JPH09169669A - シクロヘキセンの分離方法 - Google Patents
シクロヘキセンの分離方法Info
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- JPH09169669A JPH09169669A JP27485396A JP27485396A JPH09169669A JP H09169669 A JPH09169669 A JP H09169669A JP 27485396 A JP27485396 A JP 27485396A JP 27485396 A JP27485396 A JP 27485396A JP H09169669 A JPH09169669 A JP H09169669A
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- cyclohexene
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シクロヘキセンと、シクロヘキサン又はベン
ゼンの少なくとも1種を含む混合物から、効率よく高純
度のシクロヘキセンを得る。 【解決手段】 シクロヘキセンと、シクロヘキサン又は
ベンゼンの少なくとも1種とを含む混合物から蒸留によ
ってシクロヘキセンに富む成分を得るシクロヘキセンの
分離方法において、抽出蒸留の抽剤としてN−メチル−
2−ピロリドンと水との混合液を用いることを特徴とす
るシクロヘキセンの分離方法。
ゼンの少なくとも1種を含む混合物から、効率よく高純
度のシクロヘキセンを得る。 【解決手段】 シクロヘキセンと、シクロヘキサン又は
ベンゼンの少なくとも1種とを含む混合物から蒸留によ
ってシクロヘキセンに富む成分を得るシクロヘキセンの
分離方法において、抽出蒸留の抽剤としてN−メチル−
2−ピロリドンと水との混合液を用いることを特徴とす
るシクロヘキセンの分離方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シクロヘキセン
と、シクロヘキサン又はベンゼンの少なくとも1種を含
む混合物からシクロヘキセンを分離する方法に関する。
と、シクロヘキサン又はベンゼンの少なくとも1種を含
む混合物からシクロヘキセンを分離する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ベンゼンの部分水素化反応により
得られるシクロヘキセンを水和してシクロヘキサノ−ル
を製造する方法が注目されている。ベンゼンの部分水素
化反応は通常ルテニウム触媒と水の存在下で行われ、通
常、シクロヘキセン、未反応のベンゼン及び副生するシ
クロヘキサンを含む反応混合物が得られる(特公平3−
5370、特公平2−19098、特開平4−0741
41など)。上記ベンゼンの部分水素化反応混合物より
純度の高いシクロヘキセンを取得するのためには、該混
合物からのシクロヘキセンの分離方法が問題となる。し
かしながら、シクロヘキセン、ベンゼン及びシクロヘキ
サンの3成分の沸点は極めて近接しているため通常の蒸
留によって分離することは困難である。
得られるシクロヘキセンを水和してシクロヘキサノ−ル
を製造する方法が注目されている。ベンゼンの部分水素
化反応は通常ルテニウム触媒と水の存在下で行われ、通
常、シクロヘキセン、未反応のベンゼン及び副生するシ
クロヘキサンを含む反応混合物が得られる(特公平3−
5370、特公平2−19098、特開平4−0741
41など)。上記ベンゼンの部分水素化反応混合物より
純度の高いシクロヘキセンを取得するのためには、該混
合物からのシクロヘキセンの分離方法が問題となる。し
かしながら、シクロヘキセン、ベンゼン及びシクロヘキ
サンの3成分の沸点は極めて近接しているため通常の蒸
留によって分離することは困難である。
【0003】このため、これらの混合物の分離方法とし
て、一般に抽出蒸留法が採用される。この抽出蒸留で
は、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルアセトア
ミド、アジポニトリル、スルホラン、マロン酸ジメチ
ル、コハク酸ジメチルなど各種の抽剤を用いた方法が提
案されている(特開昭52−5733、特開昭58−1
645724、特開昭58−1645725、特開昭5
8−172323、特開昭62−295311、特開平
4−41441など)。また、抽出蒸留における抽出溶
媒の選定に当たっては、所謂γ0 アプローチが有力で
ある。このγ0 アプローチについては、「最新蒸留工
学」(平田光穂編、昭和46年1月30日、日刊工業新
聞社発行)などに述べられている。
て、一般に抽出蒸留法が採用される。この抽出蒸留で
は、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルアセトア
ミド、アジポニトリル、スルホラン、マロン酸ジメチ
ル、コハク酸ジメチルなど各種の抽剤を用いた方法が提
案されている(特開昭52−5733、特開昭58−1
645724、特開昭58−1645725、特開昭5
8−172323、特開昭62−295311、特開平
4−41441など)。また、抽出蒸留における抽出溶
