JPH09166034A - 電子制御ディーゼル機関の始動時噴射制御方法 - Google Patents
電子制御ディーゼル機関の始動時噴射制御方法Info
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- JPH09166034A JPH09166034A JP7326051A JP32605195A JPH09166034A JP H09166034 A JPH09166034 A JP H09166034A JP 7326051 A JP7326051 A JP 7326051A JP 32605195 A JP32605195 A JP 32605195A JP H09166034 A JPH09166034 A JP H09166034A
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は電子制御ディーゼル機関の始動時噴
射方法に係り、良好な始動性の確保と始動時スモークの
低減とを両立させることを目的とする。 【解決手段】 燃料噴射ポンプ1の高圧室15を閉塞ま
たは開放するスピル弁23およびディーゼル機関2が所
定回転角動作する毎にパルス信号を発する回転検出セン
サ35を設ける。IGスイッチ78がオンとされた後計
数を開始し、パルス信号を受けてリセットされるカウン
タを設ける。ディーゼル機関2のクランキング時に、パ
ルス信号が検出された時点でカウンタに計数されている
値が所定値を超えているかを判別する。所定値を超えて
いる場合はスピル弁を閉弁状態として全噴射が可能な状
態を形成する。少なくとも2つ目のパルス信号が検出さ
れるまではスピル弁の閉弁を禁止する。
射方法に係り、良好な始動性の確保と始動時スモークの
低減とを両立させることを目的とする。 【解決手段】 燃料噴射ポンプ1の高圧室15を閉塞ま
たは開放するスピル弁23およびディーゼル機関2が所
定回転角動作する毎にパルス信号を発する回転検出セン
サ35を設ける。IGスイッチ78がオンとされた後計
数を開始し、パルス信号を受けてリセットされるカウン
タを設ける。ディーゼル機関2のクランキング時に、パ
ルス信号が検出された時点でカウンタに計数されている
値が所定値を超えているかを判別する。所定値を超えて
いる場合はスピル弁を閉弁状態として全噴射が可能な状
態を形成する。少なくとも2つ目のパルス信号が検出さ
れるまではスピル弁の閉弁を禁止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子制御ディーゼル
機関の始動時噴射方法に係り、特に、電子制御ディーゼ
ル機関の始動時において、燃料噴射ポンプの高圧室を閉
塞または開放するスピル弁を制御する方法として好適
な、電子制御ディーゼル機関の始動時噴射方法に関す
る。
機関の始動時噴射方法に係り、特に、電子制御ディーゼ
ル機関の始動時において、燃料噴射ポンプの高圧室を閉
塞または開放するスピル弁を制御する方法として好適
な、電子制御ディーゼル機関の始動時噴射方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、本出願人は、車載用内燃機関
として電子制御ディーゼル機関を用いている。本出願人
が用いる電子制御ディーゼル機関(以下、単にディーゼ
ル機関と称す)は、内燃機関の回転角に対応して周期的
に燃料の昇圧を図る燃料噴射ポンプと、燃料噴射ポンプ
の高圧室を開放または閉塞するスピル弁とを備えてい
る。
として電子制御ディーゼル機関を用いている。本出願人
が用いる電子制御ディーゼル機関(以下、単にディーゼ
ル機関と称す)は、内燃機関の回転角に対応して周期的
に燃料の昇圧を図る燃料噴射ポンプと、燃料噴射ポンプ
の高圧室を開放または閉塞するスピル弁とを備えてい
る。
【0003】上記のディーゼル機関において、スピル弁
が高圧室を開放している場合、すなわちスピル弁が開弁
している場合は、燃料噴射ポンプが燃料の昇圧を図って
も、高圧室の内圧が昇圧されることはない。従って、か
かる環境下では、燃料ポンプが作動を続けても内燃機関
に燃料が噴射されることはない。一方、スピル弁が高圧
室を閉塞している場合、すなわちスピル弁が閉弁してい
る場合は、燃料噴射ポンプの作動に伴って高圧室の内圧
が昇圧される。従って、かかる環境下では、燃料ポンプ
が作動に対応して内燃機関に燃料が噴射される。
が高圧室を開放している場合、すなわちスピル弁が開弁
している場合は、燃料噴射ポンプが燃料の昇圧を図って
も、高圧室の内圧が昇圧されることはない。従って、か
かる環境下では、燃料ポンプが作動を続けても内燃機関
に燃料が噴射されることはない。一方、スピル弁が高圧
室を閉塞している場合、すなわちスピル弁が閉弁してい
る場合は、燃料噴射ポンプの作動に伴って高圧室の内圧
が昇圧される。従って、かかる環境下では、燃料ポンプ
が作動に対応して内燃機関に燃料が噴射される。
【0004】上述の如く、上記従来のディーゼル機関に
よれば、スピル弁の開閉状態を切り換えることにより、
燃料噴射が実行される状態と料噴射が実行されない状態
とを切り換えることができる。従って、上記のディーゼ
ル機関によれば、スピル弁の開閉状態を適切に制御する
ことで、内燃機関の運転状態に応じた適切な燃料噴射制
御を実現することができる。
よれば、スピル弁の開閉状態を切り換えることにより、
燃料噴射が実行される状態と料噴射が実行されない状態
とを切り換えることができる。従って、上記のディーゼ
ル機関によれば、スピル弁の開閉状態を適切に制御する
ことで、内燃機関の運転状態に応じた適切な燃料噴射制
御を実現することができる。
【0005】上記従来のディーゼル機関においては、良
好な始動性を確保するために、図11および図12に示
す制御ルーチンが実行されている。図11は、クランキ
ング時における機関回転数が極めて低回転である場合
に、機関の始動に有利な状態を形成するために実行され
る制御ルーチンのフローチャートを示す。上記従来のデ
ィーゼル機関は、機関が所定回転角作動する毎にパルス
信号を発する回転検出センサを備えている。図11に示
すルーチンは、回転検出センサからパルス信号が発せら
れる毎に起動されるルーチンである。
好な始動性を確保するために、図11および図12に示
す制御ルーチンが実行されている。図11は、クランキ
ング時における機関回転数が極めて低回転である場合
に、機関の始動に有利な状態を形成するために実行され
る制御ルーチンのフローチャートを示す。上記従来のデ
ィーゼル機関は、機関が所定回転角作動する毎にパルス
信号を発する回転検出センサを備えている。図11に示
すルーチンは、回転検出センサからパルス信号が発せら
れる毎に起動されるルーチンである。
【0006】図11に示すルーチンが起動されると、先
ずS10において、エンストカウンタCENSTJB
の値がメモリCENSTJに記憶され、次いでエンス
トカウンタCENSTJBが“0”にリセットされる。
エンストカウンタCENSTJBは、機関のイグニッシ
ョンスイッチ(以下、IGスイッチと称す)がオンとさ
れると同時に作動し始め、例えば500msecを上限値と
してインクリメントされるカウンタである。上述の如
く、エンストカウンタCENSTJBは、本ルーチンが
起動される毎にリセットされる。このため、メモリCE
NSTJには、前回パルス信号が発せられてから今回パ
ルス信号が発せられるまでに要した時間が記憶される。
ずS10において、エンストカウンタCENSTJB
の値がメモリCENSTJに記憶され、次いでエンス
トカウンタCENSTJBが“0”にリセットされる。
エンストカウンタCENSTJBは、機関のイグニッシ
ョンスイッチ(以下、IGスイッチと称す)がオンとさ
れると同時に作動し始め、例えば500msecを上限値と
してインクリメントされるカウンタである。上述の如
く、エンストカウンタCENSTJBは、本ルーチンが
起動される毎にリセットされる。このため、メモリCE
NSTJには、前回パルス信号が発せられてから今回パ
ルス信号が発せられるまでに要した時間が記憶される。
【0007】次に、S12では、メモリCENSTJに
記憶された値が所定時間、例えば61msec以上であるか
否かが判別される。上記従来のディーゼル機関におい
て、CENSTJ≧61msecなる条件は、機関回転数N
Eが31rpm 以下である場合に成立する条件である。従
って、上記の条件が成立する場合には、ディーゼル機関
が通常時に比して極めて低回転で作動していると判断す
ることができる。
記憶された値が所定時間、例えば61msec以上であるか
否かが判別される。上記従来のディーゼル機関におい
て、CENSTJ≧61msecなる条件は、機関回転数N
Eが31rpm 以下である場合に成立する条件である。従
って、上記の条件が成立する場合には、ディーゼル機関
が通常時に比して極めて低回転で作動していると判断す
ることができる。
【0008】上記S12の条件が成立しない場合は、デ
ィーゼル機関の機関回転数が極低回転ではないと判断さ
れる。この場合、以後、何ら処理が進行されることなく
今回のルーチンが終了される。一方、上記S12の条件
が成立する場合は、更にS14において、スタータスイ
ッチがオンであるか否かが判別される。その結果、スタ
ータスイッチがオンであれば、ディーゼル機関が、始動
時において極低回転で作動していると判断することがで
きる。
ィーゼル機関の機関回転数が極低回転ではないと判断さ
れる。この場合、以後、何ら処理が進行されることなく
今回のルーチンが終了される。一方、上記S12の条件
が成立する場合は、更にS14において、スタータスイ
ッチがオンであるか否かが判別される。その結果、スタ
ータスイッチがオンであれば、ディーゼル機関が、始動
時において極低回転で作動していると判断することがで
きる。
【0009】ディーゼル機関の始動時には、通常、31
rpm に比して高い機関回転数が確保される。従って、上
記S14の条件が成立するのは、バッテリの能力が著し
く低下している等、機関の始動に不利な状況が形成され
ている場合に限定される。この場合、以後、S16にお
いてスピル弁が閉弁状態(オン状態)とされた後今回の
ルーチンが終了される。上記の如くスピル弁が閉弁状態
とされると、以後、燃料噴射ポンプは常に燃料噴射が可
能な状態となり、ディーゼル機関に多量の燃料を噴射す
ることが可能となる。このようにして多量の燃料噴射量
が確保されると、ディーゼル機関は始動し易い状態とな
る。
rpm に比して高い機関回転数が確保される。従って、上
記S14の条件が成立するのは、バッテリの能力が著し
く低下している等、機関の始動に不利な状況が形成され
ている場合に限定される。この場合、以後、S16にお
いてスピル弁が閉弁状態(オン状態)とされた後今回の
ルーチンが終了される。上記の如くスピル弁が閉弁状態
とされると、以後、燃料噴射ポンプは常に燃料噴射が可
能な状態となり、ディーゼル機関に多量の燃料を噴射す
ることが可能となる。このようにして多量の燃料噴射量
が確保されると、ディーゼル機関は始動し易い状態とな
る。
【0010】上記S14において、スタータスイッチが
オンではないと判別された場合は、ディーゼル機関の極
低回転での作動が、始動時以外の状況下で生じていると
判断することができる。ディーゼル機関が始動時以外に
極低回転で作動するのは、機関が停止する直前に限られ
る。従って、かかる判別がなされた場合には、ディーゼ
ル機関の始動に有利は状況を形成する必要はない。この
場合、S18でスピル弁が開弁状態(オフ状態)とされ
た後、今回のルーチンが終了される。
オンではないと判別された場合は、ディーゼル機関の極
低回転での作動が、始動時以外の状況下で生じていると
判断することができる。ディーゼル機関が始動時以外に
極低回転で作動するのは、機関が停止する直前に限られ
る。従って、かかる判別がなされた場合には、ディーゼ
ル機関の始動に有利は状況を形成する必要はない。この
場合、S18でスピル弁が開弁状態(オフ状態)とされ
た後、今回のルーチンが終了される。
【0011】上述の如く、従来のディーゼル機関によれ
ば、バッテリの能力が低下している場合等、ディーゼル
機関の始動に不利な状況が形成されている場合に、スピ
ル弁を閉弁状態に維持することで、ディーゼル機関の始
動に有利な状態を形成することができる。
ば、バッテリの能力が低下している場合等、ディーゼル
機関の始動に不利な状況が形成されている場合に、スピ
ル弁を閉弁状態に維持することで、ディーゼル機関の始
動に有利な状態を形成することができる。
【0012】ところで、ディーゼル機関の始動時には、
特にバッテリの能力が低下している場合には、機関の始
動が開始された後、ディーゼル機関がエンジンストール
状態に陥る場合がある。上記S16においてスピル弁が
閉弁状態とされた後、ディーゼル機関がエンジンストー
ル状態に陥ると、以後、パルス信号が入力されず、上記
図11に示すルーチンが起動されないことから、スター
タスイッチがオフとされた後もスピル弁が閉弁状態に維
持される事態が生じ得る。
特にバッテリの能力が低下している場合には、機関の始
動が開始された後、ディーゼル機関がエンジンストール
状態に陥る場合がある。上記S16においてスピル弁が
閉弁状態とされた後、ディーゼル機関がエンジンストー
ル状態に陥ると、以後、パルス信号が入力されず、上記
図11に示すルーチンが起動されないことから、スター
タスイッチがオフとされた後もスピル弁が閉弁状態に維
持される事態が生じ得る。
【0013】ディーゼル機関においては、始動時に生ず
るスモーク量を抑制する等の観点から、始動時には常に
スピル弁が開弁状態とされていることが要求される。図
12に示すルーチンは、上記従来のディーゼル機関にお
いて、かかる要求を実現するために実行される制御ルー
チンのフローチャートを示す。図12に示すルーチン
は、所定時間毎、例えば8msec毎に起動される。
るスモーク量を抑制する等の観点から、始動時には常に
スピル弁が開弁状態とされていることが要求される。図
12に示すルーチンは、上記従来のディーゼル機関にお
いて、かかる要求を実現するために実行される制御ルー
チンのフローチャートを示す。図12に示すルーチン
は、所定時間毎、例えば8msec毎に起動される。
【0014】図12に示すルーチンが起動されると、先
ずS20において、メモリCENSTJの値が500ms
ec以上であるか否かが判別される。メモリCENSTJ
には、上記S10においてエンストカウンタCENST
JBの値がストアされると共に、エンストカウンタCE
NSTJBの値が上限値500msecに到達すると、その
値500msecがストアされる。このため、ディーゼル機
関がエンジンストール状態となると、やがてS20の条
件が成立する。
ずS20において、メモリCENSTJの値が500ms
ec以上であるか否かが判別される。メモリCENSTJ
には、上記S10においてエンストカウンタCENST
JBの値がストアされると共に、エンストカウンタCE
NSTJBの値が上限値500msecに到達すると、その
値500msecがストアされる。このため、ディーゼル機
関がエンジンストール状態となると、やがてS20の条
件が成立する。
【0015】上記S20の条件が不成立である場合は、
ディーゼル機関にエンジンストールは生じていないと判
断することができる。この場合、以後、何ら処理が進行
されることなく今回のルーチンが終了される。一方、上
記S20の条件が成立する場合は、ディーゼル機関にエ
ンジンストールが生じていると判断することができる。
この場合、以後S22においてスピル弁が開弁状態とさ
れた後、今回のルーチンが終了される。
ディーゼル機関にエンジンストールは生じていないと判
断することができる。この場合、以後、何ら処理が進行
されることなく今回のルーチンが終了される。一方、上
記S20の条件が成立する場合は、ディーゼル機関にエ
ンジンストールが生じていると判断することができる。
この場合、以後S22においてスピル弁が開弁状態とさ
れた後、今回のルーチンが終了される。
【0016】上記の処理によれば、ディーゼル機関にエ
ンジンストールが生じた後に、確実にスピル弁を開弁状
態とすることができる。従って、上記従来のディーゼル
機関によれば、ディーゼル機関の始動時に、始動に有利
な状態を形成することができると共に、常にスピル弁が
開弁された状態で始動を開始することが可能である。
ンジンストールが生じた後に、確実にスピル弁を開弁状
態とすることができる。従って、上記従来のディーゼル
機関によれば、ディーゼル機関の始動時に、始動に有利
な状態を形成することができると共に、常にスピル弁が
開弁された状態で始動を開始することが可能である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図13は、上記従来の
ディーゼル機関が適正に始動された際の作動状態を表す
タイムチャートを示す。図13(A)はスタータスイッ
チの状態を、図13(B)は回転検出センサが出力する
パルス信号の状態を、また、図13(C)はスピル弁の
状態を示す。
ディーゼル機関が適正に始動された際の作動状態を表す
タイムチャートを示す。図13(A)はスタータスイッ
チの状態を、図13(B)は回転検出センサが出力する
パルス信号の状態を、また、図13(C)はスピル弁の
状態を示す。
【0018】ディーゼル機関の始動に際しては、IGス
イッチをオンとした後、グロープラグが十分に加熱され
