JPH09169982A - プラスチック廃棄物の処理方法 - Google Patents
プラスチック廃棄物の処理方法Info
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Abstract
スチックからなるプラスチック廃棄物の処理方法におい
て、それらの2つの種類のプラスチックを分別する。 【解決手段】 炭化水素系プラスチックを溶解するが、
異炭化水素系プラスチックを実質的に溶解しない分別溶
剤と接触させて該廃棄物中に含まれている炭化水素系プ
ラスチックのみを選択的に溶解させる溶解工程、炭化水
素系プラスチックを溶解した分別溶剤溶液と、固体状の
異炭化水素系プラスチックとに分離する固液分離工程、
炭化水素系プラスチックの分別溶剤溶液を分解させて、
分解生成油を得る分解工程、を包含するとともに、該溶
解工程における分別溶剤の少なくとも一部として該分解
工程で得られた分解生成油の一部を用いる。
Description
チックと異炭化水素系プラスチックからなるプラスチッ
ク廃棄物の処理方法に関するものである。
ピレン)、PS(ポリスチレン)、PVC(ポリ塩化ビ
ニル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)及びA
BS樹脂(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共
重合体)は汎用プラスチックとして広く用いられてい
る。従って、プラスチック廃棄物の大部分はこれらのプ
ラスチックからなる。現在のところ、プラスチック廃棄
物の大部分は、再利用されることなく、焼却処理や埋立
て処理されているが、このような処理は、省資源の点か
ら望ましいものではない。これまでにも、プラスチック
廃棄物を再利用するために各種の方法が提案されてお
り、その代表的方法の1つとして、熱分解して油化する
方法(熱分解油化法)が知られている。この方法は、プ
ラスチック廃棄物を450℃程度の高温に加熱すること
により、分解生成油を生成させる方法である。この熱分
解油化法においては、被処理原料としてのプラスチック
廃棄物が、PEや、PP、PS等の炭化水素系プラスチ
ックのみからなる場合には、プラントや配管の閉塞トラ
ブル及び腐蝕等の問題を生じることなく、容易に実施す
ることができる。しかしながら、被処理原料がPE、P
P、PS等の炭化水素系プラスチックとPVC、PE
T、ABS樹脂等の異炭化水素系プラスチックとの混合
物からなる場合には、各種の問題を生じるため、安全か
つ安定的に実施することが困難になる。例えば、PVC
が混入すると、腐蝕性の高い塩化水素が発生し、装置や
配管の腐蝕を引起す。PETが混入すると、その熱分解
によりフタル酸類が生成し、このものは配管閉塞トラブ
ルを引起す。ABS樹脂が混入すると、その熱分解によ
り有毒性のシアン化水素が発生する。このように、プラ
スチック廃棄物を熱分解油化する場合には、その廃棄物
からは、異炭化水素系プラスチックをあらかじめ除去し
ておくことが望ましいが、現在のところ、炭化水素系プ
ラスチックと異炭化水素系プラスチックとを分別するた
めの工業的に有利な方法は知られておらず、炭化水素系
プラスチックと異炭化水素系プラスチックを含むプラス
チック廃棄物を熱分解油化する方法の実用化には多くの
困難が生じている。
プラスチックと異炭化水素系プラスチックからなるプラ
スチック廃棄物の処理方法において、それらの2つの種
類のプラスチックを分別する工程を含む工業的に有利な
方法を提供することをその課題とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、炭化水素系プラスチ
ックと異炭化水素系プラスチックからなるプラスチック
廃棄物の処理方法において、(i)該廃棄物を炭化水素
系プラスチックを溶解するが、異炭化水素系プラスチッ
クを実質的に溶解しない分別溶剤と接触させて該廃棄物
中に含まれている炭化水素系プラスチックのみを選択的
に溶解させる溶解工程、(ii)該溶解工程で得られた溶
解生成物を、炭化水素系プラスチックを溶解した分別溶
剤溶液と、固体状の異炭化水素系プラスチックとに分離
する固液分離工程、(iii)該固液分離工程で得られた
炭化水素系プラスチックの分別溶剤溶液を分解させて、