媒の選定に当たっては、所謂γ0 アプローチが有力で
ある。このγ0 アプローチについては、「最新蒸留工
学」(平田光穂編、昭和46年1月30日、日刊工業新
聞社発行)などに述べられている。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】従来の各種の抽剤を用
いた抽出蒸留において、その分離効率が必ずしも十分で
なかったり、高価な抽剤を使用する場合は経済的に不利
であったりする。また、前記の特開平4−41441号
公報にあるように、抽剤の分解物が、蒸留装置の腐食を
もたらしたり、あるいはシクロヘキセン中の不純物とし
て各種の反応における触媒毒となることがある。
いた抽出蒸留において、その分離効率が必ずしも十分で
なかったり、高価な抽剤を使用する場合は経済的に不利
であったりする。また、前記の特開平4−41441号
公報にあるように、抽剤の分解物が、蒸留装置の腐食を
もたらしたり、あるいはシクロヘキセン中の不純物とし
て各種の反応における触媒毒となることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等はシクロヘキ
センの分離方法について鋭意検討した結果、N−メチル
−2−ピロリドンと水との混合溶剤を抽剤に用いた抽出
蒸留法によれば上記課題がいっぺんに解決できることを
見いだし本発明に到達した。即ち、本発明の要旨は、シ
クロヘキセンと、シクロヘキサン又はベンゼンの少なく
とも1種とを含む混合物から蒸留によってシクロヘキセ
ンに富む成分を得るシクロヘキセンの分離方法におい
て、抽出蒸留の抽剤としてN−メチル−2−ピロリドン
と水の混合液を用いることを特徴とするシクロヘキセン
の分離方法に存する。
センの分離方法について鋭意検討した結果、N−メチル
−2−ピロリドンと水との混合溶剤を抽剤に用いた抽出
蒸留法によれば上記課題がいっぺんに解決できることを
見いだし本発明に到達した。即ち、本発明の要旨は、シ
クロヘキセンと、シクロヘキサン又はベンゼンの少なく
とも1種とを含む混合物から蒸留によってシクロヘキセ
ンに富む成分を得るシクロヘキセンの分離方法におい
て、抽出蒸留の抽剤としてN−メチル−2−ピロリドン
と水の混合液を用いることを特徴とするシクロヘキセン
の分離方法に存する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、抽出蒸留に供する混合物は、シクロヘ
キセンと、シクロヘキサン又はベンゼンの少なくとも1
種を含むものである。本発明が利用できる該混合物とし
ては、特にベンゼンの部分水素化反応によって得られる
反応混合物が挙げられる。N−メチル−2−ピロリドン
と水の混合液を用いて抽出蒸留を行うためには、通常、
予めN−メチル−2−ピロリドンと水との混合溶剤を調
製し、これを蒸留塔に供給すればよいが、N−メチル−
2−ピロリドンと水を別々に蒸留塔に供給してもよい
が、N−メチル−2−ピロリドンに対する水の存在量と
しては、通常0.1重量%〜溶解する限界、好ましくは
0.3〜10重量%、特に好ましくは0.5〜5重量%
である。シクロヘキセンと、シクロヘキサン又はベンゼ
ンの少なくとも1種を含む混合物を抽出蒸留によりシク
ロヘキセンを分離する主な態様としては、以下の〜
が考えられる。
本発明において、抽出蒸留に供する混合物は、シクロヘ
キセンと、シクロヘキサン又はベンゼンの少なくとも1
種を含むものである。本発明が利用できる該混合物とし
ては、特にベンゼンの部分水素化反応によって得られる
反応混合物が挙げられる。N−メチル−2−ピロリドン
と水の混合液を用いて抽出蒸留を行うためには、通常、
予めN−メチル−2−ピロリドンと水との混合溶剤を調
製し、これを蒸留塔に供給すればよいが、N−メチル−
2−ピロリドンと水を別々に蒸留塔に供給してもよい
が、N−メチル−2−ピロリドンに対する水の存在量と
しては、通常0.1重量%〜溶解する限界、好ましくは
0.3〜10重量%、特に好ましくは0.5〜5重量%
である。シクロヘキセンと、シクロヘキサン又はベンゼ
ンの少なくとも1種を含む混合物を抽出蒸留によりシク
ロヘキセンを分離する主な態様としては、以下の〜
が考えられる。
【0007】シクロヘキセンとシクロヘキサンの混合
物につき、N−メチル−2−ピロリドンと水の存在下で
抽出蒸留を行う。塔頂からはシクロヘキサンと水を留出
させる。該留出物は凝縮させた後、油水分離を行い、こ
のうちの水を全還流して塔頂から塔内に戻し、シクロヘ
キサンを所定の還流比で戻すとともに抜き出す方法が好
ましい。この場合、塔底からはシクロヘキセンとN−メ
チル−2−ピロリドンとともに水が抜き出される。該抜
き出し液は、通常、蒸留に供し、塔頂からはシクロヘキ
セン及び水を留出させ、留出物を凝縮させた後、油水分
離を行い、水を全量塔頂に戻し、シクロヘキセンは所定
の還流比で戻すとともに抜き出して分離する。そして、
塔底からはN−メチル−2−ピロリドン及び水を抜き出
す。該抜き出し液の油水分離後の水は、上記のように塔
頂から塔内に戻してもよいが、塔内に戻さなくてもよ
く、その場合塔底からはN−メチルー2ーピロリドンを
抜き出す。該油水分離後の水は、抽剤として再使用する
ことが可能である。
