焼結ターゲット材は、残留炭素含有量が相対的に高く、
250ppm以上含有し、これが原因で初期リーク電流
の低い酸化物誘電体薄膜の形成は困難であるが、上記の
スパッタリング焼結ターゲット材の製造に際して、その
焼結を、図1に示される通り、(a) 無負荷の状態
で、原料粉末、またはこれの圧粉体を、10ー2Torr
以下の真空中、850〜1050℃の脱炭温度に昇温す
ると共に、この脱炭温度に1〜5時間保持した後、
(b) 10ー2Torr以下の真空雰囲気を保持しなが
ら、前記原料粉末または圧粉体に100〜200kg/
cm2 の荷重を付加した状態で、1200〜1350℃
の焼結温度に昇温すると共に、前記焼結温度に所定時間
保持し、冷却する、上記(a)および(b)の条件で行
うと、上記(a)工程で強力な脱炭作用が働き、この結
果製造された焼結ターゲット材は残留炭素含有量が50
ppm以下に低減し、これを用いて形成された酸化物誘
電体薄膜は低い初期リーク電流を示すようになる、とい
う研究結果を得たのである。
上述のような観点から、初期リーク電流の低い酸化物誘
電体薄膜を形成すべく特にこれの形成に用いられている
スパッタリング焼結ターゲット材に着目し、研究を行っ
た結果、上記従来法によって製造されたスパッタリング
焼結ターゲット材は、残留炭素含有量が相対的に高く、
250ppm以上含有し、これが原因で初期リーク電流
の低い酸化物誘電体薄膜の形成は困難であるが、上記の
スパッタリング焼結ターゲット材の製造に際して、その
焼結を、図1に示される通り、(a) 無負荷の状態
で、原料粉末、またはこれの圧粉体を、10ー2Torr
以下の真空中、850〜1050℃の脱炭温度に昇温す
ると共に、この脱炭温度に1〜5時間保持した後、
(b) 10ー2Torr以下の真空雰囲気を保持しなが
ら、前記原料粉末または圧粉体に100〜200kg/
cm2 の荷重を付加した状態で、1200〜1350℃
の焼結温度に昇温すると共に、前記焼結温度に所定時間
保持し、冷却する、上記(a)および(b)の条件で行
うと、上記(a)工程で強力な脱炭作用が働き、この結
果製造された焼結ターゲット材は残留炭素含有量が50
ppm以下に低減し、これを用いて形成された酸化物誘
電体薄膜は低い初期リーク電流を示すようになる、とい
う研究結果を得たのである。
【0005】この発明は、上記の研究結果に基づいてな
されたものであって、原料粉末またはこれの圧粉体を、
無負荷状態で、10ー2Torr以下の真空中、850〜
1050℃の脱炭温度に昇温すると共に、この脱炭温度
に1〜5時間保持した後、10ー2Toor以下の真空雰
囲気を保持しながら、上記原料粉末または圧粉体に10
0〜200kg/cm2 の荷重を付加した状態で、12
00〜1350℃の焼結温度に昇温するとともに、前記
焼結温度に所定時間保持し、冷却することにより、一般
組成式:(A、B)O3 (但し、AはBaおよび/また
はSr、BはTi、Zr、Sn、およびHfのうちの1
種以上からなる)をもったペロブスカイト結晶構造を有
する酸化物、例えばBaTiO3 、SrTiO3 、(B
a0.4 Sr 0.6 )TiO3 ,Ba(Ti0.85Sn0.15)
O3 、(Ba0.4Sr0.6)(Ti0. 85Sn0.15)O3 、
(Ba0.5 Sr0.5 )Ti0.82Hf0.18)O3 、および
Ba(Zr0.82Hf0.18)O3 などからなり、かつ残留
炭素含有量が50ppm以下の(A、B)O3 型酸化物
誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材を製
造する方法に特徴を有するものである。
されたものであって、原料粉末またはこれの圧粉体を、
無負荷状態で、10ー2Torr以下の真空中、850〜
1050℃の脱炭温度に昇温すると共に、この脱炭温度
に1〜5時間保持した後、10ー2Toor以下の真空雰
囲気を保持しながら、上記原料粉末または圧粉体に10
0〜200kg/cm2 の荷重を付加した状態で、12
00〜1350℃の焼結温度に昇温するとともに、前記
焼結温度に所定時間保持し、冷却することにより、一般
組成式:(A、B)O3 (但し、AはBaおよび/また
はSr、BはTi、Zr、Sn、およびHfのうちの1
種以上からなる)をもったペロブスカイト結晶構造を有
する酸化物、例えばBaTiO3 、SrTiO3 、(B
a0.4 Sr 0.6 )TiO3 ,Ba(Ti0.85Sn0.15)
O3 、(Ba0.4Sr0.6)(Ti0. 85Sn0.15)O3 、
(Ba0.5 Sr0.5 )Ti0.82Hf0.18)O3 、および
Ba(Zr0.82Hf0.18)O3 などからなり、かつ残留
炭素含有量が50ppm以下の(A、B)O3 型酸化物
誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材を製
造する方法に特徴を有するものである。
【0006】次に、この発明の方法において、製造条件
を上記の通りに限定した理由を説明する。 (a) 脱炭条件 原料粉末または圧粉体中に含有する炭素は、10ー2To