るのを待ってスタータスイッチをオンとすることが推奨
されている。上記従来のディーゼル機関は、グロープラ
グが十分に加熱されると消灯状態されるグローインジケ
ータを備えている。従って、上記従来のディーゼル機関
においては、グローインジケータが消灯した後にスター
タスイッチがオンとされることが望ましい。
イッチをオンとした後、グロープラグが十分に加熱され
るのを待ってスタータスイッチをオンとすることが推奨
されている。上記従来のディーゼル機関は、グロープラ
グが十分に加熱されると消灯状態されるグローインジケ
ータを備えている。従って、上記従来のディーゼル機関
においては、グローインジケータが消灯した後にスター
タスイッチがオンとされることが望ましい。
【0019】IGスイッチがオンとされた後、グローイ
ンジケータが消灯するまでには、通常500msecに比し
て十分に長い時間が必要とされる。図13は、IGスイ
ッチがオンとされた後、かかる500msecに比して十分
に長い時間の経過を待って時刻t1 にスタータスイッチ
がオンとされた場合のタイムチャートを示す。
ンジケータが消灯するまでには、通常500msecに比し
て十分に長い時間が必要とされる。図13は、IGスイ
ッチがオンとされた後、かかる500msecに比して十分
に長い時間の経過を待って時刻t1 にスタータスイッチ
がオンとされた場合のタイムチャートを示す。
【0020】かかる状況下では、時刻t2 にパルス信号
が始めて検出されるまでに、エンストカウンタCENS
TJBは上限値500msecに到達し、かつ、メモリCE
NSTJには500msecがストアされる。かかる状況下
で上記図11に示すルーチンが起動されると、S12の
条件およびS14の条件が成立し、スピル弁が閉弁状態
とされる。その後、時刻t3 に上記図12に示すルーチ
ンが起動されると、S20の条件が成立してスピル弁が
再び開弁状態とされる。
が始めて検出されるまでに、エンストカウンタCENS
TJBは上限値500msecに到達し、かつ、メモリCE
NSTJには500msecがストアされる。かかる状況下
で上記図11に示すルーチンが起動されると、S12の
条件およびS14の条件が成立し、スピル弁が閉弁状態
とされる。その後、時刻t3 に上記図12に示すルーチ
ンが起動されると、S20の条件が成立してスピル弁が
再び開弁状態とされる。
【0021】このため、上記従来のディーゼル機関にお
いては、グローインジケータが消灯された後にスタータ
がオンとされ、その後機関が正常に始動される過程で、
図13(C)に示す如く、初回のパルス信号が検出され
た後に、一次的に、極短時間だけ、スピル弁が閉弁状態
となる現象が生じていた。ディーゼル機関が適正に始動
される場合、本来は上記の如くスピル弁を閉弁状態とす
る必要はない。一方、スピル弁の閉弁時間が上記の如く
極めて短時間であれば、スピル弁が閉弁状態となること
により、何ら不具合は生じない。従って、常に図13
(C)に示す作動状態が生ずるとすれば、始動時におけ
るスピル弁の制御方法を改善する必要性はない。
いては、グローインジケータが消灯された後にスタータ
がオンとされ、その後機関が正常に始動される過程で、
図13(C)に示す如く、初回のパルス信号が検出され
た後に、一次的に、極短時間だけ、スピル弁が閉弁状態
となる現象が生じていた。ディーゼル機関が適正に始動
される場合、本来は上記の如くスピル弁を閉弁状態とす
る必要はない。一方、スピル弁の閉弁時間が上記の如く
極めて短時間であれば、スピル弁が閉弁状態となること
により、何ら不具合は生じない。従って、常に図13
(C)に示す作動状態が生ずるとすれば、始動時におけ
るスピル弁の制御方法を改善する必要性はない。
【0022】しかしながら、上記従来のディーゼル機関
においては、IGスイッチがオンとされた後、グローイ
ンジケータが消灯する以前にスタータスイッチがオンと
されたような場合に、不必要に長期間に渡ってスピル弁
が閉弁状態に維持される場合がある。
においては、IGスイッチがオンとされた後、グローイ
ンジケータが消灯する以前にスタータスイッチがオンと
されたような場合に、不必要に長期間に渡ってスピル弁
が閉弁状態に維持される場合がある。
【0023】図14は、上記従来のディーゼル機関の始
動時に、スピル弁が不必要に閉弁状態に維持された場合
の作動状態を説明するためのタイムチャートを示す。図
14(A)〜(C)は、上記図13(A)〜(C)と同
様に、それぞれスタータスイッチの状態、回転検出セン
サが出力するパルス信号の状態、およびスピル弁の状態
を示す。
動時に、スピル弁が不必要に閉弁状態に維持された場合
の作動状態を説明するためのタイムチャートを示す。図
14(A)〜(C)は、上記図13(A)〜(C)と同
様に、それぞれスタータスイッチの状態、回転検出セン
サが出力するパルス信号の状態、およびスピル弁の状態
を示す。
【0024】図14に示す作動状態は、初回のパルス信
号が検出される時刻t2 が、IGスイッチがオンとされ
た後61msecの時間が経過した後、かつ、500msecの
時間が経過する前である場合に形成される。かかる状況
下では、初回のパルス信号が検出されて上記図11に示
すルーチンが起動された場合に、S12の条件およびS
14の条件が成立し、スピル弁が閉弁状態とされる。一
方、その後起動される上記図12に示すルーチンでは、
S20の条件が不成立であると判別される。このため、
図12に示すルーチンによりスピル弁が開弁状態とされ
ることはない。以後、スタータスイッチがオン状態に維
持され、ディーゼル機関が適正に始動された場合、図1
4(C)に示す如く、通常の燃料噴射量制御により開弁
状態とされるまで、スピル弁は継続的に閉弁状態に維持
されることになる。
号が検出される時刻t2 が、IGスイッチがオンとされ
た後61msecの時間が経過した後、かつ、500msecの
時間が経過する前である場合に形成される。かかる状況
下では、初回のパルス信号が検出されて上記図11に示
すルーチンが起動された場合に、S12の条件およびS
14の条件が成立し、スピル弁が閉弁状態とされる。一
方、その後起動される上記図12に示すルーチンでは、
S20の条件が不成立であると判別される。このため、
図12に示すルーチンによりスピル弁が開弁状態とされ
ることはない。以後、スタータスイッチがオン状態に維
持され、ディーゼル機関が適正に始動された場合、図1
4(C)に示す如く、通常の燃料噴射量制御により開弁
状態とされるまで、スピル弁は継続的に閉弁状態に維持
されることになる。
【0025】上記の如く、ディーゼル機関が適正に始動
される過程で、スピル弁が閉弁状態に維持されると、デ
ィーゼル機関に、不必要に多量の燃料が噴射される事態
が生ずる。始動時において発生されるスモーク量を抑制
するためには、ディーゼル機関に供給される不必要な燃
料が少量であるほど望ましい。この点、上記従来のディ
ーゼル機関は、グローインジケータが消灯する前にスタ
ータスイッチがオンとされた場合に、多量のスモークを
生じ易いという問題を有するものであった。
される過程で、スピル弁が閉弁状態に維持されると、デ
ィーゼル機関に、不必要に多量の燃料が噴射される事態
が生ずる。始動時において発生されるスモーク量を抑制
するためには、ディーゼル機関に供給される不必要な燃
料が少量であるほど望ましい。この点、上記従来のディ
ーゼル機関は、グローインジケータが消灯する前にスタ
ータスイッチがオンとされた場合に、多量のスモークを
生じ易いという問題を有するものであった。
【0026】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、IGスイッチがオンとされた後、不必要にスピル
弁が閉弁状態とされるのを防止することにより、上記の
課題を解決する電子制御ディーゼル機関の始動時噴射方
法を提供することを目的とする。
あり、IGスイッチがオンとされた後、不必要にスピル
弁が閉弁状態とされるのを防止することにより、上記の
課題を解決する電子制御ディーゼル機関の始動時噴射方
法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、上記請求
項1に記載する如く、燃料噴射ポンプの高圧室を閉塞ま
たは開放するスピル弁と、ディーゼル機関が所定回転角
動作する毎にパルス信号を発するパルス信号発生機構
と、前記パルス信号を受けてリセットされるカウンタ
と、を備える電子制御ディーゼル機関の始動時における
燃料噴射を制御する方法であって、前記パルス信号が検
出された時点で、前記カウンタの計数値とリセット値と
の偏差が所定値を超えているか否かを判別するステップ
(a)と、前記偏差が所定値を超えている場合に前記ス
ピル弁を閉塞状態とするステップ(b)と、少なくとも
2つ目の前記パルス信号が検出されるまで、前記ステッ
プ(b)の実行を禁止するステップ(c)と、を備える
電子制御ディーゼル機関の始動時噴射方法により達成さ
れる。
項1に記載する如く、燃料噴射ポンプの高圧室を閉塞ま
たは開放するスピル弁と、ディーゼル機関が所定回転角
動作する毎にパルス信号を発するパルス信号発生機構
と、前記パルス信号を受けてリセットされるカウンタ
と、を備える電子制御ディーゼル機関の始動時における
燃料噴射を制御する方法であって、前記パルス信号が検
出された時点で、前記カウンタの計数値とリセット値と
の偏差が所定値を超えているか否かを判別するステップ
(a)と、前記偏差が所定値を超えている場合に前記ス
ピル弁を閉塞状態とするステップ(b)と、少なくとも
2つ目の前記パルス信号が検出されるまで、前記ステッ
プ(b)の実行を禁止するステップ(c)と、を備える
電子制御ディーゼル機関の始動時噴射方法により達成さ
れる。
【0028】本発明において、ディーゼル機関が所定回
転角動作すると、パルス信号発生機構によりパルス信号
が発せられる。前記カウンタは、パルス信号が発せられ
る毎にリセットされる。カウンタの計数値とリセット値
との偏差は、カウンタがリセットされた後の経過時間に
応じて増大する。前記ステップ(a)では、カウンタが
始動された後、初回のパルス信号が検出されるまでの間
の時間、隣接して検出されるパルス信号の時間間隔が、
所定値を超えているか否かが判別される。前記ステップ
(b)では、ステップ(a)の判別結果に従ってスピル
弁の状態が制御される。また、前記ステップ(c)で
は、前記パルス信号が少なくとも2つ検出されるまで、
前記ステップ(b)の実行が禁止される。このため、本
発明においては、初回のパルス信号が検出されるまでに
計数される計数値に起因してスピル弁が閉弁状態とされ
ることがない。
転角動作すると、パルス信号発生機構によりパルス信号
が発せられる。前記カウンタは、パルス信号が発せられ
る毎にリセットされる。カウンタの計数値とリセット値
との偏差は、カウンタがリセットされた後の経過時間に
応じて増大する。前記ステップ(a)では、カウンタが
始動された後、初回のパルス信号が検出されるまでの間
の時間、隣接して検出されるパルス信号の時間間隔が、
所定値を超えているか否かが判別される。前記ステップ
(b)では、ステップ(a)の判別結果に従ってスピル
弁の状態が制御される。また、前記ステップ(c)で
は、前記パルス信号が少なくとも2つ検出されるまで、
前記ステップ(b)の実行が禁止される。このため、本
発明においては、初回のパルス信号が検出されるまでに
計数される計数値に起因してスピル弁が閉弁状態とされ
ることがない。
【0029】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、上記請求項1記載の電子制御ディーゼル機関の始
動時噴射制御方法において、前記パルス信号発生機構
が、ディーゼル機関が第1の所定回転角から第2の所定
回転角まで動作する間は前記パルス信号を発生しないと
共に、前記ステップ(c)が、前記パルス信号が検出さ
れた時点で前記カウンタに計数されていた値を記憶する
ステップ(c−1)と、前記パルス信号が前回検出され
た際に記憶された前回計数値と、前記パルス信号が今回
検出された時点で前記カウンタに計数されていた今回計
数値とを比較するステップ(c−2)と、少なくとも前
記前回計数値に対する前記今回計数値の比が所定値を超
えるまで、前記ステップ(b)の実行を禁止するステッ
プ(c−3)と、を備える電子制御ディーゼル機関の始
動時噴射制御方法によっても達成される。
如く、上記請求項1記載の電子制御ディーゼル機関の始
動時噴射制御方法において、前記パルス信号発生機構
が、ディーゼル機関が第1の所定回転角から第2の所定
回転角まで動作する間は前記パルス信号を発生しないと
共に、前記ステップ(c)が、前記パルス信号が検出さ
れた時点で前記カウンタに計数されていた値を記憶する
ステップ(c−1)と、前記パルス信号が前回検出され
た際に記憶された前回計数値と、前記パルス信号が今回
検出された時点で前記カウンタに計数されていた今回計
数値とを比較するステップ(c−2)と、少なくとも前
記前回計数値に対する前記今回計数値の比が所定値を超
えるまで、前記ステップ(b)の実行を禁止するステッ
プ(c−3)と、を備える電子制御ディーゼル機関の始
動時噴射制御方法によっても達成される。
【0030】本発明において、ステップ(c−2)で
は、前回計数値と今回計数値との比較が行われる。ま
た、ステップ(c−3)では、ステップ(c−2)の比
較結果に基づいて前回計数値に対する今回計数値の比が
所定値を超えると判断されるまでは、スピル弁の閉弁が
禁止される。ディーゼル機関が第1の所定回転角から第
2の所定回転角まで動作する前後では、前回計数値と今
回計数値との間に大きな比が形成される。従って、ディ
ーゼル機関の回転角が第1の所定回転角に到達する直前
におけるパルス間隔と、ディーゼル機関の回転角が第2
の所定回転角に到達した時点でのパルス間隔とが共に検
出されると、以後、スピル弁の閉弁が可能な状態とな
る。上述した2つのパルス間隔を測定するためには、ス
テップ(c−1)の処理を少なくとも2回実行すること
が必要である。このため、本発明においては、初回のパ
ルス信号が検出されるまでに計数される計数値に起因し
てスピル弁が閉弁状態とされることはない。また、所定
数のパルス信号が検出されることによりスピル弁の閉弁
を許可することとすると、始動前にパルス信号発生機に
乗るノイズの影響でスピル弁が誤って閉弁される可能性
が生ずる。本発明の如く、前回計数値と今回計数値との
間に大きな比が形成された場合にのみスピル弁の閉弁を
許可することとすると、かかるノイズの影響を受け難く
なるため、スピル弁の誤作動が確実に防止される。
は、前回計数値と今回計数値との比較が行われる。ま
た、ステップ(c−3)では、ステップ(c−2)の比
較結果に基づいて前回計数値に対する今回計数値の比が
所定値を超えると判断されるまでは、スピル弁の閉弁が
禁止される。ディーゼル機関が第1の所定回転角から第
2の所定回転角まで動作する前後では、前回計数値と今
回計数値との間に大きな比が形成される。従って、ディ
ーゼル機関の回転角が第1の所定回転角に到達する直前
におけるパルス間隔と、ディーゼル機関の回転角が第2
の所定回転角に到達した時点でのパルス間隔とが共に検
出されると、以後、スピル弁の閉弁が可能な状態とな
る。上述した2つのパルス間隔を測定するためには、ス
テップ(c−1)の処理を少なくとも2回実行すること
が必要である。このため、本発明においては、初回のパ
ルス信号が検出されるまでに計数される計数値に起因し
てスピル弁が閉弁状態とされることはない。また、所定
数のパルス信号が検出されることによりスピル弁の閉弁
を許可することとすると、始動前にパルス信号発生機に
乗るノイズの影響でスピル弁が誤って閉弁される可能性
が生ずる。本発明の如く、前回計数値と今回計数値との
間に大きな比が形成された場合にのみスピル弁の閉弁を
許可することとすると、かかるノイズの影響を受け難く
なるため、スピル弁の誤作動が確実に防止される。
【0031】更に、上記の目的は、請求項3に記載する
如く、燃料噴射ポンプの高圧室を閉塞または開放するス
ピル弁と、ディーゼル機関が所定回転角動作する毎にパ
ルス信号を発するパルス信号発生機構と、前記パルス信
号を受けてリセットされるカウンタと、を備える電子制
御ディーゼル機関の始動時における燃料噴射を制御する
方法であって、前記パルス信号が少なくとも1回検出さ
れた後に前記カウンタに計数される計数値を有効計数値
とするステップ(d)と、前記パルス信号が検出された
時点で、前記有効計数値と前記カウンタのリセット値と
の偏差が所定値を超えているか否かを判別するステップ
(e)と、前記偏差が所定値を超えている場合に前記ス
ピル弁を閉塞状態とするステップ(f)と、を備える電
子制御ディーゼル機関の始動時噴射方法によっても達成
される。
如く、燃料噴射ポンプの高圧室を閉塞または開放するス
ピル弁と、ディーゼル機関が所定回転角動作する毎にパ
ルス信号を発するパルス信号発生機構と、前記パルス信
号を受けてリセットされるカウンタと、を備える電子制
御ディーゼル機関の始動時における燃料噴射を制御する
方法であって、前記パルス信号が少なくとも1回検出さ
れた後に前記カウンタに計数される計数値を有効計数値
とするステップ(d)と、前記パルス信号が検出された
時点で、前記有効計数値と前記カウンタのリセット値と
の偏差が所定値を超えているか否かを判別するステップ
(e)と、前記偏差が所定値を超えている場合に前記ス