物につき、N−メチル−2−ピロリドンと水の存在下で
抽出蒸留を行う。塔頂からはシクロヘキサンと水を留出
させる。該留出物は凝縮させた後、油水分離を行い、こ
のうちの水を全還流して塔頂から塔内に戻し、シクロヘ
キサンを所定の還流比で戻すとともに抜き出す方法が好
ましい。この場合、塔底からはシクロヘキセンとN−メ
チル−2−ピロリドンとともに水が抜き出される。該抜
き出し液は、通常、蒸留に供し、塔頂からはシクロヘキ
セン及び水を留出させ、留出物を凝縮させた後、油水分
離を行い、水を全量塔頂に戻し、シクロヘキセンは所定
の還流比で戻すとともに抜き出して分離する。そして、
塔底からはN−メチル−2−ピロリドン及び水を抜き出
す。該抜き出し液の油水分離後の水は、上記のように塔
頂から塔内に戻してもよいが、塔内に戻さなくてもよ
く、その場合塔底からはN−メチルー2ーピロリドンを
抜き出す。該油水分離後の水は、抽剤として再使用する
ことが可能である。
【0008】シクロヘキセンとベンゼンの混合物につ
き、N−メチル−2−ピロリドンと水の存在下で抽出蒸
留を行う。塔頂からはシクロヘキセンと水を留出させ
る。該留出物を凝縮させた後、油水分離を行い、このう
ちの水を全還流して塔頂より塔内に戻し、シクロヘキセ
ンは所定の還流比で戻すとともに抜き出して分離する方
法が好ましい。この場合、塔底からはベンゼンとN−メ
チル−2−ピロリドンとともに水が抜き出される。更に
抜き出し液を通常蒸留に供し、塔頂からベンゼン及び水
を留出させ、留出物を凝縮させた後油水分離を行うが、
油水分離後の水は塔内へ戻してもよいし、戻さずに抽剤
として再使用してもよい。
き、N−メチル−2−ピロリドンと水の存在下で抽出蒸
留を行う。塔頂からはシクロヘキセンと水を留出させ
る。該留出物を凝縮させた後、油水分離を行い、このう
ちの水を全還流して塔頂より塔内に戻し、シクロヘキセ
ンは所定の還流比で戻すとともに抜き出して分離する方
法が好ましい。この場合、塔底からはベンゼンとN−メ
チル−2−ピロリドンとともに水が抜き出される。更に
抜き出し液を通常蒸留に供し、塔頂からベンゼン及び水
を留出させ、留出物を凝縮させた後油水分離を行うが、
油水分離後の水は塔内へ戻してもよいし、戻さずに抽剤
として再使用してもよい。
【0009】シクロヘキセン、シクロヘキサン及びベ
ンゼンの混合物につき、N−メチル−2−ピロリドンと
水の存在下で第1の抽出蒸留を行う。塔頂よりシクロヘ
キセン、シクロヘキサン及び水を留出させる。該留出物
は凝縮させた後、油水分離を行い、このうちの水を全還
流して塔頂より塔内に戻し、シクロヘキセン及びシクロ
ヘキサンは所定の還流比で戻すとともに抜き出す方法が
好ましい。この場合、塔底よりベンゼンとN−メチル−
2−ピロリドンとともに水が抜き出される。塔頂より抜
き出したシクロヘキサン及びシクロヘキセンについて
は、N−メチル−2−ピロリドンと水の存在下で第2の
抽出蒸留を行い、塔頂よりシクロヘキサン及び水を留出
させ、留出物を凝縮させた後、油水分離を行い、水は全
量塔頂より塔内へ返し、シクロヘキサンは所定の還流比
で戻すとともに抜き出すとよい。この場合、塔底よりシ
クロヘキセンとN−メチル−2−ピロリドンとともに水
が抜き出される。該抜き出し液は、通常、蒸留に供し、
塔頂からはシクロヘキセン及び水を留出させ、留出物を
凝縮させた後、油水分離を行い、水を全量塔頂より塔内
へ戻し、シクロヘキセンは所定の還流比で戻すとともに
抜き出して分離する。そして、塔底からはN−メチル−
2−ピロリドン及び水を抜き出す。該抜き出し液の油水
分離後の水は、上記のように塔頂から塔内に戻してもよ
いが、塔内に戻さなくてもよく、その場合塔底からはN
−メチルー2ーピロリドンを抜き出す。該油水分離後の
水は、抽剤として再使用することが可能である。
ンゼンの混合物につき、N−メチル−2−ピロリドンと
水の存在下で第1の抽出蒸留を行う。塔頂よりシクロヘ
キセン、シクロヘキサン及び水を留出させる。該留出物
は凝縮させた後、油水分離を行い、このうちの水を全還
流して塔頂より塔内に戻し、シクロヘキセン及びシクロ
ヘキサンは所定の還流比で戻すとともに抜き出す方法が
好ましい。この場合、塔底よりベンゼンとN−メチル−
2−ピロリドンとともに水が抜き出される。塔頂より抜
き出したシクロヘキサン及びシクロヘキセンについて
は、N−メチル−2−ピロリドンと水の存在下で第2の
抽出蒸留を行い、塔頂よりシクロヘキサン及び水を留出
させ、留出物を凝縮させた後、油水分離を行い、水は全
量塔頂より塔内へ返し、シクロヘキサンは所定の還流比
で戻すとともに抜き出すとよい。この場合、塔底よりシ
クロヘキセンとN−メチル−2−ピロリドンとともに水
が抜き出される。該抜き出し液は、通常、蒸留に供し、
塔頂からはシクロヘキセン及び水を留出させ、留出物を
凝縮させた後、油水分離を行い、水を全量塔頂より塔内
へ戻し、シクロヘキセンは所定の還流比で戻すとともに
抜き出して分離する。そして、塔底からはN−メチル−
2−ピロリドン及び水を抜き出す。該抜き出し液の油水
分離後の水は、上記のように塔頂から塔内に戻してもよ
いが、塔内に戻さなくてもよく、その場合塔底からはN
−メチルー2ーピロリドンを抜き出す。該油水分離後の