分解生成油を得る分解工程、を包含するとともに、該溶
解工程における分別溶剤の少なくとも一部として該分解
工程で得られた分解生成油の一部を用い、かつ該分別溶
剤は芳香族系炭化水素とパラフィン系炭化水素を含有す
る液状炭化水素混合物からなることを特徴とするプラス
チック廃棄物の処理方法が提供される。
プラスチック廃棄物は、炭化水素系プラスチックと異炭
化水素系プラスチックからなるものである。炭化水素系
プラスチックには、PE、PP等のポリオレフィン系プ
ラスチック及びPS等の芳香族系プラスチックが包含さ
れ、異炭化水素系プラスチックには、PVC、PET及
びABS樹脂等が包含される。これらのプラスチックは
いずれも大量に生産される汎用プラスチックであり、プ
ラスチック廃棄物の大部分はこれらのプラスチックから
なる。もちろん、プラスチック廃棄物は前記したプラス
チック以外の炭化水素系プラスチック及び異炭化水素系
プラスチックを含有することができるが、その割合は、
通常、25重量%以下である。一般のプラスチック廃棄
物においては、炭化水素系プラスチックの割合は、通
常、50重量%以上であり、場合によっては75重量%
以上である。
パラフィン系炭化水素を含有する液状炭化水素混合物か
らなり、炭化水素系プラスチックのみを選択的に溶解
し、異炭化水素系プラスチックは実質的に溶解しないも
のである。このような混合物溶剤がプラスチック廃棄物
の分別溶剤としてすぐれた効果を示すことは、本発明者
らによって初めて見出されたことである。しかも、この
ような混合物溶剤は、プラスチック廃棄物中に含まれて
いる炭化水素系プラスチックを熱分解して得られる生成
油を用いて容易に調製し得ることから、安価であるとい
う利点を有する。
素の割合は、5〜70%、好ましくは8〜65%であ
る。芳香族系炭化水素の割合が前記範囲を超えるように
なると、異炭化水素系プラスチック、特にPVCの実質
的量が溶解するようになり、一方、前記範囲より少なく
なると、炭化水素系プラスチック、特にPSが実質的に
溶解しなくなる。パラフィン系炭化水素の割合は、5〜
85%、好ましくは10〜80%である。パラフィン系
炭化水素の割合が前記範囲を超えるようになると、炭化
水素系プラスチック、特にPSが実質的に溶解しなくな
り、一方、前記範囲より少なくなると、異炭化水素系プ
ラスチック、特にPVCの実質的量が溶解するようにな
る。混合物中のオレフィン系炭化水素の割合は、混合物
中の芳香族系炭化水素とパラフィン系炭化水素を差引い
た残量であり、通常、0〜25%である。
う芳香族系炭化水素、パラフィン系炭化水素及びオレフ
ィン系炭化水素の各割合は、通常の重量%とは異なり、
13C−NMRスペクトルに基づいて求められたもので、
その13C−NMRスペクトルの測定装置、測定条件、ス
ペクトルの帰属及び各成分割合の求め方については、以
下の通りである。
は、日本電子(株)製GX270−FTNMR装置であ
る。 (2)測定条件 試料は、溶媒兼NMRロック剤としての重クロロホルム
(CDCl3:ISOTECINC.製 99.96a
tom%D)に溶解させ、13C−NMR測定に対して3
0wt%濃度とした。化学シフトはテトラメチルシラン
(TMS)を内部基準(0.0ppm)とし、5mmφ
パイレックス製試料管を用い、回転数15Hzで測定し
た。主な測定条件は、13C−NMRにおいては、定量的
な測定のために、核オーバーハウザー効果(NOE)を
消去したゲート付き1Hデカップリング測定(NNE)
を行い、パルス繰り返し時間6.9秒、データポイント
32K、積算回数4000回とした。 (3)スペクトルの帰属と各炭化水素成分の百分率の求
め方13 C−NMRスペクトルは、Eberhand,Breifmaier., an
d Wolfgang Voelter. “Carbon-13 NMRSpectroscop
y”, VCH Verlagsgesellschaft mbH,(1987)の文献に基
づき帰属を行い、それぞれの積分値を算出して、各結合
型炭素(パラフィン系炭化水素:Cp、オレフィン系炭
化水素:Co、芳香族系炭化水素:Ca)の百分率を求
めた。 パラフィン系炭化水素(Cp)の化学シフト:14.2
〜46.2ppm オレフィン系炭化水素(Co)の化学シフト:111.