ピル弁を閉塞状態とするステップ(f)と、を備える電
子制御ディーゼル機関の始動時噴射方法によっても達成
される。
【0032】本発明において、前記ステップ(d)で
は、パルス信号が少なくとも1回検出された後の計数値
が有効計数値とされる。また、ステップ(e)および
(f)では、その有効計数値とカウンタのリセット値と
の間に所定値を超える偏差が存在する場合に、スピル弁
が閉塞状態とされる。有効計数値は、パルス信号が少な
くとも1つ検出されるまでは、リッセット値に維持され
る。本発明においてスピル弁が閉弁状態とされるのは、
隣接して検出されるパルス信号の間隔が所定値を超える
場合に限定される。
は、パルス信号が少なくとも1回検出された後の計数値
が有効計数値とされる。また、ステップ(e)および
(f)では、その有効計数値とカウンタのリセット値と
の間に所定値を超える偏差が存在する場合に、スピル弁
が閉塞状態とされる。有効計数値は、パルス信号が少な
くとも1つ検出されるまでは、リッセット値に維持され
る。本発明においてスピル弁が閉弁状態とされるのは、
隣接して検出されるパルス信号の間隔が所定値を超える
場合に限定される。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例のシステ
ム構成図を示す。また、図2は、図1に示すシステム中
に用いられる燃料噴射ポンプ1の断面図を示す。以下、
図1および図2を参照して、本実施例の始動時噴射制御
方法を実行する過給機付ディーゼル機関の構成について
説明する。
ム構成図を示す。また、図2は、図1に示すシステム中
に用いられる燃料噴射ポンプ1の断面図を示す。以下、
図1および図2を参照して、本実施例の始動時噴射制御
方法を実行する過給機付ディーゼル機関の構成について
説明する。
【0034】燃料噴射ポンプ1はディーゼル機関2のク
ランク軸40にベルト等を介して駆動連結されたドライ
ブプーリ3を備えている。そして、そのドライブプーリ
3の回転によって燃料噴射ポンプ1が駆動され、ディー
ゼル機関2の各気筒(この場合は4気筒)毎に設けられ
た各燃料噴射ノズル4に燃料が圧送されて燃料噴射を行
う。
ランク軸40にベルト等を介して駆動連結されたドライ
ブプーリ3を備えている。そして、そのドライブプーリ
3の回転によって燃料噴射ポンプ1が駆動され、ディー
ゼル機関2の各気筒(この場合は4気筒)毎に設けられ
た各燃料噴射ノズル4に燃料が圧送されて燃料噴射を行
う。
【0035】燃料噴射ポンプ1において、ドライブプー
リ3はドライブシャフト5の先端に取付けられている。
又、そのドライブシャフト5の途中には、ベーン式ポン
プよりなる燃料フィードポンプ6が設けられている。
尚、図1および図2は、燃料フィードポンプ6を90度
転回させた状態、すなわち燃料フィードポンプ6を側面
視で表した状態を表している。
リ3はドライブシャフト5の先端に取付けられている。
又、そのドライブシャフト5の途中には、ベーン式ポン
プよりなる燃料フィードポンプ6が設けられている。
尚、図1および図2は、燃料フィードポンプ6を90度
転回させた状態、すなわち燃料フィードポンプ6を側面
視で表した状態を表している。
【0036】ドライブシャフト5の基端側には円板状の
パルサ7が取付けられている。このパルサ7の外周面に
は、ディーゼル機関2の気筒数と同数の、即ちこの場合
4個の欠歯が等角度間隔で形成され、更に各欠歯の間に
はクランク角度にして11.25度毎に、複数の突起
(歯)が形成されている。そして、ドライブシャフト5
の基端部は図示しないカップリングを介してカムプレー
ト8に接続されている。
パルサ7が取付けられている。このパルサ7の外周面に
は、ディーゼル機関2の気筒数と同数の、即ちこの場合
4個の欠歯が等角度間隔で形成され、更に各欠歯の間に
はクランク角度にして11.25度毎に、複数の突起
(歯)が形成されている。そして、ドライブシャフト5
の基端部は図示しないカップリングを介してカムプレー
ト8に接続されている。
【0037】パルサ7とカムプレート8との間には、ロ
ーラリング9が設けられ、同ローラリング9の円周に沿
ってカムプレート8のカムフェイス8aに対向する複数
のカムローラ10が取付けられている。カムフェイス8
aはディーゼル機関2の気筒数と同数だけ設けられてい
る。又、カムプレート8はスプリング11によって常に
カムローラ10に付勢係合されている。
ーラリング9が設けられ、同ローラリング9の円周に沿
ってカムプレート8のカムフェイス8aに対向する複数
のカムローラ10が取付けられている。カムフェイス8
aはディーゼル機関2の気筒数と同数だけ設けられてい
る。又、カムプレート8はスプリング11によって常に
カムローラ10に付勢係合されている。
【0038】パルサ7とカムプレート8との間には、ロ
ーラリング9が設けられ、同ローラリング9の円周に沿
ってカムプレート8のカムフェイス8aに対向する複数
のカムローラ10が取付けられている。カムフェイス8
aはディーゼル機関2の気筒数と同数だけ設けられてい
る。又、カムプレート8はスプリング11によって常に
カムローラ10に付勢係合されている。
ーラリング9が設けられ、同ローラリング9の円周に沿
ってカムプレート8のカムフェイス8aに対向する複数
のカムローラ10が取付けられている。カムフェイス8
aはディーゼル機関2の気筒数と同数だけ設けられてい
る。又、カムプレート8はスプリング11によって常に
カムローラ10に付勢係合されている。
【0039】カムプレート8には燃料加圧用プランジャ
12の基端が一体回転可能に取付けられている。従っ
て、カムプレート8及びプランジャ12は、ドライブシ
ャフト5の回転に連動して回転する。即ち、ドライブシ
ャフト5の回転力がカップリングを介してカムプレート
8に伝達されることにより、カムプレート8が回転しな
がらカムローラ10に係合して、気筒数と同数だけ図中
左右方向へ往復駆動される。プランジャ12は、かかる
カムプレート8の往復運動に伴って、回転しながら同方
向へ往復運動する。つまり、カムプレート8のカムフェ
イス8aがローラリング9のカムローラ10に乗り上げ
る過程でプランジャ12が往動(リフト)され、その逆
にカムフェイス8aがカムローラ10を乗り下げる過程
でプランジャ12が復動される。
12の基端が一体回転可能に取付けられている。従っ
て、カムプレート8及びプランジャ12は、ドライブシ
ャフト5の回転に連動して回転する。即ち、ドライブシ
ャフト5の回転力がカップリングを介してカムプレート
8に伝達されることにより、カムプレート8が回転しな
がらカムローラ10に係合して、気筒数と同数だけ図中
左右方向へ往復駆動される。プランジャ12は、かかる
カムプレート8の往復運動に伴って、回転しながら同方
向へ往復運動する。つまり、カムプレート8のカムフェ
イス8aがローラリング9のカムローラ10に乗り上げ
る過程でプランジャ12が往動(リフト)され、その逆
にカムフェイス8aがカムローラ10を乗り下げる過程
でプランジャ12が復動される。
【0040】プランジャ12はポンプハウジング13に
形成されたシリンダ14に嵌挿されている。プランジャ
12の先端面とシリンダ14の底面との間には、高圧室
15が形成されている。又、プランジャ12の先端側外
周には、ディーゼル機関2の気筒数と同数の吸入溝16
と、分配ポート17とが形成されている。ポンプハウジ
ング13には、それら吸入溝16及び分配ポート17に
対応して、分配通路18及び吸入ポート19が形成され
ている。
形成されたシリンダ14に嵌挿されている。プランジャ
12の先端面とシリンダ14の底面との間には、高圧室
15が形成されている。又、プランジャ12の先端側外
周には、ディーゼル機関2の気筒数と同数の吸入溝16
と、分配ポート17とが形成されている。ポンプハウジ
ング13には、それら吸入溝16及び分配ポート17に
対応して、分配通路18及び吸入ポート19が形成され
ている。
【0041】ドライブシャフト5が回転されて燃料フィ
ードポンプ6が駆動されることにより、図示しない燃料
タンクから燃料供給ポート20を介して燃料室21内へ
燃料が供給される。又、プランジャ12が復動されて高
圧室15が減圧される吸入行程中に、吸入溝16の一つ
が吸入ポート19に連通することにより、燃料室21か
ら高圧室15へと燃料が導入される。一方、プランジャ
12が往動されて高圧室15が加圧される圧縮行程中
に、分配通路18から各気筒毎の燃料噴射ノズル4へ燃
料が圧送されて噴射される。
ードポンプ6が駆動されることにより、図示しない燃料
タンクから燃料供給ポート20を介して燃料室21内へ
燃料が供給される。又、プランジャ12が復動されて高
圧室15が減圧される吸入行程中に、吸入溝16の一つ
が吸入ポート19に連通することにより、燃料室21か
ら高圧室15へと燃料が導入される。一方、プランジャ
12が往動されて高圧室15が加圧される圧縮行程中
に、分配通路18から各気筒毎の燃料噴射ノズル4へ燃
料が圧送されて噴射される。
【0042】ポンプハウジング13には、高圧室15と
燃料室21とを連通させる燃料溢流(スピル)用のスピ
ル通路22が形成されている。このスピル通路22の途
中には、高圧室15からの燃料スピルを調整する溢流調
整弁としてのスピル弁23が設けられている。このスピ
ル弁23は常開型の弁であり、コイル24が無通電(O
FF)の状態では弁体25が開弁状態となり、高圧室1
5が燃料室21に開放された状態となる。又、コイル2
4が通電(ON)されることにより、弁体25が閉弁状
態となり、高圧室15が燃料室21から遮断された状態
となる。
燃料室21とを連通させる燃料溢流(スピル)用のスピ
ル通路22が形成されている。このスピル通路22の途
中には、高圧室15からの燃料スピルを調整する溢流調
整弁としてのスピル弁23が設けられている。このスピ
ル弁23は常開型の弁であり、コイル24が無通電(O
FF)の状態では弁体25が開弁状態となり、高圧室1
5が燃料室21に開放された状態となる。又、コイル2
4が通電(ON)されることにより、弁体25が閉弁状
態となり、高圧室15が燃料室21から遮断された状態
となる。
【0043】従って、スピル弁23の通電時間を制御す
ることにより、同弁23が閉弁・開弁制御され、高圧室
15から燃料室21への燃料のスピル調量が行われる。
そして、プランジャ12の圧縮行程中にスピル弁23を
開弁させることにより、高圧室15内における燃料が減
圧されて、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が停止され
る。つまり、プランジャ12が往動しても、スピル弁2
3が開弁している間は高圧室15内の燃料圧力が上昇せ
ず、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が行われない。
又、プランジャ12の往動中に、スピル弁23の閉弁・
開弁の時期を制御することにより、燃料噴射ノズル4か
らの燃料噴射量が制御される。
ることにより、同弁23が閉弁・開弁制御され、高圧室
15から燃料室21への燃料のスピル調量が行われる。
そして、プランジャ12の圧縮行程中にスピル弁23を
開弁させることにより、高圧室15内における燃料が減
圧されて、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が停止され
る。つまり、プランジャ12が往動しても、スピル弁2
3が開弁している間は高圧室15内の燃料圧力が上昇せ
ず、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が行われない。
又、プランジャ12の往動中に、スピル弁23の閉弁・
開弁の時期を制御することにより、燃料噴射ノズル4か
らの燃料噴射量が制御される。
【0044】ポンプハウジング13の下側には、燃料噴
射時期を調整するためのタイマ装置26が設けられてい
る。尚、図1および図2は、タイマ装置26を90度転
回させた状態、すなわち、タイマ装置26を側面視で表
した状態を表している。タイマ装置26は、ドライブシ
ャフト5の回転方向に対するローラリング9の位置を変
更することにより、カムフェイス8aがカムローラ10
に係合する時期、即ちカムプレート8及びプランジャ1
2の往復駆動時期を変更するためのものである。
射時期を調整するためのタイマ装置26が設けられてい
る。尚、図1および図2は、タイマ装置26を90度転
回させた状態、すなわち、タイマ装置26を側面視で表
した状態を表している。タイマ装置26は、ドライブシ
ャフト5の回転方向に対するローラリング9の位置を変
更することにより、カムフェイス8aがカムローラ10
に係合する時期、即ちカムプレート8及びプランジャ1
2の往復駆動時期を変更するためのものである。
【0045】このタイマ装置26は油圧により駆動され
るものであり、タイマハウジング27と、同ハウジング
27内に嵌装されたタイマピストン28と、タイマピス
トン28を低圧室29側から加圧室30側へ向けて押圧
付勢するタイマスプリング31を備えている。タイマピ
ストン28はスライドピン32を介してローラリング9
に接続されている。
るものであり、タイマハウジング27と、同ハウジング
27内に嵌装されたタイマピストン28と、タイマピス
トン28を低圧室29側から加圧室30側へ向けて押圧
付勢するタイマスプリング31を備えている。タイマピ
ストン28はスライドピン32を介してローラリング9
に接続されている。
【0046】タイマハウジング27の加圧室30には、
燃料フィードポンプ6により加圧された燃料が導入され
るようになっている。そして、その燃料圧力とタイマス
プリング31の付勢力との釣り合い関係によってタイマ
ピストン28の位置が決定される。又、タイマピストン
28の位置が決定されることにより、ローラリング9の
位置が決定され、カムプレート8を介してプランジャ1
2の往復動タイミングが決定される。
燃料フィードポンプ6により加圧された燃料が導入され
るようになっている。そして、その燃料圧力とタイマス
プリング31の付勢力との釣り合い関係によってタイマ
ピストン28の位置が決定される。又、タイマピストン
28の位置が決定されることにより、ローラリング9の
位置が決定され、カムプレート8を介してプランジャ1
2の往復動タイミングが決定される。
【0047】タイマ装置26の燃料圧力、即ち制御油圧
を調整するために、タイマ装置26にはタイミングコン
トロールバルブ33が設けられている。即ち、タイマハ
ウジング27の加圧室30と低圧室29とは連通路34
によって連通されており、同連通路34の途中にタイミ
ングコントロールバルブ33が設けられている。このタ
イミングコントロールバルブ33は、デューティ制御さ
れた通電信号によって開閉制御される電磁弁であり、同
タイミングコントロールバルブ33の開閉制御によって
加圧室30内の燃料圧力が調整される。そして、その燃
料圧力調整によって、プランジャ12のリフトタイミン
グが制御され、各燃料噴射ノズル4からの燃料噴射時期
が調整される。
を調整するために、タイマ装置26にはタイミングコン
トロールバルブ33が設けられている。即ち、タイマハ
ウジング27の加圧室30と低圧室29とは連通路34
によって連通されており、同連通路34の途中にタイミ
ングコントロールバルブ33が設けられている。このタ
イミングコントロールバルブ33は、デューティ制御さ
れた通電信号によって開閉制御される電磁弁であり、同
タイミングコントロールバルブ33の開閉制御によって
加圧室30内の燃料圧力が調整される。そして、その燃
料圧力調整によって、プランジャ12のリフトタイミン
グが制御され、各燃料噴射ノズル4からの燃料噴射時期
が調整される。
【0048】ローラリング9の上部には、電磁ピックア
ップコイルよりなる回転検出センサ35がパルサ7の外
周面に対向して取付けられている(回転検出センサ35
とパルサ7とは協働してパルス信号発生機構を構成す
る)。この回転検出センサ35は、パルサ7の突起等が
横切る際に変化する磁束の変化を検出して、ディーゼル
機関2が所定回転角作動する毎にパルス信号を出力す
る。回転検出センサ35から出力されるパルス信号の周
期は、エンジン回転数NEに対応している。回転検出セ
ンサ35はローラリング9と一体であるため、タイマ装
置26の制御動作に関わりなく、プランジャリフトに対
して一定のタイミングで基準となるパルス信号を出力す
る。
ップコイルよりなる回転検出センサ35がパルサ7の外
周面に対向して取付けられている(回転検出センサ35
とパルサ7とは協働してパルス信号発生機構を構成す
る)。この回転検出センサ35は、パルサ7の突起等が
横切る際に変化する磁束の変化を検出して、ディーゼル
機関2が所定回転角作動する毎にパルス信号を出力す
る。回転検出センサ35から出力されるパルス信号の周
期は、エンジン回転数NEに対応している。回転検出セ
ンサ35はローラリング9と一体であるため、タイマ装
置26の制御動作に関わりなく、プランジャリフトに対
して一定のタイミングで基準となるパルス信号を出力す
る。
【0049】次に、ディーゼル機関2について説明す
る。このディーゼル機関2ではシリンダ41、ピストン
42及びシリンダヘッド43によって各気筒毎に対応す
る主燃焼室44がそれぞれ形成されている。又、それら
各主燃焼室44が、同じく各気筒毎に対応して設けられ
た副燃料室45に連設されている。そして、各副燃焼室
45に各燃料噴射ノズル4から噴射される燃料が供給さ