水は、抽剤として再使用することが可能である。
【0010】シクロヘキセン、シクロヘキサン及びベ
ンゼンの混合物につき、N−メチル−2−ピロリドンと
水の存在下で第1の抽出蒸留を行う。塔頂よりシクロヘ
キサン及び水を留出させる。該留出物は凝縮させた後、
油水分離を行い、このうちの水を全還流して塔頂より塔
内に戻し、シクロヘキサンは所定の還流比で戻すととも
に抜き出す方法が好ましい。この場合、塔底よりシクロ
ヘキセン、ベンゼン、N−メチル−2−ピロリドンとと
もに水が抜き出される。この抜き出し液を蒸留(第2の
抽出蒸留)して、塔頂よりシクロヘキセン及び水を留出
させ、留出物を凝縮させた後、油水分離を行い、水は全
量塔頂に戻し、シクロヘキセンは所定の還流比で戻すと
ともに抜き出し分離するとよい。この場合、塔底よりベ
ンゼンとN−メチル−2−ピロリドンとともに水が抜き
出される。更に抜き出し液を通常蒸留に供し、塔頂から
ベンゼン及び水を留出させ、留出物を凝縮させた後油水
分離を行うが、油水分離後の水は塔内へ戻してもよい
し、戻さずに抽剤として再使用してもよい。
ンゼンの混合物につき、N−メチル−2−ピロリドンと
水の存在下で第1の抽出蒸留を行う。塔頂よりシクロヘ
キサン及び水を留出させる。該留出物は凝縮させた後、
油水分離を行い、このうちの水を全還流して塔頂より塔
内に戻し、シクロヘキサンは所定の還流比で戻すととも
に抜き出す方法が好ましい。この場合、塔底よりシクロ
ヘキセン、ベンゼン、N−メチル−2−ピロリドンとと
もに水が抜き出される。この抜き出し液を蒸留(第2の
抽出蒸留)して、塔頂よりシクロヘキセン及び水を留出
させ、留出物を凝縮させた後、油水分離を行い、水は全
量塔頂に戻し、シクロヘキセンは所定の還流比で戻すと
ともに抜き出し分離するとよい。この場合、塔底よりベ
ンゼンとN−メチル−2−ピロリドンとともに水が抜き
出される。更に抜き出し液を通常蒸留に供し、塔頂から
ベンゼン及び水を留出させ、留出物を凝縮させた後油水
分離を行うが、油水分離後の水は塔内へ戻してもよい
し、戻さずに抽剤として再使用してもよい。
【0011】抽出蒸留にあたっては、水は塔頂成分と共
に共沸物を形成するために塔頂から留出し、これを抜き
出すことができる。しかしながら、塔底から抜き出され
るN−メチル−2−ピロリドンに対して新たな水を不要
とするため、また、塔頂成分に水を混入させないため
に、上記〜のように、塔頂から留出する水及び塔頂
成分を凝縮させ、凝縮液を油水分離して水を全量抽出蒸
留に全還流することによって、水をN−メチル−2−ピ
ロリドン等とともに塔底から抜き出すのが好ましい。N
−メチル−2−ピロリドンと水とシクロヘキセン又はベ
ンゼンとの分離に際しては、油水分離後の水は塔頂より
塔内に戻してもよいし、塔内に戻さずに抽剤として再使
用してもよい。
に共沸物を形成するために塔頂から留出し、これを抜き
出すことができる。しかしながら、塔底から抜き出され
るN−メチル−2−ピロリドンに対して新たな水を不要
とするため、また、塔頂成分に水を混入させないため
に、上記〜のように、塔頂から留出する水及び塔頂
成分を凝縮させ、凝縮液を油水分離して水を全量抽出蒸
留に全還流することによって、水をN−メチル−2−ピ
ロリドン等とともに塔底から抜き出すのが好ましい。N
−メチル−2−ピロリドンと水とシクロヘキセン又はベ
ンゼンとの分離に際しては、油水分離後の水は塔頂より
塔内に戻してもよいし、塔内に戻さずに抽剤として再使
用してもよい。
【0012】上記の〜での抽出蒸留を行う場合、理
論段数が通常15以上、好ましくは20以上の蒸留塔を
使用する。通常、蒸留塔の上段側に抽剤であるN−メチ
ル−2−ピロリドンと水との混合溶剤を供給し、混合物
は蒸留塔の中段より下側に供給する。〜のいずれの
ケースも、抽剤の使用量は混合物に対して通常は等量以
上であり、また、塔頂圧は通常0.02〜0.3MPa
である。さらに、還流比については、特に制限はない
が、例えば、シクロヘキサンとシクロヘキセンとの混合
物の場合、還流比が通常2〜10、好ましく3〜6程度
である。また、の第2の抽出蒸留においては、蒸留工
程に供される混合液中に抽剤であるN−メチル−2−ピ
ロリドンと水との混合溶剤が既に含まれているが、分離
成分の組成や量に応じて、N−メチル−2−ピロリドン
と水との混合溶剤を追加して蒸留を行ってもよい。
論段数が通常15以上、好ましくは20以上の蒸留塔を
使用する。通常、蒸留塔の上段側に抽剤であるN−メチ
ル−2−ピロリドンと水との混合溶剤を供給し、混合物
は蒸留塔の中段より下側に供給する。〜のいずれの
ケースも、抽剤の使用量は混合物に対して通常は等量以
上であり、また、塔頂圧は通常0.02〜0.3MPa
である。さらに、還流比については、特に制限はない
が、例えば、シクロヘキサンとシクロヘキセンとの混合
物の場合、還流比が通常2〜10、好ましく3〜6程度
である。また、の第2の抽出蒸留においては、蒸留工
程に供される混合液中に抽剤であるN−メチル−2−ピ
ロリドンと水との混合溶剤が既に含まれているが、分離
成分の組成や量に応じて、N−メチル−2−ピロリドン
と水との混合溶剤を追加して蒸留を行ってもよい。
【0013】シクロヘキセンを得るためのどの方法にお