5〜114.2ppm、137.0〜145.0ppm 芳香族系炭化水素(Ca)の化学シフト:125.5〜
136.9ppm なお、13C−NMRのスペクトルに基づく各炭化水素成
分の百分率の算出方法では、パラフィン系炭化水素基の
結合した芳香族系炭化水素は、パラフィン系炭化水素と
芳香族系炭化水素とに分割して算出され、オレフィン系
炭化水素基の結合した芳香族系炭化水素は、オレフィン
系炭化水素と芳香族系炭化水素とに分割して算出されて
いる。
1は本発明の方法を実施する場合のフローシートの1例
を示す。この図において、1は溶解工程、2は固液分離
工程、3は分解工程及び4は分別溶剤用留分分取工程を
示す。図1において、プラスチック廃棄物はライン5を
通って溶解工程1に導入され、ここでライン13を通っ
て循環される分別溶剤用留分と接触し、溶解処理され
る。この溶解工程1においては、プラスチック廃棄物中
に含まれる炭化水素系プラスチックのみが選択的に溶解
され、異炭化水素系プラスチックは実質的に溶解され
ず、固体状に保持される。ライン13を通って溶解工程
1に循環される分別溶剤用留分は、芳香族系炭化水素と
パラフィン系炭化水素を含有する液状炭化水素混合物で
ある。この留分は、通常、前記において示した分別溶剤
に適した成分組成を有するもので、プラスチック廃棄物
中の炭化水素系プラスチックのみを選択的に可溶化させ
る作用を示す。被処理原料として用いるプラスチック廃
棄物の成分組成が変化するとそれに応じて循環留分の成
分組成も変化する。従って、この循環留分の成分組成が
前記した分別溶剤に適した成分組成範囲から逸脱する場
合もあるが、このような場合には、分別溶剤に適した成
分組成になるように、適当な炭化水素成分をライン14
を通して添加する。一般的には、芳香族系プラスチック
の割合が10〜90重量%、好ましくは15〜80重量
%の炭化水素系プラスチックを熱分解して得られる生成
油をそのまま、又はこの分解生成油から得られる、50
〜500℃、好ましくは100〜400℃の沸点を有す
る留分を、本発明の分別溶剤として使用することができ
る。溶解工程における溶解操作開始時には、工業薬品と
して市販されている芳香族系炭化水素、パラフィン系炭
化水素及び必要に応じてのオレフィン系炭化水素を適量
混合することにより、あるいは前記の特性を有する石油
系炭化水素の熱分解油を分別溶剤として用いることがで
きる。溶解工程において、その操作温度は、炭化水素系
プラスチックが可溶化する温度であり、通常、加温条件
が採用され、一般的には、50〜200℃、好ましくは
80〜180℃である。操作圧力は、その加温条件下
で、分別溶剤を液相に保持するのに充分な圧力であれば
よく、通常、0〜5kg/cm2G、好ましくは0〜2
kg/cm2Gである。接触時間は、炭化水素系プラス
チックが溶解するのに必要な時間であり、通常、5分以
上、好ましくは10〜60分である。分別溶剤の使用割
合は、プラスチック廃棄物1重量部当り、0.5〜10
重量部、好ましくは1〜5重量部の割合にするのがよ
い。プラスチック廃棄物は、その溶解処理に先立って、
その表面に付着する汚物を除去したり、適度に破砕する
のが好ましい。これにより円滑な溶解処理を行うことが
できる。
イン6を通って固液分離工程2に送られ、ここで固液分
離される。固液分離方法としては、従来公知の各種の方
法、例えば、濾過分離、遠心分離、沈降分離等が採用さ
れる。この場合の操作温度は、一般的には、50〜20
0℃、好ましくは80〜180℃であるが、通常、溶解
工程における溶解温度付近の温度である。この固液分離
工程において、炭化水素系プラスチックを溶解する分別
溶剤溶液と、固体状異炭化水素系プラスチックとが得ら
れる。この分別溶剤溶液中の炭化水素系プラスチック濃
度は、7〜50重量%、好ましくは10〜40重量%で
ある。この炭化水素系プラスチックの濃度は、溶解工程
において用いる分別溶剤の使用量により調節することが
できる。
スチックの分別溶剤溶液は、ライン7を通って分解工程
3に送られ、ここで分解処理され、分解生成油が得られ
る。この場合の分解方法としては、従来公知の各種の方
法を採用することができる。一般的には、その分解温度
は、350〜500℃、好ましくは380〜450℃で