rr以下の真空中、無負荷の状態で、850℃の温度で
CO2 として雰囲気中に活発に放出されるようになり、
これによって前記原料粉末または圧粉体中の炭素含有量
を、誘電体薄膜に形成した場合に薄膜の初期リーク電流
の著しい低減をもたらす50ppm以下、望ましくは3
5ppm以下に低減することが可能となるものであり、
したがって真空雰囲気の圧力が10ー2Torrを越えて
高くなっても、雰囲気温度が850℃未満であっても、
所望の強力な脱炭作用を発揮することができず、さらに
保持時間が1時間未満でも脱炭が不十分となって50p
pm以下の炭素含有量とすることができず、一方雰囲気
温度が1050℃を越えたり、保持時間が5時間を越え
たりすると、部分焼結が起こり、これが次の焼結工程で
の割れの発生の原因となることから、脱炭雰囲気を10
ー2Torr以下、望ましくは10ー3Torr以下の真空
雰囲気とし、脱炭温度を850〜1050℃、望ましく
は900〜1000℃、保持時間を1〜5時間、望まし
くは2〜3.5時間と定めた。
を上記の通りに限定した理由を説明する。 (a) 脱炭条件 原料粉末または圧粉体中に含有する炭素は、10ー2To
rr以下の真空中、無負荷の状態で、850℃の温度で
CO2 として雰囲気中に活発に放出されるようになり、
これによって前記原料粉末または圧粉体中の炭素含有量
を、誘電体薄膜に形成した場合に薄膜の初期リーク電流
の著しい低減をもたらす50ppm以下、望ましくは3
5ppm以下に低減することが可能となるものであり、
したがって真空雰囲気の圧力が10ー2Torrを越えて
高くなっても、雰囲気温度が850℃未満であっても、
所望の強力な脱炭作用を発揮することができず、さらに
保持時間が1時間未満でも脱炭が不十分となって50p
pm以下の炭素含有量とすることができず、一方雰囲気
温度が1050℃を越えたり、保持時間が5時間を越え
たりすると、部分焼結が起こり、これが次の焼結工程で
の割れの発生の原因となることから、脱炭雰囲気を10
ー2Torr以下、望ましくは10ー3Torr以下の真空
雰囲気とし、脱炭温度を850〜1050℃、望ましく
は900〜1000℃、保持時間を1〜5時間、望まし
くは2〜3.5時間と定めた。
【0007】(b) 焼結条件 1200℃未満の焼結温度では焼結が不十分で所望の強
度を確保することができず、また、その付加圧力が10
0kg/cm2 未満では気孔の除去が不十分となり、高
密度の焼結ターゲット材を得ることができず、一方焼結
温度が1350℃を越えると粒成長が急激に促進される
ようになって強度低下が避けられず、また200kg/
cm2 を越えた圧力は実用上必要なく、これ以下の圧力
で十分であることから、焼結温度を1200〜1350
℃、望ましくは1250〜1300℃、付加圧力を10
0〜200kg/cm2 ,望ましくは130〜170k
g/cm2 と定めた。
度を確保することができず、また、その付加圧力が10
0kg/cm2 未満では気孔の除去が不十分となり、高
密度の焼結ターゲット材を得ることができず、一方焼結
温度が1350℃を越えると粒成長が急激に促進される
ようになって強度低下が避けられず、また200kg/
cm2 を越えた圧力は実用上必要なく、これ以下の圧力
で十分であることから、焼結温度を1200〜1350
℃、望ましくは1250〜1300℃、付加圧力を10
0〜200kg/cm2 ,望ましくは130〜170k
g/cm2 と定めた。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の方法を実施例に
より具体的に説明する。市販のBaCO3 粉末、SrC
O3 粉末、TiO2 粉末、およびSnO2 粉末を、一般
組成式:(Ba0.5 Sr0.5 )(Ti0.85Sn0.15)O
3 を満足するように配合し、15時間の湿式混合を行
い、乾燥した後、大気中、温度:1300℃に5時間保
持の条件で焼成し、冷却後解砕し、ついで湿式ボールミ
ルを用いて粉砕して平均粒径:1μmとすることにより
原料粉末Aを製造した。また、いずれも水熱合成法によ
り調製された平均粒径:10μmの市販の(Ba、T
i)O3 粉末と(Sr、Ti)O3 粉末を、一般組成
式:(Ba0.4 Sr 0.6 )TiO3 を満足するように配
合し、通常の条件で混合した後、大気中、温度:130
0℃に5時間保持の条件で焼成し、湿式ボールミルを用
い、粉砕して平均粒径:1μmとすることにより原料粉
末Bを調製した。さらに一般組成式:(Ba0.5 S
r0.)(Zr0.85Hf0.15)O3 を満足するようにゾル
ゲル液を調製し、乾燥した後、大気中、温度:1000
℃に3時間保持の条件で焼成し、冷却後解砕し、ついで
湿式ボールミルを用いて粉砕して平均粒径:1μmとす
ることにより原料粉末Cを調製した。上記原料粉末A〜
Cを、それぞれX線回析により観察したところ、いずれ
も単相のペロブスカイト結晶構造を有し、炭酸塩のピー
クは見られなかった。また、これらの残留炭素含有量を