いても、水は塔頂から留出する可能性があるが、新たに
水を添加する必要をなくすこと、及び水に溶ける成分の
流出をなくすことの必要から、塔頂から留出する水につ
いては、これを他の成分と油水分離した後に全還流し、
N−メチル−2−ピロリドンと共に塔底から抜き出すの
が好ましい。次に、本発明のうち、特に、シクロヘキセ
ン、シクロヘキセン、ベンゼンの3種を含む混合物から
シクロヘキセンを分離取得する方法について図面を用い
ながら、更に具体的な実施態様を示す。
いても、水は塔頂から留出する可能性があるが、新たに
水を添加する必要をなくすこと、及び水に溶ける成分の
流出をなくすことの必要から、塔頂から留出する水につ
いては、これを他の成分と油水分離した後に全還流し、
N−メチル−2−ピロリドンと共に塔底から抜き出すの
が好ましい。次に、本発明のうち、特に、シクロヘキセ
ン、シクロヘキセン、ベンゼンの3種を含む混合物から
シクロヘキセンを分離取得する方法について図面を用い
ながら、更に具体的な実施態様を示す。
【0014】図1は、シクロヘキセン、ベンゼン及びシ
クロヘキサンの混合物から、まずベンゼンを分離し、次
いでシクロヘキサンとシクロシクロヘキサンを分離する
前記の方法を示している。図1において、シクロヘキ
セン、シクロヘキサン、ベンゼンの3種を含む混合物が
ライン1より蒸留塔D1に送られ、また、N−メチル−
2−ピロリドンと水との混合溶剤がライン2より蒸留塔
D1に送られる。蒸留塔D1では抽出蒸留が行われ、塔
頂からライン3を通じてシクロヘキセン、シクロヘキサ
ン及び水が抜き出され、コンデンサで凝縮された後、油
水分離器でシクロヘキセンとシクロヘキサンとの混合物
と水とに分離され、この内水は全量蒸留塔D1に戻され
る。シクロヘキセンとシクロヘキサンとの混合物は、そ
の一部が所定の還流比で蒸留塔D1に戻されるととも
に、残りはライン12から蒸留塔D3に送られる。蒸留
塔D1の塔底からはライン4を通じてベンゼンとN−メ
チル−2−ピロリドンと水との混合物が抜き出され、蒸
留塔D2に送られる。
クロヘキサンの混合物から、まずベンゼンを分離し、次
いでシクロヘキサンとシクロシクロヘキサンを分離する
前記の方法を示している。図1において、シクロヘキ
セン、シクロヘキサン、ベンゼンの3種を含む混合物が
ライン1より蒸留塔D1に送られ、また、N−メチル−
2−ピロリドンと水との混合溶剤がライン2より蒸留塔
D1に送られる。蒸留塔D1では抽出蒸留が行われ、塔
頂からライン3を通じてシクロヘキセン、シクロヘキサ
ン及び水が抜き出され、コンデンサで凝縮された後、油
水分離器でシクロヘキセンとシクロヘキサンとの混合物
と水とに分離され、この内水は全量蒸留塔D1に戻され
る。シクロヘキセンとシクロヘキサンとの混合物は、そ
の一部が所定の還流比で蒸留塔D1に戻されるととも
に、残りはライン12から蒸留塔D3に送られる。蒸留
塔D1の塔底からはライン4を通じてベンゼンとN−メ
チル−2−ピロリドンと水との混合物が抜き出され、蒸
留塔D2に送られる。
【0015】蒸留塔D2ではベンゼンとN−メチル−2
−ピロリドン及び水とが蒸留分離され、塔頂からライン
5を通じてベンゼン及び水が抜き出され、コンデンサで
凝縮された後、油水分離器でベンゼンと水とに分離さ
れ、この内水は全量蒸留塔D2に戻される。ベンゼン
は、その一部が所定の還流比で蒸留塔D2に戻されると
ともに、残りはライン13から抜き出される。塔底から
はライン6を通じてN−メチル−2−ピロリドンと水と
が抜き出される。一方、蒸留塔D3には、ライン12を
通じてシクロヘキセンとシクロヘキサンの混合物が、ラ
イン7を通じてN−メチル−2−ピロリドンと水との混
合溶剤が、各々供給されて抽出蒸留が行われる。塔頂か
らはシクロヘキサンと水とがライン8を通じて抜き出さ
れ、コンデンサで凝縮された後、油水分離器でシクロヘ
キサンと水とに分離され、この内水は全量蒸留塔D3に
戻される。シクロヘキサンは、その一部が所定の還流比
で蒸留塔D3に戻されるとともに、残りはライン14か
ら抜き出される。塔底からはシクロヘキセンとN−メチ
ル−2−ピロリドンと水とが抜き出され、ライン9を通
じて蒸留塔D4に送られる。
−ピロリドン及び水とが蒸留分離され、塔頂からライン
5を通じてベンゼン及び水が抜き出され、コンデンサで
凝縮された後、油水分離器でベンゼンと水とに分離さ
れ、この内水は全量蒸留塔D2に戻される。ベンゼン
は、その一部が所定の還流比で蒸留塔D2に戻されると
ともに、残りはライン13から抜き出される。塔底から
はライン6を通じてN−メチル−2−ピロリドンと水と
が抜き出される。一方、蒸留塔D3には、ライン12を
通じてシクロヘキセンとシクロヘキサンの混合物が、ラ
イン7を通じてN−メチル−2−ピロリドンと水との混
合溶剤が、各々供給されて抽出蒸留が行われる。塔頂か
らはシクロヘキサンと水とがライン8を通じて抜き出さ
れ、コンデンサで凝縮された後、油水分離器でシクロヘ
キサンと水とに分離され、この内水は全量蒸留塔D3に
戻される。シクロヘキサンは、その一部が所定の還流比
で蒸留塔D3に戻されるとともに、残りはライン14か
ら抜き出される。塔底からはシクロヘキセンとN−メチ
ル−2−ピロリドンと水とが抜き出され、ライン9を通