れる。又、各副燃焼室45には、始動補助装置としての
周知のグロープラグ46がそれぞれ取付けらている。
る。このディーゼル機関2ではシリンダ41、ピストン
42及びシリンダヘッド43によって各気筒毎に対応す
る主燃焼室44がそれぞれ形成されている。又、それら
各主燃焼室44が、同じく各気筒毎に対応して設けられ
た副燃料室45に連設されている。そして、各副燃焼室
45に各燃料噴射ノズル4から噴射される燃料が供給さ
れる。又、各副燃焼室45には、始動補助装置としての
周知のグロープラグ46がそれぞれ取付けらている。
【0050】ディーゼル機関2には、吸気管47及び排
気管50がそれぞれ設けられ、その吸気管47には過給
機を構成するターボチャージャ48のコンプレッサ49
が設けられ、排気管50にはターボチャージ48のター
ビン51が設けられている。又、排気管50には、過給
圧力PIMを調節するウェイストゲートバルブ52が設
けられている。
気管50がそれぞれ設けられ、その吸気管47には過給
機を構成するターボチャージャ48のコンプレッサ49
が設けられ、排気管50にはターボチャージ48のター
ビン51が設けられている。又、排気管50には、過給
圧力PIMを調節するウェイストゲートバルブ52が設
けられている。
【0051】周知のようにこのターボチャージャ48
は、排気ガスのエネルギーを利用してタービン51を回
転させ、その同軸上にあるコンプレンサ49を回転させ
て吸入空気を昇圧させる。これによって、密度の高い混
合気を主燃焼室44へ送り込んで燃料を多量に燃焼さ
せ、ディーゼル機関2の出力を増大させるようになって
いる。
は、排気ガスのエネルギーを利用してタービン51を回
転させ、その同軸上にあるコンプレンサ49を回転させ
て吸入空気を昇圧させる。これによって、密度の高い混
合気を主燃焼室44へ送り込んで燃料を多量に燃焼さ
せ、ディーゼル機関2の出力を増大させるようになって
いる。
【0052】又、ディーゼル機関2には、排気管50内
の排気の一部を吸気管47の吸入ポート53へ還流させ
る還流管54が設けられている。そして、その還流管5
4の途中には排気の還流量を調節するエキゾーストガス
リサキュレイションバルブ(EGRバルブ)55が設け
られている。このEGRバルブ55はバキュームスイッ
チングバルブ(VSV)56の制御によって開閉制御さ
れる。
の排気の一部を吸気管47の吸入ポート53へ還流させ
る還流管54が設けられている。そして、その還流管5
4の途中には排気の還流量を調節するエキゾーストガス
リサキュレイションバルブ(EGRバルブ)55が設け
られている。このEGRバルブ55はバキュームスイッ
チングバルブ(VSV)56の制御によって開閉制御さ
れる。
【0053】更に、吸気管47の途中には、アクセルペ
ダル57の踏込量に連動して開閉される吸気絞り弁58
が設けられている。又、その吸気絞り弁58に平行して
バイパス路59が設けられ、同バイパス路59にはバイ
パス絞り弁60が設けられている。
ダル57の踏込量に連動して開閉される吸気絞り弁58
が設けられている。又、その吸気絞り弁58に平行して
バイパス路59が設けられ、同バイパス路59にはバイ
パス絞り弁60が設けられている。
【0054】バイパス絞り弁60は、二つのVSV6
1,62の制御によって駆動される二段のダイヤフラム
室を有するアクチュエータ63によって開閉制御され
る。このバイパス絞り弁60は各種運転状態に応じて開
閉制御されるものである。例えば、アイドル運転時には
騒音振動等の低減のために半開状態に制御され、通常運
転時には全開状態に制御され、更に運転停止時には円滑
な停止のために全閉状態に制御される。
1,62の制御によって駆動される二段のダイヤフラム
室を有するアクチュエータ63によって開閉制御され
る。このバイパス絞り弁60は各種運転状態に応じて開
閉制御されるものである。例えば、アイドル運転時には
騒音振動等の低減のために半開状態に制御され、通常運
転時には全開状態に制御され、更に運転停止時には円滑
な停止のために全閉状態に制御される。
【0055】そして、上記のように燃料噴射ポンプ1及
びディーゼル機関2に設けられたスピル弁23、タイミ
ングコントロールバルブ33、グロープラグ46及び各
VSV56,61,62は電子制御装置(以下単に「E
CU」という)71にそれぞれ電気的に接続され、同E
CU71によってそれらの駆動タイミングが制御され
る。
びディーゼル機関2に設けられたスピル弁23、タイミ
ングコントロールバルブ33、グロープラグ46及び各
VSV56,61,62は電子制御装置(以下単に「E
CU」という)71にそれぞれ電気的に接続され、同E
CU71によってそれらの駆動タイミングが制御され
る。
【0056】運転状態を検出するセンサとしては、回転
検出センサ35に加えて以下の各種センサが設けられて
いる。即ち、吸気管47にはエアクリーナ64の近傍に
おける吸気温度THAを検出する吸気温センサ72が設
けられている。又、吸気絞り弁58の開閉位置から、デ
ィーゼル機関2の負荷に相当するアクセル開度ACCP
を検出するアクセル開度センサ73が設けられている。
吸入ポート53の近傍には、ターボチャージャ48によ
って過給された後の吸入空気圧力、即ち過給圧力PIM
を検出する吸気圧センサ74が設けられている。
検出センサ35に加えて以下の各種センサが設けられて
いる。即ち、吸気管47にはエアクリーナ64の近傍に
おける吸気温度THAを検出する吸気温センサ72が設
けられている。又、吸気絞り弁58の開閉位置から、デ
ィーゼル機関2の負荷に相当するアクセル開度ACCP
を検出するアクセル開度センサ73が設けられている。
吸入ポート53の近傍には、ターボチャージャ48によ
って過給された後の吸入空気圧力、即ち過給圧力PIM
を検出する吸気圧センサ74が設けられている。
【0057】更に、本実施例のシステムは、ディーゼル
機関2の冷却水温THWを検出する水温センサ75、デ
ィーゼル機関2のクランク軸40の回転基準位置を検出
するクランク角センサ76、車速を検出する車速センサ
77、ディーゼル機関2の始動時及び停止時に操作され
るIGスイッチ78、およびスタータモータの始動時に
操作されるスタータスイッチ79を備えている。
機関2の冷却水温THWを検出する水温センサ75、デ
ィーゼル機関2のクランク軸40の回転基準位置を検出
するクランク角センサ76、車速を検出する車速センサ
77、ディーゼル機関2の始動時及び停止時に操作され
るIGスイッチ78、およびスタータモータの始動時に
操作されるスタータスイッチ79を備えている。
【0058】そして、ECU71には上述した各センサ
72〜77がそれぞれ接続されると共に回転検出センサ
35が接続されている。又、ECU71は各センサ3
5,72〜77から出力される信号に基づいて、スピル
弁23、タイミングコントロールバルブ33、グロープ
ラグ46及びVSV56,61,62等を好適に制御す
る。
72〜77がそれぞれ接続されると共に回転検出センサ
35が接続されている。又、ECU71は各センサ3
5,72〜77から出力される信号に基づいて、スピル
弁23、タイミングコントロールバルブ33、グロープ
ラグ46及びVSV56,61,62等を好適に制御す
る。
【0059】次に、前述したECU71の構成につい
て、図3のブロック図に従って説明する。ECU71は
中央処理装置(CPU)81、所定の制御プログラム及
びマップ等を予め記憶した読み出し専用メモリ(RO
M)82、CPU81の演算結果等を一時記憶するラン
ダムアクセスメモリ(RAM)83、予め記憶されたデ
ータを保存するバックアップRAM84、所定のクロッ
ク信号を生成するクロック92等と、これら各部と入力
ポート85及び出力ポート86等とをバス87によって
接続した論理演算回路として構成されている。
て、図3のブロック図に従って説明する。ECU71は
中央処理装置(CPU)81、所定の制御プログラム及
びマップ等を予め記憶した読み出し専用メモリ(RO
M)82、CPU81の演算結果等を一時記憶するラン
ダムアクセスメモリ(RAM)83、予め記憶されたデ
ータを保存するバックアップRAM84、所定のクロッ
ク信号を生成するクロック92等と、これら各部と入力
ポート85及び出力ポート86等とをバス87によって
接続した論理演算回路として構成されている。
【0060】入力ポート85には、前述した吸気温セン
サ72、アクセル角度センサ73、吸気圧センサ74及
び水温センサ75が、各バッファ88,89,90,9
1、マルチプレクサ93及びA/D変換器94を介して
接続されている。同じく、入力ポート85には、前述し
た回転検出センサ35、クランク角センサ76及び車速
センサ77が、波形整形回路95を介して接続されてい
る。また、イグニションスイッチ78も入力ポート85
に接続されている。
サ72、アクセル角度センサ73、吸気圧センサ74及
び水温センサ75が、各バッファ88,89,90,9
1、マルチプレクサ93及びA/D変換器94を介して
接続されている。同じく、入力ポート85には、前述し
た回転検出センサ35、クランク角センサ76及び車速
センサ77が、波形整形回路95を介して接続されてい
る。また、イグニションスイッチ78も入力ポート85
に接続されている。
【0061】そして、CPU81は入力ポート85を介
して入力される各センサ35,72〜77等の検出信号
を入力値として読み込む。又、出力ポート86には各駆
動回路96,97,98,99,100,101を介し
てスピル弁23、タイミングコントロールバルブ33、
グロープラグ46及びVSV56,61,62等が接続
されている。CPUI81は各センサ35,72〜77
から読み込んだ入力値に基づき、スピル弁23、タイミ
ングコントロールバルブ33、グロープラグ46及びV
SV56,61,62等を好適に制御する。
して入力される各センサ35,72〜77等の検出信号
を入力値として読み込む。又、出力ポート86には各駆
動回路96,97,98,99,100,101を介し
てスピル弁23、タイミングコントロールバルブ33、
グロープラグ46及びVSV56,61,62等が接続
されている。CPUI81は各センサ35,72〜77
から読み込んだ入力値に基づき、スピル弁23、タイミ
ングコントロールバルブ33、グロープラグ46及びV
SV56,61,62等を好適に制御する。
【0062】ECU71は、各種センサの出力信号に基
づいてディーゼル機関2の運転状態を検出し、運転状態
に応じた燃料噴射量、および燃料噴射時期を演算する。
また、ECU71は、上記の如く演算した燃料噴射量お
よび燃料噴射時期が実現されるように、スピル弁23の
制御を行う。ディーゼル機関2への燃料の噴射は、各気
筒に対して行う必要がある。従って、スピル弁23の制
御も、各気筒毎に行うことが必要である。
づいてディーゼル機関2の運転状態を検出し、運転状態
に応じた燃料噴射量、および燃料噴射時期を演算する。
また、ECU71は、上記の如く演算した燃料噴射量お
よび燃料噴射時期が実現されるように、スピル弁23の
制御を行う。ディーゼル機関2への燃料の噴射は、各気
筒に対して行う必要がある。従って、スピル弁23の制
御も、各気筒毎に行うことが必要である。
【0063】上述の如く、パルサ7には所定回転角毎に
気筒数と同数の欠歯が設けられている。これらの欠歯
は、何れかの気筒に対してプランジャ12が基準位置に
到達した際に回転検出センサ35により検出されるよう
に設けられている。ECU71は、回転検出センサ35
により欠歯が検出された際に、何れかの気筒に対してプ
ランジャ12が基準位置に到達したことを認識する。E
CU71は、燃料噴射の終了時期を、すなわちスピル弁
23を開弁状態とする時期を、プランジャ12が基準位
置に到達する時期を基準として設定する。すなわち、E
CU71は、回転検出センサ35により欠歯が検出され
た後、所定時間が経過した時点でスピル弁23に対して
開弁指令を発する。上記の手法によれば、各気筒毎に精
度良く燃料噴射終了時期を制御することができ、高精度
な燃料噴射量制御を実現することができる。
気筒数と同数の欠歯が設けられている。これらの欠歯
は、何れかの気筒に対してプランジャ12が基準位置に
到達した際に回転検出センサ35により検出されるよう
に設けられている。ECU71は、回転検出センサ35
により欠歯が検出された際に、何れかの気筒に対してプ
ランジャ12が基準位置に到達したことを認識する。E
CU71は、燃料噴射の終了時期を、すなわちスピル弁
23を開弁状態とする時期を、プランジャ12が基準位
置に到達する時期を基準として設定する。すなわち、E
CU71は、回転検出センサ35により欠歯が検出され
た後、所定時間が経過した時点でスピル弁23に対して
開弁指令を発する。上記の手法によれば、各気筒毎に精
度良く燃料噴射終了時期を制御することができ、高精度
な燃料噴射量制御を実現することができる。
【0064】ところで、ディーゼル機関2を良好に始動
させるためには、始動時においてスピル弁23を閉弁状
態に維持することが有効である。しかしながら、前記し
た通り、始動時においてスピル弁23が閉弁状態に維持
されると、始動時スモークが生じ易い状態となる。この
ため、始動時のスモーク量を抑制しつつ良好な始動性を
得るためには、ディーゼル機関2が始動し易い状況にあ
る場合には、始動時においてスピル弁23を閉弁状態に
維持せず、かつ、ディーゼル機関2が始動し難い状況に
ある場合には、始動時においてスピル弁23を閉弁状態
に維持することが好ましい。
させるためには、始動時においてスピル弁23を閉弁状
態に維持することが有効である。しかしながら、前記し
た通り、始動時においてスピル弁23が閉弁状態に維持
されると、始動時スモークが生じ易い状態となる。この
ため、始動時のスモーク量を抑制しつつ良好な始動性を
得るためには、ディーゼル機関2が始動し易い状況にあ
る場合には、始動時においてスピル弁23を閉弁状態に
維持せず、かつ、ディーゼル機関2が始動し難い状況に
ある場合には、始動時においてスピル弁23を閉弁状態
に維持することが好ましい。
【0065】本実施例のシステムは、ディーゼル機関2
が如何なる始動操作により始動される場合においても、
上記の要求を満たすことができる点に特徴を有してい
る。図4は、上述した機能を実現すべくECU71が実
行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図
4に示すルーチンは、回転検出センサ35からパルス信
号が出力される毎に起動されるルーチンである。尚、以
下の記載においては、パルス信号が出力される毎に起動
されるルーチンを、NE割り込みルーチンと称す。
が如何なる始動操作により始動される場合においても、
上記の要求を満たすことができる点に特徴を有してい
る。図4は、上述した機能を実現すべくECU71が実
行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図
4に示すルーチンは、回転検出センサ35からパルス信
号が出力される毎に起動されるルーチンである。尚、以
下の記載においては、パルス信号が出力される毎に起動
されるルーチンを、NE割り込みルーチンと称す。
【0066】図4に示すルーチンが起動されると、先ず
ステップ100において、前回パルス信号が検出された
時刻と、今回パルス信号が検出された時刻との差、すな
わち、パルス信号の間隔TNINTが演算されると共
に、カウンタCNIRQをインクリメントする処理が実
行される。上述の如く、パルサ7は、11.25度毎に
突起を備えると共に、所定回転角毎に欠歯を備えてい
る。回転検出センサ35が突起群に対向している場合
は、TNINTとして、パルサ7が11.25度回転す
るのに要する時間が演算される。また、回転検出センサ
7が欠歯に対向している場合は、TNINTとして、パ
ルサ7が欠歯に相当する回転角だけ回転するのに要する
時間が検出される。カウンタCNIRQは、後述の如く
欠歯が検出される毎にクリアされる。従って、CNIR
Qの値は、欠歯が検出された後に出力されたパルス信号
の数に相当する。
ステップ100において、前回パルス信号が検出された
時刻と、今回パルス信号が検出された時刻との差、すな
わち、パルス信号の間隔TNINTが演算されると共
に、カウンタCNIRQをインクリメントする処理が実
行される。上述の如く、パルサ7は、11.25度毎に
突起を備えると共に、所定回転角毎に欠歯を備えてい
る。回転検出センサ35が突起群に対向している場合
は、TNINTとして、パルサ7が11.25度回転す
るのに要する時間が演算される。また、回転検出センサ
7が欠歯に対向している場合は、TNINTとして、パ
ルサ7が欠歯に相当する回転角だけ回転するのに要する
時間が検出される。カウンタCNIRQは、後述の如く
欠歯が検出される毎にクリアされる。従って、CNIR
Qの値は、欠歯が検出された後に出力されたパルス信号
の数に相当する。
【0067】ステップ102では、上記ステップ100
でインクリメントされたカウンタCNIRQの値が、燃
料噴射の終了時期から逆算されるカウント値CANGに
到達しているか否かが判別される。本実施例において、
燃料噴射の終了時期は、ディーゼル機関2の回転角との
関係で、より具体的にはパルサ7の回転角θpとの関係
で設定される。燃料噴射の終了時期として設定される回
転角θpは、パルス信号が発せられる回転角間隔11.