ある。一方、前記固液分離工程で得られた固体状異炭化
水素系プラスチックは、ライン11を通して排出され、
消石炭、木粉、紙、繊維等と混合し、固形燃料化して再
利用することができる。
ン8を通して分別溶剤用留分分取工程4に送られ、ここ
で溶解工程1で用いる分別溶剤用の留分が分取される。
この分解生成油から分取された留分の一部はライン9及
びライン13を通して溶解工程1に循環され、残部はラ
イン12を通して排出される。また、分別溶剤用留分を
分取された後の留分はライン10を通して排出される。
分解生成油から分別溶剤用に分取される留分は、分解生
成油に含まれる50〜500℃、好ましくは150〜4
00℃の沸点を有する留分である。分別溶剤用留分分取
工程4は、通常、1つ又は複数の蒸留塔から構成され
る。この分別溶剤用留分分取工程4は種々の形態におい
て実施することができる。例えば、分解工程3で得られ
た分解生成油からあらかじめ沸点が500℃より高い、
好ましくは400℃より高い重質油留分を除き、得られ
た軽質油留分をそのまま分別溶剤用留分として用いるこ
とができるし、また、この軽質油留分をさらに蒸留して
沸点が100℃より低い軽質留分を除いて分別溶剤用留
分とすることができる。さらに、分解生成油を蒸留処理
して分別溶剤用留分を含む複数の留分に分けることがで
きる。分解工程3で得られる分解生成油は、50〜50
0℃の沸点を有する場合がある。このような場合には、
分解生成油の一部をそのまま分別溶剤として循環使用す
ることもできる。
する。
PP:30重量%、PS:20重量%、PVC:5重量
%、PET:5重量%及びABS樹脂:5重量%からな
るプラスチック混合物を細片状に破砕した。次に、表1
に示す各種の溶剤100gに前記破砕物10gを投入
し、撹拌下で130℃で30分間加熱して、プラスチッ
クの溶解試験を行った。その結果を表2に示す。表2に
おいて、プラスチック成分が溶剤中に溶解した場合には
「○」で示し、溶解しなかった場合には「×」で示し
た。
は以下の通りである。 熱分解油A:PEの熱分解油 熱分解油B:PSの熱分解油とPEの熱分解油との混合
油(混合重量比=0.95/0.05) 熱分解油C:PEの熱分解油とPPの熱分解油とPSの
熱分解油との混合油(混合重量比=1/1/1) 熱分解油D:PEの熱分解油の沸点280℃以下の留分 熱分解油E:熱分解油Cの沸点150〜350℃の留分 熱分解油F:熱分解油Cの沸点280℃以下の留分 熱分解油G:PEの熱分解油の沸点280℃以下の留分
とPPの熱分解油の沸点280℃以下の留分とPSの熱
分解油の沸点280℃以下の留分の混合油(混合重量比
=8/8/84) 熱分解油H:PEの熱分解油の沸点280℃以下の留分
とPPの熱分解油の沸点280℃以下の留分とPSの熱
分解油の沸点280℃以下の留分の混合油(混合重量比
=44/45/11)
系プラスチック混合物(PE:41重量%、PP:35
重量%、PS:24重量%)20gを溶剤F100g中
に溶解して溶液とし、この溶液を、常法により、400
℃の温度及び常圧の条件下で熱分解して、分解生成油を
得た。次に、この分解生成油を蒸留して、沸点100〜
400℃の留分Aを得た。次に、この留分Aを分別溶剤
として用いた以外は参考例1と同様にしてプラスチック
混合物の溶解試験を行った。その結果、PE、PP及び
PSはいずれも溶解することが確認された。また、PV
C、PET及びABS樹脂はいずれも実質的に非溶解
で、溶剤中に固体状を保持していることが確認された。
また、前記留分Aに含まれる芳香族系炭化水素、パラフ
ィン系炭化水素及びオレフィン系炭化水素の割合を13C
−NMRのスペクトルに基づいて調べたところ、芳香族
系炭化水素:35%、パラフィン系炭化水素:50%及
びオレフィン系炭化水素:15%の結果が得られた。
スチック混合物の粉砕物を図1に示したフローシートに
従って処理した。 (1)溶解工程 分別溶剤として参考例2に示した留分Aを用い、この留
分A300重量部中に前記プラスチック混合物100重
量部を投入し、温度130℃、常圧の条件下で30分間
保持し、プラスチック混合物中の炭化水素系プラスチッ
クのみを選択的に溶解させた。 (2)固液分離工程 前記溶解工程で得た溶解生成物を温度130℃において