じて蒸留塔D4に送られる。
【0016】蒸留塔D4では、シクロヘキセンとN−メ
チル−2−ピロリドン及び水とが蒸留分離され、塔頂か
らライン10を通じてシクロヘキセン及び水が抜き出さ
れ、コンデンサで凝縮された後、油水分離器でシクロヘ
キセンと水とに分離され、この内水は全量蒸留塔D4に
戻される。シクロヘキセンは、その一部が所定の還流比
で蒸留塔D4に戻されるとともに、残りはライン15か
ら抜き出される。塔底からはライン11を通じてN−メ
チル−2−ピロリドンと水と抜き出される。また、図2
は、シクロヘキセン、ベンゼン及びシクロヘキサンを含
む混合物からまずシクロヘキサンを除去し、次いでシク
ロヘキセンとベンゼンを分離する前記の方法を示して
いる。図2において、シクロヘキセン、ベンゼン及びシ
クロヘキサンからなる混合物がライン1を通じて蒸留塔
D1に送られ、また、N−メチル−2−ピロリドンと水
との混合溶剤がライン2を通じて蒸留塔D1に送られ
る。
チル−2−ピロリドン及び水とが蒸留分離され、塔頂か
らライン10を通じてシクロヘキセン及び水が抜き出さ
れ、コンデンサで凝縮された後、油水分離器でシクロヘ
キセンと水とに分離され、この内水は全量蒸留塔D4に
戻される。シクロヘキセンは、その一部が所定の還流比
で蒸留塔D4に戻されるとともに、残りはライン15か
ら抜き出される。塔底からはライン11を通じてN−メ
チル−2−ピロリドンと水と抜き出される。また、図2
は、シクロヘキセン、ベンゼン及びシクロヘキサンを含
む混合物からまずシクロヘキサンを除去し、次いでシク
ロヘキセンとベンゼンを分離する前記の方法を示して
いる。図2において、シクロヘキセン、ベンゼン及びシ
クロヘキサンからなる混合物がライン1を通じて蒸留塔
D1に送られ、また、N−メチル−2−ピロリドンと水
との混合溶剤がライン2を通じて蒸留塔D1に送られ
る。
【0017】蒸留塔D1では抽出蒸留が行われ、塔頂か
らライン3を通じてシクロヘキサンと水とが抜き出さ
れ、コンデンサで凝縮された後、油水分離器でシクロヘ
キサンと水とに分離され、このうち、水は全量蒸留塔D
1に戻される。シクロヘキサンは、その一部が所定の還
流比で蒸留塔D1に戻されるとともに、残りはライン1
0から抜き出される。塔底からはライン4を通じてベン
ゼン、シクロヘキセン、N−メチル−2−ピロリドン及
び水が抜き出され、該混合物は蒸留塔D−2に供給され
る。蒸留塔D2には、N−メチル−2−ピロリドンと水
との混合溶剤もライン5より供給される。蒸留塔D2で
も抽出蒸留が行われ、塔頂からライン6を通じてシクロ
ヘキセンと水とが抜き出され、コンデンサで凝縮された
後、油水分離器でシクロヘキセンと水とに分離され、こ
のうち、水は全量蒸留塔D2に戻される。シクロヘキセ
ンは、その一部が所定の還流比で蒸留塔D2に戻される
とともに、残りはライン11から抜き出される。塔底か
らはライン7を通じてベンゼンとN−メチル−2−ピロ
リドンと水とが抜き出され、蒸留塔D3に供給される。
らライン3を通じてシクロヘキサンと水とが抜き出さ
れ、コンデンサで凝縮された後、油水分離器でシクロヘ
キサンと水とに分離され、このうち、水は全量蒸留塔D
1に戻される。シクロヘキサンは、その一部が所定の還
流比で蒸留塔D1に戻されるとともに、残りはライン1
0から抜き出される。塔底からはライン4を通じてベン
ゼン、シクロヘキセン、N−メチル−2−ピロリドン及
び水が抜き出され、該混合物は蒸留塔D−2に供給され
る。蒸留塔D2には、N−メチル−2−ピロリドンと水
との混合溶剤もライン5より供給される。蒸留塔D2で
も抽出蒸留が行われ、塔頂からライン6を通じてシクロ
ヘキセンと水とが抜き出され、コンデンサで凝縮された
後、油水分離器でシクロヘキセンと水とに分離され、こ
のうち、水は全量蒸留塔D2に戻される。シクロヘキセ
ンは、その一部が所定の還流比で蒸留塔D2に戻される
とともに、残りはライン11から抜き出される。塔底か
らはライン7を通じてベンゼンとN−メチル−2−ピロ
リドンと水とが抜き出され、蒸留塔D3に供給される。
【0018】蒸留塔D3では、ベンゼンとN−メチル−
2−ピロリドン及び水とが蒸留分離され、塔頂からライ
ン8を通じてベンゼン及び水が抜き出され、コンデンサ
で凝縮された後、油水分離器でベンゼンと水とに分離さ
れ、この内水は全量蒸留塔D3に戻される。ベンゼン
は、その一部が所定の還流比で蒸留塔D3に戻されると
ともに、残りはライン12から抜き出される。塔底から
はライン9を通じてN−メチル−2−ピロリドンと水と
が抜き出される。
2−ピロリドン及び水とが蒸留分離され、塔頂からライ
ン8を通じてベンゼン及び水が抜き出され、コンデンサ
で凝縮された後、油水分離器でベンゼンと水とに分離さ
れ、この内水は全量蒸留塔D3に戻される。ベンゼン
は、その一部が所定の還流比で蒸留塔D3に戻されると
ともに、残りはライン12から抜き出される。塔底から
はライン9を通じてN−メチル−2−ピロリドンと水と
が抜き出される。
【0019】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例によって制限されるものではない。なお、以下で
「部」とは「重量部」の意味である。