25度を整数倍した値“11.25*n”と、余り角
“θr”とに分解することができる。上記のCANGに
は、θp≧11.25*nなる条件を満たす最も大きな
整数値nが代入される。
でインクリメントされたカウンタCNIRQの値が、燃
料噴射の終了時期から逆算されるカウント値CANGに
到達しているか否かが判別される。本実施例において、
燃料噴射の終了時期は、ディーゼル機関2の回転角との
関係で、より具体的にはパルサ7の回転角θpとの関係
で設定される。燃料噴射の終了時期として設定される回
転角θpは、パルス信号が発せられる回転角間隔11.
25度を整数倍した値“11.25*n”と、余り角
“θr”とに分解することができる。上記のCANGに
は、θp≧11.25*nなる条件を満たす最も大きな
整数値nが代入される。
【0068】従って、上記ステップ102において、C
NIR=CANGが成立すると判別された場合は、次回
のパルス信号が検出される以前に、パルサ7が余り角θ
rだけ回転した時点で、燃料噴射の終了時期が到来する
ことが判断できる。この場合、次いでステップ104の
処理が実行される。一方、上記ステップ102におい
て、CNIR=CANGが不成立であると判別された場
合は、次回のパルス信号が検出されるまでに燃料噴射の
終了時期が到来しないことが判断できる。この場合、ス
テップ104の処理はジャンプされる。
NIR=CANGが成立すると判別された場合は、次回
のパルス信号が検出される以前に、パルサ7が余り角θ
rだけ回転した時点で、燃料噴射の終了時期が到来する
ことが判断できる。この場合、次いでステップ104の
処理が実行される。一方、上記ステップ102におい
て、CNIR=CANGが不成立であると判別された場
合は、次回のパルス信号が検出されるまでに燃料噴射の
終了時期が到来しないことが判断できる。この場合、ス
テップ104の処理はジャンプされる。
【0069】ステップ104では、パルサ7が余り角θ
rだけ回転するのに要する時間TSPが演算されると共
に、TSPを現在時刻に加算した時刻(以下、燃料噴射
終了時刻と称す)が、アウトプットコンペアレジスタ
(図示せず)にセットされる。TSPは、パルス信号が
検出される周期に対応して求まるパルサ7の回転角速度
と、余り角θrとに基づいて演算される。上記の如くア
ウトプットコンペアレジスタに燃料噴射終了時刻がセッ
トされると、以後、燃料噴射時刻が到来した時点で、ス
ピル弁23が開弁状態とされる。
rだけ回転するのに要する時間TSPが演算されると共
に、TSPを現在時刻に加算した時刻(以下、燃料噴射
終了時刻と称す)が、アウトプットコンペアレジスタ
(図示せず)にセットされる。TSPは、パルス信号が
検出される周期に対応して求まるパルサ7の回転角速度
と、余り角θrとに基づいて演算される。上記の如くア
ウトプットコンペアレジスタに燃料噴射終了時刻がセッ
トされると、以後、燃料噴射時刻が到来した時点で、ス
ピル弁23が開弁状態とされる。
【0070】ステップ106では、先ず、エンストカウ
ンタCENSTJBの値がメモリCENSTJに記憶さ
れ、次いで、エンストカウンタCENSTJBが“0”
にリセットされる。エンストカウンタCENSTJB
は、上述した従来のディーゼル機関において用いられて
いたのと同様に、IGスイッチがオンとなると同時に作
動し始め、500msecを上限値としてインクリメントさ
れるカウンタである。エンストカウンタCENSTJB
は、本ステップが実行される毎にリセットされるカウン
タである。このため、メモリCENSTJには、前回処
理時に本ステップが実行された後、今回処理時に本ステ
ップが実行されるまでに要した時間、すなわち、前回パ
ルス信号が発せられてから、今回パルス信号が発せられ
るまでに要した時間が記憶される。
ンタCENSTJBの値がメモリCENSTJに記憶さ
れ、次いで、エンストカウンタCENSTJBが“0”
にリセットされる。エンストカウンタCENSTJB
は、上述した従来のディーゼル機関において用いられて
いたのと同様に、IGスイッチがオンとなると同時に作
動し始め、500msecを上限値としてインクリメントさ
れるカウンタである。エンストカウンタCENSTJB
は、本ステップが実行される毎にリセットされるカウン
タである。このため、メモリCENSTJには、前回処
理時に本ステップが実行された後、今回処理時に本ステ
ップが実行されるまでに要した時間、すなわち、前回パ
ルス信号が発せられてから、今回パルス信号が発せられ
るまでに要した時間が記憶される。
【0071】上記の処理が終了すると、次にステップ1
08において、今回検出されたパルス信号により、欠歯
が検出されたか否かが判別される。具体的には、前回の
処理時にメモリCENSTJに記憶された時間(以下、
前回パルス間隔と称す)と、今回の処理時にメモリCE
NSTJに記憶された時間(以下、今回パルス間隔と称
す)との比が所定値を超えているか否かが判別される。
08において、今回検出されたパルス信号により、欠歯
が検出されたか否かが判別される。具体的には、前回の
処理時にメモリCENSTJに記憶された時間(以下、
前回パルス間隔と称す)と、今回の処理時にメモリCE
NSTJに記憶された時間(以下、今回パルス間隔と称
す)との比が所定値を超えているか否かが判別される。
【0072】ディーゼル機関2が安定した機関回転数N
Eを維持しているとすれば、パルサ7の突起に起因する
パルス信号が連続的に検出されている場合に、前回パル
ス間隔と今回パルス間隔との間に大きな差が生ずること
はない。従って、かかる状況下では上記ステップ108
の条件が不成立であると判別される。一方、前回のパル
ス信号の起因である突起と、今回のパルス信号の起因で
ある突起との間に欠歯が存在する場合、前回パルス間隔
と今回パルス間隔との間に大きな差が生ずる。このた
め、パルサ7の欠歯部分が回転検出センサ35に対向し
た直後には、上記ステップ108の条件が成立する。
Eを維持しているとすれば、パルサ7の突起に起因する
パルス信号が連続的に検出されている場合に、前回パル
ス間隔と今回パルス間隔との間に大きな差が生ずること
はない。従って、かかる状況下では上記ステップ108
の条件が不成立であると判別される。一方、前回のパル
ス信号の起因である突起と、今回のパルス信号の起因で
ある突起との間に欠歯が存在する場合、前回パルス間隔
と今回パルス間隔との間に大きな差が生ずる。このた
め、パルサ7の欠歯部分が回転検出センサ35に対向し
た直後には、上記ステップ108の条件が成立する。
【0073】本実施例において、上記ステップ108の
条件が不成立である場合は、欠歯が検出されていないと
判断される。この場合、以後、ステップ110〜114
の処理がジャンプされ、次にステップ116の処理が実
行される。一方、上記ステップ108の条件が成立する
場合は、欠歯が検出されたと判断される。この場合、ス
テップ110〜114の処理が実行された後に、ステッ
プ116の処理が行われる。
条件が不成立である場合は、欠歯が検出されていないと
判断される。この場合、以後、ステップ110〜114
の処理がジャンプされ、次にステップ116の処理が実
行される。一方、上記ステップ108の条件が成立する
場合は、欠歯が検出されたと判断される。この場合、ス
テップ110〜114の処理が実行された後に、ステッ
プ116の処理が行われる。
【0074】ステップ110では、カウンタCNIRQ
が“0”にリセットされる。以後、カウンタCNIRQ
は、パルス信号が発せられる毎に上記ステップ100で
インクリメントされる。上述の如く、各気筒の燃料噴射
制御は、かかるカウンタCNIRQの値に基づいて実行
される。
が“0”にリセットされる。以後、カウンタCNIRQ
は、パルス信号が発せられる毎に上記ステップ100で
インクリメントされる。上述の如く、各気筒の燃料噴射
制御は、かかるカウンタCNIRQの値に基づいて実行
される。
【0075】ステップ112では、スタータスイッチ7
9がオン状態であるか否かが判別される。その結果、ス
タータスイッチ79がオンであると判別された場合は、
ディーゼル機関2がクランキング状態にあると判断され
る。この場合、ステップ114において、フラグXSP
VONEがオンとされる。一方、スタータスイッチ79
がオンでないと判別された場合は、ステップ114がジ
ャンプされる。
9がオン状態であるか否かが判別される。その結果、ス
タータスイッチ79がオンであると判別された場合は、
ディーゼル機関2がクランキング状態にあると判断され
る。この場合、ステップ114において、フラグXSP
VONEがオンとされる。一方、スタータスイッチ79
がオンでないと判別された場合は、ステップ114がジ
ャンプされる。
【0076】本実施例のシステムにおいて、ディーゼル
機関2が始動される際には、先ずIGスイッチ78がオ
ンとされ、次いでスタータスイッチ79がオンとされ
る。スタータスイッチ79がオンとされた後、欠歯が検
出されると、上記ステップ108および112の条件が
共に成立し、XSPVONEがオンとされる。上記ステ
ップ108において、欠歯が検出されたとの判別を得る
ためには、少なくとも前回パルス間隔と、今回パルス間
隔とが検出されていることが必要である。
機関2が始動される際には、先ずIGスイッチ78がオ
ンとされ、次いでスタータスイッチ79がオンとされ
る。スタータスイッチ79がオンとされた後、欠歯が検
出されると、上記ステップ108および112の条件が
共に成立し、XSPVONEがオンとされる。上記ステ
ップ108において、欠歯が検出されたとの判別を得る
ためには、少なくとも前回パルス間隔と、今回パルス間
隔とが検出されていることが必要である。
【0077】パルス間隔に相当する時間を計数するカウ
ンタCENSTJBは、上述の如くIGスイッチ78が
オンとされると同時に時間の計数を開始する。前回パル
ス間隔と今回パルス間隔とを得るためには、その後、少
なくとも2回図4に示すルーチンが起動されること、す
なわち、少なくとも2つのパルス信号が出力されること
が必要である。このため、本ルーチンの処理によれば、
ディーゼル機関2が始動された後、少なくとも2回のパ
ルス信号が検出されるまでは、フラグXSPVONEが
オンとされることはない。
ンタCENSTJBは、上述の如くIGスイッチ78が
オンとされると同時に時間の計数を開始する。前回パル
ス間隔と今回パルス間隔とを得るためには、その後、少
なくとも2回図4に示すルーチンが起動されること、す
なわち、少なくとも2つのパルス信号が出力されること
が必要である。このため、本ルーチンの処理によれば、
ディーゼル機関2が始動された後、少なくとも2回のパ
ルス信号が検出されるまでは、フラグXSPVONEが
オンとされることはない。
【0078】尚、IGスイッチ78がオンとされた後、
初回のパルス信号が出力されるまでの時間は、通常のパ
ルス間隔に比して著しく長い時間となる。このため、初
回のパルス信号の入力に対して得られたパルス間隔と、
その後2つ目のパルス信号の入力に対して得られたパル
ス間隔とが、欠歯の認識条件、すなわち、“(今回パル
ス間隔)/(前回パルス間隔)≧所定値”なる条件を満
たすことはない。このため、本ルーチンにおいてフラグ
XSPVONEがオンとされるためには、実質的にはI
Gスイッチ78がオンとされた後、少なくとも3つのパ
ルス信号が検出されることが必要である。
初回のパルス信号が出力されるまでの時間は、通常のパ
ルス間隔に比して著しく長い時間となる。このため、初
回のパルス信号の入力に対して得られたパルス間隔と、
その後2つ目のパルス信号の入力に対して得られたパル
ス間隔とが、欠歯の認識条件、すなわち、“(今回パル
ス間隔)/(前回パルス間隔)≧所定値”なる条件を満
たすことはない。このため、本ルーチンにおいてフラグ
XSPVONEがオンとされるためには、実質的にはI
Gスイッチ78がオンとされた後、少なくとも3つのパ
ルス信号が検出されることが必要である。
【0079】また、ECU71には、回転検出センサ3
5が発するパルス信号と近似するノイズ信号が送信され
る場合がある。ECU71に対してかかるノイズが送信
された場合、現実には2回のパルス信号が発せられてい
ないにも関わらず、ECU71に2つのパルス信号が供
給されたと同様の事態が生ずる可能性がある。しかしな
がら、かかる状況下においても、現実のパルス信号とノ
イズとが欠歯の認識条件を満たさない場合には、フラグ
XSPVONEがオンとされることはない。このため、
本ルーチンにおいてXSPVONEがオンとされていれ
ば、高い確率の下に、IGスイッチ78がオンとされた
後、少なくとも2つのパルス信号が検出されていると認
識することができる。
5が発するパルス信号と近似するノイズ信号が送信され
る場合がある。ECU71に対してかかるノイズが送信
された場合、現実には2回のパルス信号が発せられてい
ないにも関わらず、ECU71に2つのパルス信号が供
給されたと同様の事態が生ずる可能性がある。しかしな
がら、かかる状況下においても、現実のパルス信号とノ
イズとが欠歯の認識条件を満たさない場合には、フラグ
XSPVONEがオンとされることはない。このため、
本ルーチンにおいてXSPVONEがオンとされていれ
ば、高い確率の下に、IGスイッチ78がオンとされた
後、少なくとも2つのパルス信号が検出されていると認
識することができる。
【0080】本ルーチンにおいてパルス間隔に相当する
時間を計数するエンストカウンタCENSTJBは、I
Gスイッチ78がオンとされた後、即座に時間の計数を
開始するカウンタである。従って、初回のパルス信号が
検出された時点でエンストカウンタCENSTJBに計
数されている時間は、パルス間隔ではなく、IGスイッ
チ78がオンとされた後、初回のパルス信号が検出され
るまでに要した時間である。これに対して、IGスイッ
チ78がオンとされた後、2つ目以降のパルス信号が検
出された際にエンストカウンタCENSTJBに計数さ
れている時間は、確実にパルス間隔に相当する時間であ
る。
時間を計数するエンストカウンタCENSTJBは、I
Gスイッチ78がオンとされた後、即座に時間の計数を
開始するカウンタである。従って、初回のパルス信号が
検出された時点でエンストカウンタCENSTJBに計
数されている時間は、パルス間隔ではなく、IGスイッ
チ78がオンとされた後、初回のパルス信号が検出され
るまでに要した時間である。これに対して、IGスイッ
チ78がオンとされた後、2つ目以降のパルス信号が検
出された際にエンストカウンタCENSTJBに計数さ
れている時間は、確実にパルス間隔に相当する時間であ
る。
【0081】このため、本ルーチンにおいては、XSP
VONEがオンとされていれば、エンストカウンタCE
NSTJBの計数値が、確実にパルス間隔を表している
と判断することができる。ステップ116以降では、上
記の判断手法を用いて、真にディーゼル機関2が始動し
難い環境に置かれている場合にのみスピル弁23を閉弁
状態に維持するための処理が実行される。以下、その処
理の内容を具体的に説明する。
VONEがオンとされていれば、エンストカウンタCE
NSTJBの計数値が、確実にパルス間隔を表している
と判断することができる。ステップ116以降では、上
記の判断手法を用いて、真にディーゼル機関2が始動し
難い環境に置かれている場合にのみスピル弁23を閉弁
状態に維持するための処理が実行される。以下、その処
理の内容を具体的に説明する。
【0082】ステップ116では、上記ステップ106
でメモリCENSTJにストアされた値が、所定時間、
例えば61msec以上であるか否かが判別される。本実施
例のディーゼル機関2において、CENSTJ≧61ms
ecなる条件は、IGスイッチ78がオンとされた後初
回のパルス信号が検出されるまでに61msec以上の時間
を要したとき、ディーゼル機関2がエンジンストール
状態にあるとき、ディーゼル機関2が極回転運転を行
っているとき、に成立する条件である。
でメモリCENSTJにストアされた値が、所定時間、
例えば61msec以上であるか否かが判別される。本実施
例のディーゼル機関2において、CENSTJ≧61ms
ecなる条件は、IGスイッチ78がオンとされた後初
回のパルス信号が検出されるまでに61msec以上の時間
を要したとき、ディーゼル機関2がエンジンストール
状態にあるとき、ディーゼル機関2が極回転運転を行
っているとき、に成立する条件である。
【0083】上記ステップ116の条件が成立すると判
別される場合は、更にステップ118および120にお
いて場合分けが進められ、その結果に応じて、ステップ
122またはステップ124においてスピル弁23の制
御が行われる。一方、上記ステップ116の条件が成立
しないと判別される場合は、ステップ118〜124が
ジャンプされる。
別される場合は、更にステップ118および120にお
いて場合分けが進められ、その結果に応じて、ステップ
122またはステップ124においてスピル弁23の制
御が行われる。一方、上記ステップ116の条件が成立
しないと判別される場合は、ステップ118〜124が
ジャンプされる。
【0084】ステップ118では、スタータスイッチ7
9がオンであるか否かが判別される。上記ステップ11
6の条件が成立し、かつ、スタータスイッチ79がオン
でない場合は、ディーゼル機関2がエンジンストール状
態にあると判断することができる。この場合、ステップ
124でスピル弁23をオフ状態、すなわち開弁状態と
する処理が実行される。
9がオンであるか否かが判別される。上記ステップ11
6の条件が成立し、かつ、スタータスイッチ79がオン
でない場合は、ディーゼル機関2がエンジンストール状
態にあると判断することができる。この場合、ステップ
124でスピル弁23をオフ状態、すなわち開弁状態と
する処理が実行される。
【0085】上記ステップ118においてスタータスイ
ッチ79がオンであると判別された場合は、ステップ1
20において、XSPVONEがオンとされているか否