濾過により固液分離し、炭化水素系プラスチックを濃度
20重量%で含む溶液375重量部と、固体状の異炭化
水素系プラスチック25重量部を得た。 (3)分解工程 前記固液分離工程で得た炭化水素系プラスチックを含む
溶液100重量部を、温度400℃、常圧の条件で30
分間熱分解処理して、分解生成油98重量部を得た。 (4)分別溶剤用留分分取工程 前記分解工程で得た分解生成油を蒸留し、沸点400℃
以上の重質油留分0.7重量部と、沸点150℃以下の
軽質油留分5.4重量部とに分離した。 このようにして得た軽質油留分は、13C−NMRのスペ
クトルに基づいて求めた組成分析の結果、芳香族系炭化
水素:35%、パラフィン系炭化水素:50%及びオレ
フィン系炭化水素:15%からなるものであった。この
軽質油留分を分別溶剤として用いて、前記溶解工程と同
様にしてプラスチック混合物の溶解処理を行った結果、
炭化水素系プラスチックはいずれも溶解されたが、異炭
化水素系プラスチックはいずれも溶解されず、固体状に
保持されていることが確認された。
おいては、プラスチック廃棄物中に含まれる異炭化水素
系プラスチックは、溶解工程及び固液分離工程を経由す
ることにより、プラスチック廃棄物から除去され、分解
工程には導入されない。従って、本発明の場合は、異炭
化水素系プラスチックの分解生成物が原因となって生じ
た装置の腐蝕及び閉塞のトラブルや、有毒性ガスの発生
等の問題を何ら生じない。しかも、本発明の場合、分解
生成油から分取された留分をそのまま溶解工程における
分別溶剤として使用し得ることから、プロセス効率の非
常に高いものである。
1例を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 炭化水素系プラスチックと異炭化水素系
プラスチックからなるプラスチック廃棄物の処理方法に
おいて、 (i)該廃棄物を炭化水素系プラスチックを溶解する
が、異炭化水素系プラスチックを実質的に溶解しない分
別溶剤と接触させて該廃棄物中に含まれている炭化水素
系プラスチックのみを選択的に溶解させる溶解工程、 (ii)該溶解工程で得られた溶解生成物を、炭化水素系
プラスチックを溶解した分別溶剤溶液と、固体状の異炭
化水素系プラスチックとに分離する固液分離工程、 (iii)該固液分離工程で得られた炭化水素系プラスチ
ックの分別溶剤溶液を分解させて、分解生成油を得る分
解工程、を包含するとともに、該溶解工程における分別
溶剤の少なくとも一部として該分解工程で得られた分解
生成油の一部を用い、かつ該分別溶剤は芳香族系炭化水
素とパラフィン系炭化水素を含有する液状炭化水素混合
物からなることを特徴とするプラスチック廃棄物の処理
方法。 - 【請求項2】 該分解工程で得られた分解生成物を分別
溶剤分取工程に導入して分別溶剤用留分を分取し、この
留分の一部を分別溶剤の少なくとも一部として用いる請
求項1の方法。 - 【請求項3】 炭化水素系プラスチックが、ポリオレフ
ィン系プラスチック及び芳香族系プラスチックの中から
選ばれる少なくとも一種のプラスチックからなる請求項
1又は2の方法。 - 【請求項4】 異炭化水素系プラスチックが、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンテレフタレート及びABS樹脂の
中から選ばれる少なくとも一種のプラスチックからなる
請求項1〜3のいずれかの方法。 - 【請求項5】 炭化水素系プラスチック中に含まれる芳
香族系プラスチックの割合が、10〜90重量%である
請求項1〜4のいずれかの方法。 - 【請求項6】 分別溶剤中の芳香族系炭化水素の割合が
5〜70%及びパラフィン系炭化水素の割合が5〜85
%である請求項1〜4のいずれかの方法。
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|---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-02-15 JP JP5235096A patent/JP2921665B2/ja not_active Expired - Fee Related
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