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例によって制限されるものではない。なお、以下で
「部」とは「重量部」の意味である。
【0020】実施例1〜6 ASPENTEC社製静的シミュレータソフトASPE
Nを用いた蒸留シミュレーションを行った。(なお、シ
ミュレーションの物性モデルは修正UNIFACで3相
蒸留計算を行った。)理論段数18段の蒸留塔の上から
14段目に、シクロヘキサン3000部/Hrとシクロ
ヘキセン3000部/Hrとを80℃、1気圧で導入
し、また、上から4段目にN−メチル−2−ピロリドン
と水との混合溶剤30000部/Hr(うち水500
部)を80℃、1気圧で導入し、還流比を表−1のよう
に変え、塔頂圧力0.1MPaで抽出蒸留を行う。この
際、塔頂から留出したシクロヘキサン及び水は油水分離
され、このうち、水は、全量上から4段目に戻す。その
結果、塔頂から表−1に示す純度のシクロヘキサンが3
000部/Hrで得られ、塔底よりシクロヘキセンとN
−メチル−2−ピロリドンと水との混合物が得られる。
なお、シクロヘキセンと、N−メチルー2ーピロリドン
及び水とは容易に分離できるため、シクロヘキサン純度
が高いほど高純度のシクロヘキセンが得られることを意
味する。
Nを用いた蒸留シミュレーションを行った。(なお、シ
ミュレーションの物性モデルは修正UNIFACで3相
蒸留計算を行った。)理論段数18段の蒸留塔の上から
14段目に、シクロヘキサン3000部/Hrとシクロ
ヘキセン3000部/Hrとを80℃、1気圧で導入
し、また、上から4段目にN−メチル−2−ピロリドン
と水との混合溶剤30000部/Hr(うち水500
部)を80℃、1気圧で導入し、還流比を表−1のよう
に変え、塔頂圧力0.1MPaで抽出蒸留を行う。この
際、塔頂から留出したシクロヘキサン及び水は油水分離
され、このうち、水は、全量上から4段目に戻す。その
結果、塔頂から表−1に示す純度のシクロヘキサンが3
000部/Hrで得られ、塔底よりシクロヘキセンとN
−メチル−2−ピロリドンと水との混合物が得られる。
なお、シクロヘキセンと、N−メチルー2ーピロリドン
及び水とは容易に分離できるため、シクロヘキサン純度
が高いほど高純度のシクロヘキセンが得られることを意
味する。
【0021】比較例1〜5 ASPENTEC社製静的シミュレータソフトASPE
Nを用いた蒸留シミュレーションを行った。(なお、シ
ミュレーションの物性モデルは修正UNIFACで均一
系として計算したものである。)抽剤として、N−メチ
ル−2−ピロリドンと水との混合溶剤の代わりにN−メ
チル−2−ピロリドンのみ(30000部/Hr)を用
いたこと、塔頂からシクロヘキサンのみを取り出したこ
と以外、実施例1と同様にして抽出蒸留を行う。その結
果を表−1に示す。
Nを用いた蒸留シミュレーションを行った。(なお、シ
ミュレーションの物性モデルは修正UNIFACで均一
系として計算したものである。)抽剤として、N−メチ
ル−2−ピロリドンと水との混合溶剤の代わりにN−メ
チル−2−ピロリドンのみ(30000部/Hr)を用
いたこと、塔頂からシクロヘキサンのみを取り出したこ
と以外、実施例1と同様にして抽出蒸留を行う。その結
果を表−1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】実施例7〜15 還流比を3とし、混合溶剤のうちの水の流量を表−2に
示す量としたこと以外、実施例1と同様にして抽出蒸留
を行う。その結果を表−2に示す。
示す量としたこと以外、実施例1と同様にして抽出蒸留
を行う。その結果を表−2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、シクロヘキセンと、シ
クロヘキサン又はベンゼンの少なくとも1種を含む混合
物から、効率よく高純度のシクロヘキセンを得ることが
できる。本発明の抽出蒸留で用いるN−メチル−2−ピ
ロリドンと水は化学的に安定な化合物であり、また、比
較的安価でもあるので、高純度のシクロヘキセンを工業
的に長期に生産する際には、本発明は極めて有利な方法
として期待できる。
クロヘキサン又はベンゼンの少なくとも1種を含む混合
物から、効率よく高純度のシクロヘキセンを得ることが
できる。本発明の抽出蒸留で用いるN−メチル−2−ピ
ロリドンと水は化学的に安定な化合物であり、また、比
較的安価でもあるので、高純度のシクロヘキセンを工業
的に長期に生産する際には、本発明は極めて有利な方法
として期待できる。
【図1】図1は請求項4にかかる発明の実施態様の一例
を示すフロ−シ−トである。
を示すフロ−シ−トである。
【図2】図2は請求項5にかかる発明の実施態様の一例
を示すフロ−シ−トである。
を示すフロ−シ−トである。
Claims (8)
- 【請求項1】 シクロヘキセンと、シクロヘキサン又は
ベンゼンの少なくとも1種とを含む混合物から蒸留によ
ってシクロヘキセンに富む成分を得るシクロヘキセンの
分離方法において、抽出蒸留の抽剤としてN−メチル−
2−ピロリドンと水との混合液を用いることを特徴とす
るシクロヘキセンの分離方法。 - 【請求項2】 シクロヘキセンとシクロヘキサンの混合