ガス分析により測定したところ、表1に示される結果を
示した。
より具体的に説明する。市販のBaCO3 粉末、SrC
O3 粉末、TiO2 粉末、およびSnO2 粉末を、一般
組成式:(Ba0.5 Sr0.5 )(Ti0.85Sn0.15)O
3 を満足するように配合し、15時間の湿式混合を行
い、乾燥した後、大気中、温度:1300℃に5時間保
持の条件で焼成し、冷却後解砕し、ついで湿式ボールミ
ルを用いて粉砕して平均粒径:1μmとすることにより
原料粉末Aを製造した。また、いずれも水熱合成法によ
り調製された平均粒径:10μmの市販の(Ba、T
i)O3 粉末と(Sr、Ti)O3 粉末を、一般組成
式:(Ba0.4 Sr 0.6 )TiO3 を満足するように配
合し、通常の条件で混合した後、大気中、温度:130
0℃に5時間保持の条件で焼成し、湿式ボールミルを用
い、粉砕して平均粒径:1μmとすることにより原料粉
末Bを調製した。さらに一般組成式:(Ba0.5 S
r0.)(Zr0.85Hf0.15)O3 を満足するようにゾル
ゲル液を調製し、乾燥した後、大気中、温度:1000
℃に3時間保持の条件で焼成し、冷却後解砕し、ついで
湿式ボールミルを用いて粉砕して平均粒径:1μmとす
ることにより原料粉末Cを調製した。上記原料粉末A〜
Cを、それぞれX線回析により観察したところ、いずれ
も単相のペロブスカイト結晶構造を有し、炭酸塩のピー
クは見られなかった。また、これらの残留炭素含有量を
ガス分析により測定したところ、表1に示される結果を
示した。
【0009】次に、これらの原料粉末A〜Cを用い、こ
れをそれぞれ離型材であるSiC粉末で塗型された高純
度グラファイト製成形型内に直接充填し、これを真空ホ
ットプレス装置に装填し、表1に示される条件で脱炭処
理を行い、引き続いて同じく表1に示される条件で焼結
温度まで加熱し、さらに表1に示される条件で焼結を行
い、無負荷の状態で炉冷することにより本発明法1〜3
を実施し、直径:125mm×厚さ:5mmの寸法をも
った焼結ターゲット材(以下、本発明ターゲット材1〜
3という)を製造した。また、比較の目的で、図2に示
される通り、室温から焼結温度への昇温を、所望の昇温
速度(この場合、8℃/min)で行うと共に、焼結時
と同じ荷重をかけ、この荷重付加を昇温開始から焼結終
了まで続行する以外は同一の条件で従来法1〜3を行
い、焼結ターゲット材(以下、従来ターゲット材1〜3
という)を製造した。
れをそれぞれ離型材であるSiC粉末で塗型された高純
度グラファイト製成形型内に直接充填し、これを真空ホ
ットプレス装置に装填し、表1に示される条件で脱炭処
理を行い、引き続いて同じく表1に示される条件で焼結
温度まで加熱し、さらに表1に示される条件で焼結を行
い、無負荷の状態で炉冷することにより本発明法1〜3
を実施し、直径:125mm×厚さ:5mmの寸法をも
った焼結ターゲット材(以下、本発明ターゲット材1〜
3という)を製造した。また、比較の目的で、図2に示
される通り、室温から焼結温度への昇温を、所望の昇温
速度(この場合、8℃/min)で行うと共に、焼結時
と同じ荷重をかけ、この荷重付加を昇温開始から焼結終
了まで続行する以外は同一の条件で従来法1〜3を行
い、焼結ターゲット材(以下、従来ターゲット材1〜3
という)を製造した。
【0010】この結果得られた各種のターゲット材につ
いて、その残留炭素含有量を同じくガス分析法により測
定すると共に、これを無酸素胴製バッキングプレートに
鑞付により取り付け、 基板:厚さ25nmの反応防止層と厚さ50nmのPt
下部電極層が形成された単結晶Si、 基板温度:650℃、 雰囲気:7.5mtorrの真空、 スパッタガス:Ar/O2 =1/1、 印加電力:高周波600W、 の条件でスパッタリングを行い、厚さ:50nmの誘電
体薄膜を形成した。この結果形成された誘電体薄膜の表
面に上部電極層として厚さ:50nmのPt層を形成し
た状態で、2Vの電圧を印加し、電圧印加開始後0.5
秒経過後のリーク電流密度を測定し、初期リーク電流密
度を評価した。これらの結果を表2に示した。
いて、その残留炭素含有量を同じくガス分析法により測
定すると共に、これを無酸素胴製バッキングプレートに
鑞付により取り付け、 基板:厚さ25nmの反応防止層と厚さ50nmのPt
下部電極層が形成された単結晶Si、 基板温度:650℃、 雰囲気:7.5mtorrの真空、 スパッタガス:Ar/O2 =1/1、 印加電力:高周波600W、 の条件でスパッタリングを行い、厚さ:50nmの誘電
体薄膜を形成した。この結果形成された誘電体薄膜の表
面に上部電極層として厚さ:50nmのPt層を形成し
た状態で、2Vの電圧を印加し、電圧印加開始後0.5
秒経過後のリーク電流密度を測定し、初期リーク電流密
度を評価した。これらの結果を表2に示した。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【発明の効果】表1、2に示される結果から、本発明法
1〜3によれば、残留炭素含有量が従来法1〜3による