かが判別される。XSPVONEがオンでない場合は、
上述の如く、エンストカウンタCENSTJBの値がパ
ルス間隔でない可能性がある。従って、かかる判別がな
された場合は、ステップ124においてスピル弁23を
開弁状態、すなわち開弁状態とする処理が実行される。
ッチ79がオンであると判別された場合は、ステップ1
20において、XSPVONEがオンとされているか否
かが判別される。XSPVONEがオンでない場合は、
上述の如く、エンストカウンタCENSTJBの値がパ
ルス間隔でない可能性がある。従って、かかる判別がな
された場合は、ステップ124においてスピル弁23を
開弁状態、すなわち開弁状態とする処理が実行される。
【0086】一方、上記ステップ120においてXSP
VONEがオンであると判別された場合は、エンストカ
ウンタCENSTJBの値が確実にパルス間隔を示して
いると判断することができる。従って、かかる判別がな
された場合は、ディーゼル機関2が、始動時において、
真に極低回転で運転していると判断することができる。
この場合、本ルーチンにおいては以後、ステップ122
においてスピル弁23がオン状態、すなわち閉弁状態と
される。
VONEがオンであると判別された場合は、エンストカ
ウンタCENSTJBの値が確実にパルス間隔を示して
いると判断することができる。従って、かかる判別がな
された場合は、ディーゼル機関2が、始動時において、
真に極低回転で運転していると判断することができる。
この場合、本ルーチンにおいては以後、ステップ122
においてスピル弁23がオン状態、すなわち閉弁状態と
される。
【0087】ディーゼル機関2の機関回転数NEが、始
動時において、上記ステップ116の条件を満たすほど
低回転となるのは、バッテリの能力が著しく低下してい
る等、機関の始動に不利な特殊な状況が形成されている
場合に限定される。かかる状況下で、スピル弁23が閉
弁状態に維持されると、以後、燃料噴射ポンプ1は常に
燃料噴射が可能な状態、すなわち全噴射が可能な状態と
なる。
動時において、上記ステップ116の条件を満たすほど
低回転となるのは、バッテリの能力が著しく低下してい
る等、機関の始動に不利な特殊な状況が形成されている
場合に限定される。かかる状況下で、スピル弁23が閉
弁状態に維持されると、以後、燃料噴射ポンプ1は常に
燃料噴射が可能な状態、すなわち全噴射が可能な状態と
なる。
【0088】燃料噴射ポンプ1が全噴射可能な状態とな
ると、ディーゼル機関2の始動時における燃料噴射量が
通常時に比して増加する。始動時における燃料噴射量が
増量されると、ディーゼル機関2は始動し易い状態とな
る。このため、本ルーチンによれば、ディーゼル機関2
が、始動し難い特殊な状況下に置かれている場合に、そ
の状況を始動に有利な状態に改善することが可能であ
る。
ると、ディーゼル機関2の始動時における燃料噴射量が
通常時に比して増加する。始動時における燃料噴射量が
増量されると、ディーゼル機関2は始動し易い状態とな
る。このため、本ルーチンによれば、ディーゼル機関2
が、始動し難い特殊な状況下に置かれている場合に、そ
の状況を始動に有利な状態に改善することが可能であ
る。
【0089】上記の処理が終了すると、次にステップ1
26において、カウンタCIRQが所定値13に到達し
ているか否かが判別される。所定値13は、通常制御に
おいて燃料噴射を開始すべき時期として設定されている
回転角に相当する数値である。上記の判別の結果、CN
IRQ=13が成立する場合は、ステップ128におい
てスピル弁23を閉弁状態とする処理が実行される。一
方、CNIRQ=13が成立しない場合は、ステップ1
28の処理がジャンプされる。以後、ステップ130に
おいて、機関回転数NEの算出、今回の処理時に検出さ
れたパルス間隔の記憶、等の処理が実行された後、今回
のルーチンが終了される。
26において、カウンタCIRQが所定値13に到達し
ているか否かが判別される。所定値13は、通常制御に
おいて燃料噴射を開始すべき時期として設定されている
回転角に相当する数値である。上記の判別の結果、CN
IRQ=13が成立する場合は、ステップ128におい
てスピル弁23を閉弁状態とする処理が実行される。一
方、CNIRQ=13が成立しない場合は、ステップ1
28の処理がジャンプされる。以後、ステップ130に
おいて、機関回転数NEの算出、今回の処理時に検出さ
れたパルス間隔の記憶、等の処理が実行された後、今回
のルーチンが終了される。
【0090】上述の如く、本実施例のシステムによれ
ば、IGスイッチ78がオンとされた後、初回のパルス
信号が検出されるまでに要する時間に起因して、燃料噴
射ポンプ1が全噴射の可能な状態とされることはない。
従って、本実施例のシステムによれば、ディーゼル機関
2が良好に始動し得る場合に不必要に全噴射が行われる
のを防止することができる。この点、本実施例のシステ
ムは、始動時のスモークを抑制する上で優れた効果を有
していることになる。
ば、IGスイッチ78がオンとされた後、初回のパルス
信号が検出されるまでに要する時間に起因して、燃料噴
射ポンプ1が全噴射の可能な状態とされることはない。
従って、本実施例のシステムによれば、ディーゼル機関
2が良好に始動し得る場合に不必要に全噴射が行われる
のを防止することができる。この点、本実施例のシステ
ムは、始動時のスモークを抑制する上で優れた効果を有
していることになる。
【0091】ところで、ディーゼル機関2がエンジンス
トール状態に陥ると、以後、パルス信号がECU71に
入力されることはない。パルス信号が入力されないと、
上記図4に示すルーチンが起動されず、スピル23弁が
閉弁状態に維持され、また、フラグXSPVONEがオ
ン状態に維持される事態が生じ得る。ストールしたディ
ーゼル機関2が再始動される際には、スピル弁23が開
弁状態、かつ、フラグXSPVONEがオフ状態となっ
ていることが望ましい。
トール状態に陥ると、以後、パルス信号がECU71に
入力されることはない。パルス信号が入力されないと、
上記図4に示すルーチンが起動されず、スピル23弁が
閉弁状態に維持され、また、フラグXSPVONEがオ
ン状態に維持される事態が生じ得る。ストールしたディ
ーゼル機関2が再始動される際には、スピル弁23が開
弁状態、かつ、フラグXSPVONEがオフ状態となっ
ていることが望ましい。
【0092】図5は、上記の機能を実現すべくECU7
1が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示
す。図5に示すルーチンは、所定時間毎、例えば8msec
毎に起動されるルーチンである。図5に示すルーチンが
起動されると、先ずステップ200において、メモリC
ENSTJにストアされている値が500msec以上であ
るか否かが判別される。メモリCENSTJには、上記
ステップ106においてエンストカウンタCENSTJ
Bの値がストアされると共に、エンストカウンタCEN
STJBの値が上限値500msecに到達した時点で、そ
の上限値500msecがストアされる。このため、ディー
ゼル機関2がエンジンストール状態となると、やがてメ
モリCENSTJには500msecがストアされる。
1が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示
す。図5に示すルーチンは、所定時間毎、例えば8msec
毎に起動されるルーチンである。図5に示すルーチンが
起動されると、先ずステップ200において、メモリC
ENSTJにストアされている値が500msec以上であ
るか否かが判別される。メモリCENSTJには、上記
ステップ106においてエンストカウンタCENSTJ
Bの値がストアされると共に、エンストカウンタCEN
STJBの値が上限値500msecに到達した時点で、そ
の上限値500msecがストアされる。このため、ディー
ゼル機関2がエンジンストール状態となると、やがてメ
モリCENSTJには500msecがストアされる。
【0093】上記ステップ200の条件が不成立である
場合は、ディーゼル機関2にエンジンストールは生じて
いないと判断することができる。この場合、以後、何ら
処理が進行されることなく今回のルーチンが終了され
る。一方、上記ステップ200の条件が成立する場合
は、ディーゼル機関2にエンジンストールが生じている
と判断することができる。この場合、以後ステップ20
2においてフラグXSPVONEがオフとされ、次いで
ステップ204においてスピル弁23が開弁状態とされ
た後、今回のルーチンが終了される。上記の処理によれ
ば、ディーゼル機関2がストールした後、再始動される
までの間に、確実にスピル弁23を開弁状態とし、か
つ、フラグXSPVONEをオフとすることが可能であ
る。
場合は、ディーゼル機関2にエンジンストールは生じて
いないと判断することができる。この場合、以後、何ら
処理が進行されることなく今回のルーチンが終了され
る。一方、上記ステップ200の条件が成立する場合
は、ディーゼル機関2にエンジンストールが生じている
と判断することができる。この場合、以後ステップ20
2においてフラグXSPVONEがオフとされ、次いで
ステップ204においてスピル弁23が開弁状態とされ
た後、今回のルーチンが終了される。上記の処理によれ
ば、ディーゼル機関2がストールした後、再始動される
までの間に、確実にスピル弁23を開弁状態とし、か
つ、フラグXSPVONEをオフとすることが可能であ
る。
【0094】図6は、本実施例のシステムにおいて、ス
タータスイッチ79がオンとされた後、ディーゼル機関
2が速やかに始動された際の作動状態を表すタイムチャ
ートを示す。図6(A)はスタータスイッチ79の状態
を、図6(B)は回転検出センサ35が出力するパルス
信号の状態を、また、図6(C)はスピル弁23の状態
を示す。
タータスイッチ79がオンとされた後、ディーゼル機関
2が速やかに始動された際の作動状態を表すタイムチャ
ートを示す。図6(A)はスタータスイッチ79の状態
を、図6(B)は回転検出センサ35が出力するパルス
信号の状態を、また、図6(C)はスピル弁23の状態
を示す。
【0095】図6に示す如く時刻t1 にスタータスイッ
チ79がオンとされると、所定のディレイの後(時刻t
2 )にパルス信号の出力が開始される。IGスイッチ7
8がオンとされた後、初回のパルス信号が検出されるま
でには、61msecの比して十分に長い時間が経過する。
従って、時刻t2 に上記図4に示すルーチンが起動され
ると、上記ステップ116および118の条件は成立す
る。しかしながら、本実施例のシステムでは、時刻t3
に欠歯が検出されるまで、フラグXSPVONEがオフ
状態に維持される。このため、スピル弁23は、時刻t
3 以前に閉弁状態とされることはない。
チ79がオンとされると、所定のディレイの後(時刻t
2 )にパルス信号の出力が開始される。IGスイッチ7
8がオンとされた後、初回のパルス信号が検出されるま
でには、61msecの比して十分に長い時間が経過する。
従って、時刻t2 に上記図4に示すルーチンが起動され
ると、上記ステップ116および118の条件は成立す
る。しかしながら、本実施例のシステムでは、時刻t3
に欠歯が検出されるまで、フラグXSPVONEがオフ
状態に維持される。このため、スピル弁23は、時刻t
3 以前に閉弁状態とされることはない。
【0096】図7は、本実施例のシステムにおいて、ス
タータスイッチ79がオンとされた後、極低回転でクラ
ンキングされた後、燃料が全噴射されることによりディ
ーゼル機関2が始動した際の作動状態を表すタイムチャ
ートを示す。図7(A)〜(C)は、上記図7(A)〜
(C)と同様に、それぞれスタータスイッチ79の状
態、回転検出センサ35が出力するパルス信号の状態、
およびスピル弁23の状態を示す。
タータスイッチ79がオンとされた後、極低回転でクラ
ンキングされた後、燃料が全噴射されることによりディ
ーゼル機関2が始動した際の作動状態を表すタイムチャ
ートを示す。図7(A)〜(C)は、上記図7(A)〜
(C)と同様に、それぞれスタータスイッチ79の状
態、回転検出センサ35が出力するパルス信号の状態、
およびスピル弁23の状態を示す。
【0097】バッテリの能力が著しく低下しているよう
な場合には、スタータスイッチ79がオンとされた後、
極めて低回転でクランキングが実行されることがある。
かかる場合には、クランキングが進行するに連れて機関
回転数NEが低下する事態が生ずる。このような状況下
では、正規の欠歯が検出された場合のみならず、パルサ
7に隣接して形成された突起に起因して発せられるパル
ス信号により、誤って欠歯条件が満たされる場合があ
る。
な場合には、スタータスイッチ79がオンとされた後、
極めて低回転でクランキングが実行されることがある。
かかる場合には、クランキングが進行するに連れて機関
回転数NEが低下する事態が生ずる。このような状況下
では、正規の欠歯が検出された場合のみならず、パルサ
7に隣接して形成された突起に起因して発せられるパル
ス信号により、誤って欠歯条件が満たされる場合があ
る。
【0098】図7(C)は、時刻t3 に、誤って欠歯条
件の成立が判別されると共に、ディーゼル機関2が極低
回転であることが判別され、その結果、スピル弁23が
閉弁状態とされた状態を示している。スピル弁23が閉
弁されると、以後、燃料噴射ポンプ1による燃料の全噴
射が行われ、ディーゼル機関2が始動され易い状態とな
る。かかる状態の変化に起因して、機関回転数NEが上
昇すると、やがてディーゼル機関2の機関回転数NEが
極低回転ではないと判断される。かかる判断がなされる
と、以後通常の制御が開始される。図7(C)は、通常
の燃料噴射量制御により燃料噴射の終了時期として設定
された時刻t4 において、スピル弁23が開弁状態とさ
れた場合を示している。
件の成立が判別されると共に、ディーゼル機関2が極低
回転であることが判別され、その結果、スピル弁23が
閉弁状態とされた状態を示している。スピル弁23が閉
弁されると、以後、燃料噴射ポンプ1による燃料の全噴
射が行われ、ディーゼル機関2が始動され易い状態とな
る。かかる状態の変化に起因して、機関回転数NEが上
昇すると、やがてディーゼル機関2の機関回転数NEが
極低回転ではないと判断される。かかる判断がなされる
と、以後通常の制御が開始される。図7(C)は、通常
の燃料噴射量制御により燃料噴射の終了時期として設定
された時刻t4 において、スピル弁23が開弁状態とさ
れた場合を示している。
【0099】本実施例において用いられている欠歯判定
の手法によれば、ディーゼル機関2の作動状態が停止方
向へ移行するほど、欠歯条件が誤って成立し易い状態と
なる。この点、欠歯判定の結果に基づいてスピル弁23
の閉弁を許可する本実施例の方法は、パルス信号に近似
するノイズに強く、かつ、有効にディーゼル機関2の始
動性向上を図り得るという利点を備えていることにな
る。
の手法によれば、ディーゼル機関2の作動状態が停止方
向へ移行するほど、欠歯条件が誤って成立し易い状態と
なる。この点、欠歯判定の結果に基づいてスピル弁23
の閉弁を許可する本実施例の方法は、パルス信号に近似
するノイズに強く、かつ、有効にディーゼル機関2の始
動性向上を図り得るという利点を備えていることにな
る。
【0100】尚、上記の実施例においては、エンストカ
ウンタCENSTJBが前記請求項1記載のカウンタ
に、また、“0”が前記請求項1記載のカウンタのリセ
ット値に、それぞれ相当している。また、上記の実施例
においては、上記ステップ116が前記請求項1記載の
ステップ(a)に、上記ステップ122が前記請求項1
記載のステップ(b)に、また、上記ステップ106、
108、114および120が前記請求項1記載のステ
ップ(c)に、それぞれ相当している。
ウンタCENSTJBが前記請求項1記載のカウンタ
に、また、“0”が前記請求項1記載のカウンタのリセ
ット値に、それぞれ相当している。また、上記の実施例
においては、上記ステップ116が前記請求項1記載の
ステップ(a)に、上記ステップ122が前記請求項1
記載のステップ(b)に、また、上記ステップ106、
108、114および120が前記請求項1記載のステ
ップ(c)に、それぞれ相当している。
【0101】更に、上記の実施例においては、回転検出
センサ35が欠歯の一端に対向する回転角が前記請求項
2記載の第1の所定回転角に、回転検出センサ35が欠
歯の他端に対向する回転角が前記請求項2記載の第2の
所定回転角に、前回パルス間隔が前記請求項2記載の前
回計数値に、今回パルス間隔が前記請求項2記載の今回
計数値に、それぞれ相当している。また、上記の実施例
においては、上記ステップ106が前記請求項2記載の
ステップ(c−1)に、上記ステップ108が前記請求
項2記載のステップ(c−2)に、上記ステップ11
4,120が前記請求項2記載のステップ(c−3)
に、それぞれ相当している。
センサ35が欠歯の一端に対向する回転角が前記請求項
2記載の第1の所定回転角に、回転検出センサ35が欠
歯の他端に対向する回転角が前記請求項2記載の第2の
所定回転角に、前回パルス間隔が前記請求項2記載の前
回計数値に、今回パルス間隔が前記請求項2記載の今回
計数値に、それぞれ相当している。また、上記の実施例
においては、上記ステップ106が前記請求項2記載の
ステップ(c−1)に、上記ステップ108が前記請求
項2記載のステップ(c−2)に、上記ステップ11
4,120が前記請求項2記載のステップ(c−3)
に、それぞれ相当している。
【0102】以下、本実施例の第2実施例のついて説明
する。本実施例の始動時噴射制御方法は、上記図1乃至
図3に示すシステム構成において、ECU71が、上記
図5に示すルーチンと共に、図8に示す制御ルーチンを
実行することにより実現される。本実施例の方法は、I
Gスイッチがオンとされた後、初回のパルス信号が検出
された後にエンストカウンタCENSTJBに計数され
る時間のみを有効値と扱って処理を進める点に特徴を有