物につき、N−メチル−2−ピロリドンと水の混合液を
用いて抽出蒸留を行い、塔頂よりシクロヘキサンを留出
させ、塔底よりシクロヘキセンとN−メチル−2−ピロ
リドンを抜き出し、該抜き出し液からシクロヘキセンを
分離することを特徴とする請求項1のシクロヘキセンの
分離方法。 - 【請求項3】 シクロヘキセンとベンゼンの混合物につ
き、N−メチル−2−ピロリドンと水の混合液を用いて
抽出蒸留を行い、塔頂よりシクロヘキセンを留出させ、
塔底よりベンゼンとN−メチル−2−ピロリドンを抜き
出すことを特徴とする請求項1のシクロヘキセンの分離
方法。 - 【請求項4】 シクロヘキセン、シクロヘキサン及びベ
ンゼンの混合物につき、N−メチル−2−ピロリドンと
水の混合液を用いて第1の抽出蒸留を行い、塔底よりベ
ンゼンとN−メチル−2−ピロリドンを抜き出し、塔頂
よりシクロヘキセンとシクロヘキサンを留出させ、該留
出液につき、N−メチル−2−ピロリドンと水の混合液
を用いて第2の抽出蒸留を行い、塔頂よりシクロヘキサ
ンを留出させ、塔底よりシクロヘキセンとN−メチル−
2−ピロリドンを抜き出し、該抜き出し液からシクロヘ
キセンを分離することを特徴とする請求項1のシクロヘ
キセンの分離方法。 - 【請求項5】 シクロヘキセン、シクロヘキサン及びベ
ンゼンの混合物につき、N−メチル−2−ピロリドンと
水の混合液を用いて抽出蒸留を行い、塔頂よりシクロヘ
キサンを留出させ、塔底よりシクロヘキセン、ベンゼン
及びN−メチル−2−ピロリドンを抜き出し、該抜き出
し液を蒸留して、塔頂よりシクロヘキセンを留出させ、
塔底よりベンゼンとN−メチル−2−ピロリドンを抜き
出すことを特徴とする請求項1のシクロヘキセンの分離
方法。 - 【請求項6】 抽出蒸留において、塔底より水を抜き出
すことを特徴とする請求項2〜5のいずれかのシクロヘ
キセンの分離方法。 - 【請求項7】 抽出蒸留において、塔頂より水を留出さ
せることを特徴とする請求項2〜6のいずれかのシクロ
ヘキセンの分離方法。 - 【請求項8】 抽出蒸留において、塔頂からの水の留出
分を全還流させ、塔底より水を抜き出すことを特徴とす
る請求項2〜7のいずれかのシクロヘキセンの分離方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27485396A JPH09169669A (ja) | 1995-10-20 | 1996-10-17 | シクロヘキセンの分離方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27243695 | 1995-10-20 | ||
| JP7-272436 | 1995-10-20 | ||
| JP27485396A JPH09169669A (ja) | 1995-10-20 | 1996-10-17 | シクロヘキセンの分離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09169669A true JPH09169669A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=26550200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27485396A Pending JPH09169669A (ja) | 1995-10-20 | 1996-10-17 | シクロヘキセンの分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09169669A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112007003647T5 (de) | 2007-09-05 | 2010-10-14 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Verfahren zur Trennung und Herstellung von Cyclohexen |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP27485396A patent/JPH09169669A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112007003647T5 (de) | 2007-09-05 | 2010-10-14 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Verfahren zur Trennung und Herstellung von Cyclohexen |
| US8237005B2 (en) | 2007-09-05 | 2012-08-07 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Method for separating and producing cyclohexene |
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