ものに比して著しく低い焼結ターゲット材を製造するこ
とができ、したがってこれを用いれば初期リーク電流の
きわめて低い誘電体薄膜の形成が可能となることが明ら
かである。上述のように、この発明の方法によれば、残
留炭素含有量の著しく低い焼結ターゲット材を製造する
ことができ、この焼結ターゲット材を用いれば初期リー
ク電流の低い誘電体薄膜の形成が可能となることから、
各種半導体装置の高集積化および小型化に寄与するよう
になるなど工業上有用な効果がもたらされるのである。
1〜3によれば、残留炭素含有量が従来法1〜3による
ものに比して著しく低い焼結ターゲット材を製造するこ
とができ、したがってこれを用いれば初期リーク電流の
きわめて低い誘電体薄膜の形成が可能となることが明ら
かである。上述のように、この発明の方法によれば、残
留炭素含有量の著しく低い焼結ターゲット材を製造する
ことができ、この焼結ターゲット材を用いれば初期リー
ク電流の低い誘電体薄膜の形成が可能となることから、
各種半導体装置の高集積化および小型化に寄与するよう
になるなど工業上有用な効果がもたらされるのである。
【図1】この発明の方法を示す図である。
【図2】従来法を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 昭史 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテリ アル株式会社総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 原料粉末またはこれの圧粉体を、無負荷
状態で、10ー2Torr以下の真空中、850〜105
0℃の脱炭温度に昇温すると共に、この脱炭温度に1〜
5時間保持した後、 10ー2Toor以下の真空雰囲気を保持しながら、上記
原料粉末または圧粉体に100〜200kg/cm2 の
荷重を付加した状態で、1200〜1350℃の焼結温
度に昇温するとともに、前記焼結温度に所定時間保持
し、冷却することにより、 一般組成式:(A、B)O3 (但し、AはBaおよび/
またはSr、BはTi、Zr、Sn、およびHfのうち
の1種以上からなる)をもったペロブスカイト結晶構造
を有する酸化物からなり、かつ残留炭素含有量が50p
pm以下の焼結ターゲット材を形成すること、を特徴と
する残留炭素含有量が低い(A、B)O3 型酸化物誘電
体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7325601A JPH09165676A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 残留炭素含有量の低い(a、b)o3 型酸化物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7325601A JPH09165676A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 残留炭素含有量の低い(a、b)o3 型酸化物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09165676A true JPH09165676A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18178707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7325601A Withdrawn JPH09165676A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 残留炭素含有量の低い(a、b)o3 型酸化物誘電体薄膜形成用スパッタリング焼結ターゲット材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09165676A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014520404A (ja) * | 2011-06-20 | 2014-08-21 | アドバンスド テクノロジー マテリアルズ,インコーポレイテッド | 高誘電率ペロブスカイト材料ならびにその作製および使用方法 |
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1995
- 1995-12-14 JP JP7325601A patent/JPH09165676A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014520404A (ja) * | 2011-06-20 | 2014-08-21 | アドバンスド テクノロジー マテリアルズ,インコーポレイテッド | 高誘電率ペロブスカイト材料ならびにその作製および使用方法 |
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