している。
する。本実施例の始動時噴射制御方法は、上記図1乃至
図3に示すシステム構成において、ECU71が、上記
図5に示すルーチンと共に、図8に示す制御ルーチンを
実行することにより実現される。本実施例の方法は、I
Gスイッチがオンとされた後、初回のパルス信号が検出
された後にエンストカウンタCENSTJBに計数され
る時間のみを有効値と扱って処理を進める点に特徴を有
している。
【0103】図8は、上記の機能を実現すべくECU7
1が実行する制御ルーチンのフローチャートを示す。図
8に示すルーチンは、NE割り込みルーチンである。
尚、図8において、上記図4に示すステップと同様のス
テップについては、括弧書きにより同一の符号を付して
その説明を省略する。
1が実行する制御ルーチンのフローチャートを示す。図
8に示すルーチンは、NE割り込みルーチンである。
尚、図8において、上記図4に示すステップと同様のス
テップについては、括弧書きにより同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0104】図8に示すルーチンにおいては、ステップ
306に次いで、ステップ308の処理が実行される。
ステップ308では、スタータスイッチ79がオンであ
るか否かが判別される。スタータスイッチ79がオンで
あると判別された場合は、ステップ310において、カ
ウンタCNESTAがインクリメントされる。一方、上
記ステップ308においてスタータスイッチ78がオン
でないと判別された場合は、ステップ312において、
カウンタCNESTAが“0”にリセットされる。従っ
て、カウンタCNESTAの計数値は、スタータスイッ
チ79がオンとされた後、パルス信号が検出された回数
に相当する。
306に次いで、ステップ308の処理が実行される。
ステップ308では、スタータスイッチ79がオンであ
るか否かが判別される。スタータスイッチ79がオンで
あると判別された場合は、ステップ310において、カ
ウンタCNESTAがインクリメントされる。一方、上
記ステップ308においてスタータスイッチ78がオン
でないと判別された場合は、ステップ312において、
カウンタCNESTAが“0”にリセットされる。従っ
て、カウンタCNESTAの計数値は、スタータスイッ
チ79がオンとされた後、パルス信号が検出された回数
に相当する。
【0105】上記ステップ310でカウンタCNEST
Aがインクリメントされると、次にステップ314にお
いて、CNESTA≧2が成立するか否か、すなわち、
IGスイッチ78がオンとされた後、2回以上パルス信
号が検出されているか否かが判別される。上述の如く、
初回のパルス信号が検出された時点でエンストカウンタ
CENSTJBに計数されている時間は、パルス間隔で
はなく、IGスイッチ78がオンとされた後、初回のパ
ルス信号が検出されるまでに要した時間である。また、
2つ目以上のパルス信号が検出された際にエンストカウ
ンタCENSTJBに計数されている時間は、確実にパ
ルス間隔に相当する時間である。
Aがインクリメントされると、次にステップ314にお
いて、CNESTA≧2が成立するか否か、すなわち、
IGスイッチ78がオンとされた後、2回以上パルス信
号が検出されているか否かが判別される。上述の如く、
初回のパルス信号が検出された時点でエンストカウンタ
CENSTJBに計数されている時間は、パルス間隔で
はなく、IGスイッチ78がオンとされた後、初回のパ
ルス信号が検出されるまでに要した時間である。また、
2つ目以上のパルス信号が検出された際にエンストカウ
ンタCENSTJBに計数されている時間は、確実にパ
ルス間隔に相当する時間である。
【0106】このため、上記ステップ314の条件が成
立する場合は、エンストカウンタCENSTJBの値
が、確実にパルス間隔を表していると判断することがで
きる。本ルーチンにおいて、かかる判別がなされた場
合、以後、ステップ316でフラグXSPVONEがオ
ンとされた後、ステップ318以降の処理が実行され
る。
立する場合は、エンストカウンタCENSTJBの値
が、確実にパルス間隔を表していると判断することがで
きる。本ルーチンにおいて、かかる判別がなされた場
合、以後、ステップ316でフラグXSPVONEがオ
ンとされた後、ステップ318以降の処理が実行され
る。
【0107】上記の処理によれば、上述した第1実施例
の場合と同様に、IGスイッチ78がオンとされた後、
初回のパルス信号が検出されるまでに要する時間に起因
して、燃料噴射ポンプ1により全噴射が行われるのを防
止することができる。従って、本実施例の方法によって
も、ディーゼル機関2に優れた始動性を付与しつつ、始
動時のスモークを抑制することができる。
の場合と同様に、IGスイッチ78がオンとされた後、
初回のパルス信号が検出されるまでに要する時間に起因
して、燃料噴射ポンプ1により全噴射が行われるのを防
止することができる。従って、本実施例の方法によって
も、ディーゼル機関2に優れた始動性を付与しつつ、始
動時のスモークを抑制することができる。
【0108】尚、上記の実施例においては、図8に示さ
れるステップ318が前記請求項1記載のステップ
(a)に、ステップ324が前記請求項1記載のステッ
プ(b)に、また、上記ステップ308〜316および
322が前記請求項1記載のステップ(c)に、それぞ
れ相当している。
れるステップ318が前記請求項1記載のステップ
(a)に、ステップ324が前記請求項1記載のステッ
プ(b)に、また、上記ステップ308〜316および
322が前記請求項1記載のステップ(c)に、それぞ
れ相当している。
【0109】また、上記の実施例においては、初回のパ
ルス信号が検出された後にエンストカウンタCENST
JBによって計数される計数値が前記請求項3記載の有
効計数値に相当し、更に、上記ステップ308〜316
および322が前記請求項3記載のステップ(d)に、
上記ステップ318が前記請求項3記載のステップ
(e)に、また、上記ステップ324が前記請求項3記
載のステップ(f)に、それぞれ相当している。
ルス信号が検出された後にエンストカウンタCENST
JBによって計数される計数値が前記請求項3記載の有
効計数値に相当し、更に、上記ステップ308〜316
および322が前記請求項3記載のステップ(d)に、
上記ステップ318が前記請求項3記載のステップ
(e)に、また、上記ステップ324が前記請求項3記
載のステップ(f)に、それぞれ相当している。
【0110】以下、本実施例の第3実施例のついて説明
する。本実施例の始動時噴射制御方法は、上記図1乃至
図3に示すシステム構成において、ECU71が、上記
図5に示す制御ルーチンと共に、図9および図10に示
す制御ルーチンを実行することにより実現される。本実
施例の方法は、IGスイッチ78がオンとされた後、回
転検出センサ35から初回のパルス信号が検出された後
に作動し始めるカウンタCENSTJXBの値に基づい
て、スピル弁23の制御を行う点に特徴を有している。
する。本実施例の始動時噴射制御方法は、上記図1乃至
図3に示すシステム構成において、ECU71が、上記
図5に示す制御ルーチンと共に、図9および図10に示
す制御ルーチンを実行することにより実現される。本実
施例の方法は、IGスイッチ78がオンとされた後、回
転検出センサ35から初回のパルス信号が検出された後
に作動し始めるカウンタCENSTJXBの値に基づい
て、スピル弁23の制御を行う点に特徴を有している。
【0111】図9は、上記のカウンタCENSTJXB
をインクリメントするためにECU71が実行する制御
ルーチンの一例のフローチャートを示す。図9に示すル
ーチンは、所定時間毎に、例えば4msec毎に起動され
る。図9に示すルーチンが起動されると、先ずステップ
400において、スタータスイッチ79がオンであるか
否かが判別される。スタータスイッチ79がオンでない
と判別された場合は、ステップ402において、カウン
タCENSTXBが“0”にリセットされた後、今回の
ルーチンが終了される。
をインクリメントするためにECU71が実行する制御
ルーチンの一例のフローチャートを示す。図9に示すル
ーチンは、所定時間毎に、例えば4msec毎に起動され
る。図9に示すルーチンが起動されると、先ずステップ
400において、スタータスイッチ79がオンであるか
否かが判別される。スタータスイッチ79がオンでない
と判別された場合は、ステップ402において、カウン
タCENSTXBが“0”にリセットされた後、今回の
ルーチンが終了される。
【0112】一方、上記ステップ400においてスター
タスイッチ79がオンであると判別された場合は、次に
ステップ404において、フラグXFIRSTがオンで
あるか否かが判別される。フラグXFIRSTは、後述
の如く、ディーゼル機関2の始動が開始された後、回転
検出センサ35が初回のパルス信号を発した際にオンと
されるフラグである。従って、XFIRSTがオンであ
る場合には、始動が開始された後、少なくとも一回はパ
ルス信号が発せられていると判断することができる。ま
た、XFIRSTがオンでない場合は、始動が開始され
た後、未だ初回のパルス信号が発せられていないと判断
することができる。
タスイッチ79がオンであると判別された場合は、次に
ステップ404において、フラグXFIRSTがオンで
あるか否かが判別される。フラグXFIRSTは、後述
の如く、ディーゼル機関2の始動が開始された後、回転
検出センサ35が初回のパルス信号を発した際にオンと
されるフラグである。従って、XFIRSTがオンであ
る場合には、始動が開始された後、少なくとも一回はパ
ルス信号が発せられていると判断することができる。ま
た、XFIRSTがオンでない場合は、始動が開始され
た後、未だ初回のパルス信号が発せられていないと判断
することができる。
【0113】上記ステップ404で、XFIRSTがオ
ンであると判別された場合は、ステップ406におい
て、カウンタCENSTXBがインクリメントされた
後、今回のルーチンが終了される。一方、XFIRST
がオンでないと判別された場合は、上記ステップ402
においてCENSTXBがリセットされた後、今回のル
ーチンが終了される。上記の処理によれば、カウンタC
ENSTXBには、スタータスイッチ79がオンとされ
た後、初回のパルス信号が検出された後の経過時間が計
数される。
ンであると判別された場合は、ステップ406におい
て、カウンタCENSTXBがインクリメントされた
後、今回のルーチンが終了される。一方、XFIRST
がオンでないと判別された場合は、上記ステップ402
においてCENSTXBがリセットされた後、今回のル
ーチンが終了される。上記の処理によれば、カウンタC
ENSTXBには、スタータスイッチ79がオンとされ
た後、初回のパルス信号が検出された後の経過時間が計
数される。
【0114】図10は、カウンタCENSTJXBの計
数値に基づいてスピル弁23を制御すべくECU71が
実行する制御ルーチンのフローチャートを示す。図10
に示すルーチンは、NE割り込みルーチンである。尚、
図10において、上記図4に示すステップと同様のステ
ップについては、括弧書きにより同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
数値に基づいてスピル弁23を制御すべくECU71が
実行する制御ルーチンのフローチャートを示す。図10
に示すルーチンは、NE割り込みルーチンである。尚、
図10において、上記図4に示すステップと同様のステ
ップについては、括弧書きにより同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0115】図10に示すルーチンが起動されると、先
ずステップ500において、フラグXFIRSTがオン
であるか否かが判別される。ECU71は、IGスイッ
チ78がオンされた際に、イニシャル処理によりフラグ
XFIRSTをオフとする。従って、今回の処理がIG
スイッチ78がオンとされた後初回の処理であれば、す
なわち、今回の処理が初回のパルス信号に起因して起動
されたものであれば、XFIRSTはオンではないと判
別される。かかる判別がなされた場合は、ステップ50
2でXFIRSTがオンとされる。一方、XFIRST
がオンであると判別された場合は、ステップ502がジ
ャンプされる。上記の処理によれば、フラグXFIRS
Tは、ディーゼル機関2が始動された後、初回のパルス
信号が検出されるまでの間オフ状態に維持され、初回の
パルス信号が検出された後は、IGスイッチ78がオフ
されるまで、オン状態に維持される。
ずステップ500において、フラグXFIRSTがオン
であるか否かが判別される。ECU71は、IGスイッ
チ78がオンされた際に、イニシャル処理によりフラグ
XFIRSTをオフとする。従って、今回の処理がIG
スイッチ78がオンとされた後初回の処理であれば、す
なわち、今回の処理が初回のパルス信号に起因して起動
されたものであれば、XFIRSTはオンではないと判
別される。かかる判別がなされた場合は、ステップ50
2でXFIRSTがオンとされる。一方、XFIRST
がオンであると判別された場合は、ステップ502がジ
ャンプされる。上記の処理によれば、フラグXFIRS
Tは、ディーゼル機関2が始動された後、初回のパルス
信号が検出されるまでの間オフ状態に維持され、初回の
パルス信号が検出された後は、IGスイッチ78がオフ
されるまで、オン状態に維持される。
【0116】また、本ルーチンでは、ステップ510に
おいて、エンストカウンタCENSTJB、すなわち、
IGスイッチ78がオンされた後、スタータスイッチ7
9の状態等とは無関係に時間を計数するカウンタの計数
値が、メモリCENSTJにストアされた後、ステップ
512の処理が実行される。ステップ512では、上述
の如く、スタータスイッチ79がオンされている間に限
り、初回のパルス信号が検出された後の時間を計数する
カウンタCENSTLXBの計数値がメモリCENST
JXにストアされ、更に、カウンタCENSTJXBの
計数値が“0”にリセットされる。
おいて、エンストカウンタCENSTJB、すなわち、
IGスイッチ78がオンされた後、スタータスイッチ7
9の状態等とは無関係に時間を計数するカウンタの計数
値が、メモリCENSTJにストアされた後、ステップ
512の処理が実行される。ステップ512では、上述
の如く、スタータスイッチ79がオンされている間に限
り、初回のパルス信号が検出された後の時間を計数する
カウンタCENSTLXBの計数値がメモリCENST
JXにストアされ、更に、カウンタCENSTJXBの
計数値が“0”にリセットされる。
【0117】次に、ステップ514では、メモリCEN
STJXの計数値が、所定時間61msec以上であるか否
かが判別される。今回の処理が初回のパルス信号に起因
して起動されたものであれば、CENSTJXには
“0”がストアされているはずである。従って、CEN
STJX≧61msecが成立する場合は、ディーゼル機関
2の始動が開始された後、少なくとも2回以上のパルス
信号が検出されており、かつ、前回と今回との間に61
msecを超えるパルス間隔が形成されたと判断することが
できる。
STJXの計数値が、所定時間61msec以上であるか否
かが判別される。今回の処理が初回のパルス信号に起因
して起動されたものであれば、CENSTJXには
“0”がストアされているはずである。従って、CEN
STJX≧61msecが成立する場合は、ディーゼル機関
2の始動が開始された後、少なくとも2回以上のパルス
信号が検出されており、かつ、前回と今回との間に61
msecを超えるパルス間隔が形成されたと判断することが
できる。
【0118】本ルーチンにおいて、上記ステップ514
の条件が成立する場合は、ステップ516においてフラ
グXSPVONEがオンとされた後、ステップ518以
降の処理が実行される。一方、上記ステップ514の条
件が成立しない場合は、ステップ516がジャンプさ
れ、フラグXSPVONEの状態が変更されることなく
ステップ518以降の処理が実行される。
の条件が成立する場合は、ステップ516においてフラ
グXSPVONEがオンとされた後、ステップ518以
降の処理が実行される。一方、上記ステップ514の条
件が成立しない場合は、ステップ516がジャンプさ
れ、フラグXSPVONEの状態が変更されることなく
ステップ518以降の処理が実行される。
【0119】本ルーチンによれば、上記第1および第2
実施例の場合と同様に、XSPVONEがオンである場
合にのみ、クランキング中にスピル弁23を閉弁状態に
維持することが許可される(ステップ518〜526参
照)。また、上述の如く、XSPVONEは、ディーゼ
ル機関2の始動が開始された後、少なくとも2回のパル
ス信号が検出されるまでは、すなわち、エンストカウン
タCENSTJBの計数値が確実にパルス間隔を表す状
態となるまではオン状態とならない。
実施例の場合と同様に、XSPVONEがオンである場
合にのみ、クランキング中にスピル弁23を閉弁状態に
維持することが許可される(ステップ518〜526参
照)。また、上述の如く、XSPVONEは、ディーゼ
ル機関2の始動が開始された後、少なくとも2回のパル
ス信号が検出されるまでは、すなわち、エンストカウン
タCENSTJBの計数値が確実にパルス間隔を表す状
態となるまではオン状態とならない。
【0120】従って、本実施例の制御方法によっても、
上述した第1および第2実施例の場合と同様に、ディー
ゼル機関2の始動が開始された後、初回のパルス信号が
検出されるまでに要する時間に起因して、燃料噴射ポン
プ1により全噴射が行われるのを防止することができ
る。この点、本実施例の制御方法も、ディーゼル機関2
に優れた始動性を付与し、かつ、始動時のスモークを抑
制する点で優れた効果を備えていることになる。
上述した第1および第2実施例の場合と同様に、ディー
ゼル機関2の始動が開始された後、初回のパルス信号が
検出されるまでに要する時間に起因して、燃料噴射ポン
プ1により全噴射が行われるのを防止することができ
る。この点、本実施例の制御方法も、ディーゼル機関2
に優れた始動性を付与し、かつ、始動時のスモークを抑
制する点で優れた効果を備えていることになる。
【0121】尚、上記の実施例においては、図10に示
されるステップ518が前記請求項1記載のステップ
(a)に、ステップ524が前記請求項1記載のステッ
プ(b)に、また、上記ステップ402〜406、50
0、502、512〜516、および522が前記請求
項1記載のステップ(c)に、それぞれ相当している。
されるステップ518が前記請求項1記載のステップ
(a)に、ステップ524が前記請求項1記載のステッ
プ(b)に、また、上記ステップ402〜406、50
0、502、512〜516、および522が前記請求
項1記載のステップ(c)に、それぞれ相当している。
【0122】また、上記の実施例においては、XSPV
ONEがオンとされた後にエンストカウンタCENST
JBに計数される値が前記請求項3記載の有効計数値に
相当し、更に、上記ステップ402〜406、500、
502、510〜516、および522が前記請求項3
記載のステップ(d)に、上記ステップ518が前記請
求項3記載のステップ(e)に、また、上記ステップ5
24が前記請求項3記載のステップ(f)に、それぞれ
相当している。
ONEがオンとされた後にエンストカウンタCENST
JBに計数される値が前記請求項3記載の有効計数値に
相当し、更に、上記ステップ402〜406、500、
502、510〜516、および522が前記請求項3
記載のステップ(d)に、上記ステップ518が前記請
求項3記載のステップ(e)に、また、上記ステップ5
24が前記請求項3記載のステップ(f)に、それぞれ
相当している。
【0123】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、初回のパルス信号が検出されるまでの間にカウンタ
に計数される計数値に起因してスピル弁が閉弁状態とさ
れることがなく、隣接して検出されるパルス信号の時間
間隔が所定値を超えている場合にのみスピル弁を閉弁状
態とすることができる。従って、本発明に係る電子制御
ディーゼル機関の始動時噴射方法によれば、ディーゼル
機関が真に低回転で作動している場合にのみスピル弁を
閉弁状態とすることができる。
ば、初回のパルス信号が検出されるまでの間にカウンタ
に計数される計数値に起因してスピル弁が閉弁状態とさ
れることがなく、隣接して検出されるパルス信号の時間
間隔が所定値を超えている場合にのみスピル弁を閉弁状
態とすることができる。従って、本発明に係る電子制御
ディーゼル機関の始動時噴射方法によれば、ディーゼル
機関が真に低回転で作動している場合にのみスピル弁を
閉弁状態とすることができる。
【0124】請求項2記載の発明によれば、前回計数値
と今回計数値との間に大きな比が形成された場合にのみ
スピル弁の閉弁を許可することができる。従って、本発
明によれば、上記請求項1記載の発明と同様に、初回の
パルス信号が検出されるまでに計数される計数値に起因
してスピル弁が閉弁状態とされることがないと共に、パ
ルス信号発生機構に生ずるノイズの影響で、スピル弁が
誤って閉弁状態とされるのを防止することができる。こ
のように、本発明に係る電子制御ディーゼル機関の始動
時噴射方法によれば、請求項1記載の発明に比して更に
確実に、スピル弁が閉弁状態とされる状況を、ディーゼ
ル機関が真に低回転で作動している場合のみに限定する
ことができる。
と今回計数値との間に大きな比が形成された場合にのみ
スピル弁の閉弁を許可することができる。従って、本発
明によれば、上記請求項1記載の発明と同様に、初回の
パルス信号が検出されるまでに計数される計数値に起因
してスピル弁が閉弁状態とされることがないと共に、パ
ルス信号発生機構に生ずるノイズの影響で、スピル弁が
誤って閉弁状態とされるのを防止することができる。こ
のように、本発明に係る電子制御ディーゼル機関の始動
時噴射方法によれば、請求項1記載の発明に比して更に
確実に、スピル弁が閉弁状態とされる状況を、ディーゼ
ル機関が真に低回転で作動している場合のみに限定する
ことができる。
【0125】請求項3記載の発明によれば、パルス信号
が少なくとも1つ検出された後にカウンタで計数される
計数値に基づいてスピル弁が駆動される。従って、本発
明によっても、上記請求項1および2記載の発明と同様
に、初回のパルス信号が検出されるまでの間にカウンタ
で計数される計数値に起因してスピル弁が閉弁状態とさ
れるのを防止することができる。このため、本発明に係
る電子制御ディーゼル機関の始動時噴射方法によって
も、ディーゼル機関が真に低回転で作動している場合に
のみスピル弁を閉弁状態とすることができる。
が少なくとも1つ検出された後にカウンタで計数される
計数値に基づいてスピル弁が駆動される。従って、本発
明によっても、上記請求項1および2記載の発明と同様
に、初回のパルス信号が検出されるまでの間にカウンタ
で計数される計数値に起因してスピル弁が閉弁状態とさ
れるのを防止することができる。このため、本発明に係
る電子制御ディーゼル機関の始動時噴射方法によって
も、ディーゼル機関が真に低回転で作動している場合に
のみスピル弁を閉弁状態とすることができる。
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】図1に示すシステムが備える燃料噴射ポンプの
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図3】図1に示すシステムが備える電子制御ユニット
のブロック構成図である。
のブロック構成図である。
【図4】本発明の第1実施例において実行されるNE割
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例において実行される定時割
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
【図6】図1に示すディーゼル機関が適正なクランキン
グ回転数を示す場合の作動を説明するためのタイムチャ
ートである。
グ回転数を示す場合の作動を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図7】図1に示すディーゼル機関が低いクランキング
回転数を示す場合の作動を説明するためのタイミングチ
ャートである。
回転数を示す場合の作動を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図8】本発明の第2実施例において実行されるNE割
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例において実行される定時割
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
り込みルーチンの一例のフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施例において実行されるNE
割り込みルーチンの一例のフローチャートである。
割り込みルーチンの一例のフローチャートである。
【図11】従来の電子制御ディーゼル機関において実行
されるNE割り込みルーチンの一例のフローチャートで
ある。
されるNE割り込みルーチンの一例のフローチャートで
ある。
【図12】従来の電子制御ディーゼル機関において実行
される定時割り込みルーチンの一例のフローチャートで
ある。
される定時割り込みルーチンの一例のフローチャートで
ある。
【図13】従来の電子制御ディーゼル機関が適正に始動
された場合の作動を説明するためのタイムチャートであ
る。
された場合の作動を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図14】従来の電子制御ディーゼル機関に生ずる不具
合を説明するためのタイミングチャートである。
合を説明するためのタイミングチャートである。
1 燃料噴射ポンプ 2 ディーゼル機関 7 パルサ 8 カムプレート 9 ローラリング 10 カムローラ 12 燃料加圧用プランジャ 23 スピル弁 26 タイマ装置 35 回転検出センサ 71 電子制御ユニット(ECU) CNIRQ NE割込カウンタ TNINT NEパルス間隔 CENSTJB エンストカウンタ CENSTJ エンストカウンタCENSTJB用メモ
リ CENSTJXB 初回パルス以後の経過時間計数用カ
ウンタ CENSTJX カウンタCENSTJXB用メモリ XSPVONE スピル弁閉弁許可フラグ
リ CENSTJXB 初回パルス以後の経過時間計数用カ
ウンタ CENSTJX カウンタCENSTJXB用メモリ XSPVONE スピル弁閉弁許可フラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅川 泰典 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料噴射ポンプの高圧室を閉塞または開
放するスピル弁と、ディーゼル機関が所定回転角動作す
る毎にパルス信号を発するパルス信号発生機構と、前記
パルス信号を受けてリセットされるカウンタと、を備え
る電子制御ディーゼル機関の始動時における燃料噴射を
制御する方法であって、 前記パルス信号が検出された時点で、前記カウンタの計
数値とリセット値との偏差が所定値を超えているか否か
を判別するステップ(a)と、 前記偏差が所定値を超えている場合に前記スピル弁を閉
塞状態とするステップ(b)と、 少なくとも2つ目の前記パルス信号が検出されるまで、
前記ステップ(b)の実行を禁止するステップ(c)
と、 を備えることを特徴とする電子制御ディーゼル機関の始
動時噴射方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の電子制御ディーゼル機関
の始動時噴射制御方法において、 前記パルス信号発生機構が、ディーゼル機関が第1の所
定回転角から第2の所定回転角まで動作する間は前記パ
ルス信号を発生しないと共に、 前記ステップ(c)が、前記パルス信号が検出された時
点で前記カウンタに計数されていた値を記憶するステッ
プ(c−1)と、 前記パルス信号が前回検出された際に記憶された前回計
数値と、前記パルス信号が今回検出された時点で前記カ
ウンタに計数されていた今回計数値とを比較するステッ
プ(c−2)と、 少なくとも前記前回計数値に対する前記今回計数値の比
が所定値を超えるまで、前記ステップ(b)の実行を禁
止するステップ(c−3)と、 を備えることを特徴とする電子制御ディーゼル機関の始
動時噴射制御方法。 - 【請求項3】 燃料噴射ポンプの高圧室を閉塞または開
放するスピル弁と、ディーゼル機関が所定回転角動作す
る毎にパルス信号を発するパルス信号発生機構と、前記
パルス信号を受けてリセットされるカウンタと、を備え
る電子制御ディーゼル機関の始動時における燃料噴射を
制御する方法であって、 前記パルス信号が少なくとも1回検出された後に前記カ
ウンタに計数される計数値を有効計数値とするステップ
(d)と、 前記パルス信号が検出された時点で、前記有効計数値と
前記カウンタのリセット値との偏差が所定値を超えてい
るか否かを判別するステップ(e)と、 前記偏差が所定値を超えている場合に前記スピル弁を閉
塞状態とするステップ(f)と、 を備えることを特徴とする電子制御ディーゼル機関の始
動時噴射方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32605195A JP3457112B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 電子制御ディーゼル機関の始動時噴射制御方法 |
| EP96120000A EP0779425B1 (en) | 1995-12-14 | 1996-12-12 | Fuel injection control method for starting an electronically controlled diesel engine |
| DE69617177T DE69617177T2 (de) | 1995-12-14 | 1996-12-12 | Kraftstoffeinspritzungssteuerungsverfahren zum Anlassen eines elektronisch geregelten Dieselmotors |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32605195A JP3457112B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 電子制御ディーゼル機関の始動時噴射制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09166034A true JPH09166034A (ja) | 1997-06-24 |
| JP3457112B2 JP3457112B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=18183565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32605195A Expired - Fee Related JP3457112B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 電子制御ディーゼル機関の始動時噴射制御方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0779425B1 (ja) |
| JP (1) | JP3457112B2 (ja) |
| DE (1) | DE69617177T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE59913243D1 (de) * | 1998-09-29 | 2006-05-11 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur Ansteuerung einer Kraftstoffpumpe |
| DE102004039311B4 (de) * | 2004-08-13 | 2014-05-22 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Steuergerät zur Steuerung eines Enspritzdruckaufbaus bei einem Start eines Verbrennungsmotors |
| CN112963255B (zh) * | 2021-03-11 | 2023-02-24 | 西华大学 | 可拆卸二冲程航空发动机活性燃料辅助起动系统及方法 |
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| JPS61101641A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-20 | Fuji Heavy Ind Ltd | 空燃比制御装置 |
| US4714068A (en) * | 1986-05-29 | 1987-12-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method and device for controlling fuel injection quantity of electronic control diesel engine |
| US4928642A (en) * | 1989-06-19 | 1990-05-29 | Caterpillar Inc. | Automatic starting fluid injection apparatus and method |
| FR2678025A1 (fr) * | 1991-06-21 | 1992-12-24 | Bosch Gmbh Robert | Procede et dispositif pour commander un systeme de dosage de carburant commande par une electrovanne, notamment pour moteur diesel a combustion interne. |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP32605195A patent/JP3457112B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-12-12 EP EP96120000A patent/EP0779425B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-12 DE DE69617177T patent/DE69617177T2/de not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0779425A3 (en) | 1999-03-17 |
| EP0779425A2 (en) | 1997-06-18 |
| DE69617177D1 (de) | 2002-01-03 |
| EP0779425B1 (en) | 2001-11-21 |
| DE69617177T2 (de) | 2002-05-16 |
| JP3457112B2 (ja) | 2003-10-14 |
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